JP4032212B2 - Print control program, print control apparatus, and print control method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷制御プログラム、印刷制御装置および印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の印刷制御プログラムは、印刷物を重ねたまま折り曲げて製本する重ね折り製本印刷等の製本印刷の機能を有しており、コンピュータのアプリケーションプログラムで作成された印刷データを入手して製本印刷用の印刷用実データを作成することができる。コンピュータに接続されたプリンタは、この印刷用実データを入手すると、印刷用紙に対して重ね折り製本印刷を行う。コンピュータの利用者は、重ね折り製本印刷された印刷物を重ねたまま折り曲げ、折り曲げた部分をステープルにて綴じると、製本を行うことができる。また、製本印刷の機能が使用されずに印刷された印刷物でも、印刷物を重ねてステープルにて綴じることにより、製本を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術では、重ね折り製本印刷された印刷物の枚数が多い場合、厚すぎてステープルにて綴じることができないことがある。この場合、印刷物を分冊する必要があるが、印刷用紙を重ねる枚数が変わると印刷レイアウトも変わるため、利用者は、分冊する単位で印刷用紙がステープル可能な枚数以下となるように印刷データを分割し、再度印刷を行わなければならない。そのため、印刷用紙が無駄になるとともに、再度印刷を行うために時間がかかってしまうという課題があった。また、重ね折り製本印刷の機能を使用しない場合でも、印刷物の枚数が多いとステープルにて綴じることができない。その結果、印刷物をステープル可能な枚数以内にして分冊し、再度ステープルを行うのに時間がかかってしまう。
さらに、ステープルが行われて重ねられる複数の冊子は、ステープルの針どうしが接触することによりステープルが行われた箇所だけ厚くなる。このため、ステープルが行われた冊子を重ねにくいという課題もあった。
【0004】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、印刷物をステープルにて綴じる際、確実にステープルを行うことが可能な印刷制御プログラム、印刷制御装置および印刷制御方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、印刷データを入手し、プリンタに出力して印刷用紙に印刷させる印刷用実データを作成する印刷制御プログラムであって、上記印刷用紙の用紙種類を取得する用紙種類取得機能と、この用紙種類取得機能にて取得された用紙種類に基づいて、上記印刷用紙に対してステープル可能なステープル可能枚数を設定するステープル枚数設定機能と、上記印刷データを入手する印刷データ入手機能と、上記ステープル枚数設定機能にて設定されたステープル可能枚数を基準にして、上記印刷データ入手機能にて入手された印刷データから上記印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させるとともに上記印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置を示す情報を印字させる上記印刷用実データを作成する印刷制御機能とをコンピュータに実現させる構成としてある。
【0006】
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、印刷データを入手し、プリンタに出力して印刷用紙に印刷させる印刷用実データを作成するに際して、用紙種類取得機能で印刷用紙の用紙種類を取得すると、ステープル枚数設定機能は、用紙種類取得機能にて取得された用紙種類に基づいて、印刷用紙に対してステープル可能なステープル可能枚数を設定する。また、印刷データ入手機能が印刷データを入手すると、印刷制御機能は、ステープル枚数設定機能にて設定されたステープル可能枚数を基準にして、印刷データ入手機能にて入手された印刷データから印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させるとともに上記印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置を示す情報を印字させる印刷用実データを作成する。
【0007】
すると、印刷用実データに基づいて印刷された印刷用紙は、ステープル可能な枚数で分冊されている。すなわち、印刷された印刷用紙である印刷物をステープルにて綴じる際、厚すぎて綴じることができない事態を防止することができ、印刷物に対して確実にステープルを行うことが可能となる。また、上記重ね折り製本印刷の機能を使用する場合には、ステープルを行うことができないことによる印刷用紙の無駄や、再度印刷する手間をなくすことができる。さらに、印刷用紙にステープルが行われるステープル位置を示す情報が印字される。したがって、ステープルを行う利用者は、印字されたステープル位置を目印としてステープルを行うことができ、利便性が向上する。
なお、印刷用実データの出力先であるプリンタは、印刷用紙に対して印刷を行うことができればよく、様々な態様が考えられる。例えば、本印刷制御プログラムを実行するコンピュータとは別に設けられて接続ケーブルを介して接続されたものであってもよいし、同コンピュータと一体型とされたものであってもよい。
【0008】
ここで、用紙種類取得機能の構成の一例として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載の印刷制御プログラムにおいて、上記用紙種類取得機能は、上記印刷用紙の種類の選択入力を受け付け、選択入力された内容から上記用紙種類を取得する構成としてある。
すなわち、用紙種類は、利用者にて行われる印刷用紙の種類について選択入力された内容から取得される。むろん、用紙種類取得機能の構成は様々可能であり、例えば、印刷用実データを入手して印刷用紙に印刷を行う印刷機から用紙種類を取得する構成としてもよい。
【0009】
また、ステープル枚数設定機能の構成の一例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項1または請求項2に記載の印刷制御プログラムにおいて、上記ステープル枚数設定機能は、ステープルの種類を取得するステープル種類取得機能を有し、取得したステープルの種類に応じて上記ステープル可能枚数を設定する構成としてある。
上記のように構成した請求項3にかかる発明において、ステープル枚数設定機能は、ステープル種類取得機能にてステープルの種類を取得し、取得したステープルの種類に応じてステープル可能枚数を設定する。すなわち、ステープルの種類に応じて適切にステープル可能枚数を設定することができる。
【0010】
さらに、ステープルの種類と上記用紙種類とからステープル可能枚数を設定する構成の一例として、請求項4にかかる発明は、上記請求項3に記載の印刷制御プログラムにおいて、上記ステープル枚数設定機能は、上記用紙種類とステープルの種類とステープル可能枚数とを対応させて格納したステープル対応テーブルを参照して上記ステープル可能枚数を設定する構成としてある。
上記のように構成した請求項4にかかる発明において、ステープル枚数設定機能は、ステープル対応テーブルを参照すると、用紙種類とステープルの種類とから対応するステープル可能枚数を取得することができる。すなわち、簡易な構成でステープル可能枚数を容易に設定することができる。
【0011】
ここで、同じ用紙種類であっても、メーカーが異なる等の理由で印刷用紙の厚さや紙質が若干異なる場合がある。また、同じステープルの種類であっても、同様の理由で綴じることができる印刷用紙の枚数が若干異なる場合がある。そこで、請求項5にかかる発明は、上記請求項3または請求項4に記載の印刷制御プログラムにおいて、上記ステープル枚数設定機能は、上記ステープル可能枚数の変更の操作入力を受け付け、操作入力された内容から同ステープル可能枚数を設定する構成としてある。
すなわち、ステープル可能枚数は、利用者にて行われるステープル可能枚数の変更について操作入力された内容から設定される。したがって、ステープル対応テーブルに格納されたステープル可能枚数を最適な枚数に調整することができ、利便性が向上する。むろん、ステープル枚数設定機能の構成は上記以外にも様々可能であり、例えば、印刷用紙やステープルのメーカーとステープル可能枚数とを対応させて格納したステープル対応テーブルを用いてステープル可能枚数を設定する構成としてもよい。
【0012】
ところで、印刷用紙に対する印刷の種類は一つしかない場合もあれば、複数ある場合もある。そこで、請求項6にかかる発明は、上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷用紙に対する印刷種類を取得する印刷種類取得機能が設けられ、上記印刷制御機能は、上記印刷種類取得機能にて取得された印刷種類に基づいて上記印刷用実データを作成する構成としてある。
【0013】
上記のように構成した請求項6にかかる発明においては、印刷種類取得機能が印刷用紙に対する印刷種類を取得すると、印刷制御機能は取得された同印刷種類に基づいて印刷用実データを作成する。すなわち、印刷種類に応じて適切に印刷用実データを作成することができる。
【0014】
また、上記印刷種類に応じてステープル可能となるように分冊させる印刷用実データを作成してもよく、その構成の一例として、請求項7にかかる発明は、上記請求項6に記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷制御機能は、上記印刷種類取得機能にて取得された印刷種類が印刷の枚数に応じて印刷用紙内での印刷ページの振り分けが変わる印刷種類であるときに、上記印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる上記印刷用実データを作成する構成としてある。
すなわち、印刷制御機能の構成の一例を提供することができるとともに、印刷物が厚すぎてステープルを行うことができないと再度印刷する必要が生じる印刷種類で印刷する場合に、印刷された印刷用紙は確実にステープル可能な枚数で分冊されることになる。
【0015】
ここで、具体的な構成の一例として、請求項8にかかる発明は、上記請求項7に記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷制御機能は、上記印刷種類が重ね折り製本印刷であるときに、上記印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる上記印刷用実データを作成する構成としてある。
すなわち、印刷物が厚すぎてステープルを行うことができないと再度印刷する必要が生じる重ね折り製本印刷の機能を使用する場合に、印刷された印刷用紙は確実にステープル可能な枚数で分冊されることになる。
むろん、重ね折り製本印刷以外にも、背表紙を付ける袋綴じ印刷等であるときに印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる印刷用実データを作成するようにしてもよい。また、印刷の枚数に応じて印刷用紙内での印刷ページの振り分けが変わらない印刷種類であっても、印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる印刷用実データを作成してもよいのは言うまでもない。
【0016】
さらに、印刷データを入手し、プリンタに出力して印刷用紙に印刷させる印刷用実データを作成する印刷制御プログラムであって、上記印刷データを入手する印刷データ入手機能と、上記印刷用紙に対してステープル可能なステープル可能枚数を基準にして、上記印刷データ入手機能にて入手された印刷データから上記印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させるとともに上記印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置を示す情報を印字させる上記印刷用実データを作成する印刷制御機能とをコンピュータに実現させてもよい。
上記のように構成した発明においては、印刷用紙にステープルが行われるステープル位置を示す情報が印字される。したがって、ステープルを行う利用者は、印字されたステープル位置を目印としてステープルを行うことができ、利便性が向上する。
【0017】
ここで、ステープルが行われて重ねられる複数の冊子は、ステープルの針どうしが接触することによりステープルが行われた箇所だけ厚くなりがちである。そこで、請求項9にかかる発明は、上記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷制御機能は、分冊を行う毎に上記ステープル位置をずらして情報を印字させる上記印刷用実データを作成する構成としてある。
上記のように構成した請求項9にかかる発明においては、印刷用紙に印字されるステープル位置は分冊が行われる毎にずれている。印字されたステープル位置を目印としてステープルが行われて重ねられた複数の冊子は、ステープルの針どうしが接触しないため、ステープルが行われた箇所だけ厚くならなくなる。その結果、冊子を重ねやすくなる。
【0018】
また、ステープル位置を印字する構成を利用した一例として、請求項10にかかる発明は、上記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷制御機能は、分冊を行う毎に上記ステープル位置に異なる情報を印字させる上記印刷用実データを作成する構成としてある。
上記のように構成した請求項10にかかる発明においては、ステープル位置に印字される情報は分冊された冊子毎に異なっている。すなわち、利用者は、ステープル位置に印字された情報を確認することにより、どの冊子かを把握するのが容易となる。
【0019】
ここで、上記異なる情報の一例として、請求項11にかかる発明は、上記請求項10に記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷制御機能は、分冊を行う毎に上記ステープル位置に通し番号を印字させる上記印刷用実データを作成する構成としてある。
すなわち、ステープル位置に印字される情報は冊子毎に異なる通し番号であるため、利用者は、冊子が何分冊目になるかを把握するのが容易となる。なお、通し番号の態様は様々可能である。したがって、通し番号は1から始まる必要はなく、分冊が行われる毎に少なくなるように番号が付与されてもよい。また、分冊された冊子の数を含めた情報としてもよい。
むろん、ステープル位置に印字する情報は、通し番号以外にも様々可能であり、例えば、分冊が行われる毎に異なる数とした丸を印字する情報としてもよいし、異なる図形を印字する情報としてもよい。
【0020】
ところで、利用者に分冊箇所を把握させるためには、分冊を行う毎にステープル位置に異なる情報を印字する以外にも様々可能である。その構成の一例として、請求項12にかかる発明は、上記請求項1〜請求項11のいずれかに記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷制御機能は、分冊を行うときに分冊箇所を示す印刷用紙を挿入させる上記印刷用実データを作成する構成としてある。
すなわち、印刷物には、分冊箇所を示す印刷用紙が挿入されている。したがって、分冊箇所を容易に把握することができる。
ここで、分冊箇所を示す印刷用紙は、様々な態様が可能であり、印刷されていなくてもよいし、ダミーページであることを意味する情報が印字されたものであってもよい。
【0021】
また、別の一例として、請求項13にかかる発明は、上記請求項1〜請求項12のいずれかに記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷制御機能は、分冊を行うときに印刷された印刷用紙の排紙位置を変更させる上記印刷用実データを作成する構成としてある。
すなわち、印刷用紙に印刷する印刷機に排紙位置を変更させるシフター等の機能がある場合、印刷されて排紙された印刷用紙は、冊子毎に排紙位置が異なっている。したがって、分冊箇所を容易に把握することができる。
【0022】
さらに、別の一例として、請求項14にかかる発明は、上記請求項1〜請求項12のいずれかに記載の印刷制御プログラムにおいて、上記印刷制御機能は、分冊を行うときに排紙された印刷用紙の向きを変更させる上記印刷用実データを作成する構成としてある。
すなわち、印刷用紙に印刷する印刷機に印刷用紙の排紙の向きを変更させる機能がある場合、印刷されて排紙された印刷用紙は、冊子毎に向きが異なっている。したがって、例えば、印刷機がたて排紙とよこ排紙とを切り換える機能を有している場合に好適である。
【0023】
なお、冊子を変える毎にステープル位置をずらして情報を印字させる印刷用実データを作成すると、印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる印刷用実データを作成する場合以外でも、印字されたステープル位置を目印としてステープルが行われて重ねられる複数の冊子はステープルが行われた箇所だけ厚くなることはない。そこで、請求項15にかかる発明は、印刷データを入手し、プリンタに出力して印刷用紙に印刷させる印刷用実データを作成する印刷制御プログラムであって、上記印刷データを入手する印刷データ入手機能と、この印刷データ入手機能にて入手された印刷データに基づいて複数の冊子を印刷させる際、冊子が変わる毎に上記印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置をずらしながら同ステープル位置を示す情報を印字させる上記印刷用実データを作成する印刷制御機能とをコンピュータに実現させる構成としてある。
