JP4018493B2

JP4018493B2 - Tatami floor dismantling method and tatami floor dismantling apparatus

Info

Publication number: JP4018493B2
Application number: JP2002271434A
Authority: JP
Inventors: 邦男山中; 智昭吉田; 誠治内藤
Original assignee: 東海機器工業株式会社
Priority date: 2002-09-18
Filing date: 2002-09-18
Publication date: 2007-12-05
Anticipated expiration: 2022-09-18
Also published as: JP2004105846A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも片面にシートを有する形態で積み重ねられた複数枚の板状の素材を、多数本の縫い糸によりそれぞれ一本糸環縫いの縫い方で一方の端部側から他方の端部側にかけて縫着して構成された畳床を解体するための畳床解体方法及び畳床解体装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に畳は、畳床の表面に畳表を被せ、畳床の長手方向の両端部（框）において畳表を畳床に縫着し、畳表の左右の両側に布製の縁（へり）を縫い付けた構成となっている。上記畳床は、積み重ねられた複数枚の素材を多数本の縫い糸により縫着した構成となっている。このような畳床は、従来では素材として藁を主体に構成されていたが、近年では化学床と呼ばれるものが多くなっている。化学床と呼ばれる畳床は、例えば発泡スチロール製の芯材と、木のチップを固めたような複数枚のインシュレーションボード（以下、単にボードという）と、シートとを多数本の縫い糸により縫着した構成となっている。
【０００３】
ところで、上記したような化学床を用いた畳を廃棄処理する場合、そのまま焼却処分すると、芯材（発泡スチロール）の燃焼により有害ガスが発生するという問題があり、また、資源の再利用も考慮して、畳床の芯材とボードとシートを分別し、それぞれ別個に処分、または再利用するようにしている。
【０００４】
このためには、畳床を解体する必要がある。従来では、畳全体や畳床を解体する場合、手作業で行うのが一般的であったが、手作業で全部を解体するのは面倒なものである。そこで、上記のような畳床を解体するものとして、本発明者らは、次のような畳床解体装置を考えた。
【０００５】
すなわち、この畳床解体装置は、上下に対をなすローラを有し、これらローラにより畳床（或いは畳）を挟み込んだ状態で支持すると共に一方向へ移送する移送機構と、畳床の厚さ方向と直交する方向へ往復移動する切断手段として板状のカッターとを備え、そのカッターを、前記移送機構に支持された畳床の素材間、例えば芯材とボードとの間に位置させた状態で、畳床を移送しながら、カッターを素材面（畳床の厚さ方向と直交する方向）に沿って往復動させることにより、畳床を縫着している各縫い糸をカッターにて切断する構成としたものである。これにより、畳床を、芯材と、ボードと、シートとに解体することが可能となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の方法では、畳床を縫着している各縫い糸を、素材間でカッターにて切断するようにしているため、上下の各素材に、切断された各縫い糸が残ってしまう。このため、芯材やボードを再利用するためには、それら切断された縫い糸を１本ずつ取り除く必要があるが、その作業は面倒なものである。
【０００７】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その第１の目的は、縫い糸を切断せずに畳床を解体することができ、解体を一層良好に行うことが可能な畳床解体方法を提供することにあり、また、第２の目的は、上記した第１の目的を達成することができる畳床解体装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記した第１の目的を達成するために、請求項１の発明は、少なくとも片面にシートを有する形態で積み重ねられた複数枚の板状の素材を、多数本の縫い糸によりそれぞれ一本糸環縫いの縫い方で一方の端部側から他方の端部側にかけて縫着して構成された畳床を解体する方法であって、
前記各縫い糸の縫い終わり側の端部を自由状態とする工程と、
前記畳床における前記縫い終わり側の端部から前記素材間に分離板を挿入し、この分離板を挟んで対向した両素材を互いに離間する方向へ押し広げることにより、前記各縫い糸を前記シート側に残す状態で、前記シートとは反対側の素材から抜くようにする工程と、
前記シート側の素材に対して前記シートを剥がすことにより、前記各縫い糸を前記シート側に残す状態で、前記素材から抜くようにする工程とを行うようにしたことを特徴とする。
【０００９】
ここで、一本糸環縫い（ステッチ縫いとも呼ばれる）により縫着された畳床は、各縫い糸の縫い終わり側の端部を自由状態とした状態で、畳床の縫い終わり側の端部から重ねられた両素材を互いに離間する方向へ押し広げると、各縫い糸は、一方の素材側に残された状態で、他方の素材から容易に抜くことができる。本発明は、この特徴を利用したものである。
【００１０】
すなわち、上記した方法によれば、各縫い糸の縫い終わり側の端部を自由状態とした状態で、畳床の縫い終わり側の端部から挿入した分離板を挟んで対向した両素材を互いに離間する方向へ押し広げることにより、各縫い糸は、シート側に残された状態で、シートとは反対側の素材から抜き取られる。また、シート側に残った素材に対してシートを剥がすようにすることで、各縫い糸は、シートに残された状態で、素材から抜き取られ、最終的に縫い糸はすべてシートに残され、各素材には残らない。従って、縫い糸を切断せずに畳床を解体することができ、縫い糸を容易に取り除くことが可能となり、従って解体を一層良好に行うことが可能となる。
【００１１】
請求項２の発明は、上記した方法を行うために、少なくとも片面にシートを有する形態で積み重ねられた複数枚の板状の素材を、多数本の逢着糸によりそれぞれ一本糸環縫いの縫い方で一方の端部側から他方の端部側にかけて縫着して構成された畳床を解体するための畳床解体装置であって、
前記畳床における前記素材間に挿入される分離板を備えると共に、この分離板及び前記畳床の少なくとも一方を前記縫い糸の縫い方向に沿って移動させる構成とし、
前記各縫い糸の縫い終わり側の端部を自由状態とした状態で、前記畳床における前記縫い終わり側の端部から前記素材間に前記分離板を挿入し、この分離板を挟んで対向した両素材を互いに離間する方向へ押し広げることにより、前記各縫い糸を前記シート側に残す状態で、前記シートとは反対側の素材から抜くようにしたことを特徴とする。
【００１２】
上記した構成において、各縫い糸の縫い終わり側の端部を自由状態とした状態で、畳床における縫い終わり側の端部から素材間に分離板を挿入し、この分離板を挟んで対向した両素材を互いに離間する方向へ押し広げることにより、各縫い糸は、シート側に残された状態で、シートとは反対側の素材から抜き取られる。この後、シート側に残った素材に対してシートを剥がすようにすることで、各縫い糸は、シートに残された状態で、素材から抜き取られ、最終的に縫い糸はすべてシートに残され、各素材には残らないようにできる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第１の実施例について、図１〜図１２を参照して説明する。
