JP4008690B2

JP4008690B2 - Tatami floor dismantling device

Info

Publication number: JP4008690B2
Application number: JP2001320584A
Authority: JP
Inventors: 邦男山中; 智昭吉田; 誠治内藤
Original assignee: 東海機器工業株式会社
Priority date: 2001-10-18
Filing date: 2001-10-18
Publication date: 2007-11-14
Anticipated expiration: 2021-10-18
Also published as: JP2003127087A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積み重ねられた複数層の素材を縫い糸により縫着して構成された畳床を解体するための畳床解体装置に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
一般に畳は、畳床の表面に畳表を被せ、畳床の長手方向の両端部（框）において畳表を畳床に縫着し、畳表の左右の両側に布製の縁（へり）を縫い付けた構成となっている。上記畳床は、積み重ねられた複数層の素材を縫い糸で縫着した構成となってる。このような畳床は、従来では素材として藁を主体に構成されていたが、近年では化学床と呼ばれるものが多くなっている。化学床と呼ばれる畳床は、例えば発泡スチロール製の芯材と、木のチップを固めたような複数枚のインシュレーションボード（以下、単にボードという）とを縫い糸により縫着した構成となっている。
【０００３】
ところで、上記したような化学床を用いた畳を廃棄処理する場合、そのまま焼却処分すると、芯材（発泡スチロール）の燃焼により有害ガスが発生するという問題があり、また、資源の再利用も考慮して、畳床の芯材とボード（他に畳表、縫い糸など）とを分別し、それぞれ別個に処分、または再利用するようにしている。
【０００４】
このためには、畳床を解体する必要がある。従来では、畳全体や畳床を解体する場合、手作業で行うのが一般的であったが、手作業で解体するのは面倒なものである。そこで、上記のような畳床を解体するものとして、本発明者らは、次のような畳床解体装置を考えた。
【０００５】
すなわち、この畳床解体装置は、上下に対をなすローラを有し、これらローラにより畳床（或いは畳）を挟み込んだ状態で支持すると共に一方向へ移送する移送機構と、畳床の厚さ方向と直交する方向へ往復移動する切断手段として板状のカッターとを備え、そのカッターを、前記移送機構に支持された畳床の素材間、例えば芯材とボードとの間に位置させた状態で、畳床を移送しながら、カッターを素材面（畳床の厚さ方向と直交する方向）に沿って往復動させることにより、畳床を縫着している縫い糸をカッターにて切断する構成としたものである。これにより、畳床を、芯材とボードと縫い糸とに解体することが可能となる。
【０００６】
ところで、畳床は、メーカーや種類の違いなどによって、畳床を構成する芯材やボードの厚さ、或いはそれらを積み重ねる枚数が種々異なっている。このため、上記した従来の畳床解体装置では、畳床の構成によっては、上記カッターを、素材間（例えば芯材とボードとの間）に位置させることができないことがある。このような状態で、カッターを往復動させると、当該カッターにより、素材間を縫着している縫い糸のみではなく、芯材ごと、或いはボードごと切断することになってしまい、素材ごとに良好に別けて解体することができなくなってしまうことがあった。
【０００７】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、畳床を素材ごとに良好に別けて解体することが可能な畳床解体装置を提供するにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項１の発明は、積み重ねられた複数層の素材を縫い糸により縫着して構成された畳床を解体するための畳床解体装置において、前記畳床を支持する畳床支持手段と、この畳床支持手段に支持された前記畳床の素材間にて前記縫い糸を切断する切断手段とを備え、これら畳床支持手段及び切断手段のうちの少なくとも一方を、前記畳床の厚さ方向へ移動調整可能に構成するとともに、前記切断手段は、前記畳床の厚さ方向と直交する方向へ往復移動することにより前記縫い糸を切断する構成としたことを特徴とする。
【０００９】
上記した構成において、切断手段の位置が、畳床の素材間に位置されていない場合、畳床支持手段及び切断手段のうちの移動調整可能な方を移動させ、切断手段の位置が、畳床の素材間に位置するように調整する。これにより、切断手段により、畳床の素材間において縫い糸のみを切断することが可能となり、畳床を素材ごとに良好に別けて解体することが可能となる。また、切断手段としては、畳床の素材面に沿って回転する回転円盤タイプや、一方向に移動するエンドレスタイプのカッターなどが考えられるが、請求項１の発明のように、畳床の厚さ方向と直交する方向へ往復移動する構成のものの方が、それらに比べて構造が簡単であり、コストも安価になる。
【００１０】
この場合、請求項２の発明のように、切断手段を、畳床の厚さ方向へ移動調整可能に構成することが好ましい。
これによれば、畳床を支持する畳床支持手段を畳床の厚さ方向へ移動調整可能に構成する場合に比べて、移動調整のための構成が簡単になり、コストも安価になる。
【００１２】
請求項３の発明は、上記した請求項１の発明において、切断手段は、刃の一部が畳床側へ突出し、かつその突出部から斜めに後退した形状であることを特徴とする。
これによれば、切断手段が往復動して素材間で縫い糸を切断する場合、切断手段は、刃の一部が畳床側へ突出した形態となっているので、その突出した部分から切り始めることになり、刃の先端部全体で同時に縫い糸を切断する場合に比べて、切断手段の負担が軽くなると共に、動きがスムーズとなる。
【００１３】
請求項４の発明は、上記した請求項１の発明において、切断手段は往復移動する方向に長い板状をなし、その長手方向の一端部は当該切断手段と共に往復移動する支持部材に固定状態に取り付けると共に、他端部は前記長手方向にフリーな状態で前記支持部材に受け支持させたことを特徴とする。
【００１４】
ここで、板状の切断手段を往復移動させて、畳床の素材間にて縫い糸を切断する構成のものにおいては、切断手段による切断に伴い摩擦熱が発生し、当該切断手段が熱膨張する。このとき、切断手段の長手方向の両端部が固定されていると、当該切断手段が厚さ方向の一方側へ反ってしまうことがある。このようになると、切断手段の動きが不良となってしまう。
【００１５】
この点、上記した請求項４の発明では、切断手段は、長手方向の一端部は支持部材に固定状態に取り付けているが、他端部は長手方向にフリーな状態で支持部材に受け支持させているので、切断手段が切断に伴う摩擦熱で熱膨張しても、長手方向に逃げることができるため、切断手段が反ることを防止できるようになり、切断手段の動きが不良となることを防止できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
まず、図１ないし図４において、畳床解体装置のベースとなるフレーム１は、４本の脚部２を有した矩形の台状に構成されている。このフレーム１の上部には、第１及び第２の下ローラ３，４が回転可能に設けられている。これら第１及び第２の下ローラ３，４は、正面から見て（図２参照）左右方向に延びていて、前部及び後部（図１の左部及び右部）に互いに平行となるように配置されている。これら第１及び第２の下ローラ３，４の外周部には、それぞれ軸方向に延びる突条部５が複数本ずつ設けられている。
【００１７】
また、フレーム１の上部には３枚の受け板６，７，８（図１、図３及び図４参照）が設けられていて、これら３枚の受け板６，７，８のうち、前部及び後部の受け板６，８には、上記第１及び第２の下ローラ３，４に沿って開口部（図示せず）が形成されていて、これら開口部に、対応する第１，第２の下ローラ３，４の上部の一部が挿入されている。
