JP4020370B2 - Wire electric discharge machining apparatus and wire electric discharge machining method using the apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技街分野】
本発明は、予めワークに形成されたイニシャルホール内にワイヤを挿通し、該ワイヤの移動或いは該ワイヤとワークとを相対移動させることにより該ワークに所定形状の加工を行うワイヤ放電加工装置及びその放電加工方法において、複数個のワークを一度に加工することを目的とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のワイヤ放電加工は、ワークのイニシャルホール内に挿通したワイヤを電極とし、該ワークとの間に放電加工電圧を供給することにより該ワークに所定形状の加工を施し、微小な様々な形状の孔等を形成する手段として使用され、放電加工面の熱変質が少ないという利点、或いは水を用いて加工するので火災の心配が少ない等、品質面及び安全性の観点からも有効な加工手段として多用されている。
【0003】
図5は、従来のワイヤ放電加工装置Aを示し、該ワイヤ放電加工装置AはコラムBに移動自在となるヘッドCを取着し、該ヘッドCにチャック等を介してワークホルダDによりワークEを保持している。ヘッドCをX軸或いはY軸方向に沿って適宜移動させることによりワークEを取着し、また、該ワークEに予め形成されているイニシャルホールFにワイヤGを挿通し、該ワイヤGに加工電圧を供給しながら該ワイヤGの移動する軌跡により該イニシャルホールFを様々な形状へと放電加工を行っている。
【0004】
上記ワークEのイニシャルホールFにワイヤGを挿通する際、ジェット水流を該ワイヤGの挿通方向に向けて噴出させ、該ワイヤGをその高速流に乗せて挿通させ、ワークEの反対側において該ワイヤGの結線を行っている。
【0005】
しかし、例えば円筒形状のような中空体を有するワークEにおいては、図6(a)に示すように、上方に位置するイニシャルホールFと下方に位置するイニシャルホールF間に中空部が存在し、ワイヤGを挿通するときには、該中空部は該ワイヤGを挿通するときの通路とはなり得ないので該ワイヤGが終端のイニシャルホールFに挿通される保証はなかった。そのため上・下のイニシャルホールFに予め位置決めピンHを各々配設し、該位置決めピンHのガイドによりワイヤGの進行方向付けを行い、位置出しを行っている。当該位置決め後、図6(b)に示すようにジェット水流の噴出力とともに該ワイヤGを挿通するようにしている。
上記手段により、図6(c)に示すようにワイヤGがイニシャルホールF間に配設され、該ワイヤGの移動する軌跡により適宜形状を形成する放電加工が行われている。
【0006】
上記のように中空体を有するワークEはワイヤGの挿通が難しく、上記のように上・下のイニシャルホールFに位置決めのための何等かのガイドが必要となり、ワークE1個毎に該ワイヤGを挿通するためのガイドの取着等の作業をしなければならなかった。
また、中空体のワークEの多数個を同時に加工したい場合に、上記のような位置決めのためのガイドを取着するには他のワークEが邪魔となり、該ガイドを取り付けるスペースを確保することは困難であり、中空体のワークの複数個を同時に加工することはできなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解決したもので、予め複数個のワークに形成された各々のイニシャルホールが一直線上に位置するように位置決めをし、中空体を有する中空部にワイヤを挿通し易すくするためのワイヤガイドを挿入することにより複数個のワークを同時に加工することを可能としたワイヤ放電加工装置及びその放電加工方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の記載では、予め中空体のワークに形成されているイニシャルホール内にワイヤを挿通して結線し、該ワイヤに電圧を供給しながら該ワイヤの移動或いは該ワイヤと該ワークとを相対移動させて該ワークに所定形状の加工を行うワイヤ放電加工装置において、複数個の中空体ワークを、その各イニシャルホールが一直線となるように取着し、且つ各ワークの中空部には該イニシャルホールの大きさに略一致する貫通孔が形成されるワイヤガイドが該イニシャルホールの位置に摺動自在に配設されるようにしてなるワークセット治具と、該ワークセット治具が加工装置となるワークセット治具取付ガイドに装着自在に配設されるようにして構成してなるワイヤ放電加工装置を特徴とする。
【0009】
