JP4027486B2 - NC lathe with gear cutting device - Google Patents

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JP4027486B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、刃物台に歯車の歯を加工するための歯切り装置を備えたNC旋盤に関するもので、特にタレットに装着された回転工具を駆動するための回転駆動軸を刃物台に備えかつ歯切り装置がタレットに着脱自在に装着される旋盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
刃物台に装着されたタレットにドリルやミーリングカッタなどの回転工具を装着して、孔開け加工やタップ加工、溝切り加工などを可能にしたNC旋盤は公知であり、さらに刃物台に歯切り装置を装着することにより、旋削加工後のワークに直ちに歯切り加工を行うことを可能にした複合旋盤も公知である。この種の装置における歯切り工具には、通常ホブカッタが用いられ、ホブカッタとワークを回転させる主軸とを当該ホブカッタのリード角などに対応する回転比で同期回転させながら加工を行う。従ってこの種の装置においては、歯切り工具を回転駆動する電動機と主軸電動機との同期制御手段が必要である。
【0003】
歯切り装置をタレットと別個に歯切り台に設けるたとえば特開昭56−56337号、特開昭56−62721号公報などに提案されている構造は、歯切り装置に充分な剛性や汎用性を持たせることができるが、装置が大型になること、歯切り工具用の電動機をタレットの回転工具用電動機と別個に設けるか、主軸回転を歯切り工具に伝達する装置を設けなければならないこと、旋削加工等を行うときに歯切り装置を退避させる手段を設けなければならないことなどのために、装置が複雑かつ高価になる欠点がある。
【0004】
一方、特開平2−152718号公報等に提案されている歯切り装置をタレットに装着して回転工具駆動用の電動機で歯切り工具の駆動をも行うようにした装置は、装置構造を簡略化でき、従って装置を安価に提供できる長所があるが、歯切り装置の剛性が不足しやすく、ワークと歯切り工具との交叉角を変更できないために加工する歯車のモジュールやスパイラル角に応じて幾種類もの歯切り装置を準備しなければならないこと、歯切り工具への回転伝達系が複雑になって、伝達部分における誤差の集積により、加工精度が低下する等の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記のような従来装置の問題点を解決することを課題としており、簡単な構造で精度の高い歯切り加工を行うことができ、歯切り工具のリード角などに応じて工具とワークとの交叉角を変更することも可能な歯切り装置を備えたNC旋盤を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明のNC旋盤は、Z軸方向の軸回りに回転して工具を割り出す工具タレット9と、当該タレットに装着された回転工具を駆動するためにZ軸方向に配置した回転駆動軸14と、タレットに着脱自在に装着される歯切り装置とを備えたNC旋盤において、歯切り装置はX軸方向の回転伝達軸27及びX軸に直角に交叉する歯切り工具軸34と、歯切り工具軸に固定された歯切り工具33と、回転伝達軸を前記回転駆動軸に連繋する係脱可能な回転伝達手段18、30と、歯切り工具軸を自由回転可能に軸支する歯切り工具ハウジング32とを備え、歯切り工具ハウジングは回転伝達軸の軸回りに位置調整可能に固定されているものである。
【0007】
なお、この明細書で言うZ軸方向とは、旋盤の主軸と平行な方向であり、X軸方向とは、刃物台の切込送り方向と平行な方向である。またY軸方向とは、Z軸及びX軸と直角に交叉する方向である。Z軸、X軸及びY軸は、三次元空間内で互いに直交する座標軸を形成している。
【0008】
上記手段を備えたNC旋盤における歯切り加工動作は、タレットの回転による歯切り工具の割出動作を除き、ホブ盤における歯切り動作と同様である。すなわち歯切り加工を行うときは、回転伝達軸27がX軸方向を向くようにタレット9を割り出し、刃物台6を所定の切込位置に進出した後、主軸電動機と工具駆動電動機を所定の回転比で同期回転させながら、刃物台6をZ軸方向に移動させることにより歯切りを行う。タレット9にはその円周に配置された工具装着ステーションにそれぞれのワークの加工に必要な旋削工具や回転工具を装着し、必要な工具を割り出して旋削加工、ミーリング加工、ドリル加工等を行う。ミーリング加工やドリル加工を行うときのミーリングカッタやドリルの回転駆動は、工具駆動電動機で行う。
【0009】
加工する歯車のモジュールやスパイラル角によるワークと歯切り工具との交叉角の変更は、歯切り工具ハウジング32の回転伝達軸27回りの取付角度を変更することによって行う。歯切り工具ハウジング32は、タレットケース9aやタレットに固定した取付ハウジング25にボルト31等で締結される構造とし、ワークと歯切り工具との交叉角を変更するときは、当該ボルト31を緩め、歯切り工具ハウジング32の取付角度を変更することによって行う。
【0010】