【００１８】
第１及び第２の下ローラ３，４の上方には、第１及び第２の上ローラ９，１０が配設されている。これら第１及び第２の上ローラ９，１０の外周部にも、それぞれ軸方向に延びる突条部５が複数本ずつ設けられている。これら第１及び第２の上ローラ９，１０は、矩形状をなす上ローラ枠１１（図３、図４及び図５参照）に回転可能に支持されている。この上ローラ枠１１における前後左右の４隅部にそれぞれ昇降用ナット１２が設けられていて、これら各昇降用ナット１２が、図３及び図４に示すように、それぞれ上下方向に指向するように設けられた上ローラ昇降用ねじ軸１３の上部外周部における雄ねじ部に螺合されている。
【００１９】
各上ローラ昇降用ねじ軸１３は、対応する上ローラ昇降ハンドル１４の回転操作に基づき、ギヤボックス１５内に設けられた図示しないギヤを介して回転されるようになっている。これら各上ローラ昇降用ねじ軸１３の回転に伴い、昇降用ナット１２を介して上ローラ枠１１、並びに第１及び第２の上ローラ９，１０が上下方向へ移動されるようになっていて、これら第１及び第２の上ローラ９，１０の上下方向の移動に伴い、これら第１及び第２の上ローラ９，１０と、対応する第１及び第２の下ローラ３，４との間の寸法を調整できる構成となっている。この場合、これら第１及び第２の下ローラ３，４と第１及び第２の上ローラ９，１０とにより、後述する畳７０（図１参照）を挟み込んで支持すると共に、この畳７０を図１中矢印Ａ方向へ移送する移送機構１７を構成している。この移送機構１７は、後述する畳床７１を支持する畳床支持手段の機能も有している。
【００２０】
フレーム１の下部の右前部には、上記第１及び第２の下ローラ３，４、並びに第１及び第２の上ローラ９，１０を回転駆動するためのローラ駆動用モータ２０（図２及び図３参照）が配設されている。このローラ駆動用モータ２０の回転軸とウォーム減速機２１の入力軸にはそれぞれプーリ２２ａ，２２ｂが設けられていて、これらプーリ２２ａ，２２ｂ間にベルト２２ｃが掛け渡されている。従って、ローラ駆動用モータ２０の回転軸の回転は、それらプーリ２２ａ、ベルト２２ｃ、プーリ２２ｂを介してウォーム減速機２１に伝えられる。
【００２１】
ウォーム減速機２１の出力軸にはスプロケット２３が設けられ、このスプロケット２３と、上記第１の下ローラ３の右端部にこれと一体回転するように設けられたスプロケット２４との間にチェーン２５が掛け渡されている。従って、ウォーム減速機２１のスプロケット２３が図３の矢印方向（時計回り方向）へ回転されると、チェーン２５を介して第１の下ローラ３が図３の矢印方向（時計回り方向）へ回転される。なお、フレーム１には、スプロケット２３と２４との間に位置させて、チェーン２５に張りを与えるためのチェーン張りスプロケット２６が設けられている。
【００２２】
第１の下ローラ３の左端部と第１の上ローラ９の左端部との間には、図４に示すギヤ機構２７が設けられている。このギヤ機構２７は、第１の下ローラ３にこれと一体回転するように設けられた第１のギヤ２８と、一端部が第１の下ローラ３に対して回転可能に支持された第１のプレート２９と、この第１のプレート２９に回転可能に設けられた第２のギヤ３０と、一端部が第１の上ローラ９に対して回転可能に支持されると共に、他端部が第１のプレート２９の他端部と回動可能に連結された第２のプレート３１と、これら第１のプレート２９と第２のプレート３１との連結部分に回転可能に設けられた第３のギヤ３２と、第１の上ローラ９にこれと一体回転するように設けられた第４のギヤ３３とから構成されている。
【００２３】
このうち第２のギヤ３０は第１及び第３のギヤ２８，３２とそれぞれ噛み合い、また、第３のギヤ３２と第４のギヤ３３とが噛み合っている。このギヤ機構２７は、上ローラ枠１１が昇降された際にも、第１及び第２のプレート２９，３１の回動を伴って第１〜第４のギヤ２８，３０，３２，３３の噛み合い状態が維持される構成となっている。ここで、第１の下ローラ３（第１のギヤ２８）が図４の矢印方向（反時計回り方向）へ回転されると、第１〜第４のギヤ２８，３０，３２，３３を介して第１の上ローラ９が図４の矢印方向（時計回り方向）へ回転される（図４の第１〜第４のギヤ２８，３０，３２，３３の回転方向を示す矢印参照）。
【００２４】
図５に示すように、第１の上ローラ９の右端部と第２の上ローラ１０の右端部には、スプロケット３５，３６がそれぞれ対応するローラ９，１０と一体回転するように設けられていて、これら両スプロケット３５，３６間にチェーン３７が掛け渡されている。従って、第１の上ローラ９が図３の矢印方向（反時計回り方向）へ回転されると、チェーン３５を介して第２の上ローラ１０が図３の矢印方向（反時計回り方向）へ回転される。なお、上ローラ枠１１には、スプロケット３５と３６との間に位置させて、チェーン３７に張りを与えるためのチェーン張りスプロケット３８が２個設けられている。
【００２５】
第２の上ローラ１０の左端部と第２の下ローラ４の左端部との間には、図４に示すように、上記ギヤ機構２７と同様な構成のギヤ機構２７が設けられていて、第２の上ローラ１０が図４の矢印方向（時計回り方向）へ回転されると、そのギヤ機構２７の第１〜第４のギヤ２８，３０，３２，３３を介して第２の下ローラ４が図４の矢印方向（反時計回り方向）へ回転される。
【００２６】
上記フレーム１の上部において、中央部の受け板７の下方に位置させて、レール取付プレート４０が配設されている。このレール取付プレート４０は、第１及び第２の下ローラ３，４間に位置してこれら第１及び第２の下ローラ３，４の軸方向に延びる矩形板状をなしている。このレール取付プレート４０の上面に、図６にも示す２本のレール４１，４１が固定状態に取り付けられている。レール取付プレート４０には、２本のレール４１，４１間で、かつ左右方向の中央部よりもやや右側に位置させて、左右方向に延びる長孔４０ａが形成されている。
【００２７】
２本のレール４１，４１の上方には、レール取付プレート４０よりも長い矩形板状のカッター取付台４２（本発明の支持部材に相当）が配置されていて、このカッター取付台４２は、これの下面に取り付けられた４個のレールガイド４３を介して、レール４１，４１に沿って左右方向へ往復移動可能に設けられている。カッター取付台４２の上面における左右両端部には、ブロック状のスペーサ６１，６２が固定されていて、これら両スペーサ６１，６２の上に、切断手段を構成するカッター４４が配置されている。両スペーサ６１，６２のうち、左側のスペーサ６１の上面には、左右方向に開通した溝６３が形成されている。
【００２８】
上記カッター４４は、カッター取付台４２の移動方向である左右方向に長い板状をなしていて、その長手方向の一端部である右端部が、上記右側のスペーサ６２にボルト６４により固定状態に取り付けられている。カッター４４の長手方向の他端部である左端部４４ａには切欠部４４ｂが形成されていて、その細くなった左端部４４ａが、上記溝６３に挿入されている。左側のスペーサ６１の上面には、カッター４４の左端部４４ａが浮き上がることを防止するためのプレート６５がボルト６６により取り付けられている。従って、カッター４４は、長手方向の一端部である右端部が、当該カッター４４と共に往復移動するカッター取付台４２のスペーサ６２に固定状態に取り付けられていると共に、他端部である左端部４４ａが、長手方向にフリーな状態でカッター取付台４２のスペーサ６１に受け支持されている。切欠部４４ｂの左端面とスペーサ６１の右端面との間には、隙間６７（図５参照）が形成されている。
【００２９】
このカッター４４は、その長さ寸法が畳７０の幅寸法よりやや長く設定されていて、先端部の刃４５が前方（第１の下及び上ローラ３，９側）に向けられている（図１参照）。また、このカッター４４は、図５及び図６に示すように、先端部の刃４５のうち、正面から見て左端部の突出部４５ａが、他の部分より前方（畳７０の挿入側）へ突出していて、その突出部４５ａから右端部４５ｂにかけて斜めに後退した形状に形成されている。
【００３０】