まず、図１０〜図１２には、畳床を解体する前の前工程を行うためのもので、畳床から縁布及び畳表を外すための縁布及び畳表用外し装置１が示されている。畳２は、長方形をなす一般的な構成のもので、畳床（図示せず）の表面に畳表３を被せると共に、幅方向（長手方向と直交する方向）の両側部に縁布４を長手方向に沿って縫い付けた構成となっている。畳表３は、長手方向の両端部となる框（かまち）２ａ，２ｂにおいて、框用縫い糸５（図１２参照）により縫着されている。框用縫い糸５は、畳２の底面側にも一部が露出している。また、縁布４は、畳表３の上面から平刺し用縫い糸（図示せず）により縫着されていると共に、側面から返し用縫い糸６（図１０参照）により縫着されている。
【００１４】
縁布及び畳表用外し装置１のフレーム９は、４本の脚部１０を有した矩形の台状に構成されている。このフレーム９の上部には、第１及び第２の下ローラ１１，１２が回転可能に設けられていると共に、３枚の受け板１３が設けられている。第１及び第２の下ローラ１１，１２は、畳２の挿入方向（図１０及び図１１の矢印Ａ方向）と直交する方向に延びている。受け板１３には、第１及び第２の下ローラ１１，１２に対応する部分に開口部（図示せず）が形成されていて、第１及び第２の下ローラ１１，１２の上部は、それらの開口部から露出している。
【００１５】
フレーム９の上方には、矩形状をなす上ローラ枠１４が上下動可能に配設されていて、この上ローラ枠１４に、上記第１及び第２の下ローラ１１，１２の上方に位置させて第１及び第２の上ローラ１５，１６が回転可能に設けられている。上ローラ枠１４の四隅部には昇降用ナット１７が設けられていて、これら各昇降用ナット１７が、フレーム９に設けられた上下方向に延びる昇降用ねじ軸１８に螺合されている。
【００１６】
各昇降用ねじ軸１８は、対応する昇降用ハンドル１９の回転操作に基づき、図示しないギヤ機構を介して回転されるようになっていて、この昇降用ねじ軸１８の回転に基づき、昇降用ナット１７を介して上ローラ枠１４が上下方向へ移動され、この上ローラ枠１４と共に第１及び第２の上ローラ１５，１６も上下方向へ移動されるようになっている。従って、昇降用ハンドル１９の回転操作に基づき、第１及び第２の上ローラ１５，１６の高さ位置を調節できる構成となっている。
【００１７】
フレーム９の下部には、ローラ駆動用モータ２０及び減速機２１が設けられていて、ローラ駆動用モータ２０の回転が、ベルト伝動機構２２を介して減速機２１の入力軸に伝達される。減速機２１の出力軸にはスプロケット２３が設けられていて、このスプロケット２３と、第１の下ローラ１１の一端部（図１０の手前側の端部）に設けられたスプロケット２４との間にチェーン２５が掛け渡されている。従って、減速機２１のスプロケット２３が、図１０の矢印方向（時計回り方向）へ回転されると、チェーン２５を介して第１の下ローラ１１が、図１０の矢印方向（時計回り方向）へ回転される。
【００１８】
第１の下ローラ１１の他端部（スプロケット２４とは反対側の端部）と第１の上ローラ１５の他端部との間には、詳細には示されていないが、複数個のギヤを組み合わせて構成されたギヤ機構２６（図１１参照）が設けられていて、第１の下ローラ１１が図１０の矢印方向へ回転されることに伴い、そのギヤ機構２６を介して第１の上ローラ１５が図１０の矢印方向（反時計回り方向）へ回転されるようになっている。第１の上ローラ１５の手前側の端部（ギヤ機構２６とは反対側の端部）と第２の上ローラ１６の手前側の端部にはそれぞれスプロケット２７，２８が設けられていると共に、これらの間にチェーン２９が掛け渡されていて、第１の上ローラ１５が図１０の矢印方向へ回転されることに伴い、チェーン２９を介して第２の上ローラ１６が図１０の矢印方向（反時計回り方向）へ回転されるようになっている。
【００１９】
第２の上ローラ１６の他端部（スプロケット２８とは反対側の端部）と第２の下ローラ１２の他端部との間には、詳細には示されていないが、上記ギヤ機構２６と同様な構成のギヤ機構２６（図１１参照）が設けられていて、第２の上ローラ１６が図１０の矢印方向へ回転されることに伴い、そのギヤ機構２６を介して第２の下ローラ１２が図１０の矢印方向（時計回り方向）へ回転されるようになっている。ここで、第１及び第２の下ローラ１１，１２と第１及び第２の上ローラ１５，１６は、畳２を矢印Ａ方向へ送り込むための移送手段を構成している。
【００２０】
フレーム９の上部において、第１の下ローラ１１と第２の下ローラ１２との間に位置させて、側面用カッター３１が２個対向するように設けられている。これら側面用カッター３１，３１は、挿入される畳２の両側部を挟むように配置されていて、畳２の側面の返し用縫い糸６と図示しない平刺し用縫い糸とを切断するためのものである。各側面用カッター３１の下部には昇降用ねじ軸３２が設けられていて、この昇降用ねじ軸３２がねじ歯車３３に螺合している。そして、カッター用ハンドル３４を回転操作することに基づきねじ歯車３３が回転し、これに基づき昇降用ねじ軸３２を介して側面用カッター３１の高さ位置を調節できる構成となっている。
【００２１】
フレーム９の上部において、図１０の右側には、框用カッター３５が上向きに設けられている。この框用カッター３５に設けられた移動用ナット３６が、上下の各ローラ１１，１２，１５，１６と平行に設けられた送りねじ３７に螺合していて、框用カッター３５は、その送りねじ３７の回転に伴い移動用ナット３６を介して当該送りねじ３７に沿って往復移動されるようになっている。送りねじ３７の一端部と、フレーム９に設けられた正逆回転可能な送りねじ回転用モータ３８の出力軸との間にはベルト伝動機構３９が設けられていて、送りねじ回転用モータ３８の回転に基づき送りねじ３７が回転されるようになっている。
【００２２】
上記構成の縁布及び畳表用外し装置１を用いて、畳２の縁布４及び畳表３を外す際の手順について説明する。
まず、上ローラ枠１４の高さ位置を調節した状態で、ローラ駆動用モータ２０により上下の各ローラ１１，１２，１５，１６を回転させておく。そして、第１の下ローラ１１と第１の上ローラ１５との間に、対象となる畳２を、畳表３を上にした状態で、一方の框２ａ側から挿入する。すると、第１の下ローラ１１及び第１の上ローラ１５がそれぞれ図１０の矢印方向に回転しているので、これら両ローラ１１，１５に挟まれた畳２が矢印Ａ方向に送り込まれる。そして、畳２の先端側の框２ａが側面用カッター３１の位置に到達すると、両側の側面用カッター３１により、畳２の側面の返し用縫い糸６及び平刺し用縫い糸が切断されるようになる。このとき、側面用カッター３１の高さ位置は、後述する畳床の下側のボードと芯材との間となるように位置させておく。
【００２３】
畳２がさらに矢印Ａ方向に送り込まれると、畳２は、第２の下ローラ１２と第２の上ローラ１６との間でも挟まれて、これらによっても矢印Ａ方向へ送り込まれるようになる。そして、畳２の先端側の框２ａが框用カッター３５をわずかに超えたところで（図１０参照）、ローラ駆動用モータ２０を一時停止させ、畳２の送りを一時停止させる。この状態で、送りねじ回転用モータ３８により送りねじ３７を一方向に回転させると、框用カッター３５が図１２の矢印Ｂ方向へ移動しながら、畳２の下面において框用縫い糸５を切断する。框用カッター３５が図１２において送りねじ３７の右端部側まで達すると、送りねじ回転用モータ３８の回転が停止し、框用カッター３５の移動も停止する。
