JP4027236B2 - Absorbent articles - Google Patents
Absorbent articles Download PDFInfo
- Publication number
- JP4027236B2 JP4027236B2 JP2003011558A JP2003011558A JP4027236B2 JP 4027236 B2 JP4027236 B2 JP 4027236B2 JP 2003011558 A JP2003011558 A JP 2003011558A JP 2003011558 A JP2003011558 A JP 2003011558A JP 4027236 B2 JP4027236 B2 JP 4027236B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- soluble
- ink layer
- layer
- transparent resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字、記号又は絵柄(以下、絵柄等ともいう。)が表されたバックシートを有する吸収性物品に関し、更に詳しくは排尿の前後で絵柄等が変化する吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
排尿の有無を外側から視認できるようにした使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する従来技術として、例えば尿によって変色する部分と尿で変化しない着色部分とからなる模様がバックシートに設けられている使い捨ておむつが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
一般にバックシートの表面は微視的には十分に平滑ではなく、微細な凹凸を有している。従って、バックシートの表面に直接水溶性インクからなるの着色層を設けると、尿によって該着色層が溶解した場合、バックシート表面の凹部にインクが溜まって流出しづらくなり、色の変化が十分に起こりにくい。特に、バックシートが透湿性を有する多孔性シートからなる場合、インクが細孔内に入り込んで流出が一層起こりにくくなる。通常印圧を下げて、インクが細孔内に入らない様にしているが、その場合には印刷面がかすれる等の問題がある。
【0004】
また、バックシート上に水に濡れても変色しない水不溶性インクの着色層を設け、その上に水溶性インクを含む層を設けた使い捨ておむつが提案されている(特許文献2参照)。しかしこのおむつにおいては、バックシート上に水不溶性インクの着色層を設けると、水不溶性インクと水溶性インクとの界面に混ざりが発生し、水溶性インクが尿等によって溶解しにくくなる不都合がある。特に連続して塗り重ねる場合には下のインク層が半乾きであることから、前記の不都合が顕著である。
【0005】
【特許文献1】
実開昭59−24704号公報
【特許文献2】
実開昭59−88405号公報
【0006】
従って、本発明は、排尿の前後での色の変化が大きく、排尿の有無を容易に視認できる吸収性物品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液不透過性のバックシートにおける吸収体との対向面に直接形成された水溶性透明樹脂層と、該透明樹脂層の形成領域内において該透明樹脂層上に直接形成された水溶性インク層とを有し、該水溶性インク層によって所定の文字、記号又は絵柄が表されている吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2は、本発明の吸収性物品をパンツ型の使い捨ておむつに適用した第1の実施形態を示したものである。これらの図において符号1は、パンツ型の使い捨ておむつを示している。
【0009】
おむつ1は、液透過性のトップシート2と、液不透過性且つ透湿性のバックシート3と、これら両シート2、3間に配置された液保持性の吸収体4とを有する吸収性本体5を備えている。吸収性本体5におけるトップシート側の両側部には、内部に弾性部材50を伸張状態で配した伸縮性の立体ギャザー51が形成されている。吸収性本体5は、バックシート3の外面に被覆配置される外層シート6に接着固定されている。外層シート6は、おむつ1の外形をなしている。外層シート6は2枚の不織布から構成されている。2枚の不織布の間には弾性部材60,61が伸張状態で配設されている。これによってウェストギャザー62及びレッグギャザー63が形成される。
【0010】
バックシート3における吸収体4との対向面(以下、吸収体対向面という)3aには絵柄等31が形成されている。絵柄等31は、吸収体対向面3aにおける少なくとも排尿スポットの近傍(おむつの股下中央部から若干腹側寄り又は背側寄り)から腹側部及び背側部それぞれに亘って形成されている。絵柄等31は、おむつ1における排尿スポットの近傍に設けてあればよいが、おむつを装着して寝た姿勢のときに勢い良く排尿が行われると、尿がおむつの胴回り開口部方向に向かって漏れる場合もあり、このような場合に尿の到達点を観者に素早く視認させ得る点から、本実施形態においては腹側部及び背側部にも形成されている。
【0011】
絵柄等31は、尿との接触の前後でその形状が変化するようになっている。図3(a)に示すように、尿との接触前の絵柄等31Aは、笑顔のウサギとその左右に配された一対の星とから構成されている。一方、尿との接触後の絵柄等31Bは、泣き顔のウサギとその左右に配された一対の涙粒とから構成されている。この涙粒は、先に述べた星と同位置にあり且つこの星に覆われる大きさとなっている。
