JP4024184B2 - Information recording medium - Google Patents

Description

【００３１】
また、本発明に係る光ディスク（ビデオＣＤ）の記録フォーマットは、既存のＣＤ−ＩＦＭＶ（Full Motion Video）の規格との互換性も有するフォーマットである。すなわち、本発明に係るビデオＣＤの記録フォーマットをＣＤ−ＩＦＭＶ規格に対応するプレーヤでも再生できるブリッジ規格とし、規格上の一貫性と光ディスクの互換性を保っている。
【００３２】
更に、本発明に係る光ディスク（ビデオＣＤ）の記録フォーマットは、ＣＤ−Ｉとは異なり、オペレーティングシステムを特定していないため、専用のプレーヤだけでなく、動画像の圧縮符号化のいわゆるＭＰＥＧ（Moving Picture Expert Group）用動画ボードを搭載したパーソナルコンピュータやゲーム機でも活用できるものとなっている。
【００３３】
本発明に係る光ディスク（ビデオＣＤ）は、コンピュータデータとしてのインフォーメーション部分のデータはＣＤ−ＲＯＭフォーマットのフォーム１、オーディオデータ又はビデオデータはフォーム２に準拠しており、ファイルの管理はＩＳＯ９６６０に従う。
【００３４】
ビデオＣＤの記録領域は、図１に示すように、大別してリードイン領域ＬｉＡと、データ領域（トラックＴｒ１〜Ｔｒ９９）と、リードアウト領域ＬｏＡからなる。
【００３５】
この図１に示す本発明に係る光ディスク（ビデオＣＤ）では、ＣＤ−ＲＯＭ ＸＡのフォーマットに対して、トラックＴｒ１のビデオＣＤインフォメーションエリアに新たにビデオＣＤディスク・インフォーメーションＶＤＩを記録する領域（以下、ビデオＣＤインフォメーション部という）を設けている。このビデオＣＤインフォメーション部に各種光ディスク情報を記録する。このトラックＴｒ１のビデオＣＤインフォメーションエリアにリストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴを記録する領域（以下、リストＩＤオフセット・テーブル部という）を設け、このリストＩＤオフセット・テーブル部には、光ディスクに記録した動画と静止画のＩＤ（識別情報）を格納する。ビデオＣＤインフォメーションエリアにプレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤを記録する領域（以下、プレイバック・コントロール部という）を設け、このプレイバック・コントロール部（後述するプレイ・シーケンス・ディスクリプタ部）には、リスト形式で記述した再生手順を記録する。
【００３６】
更に、セグメント・プレイ・アイテム（Segment Play Item :SPI）ＳＰＩには、メニュー画面に使用する静止画などのデータを書き込めるようにしている。図１の例では、セグメント・プレイ・アイテムＳＰＩはセグメント・プレイ・アイテムＳＰＩ１〜ＳＰＩ６からなり、セグメント・プレイ・アイテムＳＰＩ１、ＳＰＩ２にはメニュー静止画ＭＳＶ１、ＭＳＶ２が、セグメント・プレイ・アイテムＳＰＩ３には静止画ＳＶ３が、セグメント・プレイ・アイテムＳＰＩ４には動画ＭＶ４が、セグメント・プレイ・アイテムＳＰＩ５、ＳＰＩ６には静止画列ＳＶＬ１、ＳＶＬ２が書き込まれている。
【００３７】
また、トラックＴｒ１には、ＣＤ−Ｉアプリケーションエリア部も配置する。本実施例のビデオＣＤフォーマットの光ディスクをＣＤ−Ｉ ＦＭＶプレーヤで再生するときには、プレーヤが先ずこの領域を読み込み、アプリケーションの手順に従って再生する。また、パーソナルコンピュータなどのディレクトリ管理を必要とする機器で再生する場合は、図４に示すようなディレクトリ構造に従ってファイルを管理する。
【００３８】
すなわち、この図４では、ＣＤ−Ｉと、ＭＰＥＧのオーディオ、ビデオと、カラオケからなる従来のディレクトリ構成に、図中ＶＣＤとして示しているビデオＣＤのディレクトリを追加している。例えば、図４のＶＣＤのディレクトリにおいて、図中ＩＮＦＯ．ＶＣＤにはビデオＣＤのインフォメーションを格納し、図中ＥＮＴＲＩＥＳ．ＶＣＤにはＭＰＥＧ規格の動画やＭＰＥＧ規格のオーディオデータのスタートの位置を格納し、図中ＬＯＴ．ＶＣＤには後述するリストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴを格納し、図中ＰＢＣ．ＶＣＤにはプレイバック・コントロールの情報を格納する。
【００３９】
通常のＭＰＥＧデータはトラックＴｒ２以降に記録する。したがって、通常のＭＰＥＧデータに対しては、最大トラック９９まで対応できることになる。但し、本発明に係る光ディスク（ビデオＣＤ）の記録フォーマットでは、プレイバック・コントロールを利用した簡易インタラクティブ・ソフトだけでなく、トラックＴｒ１だけを使って高精細度静止画を再生する光ディスク等も実現可能である。
【００４０】
なお、図１の例では、トラックＴｒ２〜Ｔｒ４には動画ＭＶ１〜ＭＶ３のデータが、トラックＴｒ５にはＣＤ−ＤＡのデータが記録されている。
【００４１】
次に、本発明に係る光ディスクのビデオ信号（データ）とオーディオ信号（データ）の記録フォーマットは、ＭＰＥＧ１に準拠している。ビデオデータに対しては約１．２Ｍビット／秒、オーディオデータに対しては約０．２Ｍビット／秒を割り当てている。画像に対する画面寸法は、図５に示すように、ＮＴＳＣ信号（３０Ｈｚ）及び映画等のフィルム（２４Ｈｚ）の場合は３５２×２４０画素、ＰＡＬ信号（２５Ｈｚ）の場合は３５２×２８８画素である。オーディオデータに対するフォーマットは、ＭＰＥＧ１のレイヤ２を使用する。ＭＰＥＧのオーディオデータは、３２ｋビット／秒〜４４８ｋビット／秒までの広範囲な符号化適度に対応しているが、本発明ではソフトウエアの簡易制作と高音質を考慮し、２２４ｋビット／秒に限定している。なお、再生モードはステレオ（２チャネル）であり、チャネル０に音楽、チャネル１に音楽と歌声を記録するといったいわゆるカラオケソフトに向いた使い方にも対応可能となっている。
【００４２】
次に、本発明に係る光ディスク（ビデオＣＤ）のトラック構成を、図６に示す。すなわち、光ディスク上では、ＭＰＥＧのビデオとオーディオのデータをインターリーブ記録しており、平均すると６対１の比率でビデオデータとオーディオデータが配置される。従来のＣＤプレーヤのように、トラックナンバで検索することを想定し、ポーズ・マージンとして１５０セクタ、フロントマージン及びリアマージンとして１５セクタずつを設けている。これは、検索したときにビット・ストリームヘの影響を減らすためである。
【００４３】
ＭＰＥＧのビデオデータのセクタ・フォーマットは、図７に示すように、パック・ヘッダとパック・データで構成するパックからなる。ＣＤ−ＲＯＭの１セクタのユーザ・データ領域である２３２４バイトで１パックを構成する。なお、図７の図中ＰＴＳは表示時間部（presentation time stamp）を、図中ＤＴＳはデコード時間部（decoding time stamp）を、図中ＳＣＲはシステムクロック基準（system clock reference）を、図中ＳＴＤはシステム・ターゲットーデコーダ（system target decoder）を示す。
【００４４】
ＭＰＥＧのオーディオデータのセクタ・フォーマットは、基本的にはビデオデータと同じである。但し、パック・ヘッダとして１２バイト、パケット・ヘッダとして１３バイト、データ部として２２７９バイトを割り当てて、２３０４バイトを１パックとし、これに余剰の２０バイト（ゼロを記録）を付加してビデオデータと同じ２３２４バイトを１パックとしている。
【００４５】
本発明では、上述のように、動画と静止画を組み合わせた対話形式の再生を、以下のような再生制御機能によって実現している。なお、これ以降の説明では、再生制御機能をプレイバック・コントロール機能或いはプレイ・シーケンス・ディスクリプタ機能と呼ぶ。このプレイバック・コントロール機能のなかには、主要なリストとして後述するプレイ・リストＰＬとセレクション・リストＳＬがある。プレイ・リストＰＬで動画再生の手順を、セレクション・リストＳＬでメニュー再生の手順を記述する。ここでプレイバック・コントロール機能に従って、所望の動画データや静止画データにアクセスするには、リストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴに格納した動画や静止画のアドレスを参照する。プレイバック・コントロール（プレイ・シーケンス・ディスクリプタ）機能を実現するための制御データ量は、後述するように最大５１２ｋバイト程度である。
【００４６】
次に、本発明に係る光ディスク（ビデオＣＤ）で扱うデータ（ビデオデータ、オーディオデータ及びビデオＣＤインフォーメションエリアのデータ）について説明する。
【００４７】
先ず、ビデオデータは通常精度サイズ（３５２×２４０／２８８）の動画のデータ、通常精度サイズ及び高精細度サイズ（７０４×４８０／５７６）の静止画のデータである。但し、高精細度の静止画のデータを入れる場合は、必ず同じ絵の通常精度の静止画のデータも入れる。
【００４８】
各データのサブヘッダは例えば表２に示すように定める。
【００４９】
【表２】

【００５０】
ここで、＄は１６進数を、％は２進数を表す。
【００５１】
オーディオデータは、２チャネルまでのオーディオデータを認める。２つのチャネルをメインチャネル／サブチャネルと呼び、サブチャネルを入れたときには必ずメインチャネルを入れる また、サンプリング周波数は４４．１ｋＨｚの固定とする。ビットレートは、ステレオ／インテンシティステレオ／デュアルチャネルでは６４ｋビット、１２８ｋビット、１９２ｋビット、２２４ｋビット、３８４ｋビットの５種類とし、モノラルでは３２ｋビット、６４ｋビット、９６ｋビット、１９２ｋビットの４種類とする。
【００５２】
各データのサブヘッダは例えば表３に示すように定める。
【００５３】
【表３】

【００５４】
ビデオＣＤインフォーメションエリアのデータとしては、以下に示すビデオＣＤディスク・インフォーメーションＶＤＩ、リストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴ、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤをデータファイルとする。
【００５５】
これらのサブヘッダを例えば表４のように定める。
【００５６】
【表４】

【００５７】
次に、図１のビデオＣＤディスク・インフォーメーション（Video CD disc Information ：VDI）ＶＤＩの構造を説明する。ビデオＣＤディスク・インフォーメーションＶＤＩの格納される場所は、セクタ”00:03:00”に固定である。この１セクタには、ビデオＣＤの基本的な情報を入れておく。
【００５８】
この内容としては、例えば表５に示すようにする。
【００５９】
【表５】

【００６０】
ここで、ＩＤストリング（ID stling）はビデオＣＤを認識するためのＩＤ用文字列を、バージョンＮｏ．（Version No.）はビデオＣＤのバージョン番号（Version 1.00）を、ディスクＩＤ（Disc ID）は光ディスク固有のＩＤ番号を、ＰＳＤサイズ（PSD Size）はプレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの大きさ（バイト数）を示す。ＰＳＤサイズが０の場合はプレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤがない光ディスクを示す。オフセット・ペースは、プレイ・シーケンス・デイスクリプタＰＳＤの中で使っているオフセットの基数を示し、パージョン１（Version 1）では８に固定する。オフセットにはこの基数である８を掛けてアドレスを計算する。ナンバ・オブ・リストID（Num.of List ID）はリストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴに書かれたＩＤの数を、ディスク・タイトル（Disc Title）は光ディスクのタイトル名を示す。
【００６１】
次に、図１のリストＩＤオフセット・テーブル（List ID Offset Table LOT）ＬＯＴの構造について説明する。リストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴの格納される場所は、セクタ”00:03:01”−”00:03:32”に固定である。
【００６２】
リストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴは、プレイ・リストＰＬとセレクション・リストＳＬについているリストＩＤとそれぞれのオフセットの対応表である。ユーザが直接ＩＤを指定すると、それに対応する好きなメニュー（Selection List）や動画（Play List）などからスタートさせることができる。ユーザがＩＤを指定したときに、そのＩＤのオフセットの入った１セクタだけを読み出せば、どこからリストをたどればよいかがわかる。すなわち、このリストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴは通常の再生時にはメモリ中に置く必要のないデータである。プレイ・リストＰＬとセレクション・リストＳＬの再生中に、そのリストＩＤをトラック番号のようにプレーヤの表示管等に表示しておけば、ユーザがそのメニューや動画から見たい場合にその番号を覚えておき、後でその番号（リストＩＤ）を指定してそのリストの最初からまた見ることができる。もっとも、リストＩＤが多い場合、最大３２セクタ分がこのリストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴに必要になる。
【００６３】
バージョン１では、最大セクター分を固定で取っておく。使っていないＩＤのオフセットの所は０で埋めておく。なお、最大３２セクタ分とするのは、１つのプレイ・リストＰＬには少なくとも１４バイト必要なので、オフセット値で表現すると２オフセット分（１６バイト）に納まるからである。２バイトのオフセット（６４ｋオフセット分）で表現できる範囲ですべてがプレイ・リストＰＬであったとしても最大３２ｋ個のリストＩＤしか存在しないため、最大３２ｋ個分の領域（６４ｋバイト＝３２セクタ）が確保されていればよい。
【００６４】
リストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴは、セクタアドレス（Sector Address）として、例えば表６に示す値を有する。
【００６５】
【表６】

【００６６】
次に、図１のプレイ・シーケンス・ディスクリプタ（Play Sequence Descriptor : PSD）ＰＳＤの構造について説明する。
【００６７】
プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの格納される場所は、セクタ”00:03:33”−（Max ”00:06:63’）に固定である。この場所に実際のプレイ・リストＰＬ、セレクション・リストＳＬ、プレイ・アイテム（Play Item :PI）PI、セレクション・テーブル（Serection table）、エンド・リストがおかれる。先頭には、一番最初に再生されるプレイ・リストＰＬかまたはセレクション・リストＳＬがおかれる。プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの許される最大の大きさは、２バイトオフセット（６４ｋ）×オフセット・ベース（８）＝５１２ｋバイト＝２５６セクタ＝３ｓｅｃ ３１フレームのように５１２ｋバイトあるが、再生には必要な部分だけを、メモリ（例えば図２のＲＡＭ６）に読み出して再生すればよい。また、メモリ容量に余裕がある場合には、光ディスクの装着時等に、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤ全体をメモリに記憶するようにしてもよい。
【００６８】
次に、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤを構成するプレイ・リストＰＬ、プレイ・アイテムＰＩ、セレクション・リストＳＬ、セレクション・テーブル及びエンド・リストの構造を、詳細に説明する。以下の共通の用語として、オフセットとはリストなどが格納されている位置を示すアドレス情報であり、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤ全体をメモリに仮想的に配置した場合の先頭からの位置を表している。但し、上述のビデオＣＤディスク・インフォーメーションＶＤＩのオフセット・ベースの所で説明したように、１オフセットは８バイトに相当する。１６ビットのバイナリ（２値）で表現される。
【００６９】
先ず、プレイ・リスト（Play List :PL）について述べる。
【００７０】
プレイ・リストＰＬは、分岐を含まない一連の再生の記述をしたものである。
【００７１】
このプレイ・リストＰＬの構造は、例えば表７に示すようになっている。
【００７２】
【表７】

【００７３】
ここで、プレイ・リスト・ヘッダ（Play List Header：PLH）は、プレイ・リストＰＬであることを示すヘッダであり、＄１０を書く。
【００７４】
ナンバ・オブ・プレイ・アイテム（Number of Play Ite：NOI）ＮＯＩは、プレイ・リストＰＬ中に記述されているアイテムの数を示し、バイナリ（２値）で記述する。 リストＩＤナンバ（List ID Number ：IDN）はこのリスト固有の番号を書き込む。画面又は図２の蛍光表示管１２等の表示器にこの番号を表示することにより、ユーザは現在再生中のリストの位置を知ることができる。プレーヤのダイレクト・リストナンバ・セレクト機能により、ユーザは任意のリストから再生を始めることができる。これは、いわゆるチャプタ・セレクト（Chapter select）に相当する機能である。ソフト開発者の意向により、ダイレクト・アクセス（Direct access）を許さないリストの場合には、リストＩＤナンバを０にする。このときプレーヤにはリストＩＤナンバを表示しないか、又はこれ以前のリストＩＤナンバを表示する。オフセット＄００００に置かれるプレイ・リストＰＬまたはセレクション・リストＳＬのリストＩＤナンバは、＄０１とする。
【００７５】
プリヴィアス・リスト・オフセット（Previous List offset：PLO）は、プリヴィアス機能を使用したときに処理を移すリストの格納されているオフセットを示す。プリヴィアス機能を必要としないときには、＄ＦＦＦＦを入れる。
【００７６】
ネクスト・リスト・オフセット（Next List offset:NLO）は、記述されているすべてのアイテムの実行を終えたとき、またはネクスト機能を使用したときに処理を移すリストの格納されているオフセットを示す。ネクスト機能を必要としないときには、＄ＦＦＦＦを入れる。
【００７７】
キャンセル・リスト・オフセット（Cancel List offset）は、キャンセル機能を使用したときに処理を移すリストの格納されているオフセットを示す。キャンセル機能を必要としないときには、＄ＦＦＦＦを入れる。
【００７８】
ウェイト・タイム（Wait time）は、１アイテム実行後の待機時間を登録する。同じプレイ・リストＰＬ内で設定できるウェイト・タイムは、１つだけであるので、ウェイト・タイムを変更したい場合には、プレイ・リストＰＬを変える必要がある。ウェイト・タイムのＬＳＢ（最下位ビット）は０．５secに相当する。なお、ウェイト・タイムにおいて、それぞれの値は、例えば、
＄００は、再生後、待たない、
＄０１は、再生後０．５ｓｅｃ待ってから、次のアイテムを再生するか、すべてのアイテムの再生を終了したときには、ネクスト・リストに処理を移す、
＄ＦＦは、ユーザからのアクションがあるまで待つ、を意味する。
【００７９】
プレイ・アイテム＃ｎ・オフセット（Play Item #n offset）は、再生すべきアイテムのオフセットを示す。ｎの最大値は、ナンバオブ・プレイ・アイテムＮＯＩに相当する。
【００８０】
次に、プレイ・アイテム（Play Item :PI）ＰＩは、ビデオ／オーディオ・ストリームで成る各アイテムの光ディスク上での位置とその内容等を記述をしたものである。
【００８１】
プレイ・アイテムＰＩの構造は、例えば表８に示すようになっている。
【００８２】
【表８】

【００８３】
ここで、プレイ・アイテムＰＩのアイテム・スタート・セクタ・ナンバ（Item start sector number）は、ビット・ストリームの格納されている先頭のセクタ・ナンバを示し、バイナリ・コーデッド・ディジタル（２進化１０進法）で記述する。
【００８４】
アイテム・エンド・セクタ・ナンバ（Item end sector number）は、ビット・ストリームの格納されている最後のセクタ・ナンバを示し、２進化１０進法で記述する。アイテムの再生中、早送り再生などで全セクタをアクセスできないときでも、エンドの境界を知ることによりオーバーランを防止できる。
【００８５】
ファイル・ナンバ（File number）は、光ディスク上に格納されているデータのファイル・ナンバを指定する。ファイル・ナンバは、フォーム１、２セクタのサブヘッダの値に相当する。
【００８６】
データ・コンテンツ（Data contents）は、光ディスク上に格納されているデータの属性を示し、各ビットの意味を、例えば表９に示す。
【００８７】
【表９】

【００８８】
次に、セレクション・リスト（Serection List:SL）ＳＬは、ユーザにメニューの選択を行なわせるためのリストである。
【００８９】
ここで、選択はコマンダなどからの数値によって行なわれる場合と、画面上のメニュー画面の座標によって行なわれる場合がある。座標を指定するものとしてリージョンがある。このリージョンとは、メニューで選択肢を選ぶ場合、ＣＤプレーヤのリモコンのように番号ボタンを押して選ぶタイプのプレーヤだけでなく、ＣＤ−Ｉのようにマウスで画面上のある領域をクリックして選択をするタイプのプレーヤでも同じように選択できるように、その領域を指定するものである。領域は長方形で指定し、その対角線の位置情報として表す。また、画面全体を２５６×２５６の升目に分けて左上角を（０，０）、右下角を（２５５，２５５）とした座標を考え、１つのリージョンを左上と右下の座標（ｘ，ｙ）−（ｘ’，ｙ’）で表現する。１つのリージョンは、ｘ、ｙ、ｘ’、ｙ’の順序に値を並べた４バイトから成る。例えば（２０，１０）−（１００，４０）のリージョンは＄１４、＄０Ａ、＄６４、＄２８の４バイトで表される。このセレクション・リストＳＬの構造は、例えば表１０に示すようになっている。
【００９０】
【表１０】

【００９１】
ここで、セレクション・リスト ヘッダ（Selection List Header）は、セレクション・リストＳＬであることを示す。この情報としては、＄１８を書く。
【００９２】
ナンバ・オブ・リージョン（Number of regions:NOR）は、リスト内に記述されているリージョンの数を示す。
【００９３】
リストＩＤナンバ（List ID Number）、プリヴィアス・リスト・オフセット（Previous List offset）、キャンセル・リスト・オフセット（Cancel List offset）は、プレイ・リストＰＬの場合と同様である。
【００９４】
ネクスト・リスト・オフセット（Next List offset :NLO）は、ネクスト機能を使用したときに処理を移すリストの格納されているオフセットを示す。
【００９５】
エラー・リスト・オフセット（Error List offset）は、選択された番号に相当するオフセットが、セレクション・テーブルに登録されていないときに処理を移すリストの格納されているオフセットを示す。
【００９６】
タイムアウト・リスト・オフセット（Time-out List offset）は、ウェイト・タイムで指定する時間を経過しても選択が行なわれなかったときに処理を移すリストの格納されているオフセットを示す。
【００９７】
ウェイト・フォー・タイムアウト（Wait for Time-out）は、タイムアウトまでの待ち時間を示す。ウェイト・フォー・タイムアウトのＬＳＢ（最下位ビット）は０．５ｓｅｃに相当する。なお、ウェイト・フォー・タイムアウトにおいて、それぞれの値は、例えば、
＄００は、待たない、
＄０１は、０．５ｓｅｃ 待つ、
＄ＦＦは、ユーザからの選択があるまで待つ、
を意味する。
【００９８】
セレクション・テーブル・オフセット（Selection table offset）は、後述するセレクション・テーブルの格納されているオフセットを示す。
【００９９】
プレイ・アイテム・オフセット（Play Item offset）は、メニュー画面などを表示するために再生するアイテムのオフセットを示す。
【０１００】
ベース・オブ・セレクション・リージョン（Base of Selection region :BSR）ＢＳＲは、後述するセレクション・リージョンの選択番号の開始番号を示す。例えば、このセレクション・リストＳＬで与えられる選択番号の最小値が８のときには、このエリアに８を書く。
【０１０１】
プリヴィアス・リージョン（Previous region）は、プリヴィアス機能を選択するための画面上の領域を示す。
【０１０２】
ネクスト・リージョン（Next region）は、ネクスト機能を選択するための画面上の領域を示す。
【０１０３】
セレクション・リージョン＃n（Selection region #n）は、選択番号ｎを選択するための画面上の領域を示す。
【０１０４】
次に、セレクション・テーブル（Selection Table：ST）は、選ばれた値に対応するリスト・オフセット（List offset）を与えるテーブルである。
【０１０５】
このセレクション・テーブルの構造は、例えば表１１に示すようになっている。
【０１０６】
【表１１】

【０１０７】
ここで、ナンバ・オブ・セレクション（Number of Selections：NOS）ＮＯＳは、このテーブルに記述されているオフセットの数を示し、バイナリ（２値）で記述される。
【０１０８】
ベース・オブ・セレクション・ナンバ（Base of Selection Number：BSN）ＢＳＮは、選択番号の開始番号を示す。
【０１０９】
セレクション＃n・オフセット（Selection #n offset）は、選択番号ＢＳＮ＋ｎ−１が選択されたときに処理を移すリストが格納されているオフセットを示す。
【０１１０】
更に、アプリケーションが複数の光ディスクに渡って実行される場合には、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤは、以下に示すチェンジ・ボリューム・リスト又はチェンジ・ボリューム・リスト＝タイプ２を含むことができる。
【０１１１】
チェンジ・ボリューム・リスト（Change Volume List：CL）は、複数の光ディスクに渡るアプリケーションのために、光ディスクの交換を行なうためのリストである。
【０１１２】
チェンジ・ボリューム・リストの構造は、例えば表１２に示すようになっている。
【０１１３】
【表１２】

【０１１４】
なお、リターン・リスト・オフセットが０でないとき、例えば表１３に示す以下のリストが存在する。
【０１１５】
【表１３】

【０１１６】
チェンジ・ボリューム・リスト・タイプ２（Change Volume List type 2）も、複数の光ディスクに渡るアプリケーションのために、光ディスクの交換を行なうためのリストである。ビデオＣＤ以外のＣＤタイトルであっても、制御できるようにチェンジ・ボリューム・リストを拡張したものである。リストに続いて交換した光ディスクのためのプレイ・アイテムＰＩを記述する。
【０１１７】
チェンジ・ボリューム・リスト・タイプ２の構造は、例えば表１４に示すようになっている。
【０１１８】
【表１４】

【０１１９】
この後、交換した光ディスクの先でのプレイ・アイテムＰＩが続く。
【０１２０】
なお、必要なキーの機能としては、ネクスト（NEXT）、プリヴィアス（PREVIOUS）、スキップ（SKIP）、キャンセル（CANCEL）、早送り（FF）、早戻し（FR）などがある。
【０１２１】
最後に、エンド・リスト（End List :EL）は、シーケンス（Sequence）の終了時に、処理が移されるリストである。
【０１２２】
エンド・リストの構造は、例えば表１５に示すようになっている。
【０１２３】
【表１５】

