JP4021356B2 - 記録媒体読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、紙幣や有価証券等の偽造を防止する記録媒体読取方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙幣や有価証券等の偽造を防止する偽造防止方法として、電子回路チップを装着したシートの偽造防止方法が、例えば特許文献1に記載されている。この偽造防止方法は、紙幣や有価証券等のシートに、電子回路チップを装着してシートに印刷されている可視情報を暗号化して電子回路チップに格納し、可視情報と電子回路チップに格納されている情報とを比較して偽造を防止するようになっている。この偽造防止方法は、日本経済新聞(5月24日発行 夕刊)にも掲載されているように、紙幣の偽造の防止策として注目されている。この偽造防止方法によれば、例えば、電子回路チップに一枚一枚の紙幣に異なる番号を記憶させておくことで、電子回路チップのない紙幣や偽番号が印刷された紙幣は瞬時に判別できるようになっている。また、犯罪がらみ取引に使われた紙幣の流通経路も追跡することできるため、資金洗浄(マネーロンダリング)防止対策にも役立つため、実用化を目指している。しかしながら、このような偽造防止方法においては、前述した可視情報と電子回路チップに格納されている情報を比較する必要があり、可視情報のデータはスキャナ等で読取るため、スキャナ等の特性により読取精度が大きく変化し、電子回路チップに記憶された情報と可視情報と同一であると判定することは容易ではないという問題があった。
【0003】
このため、例えば特許文献2には、このような問題を解決するため、可視情報と電子回路チップに格納されている情報と比較を行なうことなく、未然に偽造を防止することができるものが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
国際公開第WO00/34293号公報
【0005】
【特許文献2】
特願2002−274659号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、未然に偽造を防止するものとして、紙幣以外に、例えば有価証券や機密文書等があり、特許文献2に記載されたものは、複写等を禁止することができても、かかる有価証券や機密文書等の場合には、所定の制限内で複写等を許容することができないという課題が残っていた。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、所定の制限内で複写等を許容する記録媒体読取装置および記録媒体記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記第1のデータが既に読取られた既読取回数および前記第1のデータの読取り回数の限度を示す読取限度回数を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、前記読込手段により読込まれた前記既読取回数と前記読取限度回数に基づいて、前記既読取回数が前記読取限度回数を超えているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記既読取回数が前記読取限度回数を超えていないと判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記既読取回数が前記読取限度回数を超えていると判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせないよう前記読取手段を制御する制御手段と、から構成されている。
【0009】
この構成により、データ保存媒体に記録された第2のデータに含まれる既読取回数が読取限度回数を超えていない場合にのみ第1のデータの読取りを許容することができる。すなわち、読取限度回数まで第1のデータの読取りを許容することができ、データ記録体の有効活用ができる一方、読取限度回数を超えた第1のデータの読取りを制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。
【0010】
発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記読取手段により読取られた前記第1のデータを前記データ記録体と異なる被データ記録体を構成する記録媒体に記録する記録手段と、前記第1のデータが既に読取られた既読取回数および前記第1のデータの読取り回数の限度を示す読取限度回数を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、前記読込手段により読込まれた前記既読取回数と前記読取限度回数に基づいて、前記既読取回数が前記読取限度回数を超えているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記既読取回数が前記読取限度回数を超えていないと判定された場合、前記第1のデータの記録をさせるよう前記記録手段を制御し、前記判定手段により、前記既読取回数が前記読取限度回数を超えていると判定された場合、前記第1のデータの記録をさせないよう前記記録手段を制御する制御手段と、から構成されている。
【0011】
この構成により、データ保存媒体に記録された第2のデータに含まれる既読取回数が読取限度回数を超えていない場合にのみ第1のデータの記録を許容することができる。すなわち、取限度回数まで第1のデータの記録を許容することができ、データ記録体の有効活用ができる一方、読取限度回数を超えた第1のデータの記録を制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。
【0012】
発明では、前記読取手段により前記第1のデータを読取った回数を前記第2のデータに含まれる前記既読取回数に加算する加算手段と、前記加算手段により加算された加算結果を示す加算結果回数を前記データ保存媒体に書込む第1の書込み手段を備え、前記判定手段により前記読取回数が前記読取限度回数を超えていないと判定された場合、前記制御手段が前記データ保存媒体に前記加算結果回数を書込むよう前記第1の書込み手段を制御するよう構成されている。
【0013】
この構成により、加算手段による加算結果をデータ保存媒体に第1の書込み手段により書き込むことがでる。したがって、データ記録体に加算結果を残すことができ、後の複写等を許可する否かを判定される際に、有効である。
【0014】
発明では、前記データ記録体と異なる被データ記録体を構成する被データ保存媒体に複写を禁止する複写禁止情報を書込む第2の書込み手段を備え、前記判定手段により前記読取回数が前記読取限度回数を超えていないと判定された場合、前記制御手段が前記被データ保存媒体に前記複写禁止情報を書込むよう第2の書込み手段を制御するよう構成されている。
【0015】
この構成により、被データ記録体を構成する被データ保存媒体に複写禁止情報を第2の書込み手段により書込むことができるので、被データ記録体に既に記録された第1のデータの記録を制限することができる。すなわち、データ記録体の複写を許容することができても、複写済みの被データ記録体の更なる複写を制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。
【0016】
発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記読取手段により前記第1のデータの読取りが開始された読取日時を取得する読取日時取得手段と、前記第1のデータの読取りを行なってはいけない期限を示す読取禁止期限を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、前記読取日時取得手段により取得した前記読取日時が前記読取禁止期限を越えているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記読取日時が前記読取禁止期限を越えていると判定された場合、前記第1のデータの読取りを完了させるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記読取日時が前記読取禁止期限を越えていないと判定された場合、前記第1のデータの読取りを完了させないよう前記読取手段を制御する制御手段と、から構成されている。
【0017】
この構成により、読取日時が読取禁止期限を超えている場合に限り、記録媒体に記録された第1のデータを読取ることができる。すなわち、読取禁止期限を経過した場合に限り、記録媒体に記録された第1のデータの読取りを許容することができる一方、読取禁止期限内の読取りを制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。
【0018】