すなわち、印刷データ入手機能が印刷データを入手すると、印刷制御機能は、冊子が変わる毎に印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置をずらしながら同ステープル位置を示す情報を印字させる印刷用実データを作成する。したがって、印刷用紙に印字されるステープル位置は冊子が変わる毎にずれるため、ステープルが行われた複数の冊子を重ねても、ステープルが行われた箇所だけ厚くならなくなる。
【0024】
ところで、本発明の印刷制御プログラムを実施する上で、プログラムのデータを記録媒体に記録し、この記録媒体を流通させる場合もある。そして、この記録媒体からデータを適宜サーバやクライアントに読み込むことが考えられるが、この記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。また、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現される場合においても本発明の思想において全く異なるものはなく、一部を記録媒体上に記録しておいて必要に応じて適宜読み込む形態のものも含まれる。さらに、一次複製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等である。
【0025】
また、本発明の印刷制御プログラムはコンピュータにおいて実現され、このようなコンピュータを含んだ実体のある装置としても適用可能であることは容易に理解できる。従って、請求項16、請求項17にかかる発明においても、基本的には同様の作用となる。すなわち、必ずしも印刷制御プログラムに限らず、その装置としても有効であり、請求項2〜請求項14に記載された構成を当該装置に対応させることも可能であることは言うまでもない。むろん、このような印刷制御装置は単独で実施される場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で他の方法とともに実施されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むものであって、適宜、変更可能である。
【0026】
さらに、本発明の印刷制御プログラムが上述の機能に対応した所定の制御手順に従って処理を進めていく上で、その根底にはその手順に発明が存在するということは当然である。従って、本発明は方法としても適用可能であり、請求項18、請求項19にかかる発明においても、基本的には同様の作用となる。すなわち、必ずしもプログラムに限らず、その方法としても有効であり、請求項2〜請求項14に記載された構成を当該方法に対応させることも可能であることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、印刷物をステープルにて綴じる際、確実にステープルを行うことが可能になるとともに、印字されたステープル位置を目印としてステープルを行うことができるので、利便性を向上させることが可能な印刷制御プログラムを提供することができる。
また、請求項2にかかる発明によれば、用紙種類取得機能を簡易に構成することができる。
さらに、請求項3にかかる発明によれば、ステープルの種類に応じて適切にステープル可能枚数を設定することが可能となる。
【0028】
さらに、請求項4にかかる発明によれば、簡易な構成でステープル可能枚数を容易に設定することが可能となる。
さらに、請求項5にかかる発明によれば、ステープル可能枚数を最適な枚数に調整することができ、利便性を向上させることができる。
さらに、請求項6にかかる発明によれば、印刷種類に応じて適切に印刷用実データを作成することが可能となる。
【0029】
さらに、請求項7にかかる発明によれば、印刷物が厚すぎてステープルを行うことができないと再度印刷する必要が生じる印刷種類で印刷する場合に、印刷物をステープル可能な枚数で確実に分冊することができる。
さらに、請求項8にかかる発明によれば、印刷物が厚すぎてステープルを行うことができないと再度印刷する必要が生じる重ね折り製本印刷の機能を使用する場合に、印刷物をステープル可能な枚数で確実に分冊することができる。
【0030】
さらに、請求項9にかかる発明によれば、ステープルが行われた複数の冊子を重ねても、ステープルが行われた箇所だけ厚くなることを防止することができる。
さらに、請求項10にかかる発明によれば、分冊された冊子の内どの冊子かを把握するのが容易となるので、利便性を向上させることができる。
さらに、請求項11にかかる発明によれば、分冊された冊子が何分冊目かを把握するのが容易となるので、利便性を向上させることができる。
【0031】
さらに、請求項12〜請求項14にかかる発明によれば、分冊箇所を容易に把握することができ、利便性を向上させることができる。
さらに、請求項15、請求項17、請求項19にかかる発明によれば、ステープルが行われた複数の冊子を重ねても、ステープルが行われた箇所だけ厚くなることを防止することが可能な印刷制御プログラム、印刷制御装置および印刷制御方法を提供することができる。
さらに、請求項16、請求項18にかかる発明によれば、印刷物をステープルにて綴じる際、確実にステープルを行うことが可能になるとともに、印字されたステープル位置を目印としてステープルを行うことができるので、利便性を向上させることが可能な印刷制御装置および印刷制御方法を提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)印刷制御プログラムを実行可能なコンピュータの構成:
(2)印刷制御プログラムの概略構成:
(3)印刷インターフェイス画面の例:
(4)プリンタドライバを構成する各モジュール:
(5)本実施形態の動作:
【0033】
(1)印刷制御プログラムを実行可能なコンピュータの構成:
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる印刷制御プログラムを実行可能なコンピュータの概略構成を示したブロック構成図である。
図において、コンピュータ10は演算処理の中枢をなすCPU11を備えており、このCPU11はシステムバス12を介してROM13やRAM14にアクセス可能である。また、システムバス12には外部記憶装置であるハードディスクドライブ15とCD−ROMドライブ16とフロッピーディスクドライブ17とが接続されている。ハードディスクドライブ15に接続されてデータを格納するハードディスク15aには、ソフトウェアとしてオペレーティングシステム(以下、OSと呼ぶ。)や文書情報や画像情報を作成可能なアプリケーションプログラム(以下、APLと呼ぶ。)等が格納されており、これらのソフトウェアは、実行時にCPU11によって適宜RAM14に転送される。本印刷制御プログラムも、ハードディスク15aに記憶されている。そして、CPU11は、当該RAM14に適宜アクセスしてソフトウェアを実行する。すなわち、RAM14を一時的なワークエリアとして利用しながら種々のプログラムを実行することになる。
【0034】
システムバス12には入力インターフェイス18が接続されており、この入力インターフェイス18には、キーボード18aやマウス18bが操作用入力機器として接続されている。また、システムバス12にはCRTインターフェイス19が接続され、このCRTインターフェイス19を介して表示用のディスプレイ19aが接続されている。さらに、システムバス12にはプリンタインターフェイス20が接続され、このプリンタインターフェイス20を介して所定の印刷ジョブに基づいて印刷用紙に印刷するプリンタ20aが接続されている。本印刷制御プログラムは、後述するように重ね折り製本印刷等の製本印刷や背表紙付き袋綴じ印刷等の機能を有しており、これらの機能に基づいて印刷ジョブを作成することが可能である。
【0035】
ここで、コンピュータ10とプリンタ20aとの接続インターフェイスはパラレルインターフェイスに限られる必要もなく、シリアルインターフェイスやSCSI,USB接続など種々の接続態様を採用可能であるし、今後開発されるいかなる接続態様であっても同様である。
本実施形態のコンピュータ10はいわゆるデスクトップ型パーソナルコンピュータであり、構成を簡略化して説明している。むろん、コンピュータ10にはコンピュータとして一般的な構成を有するものを採用することができ、ノート型であるとか、モバイル対応のものであってもよい。また、コンピュータ10は、パーソナルコンピュータに限定されるものではない。
【0036】
上述したように各ソフトウェア類は、ハードディスク15aに格納されているが、各ソフトウェアを格納可能な記録媒体は、ハードディスク15aに限定されるものではない。例えば、CD−ROM16aであるとか、フロッピーディスク17aであってもよい。これらの記録媒体に記録されたソフトウェアは、CD−ROMドライブ16やフロッピーディスクドライブ17を介してコンピュータ10にて読み込まれ、ハードディスク15aにインストールされることになる。そして、上述したようにCPU11によってハードディスク15aを介してRAM14上に読み込まれて各種処理が実行されることになる。また、記録媒体は、これらに限定されず、光磁気ディスクなどであってもよい。また、半導体デバイスとしてフラッシュカードなどの不揮発性メモリなどを利用することも可能である。また、システムバス12に接続されたモデム等の通信インターフェイス21によって所定の通信回線21aに接続し、この通信回線21a上に設置されている各プログラム類を格納可能なファイルサーバ21bにアクセスして、各ソフトウェア類をダウンロードすることも可能である。
【0037】
ここで、プリンタ20aは、図示しないCPU,ファームウェア等を備えており、このファームウェアに記載されたプログラムに従って、コンピュータ10から送信されるCMYKのデータやページ記述言語等からなる印刷用実データをプリンタインターフェイス20を介して受信する。本プリンタ20aは、印刷された印刷用紙の排紙位置をスライドさせるシフターの機能を備えるとともに、排紙向き、すなわち、たて排紙と横排紙とを切り換える機能も備えている。コンピュータ10から排紙位置をスライドさせる印刷用実データや、たて排紙と横排紙とを切り換える印刷用実データが送信されると、プリンタ20aは同印刷用実データに基づいて排紙位置をスライドさせたり、排紙向きを切り換えたりする。この他、プリンタ20aは印刷用実データに基づいて所定の駆動装置にて印字ヘッドや印刷用紙搬送機構を駆動しながら印刷を実行する。
【0038】
以上のハードウェアを前提として、コンピュータ10上では、図2に示す態様でハードディスク15aに格納されたソフトウェアが実行されている。すなわち、上述したハードウェアを基礎としてバイオス15a1が実行され、その上層にてOS15a2と、APL15a3とが実行される。基本的には、OS15a2がバイオス15a1を介するか直にハードウェアとアクセスし、APL15a3は、このOS15a2を介してハードウェアとデータなどのやりとりを行う。
【0039】
例えば、ハードディスク15aからデータを読み込む場合には、OS15a2を介してハードウェアにアクセスすることになる。この他、OS15a2にはハードウェアを制御するための各種のドライバ類が組み込まれ、OS15a2の一部となって各種の制御を実行する。このドライバ類は、CRTインターフェイス19を制御するディスプレイドライバ15a4や、プリンタドライバ15a5や、通信インターフェイス21を制御する通信ドライバ15a6等である。
【0040】
図3は、本発明の一実施形態にかかる印刷制御プログラムが含まれるプリンタドライバ15a5の実行環境をブロック図により示している。
プリンタドライバ15a5は、APL15a3からの印刷機能の実行時に稼働される。プリンタドライバ15a5は、プリンタインターフェイス20を介してプリンタ20aと双方向の通信を行うことが可能であり、OS15a2を介してAPL15a3から印刷データを受け取って印刷ジョブである印刷用実データを作成し、プリンタ20aに送出する。また、OS15a2には、APL15a3が扱う描画画像情報や文書情報等のグラフィックスに関してAPL15a3とOS15a2との間でグラフィックユーザーインターフェイス機能を実現するGDI(Graphics Device Interface)30や、APL15a2から入手した印刷データをスプールファイルとしてハードディスク15aの所定の領域に適宜格納し、このスプールファイルに対して所定の処理を実施して印刷用実データを作成してプリンタ20aに送出するスプーラ31が組み込まれている。
【0041】
プリンタドライバ15a5には、大きく分けてスプールファイル生成モジュールm1と、印刷用実データ生成モジュールm2との二つのモジュールが組み込まれている。スプールファイル生成モジュールm1は、GDI30から、APL15a3にて作成されたRGBの印刷データを取得して、スプールファイルを生成する。また、スプーラ31を起動/終了させるための制御信号を出力することが可能であり、スプールファイルの生成に対応してスプーラ31を起動させる。起動されたスプーラ31では、スプールファイル生成モジュールm1が生成したスプールファイルを取得してハードディスク15aに格納(スプール)させる。
【0042】
また、スプーラ31は、印刷用実データ生成モジュールm2が生成した印刷用実データをプリンタ20aに対して出力し、プリンタ20aに所定の画像を印刷させることが可能である。印刷用実データ生成モジュールm2は、ハードディスク15aにスプールされているスプールファイルを適宜取得し、RGBに基づく色データをCMYKに基づく色データに変換する画像処理等を実行し、プリンタ20aに出力するための印刷用実データを作成する。そして、スプーラ31を起動させ、印刷用実データをプリンタ20aに出力させる。
【0043】
(2)印刷制御プログラムの概略構成:
図4は、プリンタドライバ15a5に含まれる本印刷制御プログラムPの概略構成を示したクレーム対応図である。
図において、本印刷制御プログラムPは、用紙種類取得機能P1と、ステープル枚数設定機能P2と、印刷種類取得機能P3と、印刷データ入手機能P4と、印刷制御機能P5とを備えている。この構成において、印刷制御プログラムPは、概略、用紙種類取得機能P1にて印刷が行われる印刷用紙の用紙種類を取得し、ステープル枚数設定機能P2にて印刷用紙に対してステープル可能なステープル可能枚数を設定する。また、印刷種類取得機能P3は、印刷が行われる印刷用紙に対する印刷種類を取得する。なお、印刷用紙に対する印刷種類には、上述した重ね折り製本印刷や背表紙付き袋綴じ印刷等が含まれている。印刷データ入手機能P4にてAPL15a3から印刷データを入手すると、印刷制御機能P5にて、設定されたステープル可能枚数と取得された印刷種類とを基準にし、入手された印刷データから印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる印刷用実データを作成する。すると、プリンタ20aが印刷用実データを入手し、印刷用紙に印刷を行う。
【0044】
ステープル枚数設定機能P2は、印刷用紙を綴じるステープルの種類を取得するステープル種類取得機能P21を有している。また、ハードディスク15aには、上記用紙種類とステープルの種類とステープル可能枚数とを対応させて格納したステープル対応テーブルT1が記憶されており、ステープル枚数設定機能P2はステープル対応テーブルT1を参照してステープル可能枚数を設定することが可能である。
【0045】
(3)印刷インターフェイス画面の例:
なお、APL15a3はAPL用印刷機能を有しており、このAPL用印刷機能を実行するとプリンタドライバ15a5がOS15a2に含まれるGDI30をコールして印刷インターフェイスを表示し、各種のパラメータの選択が可能となるようにしてある。
図5は、APL15a3にてAPL用印刷機能を選択する操作画面100を示している。図において、操作画面100は、ウィンドウ枠101の上方枠部102の左端にファイル関連操作を意味する「ファイル」103の文字が表示されている。これをマウス18bにてクリックするとプルダウンメニュー104が表示され、その中の「印刷メニュー」105をクリックすると図6に示す印刷インターフェイス主画面120が表示される。この印刷インターフェイス主画面120を表示するのが図3におけるプリンタドライバ15a5である。
APL15a3がOS15a2を介してプリンタドライバ15a5に提供するのは所定のルールに則って印刷イメージを生成するための印刷コマンドの集合体であり、OS15a2のスプーラ31がスプールファイルを作成して保持する。
【0046】
印刷インターフェイス主画面120には、通常の印刷指示に対応できる程度の情報だけが表示されている。すなわち、用紙種類選択領域121、用紙方向指示領域122、開始ページ指示領域123、終了ページ指示領域124、部数指示領域125、印刷ボタン126、キャンセルボタン127、詳細ボタン128、印刷モード表示領域129が設けられている。
用紙種類選択領域121では、マウス操作によりプリンタ20aに給紙されている印刷用紙の用紙種類を選択することが可能である。ここで、用紙種類には、A4とかB5といった大きさの違いのみならず、A4普通紙とA4上質紙といった同じ大きさの印刷用紙の紙質の違いも含まれている。
【0047】
