JP4022148B2 - 直接駆動流体圧出力を備えた自由ピストンエンジンシステム - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明は、自由ピストン内燃機関に関し、より詳しくは、流体圧出力および1台またはそれ以上のアキュムレータを有する自由ピストン内燃機関に関する。
【0002】
(背景技術)
内燃機関は典型的に、複数の燃焼シリンダ内に配置された複数の対応するピストンを含む。各ピストンは、ピストンロッドの一端に旋回可能に接続され、次いで、ピストンロッドの他端において共通のクランクシャフトに旋回可能に接続されている。上死点(TDC)位置と下死点(BDC)位置との間における各ピストンの相対的軸方向変位は、各ピストンが接続されているクランクシャフトのクランクアームの角度方向で決定される。
【0003】
自由ピストン内燃機関(FPE)も同様に、複数の燃焼シリンダ内に往復運動するように配置された複数の対応するピストンを含む。但し、これらのピストンは、共通のクランクシャフトの使用を通じて相互に接続されていない。むしろ、各ピストンは典型的には、ある種の作業出力を提供するために使用されるプランジャロッドと固く接続されている。液圧出力を伴う自由ピストンエンジンにおいては、プランジャは、特定の用途に使用され得る作動液をポンプ供給するために使用される。典型的には、燃焼シリンダを画成するハウジングは、プランジャが内部に配置される液圧シリンダをも画成する。燃焼シリンダが最大の内径を有し、液圧シリンダは、それよりも小さい内径を有する。液圧シリンダと流体接続されている高圧液圧アキュムレータは、自由ピストンエンジンの作動中のプランジャの往復運動を通じて加圧される。補助液圧アキュムレータは、圧縮シリンダ内のエリアと選択的に相互に接続されて、比較的高い軸方向圧力を圧縮ヘッドに対して加え、それによってピストンヘッドをTDC位置に向かって移動させる。
【0004】
上述のような自由ピストンエンジンは典型的に、高流量、低圧作動液を低流量、高圧出力に、またはその逆に変換する液圧変換機と典型的に連結される。液圧変換機からの液圧出力は、車両のような、作業ユニット内のポンプのような1台またはそれ以上の構成要素を駆動するのに利用される。上述のような液圧変換機の例は、本発明の譲受人に譲渡されている米国特許第5,878,649号(Raab)で開示されている。
【0005】
上述のような中間液圧変換機の利用に伴う問題は、本質的にシステムからエネルギーの一部が吸収され、それによりシステムの効率が低下することにある。自由ピストンエンジンからの液圧出力パワーを回転機械的出力パワーに変換する他の方法も公知であり、利用されている。但し、これらの中間パワー変換技術の各々は、システムからのエネルギーを吸収し、システムの効率を低下させる。
【0006】
本発明は、上述のような1つ以上の問題を克服することである。
【0007】
(発明の開示)
本発明の一形態においては、自由ピストンエンジンシステムは、少なくとも1台の液圧ポンプを備えており、各ポンプは第1の流体ポートと第2の流体ポートとを有する。自由ピストン内燃機関は、燃焼シリンダ、液圧シリンダ、燃焼シリンダ内に往復運動するように配置されたピストン、およびピストンに取り付けられ、液圧シリンダ内に配置されたプランジャを含む。低圧アキュムレータは液圧シリンダと流体接続されている。第1の制御弁は、低圧アキュムレータを液圧シリンダと相互に接続する。少なくとも1台の高圧アキュムレータは液圧シリンダと流体接続されている。少なくとも1つの第2の制御弁を備え、各第2の制御弁はそれぞれの高圧アキュムレータを液圧シリンダと相互に接続する。第3の制御弁は、液圧シリンダを各ポンプの第1の流体ポートと相互に接続する。第4の制御弁は、液圧シリンダを各ポンプの第2の流体ポートと相互に接続する。第1の使用圧力アキュムレータは、各ポンプと第3の制御弁または第4の制御弁との間に連結される。
【0008】
本発明の他の形態においては、自由ピストンエンジンシステムを動作させる方法であって、各ポンプが第1の流体ポートと第2の流体ポートとを有する、少なくとも1台の液圧ポンプを設けるステップと、燃焼シリンダ、液圧シリンダ、燃焼シリンダ内に往復運動するように配置されたピストン、およびピストンに取り付けられ、液圧シリンダ内に配置されたプランジャを含む自由ピストン内燃機関を設けるステップと、低圧アキュムレータと液圧シリンダとの間に第1の制御弁を流体接続するステップと、高圧アキュムレータと液圧シリンダとの間に第2の制御弁を流体接続するステップと、液圧シリンダと各ポンプの第1の流体ポートとの間に第3の制御弁を流体接続するステップと、液圧シリンダと各ポンプの第2の流体ポートとの間に第4の制御弁を流体接続するステップと、各ポンプと、第3の制御弁および第4の制御弁の一方との間に第1の使用圧力アキュムレータを連結するステップと、閉流路内の少なくとも1台のポンプを駆動するために第1の制御弁、第2の制御弁、第3の制御弁、および第4の制御弁を選択的に制御するステップとを備えている方法。