発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、自己を識別する装置情報を記憶する装置情報記憶部と、前記装置情報記憶部から前記装置情報を取得する装置情報取得手段と、前記第1のデータの読取りを許可する装置を示す読取許可装置情報を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、前記装置情報取得手段により取得された装置情報が前記読込手段により読込まれた前記読取許可装置情報に示されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記装置情報が前記読取許可装置情報に示されていると判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記装置情報が前記読取許可装置情報に示されていないと判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせないよう制御する制御手段と、から構成されている。
【0019】
この構成により、装置情報が読取許可装置情報に示されている場合に限り、記録媒体に記録された第1のデータを読取ることができるので、特定の装置にだけ読取りを許容する一方、特定の装置以外の読取りを制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。
【0020】
発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記第1のデータの読取りを行なうユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するユーザ情報取得手段と、前記第1のデータの読取りを許容するユーザを特定するためのユーザ特定情報を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、前記ユーザ情報取得手段により取得したユーザ識別情報が前記読込手段により読込まれたユーザ特定情報に示されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記ユーザ識別情報が前記ユーザ特定情報に示されていると判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記ユーザ識別情報が前記ユーザ特定情報に示されていないと判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせないよう前記読取手段を制御する制御手段と、から構成されている。
【0021】
この構成により、ユーザ識別情報がユーザ特定情報に示されている場合に限り、記録媒体に記録された第1のデータを読取ることができるので、特定の人にだけ読取りを許容することができる一方、特定の人以外の読取りを制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。
【0022】
発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、GPSによって自己が設置されている設置位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記第1のデータの読取りを許可する前記設置位置を示す読取許可位置情報を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、前記位置情報取得手段により取得した前記位置情報と一致する位置情報が前記読込手段により読込まれた前記読取許可位置情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記位置情報と一致する位置情報が前記読取許可位置情報に含まれていると判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記位置情報と一致する位置情報が前記読取許可位置情報に含まれていないと判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせないよう前記読取手段を制御する制御手段と、から構成されている。
【0023】
この構成により、位置情報が読取許可位置に示されている場合に限り、記録媒体に記録された第1のデータを読取ることができるので、特定の位置に設置されている装置に限り読取りを許容することができる一方、特定の位置以外の位置に設置されている装置による読取りを制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。
【0024】
発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記第1のデータの読取りを行なうユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するユーザ情報取得手段と、前記第1のデータの読取りを許可するための読取許可識別情報を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、前記読取許可識別情報に対応した少なくとも一人のユーザ対応識別情報を含む対応情報を格納する格納手段と、前記格納手段に格納された対応情報を参照し、前記ユーザ情報取得手段により取得された前記ユーザ識別情報と、前記読込手段により読込まれた読取許可識別情報に対応して前記格納手段に格納された前記ユーザ対応識別情報と、が一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記ユーザ識別情報と前記ユーザ対応識別情報とが一致すると判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記ユーザ識別情報とユーザ対応識別情報とが一致しないと判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせないよう前記読取手段を制御する制御手段と、から構成されている。
【0025】
この構成により、読取許可識別情報に対応したユーザ対応識別情報と一致するユーザに限り、記録媒体に記録された第1のデータを読取ることができる。よって、例えば、読取許可情報が部署ID、ユーザ対応識別情報がユーザIDである場合に、関係する部署の人にだけ読取りを許可することができる一方、関係する部署以外の人の読取りを制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。したがって、例えば、データ記録体が書籍や報告文書等である場合に、部署毎の書籍管理が容易にすることができるばかりか、製品マニュアルや部署内の機密情報の秘密性を保持することができる。
【0026】
発明では、第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、前記読取手段により前記第1のデータの読取りが開始された読取日時を取得する読取日時取得手段と、前記第1のデータの読取りが可能である期限を示す読取可能期限を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、前記読取日時取得手段により取得された前記読取日時が前記読取可能期限を越えているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記読取日時が前記読取可能期限を越えていると判定された場合、前記第1のデータの読取りを完了させないよう前記読取手段を制御する制御手段と、から構成されている。
この構成により、複写装置によれば、読取日時が読取可能期限を超えている場合に、第1のデータの読取りを制限することができる。したがって、無駄なデータ記録体の複製を防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図11は、本発明の実施の形態における複写装置によって読取、書込みおよび記録されるデータ記録体の概略を示す構成図である。
まず、図11に基づいて、データ記録体について説明する。
データ記録体1100は、書類であり、記録媒体1110と、データ保存媒体1120と、から構成されている。なお、データ記録体1100とは、例えば、機密文書、紙幣および有価証券等を含むものである。
【0028】
記録媒体1110は、紙であり、第1のデータ1115が印刷されている。ここで、第1のデータ1115とは、例えば、文字および図柄を含むものをいう。また、記録媒体1110は、紙に限定されるものではなく、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、ICカード、メモリカード、プラスチックカード等の記録媒体を含むものとする。なお、例えば、記録媒体1110がCD−ROMの場合、第1のデータ1115とは、CD−ROMに記憶されているデータを意味するものである。
【0029】