請求項2の手段すなわち、上記請求項1の手段に加えて、前記回転駆動軸14が中空のタレット割出軸8を貫通してタレット9の反刃物台側中心に臨出しており、歯切り装置は回転伝達軸27を自由回転可能に軸支する取付ハウジング25を備え、歯切り装置をタレット9に装着したときに回転駆動軸14の臨出端と回転伝達軸の基端とを噛合連結する傘歯車対18、30を備えた手段によれば、タレットに装着した状態での歯切り装置の剛性を高くすることが容易であり、工具駆動電動機43から歯切り工具33に至る回転伝達系を単純化できるので、精度の高い歯切り加工が実現できる。また歯切り装置をタレットの割出回転中心に近い位置に装着できるので、剛性の向上とタレットの回転慣性の低減を図ることができ、さらに歯切り装置がタレットの工具ステーションを占有しないので、タレットに装着可能な工具の数を減少させることもない。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2はこの発明のNC旋盤の第1実施例を示した図で、図3は旋盤の全体構成を模式的に示す図である。旋盤の主軸1は主軸台2に軸支されており、先端にチャック3が装着され、主軸割出モータ4で駆動することにより、低速回転及び割出位置決めが可能になっている。主軸の高速回転は、同一のモータまたは別に設けられた旋削用主軸モータで行う。移動台5は、図示しないベッドに設けられたZ軸方向のガイドに沿って摺動自在であり、図示しないZ軸方向の送りネジと螺合している。刃物台6は移動台5にX軸方向に設けたガイドに沿って摺動自在であり、図示しないX軸方向の送りネジに螺合して切込送りが与えられる。
【0012】
刃物台6に設けた軸受ハウジング7には、中空の割出軸8が軸方向移動及び回転自在に軸支されており、その一端にはタレットケース9aが固定され、他端は歯車10及び減速歯車列11を介して割出電動機12に連結されている。割出軸8の中間外周には、軸受ハウジングとの間に油圧シリンダ装置が形成されており、またタレットケース9aの背面と、これに対向する軸受ハウジングの側面とには、面歯車継手が設けられている。油圧シリンダ装置13への油圧を切り換えることにより、面歯車継手の係脱が行われる。割出電動機12によるタレットの割出しは、面歯車継手を離脱させた状態で行い、所定の割出位置は面歯車継手を嵌合させて固定する。
【0013】
割出軸8の軸心には、回転駆動軸14が軸方向移動不能に軸支されている。回転駆動軸14の先端は、タレット9を貫通してタレットの正面に突出しており、基端はプーリ15及び歯付きベルト16を介して工具駆動電動機43に連結されている。
【0014】
回転駆動軸14の先端には、図2に示すように、両端に傘歯車17、18を形成したギヤスリーブ19が嵌着され、その傘歯車の一方17は、タレットケース9a内に位置し、他方はタレットケースから突出した回転駆動軸14の先端部に位置している。タレットケース内の傘歯車17には、タレットケース内で常にX軸方向を向くように軸支された工具駆動軸20の基端に形成した傘歯車21が噛合している。ここでは詳しい説明は省略するが、タレットケース9a内には刃物台の軸受ハウジングに固定されたインナーケース22が内装されており、工具駆動軸20はこのインナーケースに軸支されている。従って工具駆動軸20はタレットケース9aが回転しても回転せず、常にX軸方向を向いており、工具駆動軸20の工具割出位置に回転工具が割り出されたとき、工具駆動軸と回転工具軸とが嵌合して、工具駆動軸の回転が回転工具軸に伝達されるようになっている。ギヤスリーブ19の外側に示されている二層のベアリングのうち、小径のベアリング23はインナーケース22と回転駆動軸14との間の相対回転を許容するためのベアリングであり、大径側のベアリング24はインナーケース22とタレットケース9aとの間の相対回転を許容するためのベアリングである。タレットケースの正面には、歯切り装置の取付ハウジング25がボルト26で固定されている。取付ハウジング25には、タレットの半径方向であって、歯切り工具が加工位置に割り出されたときに、X軸方向を向く回転伝達軸27が軸受28、29で軸支されており、その基端に形成した傘歯車30と、前記ギヤスリーブ19の突出端側の傘歯車18とが噛合している。
【0015】
取付ハウジング25には、ボルト31で歯切り工具ハウジング32が固定されている。その固定面は回転伝達軸27に直交する面であり、取付ハウジング25と歯切り工具ハウジング32との間には、回転伝達軸27と同軸の円形の嵌合部が設けられている。従って歯切り工具ハウジング側のボルト31の挿通孔を回転伝達軸27と同心の円弧状の長孔とすることにより、歯切り工具ハウジング32の回転伝達軸27回りの角度を変更して、取付ハウジング25に固定することができる。歯切り工具ハウジング32には、図1に示すように、中央に歯切り工具(ホブカッタ)33を固定した歯切り工具軸34が歯切り工具33の両側に配置された軸受35、36で軸支されている。歯切り工具33はその中心が回転伝達軸27の延長線上にくるように配置されている。歯切り工具軸34の一端には、はすば歯車37が固定されており、このはすば歯車に噛合するはずば歯車38を一端に取り付けた第2回転伝達軸39が歯切り工具軸34と平行にして歯切り工具ハウジング32に軸支されている。第2回転伝達軸39の内側の端部には傘歯車40が形成されており、この傘歯車40が取付ハウジング側の回転伝達軸27の先端に形成した傘歯車41に噛合している。
【0016】
上記構成から理解されるように、歯切り装置42をタレットケース9aに装着した状態で工具駆動電動機43を回転すれば、歯切り工具33が回転するから、割出電動機12で歯切り工具33を加工位置に割り出した状態で、主軸電動機4と工具駆動電動機43とを、NC装置で一定の回転比で同期回転すれば、チャック3で把持したワークに平歯車やはすば歯車を加工することができる。図4に示す歯切り加工に必要なワークの中心軸と歯切り工具の中心軸との間の交叉角θは、取付ハウジング25に対する歯切り工具ハウジング32の回転伝達軸27回りの固定位置を調節することによって設定できる。このとき、歯切り工具ハウジングの取付角度をどのような角度に設定しても、歯切り工具33の回転駆動系に問題が生ずることはない。これは回転伝達軸27をX軸方向に配置し、その回転を歯車を介して歯切り工具軸34に伝達する構成を採用することによって達成されている。
【0017】
NC旋盤には、タレットをY軸方向に移動可能に設ける構成が公知である。この発明のNC旋盤Fは、タレットをY軸方向に移動位置決め可能な構成を採用することにより、歯切り工具33の歯とワークとが接触する位置を変位させることができる。そのような変位動作を適宜行ってやれば、歯切り工具33の切刃が局部的に摩耗するのを避けることができ、歯切り工具の寿命を長くすることができる。
