JP4021437B2 - マルチゾーン私設無線ネットワークシステム間ショートメッセージサービス方法及びそのシステム - Google Patents

マルチゾーン私設無線ネットワークシステム間ショートメッセージサービス方法及びそのシステム Download PDF

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Description

本発明は、マルチゾーン私設無線ネットワークシステム間のショートメッセージサービス方法及びそのシステムに関し、特に、マルチゾーン(Multi-Zone)私設無線ネットワークシステムで、互いに異なる領域の私設無線ネットワークシステムに各々加入した加入者が、一領域から他のサービス領域へ移動時に、移動先のゾーンの私設無線ネットワークシステムからショートメッセージサービスを受けることができるマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間ショートメッセージサービス方法及びそのシステムに関する。
マルチゾーン私設無線ネットワークシステムとは、互いに異なるゾーンに同種の私設無線ネットワークシステムが各々位置して一つのシステムを構成したもので、互いに異なるゾーンに位置する私設無線ネットワークシステムに各々登録された無線端末機が、自己が登録された私設無線ネットワークシステムのサービス領域から外れて、他の私設無線ネットワークシステムのサービス領域へ移動した時に、私設無線ネットワークシステム間で加入者情報を連動することで呼ローミングサービス及びその他の付加サービス(例えば、SMSサービス)を受けることができるシステムのことをいう。すなわち、マルチゾーンに位置するそれぞれの私設無線ネットワークシステムが、一つの私設無線ネットワークシステムで連動するように構成して、無線端末が、どのゾーンの私設無線ネットワークシステムのサービス領域へ移動しても、該当ゾーンの私設無線ネットワークシステムから多様なサービスを受けることができるシステムである。
一般に、私設無線ネットワークシステムは、該当システムに登録された加入者の端末機についてのみ、サービスを提供し、該当無線端末が他のゾーンの私設無線ネットワークシステムのサービス領域へ移動した時には、移動先の該当ゾーンでは、私設無線ネットワークシステムからは、サービスの提供を受けることができない。すなわち、該当私設無線ネットワークシステムに登録された無線端末は、自己が登録された私設無線ネットワークシステムでのみ発呼、着呼及びSMSサービスのようなその他の付加機能サービスの提供を受けることができる。
図1は、従来技術の私設無線ネットワークシステムの構成及びこれを用いたショートメッセージサービスの流れを示す図である。
図1に示すように、私設無線ネットワークシステム10は、公衆BSC(Public Base Station Controller)20に接続し、公衆BSC20は、公衆MSC30に接続する。
また、私設無線ネットワークシステム10は、有・無線端末11、17と、私設PBX15と、BTS(Base Transceiver Station:基地局)16と、pBSC(private Base Station Controller:私設基地局)13と、HLR(Home Location Register:ホーム位置登録装置)14とSMSサーバー12とを有する。有線端末11とSMSサーバー12は、IPネットワーク(IP Network)に各々接続する。
SMSサーバー12は、有線端末11からIPネットワークを介してSMSサービス要求接続がある場合には有線端末11とIPネットワークを介して接続する不図示のウェブサーバーと、システム10内に登録され、システム10のサービス領域に位置する無線端末17にSMSサービスを提供するための加入者情報を保存している不図示のデータベースを有する。ここで、SMSサーバー12内のデータベースは、HLR14と連動してHLR14に登録された加入者情報を周期的にアップデートする。
また、pBSC13は、不図示のVLR(Visitor Location Register:訪問者位置登録装置)を有し、VLRは、HLR14と同期化して同一の加入者情報を保持している。
このような構成を持つ、従来技術の私設無線ネットワークシステムのSMSサービス動作について説明する。
まず、有線端末11からIPネットワークを介してSMSサーバー12にSMSサービス要求がある場合には、SMSサーバー12は、使用者が要求したSMSメッセージを形成し、使用者が要求した相手の無線端末16の加入者情報をHLR14と同期化したSMSサーバー12のデータベースを検索して該当端末の位置を確認する。
無線端末16が、私設無線ネットワークシステム10のサービス領域に現在位置している場合には、上記形成されたSMSメッセージを、IPネットワークを介して、pBSC13に伝送する。そして、pBSC13は、SMSメッセージを、BTS16を介して、無線端末17に伝送する。
従来技術の私設無線ネットワークシステムは、自己のシステムに登録された無線端末加入者にのみ呼サービス及びその他の付加サービス、例えばSMSサービスが、可能であるに過ぎなかった。したがって、私設無線ネットワークシステムに登録された無線端末が、他のゾーンの私設無線ネットワークシステムのサービス領域へ移動した場合には、もはや、呼サービス及びSMSサービスを受けることはできなかった。すなわち、従来の私設無線ネットワークシステムにおけるSMSサービスは、一つの私設無線ネットワークシステムに登録され、そして、該当システムのサービス領域に位置した端末にのみ、そのサービスの提供が可能であった。
例えば、二つの私設無線ネットワークシステムが、東京と大阪に設置された場合には、従来のシステムでは、二つのシステム間の連動が全くないために、この二つの私設無線ネットワークシステムの使用者間のメッセージ伝送が不可能であった。
本発明は、従来技術の諸問題を解決するために案出されたもので、本発明の目的は、別個に存在する私設無線ネットワークシステムを、一つのサービス領域で構成する場合において、マルチゾーンの私設無線ネットワークシステム間で、連動してHLR情報(加入者情報)を周期的にアップデートして同期化させ、同期化されたHLR情報を利用することにより、受信端末が、どの私設無線ネットワークシステムのサービス領域に位置しているかを把握し、該当私設無線ネットワークシステムの呼処理モジュールであるpBSCにSMS伝送を要求して、該当端末へのSMSメッセージ伝送を行うことができるマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間ショートメッセージサービス方法及びそのシステムを提供することにある。
そして、使用者が別途に位置登録を要求したり、特別なオプション設定をしたりしなくても、周期的にアップデートされるHLR DB情報を利用することにより、自動で該当私設無線ネットワークシステムにおいて構内通話サービス及びSMS着信が可能なマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間ショートメッセージサービス方法及びそのシステムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、構内端末のDGPと無線端末に多重着信機能が設定された場合には、構内端末には、その端末が属するPBXに、SMSメッセージを伝送して、メッセージをディスプレーし、無線端末には、該当ゾーンの私設無線ネットワークシステムのpBSCを介して、伝送して、SMSの多重着信機能を可能にしたマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間ショートメッセージサービス方法及びそのシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るマルチゾーンの私設無線ネットワークシステム間SMSサービス方法の一実施例は、複数の無線ネットワークシステム間に登録されたそれぞれの加入者情報を、ネットワークを介して、加入者情報データベースに各々同期化するステップと、第1の端末から少なくとも一つの第2の端末へのSMS伝送要求信号が受信される場合には、該受信されたSMS伝送要求信号に従って、SMSメッセージに対するデータパケットを構成し、前記同期化された加入者情報データベースを検索して、前記第2の端末の現在位置情報に対応する無線ネットワークシステムに、前記構成されたSMSデータパケットを、ネットワークを介して伝送するステップと、を含み、前記同期化するステップは、前記マルチゾーン無線ネットワークシステムのHLR間に加入者情報を、ネットワークを介して、同期化する第1の同期化ステップと、前記各HLR間同期化がなされた後に、各HLRが位置する該当無線ネットワークシステム内SMSサーバーのSMSデータベース間において加入者情報を同期化する第2の同期化ステップとを含み、前記第1の同期化ステップは、a)マルチゾーン無線ネットワークシステムの初期セットアップ時に、自己のシステムに登録された端末の加入者情報を、設定されたシステムIDに従って、IPネットワークを介して、HLR間初期同期化を行い、b)前記初期同期化がなされた後に、UIを介して、使用者から加入者情報の変更、削除の要求がある場合には、変更及び削除された加入者情報を、自己のシステムのHLRにアップデートし、アップデートされた加入者情報を、設定されたシステムIDに従って連動する各ゾーンの無線ネットワークシステムのHLRに、IPネットワークを介して伝送して加入者情報の同期化を行い、c)初期同期化過程がなされた後に、任意の無線端末から位置登録メッセージが受信されると、受信されたメッセージの位置情報に従って、前記無線端末が登録されたシステムのサービス領域から自己のサービス領域へ移動したものと判断される場合には、自己のHLRに位置登録及び加入者情報をアップデートし、アップデートされた加入者情報を、IPネットワークを介して、連動するマルチゾーンの各無線ネットワークシステムに伝送して位置登録修正による加入者情報の同期化を行い、前記第2の同期化ステップは、前記各無線ネットワークシステムのHLR間の同期化により、アップデートされた加入者情報を周期的にリードし、前記SMSデータベースにアップデートして、HLRとSMSデータベース間の同期化を行う
前記ネットワークは、IPネットワークであり、前記第1の端末は、SMSメッセージの伝送を要求する無線ネットワークシステムに登録された有・無線端末であり、前記第2端末は、SMSメッセージを受信する有・無線端末である。
前記第2の端末の現在位置が、他のゾーンの無線ネットワークシステムサービス領域に位置する場合には、該当位置の無線ネットワークシステムのIPアドレスに前記構成されたSMSデータパケットを、ネットワークを介して伝送する。
前記加入者情報データベースに同期化されて保存される加入者情報は、マルチゾーン無線ネットワークシステムに登録されたすべての端末の現在位置情報と、端末が現在位置する無線ネットワークシステムのIPアドレス情報とを含む。