データ保存媒体1120は、電力受信、データ受信および送信を兼ねる図示しないアンテナコイル、メモリおよびASICが1チップ化されたモノリシックRFIDチップによって構成されている。また、データ保存媒体1120は、後述する各実施の形態における読込手段もしくは書込み手段からの送信されてきた電波により必要な電力を発生させ、送信されてきた電波によって搬送されたコマンドおよびデータによりデータの書込みやデータが読込みが行なわれるようになっている。また、データ保存媒体1120は、記録媒体1110に付されており、データ保存媒体1120は、例えば、記録媒体1110に埋め込まれていても貼り込まれていてもよい。データ保存媒体1120は、暗号化された後述する既読取回数、読取限度回数、読取禁止期限、読取許可装置情報、ユーザ特定情報、読取許可位置情報、読取許可識別情報および読取可能期限のうち少なくとも一つが含まれた第2のデータを格納することができるようになっている。また、データ保存媒体1120は、暗号化した各情報を書き込むことができるようになっている。なお、図示しない後述する被データ記録体とは、図11に示すデータ記録体1100と同一の構成要素で構成され、データ記録体1100と異なる複写先のデータ記録体をという。
【0030】
(第1の実施の形態)
本発明に係る第1の実施の形態おいては、本発明の記憶媒体読取装置又は記録媒体記録装置を複写装置に適用して以下説明する。
なお、本発明の記録媒体読取装置および記録媒体記録装置は、複写装置に限定されるものではなく、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用してもよい。
【0031】
図1は、本発明に係る第1の実施の形態の複写装置100のブロック構成図である。
複写装置100は、図1に示すように、読取手段110と、読込手段120と、判定手段130と、加算手段140と、第1の書込み手段150と、制御手段160と、第2の書込み手段170と、記録手段180と、から構成されている。
【0032】
読取手段110は、図11に示す記録媒体1110の第1のデータ1115、例えば画情報を読取るようになっている。
読込手段120は、図11に示すデータ保存媒体1120の第2のデータに含まれる既読取回数および読取限度回数を読込むようになっている。ここで既読取回数とは、図11に示す第1のデータ1115が既に読取られた回数をいう。また、読取限度回数とは、第1のデータ1115の読取り限度を示す回数をいう。
【0033】
判定手段130は、読込手段120により読込まれた既読取回数および読取限度回数に基づいて、既読取回数が読取限度回数を超えているか否かを判定するようになっている。なお、既読取回数および読取限度回数は、これに限定されるものではなく、それぞれ既に複写した回数を示す既複写回数、複写の限度回数を示す複写限度回数であってもよい。
【0034】
加算手段140は、読取手段110により図11に示す記録媒体1110に記録された第1のデータ1115が読取られた回数を既読取回数に加算するようになっている。すなわち、読取手段110は、第1のデータ1115を1回読み取った場合、既読取回数に1を加算するようになっている。
【0035】
第1の書込み手段150は、加算手段140により加算された加算結果を示す加算結果回数を図11に示すデータ保存媒体1120に書込むようになっている。
第2の書込み手段170は、上述した被データ記録体を構成する被データ保存媒体に複写を禁止する複写禁止情報を書込むようになっている。
【0036】
記録手段180は、読取手段110により読取られた第1のデータ1115の画情報を上述した被データ記録体を構成する被記録媒体に記録するようになっている。
【0037】
制御手段160は、判定手段130の判定結果に基づいて読取手段110の読取りを制御するようになっている。すなわち、制御手段160は、判定手段130より既読取回数が読取限度回数を超えていないと判定された場合、図11に示す記録媒体1110に記録された第1のデータ1115の読取りをさせるよう読取手段110を制御する一方、判定手段130により既読取回数が読取限度回数を超えていると判定された場合、図11に示す記録媒体1110に記録された第1のデータ1115の読取りをさせないよう読取手段110を制御するようになっている。また、制御手段160は、判定手段130により読取回数が読取限度回数を超えていないと判定された場合、データ保存媒体1120に加算結果回数を書込むよう第1の書込み手段150を制御するようになっている。また、制御手段160は、判定手段130により読取回数が読取限度回数を超えていないと判定された場合、上述した被データ保存媒体に複写禁止情報を書込むよう第2の書込み手段170を制御するようになっている。
【0038】
なお、制御手段160は、判定手段130の判定結果に基づいて、読取手段110の読取りを制御しているが、制御手段160は、判定手段130の判定結果に基づいて、記録手段180の記録を制御してもよい。
【0039】
次に、複写装置100による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図2は、複写装置100による処理の流れを示すフローチャートである。
【0040】
まず、ステップS210において、読込手段120により、第1のデータ1115が既に読取られた既読取回数および第1のデータ1115の読取り回数の限度を示す読取限度回数を含む第2のデータを読込んでステップS220に進む。
【0041】
次に、ステップS220において、判定手段130により、既読取回数と読取限度回数に基づいて、既読取回数が読取限度回数を超えているか否かを判定し、既読取回数が読取限度回数を超えていると判定された場合、第1のデータ1115を読取らずに終了する一方、既読取回数が読取限度回数を超えていないと判定された場合、ステップS230に進む。
【0042】
次に、ステップS230において、読取手段110により、第1のデータ1115を読取り、ステップS240に進む。
次に、ステップS240において、加算手段140により、読取結果回数を既読取回数に加算して、ステップS250に進む。
【0043】
次に、ステップS250において、第1の書込み手段150により、加算結果を図11に示すデータ記録体1100を構成するデータ保存媒体1120に書き込んでステップS260に進む。
次に、ステップS260において、第2の書込み手段170により、複写禁止情報を上述した被データ記録体を構成する被データ保存媒体に書き込んでステップS270に進む。
【0044】
次に、ステップS270において、記録手段180により、第1のデータ1115の画情報を上述した被データ記録体を構成する被記録媒体に記録して終了する。
【0045】
このように、複写装置100によれば、データ保存媒体1120に記録された第2のデータに含まれる既読取回数が読取限度回数を超えていない場合にのみ第1のデータ1115の読取り又は記録を許容することができる。すなわち、読取限度回数まで第1のデータ1115の読取り又は記録を許容することができ、データ記録体1100の有効活用ができる一方、読取限度回数を超えた第1のデータ1115の読取り又は記録を制限して、無制限にデータ記録体1100の複製することを防止することができる。
【0046】
また、複写装置100によれば、加算手段140による加算結果を図11に示すデータ保存媒体1120に第1の書込み手段150により書き込むことがでる。すなわち、データ記録体1100に加算結果を残すことができ、後の複写等を許可する否かを判定される際に、有効である。
【0047】
また、複写装置100によれば、被データ記録体を構成する被データ保存媒体に複写禁止情報を第2の書込み手段170により書込むことができるので、被データ記録体に既に記録された第1のデータ1115を再度読取りしたい場合であっても読取りを制限することがきる。すなわち、図11に示すデータ記録体1100の複写を許容することができても、複写済みの被データ記録体の更なる複写を制限して、無制限にデータ記録体1100の複製することを防止することができる。
【0048】
(第2の実施の形態)
本発明に係る第2の実施の形態おいては、本発明の記憶媒体読取装置を複写装置に適用して以下説明する。
なお、本発明の記録媒体読取装置は、複写装置に限定されるものではなく、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用してもよい。
【0049】
図3は、本発明に係る第2の実施の形態の複写装置300のブロック構成図である。
複写装置300は、図3に示すように、読取手段310と、読取日時取得手段320、読込手段330と、判定手段340と、制御手段350と、記録手段360と、から構成されている。
【0050】
読取手段310は、図11に示す記録媒体1110の第1のデータ1115、例えば画情報を読取るようになっている。
記録手段360は、読取手段310により読取られた第1のデータ1115を上述した図11のデータ記録体1100の複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録するようになっている。
