JP4026675B2 - Support structure for avalanche and rock fall protection body - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、雪崩・落石の防護柵、防護網、防護壁などにおける雪崩・落石防護柵の支柱取付構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、この種のものとして、コンクリート基礎上に複数の支柱を等間隔に立設し、この支柱間に網体を張設し、前記複数立設した支柱の両端の支柱にガードロープの端末を定着して張設した雪崩・落石防護柵があり、実開昭56−77516号公報などに知られているように、斜面の裾部に打設したコンクリート製の基礎上にH形鋼などからなる多数の高尺の支柱及び低尺な支柱を立設(公報マイクロフィルム第4頁)し、それら支柱の下部は前記コンクリート製基礎に埋設されている(公報第3図)。
【0003】
図10はコンクリート基礎101に支柱102の下部を固定した断面図であり、このような支柱102を備えた防護柵が落石を受けると、支柱102の変形により落石エネルギーの吸収が行われ、この変形した支柱102を交換するには、コンクリート製の基礎101をはつり、支柱102を取り外した後、新しい支柱102の下部をコンクリートにより基礎101に固定しなければならず、変形した支柱101の交換作業に労力を要するという問題がある。
【0004】
また、図10に示すように、矢印Rで示す正面S側からの落石により、支柱101を曲げる力が加わると、支柱101の下部がコンクリート基礎101により拘束されているため、基礎101の上面に拘束された支柱102の背面箇所102Hに局部的な応力が発生し、支柱102の全周が変形する前に前記背面箇所102Hが局部座屈してしまうため、エネルギー吸収効率に劣る面がある。
【0005】
そこで、本発明は、支柱の交換作業が容易な雪崩・落石防護体の支柱取付構造を提供することを目的とし、また、支柱の変形によるエネルギー吸収効率に優れた雪崩・落石防護体の支柱取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、支柱をコンクリート製の基礎に取付けた雪崩・落石防護体の支柱取付構造において、前記基礎の支柱用取付孔に前記支柱の下部を取付け、前記取付孔の上部は、少なくとも支柱の背面側が上方に向かって拡大形成されているものである。
【0007】
この請求項1の構成によれば、支柱が曲る際、取付孔の上部は上方に向かって拡大形成されているため、支柱に局部的な座屈が発生することなく、変形によるエネルギー吸収効率が向上する。
【0008】
請求項2の発明は、支柱をコンクリート製の基礎に取付ける雪崩・落石防護体の支柱取付構造において、前記基礎の支柱用取付孔に前記基礎より硬質な筒体を設け、この筒体に前記支柱の下部を着脱可能に挿着し、前記筒体の上部は、少なくとも支柱の背面側が上方に向かって拡大形成されているものである。
【0009】
この請求項2の構成によれば、支柱が曲るなどして変形したら、取付孔から支柱の下部を抜き取り、新しい支柱の下部を取付孔に挿着して交換を行う。そして、コンクリートより硬質な筒体は、コンクリートにより拘束されているから、支柱が曲っても変形が防止され、新しい支柱をスムーズに挿着することができる。また、支柱が曲る際、取付孔の上部は上方に向かって拡大形成されているため、支柱に局部的な座屈が発生することなく、変形によるエネルギー吸収効率が向上する。
【0010】
【発明の実施態様】
以下、本発明の参考例を添付図面を参照して説明する。図1ないし図7は本発明の第1実施例を示し、衝撃吸収柵である雪崩・落石防護柵は、斜面あるいは斜面に沿う道路に並んでコンクリート製の基礎1を設け、このコンクリート製の基礎1に複数の支柱2,2Aを左右方向等間隔に立設する。尚、図1においては図中左側から支柱2,2A,2と並んで図示しているが、さらにその左側には支柱2A,2,2A・・・2と連続するものである。前記支柱2,2Aは、中空な鋼管などからなり、その下端を前記基礎1に取付け、また、前記支柱2には、図2及び図3に示す定着部3を設け、この定着部3は、その支柱2に複数段例えば5段に設けられている。前記定着部3は、左右方向に長い断面略コ字型のベース枠4を形成し、このベース枠4の左右両端前面に鍔板部5,5を一体に設け、この鍔板部5には孔6が形成されている。また、左右一側方向及び他側方向のガードロープ7,8の一端部7A,8Aにはそれぞれ一端部を構成する索端金具9が固着され、この索端金具9の端部には雄螺子棒9Aが設けられ、この雄螺子棒9Aを前記鍔板部5の孔6に挿通すると共に該雄螺子棒9Aにナット9Bを螺合してその一側及び他側方向のガードロープ7,8の一端部7A,8Aを前記定着部3に定着している。