【0009】
(発明を実施するための最良の形態)
さて、図面を参照するに、特に図1において、本発明の自由ピストンエンジンシステム10の形式の作業ユニットの一実施形態が示されている。示された実施形態においては、自由ピストンエンジンシステム10は、FPE12、複数の液圧(流体圧)ポンプ14、および複数の車輪16を含む車両の形式である。
【0010】
各液圧ポンプ14は、FPE12によって提供される作動液によって駆動される定容量型ポンプ(a fixed geometry pump)である。各ポンプ14は、第1の流体ポート18、第2の流体ポート20、および回動可能な出力軸22を含む。第1の流体ポート18および第2の流体ポート20は、それぞれが入口または出口として働き、出力軸22を所望方向に回動可能に駆動するようにしても良い。第1の流体ポート18または第2の流体ポート20が入口として働く間、第1の流体ポート18または第2の流体ポート20の他方は出口として働くことは理解されよう。出力軸22は、対応する車輪16を回動可能に駆動するための対応車輪16と連結される。各ポンプ14は、ゆえに、対応車輪16を駆動するための駆動モータ、または制動するためのブレーキとして働く。
【0011】
FPE12は、燃焼シリンダ26と液圧(流体圧)シリンダ28とを画成するハウジング24を含む。燃料噴射器30は、ディーゼル燃料のような、燃料を燃焼シリンダ26内のチャンバ32内に噴射する。ハウジング24はまた、チャンバ32と連通して配置される吸気ポート34と排気ポート36とを画成する。
【0012】
FPE12はまた、燃焼シリンダ26内に往復運動するように配置されるピストン38を含む。ピストン38は、動作中に下死点位置(図示せず)と上死点位置(燃料噴射器30に近い)との間で移動可能である。ピストン38は、ピストン38を通過する燃焼生成物のブローバイを阻止する1本またはそれ以上のリング40を備えても良い。
【0013】
プランジャ42は、ピストン38と連結され、液圧シリンダ28内に往復運動するように配置される。プランジャ42は、液圧シリンダ28の内径に近接して滑動するプランジャヘッド44を含む。ハウジング24で支持された軸受46は、液圧シリンダ28内でプランジャ42を案内するのを補助する。
【0014】
本発明の形態によれば、複数の流体リザーバおよび制御可能な弁が液圧シリンダ28とポンプ14との間に流体接続される。より詳しくは、低圧アキュムレータ48、高圧アキュムレータ50、第1の使用圧力アキュムレータ52、および第2の使用圧力アキュムレータ54は、各液圧シリンダ28と流体接続される。第1の制御弁56は、低圧アキュムレータ48と液圧シリンダ28を流体相互接続し、第2の制御弁58は、高圧アキュムレータ50と液圧シリンダ28を流体相互接続し、第3の制御弁60は、第1の使用圧力アキュムレータ52と液圧シリンダ28を流体相互接続し、第4の制御弁62は、第2の使用圧力アキュムレータ54と液圧シリンダ28を流体相互接続する。示された実施形態においては、第1の制御弁56は、制御可能な高速の電気−液圧式(電気−流体圧式)の形をとり、第2の制御弁58は、制御可能な高速の電気−液圧式(電気−流体圧式)の形をとり、第3の制御弁60は、制御可能な高速の電気−液圧式(電気−流体圧式)スプール弁の形をとり、第4の制御弁62は、制御可能な高速の電気−液圧式(電気−流体圧式)スプール弁の形をとる。
【0015】
第1の制御弁56および第2の制御弁58は各々、選択された圧力で開/閉するように構成される。より詳しくは、第1の制御弁56は、液圧シリンダ28内の圧力が所定レベルより低下すると(プランジャ42が上死点位置に向かって移動すると)開くように構成され、第2の制御弁58は、液圧シリンダ28内の圧力が所定レベルより上昇すると(プランジャ42が圧縮行程中に下死点位置に向かって移動するとき)開くように構成される。第1の制御弁56および第2の制御弁58はまた、制御装置(図示せず)を使用して圧力に関係なく選択的に開/閉されても良い。
【0016】