一方、本発明に係るネットワークを介してマルチゾーンで構成された無線ネットワークシステムの一側面によれば、複数の無線ネットワークシステム間に登録されたそれぞれの加入者情報を、ネットワークを介して、加入者情報データベースに各々同期化する同期化手段と、第1の端末から少なくとも一つの第2の端末へのSMS伝送要求信号が受信された場合には、前記受信されたSMS伝送要求信号に従ってSMSメッセージに対するデータパケットを構成し、前記同期化された加入者情報データベースを検索して前記第2の端末の現在位置情報に対応する無線ネットワークシステムに前記構成されたSMSデータパケットを、ネットワークを介して伝送するSMSメッセージ処理手段と、を含み、前記同期化手段は、マルチゾーン無線ネットワークシステムの初期セットアップ時に、自己のシステムに登録された端末の加入者情報を、設定されたシステムIDに従って、IPネットワークを介して、連動する無線ネットワークシステムの加入者情報データベース間初期同期化を行い、前記初期同期化がなされた後に、UIを介して、使用者から加入者情報の変更、削除の要求がある場合には、変更及び削除された加入者情報を自己の加入者情報データベースにアップデートし、アップデートされた加入者情報を、設定されたシステムIDに従って、連動する各ゾーンの無線ネットワークシステムの加入者情報データベースに、IPネットワークを介して伝送して、加入者情報の同期化を行い、初期同期化過程がなされた後に、任意の無線端末から位置登録メッセージが受信されれば、受信されたメッセージの位置情報に従って、前記無線端末が登録されたシステムのサービス領域から自己のサービス領域へ移動したものと判断される場合には、自己の加入者情報データベースに位置登録及び加入者情報をアップデートし、アップデートされた加入者情報を、IPネットワークを介して、連動するマルチゾーンの各無線ネットワークシステムに伝送して、位置登録修正による加入者情報の同期化を行い、前記SMSメッセージ処理手段は、前記加入者情報データベースに保存された加入者情報と同じ加入者情報を保存するSMSデータベースと、前記加入者情報データベースに周期的にアクセスして、加入者情報データベースに保存された加入者情報をリ―ドし、前記SMSデータベースにアップデートして加入者情報を同期化する同期化処理部と、第1の端末から少なくとも一つの第2の端末へのSMS伝送要求信号を、前記ネットワークを介して受信すると、該受信されたSMS伝送要求信号に従って、SMSメッセージに対するデータパケットを構成し、該構成されたSMSメッセージデータパケットをメッセージキューに一時保存し、前記SMSデータベースを検索して、SMSメッセージを伝送する前記第2の端末の現在の位置情報と、現在位置に相当する連動する無線ネットワークシステムのIPアドレスを検索し、該検索されたIPアドレスに、前記メッセージキューに保存された前記SMSメッセージデータパケットを、前記ネットワークを介して、伝送するSMSメッセージ処理部とを有する
前記加入者情報データベースは、HLR、または、VLRのうち、少なくとも一つにより具備される
本発明に係るマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間のSMSサービス方法及びそのシステムは、マルチゾーンで構成された私設無線ネットワークシステムで、あるゾーンの私設無線ネットワークサービスの使用者が、異なる私設無線ネットワークシステムのサービス領域へ移動した場合でも、使用者が、追加的なオプション設定をすることなく、自動的に該当ゾーンで構内無線呼着・発信サービスを受けることができる。これは、端末の位置登録を介してアップデートされる、HLRのDB情報をHLR間で同期化、そして、VLRとHLR間で同期化することにより、pBSCで端末の位置情報を認識するためである。pBSCでは、このような端末の位置情報を使用して該当私設無線ネットワークシステムで呼を転換し、自動ローミングサービスを支援する。
また、マルチゾーンで構成された私設無線ネットワークシステム間メッセージ伝送を可能にすることにより、一つの私設無線ネットワークゾーンに限定された構内メッセージ伝送サービスゾーンを、マルチゾーンに拡大することが可能となる。
また、マルチゾーンで構成された私設無線ネットワークシステム間の、使用者の移動性を改善し、使用者が、該当する私設無線ネットワークゾーンを外れた場合には、SMS伝送ができない制約事項がマルチゾーン内にある場合には、位置に関係なくSMS着信機能を支援して使用者の移動性を最大限に保障することが可能となる。
また、マルチゾーンで構成された私設無線ネットワークシステム間で使用者が移動時に、使用者が、追加的なオプション設定をしなくても、SMSサーバーから周期的にアップデートされるHLR DB情報を読み込むことによって、使用者の位置を把握し、自動で私設無線ネットワークゾーンでのSMS着信が可能となる。
また、多重着信機能(オプション)設定時には、使用者の端末はもちろん、内線電話(DGP)にも、同時にSMS着信機能を支援することが可能となる。
以下、本発明の実施形態のマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間ショートメッセージサービス方法及びそのシステムについて、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態のマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間ショートメッセージサービス(Short message service:以下、SMSと称する)が可能なシステム間の接続構成を示す図である。
図2に示すように、本発明の実施形態のマルチゾーン私設無線ネットワークシステムは、互いに異なるゾーンに位置して、互いに異なるサービス領域を持つ複数の私設無線ネットワークシステム200、300と、私設無線ネットワークシステム200、300と各々接続した公衆移動通信網、BSC110、130及びMSC120を含む。ここで、私設無線ネットワークシステム200、300は、図2で、2つのゾーンに対する私設無線ネットワークシステム200、300についてだけ図示したが、多数のゾーンに位置した各私設無線ネットワークと各々接続することが可能である。すなわち、図面には、2ラック(Rack)についてだけ図示したが、Nラック(Rack)についても適用可能である。
各ゾーンに位置して、互いに異なるサービス領域を持つ各ゾーンの私設無線ネットワークシステム100、200は、該当システムに登録された複数の無線端末機A1、A2と、BTS210、310と、pBSC220、320と、HLR230、330と、PBX240、340とで構成される。
また、公衆移動通信網のBSC110、130は、私設無線ネットワークシステム200、300のHLR230、330と、pBSC220、320と、各々接続する。
また、私設無線ネットワークシステム200のPBX240と、私設無線ネットワークシステム300のPBX340は、INIインターフェース専用ライン(例えば、T1ライン)で接続して、各私設無線ネットワークシステム200、300に各々登録された有・無線端末機間の音声またはデータ通信のための呼信号のインターフェーシングを行う。
また、各ゾーンの私設無線ネットワークシステム間のローミングサービスのための加入者情報を相互同期化(共有)できるように、各ゾーンに位置した私設無線ネットワークシステム200、300のHLR230、330は、IPネットワークに各々接続する。また、PSTN(Public Switched Terminal Network)には、有線電話E、Fが各々接続する。図2に示されたゾーン1とゾーン2とは、地理的に大変離れた位置にある。
私設無線ネットワークシステム200、300内のHLR230、330は、加入者位置登録機能及び加入者の情報を保存するデータベース機能を有し、pBSC220、330に含まれるVLRは、該当私設無線ネットワークシステムのサービス領域に訪問した無線端末の加入者情報を一時的に保存するデータベースである。各ゾーンに位置する私設無線ネットワークシステム200、300のHLR及びVLRに保存された加入者情報等は、IPネットワークを介して、システム初期化時、加入者情報変更/追加/削除時、及び無線端末が互いに異なるゾーンの私設無線ネットワークシステムのサービスゾーンへ移動時に、相互同期化されて一ゾーンの私設無線ネットワークシステムに登録された端末がもう一つのゾーンの私設無線ネットワークシステムのサービス領域へ移動時にも、移動した該当ゾーンのHLR及びVLRに保存された加入者情報によって、呼サービス及びSMSサービスの提供を受けることができるものである。ここで、各私設無線ネットワークシステム200、300のHLR及びVLRの加入者情報の同期化方法については、後述する。
また、図2に示すマルチゾーン私設無線ネットワークシステム200、300のSMSサーバー260、360は、有線端末250、350からIPネットワークを介してSMS伝送要求がある場合に、SMS着信端末の現在位置情報を確認して該当位置の私設無線ネットワークシステムの、pBSCのIPアドレスにSMSメッセージをIPネットワークを介して伝送する。
このようなSMSサーバー260、360について具体的に図3及び図4を参照して説明する。
図3は、図2に示すSMSサーバーの詳細なブロック構成を示す図であり、図4は、図3に示すメッセージ伝送処理部の詳細な構成を示す図である。
図3に示すように、SMSサーバー260、360は、ウェブサーバー261、361と、SMSC(SMS Center)262、362と、メッセージ伝送処理部263、363と、DBサーバー264、364と、加入者情報同期化部265、365と、データベース266、366とを含む。
加入者情報同期化部265、365は、周期的にHLR230、330に登録された使用者端末登録情報をリ―ドして、DBサーバー264、364を介して、SMSサーバー260、360で管理するデータベース266、366をアップデートすることによって、使用者端末登録情報を、HLR230、330と同期化させる。
すなわち、存在する使用者端末に対する登録情報が、メモリー上でファイルDBで管理されるために、一度の照会時に、約250Mバイトのメモリーを使用し、これに伴いシステムリソース(Resource)に対する過負荷が発生した。さらに、システムの動作速度も低下した。それゆえ、データベース266、366を市販のデータベースで管理するように構成して、アクセス時間の短縮し、メモリー使用量を顕著に減らすようにした。
SMSC262、362は、伝送しようとするSMSメッセージを受けて、IPネットワークを介して、該当目的地の端末が位置する他のゾーンの私設無線ネットワークシステムの、pBSCに伝送するモジュールであって、構内ネットワーク委へのメッセージ伝送時に、諸伝送フローが遂行される。