また、請求項2の記載では、加工装置は、コラムの一側部の長手方向にワークセット治具取付ガイドが形成され、該ワークセット治具取付ガイドに複数個の中空体ワークを取着したワークセット治具が装着自在とされ、該装着時のワークセット治具の複数個のワークに対向する位置には各々のワークを固定するクランプ装置を形成したワイヤ放電加工装置を特徴とする。
【0011】
更に、請求項3の記載では、ワークセット治具に装着された複数個の中空体ワークは、そのイニシャルホールと直交する方向からのクランプ装置により各々のワークが固定されてなるワイヤ放電加工装置を特徴とする。
【0013】
また、請求項4の記載では、予め中空体のワークに形成されているイニシャルホール内にワイヤを挿通して結線し、該ワイヤに電圧を供給しながら該ワイヤの移動或いは該ワイヤと該ワークとを相対移動させて該ワークに所定形状の加工を行うワイヤ放電加工方法において、複数個の中空体ワークを、各イニシャルホールが一直線となるように位置させ、該イニシャルホールの大きさに略一致する貫通孔を形成するワイヤガイドを各ワークの中空部に摺動自在に挿入し、該貫通孔を各イニシャルホールが形成された位置と一致するように配設してワークセット治具に取着し、該ワークセット治具を加工装置となるワークセット治具取付ガイドに装着し、該複数個のワークをクランプ装置により保持した後、該複数箇所のイニシャルホール内にワイヤを挿通して結線し、該ワイヤに放電加工用の電圧を供給することによりワークに所定形状の加工を行うワイヤ放電加工方法を特徴とする。
【0014】
更に、請求項5の記載では、複数個の中空体ワークのイニシャルホールを一直線上に配設するため棒状の位置決めピンを複数箇所のイニシャルホール間に挿通し、該複数個のワークをワークセット治具に取着してなるワイヤ放電加工方法を特徴とする。
【0015】
また、請求項6の記載では、複数個の中空体ワークは、その中空体と直交する側面にイニシャルホールが形成された形状とし、該複数個のワークをワークセット治具に固定し、該ワークセット治具をワークセット治具取付ガイドに装着後、該イニシャルホールと直交する方向からクランプ装置により各々のワークが固定されてなるワイヤ放電加工方法を特徴とする。
【0017】
更に、請求項7の記載では、複数個の中空体ワークの中空部に挿入したワイヤガイドは、分割形成され、その分割体の各々が摺動自在とされ、該分割体の対向端面の各々には貫通孔を形成する断面半割円形形状の凹部を形成してなるワイヤ放電加工方法を特徴とする。
【0018】
また、請求項8の記載では、ワイヤの挿通時において、複数個の中空体ワークの中空部に挿入したワイヤガイドは、その分割体の対向端面を当接し各々の凹部によりイニシャルホールの大きさに略一致する貫通孔を該イニシャルホールの形成された位置と一致するように配設してなるワイヤ放電加工方法を特徴とする。
【0019】
更に、請求項9の記載では、ワイヤへの電圧供給時において、複数個の中空体ワークの中空部に挿入したワイヤガイドは、その分割体の対向端面を離隔し、該対向端面間に放電加工スペースを確保してなるワイヤ放電加工方法を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
【実施例1】
図1は、本発明のワイヤ放電加工装置の概略図を示し、該ワイヤ放電加工装置は、コラム1の一側部にワークセット治具取付ガイド2を形成し、該ワークセット治具取付ガイド2に、ワークセット治具3を取着自在となるように形成している。該ワークセット治具3には、複数個のワークホルダ4が形成され、該ワークホルダ4に対応して複数個のワーク5を保持できる構造とされ、上記複数個のワーク5を保持した状態でワイヤ放電加工装置に装着されることになる。
【0021】
上記ワーク5は、その複数個をワークセット治具3に取り付けるが、本実施例では4個セットしている。各々のワーク5には予めイニシャルホール6が形成されており、各々のイニシャルホール6が一直線上に位置するように向きを統一して配設する。複数個のワーク5の各々のイニシャルホール6間にはワイヤ7を挿通することになるが、該ワイヤ7が挿通可能となるように該イニシャルホール6間に棒状の位置決めピン8を挿通する。該位置決めピン8の挿通により複数箇所のイニシャルホール6が一直線上に配設されることになる。
【0022】
上記複数個のワーク5は、向きが統一され、且つイニシャルホール6が一直線上に位置するようにワークセット治具3に保持され、コラム1のワークセット治具取付ガイド2に装着されることになる。該ワークセット治具3をコラム1に装着後、該複数個のワーク5をその他端部側から保持するためにコラム1或いはその近接位置に配設された保持手段を作動させる。該保持手段はクランプシリンダ9のロッド10に連結した押圧板11にクランプ装置12が形成されたもので、該クランプ装置12は該複数個のワーク5に対向する位置に形成され、該クランプ装置12により該複数個のワーク5の他端部側を押圧保持することになる。
【0023】
