JP4014065B2 - 構造化文書処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子出版において、SGML(Standard Generalized Markup Language)やXML(eXtensible Markup Language)等の構造化文書をWWW (World Wide Web)ブラウザに表示したり、あるいは、紙に出力するためのスタイルシートを作成するための構造化文書処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、文書を単なる文字列として扱うだけでなく、文書の論理構造を表現することができる構造化文書が提案されている。構造化文書とは、通常の文書にルールで定義された論理構造を示す識別子を付与したものであるが、ここで、論理構造について簡単に説明すれば、一般に、文書には、章、節、段落といった形式的な構造があり、それらの包含関係は一つのツリー構造を成している。こうした章、節、段落といった構造単位間の論理的なツリー構造を文書の論理構造という。構造化文書の形式としては、例えば、ISO(International Standardization Organization)規格8879のSGMLや、W3C(World Wide Web Consortium)が制定するXMLがある。SGMLやXMLでは、文書の論理構造を文書型定義(DTD,Document Type Definition)により指定し、表題、著者名、序文、及び本文のような文書構成要素としての役割を、文書タグと呼ばれる構造要素識別子を用いて表現することができる。
【0003】
また、構造化文書を画面に表示、あるいは紙に印刷するための表示設定情報を記述するためのスタイルシートの形式が提案されている。構造化文書から最終的な出力結果を得るには、このスタイルシートを用いて文書整形する必要がある。スタイルシートの形式としては、例えば、ISO規格10179のDSSSL (Document Style Semantics and Specification Language)やW3Cが審議中のXSL(eXtensible Stylesheet Language)がある。DSSSLやXSLでは、SGMLやXMLを構成する要素に対する条件を表現するパターンとそのパターンを満たす要素に対するアクションの組を指定することにより、文書の表示設定情報を記述する。
【0004】
図20は、従来の構造化文書処理方法の一例を示したフローチャートである。図において、S1801は文書型定義作成ステップであり、論理構造要素間の包含関係や順序関係を指定することにより文書型定義1801を作成する。S1802は文書型定義解析ステップであり、文書型定義1801を解析して解析結果を表示パラメータ指定ステップS1803に受け渡す。1802はスタイルシート部品テンプレートであり、表組み、リスト、及びパラグラフ等の文書を構成する部品毎に、背景色、枠線の太さ、及び行間等の表示パラメータを指定できるようにしたスタイルシートの雛形である。S1803は、表示パラメータ指定ステップであり、スタイルシート部品テンプレート1802に対する表示パラメータの指定をユーザから受け付けることにより、スタイルシート1803を作成する。構造化文書表示ステップS1804は、スタイルシート1803が指定する表示設定情報と文書型定義1801を用いて、構造化文書1804の論理構造を表示設定情報に従ったスタイルに自動的に配置して、表示画面1805に表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構造化文書処理方法は上述のように行われており、表組みやリスト等の文書を構成する複雑な部品を作成する際には、文書構成要素の論理構造を規定する文書型定義1801がスタイルシート部品テンプレート1802に依存しているので、図20に示したような従来の方法では、以下に示すように、スタイルシートの作成が手間どるという問題点があった。
(1) 文書型定義を作成する場合に、スタイルシート部品テンプレートを意識する必要がある。また、文書型定義を修正する場合には、その修正に伴って選択できるスタイルシート部品テンプレートを再選択しなければならない場合がある。
(2) スタイルシートを修正する場合には、そのスタイルシート部品テンプレートに依存して、文書型定義を修正しなければならない場合がある。
【0006】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、文書型定義の修正に伴うスタイルシート部品テンプレートの再選択作業やスタイルシート修正時の文書型定義の再修正をなくすことにより、構造化文書のスタイルシートの作成を容易に行うことができる構造化文書処理装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、文書の論理構造を規定し、文書タグ名が変数に置換されている文書型定義の雛形と、上記文書型定義の雛形の表示形態を規定し、文書タグ名及び表示パラメータが変数に置換されているスタイルシートの雛形との対から構成され、上記文書型定義の雛形と上記スタイルシートの雛形との間で、同一の文書タグ名は同一の変数に置換されている文書部品テンプレートと、文書タグ名及び表示パラメータの指定を受け付けて、上記文書型定義の雛形の変数に上記文書タグ名を代入して文書型定義を作成し、上記スタイルシートの雛形の変数に上記文書タグ名及び上記表示パラメータを代入してスタイルシートを作成することにより、上記文書部品テンプレートから文書型定義とスタイルシートとを一度に作成するための文書タグ名・表示パラメータ指定手段と、作成された上記文書型定義と上記スタイルシートを用いて構造化文書の表示画面を生成するための構造化文書表示手段とを備えた構造化文書処理装置である。
