JP4028369B2 - Cosmetics for flooring - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の床面に供される床材用化粧材に関し、さらに詳しくは、耐キャスター性、耐衝撃性、耐水性に優れた床材用化粧材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から床材としては、合板に木質化粧単板を貼り合せて塗装したもの、あるいは、合板と中密度繊維板(MDF)を積層した積層体の前記中密度繊維板面に木質化粧単板を貼り合せて塗装したものなどが広く知られると共に多用されている。また、木質化粧単板側から合板や中密度繊維板(MDF)に達する深さの溝加工や面取り加工を施して溝部や面取り部を設けて意匠性を向上させたものが広く知られると共に多用されている。
【0003】
しかしながら、木質化粧単板は、無垢の自然木材を薄くスライスしたものであり、木材資源の枯渇や世界的な資源保護運動の高まりから木材価格が高騰すると共に材質も低下し、従来のような良質な木材が入手困難になってきた。
【0004】
そこで、この木質化粧単板に代わるものとして、木目柄等の美麗な印刷を施した化粧シートが用いられるようになってきた。この代表的なものとしては、合板に化粧シートを貼着したもの、あるいは、合板と中密度繊維板(MDF)を積層した積層体の前記中密度繊維板面に化粧シートを貼着したものを挙げることができるが、前者は木質化粧単板を用いたときと同様に耐キャスター性や耐衝撃性に劣るという問題、あるいは、溝部や面取り部に毛羽立ちやササクレ等を生じ、靴下やストッキングの繊維がこれに引掛り伝線する等といった問題、また、後者についても木質化粧単板を用いたときと同様に前記中密度繊維板が耐水性に劣るために水の浸入により前記中密度繊維板が膨らみ、意匠性を損なうという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、焼却処分時等の環境問題を考慮しつつ、床材に要求される耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性等の諸物性を備えると共に、特に耐キャスター性、耐衝撃性、耐水性に優れた床材用化粧材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、合板からなる基材上に、合成樹脂層、化粧層を順に積層した床材用化粧材において、前記合成樹脂層が
▲1▼降伏点荷重:9kgf以上
▲2▼引張り弾性率:50kgf/mm2以上
▲3▼降伏伸び率:3〜8%
の特性を有することを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の床材用化粧材において、前記合成樹脂層が
▲4▼降伏点荷重:12kgf以上
▲5▼降伏伸び率:3〜5%
の特性を有することを特徴とするものである。
【0008】
上記請求項1、2のいずれかに記載の構成とすることにより、耐キャスター性、耐衝撃性に優れた床材用化粧材とすることができる。引張り弾性率が50kgf/mm2未満では衝撃により合成樹脂層に割れが発生し、降伏点荷重が9kgf未満では衝撃により床材用化粧材の凹みが目立ち、降伏点荷重が9kgf以上、より好ましくは12kgf以上で凹みが目立ち難くなる。また、降伏伸び率が3%未満では衝撃により合成樹脂層に割れが発生し、8%より大きくなると衝撃による変形量が大きく合成樹脂層上に積層されている化粧層の割れが顕著になり、降伏伸び率のより好ましい上限としては5%以下である。
【0009】
また、請求項3記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載の床材用化粧材において、前記合成樹脂層がポリエステル樹脂層であることを特徴とするものである。このように構成することにより、着色性や切削加工性に優れた床材用化粧材とすることができる。
【0010】
また、請求項4記載の本発明は、請求項3記載の床材用化粧材において、前記ポリエステル樹脂層が二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とするものである。このように構成することにより、合成樹脂層を薄くすることができ、ロール状で取扱うことができるために合板と貼合する際の生産性が向上する。
【0011】
また、請求項5記載の本発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の床材用化粧材において、前記化粧層側から溝部が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、意匠性に優れた床材用化粧材とすることができる。
【0012】
また、請求項6記載の本発明は、請求項5記載の床材用化粧材において、前記溝部がその底部を前記合成樹脂層に位置するように形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、毛羽立ちやササクレ等のない比較的滑らかな、耐水性に優れた溝部を有する床材用化粧材とすることができる。
【0013】
また、請求項7記載の本発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の床材用化粧材において、前記合成樹脂層が着色樹脂層であることを特徴とするものである。このように構成することにより、基材の表面色相のばらつきにも対応でき、安定した色調の床材用化粧材とすることができる。
【0014】
また、請求項8記載の本発明は、請求項5記載の床材用化粧材において、前記溝部に塗料が塗布されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、深みのある溝部を有する床材用化粧材とすることができる。
【0015】
また、請求項9記載の本発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の床材用化粧材において、前記化粧層の表面に表面保護層が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性等の表面物性に優れた床材用化粧材とすることができる。
【0016】
また、請求項10記載の本発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の床材用化粧材において、該床材用化粧材の表面に表面保護層が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、溝部あるいは面取り部を含めて全表面を耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性等に優れた床材用化粧材とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳しく説明する。
図1は本発明にかかる床材用化粧材の基本的層構成を示す断面図、図2は本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層の具体的な第1実施形態を示す断面図、図3は本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層の具体的な第2実施形態を示す断面図、図4は本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層の具体的な第3実施形態を示す断面図、図5は本発明にかかる床材用化粧材を構成する絵柄模様を有するオレフィン系樹脂層の具体的な第4実施形態を示す断面図、図6は各種試験体の凹み深さと降伏点荷重との関係を示す図、図7は各種試験体の降伏点荷重と引張り弾性率との関係を示す図、図8は各種試験体の降伏点荷重と降伏伸び率との関係を示す図であり、図中の1は床材用化粧材、2は基材、3は合成樹脂層、4,4’,4”,4’’’,4””は化粧層、40,40’はオレフィン系熱可塑性樹脂シート、40”はオレフィン系熱可塑性樹脂層、41は凹凸模様、42はワイピングインキ、43,45はプライマー層、44は表面保護層、46は絵柄層、47はベタ印刷層、48は接着剤層をそれぞれ示す。
【0018】
まず、図1は本発明にかかる床材用化粧材の基本的層構成を示す断面図あって、床材用化粧材1は、合板からなる基材2上に、降伏点荷重が9kgf以上、引張り弾性率が50kgf/mm2以上、降伏伸び率が3〜8%である合成樹脂層3を接着剤層(図示せず)を介して設け、前記合成樹脂層3上に化粧層4を設けたものである。前記合成樹脂層3の降伏点荷重が上記数値を満たさない場合は耐キャスター性、耐衝撃性に劣り、引張り弾性率および/ないし降伏伸び率が上記数値を満たさない場合は上記数値を満たす場合に比べて実用上の問題はないが、耐衝撃性において見劣りするものとなる。
【0019】
次に、床材用化粧材1を構成する合成樹脂層3について説明する。合成樹脂層3を形成する樹脂としては、降伏点荷重が9kgf以上、より好ましくは、引張り弾性率が50kgf/mm2以上、および/ないし、降伏伸び率が3〜8%であれば特にその種類、厚さ等に制限はなく、たとえば、ポリエチレンテレフタレート、耐熱性の高いポリアルキレンテレフタレート〔たとえばエチレングリコールの一部を1,4−シクロヘキサンジメタノールやジエチレングリコール等で置換したポリエチレンテレフタレートである、いわゆる商品名PET−G(イーストマンケミカルカンパニー製)〕、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート等のポリエステル系樹脂などを挙げることができ、これらの樹脂は、単独であってもよいし、混合物であってもよいし、さらにこれらの樹脂で構成される前記合成樹脂層3は単層であっても複層であってもよいものである。
【0020】
次に、床材用化粧材1を構成する化粧層4について説明する。化粧層4を構成する化粧用基材としては、薄紙,上質紙,クラフト紙,和紙,チタン紙,樹脂含浸紙,紙間強化紙等の紙、木質繊維,ガラス繊維,石綿,ポリエステル繊維,ビニロン繊維,レーヨン繊維等の繊維からなる織布や不織布、あるいは、ポリオレフィン,ポリエステル,ポリアクリル,ポリアミド,ポリウレタン,ポリスチレン等の合成樹脂製シートなどの1種ないし2種以上の積層体を用いることができ、その厚さとしては概ね20〜300μmが適当である。また、上記した化粧層4に用いる前記化粧用基材は必要に応じて必要な層に顔料等を添加して着色してもよいし、必要な面にコロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等の易接着処理を施してもよいものである。
