JP4025323B2 - Socket for semiconductor device - Google Patents
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Description
本発明は、半導体装置用ソケットに関し、より詳細には、蓋の開閉を容易にできるようにした半導体装置用ソケットに関する。 The present invention relates to a socket for a semiconductor device, and more particularly, to a socket for a semiconductor device that can easily open and close a lid.
ICパッケージのバーンイン試験などのスクリーニングに使用される半導体装置用ソケットとしては、オープントップタイプのものやクラムシェルタイプのものが知られている。 As a socket for a semiconductor device used for screening such as a burn-in test of an IC package, an open top type or a clamshell type is known.
クラムシェルタイプの半導体装置用ソケットは、主として手動によりICパッケージを装着するように構成されている。より詳細には、半導体装置用ソケットにICパッケージを装着するに際し、蓋を手で閉めると同時に該蓋に設けられているパッケージ押さえを介して所定箇所に載置されているICパッケージを押し下げ、ICパッケージの外部接点と対応するコンタクトとを所定の接圧で接続させる構造を有している。 The clamshell type semiconductor device socket is configured so that the IC package is mounted manually. More specifically, when mounting the IC package on the semiconductor device socket, the lid is closed by hand, and at the same time, the IC package placed at a predetermined position is pushed down via the package presser provided on the lid, The external contact of the package and the corresponding contact are connected with a predetermined contact pressure.
近年、ICパッケージの機能向上に伴って、ICパッケージの外部接点の数が増大し、したがって、これに接続されるコンタクトの数も多くなってきている。その結果、クラムシェルタイプの半導体装置用ソケットにおいても、蓋を閉めるに際し、多数のコンタクトの弾性力に抗しICパッケージを押し下げるにはかなりの押圧力が必要となる。 In recent years, as the function of an IC package is improved, the number of external contacts of the IC package is increased, and accordingly, the number of contacts connected to the IC package is also increased. As a result, even in the clamshell type semiconductor device socket, a considerable pressing force is required to push down the IC package against the elastic force of many contacts when closing the lid.
そこで、クラムシェルタイプの半導体装置用ソケットにおいては、この押圧力を小さくするとともに、操作性を容易にすべく、梃子の原理を利用した半導体装置用ソケットが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。 Therefore, in a clamshell type semiconductor device socket, a semiconductor device socket using the lever principle has been proposed in order to reduce this pressing force and facilitate operability (for example, Patent Document 1). Etc.).
従来の半導体装置用ソケットについて、図8ないし11を用いて簡単に説明する。 A conventional socket for a semiconductor device will be briefly described with reference to FIGS.
図8ないし11は、いずれも従来の半導体装置用ソケットの側面図であり、図の番号順に装着されているICパッケージが半導体装置用ソケットから取り外されていく状態を示している。 8 to 11 are side views of a conventional semiconductor device socket, and show a state in which IC packages mounted in the order of the numbers are removed from the semiconductor device socket.
図8ないし11に示されるように、半導体装置用ソケット110は、概ね、ソケット本体120、蓋体130、梃子部材140、コンタクト150、及び台座160を備えている。
As shown in FIGS. 8 to 11, the
