JP4015586B2 - 軸シール機構及びこれを備えたタービン、及び、軸シール漏洩防止システム - Google Patents

軸シール機構及びこれを備えたタービン、及び、軸シール漏洩防止システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービン、蒸気タービン等の回転軸等に用いて好適な軸シール機構と、これを備えたタービンとに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンや蒸気タービンの回転軸の軸周りには、高圧側から低圧側にガスが漏れるのを防止する軸シール機構が設けられている。この軸シール機構の一例として、図6に示すブラシシール1がある。なお、従来のブラシシールについては、例えば下記特許文献1にも開示されている。
【0003】
このブラシシール1は、回転軸2の外周に設けられたリング3と、このリング3の内周に設けられた多数のワイヤからなるブラシ4とで構成される。リング3は、回転軸2の外周を取り巻くケーシング等の静止部5に固定されている。ブラシ4は、適度な剛性を有し、図7に示すように、回転軸2の周方向に隙間なく密集して設けられている。また、ブラシ4は、回転軸2の周面6と鋭角をなして回転軸2の回転方向(図中の矢印dに示す方向)に傾けて取り付けられている。ブラシ4の先端と回転軸2の周面6との間には、隙間が空けられてる。
【0004】
この隙間は、回転軸2が回転され回転軸2の径が遠心力によって拡大するに伴い、徐々に小さくなり、タービンの負荷運転に達する前(回転軸2の低速回転時)には、図8に示すように、ブラシ4の先端が回転軸2の周面6に所定の圧力を持って接触する。ブラシシール1は、この接触によって、回転軸2と静止部5との間を通ってガスが高圧側から低圧側に漏れるのを防止する。
【0005】
ところで、タービンの負荷運転時(回転軸2の高速回転時)では、回転軸2と静止部5との間に燃焼器等からの高温のガスが流される。また、回転軸2には、このガスによる加熱を抑えるための冷却空気が流される。そのため、回転軸2は、冷却空気とほぼ同じ温度に保たれる。これに対し、静止部5には冷却空気が流されないので、静止部5及びリング3は、ガスと同程度の温度になる。したがって、静止部5及びリング3は回転軸2よりも高温となり、静止部5及びリング3の熱膨張による径の拡大が、回転軸2の熱膨張と遠心力とによる径の拡大を上回るようになる。その結果、リング3が、回転軸2から離間する径方向外方に拡大する。リング3が回転軸2から離間すると、図9に示すように、ブラシ4の先端が回転軸2の周面6から離れ、ブラシ4と周面6との間に隙間gが生じる。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−336506号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ブラシシール1では、タービン22の負荷運転時において、ブラシ4と周面6との間に隙間gが生じるために、ガスが隙間gを通って低圧側に漏れてシール機能が低下する。シール機能が低下すると、タービンに駆動力損失が発生してしまう。
また、上記ブラシシール1は、タービン22の非負荷運転時に、ブラシ4の先端が回転軸2の周面5を摺動する。そのため、ブラシ4及び回転軸2の周面6の摩耗が大きく、ブラシシール1の寿命が短い。
【0008】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、タービンの負荷運転時に高圧側から低圧側へのガスの漏れ量を低減すると共に、耐摩耗性に優れた軸シール機構及びこれを備えたタービンを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の軸シール機構は、流体が回転軸と該回転軸の周面から距離を空けて設けられた静止部との間を通って前記回転軸の軸方向に流れるのを阻止する軸シール機構において、前記静止部の内周に半径方向内方へ向けて設けられた静翼と、該静翼の内周面に形成された凹部内に周方向に並べて配設されて環状をなす複数の分割体からなるリングと、該リングの内周に植設されて、先端が前記周面に向けられた多数のワイヤからなるブラシと、前記リングを前記回転軸から離間する方向に付勢して前記ブラシを前記周面から浮上させる付勢部材と、該付勢部材の付勢力に対抗して前記リングを前記回転軸に接近する方向に押して前記ブラシを前記周面に接触させる流体圧を導く導圧孔とを有し、前記付勢部材は、前記ブラシを挟んで前記流体の上流側と下流側とにそれぞれ分けて設けられ、前記ブラシを境として前記流体の上流側に設けられた一方の付勢部材の付勢力が、前記流体の下流側に設けられた他方の付勢部材の付勢力よりも強いことを特徴としている。