【００２４】
この後、再度ローラ駆動用モータ２０を回転させて、畳２をさらに矢印Ａ方向へ送り込む。このとき、図１０において、框用カッター３５の右側方には、受け板１３とほぼ同じ高さのローラ台（図示せず）が設置されていて、框用カッター３５を通過した畳２は、順次そのローラ台にて受けられるようになる。そして、その畳２の後ろ側の框２ｂが第１の下ローラ１１と第１の上ローラ１５との間を通過したら、次の畳２をそれらの間に挿入する。
【００２５】
前側の畳２の後ろ側の框２ｂの下面が、框用カッター３５に対応する位置に達したら、ローラ駆動用モータ２０を一時停止させ、この後、送りねじ回転用モータ３８により送りねじ３７を上記とは反対方向に回転させると、框用カッター３５が矢印Ｂとは反対方向へ移動しながら、畳２の下面において框用縫い糸５を切断する。框用カッター３５が図１２において送りねじ３７の左端部側まで達すると、送りねじ回転用モータ３８の回転が停止し、框用カッター３５の移動も停止する。このようにすることにより、框用縫い糸５、返し用縫い糸６、及び平刺し用縫い糸が切断されるため、縁布４及び畳表３を畳床から外すことができる。
【００２６】
図６の（ａ）には、畳床４１の構成が示されている。畳床４１は、最下面にシート４２を有していて、このシート４２の上に、木のチップを固めて構成されたボード４３と、発泡スチロール製の芯材４４と、前記ボード４３と同様な構成のボード４５とを積み重ね、これらを、長手方向の端部（框側の端部）に沿って配置された多数本の縫い糸４６により、それぞれ一本糸環縫いの縫い方で、一方の端部４１ａ側から他方の端部４１ｂ側にかけて縫着して構成されている。この場合、２枚のボード４３，４５と芯材４４とが、板状の素材を構成している。各縫い糸４６の縫い終わり側の端部４６ａは、テープ４７により抜けないように留められている。
【００２７】
ここで、一本糸環縫いは、詳細には図６（ｂ）のようになっている。この場合、縫い糸４６は矢印で示す順序で縫われていて、縫い始め側のループ部４８ａの先端部分に、次のループ部４８ｂの基端側が挿入された形態となっている。このような縫い方の場合、縫い終わり側の端部４６ａを自由状態とした状態（テープ４７を外した状態）で、畳床４１の縫い終わり側の端部から例えばボード４３と芯材４４とを互いに離間する方向へ押し広げると、縫い糸４６がシート４２側に残された状態で、縫い終わり側の端部４６ａが上方に持ち上げられながら、一つ前のループ部４８ｎから抜けるようになり、同様にして、縫い終わり側の端部４６ａが抜けたループ部４８ｎが一つ前のループ部４８ｎ−１から抜けるようになる。このようにして、各ループ部が一つ前のループ部から抜けるようになる。
【００２８】
次に、上記した構成の畳床４１を解体するための畳床解体装置について、図１〜図４を参照して説明する。畳床解体装置５１のフレーム５２も、４本の脚部５３を有した矩形の台状に構成されている。このフレーム５２の上部には、図１における右寄りの部位に位置させて第１及び第２の下ローラ５４，５５が回転可能に設けられていると共に、これら第１及び第２の下ローラ５４，５５を除いた部位に受け板５６が設けられている。第１及び第２の下ローラ５４，５５は、畳床４１の挿入方向（図１の矢印Ｃ方向）と直交する方向に延びている。
【００２９】
フレーム５２の上方には、矩形状をなす上ローラ枠５７が上下動可能に配設されていて、この上ローラ枠５７に、上記第１及び第２の下ローラ５４，５５の上方に位置させて第１及び第２の上ローラ５８，５９が回転可能に設けられている。上ローラ枠５７の四隅部には昇降用ナット６０が設けられていて、これら各昇降用ナット６０が、フレーム５２に設けられた上下方向に延びる昇降用ねじ軸６１に螺合されている。
【００３０】
各昇降用ねじ軸６１は、図示しない昇降用ハンドルの回転操作に基づき、ギヤ機構６２を介して回転されるようになっていて、この昇降用ねじ軸６１の回転に基づき、昇降用ナット６０を介して上ローラ枠５７が上下方向へ移動され、この上ローラ枠５７と共に第１及び第２の上ローラ５８，５９も上下方向へ移動されるようになっている。従って、図示しない昇降用ハンドルの回転操作に基づき、第１及び第２の上ローラ５８，５９の高さ位置を調節できる構成となっている。
【００３１】
フレーム５２の下部には、ローラ駆動用モータ６３及び減速機６４が設けられていて、ローラ駆動用モータ６３の回転が、ベルト伝動機構６５を介して減速機６４の入力軸に伝達される。減速機６４の出力軸にはスプロケット６６が設けられていて、このスプロケット６６と、第１及び第２の下ローラ５４，５５の一端部（図１奥側の端部）に設けられたスプロケット６７，６８との間にチェーン６９が掛け渡されている。従って、減速機６４のスプロケット６６が、図１の矢印方向（反時計回り方向）へ回転されると、チェーン６９を介して第１及び第２の下ローラ５４，５５が、図１の矢印方向（反時計回り方向）へ回転される。
【００３２】
第１の下ローラ５４の手前側の端部と第１の上ローラ５８の手前側の端部との間には、図４に示すように複数のギヤを組み合わせて構成されたギヤ機構７０が設けられていて、第１の下ローラ５４が図１の矢印方向へ回転されることに伴い、そのギヤ機構７０を介して第１の上ローラ５８が図１の矢印方向（時計回り方向）へ回転されるようになっている。また、第１の上ローラ５８の奥側の端部と第２の上ローラ５９の奥側の端部にはそれぞれスプロケット７１，７２が設けられていると共に、これらの間にチェーン７３が掛け渡されていて、第１の上ローラ５８が図１の矢印方向へ回転されることに伴い、チェーン７３を介して第２の上ローラ５９が図１の矢印方向（時計回り方向）へ回転されるようになっている。ここで、第１及び第２の下ローラ５４，５５と第１及び第２の上ローラ５８，５９は、畳床４１を矢印Ｃ方向へ送り込むための移送手段を構成している。
【００３３】
フレーム５２の上部において、図１の第２の下ローラ５５の左側に位置させて、当該ローラ５５の軸方向に長い分離板７５が配置されている。この分離板７５は、第２の下ローラ５５側の先端部が楔状をなしていて、図２に示すように、長手方向の両端部が支持台７６に支持されている。分離板７５と支持台７６との間には、所定寸法の隙間７７が形成されている。支持台７６の下部には、昇降用ねじ軸７８が２本設けられていて、これら昇降用ねじ軸７８がそれぞれねじ歯車７９に螺合している。そして、分離板用ハンドル８０を回転操作することに基づき、ハンドル軸８０ａを介してそれらねじ歯車７９が回転し、これに基づき昇降用ねじ軸７８を介して分離板７５の高さ位置を調節できる構成となっている。
【００３４】
上記上ローラ枠５７において、図１及び図５の左側には、ガイドプレート８１が設けられている。このガイドプレート８１の右側の上面部は、右下がりの斜面８１ａとなっている。
【００３５】
上記構成の畳床解体装置５１を用いて、畳床４１を解体する際の手順について説明する。
まず、上ローラ枠５７の高さ位置を調節すると共に、分離板７５の高さ位置を調節した状態で、ローラ駆動用モータ６３により上下の各ローラ５４，５５，５８，５９を回転させておく。このとき、上ローラ枠５７の高さ位置は、畳床４１の厚さに対応させ、また、分離板７５の高さ位置は、当該分離板７５の先端部が畳床４１における下側のボード４３と芯材４４との間に挿入される位置に設定しておく。
【００３６】