前記ベース枠4の後面には、左右対をなす金属製の取付腕10,10が溶着によって一体に設けられ、これら取付腕10,10の基端に形成した係合溝10A,10Aに、前記支柱2の前板部12を挿入配置した状態で、ボルト等の取付部材11により前記定着部3が支柱2に着脱可能に固定される。尚、図中13は定着部3の前面を覆うカバーである。また、図1における左端の支柱2は落石防護柵の端末の支柱となり、その左端の支柱2にも端末の定着部として前記定着部3が設けられ、この定着部3には他側方向のガードロープ8の一端部8Aのみが索端金具9を介して定着され、また、図1においては図示しない落石防護柵の右端の支柱においては、前記定着部3に一側方向のガードロープ7の一端部7Aのみが索端金具9を介して定着される。
【0011】
前記定着部3,3間に位置する支柱2Aには、図4及び図5に示す断面略コ字形のベース枠21が、複数段例えば5段に設けられている。前記ベース枠21の後面には、対をなす前記取付腕10,10が溶着により一体に設けられ、これら取付腕10,10の基端に形成した係合溝10A,10Aに、前記支柱2の前板部12を挿入配置した状態で、ボルトの取付部材11等により前記ベース枠21が支柱2に固定される。前記ベース枠21の両端側には、それぞれ締付部材22,22が着脱自在に設けられ、この締付部材22は、Uボルト23に止板24を介してナット25を螺合するものを使用しており、そのベース枠21の両端側に形成した孔26に前記Uボルト23の両端を挿通し、後面にて前記ナット25が螺合される。さらに、前記定着部3により一端部7A,8Aを定着した一側及び他側方向のガードロープ7,8は、隣合う定着部3,3間に位置する前記ベース枠21位置において、その先端部7B,8B相互を重ね合わせて重複部27を形成し、この重複部27を前記ベース枠21に設けられる締付部材22,22とこれら締付部材22,22間に位置して間隔Hをおいて配置される締付部材22,22とによって所定の締付力により緊結している。また、前記締付部材22,22から一側方向及び他側方向に延設されたガードロープ7,8の先端にはそれぞれ端末突部28,29が固着されている。尚、図中13Aはベース枠21の前面を覆うカバーである。また、図6に示すように、前記ガードロープ7,8は複数の鋼製素線を撚り合わせて子なわ30を形成し、さらに複数の子なわ30を撚り合わせたものが使用され、該ガードロープ7,8の外周に位置する子なわ30はスパイラル状をなし、その外周の子なわ30がガイドロープの断面における一側位置から360度スパイラル状に撚り合わされて再び前記断面一側位置までに達する撚り線ピッチPと前記間隔Hとを等しくしている。31は複数のガードロープ7,8に取付けられ、該ガードロープ7,8の間隔を保持する板材等からなる間隔保持材である。また、前記支柱2,2A間には、上下のロープ材32を介して金網等からなる網体33が張設され、この網体33はクリップや針金やバンドワイヤなどの取付具(図示せず)によって前記ガードロープ7,8の前面に取付られている。
【0012】
また、この衝撃吸収柵においては、前記ガードロープ7,8、ベース枠21、取付腕10及び複数の締付部材22を工場で一体に組み立てたガードロープユニットUを用いており、このガードロープユニットUでは工場にて予めガードロープ7,8の先端部7B,8B相互を重ね合わせて重複部27を形成し、この重複部27をベース枠21に設けられる締付部材22,22とこれら締付部材22,22間に位置して間隔Hをおいて配置される締付部材22,22とによって所定の締付力により緊結し、さらにベース枠21の後面には取付腕10を工場にて溶接等により固定しておき、かつそのガードロープ7,8の一端部7A,8Aにぞれぞれ索端金具9を固着する。
【0013】
そして、現場において支柱2に定着部3をそれぞれ固定した後、支柱2,2間においてガードロープユニットUを取付け、この場合、取付腕10の係合溝10Aを支柱2Aの前板部12に合わせ、該支柱2Aの上方から挿入配置し、所定の高さでベース枠21をボルト11あるいは溶着にて固定する。この後ガードロープユニットUの両端に位置するガードロープ7,8の一端部7A,8Aを対応する定着部3にそれぞれ定着する。そして両端の雄螺子棒9Aを孔6に挿通し、その挿通した先端にナット9Bを螺合することにより、ガードロープ7,8の一端部7A,8Aを簡便に定着することができる。このようにして所定箇所にそれぞれガードロープユニットUを取付けた後、網体33を取付ける。そして網体33に落石等により衝撃力が加わると、ガードロープ7,8に引張力が働き、その引張力が所定以上、すなわち締付部材22による限界静止摩擦抵抗を越えると、ガードロープ7,8の一端部7B,8B相互が摩擦摺動し、この摩擦による相当量のエネルギー損失が生じることにより、前記衝撃力を吸収する。また、同時に一端部7B,8Bと締付部材22との摩擦摺動によっても、前記衝撃力が吸収される。そして衝撃力を重複部27の摩擦摺動により吸収した後、これを復旧する場合は、締付部材22を緩めて重複部27を形成し、締付部材22を所定の締付力により緊結するだけで復旧することができる。さらに、落石等の衝撃力が大で、重複部27が摩擦摺動して端末突部28,29が締付部材22に係止した後、さらにガードロープ7,8に引張力が加わって該ガードロープ7,8が塑性変形により伸びたり切断してしまった場合は、その伸びあるいは切断した部分の位置する定着部3,3間のガードロープ7,8をガードロープユニットUごと交換して補修することができる。そしてガードロープ7,8が塑性変形すなわち伸びる場合にあっては、そのガードロープ7,8の引張応力により衝撃力を吸収することができ、この場合重複部27が摺動して端末突部28,29が締付部材22に係止するまでに移動した分だけ支柱2,2間のガードロープ7,8の有効長さが長くなるため、従来の支柱間の長さしかないガードロープに比べて衝撃力吸収能力が高められる。さらに衝撃力により重複部27が摺動して端末突部28,29が締付部材22に係止した後は、支柱2,2Aが変形することにより、さらに該衝撃力を吸収する。
【0014】
次に、前記落石防護柵の支柱取付構造につき、図1及び図7を参照して説明すると、前記基礎1には、支柱用取付孔51を形成し、この支柱用取付孔51の内面には、前記支柱2,2Aの下部が挿脱自在な内筒52が設けられ、この内筒52の下部に底部53が一体に設けられており、前記内筒52及び底部53は、鋼鉄、鋳鉄、ステンレス、高強度コンクリートなどの前記基礎1より硬質な材料から形成されている。そして、前記内筒52に支柱2,2Aを挿入して基礎1に取り付けている。
【0015】
このようにして基礎1に支柱2,2Aを取付けた落石防護柵にあっては、上述したように落石などの衝撃力が加わり、あるいは支柱2,2Aに落石が衝突するなどして、支柱2,2Aが曲った場合、曲った支柱2,2Aのみを引き抜き、新しい支柱2,2Aの下部を支柱用取付孔51に挿入して取付ける。また、この例では、定着部3が支柱2,2Aに取付部材11により着脱可能に設けられているから、交換した支柱2,2Aに定着部3を取付けることができる。さらに、前記支柱用取付孔51の内周には、コンクリートより硬質な内筒52が設けられ、この内筒52の回りが基礎1のコンクリートにより拘束されているから、支柱2,2Aが曲っても、取付孔51の内筒52の変形を防止でき、内筒52が変形しないから、支柱2,2Aの交換をスムーズに行うことができる。
【0016】
このように本参考例では、支柱2,2Aをコンクリート製の基礎1に取付ける雪崩・落石防護体の支柱取付構造において、基礎1の支柱用取付孔51に基礎1より硬質な筒体52を設け、この筒体52に支柱2,2Aの下部を着脱可能に挿着したものであるから、支柱2,2Aが曲るなどして変形したら、取付孔51から支柱2,2Aの下部を抜き取り、新しい支柱2,2Aの下部を取付孔51に挿着して交換を行うことができ、しかも、コンクリートより硬質な筒体52がコンクリートにより拘束されているから、支柱2,2Aが曲っても筒体の変形は防止されると共に、取付孔51の回りのコンクリートの損傷も防止でき、新しい支柱2,2Aをスムーズに挿着することができる。
【0017】
図8は本発明の第1実施例を示し、上記参考例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、内筒52の上部に上方に向って彎曲状に拡大する拡大部52Aを形成している。すなわち拡大部52Aはラッパ状の形状をなす。
【0018】
そして、この例でも支柱2,2Aを基礎1に挿脱して取付けることができる。また、矢印Rで示す正面方向からの落石などにより支柱2,2Aが曲る場合でも、支柱2,2Aが基礎1の上面で折れ曲るようにして変形することなく、支柱2,2Aの正面S側は引張力により変形し、背面H側は圧縮力により変形し、支柱2,2A全体が曲るようにして変形するため、該変形により落石のエネルギーを効率良く吸収することができる。このように、正面S側からの落石により支柱2,2Aは背面H側に倒れるように曲るから、前記拡大部52Aは、少なくとも背面H側が拡大していればよい。
【0019】
このように本実施例では、請求項1に対応して、支柱2,2Aをコンクリート製の基礎1に取付けた雪崩・落石防護体の支柱取付構造において、基礎1の支柱用取付孔51に支柱2,2の下部を取付け、取付孔51の上部は、支柱2,2Aの背面H側が上方に向かって拡大形成されているから、支柱2,2Aが曲る際、取付孔51の上部は上方に向かって拡大形成されているため、支柱2,2Aの背面H側に局部的な座屈が発生することなく、変形によるエネルギー吸収効率を向上することができる。また、取付孔51の上部が拡大形成されていることにより、前記拡大部52Aが案内となり、支柱2,2Aの下部をスムーズに挿入することができる。
【0020】
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、支柱2,2Aをコンクリート製の基礎1に取付ける雪崩・落石防護体の支柱取付構造において、基礎1の支柱用取付孔51に基礎1より硬質な筒体52を設け、この筒体52に支柱2,2Aの下部を着脱可能に挿着したものであり、筒体52の上部は、少なくとも支柱2,2Aの背面H側が上方に向かって拡大形成されているから、支柱2,2Aが曲るなどして変形したら、取付孔51から支柱2,2Aの下部を抜き取り、新しい支柱2,2Aの下部を取付孔51に挿着して交換を行うことができ、しかも、コンクリートより硬質な筒体52は、コンクリートにより拘束されているから、支柱2,2Aが曲っても変形が防止され、新しい支柱2,2Aをスムーズに挿着することができる。また、支柱2,2Aが曲る際、取付孔51の上部は上方に向かって拡大形成されているため、支柱2,2Aの背面H側に局部的な座屈が発生することなく、変形によるエネルギー吸収効率が向上する。
【0021】
また、実施例上の効果として、拡大部52Aは上方に向って彎曲状に拡大する形状であるから、支柱2,2Aの背面H側における座屈を軽減することができる。
【0022】
図9は本発明の第2実施例を示し、上記参考例及び実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例は雪崩・落石防護壁を示し、法面61に前記基礎1が設けられ、この基礎1に前記支柱用取付孔51が設けられ、この支柱取付孔51に中空な鋼管などからなる支柱62が、その下部を挿入して取付けられ、複数の支柱62の正面S側には、複数の横梁63が架設されている。また、同図に示すように、筒体52には、背面H側に拡大部52Aが形成されている。
【0023】
このように本実施例でも、支柱61の下部を基礎1に着脱自在に挿着し、内筒52は拡大部52Aを有するから、請求項1〜2に対応して、上記第1実施例と同様な作用,効果を奏する。
【0024】
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、例えば、実施例では、円筒状の支柱を示したが、角筒状でもよく、また、支柱の内部にコンクリートなどの充填材を充填することもでき、さらには、支柱は中実なものでもよい。また、支柱の材料は適宜選定可能であり、内筒は支柱より硬質なものが、支柱を繰り返し交換するには好ましいが、内筒の外側がコンクリートにより拘束されているから、必ずしも内筒は支柱より硬質である必要はなく、基礎のコンクリートより硬質なものであれば、材質は適宜選定可能である。また、拡大部は必ずしも彎曲状でなくてもよい。
【0025】
【発明の効果】
請求項1の発明は、支柱をコンクリート製の基礎に取付けた雪崩・落石防護体の支柱取付構造において、前記基礎の支柱用取付孔に前記支柱の下部を取付け、前記取付孔の上部は、少なくとも支柱の背面側が上方に向かって拡大形成されているものであり、支柱の変形によるエネルギー吸収効率に優れた雪崩・落石防護体の支柱取付構造を提供することができる。
【0026】
請求項2の発明は、支柱をコンクリート製の基礎に取付ける雪崩・落石防護体の支柱取付構造において、前記基礎の支柱用取付孔に前記基礎より硬質な筒体を設け、この筒体に前記支柱の下部を着脱可能に挿着し、前記筒体の上部は、少なくとも支柱の背面側が上方に向かって拡大形成されているものであり、支柱の交換作業が容易で、支柱の変形によるエネルギー吸収効率に優れた雪崩・落石防護体の支柱取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を示す断面図である。
【図2】本発明の参考例を示す定着部の正面側の断面図ある。
【図3】本発明の参考例を示す定着部の側面側の断面図である。
【図4】本発明の参考例を示す重複部の平断面図である。
【図5】本発明の参考例を示す重複部の側面側の断面図である。
【図6】本発明の参考例を示すガードロープの斜視図である。