【0051】
読取日時取得手段320は、時計が備えられており読取手段310により第1のデータ1115を読取った読取日時を取得するようになっている。
読込手段330は、図11に示す記録媒体1110に記録された第1のデータ1115の読取りを行なってはいけない期限を示す読取禁止期限を含む第2のデータを読込むようになっている。したがって、読取手段310は、読取禁止期限内に第1のデータ1115を読取ることができないようになっている。
【0052】
判定手段340は、図11に示すデータ記録体1100を構成するデータ保存媒体1120に記録された第2のデータに読取禁止期限が含まれているか否かを判定するようになっている。また、判定手段340は、読取日時取得手段320により取得した読取日時が読取禁止期限を越えているか否かを判定するようになっている。
【0053】
制御手段350は、判定手段340により、読取日時が読取禁止期限を越えていると判定された場合、図11に示す第1のデータ1115の読取りをさせるよう読取手段310を制御し、判定手段340により、読取日時が読取禁止期限を越えていないと判定された場合、図11に示す第1のデータ1115の読取りをさせないよう読取手段310を制御するようになっている。
【0054】
なお、複写装置300は、上述した構成に、読取禁止期限を更新する更新手段と、更新手段によって更新された更新結果をデータ保存媒体1120に書込む書込み手段を設けてもよい。例えば、第1のデータ1115を読取手段310により読取った日時を基準に読取禁止期限を1月更新し、かかる更新結果をデータ保存媒体1120に書込むようにする。したがって、読取禁止期限を更新することにより、更新した読取禁止期限内の複写等を禁止して、更新した読取禁止期限を越えた場合にのみ複写等を許容することができる。このように、第1のデータ1115の複写等を1月に1回、許容することができる。
【0055】
次に、複写装置300による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図4は、複写装置300による処理の流れを示すフローチャートである。
【0056】
まず、ステップS410において、読込手段330により、図11に示す第1のデータ1115の読取りを行なってはいけない期限を示す読取禁止期限を含む第2のデータを読込んでステップS420に進む。
【0057】
次に、ステップS420において、読込手段330により読込まれた第2のデータに読取禁止期限が含まれているか否かを判定手段340が判定し、読取禁止期限が第2のデータに含まれていると判定された場合、ステップS430に進む一方、読取禁止期限が第2のデータ含まれていないと判定された場合、ステップS450に進む。
【0058】
次に、ステップS430において、読取日時取得手段320により、第1のデータ1115の読取った読取日時を取得して、ステップS440に進む。
次に、ステップS440において、判定手段340により、第1のデータ1115を読取った読取日時が読取禁止期限を越えているか否かを判定する。この判定において、読取日時が読取禁止期限を越えていると判定された場合、ステップS450に進む一方、読取日時が読取禁止期限を越えていないと判定された場合、読取手段310により第1のデータ1115を読取らずに終了する。
【0059】
次に、ステップS450において、読取手段310により、第1のデータ1115を読取り、ステップS460に進む。
次に、ステップS460において、記録手段360により、読取手段310により読取られた第1のデータ1115を上述した被記録媒体に記録して終了する。
【0060】
このように、複写装置300によれば、読取日時が読取禁止期限を超えている場合に限り、第1のデータ1115を読取ることができる。すなわち、読取禁止期限が経過した場合に限り、記録媒体に記録された第1のデータ1115の読取りを許容することができる一方、読取禁止期限内の読取りを制限して、無制限にデータ記録体1100の複製することを防止することができる。
【0061】
(第3の実施の形態)
本発明に係る第3の実施の形態おいては、本発明の記憶媒体読取装置を複写装置に適用して以下説明する。
なお、本発明の記録媒体読取装置は、複写装置に限定されるものではなく、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用してもよい。
【0062】
図5は、本発明に係る第3の実施の形態の複写装置500のブロック構成図である。
複写装置500は、図5に示すように、読取手段510と、装置情報取得手段520と、読込手段530と、判定手段540と、制御手段550と、記録手段560と、書込み手段570から構成されている。
【0063】
読取手段510は、図11に示す記録媒体1110の第1のデータ1115、例えば画情報を読取るようになっている。
装置情報取得手段520は、複写装置500の装置情報を取得するようになっている。ここで、装置情報とは、例えば、複写装置500のMACアドレスをいう。
【0064】
読込手段530は、第1のデータ1115の読取りを許可する装置の読取許可装置情報を含む第2のデータを読込むようになっている。ここで、読取許可装置情報とは、第1のデータ1115の読取りを許可する装置のマックアドレスであり、読取許可情報は、図11に示すデータ記録体1100を構成するデータ保存媒体1120に記録されている。
【0065】
記録手段560は、読取手段510により読取られた第1のデータ1115を上述した図11のデータ記録体1100の複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録するようになっている。
【0066】
書込み手段570は、判定手段540により、図11に示すデータ記録体1100を構成するデータ保存媒体1120に記録されている第2のデータに読取許可装置情報が含まれていない場合、データ記録体1100から第1のデータ1115を読み取った装置の情報、例えばMACアドレスを図11に示すデータ記録体1100の複写先である被データ記録体を構成する被データ保存媒体に書き込むようになっている。
【0067】
判定手段540は、図11に示すデータ保存媒体1120に記録された第2のデータに読取許可装置情報が含まれているか否かを判定するようになっている。また、判定手段540は、装置情報取得手段520により取得した装置情報が読込手段530により読込まれた読取許可装置情報に示されているか否かを判定するようになっている。すなわち、判定手段540は、当該装置情報と一致する装置情報が読取許可装置情報に含まれているか否かを判定するようになっている。
【0068】
制御手段550は、判定手段540により、装置情報が読取許可装置情報に示されていると判定された場合、第1のデータ1115の読取りをさせるよう読取手段510を制御し、判定手段540により、装置情報が読取許可装置情報に示されていないと判定された場合、第1のデータ1115の読取りをさせないよう読取手段510を制御するようになっている。
【0069】
なお、制御手段550は、判定手段540の判定結果に基づいて、読取手段510の読取りを制御しているが、これに限定されるものではなく、制御手段550は、判定手段540の判定結果に基づいて、記録手段560を制御するようにしてもよい。
【0070】
次に、複写装置500による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図6は、複写装置500による処理の流れを示すフローチャートである。
【0071】
まず、ステップS610において、読込手段530により、第1のデータ1115の読取りを許可する装置の読取許可装置情報を含む第2のデータを読込んでステップS620に進む。
【0072】
次に、ステップS620において、読込手段530により読込んだ第2のデータに読取許可装置情報が含まれているか否かを判定し、第2のデータに読取許可装置情報が含まれていると判定された場合、ステップS630に進む一方、第2のデータに読取許可装置情報が含まれていないと判定された場合、ステップS670に進む。
次に、ステップS630において、装置情報取得手段520により、複写装置500の装置情報を取得して、ステップS640に進む。
【0073】
次に、ステップS640において、判定手段540により取得した装置情報が読込手段530により読込まれた読取許可装置情報に示されているか否か、すなわち、当該装置情報と一致する装置情報が読取許可装置情報に含まれているか否かを判定する。この判定において、当該装置情報と一致する装置情報が読取許可装置情報に含まれている判定された場合、ステップS650に進む一方、当該装置情報と一致する装置情報が読取許可装置情報に含まれていないと判定された場合、読取手段510により第1のデータ1115を読取らずに終了する。
【0074】
一方、ステップS670において、装置情報取得手段520により、複写装置500の装置情報を取得して、ステップS680に進む。