また、SMSC262、362は、データベース266、366に保存されたSMSメッセージ受信端末の位置情報及び端末情報を照会し、該当端末の位置情報に対応する私設無線ネットワークシステムのpBSCのIPアドレスにSMSメッセージをIPネットワークを介して伝送する。
また、SMSメッセージ伝送結果に対する応答メッセージを受信して、SMSメッセージ発信/受信内訳情報をアップデートする。
メッセージ伝送処理部263、363は、SMSC262、362からSMSメッセージ伝送処理要求信号がある場合には、該当SMSメッセージ伝送データフォーマットを構成し、DBサーバー264、364を介して、データベースを検索して該当SMSメッセージ受信端末の位置情報を把握する。
該当端末の位置情報把握後、該当端末が他のゾーンの私設無線ネットワークシステムのサービス領域に位置している場合には、該当私設無線ネットワークシステムのpBSCのIPアドレスを確認して、該当IPアドレス情報及び前記構成されたSMSメッセージデータフォーマットをSMSC262、362に提供して、該当IPアドレスに対応する私設無線ネットワークシステムのpBSCに、IPネットワークを介して伝送する。
ここで、前記メッセージ伝送処理部263、363の構成について図4を参照して詳細に説明する。
図4に示すように、メッセージ伝送処理部263、363は、受信部263a、363aと、メッセージ処理部263b、363bと、DB I/F263c、363cとを含む。
受信部263a、363aは、SMSC262、362からSMS伝送要請がある場合に、複数のソケットの中の一つのソケットを介して受信して、該当信号をメッセージ処理部263b、363bに提供する。
メッセージ処理部263b、363bは、受信部263a、363aを介して受信したSMSメッセージ伝送要請によって、SMSメッセージの伝送データフォーマットを構成し、構成されたSMS伝送データフォーマットをメッセージキューに保存し、DBインターフェース263c、363cを介して、DBサーバー264、364にSMS受信端末の位置情報確認要請信号を提供する。
また、メッセージ処理部263b、363bは、DBサーバー264、364からSMSメッセージ受信端末の位置情報及び該当位置に対応する私設無線ネットワークシステムのpBSCのIPアドレス情報を受信した場合には、前記メッセージキューに保存されたSMSメッセージと該当私設無線ネットワークシステムpBSCのIPアドレス情報をSMSC262、362に伝送する。したがって、SMSC262、362は、メッセージ処理部263b、363bから伝送されるSMSメッセージを、該当私設無線ネットワークシステムのpBSCのIPアドレスにIPネットワークを介して伝送する。
このような構成を持つ本発明の実施形態のマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間ローミングサービス及びローミングサービスを介したショートメッセージサービス動作について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
まず、各私設無線ネットワークシステム間ローミングサービス及びSMSサービスを行うためには、各システムのHLRに保存された加入者情報を、システム初期化(Setup)時に同期化しなければならない。システム初期化時の、加入者情報同期化方法について説明する。
図5は、各システムのHLR及びVLRのデータベース構造を示す図である。
図5に示すように、本発明の実施形態の私設無線交換システムの端末の登録情報は、公衆網システムとは別途に構成されて運用される。
私設無線ネットワークシステムを管理するpBSM(Private Base Station Manager)内にHLRデータベースが構成されていて、pBSC内にVLRデータベースが構成されているため、HLRとVLRは、常に同期化されて同じ情報を持つようになる。
したがって、無線端末は周期的に位置登録メッセージに、端末の情報であるMIN、ESN、IMSI等を載せて送信するようになる。この端末の情報を介して、VLR及びHLRデータベースに存在するページングシステムID(Paging System ID)を更新することによって、現在、この端末がこの私設無線ネットワークシステムのサービス領域に位置しているかを判断する。
図5に示すHLR、VLRデータベース構造において、MS_Telは、無線端末の構内番号情報を、MS_Minは、無線端末番号情報を、Cosは、加入者別サービス等級情報を、Tenantは、仮想交換機のナンバー情報を、org_hlr_idは、最初私設無線ネットワークシステム使用者が登録されたCM(Call Manager)IDを、MCC_MNC_LENは、システムコードを、MCC_MNC_0は、国家コードを、それぞれ示す。また、PageSYSIDは、位置登録が上がってきたCM ID情報を示す。そして、以前の情報と現在の情報を比較して、位置の修正が生じた場合には、該当情報をアップデートする。
例えば、図2で、ゾーン1に登録された端末A1が、ゾーン1からゾーン2に位置を移動した場合には、端末は、システムパラメータメッセージ(System Parameter Message)(Registration Message)を介して[ゾーン2]に位置したBTS310に、自身の情報であるMIN、ESN、IMSI..を載せて伝送する。
これを受信した[ゾーン2]のBTS310は、pBSC320にその情報を伝送し、pBSC320では、受信された端末のMIN(またはESN、IMSI)情報を使用してDBを検索して、この端末が登録されたCM IDと、現在自身が位置するサービス領域のCM IDが異なる場合には、端末が移動したものと判断し、VLR及びHLRの情報を更新する。
また、無線端末が、電話をかけたり(Origination Message)、受信したりする時(Page Response Message)には、自身の情報を送信するので、これを利用して、pBSC320では、端末の位置登録情報を更新する。
本発明の実施形態のローミングサービスを行うためには、各私設無線ネットワークシステム200、300のHLR230、330及びVLR間の加入者情報を同期化させなければならないが、同期化が必要な場合は、大きく三つに区分できる。
第一には、各私設無線ネットワークシステムの初期セットアップ時であり、第二には、UI(User Interface)を介した加入者情報追加/変更/削除時であり、第三には、他のサービス領域へ移動して呼要求を介した加入者状態情報修正時である。
このようなHLR同期化過程を行うためのプロセッサーについて、図6を参照して説明する。
図6は、HLR同期化プロセッサーの構成を示す図である。
図6に示すように、HLR同期化プロセッサーを構成する各スレッド(Thread)は、init()と、sync_init()と、th_sync_send()と、th_sync_recv()と、th_sync_work()と、th_link_send()と、th_link_recv()とからなる。
init()スレッドは、システムを初期化するスレッドであり、各私設無線ネットワークシステムの共通情報を初期化し、共有メモリーのセグメントを初期化し、ソケット及び自身のHLR IDを初期化する。
Sync_init()スレッドは、システムの初期セットアップ時に、HLRの加入者情報の同期化を行うためのスレッドであって、自身のHLRデータベースに保存された、複数の加入者情報を複数のゾーンに位置する私設無線ネットワークシステムのHLRにIPネットワークを介して伝送するスレッドである。
th_sync_send()スレッドは、システム運用中に、UIまたはVLRを介して加入者情報の変更/追加/削除が発生する場合に、変更/追加/削除される加入者情報を連動する他のゾーンの私設無線ネットワークシステムHLRのth_sync_recv()スレッドにIPネットワークを介して伝送する役割を担当する。
th_sync_recv()スレッドは、他のゾーンの私設無線ネットワークシステムHLRのth_sync_send()スレッドに伝送する初期同期化要求メッセージと、運用中同期化要求メッセージと、前記同期化要求メッセージに対する応答メッセージと、加入者情報(初期化同期化時加入者情報、運用中修正される加入者情報を含む)とを受信する役割を担当する。
th_sync_work()スレッドは、前記th_sync_recv()スレッドを介して受信されたメッセージを、タイプによって処理し、加入者情報の修正は、直接行わずにhlr_srvですることができるように受信されたメッセージを送信する。
th_link_send()スレッドは、システム初期セットアップ同期化、加入者情報変更/削除/追加時、加入者情報の同期化のために各ゾーンに位置する私設無線ネットワークシステム間のリンクをチェックするためのメッセージの伝送及びリンク状態を判断するスレッドである。
th_link_send()スレッドは、連動する他のゾーンの私設無線ネットワークシステムのHLR内th_link_send()スレッドから伝送されるリンクチェックメッセージを受信するスレッドである。
このような同期化過程を行う各スレッド等の具体的な動作について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図7は、図6に示すsync_init()スレッドに対する動作フローチャートを示す図である。
図7に示すように、システム初期セットアップ時に、連動する私設無線ネットワークシステムのHLRとの同期化が必要かを判断する。すなわち、初期同期化のためのフラッグチェック(Flag Check)が必要かを判断する(ステップ101、図中ではSと略する)。
同期化フラッグチェックが必要でない場合(すなわち、既に初期同期化フラッグチェックが完了した場合)には、初期HLR間同期化状態フラッグをセッティングする(ステップ102)。
一方、同期化フラッグチェックが必要な場合には、連動するHLRとのリンク状態をチェックしてリンク状態に異常がないかを判断する(ステップ103)。すなわち、前記th_link_send()スレッドを介して、リンクチェックメッセージを連動する他のゾーンの私設無線ネットワークシステム内のHLRのth_link_recv()スレッドに伝送して応答される応答信号によってリンク状態をチェックする。
連動するHLRとのリンク状態が異常がない場合には、自身の加入者情報の同期化を連動するHLRに要求するようになる。ここで、自身のHLR IDで登録されたすべての加入者の中で、加入者情報に同期化フラッグが、セッティングされた加入者に限り、ID順に同期化を要求する。ここで、一私設無線ネットワークシステムのHLRにすべて同期化情報を要求した後に、連動する他の私設無線ネットワークシステムのHLRに順次、同期化情報を要求するよ(ステップ104)。
すなわち、sync_init()スレッドは、図7に示すHLR同期化プロセス駆動時に、最初1回のみ行われ、この過程が終了してから他のスレッドが行われるものである。