また、対象となる畳床４１の上面側のテープ４７を剥がし、各縫い糸４６の縫い終わり側の端部４６ａを自由状態にしておく。そして、この畳床４１を、シート４２を下にした状態で、長手方向の端部のうち縫い終わり側の端部４１ｂ（縫い糸４６において縫い終わり側の端部４６ａがある側）から、第１の下ローラ５４と第１の上ローラ５８との間に挿入する。すると、上下の各ローラ５４，５５，５８，５９がそれぞれ図１の矢印方向に回転しているので、これら上下のローラ５４，５５，５８，５９により畳床４１が矢印Ｃ方向に送り込まれる。
【００３７】
そして、畳床４１の縫い終わり側の端部４１ｂが、分離板７５の先端に対応する位置まで達すると、相対的に分離板７５が、畳床２における下側のボード４３と芯材４４との間に挿入される状態となる。このとき、下側のボード４３とシート４２は、分離板７５と支持台７６との間の隙間７７に挿入されるようになると共に、芯材４４及び上側のボード４５は分離板７５の上面側を移動するようになる。これに伴い、分離板７５を挟んで対向した下側のボード４３と芯材４４とが互いに離間する方向へ押し広げられるようになる。畳床４１がさらに矢印Ｃ方向に送り込まれ、上側へ分離された芯材４４がガイドプレート８１の斜面８１ａに乗り上げるようになると、下側のボード４３と芯材４４とがさらに大きく押し広げられるようになる。
【００３８】
このとき、図６（ｂ）で説明したように、各縫い糸４６がシート４２側に残された状態で、各縫い糸４６の縫い終わり側の端部４６ａが、芯材４４及び上側のボード４５と共に持ち上げられながら、一つ前のループ部４８ｎから抜けると共に芯材４４及び上側のボード４５からも抜けるようになり、同様にして、縫い終わり側の端部４６ａが抜けたループ部４８ｎが、一つ前のループ部４８ｎ−１から抜けると共に芯材４４及び上側のボード４５からも抜けるようになる。このようにして、各ループ部が一つ前のループ部から抜けると共に、芯材４４及び上側のボード４５からも抜けるようになる。この様子を図７に示す。
【００３９】
このようにして畳床４１の縫い始め側の端部４１ａが、分離板７５及びガイドプレート８１を矢印Ｂ方向へ通過すると、各縫い糸４６は、芯材４４及び上側のボード４５からはすべて抜け、図８に示すように、各縫い糸４６はシート４２とボード４３側に残された状態となる。従って、芯材４４及び上側のボード４５は、縫い糸４６が一本も残らない状態で分離された状態となる。
【００４０】
各縫い糸４６が残されたシート４２とボード４３において、シート４２をボード４３から剥がすようにすると、ボード４３からはすべての縫い糸４６が抜け、図９に示すように、各縫い糸４６がシート４２に残された状態となる。従って、下側のボード４３も、縫い糸４６が一本も残らない状態で分離された状態となる。
【００４１】
上記した実施例においては、畳床４１を解体するにあたって、縫い糸４６をすべてシート４２側に残し、ボード４３，４５及び芯材４４からは縫い糸４６をすべて抜き取るようにしたので、縫い糸４６を切断せずに畳床４１を各素材（ボード４３，４５及び芯材４４）に解体することができる。また、縫い糸４６を切断しないため、その縫い糸４６を素材から容易に取り除くことができ、畳床４１の解体を一層良好に行うことができるようになる。
【００４２】
図１３は本発明の第２実施例を示したものであり、この第２実施例は、上記した第１実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、解体される畳床４１を上下のローラ５４，５５，５８，５９間に挿入する際に、上下の向きを逆にして、シート４２が上になる状態で挿入する。このとき、分離板７５の高さ位置は、その先端部が、シート４２側のボード４３と芯材４４との間に挿入される位置に設定する。
【００４３】
このような実施例とした場合には、各縫い糸４６は、下側のボード４５及び芯材４４からは抜け、上側のボード４３とシート４２に残るようになる。なお、各縫い糸４６が残されたシート４２とボード４３から、シート４２を剥がすことにより、第１実施例と同様に、ボード４３からはすべての縫い糸４６が抜け、図９に示すように、各縫い糸４６がシート４２に残された状態となる。
このような第２実施例においても、上記した第１実施例と同様な作用効果を得ることができる。
【００４４】
本発明は、上記した各実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
畳床解体装置５１において、ガイドプレート８１は、分離板７５と一体的に設けるようにしても良い。また、畳床４１を固定し、分離板７５及びガイドプレート８１側を畳床４１に対して移動させるようにしても良い。
【００４５】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項１の発明によれば、畳床を解体するにあたって、縫い糸をすべてシート側に残し、素材からは縫い糸をすべて抜き取るようにしたので、縫い糸を切断せずに畳床を各素材に解体することができる。また、縫い糸を切断しないため、その縫い糸を素材から容易に取り除くことができ、畳床の解体を一層良好に行うことができるようになる。
請求項２の発明においても、請求項１の発明と同様な作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例を示す畳床解体装置の縦断正面図
【図２】分離板を中心に示したもので、一部を省略した状態での右からの縦断側面図
【図３】第１の下ローラと第１の上ローラとの連動関係を示すもので、一部を省略した状態での右からの縦断側面図
【図４】第１の下ローラと第１の上ローラとの連動関係を示すための要部の正面図
【図５】一部を省略した状態での平面図
【図６】（ａ）は畳床の破断斜視図、（ｂ）は一本糸環縫いの原理を示す斜視図
【図７】畳床を解体する際の動作を説明するための斜視図
【図８】シートとボードに縫い糸が残された状態での斜視図
【図９】シートのみに縫い糸が残された状態での斜視図
【図１０】縁布及び畳表用外し装置の正面図
【図１１】一部を省略した状態で示す平面図
【図１２】一部を省略した状態で示す右側面図
【図１３】本発明の第２実施例を示す図１相当図
【符号の説明】
図面中、１は縁布及び畳表用外し装置、２は畳、３は畳表、４は縁布、５は框用縫い糸、６は返し用縫い糸、３１は側面用カッター、３５は框用カッター、４１は畳床、４１ａは縫い始め側の端部、４１ｂは縫い終わり側の端部、４２はシート、４３，４５はボード（素材）、４４は芯材（素材）、４６は縫い糸、４６ａは縫い終わり側の端部、４７はテープ、５１は畳床解体装置、７５は分離板、８１はガイドプレートを示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, a plurality of plate-like materials stacked in a form having sheets on at least one side are respectively sewn from one end side to the other end side in a single thread chain stitch sewing method using a plurality of sewing threads. The present invention relates to a tatami floor dismantling method and a tatami floor dismantling apparatus for disassembling a tatami floor formed by sewing.