【0018】
図5は歯切り装置42aをタレットの回転工具取付ステーションに装着するようにした第2実施例を示したものである。第1実施例との主要な相違点は、取付ハウジングを有しておらず、歯切り工具ハウジング32が直接タレットケース9にボルト31で固定されること、X軸方向の回転伝達軸27が歯切り工具ハウジング32と実質上一体に設けた工具軸ホルダ44に軸支されていること、及びタレットで歯切り装置42aを割り出したときに、回転伝達軸27の基端が前述したタレットのインナーケースに軸支されている工具駆動軸20と嵌合して駆動される点である。以下上記相違点を詳述する。
【0019】
この第2実施例の歯切り装置42aは歯切り工具ハウジング32と実質上一体の工具軸ホルダ44をタレット9の回転工具取付ステーションに嵌挿して装着され、タレット9に対する回転伝達軸27回りの角度を固定ネジ31で固定した状態でタレット9の外周に装着されている。工具軸ホルダ44に軸受45、46で軸支された回転伝達軸27の基端には、嵌合突起47が突出しており、この嵌合突起47は歯切り装置42aが加工位置に割り出されたとき、前述した工具駆動軸20の先端の嵌合溝48に嵌合する。回転伝達軸27の外径側端部には傘歯車49が形成されており、この傘歯車が歯切り工具ハウジング32に歯切り工具軸34と平行に軸支された第2回転伝達軸39の内側端に形成した傘歯車40と噛合している。以下第2回転伝達軸39の回転がはすば歯車37、38を介して歯切り工具軸34に伝達され、この歯切り工具軸の中央に固定した歯切り工具33を回転させることは第1実施例と同様である。
【0020】
この第2実施例の構成は、歯切り装置を第1実施例のものよりコンパクトに構成できるという長所がある反面、工具駆動電動機43から歯切り工具33に至る回転伝達系が複雑になり、その回転伝達要素間のわずかなガタが集積されて、歯切り精度を低下させるという問題や、歯切り装置がタレット9の外周のさらに外側に突出するため、タレット割出時の回転慣性が大きくなること、さらに歯切り装置がタレットの工具取付ステーションの少なくとも1個、通常は複数個を占有するので、タレットに装着可能な工具の数が減少する等の欠点がある。なお、この第2実施例のものにおいても、タレット9への歯切り工具ハウジング32への取付角度を調整することにより、工具駆動軸20から歯切り工具軸34への回転伝達機能を損なうことなく、ワークと歯切り工具33との交叉角θを自由に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部の断面側面図
【図2】第1実施例の要部の断面正面図
【図3】旋盤の全体構成を模式的に示す平面図
【図4】歯切り加工におけるワークと歯切り工具との交叉角を示す説明図
【図5】第2実施例の要部の断面側面図
【符号の説明】
8 割出軸
9 タレット
14 回転駆動軸
18 傘歯車
25 取付ハウジング
30 傘歯車
32 歯切工具ハウジング
33 歯切工具
34 歯切工具軸
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an NC lathe provided with a gear cutting device for processing gear teeth on a tool post, and in particular, the tool post is provided with a rotary drive shaft for driving a rotary tool mounted on a turret. The present invention relates to a lathe in which a cutting device is detachably attached to a turret.
[0002]
[Prior art]
NC lathes that enable drilling, tapping, grooving, etc. by attaching a rotating tool such as a drill or milling cutter to the turret mounted on the turret are well known. There is also known a composite lathe capable of performing gear cutting immediately on a workpiece after turning by mounting. A hob cutter is usually used as a gear cutting tool in this type of apparatus, and machining is performed while synchronously rotating the hob cutter and the main shaft for rotating the workpiece at a rotation ratio corresponding to the lead angle of the hob cutter. Therefore, in this type of apparatus, a synchronous control means for the electric motor that rotates the gear cutting tool and the spindle motor is required.
[0003]
