JP4011546B2 - 排ガスから水を回収する装置 - Google Patents

排ガスから水を回収する装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4011546B2
JP4011546B2 JP2003542849A JP2003542849A JP4011546B2 JP 4011546 B2 JP4011546 B2 JP 4011546B2 JP 2003542849 A JP2003542849 A JP 2003542849A JP 2003542849 A JP2003542849 A JP 2003542849A JP 4011546 B2 JP4011546 B2 JP 4011546B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
exhaust gas
water recovery
recovery unit
spraying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003542849A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2003040637A1 (ja
Inventor
修 横田
修 横溝
重雄 幡宮
祥平 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2003040637A1 publication Critical patent/JPWO2003040637A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4011546B2 publication Critical patent/JP4011546B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23JREMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES 
    • F23J15/00Arrangements of devices for treating smoke or fumes
    • F23J15/06Arrangements of devices for treating smoke or fumes of coolers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/32Collecting of condensation water; Drainage ; Removing solid particles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C7/00Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
    • F02C7/12Cooling of plants
    • F02C7/14Cooling of plants of fluids in the plant, e.g. lubricant or fuel
    • F02C7/141Cooling of plants of fluids in the plant, e.g. lubricant or fuel of working fluid
    • F02C7/143Cooling of plants of fluids in the plant, e.g. lubricant or fuel of working fluid before or between the compressor stages
    • F02C7/1435Cooling of plants of fluids in the plant, e.g. lubricant or fuel of working fluid before or between the compressor stages by water injection
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23JREMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES 
    • F23J15/00Arrangements of devices for treating smoke or fumes
    • F23J15/02Arrangements of devices for treating smoke or fumes of purifiers, e.g. for removing noxious material
    • F23J15/022Arrangements of devices for treating smoke or fumes of purifiers, e.g. for removing noxious material for removing solid particulate material from the gasflow
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/20Heat transfer, e.g. cooling
    • F05D2260/212Heat transfer, e.g. cooling by water injection
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2270/00Control