また、sync_init()スレッド動作進行中には、UIを介した加入者情報の追加/削除/修正が不可であり、連動するHLRに同期化のために要求する加入者情報の応答処理は、th_sync_recv()スレッドで行う。この動作については後述する。
このように、初期同期化後に、UIを介した加入者情報の追加/削除/変更された加入者情報に対して同期化処理を行うスレッドであるth_sync_send()スレッドの動作について説明する。
図8は、本発明の実施形態のるHLR同期化プロセスのth_sync_send()スレッドの動作フローチャートを示す図である。
図8に示すように、加入者情報に対する修正フラッグをチェックして情報の修正の可否を判断する(ステップ201)。すなわち、UIを介して加入者情報の変更/削除/追加などの要求があるか否かを判断する。
UIを介して加入者情報の変更/追加/削除などの要求がある場合には、連動するHLRとのリンク状態をチェックする(ステップ202)。ここで、連動するHLRとのリンク状態チェックは、th_link_send()スレッドを介してなされる。
リンクチェックの結果、連動するHLRとのリンク状態が良好な場合には、加入者情報の修正内容によって、連動するHLRに同期化要求メッセージを伝送する(ステップ203)。ここで、伝送される同期化要求メッセージには、UIから要求される変更/追加/削除される加入者情報を含む。
その結果、th_sync_send()スレッドは、初期同期化がなされた後に、追加/削除/変更された加入者情報について同期化処理を行うスレッドであって、周期的に全体加入者情報に対する修正フラッグをチェックして、同期化を進行する。ここで、連動するHLR同期化要求に対する応答処理は、th_sync_recv()スレッドで処理する。
図9を参照してth_sync_recv()スレッドの動作について説明する。
図9は、本発明の実施形態のHLR同期化プロセスのth_sync_recv()スレッドの動作フローチャートを示す図である。
図9に示すように、まずメッセージバッファーを初期化する(ステップ301)。
メッセージバッファーが初期化された場合には、自身が属するHLRのsync_init()スレッド及びth_sync_send()スレッドで要求した同期化メッセージに対する連動する私設無線ネットワークシステムHLRのsync_init()スレッド及びth_sync_send()スレッドから伝送される同期化メッセージが受信されたかを判断する(ステップ302)。
判断の結果、連動する私設無線ネットワークシステムHLRのsync_init()スレッド及びth_sync_send()スレッドから伝送される同期化メッセージが受信された場合には、受信された同期化メッセージを前記初期化されたメッセージバッファーに保存する(ステップ303)。すなわち、受信メッセージ処理間のメッセージ流失を防止するため、メッセージバッファーに同期化メッセージを順次に保存し、実際の同期化処理は、th_sync_work()スレッドで処理する。
次に、th_sync_recv()スレッドを介して、メッセージバッファーに保存された同期化メッセージを利用して、連動するマルチゾーンの私設無線ネットワークシステムのHLR間の加入者情報同期化処理を行うth_sync_work()スレッドの同期化動作について、図10を参照して簡単に説明する。
図10は、本発明の実施形態のHLR同期化プロセスのth_sync_work()スレッドの動作フローチャートを示す図である。
図10に示すように、まず、th_sync_recv()スレッドを介して、メッセージバッファーに同期化メッセージが受信/保存されたかを判断する(ステップ401)。
判断の結果、メッセージバッファーに同期化メッセージが受信されて保存された場合には、受信されたメッセージが、どのタイプのメッセージであるかを判断する(ステップ402)。
判断の結果、メッセージバッファーに保存されたメッセージタイプが、同期化要求に対する応答メッセージである場合には、受信されたメッセージによって該当加入者情報の同期化フラッグをリセットする(ステップ403)。すなわち、自身が属するHLR同期化プロセッサーのsync_init()またはth_sync_send()スレッドから要求した同期化メッセージに対する応答メッセージである場合には、同期化を行うための該当加入者情報の同期化フラッグをリセットして、該当加入者の同期化フラッグチェックを完了する。
一方、S402ステップにおいて、メッセージバッファーに保存されたメッセージタイプが、連動するマルチゾーンの一つの私設無線ネットワークシステムHLR同期化プロセッサーのsync_init()またはth_sync_send()スレッドから伝送される同期化要求メッセージである場合には、受信された同期化メッセージをチェックして、HLR加入者情報をアップデートする必要のある同期化メッセージであるかを判断する(ステップ404)。
アップデートが必要な同期化要求メッセージである場合には、同期化要求メッセージに対する同期化要求応答メッセージを、同期化要求メッセージを伝送した相手である私設無線ネットワークシステムHLR同期化プロセッサーのth_sync_recv()スレッドに伝送して、受信された同期化要求メッセージに該当するHLR加入者の情報を修正する。また、HLR加入者情報の修正が完了すると、自身が属する私設無線ネットワークシステムのpBSC内のVLRに加入者情報修正を要求して、HLRとVLR間の同期化を行う(ステップ405)。
以下、前記HLR同期化プロセッサーの各スレッドを利用して実際の初期同期化と、UIからの加入者情報の修正時の同期化と、無線端末機の位置登録修正時の同期化過程を行う信号の流れを図11ないし図14を参照して段階的に説明する。各同期化過程の流れの説明において、マルチゾーンの各私設無線ネットワークシステムを理解しやすく、且つ表記しやすくするため、各ゾーンをInfoMobile A、B…で表記する。また、図11に示すWSMは、各InfoMobile A、B…の呼を管理する装置であって、図2に示す各ゾーンのマルチゾーン私設無線ネットワークシステム(InfoMobile A、B…)200、300...内のHLR230、330を含むものである。
図11は、本発明の実施形態の私設無線ネットワークシステム間ローミングサービスのための同期化流れを示す図である。InfoMobile(私設無線ネットワークシステム)AとInfoMobile(私設無線ネットワークシステム)B間に送受信されるメッセージ等は、IPネットワークを介してなされる。
図11に示すように、初期同期化時の流れは以下の通りとなる。InfoMobile A200の同期化プロセッサーSYNC_SRV(6)のsync_init()スレッドを介して、InfoMobile Bの同期化プロセッサーSYNC_SRV(f)に、IPネットワークを介して、初期同期化要求メッセージを伝送する場合には、InfoMobile Bの同期化プロセッサーSYNC_SRV(f)のth_sync_recv()スレッドで、初期同期化要求メッセージを受信する。
初期同期化メッセージを受信したth_sync_recv()スレッドは、受信した初期同期化要求メッセージを、メッセージバッファーに一時保存し、一時保存された同期化要求メッセージによって、InfoMobile Bの同期化プロセッサーSYNC_SRV(f)のth_sync_work()スレッドは、InfoMobile Aの加入者情報をアップデートした後に、同期化による応答メッセージをIPネットワークを介して、InfoMobile A200の同期化プロセッサーSYNC_SRV(6)に伝送する。
InfoMobile A200の同期化プロセッサーSYNC_SRV(6)のth_sync_recv()スレッドは、InfoMobile B300の同期化プロセッサーSYNC_SRV(f)のth_sync_work()スレッドから伝送される応答メッセージを受信して、メッセージバッファーに一時保存する。InfoMobile A200の同期化プロセッサーSYNC_SRV(6)のth_sync_work()スレッドは、メッセージバッファーに保存された応答メッセージによって、shared mem()(3)とdb_file()(5)の該当加入者情報の初期同期化フラッグをリセットする。
一方、InfoMobile Bの同期化プロセッサーSYNC_SRV(f)のth_sync_work()スレッドは、th_sync_recv()スレッドを介して、メッセージバッファーに保存された同期化要求メッセージ(InfoMobile Aに登録された複数の加入者情報を含む)を順次的にリ―ドして、HLR_SRV(b)のth_sync()スレッドに提供する。すると、HLR_SRV(b)のth_sync()スレッドは、th_sync_work()スレッドから提供されている加入者情報を、db_lib(データベースライブラリー)()(d)を介して、shared mem()(c)とDB_file()(e)に保存されたHLR加入者情報をアップデートする。
このようなシステム初期同期化流れを、添付の図12の動作フローチャートを参照して簡単に説明する。
図12は、連動する私設無線ネットワークシステムのpHLR間のシステム初期同期化動作に対する動作フローチャートである。
図12に示すように、まず、各ゾーンのInfoMobileシステムに、各々無線端末加入者が登録された状態で、InfoMobile A200からInfoMobile B300へ同期化要求をした場合には、InfoMobile A200のpHLRは、まず初期に登録された初期加入者情報を把握する(ステップ501)。
そして、自身(InfoMobile AのpHLR)に登録された加入者情報をアップデートするための加入者情報を含む初期同期化要求メッセージを、IPネットワークを介して、InfoMobile B300のpHLRに伝送する(ステップ502)。
InfoMobile B300のpHLRは、InfoMobile A200のpHLRから伝送された初期同期化メッセージに含まれた加入者情報を自身のデータベースにアップデートし、同期化要求メッセージに対する応答メッセージをInfoMobile A200に伝送する。また、InfoMobile B300のpHLRは、自身の加入者情報をアップデートした後に、加入者情報の同期化のためにアップデートされる加入者情報を、pBSC内pVLRに提供して、加入者情報をアップデートする(ステップ504)。
InfoMobile B300のpHLRから伝送された応答メッセージによって、InfoMobile A200のpHLRは、該当加入者情報同期化フラッグをリセットする(ステップ502)。
次に、InfoMobile A200のpHLRは、すべての加入者情報についてアップデートが完了したかを判断し(ステップ505)、すべての加入者情報についてアップデート(同期化)が完了した場合には、システム初期加入者情報の同期化過程を完了する(ステップ506)。
次に、図11を参照して、UI(ユーザインターフェース)から、加入者情報の修正(変更/追加/削除)が発生する場合の、同期化の流れについて説明する。
