JP4028667B2 - 液体加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被加熱物を液槽内で加熱するための液体加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油などの液体が収容される液槽と、液槽の底部に連設した熱室と、加熱処理される被加熱物を液槽内で搬送する例えば複数のプレートを取付けた搬送コンベアとを備えた液体加熱装置、例えば連続搬送式のフライヤー(調理加熱装置)が知られている(実開昭61−64837号公報)。
【0003】
この装置には通常、前記液槽への熱伝達効率を高めるために液槽の底部下面に複数の熱伝達媒体(フィン)が取付けられている。
【0004】
しかし、大量に被加熱物を加熱処理しなければならない例えば給食現場等に於いては、前記液槽の加熱効率の向上や加熱時間の短縮を考慮しなければならず、そのため、前記熱室の燃焼バーナーの容量を高めなければならなくなっている。即ち、燃焼バーナーの燃焼量を多くするために供給ガス量を多くすることになるのであるが、これにより、液槽の底部下面に作用する熱量が増し、液槽底部が熱室底面方向に歪を生じ、搬送コンベアに取付けたプレートの下面と液槽の底部上面間の隙間が大きくなり、この隙間に被加熱物が挟まったり、プレートが被加熱物の上方を素通りしたりして被加熱物を液槽内で搬送できなくなるという問題が発生する。
【0005】
歪発生のメカニズムは以下の通りである。すなわち、被加熱物を大量に加熱処理する場合、液槽が長くなるが、液槽が長くなると、液槽の支点として機能する液槽曲げ部から下方向にたわみを生じる。つまり、液槽は下方向に自重でたわむ。しかし、液槽が熱作用を受けると、液槽底部は支点方向に膨張していくが強度の強い前記液槽曲げ部で液槽底部は逃げ場を失い、下方向に大きく歪む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この問題を解決する為に、液槽が加熱されて歪を発生する場合に、液槽の歪方向(下方向)と反対方向に液槽を押し上げる作用を生じさせるための金属補強板(図8参照)を、液槽の底部下面に設けることが考えられる。
【0007】
下記に示す表1の中央欄には、前記金属補強板の取付け長さ(液槽底部下面から熱室底面に向かっての長さ;以下、補強板長という)Aが30mm、50mm、65mmおよび100mmの金属補強板を液槽の底部下面にそれぞれ溶接した場合の歪値が示されている。この歪値とは、図8に示すように、金属補強板の溶接位置の近傍位置Pにおける液槽底部下面から熱室底面までの距離を歪前と歪後で測定し、歪前の距離Lから歪後の距離Hを引いた値である。補強板長Aが30mmの金属補強板を例にとると、歪後は、近傍位置Pにおける液槽底部下面が下方向に+20.0mmと大きく歪む。この+の符号は、液槽底部下面が下方の熱室底面方向に盛り上がったことを示している。なお、これらのデータの測定条件は、燃焼(熱室)バーナーの燃焼カロリーを40000Kcal/hとし、前記バーナーの燃焼時間を1時間とした。
【0008】
【表1】
Figure 0004028667
【0009】
しかし、この表1から明らかなように、金属補強板の補強板長Aにより液槽の歪の程度が異なっている。例えば、補強板長Aが30mmと100mmの金属補強板では歪値の差ΔAが9.5mmもある。
【0010】
これは、液槽の底部に連設された熱室の1区画である、バーナーを連結した一つの燃焼室の加熱作用により金属補強板そのものも液槽の歪方向に歪を生じて、液槽を熱室底面方向に押し下げる故であり、その度合いが、金属補強板の補強板長Aによって異なり、実用上いかなる補強板長を有する金属補強板を採用するかの決定が困難となる。
【0011】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、いかなる長さの金属補強板を採用しても、液槽が熱室からの熱作用によって液槽内の搬送コンベアが被加熱物の搬送に支障を生じない程度の歪を生じるに止まることができる液体加熱装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、液槽の底部に熱室を連設して液槽内の液体を加熱するとともに、液槽内で被加熱物を搬送する搬送コンベアを設けた液体加熱装置において、熱室上方の液槽の底部下面に複数の金属補強板を取付けるとともに、前記各金属補強板に断熱材を被覆してある(図1〜図5参照)。
【0013】
また、この発明は別の観点から、液槽の底部に熱室を連設して液槽内の液体を加熱するとともに、液槽内で被加熱物を搬送する搬送コンベアを設けた液体加熱装置において、熱室上方の液槽の底部下面に複数の金属補強板を取付けるとともに、前記各金属補強板に、当該金属補強板との間に空間を有する状態で断熱材を被覆してある(図6参照)。
【0014】
また、この発明は更に別の観点から、液槽の底部に熱室を連設して液槽内の液体を加熱するとともに、液槽内で被加熱物を搬送する搬送コンベアを設け、更に、熱室上方の液槽の底部下面に、複数の熱伝達媒体と複数の金属補強板を取付けた液体加熱装置において、前記各金属補強板に断熱材を被覆したものを隣接する前記熱伝達媒体で挟むようにしてある(図7参照)。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1〜図5は、この発明の第1の実施形態を示す。
図1は、液体加熱装置1を正面側から見た図で、搬送コンベア7に取付けた複数のプレート6によって搬送される被加熱物の搬送方向(B方向)に沿って並置されている二つの熱室4a,4bに跨がる状態で、油などの液体が収容される液槽2が設置されている。なお、図1は、前記液体が収容されていない液体加熱装置1を示している。図2は、前記二つの熱室4a,4bのうち、B方向における上流側に位置する第1の熱室4a上方の液槽領域Sにおいて被加熱物5がプレート6によってB方向に搬送されている状態を示し、図3は、前記熱室4aが1つの燃焼室23と五つの燃焼空気対流室24,25,26,27,28で構成されていることを示す図である。また、図4は、液槽2の底部下面mに取付けた金属補強板、すなわち、熱室4aの燃焼室23に設けた金属補強板と、バーナーの炎および燃焼空気Gが支障をきたすことなく燃焼室23内に導入されるバーナー部との位置関係を示し、更に、図5は、燃焼室における前記金属補強板および熱伝達媒体(フィン)と、燃焼室の構成部材の一つである仕切板との位置関係を示す。
【0016】
これら図1〜図5において、1は液体加熱装置で、油等の液体Eが収容されるほぼ直方体形状の液槽2と、この液槽2内の前記液体Eを熱するために液槽2の底部3下方に連設した熱室4と、この熱室4内を流通する燃焼空気Gを排出するための排気ダクト10と、加熱処理される被加熱物5を液槽2内で搬送する複数のプレート6をチェーン8に取付けた搬送コンベア7と、これら液槽2、熱室4および搬送コンベア7を収容する筐体9とより構成される。なお、7aは案内コロである。
【0017】
この実施形態では、前記液槽2が、二つの熱室4a,4bに跨がる形で位置している。第1の熱室4aおよび第2の熱室4bは、それぞれ被加熱物の搬送方向(B方向)における上流側および下流側に位置する。そして、第1の熱室4aおよび第2の熱室4bは同一構造であるので、第1の熱室(以下、単に熱室という)4aについて後述する。
【0018】
11a、11b、11c、11d、11e、11fは、液槽2の底部下面mに溶接等の手段で取付けられた複数の熱伝達媒体(フィン)で、下方開口Kを有する状態で縦断面コ字型に形成されている。熱伝達媒体11a、11b、11c、11d、11e、11fはそれぞれ同一構造である。これら熱伝達媒体11a、11b、11c、11d、11e、11fは、図1および図2においては、紙面垂直方向に延びている。つまり、B方向に直角な方向(D方向)に延びている。
【0019】
そして、液槽2に連設されている熱室4aは、底面n(図1、図2、図5参照)と4つの側壁12、13、14、15(図3参照)を有し、液槽2の底部3が熱室4aの上壁となっている。また、熱室4aの内部は、中間板30および傾斜面部31(図4、図3参照)により、上下に分割され、中間板30および傾斜面部31の下方には中空の空間断熱層16が形成される。更に、熱室4a内において、中間板30および傾斜面部31の上方は、五枚の仕切板17,18,19,20,21が、それぞれ連通口22を有するように平面視において千鳥状に設けられており、仕切板17,19,21は側壁14に垂直に当接するように設けられ、仕切板18,20が側壁12に垂直に当接するように設けられていることにより、熱室4aは、燃焼室23と五つの燃焼空気対流室24,25,26,27,28とに区画される。
【0020】
すなわち、仕切板17、側壁14,15,12によって一つの連通口22を有する燃焼室23が、仕切板17,18、側壁12,14によって二つの連通口22、22を有する燃焼空気対流室24が、仕切板18,19、側壁12,14によって同じく二つの連通口22、22を有する燃焼空気対流室25が、仕切板19,20、側壁12,14によって同じく二つの連通口22、22を有する燃焼空気対流室26が、仕切板20,21、側壁12,14によって同じく二つの連通口22、22を有する燃焼空気対流室27が、仕切板21、側壁12,14によって一つの連通口22を有する燃焼空気対流室28がそれぞれ区画され形成されている。
【0021】
燃焼空気対流室24,25,26,27,28のそれぞれ底部n1 は中間板30により形成されている。また、燃焼空気対流室28の下流には排気ダクト10の一端を形成する排出口10aが設けられている。
【0022】
前記燃焼室23の側壁14には送風機およびバーナー(ともに図示せず)を備えたバーナー部36が着脱自在に設けられていて、バーナーの炎37および燃焼空気Gが支障をきたすことなく燃焼室23内に導入される構造となっている。また、バーナー部36の側面には空気導入部36aが設けられている。このようにバーナー部36を熱室4aの側面に設ければ、取り外しが簡単となるので、メンテナンスを容易に行うことができる。
【0023】
ここで、バーナー部36から排気ダクト10までの燃焼空気Gの流れについて説明すると、まず、バーナー部36から炎37とともに燃焼室23に導入された燃焼空気Gは、燃焼室23の連通口22から燃焼空気対流室24内に進入し、次いで燃焼空気対流室24の連通口22から燃焼空気対流室25内に入り、燃焼空気対流室25の連通口22から燃焼空気対流室26内に入り、燃焼空気対流室26の連通口22から燃焼空気対流室27内に入り、最後に燃焼空気対流室27の連通口22から燃焼空気対流室28内に至り、そのまま燃焼空気対流室28の下流にある、燃焼空気対流室28とほぼ同じ大きさの開口断面積を有する排気ダクト10から排出口10aへ導出される。
【0024】
以下、この発明の特徴的構成について説明する。
【0025】
40は、液槽2の底部下面mに溶接等の手段で取付けた複数の金属補強板である。この実施形態では燃焼室23に複数の金属補強板40を取付けている。この金属補強板40は、液槽2が加熱されて歪を発生する場合に、液槽2の歪方向(下方向)と反対方向に液槽2を押し上げる作用を生じさせるためのものである。
【0026】
この実施形態では、各金属補強板40は、それそれ、熱伝達媒体11a,11a間に位置している。また、この金属補強板40の取付け長さ(液槽底部下面mから熱室底面nに向かっての長さ;以下、補強板長という)を符号Aで示し、長手方向(D方向)の長さを符号Fで示し、厚みを符号Hで示す。
【0027】
なお、図4から明らかなように、金属補強板40のD方向における先端部43は先細り形状になっている。先細り形状を採用したのは、金属補強板40が二点鎖線で示す先端部44の形状を有する場合に比して、燃焼空気Gが流れ易くなるからである。
【0028】
更に、前記各金属補強板40には断熱材41が被覆されている。この断熱材41は、耐熱性を有する部材で構成され、例えば、無機質系(シリカ、アルミナ、セラミック等)の硬質繊維や、鉱物の繊維状結晶である石綿等を挙げることができる。要するに、耐熱性に優れ、例えば1400℃位まで耐え、化学的に安定な部材であればよい。
【0029】
この断熱材41の被覆手順は以下の通りである。
図4、図5において、金属補強板40の長手方向に沿って複数の孔46を設けた状態で金属補強板40を液槽底部下面mに取付ける。続いて、金属補強板40を覆う大きさの断熱材41を金属補強板40の外面と当接させながら金属補強板40を覆うとともに、セラミック等の断熱材41と同じ種類の硬質筒状断熱カラー47を断熱材41を介して孔46に嵌め込み固定し、続いて、ボルト50とナット51を用いて断熱材41を金属補強板40の外面に強固に取付ける。この場合、孔46に嵌め込まれた断熱カラー47内にボルト50を挿入した後、ボルト50をナット51で強固に締め付ける。なお、52,53はワッシャである。
【0030】
而して、バーナー部36から炎37とともに燃焼室23に導入された燃焼空気Gによる金属補強板40への熱伝達を断熱材41で防止できる。また、ボルト50とナット51からの金属補強板40への熱伝達は断熱カラー47があるため防止できる。よって、金属補強板40の補強板長を考慮することなく、液槽底部3の熱室底面n方向への歪を搬送コンベア7が支障を受けることのない最小限度にすることができる。その結果、液体加熱装置を長期的に反復継続して使用することができる。
【0031】
前記表1の右欄には、金属補強板40の補強板長Aが30mm、50mm、65mmおよび100mmの金属補強板を液槽の底部下面にそれぞれ溶接した場合のこの発明の歪値が示されており、また、中央欄には従来の歪値が示されている。なお、これらのデータの測定条件は、燃焼(熱室)バーナーの燃焼カロリーを40000Kcal/hとし、前記バーナーの燃焼時間を1時間とした。
【0032】
表1から、金属補強板40に断熱材41を被覆したこの発明の方が、歪値が飛躍的に減少していることが分かる。すなわち、液槽底部3の歪は、従来に比して約1/10に減少している。なお、補強板長Aが30mm、50mm、65mmおよび100mmの金属補強板40では、前記歪値が、それぞれ、+2.2mm,+2.0mm,+1.5mmおよび+1.3mmであるが、この発明では、前記歪値を+3〜+4mm以下に押さえることができる。
【0033】
なお、この実施形態では、熱室4aの底面nと4つの側壁12、13、14、15内面を断熱材41で覆っている。また、燃焼空気対流室24,25,26,27,28の底部n1 も断熱材41で覆っている。更に、仕切板17,18も断熱カラー47を用いない以外は金属補強板40と同様の取り付け手段で断熱材41で覆っている。
また、この実施形態では、搬送コンベア7として複数のプレート6を有するものを採用したが、この発明では、複数のプレートを有しない、例えばネットコンベアを設けた液体加熱装置であっても、液槽底部の熱室底面方向への歪をネットコンベアが支障を受けることのない最小限度にすることができ、その結果、ネットコンベアを設けた液体加熱装置を長期的に反復継続して使用することができる。
【0034】
図6は、被覆する断熱材41と金属補強板40を間に空間Pができるように断熱材41を被覆するようにしたこの発明の第2の実施形態を示す。なお、図6において、図1〜図5に示した符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0035】
この場合、断熱材41と金属補強板40の間に空間Pがあることから、上記第1の実施形態より金属補強板40が受ける熱的影響を更に減少でき、よって、液槽底部3の熱室底面n方向への歪を更に少なくすることができる。
【0036】
なお、この場合、金属補強板40を覆う大きさの一枚物の断熱材41を使用する代わりに、一枚物の断熱材41を左右対称に二つ割りしたものを使用すると金属補強板40の被覆作業が楽になる。
【0037】
図7は、複数の熱伝達媒体11aと、断熱材41で被覆された金属補強板40を交互に連続して液槽底部下面mに取付けるようにしたこの発明の第3の実施形態を示す。なお、図7において、図1〜図6に示した符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0038】
この場合、各金属補強板40に断熱材41を被覆したものを隣接する熱伝達媒体11a,11aで挟むように構成したので、上記第1,2の実施形態で示した歪防止効果の他に、熱伝達媒体11aの水平方向の歪を金属補強板40が阻止し、熱伝達媒体11aの水平方向の歪を防止して、熱伝達媒体11aの水平方向への熱拡散を防止でき、熱伝達媒体11aから液槽2に向けて有効な熱伝達を達成できる。
【0039】
【発明の効果】
この発明では、液槽の底部に熱室を連設して液槽内の液体を加熱するとともに、液槽内で被加熱物を搬送する搬送コンベアを設けた液体加熱装置において、熱室上方の液槽の底部下面に複数の金属補強板を取付けるとともに、前記各金属補強板に断熱材を被覆したので、金属補強板の補強板長を考慮することなく、液槽底部の熱室底面方向への歪を搬送コンベアが支障を受けることのない最小限度にすることができる。その結果、液体加熱装置を長期的に反復継続して使用することができる。
【0040】
また、この発明では、熱室上方の液槽の底部下面に複数の金属補強板を取付けるとともに、前記各金属補強板に、当該金属補強板との間に空間を有する状態で断熱材を被覆したので、金属補強板が受ける熱的影響を更に減少でき、よって、液槽底部の熱室底面方向への歪を更に少なくすることができる。
【0041】
更に、この発明では、熱室上方の液槽の底部下面に、複数の熱伝達媒体と複数の金属補強板を取付けた液体加熱装置において、前記各金属補強板に断熱材を被覆したものを隣接する前記熱伝達媒体で挟むようにしたので、歪防止効果の他に、熱伝達媒体の水平方向の歪を金属補強板が阻止し、熱伝達媒体の水平方向の歪を防止して、熱伝達媒体の水平方向への熱拡散を防止でき、熱伝達媒体から液槽に向けて有効な熱伝達を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態を示す全体構成説明図である。
【図2】 上記実施形態を示す要部構成説明図である。
【図3】 上記実施形態における熱室を説明するための図である。
【図4】 上記実施形態における熱室の燃焼室を示す構成説明図である。
【図5】 上記実施形態における熱室の燃焼室を示す要部構成説明図である。
【図6】 この発明の第2の実施形態の熱室の燃焼室を示す要部構成説明図である。
【図7】 この発明の第3の実施形態の熱室の燃焼室を示す要部構成説明図である。
【図8】 液槽底部に生じる歪を説明するための図である。
【符号の説明】
1…液体加熱装置、2…液槽、3…液槽底部、4a…熱室、5…被加熱物、7…搬送コンベア、11a、11b、11c、11d、11e、11f…熱伝達媒体、17,18,19,20,21…仕切板、23…燃焼室、40…金属補強板、41…断熱材、46…孔、47…硬質筒状断熱カラー、50…ボルト、51…ナット、m…液槽底部下面、n…熱室底面。

Claims (3)

  1. 液槽の底部に熱室を連設して液槽内の液体を加熱するとともに、液槽内で被加熱物を搬送する搬送コンベアを設けた液体加熱装置において、熱室上方の液槽の底部下面に複数の金属補強板を取付けるとともに、前記各金属補強板に断熱材を被覆してあることを特徴とする液体加熱装置。
  2. 液槽の底部に熱室を連設して液槽内の液体を加熱するとともに、液槽内で被加熱物を搬送する搬送コンベアを設けた液体加熱装置において、熱室上方の液槽の底部下面に複数の金属補強板を取付けるとともに、前記各金属補強板に、当該金属補強板との間に空間を有する状態で断熱材を被覆してあることを特徴とする液体加熱装置。
  3. 液槽の底部に熱室を連設して液槽内の液体を加熱するとともに、液槽内で被加熱物を搬送する搬送コンベアを設け、更に、熱室上方の液槽の底部下面に、複数の熱伝達媒体と複数の金属補強板を取付けた液体加熱装置において、前記各金属補強板に断熱材を被覆したものを隣接する前記熱伝達媒体で挟むようにしてあることを特徴とする液体加熱装置。
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