JP4013553B2 - toothbrush - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯ブラシの技術に係わり、更に詳しくは、刷毛の歯間部への進入性と歯牙表面の刷掃効果を高めるとともに歯肉を傷めず、しかも毛腰が強く刷掃実感を高め、更に耐久性を高めた歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
歯ブラシの刷毛の歯間への進入性をよくする方法として、モノフィラメントの切断片を薬剤処理により両端に先鋭部を形成してその中央部を折り曲げて植毛部に植毛してなる歯ブラシが実開平5−15834号公報に示されている。この歯ブラシは、刷毛の基端側から先端に向けて細くなる先鋭のテーパーを付けるものであるが、テーパーの先細り効果で毛腰が弱くなり歯牙表面の刷掃効果が低下して刷掃実感も乏しくなるばかりでなく、耐久性も低下するといった欠点がある。
【0003】
この欠点を解消するため、刷毛の径を太くして剛性と耐久性を増加させることが考えられるが、そうすると刷毛の毛腰が強くなり過ぎて毛先が歯肉を傷めるとともに歯間や歯周ポケットへの挿入性が低下するといった問題が発生する。また、特開昭58−15812号公報や特開昭60−88110号公報に示されるように、刷毛を異形断面の形状にしたものでは、刷掃効果を改善することができるが、耐久性の低下の問題が解決されていない。
【0004】
一方、特開2001−169827号公報には、刷毛先端が複数の分岐毛に分岐され各分岐毛が先鋭なテーパー状とされた刷毛を植毛した歯ブラシが示されている。ここで、前記刷毛の分岐毛は、クローバー型断面をしたフィラメントを加水分解薬剤中に浸漬して作られるが、各分岐毛となるフィラメント部分の断面形状が同じであるので、必然的に各分岐毛の長さが同じになる。そのため、各分岐毛の毛先が歯牙表面に干渉して歯間への進入は浅い領域に留まり、歯間の奧や臼歯先端の深いくぼみや歯周ポケットへの毛先の進入が不十分となり、十分な刷掃効果は期待できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の状況に鑑み本発明が解決しようとするところは、刷毛の歯間や歯周ポケットへの挿入性と刷掃性にとくに優れた効果を発揮し、刷毛の先端がソフトで歯肉を傷めず、しかも適度な毛腰の強さを備え歯牙表面の凹凸部に対して良好な刷掃効果を有し、刷掃実感が高く且つ耐久性に優れた歯ブラシを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題解決のため、本発明は、一つの特定の葉部の周囲に、該特定の葉部を囲むようにして2以上の比較的細い断面の側設葉部を連設してなる多葉型断面を有するモノフィラメントの先端部を溶解処理によって多葉型断面の各葉部ごとにテーパー状の分岐毛を形成した刷毛を植毛してなる歯ブラシを構成した。
【0007】
溶解処理は、たとえば所定長さに切断した多数の前記モノフィラメントを、耐アルカリ性のフィルムを巻いて束ね、それをアルカリ性の溶解液に浸漬すると、切断端部から浸入した溶解液によって切断端部近傍が溶解し、多葉型断面の各葉部ごとに複数に分岐するとともに、先鋭なテーパー状の分岐毛が形成される。ここで、溶解液によるモノフィラメントの各部に対する溶解速度は略一定で、減肉速度も略一定であるので、前記特定の葉部が先鋭なテーパー状の分岐毛になったときには、断面積が小さい側設葉部はそれよりも短い先鋭なテーパー状の分岐毛になるのである。即ち、最も太い分岐毛に対して他の細い分岐毛は短くなり、一本の刷毛において分岐毛の長さが一様でなくなる。その結果、基部が多葉型断面で先端に先鋭テーパー状の複数の分岐毛を有する刷毛が形成される。
【0008】
ここで、前記多葉型断面を構成する葉部の数を3〜5個に設定することが好ましい。より具体的には、前記モノフィラメントが、前記特定の葉部と該葉部から半径方向均等に膨出する4個の前記側設葉部とからなる5葉の断面を有し、前記刷毛が、前記特定の葉部から1本の長寸分岐毛を形成し、その周辺に前記4個の側設葉部から形成され均等に配置される4本の短寸分岐毛を形成してなるものも好ましい。また、前記モノフィラメントが、前記特定の葉部と該葉部の両側に膨出する2個の前記側設葉部とからなる3葉の断面を有し、前記刷毛が、前記特定の葉部から1本の長寸分岐毛を形成し、前記2個の側設葉部から2本の短寸分岐毛を形成してなるものも好ましい。