The gear cutting device is provided on the gear cutting stand separately from the turret. For example, the structure proposed in Japanese Patent Laid-Open Nos. 56-56337 and 56-62721 has sufficient rigidity and versatility for the gear cutting device. The equipment must be large, the motor for the gear cutting tool must be provided separately from the motor for the rotary tool of the turret, or a device for transmitting the spindle rotation to the gear cutting tool must be provided, There is a disadvantage that the apparatus becomes complicated and expensive because a means for retracting the gear cutting apparatus must be provided when performing turning or the like.
[0004]
On the other hand, the device in which the gear cutting device proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 2-152718 is mounted on the turret and the gear cutting tool is also driven by the electric motor for driving the rotary tool simplifies the device structure. Therefore, there is an advantage that the device can be provided at a low cost, but the rigidity of the gear cutting device tends to be insufficient, and the crossing angle between the workpiece and the gear cutting tool cannot be changed. There is a problem that various kinds of gear cutting devices have to be prepared, the rotation transmission system to the gear cutting tool becomes complicated, and the processing accuracy is lowered due to accumulation of errors in the transmission portion.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve the problems of the conventional apparatus as described above, and it is possible to perform high-precision gear cutting with a simple structure, and according to the lead angle of the gear cutting tool and the like. It is an object of the present invention to provide an NC lathe provided with a gear cutting device that can also change the crossing angle with the workpiece.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The NC lathe according to the present invention includes a tool turret 9 that rotates around an axis in the Z-axis direction to index a tool, a rotary drive shaft 14 that is disposed in the Z-axis direction to drive a rotary tool mounted on the turret, in NC lathe and a gear cutting device that is detachably mounted on the turret, gear cutting apparatus, a gear cutting tool axis 34 intersecting at right angles to the rotation transmitting shaft 27 and the X-axis of the X-axis direction, hobs Gear cutting tool 33 fixed to the shaft, detachable rotation transmission means 18 and 30 linking the rotation transmission shaft to the rotation drive shaft, and gear cutting tool housing for supporting the gear cutting tool shaft so as to freely rotate. and a 32, gear cutting tool housing is of also being adjustable in position fixed to the shaft about the axis rotation transmission.