ソケット本体120は、前方(図8において左側を指す。以下同様)において、後述する梃子部材140のレバー141の前方に設けられている係合部142が係合するように、係止ピン122が左右(図8において紙面と垂直方向を指す。以下同様)両側部から突出形成され、後方(図8において右側を指す。以下同様)において、軸125を介して蓋体130を回動自在に支持するように構成されている。
The
蓋体130は、図8において下向きに開口している略箱状に、すなわち、ソケット本体120の上面を覆ういわゆる蓋状に形成されている。蓋体130は、後方において、上記したように、軸125を介してソケット本体120に回動自在に支持されるとともに、バネ部材126により蓋体130が開く方向(図8において時計回りの方向)に付勢されている。また、蓋体130は、自由端である前方において、後述する梃子部材140のレバー141を、軸135を介して回動自在に支持している。また、蓋体130の略中央部に、図8において下向きにパッケージ押さえ131が設けられている。
The
梃子部材140は、蓋体130の上面を覆う天板部144、該天板部144左右両側部から下方に延び、蓋体130の左右両側部を覆うとともに、該蓋体130の自由端左右両側部に軸135を介して回動自在に支持されている一対のレバー141、該一対のレバー141の前方から略L字形に延びる一対の係合部142、及びソケット本体120の対応する係止部に係止されるラッチ143を含んでいる。ラッチ143は、梃子部材140の自由端である後方において、軸145を介して梃子部材140に対して回動自在に取り付けられるとともに、バネ部材146によりソケット本体120に係止する方向(図8において時計回りの方向)に付勢されている。
The
複数のコンタクト150が、装着されるICパッケージ170の外部端子に対応して配置され、ソケット本体120に固定支持されている。コンタクト150それぞれは、ICパッケージ170の外部端子と接触する接点部151、該接点部151を上下動可能に支持する弾性部152、ソケット本体120に固定支持される固定部153、テストボード(不図示)の外部接点に接触する端子部154を含んでいる。
A plurality of
台座160は、ソケット本体120に対し上下動自在に支持され、ICパッケージ170が載置される。該台座160には、複数のコンタクト150の接点部がその下方部にそれぞれ臨んでいる複数の貫通孔が形成されている。ICパッケージ装着時、台座160が押し下げられると、コンタクト150の接点部151は、該貫通孔を通り抜け、ICパッケージ170の外部接点と接触する。
The
以上の構成を備える半導体装置用ソケット110において、装着されているICパッケージの取り外しは、以下のように実行される。
In the
図8は、ICパッケージ170が装着されている状態を示している。この状態から、先ずラッチ143をバネ部材146に抗して反時計方向に回動させて、ソケット本体120との係止を解除する(図9参照)。次に、梃子部材140を軸135周りに反時計方向に回動させて、梃子部材140の係合部142をソケット本体120の係止ピン122との係合から解除する(図10参照)。係合部142と係止ピン122との係合が完全に解除されたとき、梃子部材140を引っ張り上げるようにしながら、蓋体130を時計方向に回動させる。これにより、台座160が上昇し、また、コンタクト150の接点部151が台座160の貫通孔下方部に位置することになり、台座160上のICパッケージ170は、容易に取り除くことができる(図11参照)。
FIG. 8 shows a state where the
なお、半導体装置用ソケット110へのICパッケージ170の装着は、この逆の操作を行えばよい。すなわち、先ず、図11に示されるように、蓋体130が開けられた状態にある半導体装置用ソケット110の台座160上にICパッケージ170を載置する。続いて、図10に示されるように、蓋体130を梃子部材140とともに閉じる。このとき、蓋体130は、ソケット本体120に対して完全に閉じられた状態となっていない。次に、梃子部材140の係合部142をソケット本体120の係止ピン122に引っ掛けるとともに、梃子部材140のレバー141を軸135周りに時計方向に回動させる(図9参照)。このとき梃子の原理で、梃子部材140は格別の力を要することなく時計方向に回動できる。図8に示されるように、梃子部材140がいっぱいに回動されると、ラッチ143がソケット本体120の対応する係止部に係合する。これにより、蓋体130がソケット本体120に対して完全に閉じられた状態となる。
Note that the
上記したように、従来の半導体装置用ソケットにおいては、ICパッケージ170装着時は、蓋体130を完全に閉じるとともに、台座160上にあるICパッケージ170をコンタクト150に所定の接圧で接触させるべくパッケージ押さえ131を介して押し下げるには、梃子部材140を回動操作することにより行なわれる。そして、回動する梃子部材140の一連の動きの中で、バネ146により時計方向に付勢されているラッチ143が、ソケット本体120の係止部に係合することで操作が円滑に行なわれる。
As described above, in the conventional semiconductor device socket, when the
しかしながら、ICパッケージ170を取り外す場合、上記したように、先ず、ラッチ143をソケット本体120の係止部から取り外す動作が入る。このため、装着時と比べて、操作工程が増えるとともに、バネ146に抗してラッチ143の係合を解除するにはある程度の器用さを必要とする。したがって、ICパッケージ170の交換などにおいて作業時間を増大させることとなる。
However, when removing the
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、小さな操作力による蓋体の容易な開閉を可能とするとともに、作業性に優れた半導体装置用ソケットを提供することにある。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a socket for a semiconductor device that enables easy opening and closing of a lid with a small operating force and is excellent in workability.
上記目的を達成するため、本発明に係る半導体装置用ソケットは、ソケット本体と、ソケット本体の後方に回動自在に取り付けられている蓋体と、ソケット本体の前方に回動自在に取り付けられ、蓋体が閉じられたとき蓋体に係合するラッチと、蓋体の前方に回動可能に取り付けられている梃子部材とを備え、梃子部材は、ラッチに当接可能なラッチ押圧部、及びソケット本体の前方の左右両側部に設けられている係止部に係合する一対の係合部を有する一対のレバーを含むことを特徴とし、梃子部材のレバーの係合部をソケット本体の係止部との係合から解除すべく梃子部材を回動するとき、ラッチ押圧部がラッチに当接し、該ラッチが蓋体との係合から解除されるものである。 In order to achieve the above object, a socket for a semiconductor device according to the present invention is attached to a socket body, a lid that is pivotally attached to the rear of the socket body, and pivotally attached to the front of the socket body. A latch that engages the lid when the lid is closed; and a lever member that is pivotably attached to the front of the lid, the lever member being a latch pressing portion that can contact the latch; and And a pair of levers having a pair of engaging portions that engage with engaging portions provided on the left and right sides of the front of the socket body, and the lever engaging portion of the lever member is engaged with the socket body. When the lever member is rotated so as to be released from the engagement with the stop portion, the latch pressing portion comes into contact with the latch, and the latch is released from the engagement with the lid.
また、蓋体と梃子部材との間には、梃子部材が蓋体に対して常に閉じる方向に付勢するバネ部材が配置されていることが好ましく、さらに、ラッチは、バネ部材により蓋体に対して常に係合する方向に付勢されていることが好ましい。 Further, it is preferable that a spring member that urges the lever member in a direction to be always closed with respect to the lid member is disposed between the lid member and the lever member, and the latch is attached to the lid member by the spring member. It is preferable that the urging force is always applied in the direction of engagement.
また、ソケット本体の係止部は、ラッチをソケット本体に回動可能に支持している軸の両端部であってもよい。 Moreover, the latching | locking part of a socket main body may be the both ends of the axis | shaft which is supporting the latch to the socket main body so that rotation is possible.
蓋体前方に回動自在に取り付けられている梃子部材のレバーの梃子の原理を利用した回動動作により、蓋体は、コンタクトの反力が大きくても小さい操作力で蓋体を容易に閉じることができる。 The lid easily closes the lid with a small operating force even if the contact reaction force is large, by the pivoting action using the lever principle of the lever of the lever member that is pivotally attached to the front of the lid. be able to.
また、梃子部材に回動動作に伴って、その前方に設けられているラッチ押圧部がラッチに当接し、さらに該ラッチを押すことにより、ラッチと蓋体との係合を解除するので、一連の動作で円滑に蓋体を開けることができる。 Further, as the lever member rotates, the latch pressing portion provided in front of the lever member comes into contact with the latch, and further pressing the latch releases the engagement between the latch and the lid. The lid can be smoothly opened by the operation.
以下、図面を参照して本発明の実施例に付き説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1、2は、本発明の実施例に係る半導体装置用ソケットの上面図であり、図1は、蓋体が開いている状態、図2は、蓋体が閉じている状態を示す。図3ないし図6は、半導体装置用ソケットにICパッケージを装着する動作を説明するための図であり、図番順にICパッケージが装着されていく。図7は、半導体装置用ソケットからICパッケージを取り外す時の動作を説明するための図である。 1 and 2 are top views of a semiconductor device socket according to an embodiment of the present invention. FIG. 1 shows a state in which the lid is open, and FIG. 2 shows a state in which the lid is closed. 3 to 6 are diagrams for explaining the operation of mounting the IC package on the semiconductor device socket, and the IC packages are mounted in the order of the drawings. FIG. 7 is a diagram for explaining an operation when the IC package is removed from the socket for a semiconductor device.
最初に、図1ないし3及び6を用いて半導体装置用ソケットの構造について説明する。 First, the structure of the socket for a semiconductor device will be described with reference to FIGS.
半導体装置用ソケット10は、概ね、ソケット本体20、蓋体30、梃子部材40、コンタクト50、及び台座60を備えている。
The
ソケット本体20の前方(図1において左側を指す。以下同様)においては、係止軸22が、ソケット本体20に固定され、該係止軸22は、ソケット本体20を貫通して左右(図1において上下方向を指す。以下同様)両側部から突出し、係止部22aを形成している。係止軸22の左右両側部から突出している一対の係止部22aには、後述する梃子部材40のレバー41の前方に設けられている係合部42が係合する。また、該係止軸22の中央部には、ソケット本体20に形成されている凹部27に配置されるラッチ21が回動自在に支持される。該ラッチ21は、後述する蓋体30の係合段部32aに係合する係合ヘッド21aを有するとともに、バネ部材としてのネジリコイルバネ23により図3で時計方向に付勢されている。さらに、係合ヘッド21aは、後方に向けて傾斜面21bを有する。
In front of the socket body 20 (referring to the left side in FIG. 1; the same applies hereinafter), a locking
ソケット本体20の後方(図1において右側を指す。以下同様)においては、軸25を介して蓋体30が回動自在に支持されている。
On the rear side of the socket body 20 (pointing to the right side in FIG. 1, the same applies hereinafter), the
蓋体30は、図2に示されるように、閉じられたときソケット本体20の上面全体を覆う、下向きに開口した箱状の蓋として形成されている。
As shown in FIG. 2, the
蓋体30は、後方において、上記したように、軸25を介してソケット本体20に回動自在に支持されるとともに、バネ部材としてのネジリコイルバネ26により蓋体30が開く方向(図3ないし6において時計回りの方向)に付勢されている。
As described above, the
蓋体30は、自由端である前方端中央において、ソケット本体20の凹部27に対応して同様の形状の凹部32が形成されている。該凹部32には、ソケット本体20の凹部27に設けられているラッチ21の係合ヘッド21aが係合する係合段部32aが形成されている。このような構成により、図2及び6に示されるように、蓋体30が閉じられたとき、ソケット本体20、蓋体30及びラッチ21とで形成される半導体装置用ソケット10の前方縁は面一となる。
The
蓋体30の前方においては、後述する梃子部材40のレバー41を、軸35を介して回動自在に支持している。さらに、図2に明示されるように、蓋体30には、軸35の若干後方であって左右両側部近傍に形成された一対の孔36内にバネ部材としてのコイルバネ37が収容されている。図3ないし6に示されるように、コイルバネ37の一端は、蓋体30に揺動自在に取り付けられ、他端は、後述する梃子部材40に固定されている。該コイルバネ37は、梃子部材40を軸35周りに時計方向に付勢している。
In front of the
また、蓋体30の略中央部には、図1などに示されるように、パッケージ押さえ31が設けられている。該パッケージ押さえ31は、蓋体30に対して揺動自在に取り付けられていることが好ましい。パッケージ押さえ31をこのように構成することにより、ICパッケージ70装着時、該ICパッケージ70をコンタクト50に抗して均一に押し下げることができる。しかしながら、パッケージ押さえ31は、この構成に制限されるものではなく、蓋体30に固定されていてもよいし、あるいは蓋体30と一体に形成されていてもよい。
Further, as shown in FIG. 1 and the like, a
梃子部材40は、蓋体30の上面を覆う天板部44、該天板部44左右両側部から下方(図2において、紙面と垂直方向)に延び、蓋体30の左右両側部を覆うとともに、該蓋体30の自由端左右両側部に軸35を介して回動自在に支持されている略L字形の一対のレバー41、及び該一対のレバー41の前方から延びる一対の係合部42を含んでいる。
The
梃子部材40の天板部44前方には、ラッチ21の係合ヘッド21aに対応して天板部44から若干上方に位置し、且つ天板部44の前縁44aから前方に突出するように、ラッチ押圧部47が形成されている。また、該ラッチ押圧部47は、図6に示されるように、蓋体30が閉じられているときラッチ押圧部47先端がラッチ21の係合ヘッド21aとは離れて位置するように形成される。
In front of the
また、略L字形のレバー41は、図3ないし6に示されるように、長片41aと短片41bが略直角に交差する角部で軸35に軸支される。このように構成することにより、梃子部材40を、それによって蓋体30を、図6に示されるようにコンタクト50の反力に抗して閉じるには、長片41aの長さxと短片41bの長さyとの比を(x/y)とすると、該蓋体30を直接閉じる力に(y/x)を乗じた力が必要とされることになる。したがって、長片41aと短片41bとの長さを適宜調整することにより、蓋体30を閉じる力を十分に小さくすることができる。
Further, as shown in FIGS. 3 to 6, the substantially L-shaped
複数のコンタクト50が、装着されるICパッケージ70の外部端子に対応して配置され、ソケット本体20底部に固定支持されている。コンタクト50それぞれの構造は、図6に明示するように、ICパッケージ70の外部端子と接触する接点部51、該接点部51を上下動可能に支持する弾性部52、ソケット本体20の底部に固定支持される固定部53、テストボード(不図示)の外部接点に接触する端子部54を含んでいる。なお、コンタクト50の構造は、本実施例に限定されるものではなく、接点部51が弾性的に上下動する構造であればどのようなものであってもよい。
A plurality of
台座60は、従来例と同様、ソケット本体20に対し上下動自在に支持され、ICパッケージ70が載置される。該台座60は、コイルバネ(不図示)などにより上方に付勢されている。また、台座60には、複数のコンタクト50の接点部がその下方部にそれぞれ臨んでいる複数の貫通孔61が形成されている。ICパッケージ70の装着時、台座60が押し下げられると、コンタクト50の接点部51は、該貫通孔61を通り抜け、ICパッケージ70の外部接点と接触する。なお、62は、台座60の四隅に設けられている、位置決め部材である。位置決め部材62は、載置されるICパッケージ70を所定の位置、すなわち、ICパッケージ70の外部接点と貫通孔61が対応する位置、に案内する。
The
以上の構成を備える本発明に係るICソケット10において、ICパッケージ70の装着及び取り外しは、以下のように実行される。
In the
図3ないし6には、ICパッケージ70を半導体装置用ソケット10に装着する動作工程が示されている。
3 to 6 show an operation process for mounting the
図3は、ソケット本体20に対して蓋体30が開けられている状態を示している。このとき、梃子部材40は、コイルバネ37の付勢力により、図3に示されるように、蓋体30に対して閉じた状態にあり、ラッチ21は、ネジリコイルバネ23の時計方向への付勢力により、直立している。また、台座60は、上昇した状態にある。この状態において、台座60上にICパッケージ70を載置する。ICパッケージ70は、位置決め部材62に案内され、台座60の所定位置に配置される。
FIG. 3 shows a state where the
ICパッケージ70が台座60上に載置されると、図4に示されるように、梃子部材40のレバー41をコイルバネ37に抗して軸35周りに反時計方向に回転させ、該梃子部材40を蓋体30から若干開く。梃子部材40が若干開かれるとともに、蓋体30をネジリコイルバネ26に抗して軸25周りに反時計方向に回転させ、蓋体30をソケット本体20に対して閉じる。
When the
さらに、図5に示されるように、梃子部材40の係合部42がソケット本体20の係止部22aに係合するようになるまで蓋体30は閉じられる。この動作中に、ラッチ21の係合ヘッド21aは、蓋体30の凹部32に当接し、それにより、ラッチ21は、ネジリコイルバネ23に抗して反時計方向に回転させられる。
Furthermore, as shown in FIG. 5, the
梃子部材40の一対の係合部42がソケット本体20の対応する一対の係止部22aに係合したとき、梃子部材40のレバー41は軸35周りに時計方向に回転させられる。
When the pair of engaging
この梃子の原理を利用した操作により、蓋体30は、図6に示されるように、パッケージ押さえ31、ICパッケージ70を介してコンタクト50の反力を受けるが、ソケット本体20に対して、容易に完全に閉じることができる。この動作中、ICパッケージ70は、台座60とともにパッケージ押さえ31を介して押し下げられ、ICパッケージ70の外部接点が、貫通孔61を通って相対的に上昇してくるコンタクト50の接点部51と接触する。蓋体30が完全に閉じられたとき、ICパッケージ70及び台座60はさらに押し下げられ、ICパッケージ70の外部接点とコンタクト50の接点部とは所望の接圧で電気的に接触する。
By the operation utilizing the principle of the lever, the
蓋体30が、ソケット本体20に対して完全に閉じられると、梃子部材40も蓋体30に対して完全に閉じられた状態となり、ラッチ21の係合ヘッド21aがネジリコイルバネ23の付勢力により、蓋体30の凹部32に形成されている係合段部32aに自動的に係合し、蓋体30を閉じた状態に維持する。
When the
以上の連続動作により、ICパッケージ70の半導体装置用ソケット10への装着が完了する。
With the above continuous operation, the mounting of the
次に、ICパッケージ70を半導体装置用ソケット10から取り外す動作について、図7を用いて説明する。
Next, the operation of removing the
基本的には、ICパッケージ70を半導体装置用ソケット10から取り外すには、図3ないし6の順序を逆にさかのぼって動作を行えばよい。