【0021】
図2は本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層の具体的な第1実施形態を示す断面図であって、化粧層4’は透明なオレフィン系熱可塑性樹脂シート40の一方の面にエンボス加工を施して凹凸模様41を設け、その上からワイピング処理を施して前記凹凸模様41の凹部内にワイピングインキ42を充填した後に、表出面全面にプライマー層43を設け、該プライマー層43上に表面保護層44を形成すると共に前記オレフィン系熱可塑性樹脂シート40の他方の面にプライマー層45を介して絵柄層46、ベタ印刷層47を形成したものである。
【0022】
図3は本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層の具体的な第2実施形態を示す断面図であって、化粧層4”は着色したオレフィン系熱可塑性樹脂シート40’の一方の面にプライマー層45を設け、該プライマー層45上にベタ印刷層47、絵柄層46を順に印刷形成し、さらに前記絵柄層46上に2液硬化型ウレタン樹脂等の周知のドライラミネーション用接着剤で形成した接着剤層48を介して透明なオレフィン系熱可塑性樹脂シート40ないし透明なオレフィン系熱可塑性樹脂層40”を周知のドライラミネーション法ないしTダイ押出し法で積層し、前記オレフィン系熱可塑性樹脂シート40ないし前記オレフィン系熱可塑性樹脂層40”の表出面全面にプライマー層43を設け、該プライマー層43上に表面保護層44を形成したものである。
【0023】
図4は本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層の具体的な第3実施形態を示す断面図であって、化粧層4’’’は着色したオレフィン系熱可塑性樹脂シート40’の一方の面にプライマー層45を設け、該プライマー層45上にベタ印刷層47、絵柄層46を順に印刷形成し、さらに前記絵柄層46上に2液硬化型ウレタン樹脂等の周知のドライラミネーション用接着剤で形成した接着剤層48を介して透明なオレフィン系熱可塑性樹脂シート40ないし透明なオレフィン系熱可塑性樹脂層40”を周知のドライラミネーション法ないしTダイ押出し法で積層し、前記オレフィン系熱可塑性樹脂シート40ないし前記オレフィン系熱可塑性樹脂層40”の表面にエンボス加工を施して凹凸模様41を設け、その上からワイピング処理を施して前記凹凸模様41の凹部内にワイピングインキ42を充填した後に、表出面全面にプライマー層43を設け、該プライマー層43上に表面保護層44を形成したものである。なお、今まで化粧用基材を用いた化粧層4について説明してきたが、化粧層4はこれに限ることはなく、たとえば、突板であってもよいものである。この場合、通常、突板表面に透明保護層としてUV(紫外線硬化型)樹脂を塗装したものや、さらには、図2や図3に示すような化粧層4’、4”を該化粧層4’、4”の前記表面保護層44が表出するように突板表面にウレタン系接着剤を介して貼着するなどの加工を施したものが使用されるものである。
【0024】
前記プライマー層43は前記オレフィン系熱可塑製性樹脂シート40ないし前記オレフィン系熱可塑性樹脂層40”と前記表面保護層44との接着強度を向上させる目的で設けるものであり、前記プライマー層43を設ける方が接着強度面から望ましい。また、図2〜4に示した前記プライマー層45はオレフィン系熱可塑性樹脂シート40ないし40’と絵柄層46、ベタ印刷層47等の印刷層との接着性を向上させる目的で設けるものであり、前記プライマー層43と同様の樹脂を用いて同様に形成するのが前記プライマー層43と同様の意味で好ましい。
【0025】
前記プライマー層43、45は、上記したようにオレフィン系熱可塑性樹脂シート40、40’、40”の表面の接着性を高めるためのものであり、これに用いる樹脂としてはエステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ニトロセルロース樹脂等を挙げることができ、これらの樹脂は単独ないし混合して塗料組成物、または、インキ組成物とし、ロールコート法やグラビア印刷法等の適宜の塗布手段を用いて形成することができる。
【0026】
また、凹凸模様41は加熱プレスやヘアライン加工などにより形成することができる。前記凹凸模様41としては、たとえば、導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等である。
【0027】
また、前記絵柄層46および前記ベタ印刷層47は、一般的にはグラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷等の周知の印刷法でインキを用いて形成することができる。前記絵柄層46としては、たとえば、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学模様、文字、記号、線画、各種抽象模様柄であり、前記ベタ印刷層47としては、隠蔽性を有する着色インキでベタ印刷したものである。また、図2〜4においては、前記絵柄層46および前記ベタ印刷層47の両方を設けた構成を示したが、いずれか一方の構成であっても構わない。
【0028】
また、前記絵柄層46および前記ベタ印刷層47に用いるインキとしては、ビヒクルとして、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等を1種ないし2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種補助剤等を加えてインキ化したものを用いることができが、環境問題や被印刷面との接着性等を考慮すると、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミド系樹脂等の1種ないし2種以上混合したものである。なお、ワイピングインキ42についても、上記で説明した絵柄層46およびベタ印刷層47に用いるインキと同じインキで形成することができる。
【0029】
なお、図2〜4に示した化粧層4’、4”、4’’’は、本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層4の具体的な実施例を例示したものであって、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、これに限るものではなく、たとえば、薄紙の一方の面にベタ印刷層、絵柄層を順に印刷形成し、この絵柄層を形成した面全面に表面保護層を設けた構成からなる化粧層であってもよいものである。
【0030】
次に、化粧層4の表面に設ける表面保護層44について説明する。この表面保護層44は床材用化粧材1(図1参照)に要求される耐擦傷性、耐磨耗性、耐水性、耐汚染性等の表面物性を付与するために設けられるものであり、この表面保護層44を形成する樹脂としては、熱硬化型樹脂ないし電離放射線硬化型樹脂等の硬化型樹脂を用いて形成するのが適当である。
【0031】
熱硬化型樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂(2液硬化型ポリウレタンも含む)、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等を挙げることができる。上記樹脂には必要に応じて、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、または、重合促進剤を添加して用いる。たとえば、硬化剤としては、イソシアネートまたは有機スルホン酸塩等が不飽和ポリエステル樹脂やポリウレタン樹脂等に添加され、有機アミン等がエポキシ樹脂に添加され、メチルエチルケトンパーオキサイド等の過酸化物やアゾイソブチルニトリル等のラジカル開始剤が不飽和ポリエステル樹脂には添加される。上記熱硬化型樹脂で表面保護層を形成する方法としては、たとえば、上記した熱硬化型樹脂を溶液化し、ロールコート法、グラビアコート法等の周知の塗布法で塗布し、乾燥すると共に硬化させることにより形成することができる。塗布量としては、固形分で概ね5〜30μmが適当であり、好ましくは15〜25μmである。
【0032】
電離放射線硬化型樹脂としては、電離放射線を照射することにより架橋重合反応を起こして3次元の高分子構造に変化する樹脂である。電離放射線は、電磁波または荷電粒子線のうち分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、可視光線、紫外線(近紫外線、真空紫外線等)、X線、電子線、イオン線等がある。通常は紫外線や電子線が用いられる。紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯の光源が使用できる。紫外線の波長としては、190〜380nmの波長域を使用することができる。また、電子線源としては、コッククロフトワルト型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用いることができる。用いる電子線としては、100〜1000keV、好ましくは100〜300keVのものが使用される。電子線の照射量は、通常2〜15Mrad程度である。
【0033】
そして、電離放射線硬化型樹脂は、分子中に、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、又はエポキシ基等のカチオン重合性官能基を有する単量体、プレポリマー又はポリマー(以下、これらを総称して化合物と呼称する)からなる。これら単量体、プレポリマー、及びポリマーは、単体で用いるか、或いは複数種混合して用いる。尚、本明細書で(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタアクリレートの意味で用いる。
【0034】
ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーとしては、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。このプレポリマーは、通常、分子量が10000程度以下のものが用いられる。分子量が10000を超えると硬化した樹脂層の耐擦傷性、耐摩耗性、耐薬品性、耐熱性等の表面物性が不足する。上記のアクリレートとメタアクリレートは共用し得るが、電離放射線での架橋硬化速度という点ではアクリレートの方が速い為、高速度、短時間で能率よく硬化させるという目的ではアクリレートの方が有利である。
【0035】
カチオン重合性官能基を有するプレポリマーとしては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂等のエポキシ系樹脂、脂肪族系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル、ウレタン系ビニルエーテル、エステル系ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂、環状エーテル化合物、スピロ化合物等のプレポリマーが挙げられる。
【0036】
ラジカル重合性不飽和基を有する単量体の例としては、(メタ)アクリレート化合物の単官能単量体として、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシブチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2エチルヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジベンジルアミノエチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、メトキシプロピレングリコール(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルハイドロゲンテレフタレート等が挙げられる。
【0037】
また、ラジカル重合性不飽和基を有する多官能単量体として、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール−A−ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセリンポリエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスフェ−ト等が挙げられる。カチオン重合性官能基を有する単量体は、上記カチオン重合性官能基を有するプレポリマーの単量体を用いることができる。
【0038】
上記の電離放射線硬化型樹脂は電子線を照射すれば十分に硬化するが、紫外線を照射して硬化させる場合には、増感剤として光重合開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合の光重合開始剤は、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、ミヒラーケトン、ジフェニルサルファイド、ジベンジルジサルファイド、ジエチルオキサイト、トリフェニルビイミダゾール、イソプロピル−N,N−ジメチルアミノベンゾエート等を単独又は混合して用いることができる。又、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場合は、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル、フリールオキシスルホキソニウムジアリルヨードシル塩等を単独又は混合物として用いることができる。尚、これら光重合開始剤の添加量は一般に、電離放射線硬化型樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部程度である。また、この電離放射線硬化型樹脂で保護層を形成する方法としては、たとえば、この電離放射線硬化型樹脂を溶液化し、グラビアコート法、ロールコート法等の周知の塗布法で塗布することにより形成することができる。この場合の塗布量としては、固形分として概ね5〜30μmが適当であり、より好ましくは15〜25μmである。
【0039】
また、電離放射線硬化型樹脂から形成された表面保護層44に、より一層耐擦傷性、耐磨耗性を付与する場合には、粉末状の酸化アルミニウム、炭化珪素、二酸化珪素、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、マグネシウムパイロボレート、酸化亜鉛、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化鉄、窒化硼素、ダイアモンド、金剛砂、ガラス繊維等の研磨材を加えることにより達成することができる。この研磨材の電離放射線硬化型樹脂100重量部に対する割合は1〜80重量部が適当である。
【0040】
なお、今までは表面保護層44を化粧層4の表面に設けることで説明してきたが、表面保護層44は化粧層4の表面に設けるのみならず、たとえば、図2に示した実施例において、プライマー層43と表面保護層44を設けない図5に示すような構成の化粧層4””とし、図示はしないが、この化粧層4””と合成樹脂層3と合板からなる基材2とを順に積層した積層体を作製し、その後に前記積層体の表面にプライマー層43と表面保護層44を設けるようにしてもよいものである。このように前記積層体の表面に前記プライマー層43と前記表面保護層44を設ける構成とすることにより、図示はしないが、通常、床材用化粧材には意匠性向上を目的として工程の最終段階において溝部や面取り部(図示せず)が切削加工により形成されるが、図2〜4に示した第1〜第3実施形態では、溝部や面取り部(図示せず)に表面保護層44が存在しない構成となるが、上記したように前記積層体の表面に前記プライマー層43と前記表面保護層44を設ける構成とすることにより、化粧層4””側から溝部や面取り部(図示せず)を形成して後に溝部や面取り部(図示せず)を設けた表面全面にプライマー層43と表面保護層44を設けることになり、溝部や面取り部(図示せず)にも表面保護層を形成することができ、溝部や面取り部(図示せず)の耐擦傷性、耐摩性、耐汚染性、耐水性等の表面物性を向上させることができる。また、溝部や面取り部(図示せず)に、たとえば、着色塗料や、必要に応じて耐水性を有する着色塗料を塗布することで、深みのある溝部や耐水性を有する深みのある溝部とすることができ、溝部の意匠性や耐水性を向上させることができる。なお、溝部や面取り部(図示せず)の形成方法は上記した切削加工に限ることはなく、たとえば、最表層側からエンボス加工を施すことにより溝部や面取り部(図示せず)を設けてもよいものである。
【0041】
【実施例】
次に、上記の本発明を完成させるために行った試験について説明する。
まず、化粧層として、以下に示す表層材Aを用意した。
表層材A
両面コロナ放電処理した60μ厚さの着色ポリプロピレンフィルムの一方の面に2μm厚さのウレタン系プライマー層を設けると共に他方の面に2液硬化型ウレタン系印刷インキで木目模様の印刷層を形成した。次に、前記印刷層上にウレタン系接着剤を介して透明なプロピレン系樹脂をTダイ押出機で厚さが80μmとなるように押出して中間積層体を作製した。その後、前記中間積層体の前記透明なプロピレン系樹脂面に2μm厚さのウレタン系プライマー層を形成し、該ウレタン系プライマー層上に電離放射線硬化型樹脂をグラビアリバースコート法で乾燥後に15μm厚さとなるように塗布・乾燥して未硬化の電子放射線硬化型樹脂層を形成し、該未硬化の電子放射線硬化型樹脂層に酸素濃度200PPM以下の環境下で電子線(加速電圧175KeV、照射量5Mrad)を照射して硬化させて電子放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を形成すると共に、該表面保護層側から版深50μmの木目導管状エンボス版でエンボス加工を施して木目導管状凹凸模様を形成した化粧シートを作製して表層材Aとした。
【0042】
次に、試験に供する試験体(床材用化粧材)を下記するような合成樹脂層に用いる樹脂種と厚さを変えたもので24種類用意し、前記表層材Aと貼り合せることにより試験体1〜24を得た。
試験体1
前記表層材Aの前記着色ポリプロピレンフィルムの一方の面に設けた2μm厚さのウレタン系プライマー層面にウレタン系接着剤を介して300μm厚さのエステル系樹脂(三菱化学製:NOVAPEX GM700)層を設けると共に該エステル系樹脂層面にウレタン系接着剤を介して12mm厚さのラワン合板を貼合し、さらに前記表面保護層面に木目模様の流れ方向と平行に75mmピッチで巾3.0mm、深さ0.3mmのV溝を切削加工により形成して試験に供する床材用化粧材を作製した。
【0043】
試験体2−0
試験体1のエステル系樹脂層を400μm厚とした以外は試験体1と同じである。
【0044】
試験体3
試験体1のエステル系樹脂層を188μm厚の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡製:A4300)とした以外は試験体1と同じである。
【0045】
試験体4
試験体1のエステル系樹脂層を125μm厚の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡製:A4300)とした以外は試験体1と同じである。
【0046】
試験体5
試験体1のエステル系樹脂層を100μm厚の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡製:A4300)とした以外は試験体1と同じである。
【0047】
試験体6
試験体1のエステル系樹脂層を75μm厚の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡製:A4300)とした以外は試験体1と同じである。
【0048】
試験体7
試験体1のエステル系樹脂層を50μm厚の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡製:A4300)とした以外は試験体1と同じである。
【0049】
試験体8
試験体1のエステル系樹脂層を400μm厚の非晶性ポリエステル(イーストマンケミカルカンパニー製:EasterPETG6763)とした以外は試験体1と同じである。
【0050】
試験体9
試験体1のエステル系樹脂層を300μm厚の非晶性ポリエステル(イーストマンケミカルカンパニー製:EasterPETG6763)とした以外は試験体1と同じである。
【0051】
試験体10