次に、ステップS680において、書込み手段570により、複写装置500の装置情報を上述した被データ保存媒体に書き込んで、ステップS650に進む。
【0075】
次に、ステップ650において、読取手段510により、第1のデータ1115を読取ってステップS660に進む。
次に、ステップS660において、記録手段560により第1のデータ1115を図11に示すデータ記録体1100の複写先である上述した被データ記録体を構成する被記録媒体に記録して終了する。
【0076】
このように、複写装置500によれば、装置情報が読取許可装置情報に示されている場合に限り、記録媒体1110に記録された第1のデータ1115を読取ることができるので、特定の装置にだけ読取りを許容する一方、特定の装置以外の読取りを制限して、無制限にデータ記録体1100の複製することを防止することができる。
【0077】
また、複写装置500によれば、第2のデータに読取許可装置情報が含まれていない場合、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に複写装置500の装置情報を書込むことができるので、複写した被データ記録体を不正に使用した際に、複写装置を一意に定めることができるため、問題の追跡に有効利用することができる。
【0078】
(第4の実施の形態)
本発明に係る第4の実施の形態おいては、本発明の記憶媒体読取装置を複写装置に適用して以下説明する。
なお、本発明の記録媒体読取装置は、複写装置に限定されるものではなく、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用してもよい。
【0079】
図7は、本発明に係る第4の実施の形態の複写装置700のブロック構成図である。
複写装置700は、図7に示すように、読取手段710と、ユーザ情報取得手段720と、読込手段730と、判定手段740と、制御手段750と、記録手段760と、書込み手段770と、から構成されている。
【0080】
読取手段710は、図11に示す記録媒体1110の第1のデータ1115、例えば画情報を読取るようになっている。
ユーザ情報取得手段720は、入力キーを介してユーザにユーザIDを入力させることによって、第1のデータ1115の読取りを行なうユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するようになっている。
【0081】
読込手段730は、第1のデータ1115の読取りを許容するユーザを特定するためのユーザ特定情報を含む第2のデータを読込むようになっている。ここで、ユーザ特定情報は、ユーザのIDによって構成され、図11に示すデータ保存媒体1120に記録されている。
【0082】
記録手段760は、読取手段710により読み取られた第1のデータ1115を図11に示すデータ記録体1100の複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録するようになっている。
【0083】
書込み手段770は、ユーザ情報取得手段720により取得したユーザ識別情報を図11に示すデータ記録体1100の複写先である被データ記録体を構成する被データ保存媒体に書き込むようになっている。
【0084】
判定手段740は、図11に示すデータ記録体1100を構成するデータ保存媒体1120に記録された第2のデータにユーザ特定情報が含まれているか否かを判定するようになっている。また、判定手段740は、ユーザ情報取得手段720により取得したユーザ識別情報が読込手段730により読込まれたユーザ特定情報に示されているか否かを判定するようになっている。すなわち、判定手段740は、ユーザ情報取得手段720により取得したユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報がユーザ特定情報に含まれているか否かを判定するようになっている。
【0085】
制御手段750は、判定手段740により、ユーザ識別情報がユーザ特定情報に示されていると判定された場合、第1のデータ1115の読取りをさせるよう読取手段710を制御し、判定手段740により、ユーザ識別情報がユーザ特定情報に示されていないと判定された場合、第1のデータ1115の読取りをさせないよう読取手段710を制御するようになっている。
【0086】
なお、制御手段750は、判定手段740の判定結果に基づいて、読取手段510の読取りを制御しているが、これに限定されるものではなく、制御手段750は、判定手段740の判定結果に基づいて、記録手段760を制御するようにしてもよい。
【0087】
次に、複写装置700による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図8は、複写装置700による処理の流れを示すフローチャートである。
【0088】
まず、ステップS810において、読込手段730により、第1のデータ1115の読取りを許可するユーザを特定するユーザ特定情報を含む第2のデータを読込んでステップS820に進む。
【0089】
次に、ステップS820において、判定手段740により第2のデータにユーザ特定情報が含まれているか否かを判定し、ユーザ特定情報が含まれていると判定された場合、ステップS830に進み、一方ユーザ特定情報が含まれていないと判定された場合、ステップS870に進む。
【0090】
次に、ステップS830において、ユーザ情報取得手段720により、第1のデータ1115の読取りを行なうユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得して、ステップS840に進む。
【0091】
次に、ステップS840において、ユーザ情報取得手段720により取得したユーザ識別情報が読込手段730により読込まれたユーザ特定情報に示されているか否か、すなわち、ユーザ情報取得手段720により取得したユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報がユーザ特定情報に含まれているか否かを判定する。この判定において、ユーザ情報取得手段720により取得したユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報がユーザ特定情報に含まれていると判定された場合、ステップS850に進む一方、ユーザ情報取得手段720により取得したユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報がユーザ特定情報に含まれていないと判定された場合、読取手段710により第1のデータ1115を読取らずに終了する。
【0092】
一方、ステップS870において、ユーザ情報取得手段720により、第1のデータ1115の読取りを行なうユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得して、ステップS880に進む。
【0093】
次に、ステップS880において、書込み手段770により、ユーザ識別情報を書き込んで、ステップS850に進む。
次に、ステップS850において、読取手段710により、第1のデータ1115を読取り、ステップS860に進む。
次に、ステップS860において、記録手段760により、第1のデータ1115を被記録媒体に記録して終了する。
【0094】
このように、複写装置700によれば、ユーザ識別情報がユーザ特定情報に示されている場合に限り、記録媒体1110に記録された第1のデータ1115を読取ることができるので、特定の人にだけ読取りを許容することができる一方、特定の人以外の読取りを制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。
【0095】
また、複写装置700によれば、第2のデータにユーザ特定情報が含まれていない場合、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体にユーザ識別情報を書き込むことができるので、複写した被データ記録体を不正に使用した際に、複写した人を一意に定めることができるため、問題の追跡に有効利用することができる。
【0096】
(第5の実施の形態)
本発明に係る第5の実施の形態おいては、本発明の記録媒体読取装置を複写装置に適用して以下説明する。
なお、本発明の記録媒体読取装置は、複写装置に限定されるものではなく、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用してもよい。
【0097】
図9は、本発明に係る第5の実施の形態の複写装置900のブロック構成図である。
複写装置900は、図9に示すように、読取手段910と、位置情報取得手段920と、読込手段930と、判定手段940と、制御手段950と、から構成されている。
【0098】
読取手段710は、図11に示す記録媒体1110の第1のデータ1115、例えば画情報を読取るようになっている。