図2に示すように、複数個のワーク5はコラム1に装着され、クランプシリンダ9により強固に保持されることになるが、その後、上記位置決めピン8を抜くと複数個のワーク5がその各々のイニシャルホール6を一直線上に連通した状態で保持されていることになる。
【0024】
該ワイヤ7は、ワイヤ供給ボビン、ガイドローラ及びワイヤ張力調整装置等のワイヤ送出手段(図示せず)によりワークの上部に配設されたワイヤ送り込みノズル13に送出されることになる。該ワイヤ7は複数個のワーク5の各々のイニシャルホール6に対して同一方向となる位置に配設される。
【0025】
他方、複数個のワーク5を隔てて上記ワイヤ送り込みノズル13と対向する位置には下部ノズル14が配設される。複数箇所のイニシャルホール6とノズル13、14との位置が一致するように該ノズル13、14を適宜移動調整する。
その後、ワイヤ7に沿ってジェット水流を噴出させることにより、ワイヤ7が各々のイニシャルホール6内に誘導され、該複数個のワーク5のイニシャルホール6を貫通し、反対側の下部ノズル14の位置で結線されることになる。
【0026】
上記ワイヤ7は、本実施例のように中空体形状のワーク5の中空部を通過する際、該中空部は該ワイヤ7を挿通するときの通路とはなり得ないので進行方向が曲げられて挿通され、該中空部の内壁に当接するなどして挿通されないおそれがある。上記事態を防止しワイヤ7の挿通を確実とするため該中空部の該イニシャルホール6と一致する位置に貫通孔15を形成したワイヤガイド16を配設する。該ワイヤガイド16の配設により中空体の中空部を通過するワイヤ7の進行方向が曲げられても、該中空部のワイヤガイド16の該貫通孔15の側壁に当接することになり、それにより進行方向が修正され、反対側のイニシャルホール6へと導かれ、同様にして複数箇所のイニシャルホール6を通過することが可能となる。
【0027】
図3(a)ないし(c)は、上記ワーク5とワイヤガイド16との関係を示した図である。ワークセット治具3に形成したワイヤガイド16は、複数個の中空体のワーク5の中空部に摺動自在に配設されている。該ワイヤガイド16は2分割され、その分割体の各々の対向端面には断面半割円形形状の凹部を形成している。
【0028】
ワイヤ7のイニシャルホール6への挿通時には、図3(b)に示すように上記ワイヤガイド16の分割体の各々の対向端面が当接し、該端面に形成された断面半割円形形状の凹部相互により、上記イニシャルホール6の大きさと略一致する貫通孔が形成されることになり、該貫通孔は該イニシャルホール6と一致する位置に配設される。
【0029】
図3(c)は、ワイヤ7による放電加工時におけるワーク5、イニシャルホール6及びワイヤガイド16との関係を示す断面図で、該ワイヤ7による放電加工は、例えば図3(c)の点線で示すように適宜形状の加工孔を形成することになるので、該ワイヤガイド16は2分割された各々の分割体を離隔する方向に摺動させることにより対向端面間に加工のための空間部17を確保することが可能となる。
【0030】
複数個のワーク5の各々のイニシャルホール6内にワイヤ7を挿通する際、ジェット水流18の噴出力とともにワイヤ7の送出が行われるが、図4に示すように、ジェットノズルから噴出されるジェット水流18は、ワーク5が長手方向に配設されるとその噴出距離Lが長くなり、最下部に配設されたワーク5の位置ではそのジェット水流18の拡散が行われるため、該ジェット水流18の噴出力によってのみでは該ワイヤ7の進出方向が安定しないことになる。
しかし、上記図3(b)に示したワイヤガイド16をワーク5の中空部に配設することにより、上記ジェット水流の噴出力が薄れても該ワイヤ7の進出方向が安定し、下方に位置するイニシャルホール6内へのワイヤ7の挿通を確実としている。
【0031】
上記ワイヤ7をイニシャルホール6に挿入後、該ワイヤ7に放電加工用のパルス電圧を供給することにより、該ワイヤ7が複数箇所のイニシャルホール6内を移動する軌跡或いはワイヤ7とワーク5との相対移動する軌跡により、複数個のワーク5に対して適宜形状の同一加工を同時に行うことが可能となる。
また、上記実施例や図面ではワーク5の形状を筒状体として説明したが、該ワーク5は中空体の角状、異形形状等或いは他の中空状のもの等どのような形状のものでも良いことは言うまでもない。
更に、ワイヤ7によって複数個のワーク5に加工される形状は、その大きさ及び形状等は適宜なものとして加工することが可能である。
【0032】
【発明の効果】
本発明の請求項1及び2並びに4の発明は、複数個のワークへの加工を同時に行うことができ、コストの大幅な削減を図ることが可能となった。
また、複数箇所のイニシャルホールが一直線となるようにワークを装着しているので、複数個のワークに同一形状の加工を同時に施すことができ、従来の個別加工によって生じるワーク間の寸法誤差を解消することが可能となった。