【0012】
図3(a)に示す絵柄等31Aは、水溶性透明樹脂層、水溶性インク層及び非水溶性インク層とから形成されている。これらの層は、フレキソ印刷やグラビア印刷などの各種印刷方法によって形成されている。具体的には、図4(b)に示すように、先ず、バックシート3の吸収体対向面3aにおける絵柄等を施したい領域に、該対向面3a上に直接水溶性透明樹脂層10を形成する。ここでいう「直接」とは、対向面3aと透明樹脂層10との間に何らの層も存在していないことを意味する。次いで、透明樹脂層10の形成領域内において、該透明樹脂層10上に直接水溶性インク層11を形成すると共に非水溶性インク層12も直接形成する。ここでいう「直接」とは透明樹脂層10と水溶性インク層11及び非水溶性インク層12との間に何らの層も存在していないことを意味する。水溶性インク層11及び非水溶性インク層12は同色に着色されている。水溶性インク層11と非水溶性インク層12とは互いに重なり合わないように形成されている。その結果、水溶性インク層11と非水溶性インク層12とは同色ではあるものの、水溶性インク層11が表す絵柄等と、非水溶性インク層12が表す絵柄等とは異なったものとなる。
【0013】
図3(a)に示す絵柄等31Aにおけるウサギの輪郭部分31aは、非水溶性インク層12によって形成されている。ウサギの口の部分31bは、水溶性インク層11で形成されている部分と、非水溶性インク層12で形成されている部分とに分けられる。具体的には、口の部分31bにおける上辺31b1及び両側辺31b2は非水溶性インク層12から形成されている。下辺31b3は水溶性インク層11から形成されている。上辺31b1と下辺31b3との間の中辺31b4は、上辺31b1と同様に非水溶性インクから形成されている。
【0014】
これに対してウサギの目の部分31c及び星の部分31dは何れも水溶性インク層11と非水溶性インク層12とが塗り分けられて形成されている。具体的には、目の部分31cについては図5(a)に示すように、「く」字状の部分は非水溶性インク層12によって形成されている。「く」字状の部分以外は水溶性インク層11によって形成されている。先に述べた通り、水溶性インク層11及び非水溶性インク層12は同色に着色されているので、目の部分31cは塗り分けられているといっても、一色に塗りつぶされた円形に見える。一方、星の部分31dについては図5(b)に示すように、涙粒の部分は非水溶性インク層12によって形成されており、それ以外の部分は水溶性インク層11によって形成されている。そして星の部分31dは一色に塗りつぶされた状態に見える。
【0015】
このような印刷が施されたバックシート3を有するおむつ1においては、排尿前は外層シート6を通して笑顔のウサギ及び星が視認される。排尿が起こると、図4(b)に示すように、尿中の水分によって水溶性インク層11及び水溶性透明樹脂層10が尿中に溶解して流出する。その結果、水溶性インク層11による着色が消失する。流出したインクは吸収体4に吸収される。一方、非水溶性インク層12が形成された部分では溶解が起こらず元の色が保たれたままでいる。これらの結果、排尿の前後で絵柄等が変化する。具体的な変化を図3(a)及び図3(b)を参照しながら説明する。
【0016】
図3(a)に示す、尿との接触前の絵柄等31Aにおけるウサギの輪郭部分31aは、前述した通り非水溶性インク層12によって形成されているので、排尿後でも元の状態を保っている(図3(b)参照)。同様に非水溶性インク層12によって形成されているウサギの口の部分31bにおける上辺31b1、両側辺31b2及び中辺31b4も、排尿後でも元の状態を保っている。しかし、口の部分における下辺31b3は水溶性インク層11によって形成されているので、排尿によって着色が消失する。これらの結果、口の部分31bの形状が排尿前後で変化する。
【0017】
水溶性インク層11と非水溶性インク層12とが塗り分けられて形成されているウサギの目の部分31c及び星の部分31dについても、それらの形状が排尿前後で変化する。目の部分31cについては、非水溶性インク層12によって形成されている「く」字状の部分は排尿後でも元の状態を保っているが、それ以外の部分は水溶性インク層11によって形成されていることから、排尿によって着色が消失する。これらの結果、目の形状が排尿前後で変化する。星の部分31dについては、非水溶性インク層12によって形成されている涙粒の部分は排尿後でも元の状態を保っているが、それ以外の部分は水溶性インク層11によって形成されていることから、排尿によって着色が消失する。これらの結果、排尿前は星形であったものが排尿後には涙粒に変化する。
【0018】
排尿によって以上の変化が起こる結果、排尿後には外層シート6を通して泣いた顔のウサギ及び涙粒が視認される。本実施形態においてはバックシート3の吸収体対向面3a上に直接水溶性透明樹脂層10が形成されて該対向面3aが平滑になっているので、排尿によって溶出したインクが該対向面3aに滞留しづらく、その流出は円滑に進行する。これと同時に、水溶性透明樹脂層10の溶解がインクの拡散を助けインクが一層広範囲に流出する。その結果、着色の消失を極めて明瞭に視認できる。つまり絵柄等の変化後のインパクトが強いものとなる。このことは、バックシート3として、後述するような透湿性を有する多孔性シートを用いた場合、細孔が水溶性透明樹脂によって埋められるので特に有効である。
