JP4013669B2 - 光ファイバの余長処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リールを用いて光ファイバコードの余長を処理する装置に関し、特に、リール一巻き分に満たない光ファイバコードの余長を処理できる光ファイバコードの余長処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、光ケーブルは光通信装置の入り口に引き込まれて固定された後、その芯線が光ファイバコードに接続され、光ファイバコードが光通信装置内に配線される。
【0003】
光ケーブルの芯線と光ファイバコードとの接続は、融着工事によって行われるが、装置内の光ファイバコードの長さは一定ではない。また、光ケーブルの芯線は、一般的には複数本存在するため、光ファイバコードの長さを装置内で必要な配線長にあわせて融着工事をすることは難しい。
さらに、メタリックコードの場合と異なり、光ファイバコードは任意の位置で切断/接続することは困難であるため、装置内のコード長を予め適正な長さとしておくことは難しい。
【0004】
このため、光ファイバコードの長さは、設計長に多少の余裕を見込んだ長さとする必要がある。よって、光通信装置内では光ファイバコードの余長が発生するため、それを処理する(余長部分を弛みのない状態で保持する)ための「余長処理部」として余長処理装置が必要となる。
【0005】
光ファイバコードは、最小曲げ半径(許容曲率半径)が決まっており、これを上回る曲率で湾曲させるとコードが折れて使用不能となってしまうため、余長処理部が占有するスペースは大きなものとなる。
また、作業性を向上させるためにも、余長処理部に割り当てるスペースに余裕を持たせる必要があり、光ファイバコードが折損しないように固定金具などを用いて固定していた。
【0006】
近年、光通信装置において、光チャネルの増加や、装置の小型化、高密度実装化が進んでおり、光ケーブルを多数本収容する装置では、光ファイバコードの余長処理部が装置の大部分の領域を占めるようになっている。このため、光ファイバコードの余長処理部には、小型化及び作業性の良さが要求されている。
【0007】
また、回線の切り替えは、光ファイバコードのコネクタの接続換えによって行われるが、光チャネルが増加するなどして回線数が増えると、接続替えのためのコネクタ数も増加し、着脱を行う頻度も高くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、回線数が増加すると光ファイバコードやコネクタなどが多くの領域を占有してしまい、スペースが不足して作業性が悪化するため、余長処理部を小型化して、接続換え作業のための空間を確保する必要が出てくる。
これを解決するために「リール」や「ボビン」を使用した余長処理部が適用されているが、リールやボビンを用いても最後の一巻き分の長さの余長(すなわち、リールやボビン一周分以下の余長)は処理できない。よって、最長でリール(ボビン)一周分の長さの余長が発生するため、配線が煩雑となり、光ファイバコードを設置する作業の作業性を悪化させる。
【0009】
この結果、どの光ファイバコードがどの光モジュールと接続されているか(又は、接続するべきか)を判断しにくくなる。例えば、移設工事などにおいて、該当する回線の光チャネルの光ファイバコードを識別できずに他のチャネルの光ファイバコードを外してしまうことや該当しない回線の光ファイバコードを誤って折損してしまうことがあった。
【0010】
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、リールなどの一巻き分以下の光ファイバコードの余長を処理できる余長処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、一端が固定され、他端が光モジュールに接続される所定長の光ファイバコードの余長を処理する余長処理装置であって、一方の面に形成された略円柱状の肉厚部を介して、枢軸となる軸材へ回動自在に設置され、他方の面には、軸材を枢軸として該軸材へ回転自在に設置され一端側の光ファイバコードを巻き取るリール部材と、該リール部材と所定の間隔を隔てて位置しリール部材よりも他端側の光ファイバコードを案内する略円柱状のガイド部材とが形成された略平棒状のアーム部材と、肉厚部に対して圧接による摩擦力を作用させることにより、回動させたアーム部材を任意の回動位置で保持する係止手段とを有し、アーム部材の回動に伴うガイド部材の位置の変動に応じて、リール部材よりも他端側の光ファイバコードの余長を処理することを特徴とする余長処理装置を提供するものである。
【0012】
上記本発明の第1の態様において、軸材が固定される略板状のカバー部材をさらに有し、該カバー部材の装置の前側及び上側となる周縁には、立ち上がり部が形成され、上側の立ち上がり部の上面には壁状の凸部が垂設され、該凸部が備える穴部を介して光通信装置へ実装されることが好ましい。また、係止手段は、カバー前面の立ち上がり部に形成されたねじ穴へ螺着されたねじが肉厚部に圧接し、摩擦力によってアーム部材を任意の回動位置にて固定する構造であることが好ましい。
【0013】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、一端が固定され、他端が光モジュールに接続される所定長の光ファイバコードの余長を処理する余長処理装置であって、一方の面に形成された略歯車状のラチェット部である肉厚部を介して、枢軸となる軸材へ回動自在に設置され、他方の面には、軸材を枢軸として該軸材へ回転自在に設置され一端側の光ファイバコードを巻き取るリール部材と、該リール部材と所定の間隔を隔てて位置しリール部材よりも他端側の光ファイバコードを案内する略円柱状のガイド部材とが形成された略平棒状のアーム部材と、肉厚部と係合することにより、回動させた前記アーム部材を任意の回動位置で保持する係止手段とを有し、アーム部材の回動に伴うガイド部材の位置の変動に応じて、リール部材よりも他端側の光ファイバコードの余長を処理することを特徴とする余長処理装置を提供するものである。
【0014】
上記本発明の第2の態様において、軸材が固定される略板状のカバー部材をさらに有し、該カバー部材の装置前側及び上側となる周縁には、立ち上がり部が形成され、上側の立ち上がり部の上面には壁状の凸部が垂設され、該凸部が備える穴部を介して光通信装置へ実装されることが好ましい。また、係止手段は、カバー前面の立ち上がり部に形成された穴部に挿入され弾性部材によって肉厚部の方向へ弾発付勢されたピン材が、肉厚部に係合してアーム部材を任意の回動位置にて固定する構造であることが好ましい。
【0015】
上記本発明のいずれの態様においても、リール部材の半径及びガイド部材の半径が、それぞれ光ファイバコードの許容曲率半径よりも大きいことが好ましい。また、リール部材の半径“a”、リール部材中心軸とガイド部材の中心軸との間隔“b”、及び、アーム部材の最大回動角度αの間に、bsin(α/2)>πaの関係が成り立つことが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る余長処理装置を適用した光通信装置を示す。(a)は装置の正面図、(b)は装置左側面図である。
光通信装置15は、余長処理装置10、光ケーブル11(11a〜11d)、光ファイバコード12(12a〜12d)、光ケーブル固定用金具13(13a〜13d)、光モジュール14(14a〜14d)及び光コネクタ16(16a〜16d)を有する。
余長処理装置10は、光ファイバコード12の余長を弛みが無くなるように保持するための装置である。光ケーブル11は、各光モジュール14に対応したケーブルであり、それぞれは光ケーブル固定用金具13によって、光通信装置15に固定される。光ケーブル11は、光ファイバコード12に接続され、余長処理装置10において余長が処理された後に、光モジュール14へ光コネクタ16を介して接続される。
なお、余長処理装置10は、光通信装置15の余長処理部20へ実装される。
【0017】
図2に、余長処理装置10の分解斜視図を示す。余長処理装置10は、カバー1、アーム2、ねじ3、リール4、ワッシャ5、ねじ6a、ねじ6bを有する。
カバー1は、余長処理装置10を光通信装置15へ取り付けるための部材である。アーム2は、光ファイバコード12の余長処理量を調整するための略平棒状の部材であり、リール4が取り付けられる位置の裏側には、ねじ3を配置するための貫通穴を中心軸として固定用円柱部2が形成されている。また、アーム2のリール4が配置される側の面には、リール4と所定の間隔を隔てて略円柱状を呈した光ファイバコードガイド2bが形成されている。光ファイバコードガイド2bの半径寸法は、光ファイバコード12の最小曲げ寸法よりも大きな値である。ねじ3は、アーム2を回動自在に、リール4を回転自在にカバー1へ取り付けるための部材である。リール4は、光ファイバコード12を巻き取って収容する部材であり、ねじ3、ワッシャ5及びアーム2を介して、カバー1に配置されたねじ穴1cに取り付けられる。なお、リール4は、ねじ3を枢軸として回転自在になっている。また、その半径寸法は、光ファイバコード12の最小曲げ半径よりも大きな値である。ワッシャ5は、ねじ3を締結した状態でもリール4がスムーズに回転するように、リール4のねじ3との接触部に配置されている。ねじ6aは、余長処理装置10を光通信装置15の余長処理部20へ取り付けるための部材である。なお、光通信装置15への取り付けは、ねじ6aを、ねじ穴1aを通して光通信装置15の所定位置に形成されたねじ穴に螺着することによって行う。ねじ6bは、アーム2を固定するための部材である。
【0018】
上記構成において、アーム2は、ねじ3を枢軸として回動自在であるが、ねじ6bを締結して固定用円柱部2aを圧迫することによって任意の位置に固定できる。換言すると、ねじ6bを弛めた状態で余長処理部材2を回転させ、余長処理量が適正な位置でねじ6bを締結することによって余長処理量の調整を行える。
【0019】
図3に示すように、リール4の半径をa、リール4の枢軸(ねじ3)と光ファイバコードガイド2bとの中心軸との間隔をbとした場合、アーム2を光通信装置15の奥側へα(°)押し込んだときの光ファイバコードガイド2bの位置の変位は、2bsin(α/2)で近似できる。よって、アーム2の最大押し込み角度がαmaxで示される場合は、bsin(αmax/2)>πaであれば、リール4の一巻き分以下の余長を完全に処理できるため、この条件を満たすように各部材の寸法を設定することが好ましい。
【0020】
余長処理装置10の動作を図4から図7を用いて説明する。これらの図は、余長処理部20を簡略化して示した図であり、光通信装置15の内部を装置側面を視点として示している。なお、光コネクタ16近傍に形成されたガイド部17は、余長処理の際に、光ファイバコード12が最小曲げ半径以上の曲率で曲がらないように保護する部材である。
【0021】
光ケーブル11は光通信装置15の上部で固定され、その芯線は、光ファイバコード12に変換されて装置内に配線される。まず図4に示すように、光通信装置15の外部においてリール4に光ファイバコード12を巻き取り、光ファイバコードの12の余長をリール4の一巻き分以下とする。その後、光ファイバコード12の光コネクタ16側の部分を光ファイバコードガイド2bに引っかける。
【0022】
次に、光通信装置15の余長処理部20に余長処理装置10を配置し、これをねじ6aを用いて光通信装置15に固定する。この時、リール4を回して光ケーブル11側の光ファイバコード12を巻き取ることで、光ケーブル11側の余長を処理する。
【0023】
その後、図5に示すように、光コネクタ16を光モジュール14へ接続する。次に、図6に示すようにアーム2を光通信装置15の奥側に回動させて、光コネクタ16側の光ファイコード12の余長を処理する。余長処理量の調整が終了した後、図7に示すように、ねじ6bを締結して余長処理量が適正な位置でアーム2を固定する。
【0024】
上記手順によって、リール4の一周分以下の余長を処理し、光ファイバケーブル12を整然と収納することが可能となる。
なお、コネクタの接続換えなどを行う際には、逆手順を行うことで、光ファイバコード12の余長を復元できるため、接続換え作業の作業性を向上させることが可能である。
【0025】
このように、本実施形態による余長処理装置10は、光通信装置15の各光モジュール14・光コネクタ16のそれぞれに対応させて設置できるため、保守点検や移設工事の作業性を向上できる。
また、余長処理の際に、リール4一巻き分以上の余長は、光通信装置15の外において光ファイバコード12をリール4へ巻き取ることで処理することが可能であり、アーム2を押し込んだ上でねじ6bをネジ止することで行うリール4一巻き分以下の余長処理は、光通信装置15に実装したまま行えるため作業性が良い。
よって、全ての光ファイバコード12の余長を最適に処理できるため、光通信装置15内の光ファイバコード12を整然と配線できる。
【0026】
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る余長処理装置を適用した光通信装置15は、図1に示した第1の実施形態のものと同様である。
【0027】
本実施形態による余長処理装置10は、図2に示した第2の実施形態のものと同様であるが、アーム2には、固定用円柱部2aの代わりに断面視略爪車状のラチェット部2cが形成されている。また、ねじ6bの代わりに、ピン6c及びスプリング7を有する。
スプリング7は、ピン6cの大径部とカバー1との間に介在しており、ピン6cをラチェット部2c側に弾発付勢している。なお、ラチェット部2cがピン6cを押し上げることができる回転方向を順方向、ラチェット部2cピン6cを押し上げることができない回転方向を逆方向と定義する。なお、ラチェット部2cは、ピッチが小さいほどアーム2の回動角度を細かく調整できるため、できる限り小さいピッチで形成することが好ましい。
【0028】
本実施形態による余長処理装置10の動作について説明する。余長処理装置10を用いて余長処理を行う場合、第1の実施形態と同様に、光通信装置15の外部で光ファイバコード12をリール4に巻き取り、光ファイバコード12を光ファイバコードガイド2bに引っかける。
その後、余長処理装置10を光通信装置15の余長処理部20へ配置し、ねじ6aを用いて余長処理装置10を光通信装置15に固定する。
この時、リール4を回して、光ケーブル11側の光ファイバコード12を巻き取り、余長を処理する。
【0029】
その後、光コネクタ16を光モジュール14へ接続してから、アーム2を光通信装置15の奥側に押し込んで、光コネクタ16側の余長を処理する。図8に示すように、この時アーム2が回動する方向は順方向であるため、ピン6cを引き出す必要がない。
余長処理量が適正となった位置で、アーム2の押し込みを停止すると、ピン6cはスプリング7の弾性力によって、ラチェット部2cに接した状態に配置される。アーム2作用する重力は、ラチェット部2cを逆方向に回転させる力として働くため、アーム2は、適正な余長処理量となる位置に保持される。
【0030】
なお、コネクタの接続換えなどを行う際には、図9に示すようにピン6cを引き出したうえで、アーム2を逆方向に回動さればよい。これにより、光ファイバコード12の余長を復元できるため、接続換え作業の作業性を向上させることが可能である。
【0031】
このように、本実施形態による余長処理装器10は、光通信装置15の各光モジュール14・光コネクタ16のそれぞれに対して設置できるため、保守点検や移設工事の作業性を向上できる。
また、余長処理の際に、リール4一巻き分以上の余長は、光通信装置15の外において光ファイバコード12をリール4へ巻き取ることで処理することが可能であり、アーム2を押し込んだ上でねじ6bをネジ止することで行うリール4一巻き分以下の余長処理は、光通信装置15に実装したまま行えるため作業性が良い。
よって、全ての光ファイバコード12の余長を最適に処理できるため、光通信装置15内の光ファイバコード12を整然と配線できる。
【0032】
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、各部材の形状や個数は、図示したものに限定されるものではなく、適宜変更することができる。
また、アーム2の枢軸とリール4の枢軸とは必ずしも一致していなくても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、図10に示すように、アームの2を90°以上光通信装置15奥側へ押し込める構成としても構わない。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、リール一巻き分以下の光ファイバコードの余長を処理できる余長処理装置を提供できる。
また、本発明による余長処理装置は、余長処理に大きなスペースを必要としない。このため、
(1)従来の余長処理装置では光ファイバコードを引き込むことができなかったスペースに光ファイバコードを配線できる。
(2)光ファイバケーブルを複数本引き込む装置では、光チャネルの実装数を増やすことができる。
(3)従来技術による余長処理装置よりも小型の装置で、同じ数の光ファイバコードを引き込むことができる。
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を好適に実施した第1の実施形態に係る余長処理装置を適用した光通信装置の構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態に係る余長処理装置の分解斜視図である。
【図3】アームの回動角度と余長処理量との関係を示すである。
【図4】第1の実施形態に係る余長処理装置を用いた余長処理の手順を説明するための図である。
【図5】第1の実施形態に係る余長処理装置を用いた余長処理の手順を説明するための図である。
【図6】第1の実施形態に係る余長処理装置を用いた余長処理の手順を説明するための図である。
【図7】第1の実施形態に係る余長処理装置を用いた余長処理の手順を説明するための図である。
【図8】本発明を好適に実施した第2の実施形態に係る余長処理装置の要部を示す図である。
【図9】第2の実施形態に係る余長処理装置の要部を示す図である。
【図10】本発明による余長処理装置の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 カバー
2 アーム
3 ねじ
4 リール
5 ワッシャ
7 スプリング
10 余長処理装置
11、11a、11b、11c、11d 光ケーブル
12、12a、12b、12c、12d 光ファイバコード
13、13a、13b、13c、13d 固定用金具
14、14a、14b、14c、14d 光モジュール
15 光通信装置
16、16a、16b、16c、16d 光コネクタ
17 ガイド部材
20 余長処理部

Claims (8)

  1. 一端が固定され、他端が光モジュールに接続される所定長の光ファイバコードの余長を処理する余長処理装置であって、
    一方の面に形成された略円柱状の肉厚部を介して、枢軸となる軸材へ回動自在に設置され、他方の面には、前記軸材を枢軸として該軸材へ回転自在に設置され前記一端側の光ファイバコードを巻き取るリール部材と、該リール部材と所定の間隔を隔てて位置し前記リール部材よりも前記他端側の光ファイバコードを案内する略円柱状のガイド部材とが形成された略平棒状のアーム部材と、
    前記肉厚部に対して圧接による摩擦力を作用させることにより、回動させた前記アーム部材を任意の回動位置で保持する係止手段とを有し、
    前記アーム部材の回動に伴う前記ガイド部材の位置の変動に応じて、前記リール部材よりも前記他端側の前記光ファイバコードの余長を処理することを特徴とする余長処理装置。
  2. 前記軸材が固定される略板状のカバー部材をさらに有し、
    該カバー部材の装置の前側及び上側となる周縁には、立ち上がり部が形成され、
    前記上側の立ち上がり部の上面には壁状の凸部が垂設され、
    該凸部が備える穴部を介して光通信装置へ実装されることを特徴とする請求項1記載の余長処理装置。
  3. 前記係止手段は、前記カバー前面の立ち上がり部に形成されたねじ穴へ螺着されたねじが前記肉厚部に圧接し、摩擦力によって前記アーム部材を任意の回動位置にて固定する構造であることを特徴とする請求項2記載の余長処理装置。
  4. 一端が固定され、他端が光モジュールに接続される所定長の光ファイバコードの余長を処理する余長処理装置であって、
    一方の面に形成された略歯車状のラチェット部である肉厚部を介して、枢軸となる軸材へ回動自在に設置され、他方の面には、前記軸材を枢軸として該軸材へ回転自在に設置され前記一端側の光ファイバコードを巻き取るリール部材と、該リール部材と所定の間隔を隔てて位置し前記リール部材よりも前記他端側の光ファイバコードを案内する略円柱状のガイド部材とが形成された略平棒状のアーム部材と、
    前記肉厚部と係合することにより、回動させた前記アーム部材を任意の回動位置で保持する係止手段とを有し、
    前記アーム部材の回動に伴う前記ガイド部材の位置の変動に応じて、前記リール部材よりも前記他端側の前記光ファイバコードの余長を処理することを特徴とする余長処理装置。
  5. 前記軸材が固定される略板状のカバー部材をさらに有し、
    該カバー部材の装置前側及び上側となる周縁には、立ち上がり部が形成され、
    前記上側の立ち上がり部の上面には壁状の凸部が垂設され、
    該凸部が備える穴部を介して光通信装置へ実装されることを特徴とする請求項4記載の余長処理装置。
  6. 前記係止手段は、前記カバー前面の立ち上がり部に形成された穴部に挿入され弾性部材によって前記肉厚部の方向へ弾発付勢されたピン材が、前記肉厚部に係合して前記アーム部材を任意の回動位置にて固定する構造であることを特徴とする請求項5記載の余長処理装置。
  7. 前記リール部材の半径及び前記ガイド部材の半径が、それぞれ前記光ファイバコードの許容曲率半径よりも大きいことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の余長処理装置。
  8. 前記リール部材の半径“a”、前記リール部材中心軸と前記ガイド部材の中心軸との間隔“b”、及び、前記アーム部材の最大回動角度αの間に、bsin(α/2)>πaの関係が成り立つことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の余長処理装置。
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