【0009】
前記短寸分岐毛の長さは、長寸分岐毛の長さの1/10〜2/3の範囲であることが好ましい。短寸分岐毛の長さが、長寸分岐毛の長さの1/10よりも短い場合には、短寸分岐毛による刷掃効果に乏しく、2/3よりも長いと、分岐毛の長さを一様でなくした効果を十分に発揮できない。
【0010】
前記特定の葉部および前記側設葉部は、それぞれ断面視円形であることが好ましく、また、前記側設葉部は、前記特定の葉部に対して薄肉の接合部で連設したものが好ましい。本発明では、分岐毛を有する刷毛を植毛部の一部に植毛し、他の部分には通常の刷毛を植毛したり、分岐毛を有する刷毛を全体に植毛したり、あるいは通常の刷毛と混在させて植毛したり、異種の分岐毛を有する刷毛を混在させて植毛することも可能であり、使用目的に応じて適宜な配置にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明するが、本発明は添付の図に限定するものではなく、特許請求項に記載の要件を備える様々な実施形態をすべて含むものである。図1から図5に本発明に係る歯ブラシの実施例を示す。図1は本発明の歯ブラシの側面図、図2は図1の歯ブラシの植毛部を拡大して示す部分図、図3は本発明の歯ブラシの柄の先端植毛部に植毛する前の刷毛の1本を拡大して示す図、図4は図3の刷毛の先端部を拡大して示す部分図、図5は図4の刷毛の横断面を示し、(a)は基部即ちA−A断面図、(B)は先端分岐毛の中間部即ちB−B断面図、(c)は刷毛を先端側から見た平面図をそれぞれ示している。
【0012】
図1及び図2において、本発明に係る歯ブラシ1は、柄2と、柄2の先端植毛部3に群立して植毛された刷毛4とで構成される。刷毛4は、植毛状態における毛丈(H)(図2参照)の約2倍より若干長い寸法(L)(図3参照)に切断した異形モノフィラメントの両端を、それぞれ図3から図5に示すように複数の長さの異なる先鋭テーパー状の分岐毛に形成してなる。ここで、刷毛4の長さ(L)は通常約25mm〜約35mmであるが、この範囲に限定するものではない。この刷毛4は、複数本ずつを束にして略中央で折り曲げ、その折り曲げ部を植毛部3に植毛し、図1に示す歯ブラシ1が形成される。
【0013】
上記の如く形成されてなる歯ブラシ1において、柄2については、図に示す形は一例を示すものであり、これに限定するものではなく様々な形でよい。また、植毛部3の植毛孔の配置についても、図及び上記の説明は一例を示し、これらに限定するものではなく様々な配置形態を採用してよい。また、前述の刷毛4を植毛部3の全体に使用しても、一部に使用してもよく、目的に応じて使い分けできる。
【0014】
つぎに、上記歯ブラシ1の刷毛4については、図4及び図5に示す以外に断面形状の異なる様々な実施形態がありそれらについては後述する。図の歯ブラシ1の刷毛4は、断面が図5(a)に示す如く、太径円形断面の中心葉部11と、この中心葉部11の両側に膨出する細径円形断面の2個の側設葉部12,12とを、該側設葉部12の断面最小寸法よりも薄肉の接合部13を介して連設した3葉の多葉型断面を有するモノフィラメント10から作られる。刷毛4は、前記モノフィラメント10を予め歯ブラシの柄2に植毛した状態における刷毛4の毛丈(H)の約2倍強の長さ(L)に切断しておき、この切断した多数のモノフィラメント10を溶解液に対して耐性のあるフィルムを巻いて束ね、それを溶解液に浸漬すると、切断端部から浸入した溶解液によって切断端部近傍が溶解し、多葉型断面の各葉部ごとに複数(図の場合3本)に分岐するとともに、先鋭なテーパー状の分岐毛が形成される。この際、モノフィラメント10の端部の溶解処理において、溶解度合いは浸漬時間、溶解液濃度、温度のうちの何れか又はそれらを組合わせてコントロールすることにより調節可能であり、分岐点14から先端側がそれぞれ先鋭のテーパー状をなす分岐毛11a,12a,12aとなる。
【0015】
つまり、刷毛4を構成するモノフィラメント10の中心葉部11と側設葉部12の断面積(即ち太さ)には上記のように差があることにより、細い側設葉部12からなる分岐毛12aは太い中心葉部11からなる分岐毛11aよりも早く溶解して長さが短くなり、且つ各分岐毛は先鋭のテーパー状に形成される。この場合、前記分岐点14から最長分岐毛11aの毛先11bまでの長さ(h)(図3参照)と、長い分岐毛11aの長さに対する短い分岐毛12aの長さの比は、中心葉部11と側設葉部12の直径と接合部13の肉厚を設定することにより調節可能である。なお、図中符号12bは分岐毛12aの毛先を示している。