【0019】
水溶性インク層11に用いられる水溶性インクとしては、マレイン酸樹脂系インク、アクリル系水性インク等が挙げられる。非水溶性インク層12に用いられる非水溶性インクとしては、ニトロセルロース系インク、ポリアミド系インク、ポリウレタン系インク、アクリル系インク、染料型インク等が挙げられる。水溶性透明樹脂層10に用いられる樹脂としてはポリアクリル酸・同塩類(ソーダ)、ポリエチレンイミン、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、その他動物性タンパク質、植物粘質物、海藻類、澱粉及びその誘導体等が挙げられる。
【0020】
バックシート3に用いられる基材は、絵柄等31が外側に透けてみえるように、所定の光透過率を有するものを用いることが好ましい。この観点から、バックシート3に用いられる基材の光透過率は、30〜80%であることが好ましく、35〜80%であることがより好ましく、40〜80%であることがさらに好ましい。光透過率は、反射・透過率計((株)村上色彩研究所製、商品名「HR−100」)で測定される。測定には、A光源を用い、全光線透過率Ttの値を測定する。サンプル上の任意の点を10点測定し、その平均値をもって光透過率の値とする(以下、光透過率というときはこの方法で測定されたものをいう)。
【0021】
バックシート3の基材には、液不透過性であって更に透湿性を有するものを用いることが好ましい。この場合の透湿度は、おむつ内部の適度な湿度調整による快適なはきごこちが得られ且つシートに生じたピンホールに起因する体液の漏れを防止する点から、JIS Z0208に準じ、30℃で1時間保存後の試料についての値で、0.5〜4.0g/(100cm2・hr)、特に2.0〜4.0g/(100cm2・hr)であることが好ましい。
【0022】
斯かる液不透過性及び透湿性を有するバックシート3に用いられる基材としては、疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラー又は相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸又は二軸延伸して得られる多孔性フィルムが挙げられる。前記熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィンが挙げられる。該ポリオレフィンとしては、高〜低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等が挙げられ、これらを単独で又は混合して用いることができる。
【0023】
外層シート6には、絵柄等31が外側に透けてみえるように、所定の光透過率を有するものを用いることが好ましい。この観点から、外層シート6はその全体として(つまり2枚重ねの状態で)、光透過率が50%以上であることが好ましく、55%以上であることがより好ましく、60%以上であることがさらに好ましい。同様の観点から、外層シート6には、前記光透過率が得られる坪量及び厚さの不織布を用いることが好ましい。具体的には、その坪量が5〜45g/m2、特に10〜40g/m2であることが好ましい。またその厚み(不織布1枚の厚み)が0.1〜3.0mm、特に0.2〜2.0mmであることが好ましい。
【0024】
外層シート6に用いられる不織布としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂単独からなる繊維や、これらの樹脂の二種以上を用いてなる芯鞘型やサイドバイサイド型の構造を有する複合繊維から構成される不織布が挙げられる。不織布はエアースルー法、メルトブローン法、ヒートシール法、スパンボンド法、サクションヒートボンド法等の一般的な製法によって製造されたものを用いることが好ましい。
【0025】
外層シート6に用いられる不織布は、その地色が白色であるか、又は非常に淡い色であることが好ましいが、絵柄等31の鮮明さやおむつの外観を損なわない範囲で着色することもできる。
【0026】
次に、本発明の別の実施形態を、図6〜図8を参照しながら説明する。これらの実施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、第1の実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図6〜図8において、図1〜図5と同じ部材に同じ符号を付してある。
【0027】
図6(a)に示す第2の実施形態においては、先ず、バックシート3の吸収体対向面3aにおける絵柄等を施したい領域に、該対向面3a上に直接水溶性透明樹脂層10を形成する。次いで、透明樹脂層10の形成領域内において、該透明樹脂層10上に直接水溶性インク層11を形成する。更に、水溶性インク層11上に非水溶性インク層12を形成し、該水溶性インク層11を一部被覆する。この場合、水溶性インク層11と非水溶性インク層12とが、異なる絵柄等を形成するようにこれらの層を設ける。
【0028】
各層がこのように形成されたバックシートを有するおむつの着用中に排尿が起こると、図6(b)に示すように、水溶性インク層11が両面に露出している領域では、尿中の水分によって水溶性インク層11及び水溶性透明樹脂層10が尿中に溶解して流出する。その結果、水溶性インク層11による着色が消失する。しかし、非水溶性インク層12が表面に露出している領域では溶解が起こらず元の色が保たれたままでいる。これらの結果、排尿の前後で絵柄等が変化する。