【0012】
また、先に作成した文書型定義及びスタイルシートから構成される文書部品を格納するための文書部品履歴格納手段をさらに備え、上記文書タグ名・表示パラメータ指定手段は、文書タグ名及び表示パラメータの指定を受け付けて、上記文書部品履歴格納手段に格納されている上記文書部品の中から、受け付けた上記文書タグ名に対する要素型宣言が先頭にある文書型定義を備えた文書部品を検索して、検索により得られた上記文書部品の文書型定義及びスタイルシートをそれぞれ1以上組み合わせて、新しい文書型定義及びスタイルシートを作成する。
【0013】
また、先に作成した文書部品に対する木構造のユーザインタフェースをさらに備え、木構造のユーザインタフェースにより、文書部品の包含関係を指定する。
【0014】
また、先に作成した文書部品をビジュアルにアイコンにより表示する手段をさらに備え、それらのアイコンにより、文書部品の包含関係を指定する。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
実施の形態1では、文書部品テンプレートに対して文書タグ名と表示パラメータを指定することにより、文書型定義とスタイルシートを一度に作成できる方法について示す。図1はこの実施の形態1における構造化文書処理方法を示したフローチャートである。図2は、本実施の形態における構造化文書処理装置の構成を示したブロック図である。これらの図において、1は、文書型定義部品テンプレート1aとスタイルシート部品テンプレート1bの対からなる文書部品テンプレートである。ここで、文書型定義部品テンプレート1aとは、文書型定義を構成する文書構造の部分パターンである文書型定義2の雛形である。また、スタイルシート部品テンプレート1bとは、表組み、リスト、及び、パラグラフ等の文書部品に対応付けが可能な文書型定義部品テンプレート毎に、背景色、枠線の太さ、及び、行間等の表示パラメータを指定できるようにしたスタイルシート3の雛形である。4は、処理されるべき構造化文書であり、XMLで記述された文書である(図7参照、詳細については後述する)。5は、処理された構造化文書4を表示するための表示画面であり、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等により構成されている。
【0016】
図1のステップS1は文書タグ名・表示パラメータ指定ステップであり、ユーザから文書タグ名と表示パラメータの指定を受け付けて、文書部品テンプレート1から文書型定義2とスタイルシート3を生成する。ステップS2は、構造化文書表示ステップであり、スタイルシート3が指定する表示設定情報と文書型定義2を用いて、構造化文書4の論理構造を、スタイルシート3の表示設定情報に従ったスタイルに自動的に配置して、表示画面5に表示する(または、紙面に出力する。)。
【0017】
また、図2において、6は文書タグ名・表示パラメータ指定手段であり、上記のステップS1の処理を行うものである。文書タグ名・表示パラメータ指定手段において、ユーザが文書タグ名などを指定するためのデバイスとしては、キーボード、または、マウス等のポインティングデバイスを用いるようにすればよい。また、7は構造化文書表示手段であり、上記のステップS2の処理を行うものである。
【0018】
図3は、この実施の形態1における文書部品テンプレート1の一例を示す説明図であり、表組みを作成するために用いられるものである。文書部品テンプレート1は、上述したように、文書型定義部品テンプレート1aとスタイルシート部品テンプレート1bの対からなるものである。図3(a)は、文書型定義部品テンプレート1aであり、図3(b)は、スタイルシート部品テンプレート1bである。
【0019】
図3(a)中に出現する$TagAや$TagB等の$で始まる文字列は変数であり、文書型定義部品テンプレート1a中の変数に具体的な文字列を代入することにより、文書型定義2を構成する部品(以後、文書型定義部品と呼ぶ)を生成することができる。同様に、図3(b)中に出現する$TagAや$A1等の$で始まる文字列も変数であり、スタイルシート部品テンプレート1b中の変数に具体的な文字列を代入することにより、スタイルシート3を構成する部品(以後、スタイルシート部品と呼ぶ)を生成することができる。また、$TagAのように文書型定義部品テンプレート1aとスタイルシート部品テンプレート1bの両者に共通して出現する変数があるが、このように共通に出現する変数を通じて、文書型定義部品テンプレート1aとスタイルシート部品テンプレート1b間の依存関係を表現することができる。