用紙方向指示領域122、開始ページ指示領域123、終了ページ指示領域124、部数指示領域125では、適宜パラメータを変更することが可能である。また、印刷ボタン126は指示されたパラメータに従って印刷を実行させる操作ボタンであり、キャンセルボタン127は印刷を実行させないで終了させる操作ボタンである。さらに、通常の印刷指示に加えて印刷態様を選択させるために詳細ボタン128が設けられており、この詳細ボタン128をクリックすると図7に示す詳細用印刷インターフェイス画面140が表示されて印刷モードを選択できるようになる。そして、詳細用印刷インターフェイス画面140で設定された概要が、印刷インターフェイス主画面120に設けられた印刷モード表示領域129に表示される。本実施形態では、印刷モード表示領域129に印刷種類とステープル可能枚数とを表示している。
【0048】
詳細用印刷インターフェイス画面140には、印刷種類設定領域141、ステープル種類設定領域142、OKボタン143、キャンセルボタン144が設けられている。印刷種類設定領域141では、印刷の種類が片面印刷か、両面印刷か、重ね折り製本印刷か、折り合わせ製本印刷か、袋綴じ印刷か、背表紙付き袋綴じ印刷かをマウス18bの操作にていずれか一つを選択することが可能である。また、印刷種類設定領域141内には、各印刷種類についてより詳細なパラメータを指定するためにオプションボタン141aが表示され、いずれかの印刷種類を指定した状態でオプションボタン141aをクリックした場合に、図8に例示する印刷種類別印刷インターフェイス画面160が表示されるようになっている。
【0049】
ここで、各印刷種類について説明する。片面印刷は、各印刷用紙の表面のみに各一ページ分の印刷を行なうものである。両面印刷は、各印刷用紙の表面と裏面とに各一ページ分の印刷を行なうものである。これらの印刷種類に対応した図示しない印刷種類用印刷インターフェイス画面には左右上下の余白を指定する各種余白指示領域が表示され、余白の大きさを設定することが可能である。
【0050】
重ね折り製本印刷は、両面印刷された複数枚の印刷用紙を重ねたまま半分に折り、折った部分をステープルにて綴じるために使用されるものであり、両面それぞれの半ページの領域を各ページとして印刷を行うものである。図8に示す印刷種類別印刷インターフェイス画面160には、綴じ方向指示領域161、各種余白指示領域162a〜162d、綴じ代余白指示領域162e、分冊機能指示領域163、分冊ページ数表示領域164、均等分冊指示領域165、OKボタン166、キャンセルボタン167が設けられている。綴じ方向指示領域161では、左綴じ、右綴じ、上綴じ、下綴じのいずれかをマウス18bの操作にて択一的に選択することが可能である。各種余白指示領域162a〜162dではキーボード18aやマウス18bの操作にて綴じ代を除いた左右上下の余白を指定することができ、綴じ代余白指示領域162eでも同様に綴じ代の余白を指定することができる。
【0051】
分冊機能指示領域163では、分冊機能を使用するか使用しないかをマウス操作にていずれか一つを選択することが可能である。ここにいう分冊機能とは、印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊する機能であり、印刷制御プログラムPがコンピュータ10に実現させる機能である。分冊ページ数表示領域164には本印刷機能により印刷された印刷用紙が分冊されるページ数が表示され、分冊機能指示領域163にて分冊機能を使用する選択が行われているときに表示されたステープル可能枚数以内で分冊が行われる。なお、分冊されるページ数は、後述する図27のステップS410以降の処理により算出することができる。重ね折り製本印刷の場合、分冊される最大のページ数は、ステープル可能枚数を2で割り、小数点以下を切り捨てたものを4倍したものとしている。
【0052】
均等分冊指示領域165では、分冊を行う際に均等に分冊するか、分冊ページ数表示領域164に表示されたページ数ずつ最初のページから分冊するかのいずれか一つを選択することが可能である。
そして、OKボタン166がクリックされると操作入力された設定が有効とされ、キャンセルボタン167がクリックされると操作入力された設定は無効とされる。
【0053】
重ね折り製本印刷での印刷ページの振り分けは、例えば、図9に示すようになる。なお、図9は、40ページの印刷を行うときに、分冊機能を使用せず、印刷用紙を横置きとして左綴じにする場合の印刷ページの振り分け状況を示している。図では、上側を綴じることになる。このように、各印刷用紙における四つの半ページ領域に一ページを振り分けて4ページを印刷できるため、10枚の用紙に両面印刷を行うことになる。
一方、分冊機能を使用すると、図10に示すように、分冊ページ数表示領域164に表示されたページ数以内で分冊される。ここで、図9と図10とを比較してわかるように、重ね折り製本印刷では分冊することにより印刷用紙内での印刷ページの振り分けが変わる。
【0054】
折り合わせ製本印刷は、両面印刷された印刷用紙のそれぞれを半分に折り、折った部分を合わせて印刷用紙を重ね、折った部分をステープルにて綴じるためのものである。折り合わせ製本印刷での印刷ページの振り分けは、上側を綴じるとして、例えば、図11に示すようになる。この場合、図12に示すように、分冊したとしても印刷用紙内でのページ振り分けは変わらない。そこで、折り合わせ製本印刷では、処理を簡素化するため分冊機能の設定が行われないようにしている。
【0055】
袋綴じ印刷は、片面印刷された印刷用紙のそれぞれを半分に折り、片面それぞれの半ページの領域を各ページとして印刷を行うものである。
背表紙付き袋綴じ印刷は、印刷用紙の一枚のみ他の印刷用紙の端部を包み込むように折り曲げて製本することになるため、最初の2ページと最後の2ページについて両面印刷を行う。むろん、最後の2ページについては一方が空白ページとなることもあり得る。背表紙付き袋綴じ印刷での印刷ページの振り分けは、上側を綴じるとして、例えば、図13に示すようになる。この場合、図14に示すように、分冊することにより印刷用紙内での印刷ページの振り分けが変わる。なお、図示しない背表紙付き袋綴じ印刷用の印刷種類別印刷インターフェイス画面にてすべての冊子に同じ背表紙を付けるようにすることも可能であり、この場合には、図13に示した例では1ページ、2ページ、15ページ、16ページが印刷された印刷用紙が2枚作成されることになる。
【0056】
図7の詳細用印刷インターフェイス画面140で表示されるステープル種類設定領域142には、ステープル種類選択領域142a、用紙種類表示領域142b、ステープル可能枚数指示領域142c、オプションボタン142dが設けられている。
ステープル種類選択領域142aでは、マウス操作により印刷用紙を綴じるステープルの種類を選択することが可能である。ここで、ステープル種類選択領域142aには、ステープルの針の大きさが表示される。針の大きさで見た場合のステープルの種類には、家庭で使用される汎用の小型サイズである巾10mmで足の長さ5mmのものや、巾12mmで足の長さ6mmのものや、巾12mmで足の長さ6mmのもの等がある。また、コンピュータ10の利用者がマウス18bとキーボード18aを使ってステープルの針の大きさを登録することもできる。
【0057】
用紙種類表示領域142bには、印刷インターフェイス主画面120の用紙種類選択領域121にて選択された用紙種類が表示される。
ステープル可能枚数指示領域142cには、予め、プリンタ20aに給紙されている印刷用紙を折らない状態でステープル種類選択領域142aに表示されたステープルの針を貫通させることが可能と思われる枚数が表示される。図7の例では、ステープル可能枚数は「15」枚である。このステープル可能枚数は、用紙種類選択領域121にて選択された用紙種類と、ステープル種類選択領域142aにて選択されたステープルの種類とから自動的に設定される。さらに、マウス18bやキーボード18aを使ってステープル可能枚数指示領域142cに表示されるステープル可能枚数を変更することも可能である。
本実施形態では、印刷用紙を折らない状態でステープルの針が貫通する最大枚数をステープル可能枚数としている。したがって、印刷種類によりステープル可能枚数は変わらない。このため、重ね折り製本印刷のように印刷用紙を半分に折る印刷種類の場合、実際には印刷用紙1枚に対して2枚分を綴じることになるため、二つに折った状態での綴じることができる印刷用紙の最大枚数は、ステープル可能枚数の半分となる。本実施形態では行っていないが、二つに折る印刷種類であるときに折った状態での印刷用紙を綴じることができる最大枚数をステープル可能枚数としてもよい。この場合、印刷種類に応じてステープル可能枚数が変わることになる。
【0058】
オプションボタン142dをクリックすると、図15に例示するステープル詳細設定画面180が表示されるようになっている。
ステープル詳細設定画面180には、ステープル位置印字設定領域181、印字内容選択領域182、印字位置設定領域183、印字位置選択領域184、目印設定領域185、目印選択領域186、排紙位置設定領域187、OKボタン188、キャンセルボタン189が設けられている。なお、印刷種類別印刷インターフェイス画面160の分冊機能指示領域163にて分冊機能を「使用する」設定とされている場合のみ、分冊された冊子を対象として各種設定を行うことができる。すなわち、分冊機能を「使用しない」設定とされている場合には、分冊されない冊子を対象として各種設定を行うことになるが、2部以上印刷するときには冊子1部毎にステープル位置をずらす等の設定を行うことができる。以下、分冊機能は「使用する」設定であるとして、分冊された冊子を対象とした各種設定について説明することにする。
【0059】
ステープル位置印字設定領域181では、ステープルを行う目印となるステープル位置を示す情報を印字するか、印字しないかのいずれか一つを選択することができる。「印字する」が選択された場合、印字内容選択領域182にて印字内容を選択することが可能となる。ここで、印字内容には、丸印や、分冊された冊子順となる通し番号や、さらに通し番号に「/」と冊子数を付加したもの等がある。図16は、分冊された冊子順となる通し番号に「/」と冊子数を付加したものをステープル位置201,202として印字した例を示している。なお、印字された印刷用紙は、重ねたまま折られたとき、折られた部分の二カ所をステープルにて綴じられる設定となっている。そこで、ステープル位置は、冊子単位で印刷用紙が折られたときに外側となる各印刷ページ(図16の例では28ページ、1ページ、40ページ、29ページ)に対して2カ所ずつ印字される。
【0060】
印字位置設定領域183では、印刷されるステープル位置を分冊毎にずらすか、ずらさないかのいずれか一つを選択することができる。「位置をずらさない」が選択された場合、分冊されたすべての冊子でステープル位置は同じ箇所となる。そして、印字内容選択領域182にて選択入力を行うことはできない。
一方、「位置をずらす」が選択された場合、印字内容選択領域182にて選択された印字内容は冊子毎に異なる位置に印字される。そして、印字位置選択領域184にてステープル位置をずらす方向を選択することができる。図15の例では、「外側/内側交互」が選択されており、分冊された順番に二カ所とされたステープル位置は互いに外側、内側交互となる。すなわち、図16に示すように、分冊された冊子の1冊目に印字されるステープル位置は図の上下方向において互いに離れた位置とされ、2冊目に印字されるステープル位置は図の上下方向において互いに近い位置とされている。図示していないが、3冊目に印字されるステープル位置は1冊目に印字されるステープル位置と同じ位置とされ、4冊目に印字されるステープル位置は2冊目に印字されるステープル位置と同じ位置とされ、以降の冊子についても交互にステープル位置がずらされる。
なお、ステープル位置印字設定領域181で「印字しない」が選択されている場合には、印字内容選択領域182、印字位置設定領域183、印字位置選択領域184にて選択入力を行うことはできない。
【0061】
目印設定領域185では、分冊を行うときに分冊箇所を示す印刷用紙を挿入するか、挿入しないかのいずれか一つを選択することができる。「挿入しない」が選択された場合、分冊を行うときに分冊箇所を示す印刷用紙は挿入されない。
一方、「挿入しない」が選択された場合、目印選択領域186にて挿入する印刷用紙に印刷を行うか行わないかを選択することが可能となる。図15の例では、「空白用紙」が選択されており、分冊箇所に挿入される印刷用紙には印刷が行われない設定となっている。この設定で印刷を行うと、図17に示すように、分冊箇所に印刷が行われていない「ダミーページ」が挿入される。なお、図では説明のために印刷された印刷用紙の排紙位置を若干ずらしているが、実際の排紙位置は印刷用紙すべて同じ位置である。
【0062】
排紙位置設定領域187では、分冊するときに冊子毎に排紙位置をスライドさせて変更させるか、たて横変更させるか、変更させず同じ位置にするかのいずれか一つを選択することができる。「スライド変更」が選択された場合、図18に示すように、冊子が変わると排紙位置がスライドする。図示していないが、3冊目の排紙位置は1冊目と同じ位置とされ、4冊目の排紙位置は2冊目と同じ位置とされ、以降の冊子についても交互に排紙位置がスライドされる。なお、図では説明のために冊子毎の排紙位置を若干ずらしているが、実際の排紙位置は同じ冊子であればすべて同じ位置である。
【0063】
「たて横変更」が選択された場合、図19に示すように、冊子が変わると排紙された印刷用紙の向きがたて横変わる。図では、1冊目をたて排紙とし、2冊目を横排紙としている。図示していないが、3冊目の印刷用紙の向きは1冊目と同じたて向きとされ、4冊目の印刷用紙の向きは2冊目と同じ横向きとされ、以降の冊子についても交互にたて横向きが変わる。なお、図では説明のために冊子毎の排紙位置を若干ずらしているが、実際の排紙位置は同じ冊子であればすべて同じ位置である。
「同じ位置」が選択された場合は、冊子毎に排紙位置は変わらない。
【0064】
そして、OKボタン188がクリックされると操作入力された設定が有効とされ、キャンセルボタン189がクリックされると操作入力された設定は無効とされる。OKボタン188やキャンセルボタン189がクリックされると図7詳細用印刷インターフェイス画面140に戻る。ここで、OKボタン143がクリックされると印刷種類やステープル種類について操作入力された設定が有効とされ、キャンセルボタン144がクリックされると操作入力された設定は無効とされる。
【0065】
(4)プリンタドライバを構成する各モジュール:
以上のような処理を実行するプリンタドライバ15a5をその機能に注目してブロック図として示したのが図20である。プリンタドライバ15a5は、上述したスプールファイル生成モジュールm1および印刷用実データ生成モジュールm2の他に、各モジュールの動作を制御する機能制御モジュールmを備えている。ここで、スプールファイル生成モジュールm1は、印刷データ入手モジュールm11と、スプーラモジュールm12とを備えている。また、印刷用実データ生成モジュールm2は、印刷設定取得モジュールm21と、印刷ページ振り分けモジュールm22と、ステープル位置情報作成モジュールm23と、目印情報作成モジュールm24と、実データ作成モジュールm25とを備えている。そして、これらの各モジュールm11〜m25は、機能制御モジュールmの制御に基づいて所定の機能を実現しつつ連携動作して印刷用実データを作成することが可能である。
【0066】
印刷データ入手モジュールm11は、APL15a3が作成した印刷データをGDI30を介して入手する。すなわち、印刷データ入手モジュールm11は、印刷データ入手機能P4をコンピュータ10に実現させる。
プリンタドライバ15a5はOS15a2にて適宜コールされるほか、スプーラ31が作成したスプールファイルにアクセスする必要があり、このためのインターフェイスを担当するのがスプーラモジュールm12である。
【0067】
各種の表示およびこれに対応する操作を取得するためのグラフィックユーザーインターフェイスは、印刷設定取得モジュールm21が担当する。また、印刷用紙に対してステープル可能なステープル可能枚数の設定も行う。すなわち、印刷設定取得モジュールm21は、用紙種類取得機能P1とステープル枚数設定機能P2と印刷種類取得機能P3をコンピュータ10に実現させる。
【0068】
印刷ページ振り分けモジュールm22は、印刷の種類に応じて印刷ページの振り分けを実行するものであり、印刷ページ番号の振り分けを行ったり、各モードに応じた余白の設定や方向パラメータの設定などを行う。ステープル位置情報作成モジュールm23は、印刷用紙に対してステープルの位置を印字する情報を作成するものである。目印情報作成モジュールm24は、印刷された印刷用紙に目印の印刷用紙を挿入したり排紙位置や向きを変更させたりする情報を作成するものである。実データ作成モジュールm25は、スプーラモジュールm12を介して上記スプールファイルを読み込ながら印刷用実データをビットマップデータで作成する。すなわち、モジュールm22〜m25は、印刷制御機能P5をコンピュータ10に実現させる。
【0069】
(5)本実施形態の動作:
以下、上記構成からなる印刷制御プログラムPがコンピュータ10に実現させる動作を説明する。
図21は、プリンタドライバ15a5がコンピュータ10に実現させる処理の概略を示すフローチャートであり、実際の作業手順に基づいて以下説明する。
【0070】
APL15a3で「印刷メニュー」105が実行されると、機能制御モジュールmは印刷設定取得モジュールm21を動作させて、図6で示した印刷インターフェイス主画面120を表示する(ステップS100)。その際、開始ページ指示領域123、終了ページ指示領域124にはAPL15a3から入力される開始ページと終了ページに関する情報を表示し、用紙種類選択領域121、用紙方向指示領域122、部数指示領域125、印刷モード表示領域129には、所定のデフォルト条件または前回印刷時の設定条件を表示する。次に、用紙種類選択領域121にて印刷用紙の用紙種類を選択する操作入力を受け付けて用紙種類を取得するとともに、指示領域122〜125から各種印刷パラメータを取得する(ステップS105)。この処理は、ボタン126〜128がクリック操作されるまで続ける。図6の例では、用紙種類、用紙方向、開始ページ、終了ページ、部数として、それぞれ「A4上質紙」、「横方向」、「1ページ」、「40ページ」、「2部」を取得することになる。ここで、本発明にいう用紙種類取得機能P1は、ステップS100〜S105に処理により実現される。
そして、ボタン126〜128がクリック操作されると、ボタン別の処理を行う。
【0071】
詳細ボタン128がクリックされた場合は、後述する印刷設定処理を行い(ステップS115)、ステップS100の印刷インターフェイス主画面120に戻り、変更された設定条件を表示する。
ステップS110で印刷ボタン126がクリックされた場合は、印刷データ入手モジュールm11を動作させて、APL15a3から印刷データを入手する(ステップS120)。すなわち、本発明にいう印刷データ入手機能P4は、ステップS120の処理により実現される。本実施形態では、さらに、スプーラモジュールm12を動作させて、入手した印刷データに基づいてスプールファイルを作成する(ステップS125)。
そして、モジュールm22〜m25を動作させて、後述する印刷用実データ作成処理を行い、スプールファイルから印刷用実データを作成して(ステップS130)、本フローを終了する。その際、必要に応じて印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる処理も行う。
ステップS110でキャンセルボタン127がクリックされた場合は、ステップS105で取得した用紙種類、各種印刷パラメータを破棄したうえで(ステップS135)、本フローを終了する。
【0072】
図22は、印刷設定取得モジュールm21がコンピュータ10に実現させる印刷設定処理の概略をフローチャートにより示している。
ステップS110で詳細ボタン128がクリックされると、図7で示した詳細用印刷インターフェイス画面140を表示する(ステップS200)。その際、用紙種類表示領域142bには用紙種類選択領域121で選択された用紙種類を表示し、印刷種類設定領域141、ステープル種類選択領域142a、ステープル可能枚数指示領域142cには、所定のデフォルト条件または前回印刷時の設定条件を表示する。次に、ボタン141a,142d,143,144以外の操作、すなわち印刷種類設定領域141、ステープル種類選択領域142a、ステープル可能枚数指示領域142cに操作入力が行われたかどうかを判断する(ステップS205)。条件不成立の場合は、図24のステップS235に進む。
【0073】
ステップS205で印刷種類設定領域141に一覧表示された印刷種類名がクリック操作されると、選択された印刷種類名を印刷用紙に対する印刷種類として取得する(ステップS210)。図7の例では、印刷種類として「重ね折り製本印刷」を取得する。その後、ステップS200の詳細用印刷インターフェイス画面140に戻って印刷種類設定領域141に選択された印刷種類に対応するラジオボタンを点灯させる。すなわち、本発明の印刷種類取得機能P3は、ステップS200〜S210の処理により実現される。
【0074】
ステップS205でステープル種類選択領域142aからステープルの種類が選択入力されると、選択されたステープルの種類を取得する(ステップS215)。図7の例では、ステープルの種類として「10mm巾5mm足」を取得する。すなわち、本発明のステープル種類取得機能P21は、ステップS200〜S205、S215の処理により実現される。
次に、図23に示すステープル対応テーブルT1を参照して、ステープル可能枚数を設定する(ステップS220)。その後、ステップS200の詳細用印刷インターフェイス画面140に戻って選択されたステープルの種類をステープル種類選択領域142aに表示するとともに、設定したステープル可能枚数をステープル可能枚数指示領域142cに表示する。
【0075】
ここで、ステープル対応テーブルT1は、図に示すように、印刷用紙の用紙種類と、ステープルの種類と、ステープル可能枚数とを対応させて格納されている。そこで、用紙種類取得機能P1にて取得された用紙種類と、ステープル種類取得機能P21にて取得されたステープルの種類とに基づいて、印刷用紙に対してステープル可能なステープル可能枚数を設定することができる。例えば、図7で示しているように、用紙種類が「A4上質紙」でステープルの種類が「10mm巾5mm足」である場合、図23のステープル対応テーブルT1から「A4上質紙」と「10mm巾5mm足」とに対応するステープル可能枚数「15」を取得し、ステープル可能枚数を「15」と設定することができる。すなわち、本発明のステープル枚数設定機能P2は、ステップS200〜S205、S215〜S220の処理により実現される。
なお、本実施形態では、複数種類のステープルに対応してステープル可能枚数を設定するようにしているが、処理を簡素化させる等のため、ステープルの種類を固定してステープル可能枚数を設定するようにしてもよい。また、印刷用紙の用紙種類を「A4上質紙」のように印刷用紙の大きさ別としているが、単に「上質紙」、「普通紙」等のように紙質のみとしてもよい。
【0076】
ステップS205でステープル可能枚数指示領域142cに操作入力が行われると、マウス18bやキーボード18aからステープル可能枚数の変更の操作入力を受け付け(ステップS225)、操作入力された内容からステープル可能枚数を設定する(ステップS230)。例えば、ステープル可能枚数指示領域142cの上ボタン142c1がクリックされると、ステープル可能枚数の設定を1枚増やす。その後、ステップS200の詳細用印刷インターフェイス画面140に戻って操作入力されたステープル可能枚数をステープル可能枚数指示領域142cに表示する。すなわち、ステープル枚数設定機能P2は、ステップS225〜S230の処理もコンピュータ10に実現させる。その結果、ステープル対応テーブルT1に格納されたステープル可能枚数を最適な枚数に変更することができるので、利便性が大きい。
【0077】
ステップS205で条件不成立の場合、ボタン141a,142d,143,144がクリック操作されたかどうかを判断する(図24のステップS235)。これらのボタンがクリックされていないときは、ステップS200に戻り、継続して詳細用印刷インターフェイス画面140を表示する。
オプションボタン141aがクリックされた場合は、後述する印刷種類別印刷設定処理を行い(ステップS240)、ステップS200に戻って詳細用印刷インターフェイス画面140を表示する。
ステップS235でオプションボタン142dがクリックされた場合は、後述するステープル詳細設定処理を行い(ステップS245)、ステップS200に戻って詳細用印刷インターフェイス画面140を表示する。
ステップS235でOKボタン143がクリックされた場合は、詳細用印刷インターフェイス画面140での操作入力を終了することになり、本フローを終了する。一方、キャンセルボタン144がクリックされた場合は、取得した印刷種類、ステープルの種類、ステープル可能枚数を破棄したうえで(ステップS250)、本フローを終了する。
【0078】
図25は、上記印刷種類別印刷設定処理の概略をフローチャートにより示している。
ステップS235でオプションボタン141aがクリックされると、印刷種類別印刷インターフェイス画面を表示する(ステップS300)。ここで、印刷種類別印刷インターフェイス画面は印刷種類別に設けられており、例えば、図8で示した印刷種類別印刷インターフェイス画面160は重ね折り製本印刷に対応する画面である。なお、分冊機能は重ね折り製本印刷と背表紙付き袋綴じ印刷でのみ使用することができる仕様とされているので、他の印刷種類では領域163〜165が表示されない。以下、図8を例として説明するが、重ね折り製本印刷以外の印刷種類であっても基本的なフローは図25のフローチャートと同様である。
【0079】
次に、印刷種類別の各種印刷パラメータを取得する(ステップS305)。図8の例では、綴じ方向指示領域161、分冊機能指示領域163、均等分冊指示領域165にて選択操作を受け付けて、それぞれ綴じ方向、分冊機能を使用するか否か、均等分冊するか否かを取得するとともに、各種余白指示領域162a〜162d、綴じ代余白指示領域162eから各種印刷パラメータを取得する。この処理は、ボタン166,167がクリック操作されるまで続ける。図8では、綴じ方向、分冊機能、均等分冊として、それぞれ「左綴じ」、「使用する」、「する」を取得し、余白としてすべて「20」を取得することになる。
そして、ボタン166,167がクリック操作されたかどうかを判断する(ステップS310)。OKボタン166がクリックされた場合は、印刷種類別印刷インターフェイス画面160での操作入力を終了することになり、本フローを終了する。一方、キャンセルボタン167がクリックされた場合は、取得した各種印刷パラメータを破棄したうえで(ステップS315)、本フローを終了する。
【0080】
図26は、上記ステープル詳細設定処理の概略をフローチャートにより示している。
ステップS235でオプションボタン142dがクリックされると、図15で示したステープル詳細設定画面180を表示する(ステップS350)。次に、ステープル詳細設定に関する各種印刷パラメータを取得する(ステップS355)。図15の例では、ステープル位置印字設定領域181、印字内容選択領域182、印字位置設定領域183、印字位置選択領域184、目印設定領域185、目印選択領域186、排紙位置設定領域187にて選択操作を受け付けて、それぞれステープル位置を印字するか否か、印字内容、分冊毎にステープル位置をずらすか否か、ずらす方向、分冊目印を入れるか否か、分冊目印の種類、分冊時の排紙位置を取得する。この処理は、ボタン188,189がクリック操作されるまで続ける。図15では、順に、「印字する」、「通し番号/冊子数」、「位置をずらす」、「外側/内側交互」、「入れる」、「空白用紙」、「スライド変更」を取得することになる。
そして、ボタン188,189がクリック操作されたかどうかを判断する(ステップS360)。OKボタン188がクリックされた場合は、ステープル詳細設定画面180での操作入力を終了することになり、本フローを終了する。一方、キャンセルボタン189がクリックされた場合は、取得した各種印刷パラメータを破棄したうえで(ステップS365)、本フローを終了する。
【0081】
図27は、本発明にいう印刷制御機能P5がコンピュータ10に実現させる印刷用実データ作成処理の概略をフローチャートにより示している。
図21のステップS125でスプールファイルを作成した後、機能制御モジュールmは印刷ページ振り分けモジュールm22を動作させて、印刷種類に応じて処理を分岐させる(ステップS400)。そして、上記印刷種類取得機能P3にて取得された印刷種類に基づいて印刷用実データを作成していく。
印刷種類が重ね折り製本印刷である場合は、ステップS405に進み、まず、分冊機能指示領域163にて分冊機能を「使用する」設定とされているかどうかを判断する。分冊機能を「使用しない」設定とされている場合は、印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させるステップS410〜S435の分冊処理を行わず、従来通りすべての印刷ページを振り分け(ステップS455)、後述するステープル位置情報作成処理(その2)と冊子目印情報作成処理を行い(ステップS460〜S465)、ステップS450に進む。
【0082】
一方、分冊機能を「使用する」設定とされている場合は、ステップS410に進み、重ね折り製本印刷用の分冊処理を行う。印刷種類が背表紙付き袋綴じ印刷である場合は、図示していないが、ステップS405〜S435と同様の処理を行い、分冊機能を「使用する」設定とされている場合に背表紙付き袋綴じ印刷用の分冊処理を行う。他の印刷種類である場合は、印刷の枚数に応じて印刷用紙内での印刷ページの振り分けは変わらないので、分冊処理を行わず、ステップS455〜S465の処理を行って、ステップS450に進む。すなわち、印刷の枚数に応じて印刷用紙内での印刷ページの振り分けが変わる重ね折り製本印刷と背表紙付き袋綴じ印刷では、印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる分冊処理が行われ、印刷の枚数に応じて印刷用紙内での印刷ページの振り分けが変わらない片面印刷と両面印刷と折り合わせ製本印刷と袋綴じ印刷では、同分冊処理は行われない。
【0083】
以下、重ね折り製本印刷での印刷ページ振り分け処理について説明する。
ステップS410では、印刷設定取得モジュールm21にて設定されたステープル可能枚数に基づいて、分冊するときの最大ページ(以下、分冊最大ページと呼ぶ。)を算出する。重ね折り製本印刷では印刷された印刷用紙を二つに折ってステープルを行うとともに、1枚の印刷用紙に4ページ分を印刷するので、分冊最大ページは、ステープル可能枚数を2で割り、小数点以下を切り捨てたものを4倍したものとなる。図6の例では、ステープル可能枚数は15枚であるので、折った状態の印刷用紙をステープルにて綴じることができる最大枚数は「15」を2で割って小数点以下を切り捨てた「7」枚となり、分冊最大ページは「7」を4倍した「28」ページとなる。
次に、印刷設定取得モジュールm21にて取得した総印刷ページに基づいて、分冊数を算出する(ステップS415)。すなわち、総印刷ページを分冊最大ページで割り、小数点以下を切り上げると、分冊数を算出することができる。図6では、終了ページが「40」であるので総印刷ページは「40」ページであり、「40」を分冊最大ページ「28」で割り、小数点を切り上げて「2」冊と算出される。
【0084】
そして、印刷設定取得モジュールm21にて取得された均等分冊の可否に応じて分岐させる(ステップS420)。均等分冊を行わないときは、分冊最大ページ毎に分冊されるよう、所定の振り分け手順に従って印刷ページを振り分け(ステップS425)、ステップS440に進む。ここで、印刷ページを振り分ける際、図10で示した左綴じの例では、まず、分冊時の枚数の印刷用紙を重ねた後(図10では7枚)、図の印刷用紙の左側において上から表面、裏面の順に1、2、・・・と印刷ページを付与していく。一番下の裏面まで印刷ページを付与すると、今度は図の印刷用紙の右側において下から裏面、表面の順に15、16、・・・と印刷ページを付与していく。2分冊目も同様に、分冊時の枚数の印刷用紙を重ねた後(図10では3枚)、図の印刷用紙の左側において上から表面、裏面の順に29、30、・・・と印刷ページを付与していき、一番下の裏面まで印刷ページを付与すると図の印刷用紙の右側において下から裏面、表面の順に35、36、・・・と印刷ページを付与していく。右綴じ、上綴じ、下綴じの場合も所定の振り分け手順が設けられている。
【0085】
一方、均等分冊を行うときは、まず、総印刷ページと分冊数とに基づいて、分冊ページを決定する(ステップS430)。分冊ページは、総印刷ページを4で割って一旦印刷される印刷用紙の枚数を算出し、この枚数を分冊数で割り、小数点以下を切り上げて冊子毎の印刷用紙の枚数を求めた後、4倍することにより算出することができる。総印刷ページが「40」ページであり、分冊数が「2」冊である場合、印刷される印刷用紙の枚数は「40」を「4」で割った「10」枚であり、冊子毎の印刷用紙の枚数は「10」枚を分冊数「2」で割り、小数点以下を切り上げて求められる「5」枚である。すると、分冊ページは、「5」枚を4倍した「20」ページとなる。その後、分冊ページ毎に分冊されるよう、上述の振り分け手順に従って印刷ページを振り分け(ステップS435)、ステップS440に進む。すると、図10とは異なり、印刷用紙5枚ずつに分冊され、印刷ページが振り分けられる。
なお、図8の例では、均等分冊指示領域165にて「しない」が選択されているので、ステップS420の後はステップS425が行われることになる。
【0086】
印刷ページが振り分けられると、ステープル位置情報作成モジュールm23を動作させ、後述するステープル位置情報作成処理を行う(ステップS440)。次に、目印情報作成モジュールm24を動作させ、後述する分冊目印情報作成処理を行う(ステップS445)。最後に、実データ作成モジュールm25を動作させ、印刷用実データを作成して(ステップS450)、本フローを終了する。すると、プリンタ20aにて印刷される印刷用紙はステープル可能となるように分冊される。
なお、ステップS400で印刷種類が片面印刷と両面印刷と折り合わせ製本印刷と袋綴じ印刷のいずれかであると判断されたときは、印刷種類別に印刷ページの振り分けを行った後(ステップS445)、ステップS460のステープル位置情報作成処理(その2)、ステップS465の冊子目印情報作成処理、ステップS450の印刷用実データ作成処理を行ってプリンタ20aに印刷させる制御を行う。
【0087】
図28は、上記ステープル位置情報作成処理の概略をフローチャートにより示している。
印刷ページが振り分けられると、ステープル位置情報作成モジュールm23を動作させ、印刷設定取得モジュールm21にて取得されたステープル位置の印字の可否に応じて分岐させる(ステップS500)。ステープル位置の印字を行わないときは、本フローの最後に進み、本フローを抜ける。一方、ステープル位置の印字を行うときは、印刷設定取得モジュールm21にて取得された印字内容に応じた印字情報を作成する(ステップS505)。図15の例では、印字内容選択領域182にて「通し番号/冊子数」が選択されているので、2冊に分冊される場合、1分冊目の印字情報は「1/2」、2分冊目の印字情報は「2/2」となる。3冊に分冊される場合、印字情報はそれぞれ「1/3」、「2/3」、「3/3」となる。
【0088】
次に、印字位置設定領域183から取得された分冊毎にステープル位置をずらすか否かの情報に応じて分岐させる(ステップS510)。分冊毎に位置をずらす場合は、印字位置選択領域184から取得されたずらす方向に応じた位置に上記印字情報を印字させる付加データを作成し(ステップS515)、本フローを終了する。この付加データは、ステップS450で印刷用実データに組み込まれる。すなわち、ステップS515とステップS450とにより、一旦付加データを作成してから印刷用実データを作成することになる。図15の例では、印字位置選択領域184にて「外側/内側交互」が選択されているので、分冊を行う毎にステープル位置をずらして上記印字情報を印字させる付加データを作成する。
一方、分冊毎に位置をずらさない場合は、同じ位置に上記印字情報を印字させる付加データを作成し(ステップS520)、本フローを終了する。
本フローを終了したとき、ステープル位置を印字する場合には上記付加データが作成されている。この付加データが組み込まれて印刷用実データが作成されると(ステップS450)、図16に例示したように、印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置201,202が印字される。なお、図16は、ステープル位置をずらす設定とされている場合の印字内容を示している。
【0089】
このように、本印刷制御プログラムPは印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置を示す情報を印字させることができるので、ステープルを行う利用者は印字されたステープル位置を目印として印刷物に対してステープルを行うことが可能である。その際、印刷制御プログラムPは分冊を行う毎にステープル位置に異なる情報である通し番号を印字させることができるので、利用者は、冊子が何分冊目になるかを把握するのが容易となる。また、印刷制御プログラムPは分冊を行う毎にステープル位置をずらして情報を印字させることができるので、ステープルを行って複数の冊子を重ねたとき、ステープルの針どうしが接触せず、ステープルが行われた箇所だけ厚くならない。
【0090】
さらに、本印刷制御プログラムPは、分冊を行うときに分冊箇所をわかりやすくさせる処理をコンピュータ10に実現させることもできる。
図29は、上記分冊目印情報作成処理の概略をフローチャートにより示している。本フローは、ステープル位置情報作成処理の後に行われる。
まず、目印情報作成モジュールm24を動作させ、印刷設定取得モジュールm21にて取得された分冊目印の挿入の可否に応じて分岐させる(ステップS600)。分冊目印を入れないときは、ステップS610に進む。一方、分冊目印を入れるときは、印刷設定取得モジュールm21にて取得された分冊目印の種類に応じた印字情報を作成する(ステップS605)。図15の例では、目印選択領域186にて「空白用紙」が選択されているので、分冊箇所に空白のダミーページを挿入させる付加データを作成する。ここで、上述したように、付加データは、ステップS450で印刷用実データに組み込まれる。すると、図17で示したように、分冊箇所に空白のダミーページが挿入される。図は、1分冊目の印刷用紙が7枚であり、2分冊目の印刷用紙が3枚であるときのダミーページの位置を示している。
【0091】
次に、排紙位置設定領域187から取得された分冊時の排紙位置に応じて分岐させる(ステップS610)。排紙位置設定領域187にて「スライド変更」が選択されている場合は、分冊を行うときに排紙位置をスライドさせる付加データを作成し(ステップS615)、本フローを終了する。この場合、ステップS450が行われると、図18で示したように、分冊箇所で排紙位置がスライドする。図は、1分冊目の印刷用紙が7枚であり、2分冊目の印刷用紙が3枚であるときの排紙位置を示している。
排紙位置設定領域187にて「たて横変更」が選択されている場合は、ステップS610からステップS620に進み、分冊を行うときに排紙向きをたて横変更させる付加データを作成し、本フローを終了する。この場合、ステップS450が行われると、図19で示したように、分冊箇所で排紙の向きがたて横変わる。図は、1分冊目の印刷用紙が7枚であり、2分冊目の印刷用紙が3枚であるときの排紙向きを示している。
排紙位置設定領域187にて「同じ位置」が選択されている場合は、ステップS610から本フローの最後に進み、本フローを抜ける。この場合、ステップS450が行われると、排紙位置や排紙向きは変わらない。
【0092】
このように、本印刷制御プログラムPは分冊を行うときに分冊箇所を示す印刷用紙を挿入させたり、印刷された印刷用紙の排紙位置を変更させたり、排紙された印刷用紙の向きを変更させたりするので、ステープルを行う利用者は印刷された印刷用紙から分冊箇所を容易に把握することができる。
以上示したフローにより、プリンタ20aで印刷された印刷用紙は、種々の態様によりステープル可能な枚数で分冊されることになる。すなわち、印刷された印刷用紙である印刷物をステープルにて綴じる際、厚すぎることがなく、印刷物に対して確実にステープルを行うことが可能となる。また、重ね折り製本印刷等の機能を使用する場合には、ステープルを行うことができないことによる印刷用紙の無駄や、再度印刷する手間をなくすことができる。
【0093】
以上説明したように、本発明によると、ステープルにて綴じる際、確実にステープルを行うことが可能な印刷制御プログラムを提供することができる。また、本発明の印刷制御プログラムはコンピュータにおいて実現されるので、本発明はこのようなコンピュータを含んだ実体のある装置としても適用可能であるし、上述の機能に対応した所定の制御手順に従って処理を進めていく上で、その根底にはその手順に発明が存在するので、本発明はその方法としても適用可能である。
【0094】
ところで、印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる以外にも、ステープル位置を印字したり、複数の冊子を印刷させる際に冊子が変わる毎にステープル位置をずらしたり、冊子が変わるときに目印のダミーページを挿入等したりしてもよい。
図30は、ステップS460で行うステープル位置情報作成処理(その2)の概略をフローチャートにより示しているが、図28で示したステープル位置情報作成処理と似たフローとなっている。なお、図30に示した処理を行う前提として、図7のステープル種類設定領域142や図15のステープル詳細設定画面180に操作入力が行われているものとする。その際、同ステープル種類設定領域142やステープル詳細設定画面180で取得される設定は、分冊されない冊子に対するものである。
印刷ページが振り分けられると、上述したステップS500と同様、ステープル位置の印字の可否に応じて分岐させる(ステップS700)。ステープル位置の印字を行わないときは、本フローを抜け、ステープル位置の印字を行うときは、印字内容に応じた印字情報を作成する(ステップS705)。例えば、2部印刷する設定とされて冊子が2冊となる場合、1冊目の印字情報は「1/2」、2冊目の印字情報は「2/2」とすることができる。
【0095】
次に、冊子毎にステープル位置をずらすか否かの情報に応じて分岐させる(ステップS710)。冊子毎に位置をずらす場合は、ずらす方向に応じた位置に上記印字情報を印字させる付加データを作成し(ステップS715)、本フローを終了する。すなわち、図30のフローをコンピュータ10に実行させる印刷制御機能P5は、印刷データ入手機能P4にて入手された印刷データに基づいて複数の冊子を印刷させる際、冊子が変わる毎に印刷用紙に対してステープル位置をずらしながら同ステープル位置を示す情報を印字させる印刷用実データを作成する。
一方、冊子毎に位置をずらさない場合は、同じ位置に上記印字情報を印字させる付加データを作成し(ステップS720)、本フローを終了する。
すると、冊子毎に図16と同様のステープル位置が印字されるので、利用者は、ステープル位置を目印としてステープルを行うことができる。また、冊子が変わる毎にステープル位置がずれて印字されるので、ステープルを行って複数の冊子を重ねたとき、ステープルの針どうしが接触しない。
なお、図示していないが、ステップS465で行う冊子目印情報作成処理も、図29で示した分冊目印情報作成処理と似たフローにより行うことができる。
【0096】
このように、本発明の印刷制御プログラムPは、印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる以外にも、複数の冊子を印刷させる際に冊子が変わる毎にステープル位置をずらす等の制御を行うことができる。したがって、ステープルを行って複数の冊子を重ねたとき、ステープルの針どうしが接触せず、ステープルが行われた箇所だけ厚くならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる印刷制御プログラムを実行可能なコンピュータの概略構成を示したブロック構成図である。
【図2】 ハードディスクに格納されたソフトウェアの構成を示した構成図である。
【図3】 本発明の一実施形態にかかる印刷制御プログラムが含まれるプリンタドライバの実行環境を示すブロック図である。
【図4】 本印刷制御プログラムの概略構成を示したクレーム対応図である。
【図5】 APLにてAPL用印刷機能を選択する操作画面を示す図である。
【図6】 印刷インターフェイス主画面の表示画面を示す図である。
【図7】 詳細用印刷インターフェイス画面の表示画面を示す図である。
【図8】 印刷種類別印刷インターフェイス画面の表示画面を示す図である。
【図9】 重ね折り製本印刷時の印刷ページの振り分け状況例を示す図である。
【図10】 重ね折り製本印刷時に分冊機能を使用した場合の印刷ページの振り分け状況例を示す図である。
【図11】 折り合わせ製本印刷時の印刷ページの振り分け状況例を示す図である。
【図12】 折り合わせ製本印刷時に分冊した場合の印刷ページの振り分け状況例を示す図である。
【図13】 背表紙付き袋綴じ印刷の印刷ページの振り分け状況例を示す図である。
【図14】 背表紙付き袋綴じ印刷時に分冊機能を使用した場合の印刷ページの振り分け状況例を示す図である。
【図15】 ステープル詳細設定画面の表示画面を示す図である。
【図16】 印刷用紙に印字されるステープル位置の例を示す図である。
【図17】 分冊箇所に挿入されるダミーページを説明する説明図である。
【図18】 分冊箇所で排紙位置をスライドさせた様子を説明する説明図である。
【図19】 分冊箇所で排紙向きを変更させた様子を説明する説明図である。
【図20】 プリンタドライバが有するモジュールについての構成を示すブロック図である。
【図21】 プリンタドライバがコンピュータに実現させる処理の概略を示すフローチャートである。
【図22】 印刷設定取得モジュールがコンピュータに実現させる印刷設定処理の概略を示すフローチャートである。
【図23】 ステープル対応テーブルの構造を示す図である。
【図24】 印刷設定取得モジュールがコンピュータに実現させる印刷設定処理の概略を示すフローチャートである。
【図25】 印刷種類別印刷設定処理の概略を示すフローチャートである。
【図26】 ステープル詳細設定処理の概略を示すフローチャートである。
【図27】 印刷制御機能がコンピュータに実現させる印刷用実データ作成処理の概略を示すフローチャートである。
【図28】 ステープル位置情報作成処理の概略を示すフローチャートである。
【図29】 分冊目印情報作成処理の概略を示すフローチャートである。
【図30】 ステープル位置情報作成処理(その2)の概略を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…コンピュータ
11…CPU
12…システムバス
13…ROM
14…RAM
15…ハードディスクドライブ
15a…ハードディスク
15a1…バイオス
15a2…オペレーティングシステム
15a3…アプリケーションプログラム
15a4…ディスプレイドライバ
15a5…プリンタドライバ
15a6…通信ドライバ
16…CD−ROMドライブ
17…フロッピーディスクドライブ
17a…フロッピーディスク
18…入力インターフェイス
18a…キーボード
18b…マウス
19…CRTインターフェイス
19a…ディスプレイ
20…プリンタインターフェイス
20a…プリンタ
21…通信インターフェイス
21a…通信回線
21b…ファイルサーバ
30…GDI
31…スプーラ
201,202…ステープル位置
P…印刷制御プログラム
P1…用紙種類取得機能
P2…ステープル枚数設定機能
P21…ステープル種類取得機能
P3…印刷種類取得機能
P4…印刷データ入手機能
P5…印刷制御機能
T1…ステープル対応テーブル
m…機能制御モジュール
m1…スプールファイル生成モジュール
m11…印刷データ入手モジュール
m12…スプーラモジュール
m2…印刷用実データ生成モジュール
m21…印刷設定取得モジュール
m22…印刷ページ振り分けモジュール
m23…ステープル位置情報作成モジュール
m24…目印情報作成モジュール
m25…実データ作成モジュール[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a print control program, a print control apparatus, and a print control method.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of print control program has a function of bookbinding printing such as overfold bookbinding printing in which printed materials are folded and bound, and bookbinding is performed by obtaining print data created by a computer application program. Actual printing data for printing can be created. When the printer connected to the computer obtains the actual printing data, it performs overlapped bookbinding printing on the printing paper. A user of a computer can perform bookbinding by folding a folded printed material with the booklet printed thereon and folding the folded portion with staples. Even a printed matter printed without using the bookbinding printing function can be bound by stacking the printed matter and binding it with staples.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional technique described above, when there are a large number of printed materials that are overlapped and bound and printed, there are cases in which the sheets are too thick and cannot be bound with staples. In this case, it is necessary to divide the printed material, but the print layout changes when the number of sheets to be stacked is changed, so the user can divide the print data so that the number of sheets is less than the number of sheets that can be stapled in the unit to be separated. And printing must be performed again. Therefore, there is a problem that the printing paper is wasted and it takes time to perform printing again. Further, even when the function of overlapped bookbinding printing is not used, if the number of printed materials is large, it cannot be stapled. As a result, it takes time to separate the printed material within the number of sheets that can be stapled, and to staple again.
Furthermore, the plurality of booklets that are stapled and stacked are thickened only at the portion where the staples are performed by contacting the staples. For this reason, there is also a problem that it is difficult to stack a booklet on which stapling is performed.
[0004]
SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is that it provides a print control program, a print control apparatus, and a print control method capable of performing stapling reliably when a printed material is bound with staples.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an invention according to
[0006]
In the invention according to
[0007]
Then, the printing paper printed based on the actual printing data is separated in the number of sheets that can be stapled. That is, when the printed material, which is the printed printing paper, is bound with staples, it is possible to prevent a situation where the printed material is too thick to be bound, and it is possible to reliably staple the printed material. In addition, when using the function of overlapping folding bookbinding printing, it is possible to eliminate the waste of printing paper due to the inability to perform stapling and the trouble of performing printing again. Further, information indicating the staple position where the staple is performed is printed on the printing paper. Therefore, a user who performs stapling can perform stapling using the printed stapling position as a mark, and convenience is improved.
Note that the printer that is the output destination of the actual printing data only needs to be able to print on the printing paper, and various modes are conceivable. For example, it may be provided separately from a computer that executes the print control program and connected via a connection cable, or may be integrated with the computer.
[0008]
Here, as an example of the configuration of the paper type acquisition function, the invention according to
That is, the paper type is acquired from the content selected and input for the type of printing paper performed by the user. Of course, the configuration of the paper type acquisition function can be various. For example, the configuration may be such that the paper type is acquired from a printing machine that obtains actual printing data and prints on the printing paper.
[0009]
As an example of the configuration of the staple number setting function, the invention according to
In the invention according to
[0010]
Further, as an example of a configuration for setting the stapling possible number from the staple type and the paper type, the invention according to claim 4 is the print control program according to
In the invention according to claim 4 configured as described above, the staple number setting function can acquire the corresponding stapleable number from the paper type and the staple type by referring to the staple correspondence table. That is, the number of stapleable sheets can be easily set with a simple configuration.
[0011]
Here, even for the same paper type, the thickness and quality of the printing paper may be slightly different due to different manufacturers. Also, even for the same staple type, the number of print sheets that can be bound for the same reason may be slightly different. Therefore, according to a fifth aspect of the present invention, in the print control program according to the third or fourth aspect, the staple number setting function accepts an operation input for changing the stapleable number of sheets, and the content of the operation input From this, the number of sheets that can be stapled is set.
That is, the stapleable number of sheets is set based on the contents input by the user regarding the change of the stapleable number of sheets performed by the user. Therefore, the number of stapleable sheets stored in the staple correspondence table can be adjusted to the optimum number, and convenience is improved. Of course, the configuration of the staple number setting function can be various in addition to the above. For example, a configuration for setting the number of staples using a staple correspondence table in which the manufacturer of print paper or staples is stored in correspondence with the number of staples is set. It is good.
[0012]
By the way, there may be only one type of printing on the printing paper, or there may be a plurality of types. Accordingly, the invention according to claim 6 is the print control program according to any one of
[0013]
In the invention according to claim 6 configured as described above, when the printing type acquisition function acquires the printing type for the printing paper, the printing control function creates actual printing data based on the acquired printing type. That is, the actual printing data can be appropriately created according to the printing type.
[0014]
Further, actual printing data to be separated so as to be stapled according to the printing type may be created. As an example of the configuration, the invention according to claim 7 is the print control according to claim 6. In the program, when the print type acquired by the print type acquisition function is a print type in which the distribution of print pages in the print paper changes according to the number of prints, the print control function On the other hand, the actual data for printing is generated so as to be separated so as to be stapled.
That is, it is possible to provide an example of the configuration of the print control function, and when printing is performed with a print type that requires printing again if the printed matter is too thick to be stapled, the printed printing paper is surely printed. The book will be separated as many sheets as possible.
[0015]
Here, as an example of a specific configuration, the invention according to claim 8 is the print control program according to claim 7, wherein the print control function is configured such that when the print type is overlapped bookbinding printing, The actual printing data is created so that the print paper can be stapled so as to be stapled.
That is, when using the function of over-fold bookbinding, which requires printing again if the printed material is too thick to be stapled, the printed printing paper is surely divided into a number that can be stapled. Become.
Of course, in addition to overlapped bookbinding printing, actual printing data that separates the print sheets so that they can be stapled during the case of bag binding printing with a spine cover or the like may be created. Also, even if the print type does not change the distribution of the print pages in the print paper according to the number of prints, actual print data that separates the print paper so that it can be stapled may be created. Needless to say.
[0016]
Furthermore, a print control program for obtaining print data, creating actual print data to be output to a printer and printed on print paper, the print data obtaining function for obtaining the print data, and the print paper Staples that are separated from the print data obtained by the print data acquisition function so as to be stapled on the basis of the number of staples that can be stapled and are stapled on the print paper You may make a computer implement | achieve the printing control function which produces the said actual data for printing which prints the information which shows a position.
In the invention configured as described above, information indicating the staple position where the staple is performed is printed on the printing paper. Therefore, a user who performs stapling can perform stapling using the printed stapling position as a mark, and convenience is improved.
[0017]
Here, the plurality of booklets that are stapled and stacked tend to be thick only at the portion where the staples are made by contacting the staples. Accordingly, the invention according to
In the invention according to the ninth aspect configured as described above, the stapling position printed on the printing paper is shifted every time the volume is separated. A plurality of booklets that are stacked by stapling using the printed staple positions as marks are not brought into contact with each other, so that the portions where the staples are performed do not become thicker. As a result, it becomes easier to stack booklets.
[0018]
Further, as an example using a configuration for printing the staple position, the invention according to
In the invention according to claim 10 configured as described above, the information printed at the stapling position is different for each separated booklet. That is, the user can easily grasp which booklet is confirmed by checking the information printed at the staple position.
[0019]
Here, as an example of the different information, the invention according to claim 11 is the print control program according to
That is, since the information printed at the staple position is a serial number that is different for each booklet, the user can easily understand how many booklets the booklet will be. Note that the serial number can have various forms. Therefore, the serial number does not need to start from 1, and a number may be assigned so as to decrease every time a separate volume is performed. Moreover, it is good also as information including the number of the booklets separated.
Of course, the information printed at the stapling position can be various in addition to the serial number. For example, the information may be printed as a different number of circles each time a separate volume is printed, or may be printed as a different graphic. .
[0020]
By the way, in order to make the user grasp the volume part, there are various ways other than printing different information at the staple position every time the volume is separated. As an example of the configuration, the invention according to
In other words, a print sheet indicating a separate volume is inserted in the printed matter. Therefore, it is possible to easily grasp the volume part.
Here, the printing paper indicating the volume portion can be in various forms, and may not be printed or may be printed with information indicating that it is a dummy page.
[0021]
As another example, the invention according to
That is, when a printing machine that prints on printing paper has a function such as a shifter that changes the paper discharge position, the print paper that has been printed and discharged has a different paper discharge position for each booklet. Therefore, it is possible to easily grasp the volume part.
[0022]
Furthermore, as another example, the invention according to
That is, when the printing machine that prints on the printing paper has a function of changing the direction of discharge of the printing paper, the printing paper that has been printed and discharged has a different orientation for each booklet. Therefore, for example, it is suitable when the printing press has a function of switching between vertical paper discharge and horizontal paper discharge.
[0023]
Note that if you create actual printing data that prints information by shifting the stapling position each time you change the booklet, it will be printed even if you are not creating actual printing data that separates the print paper so that it can be stapled. A plurality of booklets that are overlapped by stapling with the stapling position as a mark do not become thick only at the place where the stapling is performed. Accordingly, the invention according to
That is, when the print data acquisition function acquires the print data, the print control function prints the information indicating the staple position while shifting the staple position where the staple is performed on the print paper every time the booklet is changed. Create Accordingly, the stapling position printed on the printing paper is shifted every time the booklet is changed. Therefore, even if a plurality of booklets on which stapling is performed are stacked, only the portion where the stapling is performed does not increase in thickness.
[0024]
By the way, when executing the print control program of the present invention, the program data may be recorded on a recording medium, and this recording medium may be distributed. It is conceivable to read data from this recording medium into a server or a client as appropriate, but this recording medium may be a magnetic recording medium or a magneto-optical recording medium, or any of the types to be developed in the future. The same applies to the recording medium. In addition, even when a part is software and a part is realized by hardware, there is no difference in the concept of the present invention, and a part is recorded on a recording medium and is appropriately changed as necessary. It includes a reading form. Furthermore, the duplication stages such as the primary replica and the secondary replica are equivalent without any question.
[0025]
Further, it can be easily understood that the print control program of the present invention is realized by a computer and can be applied as a substantial apparatus including such a computer. Therefore, the inventions according to
[0026]
Furthermore, when the printing control program of the present invention proceeds with processing according to a predetermined control procedure corresponding to the above-described function, it is natural that the invention exists at the basis of the procedure. Therefore, the present invention can also be applied as a method, and the inventions according to
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when a printed material is bound with staples, the staple can be reliably performed, and the staple can be performed with the printed staple position as a mark, thereby improving convenience. It is possible to provide a print control program that can be executed.
According to the second aspect of the invention, the paper type acquisition function can be easily configured.
Furthermore, according to the third aspect of the invention, it is possible to appropriately set the stapling possible number according to the type of staple.
[0028]
Further, according to the invention of claim 4, it is possible to easily set the stapling number of sheets with a simple configuration.
Furthermore, according to the fifth aspect of the present invention, the number of stapleable sheets can be adjusted to an optimum number, and convenience can be improved.
Furthermore, according to the invention concerning Claim 6, it becomes possible to produce the actual data for printing appropriately according to the printing type.
[0029]
Furthermore, according to the invention according to claim 7, when printing is performed with a printing type that requires printing again if the printed material is too thick to be stapled, the printed material is reliably separated into a number that can be stapled. Can do.
Furthermore, according to the invention according to claim 8, when using the function of over-folding bookbinding printing in which it is necessary to print again if the printed material is too thick to be stapled, the printed material can be reliably printed in a number that can be stapled. Can be separated into two volumes.
[0030]
Furthermore, according to the ninth aspect of the present invention, even if a plurality of booklets on which stapling is performed are stacked, it is possible to prevent the portion where the stapling has been performed from becoming thick.
Furthermore, according to the tenth aspect of the present invention, it is easy to grasp which booklet is out of the separated booklets, so that convenience can be improved.
Furthermore, according to the invention concerning Claim 11, since it becomes easy to grasp | ascertain how many the booklet which was divided | segmented is, the convenience can be improved.
[0031]
Furthermore, according to the invention concerning Claim 12-
Further, according to the inventions according to
Furthermore, according to the sixteenth and eighteenth aspects of the present invention, when the printed material is bound with staples, the staple can be reliably performed, and the staple can be stapled with the printed staple position as a mark. Therefore, it is possible to provide a print control apparatus and a print control method that can improve convenience.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in the following order.
(1) Configuration of computer capable of executing print control program:
(2) Schematic configuration of print control program:
(3) Print interface screen example:
(4) Each module constituting the printer driver:
(5) Operation of this embodiment:
[0033]
(1) Configuration of computer capable of executing print control program:
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block configuration diagram showing a schematic configuration of a computer capable of executing a print control program according to an embodiment of the present invention.
In the figure, a
[0034]
An
[0035]
Here, the connection interface between the
The
[0036]
As described above, each software is stored in the
[0037]
Here, the
[0038]
On the premise of the above hardware, software stored in the
[0039]
For example, when reading data from the
[0040]
FIG. 3 is a block diagram showing the execution environment of the printer driver 15a5 including the print control program according to the embodiment of the present invention.
The printer driver 15a5 is operated when the printing function from the APL 15a3 is executed. The printer driver 15a5 can perform two-way communication with the
[0041]
The printer driver 15a5 is roughly divided into two modules: a spool file generation module m1 and a print actual data generation module m2. The spool file generation module m1 acquires the RGB print data created by the APL 15a3 from the
[0042]
Further, the
[0043]
(2) Schematic configuration of print control program:
FIG. 4 is a claim correspondence diagram showing a schematic configuration of the print control program P included in the printer driver 15a5.
In the figure, the print control program P includes a paper type acquisition function P1, a staple number setting function P2, a print type acquisition function P3, a print data acquisition function P4, and a print control function P5. In this configuration, the print control program P generally acquires the paper type of the print paper on which printing is performed by the paper type acquisition function P1, and can staple the print paper by the staple number setting function P2. Set. The print type acquisition function P3 acquires the print type for the printing paper on which printing is performed. Note that the types of printing on the printing paper include the above-described overlapped bookbinding printing, bag binding printing with a back cover, and the like. When the print data is acquired from the APL 15a3 by the print data acquisition function P4, the print control function P5 uses the set printable number of sheets and the acquired print type as a reference to print paper from the acquired print data. Create actual printing data that separates the volumes so that they can be stapled. Then, the
[0044]
The staple number setting function P2 has a staple type acquisition function P21 for acquiring the type of staple for binding the printing paper. The
[0045]
(3) Print interface screen example:
The APL 15a3 has an APL printing function. When this APL printing function is executed, the printer driver 15a5 calls the
FIG. 5 shows an
The APL 15a3 provides the printer driver 15a5 via the OS 15a2 with a set of print commands for generating a print image in accordance with a predetermined rule, and the
[0046]
On the print interface
In the paper
[0047]
In the paper
[0048]
The detail
[0049]
Here, each printing type will be described. In single-sided printing, one page is printed only on the surface of each printing paper. In double-sided printing, one page is printed on the front and back surfaces of each printing paper. On the print type print interface screen (not shown) corresponding to these print types, various margin designating areas for specifying the left, right, top and bottom margins are displayed, and the size of the margin can be set.
[0050]
Overfold bookbinding printing is used to fold a double-sided printing sheet in half, stack it in half, and bind the folded part with staples. Is printed. 8 includes a binding direction instruction area 161, various
[0051]
In the volume
[0052]
In the equal
When the
[0053]
For example, FIG. 9 shows how the print pages are sorted in the overlap folding bookbinding printing. FIG. 9 shows a print page distribution situation when printing 40 pages, without using the separate volume function, and placing the print paper in landscape orientation and binding left. In the figure, the upper side is bound. In this way, one page can be allocated to four half-page areas on each printing sheet, and four pages can be printed, so double-sided printing is performed on ten sheets.
On the other hand, when the volume separation function is used, the volume is separated within the number of pages displayed in the volume page
[0054]
Folding bookbinding printing is for folding each double-sided printing paper in half, putting the folded parts together and overlapping the printing paper, and binding the folded parts with staples. For example, FIG. 11 shows the assignment of print pages in the folding bookbinding printing, assuming that the upper side is bound. In this case, as shown in FIG. 12, even if the volumes are separated, the page allocation within the printing paper does not change. Therefore, in the case of folding bookbinding printing, the separation function is not set in order to simplify the processing.
[0055]
In the case of bag binding printing, printing is performed with each half-page area of each single-side printed sheet being folded in half and each half-page area being printed on each page.
In the case of back cover-bound bag binding printing, only one sheet of printing paper is folded and bound so as to wrap the edge of the other printing paper, so double-sided printing is performed on the first two pages and the last two pages. Of course, one of the last two pages may be a blank page. For example, FIG. 13 shows the sorting of the print pages in the back cover-bound bag binding printing, assuming that the upper side is bound. In this case, as shown in FIG. 14, the distribution of print pages in the print paper is changed by dividing the volume. In addition, it is possible to attach the same back cover to all booklets on the print interface screen for each print type for back-bound cover binding printing (not shown). In this case, in the example shown in FIG. Two print sheets on which 1 page, 2 pages, 15 pages, and 16 pages are printed are created.
[0056]
The staple
In the staple
[0057]
In the paper
In the stapling possible
In the present embodiment, the maximum number of staples that can be stapled without folding the printing paper is set as the stapleable number. Therefore, the number of stapleable sheets does not change depending on the printing type. For this reason, in the case of a printing type in which the printing paper is folded in half, such as overlapped bookbinding printing, two sheets are actually bound to one printing paper, so binding is performed in a folded state. The maximum number of print sheets that can be printed is half the number of sheets that can be stapled. Although not performed in the present embodiment, the maximum number of sheets that can be bound in a folded state when the print type is folded in two may be set as the stapling possible number. In this case, the number of sheets that can be stapled changes according to the printing type.
[0058]
When the
The staple
[0059]
In the staple position
[0060]
In the print
On the other hand, when “shift position” is selected, the print content selected in the print
If “not print” is selected in the staple position
[0061]
In the
On the other hand, when “not insert” is selected, it is possible to select whether or not to perform printing on the printing paper to be inserted in the
[0062]
In the paper discharge
[0063]
When “vertical change” is selected, as shown in FIG. 19, when the booklet is changed, the direction of the discharged print paper is changed horizontally. In the figure, the first book is discharged and the second book is discharged horizontally. Although not shown, the orientation of the third printing paper is the same as that of the first edition, the orientation of the fourth printing paper is the same orientation as that of the second edition, and the subsequent booklets are also alternated. The horizontal orientation changes. In the figure, for the sake of explanation, the paper discharge position for each booklet is slightly shifted, but the actual paper discharge position is the same for all the same booklet.
When “same position” is selected, the paper discharge position does not change for each booklet.
[0064]
When the
[0065]
(4) Each module constituting the printer driver:
FIG. 20 shows a block diagram of the printer driver 15a5 that executes the processing as described above, paying attention to its function. The printer driver 15a5 includes a function control module m that controls the operation of each module in addition to the spool file generation module m1 and the print actual data generation module m2. Here, the spool file generation module m1 includes a print data acquisition module m11 and a spooler module m12. The actual print data generation module m2 includes a print setting acquisition module m21, a print page distribution module m22, a staple position information creation module m23, a landmark information creation module m24, and an actual data creation module m25. . Each of these modules m11 to m25 can operate in cooperation with each other while realizing a predetermined function based on the control of the function control module m, and create actual printing data.
[0066]
The print data acquisition module m11 acquires the print data created by the APL 15a3 via the
The printer driver 15a5 is appropriately called by the OS 15a2 and needs to access the spool file created by the
[0067]
The print setting acquisition module m21 is in charge of a graphic user interface for acquiring various displays and operations corresponding thereto. Also, the number of stapleable sheets that can be stapled on the printing paper is set. That is, the print setting acquisition module m21 causes the
[0068]
The print page sorting module m22 executes print page sorting according to the type of printing, and sorts print page numbers, sets margins according to each mode, and sets direction parameters. The staple position information creation module m23 creates information for printing the staple position on the printing paper. The mark information creation module m24 creates information for inserting a mark print sheet into a printed print sheet and changing the paper discharge position and orientation. The actual data creation module m25 creates actual printing data as bitmap data while reading the spool file via the spooler module m12. That is, the modules m22 to m25 cause the
[0069]
(5) Operation of this embodiment:
Hereinafter, an operation that the
FIG. 21 is a flowchart showing an outline of processing that the printer driver 15a5 implements in the
[0070]
When the “print menu” 105 is executed in the APL 15a3, the function control module m operates the print setting acquisition module m21 to display the print interface
When the
[0071]
When the
If the
Then, the modules m22 to m25 are operated to perform print actual data creation processing to be described later, print actual data is created from the spool file (step S130), and this flow ends. At that time, if necessary, a process of separating the print sheets so that they can be stapled is also performed.
If the cancel
[0072]
FIG. 22 is a flowchart showing an outline of print setting processing that the print setting acquisition module m21 realizes in the
When the
[0073]
When the printing type name displayed in the list in the printing
[0074]
When the staple type is selected and input from the staple
Next, referring to the staple correspondence table T1 shown in FIG. 23, the stapling possible number of sheets is set (step S220). After that, returning to the detail
[0075]
Here, as shown in the figure, the staple correspondence table T1 stores the paper type of the printing paper, the staple type, and the number of staples that can be associated with each other. Therefore, the stapling possible number of sheets for the printing paper can be set based on the paper type acquired by the paper type acquisition function P1 and the staple type acquired by the staple type acquisition function P21. it can. For example, as shown in FIG. 7, when the paper type is “A4 fine paper” and the staple type is “10 mm wide and 5 mm long”, “A4 fine paper” and “10 mm” are displayed from the staple correspondence table T1 in FIG. The possible staple number “15” corresponding to “
In this embodiment, the stapling number is set corresponding to a plurality of types of staples. However, in order to simplify processing, the stapling type is fixed and the stapling number is set. It may be. Further, although the paper type of the printing paper is classified according to the size of the printing paper such as “A4 high quality paper”, it may be only paper quality such as “high quality paper”, “plain paper”, and the like.
[0076]
When an operation input is made to the stapleable sheet
[0077]
If the condition is not satisfied in step S205, it is determined whether or not the
When the
If the
If the
[0078]
FIG. 25 is a flowchart showing an outline of the print setting process for each print type.
When the
[0079]
Next, various print parameters for each print type are acquired (step S305). In the example of FIG. 8, selection operations are accepted in the binding direction instruction area 161, the booklet
Then, it is determined whether or not the
[0080]
FIG. 26 is a flowchart showing an outline of the staple detail setting process.
When the
Then, it is determined whether or not the
[0081]
FIG. 27 is a flowchart showing an outline of actual printing data creation processing that is realized by the
After creating the spool file in step S125 of FIG. 21, the function control module m operates the print page distribution module m22 to branch the process according to the print type (step S400). Then, actual print data is created based on the print type acquired by the print type acquisition function P3.
When the print type is overlapped bookbinding printing, the process proceeds to step S405, and first, it is determined whether or not the volume function is set to “use” in the volume
[0082]
On the other hand, if the separation function is set to “use”, the process advances to step S410 to perform separation processing for overlapped bookbinding printing. When the print type is back cover-attached bag binding printing, although not shown, the same processing as in steps S405 to S435 is performed, and when the separation function is set to “use”, the back cover-attached bag binding is performed. Performs separate volume processing for printing. In the case of other printing types, the distribution of the printed pages in the printing paper does not change according to the number of printed sheets. Therefore, the separation process is not performed, and the process of steps S455 to S465 is performed, and the process proceeds to step S450. In other words, in the case of over-fold bookbinding printing and back-bound bag binding printing, where the distribution of printed pages in the printing paper changes according to the number of printed sheets, a separation process that separates the printing paper so that it can be stapled is performed. In the single-sided printing, the double-sided printing, the combined bookbinding printing, and the bag binding printing in which the printing page distribution in the printing paper does not change according to the number of printed sheets, the same volume processing is not performed.
[0083]
Hereinafter, a print page distribution process in the overlap folding bookbinding printing will be described.
In step S410, based on the stapleable number of sheets set by the print setting acquisition module m21, a maximum page for separating a booklet (hereinafter referred to as a separate booklet maximum page) is calculated. In overfold bookbinding printing, the printed printing paper is folded in two and stapled, and 4 pages are printed on one printing paper. The result of rounding down is 4 times. In the example of FIG. 6, the number of sheets that can be stapled is 15. Therefore, the maximum number of sheets that can be folded and stapled with staples is “7” divided by 2 and rounded down to the nearest decimal place. Thus, the maximum volume of the separate volume is “28”, which is four times “7”.
Next, the number of volumes is calculated based on the total print page acquired by the print setting acquisition module m21 (step S415). In other words, the total number of print pages is divided by the maximum volume of the separate volume, and the number of separate volumes can be calculated by rounding up after the decimal point. In FIG. 6, since the end page is “40”, the total print page is “40” page, and “40” is divided by the maximum volume page “28”, and the decimal point is rounded up to calculate “2”.
[0084]
Then, the process branches depending on whether or not the equal volume acquired by the print setting acquisition module m21 is available (step S420). When the uniform separation is not performed, the print pages are distributed according to a predetermined distribution procedure so as to be separated for each maximum separated page (step S425), and the process proceeds to step S440. Here, when sorting the print pages, in the example of the left binding shown in FIG. 10, first, after stacking the number of print sheets at the time of separation (7 sheets in FIG. 10), from the top on the left side of the print sheets in the figure. The print pages are assigned 1, 2,... In the order of the front surface and the back surface. When the print page is assigned to the lowermost back side, the print pages are given in the order of the bottom side, the back side, and the front side on the right side of the print paper in the figure. Similarly for the second volume, after stacking the number of print sheets (3 sheets in FIG. 10) on the left side of the volume, print pages 29, 30,... When the print page is given to the bottom rear surface, the print pages 35, 36,... A predetermined sorting procedure is also provided for right binding, top binding, and bottom binding.
[0085]
On the other hand, when performing an equal volume, first, a volume page is determined based on the total number of printed pages and the number of volumes (step S430). Divided pages are obtained by dividing the total number of printed pages by 4 to calculate the number of print sheets that are once printed, dividing this number by the number of separate volumes, and rounding up the decimals to obtain the number of print sheets for each booklet. It can be calculated by multiplying. When the total number of print pages is “40” and the number of volumes is “2”, the number of print sheets to be printed is “10” obtained by dividing “40” by “4”. The number of print sheets is “5” obtained by dividing “10” by the number of separate volumes “2” and rounding up after the decimal point. Then, the separate volume page becomes a “20” page obtained by quadrupling “5” sheets. Thereafter, the print pages are distributed according to the above-described distribution procedure so as to be divided into separate volume pages (step S435), and the process proceeds to step S440. Then, unlike FIG. 10, it is divided into five print sheets and the print pages are sorted.
In the example of FIG. 8, since “No” is selected in the equal
[0086]
When the print pages are sorted, the staple position information creation module m23 is operated to perform a staple position information creation process described later (step S440). Next, the mark information creating module m24 is operated to perform a separate book mark information creating process (step S445). Finally, the actual data creation module m25 is operated to create actual printing data (step S450), and this flow ends. Then, the printing paper printed by the
If it is determined in step S400 that the print type is one-sided printing, double-sided printing, combined bookbinding printing, or bag binding printing, after the print pages are sorted according to the printing type (step S445), In step S460, the staple position information creation process (No. 2), the booklet mark information creation process in step S465, and the actual print data creation process in step S450 are performed to control the
[0087]
FIG. 28 is a flowchart showing the outline of the staple position information creation process.
When the print pages are sorted, the staple position information creation module m23 is operated to branch depending on whether or not printing at the staple position acquired by the print setting acquisition module m21 is possible (step S500). When printing at the stapling position is not performed, the process proceeds to the end of the present flow and exits the present flow. On the other hand, when printing at the staple position, print information corresponding to the print content acquired by the print setting acquisition module m21 is created (step S505). In the example of FIG. 15, since “serial number / number of booklets” is selected in the print
[0088]
Next, a branch is made according to information on whether or not to shift the staple position for each of the separate volumes acquired from the print position setting area 183 (step S510). When the position is shifted for each volume, additional data for printing the print information at a position corresponding to the shift direction acquired from the print
On the other hand, when the position is not shifted for each separate volume, additional data for printing the print information at the same position is created (step S520), and this flow ends.
When the stapling position is printed when this flow is finished, the additional data is created. When the additional data is incorporated and actual printing data is created (step S450), as illustrated in FIG. 16, the stapling
[0089]
In this way, the print control program P can print information indicating the staple position where stapling is performed on the printing paper, so that the user who performs the stapling uses the printed staple position as a mark for the printed matter. Stapling can be performed. At this time, since the print control program P can print a serial number which is different information at the staple position every time a booklet is divided, the user can easily grasp how many booklets the booklet will be. In addition, since the print control program P can print information by shifting the staple position every time a booklet is separated, when a plurality of booklets are stacked by stapling, the staples of the staples do not come into contact with each other and the staples are printed. Only the cracked part does not become thick.
[0090]
Furthermore, the printing control program P can also cause the
FIG. 29 is a flowchart showing an outline of the booklet mark information creation process. This flow is performed after the staple position information creation processing.
First, the mark information creation module m24 is operated to branch depending on whether or not the booklet mark acquired by the print setting acquisition module m21 can be inserted (step S600). If a separate volume mark is not entered, the process proceeds to step S610. On the other hand, when putting a separate book mark, print information corresponding to the type of the separate book mark acquired by the print setting acquisition module m21 is created (step S605). In the example of FIG. 15, since “blank paper” is selected in the
[0091]
Next, branching is performed according to the paper discharge position at the time of separation obtained from the paper discharge position setting area 187 (step S610). If “slide change” is selected in the paper discharge
If “change horizontal” is selected in the paper discharge
If “same position” is selected in the paper discharge
[0092]
As described above, the print control program P inserts a print sheet indicating a separate part when performing a separate volume, changes the discharge position of the printed print sheet, or changes the direction of the discharged print sheet. Therefore, the user who performs stapling can easily grasp the volume of the volume from the printed printing paper.
According to the flow described above, the printing paper printed by the
[0093]
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a print control program capable of reliably performing stapling when stapling is performed. Further, since the print control program of the present invention is realized by a computer, the present invention can also be applied as an actual apparatus including such a computer, and is processed according to a predetermined control procedure corresponding to the above-described function. Since the invention exists in the procedure at the bottom of the process, the present invention is also applicable as the method.
[0094]
By the way, in addition to separating the print sheets so that they can be stapled, when the staple position is printed, the staple position is shifted every time the booklet changes when printing a plurality of booklets, or when the booklet changes A dummy page of a mark may be inserted.
FIG. 30 is a flowchart showing an outline of the staple position information creation process (No. 2) performed in step S460, and the flow is similar to the staple position information creation process shown in FIG. Assuming that the processing shown in FIG. 30 is performed, it is assumed that an operation input has been made on the staple
When the print pages are sorted, the process branches according to whether or not the staple position can be printed, as in step S500 described above (step S700). When printing at the staple position is not performed, this flow is exited, and when printing at the staple position is performed, print information corresponding to the print content is created (step S705). For example, when it is set to print two copies and there are two booklets, the print information of the first book can be “1/2” and the print information of the second book can be “2/2”.
[0095]
Next, branching is performed according to information on whether or not the staple position is shifted for each booklet (step S710). When the position is shifted for each booklet, additional data for printing the print information at a position corresponding to the shifting direction is created (step S715), and this flow is terminated. That is, the print control function P5 that causes the
On the other hand, when the position is not shifted for each booklet, additional data for printing the print information at the same position is created (step S720), and this flow ends.
Then, since the staple position similar to that shown in FIG. 16 is printed for each booklet, the user can staple the staple position as a mark. In addition, since the staple position is shifted every time the booklet is changed, the staples of the staples do not come into contact with each other when a plurality of booklets are stacked by stapling.
Although not shown, the booklet mark information creation process performed in step S465 can also be performed by a flow similar to the booklet mark information creation process shown in FIG.
[0096]
As described above, the print control program P according to the present invention controls the stapling position to be shifted every time the booklet is changed when printing a plurality of booklets, in addition to separating the booklet so as to be stapled on the printing paper. It can be performed. Therefore, when a plurality of booklets are stacked by stapling, the staple needles do not come into contact with each other, and only the portion where the stapling is performed is not thickened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block configuration diagram showing a schematic configuration of a computer capable of executing a print control program according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram showing a configuration of software stored in a hard disk.
FIG. 3 is a block diagram illustrating an execution environment of a printer driver including a print control program according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a claim correspondence diagram showing a schematic configuration of the print control program.
FIG. 5 is a diagram showing an operation screen for selecting an APL print function in APL.
FIG. 6 is a diagram showing a display screen of a print interface main screen.
FIG. 7 is a diagram showing a display screen of a detailed print interface screen.
FIG. 8 is a diagram illustrating a display screen of a print interface screen for each print type.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a distribution state of print pages during overlapped bookbinding printing.
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of a print page distribution situation when a booklet function is used during overlapped bookbinding printing.
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of a distribution state of print pages at the time of folding bookbinding printing.
FIG. 12 is a diagram illustrating an example of a print page distribution situation when a booklet is separated during folding bookbinding printing.
FIG. 13 is a diagram illustrating an example of a distribution state of print pages for back cover-attached bag binding printing;
FIG. 14 is a diagram illustrating an example of a distribution state of print pages when a booklet function is used during bag binding printing with a back cover.
FIG. 15 is a diagram illustrating a display screen of a staple detail setting screen.
FIG. 16 is a diagram illustrating an example of staple positions printed on printing paper.
FIG. 17 is an explanatory diagram for explaining a dummy page inserted in a separate volume part.
FIG. 18 is an explanatory diagram for explaining a state in which the paper discharge position is slid at a separate volume.
FIG. 19 is an explanatory diagram for explaining a state in which the discharge direction is changed at a separate volume.
FIG. 20 is a block diagram illustrating a configuration of modules included in the printer driver.
FIG. 21 is a flowchart illustrating an outline of processing that a printer driver realizes in a computer.
FIG. 22 is a flowchart illustrating an outline of a print setting process that is realized by a print setting acquisition module in a computer.
FIG. 23 is a diagram illustrating a structure of a staple correspondence table.
FIG. 24 is a flowchart illustrating an outline of print setting processing that is realized by the computer by a print setting acquisition module;
FIG. 25 is a flowchart illustrating an outline of print setting processing for each print type.
FIG. 26 is a flowchart illustrating an outline of staple detail setting processing.
FIG. 27 is a flowchart illustrating an outline of actual print data generation processing that is realized by a computer using a print control function;
FIG. 28 is a flowchart illustrating an outline of a staple position information creation process.
FIG. 29 is a flowchart showing an outline of booklet mark information creation processing;
FIG. 30 is a flowchart showing an outline of staple position information creation processing (part 2);
[Explanation of symbols]
10 ... Computer
11 ... CPU
12 ... System bus
13 ... ROM
14 ... RAM
15. Hard disk drive
15a ... Hard disk
15a1 ... Bios
15a2 ... operating system
15a3 ... Application program
15a4 ... Display driver
15a5 ... Printer driver
15a6 ... Communication driver
16 ... CD-ROM drive
17 ... Floppy disk drive
17a ... floppy disk
18 ... Input interface
18a ... Keyboard
18b ... Mouse
19 ... CRT interface
19a ... Display
20 ... Printer interface
20a ... Printer
21 ... Communication interface
21a: Communication line
21b ... File server
30 ... GDI
31 ... Spooler
201, 202 ... Staple position
P: Print control program
P1: Paper type acquisition function
P2 ... Staple number setting function
P21 ... Staple type acquisition function
P3: Print type acquisition function
P4 ... Print data acquisition function
P5: Print control function
T1 ... Staple compatible table
m ... Function control module
m1 ... Spool file generation module
m11: Print data acquisition module
m12 ... Spooler module
m2 ... Actual data generation module for printing
m21: Print setting acquisition module
m22 ... Print page distribution module
m23: Staple position information creation module
m24 ... Marking information creation module
m25 ... Actual data creation module
Claims (19)
上記印刷用紙の用紙種類を取得する用紙種類取得機能と、
この用紙種類取得機能にて取得された用紙種類に基づいて、上記印刷用紙に対してステープル可能なステープル可能枚数を設定するステープル枚数設定機能と、
上記印刷データを入手する印刷データ入手機能と、
上記ステープル枚数設定機能にて設定されたステープル可能枚数を基準にして、上記印刷データ入手機能にて入手された印刷データから上記印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させるとともに上記印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置を示す情報を印字させる上記印刷用実データを作成する印刷制御機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする印刷制御プログラム。A print control program for obtaining print data, creating actual print data to be output to a printer and printed on a print sheet,
A paper type acquisition function for acquiring the paper type of the printing paper;
A staple number setting function for setting the stapling possible number of sheets for the print sheet based on the sheet type acquired by the sheet type acquisition function;
A print data acquisition function for acquiring the print data;
Based on the stapleable number of sheets set by the staple number setting function, the print data obtained by the print data acquisition function is separated so that the print paper can be stapled, and the print paper is A print control program for causing a computer to realize a print control function for creating the print actual data for printing information indicating a staple position where stapling is performed.
上記用紙種類取得機能は、上記印刷用紙の種類の選択入力を受け付け、選択入力された内容から上記用紙種類を取得することを特徴とする印刷制御プログラム。In the print control program according to claim 1,
The print control program, wherein the paper type acquisition function receives a selection input of the print paper type and acquires the paper type from the selected and input content.
上記ステープル枚数設定機能は、ステープルの種類を取得するステープル種類取得機能を有し、取得したステープルの種類に応じて上記ステープル可能枚数を設定することを特徴とする印刷制御プログラム。In the printing control program according to claim 1 or 2,
The print control program, wherein the staple number setting function has a staple type acquisition function for acquiring a staple type, and sets the stapling possible number according to the acquired staple type.
上記ステープル枚数設定機能は、上記用紙種類とステープルの種類とステープル可能枚数とを対応させて格納したステープル対応テーブルを参照して上記ステープル可能枚数を設定することを特徴とする印刷制御プログラム。In the printing control program according to claim 3,
The print control program, wherein the staple number setting function sets the stapleable number with reference to a staple correspondence table in which the paper type, the staple type, and the stapleable number are stored in association with each other.
上記ステープル枚数設定機能は、上記ステープル可能枚数の変更の操作入力を受け付け、操作入力された内容から同ステープル可能枚数を設定することを特徴とする印刷制御プログラム。In the print control program according to claim 3 or 4,
The print control program, wherein the staple number setting function receives an operation input for changing the stapleable number of sheets, and sets the stapleable number of sheets based on the operation input content.
上記印刷用紙に対する印刷種類を取得する印刷種類取得機能が設けられ、
上記印刷制御機能は、上記印刷種類取得機能にて取得された印刷種類に基づいて上記印刷用実データを作成することを特徴とする印刷制御プログラム。In the print control program according to any one of claims 1 to 5,
A print type acquisition function for acquiring the print type for the printing paper is provided,
The printing control function is characterized in that the printing control data creates the printing actual data based on the printing type acquired by the printing type acquisition function.
上記印刷制御機能は、上記印刷種類取得機能にて取得された印刷種類が印刷の枚数に応じて印刷用紙内での印刷ページの振り分けが変わる印刷種類であるときに、上記印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる上記印刷用実データを作成することを特徴とする印刷制御プログラム。In the print control program according to claim 6,
The print control function is configured to staple the print sheet when the print type acquired by the print type acquisition function is a print type in which the distribution of print pages in the print sheet changes according to the number of prints. A printing control program for creating the printing actual data to be divided so as to be possible.
上記印刷制御機能は、上記印刷種類が重ね折り製本印刷であるときに、上記印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させる上記印刷用実データを作成することを特徴とする印刷制御プログラム。In the print control program according to claim 7,
The printing control function is characterized in that the printing control function creates the printing actual data to be separated so that the printing paper can be stapled when the printing type is overlapped bookbinding printing.
上記印刷制御機能は、分冊を行う毎に上記ステープル位置をずらして情報を印字させる上記印刷用実データを作成することを特徴とする印刷制御プログラム。In the printing control program according to any one of claims 1 to 8,
The printing control program, wherein the printing control function creates the printing actual data for printing the information by shifting the staple position every time a booklet is made.
上記印刷制御機能は、分冊を行う毎に上記ステープル位置に異なる情報を印字させる上記印刷用実データを作成することを特徴とする印刷制御プログラム。In the printing control program according to any one of claims 1 to 9,
The print control program according to claim 1, wherein the print control function creates the print actual data for printing different information at the staple position every time a booklet is printed.
上記印刷制御機能は、分冊を行う毎に上記ステープル位置に通し番号を印字させる上記印刷用実データを作成することを特徴とする印刷制御プログラム。In the printing control program according to claim 10,
The printing control program, wherein the printing control function creates the printing actual data for printing a serial number at the staple position every time a booklet is made.
上記印刷制御機能は、分冊を行うときに分冊箇所を示す印刷用紙を挿入させる上記印刷用実データを作成することを特徴とする印刷制御プログラム。In the printing control program according to any one of claims 1 to 11,
The print control function is characterized in that the print control program creates the print actual data for inserting a print sheet indicating a booklet part when carrying out a booklet.
上記印刷制御機能は、分冊を行うときに印刷された印刷用紙の排紙位置を変更させる上記印刷用実データを作成することを特徴とする印刷制御プログラム。In the printing control program according to any one of claims 1 to 12,
The printing control function is characterized in that the printing control program creates the printing actual data for changing the discharge position of the printed printing paper when performing the volume separation.
上記印刷制御機能は、分冊を行うときに排紙された印刷用紙の向きを変更させる上記印刷用実データを作成することを特徴とする印刷制御プログラム。In the printing control program according to any one of claims 1 to 12,
The printing control function is characterized in that the printing control program creates the printing actual data for changing the orientation of the discharged printing paper when performing the volume separation.
上記印刷データを入手する印刷データ入手機能と、
この印刷データ入手機能にて入手された印刷データに基づいて複数の冊子を印刷させる際、冊子が変わる毎に上記印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置をずらしながら同ステープル位置を示す情報を印字させる上記印刷用実データを作成する印刷制御機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする印刷制御プログラム。A print control program for obtaining print data, creating actual print data to be output to a printer and printed on a print sheet,
A print data acquisition function for acquiring the print data;
When printing a plurality of booklets based on the print data obtained by the print data acquisition function, information indicating the stapling position while shifting the staple position where the staple is performed on the printing paper every time the booklet is changed is displayed. A printing control program for causing a computer to realize a printing control function for creating the printing actual data to be printed.
上記印刷用紙の用紙種類を取得する用紙種類取得手段と、
この用紙種類取得手段にて取得された用紙種類に基づいて、上記印刷用紙に対してステープル可能なステープル可能枚数を設定するステープル枚数設定手段と、
上記印刷データを入手する印刷データ入手手段と、
上記ステープル枚数設定手段にて設定されたステープル可能枚数を基準にして、上記印刷データ入手手段にて入手された印刷データから上記印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させるとともに上記印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置を示す情報を印字させる上記印刷用実データを作成する印刷制御手段とを具備することを特徴とする印刷制御装置。A print control device that obtains print data, generates actual data for printing that is output to a printer and printed on printing paper,
Paper type acquisition means for acquiring the paper type of the printing paper;
A staple number setting means for setting a stapling possible number of sheets for the print paper based on the paper type acquired by the paper type acquisition means;
Print data obtaining means for obtaining the print data;
Based on the stapleable number of sheets set by the staple number setting unit, the print data obtained by the print data obtaining unit is separated so that the print sheet can be stapled, and is printed on the print sheet. A print control apparatus comprising: print control means for creating the print actual data for printing information indicating a staple position where stapling is performed.
上記印刷データを入手する印刷データ入手手段と、
この印刷データ入手手段にて入手された印刷データに基づいて複数の冊子を印刷させる際、冊子が変わる毎に上記印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置をずらしながら同ステープル位置を示す情報を印字させる上記印刷用実データを作成する印刷制御手段とを具備することを特徴とする印刷制御装置。A print control device that obtains print data, generates actual data for printing that is output to a printer and printed on printing paper,
Print data obtaining means for obtaining the print data;
When printing a plurality of booklets based on the print data obtained by the print data obtaining means, information indicating the stapling position while shifting the staple position where the staple is performed on the printing paper every time the booklet is changed. A print control apparatus comprising: a print control unit that creates the actual printing data to be printed.
上記印刷用紙の用紙種類を取得する用紙種類取得工程と、
この用紙種類取得工程にて取得された用紙種類に基づいて、上記印刷用紙に対してステープル可能なステープル可能枚数を設定するステープル枚数設定工程と、
上記印刷データを入手する印刷データ入手工程と、
上記ステープル枚数設定工程にて設定されたステープル可能枚数を基準にして、上記印刷データ入手工程にて入手された印刷データから上記印刷用紙に対してステープル可能となるように分冊させるとともに上記印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置を示す情報を印字させる上記印刷用実データを作成する印刷制御工程とを具備することを特徴とする印刷制御方法。A print control method for obtaining print data, generating actual data for printing that is output to a printer and printed on printing paper,
A paper type acquisition step of acquiring the paper type of the printing paper;
A staple number setting step for setting a stapling possible number of sheets for the printing paper based on the paper type acquired in the paper type acquisition step;
A print data obtaining step for obtaining the print data;
Based on the stapling possible number set in the stapling number setting step, the print data obtained in the print data obtaining step is separated so that the print paper can be stapled, and the print paper is And a printing control step of creating the printing actual data for printing the information indicating the staple position at which the staple is performed.
上記印刷データを入手する印刷データ入手工程と、
この印刷データ入手工程にて入手された印刷データに基づいて複数の冊子を印刷させる際、冊子が変わる毎に上記印刷用紙に対してステープルが行われるステープル位置をずらしながら同ステープル位置を示す情報を印字させる上記印刷用実データを作成する印刷制御工程とを具備することを特徴とする印刷制御方法。A print control method for obtaining print data, generating actual data for printing that is output to a printer and printed on printing paper,
A print data obtaining step for obtaining the print data;
When printing a plurality of booklets based on the print data obtained in the print data obtaining step, information indicating the staple position is obtained by shifting the staple position where the staple is performed on the print paper every time the booklet is changed. A printing control method comprising: a printing control step of creating the printing actual data to be printed.
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