まず、InfoMobile A200のUI(1)のuim_cdmx()スレッドを介して、加入者修正が発生した場合には、修正された加入者情報は、HLRサーバーHLR_SRV(2)のhlr_proc()スレッドに提供される。
hlr_proc()スレッドは、UI(1)から入力される修正された加入者情報をdb_lib()(4)スレッドに提供して、shared mem()(3)とDB_file()(5)の該当加入者情報を修正する。
該当加入者情報の修正が完了すると、InfoMobile A200のSYNC_SRV(6)のth_sync_send()スレッドは、修正された加入者情報を含む同期化要求メッセージを、InfoMobile B300のSYNC_SRV(f)にIPネットワークを介して伝送し、伝送された修正された加入者情報の同期化要求メッセージは、InfoMobile BのSYNC_SRV(f)のth_sync_recv()スレッドを介して受信される。
修正された加入者情報の同期化要求メッセージを受信したSYNC_SRV(f)のth_sync_recv()スレッドは、受信した修正加入者情報の同期化要求メッセージをメッセージバッファーに一時保存し、一時保存された同期化要求メッセージによってInfoMobile B300のSYNC_SRV(f)のth_sync_work()スレッドは、InfoMobile A200からIPネットワークを介して伝送された同期化要求メッセージによって、加入者情報をアップデートした後に、同期化による応答メッセージをIPネットワークを介してInfoMobile A200のSYNC_SRV(6)に伝送する。
InfoMobile A200の同期化プロセッサーSYNC_SRV(6)のth_sync_recv()スレッドは、InfoMobile Bの同期化プロセッサーSYNC_SRV(f)のth_sync_work()スレッドから伝送される応答メッセージを受信して、メッセージバッファーに一時保存し、InfoMobile Aの200同期化プロセッサーSYNC_SRV(6)のth_sync_work()スレッドは、メッセージバッファーに保存された応答メッセージによって、shared mem()(3)とDB_file()(5)の該当加入者情報の修正同期化フラッグをリセットする。
一方、InfoMobile B300のSYNC_SRV(f)のth_sync_work()スレッドは、th_sync_recv()スレッドを介して、メッセージバッファーに保存された修正された加入者情報の同期化要求メッセージを、順次的にリ―ドして、HLR_SRV(b)のth_sync()スレッドに提供する。すると、HLR_SRV(b)のth_sync()スレッドは、th_sync_work()スレッドから提供される修正された加入者情報を、データベースライブラリー(db_lib())(d)を介して、shared mem()(c)とdB_file()(e)に保存された、該当HLR加入者情報をアップデートする。
このようなUIを介して、加入者情報の修正がなされた場合には、加入者情報の同期化過程は、システム初期同期化過程がなされた以後から可能となる。
UIから加入者情報修正がある場合の、修正された加入者情報の同期化の流れを添付の図13の動作フローチャートを参照して、簡単に説明する。
図13は、連動する私設無線ネットワークシステムのpHLR間の修正された加入者情報の同期化動作に対する動作フローチャートである。
図13に示すに、InfoMobile A200のUIから加入者情報の修正(変更/削除/追加)がある場合(ステップ601)には、修正された加入者情報は、InfoMobile A200のpHLR及びpBSCのpVLRの該当加入者情報に各々アップデートされる(ステップ602、S603)。
次に、InfoMobile A200のpHLRは、データベースの加入者情報の修正同期化フラッグをチェックして、修正された加入者情報のアップデートのための同期化要求メッセージをIPネットワークを介して、連動するInfoMobile B300のpHLRに伝送する(ステップ604)。
InfoMobile B300のpHLRは、InfoMobile A200のpHLRから伝送される修正された加入者情報の同期化メッセージによって、自身のデータベースの該当加入者情報をアップデートし、同期化要求メッセージに対する応答メッセージをInfoMobile A200に伝送する(ステップ605)。また、InfoMobile B300のpHLRは、自身の加入者情報をアップデートした後、加入者情報の同期化のためにアップデートされる加入者情報をpBSC内のpVLRに提供して、加入者情報をアップデートする(ステップ606)。
InfoMobile B300のpHLRから伝送された応答メッセージによって、InfoMobile A200のpHLRは、該当加入者情報の修正フラッグをリセットする(ステップ607)。
一方、自身が登録されたInfoMobileシステムのサービス領域から他のゾーンのInfoMobileシステムのサービス領域へ移動した場合の、移動した無線端末の加入者情報の同期化流れは、図11に示す加入者情報の修正時の同期化過程とその流れがほぼ同一であるため、その説明は省略し、図14に示す動作フローチャートによって簡単に説明する。
図14は、自身が登録されたInfoMobileシステムのサービス領域から他のゾーンInfoMobileシステムのサービス領域へ移動した場合の、無線端末が位置するInfoMobileシステムのpHLRと連動する他のゾーンInfoMobileシステムのpHLR間の加入者情報の同期化動作に対する動作フローチャートである。
InfoMobile B300に登録された無線端末が、InfoMobile A200のサービス領域へ移動して、InfoMobile A200で呼を要求するために、自身の位置登録メッセージを、InfoMobile A200のBTSを介して、pBSCに伝送する。
InfoMobile A200のpBSCは、受信した無線端末の位置登録メッセージを介して自身のpVLRに保存された該当端末の位置情報の登録を修正した後(ステップ701)に、該当加入者情報のアップデートのため、pHLRに、位置情報が修正された無線端末の加入者情報を提供する。したがって、pHLRは、pBSC(pVLR)から提供されている修正された加入者情報によって、該当加入者情報をアップデートし、該当加入者情報の修正フラッグをセッティングする(ステップ702)。
そして、InfoMobile A200のpHLRは、加入者情報の修正フラッグをチェックして、位置情報が修正された加入者情報のアップデートのための同期化要求メッセージをIPネットワークを介して、連動するInfoMobile B300のpHLRに伝送する(ステップ703)。
InfoMobile B300のpHLRは、InfoMobile A200のpHLRから伝送される、修正された無線端末の加入者情報の同期化メッセージによって、自身のデータベースの該当加入者情報をアップデートし、同期化要求メッセージに対する応答メッセージをInfoMobile A200に伝送する(ステップ605)。また、InfoMobile B300のpHLRは、自身の加入者情報をアップデートした後、加入者情報の同期化のためにアップデートされる加入者情報をpBSC内のpVLRに提供して、加入者情報、すなわち、無線端末の位置情報を修正登録する(ステップ705)。
InfoMobile B300のpHLRから、IPネットワークを介して伝送された応答メッセージによって、InfoMobile A200のpHLRは、該当加入者情報の修正フラッグをリセットすることにより、位置情報が修正された無線端末の加入者情報同期化過程が完了して、位置移動した無線端末の構内呼、局線呼等多様な呼サービスがなされるようにする(ステップ706)。
ここで、前記同期化過程においてIPネットワークを介して連動するHLR間同期化のための同期化要求メッセージと、同期化要求に対する応答メッセージとの構造の一例は、下記の通りであり、メッセージに含まれるデータの種類は、添付の図15に示されている。
typedef struct
{
unsigned char msg_from; //0x00:hlr_srv, 0x01:other hlr_sync
unsigned char msg_type; //0x0a:Add, 0x0c:Change, 0x0d:Delete
unsigned char req_ack; //0x00:Req.,0x01:Ack
unsigned char src_hlr_id; //self hlr id
unsigned char dst_hlr_id; //des hlr id(0-3)
unsigned char rsvd1; //reserved for resolution
unsigned short hlr_index; //hlr index
unsigned char data[sizeof(MSC_VLR_DB_BUF)]; //hlr_db_data(152 byte)
unsigned char rsvd[40]; //reserved
}SYNC_MSG; //Total 200 bytes
前記同期化要求メッセージと同期化応答メッセージとは、図15に示すように、メッセージ区分子情報、メッセージタイプ情報、同期化要求または応答区分情報、自身のHLR ID情報、目的地(相手)HLR ID情報及び実際同期化のための同期化加入者情報などを含む。ここで、メッセージタイプ情報は、加入者情報追加、加入者情報修正、加入者情報削除などのタイプ情報を含む。
以下、本発明の実施形態のマルチゾーンInfoMobileシステム間ローミングサービス及びSMSサービス動作を、各々区分して説明する。
まず、図2を参照して、マルチゾーンInfoMobileシステム間ローミングサービス動作を各実施例別に説明する。この場合、該当InfoMobileシステムのサービスゾーン内の有線または無線端末間の構内呼サービスについては、その動作が従来技術と同様であるので、その説明は省略する。
本発明の実施形態のローミングサービスの第1実施例は、図2に示すゾーン1に登録された無線端末B1がゾーン2に移動した場合のローミングサービス動作である。
まず、本発明の実施形態のローミングサービスがなされるためには、図13及び図14に示すような、各私設無線ネットワークシステム間加入者情報の初期同期化が優先されなければならない。
そして、各ゾーンの私設無線ネットワークシステムのHLR間の初期加入者同期化がなされた状態で、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された無線端末A1が、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300サービス領域へ移動した場合には、位置移動した無線端末は、自身の位置登録メッセージを、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300のBTS310を介して、pBSC320に伝送する。
pBSC320は、無線端末A1から伝送される位置登録メッセージを分析して、現在の無線端末A1の位置と、VLR及びHLR330に登録された無線端末A1の位置情報とを比較する。
登録された位置情報と現在の無線端末A1の位置情報とが異なる場合には、pBSC320は、VLR及びHLR330の使用者登録情報(位置情報)を修正する。
このように、私設無線ネットワークシステム300のVLRとHLR330の加入者情報とが修正された場合には、私設無線ネットワークシステム300と連動する各ゾーンの私設無線ネットワークシステム100間に、修正された加入者情報の同期化のためのHLR同期化を行う。ここで、位置登録修正による加入者情報修正のHLR同期化方法は、図11と図14の説明により詳細化されたために、その説明は省略する。また、各システム間のHLR同期化は、IPネットワークを介してなされる。
位置登録修正による、連動する私設無線ネットワークシステム間のHLR同期化を介して、HLRとVLRの位置情報修正登録が完了した後に、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録され、現在ゾーン1に位置した無線端末A1から、現在ゾーン2に位置する無線端末A2に、呼発信が要求された場合には、呼要求信号は、私設無線ネットワークシステム200のBTS210を介して、pBSC220に伝送される。
pBSC220は、VLRを介して、無線端末B1の位置情報を確認し、確認された無線端末B1の位置情報に従って、該当位置のサービス領域を含む私設無線ネットワークシステムに呼発信を要求する。
すなわち、私設無線ネットワークシステム200のpBSC220は、VLRを介して、無線端末A2の現在位置情報を確認するが、前記同期化過程を介して、無線端末A2の現在位置がゾーン2に修正登録されているため、ゾーン1に位置する無線端末A1の呼要求信号を、PBX240に提供する。
PBX240は、pBSC220から提供された無線端末A1の呼要求信号を、INI専用ラインを介して、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300のPBX340に伝送する。
PBX340は、私設無線ネットワークシステム200の呼要求信号に従って、該当信号を、pBSC320、BTS310を介して、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300サービス領域へ移動した無線端末B1に伝送し、ゾーン1の無線端末A1とゾーン2に移動した無線端末A2間のチャンネルが形成されて、通話がなされる。
本発明の実施形態のローミングサービスの第2実施例は、図2に示すゾーン2に登録された無線端末A2とゾーン1に登録された無線端末A1とが、ゾーン2に移動した場合の、無線端末B1とB2間のローミングサービス動作である。
まず、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された無線端末A1が、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300のサービス領域へ移動した場合には、移動した無線端末A1は、自身の位置登録メッセージを、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300のBTS310を介して、pBSC320に伝送する。
pBSC320は、無線端末A1から伝送される位置登録メッセージを分析して、現在の無線端末A1の位置とVLR及びHLR330に登録された無線端末A1の位置情報とを比較する。
登録された位置情報と現在の無線端末A1の位置情報とが異なる場合には、pBSC320は、VLR及びHLR330の使用者登録情報(位置情報)を修正する。
このように、私設無線ネットワークシステム300のVLRとHLR330の加入者情報が修正された場合には、私設無線ネットワークシステム300と連動する各ゾーンの私設無線ネットワークシステム100間に、修正された加入者情報の同期化のための、HLR同期化を行う。ここで、位置登録修正による加入者情報の修正のHLR同期化方法は、図11と図14の説明により詳細化されたために、その説明は省略する。また、各システム間のHLR同期化は、IPネットワークを介してなされる。
位置登録修正によって、連動する私設無線ネットワークシステム間のHLR同期化を介して、HLRとVLRの位置情報修正登録が完了した後に、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300に登録され、現在、ゾーン2に位置する無線端末A2から、ゾーン1からゾーン2に移動した無線端末A1に呼発信が要求された場合には、同一ゾーンに登録された無線端末間の呼サービス動作と同じ方法で呼サービスがなされる。
第2実施例は、ゾーン1に登録された無線端末がゾーン2に移動して、ゾーン2に登録された端末と呼サービスを行うためのもので、ゾーン1に登録された無線端末がゾーン2に移動した場合には、ゾーン2に移動した無線端末は、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300のpBSC320に位置登録メッセージを伝送して、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300のVLRとHLR330の使用者登録情報を修正し、修正された情報を連動するすべてのゾーンの私設無線ネットワークシステムのHLRと同期化を行うことにより、同じゾーンに登録された無線端末間の呼サービス方法と同じ方法で呼サービスがなされる。
本発明の実施形態のローミングサービスの第3実施例は、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された無線端末A1が、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300へ移動した場合に、移動した無線端末A1と、PSTNに接続した有線電話間との、局線呼サービスについての実施例である。
まず、図2に示すように、ゾーン1に登録された無線端末A1がゾーン2に移動した場合の、ゾーン2に移動した無線端末A1でPSTNに接続した有線電話への呼発信動作について説明する。
図2に示すように、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された無線端末A1が、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300サービス領域へ移動した場合には、移動した無線端末A1は、自身の位置登録メッセージを、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300のBTS310を介して、pBSC320に伝送する。
pBSC320は、無線端末A1から伝送される位置登録メッセージを分析して、現在の無線端末A1の位置と、VLR及びHLR330に登録された無線端末A1の位置情報とを比較する。
登録された位置情報と、現在の無線端末A1の位置情報とが異なる場合には、pBSC320は、VLR及びHLR330の使用者登録情報(位置情報)を修正する。
このように、私設無線ネットワークシステム300のVLRとHLR330の加入者情報が修正された場合には、私設無線ネットワークシステム300と連動する各ゾーンの私設無線ネットワークシステム100間に、修正された加入者情報の同期化のためのHLR同期化を行う。ここで、位置登録修正による加入者情報修正のHLR同期化方法は、前記図11と図14の説明により詳細化されたために、その説明は省略する。また、各システム間HLR同期化は、IPネットワークを介してなされる。
位置登録修正によって、連動する私設無線ネットワークシステム間のHLR同期化を介して、HLRとVLRの位置情報修正登録が完了した後に、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300へ移動した無線端末A1からPSTNに接続した有線電話Eに呼発信が要求された場合には、私設無線ネットワークシステム300のBTS310は、無線端末A1から発信された呼信号を、pBSC320に提供する。
pBSC320は、BTS310から伝送される無線端末A1の呼要求信号が、外部の呼であるか内部の呼であるかを判断する。この際、呼判断は、pBSC320内のBTMRで行う。
判断の結果、pBSC320のBTMRで、無線端末A1が要求した呼が、外部呼、すなわち有線電話Eへの呼要求信号と判断された場合には、呼要求信号をPBX340に提供する。
したがって、PBX340は、無線端末A1の呼要求信号に従って、PSTNを介して有線電話Eに呼を接続する。
結果として、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に、最初に登録された無線端末A1が、ゾーン2に移動した場合には、自身の位置情報を含む加入者情報が、各ゾーンの私設無線ネットワークシステムのVLR及びHLR間で同期化がなされるため、一般に、任意の一つの私設無線ネットワークシステムに登録された無線端末との呼接続動作と同じ方法で、呼サービスを行うことが可能となる。
逆に、前述のように、各私設無線ネットワークシステムのVLR及びHLR間加入者情報同期化過程がなされた後に、PSTNに接続した有線電話Eからゾーン2に移動した無線端末A1に呼要求がある場合について説明する。
PSTNに接続した有線電話Eから無線端末B1に呼要求がある場合には、呼要求信号は、PSTNを介してゾーン1の私設無線ネットワークシステム200のPBX240に提供される。ここで、無線端末B1が、ゾーン2に位置しているが、呼要求信号をゾーン1の私設無線ネットワークシステム200のPBX240に伝送する理由は、PSTN網では、無線端末A1が、登録されたゾーンの私設無線ネットワークシステム200であるためである。すなわち、加入者情報(無線端末の位置情報)は、PSTN網と共有できないためである。
私設無線ネットワークシステム200のPBX240は、PSTNを介して伝送される有線電話の呼要求信号を受信し、周期的にアップデートされるHLR230及びpBSC220のVLR情報を介して、無線端末A1の現在の位置を把握する。
無線端末A1の現在の位置を把握した私設無線ネットワークシステム200のpBSC220は、PBX240で呼要求信号を提供し、私設無線ネットワークシステム200のPBX240は、INI専用ラインを介して、呼要求信号を無線端末A1が現在位置するゾーンの私設無線ネットワークシステム300のPBX340に伝送する。
私設無線ネットワークシステム300のPBX340は、私設無線ネットワークシステム200のPBX240から伝送される呼要求信号に従って、pBSC320及びBTS310を介して、ゾーン2に移動した無線端末A1との通話チャンネルを形成して呼接続がなされる。
また、本発明の実施形態のマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間SMS伝送方法について各実施例別に説明する。
この第4実施例は、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム加入者無線端末が、ゾーン2私設無線ネットワークシステムのサービス領域へ移動したときの、ゾーン1の有線端末加入者が、ゾーン2に移動した無線端末へのSMS伝送方法についての実施例である。
まず、各ゾーンの私設無線ネットワークシステムのHLR間の初期加入者同期化がなされた状態で、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された無線端末A1が、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300サービス領域へ移動した場合に、移動した無線端末A1は、自身の位置登録メッセージをゾーン2私設無線ネットワークシステム300のBTS310を介して、pBSC320に伝送する。
pBSC320は、無線端末A1から伝送される位置登録メッセージを分析して、現在の無線端末A1の位置とVLR及びHLR330に登録された無線端末A1の位置情報とを比較する。
登録された位置情報と現在の無線端末A1の位置情報とが異なる場合には、pBSC320は、VLR及びHLR330の使用者登録情報(位置情報)を修正する。
このように、私設無線ネットワークシステム300のVLRとHLR330の加入者情報が修正された場合に、私設無線ネットワークシステム300と連動する各ゾーンの私設無線ネットワークシステム200間に、修正された加入者の同期化のためのHLR同期化を行う。ここで、位置登録修正による加入者情報修正のHLR同期化方法については前述したので、その説明は省略する。
位置登録修正による連動する私設無線ネットワークシステム間のHLR同期化を介して、HLRとVLRの位置情報修正登録が完了した後に、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された有線端末250から、現在ゾーン2に位置移動した無線端末A1に、SMS伝送要求がある場合について説明する。
ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された有線端末250から、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300へ移動した無線端末A1に、SMS伝送要求がある場合には、SMS伝送要求信号は、IPネットワークを介して、ゾーン1私設無線ネットワークシステム200のSMSサーバー260に提供される。
SMSサーバー260は、有線端末250から提供されるSMS伝送要求信号によって、図3に示すように、HLR230と同期化されたデータベース266を検索して、SMSを伝送しようとする無線端末A1の現在の位置情報を把握する。ここで、無線端末A1が、ゾーン1からゾーン2に移動した場合には、システム間のHLR同期化がなされて、無線端末A1の位置情報が、HLR230にアップデートされており、HLR230とSMSサーバー260内のデータベース266間は、図3に示す加入者情報同期化部265を介して、該当無線端末A1の位置情報がアップデートされている。
無線端末の位置が判断されると、無線端末A1が位置している私設無線ネットワークシステム300のpBSC320のIPアドレスを検索し、検索されたIPアドレスで私設無線ネットワークシステム300のpBSC320に、該当SMSメッセージを伝送する。ここで、SMSサーバー260内でのSMSメッセージ処理についての動作は、前記図3及び図4の説明で説明したので、その説明は省略する。
SMSメッセージを、IPネットワークを介して、伝送を受けたゾーン2私設無線ネットワークシステム300のpBSC320は、受信されたSMSメッセージを、BTS310を介して、該当無線端末、すなわち、無線端末A1にメッセージを伝送する。
結果として、マルチゾーンで構成された私設無線ネットワークシステムの使用者が、該当マルチゾーン内の、他の私設無線ネットワークシステムサービス領域へ移動した時に、使用者が、特別なオプションを設定しなくても、システム間のHLR情報の同期化、及び、周期的にアップデートされるHLR情報を、データベースを介して読込むことにより、自動で移動した私設無線ネットワークシステムで、SMS着信が可能となる。
また、ゾーン1私設無線ネットワークシステムの有線端末加入者が、ゾーン2私設無線ネットワークシステムに登録加入した無線端末にSMS伝送する方法も、やはり前記方法と同じ方法によって行われるので、その説明は省略する。
この第5実施例は、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム加入者無線端末が、ゾーン1私設無線ネットワークシステムのサービス領域へ移動時に、ゾーン1の有線端末加入者が、ゾーン1の私設無線ネットワークシステムサービス領域へ移動した無線端末へのSMS伝送方法についての実施例である。
まず、各ゾーンの私設無線ネットワークシステムのHLR間の初期加入者同期化がなされた状態で、ゾーン2の私設無線ネットワークシステム300に登録された無線端末が、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200サービス領域へ移動した場合には、移動した無線端末は、自身の位置登録メッセージを、ゾーン1私設無線ネットワークシステム200のBTS210を介して、pBSC220に伝送する。
pBSC220は、無線端末から伝送される位置登録メッセージを分析して、現在無線端末の位置とVLR及びHLR230に登録された無線端末の位置情報とを比較するようになる。
登録された位置情報と現在の無線端末の位置情報とが異なる場合には、pBSC220は、VLR及びHLR230の使用者登録情報(位置情報)を修正する。
このように、私設無線ネットワークシステム200のVLRとHLR230の加入者情報が修正された場合には、私設無線ネットワークシステム200と連動する各ゾーンの私設無線ネットワークシステム300間に、修正された加入者の同期化のためのHLR同期化を行う。
位置登録修正による、連動する私設無線ネットワークシステム間のHLR同期化を介して、HLRとVLRの位置情報修正登録が完了した後に、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された有線端末250から、現在、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200のサービス領域に移動した無線端末にSMS伝送要求がある場合について説明する。
すなわち、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された有線端末250からゾーン1の私設無線ネットワークシステム200へ移動した無線端末にSMS伝送要求がある場合には、SMS伝送要求信号は、IPネットワークを介して、ゾーン1私設無線ネットワークシステム200のSMSサーバー260に提供される。
SMSサーバー260は、有線端末250から提供されるSMS伝送要求信号によって、図3に示すように、HLR230と同期化したデータベース266を検索して、SMSを伝送しようとする無線端末の現在の位置情報を把握する。ここで、無線端末が、ゾーン2からゾーン1に移動した場合には、システム間でHLR同期化がなされて、無線端末の位置情報が、HLR230にアップデートされ、HLR230とSMSサーバー260内のデータベース266間は、図3に示す加入者情報同期化部265を介して、該当無線端末の位置情報がアップデートされている状態である。
無線端末の位置が判断されると、無線端末が、位置している私設無線ネットワークシステム200のpBSC220のIPアドレスを検索し、検索されたIPアドレスで私設無線ネットワークシステム200のpBSC220に該当SMSメッセージを伝送する。ここで、SMSサーバー260内でのSMSメッセージ処理に対する動作は、前記図3及び図4の説明で説明したので、その説明は省略する。
SMSメッセージを、IPネットワークを介して伝送を受けたゾーン1の私設無線ネットワークシステム200のpBSC220は、受信されたSMSメッセージを、BTS210を介して、ゾーン2からゾーン1に移動した該当無線端末にメッセージを伝送する。
第6実施例は、多重着信機能の設定時の、SMS伝送方法についての実施例である。すなわち、一ゾーンに位置する内線端末(有線端末)と無線端末に同時にSMS伝送を要求する場合である。
まず、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された有線端末250から、内線端末及び無線端末A1にSMS伝送要求がある場合には、SMS伝送要求信号は、IPネットワークを介して、ゾーン1の私設無線ネットワークシステム200のSMSサーバー260に提供される。
SMSサーバー260は、有線端末250から提供されるSMS伝送要求信号によって、図3に示すように、HLR230と同期化されたデータベース266を検索して、SMSを伝送しようとする無線端末の現在の位置情報及び内線端末の加入者情報を把握する。
無線端末がゾーン1に位置し、内線端末もやはりゾーン1の私設無線ネットワークシステム200に登録された端末である場合には、SMSサーバー260は、SMSメッセージを私設無線ネットワークシステム200のpBSC220に提供する。
pBSC220は、SMSサーバー260から提供されるSMSメッセージを、BTS210を介して、無線端末に伝送し、また、SMSメッセージをPBX240に伝送して、PBX240に接続した内線端末にSMSメッセージを伝送する。
ここで、マルチゾーンの私設無線ネットワークシステムに登録された無線端末が、どのゾーンの私設無線ネットワークシステムのサービス領域へ移動しても、前記第4実施例及び第5実施例の方法によってSMSサービスが可能であり、どのゾーンの内線端末及び無線端末への多重SMSサービスも、やはり前記実施例と同じ方法によってサービスが可能になる。
結果として、第6実施例では、構内電話(DGP)は、PBXを介して該当SMSメッセージを伝送し、無線端末は、私設無線ネットワークシステムのBTSを介してSMSメッセージを伝送する。
また、マルチゾーンで構成された私設無線ネットワークシステムの使用者ならば、マルチゾーン内の、他の私設無線ネットワークシステムサービス領域へ移動しても、上記実施例の方法によってSMSサービスが可能になる。