    • F05D2270/01Purpose of the control system
    • F05D2270/08Purpose of the control system to produce clean exhaust gases
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23JREMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES 
    • F23J2219/00Treatment devices
    • F23J2219/70Condensing contaminants with coolers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/30Technologies for a more efficient combustion or heat usage

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Chimneys And Flues (AREA)

Description

技術分野
本発明は、ガスタービン等の燃焼排ガスから水分を回収し、水資源の有効活用をはかるとともに、環境への水蒸気の放出量を低減させる排ガスから水を回収する装置に関する。
背景技術
水分を多く含んだ排ガスから水を回収する装置は、ガスタービン排ガスからの水回収を行うHAT(Humid Air Turbine)サイクルの分野で考えられており、例えば、特開昭56−12006号公報や特開平11−117764に記載されている。
水回収装置が金属で構成されている場合、回収された水の中には、燃焼器で生成した二酸化炭素が含まれるので、その本体、配管の通水部、ミスト除去装置、流量制御装置等の各機器が腐食を生じやすい。また、湿分を多く含んだ排ガスは、その露点以下に温度を下げると、水蒸気が凝縮して水を回収することができる。外部に取り出すことのできる有効エネルギー(エクセルギー)をできるだけ有効に回収するためには、回収水を混合して同一温度にすることなく、温度の高い回収水は温度の高いままで回収するのが望ましい。
しかしながら、従来の装置は、回収水の温度に対して十分な配慮がなされていなかった。また、供給した水分を理想的に凝縮させるためには、水回収装置内の流路面積を大きくして、排ガスの流速を低下させることが必要となるが、装置の寸法が大きくなることによる製造設備の大型化や、輸送上の問題から現地での組立作業量が大きくなるなどの問題があった。
本発明の目的は、排ガスから水分を回収する際に、噴霧された液滴が受け持つ個々の空間部の容積を小さくし、単位容積あたりの凝縮量を高い値に維持し、装置全体の小型化と低コスト化を図ることである。
発明の開示
本発明は.排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する水回収部とを備える水回収ユニットを、複数ユニット組み合わせて排ガスから水を回収する水回収装置を構成するのである。本発明のその他の特徴は以下の実施例の説明で明らかにされる。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す説明図である。空気圧縮機2で圧縮された空気は空気吐出管22を介して燃焼器4に送られる。燃焼器4では燃料管20から供給される燃料は、蒸気供給管25を経て供給される蒸気発生器5で発生した蒸気とともに燃焼し、高温の燃焼ガスとなって管23を経由してガスタービン1に送られる。
ガスタービン1には、発電機3が接続されている。ガスタービン1の排ガスは、排ガス吐出管24を経て蒸気発生器5で熱回収されたあと、排ガス吐出管27、熱交換器6、排ガス吐出管28を経由して点線で囲まれた本発明の水回収装置7に導かれる。水回収装置7は、ポリカーボネイトやエポキシ樹脂、FRPのような耐熱性のあるエンジニアリングプラスチックの非金属材料で構成され、後述するようにモジュール化された水回収ユニットの組合せによって多層多段とすることにより、耐腐食性を向上させることができる。
水蒸気を多く含んだ燃焼排ガスは、熱交換器6で冷却された後、水回収装置7へ流入し、そこで冷却水と直接接触して冷却されて湿り蒸気となり、一部は凝縮し回収される。残りの排ガスは、ミスト除去装置11によってミストを除去し、排ガス吐出管29を経て熱交換器6へ送られ、そこで加熱された後、排気管30、煙突(図示しない)を経由して大気に放出される。熱交換器6によって排ガスを再加熱することにより、白煙の発生が防止される。
多層に構成されている横型の水回収装置7は、排ガス吐出管28から供給されるガスの流れ方向に沿って配置されている複数の水回収ユニット7a11、7a12、7a13、7a21、7a22、7a23aにより構成される。各水回収ユニット7a11〜7a23は、横方向に流れる排ガスへ冷却水を散布する冷却水散布部7f11、7f12、7f13、7f21、7f22、7f23と、散布水及び凝縮水を回収する水回収部7b11、7b12、7b13、7b21、7b22、7b23とを備え、その間を排ガスが流れる。
回収された水の少なくとも一部は、ガス流の上流側に位置する水回収ユニットの冷却水散布部の冷却水として用いられる。非金属材料製の水回収ユニット7aの組合せによって多層多段で構成された水回収装置7では、冷却水は冷却水管411、412,413、421,422,423を通り、冷却水散布部7f11、7f12、7f13、7f21、7f22、7f23から排ガス中に散布され、散布水と凝縮水はそれぞれ水回収部7b11、7b12、7b13、7b21、7b22、7b23によって回収される。