上記カッター取付台４２の下面には、中央部より右側に位置させて連結金具４６が取り付けられていて、この連結金具４６の下端部が、上記レール取付プレート４０の長孔４０ａを通して下方へ突出している。連結金具４６の下端部には、レール取付プレート４０の下方において、クランクロッド４７の一端部がロッドエンド４８を介して回動可能に連結されている。クランクロッド４７の他端部は、ロッドエンド４９及びクランクピン５０ａを介してクランク５０の偏心部位に形成された穴５０ｂに回転可能に連結されている。クランク５０は、フレーム１の下部に固定されたギヤードモータからなるカッター駆動用モータ５１の回転軸５１ａに一体回転するように連結されている。
【００３１】
従って、カッター駆動用モータ５１によりクランク５０が回転されると、クランクロッド４７及び連結金具４６を介してカッター取付台４２が、レール４１，４１に沿って左右方向へ往復移動され、このカッター取付台４２と一体にカッター４４が、畳７０の厚さ方向と直交する左右方向へ往復移動される構成となっている。ここで、カッター駆動用モータ５１、クランク５０、クランクロッド４７、ロッドエンド４８、４９、及び連結金具４６により、カッター４４を往復移動させるカッター駆動機構５２を構成している。
【００３２】
上記レール取付プレート４０の下面における左右両側には、カッター昇降用ねじ軸５３が下方に向けて取り付けられている。各カッター昇降用ねじ軸５３は、外周部に雄ねじ部を有していて、フレーム１に設けられた各ギヤボックス５４を上下方向に貫通している。各ギヤボックス５４内には筒状のねじ歯車５５が回転可能に配設されていて、このねじ歯車５５の内部に、カッター昇降用ねじ軸５３が挿入されている。ねじ歯車５５の内面には雌ねじ部が形成されていて、この雌ねじ部が、カッター昇降用ねじ軸５３の雄ねじ部に螺合している。ねじ歯車５５の外周部には、軸方向に対して４５度傾斜した多数本の歯が形成されている。
【００３３】
フレーム１には、レール取付プレート４０の下方に位置させて、左右方向に延びるハンドル軸５６が回転可能に設けられていて、このハンドル軸５６の左右両端部にカッター昇降用ハンドル５７が取り付けられている。ハンドル軸５６は、左右の各ギヤボックス５４を左右方向に貫通していて、上記両カッター昇降用ねじ軸５３と直交している。ハンドル軸５６には、左右の各ギヤボックス５４内に位置させて、ねじ歯車５８が当該ハンドル軸５６と一体回転するように設けられている。各ねじ歯車５８の外周部には軸方向に対して４５度傾斜した多数本の歯が形成されていて、各ねじ歯車５８は、上記ねじ歯車５５と噛み合っている。
【００３４】
ここで、カッター昇降用ハンドル５７を回転させると、ハンドル軸５６と一体に各ねじ歯車５８がハンドル軸５６の軸回りへ回転すると共に、ねじ歯車５８と噛み合った各ねじ歯車５５がカッター昇降用ねじ軸５３の軸回りに回転し、これに伴い各カッター昇降用ねじ軸５３が上下方向へ移動される。このカッター昇降用ねじ軸５３の移動に伴い、レール取付プレート４０、レール４１、レールガイド４３及びカッター取付台４２を介してカッター４４が、畳７１の厚さ方向である上下方向へ移動される。従って、カッター昇降用ハンドル５７の回転量によりカッター４４の上下方向への移動量が調整可能となっている。ここで、カッター昇降用ハンドル５７と、ハンドル軸５６と、ねじ歯車５５，５８と、カッター昇降用ねじ軸５３とにより、カッター４４の上下方向への移動量を調整する移動量調整機構６０を構成している。
【００３５】
一方、上記畳７０について図７を参照して説明する。畳７０は、矩形板状の畳床７１と、この畳床７１の表面に被せられ畳床７１の長手方向の両端部（框）において縫い糸７２により畳床７１に縫着された畳表７３と、この畳表７３の左右両側縁部に平刺しにより縫着された布製の縁７４とから構成されている。縁７４は、畳床７１の側面部において、縫い糸７５により畳床７１に縫着されている。なお、縁７４の長手方向の端部は、複数個のステープル７６により止められている。
【００３６】
上記畳床７１は、この場合、化学床と呼ばれるもので、木のチップを固めて構成された上下２枚のボード７７，７８と、これらボード７７，７８間に配置された発泡スチロール製の芯材７９とを積み重ね、これらを縫い糸８０（図１参照）により縫着して構成されている。従って、この畳床７１は、積み重ねられた３枚の板状の素材（２枚のボード７７，７８と芯材７９）を縫い糸８０により縫着した構成となっている。
【００３７】
次に、上記した構成の畳床解体装置を用いて、上記したような畳７０を畳７０ごと解体する場合について説明する。
まず、畳７０において、縁７４が取り付けられた図７の状態では、畳床７１の側面は縁７４により覆われているため、ボード７７と芯材７９との境界部分は外からでは見ることができない。そこで、一方の縁７４の端部を止めている複数のステープル７６を外すと共に、縁７４を止めている縫い糸７５の一部を切る。そして、図８に示すように、縁７４の端部を伸ばして持ち上げるようにすることで、畳床７１の下側のボード７７と芯材７９との境界部８１の一部が外から見ることができるようになる。
【００３８】
このようにした畳７０の長手方向の一端部（ステープル７６を外した側の端部）を、図１に示すように、第１の下ローラ３と第１の上ローラ９との間に挟み込み、ローラ駆動用モータ２０を回転駆動させることにより、第１の下ローラ３と第１の上ローラ９とで、畳７０をこれの一端部の端面がカッター４４の手前となるまで送り込み（図１の矢印Ａ参照）、ローラ駆動用モータ２０を一旦停止させる。この状態で、畳床７１の下側のボード７７と芯材７９との境界部８１と、カッター４４の刃４５との位置関係を見る。このとき、畳床７１の下側のボード７７と芯材７９との境界部８１は、上記したように畳７０における縁７４の端部を伸ばして持ち上げるようにすることで確認する。
【００３９】
ここで、ボード７７と芯材７９との境界部８１に対して、カッター４４の刃４５の位置が上方或いは下方にずれていた場合には、カッター昇降用ハンドル５７を回転操作することで、移動量調整機構６０を介してカッター４４を上方または下方（畳床７１の厚さ方向）へ移動させ、カッター４４の刃４５の位置を、ボード７７と芯材７９との境界部８１に一致させるように調整する。
【００４０】
この状態で、カッター駆動用モータ５１を回転駆動させると共に、ローラ駆動用モータ２０を回転駆動させる。このうち、カッター駆動用モータ５１の回転に伴い、カッター駆動機構５２を介してカッター４４が左右方向へ往復移動し、また、ローラ駆動用モータ２０の回転に伴い上下の各ローラ３，４，９，１０が回転し、これら各ローラ３，４，９，１０により、畳７０が図１の矢印Ａ方向へ移送される。このようにすることで、カッター４４の刃４５が、畳床７１のボード７７と芯材７９との間の境界部８１に相対的に挿入されると共に、左右方向に往復移動することにより、当該カッター４４により各縫い糸８０が切断されるようになる。このとき、畳７０の端面側の畳表７１、この畳表７１を縫着した縫い糸７２、縁７４を縫着した縫い糸７５及び図示しない平刺し用の縫い糸もカッター４４により切断されるようになる。
【００４１】
また、この場合、カッター４４の刃４５は、左端部の突出部４５ａが畳床７１側へ突出していて、その突出部４５ａから右端部４５ｂにかけて斜めに後退した形状に形成されているので、その突出部４５ａから切り始めることになり、刃の先端部全体で同時に縫い糸を切断する場合に比べて、カッター４４の負担が軽くなると共に、動きがスムーズとなる。
【００４２】
このように各縫い糸７２，７５，８０及び平刺し用の縫い糸が切断されると、下側のボード７７はカッター４４と受け板７との間を通り、また、芯材７９、上側のボード７８及び畳表７３は、カッター４４の上を通り、第２の下ローラ４及び第２の上ローラ１０側へ移送され、これら下側のボード７７、上側のボード７８及び畳表７３は、第２の下ローラ４及び第２の上ローラ１０によりさらに矢印Ａ方向へ移送されるようになる。
【００４３】
このようにして各縫い糸７２，７５，８０及び平刺し用の縫い糸が切断されることで、畳７０は、下側のボード７７、芯材７９、上側のボード７８、畳表７３、縁７４、各縫い糸７２，７５，８０に解体することができるようになる。