この軸シール機構では、回転軸と静止部との間をシールする必要がないとき(例えば、タービンが負荷運転に達する前)には、付勢部材の付勢力によってリングを回転軸から離間させることで、ブラシが回転軸の周面から浮上し、ブラシと周面とが非接触状態に保たれる。これにより、シールが不必要なときには、ブラシと回転軸との摩耗が防止される。回転軸と静止部との間をシールする必要があるとき(例えば、タービンの負荷運転時)には、付勢部材の付勢力に対抗する流体圧を導圧孔から導き、この流体圧によってリングを回転軸に接近する方向へ移動させることで、ブラシの先端が回転軸の周面に接触する。これにより、シールが必要なときには、流体が回転軸と静止部との間を通って上流側(高圧側)から下流側(低圧側)へ漏れるのが阻止される。
また、この軸シール機構では、付勢部材がブラシを挟んで上流側と下流側の2点でリングを支持するので、付勢部材の付勢力以外の力が上流側または下流側からリングに働いてリングが凹部内で傾くのが防止され、リングが凹部内で安定して浮上する。したがって、シール機能が不必要なときには、ブラシと回転軸との接触が回避され、ブラシと回転軸との摩耗が抑えられる。これにより、ブラシシールの寿命を延ばすことができる。
また、回転軸の軸方向に流れる流体がリングを上流から下流に向けて押すために分割体が上流側に傾くのを、分割体の上流側を一方の付勢部材によって強く付勢することで防止する。したがって、流体が回転軸の軸方向に流された際、各割体が振動したり、凹部内に傾いて固定されることがなく、各分割体が導圧孔から導かれた流体圧によって回転軸に接近する方向に円滑に移動する。したがって、シールが必要なときには、流体が回転軸と静止部との間を通って高圧側から低圧側へ漏れるのが阻止される。
【0010】
請求項2記載の軸シール機構は、請求項1記載の軸シール機構において、導圧孔に流体圧を導く圧導入手段を有することを特徴としている。
この軸シール機構では、回転軸と静止部との間をシールする必要がないときには、付勢部材の付勢力によってリングを回転軸から離間させることで、ブラシが回転軸の周面から浮上し、ブラシと周面とが非接触状態に保たれる。これにより、シールが不必要なときには、ブラシと回転軸との摩耗が防止される。回転軸と静止部との間をシールする必要があるときには、付勢部材の付勢力に対抗する流体圧を導圧孔から導き、この流体圧によってリングを回転軸に接近する方向へ移動させることで、ブラシの先端が回転軸の周面に接触する。これにより、シールが必要なときには、流体が回転軸と静止部との間を通って上流側から下流側へ漏れるのが阻止される。
【0013】
請求項3記載の軸シール機構は、請求項1または2の何れかに1項記載の軸シール機構において、リングと凹部との間をシールするシール材が設けられていることを特徴としている。
この軸シール機構では、導圧孔から導かれた流体及び凹部内に進入した流体が、シール材に阻まれるため、静止部とリングとの間を通って下流側に漏れることがない。これにより、シール機能を良好に保つことができる。
【0014】
請求項4のタービンは、高温高圧の流体を回転軸に設けられた動翼に吹き付け、この動翼を回転軸と共に回転させることで、熱エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換して動力を発生するタービンにおいて、請求項1〜3の何れか1項記載の軸シール機構を備えたことを特徴としている。
このタービンでは、タービンの負荷運転時において、回転軸と静止部との間を通って漏れる流体の量が低減される。これにより、タービンの駆動力損失の発生を防ぐことができる。
【0015】
請求項5の軸シール漏洩防止システムは、流体が回転軸と該回転軸の周面から距離を空けて設けられた静止部との間隙を通って前記回転軸の軸方向に漏洩するのを防止するシステムであって、前記静止部側に設けられ、前記回転軸が挿通される環状をなす複数の分割体からなるリングと、これらリングの内周に植設されて、先端が前記周面に向けられた多数のワイヤからなるブラシと、前記リングを、前記回転軸から離間させる方向に付勢する付勢部材と、該付勢部材の付勢力に対抗して、前記リングを前記回転軸に接近させる方向に付勢する流体圧を導く導圧孔とを有し、前記間隙をシールする際に、前記導圧孔に流体圧を供給し、前記間隙のシールを解除する際に、前記導圧孔への流体圧の供給を止め、