回収水の一部は回収水管42,切替バルブ80a、流量制御装置9,戻り水管43を通り冷却水冷却器8で冷却された後、再び冷却水管411、412,413を通って復帰し、それぞれの冷却水散布部7f11〜7f13に冷却水として供給され、循環使用される。また、水回収部711b〜713bで回収された回収水の一部は回収水管42、送水ポンプ418、切替バルブ80b、冷却水管421,422,423を経由して上流側の冷却水散布部7f21、7f22、7f23に送られる。
冷却水管421、422,423を経由して冷却水散布部7f21、7f22、7f23に送られた散布水は、凝縮潜熱を多く吸収しているので、下流側の冷却水散布部7f11、7f12、7f13の散布水より温度が高くなっている。この高温の回収水は切替バルブ80cによって低温の回収水と混合されることなく回収水管44、水処理装置10を経由して、空気圧縮機2から供給される圧縮空気と混合される。具体的には、回収水タンク12、補給水供給管26を経て蒸気発生器5に送られ補給水として利用され、空気圧縮機2の吐出空気に蒸気が混入される。なお、熱交換器6は水回収した後の排ガスを加熱するための一例であり、別に熱源が得られる場合はそれを利用しても良い。
次に噴霧された液滴の挙動について第23図、第24図に基づき説明する。液滴を空気中で自然落下させた場合の終端速度は液滴に働く重力と空気抵抗の釣り合いで決まり、第23図に示すように、例えば直径が0.3mmの液滴の終端速度は約2.5m/sである。これは、吹き上げ流速が2.5m/sより大きな空気の流れがある条件では直径が0.3mmの液滴は落下できずに、気流に同伴されて飛散する可能性のあることを示している。
冷却水散布部のスプレイノズルから吐出される液滴は、ノズルの種類と吐出圧とに応じた液滴径及び初速度を有しており、ノズルの吐出圧(圧力差)が0.1〜0.3MPaのとき、例えば、噴霧された液滴径は0.3mm、初速度15〜25m/sとなる。高湿分空気が2m/sの吹き上げ速度を有している場合に、ノズルから噴出された液滴がノズル下方のどの位置まで到達できるかを試算した。
その結果を示す第23図から明らかなように0.2mm以下の液滴は終端速度が2m/sより小さいので、第24図のグラフに示した範囲の液滴は最終的に全て飛散する。液滴は、初速度を有しているので空気抵抗に抗して運動エネルギを使い尽くすまで下方に進むことができる。したがって、これらの微小液滴は、飛散を受ける前に捕獲するならば回収することができる。直径が0.3mmの液滴に対しては1.0mの距離を採るならば、ノズルの吐出圧(圧力差)が0.1MPaの場合に回収可能になる。
また、スプレイから噴出された高速の噴流は空気との剪断力により微細化されるので、スプレイされた液滴が形成されるのに十分な距離は約0.2mである。したがって、スプレイから約0.2m〜1.0mの範囲に液滴回収部を設けることにより、より多くの液滴を回収することが期待できる。また、このように短い距離で良いことから比較的強度の小さいプラスチックのユニットによって構成できる。一方、水回収ユニット7aの各一辺の寸法は、数十センチ間隔で冷却水散布部7f11〜7f23を設置することや、水回収ユニット7a単体の強度的な観点から、1〜5mが望ましい。すなわち、1m以下であれば水回収率が低下するし、逆に5mを越えればプラスチックを使う場合には強度的に限界である。
第1図に示す構造の実施例によれば、散布水が排ガスに同伴される前に水回収部7b11〜7b23に達するので、排ガスと同時に排出される散布水が減少し、凝縮水と散布水による水回収量が増加する。全流路面積に比べ1層1段当たり尾の流路面積が小さくできるため、流れの整流作用が促進され、偏流領域が減少して熱交換領域をより均一化できる。
また、水回収装置7を非金属材料による水回収ユニット7aの組合せによって多層多段でシステム構することによって、水回収能力が増加して高効率の水回収ができるので小型化が可能となり、設置スペースが小さくなる他、耐腐食性が向上し、水回収ユニット7aの量産化による製造コストの低減もできる。さらに、複数の水回収ユニットの組合せによって給排水に伴う配管をかなり省略化できる他、水回収ユニットはモジュール化されているため、その設置作業は大幅に簡略化できる。
第2図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、散布水に対して排ガスが対向するよう下から上向きに流れる対向流方式の縦型の水回収装置7を非金属材料による水回収ユニット7aの組合せによって多層多段で構成したものである。冷却水散布部7fと水回収部7bとの距離を約0.2〜1mの範囲としている。第1図と同じ符号は同じ機器を示しており、その動作は第1図での説明と同様である。
第3図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、冷却水散布部7fと水回収部7bとを備えた水回収ユニットを横向きに流れる排ガスの方向に沿って直列に多数配置された横型の水回収装置7を非金属材料による水回収ユニット7aの組合せによって多層多段でのシステム構成例の概念図であり、冷却水散布部7fと水回収部7bとの距離を約0.2〜1mの範囲としている。第1図と同じ符号は同じ機器を示しておりその働きは第1図での説明と同様である。
第4図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、散布水に対して排ガスが対向するよう下から上向きに流れる対向流方式の縦型の水回収装置7を非金属材料製の水回収ユニット7aの組合せによって多層多段でのシステム構成例の概念図であり、冷却水散布部7fと水回収部7bとの距離を約0.2〜1mの範囲としている。各機器の動作は第1図での説明と同様である。