【００４４】
また、上記したように板状のカッター４４を往復移動させて、畳床７１の素材７８，７９間にて縫い糸８０を切断する構成のものにおいては、カッター４４による切断に伴い摩擦熱が発生し、当該カッター４４が熱膨張する。このとき、カッター４４は、長手方向の一端部である右端部はカッター取付台４２のスペーサ６２に固定状態に取り付けているが、他端部である左端部４４ａは長手方向にフリーな状態でカッター取付台４２のスペーサ６１に受け支持させているので、カッター４４が切断に伴う摩擦熱で熱膨張しても、長手方向に逃げることができるため、カッター４４が反ることを防止できるようになる。
【００４５】
なお、上記した実施例では、畳床７１の表面に畳表７２及び縁７４が取り付けられた畳７０全体を解体する例を示したが、畳表７２及び縁７４が取り除かれた畳床７１のみを解体することができるのはもちろんである。
【００４６】
上記した実施例においては、次のような効果を得ることができる。
まず、カッター４４を、移動調整機構６０により、畳床７１の厚さ方向に移動調整できる構成としたので、カッター４４の位置が、畳床７１の素材間（下側のボード７７と芯材７８との間の境界部８１）に位置されていない場合、そのカッター４４を、畳床７１の素材間に位置するように調整することにより、畳床７１の素材間において縫い糸８０のみを切断することが可能となり、畳床７１を素材ごとに良好に別けて解体することが可能となる。この場合、畳床７１におけるボード７７，７８や芯材７９の厚さが異なる場合、或いはボードの積層枚数が異なる場合でも対応できる。
【００４７】
また、この場合、カッター４４の上下方向の位置を固定し、畳７０（畳床７１）を移送する移送機構１７側を、畳床７１の厚さ方向に移動調整できる構成とすることも考えられるが、その移動調整のための構成が複雑になる。これに対し、本実施例においては、カッター４４を、畳床７１の厚さ方向に移動調整できる構成としたことにより、移動調整機構６０の構成が簡単になり、コストも安価になる。
【００４８】
さらに、切断手段としては、畳床２１の素材面に沿って回転する回転円盤タイプや、一方向に移動するエンドレスタイプのカッターなどが考えられるが、本実施例のように、畳床７１の厚さ方向と直交する方向へ往復移動する構成のカッター４４の方が、それらに比べて構造が簡単であり、コストも安価になる。
【００４９】
また、カッター４４は、刃４５の一部が畳床７１側へ突出し、かつその突出部４５ａから斜めに後退した形状となっているので、カッター４４が往復動して縫い糸８０を切断する場合、その突出部４５ａから切り始めることになり、刃４５の先端部全体で同時に縫い糸８０を切断する場合に比べて、カッター４４の負担が軽くなると共に、動きがスムーズとなる利点がある。
【００５０】
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
カッター４４の上下方向の位置を固定し、畳７０（畳床７１）を移送する移送機構１７側を、畳床７１の厚さ方向へ移動調整できる構成としても良い。
畳７０（畳床７１）を移送させず固定状態に保持し、カッター４４を、畳床７１の厚さ方向と直交する方向へ往復移動させながら、畳床７１の長手方向または幅方向へ移動させる構成とすることもできる。
カッター４４の刃４５は、左右方向の中央部が畳床７１側へ突出し、その突出部から左右両端部にかけて斜めに後退する山形形状とすることもできる。
【００５１】
解体する畳床７１としては、ボード７７，７８と芯材７９を組み合わせたものに限られず、これらと藁（こもも含む）とを組み合わせた構成のもの、或いは、従来のように、発泡スチロール製の芯材７９を用いずに、藁（こもも含む）を主体に複数層積み重ねた構成のものであっても良い。
【００５２】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の畳床解体装置によれば、切断手段の位置が、畳床の素材間に位置されていない場合、畳床支持手段及び切断手段のうちの移動調整可能な方を移動させ、切断手段の位置が、畳床の素材間に位置するように調整する。これにより、切断手段により、畳床の素材間において縫い糸のみを切断することが可能となり、畳床を素材ごとに良好に別けて解体することが可能となるという優れた効果を奏する。また、切断手段としては、畳床の素材面に沿って回転する回転円盤タイプや、一方向に移動するエンドレスタイプのカッターなどが考えられるが、本発明のように、畳床の厚さ方向と直交する方向へ往復移動する構成のものの方が、それらに比べて構造が簡単であり、コストも安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すものであり、主要部の原理構成を示す右からの縦断側面図
【図２】一部を省略した状態での正面図
【図３】右側面図
【図４】一部を省略した状態での左側面図
【図５】一部を省略した状態での平面図
【図６】要部の分解斜視図
【図７】畳の部分斜視図
【図８】縁の端部の止めを外して持ち上げた状態の畳の部分斜視図
【符号の説明】
図面中、１７は移送機構（畳床支持手段）、２０はローラ駆動用モータ、４２はカッター取付台（支持部材）、４４はカッター、４５は刃、４５ａは突出部、５１はカッター駆動用モータ、５２はカッター駆動機構、５３はカッター昇降用ねじ軸、５７はカッター昇降用ハンドル、６０は移動量調整機構、７０は畳、７１は畳床、７３は畳表、７４は縁、７７，７８はボード（素材）、７９は芯材（素材）、７２，７５，８０は縫い糸、８１は境界部を示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tatami floor dismantling apparatus for disassembling a tatami floor constructed by sewing a plurality of stacked layers of materials with sewing threads.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
In general, tatami mats are covered with tatami mats on the surface of the tatami floor, the tatami mats are sewn to the tatami mats at both longitudinal ends of the tatami mats, and cloth edges (edges) are sewn on both the left and right sides of the tatami mats. It has a configuration. The tatami floor has a configuration in which stacked layers of materials are sewn with sewing threads. Conventionally, such tatami floors have been mainly composed of firewood as a raw material, but in recent years, what is called a chemical floor has increased. A tatami floor called a chemical floor has, for example, a structure in which a core material made of foamed polystyrene and a plurality of insulation boards (hereinafter simply referred to as boards) in which wood chips are hardened are sewn with sewing threads.