【0016】
刷毛4の先端に先鋭のテーパー状の長さの不均一な複数の分岐毛を形成する方法としては、上記の方法によるほか、上記の長さに切断したモノフィラメントの切断片を複数本ずつの束にして、その毛束を歯ブラシの柄2の植毛部3にすべて植毛した後、刷毛先端部の所定の長さ(h)を先端側から順次溶解液に浸漬し、各葉の接合部13,13を溶解して複数(図3〜図5の場合3本)に分岐させるとともに、分岐点14から先端がそれぞれ先鋭のテーパー状となるようにして1本1本の刷毛先端に長さの不均一な分岐毛11a,12a,12aを形成する方法でもよい。この際、各葉部の接合部13が溶解分岐した後に刷毛を溶解液から徐々に引き上げることが好ましい。それにより、各分岐毛は毛先になるほど、溶解液に長時間浸漬されることになる。また、分岐毛を有する刷毛は、溶解速度の異なる材質のものを多色紡糸、溶着、融着、接着により一つのモノフィラメントとしたものを、溶解処理することにより形成してもよい。
【0017】
つぎに、前記刷毛の材質としては、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂などを用いることもできるが、本発明の歯ブラシの刷毛に求められる機能と関係のある物性とコストなどの観点からポリブチレンテレフタレート樹脂が最適である。
【0018】
また、溶解処理に用いる溶解液としては、刷毛の材質に応じて選択した薬剤を用い、刷毛がポリエステル樹脂の場合、カセイソーダ水溶液を用いる。
【0019】
つぎに、刷毛4の寸法関係についてであるが、刷毛4の分岐点14から先端の長さ(h)は、植毛状態における刷毛高さ(即ち毛丈)(H)の1/2以下、望ましくは1/3以下とする一方、刷毛4の分岐点14よりも基端側つまり溶解処理を施さない部分のモノフィラメント10の断面積は、モノフィラメントの断面形状などにより異なるが、0.001〜0.5mm 2 とし、通常は0.01〜0.2mm 2 とするのが最適である。刷毛基部の断面積は、0.001mm 2 に満たないと毛腰が弱く刷掃に必要な剛性に欠け、また0.5mm 2 を越えると毛が太く細部への挿入性が劣る。そのため、この下限と上限を基準に断面形状や材質など関連要素を勘案して適宜決定する。
【0020】
つぎに、上記構成からなる本発明の歯ブラシ1の作用を説明する。本発明に係る歯ブラシ1は、各刷毛の先端分岐毛がそれぞれ先鋭のテーパー状となり且つ長さが同じでないため、毛先が歯牙表面に留まることなく、長い分岐毛は歯間や臼歯頂部の深い窪みや歯周ポケットなどへ進入して刷掃する一方、短い分岐毛は歯牙表面とその凹凸部などを刷掃して、複雑な凹凸やスキマが混在する歯列と歯牙表面をすべて余すところ無く刷掃することができる。また本発明に係る歯ブラシの刷毛は、基部は断面積が大きく適度な毛腰を備える一方、先端分岐毛は細く柔軟性に富むため、刷掃力があって刷掃実感に優れるとともに、先端分岐毛は柔軟な特性を有して歯肉に対してソフトに当たり、歯肉を傷めることなく且つ歯周ポケットにもよく進入して刷掃することが可能である。
【0021】
上記は図4及び図5に示す3葉の多葉型断面のモノフィラメントから成形した刷毛4を用いてなる歯ブラシ1の実施例の説明であるが、この歯ブラシの刷毛とは異なる多葉型断面のモノフィラメントから成形する各種の刷毛を、図6から図10に例示している。図6から図10は、各図共通で、(a)は異なる多葉型断面の異形モノフィラメントから成形された刷毛1本の先端部の拡大側面図であり、(b)は(a)の図の刷毛における基部側即ち非溶解処理部の横断面、(c)は(a)の図の刷毛における先端分岐部即ち溶解処理により形成された分岐毛の中間部の横断面、(d)は刷毛を先端側から見た平面図をそれぞれ示している。
【0022】
それぞれ異なる多葉型断面のモノフィラメントからなる前記の各刷毛は、基部15が中心葉部16と1つ以上の側設葉部17とを、薄肉の接合部18で連設した多葉型断面で、その先端近傍の分岐点19から先端側の各葉部の接合部18が溶解処理によって複数に分岐され、それぞれ先鋭のテーパー状分岐毛16a、17aに形成されている。分岐毛16aの毛先を16bで示し、分岐毛17aの毛先を17bで示している。図6から図10の各刷毛においては、この符号15,16,16a,16b,17,17a,17b,18,19をそれぞれ共通して付している。