【図7】本発明の参考例を示す支柱取付構造の断面図である。
【図8】本発明の第1実施例を示す支柱取付構造の断面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す防護壁の支柱取付構造の断面図である。
【図10】従来例の支柱取付構造の断面図である。
【符号の説明】
1 基礎
2,2A 支柱
51 支柱用取付孔
52 筒体
52A 拡大部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a support structure for avalanche / falling rock protection fences in an avalanche / falling rock protection fence, a protection net, a protective wall and the like.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, as this type, a plurality of support columns are set up on a concrete foundation at equal intervals, a net is stretched between the support columns, and guard rope ends are attached to the support columns at both ends of the plurality of support columns. There is an avalanche / falling rock protection fence that has been established and stretched, and as is known in Japanese Utility Model Publication No. 56-77516, etc., it is made of H-shaped steel on a concrete foundation cast at the bottom of the slope. A large number of high pillars and low pillars are erected (publication microfilm, page 4), and the lower parts of these pillars are embedded in the concrete foundation (publication FIG. 3).
[0003]
FIG. 10 is a cross-sectional view in which the lower part of the
[0004]
Further, as shown in FIG. 10, when a force for bending the
[0005]
Accordingly, the present invention aims to provide a support structure for an avalanche / falling rock protector that allows easy replacement of the support, and also supports the avalanche / falling rock protector that has excellent energy absorption efficiency due to deformation of the support. The purpose is to provide a structure.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, in the support structure for an avalanche / falling rock protection body in which the support is attached to a concrete foundation, the lower part of the support is attached to the support hole for the support of the foundation, and the upper part of the attachment hole is at least The back side of the column is enlarged and formed upward.
[0007]
According to the first aspect of the present invention, when the support column is bent, the upper portion of the mounting hole is enlarged upward, so that the energy absorption efficiency due to deformation does not occur without causing local buckling of the support column. Will improve.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the support structure for an avalanche / falling rock protector for attaching a support to a concrete foundation, a cylinder harder than the foundation is provided in the support hole for the support of the foundation, and the support is attached to the cylinder. The upper part of the cylindrical body is formed such that at least the back side of the column is enlarged upward.
[0009]
According to the second aspect of the present invention, when the support column is bent and deformed, the lower portion of the support column is removed from the mounting hole, and the lower portion of the new support column is inserted into the mounting hole for replacement. And since the cylinder harder than concrete is restrained by concrete, even if a support | pillar bends, a deformation | transformation is prevented and a new support | pillar can be inserted smoothly. Further, when the support column is bent, the upper portion of the attachment hole is formed to expand upward, so that the energy absorption efficiency by deformation is improved without causing local buckling of the support column.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, reference examples of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIGS. 1 to 7 show a first embodiment of the present invention. An avalanche / falling rock protection fence, which is an impact absorbing fence, is provided with a
[0011]
A
[0012]
In addition, this shock absorbing fence uses a guard rope unit U in which the
[0013]
Then, after fixing the fixing
[0014]
Next, the support structure for supporting the rock fall protection fence will be described with reference to FIGS. 1 and 7. A
[0015]
In the rock fall protection fence in which the
[0016]
Thus, in the present reference example, the post mounting structure of avalanches, rockfall protection member attaching the
[0017]
FIG. 8 shows a first embodiment of the present invention. The same reference numerals are given to the same parts as those in the above-mentioned reference example, and detailed description thereof will be omitted. In this example, the upper part of the
[0018]
And also in this example, the support |
[0019]
Thus, in this embodiment, in accordance with
[0020]
In this way, in this embodiment, corresponding to claim 2 , in the support structure of the avalanche / falling rock protector for attaching the
[0021]
Further, as an effect of the embodiment, since the
[0022]
FIG. 9 shows a second embodiment of the present invention. The same reference numerals are given to the same parts as those in the above-mentioned reference example and the embodiment, and detailed description thereof will be omitted. The
[0023]
Thus in this embodiment, the lower the detachably inserted and attached to the
[0024]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made within the scope of the gist of the present invention. For example, in the embodiment, a cylindrical column is shown. Further, the inside of the support column can be filled with a filler such as concrete, and the support column can be solid. In addition, the material of the support can be selected as appropriate, and the inner cylinder is harder than the support, which is preferable for repeated replacement of the support, but since the outside of the inner cylinder is constrained by concrete, the inner cylinder is not necessarily the support. The material need not be harder, and the material can be appropriately selected as long as it is harder than the concrete concrete. Further, the enlarged portion is not necessarily curved.
[0025]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, in the support structure for an avalanche / falling rock protection body in which the support is attached to a concrete foundation, the lower part of the support is attached to the support hole for the support of the foundation, and the upper part of the attachment hole is at least The back side of the column is enlarged upward, and an avalanche / falling rock protector column mounting structure with excellent energy absorption efficiency due to deformation of the column can be provided.
[0026]
Invention 請
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a reference example of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the front side of a fixing unit showing a reference example of the present invention.
FIG. 3 is a side sectional view of a fixing unit showing a reference example of the present invention.
FIG. 4 is a plan sectional view of an overlapping portion showing a reference example of the present invention.
FIG. 5 is a side sectional view of an overlapping portion showing a reference example of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view of a guard rope showing a reference example of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a column mounting structure showing a reference example of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view of the support mounting structure showing the first embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a protective wall support mounting structure showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a conventional column mounting structure.
[Explanation of symbols]
51 Prop mounting holes
52 cylinder
52A Enlarged part
Claims (2)
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