試験体1のエステル系樹脂層を300μm厚のABS(テクノポリマー製:TECNO ABS810)とした以外は試験体1と同じである。
【0052】
試験体11
試験体1のエステル系樹脂層を200μm厚のABS(テクノポリマー製:TECNO ABS810)とした以外は試験体1と同じである。
【0053】
試験体12
試験体1のエステル系樹脂層を100μm厚のABS(テクノポリマー製:TECNO ABS810)とした以外は試験体1と同じである。
【0054】
試験体13
試験体1のエステル系樹脂層を160μm厚のポリカーボネート(三菱エンジニアリングプラスチックス製:ユーピロンS2000)とした以外は試験体1と同じである。
【0055】
試験体14
試験体1のエステル系樹脂層を135μm厚のポリカーボネート(三菱エンジニアリングプラスチックス製:ユーピロンS2000)とした以外は試験体1と同じである。
【0056】
試験体15
試験体1のエステル系樹脂層を85μm厚のポリカーボネート(三菱エンジニアリングプラスチックス製:ユーピロンS2000)とした以外は試験体1と同じである。
【0057】
試験体16
試験体1のエステル系樹脂層を330μm厚のポリプロピレン(日本ポリケム製:ノバテックPPFY3)とした以外は試験体1と同じである。
【0058】
試験体17
試験体1のエステル系樹脂層を200μm厚のポリプロピレン(日本ポリケム製:ノバテックPPFY3)とした以外は試験体1と同じである。
【0059】
試験体18
試験体1のエステル系樹脂層を350μm厚のポリプロピレン(日本ポリケム製:TX1950)とした以外は試験体1と同じである。
【0060】
試験体19
試験体1のエステル系樹脂層を60μm厚のポリプロピレン(日本ポリケム製:TX1950)とした以外は試験体1と同じである。
【0061】
試験体20
試験体1のエステル系樹脂層を380μm厚のポリプロピレン(出光石油化学製:F3900)とした以外は試験体1と同じである。
【0062】
試験体21
試験体1のエステル系樹脂層を200μm厚のポリプロピレン(出光石油化学製:F3900)とした以外は試験体1と同じである。
【0063】
試験体22
試験体1のエステル系樹脂層を60μm厚のポリプロピレン(出光石油化学製:F3900)とした以外は試験体1と同じである。
【0064】
試験体23
試験体1のエステル系樹脂層を330μm厚のポリスチレン(A&Mポリスチレン製:HF77)とした以外は試験体1と同じである。
【0065】
試験体24
試験体1のエステル系樹脂層を60μm厚のポリスチレン(A&Mポリスチレン製:HF77)とした以外は試験体1と同じである。
【0066】
上記で作製した24種類の試験体について、表層材A側からデユポン式衝撃試験(重り:500g、落下高さ:300mm、打ち径R:6.3mm)を行い、その時の各試験体の凹み深さ(単位:μm)を測定し、凹み深さと合成樹脂層の物性の関係を調査した。
【0067】
その結果、各試験体の凹み深さと降伏点荷重との間に図6に示す関係を見出した。すなわち、凹みが目立ち難い凹み深さは450μm以下であり、このときの合成樹脂層はその降伏点荷重が9kgf以上の樹脂種と厚さのものであり、また、図7に示す降伏点荷重と引張り弾性率の関係を示す図表より引張り弾性率が50kgf/mm2以上のものであり、また、図8に示す降伏点荷重と降伏伸び率の関係を示す図表より降伏伸び率が3〜8%のものであることを見出すと共に、さらに、凹みが目立ち難くて化粧層の割れ難いより好ましいものとしては、降伏点荷重が12kgf以上であって、降伏伸び率が3〜5%の樹脂種と厚さからなる合成樹脂層であることを見出して本発明を完成させたものである。なお、図6〜8に記載した数字は試験体ナンバーである。なお、図中の●印は床材用化粧材として最も好適なものを示し、▲印は床材用化粧材として実用上問題のないものを示し、×印は床材用化粧材として使用には不向きなものを示す。
【0068】
さらに、合成樹脂層として上記試験を行った中で結果が良好であった試験体2−0に用いた400μm厚さのエステル系樹脂(三菱化学製:NOVAPEX GM700)層に絞り、化粧層としての表層材Aを他の表層材に代えて別途6種類の表層材を前記樹脂層とそれぞれ貼り合わせることにより試験体2−1〜2−6を得た。
【0069】
試験体2−1
両面コロナ放電処理した80μ厚さの透明ポリプロピレンフィルムの一方の面に2μm厚さのウレタン系プライマー層を設けると共に他方の面に2液硬化型ウレタン系印刷インキで木目模様の印刷層を形成して後に、前記ウレタン系プライマー層上に電離放射線硬化型樹脂をグラビアリバースコート法で乾燥後に15μm厚さとなるように塗布・乾燥して未硬化の電子放射線硬化型樹脂層を形成し、該未硬化の電子放射線硬化型樹脂層に酸素濃度200PPM以下の環境下で電子線(加速電圧175KeV、照射量5Mrad)を照射して硬化させて電子放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を形成すると共に、該表面保護層側から版深50μmの木目導管状エンボス版でエンボス加工を施して木目導管状凹凸模様を形成した表層材を作製し、該表層材の印刷層面にウレタン系接着剤を介して400μm厚さのエステル系樹脂(三菱化学製:NOVAPEX GM700)層を設けると共に該エステル系樹脂層面に水溶性ウレタンエマルジョン接着剤(中央理化工業製BA−10L)を介して12mm厚さのラワン合板を貼合し、さらに前記表面保護層面に木目模様の流れ方向と平行に75mmピッチで巾3.0mm、深さ0.3mmのV溝を切削加工により形成して試験に供する床材用化粧材を作製した。
【0070】
試験体2―2
一般薄葉紙(30g/m2)の一方の面にウレタン系インキにて着色ベタ柄層、絵柄印刷層、ウレタン系プライマー層を順に形成した表層材を作製し、該表層材の非印刷面にウレタン系接着剤を介して400μm厚さのエステル系樹脂(三菱化学製:NOVAPEX GM700)層を設けると共に該エステル系樹脂層面に水溶性ウレタンエマルジョン接着剤(中央理化工業製BA−10L)を介して12mm厚さのラワン合板を貼合し、さらに前記ウレタン系プライマー層面に木目模様の流れ方向と平行に75mmピッチで巾3.0mm、深さ0.3mmのV溝を切削加工により形成し、その後に切削加工を施した面全面にポリメディックSKS−087(2)〔大日本インキ化学工業(株)製〕を乾燥後に2.0g/900cm2となるように塗布すると共に紫外線を照射して硬化させて下塗り層を形成し、該下塗り層上にポリメディックSKS−327Y〔大日本インキ化学工業(株)製〕を乾燥後に2.5g/900cm2となるように塗布すると共に紫外線を照射して硬化させて中塗り層を形成し、次に前記中塗り層面をワイドサンダー(♯400)で研磨し、この研磨した面にポリメディックSK164−40A〔大日本インキ化学工業(株)製〕を乾燥後に1.2g/900cm2となるように塗布すると共に紫外線を照射して硬化させて上塗り層を形成して試験に供する床材用化粧材を作製した。
【0071】
試験体2−3
表層材Aの着色ポリプロピレンフィルムの厚さを100μmとし、透明なプロピレン系樹脂の押出し膜厚を100μmとした以外は表層材Aと同様の表層材を作製し、該表層材の前記着色ポリプロピレンフィルムの一方の面に設けた2μm厚さのウレタン系プライマー層面にウレタン系接着剤を介して400μm厚さのエステル系樹脂(三菱化学製:NOVAPEX GM700)層を設けると共に該エステル系樹脂層面に水溶性ウレタンエマルジョン接着剤(中央理化工業製BA−10L)を介して12mm厚さのラワン合板を貼合し、さらに前記表面保護層面に木目模様の流れ方向と平行に75mmピッチで巾3.0mm、深さ0.3mmのV溝を切削加工により形成して試験に供する床材用化粧材を作製した。
【0072】
試験体2−4
表層材Aの着色ポリプロピレンフィルムの厚さを150μmとし、透明なプロピレン系樹脂の押出し膜厚を150μmとした以外は表層材Aと同様の表層材を作製し、該表層材の前記着色ポリプロピレンフィルムの一方の面に設けた2μm厚さのウレタン系プライマー層面にウレタン系接着剤を介して400μm厚さのエステル系樹脂(三菱化学製:NOVAPEX GM700)層を設けると共に該エステル系樹脂層面に水溶性ウレタンエマルジョン接着剤(中央理化工業製BA−10L)を介して12mm厚さのラワン合板を貼合し、さらに前記表面保護層面に木目模様の流れ方向と平行に75mmピッチで巾3.0mm、深さ0.3mmのV溝を切削加工により形成して試験に供する床材用化粧材を作製した。
【0073】
試験体2−5
0.2mm厚さの突板に塗布量5g/m2の水溶性ウレタンエマルジョン接着剤(中央理化工業製BA−10L)を介して400μm厚のエステル系樹脂(三菱化学製:NOVAPEX GM700)層を設けると共に該エステル系樹脂層面に水溶性ウレタンエマルジョン接着剤(中央理化工業製BA−10L)を介して12mm厚さのラワン合板を貼合し、さらに木目模様の流れ方向と平行に75mmピッチで巾3.0mm、深さ0.3mmのV溝を切削加工により形成した後、前記突板表面にポリメディックSKS−088〔大日本インキ化学工業(株)製〕を乾燥後に0.4g/900cm2となるように塗布すると共に紫外線を照射して硬化させて目止め層を形成し、次に該目止め層上にミラゾールカラー〔大日本インキ化学工業(株)製〕を乾燥後に1.3g/900cm2となるように塗布すると共に紫外線を照射して硬化させて着色層を形成し、該着色層上にポリメディックSKS−087(2)〔大日本インキ化学工業(株)製〕を乾燥後に2.0g/900cm2となるように塗布すると共に紫外線を照射して硬化させて下塗り層を形成し、該下塗り層上にポリメディックSKS−327Y〔大日本インキ化学工業(株)製〕を乾燥後に2.5g/900cm2となるように塗布すると共に紫外線を照射して硬化させて中塗り層を形成し、次に前記中塗り層面をワイドサンダー(♯400)で研磨し、この研磨した面にポリメディックSK164−40A〔大日本インキ化学工業(株)製〕を乾燥後に1.2g/900cm2となるように塗布すると共に紫外線を照射して硬化させて上塗り層を形成して試験に供する床材用化粧材を作製した。
【0074】
試験体2−6
0.2mm厚さの突板に塗布量5g/m2の水溶性ウレタンエマルジョン接着剤(中央理化工業製BA−10L)を介して400μm厚のエステル系樹脂(三菱化学製:NOVAPEX GM700)層を設けると共に該エステル系樹脂層面に水溶性ウレタンエマルジョン接着剤(中央理化工業製BA−10L)を介して12mm厚さのラワン合板を貼合し、さらに木目模様の流れ方向と平行に75mmピッチで巾3.0mm、深さ0.3mmのV溝を切削加工により形成した後、前記突板表面に別途用意した、両面コロナ放電処理した80μ厚さの透明ポリプロピレンフィルムの一方の面に2μm厚さのウレタン系プライマー層を設けると共に他方の面に2液硬化型ウレタン系印刷インキで木目模様の印刷層を形成して後に、前記ウレタン系プライマー層上に電離放射線硬化型樹脂をグラビアリバースコート法で乾燥後に15μm厚さとなるように塗布・乾燥して未硬化の電子放射線硬化型樹脂層を形成し、該未硬化の電子放射線硬化型樹脂層に酸素濃度200PPM以下の環境下で電子線(加速電圧175KeV、照射量5Mrad)を照射して硬化させて電子放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を形成すると共に、該表面保護層側から版深50μmの木目導管状エンボス版でエンボス加工を施して木目導管状凹凸模様を形成したシートを該シートの印刷層が前記突板側に位置するようにウレタン系接着剤を介して貼合して試験に供する床材用化粧材を作製した。
【0075】
上記で作製した6種類の試験体2−1〜2−6について、化粧層側からからデユポン式衝撃試験(重り:500g、落下高さ:300mm、打ち径R:6.3mm)を行い、その時の各試験体の凹み深さ(単位:μm)を測定すると共に化粧層の割れを目視で評価し、その結果を表1に纏めて示すと共に図6にプロットした。
【0076】
【表1】
【0077】
表1からも明らかなように、合成樹脂層を本発明で規定する降伏点荷重、引張り弾性率、降伏伸び率からなる樹脂種と厚さのものを用いることにより、凹みが目立ち難くて化粧層の割れ難い床材用化粧材とすることができる。
【0078】
【発明の効果】
本発明は、今まで縷々説明したように、環境に優しく、床材に要求される耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性、耐水性等の諸物性を備えると共に、特に本発明の床材用化粧材を構成する合成樹脂層が降伏点荷重:9kgf以上、引張り弾性率:50kgf/mm2以上、降伏伸び率:3〜8%、より好ましくは降伏点荷重:12kgf以上、降伏伸び率:3〜5%の特性を有する樹脂種と厚さからなるものを用いることにより、耐キャスター性、耐衝撃性に優れた床材用化粧材を提供することができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる床材用化粧材の基本的層構成を示す断面図である。
【図2】本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層の具体的な第1実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層の具体的な第2実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層の具体的な第3実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明にかかる床材用化粧材を構成する化粧層の具体的な第4実施形態を示す断面図である。
【図6】各種試験体の凹み深さと降伏点荷重との関係を示す図である。
【図7】各種試験体の降伏点荷重と引張り弾性率との関係を示す図である。
【図8】各種試験体の降伏点荷重と降伏伸び率との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 床材用化粧材
2 基材
3 合成樹脂層
4,4’,4”,4’’’,4”” 化粧層
40,40’ オレフィン系熱可塑性樹脂シート
40” オレフィン系熱可塑性樹脂層
41 凹凸模様
42 ワイピングインキ
43,45 プライマー層
44 表面保護層
46 絵柄層
47 ベタ印刷層
48 接着剤層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a flooring decorative material provided on a floor surface of a house or the like, and more particularly to a flooring decorative material excellent in caster resistance, impact resistance and water resistance.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a flooring material, a wood veneer veneer is applied to a surface of a laminated body in which a wood veneer veneer is bonded to a plywood or a laminate in which a plywood and a medium density fiber veneer (MDF) are laminated. Those that are pasted and painted are widely known and widely used. In addition, it is widely known and widely used to improve the design by providing grooves and chamfering depths that reach the plywood and medium density fiberboard (MDF) from the wood veneer veneer side to provide grooves and chamfering. Has been.
[0003]
However, the wood veneer veneer is a thin slice of solid natural wood. The price of wood and the quality of the wood have risen due to the depletion of wood resources and the rise of the global resource protection movement. New wood has become difficult to obtain.
[0004]
Therefore, as an alternative to the wooden veneer, a decorative sheet having a beautiful print such as a wood grain pattern has come to be used. As this typical thing, the thing which stuck the decorative sheet on the plywood, or the thing which stuck the decorative sheet on the said medium density fiber board surface of the laminated body which laminated | stacked the plywood and the medium density fiber board (MDF). Although the former is a problem that casters and impact resistance are inferior as when using a wood veneer veneer, fluffing or crusting occurs in grooves and chamfers, socks and stockings fibers In the latter case, the medium density fiberboard is inferior in water resistance, as in the case of using a wood veneer veneer. There was a problem of swelling and impairing the design.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and its purpose is to take into account environmental problems such as incineration disposal, while scratch resistance, abrasion resistance required for flooring, An object of the present invention is to provide a decorative material for flooring that has various physical properties such as stain resistance and is particularly excellent in caster resistance, impact resistance, and water resistance.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the inventors of the present invention provide a floor covering decorative material in which a synthetic resin layer and a decorative layer are sequentially laminated on a base material made of plywood. Resin layer
(1) Yield point load: 9kgf or more
(2) Tensile modulus: 50 kgf / mm 2 more than
(3) Yield elongation: 3-8%
It is characterized by having the following characteristics.
[0007]
Moreover, the present invention according to
(4) Yield point load: 12kgf or more
(5) Yield elongation: 3-5%
It is characterized by having the following characteristics.
[0008]
By setting it as the structure in any one of the said
[0009]
Moreover, the present invention according to
[0010]
According to a fourth aspect of the present invention, in the decorative material for flooring according to the third aspect, the polyester resin layer is a biaxially stretched polyethylene terephthalate film. By comprising in this way, since a synthetic resin layer can be made thin and can be handled by roll shape, productivity at the time of bonding with a plywood improves.
[0011]
Moreover, the present invention according to
[0012]
Moreover, the present invention according to
[0013]
Moreover, this invention of
[0014]
The present invention according to
[0015]
The present invention according to claim 9 is characterized in that in the decorative material for flooring according to any one of
[0016]
Further, the present invention according to
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a basic layer structure of a decorative material for flooring according to the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view showing a specific first embodiment of a decorative layer constituting the decorative material for flooring according to the present invention. FIG. 3 is a cross-sectional view showing a specific second embodiment of the decorative layer constituting the decorative material for flooring according to the present invention, and FIG. 4 shows the decorative layer constituting the decorative material for flooring according to the present invention. Sectional drawing which shows specific 3rd Embodiment, FIG. 5 is sectional drawing which shows concrete 4th Embodiment of the olefin resin layer which has the pattern which comprises the decorative material for flooring concerning this invention, FIG. Is a diagram showing the relationship between the dent depth of each test specimen and the yield point load, FIG. 7 is a diagram showing the relationship between the yield point load of each test specimen and the tensile modulus, and FIG. 8 is the yield point load of each test specimen. It is a figure which shows the relationship with yield elongation rate, in the figure, 1 is a decorative material for flooring, 2 is a base material, 3 is a synthetic resin layer, 4, 4 ', 4 " , 4 ''', 4 "" are decorative layers, 40, 40' are olefinic thermoplastic resin sheets, 40 "is an olefinic thermoplastic resin layer, 41 is an uneven pattern, 42 is wiping ink, 43, 45 are
[0018]
First, FIG. 1 is a cross-sectional view showing the basic layer structure of a decorative material for flooring according to the present invention. The decorative material for
[0019]
Next, the
[0020]
Next, the
[0021]
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a specific first embodiment of a decorative layer constituting the decorative material for flooring according to the present invention. The
[0022]
FIG. 3 is a sectional view showing a second embodiment of the decorative layer constituting the decorative material for flooring according to the present invention, wherein the
[0023]
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a third embodiment of a decorative layer constituting the decorative material for flooring according to the present invention. The
[0024]
The
[0025]
The primer layers 43 and 45 are for improving the adhesion of the surface of the olefin-based
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
The ink used for the
[0029]
The
[0030]
Next, the surface
[0031]
As thermosetting resins, unsaturated polyester resins, polyurethane resins (including two-component curable polyurethane), epoxy resins, amino alkyd resins, phenol resins, urea resins, diallyl phthalate resins, melamine resins, guanamine resins, melamine-ureas Examples thereof include a cocondensation resin, a silicon resin, and a polysiloxane resin. If necessary, a curing agent such as a crosslinking agent or a polymerization initiator, or a polymerization accelerator is added to the resin. For example, as a curing agent, isocyanate or organic sulfonate is added to unsaturated polyester resin or polyurethane resin, organic amine is added to epoxy resin, peroxide such as methyl ethyl ketone peroxide, azoisobutyl nitrile, etc. The radical initiator is added to the unsaturated polyester resin. As a method of forming the surface protective layer with the thermosetting resin, for example, the above thermosetting resin is made into a solution, applied by a known coating method such as a roll coating method or a gravure coating method, dried and cured. Can be formed. As a coating amount, about 5-30 micrometers is suitable for solid content, and it is preferably 15-25 micrometers.
[0032]
The ionizing radiation curable resin is a resin that undergoes a cross-linking polymerization reaction upon irradiation with ionizing radiation and changes to a three-dimensional polymer structure. Ionizing radiation means an electromagnetic wave or charged particle beam having an energy quantum capable of polymerizing and crosslinking molecules, such as visible light, ultraviolet light (near ultraviolet light, vacuum ultraviolet light, etc.), X-ray, electron beam, ion beam, etc. is there. Usually, ultraviolet rays or electron beams are used. As the ultraviolet light source, a light source such as an ultra-high pressure mercury lamp, a high pressure mercury lamp, a low pressure mercury lamp, a carbon arc lamp, a black light fluorescent lamp, or a metal halide lamp can be used. As the wavelength of the ultraviolet light, a wavelength range of 190 to 380 nm can be used. As the electron beam source, various electron beam accelerators such as a cockcroft-wald type, a bandegraft type, a resonant transformer type, an insulated core transformer type, a linear type, a dynamitron type, and a high frequency type can be used. The electron beam used is 100 to 1000 keV, preferably 100 to 300 keV. The irradiation amount of the electron beam is usually about 2 to 15 Mrad.
[0033]
And the ionizing radiation curable resin is a monomer having a cation polymerizable functional group such as a radical polymerizable unsaturated group such as (meth) acryloyl group, (meth) acryloyloxy group or epoxy group in the molecule, It consists of a prepolymer or a polymer (hereinafter collectively referred to as a compound). These monomers, prepolymers, and polymers are used alone or in combination. In this specification, (meth) acrylate is used in the meaning of acrylate or methacrylate.
[0034]
Examples of the prepolymer having a radically polymerizable unsaturated group include polyester (meth) acrylate, urethane (meth) acrylate, epoxy (meth) acrylate, melamine (meth) acrylate, triazine (meth) acrylate, and polyvinylpyrrolidone. This prepolymer usually has a molecular weight of about 10,000 or less. When the molecular weight exceeds 10,000, the cured resin layer has insufficient surface properties such as scratch resistance, abrasion resistance, chemical resistance, and heat resistance. The acrylate and methacrylate can be used in common, but the acrylate is more advantageous for the purpose of curing efficiently at a high speed and in a short time because the acrylate is faster in terms of the crosslinking curing rate with ionizing radiation.
[0035]
Examples of the prepolymer having a cationically polymerizable functional group include epoxy resins such as bisphenol type epoxy resins, novolac type epoxy resins, and alicyclic epoxy resins, aliphatic vinyl ethers, aromatic vinyl ethers, urethane vinyl ethers, and ester vinyl ethers. And prepolymers such as vinyl ether resins, cyclic ether compounds, and spiro compounds.
[0036]
Examples of monomers having a radically polymerizable unsaturated group include (meth) acrylate compound monofunctional monomers such as methyl (meth) acrylate, ethyl (meth) acrylate, butyl (meth) acrylate, methoxyethyl ( (Meth) acrylate, methoxybutyl (meth) acrylate, butoxyethyl (meth) acrylate, 2-ethylhexyl (meth) acrylate, N, N-dimethylaminomethyl (meth) acrylate, N, N-dimethylaminoethyl (meth) acrylate, N , N-diethylaminoethyl (meth) acrylate, N, N-diethylaminopropyl (meth) acrylate, N, N-dibenzylaminoethyl (meth) acrylate, lauryl (meth) acrylate, isobornyl (meth) acrylate, ethyl carbitol ( Me ) Acrylate, phenoxyethyl (meth) acrylate, phenoxypolyethylene glycol (meth) acrylate, tetrahydrofurfuryl (meth) acrylate, methoxypropylene glycol (meth) acrylate, 2- (meth) acryloyloxyethyl-2-hydroxypropyl phthalate, 2 -(Meth) acryloyloxypropyl hydrogen terephthalate and the like.
[0037]
In addition, as a polyfunctional monomer having a radical polymerizable unsaturated group, ethylene glycol di (meth) acrylate, diethylene glycol di (meth) acrylate, triethylene glycol di (meth) acrylate, propylene glycol di (meth) acrylate, di Propylene glycol (meth) acrylate, neopentyl glycol di (meth) acrylate, 1,6 hexanediol di (meth) acrylate, 1,9-nonanediol di (meth) acrylate, tetraethylene glycol di (meth) acrylate, tripropylene Glycol di (meth) acrylate, bisphenol-A-di (meth) acrylate, trimethylolpropane tri (meth) acrylate, trimethylolpropane ethylene oxide tri (meth) acrylate Pentaerythritol tri (meth) acrylate, pentaerythritol tetra (meth) acrylate, dipentaerythritol penta (meth) acrylate, dipentaerythritol hexa (meth) acrylate, glycerin polyethylene oxide tri (meth) acrylate, tris (meth) acryloyloxyethyl A phosphate etc. are mentioned. As the monomer having a cationic polymerizable functional group, a prepolymer monomer having the cationic polymerizable functional group can be used.
[0038]
The ionizing radiation curable resin is sufficiently cured when irradiated with an electron beam. However, when cured by irradiation with ultraviolet rays, a photopolymerization initiator is added as a sensitizer. In the case of a resin system having a radically polymerizable unsaturated group, photopolymerization initiators are acetophenones, benzophenones, thioxanthones, benzoin, benzoin methyl ether, Michler benzoylbenzoate, Michler ketone, diphenyl sulfide, dibenzyl disulfide, diethyl Oxite, triphenylbiimidazole, isopropyl-N, N-dimethylaminobenzoate and the like can be used alone or in combination. In the case of a resin system having a cationic polymerizable functional group, an aromatic diazonium salt, an aromatic sulfonium salt, a metallocene compound, a benzoin sulfonic acid ester, a freeloxysulfoxonium diallyl iodosyl salt, or the like is used alone or as a mixture. be able to. In addition, generally the addition amount of these photoinitiators is about 0.1-10 weight part with respect to 100 weight part of ionizing radiation curable resins. In addition, as a method of forming a protective layer with this ionizing radiation curable resin, for example, the ionizing radiation curable resin is formed into a solution and applied by a known coating method such as a gravure coating method or a roll coating method. be able to. As a coating amount in this case, about 5-30 micrometers is suitable as solid content, More preferably, it is 15-25 micrometers.
[0039]
Further, in the case of further imparting scratch resistance and abrasion resistance to the surface
[0040]
Heretofore, the surface
[0041]
【Example】
Next, a test conducted for completing the present invention will be described.
First, the surface layer material A shown below was prepared as a decorative layer.
Surface material A
A 2 μm-thick urethane primer layer was provided on one surface of a colored polypropylene film having a thickness of 60 μm subjected to double-sided corona discharge treatment, and a woodgrain printed layer was formed on the other surface with a two-component curable urethane printing ink. Next, an intermediate laminate was produced by extruding a transparent propylene-based resin onto the printed layer with a T-die extruder through a urethane-based adhesive so as to have a thickness of 80 μm. Thereafter, a urethane primer layer having a thickness of 2 μm is formed on the transparent propylene resin surface of the intermediate laminate, and an ionizing radiation curable resin is dried on the urethane primer layer by a gravure reverse coating method to a thickness of 15 μm. An uncured electron radiation curable resin layer is formed by coating and drying as described above, and an electron beam (acceleration voltage 175 KeV,
[0042]
Next, 24 types of test specimens (decorative materials for flooring materials) to be used for the test were prepared by changing the resin type and thickness used in the synthetic resin layer as described below, and the surface layer material A was bonded to the test. Body 1-24 was obtained.
A 300 μm thick ester-based resin (Mitsubishi Chemical: NOVAPEX GM700) layer is provided on the 2 μm-thick urethane primer layer provided on one surface of the colored polypropylene film of the surface layer material A via a urethane-based adhesive. At the same time, a 12 mm thick lauan plywood is bonded to the ester resin layer surface via a urethane-based adhesive, and the surface protective layer surface is parallel to the flow direction of the wood grain pattern with a width of 3.0 mm and a depth of 0 mm. A decorative material for flooring to be used for the test was formed by forming a 3 mm V groove by cutting.
[0043]
Specimen 2-0
It is the same as the
[0044]
It is the same as
[0045]
It is the same as
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It is the same as
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It is the same as
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Specimen 9
It is the same as
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It is the same as the
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It is the same as
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It is the same as the
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It is the same as
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It is the same as
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It is the same as
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It is the same as
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It is the same as
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It is the same as
[0064]
It is the same as
[0065]
It is the same as the
[0066]
The 24 test specimens prepared above were subjected to a Dupont impact test (weight: 500 g, drop height: 300 mm, striking diameter R: 6.3 mm) from the surface layer material A side, and the depth of dent of each test specimen at that time The thickness (unit: μm) was measured, and the relationship between the dent depth and the physical properties of the synthetic resin layer was investigated.
[0067]
As a result, the relationship shown in FIG. 6 was found between the dent depth and the yield point load of each specimen. That is, the depth of the dent where the dent is inconspicuous is 450 μm or less, and the synthetic resin layer at this time has a resin type with a yield point load of 9 kgf or more and a thickness, and the yield point load shown in FIG. From the chart showing the relationship of tensile modulus, the tensile modulus is 50 kgf / mm. 2 From the chart showing the relationship between the yield point load and the yield elongation shown in FIG. 8, it is found that the yield elongation is 3 to 8%, and further, the dent is not noticeable and the makeup is applied. It is more preferable that the layer is hard to crack, and the present invention has been completed by finding that the layer is a synthetic resin layer having a yield point load of 12 kgf or more and a yield elongation of 3 to 5% and a resin type and thickness. It is a thing. In addition, the number described in FIGS. 6-8 is a test body number. In the figure, the ● mark indicates the most suitable decorative material for flooring, the ▲ mark indicates that there is no practical problem as a decorative material for flooring, and the X mark is used as a decorative material for flooring. Indicates an unsuitable thing.
[0068]
Furthermore, the synthetic resin layer was narrowed down to a 400 μm-thick ester-based resin (Mitsubishi Chemical: NOVAPEX GM700) layer used for Specimen 2-0, which had good results as a result of the above test, and used as a decorative layer. Specimens 2-1 to 2-6 were obtained by replacing the surface layer material A with another surface layer material and separately bonding six types of surface layer materials to the resin layer.
[0069]
Specimen 2-1
A 2 μm-thick urethane primer layer is provided on one side of a 80 μm-thick transparent polypropylene film subjected to double-sided corona discharge treatment, and a wood-grain pattern printing layer is formed on the other side with a two-component curable urethane printing ink. Thereafter, an ionizing radiation curable resin is applied onto the urethane primer layer by a gravure reverse coating method and dried to a thickness of 15 μm to form an uncured electron radiation curable resin layer. The electron radiation curable resin layer is irradiated with an electron beam (acceleration voltage 175 KeV,
[0070]
Specimen 2-2
General thin paper (30 g / m 2 ), A surface layer material in which a colored solid pattern layer, a pattern printing layer, and a urethane primer layer are sequentially formed with urethane-based ink on one surface is prepared, and 400 μm is formed on the non-printing surface of the surface layer material via a urethane-based adhesive. A thick ester resin (Mitsubishi Chemical: NOVAPEX GM700) layer is provided, and a 12mm thick lauan plywood is attached to the ester resin layer surface via a water-soluble urethane emulsion adhesive (BA-10L, manufactured by Chuo Rika Kogyo). Furthermore, a V-groove with a width of 3.0 mm and a depth of 0.3 mm is formed by cutting on the urethane primer layer surface in parallel with the flow direction of the wood grain pattern, and then the entire surface subjected to the cutting processing. Polymedic SKS-087 (2) [Dainippon Ink Chemical Co., Ltd.] after drying 2.0 g / 900 cm 2 And an undercoat layer is formed by irradiating with ultraviolet rays and cured, and Polymedic SKS-327Y (manufactured by Dainippon Ink & Chemicals, Inc.) is dried on the undercoat layer to 2.5 g / 900 cm. 2 Then, an intermediate coating layer is formed by irradiating with UV rays and curing, and then the intermediate coating layer surface is polished with a wide sander (# 400). Polymedic SK164-40A [ Dainippon Ink Chemical Co., Ltd.] after drying 1.2g / 900cm 2 Then, the coating material was applied and cured by irradiating with ultraviolet rays to form a top coat layer to prepare a decorative material for flooring used for the test.
[0071]
Specimen 2-3
A surface layer material similar to the surface layer material A was prepared except that the thickness of the colored polypropylene film of the surface layer material A was 100 μm and the extrusion film thickness of the transparent propylene-based resin was 100 μm. An ester resin (Mitsubishi Chemical: NOVAPEX GM700) layer having a thickness of 400 μm is provided on the surface of the urethane primer layer having a thickness of 2 μm provided on one surface via a urethane adhesive, and a water-soluble urethane is provided on the ester resin layer surface. A 12mm-thick lauan plywood is pasted through an emulsion adhesive (BA-10L manufactured by Chuo Rika Kogyo Co., Ltd.), and the surface protective layer surface is parallel to the flow direction of the wood grain pattern with a width of 3.0mm and a depth of 75mm. A decorative material for flooring was prepared by forming a 0.3 mm V-groove by cutting.
[0072]
Specimen 2-4
A surface layer material similar to the surface layer material A was prepared except that the thickness of the colored polypropylene film of the surface layer material A was 150 μm and the extrusion film thickness of the transparent propylene-based resin was 150 μm. An ester resin (Mitsubishi Chemical: NOVAPEX GM700) layer having a thickness of 400 μm is provided on the surface of the urethane primer layer having a thickness of 2 μm provided on one surface via a urethane adhesive, and a water-soluble urethane is provided on the ester resin layer surface. A 12mm-thick lauan plywood is pasted through an emulsion adhesive (BA-10L manufactured by Chuo Rika Kogyo Co., Ltd.), and the surface protective layer surface is parallel to the flow direction of the wood grain pattern with a width of 3.0mm and a depth of 75mm. A decorative material for flooring was prepared by forming a 0.3 mm V-groove by cutting.
[0073]
Specimen 2-5
Application amount 5g / m on a 0.2mm thick veneer 2 A 400 μm-thick ester resin (Mitsubishi Chemical: NOVAPEX GM700) layer is provided via a water-soluble urethane emulsion adhesive (BA-10L manufactured by Chuo Rika Kogyo Co., Ltd.) and a water-soluble urethane emulsion adhesive ( Lauan plywood with a thickness of 12mm is pasted via BA-10L (Chuo Rika Kogyo Co., Ltd.), and V-grooves with a width of 3.0mm and a depth of 0.3mm are cut at a 75mm pitch parallel to the flow direction of the grain pattern. After forming Polymedic SKS-088 (Dainippon Ink Chemical Co., Ltd.) on the surface of the veneer, 0.4 g / 900 cm 2 Then, an ultraviolet ray is applied and cured to form a sealing layer, and then a mirasol color (Dainippon Ink Chemical Co., Ltd.) is dried on the sealing layer to 1.3 g. /
[0074]
Specimen 2-6
Application amount 5g / m on a 0.2mm thick veneer 2 A 400 μm thick ester resin (Mitsubishi Chemical: NOVAPEX GM700) layer is provided through a water-soluble urethane emulsion adhesive (BA-10L manufactured by Chuo Rika Kogyo Co., Ltd.) and a water-soluble urethane emulsion adhesive ( Lauan plywood with a thickness of 12mm is pasted via BA-10L (Chuo Rika Kogyo Co., Ltd.), and V-grooves with a width of 3.0mm and a depth of 0.3mm are cut at a 75mm pitch parallel to the flow direction of the grain pattern. After forming the above, a 2 μm-thick urethane-based primer layer is provided on one side of an 80 μ-thick transparent polypropylene film prepared separately on the surface of the veneer and subjected to double-sided corona discharge treatment, and a two-component curable urethane is provided on the other side. After forming a print pattern with a wood grain pattern with a printing ink, ionizing radiation curable resin is coated on the urethane primer layer. The uncured electron radiation curable resin layer is formed by applying and drying to a thickness of 15 μm after drying by the rabia reverse coating method, and the uncured electron radiation curable resin layer is formed in an environment having an oxygen concentration of 200 PPM or less. An electron beam (acceleration voltage 175 KeV,
[0075]
For the six types of test specimens 2-1 to 2-6 prepared above, a deyupon-type impact test (weight: 500 g, drop height: 300 mm, striking diameter R: 6.3 mm) was performed from the decorative layer side. In addition to measuring the dent depth (unit: μm) of each of the test pieces, the decorative layer was visually evaluated for cracks. The results are summarized in Table 1 and plotted in FIG.
[0076]
[Table 1]
[0077]
As is apparent from Table 1, the synthetic resin layer is made of a resin type and thickness comprising the yield point load, tensile elastic modulus, and yield elongation specified in the present invention. It can be used as a decorative material for flooring that is difficult to crack.
[0078]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is environmentally friendly and has various physical properties such as scratch resistance, abrasion resistance, stain resistance, and water resistance required for the flooring material, and in particular, the flooring material of the present invention. Synthetic resin layer constituting cosmetic material for load is yield point load: 9 kgf or more, tensile elastic modulus: 50 kgf / mm 2 The yield elongation: 3 to 8%, more preferably, the yield point load: 12 kgf or more, and the yield elongation: 3 to 5%. This has an excellent effect that a decorative material for flooring excellent in impact resistance can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a basic layer structure of a decorative material for flooring according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a specific first embodiment of a decorative layer constituting the decorative material for flooring according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a specific second embodiment of a decorative layer constituting the decorative material for flooring according to the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a specific third embodiment of a decorative layer constituting the decorative material for flooring according to the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a specific fourth embodiment of a decorative layer constituting the decorative material for flooring according to the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the dent depth of various test specimens and the yield point load.
FIG. 7 is a graph showing the relationship between the yield point load and the tensile modulus of elasticity of various test specimens.
FIG. 8 is a diagram showing the relationship between yield point load and yield elongation of various test specimens.
[Explanation of symbols]
1 Cosmetics for flooring
2 Base material
3 Synthetic resin layer
4,4 ', 4 ", 4'", 4 "" makeup layer
40,40 'Olefin-based thermoplastic resin sheet
40 "olefin-based thermoplastic resin layer
41 Uneven pattern
42 Wiping ink
43, 45 Primer layer
44 Surface protective layer
46 picture layer
47 Solid printing layer
48 Adhesive layer
Claims (10)
▲1▼降伏点荷重:9kgf以上
▲2▼引張り弾性率:50kgf/mm2以上
▲3▼降伏伸び率:3〜8%A decorative material for flooring, in which a synthetic resin layer and a decorative layer are sequentially laminated on a base material made of plywood, wherein the synthetic resin layer has the following characteristics.
(1) Yield point load: 9 kgf or more (2) Tensile modulus: 50 kgf / mm 2 or more (3) Yield elongation: 3-8%
▲4▼降伏点荷重:12kgf以上
▲5▼降伏伸び率:3〜5%The decorative material for flooring according to claim 1, wherein the synthetic resin layer has the following characteristics.
(4) Yield point load: 12kgf or more (5) Yield elongation: 3-5%
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