[0003]
By the way, when disposing of tatami mats using chemical floors as described above, if they are incinerated as they are, there is a problem that harmful gases are generated due to the combustion of the core material (styrene foam), and the reuse of resources is also considered. Thus, the core material of the tatami floor and the board (in addition to the tatami mat, the sewing thread, etc.) are separated, and are separately disposed or reused.
[0004]
This requires dismantling the tatami floor. Conventionally, when dismantling the entire tatami mat or the tatami floor, it is common to perform it manually, but dismantling manually is troublesome. Therefore, the present inventors considered the following tatami floor dismantling apparatus as dismantling the tatami floor as described above.
[0005]
That is, this tatami floor dismantling apparatus has a pair of rollers that are paired up and down, supports the tatami floor (or tatami mat) sandwiched between these rollers and transports it in one direction, and the thickness of the tatami floor. A plate-shaped cutter as a cutting means that reciprocates in a direction orthogonal to the direction, and the cutter is positioned between the materials of the tatami floor supported by the transfer mechanism, for example, between the core material and the board In this configuration, the sewing thread sewn on the tatami floor is cut by the cutter by reciprocating the cutter along the material surface (direction perpendicular to the thickness direction of the tatami floor) while transferring the tatami floor. It is what. Thereby, the tatami floor can be disassembled into a core material, a board, and a sewing thread.
[0006]
By the way, the thickness of the tatami floor and the core material which comprises a tatami floor, or a board, or the number of sheets piled up variously differ by a maker or a kind. For this reason, in the above-described conventional tatami floor dismantling apparatus, depending on the structure of the tatami floor, the cutter may not be positioned between the materials (for example, between the core material and the board). In such a state, when the cutter is reciprocated, not only the sewing thread sewn between the materials but also the core material or the board is cut by the cutter, and the material is excellent for each material. Sometimes it was impossible to break up and dismantle.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a tatami floor dismantling apparatus that can disassemble the tatami floor separately for each material.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the invention of claim 1 is directed to a tatami floor dismantling apparatus for disassembling a tatami floor constructed by sewing a plurality of stacked layers of materials with a sewing thread. A tatami floor support means for supporting, and a cutting means for cutting the sewing thread between the materials of the tatami floor supported by the tatami floor support means. At least one of the tatami floor support means and the cutting means is provided. , Configured to move and adjust in the thickness direction of the tatami floorIn addition, the cutting means is configured to cut the sewing thread by reciprocating in a direction orthogonal to the thickness direction of the tatami floor.It is characterized by that.
[0009]
  In the above configuration, when the position of the cutting means is not located between the materials of the tatami floor, the one of the tatami floor support means and the cutting means that can be moved is moved, and the position of the cutting means is the tatami floor. Adjust so that it is located between the materials. Thereby, it becomes possible to cut | disconnect only a sewing thread between the raw materials of a tatami floor by a cutting | disconnection means, and it becomes possible to detach a tatami floor separately for every raw material.The cutting means may be a rotating disk type that rotates along the material surface of the tatami floor, an endless type cutter that moves in one direction, and the like. A structure that reciprocates in a direction orthogonal to the vertical direction has a simpler structure and a lower cost than those.
[0010]
In this case, it is preferable that the cutting means is configured to be movable and adjustable in the thickness direction of the tatami floor as in the invention of claim 2.
According to this, compared with the case where the tatami floor support means for supporting the tatami floor is configured to be movable and adjustable in the thickness direction of the tatami floor, the configuration for movement adjustment is simplified and the cost is reduced.
[0012]
  Claim3The invention of claim 11In the invention, the cutting means is characterized in that a part of the blade protrudes toward the tatami floor and is retreated obliquely from the protruding portion.
  According to this, when the cutting means reciprocates and cuts the sewing thread between the materials, since the cutting means has a form in which a part of the blade protrudes toward the tatami floor, the cutting means starts to cut from the protruding part. As a result, as compared with the case where the sewing thread is cut simultaneously with the entire tip of the blade, the load on the cutting means is reduced and the movement is smooth.
[0013]
  Claim4The invention of claim 11In this invention, the cutting means has a plate shape that is long in the reciprocating direction, and one end in the longitudinal direction is fixedly attached to a support member that reciprocates together with the cutting means, and the other end is free in the longitudinal direction. In this state, the support member is received and supported.
[0014]
Here, in a structure in which the plate-like cutting means is reciprocated to cut the sewing thread between the materials of the tatami floor, frictional heat is generated along with the cutting by the cutting means, and the cutting means is thermally expanded. . At this time, if both ends in the longitudinal direction of the cutting means are fixed, the cutting means may warp to one side in the thickness direction. If this happens, the movement of the cutting means will be poor.
[0015]
  In this regard, the above claims4In this invention, the cutting means has one end in the longitudinal direction fixed to the support member, but the other end is received and supported by the support member in a free state in the longitudinal direction. Even if the thermal expansion is caused by the frictional heat accompanying this, it is possible to escape in the longitudinal direction, so that the cutting means can be prevented from warping and the movement of the cutting means can be prevented from becoming defective.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
First, in FIG. 1 to FIG. 4, a frame 1 serving as a base of a tatami floor dismantling apparatus is configured as a rectangular base having four legs 2. First and second lower rollers 3 and 4 are rotatably provided on the upper portion of the frame 1. The first and second lower rollers 3 and 4 extend in the left-right direction when viewed from the front (see FIG. 2), and are parallel to the front and rear (left and right in FIG. 1). Is arranged. A plurality of ridges 5 extending in the axial direction are provided on the outer periphery of each of the first and second lower rollers 3 and 4.
[0017]
Further, three receiving plates 6, 7, and 8 (see FIGS. 1, 3, and 4) are provided on the upper portion of the frame 1. Of these three receiving plates 6, 7, and 8, the front plate Openings (not shown) are formed along the first and second lower rollers 3 and 4 in the rear and rear receiving plates 6 and 8, and corresponding first and second openings are formed in the first and second lower rollers 3 and 4. A part of the upper part of the second lower rollers 3 and 4 is inserted.
[0018]
Above the first and second lower rollers 3, 4, first and second upper rollers 9, 10 are arranged. A plurality of protrusions 5 extending in the axial direction are provided on the outer peripheral portions of the first and second upper rollers 9 and 10 respectively. These first and second upper rollers 9 and 10 are rotatably supported by a rectangular upper roller frame 11 (see FIGS. 3, 4 and 5). Lifting nuts 12 are provided at the four corners of the upper roller frame 11 in the front, rear, left and right, respectively, and these lifting nuts 12 are respectively directed in the vertical direction as shown in FIGS. The upper roller raising / lowering screw shaft 13 is screwed into a male screw portion in the upper outer peripheral portion.
[0019]
Each upper roller lifting / lowering screw shaft 13 is rotated via a gear (not shown) provided in the gear box 15 based on the rotation operation of the corresponding upper roller lifting / lowering handle 14. The upper roller frame 11 and the first and second upper rollers 9 and 10 are moved in the vertical direction through the lifting nut 12 as the upper roller lifting screw shafts 13 rotate. As the first and second upper rollers 9, 10 move in the vertical direction, the first and second upper rollers 9, 10 and the corresponding first and second lower rollers 3, 4 It is the structure which can adjust the dimension between. In this case, the first and second lower rollers 3 and 4 and the first and second upper rollers 9 and 10 sandwich and support a tatami mat 70 (see FIG. 1), which will be described later. A transfer mechanism 17 for transferring in the direction of arrow A in FIG. This transfer mechanism 17 also has a function of a tatami floor support means for supporting a tatami floor 71 described later.