【0020】
図4は、この実施の形態1における文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートの一例である。文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートは、図1の文書タグ名・表示パラメータ指定ステップS1において、ユーザから文書タグ名と表示パラメータの指定を受け付けるための入力画面を生成するためのものである。図中の$で始まる文字列は変数であり、文書部品テンプレート1中の同名の変数と対応付けられている。
【0021】
図5は、図4の文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートから生成された文書タグ・表示パラメータ指定画面に対して、文書タグ名と表示パラメータを指定した例である。ここでは、見出し名、配置、背景色、枠線太さ、及びセル間間隔が表示パラメータである。図5中の入力枠に指定された文字列は、図4中の対応する枠内の変数に代入されたものとして解釈される。例えば、図5中の二行二列目の文字列「BASIC.SPEC」は、図4中の変数$TagAに対する代入として解釈される。
【0022】
図6は、この実施の形態1における文書部品の一例であり、図3の文書部品テンプレート1に対して、ユーザから図5に示した文書タグ名と表示パラメータを指定された場合に生成される文書部品である。図3(a)の文書型定義部品テンプレート1aからは図6(a)の文書型定義部品2Aが生成され、また、図3(b)のスタイルシート部品テンプレート1bからは図6(b)のスタイルシート部品3Aが生成される。文書型定義部品2Aやスタイルシート部品3Aは複数個集まって文書型定義2やスタイルシート3を構成するものであるが、それ自体でも文書型定義2やスタイルシート3とみなすこともできる。なお、文書型定義に対する詳細説明は、W3Cが制定するXMLの規格書を参照することとする。また、スタイルシートに対する詳細説明は、W3Cが制定するXSLの規格書を参照することとする。
【0023】
図7は、この実施の形態1における構造化文書4の一例を示す説明図であり、昇降機の基本仕様を例示するXML文書である。図中の<BASIC.SPEC>や<SET>等が文書タグであり、BASIC.SPECやSETはそれらの文書タグに対する文書タグ名と呼ばれる。XML文書に対する詳細説明は、W3Cが制定するXMLの規格書を参照することとする。
【0024】
図8は、この実施の形態1における構造化文書4の表示画面5の一例を示す説明図であり、構造化文書表示ステップS2によって、図6(a)の文書型定義部品2Aと図6(b)のスタイルシート部品3Aを用いて、図7の構造化文書4から生成された画面である。構造化文書表示ステップS2においては、XSLで記述されたスタイルシートを用いてXML文書をHTML文書に変換してWWWブラウザに表示する既存技術で実現することとする。詳細説明はW3Cが制定するXSLの規格書に譲ることとする。図8(a)はWWWブラウザに表示された画面であり、図8(b)は図8(a)を表示するためのホームページ記述文書であるHTML文書である。
【0025】
次に、図9により、実施の形態1の動作例を説明する。以下では、図3の文書部品テンプレート1に対して、図5の文書タグ名と表示パラメータを指定することによって、図6(a)の文書型定義部品2Aと図6(b)のスタイルシート部品3Aが生成されることを示す。
【0026】
ここで、図9は、図1の文書タグ名・表示パラメータ指定ステップS1の詳細の動作を示すフローチャートである。ステップS801では、文書タグ名・表示パラメータ指定画面を提示し、文書タグと見出し名や配置等の表示パラメータの指定を受け付ける。図5は、文書タグ名と表示パラメータを指定した後の文書タグ・表示パラメータ指定画面の例である。次いで、ステップS802では、図4の文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートを参照し、図3(a)の文書型定義部品テンプレートの変数に文書タグ名を代入することにより、図6(a)の文書型定義部品2Aを生成する。ついで、ステップS803では、同様に、図4の文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートを参照し、スタイルシート部品テンプレートの変数に見出し名や配置を代入することにより図6(b)のスタイルシート部品3Aを生成する。
【0027】
以上のように、この実施の形態1によれば、文書部品テンプレート1に対して文書タグ名と表示パラメータを指定することにより、文書型定義2とスタイルシート3とを一度に作成することができるので、表組みやリスト等の文書を構成する複雑な部品を作成する際に、従来方法の問題点であった「文書型定義の修正に伴うスタイルシート部品テンプレートの再選択作業」や「スタイルシート修正時の文書型定義の再修正」をなくすことができ、構造化文書のスタイルシートの作成を容易にすることが出来るという効果が得られる。
【0028】
実施の形態2.