位置情報取得手段920は、GPS(Global Positioning System)によって構成され、複写装置900の位置を示す位置情報を取得するようになっている。
【0099】
読込手段930は、第1のデータ1115の読取りを許可する位置を示す読取許可位置情報を含む第2のデータを読込むようになっている。ここで、読取許可情報は、図11に示すデータ記録体1100を構成するデータ保存媒体1120に記録されている。
【0100】
記録手段960は、読取手段910により読み取られた第1のデータ1115を図11に示すデータ記録体1100の複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録するようになっている。
【0101】
書込み手段970は、位置情報取得手段920により取得した位置情報を図11に示すデータ記録体1100の複写先である被データ記録体を構成する被データ保存媒体に書き込むようになっている。
【0102】
判定手段940は、図11に示すデータ記録体1100を構成するデータ保存媒体1120に記録された第2のデータに読取許可位置情報が含まれているか否かを判定するようになっている。また、判定手段940は、位置情報取得手段920により取得した位置情報が読込手段930により読込まれた読取許可位置情報に示されているか否かを判定するようになっている。すなわち、判定手段940は、位置情報取得手段920により取得した位置情報と一致する位置情報が読取許可位置情報に含まれているか否かを判定するようになっている。
【0103】
制御手段950は、判定手段940により、位置情報が読取許可位置情報に示されていると判定された場合、第1のデータ1115の読取りをさせるよう読取手段910を制御し、判定手段940により、位置情報が読取許可位置情報に示されていないと判定された場合、第1のデータ1115の読取りをさせないよう読取手段910を制御するようになっている。
【0104】
次に、複写装置900による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図10は、複写装置900による処理の流れを示すフローチャートである。
【0105】
まず、ステップS1010において、読込手段930により、図11に示す第1のデータ1115の読取りを許可する位置を示す読取許可位置情報を含む第2のデータを読込んでステップS1020に進む。
【0106】
次に、ステップS1020において、判定手段940により読取許可位置情報が含まれているか否かを判定し、第2のデータに読取許可位置情報が含まれていると判定された場合、ステップS1030に進み、一方第2のデータに読取許可位置情報が含まれていないと判定された場合、ステップS1070に進む。
【0107】
次に、ステップS1030において、位置情報取得手段920により、複写装置900の位置を示す位置情報を取得して、ステップS1040に進む。
【0108】
次に、ステップS1040において、位置情報取得手段920により取得した位置情報が読込手段730により読込まれた読取許可位置情報に示されているか否か、すなわち、位置情報取得手段920により取得した位置情報と一致する位置情報が読取許可位置情報に含まれているか否かを判定する。この判定において、位置情報取得手段920により取得した位置情報と一致する位置情報が読取許可位置情報に含まれていると判定された場合、ステップS1050に進む一方、位置情報取得手段920により取得した位置情報と一致する位置情報が読取許可位置情報に含まれていないと判定された場合、読取手段910により第1のデータ1115を読取らずに終了する。
【0109】
一方、ステップS1070において、位置情報取得手段920により、第1のデータ1115の読取りを行なう位置情報を取得して、ステップS1080に進む。
【0110】
次に、ステップS1080において、書込み手段970により、位置情報を書き込んで、ステップS1050に進む。
次に、ステップS1050において、読取手段910により、第1のデータ1115を読取り、ステップS1060に進む。
次に、ステップS1060において、記録手段960により、第1のデータ1115を上述した被記録媒体に記録して終了する。
【0111】
このように、複写装置900によれば、位置情報が読取許可位置に示されている場合に限り、記録媒体1110に記録された第1のデータ1115を読取ることができるので、特定の位置に設置されている装置に限り読取りを許容することができる一方、特定の位置以外の位置に設置されている装置による読取りを制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。
【0112】
また、複写装置900によれば、第2のデータに読取許可位置情報が含まれていない場合、複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に位置情報を書込むことができるので、既に複写した被データ記録体を不正に使用した際に、複写位置を一意に定めることができるため、問題の追跡に有効利用することができる。
【0113】
(第6の実施の形態)
本発明に係る第6の実施の形態おいては、本発明の記憶媒体読取装置を複写装置に適用して以下説明する。
なお、本発明の記録媒体読取装置は、複写装置に限定されるものではなく、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用してもよい。また、本実施の形態は、図11に示すデータ記録体1100を書籍や報告書の文書に適用した場合に有効である。
【0114】
図12は、本発明に係る第6の実施の形態の複写装置1200のブロック構成図である。
複写装置1200は、図12に示すように、読取手段1210と、ユーザ情報取得手段1220と、読込手段1230と、判定手段1240と、制御手段1250と、記録手段1260と、格納手段1270と、から構成されている。
【0115】
読取手段1210は、図11に示す記録媒体1110の第1のデータ1115、例えば画情報を読取るようになっている。
ユーザ情報取得手段1220は、入力キーを介してユーザにユーザIDを入力させることによって、第1のデータ1115の読取りを行なうユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するようになっている。
【0116】
読込手段1230は、第1のデータ1115の読取りを許可するための読取許可識別情報152を含む第2のデータを読込むようになっている。ここで、読取許可識別情報は、データ記録体1100の属する部署のIDによって構成され、図11に示すデータ保存媒体1120に記録されている。
【0117】
記録手段1260は、読取手段1210により読取られた第1のデータ1115を図11に示すデータ記録体1100の複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録するようになっている。
格納手段1270は、図15に示す読取許可識別情報152に対応した少なくとも一人のユーザ対応識別情報153を含む対応情報150を格納するようになっている。対応情報150は、部署名と、部署ID(読取許可識別情報)と、ユーザID(ユーザ対応識別情報)と、により構成され、部署毎の部署ID152とユーザID153の対応テーブルである。この対応情報150は、入力キーを介して設定変更できるようになっている。
【0118】
判定手段1240は、図11に示すデータ記録体1100を構成するデータ保存媒体1120に記録された第2のデータに読取許可識別情報152が含まれているか否かを判定するようになっている。また、判定手段1240は、格納手段1270に格納された図15に示す対応情報150を参照し、ユーザ情報取得手段1220により取得されたユーザ識別情報と、読込手段1230により読込まれた読取許可識別情報152に対応して格納手段1270に格納されたユーザ対応識別情報153と、が一致するか否かを判定するようになっている。
【0119】
制御手段1250は、判定手段1240により、ユーザ識別情報と前記ユーザ対応識別情報153とが一致すると判定された場合、第1のデータ1115の読取りをさせるよう読取手段1210を制御し、判定手段1250により、ユーザ識別情報とユーザ対応識別情報153とが一致しないと判定された場合、第1のデータ1115の読取りをさせないよう読取手段1210を制御するようになっている。例えば、データ保存媒体1120に図15に示すA部署の部署ID(UdwlF81U)が記録されている場合、ユーザ情報取得手段1220によりユーザID(Qjlx1rwo)が取得された際には、読取手段1210に第1のデータの読取りを許可し、一方、A部署に対応した複数のユーザID以外のIDが取得された際には、読取手段1210に第1のデータの読取りをさせないようになっている。
【0120】