Basically, in order to remove the
図7にICソケット10からのICパッケージ70の取り外し時における本発明の特徴を示す動作が示されている。図7に示されるように、本発明においては、図6の装着状態から、梃子部材40を軸35周りに単に反時計方向に回動させるだけで、ラッチ21と蓋体30との係合が解除される。すなわち、蓋体30は、ソケット本体20に対して解放され、該蓋体30を開けることが可能となる。
FIG. 7 shows the operation showing the features of the present invention when the
より詳細には、梃子部材40のレバー41がコイルバネ37に抗して軸35周りに反時計方向に回動されると、梃子部材40の天板部44の前縁44aに突出形成されているラッチ押圧部47が、ラッチ21のヘッド21aの傾斜面21bに当接する。これにより、ラッチ21は、係止軸22周りに反時計方向に回動され、ラッチ21の係合ヘッド21aと蓋体30の係合段部32aとの係合状態が解除される。
More specifically, when the
また、梃子部材40のレバー41の軸35周りの反時計方向への上記回動に伴い、レバー41の先端に形成されている係合部42が、ソケット本体20の係止部22aから外れる。このとき、蓋体30を軸25周りに時計方向に回転させれば、ネジリコイルバネ26の付勢力が加わって、図3に示されるように、蓋体30は、容易に開けられる。同時に台座60が上昇し、ICパッケージ70の外部接点とコンタクト50の接点部51を引き離しているので、ICパッケージ70を容易に取り出すことができる。
Further, as the
10、110 半導体装置用ソケット
20、120 ソケット本体
21 ラッチ
22 係止軸
25 軸
30、130 蓋体
31 パッケージ押さえ
35 軸
40、140 梃子部材
41 L字形レバー
42 係合部
47 ラッチ押圧部
50、150 コンタクト
60、160 台座
70、170 ICパッケージ
10, 110
Claims (4)
前記ソケット本体の後方に回動自在に取り付けられている蓋体と、
前記ソケット本体の前方に回動自在に取り付けられ、前記蓋体が閉じられたとき前記蓋体に係合するラッチと、
前記蓋体の前方に回動可能に取り付けられている梃子部材と、
を備え、
前記梃子部材は、前記ラッチに当接可能なラッチ押圧部、及び前記ソケット本体の前方の左右両側部に設けられている係止部に係合する一対の係合部を有する一対のレバーを含み、
前記梃子部材のレバーの係合部を前記ソケット本体の係止部との係合から解除すべく前記梃子部材を回動するとき、前記ラッチ押圧部が前記ラッチに当接し、該ラッチが前記蓋体との係合から解除されることを特徴とする半導体装置用ソケット。 The socket body,
A lid that is pivotally attached to the rear of the socket body;
A latch that is pivotally attached to the front of the socket body and engages the lid when the lid is closed;
A lever member rotatably attached to the front of the lid;
With
The lever member includes a pair of levers having a latch pressing portion capable of contacting the latch and a pair of engaging portions that engage with engaging portions provided on both left and right front portions of the socket body. ,
When the lever member is rotated to release the engaging portion of the lever of the lever member from the engagement with the locking portion of the socket body, the latch pressing portion abuts the latch, and the latch is the lid A socket for a semiconductor device, wherein the socket is released from engagement with a body.
4. The socket for a semiconductor device according to claim 1, wherein the engaging portion of the socket body is both ends of a shaft that rotatably supports the latch on the socket body. .
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