【0023】
なお、図6から図10に示す各刷毛に関し、先端部に複数の長さの異なる先鋭のテーパー状分岐毛を形成する方法、刷毛の基部と先端分岐毛の長さ及び断面積、その刷毛を用いてなる歯ブラシの製法、及びその歯ブラシの作用については、前述の図1から図5に示す実施例における説明と基本的に同じため、共通する事項についての説明は省略する。
【0024】
図6(a)は、中心の太径の円形中心葉部16とその中心葉部16から半径方向均等に膨出する4個の細径の円形側設葉部17,…とからなる5葉の多葉型断面を有するモノフィラメントによって形成される歯ブラシ用の刷毛の先端部を示し、(b)はC−C断面図、(c)はD−D断面図を示す。この刷毛の先端分岐毛は、太径中心葉部16から形成される1本の長寸分岐毛16aと、その周辺に側設葉部17,…から形成され均等に配置される4本の短寸分岐毛17a,…を有する形態となる。なお、各側設葉部17,…の断面積を段階的に変えると、4本の短寸分岐毛17a,…の互いの長さを変えることができる。
【0025】
図7(a)は、太径の円形中心葉部16とその中心葉部16の片側面に互いに接して膨出する2個の細径の円形側設葉部17,17とからなる3葉の多葉型断面を有するモノフィラメントによって形成される参考例としての歯ブラシ用の刷毛を示し、(b)はE−E断面図、(c)はF−F断面図を示す。この刷毛の先端分岐毛は、中心葉部16から形成される1本の長寸分岐毛16aと、その側設葉部17,17から形成される2本の短寸分岐毛17a,17aを有する形態となる。なお、2つの側設葉部17,17の断面積を変えると、2本の短寸分岐毛17a,17aの互いの長さを変えることができる。
【0026】
図8(a)は、太径の中心葉部16とその中心葉部16の片側面に接して膨出する1個の細径の円形側設葉部17とからなる2葉の多葉型断面を有するモノフィラメントによって形成される参考例としての歯ブラシ用の刷毛を示し、(b)はG−G断面図、(c)はH−H断面図を示す。この刷毛は最もシンプルな形態で、先端には大径の中心葉部16からなる長寸分岐毛16aと細径の側設葉部17からなる短寸分岐毛17aがそれぞれ1本形成される。
【0027】
図9(a)は、細径の円形中心葉部16とその中心葉部16から半径方向均等に膨出する4個の太径の円形側設葉部17,…とからなる5葉の多葉型断面を有するモノフィラメントによって形成される参考例としての歯ブラシ用の刷毛を示し、(b)はI−I断面図、(c)はJ−J断面図を示す。この刷毛の先端分岐毛は、細径の中心葉部16から形成される1本の短寸分岐毛16aと、その周辺に側設葉部17,…から形成され均等に配置される4本の長寸分岐毛17a,…を有する形態となる。
【0028】
この図9の参考例に示す形の変形として、図示は省略するが、各側設葉部17,…の断面積を段階的に変えると4本の長寸分岐毛17a,…の互いの長さを変え且つ基部15の剛性を変えて毛腰の異なる刷毛を作ることができる。
【0029】
図9の参考例に示す刷毛の別の変形としては、図示は省略するが、細径の中心葉部16の周辺に3個または5個の太径の側設葉部17,…を均等に配置してなる4葉または6葉の多葉型断面のモノフィラメントを用いることも可能である。
【0030】
図10(a)は、細径の円形中心葉部16とその中心葉部16の両側面に膨出する2個の太径の円形側設葉部17,17とからなる3葉の多葉型断面を有するモノフィラメントによって形成される参考例としての歯ブラシ用の刷毛を示し、(b)はK−K断面図、(c)はL−L断面図を示す。この刷毛の先端分岐毛は、中心に中心葉部16から形成される1本の短寸分岐毛16aと、その両側に側設葉部17,17から形成される均等配置の2本の長寸分岐毛17a,17aを有する形態で、図4及び図5における中心葉部11と両側の側設葉部12,12のそれぞれの断面積の大きさを逆にした形態である。
【0031】
一方、上述の多葉型断面を有するモノフィラメントの各図とそれに関連する説明において、中心葉部11,16及び側設葉部12,17の断面形状をいずれも円形としているが、円形に限らず、楕円形、三角形、四角形、菱形、多角形、その他種々の形状でよい。要するに、中心葉部11,16と側設葉部12,17が互いに異なる大きさの断面を有し、その両者の接合部13,18がくびれて溶解処理時に接合部13,18が容易に溶解して離れやすく、且つ先鋭のテーパー形状の複数の分岐毛が容易に形成可能な形であればよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明に係る歯ブラシは、各刷毛の先端分岐毛がそれぞれ先鋭のテーパー状となり且つ長さが同じでないため、毛先が歯牙表面に留まることなく歯間部への進入性に優れ、且つ歯牙表面の凹凸部はもちろん臼歯先端のくぼみなどに対しても良好な刷掃効果を有する。また本発明に係る歯ブラシの刷毛は、基部は断面積が大きく適度な毛腰を備える一方先端分岐毛は細く柔軟性に富むため、刷掃実感に優れるとともに歯肉を傷めず且つ歯周ポケットにも進入して刷掃するといった、一般には両立困難な目的を共に満たすことが可能である。
【0033】
また、異形の多葉型断面を有するモノフィラメントの先端部を溶解処理により先鋭のテーパー状で長さの異なる分岐毛を形成するのは、各葉部の断面積や形状に応じ溶解による減肉によって残る部分の断面積や形状が異なることを利用すると他の方法よりも所望の分岐毛を簡単に形成できるとの理由によるが、分岐毛に細く短い毛と太く長い毛が混在する結果、歯間部のスキマや歯牙表面の凹凸の細大に関係なく刷掃効果を発揮するという効果が得られる。またこの刷毛は、多葉型断面の外接円と同じ径の円形断面のモノフィラメントに比べ、密度が低く毛腰が必要以上に強くならず半径方向の締め付け変形にも柔軟に対応可能なため、曲げにも圧縮にも柔軟性があり、適度な腰の強さが得られるとともに植毛作業が容易で植毛部の保持効果を向上させ安定保持できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯ブラシの実施例の側面図である。
【図2】図1の歯ブラシの植毛部を拡大して示す側面図である。
【図3】図1の歯ブラシに植毛する刷毛で、3葉の異形モノフィラメントからなる刷毛1本を拡大して水平にして示す側面図である。
【図4】図3の刷毛を垂直にしてその先端部を拡大して示す側面図である。
【図5】図4における刷毛の横断面を示し、(a)はA−A拡大断面図、(b)はB−B拡大断面図、(c)は刷毛を先端側から見た拡大平面図である。
【図6】5葉の異形モノフィラメントからなる刷毛1本の先端部を示し、(a)は側面図、(b)はC−C拡大断面図、(c)はD−D拡大断面図、(d)は刷毛を先端側から見た拡大平面図である。
【図7】 参考例に係る別の3葉の異形モノフィラメントからなる刷毛1本の先端部を示し、(a)は側面図、(b)はE−E拡大断面図、(c)はF−F拡大断面図、(d)は刷毛を先端側から見た拡大平面図である。
【図8】 参考例に係る2葉の異形モノフィラメントからなる刷毛1本の先端部を示し、(a)は側面図、(b)はG−G拡大断面図、(c)はH−H拡大断面図、(d)は刷毛を先端側から見た拡大平面図である。
【図9】 参考例にかかる5葉の異形モノフィラメントからなる刷毛1本の先端部を示し、(a)は側面図、(b)はI−I拡大断面図、(c)はJ−J拡大断面図、(d)は刷毛を先端側から見た拡大平面図である。
【図10】 参考例にかかる3葉の異形モノフィラメントからなる刷毛1本の先端部を示し、(a)は側面図、(b)はK−K拡大断面図、(c)はL−L拡大断面図、(d)は刷毛を先端側から見た拡大平面図である。
【符号の説明】
1 歯ブラシ
2 柄
3 植毛部
4 刷毛
10 モノフィラメント
11 中心葉部
11a 分岐毛
11b 毛先
11a 分岐毛
12 側設葉部
12a 分岐毛
12b 毛先
13 接合部
14 分岐点
15 基部
16 中心葉部
16a 分岐毛
16b 毛先
17 側設葉部
17a 分岐毛
17b 毛先
18 接合部
19 分岐点[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a toothbrush technique, and more specifically, improves the penetrability of the brush between the teeth and the brushing effect on the tooth surface, does not damage the gums, and has a strong bristle and a feeling of brushing. It relates to a toothbrush with improved durability.
[0002]
[Prior art]
As a method for improving the ability of the toothbrush brush to penetrate between teeth, a toothbrush formed by cutting a monofilament cut piece at both ends with a chemical treatment, bending the center portion thereof, and flocking the flocked portion is actually opened. -15834. This toothbrush has a sharp taper that tapers from the base end to the tip of the brush, but the taper effect of the taper weakens the hair and lowers the brushing effect on the tooth surface, resulting in a feeling of brushing. Not only does it become poor, but it also has the disadvantage of reducing durability.
[0003]
To eliminate this drawback, it is conceivable to increase the diameter of the brush and increase its rigidity and durability. However, if this happens, the bristle of the brush will become too strong and the tip of the hair will damage the gums, and the interdental and periodontal pockets. There arises a problem that the insertion property into the lowering. Further, as shown in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 58-15812 and 60-88110, a brush having an irregular cross-sectional shape can improve the brushing effect, but the durability can be improved. The degradation problem is not solved.
[0004]
On the other hand, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-169827 discloses a toothbrush in which a brush tip is branched into a plurality of branched hairs, and each of the branched hairs has a sharp tapered shape. Here, the branched hairs of the brush are made by immersing a filament having a clover-shaped cross section in a hydrolyzing agent. The hair length is the same. Therefore, the tip of each branched hair interferes with the tooth surface and the penetration between the teeth stays in a shallow area, and the penetration of the tip of the hair into the interdental crease, deep indentation of the molar tip and periodontal pocket becomes insufficient. A sufficient brushing effect cannot be expected.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above situation, the present invention intends to solve the problem that the brush has a particularly excellent effect on the insertion between the teeth and the periodontal pocket and the brushing property, and the tip of the brush is soft and does not damage the gums. In addition, the present invention is to provide a toothbrush that has an appropriate bristle strength, has a good brushing effect on the uneven surface of the tooth surface, has a high feeling of brushing, and is excellent in durability.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a multi-leaf type in which two or more relatively narrow side-section leaf portions are continuously provided around one specific leaf portion so as to surround the specific leaf portion. A toothbrush was formed by implanting a brush in which tapered branch hairs were formed for each leaf portion of the multi-leaf type cross section by dissolving the front end portion of the monofilament having a cross section.
[0007]
In the dissolution treatment, for example, a large number of monofilaments cut to a predetermined length are bundled by wrapping an alkali-resistant film and immersed in an alkaline solution, and the vicinity of the cut end is caused by the solution entering from the cut end. It melt | dissolves and branches into multiple for every leaf part of a multileaf type cross section, and a sharp tapered branched hair is formed. Here, in the dissolution rate substantially constant for each portion of the monofilament by solution, since it is the thinning speed substantially constant, when the specific leaf became hair branch of the pointed taper shape, side cross-sectional area is small setting leaves are becoming shorter sharp tapered branch bristles than that. That is, other thin branched hairs are shorter than the thickest branched hair, and the length of the branched hair is not uniform in one brush. As a result, a brush having a multi-leaf type cross section with a plurality of branched hairs with a sharp taper at the tip is formed.
[0008]
Here, it is preferable to set the number of leaf portions constituting the multi-leaf type cross section to 3 to 5. More specifically, the mono filament has a 5-leaf cross-section consisting of four of the side設葉portion which bulges radially equally from said particular leaf and the leaves portion, the brush However, one long branch hair is formed from the specific leaf part, and four short branch hairs are formed around the four side leaf parts and are arranged evenly around the long branch hair. arbitrariness also favored ones. In addition, the monofilament has a cross section of three leaves composed of the specific leaf portion and two side-arranged leaf portions that bulge on both sides of the leaf portion, and the brush extends from the specific leaf portion. It is also preferable that one long branched hair is formed and two short branched hairs are formed from the two side leaf portions.
[0009]
The length of the part length branch bristle is preferably in the range of 1 / 10-2 / 3 of the length of the elongated branch hairs. The length of the part length branch hair is shorter than one-tenth of the length of the elongate branch hair, poor short-sized branch hair by brushing effect, when longer than 2/3, the length of the branch hair The effect of unevenness cannot be fully exhibited.
[0010]
The specific leaf portion and the side leaf portion are each preferably circular in a sectional view, and the side leaf portion is continuously provided with a thin joint portion with respect to the specific leaf portion. preferable. In the present invention, a brush having branched hair is planted in a part of the planted portion, and a normal brush is implanted in the other portion, a brush having branched hair is implanted in the whole, or mixed with a normal brush. It is also possible to plant by flocking, or by mixing with brushes having different kinds of branched hairs, it is possible to arrange them appropriately according to the purpose of use.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in more detail with reference to the accompanying drawings. However, the present invention is not limited to the attached drawings, and includes all the various embodiments having the requirements described in the claims. . 1 to 5 show an embodiment of a toothbrush according to the present invention. FIG. 1 is a side view of the toothbrush of the present invention, FIG. 2 is an enlarged partial view of the flocked portion of the toothbrush of FIG. 1, and FIG. 3 is a brush 1 before flocking to the tip flocked portion of the handle of the toothbrush of the present invention. 4 is an enlarged view of the book, FIG. 4 is an enlarged partial view of the tip of the brush shown in FIG. 3, FIG. 5 is a cross-sectional view of the brush shown in FIG. 4, and FIG. , (B) is an intermediate part of the leading end branched hair, that is, a cross-sectional view taken along the line BB, and (c) is a plan view of the brush as viewed from the leading end side.
[0012]
1 and 2, a toothbrush 1 according to the present invention is composed of a
[0013]
In the toothbrush 1 formed as described above, with respect to the
[0014]
Next, the
[0015]
That is, the branched hairs composed of the narrow
[0016]
In addition to the above method, a plurality of monofilament cut pieces cut into the above-mentioned lengths are bundled as a method for forming a plurality of non-uniform branched hairs having a sharp tapered shape at the tip of the
[0017]
Next, as the material of the brush, a polyester resin, a polyamide resin, or the like can be used, but a polybutylene terephthalate resin is optimal from the viewpoint of physical properties and costs related to functions required for the brush of the toothbrush of the present invention. It is.
[0018]
Moreover, as a solution used for the dissolution treatment, a chemical selected according to the material of the brush is used. When the brush is a polyester resin, a caustic soda aqueous solution is used.
[0019]
Next, regarding the dimensional relationship of the
[0020]
Next, the operation of the toothbrush 1 of the present invention having the above configuration will be described. In the toothbrush 1 according to the present invention, since the tip branch bristles of each brush are sharply tapered and the length is not the same, the long bristles do not stay on the tooth surface, and long branch bristles are deep in the interdental or molar crests. While entering into the dents and periodontal pockets for cleaning, the short branched hairs wipe out the tooth surface and its uneven parts, leaving all the dentition and tooth surface with complex unevenness and gaps remaining. Can be wiped out. Further, the brush of the toothbrush according to the present invention has a base having a large cross-sectional area and an appropriate bristles, while the branched end bristles are thin and flexible. The hair has soft properties and softly touches the gingiva, allowing it to enter the periodontal pocket and clean it without damaging the gingiva.
[0021]
The above is the description of the embodiment of the toothbrush 1 using the
[0022]
Each of the brushes made of monofilaments having different multileaf type cross sections has a multileaf type cross section in which the
[0023]
In addition, regarding each brush shown in FIGS. 6 to 10, a method of forming a plurality of sharp tapered branched hairs having different lengths at the tip portion, the length and cross-sectional area of the brush base portion and the tip branched hair, and the brush Since the manufacturing method of the toothbrush to be used and the operation of the toothbrush are basically the same as those described in the embodiments shown in FIGS. 1 to 5 described above, descriptions of common matters are omitted.