前記付勢部材は、前記ブラシを挟んで前記流体の上流側と下流側とにそれぞれ分けて設けられ、前記ブラシを境として前記流体の上流側に設けられた一方の付勢部材の付勢力が、前記流体の下流側に設けられた他方の付勢部材の付勢力よりも強いことを特徴とする。
この軸シール漏洩防止システムでは、回転軸と静止部との間隙をシールする必要がないとき(例えば、タービンが負荷運転に達する前)には、付勢部材の付勢力によってリングを回転軸から離間させることで、ブラシが回転軸の周面から浮上し、ブラシと周面とが非接触状態に保たれる。これにより、シールが不必要なときには、ブラシと回転軸との摩耗が防止される。回転軸と静止部との間をシールする必要があるとき(例えば、タービンの負荷運転時)には、付勢部材の付勢力に対抗する流体圧を導圧孔から導き、この流体圧によってリングを回転軸に接近する方向へ移動させることで、ブラシの先端が回転軸の周面に接触する。これにより、シールが必要なときには、流体が回転軸と静止部との間を通って上流側(高圧側)から下流側(低圧側)へ漏れるのが阻止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る軸シール機構及びこれを備えたタービンの実施の形態について説明を行うが、本発明がこれらのみに限定解釈されるものではない。また、本発明に係るタービンをガスタービンにおいて説明するが、本発明のタービンは、蒸気タービン等の他のタービンにも適用可能である。
【0017】
図1は、ガスタービンの概略構成を示す図である。同図において、符号20は圧縮機、符号21は燃焼器、符号22はタービンである。圧縮機20は、多量の空気をその内部に取り入れて圧縮するものである。ガスタービンでは、後述する回転軸23で得られる動力の一部が、圧縮機20の動力として利用される。燃焼器21は、圧縮機20で圧縮された空気に燃料を混合して燃焼させるものである。タービン22は、燃焼器21で発生した燃焼ガス(流体)をその内部に導入して膨張させ、この膨張したガスを回転軸23に固定された動翼23eに吹き付けて回転軸23を回転させることで、熱エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換して動力を発生させるものである。
【0018】
タービン22には、回転軸23に固定された複数の動翼23eの他に、複数の静翼(静止部)24aが設けられている。この静翼24aは、ケーシング24に固定されている。動翼23eと静翼24aとは、回転軸23の軸方向に交互に配列されている。動翼23eは、回転軸23の軸方向に流れるガスの圧力を受けて、回転軸23を回転させる。静翼24aと回転軸23との間には、ブラシシール25が設けられている。このブラシシール25は、静翼24aと回転軸23との環状空間を通り高圧側から低圧側に向かって流れるガスを阻止するためのものである。
【0019】
図2は、回転軸23の停止時におけるブラシシール25を回転軸23の長さ方向に平行な面に沿って断面視した図である。ブラシシール25は、環状のリング26と、このリング26を付勢する板バネ(付勢部材)27a,27bと、リング26の内周に植設されたブラシ28とを有している。リング26は、外周部29が回転軸23の軸方向に突き出し、内周部30が回転軸23の周面23aに向かって突き出した断面視T字形をしている。外周部29は、静翼24aの内周面に周方向に輪を成すように形成された凹部31に係合されている。外周部29は、ブラシ28を境として高圧側(ガスの上流側)が低圧側(下流側)よりも回転軸23の軸方向に長く形成されている。外周部29の上面32には、回転軸23の軸方向に幅を有する凹状の受圧部33が形成されている。また、外周部29の高圧側側面34には、この高圧側側面34と凹部31との間をシールするシール材35が設けられている。リング26の内周部30は、先端が静翼24aの凹部31から突き出している。
【0020】
板バネ27a,27bは、静翼24aとリング26の外周部29の底面37との間に設置されている。板バネ27a,27bは、ブラシ28を挟んで高圧側と低圧側とのそれぞれに分けて設けられている。高圧側に設けられた一方の板バネ27aは、低圧側に設けられた他方の板バネ27bよりも付勢力の強いものとされている。これら板バネ27a,27bは、リング26を回転軸23から離間する方向(図中の矢印A及び矢印Bに示す方向)に付勢し、リング26の外周部29の上面32を凹部31の上面に当接させている。
【0021】