【0029】
図7(a)に示す第3の実施形態は、先に説明した図4(a)に示す第1の実施形態と類似している。本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、本実施形態では、図4(a)に示す非水溶性インク層12上に水溶性インク層11aが更に設けられており、該水溶性インク層11aが非水溶性インク層12の全域を被覆している点である。非水溶性インク層12を被覆している水溶性インク層11aは、水溶性透明樹脂層10上に直接形成されている水溶性インク層11と連接している。
【0030】
各層がこのように形成されたバックシートを有するおむつの着用中に排尿が起こると、図7(b)に示すように、水溶性インク層11,11aが形成された領域のうち、非水溶性インク層12を被覆していない領域では、尿中の水分によって水溶性インク層11及び水溶性透明樹脂層10が尿中に溶解して流出する。その結果、水溶性インク層11による着色が消失する。一方、水溶性インク層11,11aが形成された領域のうち、非水溶性インク層12を被覆している領域の該水溶性インク層11aも尿中に溶解して流出するが、その下に位置する非水溶性インク層12は溶解しない。水溶性インク層11,11aと非水溶性インク層12とは同色に着色されているから、非水溶性インク層12が形成された領域は、排尿が起こる前の元の色が保たれたままでいる。これらの結果、排尿の前後で絵柄等が変化する。
【0031】
図8(a)に示す第4の実施形態においては、バックシートの吸収体対向面3a上に直接設けられた水溶性透明樹脂層10aの形成領域外に、該水溶性透明樹脂層10aに隣接して、対向面3a上に非水溶性インク層12が直接形成されている。水溶性透明樹脂層10aと非水溶性インク層12とは異なる文字、記号又は絵柄を表すように形成されている。非水溶性インク層12上には水溶性透明樹脂層10bが更に設けられており、該水溶性透明樹脂層10bが非水溶性インク層12の全域を被覆している。非水溶性インク層12を被覆している水溶性透明樹脂層10bは、対向面3a上に直接形成されている水溶性透明樹脂層10aと連接している。そして、水溶性透明樹脂層10a及び水溶性透明樹脂層10b上には、水溶性インク層11が形成されている。従って、水溶性インク層11は、水溶性透明樹脂層10bを介して間接的に非水溶性インク層12を被覆している。換言すれば、非水溶性インク層12上に更に水溶性透明樹脂層10b及び水溶性インク層11がこの順で形成されている
【0032】
各層がこのように形成されたバックシートを有するおむつの着用中に排尿が起こると、図8(b)に示すように、水溶性インク層11が形成された領域のうち、非水溶性インク層12を被覆していない領域では、尿中の水分によって水溶性インク層11及び水溶性透明樹脂層10aが尿中に溶解して流出する。その結果、水溶性インク層11による着色が消失する。一方、水溶性インク層11が形成された領域のうち、非水溶性インク層12を被覆している領域の該水溶性インク層11及びその下に位置する水溶性透明樹脂層10bも尿中に溶解して流出するが、更にその下に位置する非水溶性インク層12は溶解しない。水溶性インク層11と非水溶性インク層12とは同色に着色されているから、非水溶性インク層12が形成された領域は、排尿が起こる前の元の色が保たれたままでいる。これらの結果、排尿の前後で絵柄等が変化する。
【0033】
以上説明した第2〜第4の実施形態においては、最初に説明した第1の実施形態よりも印刷時の各層の位置合わせが容易であり、また各層の印刷位置が多少ずれても外観をひどく損ねることがないという利点がある。
【0034】
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明の範囲は前記実施形態に制限されるものではなく種々の変更が可能である。例えば前記の各実施形態においては、層構造の一つとして非水溶性インク層12を形成したが、これを形成せずに水溶性透明樹脂層と水溶性インク層とから絵柄等を形成してもよい。この場合には、排尿後には絵柄等が完全に消失することになる。
【0035】
また前記の各実施形態においては、水溶性インク層と非水溶性インク層とが同色に着色されていたが、各層はそれぞれ異なる色に着色されていてもよい。更に水溶性インク層と非水溶性インク層とは、水溶性透明樹脂樹脂層の形成領域外に跨って形成されていてもよい。
【0036】
またバックシート3を、2枚以上のシートを全面で、あるいは部分的に貼り合わせてなる積層シートから構成し、該積層シートのうち、吸収体4に対向するシートにおける吸収体対向面3aに、水溶性透明樹脂層10等を形成してもよい。
【0037】
また、水溶性透明樹脂層は透明であればよく、その光透過率が70%以上あることが好ましい。
【0038】
また前記実施形態においては、各層をフレキソ印刷等によって形成したが、この印刷に代えてホットメルト剤の塗布や共押し出し等のラミネート法によって各層を形成してもよい。
【0039】
前記の各実施形態は、本発明をパンツ型の使い捨ておむつに適用した例であるが、本発明はこれ以外の吸収性物品、例えば、展開型の使い捨ておむつ、失禁パッド、生理用ナプキン等にも同様に適用できる。
【0040】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は斯かる実施例に制限されるものではない。
【0041】
〔実施例1〕
炭酸カルシウムを含有する多孔性延伸フィルムをバックシートを用い、このシートの一面に、水溶性透明樹脂層及び藍色の水溶性インク層をこの順で印刷し、所定の絵柄を形成した。印刷にはフレキソ印刷機を用い、印刷速度は200m/minであった。各層の乾燥は50℃で行い、半乾きの状態で塗り重ねた。樹脂層は変性セルロース樹脂から形成されており、インク層は変性セルロース樹脂及び藍色顔料から形成されていた。バックシートの透湿度及び全光線透過率は表1に示す通りである。このシート及び公知の材料を用いて図1に示す使い捨ておむつを製造した。
【0042】
〔実施例2〕
実施例1で用いた多孔性延伸フィルムよりも延伸倍率を下げた多孔性延伸フィルムをバックシートとして用いる以外は実施例1と同様にして使い捨ておむつを得た。
【0043】
〔比較例1及び2〕
実施例1及び2において水溶性透明樹脂層を形成しない以外は実施例1及び2と同様にしてそれぞれ使い捨ておむつを製造した。
【0044】
〔生理食塩水注入後の絵柄の消失の程度〕
実施例及び比較例で得られたおむつについて、トップシート側から生理食塩水を30g注入し、絵柄の消失の程度を以下の三段階の基準で評価した。その結果を表1に示す。
◎・・・生理食塩水注入前後での色の変化が極めて明確に認識される。
○・・・生理食塩水注入前後での色の変化がほぼ明確に認識される。
×・・・生理食塩水注入後の絵柄の消失が不完全である。
【0045】
【表1】
【0046】
表1に示す結果から明らかなように、実施例のおむつ(本発明品)では、生理食塩水の注入によって絵柄を構成するインクが溶出して、該絵柄が消失していることが判る。これに対して比較例のおむつでは溶出したインクが滞留して絵柄が完全に消失していないことが判る。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明の吸収性物品によれば、排尿の前後での色の変化が大きく、観者に絵柄等の変化を強く認識させることができ、排尿の有無を容易に視認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品の第1の実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつの斜視図である。
【図2】図2(a)は図1に示すおむつを展開してトップシート側からみた平面図であり、図2(b)は図2(a)におけるb−b線断面図である。
【図3】排尿の前後における絵柄等の変化を模式的に示す図であり、図3(a)は排尿前の絵柄等を示す図、図3(b)は排尿後の絵柄等を示す図である。
【図4】図3における絵柄等が形成された部位での層構造を模式的に示す図であり、図4(a)は排尿前の層構造を示す図、図4(b)は排尿後の層構造を示す図である。
【図5】図5(a)及び図5(b)はそれぞれ図3(a)における要部を拡大して示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における絵柄等が形成された部位での層構造を模式的に示す図であり、図6(a)は排尿前の層構造を示す図、図6(b)は排尿後の層構造を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における絵柄等が形成された部位での層構造を模式的に示す図であり、図7(a)は排尿前の層構造を示す図、図7(b)は排尿後の層構造を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態における絵柄等が形成された部位での層構造を模式的に示す図であり、図8(a)は排尿前の層構造を示す図、図8(b)は排尿後の層構造を示す図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
6 外層シート
10 水溶性透明樹脂層
11 水溶性インク層
12 非水溶性インク層
31 絵柄等[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an absorbent article having a back sheet on which characters, symbols or patterns (hereinafter also referred to as patterns) are represented, and more particularly to an absorbent article in which the pattern changes before and after urination.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
As a conventional technique related to an absorbent article such as a disposable diaper in which the presence or absence of urination can be visually recognized from the outside, for example, a disposable diaper in which a backsheet is provided with a pattern comprising a portion that changes color due to urine and a colored portion that does not change due to urine Is known (see Patent Document 1).
