JP4034823B2 - 水冷却式原子炉用の受動的緊急水素減少システム - Google Patents

水冷却式原子炉用の受動的緊急水素減少システム Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、冷却材喪失事故時に、触媒式水素の再結合により原子炉内に閉じ込め器内の水素を受動的に除去する、改良されたシステムに関する。
発明の背景
従来の水冷却式原子炉は、冷却材喪失事故(「LOCA」)による閉じ込めの完全性に対する脅威を最少限にするように設計されている。LOCAは2つの異なる問題を生じさせ得る。第一に、原子炉の冷却材回路の破損は、熱湯と蒸気との、閉じ込め雰囲気への噴出につながる。閉じ込め器から熱を除去するシステムが採用されない限り、閉じ込め器内の圧力および温度は閉じ込め器の設計限度を超えて上昇し得る。第二に、冷却材の喪失だけでなく緊急冷却材の冷却システムへの注入の失敗を含む深刻なLOCAにおいて、結果として起こる燃料温度上昇は、主要システム内の残留蒸気と、燃料シージング内のジルコニウムとの間の高温反応につながる。深刻な場合には、燃料シージングの完全な酸化が起こり得る。反応は発熱を伴い、水素を生成する。反応により生成された水素は、蒸気と共に主要システムの破損箇所から閉じ込め雰囲気に逃れる。深刻な事故においては、水素の質量放出比率は1秒当たり1キログラムのオーダーであり得る。水素濃度を自己発火限度未満に保つシステムが採用されない限り、潜在的に爆発性のガス混合物が、原子炉内の閉じ込め器内で生成され得る。
水冷却式原子炉の新しい設計は、LOCAの影響を軽減する場合に、電気供給、サービス水、および作業者の行為に依存することを回避する。このような設計は、閉じ込め器の圧力を設計限度内に維持するために、閉じ込め壁を通って閉じ込め雰囲気から熱を伝導させる受動的な手段を用いる。熱伝導を促進させるために、たとえば鋼鉄製閉じ込め壁および高架式タンクからの外部水冷却が用いられる。閉じ込め雰囲気からの熱は、自然対流によって閉じ込め壁に伝導される。破損箇所からの熱い蒸気は空気と混合し、閉じ込め器の最上部まで上昇して、冷たい閉じ込め壁と接触することにより冷却される。比較的冷たく比較的濃度の高い混合物が降下し、自然循環のプロセスが開始される。自然循環において、壁に近い流れは下向きに、中心部の流れは上向きである。初期ブローダウン期の後、閉じ込め器内の圧力および温度は、冷たい閉じ込め壁および他の冷たい表面上の蒸気の濃縮率が、破損箇所からの蒸気の排出率と等しくなるまで上昇する。
従来の原子炉の設計は、水素の蓄積を抑制するために様々な手段を用いている。予め不活性化させるのは一手段であり、通常の工場作業用の起動前または起動中に、閉じ込め器内の酸素欠乏雰囲気の生成を含む。不活性ガス(通常は窒素)が閉じ込め器内に注入されて空気に取り換わる。同時に空気は周囲に出て、酸素濃度を水素の燃焼に必要なレベル未満まで低下する。大型の設計に固有の実用上の困難を考慮して、予め不活性化させることは、通常小型の閉じ込め器のみに用いられる。
中型および大型の閉じ込め器の設計のためには、水素軽減用には一般に水素点火器が考慮されている。従来、水素点火器は閉じ込め器全体に、特に水素濃度が高い可能性が高い領域に分布されている。水素点火器は、水素濃度が点火閾値を超えるとすぐに燃焼を開始し、それにより、空間的および時間的にエネルギーの放出を分布しながら、ゆっくりした爆燃により水素を除去する。しかし、水素点火器の使用には、一箇所で開始した爆燃が、近傍のより感応性の高い(すなわち、水素の放出箇所により近い)領域に伝搬し得る、または可燃性の隣接容量(volume)(いわゆるジェット点火)に火が付いて予想以上に激しく伝搬し得るという危険がある。このことは、爆燃から、閉じ込め器の構造および装置に非常に高い負荷を引き起こし得るデトネーション(TDD)への移行につながり得る。意図的な点火の方法の更なる不利な点は、混合物を意図的に点火させることから起こり得る混合挙動と燃焼のタイプとが予測不可能である点である。この不確実性が、爆燃なしに水素を除去する方法の研究に拍車をかけた。さらに、AC電源に依存する点火器は、電気供給が喪失した場合には使用不可能であり得、電池式点火器は、制限された使用可能電力を考慮すると断続的使用に限られ、触媒式点火器は、点火し得る混合物の範囲、応答時間、ならびに毒、汚れまたは機械的なダメージに影響を受けやすいことに関する限界を有する。その結果、従来では、水素濃度を爆燃限界未満に維持する他の何らかの手段を設けて、このような他の手段が効果が無い場合にのみ、意図的に点火する方法を用いている。