実施の形態2では、先に作成した文書部品を組み合わせることにより新たな文書部品が生成できることを示す。以下、この発明の実施の形態2を図について説明する。本実施の形態における構造化文書処理方法のフローチャートおよび構造化文書処理装置の構成図は、上記実施の形態1と基本的に同じであるため、実施の形態1で示した図1および図2を用いて説明することとする。なお、図2における8は、先に作成した文書部品を格納しておくための文書部品履歴格納手段である。
【0029】
図10は実施の形態2における文書部品テンプレート1の一例を示す説明図であり、リストを作成するために用いられるものである。図10(a)は文書型定義部品テンプレート1aであり、図10(b)はスタイルシート部品テンプレート1bである。
【0030】
図11は実施の形態2における文書部品の一例を示す説明図である。図11(a)は文書型定義部品であり、図11(b)はスタイルシート部品である。
【0031】
図12は、この実施の形態2における文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートの一例を示す説明図である。図13は、図12の文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートから生成された文書タグ・表示パラメータ指定画面に対して、文書タグ名と表示パラメータを指定した例である。
【0032】
図14(a)及び(b)はこの実施の形態2における文書型定義部品及びスタイルシート部品の一例であり、図10の文書部品テンプレート1に対して、ユーザから図13に示した文書タグ名と表示パラメータを指定された場合に生成される文書型定義部品2A及びスタイルシート部品3Aである。文書型定義部品2Aやスタイルシート部品3Aは、それ自体で文書型定義2やスタイルシート3とみなすこともできる。
【0033】
図15はこの実施の形態2における構造化文書4の一例を示す説明図であり、昇降機の意匠仕様を例示するXML文書である。
【0034】
図16は、この実施の形態2における表示画面5の一例を示す説明図であり、構造化文書表示ステップS2によって、図14(a)の文書型定義部品2Aと図14(b)のスタイルシート部品3Aを用いて、図15の構造化文書4から生成され、WWWブラウザに表示された画面である。図17は図16を表示するためのホームページ記述文書であるHTML文書である。図16中の15a1は図6の文書型定義部品に対応する表示画面であり、15a2は図11の文書型定義部品に対応する表示画面である。また、図17中の15b1は図6の文書型定義部品に対応するHTML文書であり、15b2は図11の文書型定義部品に対応するHTML文書である。
【0035】
次に、図9のフローチャートを用いて、実施の形態2の動作例を説明する。以下では、図10の文書部品テンプレート1に対して、図13の文書タグ名と表示パラメータを指定することによって、図6の文書部品と図11の文書部品を組み合わて図14(a)の文書型定義2と図14(b)のスタイルシートが生成されることを示す。
【0036】
ここで、図9は、図1の文書タグ名・表示パラメータ指定ステップS1の詳細の動作を示すフローチャートである。ステップS801では、文書タグ名・表示パラメータ指定画面を提示し、文書タグと見出し名や配置等の表示パラメータの指定を受け付ける。図13は、文書タグ名と表示パラメータを指定した後の文書タグ・表示パラメータ指定画面の例である。
【0037】
次いで、ステップS802では、図12の文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートを参照し、図10(a)の文書型定義部品テンプレートの変数に文書タグ名を代入することにより、図14(a)の13a1の文書型定義部品を生成する。また、図13の文書タグ・表示パラメータ指定画面においてタグ名BASIC.SPECが指定されているが、これは先に作成されて文書部品履歴格納手段8内に格納されている図6の文書部品の文書型定義部品における先頭の要素型宣言(<!ELEMENTで始まる宣言を指す。以後、「文書部品の文書タグ名」と呼ぶ)の文書タグ名と等しいので、図14の13a1の文書型定義部品の後ろに、図6(a)の文書型定義部品を図中の13a2として付け加える。また、図13の文書タグ・表示パラメータ指定画面におけるタグ名DESIGN.SPECに対しても同様の処理を行うことにより、図11(a)の文書型定義部品を図14中の13a3として付け加える。この結果、図14(a)の文書型定義部品が生成される。
【0038】
ついで、ステップS803では、同様に、図12の文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートを参照し、スタイルシート部品テンプレートの変数に見出し名を代入することにより、図14(b)の13b1のスタイルシート部品を生成する。また、図13の文書タグ・表示パラメータ指定画面においてタグ名BASIC.SPECが指定されているが、これは図6の文書部品の文書型定義部品における先頭の要素型宣言(<!ELEMENTで始まる宣言を指す)の文書タグ名と等しいので、13b1のスタイルシート部品の後ろに、図6(b)のスタイルシート部品を図中の13b2として付け加える。また、図13の文書タグ・表示パラメータ指定画面におけるタグ名DESIGN.SPECに対しても同様の処理を行うことにより、図11(b)のスタイルシート部品を図14中の13b3として付け加える。この結果、図14(b)のスタイルシート部品が生成される。
【0039】
以上のように、この実施の形態2によれば、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、文書部品テンプレートに対して文書タグ名と表示パラメータを指定することにより、既存の文書部品を組み合わて新たな文書部品を生成することができるようにしたので、先に作成した文書部品を再利用することができ、効率的にスタイルシートの作成を行うことが出来るという効果を奏する。
【0040】
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図について説明する。本実施の形態における構造化文書処理方法のフローチャートおよび構造化文書処理装置の構成図は、上記実施の形態1で示した図1および図2を用いることとする。
【0041】
図18は、この実施の形態3における、木構造のユーザインタフェースにより文書部品の包含関係を指定する方法の一例を示す説明図である。これは、上述した実施の形態2において、文書部品テンプレートに対して文書タグ名を指定する際の別法である。図18において、10は図14の文書部品タグ名「ELE.SPEC」を示す木構造の構成要素、11は図6の文書部品の文書タグ名「BASIC.SPEC」を示す構成要素、12は図11の文書部品の文書タグ名「DESIGN.SPEC」を示す構成要素である。図18に示すように、図6の文書図6の文書部品の文書タグ名「BASIC.SPEC」と図11の文書部品の文書タグ名「DESIGN.SPEC」部品の文書タグ名「BASIC.SPEC」と図11の文書部品の文書タグ名「DESIGN.SPEC」が図14の文書部品タグ名「ELE.SPEC」に包含されていることをユーザが指定することにより、図6の文書部品と図11の文書部品を足しあわせて、図14の文書部品が生成することが出来る。
【0042】
以上のように、この実施の発明の形態によれば、どの文書部品とどの文書部品を組み合わせ新たな文書部品を作るかを指定する際に、木構造のユーザインタフェースを用いるので、文書部品間の包含関係を一覧することができる。従って、文書部品の組み合わせが容易になるという効果がある。
【0043】
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4を図について説明する。本実施の形態における構造化文書処理方法のフローチャートおよび構造化文書処理装置の構成図は、上記実施の形態1で示した図1および図2を用いることとする。
【0044】
図19は、この実施の形態4における、文書部品をビジュアルに表示するアイコンをポインティングデバイスにより画面上に配置する方法の一例を示す説明図である。これは実施の形態2において、文書部品テンプレートに対して文書タグ名を指定する際の別法である。図19において、20は図14の文書部品に対応するアイコン、21はアイコン20内に表示されている図14の文書部品の見出し、22は同じくアイコン20内に表示されている図6の文書部品の見出し、23は同じくアイコン20内に表示されている図6の文書部品に対応するアイコン、24はアイコン20内に表示されている図11の文書部品の見出し、25はアイコン20内に表示されている図11の文書部品に対応するアイコンである。このように、図6の文書部品に対応するアイコン23と図11の文書部品に対応するアイコン25が、図14の文書部品に対応するアイコン20に含まれていることを画面上でユーザが指定することにより、図6の文書部品と図11の文書部品を足しあわせて、図14の文書部品が生成することが出来る。
【0045】
以上のように、この実施の形態によれば、どの文書部品とどの文書部品を組み合わせ新たな文書部品を作るかを指定する際に、文書部品をビジュアルに表示するアイコンの画面上の包含関係を用いるので、文書部品間の包含関係を一覧することができ、文書部品の組み合わせが容易になるという効果がある。
【0046】
【発明の効果】
この発明は、文書の論理構造を規定し、文書タグ名が変数に置換されている文書型定義の雛形と、上記文書型定義の雛形の表示形態を規定し、文書タグ名及び表示パラメータが変数に置換されているスタイルシートの雛形との対から構成され、上記文書型定義の雛形と上記スタイルシートの雛形との間で、同一の文書タグ名は同一の変数に置換されている文書部品テンプレートと、文書タグ名及び表示パラメータの指定を受け付けて、上記文書型定義の雛形の変数に上記文書タグ名を代入して文書型定義を作成し、上記スタイルシートの雛形の変数に上記文書タグ名及び上記表示パラメータを代入してスタイルシートを作成することにより、上記文書部品テンプレートから文書型定義とスタイルシートとを一度に作成するための文書タグ名・表示パラメータ指定手段と、作成された上記文書型定義と上記スタイルシートを用いて構造化文書の表示画面を生成するための構造化文書表示手段とを備えた構造化文書処理装置であるので、文書部品テンプレートに対して文書タグ名と表示パラメータを指定することにより、文書型定義とスタイルシートとを一度に作成することができるので、表組みやリスト等の文書を構成する複雑な部品を作成する際にも、従来方法の問題点であった「文書型定義の修正に伴うスタイルシート部品テンプレートの再選択作業」や「スタイルシート修正時の文書型定義の再修正」をなくすことができ、従来方法と比較して、スタイルシートの作成を容易にすることができるという効果を奏する。
【0051】
また、先に作成した文書型定義及びスタイルシートから構成される文書部品を格納するための文書部品履歴格納手段をさらに備え、上記文書タグ名・表示パラメータ指定手段は、文書タグ名及び表示パラメータの指定を受け付けて、上記文書部品履歴格納手段に格納されている上記文書部品の中から、受け付けた上記文書タグ名に対する要素型宣言が先頭にある文書型定義を備えた文書部品を検索して、検索により得られた上記文書部品の文書型定義及びスタイルシートをそれぞれ1以上組み合わせて、新しい文書型定義及びスタイルシートを作成するようにしたので、先に作成した文書部品を再利用することができ、効率的にスタイルシートを作成することができるという効果を奏する。
【0052】
また、先に作成した文書部品に対する木構造のユーザインタフェースをさらに備え、どの文書部品とどの文書部品を組み合わせ新たな文書部品を作るかを指定する際に、木構造のユーザインタフェースを用いるようにしたので、文書部品間の包含関係を一覧することができ、文書部品の組み合わせが容易になるという効果を奏する。
【0053】
また、先に作成した文書部品をビジュアルにアイコンにより表示する手段をさらに備え、どの文書部品とどの文書部品を組み合わせ新たな文書部品を作るかを指定する際に、文書部品をビジュアルに表示するアイコンの画面上の包含関係を用いるようにしたので、文書部品間の包含関係を一覧することができ、文書部品の組み合わせが容易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における構造化文書処理方法の構成図である。
【図2】 実施の形態1における構造化文書処理装置の構成図である。
【図3】 実施の形態1における文書部品テンプレートの一例を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1における文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートの一例である。
【図5】 実施の形態1において、文書タグ・表示パラメータ指定画面に対して、文書タグ名と表示パラメータを指定した例である。
【図6】 実施の形態1における文書型定義部品の一例である。
【図7】 実施の形態1における構造化文書の一例を示す説明図である。
【図8】 実施の形態1における構造化文書の表示画面の一例を示す図である。
【図9】 実施の形態1におけるタグ名・表示パラメータ指定ステップの動作詳細を示すフローチャートである。
【図10】 実施の形態2における文書部品テンプレートの一例を示す説明図である。
【図11】 実施の形態2における文書部品の一例を示す説明図である。
【図12】 実施の形態2における文書タグ・表示パラメータ指定画面テンプレートの一例を示す説明図である。
【図13】 実施の形態2において、文書タグ・表示パラメータ指定画面に対して、文書タグ名と表示パラメータを指定した例である。
【図14】 実施の形態2における文書型定義部品の一例である。
【図15】 実施の形態2における構造化文書の一例を示す説明図である。
【図16】 実施の形態2における表示画面の一例を示す説明図である。
【図17】 図16の表示画面を表示するためのホームページ記述文書であるHTML文書の一例を示す説明図である。
【図18】 実施の形態3における、木構造のユーザインタフェースを示す説明図である。
【図19】 実施の形態4における、文書部品をビジュアルに表示するアイコンを示す説明図である。
【図20】 従来の構造化文書処理方法を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 文書部品テンプレート、2 文書型定義、3 スタイルシート、4 構造化文書、5 表示画面、6 文書タグ名・表示パラメータ指定手段、7 構造化文書表示手段。
Claims (4)
- 文書の論理構造を規定し、文書タグ名が変数に置換されている文書型定義の雛形と、上記文書型定義の雛形の表示形態を規定し、文書タグ名及び表示パラメータが変数に置換されているスタイルシートの雛形との対から構成され、上記文書型定義の雛形と上記スタイルシートの雛形との間で、同一の文書タグ名は同一の変数に置換されている文書部品テンプレートと、
文書タグ名及び表示パラメータの指定を受け付けて、上記文書型定義の雛形の変数に上記文書タグ名を代入して文書型定義を作成し、上記スタイルシートの雛形の変数に上記文書タグ名及び上記表示パラメータを代入してスタイルシートを作成することにより、上記文書部品テンプレートから文書型定義とスタイルシートとを一度に作成するための文書タグ名・表示パラメータ指定手段と、
作成された上記文書型定義と上記スタイルシートを用いて構造化文書の表示画面を生成するための構造化文書表示手段と、
を備えたことを特徴とする構造化文書処理装置。 - 先に作成した文書型定義及びスタイルシートから構成される文書部品を格納するための文書部品履歴格納手段をさらに備え、
上記文書タグ名・表示パラメータ指定手段は、文書タグ名及び表示パラメータの指定を受け付けて、上記文書部品履歴格納手段に格納されている上記文書部品の中から、受け付けた上記文書タグ名に対する要素型宣言が先頭にある文書型定義を備えた文書部品を検索して、検索により得られた上記文書部品の文書型定義及びスタイルシートをそれぞれ1以上組み合わせて、新しい文書型定義及びスタイルシートを作成することを特徴とする請求項1に記載の構造化文書処理装置。 - 先に作成した上記文書部品に対する木構造のユーザインタフェースをさらに備え、
上記木構造のユーザインタフェースにより、上記文書部品の包含関係を指定することを特徴とする請求項2に記載の構造化文書処理装置。 - 先に作成した上記文書部品をビジュアルにアイコンにより表示する手段をさらに備え、
上記アイコンにより、上記文書部品の包含関係を指定することを特徴とする請求項2に記載の構造化文書処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09759599A JP4014065B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 構造化文書処理装置 |
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