[0002]
[Prior art]
In general, tatami mats are covered with a tatami mat on the surface of the tatami floor, the tatami mat is sewn to the tatami mat at both longitudinal ends of the tatami mat, and cloth edges (edges) are sewn on both sides of the tatami mat. It has a configuration. The tatami floor has a configuration in which a plurality of stacked materials are sewn with a large number of sewing threads. Conventionally, such tatami floors have been mainly composed of firewood as a raw material, but in recent years, what is called a chemical floor has increased. A tatami floor called a chemical floor is composed of a core material made of, for example, polystyrene, a plurality of insulation boards (hereinafter simply referred to as “boards”) made of hardened wood chips, and a large number of sewing threads. It has a configuration.
[0003]
By the way, when disposing of tatami mats using chemical floors as described above, if they are incinerated as they are, there is a problem that harmful gases are generated due to the combustion of the core material (styrene foam), and the reuse of resources is also considered. Thus, the core material of the tatami floor, the board and the sheet are separated, and each is separately disposed or reused.
[0004]
This requires dismantling the tatami floor. Conventionally, when dismantling the entire tatami mat or the tatami floor, it is common to perform it manually, but it is troublesome to dismantle the whole manually. Therefore, the present inventors considered the following tatami floor dismantling apparatus as dismantling the tatami floor as described above.
[0005]
That is, this tatami floor dismantling apparatus has a pair of rollers that are paired up and down, supports the tatami floor (or tatami mat) sandwiched between these rollers and transports it in one direction, and the thickness of the tatami floor. A plate-shaped cutter as a cutting means that reciprocates in a direction orthogonal to the direction, and the cutter is positioned between the materials of the tatami floor supported by the transfer mechanism, for example, between the core material and the board Then, while moving the tatami floor, each sewing thread sewn on the tatami floor is cut with the cutter by reciprocating the cutter along the material surface (direction orthogonal to the thickness direction of the tatami floor). It is a configuration. Thereby, a tatami floor can be disassembled into a core material, a board, and a sheet.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional method, each sewing thread sewn on the tatami floor is cut with a cutter between the materials, so that the cut sewing threads remain on the upper and lower materials. . For this reason, in order to reuse the core material and the board, it is necessary to remove the cut sewing threads one by one, but the work is troublesome.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and a first object thereof is to dismantle the tatami floor without cutting the sewing thread, and to dismantle the tatami floor more satisfactorily. It is in providing a method, and the 2nd objective is to provide the tatami floor dismantling apparatus which can achieve the above-mentioned 1st objective.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the first object described above, the invention according to claim 1 is characterized in that a plurality of plate-like materials stacked in a form having sheets on at least one side are respectively thread-sewn with a plurality of sewing threads. The method of disassembling a tatami floor constructed by sewing from one end side to the other end side in the sewing method of
A step of freeing an end portion on the sewing end side of each sewing thread;
By inserting a separating plate between the materials from the end of the sewing end in the tatami floor, and pushing both materials facing each other across the separating plate in a direction away from each other, each sewing thread is moved to the seat side. In the state to leave in, the process of removing from the material on the opposite side of the sheet,
And removing the sheet from the material on the sheet side so as to leave the sewing threads on the sheet side while leaving the sewing thread on the sheet side.
[0009]
Here, the tatami floor sewn by single-thread ring stitching (also called stitch stitching) starts from the end of the tatami floor on the end side of the tatami floor, with the end of the end of each sewn thread being in the free state. When the stacked materials are pushed away in a direction away from each other, each sewing thread can be easily removed from the other material while remaining on the one material side. The present invention utilizes this feature.
[0010]
That is, according to the above-described method, with the end portions on the sewing end side of each sewing thread in a free state, the two materials facing each other with the separation plate inserted from the end portion on the sewing end side of the tatami floor are separated from each other. Each sewing thread is pulled out from the material on the side opposite to the sheet while being left on the sheet side. In addition, by removing the sheet from the material remaining on the sheet side, each sewing thread is removed from the material while remaining on the sheet, and finally all the sewing thread is left on the sheet. Does not remain. Therefore, the tatami floor can be disassembled without cutting the sewing thread, and the sewing thread can be easily removed, and therefore disassembly can be performed more satisfactorily.
[0011]
In order to perform the above-described method, the invention according to claim 2 is a method of sewing a plurality of plate-like materials stacked in a form having sheets on at least one side, respectively, with a single thread chain stitch by using a plurality of fastening yarns. A tatami floor dismantling device for disassembling a tatami floor constructed by sewing from one end side to the other end side,
A separation plate inserted between the materials in the tatami floor is provided, and at least one of the separation plate and the tatami floor is moved along the sewing direction of the sewing thread,
With the end of each sewing thread on the sewing end side in a free state, the separation plate is inserted between the materials from the end of the sewing end side of the tatami floor, and both the opposite sides across the separation plate are inserted. The material is pushed out in a direction away from each other so that each sewing thread remains on the sheet side and is pulled out from the material on the side opposite to the sheet.
[0012]
In the above-described configuration, with the end of each sewing thread on the sewing end side in a free state, a separation plate is inserted between the materials from the end of the sewing end side of the tatami floor, and both opposing sides of the separation plate are sandwiched. By spreading the material in a direction away from each other, each sewing thread is removed from the material on the side opposite to the sheet while remaining on the sheet side. After that, by removing the sheet from the material remaining on the sheet side, each sewing thread is withdrawn from the material in a state left on the sheet, and finally all the sewing thread is left on the sheet. It can be left out of the material.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
First, FIG. 10 to FIG. 12 show an edge cloth and tatami surface removing device 1 for removing a rim cloth and a tatami surface from the tatami floor for performing a pre-process before dismantling the tatami floor. . The tatami mat 2 has a general configuration of a rectangular shape. The tatami floor 3 (not shown) is covered with the tatami surface 3 and the edge cloth 4 is extended on both sides in the width direction (direction perpendicular to the longitudinal direction). The structure is sewn along the direction. The tatami mat 3 is sewn with heel sewing threads 5 (see FIG. 12) at heels 2a and 2b which are both ends in the longitudinal direction. Part of the heel sewing thread 5 is also exposed on the bottom side of the tatami 2. Further, the edge cloth 4 is sewn from the upper surface of the tatami mat 3 by a flat stitch sewing thread (not shown) and is sewn from the side by a return sewing thread 6 (see FIG. 10).
[0014]
The frame 9 of the edge cloth and tatami surface removing device 1 is formed in a rectangular base shape having four legs 10. First and second lower rollers 11, 12 are rotatably provided on the upper portion of the frame 9, and three receiving plates 13 are provided. The first and second lower rollers 11 and 12 extend in a direction perpendicular to the insertion direction of the tatami 2 (the direction of arrow A in FIGS. 10 and 11). The receiving plate 13 is formed with openings (not shown) in portions corresponding to the first and second lower rollers 11, 12, and the upper portions of the first and second lower rollers 11, 12 are It is exposed from those openings.