なお、制御手段1250は、判定手段1240の判定結果に基づいて、読取手段1210の読取りを制御しているが、これに限定されるものではなく、制御手段1250は、判定手段1240の判定結果に基づいて、記録手段1260を制御するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、複写装置1200が格納手段1270を備えているが、図13に示すように、複写装置1200が必ずしも格納手段1270を備える必要がない。この場合、複写装置1200は、ネットワークを介して接続された対応情報サーバ1300に設けられた格納手段1310により対応情報を取得するようにしてもよい。このように、格納手段1310を対応情報サーバ1300に設けることによって、複写装置1200から対応情報の不正取得を防止することができる。
【0121】
次に、複写装置1200による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図14は、複写装置1200による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS1410において、読込手段1230により、第1のデータ1115の読取りを許可するための読取許可識別情報を含む第2のデータを読込んでステップS1420に進む。
【0122】
次に、ステップS1420において、判定手段1240により第2のデータに読取許可識別情報、すなわち部署IDが含まれているか否かを判定し、読取許可識別情報(部署ID)が含まれていると判定された場合、ステップS1430に進み、一方ユーザ特定情報(部署ID)が含まれていないと判定された場合、ステップS1460に進む。
【0123】
次に、ステップS1430において、ユーザ情報取得手段1220により、第1のデータ1115の読取りを行なうユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得して、ステップS1440に進む。
次に、ステップS1440において、判定手段1240により、格納手段1270に格納された対応情報を取得してステップS1450に進む。
【0124】
次に、ステップS1450において、判定手段1240により、格納手段1270に格納された対応情報を参照し、ユーザ情報取得手段1220により取得されたユーザ識別情報と、読込手段1230により読込まれた読取許可識別情報に対応して格納手段1270に格納されたユーザ対応識別情報と、が一致するか否かを判定する。この判定において、ユーザ識別情報とユーザ対応識別情報とが一致すると判定された場合、ステップS1460に進む一方、前記ユーザ識別情報とユーザ対応識別情報とが一致しないと判定された場合、読取手段1210により第1のデータ1115を読取らずに終了する。
【0125】
次に、ステップS1460において、読取手段1210により、第1のデータ1115を読取って、ステップS1470に進む。
次に、ステップS1470において、記録手段1260により、被データ記録体の被記録媒体に第1のデータ1115を記録して終了する。
【0126】
このように、複写装置1200によれば、読取許可識別情報(部署ID)に対応したユーザ対応識別情報(ユーザID)と一致するユーザに限り、記録媒体1110に記録された第1のデータ1115を読取ることができる。よって、関係する部署の人にだけ読取りを許可することができる一方、関係する部署以外の人の読取りを制限して、無制限にデータ記録体の複製することを防止することができる。したがって、データ記録体1100が書籍や報告文書等の文書である場合に、部署毎の書籍管理が容易にすることができる。例えば、製品マニュアルや部署内の機密情報の秘密性を保持することができる。
【0127】
さらに、データ保存媒体1120に記録された部署IDとユーザが入力するIDが異なっているため、データ保存媒体1120を解析して部署IDを不正取得したとしても、第1のデータの読取ることができない。
【0128】
また、格納手段1270に対応情報を格納しているため、対応情報を変更する際、第1のデータ1115の読取りを許可する者等を設定することができる。このため、データ保存媒体1120に記録されている部署IDを変更することなく容易に、第1のデータの読取りを許可する者等を変更することができる。
【0129】
(第7の実施の形態)
本発明に係る第7の実施の形態おいては、本発明の記憶媒体読取装置を複写装置に適用して以下説明する。
なお、本発明の記録媒体読取装置は、複写装置に限定されるものではなく、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用してもよい。また、本実施の形態は、データ記録体1100を申し込み票やイベント開催通知等のコンテンツの有効期限を有する原稿に適用した場合に有効である。
【0130】
図16は、本発明に係る第7の実施の形態の複写装置1600のブロック構成図である。
複写装置1600は、図16に示すように、読取手段1610と、読取日時取得手段1620、読込手段1630と、判定手段1640と、制御手段1650と、記録手段1660と、表示手段1670と、から構成されている。
【0131】
読取手段1610は、図11に示す記録媒体1110の第1のデータ1115、例えば画情報を読取るようになっている。
記録手段1660は、読取手段1610により読取られた第1のデータ1115を上述した図11のデータ記録体1100の複写先である被データ記録体を構成する被記録媒体に記録するようになっている。複写先は、被データ記録体を構成する被記録媒体に限定されるものではなく、単なる紙であってもよい。
【0132】
読取日時取得手段1620は、時計が備えられており読取手段1610により第1のデータ1115を読取られた読取日時を取得するようになっている。
読込手段1630は、図11に示す記録媒体1110に記録された第1のデータ1115の読取りを許可する期限を示す読取可能期限を含む第2のデータを読込むようになっている。したがって、読取手段1610は、読取可能期限内に第1のデータ1115を読取るようになっている。
表示手段1670は、図示しないディスプレイであって、読取可能期限を過ぎている場合に、読取が無意味である旨の表示するよになっており、第1のデータ1115の読取りを継続するか否かをユーザに選択させる表示をするようになっている。
【0133】
判定手段1640は、図11に示すデータ記録体1100を構成するデータ保存媒体1120に記録された第2のデータに読取可能期限が含まれているか否かを判定するようになっている。また、判定手段1640は、読取日時取得手段1620により取得された読取日時が読取可能期限を越えているか否かを判定するようになっている。また、判定手段1640は、読取日時が読取可能期限を越えていると判定された場合に、第1のデータ1115の読取りを継続するか否かを図示しない入力キーを介して入力された入力信号により判定するようになっている。
【0134】
制御手段1650は、判定手段1640により、読取日時が読取可能期限を越えていないと判定された場合、図11に示す第1のデータ1115の読取りをさせるよう読取手段1610を制御し、判定手段1640により、読取日時が読取可能期限を越えていると判定された場合、表示手段1670により、読取りが無意味である旨の表示をするよう表示手段1670を制御するようになっている、制御手段1650は、判定手段1640により、第1のデータ1115の読取りを継続すると図示しない入力キーを介して入力されと判定されたとき、第1のデータ1115を読取らせるよう読取手段1610を制御する一方、第1のデータ1115の読取りを継続しないと図示しない入力キーを介して入力されと判定されたとき、第1のデータ1115を読取らせないよう読取手段1610を制御するようになっている。
【0135】
次に、複写装置1600による処理の流れをフローチャートに基づいて説明する。
図17は、複写装置1600による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS1710において、読込手段1630により、図11に示す記録媒体1110に記録された第1のデータ1115の読取りを許可する期限を示す読取可能期限を含む第2のデータを読込んでステップS1720に進む。
【0136】
次に、ステップS1720において、読込手段1630により読込まれた第2のデータに読取可能期限が含まれているか否かを判定手段1640が判定し、読取可能期限が第2のデータに含まれていると判定された場合、ステップS1730に進む一方、読取可能期限が第2のデータ含まれていないと判定された場合、ステップS1750に進む。
【0137】
次に、ステップS1730において、読取日時取得手段1620により、第1のデータ1115の読取った読取日時を取得して、ステップS1740に進む。
次に、ステップS1740において、判定手段1640により、第1のデータ1115を読取った読取日時が読取可能期限を越えているか否かを判定する。この判定において、読取日時が読取可能期限を越えていないと判定された場合、ステップS1750に進む一方、読取日時が読取可能期限を越えていると判定された場合、ステップS1770に進む。