第5図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、散布水に対して排ガスが並行するよう上から下向きに流れる並行流方式の縦型の水回収装置7を非金属材料による水回収ユニット7aの組合せによって多層多段で構成し、冷却水散布部7fと水回収部7bとの距離を約0.2〜1mの範囲としている。第1図と同じ符号は同じ機器を示しており、各機器の働きは第1図での説明と同様である。
第6図は、本発明の他の一実施例を示しておりその基本的構造は、第3図と同様であるが、水回収ユニット7aの上面に冷却水散布通水孔17(微小な穴)が多数開けている構造であり、ノズルのような冷却水散布ノズル18を設置する必要のない実施例である。また、冷却水散布通水孔17の上流側に網板7cを設けることにより、散布水流量や散布水噴霧状態を変えることができる。
第7図(a)ないし(c)は、本発明の他の一実施例を示すもので、水回収ユニット7aの側面が支柱7dにより構成されている。この構成は水回収ユニットの側壁に散布水が付着することによる熱交換の阻害要因を排除し、さらに、水回収装置7の側壁7bの内側に網板(パンチプレート)7cを設置することにより壁面近傍での熱交換を促進する。第7図(a)は、水回収ユニット7aの前面あるいは後面から見た図、(b)は、側面から見た図である。これらの水回収ユニット7aを縦方向に3段、横方向に2段、長さ方向に2段組み合わせ12ユニットで構成した水回収装置を(c)に示す。排ガスは排ガス吐出管28、29を通して横型に配置された水回収装置を横方向に流通する。
第8図は、本発明の他の一実施例を示しており、その構造は、散布水に対して排ガスが対向するように下から上向きに流れる対向流方式である。縦型の水回収装置7は、非金属材料製の3つの水回収ユニット7a1,7a2、7a3を縦方向に組合せて多層多段に構成している。特に、排ガスの高温側では水回収部7b3に設けた排ガス吐出管28aの開口部から吹出す排ガスの局所吹出し流速を4〜6m/sとなるように開口面積を設定することにより、散布水と排ガスとの相対速度が部分的に速くなって熱交換を促進するとともに散布水の落込みを最小限にする。一方、排ガスの低温側では水回収部7b1に設けた排ガス吐出管28bの開口部から吹出す排ガスの局所吹出し流速を2〜3m/sとすることにより、散布水が排ガスに同伴されにくくなって水回収装置外への排出を抑制できる。
第9図は、本発明の水回収ユニット7aの具体的な一実施例を示しており、水回収ユニット7aと一体となった散布水供給用の給水母管14aには、さらに給水支管14bが付属している。この給水支管14bにはノズルのような冷却水散布部を取付けでき、給水母管14aは給水側連通口15と、水回収部は排水側連通口16とそれぞれ繋がっている。このため水回収ユニット7aを多層多段で構成しても、各水回収ユニット7aがそれぞれの連通口15,16同士で接続されているので、給水および排水が水回収器の外側で容易に行える。なお、給水支管14bに開けた微小な穴が散布水に適している場合には、ノズルのような冷却水散布部を取付ける必要は無い。
第10図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、散布水に対して排ガスが直交するように流れる縦型の水回収装置7を非金属材料製の水回収ユニット7aの組合せによって多層多段で構成し、冷却水散布部7fと水回収部7bとの距離を約0.2〜1mの範囲としている。各機器の働きは第1図での説明と同様である。
第11図は、本発明の水回収ユニット7aの具体的例を示しており、散布水供給用の給水母管14aと給水支管14bが水回収ユニット7aの上面内に組込まれた、もしくは、給水母管14aと給水支管14bの役割をする形状が形成されている。各水回収ユニットを組合わせる際、給水母管14aは給水側連通口15が凹凸形状の連通口接続部15a,15bにより、また、水回収部は排水側連通口16が凹凸形状の連通口接続部16a,16bによりそれぞれ接続されている。
したがって、水回収ユニット7aを多層多段で構成しても、各水回収ユニット7aがそれぞれの連通口15,16同士で接続されているので、給水および排水が水回収器の外側で容易に行える。なお、給水支管14bに開けた冷却水散布通水孔17(微小な穴)が散布状態に適している場合には、冷却水散布ノズル18を取付ける必要のない例、また、冷却水散布ノズル18が水回収ユニットの上面内に一体成型された構造例、また、冷却水散布ノズル18を交換可能なように、後付けできる構造例を示す。また、給水支管14bは給水母管14aから離れるに従って下向きに勾配を設けることにより、給水支管14b内に空気がたまって散布水の分配を妨げないようにしている。
第12図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、水回収ユニット7aの組合せによってシステム構成された水回収器本体に冷却水冷却器8、流量制御装置9、水処理装置10の各付属機器をコンポーネント化した完全一体化型水回収装置の実施例を示す。
第13図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、冷却水散布部7fと水回収部7bとを備えた水回収ユニットを横向きに流れる排ガスの方向に沿って直列に多数配置された横型の水回収装置7を、非金属材料製の水回収ユニット7aの組合せによって多層多段でのシステム構成例の概念図である。この装置では、冷却水散布部7fと水回収部7bとの距離を約0.2〜1mの範囲とし、高湿分空気の水回収器内流速が2〜3m/s程度の場合においては、水回収器上流側(排ガス高温側)の冷却水散布部から噴霧される液滴平均粒径が400μm以下となるノズルとし、水回収器下流側(排ガス低温側)の冷却水散布部から噴霧される液滴平均粒径が400〜1000μm以下となるノズルとしている。これによって、散布水が排ガスに同伴されにくくなって水回収装置外への排出を抑制できることと、水回収器上流側(排ガス高温側)では液滴平均粒径が小さくできることによる熱交換の促進により温度レベルの高い回収水を得ることができる。