[0003]
In general, the surface of the back sheet is not sufficiently smooth microscopically and has fine irregularities. Therefore, if a colored layer made of water-soluble ink is provided directly on the surface of the back sheet, if the colored layer is dissolved by urine, the ink will not accumulate in the recesses on the surface of the back sheet, making it difficult for the color to change. It is hard to happen to. In particular, when the back sheet is made of a porous sheet having moisture permeability, the ink enters the pores and the outflow is less likely to occur. Usually, the printing pressure is lowered so that the ink does not enter the pores. In this case, however, there is a problem that the printing surface is faded.
[0004]
Further, a disposable diaper has been proposed in which a colored layer of water-insoluble ink that does not change color even when wet with water is provided on a back sheet, and a layer containing water-soluble ink is provided thereon (see Patent Document 2). However, in this diaper, when a colored layer of water-insoluble ink is provided on the back sheet, mixing occurs at the interface between the water-insoluble ink and the water-soluble ink, and the water-soluble ink is difficult to dissolve by urine or the like. . In particular, in the case of continuous coating, the above inconvenience is remarkable because the lower ink layer is semi-dry.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 59-24704 [Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 59-88405 [0006]
Therefore, an object of the present invention is to provide an absorbent article that has a large color change before and after urination and can easily recognize the presence or absence of urination.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a water-soluble transparent resin layer directly formed on the surface of the liquid-impermeable back sheet facing the absorber, and a water-soluble liquid directly formed on the transparent resin layer in the formation region of the transparent resin layer. This object is achieved by providing an absorbent article having a water-soluble ink layer and having a predetermined character, symbol, or pattern represented by the water-soluble ink layer.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described below based on preferred embodiments with reference to the drawings. FIG.1 and FIG.2 shows 1st Embodiment which applied the absorbent article of this invention to the underpants type disposable diaper. In these drawings,
[0009]
The
[0010]
A
[0011]
The shape of the
[0012]
The
[0013]
A rabbit outline 31 a in the
[0014]
On the other hand, the rabbit eye portion 31c and the
[0015]
In the
[0016]
The
[0017]
The shapes of the rabbit eye portion 31c and the
[0018]
As a result of the above changes caused by urination, the rabbit and teardrops of the face crying through the outer layer sheet 6 are visually recognized after urination. In the present embodiment, since the water-soluble
[0019]
Examples of the water-soluble ink used in the water-
[0020]
As the base material used for the
[0021]
As the base material of the
[0022]
As a base material used for the
[0023]
It is preferable to use a sheet having a predetermined light transmittance so that the
[0024]
Examples of the nonwoven fabric used for the outer layer sheet 6 include fibers made of a single thermoplastic resin such as polyolefins such as polyethylene and polypropylene, polyesters such as polyethylene terephthalate, and polyamides, and polyamides, and a core sheath made of two or more of these resins. Nonwoven fabric composed of a composite fiber having a mold or side-by-side structure. It is preferable to use a nonwoven fabric produced by a general production method such as an air through method, a melt blown method, a heat seal method, a spun bond method, or a suction heat bond method.
[0025]
The non-woven fabric used for the outer layer sheet 6 is preferably white or very light in color, but can be colored within a range that does not impair the sharpness of the
[0026]
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. For these embodiments, only the points different from the first embodiment will be described, and for the points that are not particularly described, the description in detail regarding the first embodiment is applied as appropriate. 6-8, the same code | symbol is attached | subjected to the same member as FIGS. 1-5.
[0027]
In the second embodiment shown in FIG. 6 (a), first, the water-soluble
[0028]
When urination occurs while wearing a diaper having a backsheet formed in this way, as shown in FIG. 6B, in the region where the water-
[0029]
The third embodiment shown in FIG. 7A is similar to the first embodiment shown in FIG. 4A described above. This embodiment is different from the first embodiment in that a water-
[0030]
When urination occurs during wearing of a diaper having a backsheet formed as described above, as shown in FIG. 7B, water-insoluble ink layers 11 and 11a are formed in a region where water-soluble ink layers 11 and 11a are formed. In the region where the
[0031]
In 4th Embodiment shown to Fig.8 (a), it adjoins to this water-soluble
When urination occurs during wearing of a diaper having a backsheet formed as described above, as shown in FIG. 8 (b), the water-insoluble ink layer in the region where the water-
[0033]
In the second to fourth embodiments described above, the alignment of each layer at the time of printing is easier than in the first embodiment described first, and the appearance is severe even if the printing position of each layer is slightly shifted. There is an advantage that there is no damage.