[0007]
In this specification, the Z-axis direction is a direction parallel to the main axis of the lathe, and the X-axis direction is a direction parallel to the cutting feed direction of the tool post. The Y-axis direction is a direction that intersects the Z-axis and the X-axis at right angles. The Z axis, the X axis, and the Y axis form coordinate axes that are orthogonal to each other in the three-dimensional space.
[0008]
The gear cutting operation in the NC lathe provided with the above means is the same as the gear cutting operation in the hobbing machine except for the indexing operation of the gear cutting tool by the rotation of the turret. That is, when gear cutting is performed, the turret 9 is indexed so that the rotation transmission shaft 27 faces the X-axis direction, the tool post 6 is advanced to a predetermined cutting position, and then the spindle motor and the tool drive motor are rotated by a predetermined rotation. Cutting is performed by moving the tool post 6 in the Z-axis direction while rotating synchronously at a ratio. The turret 9 is equipped with a turning tool and a rotating tool necessary for processing each workpiece at a tool mounting station arranged on the circumference thereof, and the necessary tools are indexed to perform turning, milling, drilling, and the like. The rotation of the milling cutter and drill when milling or drilling is performed by a tool-driven motor.
[0009]
The crossing angle between the workpiece and the gear cutting tool is changed by changing the mounting angle around the rotation transmission shaft 27 of the gear cutting tool housing 32 by the gear module to be processed or the spiral angle. The gear cutting tool housing 32 is structured to be fastened with a bolt 31 or the like to the mounting housing 25 fixed to the turret case 9a or the turret, and when changing the crossing angle between the workpiece and the gear cutting tool, the bolt 31 is loosened, This is done by changing the mounting angle of the gear cutting tool housing 32.
[0010]
In addition to the means of claim 2, that is, the means of claim 1, the rotary drive shaft 14 passes through the hollow turret indexing shaft 8 and projects to the center of the turret 9 on the side opposite to the tool post. The apparatus includes a mounting housing 25 that supports the rotation transmission shaft 27 so as to freely rotate. When the gear cutting device is mounted on the turret 9, the projecting end of the rotation drive shaft 14 and the base end of the rotation transmission shaft are engaged with each other. According to the means provided with the pair of bevel gears 18 and 30, it is easy to increase the rigidity of the gear cutting device in the state where it is mounted on the turret, and the rotation transmission system extending from the tool driving motor 43 to the gear cutting tool 33. Therefore, it is possible to realize gear cutting with high accuracy. The gear cutting device can be mounted at a position close to the indexing rotation center of the turret, so that the rigidity can be improved and the rotational inertia of the turret can be reduced, and the gear cutting device does not occupy the tool station of the turret. It does not reduce the number of tools that can be mounted on the.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2 are views showing a first embodiment of the NC lathe according to the present invention, and FIG. 3 is a view schematically showing the entire configuration of the lathe. A lathe spindle 1 is pivotally supported by a spindle stock 2. A chuck 3 is attached to the tip of the lathe and driven by a spindle indexing motor 4 to enable low-speed rotation and index positioning. High-speed rotation of the main shaft is performed by the same motor or a separate main shaft motor for turning. The movable table 5 is slidable along a guide in the Z-axis direction provided on a bed (not shown), and is screwed with a feed screw in the Z-axis direction (not shown). The tool post 6 is slidable along a guide provided on the movable table 5 in the X-axis direction, and is screwed into a feed screw in the X-axis direction (not shown) to give cutting feed.
[0012]
A hollow indexing shaft 8 is supported on the bearing housing 7 provided on the tool post 6 so as to be axially movable and rotatable. A turret case 9a is fixed to one end of the bearing housing 7 and a gear 10 and a speed reducer are connected to the other end. It is connected to an indexing motor 12 via a gear train 11. A hydraulic cylinder device is formed between the index shaft 8 and the bearing housing, and a surface gear joint is provided on the rear surface of the turret case 9a and the side surface of the bearing housing opposite to the turret case 9a. It has been. The surface gear joint is engaged and disengaged by switching the hydraulic pressure to the hydraulic cylinder device 13. The indexing motor 12 performs indexing of the turret with the face gear joint detached, and a predetermined index position is fixed by fitting the face gear joint.