結果として、本発明の実施形態の私設無線ネットワークシステム間ローミング及びSMSサービス方法及びそのシステムは、マルチゾーンで構成された私設無線ネットワークシステムで、一つのゾーンの私設無線ネットワークサービス使用者が、他の私設無線ネットワークシステムサービス領域へ移動した場合でも、使用者が、追加的なオプション設定をしなくても、自動で該当ゾーンで構内無線呼、着・発信サービス及びSMSサービスを受けることができる。これは、端末の位置登録を介してアップデートされるHLRのDB情報、及び、システムのHLRとHLR間同期化、VLRとHLR間同期化、及び、システム内のHLRとSMSサービスのSMSサーバー内の加入者情報データベース間の同期化を介してpBSCで無線端末の位置情報を把握できるためである。pBSCでは、このような端末の位置情報を利用して該当私設無線ネットワークシステムに呼及びSMSデータ呼を転換することによって、自動ローミング及びSMSサービスを支援できる。
従来技術の私設無線ネットワークシステムの構成及びこれを用いたショートメッセージサービスの流れを示す図である。 本発明の実施形態のマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間のショートメッセージサービスが可能なシステム間接続構成を示す図である。 図2に示すSMSサーバーに対する詳細ブロック構成を示す図である。 図3に示すメッセージ伝送処理部の詳細構成を示す図面である。 マルチゾーン私設無線ネットワークシステムのHLR及びVLRのデータベース構造を示す図である。 本発明の実施形態のHLR同期化プロセッサー構成を示す図である。 図6に示すHLRプロセッサーのsync_init()スレッドの動作フローを示す図である。 本発明の実施形態のHLR同期化プロセスのth_sync_send()スレッドの動作フローを示す図である。 本発明の実施形態のHLR同期化プロセスのth_sync_recv()スレッドの動作フローを示す図である。 本発明の実施形態のHLR同期化プロセスのth_sync_work()スレッドの動作フローを示す図である。 本発明の実施形態のマルチゾーン私設無線ネットワークシステム間ローミングサービスのためのHLRプロセッサー間同期化流れを示す図である。 本発明の実施形態のマルチゾーン私設無線ネットワークシステムのHLR間のシステム初期同期化動作に対する動作フローチャートを示す図である。 本発明の実施形態のマルチゾーン私設無線ネットワークシステムのHLR間の修正された加入者情報の同期化動作に対する動作フローを示す図である。 自己が登録された私設無線ネットワークシステムのサービス領域から他のゾーンの私設無線ネットワークシステムのサービス領域へ移動した場合の、無線端末が位置したシステムのHLRと連動する他のゾーンのシステムのHLR間加入者情報の同期化動作に対する動作フローを示す図である。 本発明の実施形態の同期化要求メッセージと同期化要求応答メッセージに含まれるデータの構成を示す図である。
符号の説明
110、130:BSC
120: MSC
100、200、300:私設無線ネットワークシステム
A1、A2:無線端末機
210、310:BTS
220、320:pBSC
230、330:HLR
240、340:PBX
250、350:有線端末
260、360:SMSサーバー


Claims (9)

  1. ネットワークを介してマルチゾーンで構成され、各々複数の端末が属する、複数の無線ネットワークシステム間のSMSサービス方法であって、
    複数の無線ネットワークシステム間に各々登録された加入者情報について、前記ネットワークを介して、前記各無線ネットワークシステムの加入者情報データベースを同期化するステップと、
    第1の端末から、少なくとも一つの第2の端末への、SMS伝送要求信号が受信された場合には、該受信されたSMS伝送要求信号に従って、SMSメッセージに対するデータパケットを構成し、前記同期化された加入者情報データベースを検索して、前記少なくとも一つの第2の端末の現在位置情報に対応する前記無線ネットワークシステムに、前記構成されたSMSメッセージに対するデータパケットを、前記ネットワークを介して、伝送するステップと、を含み、
    前記同期化するステップは、前記各無線ネットワークシステムのHLR間に加入者情報を、前記ネットワークを介して、同期化する第1の同期化ステップと、前記各HLR間の同期化がなされた後に、各HLRが位置する該当無線ネットワークシステム内のSMSサーバーのSMSデータベース間において、加入者情報を同期化する第2の同期化ステップと、を有し、
    前記第1の同期化ステップは、
    マルチゾーン無線ネットワークシステムの初期セットアップ時に、自己のシステムに登録された端末の加入者情報を、設定されたシステムIDに従って、前記ネットワークを介して、HLR間初期同期化を行い、
    前記初期同期化がなされた後に、UIを介して、使用者から加入者情報の変更や削除の要求がある場合には、変更及び削除された加入者情報を、自己のシステムのHLRにアップデートし、該アップデートされた加入者情報を、設定されたシステムIDに従って、連動する各ゾーンの無線ネットワークシステムのHLRに、前記ネットワークを介して、伝送して加入者情報の同期化を行い、
    初期同期化過程がなされた後に、任意の無線端末から位置登録メッセージを受信し、該受信された位置登録メッセージの位置情報に従って、前記無線端末が、登録されたシステムのサービス領域から自己のサービス領域へ移動したものと判断される場合には、自己のHLRに位置登録及び加入者情報をアップデートし、該アップデートされた加入者情報を、前記ネットワークを介して、連動するマルチゾーンの各無線ネットワークシステムに伝送して位置登録修正による加入者情報の同期化を行い、
    前記第2の同期化ステップは、
    前記各無線ネットワークシステムのHLR間の同期化により、アップデートされた加入者情報を周期的にリードし、前記SMSデータベースにアップデートして、HLRとSMSデータベース間の同期化を行う
    ことを特徴とするマルチゾーン無線ネットワークシステムのSMSサービス方法。
  2. 前記ネットワークは、IPネットワークであることを特徴とする請求項1記載のマルチゾーン無線ネットワークシステムのSMSサービス方法。
  3. 前記第1の端末は、SMSメッセージの伝送を要求する無線ネットワークシステムに登録された、有線または無線端末であり、前記第2の端末は、SMSメッセージを受信する、有線または無線端末であることを特徴とする請求項1記載のマルチゾーン無線ネットワークシステムのSMSサービス方法。
  4. 前記第2の端末の現在の位置が、他の無線ネットワークシステムのサービス領域に位置する場合には、該当位置の無線ネットワークシステムのIPアドレスに、前記構成されたSMSデータパケットを、前記ネットワークを介して、伝送することを特徴とする請求項1記載のマルチゾーン無線ネットワークシステムのSMSサービス方法。
  5. 前記加入者情報データベースに同期化されて保存される加入者情報は、マルチゾーン無線ネットワークシステムに登録されたすべての端末の、現在の位置情報と、端末が現在位置する無線ネットワークシステムのIPアドレス情報とを含むことを特徴とする請求項1記載のマルチゾーン無線ネットワークシステムのSMSサービス方法。
  6. ネットワークを介してマルチゾーンで構成され、各々複数の端末が属する、複数の無線ネットワークシステムにおいて、
    複数の無線ネットワークシステム間に各々登録された加入者情報について、前記ネットワークを介して、前記各無線ネットワークシステムの加入者情報データベースを同期化する同期化手段と、
    第1の端末から少なくとも一つの第2の端末へのSMS伝送要求信号が受信された場合には、該受信されたSMS伝送要求信号に従って、SMSメッセージに対するデータパケットを構成し、前記同期化された加入者情報データベースを検索して、前記第2の端末の現在の位置情報に対応する無線ネットワークシステムに、前記構成されたSMSデータパケットを、前記ネットワークを介して、伝送するSMSメッセージ処理手段と、を有し、
    前記同期化手段は、
    マルチゾーン無線ネットワークシステムの初期セットアップ時に、自己のシステムに登録された端末の加入者情報を、設定されたシステムIDに従って、前記ネットワークを介して、連動する無線ネットワークシステムの加入者情報データベース間で初期同期化を行い、
    前記初期同期化がなされた後に、UIを介して、使用者から加入者情報の変更や削除の要求がある場合には、変更及び削除された加入者情報を、自己の加入者情報データベースにアップデートし、該アップデートされた加入者情報を、設定されたシステムIDに従って、連動する各ゾーンの無線ネットワークシステムの加入者情報データベースに、前記ネットワークを介して、伝送して加入者情報の同期化を行い、
    初期同期化過程がなされた後に、任意の無線端末から位置登録メッセージを受信し、受信されたメッセージの位置情報に従って、前記無線端末が登録されたシステムのサービス領域から自己のサービス領域へ移動したものと判断される場合には、自己の加入者情報データベースに、位置登録及び加入者情報をアップデートし、該アップデートされた加入者情報を、前記ネットワークを介して、連動するマルチゾーンの各無線ネットワークシステムに伝送して位置登録修正による加入者情報の同期化を行い、
    前記SMSメッセージ処理手段は、
    前記加入者情報データベースに保存された加入者情報と同じ加入者情報を保存するSMSデータベースと、
    前記加入者情報データベースに周期的にアクセスして加入者情報データベースに保存された加入者情報をリードし、前記SMSデータベースにアップデートして加入者情報を同期化する同期化処理部と、
    第1の端末から少なくとも一つの第2の端末へのSMS伝送要求信号を、前記ネットワークを介して受信すると、該受信されたSMS伝送要求信号に従って、SMSメッセージに対するデータパケットを構成し、該構成されたSMSメッセージデータパケットをメッセージキューに一時保存し、
    前記SMSデータベースを検索して、SMSメッセージを伝送する前記第2の端末の現在の位置情報と、現在位置に相当する連動する無線ネットワークシステムのIPアドレスを検索し、該検索されたIPアドレスに、前記メッセージキューに保存された前記SMSメッセージデータパケットを、前記ネットワークを介して、伝送するSMSメッセージ処理部とを有する
    ことを特徴とするマルチゾーン無線ネットワークシステム。
  7. 前記ネットワークは、IPネットワークであることを特徴とする請求項記載のマルチゾーン無線ネットワークシステム。
  8. 前記第1の端末は、SMSメッセージの伝送を要求する、私設無線ネットワークシステムに登録された有線または無線端末であり、前記第2の端末は、SMSメッセージを受信する有線または無線端末であることを特徴とする請求項記載のマルチゾーン無線ネットワークシステム。
  9. 前記加入者情報データベースを、HLR、または、VLRのうち、少なくとも一つが有することを特徴とする請求項記載のマルチゾーン無線ネットワークシステム。
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