[0034]
As mentioned above, although this invention was demonstrated based on the preferable embodiment, the range of this invention is not restrict | limited to the said embodiment, A various change is possible. For example, in each of the embodiments described above, the water-
[0035]
In each of the above embodiments, the water-soluble ink layer and the water-insoluble ink layer are colored in the same color, but each layer may be colored in a different color. Furthermore, the water-soluble ink layer and the water-insoluble ink layer may be formed across the formation area of the water-soluble transparent resin resin layer.
[0036]
Further, the
[0037]
Moreover, the water-soluble transparent resin layer should just be transparent and it is preferable that the light transmittance is 70% or more.
[0038]
In the above embodiment, each layer is formed by flexographic printing or the like, but each layer may be formed by a laminating method such as application of a hot melt agent or coextrusion instead of this printing.
[0039]
Each of the above embodiments is an example in which the present invention is applied to a pants-type disposable diaper, but the present invention is applicable to other absorbent articles such as a deployable disposable diaper, an incontinence pad, and a sanitary napkin. The same applies.
[0040]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples. However, the scope of the present invention is not limited to such examples.
[0041]
[Example 1]
A porous stretched film containing calcium carbonate was used as a back sheet, and a water-soluble transparent resin layer and an indigo-colored water-soluble ink layer were printed in this order on one surface of the sheet to form a predetermined pattern. A flexographic printing machine was used for printing, and the printing speed was 200 m / min. Each layer was dried at 50 ° C. and overlaid in a semi-dry state. The resin layer was formed from a modified cellulose resin, and the ink layer was formed from a modified cellulose resin and an indigo pigment. The moisture permeability and total light transmittance of the back sheet are as shown in Table 1. The disposable diaper shown in FIG. 1 was manufactured using this sheet and a known material.
[0042]
[Example 2]
A disposable diaper was obtained in the same manner as in Example 1 except that a porous stretched film having a lower draw ratio than that of the porous stretched film used in Example 1 was used as a back sheet.
[0043]
[Comparative Examples 1 and 2]
Disposable diapers were produced in the same manner as in Examples 1 and 2 except that the water-soluble transparent resin layer was not formed in Examples 1 and 2.
[0044]
[Degree of disappearance of pattern after physiological saline injection]
About the diaper obtained by the Example and the comparative example, 30g of physiological saline was inject | poured from the top sheet side, and the grade of the loss | disappearance of a pattern was evaluated on the following three steps | paragraphs. The results are shown in Table 1.
A ... Color change before and after physiological saline injection is very clearly recognized.
○: Color change before and after physiological saline injection is almost clearly recognized.
X: The disappearance of the pattern after the physiological saline injection is incomplete.
[0045]
[Table 1]
[0046]
As is apparent from the results shown in Table 1, in the diaper of the example (product of the present invention), it can be seen that the ink constituting the pattern was eluted by injection of physiological saline, and the pattern disappeared. On the other hand, in the diaper of the comparative example, it can be seen that the eluted ink stays and the picture is not completely lost.
[0047]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the absorbent article of the present invention, the color change before and after urination is large, the viewer can strongly recognize the change in the pattern and the like, and the presence or absence of urination can be easily visually confirmed. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a pants-type disposable diaper according to a first embodiment of an absorbent article of the present invention.
2 (a) is a plan view of the diaper shown in FIG. 1 developed from the top sheet side, and FIG. 2 (b) is a cross-sectional view taken along the line bb in FIG. 2 (a).
FIGS. 3A and 3B are diagrams schematically showing changes in a pattern or the like before and after urination, FIG. 3A is a diagram showing a pattern before urination, and FIG. 3B is a diagram showing a pattern or the like after urination; It is.
4 is a diagram schematically showing a layer structure at a site where a pattern or the like is formed in FIG. 3. FIG. 4 (a) is a diagram showing a layer structure before urination, and FIG. 4 (b) is a diagram after urination. FIG.
5 (a) and 5 (b) are schematic views showing an enlarged main part in FIG. 3 (a), respectively.
FIG. 6 is a diagram schematically showing a layer structure at a site where a pattern or the like is formed in the second embodiment of the present invention, and FIG. 6 (a) is a diagram showing a layer structure before urination, FIG. (B) is a figure which shows the layer structure after urination.
7 is a diagram schematically showing a layer structure at a site where a pattern or the like is formed in the second embodiment of the present invention, FIG. 7 (a) is a diagram showing a layer structure before urination, FIG. (B) is a figure which shows the layer structure after urination.
8 is a diagram schematically showing a layer structure at a site where a pattern or the like is formed in the second embodiment of the present invention, FIG. 8 (a) is a diagram showing a layer structure before urination, FIG. (B) is a figure which shows the layer structure after urination.
[Explanation of symbols]
1 disposable diaper (absorbent article)
2
Claims (7)
前記水溶性透明樹脂層の形成領域内において該透明樹脂層上に水溶性インク層が直接形成されていると共に非水溶性インク層も該透明樹脂層上に直接形成されており、該水溶性インク層と該非水溶性インク層とが異なる文字、記号又は絵柄を表している吸収性物品。A water-soluble transparent resin layer directly formed on the surface of the liquid-impermeable back sheet facing the absorber, and a water-soluble ink layer formed directly on the transparent resin layer in the formation region of the transparent resin layer; An absorbent article in which a predetermined character, symbol or picture is represented by the water-soluble ink layer ,
A water-soluble ink layer is directly formed on the transparent resin layer in a region where the water-soluble transparent resin layer is formed, and a water-insoluble ink layer is also directly formed on the transparent resin layer. An absorbent article in which a layer and the water-insoluble ink layer represent different characters, symbols or patterns .
前記水溶性インク層上に非水溶性インク層が更に形成されており、該水溶性インク層と該非水溶性インク層とが異なる文字、記号又は絵柄を形成している吸収性物品。An absorbent article in which a water-insoluble ink layer is further formed on the water-soluble ink layer, and the water-soluble ink layer and the water-insoluble ink layer form different characters, symbols or patterns.
前記水溶性透明樹脂層の形成領域外において、前記対向面上に非水溶性インク層が直接形成されており、該水溶性透明樹脂層と該非水溶性インク層とが異なる文字、記号又は絵柄を表している吸収性物品。Outside the formation region of the water-soluble transparent resin layer, a water-insoluble ink layer is directly formed on the facing surface, and the water-soluble transparent resin layer and the water-insoluble ink layer have different characters, symbols or patterns. Absorbent article representing.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003011558A JP4027236B2 (en) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | Absorbent articles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003011558A JP4027236B2 (en) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | Absorbent articles |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004222808A JP2004222808A (en) | 2004-08-12 |
JP4027236B2 true JP4027236B2 (en) | 2007-12-26 |
Family
ID=32900431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003011558A Expired - Fee Related JP4027236B2 (en) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | Absorbent articles |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4027236B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2005336448A1 (en) * | 2005-09-13 | 2007-03-22 | Sca Hygiene Products Ab | Absorbent article with colour changing properties |
JP4855184B2 (en) * | 2006-08-31 | 2012-01-18 | 大王製紙株式会社 | Disposable paper diapers |
JP6373187B2 (en) * | 2014-12-25 | 2018-08-15 | ユニ・チャーム株式会社 | Disposable wearing items |
-
2003
- 2003-01-20 JP JP2003011558A patent/JP4027236B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004222808A (en) | 2004-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4393108B2 (en) | Absorbent articles | |
EP2928433B1 (en) | An absorbent article with a multi-layered topsheet | |
JP4975804B2 (en) | Women's hygiene articles with corrugated patterns | |
JP3533285B2 (en) | Disposable diapers | |
TW577731B (en) | Disposable diaper | |
CN101636137B (en) | Absorptive article | |
CN109152679B (en) | Absorbent article | |
JP2008136515A (en) | Pants type disposable diaper | |
JP4076450B2 (en) | Absorbent articles | |
JP5973706B2 (en) | Absorbent articles | |
JP4732497B2 (en) | Absorbent articles | |
JP2002325792A (en) | Absorptive article | |
JP2002000657A (en) | Absorptive article | |
JP2003052743A (en) | Absorptive article | |
CN104271098A (en) | Outer cover assembly and disposable absorbent article | |
JP4027236B2 (en) | Absorbent articles | |
JP2004049405A (en) | Back sheet for absorbing article | |
CA2365789C (en) | Discrete absorbent articles | |
JP3616755B2 (en) | Disposable diapers | |
JP2020069299A (en) | Individual package of absorbent article | |
JP2011229866A (en) | Paper diaper | |
JP2005021390A (en) | Absorbent article | |
JP2009254596A (en) | Absorbent article | |
JP2020092735A (en) | Underpants type absorbent article for men | |
JP4317072B2 (en) | Disposable diapers |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070724 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071009 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071009 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |