JP4022782B2 - 電離ガスプラズマフレームを発生するための医療装置 - Google Patents
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Description
焼灼において使用するための電離ガスプラズマフレームを発生する装置の公知の形はWO95/26686に開示されており、これはノズルから噴出するコロナタイプのフレームを提供する。コロナフレームは高い電子温度を有するが、分子温度は低く、典型的には約20℃である。このノズルが直接あるいは漂遊容量による電気的アースに接続された表面の近くに誘導されると(5mm以内)、コロナタイプのフレームはアーク放電フレームに変化する(これは典型的には800℃のオーダーの高い分子温度を有する)。このフレームは、不活性であり、アースされた表面において起こる酸化を最小限にする流動ガスにより提供されるプラズマを生じさせる。
これにより、この表面が人体または動物の体の一部であれば、プラズマは損傷した組織からの血液の流出を、焼灼により止めるために使用され得る。その他には、アーク放電フレームからの熱は組織の層を取り除くために使用され得る。
ある種の外科的技術は非常に低い運転電力、例えば50W以下を必要とする。しかし従来技術による焼灼装置は50W以下の運転電力を生ずるためには複雑な制御法を必要とする。典型的には、これらの複雑な制御法はプラズマへの高周波エネルギー(ほぼ1MHz)の可変長バーストを利用する。
5W未満の電力レベルにおいて運転するときには、このような低い運転電力(5W)において放電を起こさせるのに要する電圧も、より高い運転電力(150W超)において放電を起こさせるのに要する電圧と同じであるから、特別な留意が必要になる。しかしながら、高い電圧を使用するとプラズマへ供給される出力が増加する。従来技術による装置は高出力インピーダンス回路を利用して、5W以下の低い電力レベルで運転する際の電流を制限しているが、このような高出力インピーダンス回路は非常に複雑である。
本発明は、低い電力において焼灼装置を制御するための改良された回路を提供することを目的とする。
本発明の第1の面によると、医療における利用、特に焼灼のための電離ガスプラズマフレームを発生するための装置は、
キロヘルツの領域内における固定周波数であり、かつ100V以下の大きさの交流電圧を供給する電力源と、
電力源に接続され、固定周波数において略共振する共振回路と、
共振回路の出力から導かれ、非絶縁先端を終端とする単一の絶縁された電気伝導体と、
実質的に不活性なガスの非絶縁先端への供給をもたらすために長手方向の少なくとも一部分に沿って電気伝導体を取り囲む導管手段と、
導管手段の終端となり、電気伝導体の非絶縁先端を取り囲む末端部とを含み、
末端部は自由端からガス流を放つことができるノズルを画定し、
共振回路はプラズマ電流を制限するための直列のインダクタンスを含み、共振回路は増幅された電圧を提供し、非絶縁先端に供給された増幅された電圧によりガス流が電離される。
本発明により、低電圧での固定周波数の出力供給であっても低出力プラズマ放電を開始し持続することができる。これは、この固定周波数において共振する反応回路を使用することにより達成される。プラズマが形成されると、プラズマにより提供される共振回路に関するインピーダンスのために、電圧が減少される。これによりプラズマにもたらされる電流と出力が減少する。
好適には、昇圧変圧器が利用されて電力源からの電圧を増加させる。
好適には電力源は30−90KHzの範囲での固定周波数で、かつ30ワット未満の電力レベルでの2−50Vの範囲で作動する。
好適にはガスは低い絶縁破壊電位を有し、適当なガスにはHe、Ar、Ne、H2もしくはN2またはこれらの組み合わせが含まれる。ガスには付加的に少量の(例えば25%未満)O2が含有されていても良い。
好適には、検電器が間断なく非絶縁先端における電圧を監視して、非絶縁先端における電圧が予め定められた値を超えたときに電力源からの出力電圧の振幅が減少される。
本発明の第2の面によると、焼灼装置を制御する方法は、
焼灼装置中の反応エレメントのキャパシタンスを計測する段階と、
固定周波数における交流電圧であって、100V未満の大きさを有する交流電圧を提供する正弦発電機のためのキロヘルツ領域内における固定周波数を選択する段階と、
反応エレメント及び共振反応エレメントが前記固定周波数において略共振するように共振反応エレメントの値を選択する段階とを含み、
これにより電圧増幅が提供され、それによって電圧がプラズマ放電を開始し持続するのに十分な振幅を有する。
反応エレメントは漂遊容量のような寄生効果により動作され得るということは理解されるだろう。また、用語「共振」とは、電圧増幅効果が重要になるように回路が共振に十分近いことを言うということも理解されるだろう。
好適にはこの方法は、抵抗エレメントを使用して反応エレメントと共振反応エレメントとにより生じる電圧増幅を制限する段階を含む。
本発明の実施例は、添付の図面に関する例としてここで述べられる。ここで、図1は本発明の一つの実施例による装置のブロック図であり、
図2は図1の電気部品の一部のブロック図であり、
図3A及び3Bは図1における細部の代替可能な形を図説し、
図4A及び4Bは図1の他の細部の代替可能な形を図説し、
図5は図1の装置が使用された場合のある電気的パラメータの時間に対する変化のグラフである。
図1に示した焼灼装置10は、正弦発電機の形の電力源12を含む。電力源12は出力14から、低いキロヘルツ領域内において固定周波数(f1)で、かつアースに対し100V未満、典型的には低電力(5W)運転のために5Vに増幅された交流(正弦波)電圧を提供する。本実施例においては、固定周波数(f1)は50kHzに選択されている。
正弦発電機12の出力14は、30対1の巻数比の昇圧変圧器20に接続された出力18を有する回路網16(その機能は後で説明する)に接続されている。変圧器20は回路網出力18からの電圧を増加させて、変圧器20に接続された絶縁電線30を有するプローブ22のために十分な使用電圧を提供する。電線30は寄生効果のために、アースに容量的に有効なように結合されており、これは反応エレメント26により表わされている。反応エレメント26はまた変圧器巻線のアースへの容量的な結合を表わす。検出器28は変圧器20の出力に接続され、これについては後でさらに詳細に説明する。
導管32は電線30の長手方向の一部を取り囲んでおり、すなわち電線30はその長手方向の一部において完全に導管32に取り囲まれている。この導管32は電気的に非伝導であり、電線30の外側にガス流路を画定する。ガス源34は導管32の変圧器20に隣接する端に実質的に不活性のガス、本実施例においてはヘリウムを供給するために使用される。ガス圧は典型的には1.5psi(約0.10545kg/cm2)が使用される。この低い圧力(1.5psi)は、高いガス圧を利用する焼灼装置に比べて、血流中に注入されるガスの量の減少という有利点を有する。導管32の他端はプローブ22の内側の管状の末端部に形成されている。
装置10を調整し制御するためにコントローラ38が備えられており、その出力は以下に説明されるようにして正弦発電機12及びガス源34を制御する。コントローラ38は、プローブ22に取り付けられた手動制御のアクチュエータデバイス40に応答して、操作者が容易にガス流及び電力の調節をすることができる。
プローブ22は導管32を通じて流れるガス源34からのヘリウムガスが末端部36から噴出できるようにする。末端部36の内側において、絶縁電線30は非絶縁先端42を有しており、電気的にエネルギーを与えられると、噴出したヘリウムを自然発火した電離プラズマフレーム44にする(すなわちプラズマを「着火する」)。プラズマは、組織48に近づけると、高い分子温度(800℃)のために、組織48を焼灼するのに使用することができる。
検出器28は、正弦発電機12からの電圧出力の振幅を制御するために使用されるフィードバック回路に接続されている。検出器28は変圧器出力24からの電圧を間断なく監視する。もしも変圧器出力24からの電圧が予め定められた値(例えば1200V)を超えると、検出器28は正弦発電機12からの出力電圧の振幅を自動的に減少させて、変圧器出力24からの電圧を予め定めた値まで減少させる。
図2は、図1の電気部品の一部、特に、回路網16を示すブロック図である。
回路網16は制限エレメント50とインダクタの形の共振反応エレメント52とを有し、その値は反応エレメント26のそれに関連して選択され、発電機12の選ばれた固定周波数f1において共振を遂行する。共振から生ずる電圧増幅は、エレメント50により制限されるが、比較的低い正弦発電機出力電圧を十分なものにして(回路16により一度増幅され、変圧器20により増加される)、プローブ22における放電を開始する、ということを意味する。
本実施例において、正弦発電機12は50kHzの周波数で交流電圧を発生する。反応エレメント26は、典型的には約10pFの(計測された)キャパシタンス値を有する。
電気回路の共振周波数を決定するための標準式は、下記の式1で与えられる。
ここで、本実施例におけるCNは変圧器の巻数の比の自乗を乗じた反応エレメント26の値に等しく、すなわち100pFに302を乗じた0.09μFに等しい。Lはインダクタである共振反応エレメント52の値である。従って典型的には式1は共振反応エレメント52のためには113μHの値を与える。しかしながら、反応エレメント26の値は正確に知ることはできず、そこで共振反応エレメント52の値は単純に100μHを選択し、回路網16が50kHzの周波数でほぼ共振することを確実にしている。
制限エレメント50(時にはQ−スポイリング抵抗として知られている)は共振回路のQを決定する。制限エレメント50は共振のピークの鋭さを減少させるために付加されている。すなわち、反応エレメント26及び共振反応エレメント52からなる共振回路により生み出される電圧増幅を制限する。プラズマへ瞬間的に変化し、あるいは正弦発電機12がエネルギーを与えたときに、検出器28が十分素早く応答することができないために、正弦エレメント50が使用されている。検出器28は、制限エレメント50に加えて使用されており、制限エレメント50の値が決定的にはならないようになっている。
共振回路16により生じる電圧増幅が制限を必要としない理由は、特に変圧器の二次回路においてもしも変圧器への入力電圧が高くなりすぎた場合(例えば約2kVを超えた場合)、変圧器20に電圧降伏の問題があり得るからである。
従って、制限エレメント50の値は、放電を開始するのに十分であるが、降伏の問題が生じるような大きい増幅度ではない出力信号14の増幅度が確保されるように選択される。
実際には、制限エレメント50の値は、プローブ22と焼灼される組織48との間の通常の使用距離、典型的には5mm未満よりも2−4倍長い距離でガス流の電離が生じることが確実になるように選択される。これは、組織48に向かってプローブを導いてから電離プラズマフレーム44を生じさせること(焼灼放電が開始されること)を確実にしている。
コントローラ38はアクチュエータ40により影響される。アクチュエータ40はコントローラ38の位置に配置することができるが、本実施例においてはプローブ22の位置に配置されている。特に、アクチュエータ40は図3A及び3Bの両方に示すように光ファイバスイッチ装置の形をとることができる。いずれの場合も、どのような幾何学的外形であっても(明瞭にするために、図1ではらせん状に巻かれている)、導管32の外面に沿って延びる一本またはそれ以上の光ファイバ62を通じて、コントローラ38からの呼びかけ光がスイッチユニット40に送られる。コントローラ38に返される呼びかけ光はスイッチに適用される力Fに比例しており、計量されて、コントローラ38はこれに相応して出力を提供する。
図3Aにおいては、スイッチ40は光ファイバ64の長手方向における破断により形成されており、ファイバ64の一部分には弾性パッド66が取り付けられていて、手動で動かしてファイバ64の他の部分との整合を取り、または外すことができるようにしている。図3Bにおいては、スイッチ40は2本のファイバ72の端に隣接するパッド70に弾力的に取り付けられたプリズム68により形成されており、手動で動かして2本のファイバ72の光学的連続性を取ったり外したりするようにしている。説明したいずれのスイッチ装置も、漸進的あるいは逐次的な応答を備えており、これによりコントローラ38は供給12、34を漸進的あるいは逐次的に変化させることができる。
図4A及び4Bは図1のプローブ22の代替可能な形を図説する。図4Aにおいて、プローブ22aは導管32の端部に湾曲したブレード80を有している。ブレード80はとがった端を有し、アース線82により電気的なアースに接続されている。プローブ22aのこの形状は、プラズマフレーム44がブレード80の端と電線30の先端との間に噴出されることを確実にする。従ってプローブ22aを使用すれば、ブレード80のとがった端が加熱されるので、切断と焼灼とが同時に行われる。これは腹腔鏡的または内視鏡的処置において有用である。
図4Bにおいて、プローブ22bは、鼻の後部分について行なわれるような、ある種の焼灼手術における使用の便のために長手方向について途中で折り曲げられている。導管32の端部分は、約45度に折り曲げられている。銅製の管90(管状の電線30)は導管32の長手方向に延びており、これも約45度に折り曲げられている。管90は、そこから放電が開始されるとがった端92を有している。
多数の異なる制御様式が可能であるが、初期のスイッチオンガス供給34は短時間で導管32から空気を取り除くために速い流速が与えられ、その後はガス供給は2−6リッター/分の一定の流速で送り込まれるのが好ましい。
図5は図1の装置を使用した場合の3つの電気的パラメータ(電圧、電流及び電力)の時間ごとの変化を図説するグラフ100である。グラフ100のx軸はマイクロ秒の時間であり、50kHzの信号のための一周期を表わす20μ秒である。y軸は振幅であるが、3つのパラメータそれぞれの単位が異なるので、スケールは記されていない。
先端42の電圧は、0V線104について、線102で示してある。線102のピーク電圧は約800Vである。正弦発電機12からの電圧出力は線105で示されており、線105のための振幅スケールは線102のためのものとは同じでなく、線105のピーク電圧は約5Vであるが、線102の800Vと比較されている。先端42における電圧に応じるプラズマ中の電流は0アンペア線108について、線106で示されている。プラズマ(電圧と電流との生成物)にもたらされる電力は、0ワット線11について、線110で示されている。
プラズマ放電の開始の前に先端42に電圧が印加されると、線102上の点120で示すように、(昇圧)電圧がプラズマ放電を開始することができるレベルに至るまで、共振回路(回路16と反応エレメント26とからなる)が電圧増幅を生じさせると、プラズマが形成される。プラズマの形成時には、減少しているものの大きいインピーダンスがプラズマにより現出され、共振回路を横切り、プラズマを横切る電圧降下が生じるので、昇圧増幅電圧(先端電圧)102は放電を開始するのに必要とされる以下のレベルに下がる。従って、電圧増幅効果はプラズマ放電の開始前が最も顕著である。
線106で示されるように、プラズマの形成の前にはごくわずかな電流が流れている。プラズマの形成時には、線106で示すように、先端電圧がしきいレベル以下に減少するまで、大きな電流が流れる(抵抗エレメント50及びインダクタ52により制限されるが)。
電力供給電圧の減少につれ、先端電圧もプラズマに電流を流すのに十分な負の(しきい)レベルに至るまで減少する。この点122において、電流のためのしきい以上に先端電圧が上昇するまで電流が再度流れる。
従って、先端電圧の増幅がしきいレベルを超えると、プラズマ中に電流が流れて、その結果プラズマ放電にエネルギーが分与される。プラズマは、この電流サイクルの間、自らを維持するのに十分なエネルギーを有する。
先端電圧の増幅がある一定のしきいレベルを超える短い期間だけしか電流が流れないので、プラズマに送り込まれる総電力は非常に低い(線110で示すように)ということが分かるだろう。このことは、プラズマに低い電力レベルしか送り込まれていなくても、焼灼装置がプラズマを開始し持続することができるという有利点を有する。そのため、細心の注意を要するような焼灼処置を遂行することができる。
本発明の範囲内において、上記実施例に多様な変形を施すことが可能であるということが認識されるだろう。例えば、他の実施例においては、電力源は矩形波あるいは三角波の波形の電圧を生ずる。
本発明の他の実施例においては、ガスは、例えば水素(H2)、アルゴン(Ar)、ネオン(Ne)、窒素(N2)またはこれらの組み合わせのような、低い絶縁破壊電位を有するガスである。使用されるガスには少量(25%未満)の酸素(O2)が含まれていてもよい。
上述の実施例において、共振反応エレメント52は反応エレメント26ほぼ共振するものであるように選択される。しかし共振反応エレメント52は、スイッチによりいずれかが選択される、複数の異なる値の反応エレメント(例えば違った値を有する3つのインダクタ)からなるものでもよい、ということも理解されるだろう。この異なる値の反応エレメントは、制限エレメント50、反応エレメント26及び共振反応エレメント52からなる回路網16が出力信号14の周波数に一致しないことを確実にするために使用され得る。これは、正弦発電機出力14は低出力焼灼の場合には中間及び高出力焼灼の方がより電圧が高いので、中間及び高出力焼灼が要求される場合に重要である。出力14のより高い電圧は、回路網16により生ずる増幅が大きすぎ、それによって共振反応エレメント52の値が変化して回路網16がもはや共振ではなくなり、従って回路網16により生ずる電圧増幅の量が減少するということを意味する。共振反応エレメント52の値はスイッチ選択器を使用することにより変化する。従って、中間及び高出力焼灼は回路網16を使用して制御される。反応エレメント26は一つあるいはそれ以上の別個のコンデンサにより補われ得る。これらのコンデンサは回路網が共振にないとき、すなわち一つの異なる反応エレメントが回路網16の中で使用されているときに、回路網を同調させるために使用される。
他の実施例においては、アクチュエータ装置40は自動的に制御される。
Claims (8)
- 医療における利用、特に焼灼のための電離ガスプラズマフレームを発生するための装置であって、
キロヘルツの領域内における固定周波数であり、かつ100V以下の大きさの交流電圧出力を供給する電力源(12)と、
昇圧変圧器(20)と、電力源(12)の固定周波数において略共振する共振回路(16、26)とからなる回路手段(16、20、26)と、
単一の絶縁された電気伝導体(30)の非絶縁先端(42)への実質的に不活性なガスの供給をもたらすために長手方向の少なくとも一部分に沿って電気伝導体(30)を取り囲む導管手段(32)と、
導管手段(32)の終端となり、電気伝導体(30)の非絶縁先師(42)を取り囲み、自由端からガス流を放つことができるノズルを画定する末端部(36)を含む装置において、
共振回路(16、26)は、回路手段(16、20、26)が非絶縁先端(42)に増幅された電圧を供給すると増幅された電圧によりガス流が電離されて非絶縁先端(42)においてプラズマ(44)を生成するようにプラズマ電流の流れを制限するために、非絶縁先端(42)と並列接続された反応エレメント(26)、及び非絶縁先端(42)と直列に配置されたインダクタンス(52)を含み、
単一の絶縁された電気伝導体(30)は、末端部(36)の外部に回路手段(16、20、26)を配置できるように、非絶縁先端(42)と回路手段(16、20、26)とを接続している装置。 - 間断なく非絶縁先端(42)における電圧(24)を監視して、非絶縁先端(42)における電圧(24)が予め定められた値を超えたときに電力源(12)からの出力電圧(14)の振幅を減少させる検電器(28)をさらに含む請求項1に係る装置。
- 共振回路(16、26)は、共振回路のQを決定するための手段を提供する制限エレメント(50)をさらに含む請求項1または2に係る装置。
- 電力源(12)は30−90KHzの範囲での固定周波数で、かつ30ワット未満の電力レベルでの2−50Vの範囲で作動する請求項1〜3のいずれかに係る装置。
- プラズマ(44)は50ワット以下の運転電力で発生する請求項1〜4のいずれかに係る装置。
- プラズマ(44)は5ワット以下の運転電力で発生する請求項1〜5のいずれかに係る装置。
- ガスはHe、Ar、Ne、H 2 もしくはN 2 またはこれらの組み合わせから選択される請求項1〜6のいずれかに係る装置。
- スイッチ及び複数の異なる値のインダクタをさらに含み、スイッチにより異なる値のインダクタの各々が一連のインダクタンス(52)となるように選択可能な請求項1〜7のいずれかに係る装置。
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