ブラシ28は、適度な剛性を有する多数のワイヤからなる。ブラシ28は、基端がリング26の内周部30のほぼ中央に植設され、先端が回転軸23の周面23aに向けられている。また、ブラシ28の先端は、リング26の上面32が凹部31の上面に当接された状態で、回転軸23の周面23aから所定の隙間sを空けて浮上している。このように、回転軸23の停止時では、ブラシ28と回転軸23の周面23aとは非接触状態にある。
静翼24aには、リング26の受圧部33に通じる導圧孔38が設けられている。この導圧孔38には、必要に応じて加圧空気を供給する圧導入手段39が接続されている。
【0022】
図3は、図2中のX−X線に沿うブラシシール25の断面図である。同図に示すように、リング26は、環を周方向に複数分割してなる分割体26aから構成されている。これら分割体26aは、凹部31内で回転軸23の周方向に並べられて環状となる。ブラシ28は、回転軸23の周方向に隙間なく設けられている。また、ブラシ28は、回転軸23の周面23aと鋭角をなして回転軸23の回転方向(図中の矢印eに示す方向)に傾けて取り付けられている。板バネ27aは、凹部31に形成された溝40内に設置されている。この溝40及び板バネ27aは、回転軸23の周方向に所定の間隔を空けて複数設けられている。また、図示しないが、板バネ27bも、板バネ27aと同様にして設けけられている。
【0023】
次に、タービン22の運転時におけるブラシシール25の動作の仕方について説明する。
タービン22が駆動されると、回転軸23と静翼24aとの間に燃焼器21からのガスが流れ、回転軸23が回転し始める。回転軸23は、遠心力によって径が拡大する。そのため、回転軸23の周面23aとブラシ28との隙間sが徐々に小さくなる。しかし、このブラシシール25では、従来のブラシシールと異なり、回転軸23の低速回転時(タービン22の非負荷運転時)に回転軸23が静翼24aに対して最も接近したときでも、ブラシ28と回転軸23の周面23aとの隙間sが塞がらないように、隙間sが比較的大きく設定されている。したがって、タービン22の非負荷運転時には、回転軸23の停止時と同様に、ブラシ28と回転軸23の周面23aとが非接触状態にある。
【0024】
タービン22が負荷運転されると、圧導入手段39からの加圧空気(圧縮流体)が導圧孔38に供給される。このガスの流体圧は、リング26の受圧部33及び上面32に働き、図4に示すように、板バネ27a,27bの付勢力に対抗してリング26を回転軸23の径方向内方(図中の矢印Cに示す方向)に押す。流体圧が高くなると、リング26が回転軸23に向かって移動する。この流体圧は、タービン22の定格運転時に、板バネ27a,27bの付勢力を打ち消する大きさとなる。板バネ27a,27bの付勢力が打ち消されると、図5に示すように、リング26の外周部29の底面37が静翼24aに接する。外周部29の底面37と静翼24aとが接するまでリング26が移動すると、ブラシ28の先端が回転軸23の周面23aに接する。したがって、このブラシシール25では、タービン22の定格回転時にブラシ28が回転軸23の周面23aを摺動する。
【0025】
また、図4に示したように、回転軸23の軸方向(矢印Dに示す方向)にガスが流れると、このガスによってリング26の内周部30が低圧側(図中の矢印Eに示す方向)に押され、外周部29の低圧側側面41が凹部31の壁面に押し付けられる。したがって、導圧孔38から供給されたガスが、リング26の低圧側側面41と凹部31の壁面との間を通って低圧側に漏れることはない。また、リング26の高圧側側面34と凹部31の壁面との間は、シール材35によってシールされているため、導圧孔38からのガスが、高圧側側面34と凹部31の壁面との間を通って低圧側に漏れることはない。また、リング26と凹部31との隙間から凹部31内に侵入したガスは、シール材35に阻まれるため、凹部31内を通って低圧側に漏れることはない。
【0026】
さらに、回転軸23の軸方向にガスが流れると、リング26の内周部30がガスによって高圧側から低圧側に押される。すると、リング26を構成する各分割体26aの低圧側を持ち上げて、各分割体26aを回転させようとする力が働く。しかし、各分割体26aには、高圧側に設置された一方の板バネ27aと低圧側に設置された他方の板バネ27bとの付勢力の差によって、高圧側を持ち上げようとする力も働く。そのため、各分割体26aを回転させようとするこれらの力は相殺される。したがって、ガスが回転軸23の軸方向に流れた際に、各分割体26aに回転力が働き各分割体26aが凹部31内で傾いたり振動することがない。
【0027】