第14図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、冷却水散布ノズル18を含んだ冷却水散布部7fと水回収部7bとを一体化した水回収ユニットを横向きに流れる排ガスの方向に沿って直列に配置したノズルカセットと、ノズルカセットを挿入する溝を約0.2m間隔に設けた水回収ユニット7aによる横型の水回収装置7を非金属材料によって構成した例の概念図である。ノズルカセットを任意の溝に挿入することにより冷却水散布部7fと水回収部7bとの距離を自由に変えられる。各機器の働きは第1図での説明と同様である。もちろん、水回収ユニット7aの組合せによって多層多段での構成も可能であり、また、ノズルカセットを挿入する溝の間隔は、水回収ユニット7aを構成できる範囲内であれば0.2m以下でも以上でも問題無い。
なお、給水支管14bに開けた冷却水散布通水孔17(微小な穴)が散布状態に適している場合には、冷却水散布ノズル18を取付ける必要のない例、また、冷却水散布ノズル18が水回収ユニットの上面内に一体成型された構造例、また、冷却水散布ノズル18を交換可能なように、後付けできる構造例を示す。
第15図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、ほぼ第14図と同じであるが、ノズルカセット上面の水回収部7bに水仕切板19を設けることにより、水回収器上流側の高温回収水と下流側の低温回収水が混合されないようそれぞれ分けて回収するようにした実施例である。
第16図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、ほぼ第15図と同じであるが、ノズルカセット上面の水回収部71bに水仕切板19を設けている点が異なる。これにより、水回収器上流側の高温回収水と下流側の低温回収水が混合されないようそれぞれ分けて回収する。さらに、上段で回収された回収水が下の段に落下する際、流路内での流速の速い領域、例えば、粘性の影響により排ガスの流速が遅くなる流路壁面側よりも流路中央部側の領域に、集中して落下させることによって回収水自身にも熱交換させるようにしている。
第17図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、ほぼ第14図と同じであるが、冷却水散布ノズル18の噴霧角を上流方向に向け、さらに、上流側の冷却水散布ノズル18と下流側の冷却水散布ノズル18を千鳥形に配置とすることにより、有効熱交換面積の減少を防ぐようにした実施例である。
第18図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、冷却水散布ノズル18を含んだ冷却水散布部71aと水回収部71bとを各々独立させて第14図と同じ働きを持たせた水回収ユニットの実施例である。
第19図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、ほぼ第14図と同じであるが、ノズルカセットの他の形状例を示した実施例である。
第20図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、第14図と同じであるが、冷却水散布ノズル18を含んだ冷却水散布部7fと水回収部7bとを一体化したノズルカセットの製作において、例1は給水母管14a及び給水支管14bをプラスチック等による非金属材料により一体成型されている。また、例2は給水母管14a及び給水支管14b部に金属材料を用いて一体成型されたノズルカセット構成である。例3はノズルカセットを一体成型するのではなく、各々独立した冷却水散布部7fと水回収部7bとを組合わせることによって他の例と同じ働きを持たせた実施例である。
第21図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、ほぼ第14図と同じであるが、ノズルカセットの一部を凸形状として、その部位に給水側連通口15を設け、ノズルカセットを挿入する水回収ユニット7aの溝部の一部を凹形状とすることにより、ノズルカセットを挿入した際凹凸部で位置決めでき、冷却水を給水側連通口15と接続することにより、外部から供給した実施例である。
第22図は、本発明の他の一実施例を示しておりその構造は、ほぼ第14図と同じであるが、ノズルカセットの一部を凹形状として、その部位に給水側連通口凹部接続部15bを設け、ノズルカセットを挿入する水回収ユニット7aの溝部の内側を凸形状として、その部位に止水弁付き給水側連通口凸部接続部15aを設けている。これにより、ノズルカセットを挿入して凹凸部がワンタッチジョイント式で接続した際、各連通口が通水できると同時に位置決めでき、水回収ユニット7aに設けられた給水側連通口15に冷却水を接続することにより、各ノズルカセットはユニット内部より供給されるようにしている。
以上説明したように、ポリカーボネイトやエポキシ樹脂、FRPのような耐熱性のあるエンジニアリングプラスチックの非金属材料で水回収装置を構成し、モジュール化された水回収ユニットの組合せによって多層多段とすることにより、耐腐食性を向上させることができる。