[0013]
A rotary drive shaft 14 is pivotally supported on the index shaft 8 so as not to move in the axial direction. The distal end of the rotary drive shaft 14 passes through the turret 9 and projects to the front surface of the turret, and the proximal end is connected to the tool drive motor 43 via the pulley 15 and the toothed belt 16.
[0014]
As shown in FIG. 2, a gear sleeve 19 having bevel gears 17 and 18 formed at both ends is fitted to the tip of the rotary drive shaft 14, and one of the bevel gears 17 is located in the turret case 9a. The other is located at the tip of the rotary drive shaft 14 protruding from the turret case. The bevel gear 17 in the turret case is meshed with a bevel gear 21 formed at the base end of the tool drive shaft 20 that is pivotally supported so as to always face the X-axis direction in the turret case. Although a detailed description is omitted here, an inner case 22 fixed to the turret bearing housing is housed in the turret case 9a, and the tool drive shaft 20 is supported by the inner case. Therefore, the tool drive shaft 20 does not rotate even when the turret case 9a rotates, and always faces the X-axis direction. When the rotary tool is indexed at the tool index position of the tool drive shaft 20, the tool drive shaft 20 The rotary tool shaft is engaged with the rotary tool shaft so that the rotation of the tool drive shaft is transmitted to the rotary tool shaft. Of the two-layer bearings shown on the outside of the gear sleeve 19, the small-diameter bearing 23 is a bearing for allowing relative rotation between the inner case 22 and the rotary drive shaft 14. Reference numeral 24 denotes a bearing for allowing relative rotation between the inner case 22 and the turret case 9a. A mounting housing 25 of the gear cutting device is fixed to the front surface of the turret case with bolts 26. In the mounting housing 25, a rotation transmission shaft 27 is supported by bearings 28 and 29 in the radial direction of the turret and directed to the X-axis direction when the gear cutting tool is indexed to the machining position. The bevel gear 30 formed at the base end meshes with the bevel gear 18 on the protruding end side of the gear sleeve 19.
[0015]
A gear cutting tool housing 32 is fixed to the mounting housing 25 with bolts 31. The fixed surface is a surface orthogonal to the rotation transmission shaft 27, and a circular fitting portion coaxial with the rotation transmission shaft 27 is provided between the mounting housing 25 and the gear cutting tool housing 32. Therefore, by changing the angle of the gear cutting tool housing 32 around the rotation transmission shaft 27 by changing the insertion hole of the bolt 31 on the gear cutting tool housing side to an arc-shaped long hole concentric with the rotation transmission shaft 27, the mounting housing 25 can be fixed. As shown in FIG. 1, a gear cutting tool shaft 34 having a gear cutting tool (hob cutter) 33 fixed at the center thereof is supported by bearings 35, 36 disposed on both sides of the gear cutting tool 33. Has been. The gear cutting tool 33 is arranged so that the center thereof is on the extension line of the rotation transmission shaft 27. A helical gear 37 is fixed to one end of the gear cutting tool shaft 34, and a second rotation transmission shaft 39 having a gear 38 attached to one end is meshed with the helical gear, and the gear cutting tool shaft 34. In parallel with the gear cutting tool housing 32. A bevel gear 40 is formed at the inner end of the second rotation transmission shaft 39, and this bevel gear 40 meshes with a bevel gear 41 formed at the tip of the rotation transmission shaft 27 on the mounting housing side.
[0016]
As understood from the above configuration, if the tool driving motor 43 is rotated while the gear cutting device 42 is mounted on the turret case 9a, the gear cutting tool 33 rotates. If the spindle motor 4 and the tool drive motor 43 are synchronously rotated at a constant rotation ratio by the NC device while being indexed to the machining position, a spur gear or a helical gear is machined on the work gripped by the chuck 3. Can do. The crossing angle θ between the center axis of the work necessary for gear cutting shown in FIG. 4 and the center axis of the gear cutting tool adjusts the fixing position around the rotation transmission shaft 27 of the gear cutting tool housing 32 with respect to the mounting housing 25. Can be set. At this time, no matter what angle the mounting angle of the gear cutting tool housing is set, there will be no problem in the rotational drive system of the gear cutting tool 33. This is achieved by arranging the rotation transmission shaft 27 in the X-axis direction and adopting a configuration in which the rotation is transmitted to the gear cutting tool shaft 34 via a gear.
[0017]
An NC lathe is known to be provided with a turret that is movable in the Y-axis direction. The NC lathe F of the present invention can displace the position where the teeth of the gear cutting tool 33 and the workpiece contact by adopting a configuration in which the turret can be moved and positioned in the Y-axis direction. If such a displacement operation is appropriately performed, it is possible to avoid local wear of the cutting blade of the gear cutting tool 33, and it is possible to extend the life of the gear cutting tool.
[0018]
FIG. 5 shows a second embodiment in which the gear cutting device 42a is mounted on the rotating tool mounting station of the turret. The main difference from the first embodiment is that there is no mounting housing, the gear cutting tool housing 32 is directly fixed to the turret case 9 with bolts 31, and the rotation transmission shaft 27 in the X-axis direction is toothed. It is supported by a tool shaft holder 44 provided substantially integrally with the cutting tool housing 32, and when the gear cutting device 42a is indexed by the turret, the base end of the rotation transmission shaft 27 is the inner case of the turret described above. It is a point which fits and is driven by the tool drive shaft 20 pivotally supported by. The above differences will be described in detail below.
[0019]
In the gear cutting device 42a of the second embodiment, a tool shaft holder 44, which is substantially integral with the gear cutting tool housing 32, is mounted by being inserted into the rotary tool mounting station of the turret 9, and the angle around the rotation transmission shaft 27 with respect to the turret 9 Is fixed to the outer periphery of the turret 9 with the fixing screw 31. A fitting projection 47 protrudes from the base end of the rotation transmission shaft 27 supported by the tool shaft holder 44 with bearings 45 and 46, and the gear cutting device 42a is indexed to the machining position. Then, it is fitted into the fitting groove 48 at the tip of the tool drive shaft 20 described above. A bevel gear 49 is formed at the outer diameter side end portion of the rotation transmission shaft 27, and this bevel gear is supported by the gear cutting tool housing 32 in parallel with the gear cutting tool shaft 34. It meshes with a bevel gear 40 formed at the inner end. Thereafter, the rotation of the second rotation transmission shaft 39 is transmitted to the gear cutting tool shaft 34 via the helical gears 37 and 38, and the rotation of the gear cutting tool 33 fixed at the center of the gear cutting tool shaft is the first. It is the same as that of an Example.
[0020]
The configuration of the second embodiment has the advantage that the gear cutting device can be configured more compactly than that of the first embodiment, but the rotation transmission system from the tool drive motor 43 to the gear cutting tool 33 becomes complicated. There is a problem that the slight backlash between the rotation transmitting elements is accumulated to reduce the gear cutting accuracy, and the gear cutting device protrudes further to the outside of the outer periphery of the turret 9, so that the rotational inertia at the time of indexing the turret increases. Furthermore, since the gear cutting device occupies at least one, usually a plurality of tool mounting stations of the turret, there are disadvantages such as a reduction in the number of tools that can be mounted on the turret. Even in the second embodiment, the rotation transmission function from the tool drive shaft 20 to the gear cutting tool shaft 34 is not impaired by adjusting the mounting angle of the gear cutting tool housing 32 to the turret 9. The crossing angle θ between the workpiece and the gear cutting tool 33 can be freely adjusted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional side view of an essential part of a first embodiment. FIG. 2 is a sectional front view of an essential part of a first embodiment. FIG. 3 is a plan view schematically showing an overall configuration of a lathe. Explanatory drawing which shows the crossing angle of the workpiece | work and gear cutting tool in a cutting process [FIG. 5] Sectional side view of the principal part of 2nd Example [Explanation of a code]
8 Indexing shaft 9 Turret
14 Rotary drive shaft
18 Bevel gear
25 Mounting housing
30 Bevel gear
32 gear cutting tool housing
33 Gear cutting tool
34 Gear cutting tool shaft

Claims (3)

Z軸方向の軸回りに回転して工具を割り出す工具タレットと、当該タレットに装着された回転工具を駆動するためにZ軸方向に配置した回転駆動軸と、タレットに着脱自在に装着される歯切り装置とを備えたNC旋盤において、
前記歯切り装置は
歯切り工具が加工位置に割り出されたときにX軸方向を向く回転伝達軸と
この回転伝達軸の軸回りに位置調整可能に固定されている歯切り工具ハウジングと、
この歯切り工具ハウジングに自由回転可能に軸支されて前記回転伝達軸に直角に交叉する歯切り工具軸と、
中心を前記回転伝達軸の延長線上に位置させてこの歯切り工具軸に固定された前記歯切り工具と、
回転伝達軸を前記回転駆動軸に連繋する係脱可能な回転伝達手段と、歯切り工具軸を当該回転伝達軸に連携する傘歯車対と
を備え、
歯切り工具ハウジングの回転伝達軸回りの取付角度を変更することによってワークと歯切り工具との交叉角の変更を行うことを特徴とする、歯切り装置を備えたNC旋盤。
A tool turret that rotates around an axis in the Z-axis direction to index a tool, a rotary drive shaft that is arranged in the Z-axis direction to drive the rotary tool mounted on the turret, and a tooth that is detachably mounted on the turret NC lathe equipped with a cutting device
The toothed system,
A rotation transmission shaft that faces the X-axis when the gear cutting tool is indexed to the machining position ;
A gear cutting tool housing fixed so that its position can be adjusted around the rotation transmission shaft;
A gear cutting tool shaft that is rotatably supported by the gear cutting tool housing and intersects the rotation transmission shaft at a right angle;
The gear cutting tool, the center of which is positioned on the extension line of the rotation transmission shaft and fixed to the gear cutting tool shaft;
A detachable rotation transmission means for connecting the rotation transmission shaft to the rotation drive shaft, and a bevel gear pair for linking the gear cutting tool shaft to the rotation transmission shaft ;
An NC lathe equipped with a gear cutting device, wherein the crossing angle of the workpiece and the gear cutting tool is changed by changing the mounting angle of the gear cutting tool housing around the rotation transmission shaft .
前記回転駆動軸が中空のタレット割出軸を貫通してタレットの反刃物台側中心に臨出しており、前記回転伝達軸がタレットに固定された取付ハウジングに自由回転可能に軸支され、前記歯切り工具ハウジングがこの取付ハウジングに回転伝達軸の軸回りに位置調整可能に固定されており、歯切り装置をタレットに装着したときに回転駆動軸の臨出端と回転伝達軸の基端とを噛合連結する傘歯車対を備えていることを特徴とする、請求項1記載の歯切り装置を備えたNC旋盤。The rotation drive shaft passes through a hollow turret indexing shaft and protrudes to the center of the turret on the side opposite to the tool post, and the rotation transmission shaft is pivotally supported by a mounting housing fixed to the turret, A gear cutting tool housing is fixed to the mounting housing so that the position of the gear cutting tool can be adjusted, and when the gear cutting device is mounted on the turret, the projecting end of the rotation drive shaft and the base end of the rotation transmission shaft An NC lathe equipped with a gear cutting device according to claim 1, further comprising a bevel gear pair that meshes and connects the two. 前記歯切り工具ハウジングがタレットの回転工具取付ステーションに嵌挿される工具軸ホルダを実質上一体に備え、前記回転伝達軸がこの工具軸ホルダに自由回転可能に軸支され、歯切り工具ハウジングがタレットの外周に回転伝達軸の軸回りに位置調整可能に固定されており、タレットで歯切り装置を割り出したときに、回転伝達軸の基端がタレットケース内で常にX軸方向を向くように軸支された工具駆動軸と嵌合して駆動されることを特徴とする、請求項1記載の歯切り装置を備えたNC旋盤。The gear cutting tool housing is substantially integrally provided with a tool shaft holder that is inserted into a rotating tool mounting station of the turret, and the rotation transmission shaft is pivotally supported by the tool shaft holder so as to be freely rotatable. It is fixed to the outer periphery of the rotation transmission shaft so that the position of the rotation transmission shaft can be adjusted. When the gearing device is indexed by the turret, the shaft of the rotation transmission shaft is always oriented in the X-axis direction in the turret case. The NC lathe provided with the gear cutting device according to claim 1, wherein the NC lathe is driven by being fitted to a supported tool drive shaft.
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