更に、ワークの中空部にワイヤガイドを挿入することにより複数箇所のイニシャルホール間にわたってワイヤの挿通を確実に行うことが可能となった。
また、請求項3の発明では、複数個のワークを該イニシャルホールと直交する方向よりクランプ装置により固定しているので、ワークの加工に加わる力に対し強固に保持することが可能となった。
【0033】
更に、請求項5の発明では、複数箇所のイニシャルホールを一直線上に配設することが可能となった。
【0034】
また、請求項6の発明では、ワークセット治具に複数個のワークを固定し、それらワークを固定したワークセット治具をワークセット治具取付ガイドに装着後、クランプ装置により複数のワークを強固に保持することができ、複数のワークを一度に加工することが可能となった。
【0035】
更に、請求項7ないし9の発明では、ワイヤガイドを分割体として形成しているので、ワイヤの挿通時及びワイヤへの電圧供給時において、該ワイヤガイドを適宜摺動させることによりワイヤの挿通及びワイヤによるワークの加工の双方に対応することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤ放電加工装置の概略正面図。
【図2】本発明のワイヤ放電加工装置の概略正面図。
【図3】(a)本発明のワークのイニシャルホール箇所の拡大断面正面図。
(b)本発明のワークのイニシャルホール箇所の(a)のA−A線位置のワイヤ挿通時の拡大断面平面図。
(c)本発明のワークのイニシャルホール箇所の(a)のA−A線位置の放電加工時の拡大断面平面図。
【図4】ワイヤ放電加工装置におけるジェット水流の拡散状態を示す側断面図。
【図5】従来のワイヤ放電加工装置の側面図。
【図6】(a)従来の中空体のイニシャルホールにワイヤ挿通時の位置決めピンの装着状態を示した断面図。
(b)中空体のイニシャルホールにジェット水流とともにワイヤを通した状態を示す断面図。
(c)中空体のイニシャルホールにワイヤを配設し、該ワイヤの移動軌跡により適宜形状の孔を形成する状態を示す断面図。
【符号の説明】
1・・コラム
2・・ワークセット治具取付ガイド
3・・ワークセット治具
4・・ワークホルダ
5・・ワーク
6・・イニシャルホール
7・・ワイヤ
8・・位置決めピン
9・・クランプシリンダ
10・・ロッド
11・・押圧板
12・・クランプ装置
13・・ワイヤ送り込みノズル
14・・下部ノズル
15・・貫通孔
16・・ワイヤガイド
17・・空間部
18・・ジェット水流[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a wire electric discharge machining apparatus that inserts a wire into an initial hole previously formed in a workpiece and moves the wire or moves the wire and the workpiece relative to each other to process the workpiece into a predetermined shape, and the same The present invention relates to a technique for machining a plurality of workpieces at once in an electric discharge machining method.
[0002]
[Prior art]
In the conventional wire electric discharge machining, a wire inserted into an initial hole of a workpiece is used as an electrode, and an electric discharge machining voltage is supplied between the workpiece and the workpiece is processed into a predetermined shape. It is used as a means to form holes, etc., and it is an effective machining means from the viewpoint of quality and safety, such as the advantage that there is little thermal deterioration of the electric discharge machining surface, or less worry about fire because it is processed using water. It is used a lot.
[0003]
FIG. 5 shows a conventional wire electric discharge machining apparatus A. The wire electric discharge machining apparatus A has a head C attached to a column B, and a work E is attached to the head C by a work holder D via a chuck or the like. Holding. The workpiece E is attached by moving the head C appropriately along the X-axis or Y-axis direction, and the wire G is inserted into the initial hole F previously formed in the workpiece E, and processed into the wire G. The electrical discharge machining is performed on the initial hole F into various shapes according to the trajectory of the movement of the wire G while supplying a voltage.
[0004]
When the wire G is inserted into the initial hole F of the workpiece E, the jet water flow is ejected in the insertion direction of the wire G, the wire G is inserted on the high-speed flow, and the wire G is inserted on the opposite side of the workpiece E. Wire G is connected.
[0005]
However, in the workpiece E having a hollow body such as a cylindrical shape, for example, as shown in FIG. 6A, there is a hollow portion between the initial hole F positioned above and the initial hole F positioned below, When the wire G is inserted, the hollow portion cannot be a passage when the wire G is inserted, so there is no guarantee that the wire G is inserted into the terminal initial hole F. For this purpose, positioning pins H are previously disposed in the upper and lower initial holes F, and the direction of travel of the wire G is directed by the guides of the positioning pins H to perform positioning. After the positioning, as shown in FIG. 6B, the wire G is inserted along with the jet output of the jet water flow.
By the above means, as shown in FIG. 6C, the wire G is disposed between the initial holes F, and electric discharge machining is performed to appropriately form the shape by the trajectory of the movement of the wire G.
[0006]
The workpiece E having a hollow body as described above is difficult to insert the wire G, and as described above, some guide for positioning is required in the upper and lower initial holes F. For each workpiece E, the wire G I had to do work such as attaching a guide to pass through.
Further, when it is desired to process a large number of hollow workpieces E at the same time, in order to attach the guides for positioning as described above, other workpieces E are in the way and it is necessary to secure a space for mounting the guides. It was difficult to process a plurality of hollow workpieces at the same time.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above problems, and positions each initial hole previously formed in a plurality of workpieces in a straight line so that a wire can be easily inserted into a hollow portion having a hollow body. The present invention provides a wire electric discharge machining apparatus and an electric discharge machining method capable of simultaneously machining a plurality of workpieces by inserting a wire guide for scooping.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a wire is inserted into an initial hole previously formed in a hollow workpiece, and the wire is moved while the voltage is supplied to the wire, or the wire and the workpiece are connected. in preparative wire electric discharge machining apparatus for machining a predetermined shape on the workpiece are moved relative to, a plurality of hollow bodies work, and attached to their respective initial hole is aligned, and the hollow portion of the workpiece A work setting jig in which a wire guide in which a through hole substantially matching the size of the initial hole is formed is slidably disposed at the position of the initial hole, and the work setting jig The present invention is characterized by a wire electric discharge machining apparatus configured to be freely mounted on a work set jig mounting guide serving as a machining apparatus.
[0009]
According to a second aspect of the present invention , in the machining apparatus , a work set jig mounting guide is formed in the longitudinal direction of one side of the column, and a plurality of hollow body workpieces are attached to the work set jig mounting guide. work setting jig is freely mounted, and wherein the wire electrical discharge machining apparatus to form a clamping device for fixing each of the workpiece in a position facing the plurality of workpieces of the workpiece setting jig of該装Chakuji.
[0011]
Furthermore, the device according to
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, a wire is inserted and connected in an initial hole previously formed in a hollow workpiece, and the wire is moved while the voltage is supplied to the wire or the wire and the workpiece. in wire electric discharge machining method in which by relatively moving for machining a predetermined shape on the workpiece, a plurality of hollow bodies workpiece is positioned such that each initial hole is aligned, substantially coincides with the size of the initial hole A wire guide that forms a through hole is slidably inserted into the hollow part of each workpiece, and the through hole is disposed so as to coincide with the position where each initial hole is formed, and is attached to the work setting jig. , attached to the work setting jig mounting guides the processing apparatus the workpiece setting jig, was held by the clamping device the plurality several workpieces, in the initial hole of the plurality several points And connect by inserting the ear, characterized by wire electric discharge machining method for machining a predetermined shape on the workpiece by supplying a voltage for electrical discharge machining to the wire.
[0014]
Further, according to the fifth aspect of the present invention, in order to arrange the initial holes of the plurality of hollow body workpieces in a straight line, rod-like positioning pins are inserted between the plurality of initial holes, and the plurality of workpieces are set on the workpiece set. It is characterized by a wire electric discharge machining method attached to a tool.
[0015]
According to a sixth aspect of the present invention, the plurality of hollow body workpieces have a shape in which an initial hole is formed on a side surface orthogonal to the hollow body, the plurality of workpieces are fixed to a work setting jig, It is characterized by a wire electric discharge machining method in which each work is fixed by a clamp device from a direction orthogonal to the initial hole after the set jig is mounted on a work set jig mounting guide .
[0017]
Furthermore, in the electronic apparatus according to claim 7, wire guide inserted into the hollow portion of the plurality of the hollow body work is divided form, each of the divided body is slidable, to each of the opposing end surface of the split body Is characterized by a wire electric discharge machining method in which a concave portion having a half-circular cross section for forming a through hole is formed.
[0018]
According to the eighth aspect of the present invention, when the wire is inserted, the wire guide inserted into the hollow portions of the plurality of hollow workpieces abuts the opposed end surfaces of the divided bodies and the size of the initial hole is determined by the respective recesses. The present invention is characterized by a wire electric discharge machining method in which substantially matching through holes are arranged so as to coincide with the positions where the initial holes are formed.
[0019]
Further , according to the ninth aspect of the present invention, the wire guide inserted into the hollow portion of the plurality of hollow workpieces separates the opposed end faces of the divided bodies when the voltage is supplied to the wires, and the electric discharge machining is performed between the opposed end faces. It features a wire electric discharge machining method that secures a space.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Example 1]
FIG. 1 shows a schematic view of a wire electric discharge machining apparatus according to the present invention. The wire electric discharge machining apparatus forms a work set
[0021]
A plurality of the
[0022]
The plurality of
[0023]
As shown in FIG. 2, the plurality of
[0024]
The wire 7 is fed to a
[0025]
On the other hand, a
Thereafter, a jet water stream is ejected along the wire 7, whereby the wire 7 is guided into each
[0026]
When the wire 7 passes through the hollow portion of the hollow body-shaped
[0027]
3A to 3C are views showing the relationship between the
[0028]
When the wire 7 is inserted into the
[0029]
FIG. 3C is a cross-sectional view showing the relationship between the
[0030]
When the wire 7 is inserted into the
However, by arranging the
[0031]
After the wire 7 is inserted into the
Moreover, although the shape of the workpiece |
Furthermore, the shape processed into the plurality of
[0032]
【The invention's effect】
According to the first, second, and fourth aspects of the present invention, machining into a plurality of workpieces can be performed simultaneously, and the cost can be greatly reduced.
In addition, since the workpieces are mounted so that the initial holes at multiple locations are in a straight line, machining of the same shape can be performed simultaneously on multiple workpieces, eliminating dimensional errors between workpieces caused by conventional individual machining. It became possible to do.
Furthermore, by inserting the wire guide into the hollow portion of the workpiece, it has become possible to reliably insert the wire across a plurality of initial holes.
In the invention of
[0033]
Furthermore, in the invention of
[0034]
Further, in the invention of
[0035]
Furthermore, in the inventions according to claims 7 to 9 , since the wire guide is formed as a divided body, when the wire is inserted and when the voltage is supplied to the wire, the wire guide is appropriately slid to insert and remove the wire. It has become possible to handle both workpiece processing using wires.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view of a wire electric discharge machining apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic front view of the wire electric discharge machining apparatus of the present invention.
FIG. 3A is an enlarged cross-sectional front view of an initial hole portion of the work of the present invention.
(B) The expanded sectional top view at the time of the wire insertion of the AA line position of (a) of the initial hole location of the workpiece | work of this invention.
(C) The expanded sectional top view at the time of the electric discharge machining of the AA line position of (a) of the initial hole location of the workpiece | work of this invention.
FIG. 4 is a side sectional view showing a state of diffusion of a jet water flow in a wire electric discharge machining apparatus.
FIG. 5 is a side view of a conventional wire electric discharge machining apparatus.
FIG. 6A is a cross-sectional view showing a mounting state of a positioning pin when a wire is inserted into an initial hole of a conventional hollow body.
(B) Sectional drawing which shows the state which passed the wire with the jet water flow through the initial hole of the hollow body.
(C) Sectional drawing which shows the state which arrange | positions a wire in the initial hole of a hollow body and forms a hole of an appropriate shape with the movement locus | trajectory of this wire.
[Explanation of symbols]
1. ・
Claims (9)
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