[0015]
A rectangular upper roller frame 14 is disposed above the frame 9 so as to be movable up and down. The upper roller frame 14 is positioned above the first and second lower rollers 11 and 12. The first and second upper rollers 15 and 16 are rotatably provided. Elevating nuts 17 are provided at the four corners of the upper roller frame 14, and each of these elevating nuts 17 is screwed to an elevating screw shaft 18 provided in the frame 9 and extending in the vertical direction.
[0016]
Each lifting screw shaft 18 is rotated via a gear mechanism (not shown) based on the rotation operation of the corresponding lifting handle 19, and the lifting nut is based on the rotation of the lifting screw shaft 18. The upper roller frame 14 is moved in the vertical direction via 17, and the first and second upper rollers 15 and 16 are also moved in the vertical direction together with the upper roller frame 14. Accordingly, the height positions of the first and second upper rollers 15 and 16 can be adjusted based on the rotation operation of the lifting handle 19.
[0017]
A roller driving motor 20 and a speed reducer 21 are provided below the frame 9, and the rotation of the roller driving motor 20 is transmitted to the input shaft of the speed reducer 21 via a belt transmission mechanism 22. A sprocket 23 is provided on the output shaft of the speed reducer 21. Between the sprocket 23 and a sprocket 24 provided at one end of the first lower roller 11 (the front end in FIG. 10). A chain 25 is stretched over. Therefore, when the sprocket 23 of the speed reducer 21 is rotated in the arrow direction (clockwise direction) in FIG. 10, the first lower roller 11 is moved in the arrow direction (clockwise direction) in FIG. 10 via the chain 25. It is rotated.
[0018]
Although not shown in detail between the other end of the first lower roller 11 (the end opposite to the sprocket 24) and the other end of the first upper roller 15, a plurality of A gear mechanism 26 (see FIG. 11) configured by combining gears is provided, and the first lower roller 11 is rotated in the direction of the arrow in FIG. The upper roller 15 is rotated in the direction of the arrow in FIG. 10 (counterclockwise direction). Sprockets 27 and 28 are provided at the front end of the first upper roller 15 (the end opposite to the gear mechanism 26) and the front end of the second upper roller 16, respectively. The chain 29 is stretched between them, and the first upper roller 15 is rotated in the direction of the arrow in FIG. It is rotated in the direction (counterclockwise direction).
[0019]
Although not shown in detail between the other end of the second upper roller 16 (the end opposite to the sprocket 28) and the other end of the second lower roller 12, the gear mechanism is not shown. A gear mechanism 26 (see FIG. 11) having the same configuration as that of No. 26 is provided, and the second upper roller 16 is rotated in the direction of the arrow in FIG. The lower roller 12 is rotated in the direction of the arrow in FIG. 10 (clockwise direction). Here, the first and second lower rollers 11 and 12 and the first and second upper rollers 15 and 16 constitute transfer means for sending the tatami 2 in the direction of arrow A.
[0020]
In the upper part of the frame 9, two side cutters 31 are provided so as to face each other between the first lower roller 11 and the second lower roller 12. These side cutters 31, 31 are arranged so as to sandwich both sides of the tatami mat 2 to be inserted, and are used to cut the return sewing thread 6 on the side surface of the tatami mat 2 and a flat stitch sewing thread (not shown). is there. An elevating screw shaft 32 is provided below each side cutter 31, and the elevating screw shaft 32 is screwed into a screw gear 33. Then, the screw gear 33 is rotated based on the rotational operation of the cutter handle 34, and the height position of the side cutter 31 can be adjusted via the lifting screw shaft 32 based on this.
[0021]
At the upper part of the frame 9, a hook cutter 35 is provided upward on the right side of FIG. A moving nut 36 provided on the hook cutter 35 is screwed into a feed screw 37 provided in parallel with the upper and lower rollers 11, 12, 15, and 16. Along with the rotation of the screw 37, the screw 37 is reciprocated along the feed screw 37 via the moving nut 36. A belt transmission mechanism 39 is provided between one end portion of the feed screw 37 and an output shaft of a feed screw rotation motor 38 provided on the frame 9 and capable of rotating in the forward and reverse directions. The feed screw 37 is rotated based on the rotation.
[0022]
A procedure for removing the edge cloth 4 and the tatami surface 3 of the tatami 2 using the edge cloth and tatami surface removing apparatus 1 having the above-described configuration will be described.
First, with the height position of the upper roller frame 14 adjusted, the upper and lower rollers 11, 12, 15, 16 are rotated by the roller driving motor 20. Then, the target tatami mat 2 is inserted between the first lower roller 11 and the first upper roller 15 from the one side 2a side with the tatami surface 3 facing up. Then, since the first lower roller 11 and the first upper roller 15 rotate in the direction of the arrow in FIG. 10, the tatami mat 2 sandwiched between both the rollers 11 and 15 is sent in the direction of the arrow A. When the heel 2a on the tip side of the tatami 2 reaches the position of the side cutter 31, the side cutter 31 on both sides cuts the return sewing thread 6 and the flat stitch sewing thread on the side face of the tatami 2. . At this time, the height position of the side cutter 31 is set so as to be between the board on the lower side of the tatami floor described later and the core material.
[0023]
When the tatami mat 2 is further fed in the direction of the arrow A, the tatami mat 2 is also sandwiched between the second lower roller 12 and the second upper roller 16, so that the tatami mat 2 is also fed in the arrow A direction. When the heel 2a on the tip side of the tatami 2 slightly exceeds the heel cutter 35 (see FIG. 10), the roller driving motor 20 is temporarily stopped, and the feeding of the tatami 2 is temporarily stopped. When the feed screw 37 is rotated in one direction by the feed screw rotating motor 38 in this state, the heel sewing thread 5 is cut on the lower surface of the tatami mat 2 while the heel cutter 35 moves in the arrow B direction in FIG. . When the scissor cutter 35 reaches the right end side of the feed screw 37 in FIG. 12, the rotation of the feed screw rotating motor 38 stops and the movement of the scissor cutter 35 also stops.
[0024]
Thereafter, the roller driving motor 20 is rotated again, and the tatami mat 2 is further fed in the arrow A direction. At this time, in FIG. 10, a roller base (not shown) having the same height as the backing plate 13 is installed on the right side of the scissors cutter 35, and the tatami mat 2 that has passed through the scissors cutter 35 is Sequentially, it can be received on the roller stand. And if the ridge 2b on the back side of the tatami 2 passes between the first lower roller 11 and the first upper roller 15, the next tatami 2 is inserted between them.
[0025]
When the lower surface of the back side 2b of the front tatami 2 reaches a position corresponding to the side cutter 35, the roller driving motor 20 is temporarily stopped, and thereafter the feed screw 37 is moved by the feed screw rotating motor 38. When rotating in the direction opposite to the above, the hook cutter 35 cuts the hook sewing thread 5 on the lower surface of the tatami 2 while moving in the direction opposite to the arrow B. When the scissors cutter 35 reaches the left end side of the feed screw 37 in FIG. 12, the rotation of the feed screw rotation motor 38 stops and the movement of the scissor cutter 35 also stops. By doing in this way, since the heel sewing thread 5, the return sewing thread 6, and the flat stitch sewing thread are cut, the edge cloth 4 and the tatami surface 3 can be removed from the tatami floor.