図2は、本発明の作業ユニット/自由ピストンエンジンシステム70の他の実施形態を例示する。自由ピストンエンジンシステム70は、図1で示された自由ピストンエンジンシステム10内のほとんどのシステム構成要素を含む。但し、図2で示される自由ピストンエンジンシステム70は、使用圧力アキュムレータ52を備えていない。第3の制御弁60は、加圧作動液が動作中に各ポンプ14へ直接供給されるように作動される。加圧作動液は、車輪16を前方方向に駆動するための流体ライン64を通して送られる。ゆえに、加圧流体は通常、ピストン38およびプランジャ42の圧縮行程中に流体ライン64を通って流れる。使用圧力アキュムレータ54もまた、リターンライン66を経てポンプ14から戻る作動液のガスバネとして作用するように提供される。弁56,58,60,62は、異なる多数の制御機構のうちいずれかを使用して制御可能に作動されても良い。
【0017】
(産業上の利用可能性)
動作時、ディーゼル燃料のような、燃料が、燃焼シリンダ26内のチャンバ32内に噴射される。高圧アキュムレータ50は、ポンプ(図示せず)など、公知の方法を利用して予備的に充填される。第2の制御弁58は、開かれて高圧流体のパルスを高圧アキュムレータ50から液圧シリンダ28へ流入させる。高圧作動液は、ヘッド44に軸方向の力を加え、次いでピストン38を上死点位置へ向かって移動させる。ピストン38は、上死点位置に向かって移動するとそれが吸気ポート34および排気ポート36を閉じ、圧縮行程中に上死点位置または近くにおいてチャンバ32内の燃料を燃焼させる。プランジャ42が上死点位置に向かって移動すると、液圧シリンダ28内の圧力が減少するので第1の制御弁56が開き、第2の制御弁58が閉じる。チャンバ32内の燃焼によって生じたエネルギーは、ピストン38およびプランジャ42を下死点位置に向かって移動させる。液圧シリンダ28内の圧力が増加すると、第1の制御弁56を閉じさせ、第2の制御弁58を開かせる。液圧シリンダ28内の高圧作動液は、高圧アキュムレータ50内にポンプ供給され、それによって高圧アキュムレータ50を充填する。高圧アキュムレータ50内の圧力が感知され、内部の圧力が所定レベルとなるまでFPE12が律動的に連続して作動される。
【0018】
車輪16を回動可能に駆動するために、第3の制御弁60および第4の制御弁62が選択的に作動されて閉流路内で各ポンプ14を通る作動液の流れを提供する。各第1の流体ポート18は第3の制御弁60と並列に連結され、各第2の流体ポート20は第4の制御弁62と並列に流体接続されている。各第1の流体ポート18が入口ポートとして働き、各第2の流体ポート20が出口ポートとして働くとすると、第3の制御弁60は、流体ライン64を介して高圧作動液を各第1の流体ポート18へ提供し、第4の制御弁62は、リターン流体ライン66を介して各第2の流体ポート20からの作動液を受ける。
【0019】
第1の使用圧力アキュムレータ52は、高圧作動液を各第1の流体ポート18へ提供する貯蔵用アキュムレータとして働く。第1の使用圧力アキュムレータ52を加圧するために、第2の制御弁58および第3の制御弁60が開いている間、第1の制御弁56および第4の制御弁62は閉じている。高圧アキュムレータ50の物理的寸法は、第1の使用圧力アキュムレータ52が高圧流体で充填されるように第1の使用圧力アキュムレータ52の寸法よりも大きいことが留意されよう。
【0020】
高圧流体は、高圧流体ライン64を介して各第1の流体ポート18へ並行して同時に流れる。第1の作動圧力アキュムレータ52は、ゆえに、高圧流体ライン64内の圧力変動の一部を吸収し、高圧流体ライン64内の圧力をより均一なものにするガスバネとして働く。高圧流体は、各ポンプ14を回動的に駆動し、リターン流体ライン66を介して第4の制御弁62へ戻される。第2の使用圧力アキュムレータ54は再度、リターン流体ライン66内の圧力変動を緩和するガスバネとして働く。第1の制御弁56および第4の制御弁62は、リターン流体ライン66内の流体が低圧アキュムレータ48を再充填するために使用されるように第2の制御弁58および第3の制御弁60が閉じている間、開いていても良い。
【0021】
第1の制御弁56、第2の制御弁58、第3の制御弁60および第4の制御弁62を選択的に作動させるシーケンスおよびタイミングは、高圧流体ライン64、リターン流体ライン66、低圧アキュムレータ48および高圧アキュムレータ50と関連付けられた圧力センサを利用して実行されても良い。
【0022】