[0020]
A roller driving motor 20 (see FIGS. 2 and 2) for rotating the first and second lower rollers 3 and 4 and the first and second upper rollers 9 and 10 is provided on the right front portion of the lower portion of the frame 1. 3) is provided. Pulleys 22a and 22b are respectively provided on the rotation shaft of the roller driving motor 20 and the input shaft of the worm speed reducer 21, and a belt 22c is stretched between the pulleys 22a and 22b. Accordingly, the rotation of the rotating shaft of the roller driving motor 20 is transmitted to the worm speed reducer 21 via the pulley 22a, the belt 22c, and the pulley 22b.
[0021]
A sprocket 23 is provided on the output shaft of the worm speed reducer 21, and a chain 25 is provided between the sprocket 23 and a sprocket 24 provided at the right end of the first lower roller 3 so as to rotate integrally therewith. It is being handed over. Accordingly, when the sprocket 23 of the worm speed reducer 21 is rotated in the arrow direction (clockwise direction) in FIG. 3, the first lower roller 3 is rotated in the arrow direction (clockwise direction) in FIG. Is done. The frame 1 is provided with a chain tension sprocket 26 that is positioned between the sprockets 23 and 24 and applies tension to the chain 25.
[0022]
A gear mechanism 27 shown in FIG. 4 is provided between the left end portion of the first lower roller 3 and the left end portion of the first upper roller 9. The gear mechanism 27 includes a first gear 28 that is provided on the first lower roller 3 so as to rotate integrally therewith, and a first gear whose one end is rotatably supported by the first lower roller 3. Plate 29, a second gear 30 rotatably provided on the first plate 29, one end of which is rotatably supported by the first upper roller 9, and the other end of the first gear 29. A second plate 31 rotatably connected to the other end of the first plate 29, and a third gear rotatably provided at a connecting portion between the first plate 29 and the second plate 31. 32 and a fourth gear 33 provided on the first upper roller 9 so as to rotate integrally therewith.
[0023]
Among these, the second gear 30 meshes with the first and third gears 28 and 32, respectively, and the third gear 32 and the fourth gear 33 mesh with each other. The gear mechanism 27 meshes with the first to fourth gears 28, 30, 32, 33 with the rotation of the first and second plates 29, 31 even when the upper roller frame 11 is moved up and down. The state is maintained. Here, when the first lower roller 3 (first gear 28) is rotated in the direction of the arrow in FIG. 4 (counterclockwise direction), the first to fourth gears 28, 30, 32, 33 are interposed. Thus, the first upper roller 9 is rotated in the arrow direction (clockwise direction) in FIG. 4 (see arrows indicating the rotation directions of the first to fourth gears 28, 30, 32, and 33 in FIG. 4).
[0024]
As shown in FIG. 5, sprockets 35 and 36 are provided at the right end portion of the first upper roller 9 and the right end portion of the second upper roller 10 so as to rotate integrally with the corresponding rollers 9 and 10, respectively. A chain 37 is stretched between the sprockets 35 and 36. Therefore, when the first upper roller 9 is rotated in the arrow direction (counterclockwise direction) in FIG. 3, the second upper roller 10 is moved in the arrow direction (counterclockwise direction) in FIG. It is rotated. The upper roller frame 11 is provided with two chain-tensioned sprockets 38 that are positioned between the sprockets 35 and 36 to give tension to the chain 37.
[0025]
Between the left end portion of the second upper roller 10 and the left end portion of the second lower roller 4, a gear mechanism 27 having the same configuration as the gear mechanism 27 is provided as shown in FIG. When the second upper roller 10 is rotated in the arrow direction (clockwise direction) in FIG. 4, the second lower roller is passed through the first to fourth gears 28, 30, 32, 33 of the gear mechanism 27. 4 is rotated in the direction of the arrow in FIG. 4 (counterclockwise direction).
[0026]
In the upper part of the frame 1, a rail mounting plate 40 is disposed below the support plate 7 in the center. The rail mounting plate 40 has a rectangular plate shape that is located between the first and second lower rollers 3 and 4 and extends in the axial direction of the first and second lower rollers 3 and 4. Two rails 41, 41 shown in FIG. 6 are fixedly attached to the upper surface of the rail mounting plate 40. The rail mounting plate 40 is formed with a long hole 40a extending in the left-right direction between the two rails 41, 41 and positioned slightly to the right of the center in the left-right direction.
[0027]
Above the two rails 41, 41, a rectangular plate-like cutter mounting base 42 (corresponding to the support member of the present invention) longer than the rail mounting plate 40 is disposed. It is provided so as to be able to reciprocate in the left-right direction along the rails 41 and 41 via four rail guides 43 attached to the lower surface of the rail. Block-shaped spacers 61 and 62 are fixed to both left and right end portions on the upper surface of the cutter mounting base 42, and a cutter 44 constituting cutting means is disposed on both the spacers 61 and 62. A groove 63 opened in the left-right direction is formed on the upper surface of the spacer 61 on the left side of the spacers 61 and 62.
[0028]
The cutter 44 has a plate shape that is long in the left-right direction, which is the moving direction of the cutter mount 42, and the right end, which is one end in the longitudinal direction, is fixed to the right spacer 62 by a bolt 64. It has been. A notch 44 b is formed in the left end 44 a which is the other end in the longitudinal direction of the cutter 44, and the narrowed left end 44 a is inserted into the groove 63. A plate 65 for preventing the left end portion 44 a of the cutter 44 from floating is attached to the upper surface of the left spacer 61 by a bolt 66. Accordingly, the cutter 44 is fixedly attached to the spacer 62 of the cutter mounting base 42 that reciprocates with the cutter 44 at the right end, which is one end in the longitudinal direction, and the left end 44a, which is the other end. The spacer 61 is received and supported by the spacer 61 of the cutter mount 42 in a free state in the longitudinal direction. A gap 67 (see FIG. 5) is formed between the left end surface of the notch 44b and the right end surface of the spacer 61.
[0029]
The cutter 44 is set to have a length that is slightly longer than the width of the tatami mat 70, and the blade 45 at the tip is directed forward (on the first lower and upper rollers 3, 9 side) (see FIG. 1). Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the cutter 44 has a protrusion 45 a at the left end as viewed from the front, out of the blade 45 at the tip, forward from the other part (the insertion side of the tatami mat 70). It protrudes and is formed in a shape that is obliquely retracted from the protruding portion 45a to the right end portion 45b.
[0030]
A connection fitting 46 is attached to the lower surface of the cutter mounting base 42 so as to be positioned on the right side of the center portion, and the lower end portion of the connection fitting 46 protrudes downward through the long hole 40a of the rail attachment plate 40. Yes. One end portion of a crank rod 47 is rotatably connected to a lower end portion of the connection fitting 46 via a rod end 48 below the rail mounting plate 40. The other end of the crank rod 47 is rotatably connected to a hole 50b formed in an eccentric portion of the crank 50 via a rod end 49 and a crank pin 50a. The crank 50 is connected so as to rotate integrally with a rotating shaft 51a of a cutter driving motor 51 formed of a geared motor fixed to the lower portion of the frame 1.