[0026]
FIG. 6A shows the configuration of the tatami floor 41. The tatami floor 41 has a sheet 42 on the lowermost surface. On the sheet 42, a board 43 formed by solidifying wooden chips, a core material 44 made of styrene foam, and the board 43 are the same. The boards 45 of the construction are stacked, and one end of each of them is sewn in a single thread chain stitch by a plurality of sewing threads 46 arranged along the end in the longitudinal direction (end on the heel side). It is configured by sewing from the portion 41a side to the other end portion 41b side. In this case, the two boards 43 and 45 and the core material 44 constitute a plate-shaped material. An end 46 a on the sewing end side of each sewing thread 46 is fastened by a tape 47 so as not to come off.
[0027]
Here, the single thread chain stitch is shown in detail in FIG. In this case, the sewing thread 46 is sewn in the order indicated by the arrows, and the base end side of the next loop portion 48b is inserted into the tip end portion of the loop portion 48a on the sewing start side. In the case of such a sewing method, for example, the board 43 and the core material 44 from the end of the tatami floor 41 on the sewing end side with the end 46a on the sewing end side in a free state (with the tape 47 removed) When the sewing thread 46 is spread apart in the direction away from each other, the end 46a on the sewing end side is lifted upward while the sewing thread 46 is left on the seat 42 side, and then comes out of the previous loop portion 48n. Similarly, the loop portion 48n from which the end portion 46a on the sewing end side has come off comes out from the previous loop portion 48n-1. In this way, each loop part comes out of the previous loop part.
[0028]
Next, a tatami floor dismantling apparatus for disassembling the tatami floor 41 having the above-described configuration will be described with reference to FIGS. The frame 52 of the tatami floor dismantling apparatus 51 is also configured as a rectangular base having four legs 53. The first and second lower rollers 54 and 55 are rotatably provided at the upper portion of the frame 52 so as to be positioned at the right side in FIG. 1, and the first and second lower rollers 54, 55 are provided. A receiving plate 56 is provided at a portion excluding 55. The first and second lower rollers 54 and 55 extend in a direction orthogonal to the insertion direction of the tatami floor 41 (the direction of arrow C in FIG. 1).
[0029]
A rectangular upper roller frame 57 is disposed above the frame 52 so as to be movable up and down. The upper roller frame 57 is positioned above the first and second lower rollers 54 and 55. The first and second upper rollers 58 and 59 are rotatably provided. Elevating nuts 60 are provided at the four corners of the upper roller frame 57, and each of these elevating nuts 60 is screwed to an elevating screw shaft 61 provided in the frame 52 and extending in the vertical direction.
[0030]
Each lifting screw shaft 61 is rotated via a gear mechanism 62 based on a rotating operation of a lifting handle (not shown), and the lifting nut 60 is moved based on the rotation of the lifting screw shaft 61. Accordingly, the upper roller frame 57 is moved in the vertical direction, and the first and second upper rollers 58 and 59 are also moved in the vertical direction together with the upper roller frame 57. Accordingly, the height position of the first and second upper rollers 58 and 59 can be adjusted based on the rotation operation of the lifting handle (not shown).
[0031]
A roller driving motor 63 and a speed reducer 64 are provided below the frame 52, and the rotation of the roller driving motor 63 is transmitted to the input shaft of the speed reducer 64 through the belt transmission mechanism 65. A sprocket 66 is provided on the output shaft of the speed reducer 64, and a sprocket 67 provided on the sprocket 66 and one end portion (end portion on the back side in FIG. 1) of the first and second lower rollers 54 and 55. , 68 is spanned with a chain 69. Accordingly, when the sprocket 66 of the speed reducer 64 is rotated in the direction of the arrow in FIG. 1 (counterclockwise direction), the first and second lower rollers 54 and 55 are moved via the chain 69 in the direction of the arrow in FIG. It is rotated (counterclockwise).
[0032]
Between the end on the near side of the first lower roller 54 and the end on the near side of the first upper roller 58, there is a gear mechanism 70 configured by combining a plurality of gears as shown in FIG. As the first lower roller 54 is rotated in the direction of the arrow in FIG. 1, the first upper roller 58 is moved in the direction of the arrow in FIG. 1 (clockwise direction) via the gear mechanism 70. It is designed to be rotated. In addition, sprockets 71 and 72 are provided at the inner end of the first upper roller 58 and the inner end of the second upper roller 59, respectively, and a chain 73 is spanned between them. As the first upper roller 58 is rotated in the direction of the arrow in FIG. 1, the second upper roller 59 is rotated in the direction of the arrow in FIG. 1 (clockwise direction) via the chain 73. It is like that. Here, the first and second lower rollers 54 and 55 and the first and second upper rollers 58 and 59 constitute transfer means for sending the tatami floor 41 in the direction of arrow C.
[0033]
A separation plate 75 that is long in the axial direction of the roller 55 is arranged on the left side of the second lower roller 55 in FIG. The separation plate 75 has a wedge-shaped tip on the second lower roller 55 side, and both ends in the longitudinal direction are supported by a support base 76 as shown in FIG. A gap 77 having a predetermined size is formed between the separation plate 75 and the support base 76. Two elevating screw shafts 78 are provided at the lower portion of the support base 76, and these elevating screw shafts 78 are respectively screwed into the screw gears 79. Then, based on the rotation operation of the separation plate handle 80, the screw gears 79 are rotated via the handle shaft 80a, and based on this, the height position of the separation plate 75 can be adjusted via the lifting screw shaft 78. It has a configuration.
[0034]
In the upper roller frame 57, a guide plate 81 is provided on the left side of FIGS. The upper surface portion on the right side of the guide plate 81 forms a slope 81a that is inclined downward to the right.
[0035]
A procedure for dismantling the tatami floor 41 using the tatami floor disassembling apparatus 51 having the above configuration will be described.
First, while adjusting the height position of the upper roller frame 57 and adjusting the height position of the separation plate 75, the upper and lower rollers 54, 55, 58, 59 are rotated by the roller driving motor 63. . At this time, the height position of the upper roller frame 57 is made to correspond to the thickness of the tatami floor 41, and the height position of the separation plate 75 is the lower side of the tatami floor 41 where the tip of the separation plate 75 is located It is set at a position to be inserted between 43 and the core material 44.
[0036]
Further, the tape 47 on the upper surface side of the target tatami floor 41 is peeled off, and the end portion 46a on the sewing end side of each sewing thread 46 is left in a free state. Then, with the tatami floor 41 in a state where the seat 42 is down, the first end 41b (the side where the end 46a on the sewing end side of the sewing thread 46 is located) of the end in the longitudinal direction is the first end. It is inserted between the lower roller 54 and the first upper roller 58. Then, since the upper and lower rollers 54, 55, 58, 59 rotate in the direction of the arrow in FIG. 1, the tatami floor 41 is fed in the direction of the arrow C by the upper and lower rollers 54, 55, 58, 59.