【０１２４】
ここで、エンド・リスト・ヘッダ（End List Header）は、エンド・リストであることを示す。
【０１２５】
次に図１８及び図１９を用いて、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの構成の一例を説明する。図１８は、プレイ・リストＰＬ、プレイ・アイテムＰＩ、セレクション・リストＳＬ、セレクション・テーブルの連結関係を示しており、図１９は、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤが、例えば図２のＲＡＭ６に記憶される際のレイアウトを示している。なお、図１８は、簡単のため、プレイ・リストＰＬ及びセレクション，リストＳＬ内の一部のデータのみ示してある。
【０１２６】
図１８のプレイ・リストＰＬ１には、プレイ・リスト・ヘッダとして、上述したように、＄１０が記述されでいる。ナンバ・オブ・プレイ・アイテムＮＯＩには２が記述されており、このプレイ・リストＰＬ１に２つのプレイ・アイテムＰＩが記述されていることを示している。ネクスト・リスト・オフセットには＄０００４が記述されており、これは、プレイ・リストＰＬ１内の全てのアイテムの再生を終えた場合、又は使用者によってネクストファンクションが選択され、且つ再生すべき残りのアイテムが無い場合に移行するリスト（図１Ｂの場合、セレクション・リストＳＬ１）が、メモリに記憶される際に、図１９に示すように、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの先頭から＄０００４のオフセットのところに格納されることを示している。プレイ・アイテム＃１・オフセットには、＄０００２が記述されており、これは、アイテム１に関するプレイ・アイテムＰＩ１が、メモリに記憶される際に、図１９に示すようにプレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの先頭から＄０００２のオフセットのところに格納されることを示している。プレイ・アイテム＃２・オフセットには、＄０００３が記述されており、これは、アイテム２に関するプレイ・アイテムＰＩ２が、メモリに記憶される際に、図１９に示すようにプレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの先頭から＄０００３のオフセットのところに格納されることを示している。
【０１２７】
また、アイテム１に関するプレイ・アイテムＰＩ１には、アイテム・スタート・セクタ・ナンバとして、"00:05:12"が、アイテム・エンド・セクタ・ナンバとして"00:08:73"が、ファイル・ナンバとして１が、データ・コンテンツとして＄１７がそれぞれ記述されている。従って、アイテム１を再生する場合には、光ディスク上の"00:05:12"から"00:08:73"で示されるセクタを読みだせばよいことが分かり、更に、データ・コンテンツから、アイテム１の内容が、ステレオ音声付動画であることが分かる。また、アイテム２に関するプレイ・アイテムＰＩ２には、アイテム・スタート・セクタ・ナンバとして、"00:08:74"が、アイテム・エンド・セクタ・ナンバとして"00:13:63"が、ファイル・ナンバとして２が、データ・コンテンツとして＄１７がそれぞれ記述されている。従って、アイテム２を再生する場合には、"00:08:74"から"00:13:63"で示されるセクタを読みだせばよいことが分かり、更に、データ・コンテンツから、アイテム２の内容が、ステレオ音声付動画であることが分かる。
【０１２８】
ところで、プレイ・アイテムＰＩ１及びプレイ・アイテムＰＩ２は実質的に、プレイ・リストＰＬ１に属するデータであるため、プレイ・リストＰＬ１とプレイ・アイテムＰＩ１及びプレイ・アイテムＰＩ２を合わせて、１つのプレイ・リストＰＬと見ることもできる。
【０１２９】
図１８のセレクション・リストＳＬ１には、セレクション・リスト・ヘッダとして、上述したように、＄１８が格納されている。ナンバ・オブ・リージョンＮＯＲには３が格納されており、このセレクション・リストＳＬによって３つのリージョンが記述されていること、即ち、マウス等のポインティングデバイスを用いた時、異なる３つの領域を示すことにより、３種類の数値入力ができることを示している。セレクション・テーブル・オフセットには、＄０００Ｂが記述されており、セレクション・リストＳＬ１に係るセレクション・テーブル１が、メモリに記憶される際に、図１９に示すように、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの先頭から＄０００Ｂのオフセットのところに格納されることを示している。プレイ・アイテム・オフセットには、＄０００Ａが記述されており、これは、アイテム３に関するプレイ・アイテムＰＩ３が、メモリに記憶される際に、図１９に示すように、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの先頭から＄０００Ａのオフセットのところに格納されることを示している。ベース・オブ・セレクション・リージョンＢＳＲには、４が記述されており、セレクション・リージョンの開始番号が４であることを示している。セレクション・リージョン＃４には、＄１０、＄Ｂ０、＄５０、＄Ｄ０が、セレクション・リージョン＃５には、＄６０、＄Ｂ０、＄Ａ０、＄Ｄ０が、セレクション・リージョン＃６には、＄Ｂ０、＄Ｂ０、＄Ｅ０、＄Ｄ０が、それぞれ記述されており、３つの領域に対応する座標を示している。
【０１３０】
アイテム３に関するプレイ・アイテムＰＩ３には、アイテム・スタート・セクタ・ナンバとして、"00:13:64"が、アイテム・エンド・セクタ・ナンバとして"00:14:48"が、ファイル・ナンバとして１が、データ・コンテンツとして＄０Ｃがそれぞれ記述されている。従って、アイテム３を再生する場合には、光ディスク上の"00:13:64"から"00:14:48"で示されるセクタを読みだせばよいことが分かり、更に、データ・コンテンツから、アイテム３の内容が、音無しの静止画であることが分かる。
【０１３１】
セレクション・リストＳＬ１に係るセレクション・テーブル１には、ナンバ・オブ・セレクションＮＯＳとして５が記述されており、このセレクション・テーブルには、５つのリストに対応する５つのセレクション＃ｎ・オフセットが格納されていることを示している。また、セレクション・テーブル１には、ベース・オブ・セレクション・ナンバＢＳＮとして４が記述されており、選択番号の開始番号が４であることを示している。更に、セレクション・テーブル１には、上述したように５つのセレクション＃ｎ・オフセットが記述されており、それぞれ、対応する番号のリストが、メモリに記憶される際にプレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの先頭から＄０００Ｄ、＄０００Ｆ、＄００１１、＄００１３、＄００１６のオフセットのところに格納されることを示している。
【０１３２】
ところで、プレイ・アイテムＰＩ３及びセレクション・テーブル１は実質的に、セレクション・リストＳＬ１に属するデータであるため、セレクション・リストＳＬ１とプレイ・アイテムＰＩ３及びセレクション・テーブル１を合わせて、１つのセレクション・リストＳＬと見ることもできる。
【０１３３】
なお、オフセットは、上述したように８バイトを１単位として表現されるため、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤ内の各データが８バイト毎のバウンダリに乗るように、図１９のアドレスが＄００４Ａから＄００５０の部分及び＄００６４から＄００６８の部分は、メモリ上では、空きスベースとして０詰めされる。
【０１３４】
図２０は、アイテム３が再生された場合の表示画面を示している。アイテム３は、メニュー画面であり、使用者がこのメニューを用いて選択を行えるようになっている。例えば、使用者がマウスを用いて図示せぬカーソルを表示画面上の４の所に動かし、その位置でクリックすると、これは、セレクション・リージョン＃４で定義された領域を指示したことになるので、その領域に対応するセレクション・テーブル１のセレクション＃４・オフセットが指示される。更に、セレクション＃４・オフセットの内容から、対応する番号のリストのオフセット＄０００Ｄが分かり、メニュー画面上の４に対応するリストを選択することができる。
【０１３５】
以下、上述したプレイバック・コントロールについて、図８及び前述の図１を用いて具体的に説明する。なお、図８は、図１８及び１９とは異なる例であり、５つのプレイ・リストＰＬと、２つのセレクション・リストＳＬをプレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤに格納した場合の例を示してある。また、本発明においては、プレイ・アイテムＰＩは、対応するプレイ・リストＰＬ又はセレクション・リストＳＬの一部として記載してあり、セレクション・テーブルは、対応するセレクション・リストＳＬの一部として記載してある。
【０１３６】
例えば、本発明の光ディスク（ビデオＣＤ）が図２のＣＤデッキ１に装着されると、自動的にプレイバック・コントロールを用いた再生モード（自動再生モード）に入り、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤの先頭にある図８に示すプレイ・リストＰＬ１からリストの解釈が開始される。プレイ・リストＰＬにおいては、最初のプレイ・アイテムＰＩに対応するアイテムから順に再生が開始される。したがって、プレイ・リストＰＬ１においては、先ずプレイ・アイテムＰＩ１が措定されて、例えば図１のトラックＴｒ２の動画ＭＶ１の再生が開始され、次に、プレイ・アイテムＰＩ２が指定されて、例えば図１のセグメント・プレイ・アイテムＳＰＩ５の静止画列ＳＶＬ１の再生が開始される。また、このプレイ・リストＰＬ１では、使用者の要求が無い場合、上述のように動画ＭＶ１と静止画列ＳＶＬ１が順次指定されるが、プレイ・アイテムＰＩ１とプレイ・アイテムＰＩ２をユーザの要求により選択し、この選択によって再生されるアイテムを切り換えることもできる。例えば、動画ＭＶ１の再生中に、使用者が、図２のスイッチ１１又はリモコン９に設けられたネクスト・キーを選択すると、再生されるアイテムは、静止画列ＳＶＬ１に切り換わる。また、静止画列ＳＶＬ１の再生中に、使用者が図２のスイッチ１１又はリモコン９に設けられたプリヴィアス・キーを選択すると、再生されるアイテムは、動画ＭＶ１に切り換わる。このプレイ・リストＰＬ１において、使用者が静止画列ＳＶＬ１の再生中にネクスト・キーを選択したり、動画ＭＶ１と静止画列ＳＶＬ１の再生が終了すると、ネクスト・リスト・オフセットに基づいて、図８のセレクション・リストＳＬ１の解釈に移行する。
【０１３７】
このセレクション・リストＳＬ１に移行すると、プレイ・アイテム・オフセットに記述されたアイテムが指定され、図１のセグメント・プレイ・アイテムＳＰＩ１のメニュー静止画ＭＳＶ１が自動的に再生される。ここで、使用者は、メニュー静止画ＭＳＶ１に表示された番号を用いて、次に移行したいリストを選択することができる。このセレクション・リストＳＬ１のメニュー静止画ＭＳＶ１において、例えば、図２のスイッチ１１又はリモコン９に設けられた番号入力キーを用いて、番号１を入力すると、セレクション＃１・オフセットが指定され、プレイ・リストＰＬ２の解釈に移行する。また、使用者が番号２を入力するとセレクション＃２・オフセットが指定されセレクション・リストＳＬ２の解釈に移行する。
【０１３８】
プレイ・リストＰＬ２においては、プレイ・アイテムＰＩ１が指定されて、図１のトラックＴｒ３の動画ＭＶ２が自動的に再生される。プレイ・リストＰＬ２において、使用者が図２のスイッチ１１又はリモコン９に設けられたネクスト・キーを選択すると、ネクスト・リスト・オフセットに対応するリストの解釈に移行する。また、使用者が図２のスイッチ１１又はリモコン９に設けられたキャンセル・キーを選択すると、キャンセル・リスト・オフセットに対応するリストの解釈に移行する。但し、本発明のプレイ・リストＰＬ２のネクスト・リスト・オフセット、キャンセル・リスト・オフセットには同じオフセット値が記述されており、何れを選択した場合にもセレクション・リストＳＬ１に戻る。また、動画ＭＶ２の再生が終了したときにも、ネクスト・リスト・オフセットに基づいて、セレクション・リストＳＬ１に戻る。
【０１３９】
一方、セレクション・リストＳＬ２においては、プレイ・アイテム・オフセットに記述されたアイテムが指定されて図１のセグメント，プレイ・アイテムＳＰＩ２のメニュー静止画ＭＳＶ２が再生される。ここで、使用者がキャンセル・キーを選択すると、キャンセル・リスト・オフセットに基づいてセレクション・リストＳＬ１に戻る。これに対し、メニュー静止画ＭＳＶ２に表示された番号１を入力するとセレクション＃１・オフセットが選択されプレイ・リストＰＬ４に、番号２を入力するとセレクション＃２・オフセットが選択されプレイ・リストＰＬ５に、番号３を入力するとセレクション＃３・オフセットが選択されプレイ・リストＰＬ６の解釈にそれぞれ移行する。 プレイ・リストＰＬ４においては、先ずプレイ・アイテムＰＩ１が指定されて、図１のセグメント・プレイ・アイテムＳＰＩ３の静止画ＳＶ３の再生がなされ、次にプレイ・アイテムＰＩ２が指定されて、図１のトラックＴｒ５のＣＤ−ＤＡの再生がなされる。このプレイ・リストＰＬ４において、ＣＤ−ＤＡの再生中にネクスト・キーを選択したり、静止画ＳＶ３とＣＤ−ＤＡの再生が終了すると、ネクスト・リスト・オフセットに基づいてプレイ・リストＰＬ５に移行する。なお、使用者がキャンセル・キーを選択すると、キャンセル・リスト・オフセットに基づいてセレクションリストＳＬ２に戻る。
【０１４０】
プレイ・リストＰＬ５においては、プレイ・アイテムＰＩ１が指定されて図１のセグメント・プレイ・アイテムＳＰＩ６の静止画列ＳＶＬ２の再生がなされる。使用者が、プリヴィアス・キーを選択するとプリヴィアス・リスト・オフセットに基づいてプレイ・リストＰＬ４に戻る。このプレイ・リストＰＬ５において、使用者が、ネクスト・キーを選択するとネクスト・リスト・オフセットに基づいてセレクション・リストＳＬ２に戻る。使用者が、キャンセル・キーを選択するとキャンセル・リスト・オフセットに基づいてセレクション・リストＳＬ２に戻る。すなわち、プレイ・リストＰＬ５のネクスト・リスト・オフセットとキャンセル・リスト・オフセットは同じオフセット値を有している。なお、静止画列ＳＶＬ２の再生が終了したときにも、ネクスト・リスト・オフセットが指定されてセレクション・リストＳＬ２に戻る。
【０１４１】
また、プレイ・リストＰＬ６においては、先ずプレイ・アイテムＰＩ１が選択されて、図１のセグメント・プレイ・アイテムＳＰＩ４の動画ＭＶ４の再生がなされ、次にプレイ・アイテムＰＩ２が指定されて、図１のトラックＴｒ４の動画ＭＶ３の再生がなされる。プレイ・リストＰＬ６において、動画ＭＶ４の再生中に使用者がネクスト・キーを選択するとネクスト・リスト・オフセットに基づいてセレクション・リストＳＬ２に戻る。なお、動画ＭＶ４、ＭＶ３の再生が終了したときにも、ネクスト・リストオフセットが指定されてセレクション・リストＳＬ２に戻る。使用者が、キャンセル・キーを選択すると、キャンセル・リスト・オフセットに記述されたオフセット値に基づいて、セレクション・リストＳＬ２に戻る。なお、プレイ・リストＰＬ６のネクスト・リスト・オフセットとキャンセル・リスト・オフセットは同じオフセット値を有している。
【０１４２】
図８及び図１におけるプレイバック・コントロール機能について、より具体的な例として、図９を用いて説明する。この図９は、図２の端子２６を介して接続された図示しないディスプレイ装置の表示画面を示している。ディスプレイ装置としては、液晶ディスプレイや陰極線管を用いたモニタディスプレイ等を用いることができる。この図９は、上述したように図１のトラックＴＲ１のセグメント・プレイ・アイテムＳＰＩに、いくつかのメニュー静止画を用意し、トラックＴｒ２以降のＭＰＥＧに準拠した動画と組み合わせて簡単な分岐再生を可能にした例を示している。
【０１４３】
この図９に示すように、モニタディスプレイには、図８のプレイ・リストＰＬ１においてプレイ・アイテムＰＩ１が指定されたときの動画ＭＶ１の再生画面１０が表示されているとする。ここで、プレイ・アイテムＰＩ２が指定されることで、静止画列ＳＶＬ１として、例えば音付きのスライドショーの再生画面１１がモニタディスプレイに表示される。
【０１４４】
次に、使用者がネクスト・リスト・オフセットを選択したり、スライドショーが終了してネクスト・リスト・オフセットが指定されると、図８のセレクション・リストＳＬ１に移行し、メニュー静止画ＭＳＶ１の再生画面１２がモニタディスプレイ上に表示される。
【０１４５】
このとき、図８のセレクション・リストＳＬ１におけるオフセット＃１に対応する"１"を選択すると、図８のプレイ・リストＰＬ２に移行し、このプレイ・リストＰＬ２においてプレイ・アイテムＰＩ１が指定されて、動画ＭＶ２の再生画面１３がモニタディスプレイに表示されるようになる。ここで、ネクスト・リスト・オフセット又はキャンセル・リスト・オフセットを選択するとモニタディスプレイ上の表示画面は、再生画面１２に戻る。 また、動画ＭＶ２の再生が終７したときも、ネクスト・リスト・オフセットが指定されて、表示画面は再生画面１２に戻る。
【０１４６】
一方、セレクション・リストＳＬ１におけるオフセット＃２に対応する"２"を選択すると、図８のセレクション・リストＳＬ２に移行し、このセレクション・リストＳＬ２においてメニュー静止画ＭＳＶ２の再生画面１４がモニタディスブレイに表示されるようになる。
【０１４７】
ここで、図８のセレクション・リストＳＬ２におけるオフセット＃１に対応する"１"を選択すると、図８のプレイ・リストＰＬ４に移行し、このプレイ・リストＰＬ４においてプレイ・アイテムＰＩ１が指定されて、静止画ＳＶ３の再生画面１５がモニタディスプレイに表示（１枚の静止画の表示）されたり、プレイ・アイテムＰＩ２が指定されて、ＣＤ−ＤＡの再生（ＣＤの音の再生）が行われる。
【０１４８】
このプレイ・リストＰＬ４においてネクスト・リスト・オフセットを選択したり、静止画ＳＶ３の再生やＣＤ−ＤＡの再生が終了すると、ネクスト・リスト・オフセットによって図８のプレイ・リストＰＬ５に移行し、プレイ・リストＰＬ５においてプレイ・アイテムＰＩ１が指定されて、静止画列ＳＶＬ２の再生画面１６として例えばスライドショーがモニタディスプレイに表示される。
【０１４９】
更に、メニュー静止画ＭＳＶ２の再生画面１４の状態で、図８のセレクション・リストＳＬ２におけるオフセット＃２に対応する"２"を選択することでも、図８のプレイ・リストＰＬ５に移行する。このときプレイ・リストＰＬ５においてプレイ・アイテムＰＩ１が指定されて、同様に静止画列ＳＶＬ２の再生画面１６として例えばスライドショーがモニタディスプレイに表示される。
【０１５０】
このプレイ・リストＰＬ５において、ネクスト・リスト・オフセット又はキャンセル・リスト・オフセットを選択することで、モニタディスプレイの表示画面はメニュー静止画ＭＳＶ２の再生画面１４に戻る。静止画列ＳＶＬ２の再生が終了したときも、ネクスト・リスト・オフセットが指定されて再生画面１４に戻る。
【０１５１】
一方、メニュー静止画ＭＳＶ２の再生画面１４の状態で、図８のセレクション・リストＳＬ２におけるオフセット＃３に対応する"３"を選択すると、図８のプレイ・リストＰＬ６に移行する。このプレイ・リストＰＬ６においてプレイ・アイテムＰＩ１が指定されて、動画ＭＶ４の表示画面１７がモニタディスプレイに表示されたり、プレイ・アイテムＰＩ２が指定されて、動画ＭＶ３の再生画面１８がモニタディスプレイに表示されるようになる。
【０１５２】
このプレイ・リストＰＬ６において、ネクスト・リスト・オフセット又はキャンセル・リスト・オフセットを選択することで、モニタディスプレイの表示画面はメニュー静止画ＭＳＶ２の再生画面１４に戻る。動画ＭＶ３、ＭＶ４の再生が終了したときにも、ネクスト・リスト・オフセットが指定されて再生画面１４に戻る。
【０１５３】
次に、上述したようなプレイバック・コントロール機能におけるＣＰＵ４の処理の流れを図１０以降の各フローチャートによって説明する。
【０１５４】
先ず、図１０はオフセット（ofs）についてのフローチャートである。この図１０において、ステップＳ１ではオフセット（ofs）＝０に初期化する。ステップＳ２では、初期化されたオフセット、後述する各リストの実行にともなって設定されたオフセット又は、リストＩＤオフセット・テーブルＬＯＴを介して指定されたオフセットに対応するリストの読み込みがなされる。ステップＳ３ではそのリストの解釈実行がなされる。
【０１５５】
次に、図１１はリストの解釈実行についてのフローチャートである。
【０１５６】
この図１１において、ステップＳ１０ではプレイ・リストＰＬが選択又は指定されたか否かの判断を行う。このステップＳ１０においてイエスと判断した場合には、ステップＳ１１のプレイ・リストＰＬの実行処理に移行し、このステップＳ１１の後にリターンされる。一方、ステップＳ１０においてノーと判断した場合には、ステップＳ１２に移行する。
【０１５７】
このステップＳ１２においては、セレクション・リストＳＬが選択又は指定されたか否かの判断を行う。このステップＳ１２においてイエスと判断した場合には、ステップＳ１３のセレクション・リストＳＬの実行処理に移行し、このステップＳ１３の後にリターンされる。一方、ステップＳ１２においてノーと判断した場合には、ステップＳ１４に移行する。
【０１５８】
ステップＳ１４においては、チェンジ・ボリューム・リストの選択又は指定がなされたか否かの判断を行う。このステップＳ１４においてイエスと判断した場合には、ステップＳ１５のチェンジ・ボリューム・リストの実行処理に移行し、このステップＳ１５の後にリターンされる。一方、ステップＳ１４においてノーと判断した場合には、ステップＳ１６に移行する。
【０１５９】
ステップＳ１６においては、チェンジ・ボリューム・リスト２の選択又は指定がなされたか否かの判断を行う。このステップＳ１６においてイエスと判断した場合には、ステップＳ１７のチェンジ・ボリューム・リスト２の実行処理に移行し、このステップＳ１７の後にリターンされる。一方、ステップＳ１６においてノーと判断した場合には、ステップＳ１８に移行する。
【０１６０】
このステップＳ１８においては、エンド・リストの選択又は指定がなされたか否かの判断を行う。このステップＳ１８においてイエスと判断した場合には、ステップＳ１９のエンド・リストとの実行処理に移行し、このステップＳ１９の後に処理を終了する。 一方、ステップＳ１８においてノーと判断した場合には、ステップＳ２０に移行する。
【０１６１】
ステップＳ２０においては、エラーの実行処理を行い、このステップＳ２０の後に処理を終了する。
【０１６２】
次に、図１２には、プレイ・リストＰＬの実行処理のフローチャートを示す。
【０１６３】
この図１２において、ステップＳ２１では再生すべきアイテム、即ち未だ再生されていないアイテムがあるか否かの判断を行う。ステップＳ２１においてノーと判断した場合には、オフセット＝ネクスト・リスト・オフセットとしてリターンされる。また、ステップＳ２１においてイエスと判断した場合にはステップＳ２３に進む。
【０１６４】
ステップＳ２３では、アイテムの再生を開始し、次のステップＳ２５に進む。
【０１６５】
ステップＳ２５では、使用者のキー入力が有ったか否かの判断を行う。ステップＳ２５においてノーと判断した場合にはステップＳ２６に進み、ステップＳ２６において再生が終了したか否かの判断を行う。このステップＳ２６においてイエスと判断した場合にはステップＳ２１に戻り、ノーと判断した場合にはステップＳ２５に戻る。一方、ステップＳ２５でイエスと判断すると、ステップＳ２７に進む。
【０１６６】
ステップＳ２７では、ネクスト・キーの入力がなされたか否かの判断を行う。
ステップＳ２７においてノーと判断した場合にはステップＳ２８に進み、イエスと判断した場合にはステップＳ３０に進む。
【０１６７】
ステップＳ２８では、プリヴィアス・キーの入力がなされたか否かの判断を行う。ステップＳ２８でイエスと判断した場合にはステップＳ３２に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ２９に進む。
【０１６８】
ステップＳ２９では、キャンセル・キーの入力がなされたか否かの判断を行う。 ステップＳ２９でノーと判断した場合には、ステップＳ２６に進む。このステップＳ２９でイエスと判断した場合には、ステップＳ３４でオフセット＝キャンセル・リスト・オフセットとした後にステップＳ３５に進み、ステップＳ３５で再生中のアイテムの停止処理リターン・キーに持たせることもできる。
【０１６９】
ステップＳ２７においてイエスと判断した場合のステップＳ３０では、次のアイテムがあるか否かの判断を行う。ステップＳ３０においてイエスと判断した場合には、ステップＳ２４に進み、このステップＳ２４で再生中のアイテムの停止処理を行った後、ステップＳ２３に戻る。一方、ステップＳ３０においてノーと判断した場合には、ステップＳ３１に進み、ステップＳ３１においてオフセット＝ネクスト・リスト・オフセットとした後、ステップＳ３５に進む。
【０１７０】
ステップＳ２８においてイエスと判断した場合のステップＳ３２では、前のアイテムがあるか否かの判断を行う。ステップＳ３２においてイエスと判断した場合にはステップＳ２４に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ３３に進む。
ステップＳ３３では、オフセット＝プリヴィアス・リスト・オフセットとした後、ステップＳ３５に進む。
【０１７１】
次に、図１３にはセレクション・リストＳＬの実行処理のフローチャートを示す。
【０１７２】
この図１３において、ステップＳ４１ではアイテムの再生開始がなされ、次のステップＳ４２では使用者のキー入力があるか否かの判断を行う。ステップＳ４２においてノーと判断した場合にステップＳ４７に進み、イエスと判断した場合にはステップＳ４３に進む。
【０１７３】
ステップＳ４３では、キー入力は数字キーからのものか否かの判断を行う。ステップＳ４３でイエスと判断した場合にはステップＳ４８に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ４４に進む。
【０１７４】
ステップＳ４４では、ネクスト・キーか否かの判断を行う。ステップＳ４４でイエスと判断した場合にはステップＳ５０に進み、ノーと判断した場合はステップＳ４５に進む。
【０１７５】
ステップＳ４５では、プリヴィアス・キーか否かの判断を行う。ステップＳ４５でイエスと判断した場合にはステップＳ５２に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ４６に進む。
【０１７６】
ステップＳ４６では、キャンセル・キーか否かの判断を行う。ステップＳ４６でイエスと判断した場合にはステップＳ５４に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ４２に戻る。
【０１７７】
ステップＳ４６でイエスと判断した場合のステップＳ５４では、キャンセル・リスト・オフセットがあるか否かの判断を行う。ステップＳ５４でノーと判断した場合にはステップＳ４２に戻り、イエスと判断した場合にはステップＳ５５に進む。ステップＳ５５では、オフセット＝キャンセル・リスト・オフセットとし、後述する図１４の処理に移行する。
【０１７８】
また、ステップＳ４２においてノーと判断した場合のステップＳ４７では、前記計時手段における一定時間の経過すなわちタイムアウトの時間が経過したか否かの判断を行う。ステップＳ４７においてノーと判断した場合にはステップＳ４２に戻り、イエスと判断した場合にはステップＳ６０に進む。ステップＳ６０では、オフセット＝タイムアウト・リスト・オフセットとして後述する図１４の処理に移行する。
【０１７９】
また、ステップＳ４３においてイエスと判断した場合のステップＳ４８では、対応する番号のオフセットがあるか否かの判断を行う。ステップＳ４８においてノーと判断した場合にはステップＳ４２に戻り、イエスと判断した場合にはステップＳ４９に進む。ステップＳ４９では、オフセット＝そのオフセットの値とした後、後述する図１４の処理に移行する。
【０１８０】
更に、ステップＳ４４においてイエスと判断した場合のステップＳ５０では、ネクスト・リスト・オフセットがあるか否かの判断を行う。ステップＳ５０でノーと判断した場合にはステップＳ４５に進み、イエスと判断した場合にはステップＳ５１に進む。ステップＳ５１では、オフセット＝ネクスト・リスト・オフセットとした後、後述する図１４の処理に移行する。
【０１８１】
また、ステップＳ４５においてイエスと判断した場合のステップＳ５２では、プリヴィアス・リスト・オフセットがあるか否かの判断を行う。このステップＳ５２でノーと判断した場合はステップＳ４６に進み、イエスと判断した場合にはステップＳ５３に進む。ステップＳ５３では、オフセット＝プリヴィアス・リスト・オフセットとして後述する図１４の処理に移行する。
【０１８２】
図１４のフローチャートにおいては、先ず、ステップＳ５６においてアイテムが動画か否かの判断を行う。ステップＳ５６においてノーと判断した場合にはリターンされ、イエスと判断した場合にはステップＳ５７に進む。
【０１８３】
ステップＳ５７では、終了を待つか否かの判断を行う。ステップＳ５７でイエスと判断した場合にはステップＳ５８において動画の終了を待った後、リターンされる。一方、ステップＳ５７でノーと判断した場合には、ステップＳ５９に進み、このステップＳ５９でアイテムの再生停止処理を行った後、リターンされる。
【０１８４】
次に、図１５には、チェンジ・ボリューム・リストの実行処理のフローチャートを示す。
【０１８５】
この図１５において、ステップＳ６１では、目的のディスクＩＤと一致しているか否かの判断を行う。ステップＳ６１でノーと判断した場合にはステップＳ６７に進み、イエスと判断した場合にはステップＳ６２に進む。
【０１８６】
ステップＳ６２では、リターン・リスト・オフセット＝０か否かの判断を行う。ステップＳ６２でイエスと判断した場合にはステップＳ８４において目的の光ディスクのリストＩＤから実行処理を行う。一方、ステップＳ６２でノーと判断した場合には、ステップＳ６３に進む。
【０１８７】
ステップＳ６３では、再生すべきアイテムがあるか否かの判断を行う。ステップＳ６３でノーと判断した場合には、ステップＳ７１においてオフセット＝リターン・リスト・オフセットとして後述する図１６の処理に移行する。一方、ステップＳ６３においてイエスと判断した場合には、ステップＳ６４に進み、ステップＳ６４でアイテムの再生開始を行った後、ステップＳ６５に進む。
【０１８８】
ステップＳ６５では、使用者のキー入力があるか否かの判断を行う。ステップＳ６５でイエスと判断した場合にはステップＳ７４に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ６６に進む。このステップＳ６６で再生終了か否かの判断を行う。ステップＳ６６でノーと判断した場合にはステップＳ６５に戻り、イエスと判断した場合にはステップＳ６３に戻る。
【０１８９】
また、ステップＳ６１でノーと判断した場合のステップＳ６７では、エラー・アイテムの再生を行い、例えば「次のディスクを入れてください」との表示を行う。このステップＳ６７の後はステップＳ６８に進む。
【０１９０】
ステップＳ６８では、光ディスクが交換されたか否かの判断を行い、イエスと判断した場合にはステップＳ６１に戻り、ノーと判断した場合にはステップＳ６９に進む。
【０１９１】
ステップＳ６９では、キャンセル・キーが押されたか否かの判断を行う。ステップＳ６９でノーと判断した場合にはステップＳ６８に戻り、イエスと判断した場合にはステップＳ７０に進む。ステップＳ７０ではオフセット＝キャンセル・リスト・オフセットとして後述する図１６の処理に移行する。
【０１９２】
また、ステップＳ６５でイエスと判断した場合のステップＳ７４では、ネクスト・キーか否かの判断を行う。ステップＳ７４でイエスと判断した場合にはステップＳ７３に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ７５に進む。
【０１９３】
ステップＳ７５では、キャンセル・キーか否かの判断を行う。ステップＳ７５でイエスと判断した場合にはステップＳ７９に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ７６に進む。
【０１９４】
ステップＳ７６では、プリヴィアス・キーか否かの判断を行う。
ステップＳ７６でノーと判断した場合にはステップＳ６６に進み、イエスと判断した場合にはステップＳ７７に進む。
【０１９５】
ステップＳ７７では、前のアイテムがあるか否かの判断を行い、ノーと判断した場合にはステップＳ６６に進み、イエスと判断した場合にはステップＳ７２に進む。
【０１９６】
ステップＳ７２では再生中のアイテムの停止を行った後、ステップＳ６４に戻る。
【０１９７】
また、ステップＳ７４においてイエスと判断した場合のステップＳ７３では、次のアイテムがあるか否かの判断を行う。ステップＳ７３でイエスと判断した場合にはステップＳ７２に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ７８に進む。
【０１９８】
ステップＳ７８ではオフセット＝リターン・リスト・オフセットとした後、ステップＳ８０に進む。
【０１９９】
また、ステップＳ７５においてイエスと判断した場合のステップＳ７９は、オフセット＝キャンセル・リスト・オフセットとした後、ステップＳ８０に進む。
【０２００】
ステップＳ８０では、再生中のアイテムの停止を行った後、後述する図１６の処理に移行する。
【０２０１】
図１６のフローチャートにおいては、ステップＳ８１で元の光ディスクか否かの判断を行う。ステップＳ８１でイエスと判断した場合にはリターンされ、ノーと判断した場合にはステップＳ８２に進む。
【０２０２】
ステップＳ８２では光ディスクの交換を促す表示を行った後、ステップＳ８３に進む。ステップＳ８３では、光ディスクが交換されたか否かの判断を行い、イエスと判断した場合にはステップＳ８１に戻り、ノーと判断した場合にはステップＳ８２に戻る。
【０２０３】
次に、チェンジ・ボリューム・リスト・タイプ２の実行処理のフローチャートを図１７に示す。
【０２０４】
この図１７において、ステップＳ９１では、目的のディスクＩＤと一致しているか否かの判断を行う。ステップＳ９１でノーと判断した場合にはステップＳ９６に進み、イエスと判断した場合にはステップＳ９２に進む。
【０２０５】
ステップＳ９２では、再生すべきアイテムがあるか否かの判断を行う。ステップＳ９２でノーと判断した場合には、ステップＳ１００においてオフセット＝リターン・リスト・オフセットとして前述した図１６の処理に移行する。−方、ステップＳ９２においてイエスと判断した場合には、ステップＳ９３に進み、ステップＳ９３でアイテムの再生開始を行った後、ステップＳ９４に進む。
【０２０６】
ステップＳ９４では、使用者のキー入力があるか否かの判断を行う。ステップＳ９４でイエスと判断した場合にはステップＳ１０２に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ９５に進む。このステップＳ９５で再生終了か否かの判断を行う。ステップＳ９５でノーと判断した場合にはステップＳ９４に戻り、イエスと判断した場合にはステップＳ９２に戻る。
【０２０７】
また、ステップＳ９１でノーと判断した場合のステップＳ９６では、エラー・アイテムの再生を行い、例えば「次のディスクを入れてください」との表示を行う。このステップＳ９６の後はステップＳ９７に進む。
【０２０８】
ステップＳ９７では、光ディスクが交換されたか否かの判断を行い、イエスと判断した場合にはステップＳ９１に戻り、ノーと判断した場合にはステップＳ９８に進む。
【０２０９】
ステップＳ９８では、キャンセル・キーが押されたか否かの判断を行う。ステップＳ９８でノーと判断した場合にはステップＳ９７に戻り、イエスと判断した場合にはステップＳ９９に進む。ステップＳ９９ではオフセット＝キャンセル・リスト・オフセットとして前述した図１６の処理に移行する。
【０２１０】
また、ステップＳ９４でイエスと判断した場合のステップＳ１０２では、ネクスト・キーか否かの判断を行う。ステップＳ１０２でイエスと判断した場合にはステップＳ１０６に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ１０３に進む。
【０２１１】
ステップＳ１０３では、キャンセル・キーか否かの判断を行う。ステップＳ１０３でイエスと判断した場合にはステップＳ１０８に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ１０４に進む。
【０２１２】
ステップＳ１０４では、プリヴィアス・キーか否かの判断を行う。ステップＳ１０４でノーと判断した場合にはステップＳ９５に進み、イエスと判断した場合にはステップＳ１０５に進む。
【０２１３】
ステップＳ１０５では、前のアイテムがあるか否かの判断を行い、ノーと判断した場合にはステップＳ９５に進み、イエスと判断した場合にはステップＳ１０１に進む。
【０２１４】
ステップＳ１０１では再生中のアイテムの停止を行った後、ステップＳ９３に戻る。
【０２１５】
ステップＳ１０２においてイエスと判断した場合のステップＳ１０６では、次のアイテムがあるか否かの判断を行う。ステップＳ１０６でイエスと判断した場合にはステップＳ１０１に進み、ノーと判断した場合にはステップＳ１０７に進む。 ステップＳ１０７ではオフセット＝リターン・リスト・オフセットとした後、ステップＳ１０９に進む。
【０２１６】
ステップＳ１０３においてイエスと判断した場合のステップＳ１０８は、オフセット＝キャンセル・リスト・オフセットとした後、ステップＳ１０９に進む。
【０２１７】
ステップＳ１０９では、再生中のアイテムの停止を行った後、前述した図１６の処理に移行する。
【０２１８】
図２に戻って、図２に示す情報再生装置は、ＣＤプレーヤにＭＰＥＧチップとＲＡＭを追加することでハードウェアを構成でき、携帯用ラジオカセットプレーヤなどさまざまな形態の安価なプレーヤを構成できる。
【０２１９】
この図２において、ＣＤデッキ１には、各種の光ディスク（ＣＤ−ＤＡや、ＣＤ−ＲＯＭに分類される各光ディスク等）が装填され、このＣＤデッキ１の光ピックアップによって光ディスクの記録された信号が読み取られる。このＣＤデッキ１からの光ディスクの読み取り信号は、信号処理回路２に送られる。信号処理回路２は、ＣＰＵ４によって制御され、例えば、光ディスクからの読み取り信号に応じてＣＤデッキ１に対してフォーカス、トラックキング等のサーポ信号を送り、光ディスクからの読み取り信号に対して誤り訂正等の処理を行う。
【０２２０】
信号処理回路２からの光ディスクの再生信号は、切り換え回路１５とＣＤ−ＲＯＭデコーダ３に送られる。ＣＤ−ＲＯＭデコーダ３では、光ディスクがＣＤ−ＲＯＭの範疇に入る光ディスク（例えば、本発明のビデオＣＤ）である場合には、光ディスクからの再生信号をＣＤ−ＲＯＭのフォーマットに従ってデコードする。ＣＤ−ＲＯＭデコーダ３によってデコードされた信号のうち、前述したプレイバック・コントロールの情報を含む各種ディスク情報はＲＡＭ６に送られ、オーディオ情報はＭＰＥＧオーディオデコーダ２１に、また、ビデオ情報はＭＰＥＧビデオデコーダ２２にそれぞれ送られる。
【０２２１】
ＭＰＥＧオーディオデコーダ２１では、ＭＰＥＧ１のレイヤ２のフォーマットに基づいてオーディオ情報のデコードを行い、ＭＰＥＧビデオデコーダ２２ではＭＰＥＧ１のフォーマットに基づいてビデオ情報のデコードを行う。
【０２２２】
ＭＰＥＧオーディオデコーダ２１によってデコードされたオーディオ信号は、切り換え回路１５に送られる。切り換え回路１５は、ＣＤデッキ１にて再生している光ディスクが通常のオーディオＣＤ（ＣＤ−ＤＡ）である場合には信号処理回路２からのオーディオ信号を、また、ＣＤデッキ１にて再生している光ディスクが本実施例の光ディスク（ビデオＣＤ）である場合にはＭＰＥＧオーディオデコーダ２１からのオーディオ信号を選択するように切り換えを行う。また、切り換え回路１５では、オーディオ信号をステレオのレフト（Ｌ）とライト（Ｒ）へ切り換えることも行う。
【０２２３】
切り換え回路１５を介したディジタルのオーディオ信号は、Ｄ／Ａ変換回路１６によってアナログ信号に変換された後、フィルタ１７を介してエコーミキシング回路１８に送られる。このエコーミキシング回路１８では、端子１９からのマイクロホンからの音声入力信号と、フィルタ１７を介したオーディオ信号とのミキシングを行うと共に、例えば音声入力信号にエコーをかける処理を行う。すなわち、このエコーミキシング回路１８によって光ディスクから再生されたオーディオ信号とマイクロホンからの音声入力信号とをミキシングし、更に音声入力信号にはエコーをかけることで、いわゆるカラオケとしての機能を実現することができることになる。
【０２２４】
エコーミキシング回路１８からの信号は、出力端子２０から後段の例えばアンプ及びスピーカに送られる。
【０２２５】
一方、ＭＰＥＧビデオデコーダ２２に送られたビデオ情報は、ＭＰＥＧビデオデコーダ２２にてデコードされてディジタルのビデオ信号となされた後、Ｄ／Ａ変換回路２３に送られる。Ｄ／Ａ変換回路２３でアナログ信号に変換されたビデオ信号には、文字表示回路２４によって例えば後段のディスプレイ装置に表示する文字情報が付加された後に、ビデオ変調回路２５で所定の変調が施され、出力端子２６から例えばモニタディスプレイに送られる。
【０２２６】
また、ＲＯＭ５やＥＥＰＲＯＭ（電気的消去可能なＲＯＭ）７には、ＣＰＵ４において使用する各種プログラムの情報や、文字情報等も記憶されており、ＣＰＵ４は、これらのプログラム情報等を用いてバスを介して接続された各部を制御したり、必要な文字情報等を取り出して文字表示回路２４に送る。
【０２２７】
ＣＰＵ４はまた、サブＣＰＵ８とも接続されている。このサブＣＰＵ８は、いわゆるリモートコントローラ９からの赤外線による信号を受信する受信部１０からの信号や、各種スイッチ１１からの入力信号を受けて、これらの信号の内容判断等を行うと共に、その内容や前記プレイバック・コントロールの情報等に応じて蛍光表示管１２の表示を制御する。このサブＣＰＵ８は、電源１３とも接続されている。
【０２２８】
スイッチ１１やリモコン９には、各種のキーが配置されている。例えば、ネクスト・キーやプリヴィアス・キー、リターン・キー、キャンセル・キー、ストップ・キー、ポーズ・キー、早送りキー、早戻しキー、番号入力キー等が設けられる。ここで、本実施例の情報再生装置において、ビデオＣＤの自動再生を行っている時には、ユーザはこれらのキーを押すことができ、自動再生時にこれらのキーを押すことで、所定のファンクションを選択でき、情報再生装置の再生状態や再生内容が変わるようになる。これによって、ユーザは、前述したプレイバック・コントロール機能を用いた再生を行うことができる。
【０２２９】
すなわち、本発明に係る情報記録媒体を用いる情報再生装置においては、自動再生時にネクスト・キーが押されると、現在再生中のアイテムを止め、別のアイテムを再生する。以下同様に、自動再生時にプリヴィアス・キーが押されると、現在再生中のアイテムを止め、別のアイテムを再生する。また、自動再生時にキャンセル・キーが押されると、現在再生中のアイテムを止めて、前のメニューに戻る。但し、前述の図８や図９で説明したように、前のメニューは直前のアイテムでないこともある。以下同様に、ストップ・キーが押されると、プレイバック・コントロールの実行を止めて、最初の状態に戻る。なお、ポーズ・キーを押すと、再生はポーズ（一時停止）される。例えば、動画の場合には、ポーズ・キーを押すと、静止画となって止まる。また、早送りキーを押すと、再生中のアイテム内で早送り再生する。なお、早送り再生は、静止画として表示される。更に、早戻しキーが押されると、再生中のアイテム内で早戻し再生する。なお、この早戻し再生も、再生画像は静止画として表示される。
【０２３０】
更に、本発明に係る光ディスクを再生する情報再生装置は、例えば、再生する光ディスクにプレイバック・コントロールのプログラムが記録されていなかったり、また、光ディスクにプレイバック・コントロールのプログラムが記録されていてもこれを使用しないような場合や、通常のＣＤ−ＤＡの光ディスクに対しては、通常のトラック単位でのシャッフルやプログラム再生機能等をサポートする。
【０２３１】
なお、上述の説明においては、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤが、プレイ・リストＰＬとセレクション・リストＳＬの両方を含む例を示しているが、例えばセレクション・リストＳＬのみを複数記録し、巡回的にメニュー画面を表示させるようにすることも出来る。
【０２３２】
上述したように、本発明に係る光ディスク（ビデオＣＤ）には、動画や静止画や音声等のデータと共に、それらの再生順序や使用者の選択による分岐を記述したＣＰＵに非依存の簡単なスクリプト（本例では、プレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤ）を記録するようにしている。これにより、上述の情報再生装置では、光ディスクごとに再生順序や分岐を設定できるようになる。また、本発明に係る情報記録媒体を再生する情報再生装置は、再生中でも使用者の操作によってプレイ・シーケンス・ディスクリプタＰＳＤで記述された前後や指定した分岐先に進むことができる。
【０２３３】
すなわち、上述の情報再生装置においては、光ディスクに記録された簡単なスクリプトを用いることによって、この光ディスクの再生の制御を行うようにしており、このスクリプトは、情報再生装置のＣＰＵに依存しないものとなっている。また、本情報再生装置では、全ての動画や静止画や音声やスライドショーなど一連のデータの固まりを一つのアイテムと考え、このアイテムはその位置情報と内容だけにより表現されるので、情報再生装置においてアイテムヘのアクセスが非常に簡単にできるようになる。更に、スクリプトはアイテム単位でコントロールするようにし、このスクリプトはネクスト（NEXT）、プリヴィアス（PREVIOUS）などのポインタによってつながっている。また、スクリプトは各種のポインタを使い実行を分岐し、実行の分岐は使用者の操作などに応じて行うが、使用者が操作を行わない場合は決められた順序に順次実行していくようにしている。更に、ポインタはスクリプト全体をメモリに仮想的に配置した場合の先頭からのオフセットにより表現され、オフセットはバイトではなく決められたベースサイズ（例えば８バイト）のユニットとして表現される。したがって、各スクリプトの先頭位置は、このユニットに沿うことになる。これは、例えば、８バイト毎のバウンダリにのり、空いたスペースは０詰めされる。
【０２３４】
また、本発明においては、スクリプトとデータを一緒に一枚の光ディスクに記録し、マルチボリュームに対応して別のボリュームのスクリプトを呼び出すことができ、更にマルチボリュームに対応して別のボリュームのスクリプトに実行を移すことができる。この実行順序による状態を保持しないので、どのスクリプトからでも実行し始めることが可能となる。更に、全てのスクリプトに論理的なＩＤ（リストID：List ID）を付けることができ、そのＩＤとそのスクリプトヘのポインタのテーブルを別に設けることにより、論理的なＩＤによる途中のスクリプトからの実行が可能となる。また、リストＩＤは必ず付けなくても良く、この場合、そのスクリプトからの実行を制限できる。更に、光ディスク上の物理的に特定の位置にこの光ディスクがビデオＣＤであることを表すＩＤを入れ、スクリプトのサイズやリストＩＤの個数など必要な情報をまとめて記録しておくことにより、光ディスクの素性を特定化でき、かつ必要な情報が一度に取り込めるようになる。
【０２３５】
【発明の効果】
上述のように本発明に係る情報記録媒体おいては、複数のリストで構成され、複数のリストの内の少なくとも一部のリストは、それぞれ、リストに基づいて再生される１つ又は複数のアイテムを示すアイテム情報と、連結される別のリストを示す再生制御情報の先頭からのオフセットで表現されたポインタとを含む再生制御情報を記録しているため、本発明に係る情報記録媒体を再生する際には、使用者の指定したデータに簡単にアクセスすることが可能である。また、本発明に係る情報記録媒体には、再生制御情報の解釈の終了を示す情報も記録しているため、再生情報の再生が終了したときに次の処理に移行可能となる。
【０２３６】
本発明に係る情報記録媒体には、再生情報の属性を示す情報を記録しているため、属性に応じた再生ができる。また、再生制御情報とは別に各リストのＩＤコードと対応するオフセットを関連させる対応表の情報を記録しているため、使用者が任意のリストをダイレクトに選択できるようになる。更に、複数の情報記録媒体の交換して再生するための情報も記録しているため、使用者は情報記録媒体の交換の必要性を知ることができる。
【０２３７】
更に、記録された情報は、情報記録媒体を再生する情報再生装置に配されるマイクロコンピュータのオブジェクトコード及びオペレーテイングシステムに非依存の情報であるため、ハードウェア的な制限が少ない。
【０２３８】
したがって、本発明に係る情報記録媒体においては、動画や静止画や音声等のデータをデータファイルとして記録できると共に、再生のためのハードウェアに対する制限が少なく、この再生のためのハードウェアにおいて記録されたデータを簡単にアクセス可能となる。また、各情報は種類も少なく機能が単純なので、作成が簡単であると共に、各情報は情報再生装置に搭載されるマイクロコンピュータに非依存なのでハードウェアに対する制限が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図１】プレイバック・コントロールの情報を記録する本発明に係る情報記録媒体であるディスクのトラック配置を説明するための図である。
【図２】本発明に係る情報記録媒体を再生する情報再生装置の概略構成を示すブロック回路図である。
【図３】ＣＤ−ＲＯＭの規格と本実施例のディスクの規格とを比較して示す図である。
【図４】ディスクのディレクトリ構成を説明するための図である。
【図５】本発明で定める画面寸法について説明するための図である。
【図６】本発明に係るディスクのトラック構成を示す図である。
【図７】本発明に係るディスクに記録されるＭＰＥＧのビデオデータのセクタ・フオーマットを示す図である。
【図８】プレイバック・コントロール（プレイ・シーケンス・ディスクリプタ）の動作例を説明するための図である。
【図９】プレイバック・コントロール（プレイ・シーケンス・ディスクリプタ）の動作例を実際の画面の例を挙げて説明するための図である。
【図１０】オフセットの初期化とオフセットに対するリストの読み込みの処理の流れを示すフローチャートである。
【図１１】リストの解釈実行の処理の流れを示すフローチャートである。
【図１２】プレイ・リストの実行の処理の流れを示すフローチャートである。
【図１３】セレクション・リストの実行の処理の流れを示すフローチャートである。
【図１４】セレクション・リストの実行の処理のフローチャートの一部を示すフローチャートである。
【図１５】チェンジ・ボリューム・リストの実行の処理の流れを示すフローチャートである。
【図１６】チェンジ・ボリューム・リスト及びチェンジ・ボリューム・リスト・タイプ２の実行の処理のフローチャートの一部を示すフローチャートである。
【図１７】チェンジ・ボリューム・リスト・タイプ２の実行の処理の流れを示すフローチャートである。
【図１８】プレイ・シーケンス・ディスクリプタ内のデータの連結関係の一例を示す図である。
【図１９】プレイ・シーケンス・ディスクリプタがメモリに記憶される際のレイアウトを示す図である。
【図２０】メニュー画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
１ ＣＤデッキ、 ２ 信号処理回路、 ３ ＣＤ−ＲＯＭデコーダ、 ４ ＣＰＵ、 １５ 切り換え回路、 ２１ ＭＰＥＧオーディオデコーダ、 ２２ＭＰＥＧビデオデコーダ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an information recording medium applied to, for example, a CD-ROM that is a read-only memory using a compact disc (Compact DISc), a CD-I, or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as an information recording medium, for example, there is a so-called compact disc in which an audio signal is recorded on an optical disc, that is, a CD-DA (Compact Disc-Digital Audio).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in a CD-DA that records only audio signals (hereinafter referred to as audio CDs), only sound data is divided and recorded in units of tracks, so a program for controlling the playback function, for example. Cannot record or script.
[0004]
In addition, the reproduction order is merely linear reproduction or reproduction in the order instructed by the user, and there is no degree of freedom even if the user tries to reproduce in various other orders.
[0005]
In contrast, so-called CD-I (CD-Interactive) can handle sound, moving images, still images, and the like as data files.
[0006]
However, access to each data is complicated through the file system.
[0007]
Although the program can perform complicated operations, since the program is code that depends on the CPU (central processing unit) of the player, there are many hardware limitations and the creation of the program itself is also complicated. .
[0008]
Therefore, the present invention has been proposed in view of the above circumstances, and can record data such as moving images, still images, and audio as data files, and has few restrictions on hardware for reproduction. An object of the present invention is to provide an information recording medium that allows easy access to data recorded in hardware for reproduction.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In the information recording medium according to the present invention proposed to solve the above-described problems, a plurality of items including image information and / or audio information and reproduction control information for controlling reproduction of the plurality of items are recorded. The reproduction control information is composed of a plurality of lists, and at least a part of the plurality of lists includes item information indicating one or a plurality of items to be reproduced based on the lists, and reproduction targets A pointer indicating another list to be linked when the item in the list has been reproduced or when reproduction is instructed by the user, and the pointer is a head in which the reproduction control information is recorded. At an offset from the position of Recorded to be expressed It is characterized by that.
[0010]
The information recording medium according to the present invention records a plurality of items and reproduction control information composed of a plurality of lists, and item information and a pointer are described in at least a part of the lists. From the item information described in the above, it is possible to specify which item is the item to be reproduced based on the predetermined list from among a plurality of items. Further, another list to be migrated can be specified by a pointer described in the predetermined list.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an information recording medium according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
As shown in FIG. 1, the information recording medium according to the present invention includes, for example, a segment play item (Segment Play Item SPI) SPI such as a menu still image MSV1, MSV2, and still image SV3 as a plurality of items, and a moving image. MV1, MV2, MV3, CD-DA and play sequence descriptor (PSD) PSD are recorded as reproduction control information. The play sequence descriptor PSD includes a selection list (SL) SL, a play list (Play List PL) PL, an end list (End List, EL), and a change volume list (Change Volume List CL). ) And Change Volume List type 2 (Change Volume List type 2).
[0013]
Here, for example, the selection list SL as the first list includes a play item offset (Play Item offset) as only one item information, and further includes first, second, and third pointers. Includes a Next List offset, a Previous List offset, and a Cancel List offset, respectively, and further to the user's choice. Selection #n and offset (Selectlon #n offset) are included as a plurality of pointers that branch in response. Further, the selection list SL includes, for example, a wait for time-out described later as information indicating the waiting time.
[0014]
For example, the play list PL as the second list includes a play item #n offset as item information, and the first, second, and third pointers are the next Includes list offset, prior list offset, and cancel list offset. Furthermore, the play list PL includes, for example, a wait time (to be described later) as information indicating the standby time.
[0015]
Here, each offset is expressed with a plurality of bytes as one unit.
[0016]
The end list as the third list indicates the end of interpretation of the play sequence descriptor PSD.
[0017]
The above-described play sequence descriptor PSD includes, for example, a change volume list or a change volume list type 2 as information for exchanging and reproducing a plurality of information recording media.
[0018]
In the information recording medium according to the present invention, for example, data content (Data Contens) described later is recorded as information indicating the attribute of each item. Further, for example, the PSD size is included as information for accepting the size of the play sequence descriptor PSD in the video CD disc information VDI VDI of FIG.
[0019]
As shown in FIG. 1, the information recording medium according to the present invention records a list ID offset table (OTT) LOT as a table associating identification codes of each list with corresponding offsets. Yes.
[0020]
Here, the play sequence descriptor PSD is information independent of the microcomputer object code and operating system. The information recording medium according to the present invention is composed of, for example, an optical disk, and belongs to the category of CD-ROM as will be described later.
[0021]
In the present invention, as described later, video data and audio data, and data excluding these video data and audio data are given as examples of reproduction information. For example, the video data may include tracks Tr2 to Tr4 and segment play data. Recorded in segment play items SPI1 to SPI6 described later in the item SPI, and audio data is recorded in the track Tr5, for example. Further, examples of data excluding video data and audio data include video CD disc information VDI, list ID offset table LOT, play sequence descriptor PSD, and the like.
[0022]
Next, FIG. 2 shows a configuration of an information reproducing apparatus for reproducing an information recording medium according to the present invention.
[0023]
The information reproducing apparatus shown in FIG. 2 includes a plurality of items including image information (video data) such as the moving images MV1 and MV2 and audio information (audio data) such as CD-DA shown in FIG. Playback control information for controlling playback is recorded, the playback control information is composed of a plurality of lists, and at least some of the lists are each played back based on the list 1 Information for reproducing an optical disc (hereinafter referred to as a video CD) according to the present invention including item information indicating one or a plurality of items and a pointer expressed by an offset from the beginning of reproduction information indicating another list to be linked As shown in FIG. 2, the playback apparatus is a CD deck 1 serving as a playback means for playing back information from a video CD according to an embodiment to which the present invention is applied. Remote control 9 and / or switch 11 as input means for inputting selection, MPEG video decoder 22 and D / A conversion circuit 23 as output means for outputting reproduced image information, and output reproduced audio information An MPEG audio decoder 21 and a D / A conversion circuit 16 as output means and a CPU (Central Processing Unit) 4 as control means are provided. The CPU 4 controls the reproduction of each item by the CD deck 1 based on the item information in the predetermined list of the reproduction control information, and selects the user input by the remote controller 9 or the switch 11 or in the predetermined list. When playback of all the indicated items is completed, the list to be interpreted is switched based on the pointer.
[0024]
Note that the unit of offset in the optical disc (video CD) according to the present invention is expressed with a plurality of bytes as one unit. The information reproducing apparatus for reproducing the optical disk according to the present invention has a RAM 6 as a storage means for storing at least a part of the reproduced reproduction control information.
[0025]
The reproduction control information is information independent of the object code and operating system of the CPU 4 installed in the information reproducing apparatus. Therefore, the information reproducing apparatus converts the independent information into the object code and operating system of the CPU 4. A program necessary for conversion is stored in the ROM 5 so that it can be converted so as to correspond to the above.
[0026]
The CPU 4 constituting the information reproducing apparatus for reproducing the optical disk according to the present invention also operates as a time measuring means for measuring time based on the reference clock from the clock generating circuit 27, and a certain time elapses (timeout described later). However, when it is detected that no input is made from the remote controller 9 or the switch 11, another reproduction control information is interpreted. Note that the clock generation circuit 27 may be operated as a time measuring means. In this case, information indicating that a fixed time has elapsed is sent from the clock generation circuit 27 to the CPU 4.
[0027]
Here, prior to specific description of the information reproducing apparatus shown in FIG. 2, the information recording medium according to the present invention will be described.
[0028]
A so-called compact disc (CD) has many standards depending on the type of data to be recorded. That is, the CD standard is roughly divided into an audio CD (CD-DA) for recording audio signals and a CD-ROM for recording various data as shown in FIG. Among them, the format of an optical disc (video CD) which is an information recording medium according to the present invention for recording a video signal is in the category of CD-ROM, so-called karaoke CD (CD video karaoke) for the purpose of simple video playback. It is an extension of the standard. Here, the karaoke CD is an optical disc mainly intended for use in karaoke or the like that is used by mixing an audio signal input from a microphone and a music signal.
[0029]
Here, for example, in the field of home software, not only simple video playback, but also a wide range of uses such as music software, educational software, and electronic publishing software combining video and still images. In order to correspond to these software groups, the optical disc (video CD) according to the present invention, as shown in Table 1, for example, realizes a reproduction specification of a high-definition still image of 704 × 480 pixels and a menu reproduction described later. Functions such as playback control are added.
[0030]
[Table 1]

[0031]
Further, the recording format of the optical disc (video CD) according to the present invention is a format having compatibility with the existing CD-IFMV (Full Motion Video) standard. In other words, the recording format of the video CD according to the present invention is a bridge standard that can be reproduced by a player corresponding to the CD-IFMV standard, and the consistency in the standard and the compatibility of the optical disc are maintained.
[0032]
Furthermore, since the recording format of the optical disc (video CD) according to the present invention does not specify an operating system unlike CD-I, not only a dedicated player but also so-called MPEG (Moving) for moving image compression coding is used. It can also be used on personal computers and game machines equipped with video boards for the Picture Expert Group.
[0033]
The optical disc (video CD) according to the present invention conforms to the form 1 in the CD-ROM format for the data of the information portion as computer data, and the form 2 for the audio data or the video data, and the file management conforms to ISO9660.
[0034]
As shown in FIG. 1, the recording area of the video CD is roughly divided into a lead-in area LiA, a data area (tracks Tr1 to Tr99), and a lead-out area LoA.
[0035]
In the optical disc (video CD) according to the present invention shown in FIG. 1, an area for recording a new video CD disc information VDI in the video CD information area of the track Tr1 (hereinafter referred to as the CD-ROM XA format) Video CD information section). Various types of optical disk information are recorded in this video CD information section. An area for recording the list ID offset table LOT (hereinafter referred to as a list ID offset table section) is provided in the video CD information area of the track Tr1, and the moving picture recorded on the optical disc and the still image are recorded in the list ID offset table section. The image ID (identification information) is stored. An area for recording a play sequence descriptor PSD (hereinafter referred to as “playback control unit”) is provided in the video CD information area, and this playback control unit (play sequence descriptor unit described later) has a list format. Record the described playback procedure.
[0036]
Further, a segment play item (SPI) SPI can write data such as a still image used for a menu screen. In the example of FIG. 1, the segment play item SPI consists of segment play items SPI1 to SPI6, the menu play images SPI1 and SPI2 include menu still images MSV1 and MSV2, and the segment play item SPI3 includes Still image SV3, moving image MV4 is written in segment play item SPI4, and still image sequences SVL1 and SVL2 are written in segment play items SPI5 and SPI6.
[0037]
In addition, a CD-I application area part is also arranged on the track Tr1. When the optical disc of the video CD format of this embodiment is reproduced by a CD-I FMV player, the player first reads this area and reproduces it according to the procedure of the application. Also, when playing back on a device such as a personal computer that requires directory management, files are managed according to the directory structure shown in FIG.
[0038]
That is, in FIG. 4, a video CD directory shown as VCD in the figure is added to the conventional directory structure consisting of CD-I, MPEG audio, video, and karaoke. For example, in the VCD directory of FIG. VCD stores video CD information. In the figure, ENTRIES. The VCD stores the start position of MPEG standard moving picture and MPEG standard audio data. The VCD stores a list ID offset table LOT, which will be described later, and PBC. The VCD stores playback control information.
[0039]
Normal MPEG data is recorded after the track Tr2. Therefore, it is possible to handle up to the maximum track 99 for normal MPEG data. However, the recording format of the optical disc (video CD) according to the present invention can realize not only simple interactive software using playback control but also an optical disc that reproduces a high-definition still image using only the track Tr1. It is.
[0040]
In the example of FIG. 1, data of moving images MV1 to MV3 is recorded on tracks Tr2 to Tr4, and data of CD-DA is recorded on track Tr5.
[0041]
Next, the recording format of the video signal (data) and audio signal (data) of the optical disc according to the present invention conforms to MPEG1. About 1.2 Mbit / second is assigned to video data, and about 0.2 Mbit / second is assigned to audio data. As shown in FIG. 5, the screen size for an image is 352 × 240 pixels for NTSC signals (30 Hz) and films (24 Hz) such as movies, and 352 × 288 pixels for PAL signals (25 Hz). MPEG1 layer 2 is used as a format for audio data. MPEG audio data is suitable for a wide range of encoding from 32 kbit / sec to 448 kbit / sec, but in the present invention, it is limited to 224 kbit / sec in consideration of easy production of software and high sound quality. is doing. The playback mode is stereo (2 channels), and it can be used for so-called karaoke software such as recording music on channel 0 and recording music and singing voice on channel 1.
[0042]
Next, the track configuration of the optical disc (video CD) according to the present invention is shown in FIG. That is, MPEG video and audio data are interleaved on the optical disc, and the video data and audio data are arranged at a ratio of 6 to 1 on average. Assuming that search is performed by track number as in a conventional CD player, 150 sectors are provided as a pause margin, and 15 sectors are provided as a front margin and a rear margin. This is to reduce the influence on the bit stream when searching.
[0043]
As shown in FIG. 7, the MPEG video data sector format is composed of a pack composed of a pack header and pack data. One pack is composed of 2324 bytes, which is the user data area of one sector of the CD-ROM. 7, PTS indicates a display time part (presentation time stamp), DTS indicates a decoding time part (decoding time stamp), SCR indicates a system clock reference in the figure, and STD in the figure. Indicates a system target decoder.
[0044]
The sector format of MPEG audio data is basically the same as that of video data. However, 12 bytes are assigned as a pack header, 13 bytes are assigned as a packet header, 2279 bytes are assigned as a data portion, 2304 bytes are assigned as one pack, and an extra 20 bytes (record zero) is added to the video data. The same 2324 bytes are set as one pack.
[0045]
In the present invention, as described above, interactive playback combining a moving image and a still image is realized by the following playback control function. In the following description, the playback control function is referred to as a playback control function or a play sequence descriptor function. Among the playback control functions, there are a play list PL and a selection list SL described later as main lists. A procedure for reproducing a moving image is described in the play list PL, and a procedure for reproducing a menu in the selection list SL. Here, in order to access desired moving image data or still image data according to the playback control function, the address of the moving image or still image stored in the list ID offset table LOT is referred to. The amount of control data for realizing the playback control (play sequence descriptor) function is about 512 kbytes at the maximum as described later.
[0046]
Next, data (video data, audio data, and video CD information area data) handled by the optical disc (video CD) according to the present invention will be described.
[0047]
First, the video data is moving image data having a normal accuracy size (352 × 240/288), and still image data having a normal accuracy size and a high definition size (704 × 480/576). However, if high-definition still image data is to be input, the normal-precision still image data of the same picture must also be input.
[0048]
The subheader of each data is determined as shown in Table 2, for example.
[0049]
[Table 2]

[0050]
Here, $ represents a hexadecimal number, and% represents a binary number.
[0051]
Audio data allows audio data up to 2 channels. The two channels are called the main channel / sub channel, and the main channel is always inserted when the sub channel is inserted. The sampling frequency is fixed to 44.1 kHz. There are five bit rates of 64 kbit, 128 kbit, 192 kbit, 224 kbit, and 384 kbit for stereo / intensity stereo / dual channel, and four types of bitrate: 32 kbit, 64 kbit, 96 kbit, and 192 kbit. .
[0052]
The subheader of each data is determined as shown in Table 3, for example.
[0053]
[Table 3]

[0054]
As data in the video CD information area, the following video CD disc information VDI, list ID offset table LOT, and play sequence descriptor PSD are used as data files.
[0055]
These subheaders are defined as shown in Table 4, for example.
[0056]
[Table 4]

[0057]
Next, the structure of the video CD disc information (VDI) VDI of FIG. 1 will be described. The storage location of the video CD disc information VDI is fixed at sector “00:03:00”. In this sector, basic information of the video CD is stored.
[0058]
The contents are as shown in Table 5, for example.
[0059]
[Table 5]

[0060]
Here, the ID string (ID stling) is an ID character string for recognizing the video CD, and the version number. (Version No.) is the version number (Version 1.00) of the video CD, disc ID (Disc ID) is the ID number unique to the optical disc, and PSD size (PSD Size) is the size (number of bytes) of the play sequence descriptor PSD. ). When the PSD size is 0, it indicates an optical disc having no play sequence descriptor PSD. The offset pace indicates the radix of the offset used in the play sequence descriptor PSD, and is fixed to 8 in version 1 (Version 1). The address is calculated by multiplying the offset by 8 which is the radix. The number of list ID (Num.of List ID) indicates the number of IDs written in the list ID offset table LOT, and the disc title (Disc Title) indicates the title name of the optical disc.
[0061]
Next, the structure of the List ID Offset Table LOT LOT in FIG. 1 will be described. The location where the list ID offset table LOT is stored is fixed at sector “00:03:01” − “00:03:32”.
[0062]
The list ID offset table LOT is a correspondence table between the list IDs of the play list PL and the selection list SL and the respective offsets. When the user directly specifies an ID, the user can start from a favorite menu (Selection List) or a moving image (Play List) corresponding to the ID. When the user designates an ID, it is possible to know where the list should be traced by reading only one sector containing the ID offset. That is, the list ID offset table LOT is data that does not need to be stored in the memory during normal reproduction. During playback of the play list PL and selection list SL, if the list ID is displayed on the player's display tube or the like like a track number, the number is remembered when the user wants to view it from the menu or video. In addition, the number (list ID) can be designated later to view the list again from the beginning. However, when there are many list IDs, a maximum of 32 sectors are required for the list ID offset table LOT.
[0063]
In version 1, the maximum sector is set aside. The offsets of unused IDs are filled with zeros. Note that the maximum of 32 sectors is because one play list PL requires at least 14 bytes, and can be expressed as an offset value within 2 offsets (16 bytes). Even if all of the play list PL is within a range that can be expressed by an offset of 2 bytes (64 k offset), there is only a maximum of 32 k list IDs, so there is a maximum 32 k area (64 k bytes = 32 sectors). It only has to be secured.
[0064]
The list ID offset table LOT has, for example, values shown in Table 6 as sector addresses.
[0065]
[Table 6]

[0066]
Next, the structure of the Play Sequence Descriptor (PSD) PSD in FIG. 1 will be described.
[0067]
The place where the play sequence descriptor PSD is stored is fixed to the sector “00:03:33” − (Max “00:06:63 ′). In this place, the actual play list PL and the selection list are stored. SL, play item (PI) PI, selection table (Serection table), end list, and play list PL or selection list SL to be played back first. The maximum allowable size of the play sequence descriptor PSD is 512 kbytes, such as 2 byte offset (64 k) × offset base (8) = 512 kbytes = 256 sectors = 3 sec 31 frames. For example, only the necessary part may be read out and reproduced in a memory (for example, the RAM 6 in FIG. 2). If that is, the mounting or the like of the optical disc, may be stored the entire play sequence descriptor PSD in a memory.
[0068]
Next, the structure of the play list PL, play item PI, selection list SL, selection table, and end list constituting the play sequence descriptor PSD will be described in detail. As a common term below, offset is address information indicating the position where a list or the like is stored, and represents the position from the beginning when the entire play sequence descriptor PSD is virtually arranged in the memory. . However, one offset corresponds to 8 bytes as described in the offset base of the video CD disc information VDI described above. It is expressed in 16-bit binary (binary).
[0069]
First, a play list (Play List: PL) will be described.
[0070]
The play list PL describes a series of reproductions that do not include branches.
[0071]
The structure of this play list PL is as shown in Table 7, for example.
[0072]
[Table 7]

[0073]
Here, a play list header (Play List Header: PLH) indicates a play list PL, and $ 10 is written therein.
[0074]
The number of play item (NOI) NOI indicates the number of items described in the play list PL, and is described in binary (binary). The list ID number (List ID Number: IDN) is a number unique to this list. By displaying this number on the screen or a display such as the fluorescent display tube 12 of FIG. 2, the user can know the position of the list currently being reproduced. The direct list number selection function of the player allows the user to start playback from any list. This is a function corresponding to a so-called chapter select. In the case of a list that does not allow direct access, the list ID number is set to 0 according to the intention of the software developer. At this time, the player does not display the list ID number or displays the previous list ID number. The list ID number of the play list PL or selection list SL placed at the offset $ 0000 is $ 01.
[0075]
The previous list offset (PLO) indicates a stored offset of a list to which processing is transferred when the previous function is used. Add $ FFFF when you do not need the Previas function.
[0076]
Next list offset (NLO) indicates the stored offset of the list to which processing is transferred when execution of all the items described is finished or when the next function is used. When the next function is not required, $ FFFF is inserted.
[0077]
Cancel list offset indicates a stored offset of a list to which processing is transferred when the cancel function is used. When the cancel function is not required, $ FFFF is inserted.
[0078]
As the wait time, a waiting time after execution of one item is registered. Since only one wait time can be set in the same play list PL, it is necessary to change the play list PL in order to change the wait time. The LSB (least significant bit) of the wait time corresponds to 0.5 sec. In the wait time, each value is, for example,
$ 00 does not wait after playback,
$ 01 waits 0.5 seconds after playback and then plays the next item or when all items have been played, moves the process to the next list.
$ FF means to wait until there is an action from the user.
[0079]
The play item #n offset indicates the offset of the item to be reproduced. The maximum value of n corresponds to the number of play item NOI.
[0080]
Next, the Play Item (PI) PI describes the position on the optical disk of each item composed of a video / audio stream, its contents, and the like.
[0081]
The structure of the play item PI is as shown in Table 8, for example.
[0082]
[Table 8]

[0083]
Here, the item start sector number (Item start sector number) of the play item PI indicates the first sector number in which the bit stream is stored, and is binary coded digital (binary decimal notation). )
[0084]
Item end sector number (Item end sector number) indicates the last sector number in which the bit stream is stored, and is described in binary-coded decimal. Even when all sectors cannot be accessed due to fast-forward playback during item playback, overrun can be prevented by knowing the boundary of the end.
[0085]
The file number (File number) designates the file number of data stored on the optical disc. The file number corresponds to the value of the subheader of form 1 and 2 sectors.
[0086]
Data contents indicate the attributes of data stored on the optical disc, and the meaning of each bit is shown in Table 9, for example.
[0087]
[Table 9]

[0088]
Next, a selection list (SL) SL is a list for allowing the user to select a menu.
[0089]
Here, the selection may be performed by numerical values from a commander or the like, or may be performed by the coordinates of the menu screen on the screen. A region is used to specify coordinates. When selecting an option from the menu, this region is not only selected by pressing a number button like the remote control of a CD player, but also selected by clicking a certain area on the screen with the mouse as in a CD-I. The area is specified so that the player can select the same type of player. The area is designated by a rectangle and is represented as position information of the diagonal line. Further, the entire screen is divided into 256 × 256 cells, and the coordinates with the upper left corner as (0, 0) and the lower right corner as (255, 255) are considered. ) − (X ′, y ′). One region is composed of 4 bytes in which values are arranged in the order of x, y, x ′, and y ′. For example, the region (20,10)-(100,40) is represented by 4 bytes of $ 14, $ 0A, $ 64, and $ 28. The structure of the selection list SL is as shown in Table 10, for example.
[0090]
[Table 10]

[0091]
Here, the selection list header (Selection List Header) indicates the selection list SL. As this information, $ 18 is written.
[0092]
The number of regions (NOR) indicates the number of regions described in the list.
[0093]
A list ID number (List ID Number), a previous list offset (Previous List offset), and a cancel list offset (Cancel List offset) are the same as those in the play list PL.
[0094]
Next list offset (NLO) indicates an offset stored in a list to which processing is transferred when the next function is used.
[0095]
The error list offset (Error List offset) indicates an offset stored in a list to which processing is transferred when an offset corresponding to the selected number is not registered in the selection table.
[0096]
The timeout list offset (Time-out List offset) indicates an offset in which a list to which processing is transferred when selection is not performed even after the time specified by the wait time has elapsed.
[0097]
Wait for Time-out indicates a waiting time until timeout. The LSB (least significant bit) of wait for timeout corresponds to 0.5 sec. In the wait for timeout, each value is, for example,
$ 00 doesn't wait,
$ 01 waits 0.5 seconds,
$ FF waits for selection from the user,
Means.
[0098]
The selection table offset (Selection table offset) indicates an offset in which a selection table described later is stored.
[0099]
The play item offset (Play Item offset) indicates an offset of an item to be reproduced in order to display a menu screen or the like.
[0100]
The Base of Selection Region (BSR) BSR indicates the start number of the selection number of the selection region described later. For example, when the minimum value of the selection number given in this selection list SL is 8, 8 is written in this area.
[0101]
The previous region indicates a region on the screen for selecting the previous function.
[0102]
The next region (Next region) indicates a region on the screen for selecting the next function.
[0103]
Selection region #n indicates a region on the screen for selecting selection number n.
[0104]
Next, the selection table (ST) is a table that gives a list offset corresponding to a selected value.
[0105]
The structure of this selection table is as shown in Table 11, for example.
[0106]
[Table 11]

[0107]
Here, Number of Selections (NOS) NOS indicates the number of offsets described in this table, and is described in binary (binary).
[0108]
Base of Selection Number (Base of Selection Number: BSN) BSN indicates the start number of the selection number.
[0109]
Selection # n · offset (Selection #n offset) indicates an offset in which a list to which processing is transferred when selection number BSN + n−1 is selected.
[0110]
Further, when the application is executed over a plurality of optical discs, the play sequence descriptor PSD may include a change volume list or a change volume list = type 2 shown below.
[0111]
The change volume list (Change Volume List: CL) is a list for exchanging optical disks for an application over a plurality of optical disks.
[0112]
The structure of the change volume list is as shown in Table 12, for example.
[0113]
[Table 12]

[0114]
When the return list offset is not 0, for example, the following list shown in Table 13 exists.
[0115]
[Table 13]

[0116]
A change volume list type 2 (Change Volume List type 2) is also a list for exchanging optical disks for an application over a plurality of optical disks. The change volume list is extended so that even a CD title other than a video CD can be controlled. The play item PI for the exchanged optical disk is described following the list.
[0117]
The structure of the change volume list type 2 is as shown in Table 14, for example.
[0118]
[Table 14]

[0119]
This is followed by a play item PI at the end of the replaced optical disk.
[0120]
Necessary key functions include NEXT, PREVIOUS, skip (SKIP), cancel (CANCEL), fast forward (FF), and fast reverse (FR).
[0121]
Finally, the end list (End List: EL) is a list to which processing is transferred when the sequence (Sequence) ends.
[0122]
The structure of the end list is as shown in Table 15, for example.
[0123]
[Table 15]

[0124]
Here, the end list header indicates an end list.
[0125]
Next, an example of the structure of the play sequence descriptor PSD will be described with reference to FIGS. FIG. 18 shows the connection relationship between the play list PL, the play item PI, the selection list SL, and the selection table. FIG. 19 shows a play sequence descriptor PSD stored in, for example, the RAM 6 in FIG. Shows the layout. FIG. 18 shows only a part of the data in the play list PL, selection, and list SL for the sake of simplicity.
[0126]
In the play list PL1 of FIG. 18, $ 10 is described as the play list header as described above. 2 is described in the number of play item NOI, which indicates that two play items PI are described in the play list PL1. The next list offset describes $ 0004, which means that when all items in the play list PL1 have been played or the user has selected the next function and the remaining When the list to be transferred when there is no item (selection list SL1 in the case of FIG. 1B) is stored in the memory, as shown in FIG. 19, the offset of $ 0004 from the beginning of the play sequence descriptor PSD is displayed. It shows that it is stored. In the play item # 1 offset, $ 0002 is described. When the play item PI1 related to the item 1 is stored in the memory, the play sequence descriptor PSD as shown in FIG. It is stored at an offset of $ 0002 from the beginning of the. In the play item # 2 offset, $ 0003 is described. This is because when the play item PI2 related to the item 2 is stored in the memory, the play sequence descriptor PSD as shown in FIG. It is stored at an offset of $ 0003 from the top of the.
[0127]
Also, in the play item PI1 related to the item 1, “00:05:12” as the item start sector number and “00:08:73” as the item end sector number are the file number. 1 and $ 17 as data contents. Therefore, when reproducing item 1, it is understood that the sector indicated by “00:05:12” to “00:08:73” on the optical disk may be read out. It can be seen that the content of 1 is a moving image with stereo sound. Also, in the play item PI2 related to the item 2, “00:08:74” as the item start sector number and “00:13:63” as the item end sector number are the file number. 2 and $ 17 as data contents. Therefore, when reproducing item 2, it is understood that the sector indicated by “00:08:74” to “00:13:63” should be read, and further, the content of item 2 is determined from the data content. However, it turns out that it is a moving image with a stereo sound.
[0128]
By the way, since the play item PI1 and the play item PI2 are substantially data belonging to the play list PL1, the play list PL1, the play item PI1, and the play item PI2 are combined to form one play list. It can also be seen as PL.
[0129]
In the selection list SL1 in FIG. 18, $ 18 is stored as the selection list header as described above. 3 is stored in the number of region NOR, and three regions are described by this selection list SL, that is, when a pointing device such as a mouse is used, three different regions are indicated. Shows that three types of numerical values can be input. $ 000B is described in the selection table offset, and when the selection table 1 related to the selection list SL1 is stored in the memory, as shown in FIG. 19, the play sequence descriptor PSD This indicates that the data is stored at an offset of $ 000 B from the beginning. In the play item offset, $ 000A is described, and when the play item PI3 related to the item 3 is stored in the memory, as shown in FIG. It indicates that the data is stored at an offset of $ 000A from the beginning. The base of selection region BSR describes 4 and indicates that the start number of the selection region is 4. Selection region # 4 has $ 10, $ B0, $ 50, $ D0, selection region # 5 has $ 60, $ B0, $ A0, $ D0, and selection region # 6 has $ B0, $ B0, $ E0, and $ D0 are respectively described and indicate coordinates corresponding to the three areas.
[0130]
The play item PI3 related to item 3 has “00:13:64” as the item start sector number, “00:14:48” as the item end sector number, and 1 as the file number. However, $ 0C is described as the data contents. Therefore, when reproducing item 3, it is understood that the sector indicated by “00:13:64” to “00:14:48” on the optical disk may be read, and further, from the data contents, item It can be seen that the content of 3 is a still image without sound.
[0131]
In the selection table 1 related to the selection list SL1, 5 is described as the number of selection NOS, and this selection table stores five selection # n · offsets corresponding to the five lists. It shows that. In the selection table 1, 4 is described as the base of selection number BSN, which indicates that the start number of the selection number is 4. Furthermore, the selection table 1 describes five selection # n · offsets as described above, and each of the corresponding number lists is stored at the beginning of the play sequence descriptor PSD. To $ 000D, $ 000F, $ 0011, $ 0013, and $ 0016.
[0132]
By the way, since the play item PI3 and the selection table 1 are substantially data belonging to the selection list SL1, the selection list SL1, the play item PI3, and the selection table 1 are combined to form one selection list. It can also be seen as SL.
[0133]
Since the offset is expressed with 8 bytes as one unit as described above, the address in FIG. 19 is changed from $ 004A to $ 004 so that each data in the play sequence descriptor PSD is on the boundary of every 8 bytes. The part 0050 and the part $ 0064 to $ 0068 are zero-padded as empty bases on the memory.
[0134]
FIG. 20 shows a display screen when the item 3 is reproduced. Item 3 is a menu screen that allows the user to make a selection using this menu. For example, if the user moves a cursor (not shown) to 4 on the display screen using the mouse and clicks at that position, this indicates that the area defined by selection region # 4 is indicated. The selection # 4 offset of the selection table 1 corresponding to the area is designated. Further, from the contents of selection # 4 · offset, the offset $ 000D of the corresponding number list can be found, and the list corresponding to 4 on the menu screen can be selected.
[0135]
Hereinafter, the playback control described above will be described in detail with reference to FIG. 8 and FIG. FIG. 8 is an example different from FIGS. 18 and 19 and shows an example in which five play lists PL and two selection lists SL are stored in the play sequence descriptor PSD. In the present invention, the play item PI is described as a part of the corresponding play list PL or the selection list SL, and the selection table is described as a part of the corresponding selection list SL. It is.
[0136]
For example, when the optical disc (video CD) of the present invention is mounted on the CD deck 1 in FIG. 2, the playback mode (automatic playback mode) using the playback control is automatically entered, and the play sequence descriptor PSD is recorded. The interpretation of the list is started from the play list PL1 shown in FIG. In the play list PL, reproduction is started in order from the item corresponding to the first play item PI. Therefore, in the play list PL1, first, the play item PI1 is determined, and for example, the reproduction of the moving image MV1 of the track Tr2 in FIG. 1 is started. Next, the play item PI2 is specified, for example, in FIG. Playback of the still image sequence SVL1 of the segment play item SPI5 is started. In the play list PL1, when there is no user request, the moving image MV1 and the still image sequence SVL1 are sequentially specified as described above, but the play item PI1 and the play item PI2 are selected by the user's request. The item to be reproduced can be switched by this selection. For example, when the user selects the next key provided in the switch 11 or the remote controller 9 in FIG. 2 during the reproduction of the moving image MV1, the item to be reproduced is switched to the still image row SVL1. Further, when the user selects the previous key provided on the switch 11 or the remote controller 9 in FIG. 2 during the reproduction of the still image row SVL1, the item to be reproduced is switched to the moving image MV1. In the play list PL1, when the user selects the next key during the reproduction of the still image sequence SVL1 or when the reproduction of the moving image MV1 and the still image sequence SVL1 is completed, based on the next list offset, FIG. The process proceeds to interpretation of the selection list SL1.
[0137]
When the selection list SL1 is entered, the item described in the play item offset is designated, and the menu still image MSV1 of the segment play item SPI1 of FIG. 1 is automatically reproduced. Here, the user can select a list to be transferred next by using the number displayed on the menu still image MSV1. In the menu still image MSV1 of the selection list SL1, for example, when the number 1 is input using the number input key provided on the switch 11 or the remote control 9 in FIG. The process proceeds to interpretation of the list PL2. When the user inputs the number 2, selection # 2 and offset are specified, and the process proceeds to interpretation of the selection list SL2.
[0138]
In the play list PL2, the play item PI1 is specified, and the moving image MV2 of the track Tr3 in FIG. 1 is automatically reproduced. In the play list PL2, when the user selects the next key provided in the switch 11 or the remote controller 9 in FIG. 2, the process proceeds to interpretation of the list corresponding to the next list offset. When the user selects the cancel key provided on the switch 11 or the remote controller 9 of FIG. 2, the process proceeds to interpretation of the list corresponding to the cancel list offset. However, the same offset value is described in the next list offset and the cancel list offset of the play list PL2 of the present invention, and the selection list SL1 is returned to when any of them is selected. Also, when the reproduction of the moving image MV2 ends, the process returns to the selection list SL1 based on the next list offset.
[0139]
On the other hand, in the selection list SL2, the item described in the play item offset is specified, and the menu still image MSV2 of the segment, play item SPI2 in FIG. 1 is reproduced. Here, when the user selects the cancel key, the process returns to the selection list SL1 based on the cancel list offset. On the other hand, when the number 1 displayed on the menu still image MSV2 is input, the selection # 1 · offset is selected and the play list PL4 is input. When the number 2 is input, the selection # 2 · offset is selected and the play list PL5 is selected. When number 3 is entered, selection # 3 • offset is selected and the process proceeds to interpretation of the play list PL6. In the play list PL4, the play item PI1 is first designated, the still image SV3 of the segment play item SPI3 in FIG. 1 is reproduced, and then the play item PI2 is designated, and the track in FIG. The Tr5 CD-DA is played back. In the play list PL4, when the next key is selected during the reproduction of the CD-DA or the reproduction of the still image SV3 and the CD-DA is finished, the play list PL5 is shifted to the play list PL5 based on the next list offset. . When the user selects the cancel key, the process returns to the selection list SL2 based on the cancel list offset.
[0140]
In the play list PL5, the play item PI1 is designated, and the still picture sequence SVL2 of the segment play item SPI6 in FIG. 1 is reproduced. When the user selects the previous key, the user returns to the play list PL4 based on the previous list offset. In the play list PL5, when the user selects the next key, the screen returns to the selection list SL2 based on the next list offset. When the user selects the cancel key, the user returns to the selection list SL2 based on the cancel list offset. That is, the next list offset and the cancel list offset of the play list PL5 have the same offset value. Even when the reproduction of the still image sequence SVL2 ends, the next list offset is designated and the process returns to the selection list SL2.
[0141]
Further, in the play list PL6, first, the play item PI1 is selected, the moving image MV4 of the segment play item SPI4 in FIG. 1 is played, and then the play item PI2 is designated, as shown in FIG. The moving image MV3 of the track Tr4 is played back. In the play list PL6, when the user selects the next key during the reproduction of the moving image MV4, the process returns to the selection list SL2 based on the next list offset. Note that when the reproduction of the moving images MV4 and MV3 is finished, the next list offset is designated and the process returns to the selection list SL2. When the user selects the cancel key, the screen returns to the selection list SL2 based on the offset value described in the cancel list offset. Note that the next list offset and the cancel list offset of the play list PL6 have the same offset value.
[0142]
The playback control function in FIGS. 8 and 1 will be described with reference to FIG. 9 as a more specific example. FIG. 9 shows a display screen of a display device (not shown) connected via the terminal 26 of FIG. As the display device, a liquid crystal display, a monitor display using a cathode ray tube, or the like can be used. In FIG. 9, as described above, several menu still images are prepared in the segment play item SPI of the track TR1 in FIG. 1, and simple branch playback is performed in combination with MPEG-compliant moving images after the track Tr2. An example is shown.
[0143]
As shown in FIG. 9, it is assumed that the playback screen 10 of the moving image MV1 when the play item PI1 is specified in the play list PL1 of FIG. 8 is displayed on the monitor display. Here, by specifying the play item PI2, for example, a playback screen 11 of a slide show with sound is displayed on the monitor display as the still image row SVL1.
[0144]
Next, when the user selects the next list offset, or when the slide show ends and the next list offset is designated, the screen moves to the selection list SL1 in FIG. 8, and the playback screen of the menu still image MSV1 12 is displayed on the monitor display.
[0145]
At this time, if “1” corresponding to the offset # 1 in the selection list SL1 in FIG. 8 is selected, the play list PL2 in FIG. 8 is entered, and the play item PI1 is designated in the play list PL2, The playback screen 13 of the moving image MV2 is displayed on the monitor display. Here, when the next list offset or cancel list offset is selected, the display screen on the monitor display returns to the playback screen 12. When the playback of the moving image MV2 is finished, the next list offset is designated and the display screen returns to the playback screen 12.
[0146]
On the other hand, when “2” corresponding to the offset # 2 in the selection list SL1 is selected, the screen moves to the selection list SL2 in FIG. 8, and the playback screen 14 of the menu still image MSV2 is displayed on the monitor display in the selection list SL2. It will be displayed.
[0147]
Here, when “1” corresponding to the offset # 1 in the selection list SL2 in FIG. 8 is selected, the play list PL4 in FIG. 8 is entered, and the play item PI1 is designated in the play list PL4. The playback screen 15 of the still image SV3 is displayed on the monitor display (displaying one still image), or the play item PI2 is designated, and CD-DA playback (CD sound playback) is performed.
[0148]
When the next list offset is selected in the play list PL4, or the reproduction of the still image SV3 or the CD-DA is finished, the play list PL5 shown in FIG. 8 is moved to the play list PL5 by the next list offset. A play item PI1 is specified in the list PL5, and a slide show, for example, is displayed on the monitor display as the playback screen 16 of the still image sequence SVL2.
[0149]
Further, by selecting “2” corresponding to the offset # 2 in the selection list SL2 in FIG. 8 in the state of the playback screen 14 of the menu still image MSV2, the display shifts to the play list PL5 in FIG. At this time, the play item PI1 is specified in the play list PL5, and similarly, for example, a slide show is displayed on the monitor display as the playback screen 16 of the still image sequence SVL2.
[0150]
By selecting the next list offset or the cancel list offset in the play list PL5, the display screen of the monitor display returns to the playback screen 14 of the menu still image MSV2. When the reproduction of the still image sequence SVL2 is finished, the next list offset is designated and the reproduction screen 14 is returned.
[0151]
On the other hand, when “3” corresponding to the offset # 3 in the selection list SL2 in FIG. 8 is selected in the state of the playback screen 14 of the menu still image MSV2, the process shifts to the play list PL6 in FIG. In this play list PL6, the play item PI1 is specified and the display screen 17 of the moving image MV4 is displayed on the monitor display, or the play item PI2 is specified and the playback screen 18 of the moving image MV3 is displayed on the monitor display. Become so.
[0152]
By selecting next list offset or cancel list offset in this play list PL6, the display screen of the monitor display returns to the playback screen 14 of the menu still image MSV2. When the playback of the moving images MV3 and MV4 is finished, the next list offset is designated and the playback screen 14 is returned.
[0153]
Next, the processing flow of the CPU 4 in the playback control function as described above will be described with reference to the flowcharts of FIG.
[0154]
First, FIG. 10 is a flowchart regarding the offset (ofs). In FIG. 10, in step S1, the offset (ofs) = 0 is initialized. In step S2, a list corresponding to the initialized offset, the offset set in accordance with the execution of each list described later, or the offset designated via the list ID offset table LOT is read. In step S3, the list is interpreted and executed.
[0155]
Next, FIG. 11 is a flowchart for the interpretation of the list.
[0156]
In FIG. 11, in step S10, it is determined whether or not the play list PL has been selected or designated. If it is determined YES in step S10, the process proceeds to the play list PL execution process in step S11, and the process is returned after step S11. On the other hand, if it is determined NO in step S10, the process proceeds to step S12.
[0157]
In step S12, it is determined whether or not the selection list SL has been selected or designated. If it is determined as YES in step S12, the process proceeds to the selection list SL execution process in step S13, and the process is returned after step S13. On the other hand, if it is determined NO in step S12, the process proceeds to step S14.
[0158]
In step S14, it is determined whether or not a change volume list has been selected or designated. If it is determined YES in step S14, the process proceeds to the change volume list execution process in step S15, and the process is returned after step S15. On the other hand, if it is determined NO in step S14, the process proceeds to step S16.
[0159]
In step S16, it is determined whether or not the change volume list 2 has been selected or designated. If it is determined as YES in step S16, the process proceeds to the change volume list 2 execution process in step S17, and the process is returned after step S17. On the other hand, if it is determined NO in step S16, the process proceeds to step S18.
[0160]
In this step S18, it is determined whether or not an end list has been selected or designated. If it is determined as YES in step S18, the process proceeds to the execution process with the end list in step S19, and the process is terminated after step S19. On the other hand, if it is determined NO in step S18, the process proceeds to step S20.
[0161]
In step S20, an error execution process is performed, and the process ends after step S20.
[0162]
Next, FIG. 12 shows a flowchart of execution processing of the play list PL.
[0163]
In FIG. 12, in step S21, it is determined whether there is an item to be reproduced, that is, an item that has not yet been reproduced. If it is determined NO in step S21, it is returned as offset = next list offset. If it is determined as YES in step S21, the process proceeds to step S23.
[0164]
In step S23, the reproduction of the item is started, and the process proceeds to next step S25.
[0165]
In step S25, it is determined whether or not there is a user key input. If it is determined NO in step S25, the process proceeds to step S26, and it is determined in step S26 whether or not the reproduction is finished. If it is determined yes in step S26, the process returns to step S21. If it is determined no, the process returns to step S25. On the other hand, if it is determined as YES in step S25, the process proceeds to step S27.
[0166]
In step S27, it is determined whether or not a next key has been input.
When it is determined NO in step S27, the process proceeds to step S28, and when it is determined YES, the process proceeds to step S30.
[0167]
In step S28, it is determined whether or not a prior key has been input. If it is determined YES in step S28, the process proceeds to step S32. If NO is determined, the process proceeds to step S29.
[0168]
In step S29, it is determined whether or not a cancel key has been input. If it is determined NO in step S29, the process proceeds to step S26. If it is determined as YES in step S29, after setting offset = cancel list offset in step S34, the process proceeds to step S35, and in step S35, the stop process return key for the item being reproduced can be provided.
[0169]
In step S30 when it is determined as YES in step S27, it is determined whether there is a next item. If it is determined as YES in step S30, the process proceeds to step S24. After the process of stopping the item being reproduced is performed in step S24, the process returns to step S23. On the other hand, if it is determined NO in step S30, the process proceeds to step S31. In step S31, after setting the offset = next list offset, the process proceeds to step S35.
[0170]
In step S32 when it is determined as YES in step S28, it is determined whether there is a previous item. If it is determined as YES in step S32, the process proceeds to step S24. If it is determined NO, the process proceeds to step S33.
In step S33, after setting offset = previous list offset, the process proceeds to step S35.
[0171]
Next, FIG. 13 shows a flowchart of the selection list SL execution process.
[0172]
In FIG. 13, the reproduction of the item is started in step S41, and in the next step S42, it is determined whether or not there is a user key input. When it is determined NO in step S42, the process proceeds to step S47, and when it is determined YES, the process proceeds to step S43.
[0173]
In step S43, it is determined whether the key input is from a numeric key. If it is determined as YES in step S43, the process proceeds to step S48, and if it is determined NO, the process proceeds to step S44.
[0174]
In step S44, it is determined whether or not the key is the next key. If it is determined as YES in step S44, the process proceeds to step S50. If it is determined NO, the process proceeds to step S45.
[0175]
In step S45, it is determined whether the key is a prior key. If it is determined as YES in step S45, the process proceeds to step S52. If it is determined NO, the process proceeds to step S46.
[0176]
In step S46, it is determined whether or not the key is a cancel key. If it is determined yes in step S46, the process proceeds to step S54. If it is determined no, the process returns to step S42.
[0177]
In step S54 when it is determined YES in step S46, it is determined whether or not there is a cancel list offset. When it is determined NO in step S54, the process returns to step S42, and when it is determined YES, the process proceeds to step S55. In step S55, offset = cancel list offset is set, and the process proceeds to the process of FIG.
[0178]
Further, in step S47 when it is determined NO in step S42, it is determined whether or not a certain period of time, that is, a time-out period has elapsed in the time measuring means. If NO is determined in step S47, the process returns to step S42. If YES is determined, the process proceeds to step S60. In step S60, the processing shifts to the processing in FIG. 14 described later as offset = timeout list offset.
[0179]
In step S48 when it is determined as YES in step S43, it is determined whether or not there is an offset of the corresponding number. If NO is determined in step S48, the process returns to step S42. If YES is determined, the process proceeds to step S49. In step S49, after setting the offset = the value of the offset, the process proceeds to the process of FIG.
[0180]
Further, in step S50 when it is determined as YES in step S44, it is determined whether or not there is a next list offset. If it is determined NO in step S50, the process proceeds to step S45. If it is determined YES, the process proceeds to step S51. In step S51, after setting offset = next list offset, the process proceeds to the process of FIG.
[0181]
In step S52 when it is determined as YES in step S45, it is determined whether or not there is a prior list offset. If it is determined NO in step S52, the process proceeds to step S46. If it is determined YES, the process proceeds to step S53. In step S53, the processing shifts to the processing in FIG. 14 described later as offset = previous list offset.
[0182]
In the flowchart of FIG. 14, first, in step S56, it is determined whether or not the item is a moving image. If it is determined no in step S56, the process returns. If it is determined yes, the process proceeds to step S57.
[0183]
In step S57, it is determined whether to wait for the end. If it is determined YES in step S57, the process returns after waiting for the end of the moving image in step S58. On the other hand, if NO is determined in step S57, the process proceeds to step S59, and after the item reproduction stop process is performed in step S59, the process returns.
[0184]
Next, FIG. 15 shows a flowchart of change volume list execution processing.
[0185]
In FIG. 15, in step S61, it is determined whether or not the target disk ID matches. If NO is determined in step S61, the process proceeds to step S67. If YES is determined, the process proceeds to step S62.
[0186]
In step S62, it is determined whether or not return list offset = 0. If YES is determined in step S62, execution processing is performed from the list ID of the target optical disk in step S84. On the other hand, if it is determined NO in step S62, the process proceeds to step S63.
[0187]
In step S63, it is determined whether there is an item to be reproduced. If NO is determined in step S63, the process proceeds to the process of FIG. 16 described later as offset = return list offset in step S71. On the other hand, if it is determined as YES in step S63, the process proceeds to step S64, the reproduction of the item is started in step S64, and then the process proceeds to step S65.
[0188]
In step S65, it is determined whether or not there is a user key input. If it is determined as YES in step S65, the process proceeds to step S74. If it is determined NO, the process proceeds to step S66. In step S66, it is determined whether or not the reproduction is finished. If it is determined NO in step S66, the process returns to step S65. If YES is determined, the process returns to step S63.
[0189]
Further, in step S67 when it is determined NO in step S61, the error item is reproduced, for example, “Please insert the next disc” is displayed. After step S67, the process proceeds to step S68.
[0190]
In step S68, it is determined whether or not the optical disk has been replaced. If it is determined yes, the process returns to step S61, and if it is determined no, the process proceeds to step S69.
[0191]
In step S69, it is determined whether or not the cancel key has been pressed. If NO is determined in step S69, the process returns to step S68. If YES is determined, the process proceeds to step S70. In step S70, the process proceeds to the process of FIG.
[0192]
In step S74 when it is determined as YES in step S65, it is determined whether or not the key is the next key. If it is determined as YES in step S74, the process proceeds to step S73. If it is determined NO, the process proceeds to step S75.
[0193]
In step S75, it is determined whether or not the key is a cancel key. If it is determined as YES in step S75, the process proceeds to step S79. If it is determined NO, the process proceeds to step S76.
[0194]
In step S76, it is determined whether the key is a prior key.
If it is determined NO in step S76, the process proceeds to step S66. If YES is determined, the process proceeds to step S77.
[0195]
In step S77, it is determined whether or not there is a previous item. If it is determined as NO, the process proceeds to step S66, and if it is determined as YES, the process proceeds to step S72.
[0196]
In step S72, the item being reproduced is stopped, and the process returns to step S64.
[0197]
In step S73 when it is determined as YES in step S74, it is determined whether there is a next item. If it is determined yes in step S73, the process proceeds to step S72. If it is determined no, the process proceeds to step S78.
[0198]
After setting offset = return list offset in step S78, the process proceeds to step S80.
[0199]
Further, when it is determined as YES in step S75, step S79 is set to offset = cancel list offset, and then proceeds to step S80.
[0200]
In step S80, after the item being reproduced is stopped, the process proceeds to the process of FIG.
[0201]
In the flowchart of FIG. 16, it is determined in step S81 whether or not it is the original optical disc. If it is determined yes in step S81, the process returns. If it is determined no, the process proceeds to step S82.
[0202]
In step S82, a display prompting the replacement of the optical disk is performed, and then the process proceeds to step S83. In step S83, it is determined whether or not the optical disk has been replaced. If the answer is yes, the process returns to step S81. If the answer is no, the process returns to step S82.
[0203]
Next, FIG. 17 shows a flowchart of the change volume list type 2 execution process.
[0204]
In FIG. 17, in step S91, it is determined whether or not it matches the target disk ID. If it is determined NO in step S91, the process proceeds to step S96. If YES is determined, the process proceeds to step S92.
[0205]
In step S92, it is determined whether there is an item to be reproduced. If it is determined NO in step S92, the process proceeds to the above-described processing of FIG. 16 as offset = return list offset in step S100. On the other hand, if it is determined as YES in step S92, the process proceeds to step S93, and after starting the reproduction of the item in step S93, the process proceeds to step S94.
[0206]
In step S94, it is determined whether or not there is a user key input. If it is determined as YES in step S94, the process proceeds to step S102. If it is determined NO, the process proceeds to step S95. In step S95, it is determined whether or not the reproduction is finished. If it is determined NO in step S95, the process returns to step S94. If YES is determined, the process returns to step S92.
[0207]
In step S96 when it is determined NO in step S91, the error item is reproduced, for example, “Please insert the next disc” is displayed. After step S96, the process proceeds to step S97.
[0208]
In step S97, it is determined whether or not the optical disk has been replaced. If it is determined yes, the process returns to step S91, and if it is determined no, the process proceeds to step S98.
[0209]
In step S98, it is determined whether or not the cancel key has been pressed. If NO is determined in step S98, the process returns to step S97. If YES is determined, the process proceeds to step S99. In step S99, the process proceeds to the above-described processing of FIG. 16 with offset = cancel list offset.
[0210]
In step S102 when it is determined as YES in step S94, it is determined whether or not the key is the next key. If it is determined as YES in step S102, the process proceeds to step S106, and if it is determined NO, the process proceeds to step S103.
[0211]
In step S103, it is determined whether or not the key is a cancel key. If it is determined as YES in step S103, the process proceeds to step S108, and if it is determined NO, the process proceeds to step S104.
[0212]
In step S104, it is determined whether the key is a prior key. If it is determined NO in step S104, the process proceeds to step S95. If YES is determined, the process proceeds to step S105.
[0213]
In step S105, it is determined whether or not there is a previous item. If it is determined to be no, the process proceeds to step S95, and if it is determined to be yes, the process proceeds to step S101.
[0214]
In step S101, the item being reproduced is stopped, and the process returns to step S93.
[0215]
If it is determined as YES in step S102, it is determined whether there is a next item. If YES is determined in step S106, the process proceeds to step S101. If NO is determined, the process proceeds to step S107. After setting offset = return list offset in step S107, the process proceeds to step S109.
[0216]
If it is determined as YES in step S103, step S108 sets offset = cancel list offset, and then proceeds to step S109.
[0217]
In step S109, after the item being reproduced is stopped, the process proceeds to the process shown in FIG.
[0218]
Returning to FIG. 2, the information reproducing apparatus shown in FIG. 2 can constitute hardware by adding an MPEG chip and a RAM to a CD player, and can constitute various types of inexpensive players such as a portable radio cassette player.
[0219]
In FIG. 2, a CD deck 1 is loaded with various optical disks (CD-DA, each optical disk classified as a CD-ROM, etc.), and a signal recorded on the optical disk by the optical pickup of the CD deck 1 is received. Read. The optical disk read signal from the CD deck 1 is sent to the signal processing circuit 2. The signal processing circuit 2 is controlled by the CPU 4 and sends, for example, a servo signal such as focus and track king to the CD deck 1 in accordance with a read signal from the optical disc, and performs error correction and the like on the read signal from the optical disc. Process.
[0220]
An optical disk reproduction signal from the signal processing circuit 2 is sent to the switching circuit 15 and the CD-ROM decoder 3. In the CD-ROM decoder 3, when the optical disk is an optical disk (for example, the video CD of the present invention) that falls into the category of CD-ROM, a reproduction signal from the optical disk is decoded according to the format of the CD-ROM. Among the signals decoded by the CD-ROM decoder 3, various disc information including the playback control information described above is sent to the RAM 6, audio information is sent to the MPEG audio decoder 21, and video information is sent to the MPEG video decoder 22. Sent to each.
[0221]
The MPEG audio decoder 21 decodes audio information based on the MPEG1 layer 2 format, and the MPEG video decoder 22 decodes video information based on the MPEG1 format.
[0222]
The audio signal decoded by the MPEG audio decoder 21 is sent to the switching circuit 15. The switching circuit 15 reproduces the audio signal from the signal processing circuit 2 on the CD deck 1 when the optical disk being reproduced on the CD deck 1 is a normal audio CD (CD-DA). When the optical disk being used is the optical disk (video CD) of this embodiment, switching is performed so that the audio signal from the MPEG audio decoder 21 is selected. The switching circuit 15 also switches the audio signal to stereo left (L) and right (R).
[0223]
The digital audio signal passed through the switching circuit 15 is converted into an analog signal by the D / A conversion circuit 16, and then sent to the echo mixing circuit 18 through the filter 17. The echo mixing circuit 18 performs mixing of the audio input signal from the microphone from the terminal 19 and the audio signal via the filter 17 and, for example, performs processing for echoing the audio input signal. That is, the so-called karaoke function can be realized by mixing the audio signal reproduced from the optical disk with the echo mixing circuit 18 and the audio input signal from the microphone, and applying an echo to the audio input signal. become.
[0224]
A signal from the echo mixing circuit 18 is sent from the output terminal 20 to, for example, an amplifier and a speaker at the subsequent stage.
[0225]
On the other hand, the video information sent to the MPEG video decoder 22 is decoded by the MPEG video decoder 22 into a digital video signal and then sent to the D / A conversion circuit 23. The video signal converted into an analog signal by the D / A conversion circuit 23 is subjected to predetermined modulation by the video modulation circuit 25 after character information to be displayed on a display device at a subsequent stage is added by the character display circuit 24, for example. From the output terminal 26, for example, it is sent to a monitor display.
[0226]
The ROM 5 and the EEPROM (electrically erasable ROM) 7 also store information on various programs used in the CPU 4, character information, and the like. The CPU 4 uses these program information and the like via a bus. The connected parts are controlled or necessary character information is taken out and sent to the character display circuit 24.
[0227]
The CPU 4 is also connected to the sub CPU 8. The sub CPU 8 receives signals from the receiving unit 10 that receives infrared signals from the so-called remote controller 9 and input signals from the various switches 11 to determine the contents of these signals and the like. The display of the fluorescent display tube 12 is controlled in accordance with the playback control information and the like. This sub CPU 8 is also connected to a power source 13.
[0228]
Various keys are arranged on the switch 11 and the remote controller 9. For example, a next key, a prior key, a return key, a cancel key, a stop key, a pause key, a fast forward key, a fast reverse key, a number input key, and the like are provided. Here, in the information reproducing apparatus of this embodiment, when the video CD is automatically reproduced, the user can press these keys, and by pressing these keys during the automatic reproduction, a predetermined function is selected. Thus, the playback state and playback content of the information playback device change. As a result, the user can perform playback using the playback control function described above.
[0229]
That is, in the information reproducing apparatus using the information recording medium according to the present invention, when the next key is pressed during automatic reproduction, the currently reproduced item is stopped and another item is reproduced. Similarly, when the previus key is pressed during automatic reproduction, the currently reproduced item is stopped and another item is reproduced. If the cancel key is pressed during automatic reproduction, the currently reproduced item is stopped and the previous menu is restored. However, as described above with reference to FIGS. 8 and 9, the previous menu may not be the previous item. Similarly, when the stop key is pressed, execution of playback control is stopped and the initial state is restored. When the pause key is pressed, playback is paused (paused). For example, in the case of a moving image, when a pause key is pressed, it becomes a still image and stops. When the fast forward key is pressed, fast forward playback is performed within the item being played. Note that fast-forward playback is displayed as a still image. Further, when the fast reverse key is pressed, fast reverse playback is performed within the item being played back. In this fast reverse playback, the playback image is displayed as a still image.
[0230]
Furthermore, the information reproducing apparatus for reproducing the optical disc according to the present invention may be configured such that, for example, a playback control program is not recorded on the optical disc to be reproduced, or a playback control program is recorded on the optical disc. When this is not used, or for a normal CD-DA optical disk, a normal shuffle or program playback function is supported.
[0231]
In the above description, the play sequence descriptor PSD shows an example including both the play list PL and the selection list SL. However, for example, only a plurality of selection lists SL are recorded and cyclically recorded. A menu screen can also be displayed.
[0232]
As described above, the optical disk (video CD) according to the present invention includes a simple script that is independent of the CPU and describes data such as moving images, still images, and audio, as well as the playback order and branching selected by the user. (In this example, a play sequence descriptor PSD) is recorded. As a result, the information reproducing apparatus described above can set the reproduction order and branching for each optical disc. Further, the information reproducing apparatus for reproducing the information recording medium according to the present invention can advance to the designated branch destination before and after the play sequence descriptor PSD described by the user's operation even during reproduction.
[0233]
That is, in the above information reproducing apparatus, the reproduction of the optical disk is controlled by using a simple script recorded on the optical disk, and this script does not depend on the CPU of the information reproducing apparatus. It has become. In this information reproducing apparatus, a series of data such as all moving images, still images, audio, and slide shows is considered as one item, and this item is expressed only by its position information and contents. Access to items will be very easy. Furthermore, the script is controlled on an item-by-item basis, and this script is connected by pointers such as NEXT and PREVIOUS. Scripts use various pointers to branch execution, and branch execution is performed according to the user's operation, etc., but if the user does not perform the operation, it should be executed sequentially in a predetermined order. ing. Further, the pointer is expressed by an offset from the head when the entire script is virtually arranged in the memory, and the offset is expressed not as a byte but as a unit of a determined base size (for example, 8 bytes). Therefore, the head position of each script follows this unit. This is, for example, on the boundary of every 8 bytes, and the empty space is padded with zeros.
[0234]
In the present invention, a script and data can be recorded together on a single optical disk, a script of another volume can be called in correspondence with the multi-volume, and a script of another volume corresponding to the multi-volume can be called. Execution can be transferred to. Since the state according to the execution order is not maintained, it is possible to start execution from any script. In addition, a logical ID (List ID) can be assigned to all scripts, and by executing a separate table of pointers to the IDs and the scripts, execution from a script in the middle based on the logical IDs is possible. Is possible. Further, the list ID does not always have to be attached, and in this case, execution from the script can be restricted. Furthermore, an ID indicating that this optical disk is a video CD is entered at a physically specific position on the optical disk, and necessary information such as the size of the script and the number of list IDs are recorded together to record the optical disk. Features can be specified and necessary information can be captured at once.
[0235]
【The invention's effect】
As described above, the information recording medium according to the present invention includes a plurality of lists, and at least some of the plurality of lists are each reproduced based on the list. Is recorded, and playback control information including a pointer expressed by an offset from the beginning of playback control information indicating another list to be linked is recorded, so that the information recording medium according to the present invention is played back. In this case, it is possible to easily access data designated by the user. In addition, since the information recording medium according to the present invention also records information indicating the end of the interpretation of the reproduction control information, it is possible to shift to the next process when the reproduction of the reproduction information is completed.
[0236]
Since the information recording medium according to the present invention records information indicating the attribute of the reproduction information, reproduction according to the attribute can be performed. In addition to the reproduction control information, information on the correspondence table that associates the ID code of each list with the corresponding offset is recorded, so that the user can directly select an arbitrary list. Furthermore, since information for exchanging and reproducing a plurality of information recording media is also recorded, the user can know the necessity of exchanging the information recording media.
[0237]
Furthermore, since the recorded information is information independent of the object code and operating system of the microcomputer arranged in the information reproducing apparatus for reproducing the information recording medium, there are few hardware restrictions.
[0238]
Therefore, in the information recording medium according to the present invention, data such as moving images, still images, and audio can be recorded as data files, and there are few restrictions on the hardware for reproduction, and the data is recorded on the hardware for reproduction. Data can be easily accessed. In addition, since each type of information has few types and functions are simple, creation is easy, and since each type of information does not depend on a microcomputer mounted on the information reproducing apparatus, there are few restrictions on hardware.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining a track arrangement of a disc which is an information recording medium according to the present invention for recording information of playback control.
FIG. 2 is a block circuit diagram showing a schematic configuration of an information reproducing apparatus for reproducing an information recording medium according to the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a comparison between the CD-ROM standard and the disk standard of this embodiment.
FIG. 4 is a diagram for explaining a directory structure of a disk;
FIG. 5 is a diagram for explaining screen dimensions defined in the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing a track configuration of a disc according to the present invention.
FIG. 7 is a diagram showing a sector format of MPEG video data recorded on a disc according to the present invention.
FIG. 8 is a diagram for explaining an operation example of playback control (play sequence descriptor);
FIG. 9 is a diagram for explaining an operation example of playback control (play sequence descriptor) with an example of an actual screen;
FIG. 10 is a flowchart showing a flow of processing of initialization of an offset and reading of a list with respect to the offset.
FIG. 11 is a flowchart illustrating a flow of processing for interpreting a list.
FIG. 12 is a flowchart showing the flow of play list execution processing.
FIG. 13 is a flowchart showing a flow of processing for executing a selection list.
FIG. 14 is a flowchart showing a part of a flowchart of selection list execution processing;
FIG. 15 is a flowchart showing a flow of execution of a change volume list.
FIG. 16 is a flowchart showing a part of a flowchart of processing for executing a change volume list and change volume list type 2;
FIG. 17 is a flowchart showing the flow of execution of change volume list type 2;
FIG. 18 is a diagram illustrating an example of a connection relationship of data in a play sequence descriptor.
FIG. 19 is a diagram showing a layout when a play sequence descriptor is stored in a memory.
FIG. 20 is a diagram illustrating an example of a menu screen.
[Explanation of symbols]
1 CD deck, 2 signal processing circuit, 3 CD-ROM decoder, 4 CPU, 15 switching circuit, 21 MPEG audio decoder, 22 MPEG video decoder

Claims (14)

In an information recording medium on which image information and / or audio information is recorded,
A plurality of items composed of image information and / or audio information, and reproduction control information for controlling reproduction of the plurality of items are recorded,
The reproduction control information includes a plurality of lists, and at least a part of the plurality of lists includes item information indicating one or a plurality of items to be reproduced based on the list, and reproduction. A pointer indicating another list to be linked when an item in the target list finishes playing, or when playback is instructed by the user,
The information recording medium, wherein the pointer is recorded so as to be expressed by an offset from a head position where the reproduction control information is recorded.   The information recording medium according to claim 1, wherein the offset is expressed in units of a plurality of bytes.   At least one of the plurality of lists is a first list, and the first list corresponds to only one item information and a plurality of lists that branch according to a user's selection. The information recording medium according to claim 1, further comprising a plurality of pointers.   At least one list of the plurality of lists is a second list, and the second list may include a plurality of item information indicating a plurality of items to be played back in succession. The information recording medium according to claim 1.   2. The information recording medium according to claim 1, wherein at least one of the plurality of lists is a third list, and the third list indicates completion of interpretation of the reproduction control information. .   At least a part of the plurality of lists is migrated corresponding to the selection of the first pointer and the second function indicating the list to be migrated corresponding to the selection of the first function as the pointer. 2. The information according to claim 1, further comprising at least one pointer among a second pointer indicating a list to be changed and a third pointer indicating a list to be transferred in response to selection of the third function. recoding media.   2. The information recording medium according to claim 1, wherein information indicating an attribute of each item is recorded.   2. The information recording medium according to claim 1, wherein the beginning of the position where the reproduction control information is recorded is a fixed position on the recording medium.   2. The information recording medium according to claim 1, wherein information indicating the size of the reproduction control information is recorded.   2. The information recording according to claim 1, wherein the reproduction control information is information independent of an object code and an operating system of a microcomputer mounted on an information reproducing apparatus for reproducing the image information and / or audio information. Medium.   2. The information recording medium according to claim 1, wherein at least one of the plurality of lists includes information for exchanging and reproducing the plurality of information recording media.   2. The information recording medium according to claim 1, wherein at least a part of the plurality of lists includes information indicating a waiting time after execution of one item.   At least a part of the plurality of lists has a unique identification code, and a table for associating the identification code with the corresponding pointer is located at a position independent of the reproduction control information. The information recording medium according to claim 1, wherein the information recording medium is recorded.   The information recording medium according to claim 1, wherein the information recording medium is an optical disk.

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