各出力軸22の回転方向を逆転させるためには、各ポンプ14の各第2の流体ポート20が入口として働き、各第1の流体ポート18が出口として働く。流体ライン66は、ゆえに、高圧ラインとなり、流体ライン64がリターンラインとなる。動作の方法は、実質的に上述したものと同様であるので、さらに詳述しない。
【0023】
各出力軸22を自由回転させるためには、第3の制御弁60および第4の制御弁62が同時に開かれても良い。これは、流体ライン64と流体ライン66との間の圧力を実質的に均衡させ、それによって各ポンプ14に加えられる駆動力とはならない。
【0024】
本発明の自由ピストンエンジンシステムは、車両内の複数の液圧ポンプを自由ピストンエンジンと関連付けられたアキュムレータと直接連結する。従って、中間のパワー変換装置が排除され、システムの全体の効率が改良される。自由ピストンエンジン内の液圧シリンダと複数の液圧ポンプとの間での流体の流れは、閉流路内で行われても良い、それによってシステム内のエネルギーを保存することができる。各々のアキュムレータと関連付けられている制御弁は、システムを加圧し、閉流路内での流れを実行するように制御可能に作動されても良い。
【0025】
上述の動作方法においては、本発明の自由ピストンエンジンシステム10は、上述のような特定の方法で制御される。但し、自由ピストンエンジンシステム10および/または自由ピストンエンジンシステム70は、特定の用途により、多様な圧力下で多様な流体の流れを提供するべく弁56,58,60,62を使用して制御可能に作動されても良いことも理解されるべきである。例えば、急速な加速が望ましい場合、弁56,58,および60は、車輪16を駆動するポンプ14へ最大限の流体の流れを提供するために弁62が閉じている間に各々開かれる。あるいは、弁56および62を閉状態に維持しつつ弁58および60を開くことも可能である。他の制御機構も、本発明の範囲内で可能である。
【0026】
本発明の他の形態、目的、および利点は、図面、明細書および特許請求の範囲の検討によって得られることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自由ピストンエンジンシステムの一実施形態の概略図である。
【図2】 本発明の自由ピストンエンジンシステムの他の実施形態の概略図である。
Claims (16)
- 自由ピストンエンジンシステム(10)であって、
第1の流体ポート(18)と第2の流体ポート(20)とをそれぞれが有する、少なくとも1台の流体圧ポンプ(14)と、
燃焼シリンダ(26)、流体圧シリンダ(28)、前記燃焼シリンダ(26)内に往復運動するように配置されたピストン(38)、および、前記ピストン(38)に取り付けられ、前記流体圧シリンダ(28)内に配置されたプランジャ(42)を含む自由ピストン内燃機関(12)と、
前記流体圧シリンダ(28)と流体連結される低圧アキュムレータ(48)と、
前記低圧アキュムレータ(48)を前記流体圧シリンダ(28)と相互に接続させる第1の制御弁(56)と、
前記流体圧シリンダ(28)と流体連結される少なくとも1台の高圧アキュムレータ(50)と、
それぞれの前記高圧アキュムレータ(50)を前記流体圧シリンダ(28)と各々が相互に接続させる少なくとも1つの第2の制御弁(58)と、
前記流体圧シリンダ(28)を前記各ポンプ(14)の前記第1の流体ポート(18)と相互に接続させる第3の制御弁(60)と、
前記流体圧シリンダ(28)を前記各ポンプ(14)の前記第2の流体ポート(20)と相互に接続させる第4の制御弁(62)と、
前記各ポンプ(14)と、前記第3の制御弁(60)および前記第4の制御弁(62)のうちの一方との間に連結される第1の使用圧力アキュムレータ(52)と、を備える自由ピストンエンジンシステム(10)。 - 前記第1の制御弁(56)は、制御可能な電気−流体圧式ポペット弁である、請求項1に記載の自由ピストンエンジンシステム(10)。
- 前記各第2の制御弁(58)は、制御可能な電気−流体圧式ポペット弁である、請求項1に記載の自由ピストンエンジンシステム(10)。
- 前記第3の制御弁(60)は、電気−流体圧式スプール弁である、請求項1に記載の自由ピストンエンジンシステム(10)。
- 前記第4の制御弁(62)は、電気−流体圧式スプール弁である、請求項1に記載の自由ピストンエンジンシステム(10)。
- 前記各ポンプ(14)と、前記第3の制御弁(60)および前記第4の制御弁(62)のうちの他方との間に連結される第2の使用圧力アキュムレータ(54)を含む、請求項1に記載の自由ピストンエンジンシステム(10)。