[0031]
Accordingly, when the crank 50 is rotated by the cutter driving motor 51, the cutter mounting base 42 is reciprocated in the left-right direction along the rails 41 and 41 via the crank rod 47 and the coupling metal 46, and this cutter mounting base. The cutter 44 is integrally reciprocated in the left-right direction perpendicular to the thickness direction of the tatami mat 70. Here, a cutter driving mechanism 52 that reciprocates the cutter 44 is configured by the cutter driving motor 51, the crank 50, the crank rod 47, the rod ends 48 and 49, and the connecting metal fitting 46.
[0032]
On both the left and right sides of the lower surface of the rail mounting plate 40, a cutter lifting screw shaft 53 is mounted downward. Each cutter lifting / lowering screw shaft 53 has a male screw portion on the outer peripheral portion, and penetrates each gear box 54 provided in the frame 1 in the vertical direction. A cylindrical screw gear 55 is rotatably disposed in each gear box 54, and a cutter lifting / lowering screw shaft 53 is inserted into the screw gear 55. An internal thread portion is formed on the inner surface of the screw gear 55, and this internal thread portion is screwed into the external thread portion of the cutter lifting / lowering screw shaft 53. A large number of teeth inclined at 45 degrees with respect to the axial direction are formed on the outer peripheral portion of the screw gear 55.
[0033]
A handle shaft 56 that is positioned below the rail mounting plate 40 and extends in the left-right direction is rotatably provided on the frame 1. A cutter lifting handle 57 is attached to both left and right ends of the handle shaft 56. Yes. The handle shaft 56 passes through the left and right gear boxes 54 in the left-right direction, and is orthogonal to both the cutter lifting and lowering screw shafts 53. A screw gear 58 is provided on the handle shaft 56 so as to rotate integrally with the handle shaft 56 so as to be positioned in the left and right gear boxes 54. A large number of teeth inclined at 45 degrees with respect to the axial direction are formed on the outer periphery of each screw gear 58, and each screw gear 58 meshes with the screw gear 55.
[0034]
Here, when the cutter lifting handle 57 is rotated, the screw gears 58 rotate about the axis of the handle shaft 56 integrally with the handle shaft 56, and the screw gears 55 meshed with the screw gear 58 become the cutter lifting screws. Rotating around the axis of the shaft 53, the cutter lifting / lowering screw shaft 53 is moved in the vertical direction accordingly. Along with the movement of the cutter lifting / lowering screw shaft 53, the cutter 44 is moved in the vertical direction, which is the thickness direction of the tatami mat 71, via the rail mounting plate 40, the rail 41, the rail guide 43, and the cutter mounting base 42. Accordingly, the amount of movement of the cutter 44 in the vertical direction can be adjusted by the amount of rotation of the cutter lifting handle 57. Here, the moving amount adjusting mechanism 60 for adjusting the moving amount of the cutter 44 in the vertical direction is constituted by the cutter lifting handle 57, the handle shaft 56, the screw gears 55 and 58, and the cutter lifting screw shaft 53. is doing.
[0035]
On the other hand, the tatami mat 70 will be described with reference to FIG. The tatami mat 70 is a rectangular plate-shaped tatami floor 71, and a tatami surface 73 that is put on the surface of the tatami floor 71 and sewn on the tatami floor 71 with sewing threads 72 at both ends (heels) in the longitudinal direction of the tatami floor 71, It is comprised from the edge 74 made from the cloth sewn on the right-and-left both sides edge part of this tatami surface 73 by flat stab. The edge 74 is sewn to the tatami floor 71 by a sewing thread 75 on the side surface of the tatami floor 71. Note that the end of the edge 74 in the longitudinal direction is fixed by a plurality of staples 76.
[0036]
In this case, the tatami floor 71 is called a chemical floor, and two upper and lower boards 77 and 78 formed by solidifying wooden chips and a core made of polystyrene foam disposed between the boards 77 and 78. 79 are stacked and sewn with a sewing thread 80 (see FIG. 1). Accordingly, the tatami floor 71 has a structure in which three stacked plate-like materials (two boards 77 and 78 and a core material 79) are sewn by the sewing thread 80.
[0037]
Next, a case where the tatami mat 70 as described above is disassembled together with the tatami mat 70 using the tatami floor dismantling apparatus having the above-described configuration will be described.
First, in the state of FIG. 7 in which the edge 74 is attached to the tatami mat 70, since the side surface of the tatami floor 71 is covered with the edge 74, the boundary portion between the board 77 and the core material 79 can be seen from the outside. Can not. Therefore, the plurality of staples 76 that stop the end of one edge 74 are removed, and a part of the sewing thread 75 that stops the edge 74 is cut. Then, as shown in FIG. 8, a part of the boundary portion 81 between the board 77 on the lower side of the tatami floor 71 and the core member 79 can be seen from the outside by extending and lifting the end portion of the edge 74. Will be able to.
[0038]
One end portion of the tatami mat 70 in the longitudinal direction (end portion on the side from which the staple 76 is removed) is sandwiched between the first lower roller 3 and the first upper roller 9 as shown in FIG. By rotating and driving the roller driving motor 20, the first lower roller 3 and the first upper roller 9 feed the tatami 70 until the end surface of one end thereof is in front of the cutter 44 (FIG. 1). The roller driving motor 20 is temporarily stopped. In this state, the positional relationship between the boundary portion 81 between the lower board 77 and the core material 79 of the tatami floor 71 and the blade 45 of the cutter 44 is observed. At this time, the boundary portion 81 between the lower board 77 and the core material 79 of the tatami floor 71 is confirmed by extending and lifting the edge portion 74 of the tatami mat 70 as described above.
[0039]
Here, when the position of the blade 45 of the cutter 44 is shifted upward or downward with respect to the boundary portion 81 between the board 77 and the core material 79, the cutter lifting / lowering handle 57 is rotated and moved. The cutter 44 is moved upward or downward (in the thickness direction of the tatami floor 71) via the amount adjusting mechanism 60 so that the position of the blade 45 of the cutter 44 matches the boundary portion 81 between the board 77 and the core material 79. Adjust to.
[0040]
In this state, the cutter driving motor 51 is driven to rotate, and the roller driving motor 20 is driven to rotate. Of these, as the cutter driving motor 51 rotates, the cutter 44 reciprocates in the left-right direction via the cutter driving mechanism 52, and the upper and lower rollers 3, 4, 9 move along with the rotation of the roller driving motor 20. , 10 rotate, and the tatami mat 70 is transferred in the direction of arrow A in FIG. By doing in this way, while the blade 45 of the cutter 44 is relatively inserted in the boundary part 81 between the board 77 of the tatami floor 71 and the core material 79, and reciprocatingly moves in the left-right direction, Each sewing thread 80 is cut by the cutter 44. At this time, the tatami mat 71 on the end face side of the tatami mat 70, the sewing thread 72 sewn on the tatami mat 71, the sewn thread 75 sewn on the edge 74, and the sewing thread for flat stab (not shown) are also cut by the cutter 44.
[0041]
Further, in this case, the blade 45 of the cutter 44 has a left end protruding portion 45a protruding toward the tatami floor 71, and is formed in a shape that is obliquely retracted from the protruding portion 45a to the right end portion 45b. Cutting starts from the protrusion 45a, and the load on the cutter 44 becomes lighter and the movement becomes smoother than when the sewing thread is cut simultaneously at the entire tip of the blade.
[0042]
When the sewing threads 72, 75, 80 and the sewing thread for flat stab are cut in this way, the lower board 77 passes between the cutter 44 and the receiving plate 7, and the core material 79 and the upper board 78 are passed. The tatami mat 73 passes over the cutter 44 and is transferred to the second lower roller 4 and the second upper roller 10 side. The lower board 77, the upper board 78 and the tatami mat 73 are connected to the second lower roller 4 and the second upper roller 10 side. The roller 4 and the second upper roller 10 are further moved in the direction of arrow A.
[0043]
The sewing thread 72, 75, 80 and the sewing thread for flat stab are cut in this way, so that the tatami mat 70 has a lower board 77, a core material 79, an upper board 78, a tatami mat 73, an edge 74, The sewing threads 72, 75, and 80 can be disassembled.
[0044]
Further, in the structure in which the plate-like cutter 44 is reciprocated and the sewing thread 80 is cut between the materials 78 and 79 of the tatami floor 71 as described above, frictional heat is generated along with the cutting by the cutter 44. The cutter 44 is thermally expanded. At this time, the cutter 44 has a right end portion which is one end portion in the longitudinal direction fixedly attached to the spacer 62 of the cutter mounting base 42, but a left end portion 44a which is the other end portion is free in the longitudinal direction. Since it is received and supported by the spacer 61 of the mounting base 42, even if the cutter 44 is thermally expanded due to frictional heat accompanying cutting, it can escape in the longitudinal direction, so that the cutter 44 can be prevented from warping. .
[0045]
In the above-described embodiment, the example of disassembling the entire tatami mat 70 in which the tatami mat 72 and the edge 74 are attached to the surface of the tatami mat floor 71 is shown, but only the tatami mat floor 71 from which the tatami mat 72 and the edge 74 are removed is dismantled. Of course you can.
[0046]
In the embodiment described above, the following effects can be obtained.
First, since the cutter 44 can be moved and adjusted in the thickness direction of the tatami floor 71 by the movement adjusting mechanism 60, the position of the cutter 44 is between the materials of the tatami floor 71 (the lower board 77 and the core material 78). Cutting the sewing thread 80 only between the materials of the tatami floor 71 by adjusting the cutter 44 so as to be positioned between the materials of the tatami floor 71. It is possible to disassemble the tatami floor 71 separately for each material. In this case, even when the thicknesses of the boards 77 and 78 and the core material 79 on the tatami floor 71 are different, or when the number of stacked boards is different, this can be dealt with.
[0047]
In this case, the vertical position of the cutter 44 is fixed, and the transfer mechanism 17 side for transferring the tatami mat 70 (tatami floor 71) can be moved and adjusted in the thickness direction of the tatami floor 71. However, the configuration for the movement adjustment becomes complicated. On the other hand, in this embodiment, since the cutter 44 can be moved and adjusted in the thickness direction of the tatami floor 71, the configuration of the movement adjusting mechanism 60 is simplified and the cost is reduced.
[0048]
Further, as the cutting means, a rotating disk type that rotates along the material surface of the tatami floor 21 or an endless type cutter that moves in one direction can be considered. However, as in this embodiment, the thickness of the tatami floor 71 The cutter 44 configured to reciprocate in a direction perpendicular to the vertical direction has a simpler structure and a lower cost than those.
[0049]
Further, since the cutter 44 has a shape in which a part of the blade 45 protrudes toward the tatami floor 71 and is obliquely retracted from the protruding portion 45a, when the cutter 44 reciprocates and cuts the sewing thread 80, Cutting is started from the protrusion 45a, and there is an advantage that the load on the cutter 44 is reduced and the movement is smooth as compared with the case where the sewing thread 80 is simultaneously cut at the entire tip of the blade 45.
[0050]
The present invention is not limited to the embodiments described above, and can be modified or expanded as follows.
It is good also as a structure which can move and adjust the transfer mechanism 17 side which fixes the position of the up-down direction of the cutter 44, and transfers the tatami mat 70 (tatami floor 71) to the thickness direction of the tatami floor 71.
The tatami mat 70 (tatami floor 71) is held in a fixed state without being transferred, and the cutter 44 is moved in the longitudinal direction or the width direction of the tatami floor 71 while reciprocating in the direction perpendicular to the thickness direction of the tatami floor 71. It can also be configured.
The blade 45 of the cutter 44 may have a mountain shape in which a central portion in the left-right direction protrudes toward the tatami floor 71 and recedes obliquely from the protruding portion to both left and right end portions.
[0051]
The tatami floor 71 to be dismantled is not limited to the combination of the boards 77 and 78 and the core material 79, but has a configuration in which these are combined with a bag (including this), or, as in the past, made of styrene foam. Instead of using the core material 79, a structure in which a plurality of layers are mainly stacked mainly with cocoons (also including cocoons) may be used.
[0052]
【The invention's effect】
  As is clear from the above description, according to the tatami floor dismantling apparatus of the present invention, when the position of the cutting means is not located between the materials of the tatami floor, the movement adjustment of the tatami floor support means and the cutting means The possible one is moved and adjusted so that the position of the cutting means is located between the materials of the tatami floor. Thereby, it becomes possible to cut | disconnect only a sewing thread between the raw materials of a tatami floor by a cutting | disconnection means, and there exists an outstanding effect that it becomes possible to separate a tatami floor separately for every raw material.In addition, as the cutting means, a rotating disk type that rotates along the material surface of the tatami floor, an endless type cutter that moves in one direction, and the like can be considered. The structure that reciprocates in the orthogonal direction has a simpler structure and a lower cost than those.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an embodiment of the present invention, and is a longitudinal side view from the right showing a principle configuration of a main part.
FIG. 2 is a front view with a part omitted.
[Figure 3] Right side view
FIG. 4 is a left side view with a part omitted.
FIG. 5 is a plan view with a part omitted.
FIG. 6 is an exploded perspective view of the main part.
FIG. 7 is a partial perspective view of a tatami mat.
FIG. 8 is a partial perspective view of the tatami mat with the end of the edge removed and lifted
[Explanation of symbols]
In the drawing, 17 is a transfer mechanism (tatami floor support means), 20 is a motor for driving a roller, 42 is a cutter mounting base (support member), 44 is a cutter, 45 is a blade, 45a is a protrusion, and 51 is a motor for driving the cutter. , 52 is a cutter driving mechanism, 53 is a screw shaft for raising and lowering the cutter, 57 is a handle for raising and lowering the cutter, 60 is a moving amount adjusting mechanism, 70 is a tatami mat, 71 is a tatami floor, 73 is a tatami surface, 74 is an edge, 77 and 78 are A board (material), 79 is a core material (material), 72, 75, and 80 are sewing threads, and 81 is a boundary.

Claims

A tatami floor dismantling device for disassembling a tatami floor constructed by sewing a plurality of stacked layers of material with sewing threads,
Tatami floor support means for supporting the tatami floor;
Cutting means for cutting the sewing thread between the materials of the tatami floor supported by the tatami floor support means,
At least one of the tatami floor support means and the cutting means is configured to be movable and adjustable in the thickness direction of the tatami floor, and the cutting means reciprocates in a direction perpendicular to the thickness direction of the tatami floor. The tatami floor dismantling apparatus is characterized in that the sewing thread is cut by doing so .

The tatami floor dismantling apparatus according to claim 1, wherein the cutting means is movable and adjustable in the thickness direction of the tatami floor.

Cutting means according to claim 1 Symbol placement of tatami disassembling apparatus, characterized in that part of the blade has a shape receding projecting into tatami floor side, and from the projecting portion obliquely.

The cutting means has a long plate shape in the reciprocating direction, and one end in the longitudinal direction is fixedly attached to a support member that reciprocates together with the cutting means, and the other end is free in the longitudinal direction. tatami disassembling apparatus according to claim 1, wherein the allowed receiving the support member supported.