上記構造のブラシシール25によれば、タービン22の非負荷運転時には、リング26が、各板バネ27a,27bによって静翼24aの凹部31内にて回転軸23から離間する方向に浮上されるので、リング26に植設されたブラシ28と回転軸23の周面23aとが非接触状態に保たれる。したがって、タービン22の非負荷運転時には、ブラシ28及び回転軸23の摩耗が防止される。
【0028】
また、タービン22の負荷運転時には、導圧孔28から導かれた流体圧によってリング26が回転軸23の径方向内方に向かって押され、各板バネ27a,27bの付勢力が打ち消されるので、ブラシ28の先端が回転軸23の周面23aに所定の圧力で接触する。これにより、回転軸23とブラシ28との間を通って高圧側から低圧側へ漏れるガスの漏れ量が低減される。
【0029】
また、このブラシシール25によれば、分割体26aの低圧側を持ち上げて分割体26aを回転させようとする力に対して、高圧側に設けた一方の板バネ27aの付勢力を低圧側に設けた他方の板バネ27bの付勢力よりも強くすることで分割体26aの高圧側を持ち上げる力を働かせて、分割体26aに働く回転力を相殺する。したがって、タービン22の負荷運転時に、分割体26aが傾いて凹部31内に固定されることがなく、リング26の受圧部33及び上面34に働く流体圧によってリング26が円滑に回転軸23に接近する方向へ移動する。これにより、タービン22の負荷運転時に、ブラシ28と回転軸23の周面23aとの間に隙間が生じるのを防止する。
【0030】
このように、ブラシシール25では、回転軸23と静翼24aとの間をシールする必要がないタービン22の非負荷運転時には、ブラシ28と回転軸23との接触が回避されるので、ブラシリール25の寿命が長くなる。また、このブラシシール25を備えたタービン22では、回転軸23と静翼24aとの間をシールする必要があるタービン22の負荷運転時に、ガスが回転軸23の軸方向に漏れるのが阻止されるので、駆動力損失の発生を防止することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の軸シール機構及びこれを備えたタービンによれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1または2記載の軸シール機構によれば、回転軸と静止部との間をシールする必要がないときには、付勢部材の付勢力によってリングを回転軸から離間させることにより、ブラシが回転軸の周面から浮上し、ブラシと周面とが非接触状態に保たれるので、ブラシと回転軸との摩耗が防止される。これにより、軸シール機能の寿命が長くなる。回転軸と静止部との間をシールする必要があるときには、付勢部材の付勢力に対抗する流体圧を導圧孔から導き、この流体圧によってリングを回転軸に接近する方向へ移動させることにより、ブラシの先端が回転軸の周面に接触するので、流体が回転軸と静止部との間を通って回転軸の軸方向に漏れるのが阻止される。
したがって、請求項1または2記載の軸シール機構をタービンに適用すると、タービンの非負荷運転時には、回転軸とブラシとの接触が回避され、タービンの負荷運転時には、流体が回転軸と静止部との間を通って漏れるのが阻止されるので、軸シール機構の寿命を延ばすと共にタービンの駆動力損失の発生を防止することができる。
【0032】
請求項3の軸シール機構によれば、リングが凹部内で振動したり傾いたりすることなく安定して浮上するため、回転軸と静止部との間をシールする必要がないときには、ブラシと回転軸との接触が確実に回避される。これにより、軸シール機構の寿命を延ばすことができる。
【0033】
請求項4記載の軸シール機構によれば、分割体の上流側を一方の付勢部材によって強く付勢することで、回転軸の軸方向に流れる流体がリングを上流から下流に向けて押すために分割体が上流側に傾くのを防止するので、回転軸と静止部との間をシールする必要があるときには、ブラシと回転軸とが確実に接触する。これにより、この軸シール機構を備えたタービンの駆動力損失の発生を防止することができる。
【0034】
請求項5記載の軸シール機構によれば、導圧孔から導かれた流体及び凹部内に侵入した流体が静止部とリングとの間を通って下流側に漏れるのをシール材によって防止するため、シール機能が良好に保たれる。これにより、この軸シール機構を備えたタービンの駆動力損失の発生を防止することができる。
【0035】
請求項6記載のタービンによれば、タービンの負荷運転時に、流体が回転軸と静止部との間を通って漏れるのが阻止される。これにより、タービンの駆動力損失の発生を防止することができる。
【0036】
請求項7記載の軸シール漏洩防止システムによれば、回転軸と静止部との間をシールする必要がある場合と無い場合とに応じて、シール機能をON/OFFできる。したがって、例えば、シール機能が不要なタービンの非負荷運転時には、回転軸とブラシとの接触が回避され、また、シール機能が必要なタービンの負荷運転時には、流体が回転軸と静止部との間を通って漏れるのが阻止されるので、軸シール機構の寿命を延ばすと共にタービンの駆動力損失の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る軸シール機構を備えたガスタービンの概略構成図である。
【図2】 同実施形態のブラシシール(軸シール機構)を回転軸の長さ方向に平行な面に沿って断面視した図である。
【図3】 同実施形態のブラシシールをX−X線より見た断面図である。
【図4】 同実施形態のブラシシールを回転軸の長さ方向に平行な面に沿って断面視した図である。
【図5】 同実施形態のブラシシールのY−Y断面図である。
【図6】 従来の軸シール機構を示す図である。
【図7】 従来の軸シール機構を矢印Iから見た場合の断面図である。
【図8】 従来の軸シール機構の断面図である。
【図9】 従来の軸シール機構の断面図である。
【符号の説明】
23 回転軸
23a 周面
23e 動翼
24 ケーシング
24a 静翼(静止部)
25 ブラシシール(軸シール機構)
26 リング
26a 分割体
27a,27b 板バネ(付勢部材)
28 ブラシ
31 凹部
35 シール材
38 導圧孔

Claims (5)

  1. 流体が回転軸と該回転軸の周面から距離を空けて設けられた静止部との間を通って前記回転軸の軸方向に流れるのを阻止する軸シール機構において、
    前記静止部の内周に半径方向内方へ向けて設けられた静翼と、
    該静翼の内周面に形成された凹部内に周方向に並べて配設されて環状をなす複数の分割体からなるリングと、
    該リングの内周に植設されて、先端が前記周面に向けられた多数のワイヤからなるブラシと、
    前記リングを前記回転軸から離間する方向に付勢して前記ブラシを前記周面から浮上させる付勢部材と、
    該付勢部材の付勢力に対抗して前記リングを前記回転軸に接近する方向に押して前記ブラシを前記周面に接触させる流体圧を導く導圧孔とを有し、
    前記付勢部材は、前記ブラシを挟んで前記流体の上流側と下流側とにそれぞれ分けて設けられ、
    前記ブラシを境として前記流体の上流側に設けられた一方の付勢部材の付勢力が、前記流体の下流側に設けられた他方の付勢部材の付勢力よりも強いことを特徴とする軸シール機構。
  2. 前記導圧孔に前記流体圧を導く圧導入手段を有することを特徴とする請求項1記載の軸シール機構。
  3. 前記リングと前記凹部との間をシールするシール材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項記載の軸シール機構。
  4. 高温高圧の流体を回転軸に設けられた動翼に吹き付け、該動翼を前記回転軸と共に回転させることで、熱エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換して動力を発生するタービンにおいて、
    請求項1〜3の何れか1項記載の軸シール機構を備えたことを特徴とするタービン。
  5. 流体が回転軸と該回転軸の周面から距離を空けて設けられた静止部との間隙を通って前記回転軸の軸方向に漏洩するのを防止するシステムであって、
    前記静止部側に設けられ、前記回転軸が挿通される環状をなす複数の分割体からなるリングと、これらリングの内周に植設されて、先端が前記周面に向けられた多数のワイヤからなるブラシと、前記リングを、前記回転軸から離間させる方向に付勢する付勢部材と、該付勢部材の付勢力に対抗して、前記リングを前記回転軸に接近させる方向に付勢する流体圧を導く導圧孔とを有し、
    前記間隙をシールする際には、前記導圧孔に流体圧を供給し、
    前記間隙のシールを解除する際には、前記導圧孔への流体圧の供給を止め、
    前記付勢部材は、前記ブラシを挟んで前記流体の上流側と下流側とにそれぞれ分けて設けられ、
    前記ブラシを境として前記流体の上流側に設けられた一方の付勢部材の付勢力が、前記流体の下流側に設けられた他方の付勢部材の付勢力よりも強いことを特徴とする軸シール漏洩防止システム。
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