[0037]
Then, when the end portion 41b on the tatami floor 41 on the sewing end side reaches a position corresponding to the tip of the separation plate 75, the separation plate 75 is relatively separated from the lower board 43 and the core material 44 in the tatami floor 2. It will be in the state inserted between. At this time, the lower board 43 and the sheet 42 are inserted into the gap 77 between the separation plate 75 and the support base 76, and the core member 44 and the upper board 45 are arranged on the upper surface side of the separation plate 75. To move on. Along with this, the lower board 43 and the core member 44 facing each other with the separation plate 75 interposed therebetween are pushed and spread in a direction away from each other. When the tatami floor 41 is further fed in the direction of the arrow C and the core material 44 separated upward reaches the inclined surface 81a of the guide plate 81, the lower board 43 and the core material 44 are further greatly expanded. become.
[0038]
At this time, as described with reference to FIG. 6B, the end 46 a on the sewing end side of each sewing thread 46 together with the core material 44 and the upper board 45 with each sewing thread 46 left on the seat 42 side. While being lifted, it comes out of the previous loop portion 48n and also comes out of the core material 44 and the upper board 45. Similarly, there is one loop portion 48n from which the end portion 46a on the sewing end side has come off. It comes out of the front loop part 48n-1 and comes out of the core material 44 and the upper board 45. In this way, each loop part comes out of the previous loop part and also comes out of the core material 44 and the upper board 45. This is shown in FIG.
[0039]
When the end portion 41a on the sewing start side of the tatami floor 41 passes through the separating plate 75 and the guide plate 81 in the direction of the arrow B in this way, all the sewing threads 46 come off from the core material 44 and the upper board 45, As shown in FIG. 8, each sewing thread 46 is left on the seat 42 and the board 43 side. Accordingly, the core material 44 and the upper board 45 are separated in a state where no sewing thread 46 remains.
[0040]
In the sheet 42 and the board 43 in which the respective sewing threads 46 are left, when the sheet 42 is peeled off from the board 43, all the sewing threads 46 are removed from the board 43, and as shown in FIG. It will be left. Accordingly, the lower board 43 is also separated with no sewing thread 46 left.
[0041]
In the above-described embodiment, when the tatami floor 41 is disassembled, all the sewing thread 46 is left on the seat 42 side, and all the sewing thread 46 is extracted from the boards 43 and 45 and the core material 44. The tatami floor 41 can be disassembled into each material (boards 43 and 45 and the core material 44). Further, since the sewing thread 46 is not cut, the sewing thread 46 can be easily removed from the material, and the tatami floor 41 can be disassembled more satisfactorily.
[0042]
FIG. 13 shows a second embodiment of the present invention. This second embodiment is different from the first embodiment described above in the following points.
That is, when the tatami floor 41 to be disassembled is inserted between the upper and lower rollers 54, 55, 58, 59, the tatami floor 41 is inserted in a state where the sheet 42 is upside-down in the up-down direction. At this time, the height position of the separation plate 75 is set to a position where the tip portion is inserted between the board 43 on the sheet 42 side and the core member 44.
[0043]
In such an embodiment, each sewing thread 46 comes off the lower board 45 and the core material 44 and remains on the upper board 43 and the sheet 42. By removing the sheet 42 from the sheet 42 and the board 43 where the respective sewing threads 46 are left, as in the first embodiment, all the sewing threads 46 are removed from the board 43, and as shown in FIG. The sewing thread 46 is left on the sheet 42.
In the second embodiment, the same operational effects as those of the first embodiment can be obtained.
[0044]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and can be modified or expanded as follows.
In the tatami floor dismantling apparatus 51, the guide plate 81 may be provided integrally with the separation plate 75. Alternatively, the tatami floor 41 may be fixed and the separation plate 75 and the guide plate 81 may be moved with respect to the tatami floor 41.
[0045]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the invention of claim 1, when disassembling the tatami floor, all the sewing thread is left on the seat side and all the sewing thread is removed from the material, so that the sewing thread is not cut. The tatami floor can be dismantled into each material. Further, since the sewing thread is not cut, the sewing thread can be easily removed from the material, and the tatami floor can be disassembled more satisfactorily.
In the invention of claim 2, the same effect as that of the invention of claim 1 can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal front view of a tatami floor dismantling apparatus showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a vertical sectional side view from the right with a part omitted, with the separation plate as the center.
FIG. 3 shows the interlocking relationship between the first lower roller and the first upper roller, and a vertical side view from the right with a part omitted.
FIG. 4 is a front view of the main part for showing the interlocking relationship between the first lower roller and the first upper roller.
FIG. 5 is a plan view with a part omitted.
6A is a cutaway perspective view of a tatami floor, and FIG. 6B is a perspective view showing the principle of single-thread chain stitching.
FIG. 7 is a perspective view for explaining the operation when dismantling the tatami floor.
FIG. 8 is a perspective view in a state where sewing threads are left on the sheet and the board.
FIG. 9 is a perspective view in a state where the sewing thread is left only on the sheet.
FIG. 10 is a front view of an edge cloth and a tatami surface removing device.
FIG. 11 is a plan view showing a part omitted.
FIG. 12 is a right side view with a part omitted.
FIG. 13 is a view corresponding to FIG. 1 showing a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
In the drawings, 1 is an edge cloth and tatami surface removal device, 2 is tatami mat, 3 is a tatami surface, 4 is an edge cloth, 5 is a sewing thread for heel, 6 is a sewing thread for returning, 31 is a side cutter, 35 is a heel cutter, 41 is a tatami floor, 41a is an end on the sewing start side, 41b is an end on the sewing end side, 42 is a sheet, 43 and 45 are boards (materials), 44 is a core material (material), 46 is a sewing thread, and 46a is An end portion on the sewing end side, 47 is a tape, 51 is a tatami floor dismantling device, 75 is a separation plate, and 81 is a guide plate.

Claims

A plurality of plate-like materials stacked in a form having sheets on at least one side are sewn from one end side to the other end side in a single thread ring stitch sewing method using a large number of sewing threads. A method of dismantling a tatami floor constructed of
A step of freeing an end portion on the sewing end side of each sewing thread;
By inserting a separating plate between the materials from the end of the sewing end in the tatami floor, and pushing both materials facing each other across the separating plate in a direction away from each other, each sewing thread is moved to the seat side. In the state to leave in, the process of removing from the material on the opposite side of the sheet,
The method of disassembling a tatami floor, wherein the step of removing the sewing thread from the material in a state where the sewing thread is left on the sheet side by peeling the sheet from the material on the sheet side is performed. .

A plurality of plate-shaped materials stacked in a form having sheets on at least one side are sewn from one end side to the other end side in a single thread ring stitch sewing method using a plurality of binding threads. Dismantling the tatami floor,
A separation plate inserted between the materials in the tatami floor is provided, and at least one of the separation plate and the tatami floor is moved along the sewing direction of the sewing thread,
With the end of each sewing thread on the sewing end side in a free state, the separation plate is inserted between the materials from the end of the sewing end side of the tatami floor, and both the opposite sides across the separation plate are inserted. A tatami floor dismantling apparatus, wherein the material is pushed away in a direction away from each other so that each sewing thread remains on the sheet side and is removed from the material on the side opposite to the sheet.