[0024]
FIG. 6A shows a five-leaf structure comprising a circular
[0025]
FIG. 7A shows a three-leaf structure composed of a large-diameter circular
[0026]
FIG. 8A shows a two-leaf multi-leaf type comprising a large-diameter
[0027]
FIG. 9 (a) shows a multi-leaf multi-leaf shape consisting of a thin circular
[0028]
As a modification of the shape shown in the reference example of FIG. 9, although not shown, if the cross-sectional area of each
[0029]
As another modification of the brush shown in the reference example of FIG. 9, although not shown, three or five large-diameter
[0030]
FIG. 10A is a three-leaf multileaf comprising a thin circular
[0031]
On the other hand, in each figure of the monofilament having the above-mentioned multi-leaf type cross section and the description related thereto, the cross-sectional shapes of the
[0032]
【The invention's effect】
Toothbrush according to the present onset Ming, since each brush tip branch hair is not the same it becomes and length as each pointed tapered, bristles excellent penetration of the gullet without remaining on the tooth surface and tooth It has a good brushing effect not only on the concave and convex portions on the surface but also on the dent at the tip of the molar. Further, the brush of the toothbrush according to the present invention has a base having a large cross-sectional area and an appropriate bristle, while the branched end hair is thin and rich in flexibility, so that it has excellent brushing feeling and does not damage the gingiva and also in the periodontal pocket. In general, it is possible to satisfy both of the purposes that are generally difficult to achieve, such as entering and erasing.
[0033]
In addition, the tip of monofilament having an irregular multi-leaf type cross section is formed into a sharp tapered shape and branched hairs having different lengths by melting treatment by thinning by melting according to the sectional area and shape of each leaf portion. Depending on the reason that the desired branched hair can be formed more easily than other methods by utilizing the difference in cross-sectional area and shape of the remaining part. The effect of exhibiting the brushing effect can be obtained regardless of the clearance of the portion and the unevenness of the tooth surface. In addition, this brush has a lower density than the monofilament with the same diameter as the circumscribed circle of the multi-leaf type cross section, and the bristle is not stronger than necessary, and it can flexibly cope with radial tightening deformation. In addition, there is an advantage that the compression is flexible, an appropriate waist strength can be obtained, the hair transplanting work is easy, the holding effect of the hair transplanted portion is improved, and the hair can be stably held.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an embodiment of a toothbrush according to the present invention.
2 is an enlarged side view showing a flocked portion of the toothbrush of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a side view showing, in an enlarged manner, a single brush composed of three-shaped deformed monofilaments, which is a brush to be implanted in the toothbrush of FIG.
4 is a side view showing an enlarged front end portion of the brush of FIG. 3 vertically.
5 shows a cross section of the brush in FIG. 4, where (a) is an AA enlarged sectional view, (b) is a BB enlarged sectional view, and (c) is an enlarged plan view of the brush as viewed from the tip side. It is.
FIGS. 6A and 6B show the tip of one brush made of five-shaped deformed monofilaments, wherein FIG. 6A is a side view, FIG. 6B is a CC enlarged sectional view, and FIG. 6C is a DD enlarged sectional view; d) is an enlarged plan view of the brush viewed from the tip side.
7 shows the tip of one brush composed of another three-leaf deformed monofilament according to a reference example , (a) is a side view, (b) is an EE enlarged sectional view, and (c) is F- F enlarged sectional view, (d) is an enlarged plan view of the brush as viewed from the tip side.
FIGS. 8A and 8B show a tip portion of one brush composed of a two-leaf deformed monofilament according to a reference example, wherein FIG. 8A is a side view, FIG. 8B is a GG enlarged sectional view, and FIG. Sectional drawing, (d) is an enlarged plan view of the brush viewed from the tip side.
FIGS. 9A and 9B show the tip of one brush composed of a five-leaf deformed monofilament according to a reference example, wherein FIG. 9A is a side view, FIG. 9B is an enlarged sectional view taken along II, and FIG. Sectional drawing, (d) is an enlarged plan view of the brush viewed from the tip side.
FIGS. 10A and 10B show the tip of one brush composed of a three-leaf deformed monofilament according to a reference example, wherein FIG. 10A is a side view, FIG. 10B is a KK enlarged sectional view, and FIG. Sectional drawing, (d) is an enlarged plan view of the brush viewed from the tip side.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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