- 前記第1の使用圧力アキュムレータ(52)は、前記各ポンプ(14)と前記第3の制御弁(60)との間に連結され、前記第2の使用圧力アキュムレータ(54)は、前記各ポンプ(14)と前記第4の制御弁(62)との間に連結される、請求項6に記載の自由ピストンエンジンシステム(10)。
- 前記少なくとも1台の高圧アキュムレータ(50)は1台の高圧アキュムレータ(50)であり、前記少なくとも1つの第2の制御弁(58)は単一の第2の制御弁である、請求項1に記載の自由ピストンエンジンシステム(10)。
- 前記少なくとも1台の流体圧ポンプ(14)は、4台の流体圧ポンプである、請求項1に記載の自由ピストンエンジンシステム(10)。
- 前記各流体圧ポンプ(14)は、定容量型流体圧ポンプである、請求項1に記載の自由ピストンエンジンシステム(10)。
- 前記自由ピストンエンジンシステム(10)は、複数の車輪(16)を備えた車両であり、前記各流体圧ポンプ(14)は、対応する前記車輪(16)の駆動モータである、請求項1に記載の自由ピストンエンジンシステム(10)。
- 作業ユニット(10)であって、
第1の流体ポート(18)と第2の流体ポート(20)とを各々が有する少なくとも1台の流体圧ポンプ(14)と、
チャンバ(32)を含む高圧流体圧源と、
前記チャンバ(32)と流体連結される低圧アキュムレータ(48)と、
前記低圧アキュムレータ(48)を前記チャンバ(32)と相互に接続させる第1の制御弁(56)と、
前記チャンバ(32)と流体連結される少なくとも1台の高圧アキュムレータ(50)と、
それぞれの前記高圧アキュムレータ(50)を前記チャンバ(32)と各々が相互に接続させる少なくとも1つの第2の制御弁(58)と、
前記チャンバ(32)を前記各ポンプ(14)の前記第1の流体ポート(18)と相互に接続させる第3の制御弁(60)と、
前記チャンバ(32)を前記各ポンプ(14)の前記第2の流体ポート(20)と相互に接続させる第4の制御弁(62)と、
前記各ポンプ(14)と、前記第3の制御弁(60)および前記第4の制御弁(62)のうちの一方との間に連結される第1の使用圧力アキュムレータ(52)とを備える作業ユニット(10)。 - 前記高圧流体圧源は、燃焼シリンダ(26)、流体圧シリンダ(28)、前記燃焼シリンダ(26)内に往復運動するように配置されたピストン(38)、および、前記ピストン(38)に取り付けられ、前記流体圧シリンダ(28)内に配置されたプランジャ(42)を含む自由ピストン内燃機関(12)であり、前記流体圧シリンダ(28)は、前記チャンバ(32)である、請求項12に記載の作業ユニット(10)。
- 自由ピストンエンジンシステム(10)を動作させる方法であって、
第1の流体ポート(18)と第2の流体ポート(20)とを各々が有する少なくとも1台の流体圧ポンプ(14)を設けるステップと、
燃焼シリンダ(26)、流体圧シリンダ(28)、前記燃焼シリンダ(26)内に往復運動するように配置されたピストン(38)、および、前記ピストン(38)に取り付けられ、前記流体圧シリンダ(28)内に配置されたプランジャ(42)を含む自由ピストン内燃機関(12)を設けるステップと、
低圧アキュムレータ(48)と前記流体圧シリンダ(28)との間に第1の制御弁(56)を流体連結するステップと、
高圧アキュムレータ(50)と前記流体圧シリンダ(28)との間に第2の制御弁(58)を流体連結するステップと、
前記液圧シリンダ(28)と前記各ポンプ(14)の前記第1の流体ポート(18)との間に第3の制御弁(60)を流体連結するステップと、
前記液圧シリンダ(28)と前記各ポンプ(14)の前記第2の流体ポート(20)との間に第4の制御弁(62)を流体連結するステップと、
前記各ポンプ(14)と、前記第3の制御弁(60)および前記第4の制御弁(62)のうちの一方との間に第1の使用圧力アキュムレータ(52)を連結するステップと、
閉流路内の少なくとも1台の前記ポンプ(14)を駆動するべく前記第1の制御弁(56)、前記第2の制御弁(58)、前記第3の制御弁(60)、および、前記第4の制御弁(62)を選択的に制御するステップとを備える方法。 - 前記選択的に制御するステップは、閉流路内の前記各ポンプ(14)を駆動する、請求項14に記載の方法。
- 補助高圧アキュムレータ(50)と前記流体圧シリンダ(28)との間に補助的な第2の制御弁(58)を流体連結するステップを含む請求項14に記載の方法。
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