【0138】
一方、ステップS1770において、表示手段1670により、読取りが無意味である旨の表示をするとともに、第1のデータ1115の読取りを継続するか否かの選択をさせる表示をし、ステップS1780に進む。
次に、ステップS1780において、判定手段1640により、第1のデータ1115の読取りを継続するか否かが判定され、読取り継続する判定された場合、ステップS1750に進む一方、読取りを継続しないと判定された場合、第1のデータ1115を読取らずに終了する。
【0139】
次に、ステップS1750において、読取手段1610により、第1のデータ1115を読取り、ステップS1760に進む。
次に、ステップS1760において、記録手段1660により、読取手段1610により読取られた第1のデータ1115を上述した被記録媒体に記録して終了する。
【0140】
このように、複写装置1600によれば、読取日時が読取可能期限を超えていない場合に、第1のデータ1115を読取ることができる一方、読取日時が読取可能期限を越えている場合に、読取が無意味である旨を表示することができる。
したがって、無駄なデータ記録体1100の複製を防止することができる。例えば、申し込み票やイベント開催通知等のコンテンツの有効期限を有する原稿の場合、有効期限を超えた原稿の複製を防止することができる。
【0141】
【発明の効果】
本発明によれば、所定の制限内で複写等を許容することができる記録媒体読取装置および記録媒体記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の複写装置のブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態の複写装置のブロック構成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態の複写装置のブロック構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態の複写装置のブロック構成図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第5の実施の形態の複写装置のブロック構成図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の各実施の形態におけるデータ記録体の概略を示す構成図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態の複写装置のブロック構成図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態の複写装置のブロック構成図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明の第6の実施の形態の複写装置の対応情報を示す図である。
【図16】本発明の第7の実施の形態の複写装置のブロック構成図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態の複写装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100、300、500、700、900、1200、1600 複写装置
110、310、510、710、910、1210、1610 読取手段
120、330、530、730、930、1230、1630 読込手段
130、340、540、740、940、1240、1640 判定手段
140 加算手段
150 第1の書込み手段
160、350、550、750、950、1250、1650 制御手段
170 第2の書込み手段
180、360、560、760、960、1260、1660 記録手段
570、770、970 書込み手段
320、1620 読取日時取得手段
520 装置情報取得手段
720、1220 ユーザ情報取得手段
920 位置情報取得手段
1270、1310 格納手段
1300 対応情報サーバ
1100 データ記録体
1110 記録媒体
1115 第1のデータ
1120 データ保存媒体

Claims (4)

  1. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記読取手段により前記第1のデータの読取りが開始された読取日時を取得する読取日時取得手段と、
    前記第1のデータの読取りを行なってはいけない期限を示す読取禁止期限を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、
    前記読取日時取得手段により取得した前記読取日時が前記読取禁止期限を越えているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記読取日時が前記読取禁止期限を越えていると判定された場合、前記第1のデータの読取りを完了させるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記読取日時が前記読取禁止期限を越えていないと判定された場合、前記第1のデータの読取りを完了させないよう前記読取手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
  2. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    自己を識別する装置情報を記憶する装置情報記憶部と、
    前記装置情報記憶部から前記装置情報を取得する装置情報取得手段と、
    前記第1のデータの読取りを許可する装置を示す読取許可装置情報を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、
    前記装置情報取得手段により取得された装置情報が前記読込手段により読込まれた前記読取許可装置情報に示されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記装置情報が前記読取許可装置情報に示されていると判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記装置情報が前記読取許可装置情報に示されていないと判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせないよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
  3. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    GPSによって自己が設置されている設置位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記第1のデータの読取りを許可する前記設置位置を示す読取許可位置情報を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、
    前記位置情報取得手段により取得した前記位置情報と一致する位置情報が前記読込手段により読込まれた前記読取許可位置情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記位置情報と一致する位置情報が前記読取許可位置情報に含まれていると判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせるよう前記読取手段を制御し、前記判定手段により、前記位置情報と一致する位置情報が前記読取許可位置情報に含まれていないと判定された場合、前記第1のデータの読取りをさせないよう前記読取手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
  4. 第1のデータが記録された記録媒体と、前記記録媒体に付され、第2のデータが記録されたデータ保存媒体とを有するデータ記録体から前記第1のデータを読取る読取手段と、
    前記読取手段により前記第1のデータの読取りが開始された読取日時を取得する読取日時取得手段と、
    前記第1のデータの読取りが可能である期限を示す読取可能期限を含む前記第2のデータを読込む読込手段と、
    前記読取日時取得手段により取得された前記読取日時が前記読取可能期限を越えているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記読取日時が前記読取可能期限を越えていると判定された場合、前記第1のデータの読取りを完了させないよう前記読取手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
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