さらに、排ガスから水分を回収する際に水回収装置を多層構造に区分することにより、噴霧された液滴が受け持つ個々の空間部の容積を小さくすることによって単位容積あたりの凝縮量を高い値に維持し、装置全体の小型化と低コスト化を図り、且つ燃焼排ガスの温度が低くなっている排ガス出口側の回収水の一部を、燃焼排ガスの温度の高い排ガス入口側の冷却水散布部に供給し、その領域で得られた回収水をさらに、燃焼排ガスの入口側に位置する冷却水散布部に供給することができる。
水回収器は、モジュール化された小型の水回収ユニットを多数組合わせることによって、ガスタービンの発電容量に合わせた大きさの水回収装置としたシステム構成ができ、また、水回収ユニットは小型設備で生産でき、輸送も容易であり、現地での組立作業量も低減できる。
次に本発明の実施の態様を列記する。
排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する回収部とを有する排ガスの水回収装置であって、冷却水散布部と回収部とを備えた水回収手段を横向きに流れる排ガスの方向に沿って直列に多数配置された横型の水回収装置を非金属材料による水回収ユニットの組合せによって多層多段でシステム構成し、第1の水回収手段で回収した回収水の少なくとも一部を排ガス流れの上流側に位置する他の水回収手段の冷却水散布部から散布するよう構成されること。
排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する回収部とを有する排ガスの水回収装置であって、冷却水散布部と回収部とを備えた水回収手段を直列に多数配置され、散布水に対して排ガスが下から上向きに流れる対向流方式の縦型の水回収装置を非金属材料による水回収ユニットの組合せによって多層多段でシステム構成し、第1の水回収手段で回収した回収水の少なくとも一部を排ガス流れの上流側に位置する他の水回収手段の冷却水散布部から散布するよう構成されること。
排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する回収部とを有する排ガスの水回収装置であって、冷却水散布部と回収部とを備えた水回収手段を直列に多数配置され、散布水に対して排ガスが上から下向きに流れる並行流方式の縦型の水回収装置を非金属材料による水回収ユニットの組合せによって多層多段でシステム構成し、第1の水回収手段で回収した回収水の少なくとも一部を排ガス流れの上流側に位置する他の水回収手段の冷却水散布部から散布するよう構成されること。
排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する回収部とを有する水回収装置を非金属材料による水回収ユニットの組合せによって多層多段でシステム構成し、冷却水散布部と回収部との距離を0.2〜1mの範囲として、第1の水回収手段で回収した回収水の少なくとも一部を排ガス流れの上流側に位置する他の水回収手段の冷却水散布部から散布するよう構成されること。
排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する回収部とを有する排ガスの水回収装置であって、冷却水散布部と回収部とを備えた水回収手段を直列に多数配置され、散布水に対して排ガスが直交するように流れる立型の水回収装置を非金属材料による水回収ユニットの組合せによって多層多段でシステム構成し、第1の水回収手段で回収した回収水の少なくとも一部を排ガス流れの上流側に位置する他の水回収手段の冷却水散布部から散布するよう構成されること。
本発明によれば、非金属材料による水回収ユニットによって耐腐食性が向上し、また、複数の水回収ユニットの組合せによって給排水に伴う配管を省略化できる。水回収ユニットはモジュール化されているためその設置作業は簡略化でき、水回収ユニットの量産化によって水回収ユニットの組合せを変えること及び熱交換距離を自由に変えられることによりガスタービンの発電容量に合わせたシステム構成が可能なことと製造コストも低減でき、排ガスと同時に排出される散布水が減少し、水回収能力が増加して高効率の水回収ができる。このため小型化が可能となり、設置スペースが小さくなる他、排ガスから温度レベルの異なる回収水を得ることができ、有効エネルギーを回収することができる。
産業上の利用可能性
以上述べたように、本発明の水回収装置はガスタービン等の燃焼排ガスから水分を回収し、水資源の有効活用をはかるとともに、環境への蒸気の放出量を低減させることに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す概要図である。
第2図は、本発明の他の一実施例を示す概要図である。
第3図は、本発明の他の一実施例を示す概要図である。
第4図は、本発明の他の一実施例を示す概要図である。
第5図は、本発明の他の一実施例を示す概要図である。
第6図は、本発明の他の一実施例を示す概要図である。
第7図は、本発明の他の一実施例を示す概要図である。
第8図は、本発明の他の一実施例を示す概要図である。
第9図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第10図は、本発明の他の一実施例を示す概要図である。