このような他の手段のひとつは、水素再結合装置の使用である。水素再結合装置は、水素と酸素とを結合して水を生成し、それにより、閉じ込め器内の水素濃度を低下する。触媒式再結合装置は、熱式再結合装置とは対照的に、自動始動式で外部動力を必要としないため、受動的システムの一部として使用され得る。触媒式水素再結合装置は、閉じ込め器における使用が提案されてきたが、多くの要因のために実際には広く採用されてはいない。従来では、大型の原子炉の設計において、閉じ込め雰囲気の混合を用いて、破損源において生成される水素を閉じ込め器全体において希釈している。大容量の閉じ込め器は、水素が爆燃限界レベルに達する前に非常に大量の水素を希釈することが可能なため、この方法は効果的であると考えられる。このことは、LOCAに対処するために緊急措置をとり得る適切な時間の余裕を提供する。
水素再結合装置は、効率的に作業するためには、比較的高い空気の流速を必要とする。閉じ込め器の冷却を実行するために閉じ込め雰囲気の自然循環を従来の様式で用いることは、典型的には、受動的水素再結合器を大型の閉じ込め容量に対する対処に対して有効にするために十分高い流速を生成しない。また、閉じ込め器内における機械設備と空間との存在のために、LOCAにより引き起こされる自然対流の流れのパターンは極めて予測またはモデル化が困難であり、その結果、受動的水素再結合装置用の最適な位置を選択することは、不正確な技術にすぎないものとなる。そのため、水素再結合装置は通常、閉じ込め雰囲気の一部がファンによって循環される換気トランキング内に設けられることが考えられる。このことは勿論受動的システムではなく、循環ファンを駆動する動力が失われると効果が無い。再結合装置に対する空気の流れを改良するために、様々な方法が提案されている。DE3535103において、煙突効果によって再結合装置に対する流れを改良するために、垂直なシャフトおよびシャフト内の加熱装置の使用が開示されている。シャフトは再結合装置まで流れを導くのに効果的であるが、上昇気流を生成するために用いられる電気ヒーターが外部動力に依存している。加えて、大きなシャフトは、閉じ込め器内の装置への組み込みにおいて、明らかな物理的困難をもたらす。
多くの制限を鑑みて、水素再結合装置は、放射線分解と腐食とから生じる水素をルーチンで除去することのみに受け入れられている。事故管理での適用においては、これまで商業的な原子炉は水素再結合装置にのみ依存していたわけではなく、さらに点火器および/または不活性化をも提供している。そのため、触媒式再結合装置によって水素が除去され得る条件を改善する必要がある。
発明の要旨
本発明の一局面によると、閉じ込め壁内に、原子炉コアおよび該原子炉コアと関連する冷却材ラインを有する水冷却式原子炉における、該冷却材ラインの破損により引き起こされる冷却材喪失事故において生成される水素を、閉じ込め雰囲気から除去するシステムであって、じ込め器内に対流気流を確立する手段であって、ここで、上昇気流路と下流気流路とが熱を除去し、該上昇気流路は該冷却材ラインの領域に設けられ且つ破損箇所からの水素を運ぶために有効であり、該下降気流路は該閉じ込め壁に隣接する領域にある、手段と、該冷却ラインの下流の該上昇気流路にダクトで送るための手段であって、運ばれ水素をクトで送上昇気流路に有効に制限する手段と、該運ばれ水素が、ダクトで送られ上昇気流内の酸素と再結合するために該上昇気流路内に設けられた触媒式水素再結合装置とを含むシステムが提供される。
本発明の別の局面によると、前記上昇気流路と前記下降気流路とを確立する前記手段が、前記冷却材ラインの領域と外部閉じ込め壁との間に設けられて上開口部と下開口部とを有するバッフル壁を含み、該バッフル壁が、該下開口部から該冷却材ラインの領域を介して該上開口部までの該上昇気流路と、該バッフル壁と該外部閉じ込め壁との間の領域内にある該上開口部から該下開口部までの該下降気流路とを規定する。
本発明の別の局面によると、水素および上昇気流中の酸素がダクトで送られ上昇気流路は、蒸気発生エンクロージャを介する。
【図面の簡単な説明】
本発明を添付の図面を参照して説明する。
図1は、本発明の水素低減システムの模式図である。
図2は、本発明の、バッフル壁と水素再結合装置とを有するCANDU原子炉の断面図である。
好適な実施例の詳細な説明
図1に、本発明を広い概念で表現した模式図を示す。概して参照符号10で示される原子炉ビルディングは、閉じ込め壁12を含む。外壁14は閉じ込め壁12を囲み、最上部16と最下部18とで開放され、自然対流力により外部の冷却空気が流れ込み得る外部環状領域20を提供する。閉じ込め壁12は鋼鉄または他の熱伝導性金属で形成され得、他方外壁14は典型的にはコンクリートで形成される。鋼鉄およびコンクリートによる構造を図1に示すが、本発明は他の原子炉の設計と関連して使用され得る。
LOCAは、冷却材ラインの破損を引き起こす。原子炉コアは、典型的には閉じ込め器の底部の中心に設けられ、コアの回りおよび上部に冷却材ラインが集中している。説明のため、図1においては冷却材ラインの領域は概して参照符号22で示されている。参照符号22の領域の破損部からの蒸気は、閉じ込め器内部の中央空間23において上昇する傾向にあり、ドーム24で冷却され、冷たい閉じ込め壁12の内側表面に沿って下降する。このことは、熱を破損領域から遠ざけて閉じ込め壁12を通って閉じ込め器の外に出す自然対流の循環を引き起こす。明瞭化のために図1からは省略しているが、閉じ込め壁12の内部には典型的には、原子炉貯蔵室、燃料補給口、蒸気発生器囲い、ポンプ室などを含む、多数の機械設備空間が収容されていることは当業者には理解される。そのため、上記の自然対流循環は、多くの障害物にぶつかり、その結果、循環速度が相対的に低くなり精密な流路を予測することが困難である。
本発明によると、閉じ込め容量は、上昇気流路と下降気流路とに分割される。バッフル壁26は、閉じ込め壁12内部に、下降気流路を規定する環状空間28をバッフル壁26と閉じ込め壁12との間に設けるように、さらに上昇気流路を規定する中心空間23を設けるように、バッフル壁26から一定の空間を置いて設けられる。垂直に設けられたバッフル壁26によって分離された下降気流路と上昇気流路とは、上限近傍において、領域22内の水素源より上の高さで、バッフル壁26を通って開口部30により合流し、下限近傍において、領域22内の水素源より下の高さでは、バッフル壁26を通って開口部32により合流する。中央空間23における上昇気流は、上開口部30を通って環状空間28内で下降気流と連通し得、環状空間28内の下降気流は、下開口部32を通って中心空間23内で上昇気流と連通し得る。実際には、装置および機械設備の空間の割り込みにより、下流気流路を規定する空間28は正確には環状の領域ではなく、どちらかというと閉じ込め壁12内部周囲に設けられる、多くの不揃いの構成を有する空間を含む。その結果、下降気流路は、図1に示すよりも大幅に障害を有する。実際には、下開口部32がバッフル壁26を介して形成される真の開口部であり得るが、上開口部30がバッフル壁26の上限とドーム24との間の開放空間を通って容易に設けられ得る。
バッフル壁26の使用により、閉じ込め雰囲気の自然対流は増強され且つ導かれて、規定されて予測可能な上昇気流路と下降気流路とを形成する。水素源の領域22の上方および下方に開口部30および32を位置づけることにより、生成された水素が強い上昇気流路内に運ばれる。
原子炉コアの上方の領域の中央空間23は、典型的には、装置および機械設備の空間で充満している。その結果、通常、多くの離散した上昇気流路が存在する。本発明によると、水素再結合装置が配備されている上昇気流路以外のすべての上昇気流路は遮断され、上記冷却材ライン下流の同伴水素をダクト上昇気流路に制限するために、冷却材ラインの下流の上昇気流路は、ダクトにより送られて運ばれ水素が制限される。このことは、装置機械空間を規定する仕切りを、冷却材ライン上を通過する空気を、水素再結合装置が設けられた単一または限られた数の上昇気流路に導くか又はダクトで送るように、構成または改変することにより達成され得る。図1に、仕切り36を簡略に示す。仕切り36は、領域22内の水素源のすぐ下流に位置する、単一のダクトで送られる上昇気流路34を規定する。上記上昇気流路において、再結合装置が有利に設けられ得る。このことが、破損箇所からの運ばれた水素をダクトで送られる気流に制限し、それにより、閉じ込め雰囲気で混合および希釈を行う間に、運ばれた水素が再結合装置を通過することを保証する。バッフル壁26の使用により生成される強い上昇気流は、運ばれた水素との効果的な再結合をするための過剰の酸素を供給する。その結果、上昇気流路34内の再結合装置は、閉じ込め器内の水素レベルを非爆燃レベルに効果的に維持するために必要な動作条件を有する。加えて、水素と酸素との、発熱を伴う触媒式再結合反応により発生する熱は、破損個所を通過する閉じ込め雰囲気中の上昇流に寄与し、そのため閉じ込め雰囲気中の自然対流循環と熱伝導とを促進することを補助する。
図2に、本発明の、CANDU原子炉への適用を示す。原子炉は通常、閉じ込めシェル40を含み、閉じ込めシェル40は、原子炉コア42と蒸気発生器44とを収容する。主要システムにおいて、コア42からの冷却材は、冷却材ラインを介してポンプ46により蒸気発生器44に達してコア42に戻るように循環する。冷却材ラインは、概して参照符号48で示されるヘッダと、フィーダキャビネット49を介してコア42内の個々の燃料チャネルに連結されるフィーダとを含む。冷却材から奪われた熱は、主要蒸気ライン50を通って蒸気タービン(図示せず)に抜ける高圧蒸気を蒸気発生器44内において生成する。
閉じ込め容量はアクセス不能領域、アクセス可能領域、およびドーム領域から成る。バッフル壁62は、アクセス可能領域からアクセス不能領域を分割する。中心に設けられたアクセス不能領域は通常、蒸気発生器エンクロージャ52、燃料機械貯蔵部56、ヘッダ48に隣接する領域、およびフィーダキャビネット49を含む。環状、または部分的に環状のアクセス可能領域は、概して参照符号58で示され、様々な機械設備の空間を有する。ドーム領域は概して参照符号60で示される。
本発明によると、雰囲気がアクセス可能領域58と燃料機械貯蔵部56との間で連通することを可能にするために、バッフル壁62の低い位置に下開口部64が設けられている。同様に、中心のアクセス不能領域からの雰囲気が、蒸気発生器エンクロージャ52の上端および後で詳細に説明するドーム領域60を介してアクセス可能領域と連通することを可能にするために、バッフル壁62が上開口部66を有する。図2から明らかであるように、バッフル壁62は、実際には閉じ込め器内の改変された構造を有する壁であり、必ずしも閉じ込め器内の周囲に沿って連続していない。その結果、バッフル壁62と閉じ込め壁40との間の「環状」のアクセス可能領域58は、形状が不揃いで、閉じ込め器内の周囲に設けられる一連の離散空間になり得る。別の例においては、バッフル壁62は、クレーン壁または他の垂直に設けられた仕切り壁として形成され得る。図2からも明らかであるように、上開口部66は実際には、アクセス不能領域と連通する、バッフル壁62の上限の上方空間である。
LOCA後の初期ブローダウンフェーズにおいて、燃料は適切に冷たく維持される。しかし数分以内に且つ緊急冷却材の損失に伴い、燃料温度が、水素の生成が開始されて閉じ込め雰囲気に放出されるのに十分な温度まで上昇する。この遅延は、水素の放出に先だって空気および蒸気の自然対流循環が確立されるに十分な時間を与えることができるため、この遅延は大きい。水素が放出されると、自然対流により確立された流路内において、空気および蒸気と共に循環し始める。
LOCAにおいて、破損の最も生じやすい位置は、ヘッダ48またはフィーダキャビネット49内のフィーダ内である。事故が起こるとすぐに、蒸気および熱湯が破損部位から急速に逃げる。蒸気は空気と混合して燃料機械貯蔵部56の領域を急速に充満し、蒸気発生器エンクロージャ52を通って上昇し、蒸気発生器エンクロージャ52の最上部で開放しているパネル68を介してドーム領域60に流れ込む。熱い混合物は、ドーム領域60の冷たい内表面および閉じ込め壁40の上部とに接触し、冷却および凝縮し始める。この冷却され凝縮した蒸気と空気との混合物は、閉じ込め壁40の内表面を超えて環状領域58を降下して、自然対流のプロセスを開始する。それにより、アクセス可能領域58内の蒸気と空気との混合物の流れは下向きになり、下開口部64を通ってアクセス不能領域にまで通過する。中央のアクセス不能領域内の空気の流れは上向きである。
閉じ込め壁40は、制限された熱容量を有しており、本発明の下降気流路を規定するアクセス可能領域58内の閉じ込め雰囲気から熱を除去するために他の手段が用いられない限り、閉じ込め器内の自然対流の循環は衰える。この熱の除去は、当業者に公知の多くの方法で行われ得る。たとえば鋼鉄の閉じ込め器を用いた原子炉の設計においては、熱の拒絶反応を改善するために、閉じ込め器の外表面に高架式外部タンクから冷却水を供給することが公知である。これは、図1に模式的に示され且つ参照符号14で示されているような外壁による、閉じ込め器の外側の湿った表面に亘る、増強された空気循環としばしば組み合わせられる。別の例においては、図2および1995年10月3日に出願され、ここに参考のため援用する同時係属中の米国特許出願シリアル番号 に開示されるように、閉じ込め器内の熱伝導および自然対流は、アクセス可能領域58内の高い位置に設けられる管状バンク72という形態の熱交換器という手段により強化され得る。熱交換器72は、熱交換管内の伝導流により、熱を閉じ込め雰囲気からライン76を通って高架式外部貯水部74まで伝導するために用いられる。
バッフル壁62は、閉じ込め雰囲気中の自然対流の循環を大幅に促進し、冷却材ラインの領域を通過する良好に形成された上昇気流路を保証する。水素源が存在する可能性が最も高い、フィーダキャビネット49およびヘッダ48の領域のすぐ下流の上昇気流路は、蒸気発生器エンクロージャ52に閉じ込められる。本発明によると、水素再結合装置70は、水素源のすぐ下流の上昇気流路内に設けられ、好適には蒸気発生器エンクロージャ52内に設けられ得る。図2に示すように、再結合装置70は、各蒸気発生器を横断するように設けられており、それにより、各蒸気発生器内の上昇気流が、開放パネル68を通ってドーム領域60に出る前に再結合装置を通過しなければならないようになっている。
上昇気流路が再結合装置70を迂回しないことを保証するために、蒸気発生器エンクロージャ52以外の任意の別の上昇通路は封鎖される。従来の原子炉の構成においては、冷却材ライン上に設けられるバルクヘッドおよびデッキヘッドは、通常封鎖されているか、又は任意のそのような別の流路を封鎖するように構成または改変され得る。原子炉の蒸気発生器エンクロージャが、制限されたアクセスなどの理由のために不便な場合は、特に再結合装置を収容するために別の単数または複数の上昇路が工夫され得る。
バッフル壁62の下開口部64は、アクセス不能領域からアクセス可能領域への空気の循環を妨げるために、通常動作中、パネル(図示せず)によって密閉され得る。LOCA信号が発信されると、このようなパネルは、蒸気発生器エンクロージャ52の最上部のパネル68と共に、機械式に開放されるか又は圧力の上昇によって吹き飛ばされ得て、パネル部分を介した閉じ込め器内への空気の循環を許可する。別の例では、壁部分を重複させることにより、このようなパネルが排除され得るか又は下開口部64が形成され得て、それにより、燃料機械貯蔵部56近傍のアクセス不能領域と、アクセス可能領域58との間の、原子炉からの放射が逃げ得る、如何なる視線開口部をも排除するようになっている。この配置により、通常の動作中に閉じ込め雰囲気中の自然対流が連続し、管状バンク72または同様に設けられた冷却装置が、トリチウム化した蒸気を凝縮してアクセス可能領域に循環するトリチウムのレベルを低減するために用いられ得る。
CANDU6型原子炉のLOCA計算は、2.7m3/秒までの水素生成速度を示した。バッフル壁62および高架式チューブバンク72の使用により、水素の放出期間中に、少なくとも85m3/秒の、各燃料機械貯蔵部56への空気および蒸気の上昇速度が達成可能である。破損箇所からのすべての水素が、単一の燃料機械貯蔵部56内の上昇気流と混合すると仮定すると、再結合装置70に入る水素の濃度は約3.1%である。この空気流によると、約80%の効率を有する再結合装置は、再結合装置の出口における水素濃度を約0.6%未満まで低減する。最終的には、再循環する空気と蒸気とは、0.6%の水素濃度を有し、それにより、再結合装置の入口における総水素濃度を約4%までにする。これは、約5%という爆燃限界より低く、デトネーション限界よりも大幅に低い。
与えられた流量の場合、再結合装置の流領域が小さければ小さいほど、効率は高くなる。しかし、過剰に小さい流領域は、大幅な圧力降下につながり、十分な空気流が達成されない。加えて、より小さい再結合装置の流れの断面積は、ブローダウン中に再結合装置に対して許容できない程の強い力を与えるという結果になり得る。与えられた空気流量および水素濃度に対する再結合装置の流領域のサイズを決定する適切な計算は、当該分野において周知である。CANDU型の原子炉の場合、蒸気発生器エンクロージャ当たりの10m2オーダーの再結合装置の流れの断面積が示されている。
当業者には理解されるように、破損箇所近傍の再結合装置から上流の水素濃度は、爆燃レベルを越える得るが、破損箇所近傍の爆燃は、制限された容量内の水素の量によって限定される。加えて、再結合装置から出る水素は原子炉のドーム領域60で再濃縮し得る。このことは、この領域に追加の再結合装置が従来の様式で分布される必要性を示し得る。
任意の潜在的水素源が再結合装置のすぐ下流にあることを保証するために、LOCAにおける破損の影響を受けやすいパイピングのうちのいくつかの位置を僅かに変更することが必要であり得る。たとえば、加圧器(図示せず)と関連する圧力解放パイピングは通常、最上部、すなわち、再結合装置にとって望ましい高さよりも高い位置で加圧器を出る。このパイプの破損箇所からの水素は、再結合装置を迂回するか、または閉じ込められる。この潜在的な問題を克服するために、圧力解放パイピングは、加圧器内部を通って下げられて再結合装置下方の位置で底から排出され得る。本発明が適用される原子炉設備の精密な構造によっては、他の同様の適応が必要に応じてなされ得る。
本発明を、AECL CANDU加圧型重水原子炉と関連して述べてきたが、本発明は、加圧型軽水原子炉を含む従来の原子炉の設計にも、適宜改変を加えることにより適用され得る。

Claims (6)

  1. 閉じ込め壁(12、40)内に、原子炉コア(42)および該原子炉コアと関連する冷却材ラインを有する水冷却式原子炉(10)における使用のための、該冷却材ラインの破損により引き起こされる冷却材喪失事故において生成される水素を、閉じ込め雰囲気から除去するシステムであって
    じ込め器内に対流気流を確立する手段であって、ここで、上昇気流路と下流気流路とが熱を除去し、該上昇気流路は該冷却材ラインの領域に設けられ且つ破損箇所からの水素を運ぶために有効であり、該下降気流路は該閉じ込め壁(12)に隣接する領域にある、手段と、
    少なくとも1つのダクトを取り込む少なくとも1つの仕切りであって、該冷却材ラインの下流の該上昇気流路にダクトり、運ばれ水素を該ダクトで送る上昇気流路に有効に制限する少なくとも1つの仕切りと、
    該運ばれ水素を該ダクトられる上昇気流内の酸素と再結合する、該ダクトで送る上昇気流路内に設けられた触媒式水素再結合装置(70)と、
    を備え、
    ここで、該上昇気流路と該下降気流路とを確立する該手段が、該冷却材ラインの領域と外部閉じ込め壁(12、40)との間に設けられて上開口部(66)と下開口部(64)とを有するバッフル壁(62)を含み、該バッフル壁(62)が、該下開口部(64)から該冷却材ラインの領域を介して該上開口部(66)までの該上昇気流路と、該バッフル壁(62)と該外部閉じ込め壁(12、40)との間の領域内にある該上開口部(66)から該下開口部(64)までの該下降気流路とを規定する、システム。
  2. 蒸気発生器エンクロージャ(52)が、前記閉じ込め器内部に存在し、前記ダクトで送上昇気流路が該蒸気発生器エンクロージャ(52)を介する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記下開口部(64)と前記蒸気発生器エンクロージャ(52)とは通常、冷却材喪失事故により生成される圧力上昇の場合に開くように設けられているブローアウトパネルによって、空気流に対して閉状態にある、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記上開口部(66)は、前記冷却材ライン上方に設けられ、前記下開口部(64)は、該冷却材ライン下方に設けられている、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記下降気流路から熱を除去する手段をさらに含む、請求項2に記載のシステム。
  6. 前記熱を除去する手段は、前記下降気流路内に設けられ、高架式貯水部(74)と対流熱交換関係にある熱交換機(72)である、請求項5に記載のシステム。
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