第11図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第12図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第13図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第14図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第15図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第16図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第17図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第18図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第19図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第20図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第21図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第22図は、本発明の他の一実施具体例を示す概要図である。
第23図は、液滴径と終端速度の関係を説明するグラフである。
第24図は、液滴径と到達距離との関係を説明するグラフである。

Claims (13)

  1. 排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する水回収部とを備え、前記冷却水散布部と水回収部との間隔が約0.2〜1mである水回収ユニットを複数ユニット上下方向に接続配置したことを特徴とする排ガスから水を回収する水回収装置。
  2. 排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する水回収部とを備え、前記冷却水散布部と水回収部との間隔が約0.2〜1mである水回収ユニットを複数ユニット接続配置した水回収装置であって、排ガス流れの下流側に位置する水回収ユニットで回収した回収水の少なくとも一部を排ガス流れの上流側に位置する他の水回収ユニットの冷却水散布部から散布することを特徴とする排ガスから水を回収する水回収装置。
  3. 排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する水回収部とを備え、前記冷却水散布部と水回収部との間隔が約0.2〜1mである水回収ユニットを複数ユニット排ガスの流れ方向及びそれと交叉する方向に接続配置して多段多層に構成した水回収装置であって、排ガス流れの下流側に位置する水回収ユニットで回収した回収水の少なくとも一部を排ガス流れの上流側に位置する他の水回収ユニットの冷却水散布部から散布することを特徴とする排ガスから水を回収する水回収装置。
  4. 排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する水回収部とを備え、前記冷却水散布部と水回収部との上下方向の間隔が約0.2〜1mである水回収ユニットを複数ユニット下から上向きに流れる排ガス流れ方向に接続配置して多段多層に構成した水回収装置であって、排ガス流れの下流側に位置する水回収ユニットで回収した回収水の少なくとも一部を排ガス流れの上流側に位置する他の水回収ユニットの冷却水散布部から散布することを特徴とする排ガスから水を回収する水回収装置。
  5. 排ガスに水滴を散布する冷却水散布部と、散布水および排ガス中の水分の凝縮水を回収する水回収部とを備え、前記冷却水散布部と水回収部との上下方向の間隔が約0.2〜1mである水回収ユニットを複数ユニット上から下向きに流れる排ガス流れ方向に接続配置して多段多層に構成した水回収装置であって、排ガス流れの下流側に位置する水回収ユニットで回収した回収水の少なくとも一部を排ガス流れの上流側に位置する他の水回収ユニットの冷却水散布部から散布することを特徴とする排ガスから水を回収する水回収装置。
  6. 請求項1ないし5において、前記水回収ユニットは非金属材料でできている排ガスから水を回収する水回収装置。
  7. 請求項1ないし5において、前記水回収ユニットはポリカーボネイトやエポキシ樹脂、FRP料でできている排ガスから水を回収する水回収装置。
  8. 請求項1ないし5において、前記水回収部に排ガス供給孔を設け、そこからの排ガスの吹き出し速度を前記冷却水散布部からの散布水の終端速度より大きくされた排ガスから水を回収する水回収装置。
  9. 請求項1ないし5において、前記水回収ユニットの幅が約1〜5mである排ガスから水を回収する水回収装置。
  10. 内部に排ガス流路を有し、前記排ガス流路を流れる排ガス中の水分を回収する水回収ユニットと、前記水回収ユニットの排ガス流路面の任意の位置に挿入可能に形成され、排ガス流路を流れる排ガスに水を散布するノズルカセットとを備え、前記排ガス流路は、前記水回収ユニットに任意の数のノズルカセットを挿入することで前記排ガスを多層に構成することを特徴とする水回収装置。
  11. 内部に排ガス流路を有し、前記排ガス流路を流れる排ガス中の水分を回収する水回収ユニットと、前記水回収ユニットの任意の高さ位置に形成された溝に挿入可能なように形成され、排ガス流路を流れる排ガスに水を散布するノズルカセットとを備え、前記排ガス流路は、前記水回収ユニットの任意の高さに位置する溝に前記ノズルカセットを挿入して、前記ノズルカセットから散布された水と前記排ガスとの熱交換距離を調整可能に構成されていることを特徴とする水回収装置。
  12. 請求項10、または11において、前記カセットノズルは一方の面に排ガスに水を散布する水散布部が形成され、他方の面に前記排ガス中の水分の凝縮水、または前記水散布部から散布された散布水を回収する水回収部が形成されるとともに、前記水回収部に排ガス上流側で回収された回収水と下流側で回収された回収水とを区画する仕切り板を設けたことを特徴とする水回収装置。
  13. 請求項10、または11において、前記カセットノズルは、一方の面に排ガスに水を散布する水散布部が形成され、他方の面に前記排ガス中の水分の凝縮水、または前記水散布部から散布された散布水を回収する水回収部が形成されるとともに、前記一方の面と他方の面とを連通して形成され、前記水回収部で回収された回収水を、前記回収水の回収した層とは別の排ガス流路に供給する連通口を有することを特徴とする水回収装置。
JP2003542849A 2001-11-09 2001-11-09 排ガスから水を回収する装置 Expired - Fee Related JP4011546B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2001/009822 WO2003040637A1 (en) 2001-11-09 2001-11-09 Device for recovering water from exhaust gas

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2003040637A1 JPWO2003040637A1 (ja) 2005-03-03
JP4011546B2 true JP4011546B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=11737926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003542849A Expired - Fee Related JP4011546B2 (ja) 2001-11-09 2001-11-09 排ガスから水を回収する装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4011546B2 (ja)
WO (1) WO2003040637A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101725800B1 (ko) * 2015-10-01 2017-04-11 조한 소각로의 배기가스 처리시스템
WO2018182154A1 (ko) * 2017-03-31 2018-10-04 조한 소각로의 배기가스 처리시스템

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3716577B2 (ja) * 1997-10-17 2005-11-16 株式会社日立製作所 排ガスの水回収装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101725800B1 (ko) * 2015-10-01 2017-04-11 조한 소각로의 배기가스 처리시스템
WO2018182154A1 (ko) * 2017-03-31 2018-10-04 조한 소각로의 배기가스 처리시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2003040637A1 (ja) 2005-03-03
WO2003040637A1 (en) 2003-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108700309B (zh) 用于通风的系统、方法和过滤器
CN102341655B (zh) 直接强制通风流体冷却器/冷却塔及其集液装置
JP6910289B2 (ja) 組み合わせ式コンベクタ
KR101153646B1 (ko) 증발수 회수형 냉각탑
US9016354B2 (en) Method for cooling a humid gas and a device for the same
KR20080039457A (ko) 파이프 내에서 순환하는 유체의 냉각을 위한 방열기
KR101383616B1 (ko) 냉각수 열교환-증발수 응축회수 방식의 복합기를 이용한 백연저감 및 증발수 회수 장치 및 방법
KR101102827B1 (ko) 승온식 백연방지시스템
NO130284B (ja)
CN100453945C (zh) 改进的蒸汽热交换器及方法
CN101251340A (zh) 冷却塔空气入口和排放盘
CN105983287A (zh) 一种高效除尘除雾一体化系统
KR20140078351A (ko) 히트펌프가 구비된 가열탑
KR101126022B1 (ko) 백연제거장치
KR20140075399A (ko) 가열탑 및 이를 이용한 냉난방 설비
JP4011546B2 (ja) 排ガスから水を回収する装置
CN109945677A (zh) 一种带脱硫功能的高效烟气余热回收塔
JP2008215650A (ja) 熱交換器
KR100377507B1 (ko) 대향류형과 직교류형의 조합유동형 냉각탑
KR100526758B1 (ko) 하이브리드 냉각탑
US20090188650A1 (en) Liquid distribution in an evaporative heat rejection system
KR102258941B1 (ko) 초미세먼지 및 미세먼지 저감장치
KR102177011B1 (ko) 냉각탑용 냉각팬 구동장치 및 냉각탑
KR100764552B1 (ko) 히트파이프를 사용한 열회수식 에어와셔 외기공조기
CN113483506A (zh) 一种蒸发式冷凝器

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20070320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4011546

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees