JP4008682B2 - バルブ装着部品の組付状態検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンに吸排気用のバルブを装着したときに、バルブの装着部品のうちのバルブコッタが所定の状態で嵌まっていることを確認するバルブ装着部品の組付状態検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
バルブコッタの組付け状態を検査する装置には、例えば、▲1▼特開2000−45731公報「バルブコッタ組付け検査装置」や▲2▼特開2001−18130公報「バルブ装着部品の組付状態検出方法および装置」に示されたものがある。
【0003】
上記▲1▼の技術は、同公報の図1によれば、シリンダヘッド1(符号は公報記載のものを流用した。以下同様。)に吸気バルブおよび排気バルブを組付けた後、V字状に設けた各検知ユニット39,39の先端である図7のバルブステム検知ロッド42および3本のバルブコッタ検知ロッド43を当て、これらのロッド42,43から延した図3の判定ロッド48a、48b〜48cの端を非接触式センサ58で検出することで、バルブコッタ6,6(図7参照)の組付け状態を検査するものである。従って、バルブコッタ6,6の組付け状態を一個毎、検査することができる。
【0004】
上記▲2▼のバルブ装着部品の組付状態検出装置10は、同公報の図1に示す検出部14に設けた検出機構50と、この検出機構50に設けた変位センサ78,106、138a,138b,138cと、を備えたものである。
検出機構50は、図8のバルブステム202(変位センサ78を使用)、リテーナ204(変位センサ106を使用)およびバルブコッタ206a,206b(変位センサ138a,138b,138cを使用)の位置を検出する。
【0005】
具体的には、図8のバルブステム202に図2のステムエンド113を当接し、支持部材102を介して変位センサ78を作動させ、バルブステム202の高さを測定する。リテーナ204にリテーナ検出子142を当接し、筒状部材128(凸部137(図3参照))で変位センサ106を作動させ、リテーナ204の距離を測定する。バルブコッタ206a,206bにバルブコッタ検出子158a〜158cを当接し、バルブコッタ検出部材154a〜154cで変位センサ138a〜138cを作動させ、バルブコッタ206a,206bの距離を測定する。従って、バルブコッタ206a,206bの組付け状態を一個毎、検査することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記▲1▼の検査装置では、バルブコッタ6をバルブ一個毎に検査するので、不合格となったバルブコッタ6の位置を即判別できるが、バルブの数量だけ検知ユニット39を設ける必要がある。例えば、1気筒当たりのバルブ数が4バルブで、気筒数が6気筒の場合、24個の検知ユニット39が必要になり、設備費が嵩む。
また、検知ユニット39の間隔(ピッチ)はシリンダピッチに一致しており、シリンダピッチが変わると、検知ユニット39の間隔も変更する必要がある。そのため、ピッチの異なる検査装置を多く保有する必要があり、設備費が嵩む。
【0007】
上記▲2▼の組付状態検出装置では、バルブコッタ206a,206bをバルブ一個毎に検査するので、不合格となったバルブコッタ206a,206bの位置を即判別できるが、構造が複雑で設備費が嵩む。
また、バルブの数量が多くなると、検出機構50の移動回数が多くなる。例えば、1気筒当たりのバルブ数が4バルブで、気筒数が6気筒の場合、検出機構50を横方向および上下方向に24回送る必要があり、検査の作業効率は向上し難い。
【0008】
そこで、本発明の目的は、数種類のエンジンに対応することができ、価格が安価で、検査の作業効率を向上させるバルブ装着部品の組付状態検査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1では、エンジンに吸排気用のバルブを装着したときに、バルブの装着部品のうちのバルブコッタが所定の状態で嵌まっていることを確認するバルブ装着部品の組付状態検査装置において、この検査装置は、バルブコッタを囲うようにしてエンジンのシリンダヘッドに載せる枠体と、この枠体に取付けるとともに、バルブコッタがバルブステムに嵌まらずにはみ出ているときに遮光させ、バルブコッタが正規の位置にあるときに遮光せぬ箇所に光線を走らせる透過型センサと、光線が遮光状態にあるか否かを判断する判断部と、からなることを特徴とする。
【0010】
エンジンのシリンダヘッドに配列した各バルブの端近傍に透過型センサから発した光線を一直線に走査する。光線はバルブの端にバルブコッタが嵌まらずにはみ出ていると遮光されるので、判断部は透過型センサの信号によって「不良」であると判断すると同時に、「不良」を表示する。このように、配列したバルブの端に沿って光線を走査するので、組付状態検査装置はエンジンの気筒数が増減しても、バルブコッタを検出する構成部品を増減する必要はなく、枠体の長さを調整する程度で、数種類のエンジンに対応することができる。
【0011】
また、組付状態検査装置では、枠体と、枠体に取付けた透過型センサと、判断部とからなるので、部品点数は少なく、構造は極めて簡単である。従って、組付状態検査装置の価格を安価にすることができる。
【0012】
さらに、組付状態検査装置では、エンジンのシリンダヘッドに配列した各バルブの端近傍に透過型センサから発した光線を一直線に走査する。このように、配列したバルブの端に沿って光線を走査して検査するので、エンジンの気筒数が2気筒以上であても、気筒数に関係なく、瞬時に検査の結果が表示される。従って、検査の作業効率は向上する。
【0013】
請求項1では、枠体は、エンジンの気筒数分のプラグチューブをガイドするガイド孔を備えたものであることを特徴とする。
ガイド孔を備えたので、プラグチューブ圧入装置に設けた1個の押圧部材の軸心を逐次プラグチューブの各々の軸心に一致させることができ、プラグチューブの圧入の精度は向上する。
また、枠体にガイド孔を備えたので、プラグチューブ圧入工程と検査工程を連続して実施することができ、シリンダヘッドの運搬時間やセット時間など無駄な時間を省くことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るバルブ装着部品を組み付けたシリンダヘッドの斜視図であり、エンジン11のシリンダヘッド12の吸気側13に吸気バルブ14・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)をバルブ装着部品15・・・で装着し、排気側16に排気バルブ17・・・をバルブ装着部品18・・・で装着し、中央にプラグチューブ19・・・を取付けたことを示す。
エンジン11は、直列4気筒、16バルブの4サイクルガソリンエンジンである。
【0015】
図2は図1の2−2線断面図であり、プラグチューブ19を取付けたシリンダヘッド12の断面を示す。
シリンダヘッド12は、吸気側13に形成した複数の吸気ポート21と、排気側16に形成した複数の排気ポート22(図1参照)と、中央に形成した4個の燃焼室23および点火プラグ取付け孔24と、排気側16の上面に形成した2個の位置決め穴25(図1参照),25と、を有する。
【0016】
プラグチューブ19は、点火プラグ取付け孔24内に潤滑油が漏れるのを防ぐもので、点火プラグ取付け孔24に圧入部26を所定量Lpだけ圧入したものである。なお、プラグチューブ19を仮圧入する場合は、圧入部26を所定量Lpの1/4程度嵌める。27,27は、吸排気バルブ14,17を開閉可能にガイドする弁ガイドを示す。
【0017】
図3は図1の3−3線断面図であり、バルブ装着部品15,18の断面を示す。
バルブ装着部品15は、吸気バルブ14を装着するための部品で、バルブスプリング31と、リテーナ32と、バルブコッタ33と、からなる。
バルブ装着部品18は、排気バルブ17を装着するための部品で、バルブ装着部品15と同様である。
吸気バルブ14は、弁ガイド27に通したバルブステム34を有する。同様に、排気バルブ17も弁ガイド27に通したバルブステム34を有する。
【0018】
図4は図3の4部詳細図である。
吸気バルブ14のバルブステム34の端には、ステムエンド35およびコッタ溝36を形成した。このコッタ溝36にバルブコッタ33(コッタ33a,33b)を嵌めることで、リテーナ32を介してバルブスプリング31を取付ける。この図4では、バルブコッタ33がバルブステム34のコッタ溝36に正しく嵌まり、バルブコッタ33が正規の位置にある状態を示す。
【0019】
ここで、コッタ33aは吸気バルブ14の外方(矢印▲1▼の方向)に使用するものとし、コッタ33bは吸気バルブ14の内方(矢印▲2▼の方向)に使用するものとする。
同様に、図3に示す排気バルブ17の内方(矢印▲3▼の方向)に使用するものをコッタ33cとし、外方(矢印▲4▼の方向)に使用するものをコッタ33dとする。
【0020】
図5は本発明に係るバルブコッタの斜視図であり、バルブコッタ33は、分割コッタで、コッタ33a,33bからなることを示す。
コッタ33a,33bを嵌める時は、図4のバルブスプリング31に抗してリテーナ32を一旦押し下げる。そして、コッタ33a,33bを図5の矢印の如く嵌める。
【0021】
図6は本発明に係るバルブ装着部品の組付状態検査装置の斜視図であり、バルブ装着部品の組付状態検査装置40(以下、組付状態検査装置40と呼称する)は、バルブコッタ33・・・を囲うようにしてエンジン11のシリンダヘッド12に載せる枠体41と、この枠体41に取付けるとともに、バルブコッタ33・・・がバルブステム34に嵌まらずにはみ出ているときに遮光させ、バルブコッタ33・・・が正規の位置にあるときに遮光せぬ箇所に光線42を走らせる透過型センサ43・・・と、光線42が遮光状態にあるか否かを判断する判断部44と、からなる。45は透過型センサ43のコード43aを納める収納管を示す。
【0022】
枠体41は、本体46の下面に2個の位置決め部材47,47を取付け、下面の四隅にセンサ取付け部材48・・・を設け、中央にエンジン11の気筒数分のプラグチューブ19をガイドするガイド孔49・・・を設け、上面に取っ手51を取付けたものである。
位置決め部材47の下端には、シリンダヘッド12の位置決め穴25に矢印の如く嵌合する位置決めピン52を形成した。
【0023】
図7は図6の7矢視図であり、本体46と、位置決め部材47,47(位置決めピン52,52)と、センサ取付け部材48,48と、ガイド孔49・・・とを有する枠体41を示す。
【0024】
図8は本発明に係る組付状態検査装置の透視図であり、4個のセンサ取付け部材48・・・ならび透過型センサ43・・・を示す。
センサ取付け部材48は、中央にコード43aを通す孔53を形成し、側面に第1取付け部54および第2取付け部55を形成し、下端に当接面56を形成したものである。当接面56をシリンダヘッド12(図6参照)の上面に当てることで、枠体41を4点で支持する。
【0025】
透過型センサ43は、投光側57で且つ吸気側13の吸気投光センサ57aと、受光側58で且つ吸気側13の吸気受光センサ58aとからなる。
同様に、隣の透過型センサ43は吸気投光センサ57bと吸気受光センサ58bとからなる。
【0026】
一方、排気側16の透過型センサ43は、排気投光センサ57c(図9参照)と排気受光センサ58cとからなる。
同様に、隣の透過型センサ43は、排気投光センサ57dと排気受光センサ58d(図9参照)とからなる。
【0027】
図9は図8の9−9線断面図であり、吸気側13と、排気側16と、投光側57と、受光側58と、センサ取付け部材48・・・におのおの取付けた吸気投光センサ57a,57b、吸気受光センサ58a,58bと、排気投光センサ57c,57dと、排気受光センサ58c,58dとを示す。
【0028】
吸気投光センサ57aは、光線42aを発し、吸気受光センサ58aは光線42aを受ける。次図で吸気投光センサ57aを詳細に説明する。
吸気投光センサ57bは、光線42bを発し、吸気受光センサ58bは光線42bを受ける。
排気投光センサ57c,57dはおのおの光線42c,42dを発し、排気受光センサ58c,58dはおのおの光線42c,42dを受ける。
【0029】
図10は本発明に係る透過型センサの斜視図であり、吸気投光センサ57aを示す。
吸気投光センサ57aは、取付けラグ61に投光センサ本体62を取付けたもので、投光センサ本体62の発光窓63から光線42aを発する。
【0030】
以上に述べたバルブ装着部品の組付状態検査装置の作用を次に説明する。
図11は本発明に係る組付状態検査装置の第1作用図である。
吸気バルブ14および排気バルブ17を装着したシリンダヘッド12に組付状態検査装置40をセットする。具体的には、バルブ装着部品15で吸気バルブ14を装着し、バルブ装着部品18で排気バルブ17を装着し且つ、プラグチューブ19を仮圧入したシリンダヘッド12をプラグチューブ圧入装置66の所定位置に載せ、その次に、シリンダヘッド12に組付状態検査装置40を載せる。
【0031】
組付状態検査装置40では、位置決め部材47,47に位置決めピン52(図7参照),52を形成したので、シリンダヘッド12の所定位置にガイド孔49をセットすることができるとともに、検査対象のバルブ装着部品15,18の所定位置に透過型センサ43の光線42(図14参照)を走査させることができる。
【0032】
図12(a),(b)は本発明に係る組付状態検査装置の第2作用図である。(a)において、引き続き、プラグチューブ圧入装置66で仮圧入状態のプラグチューブ19を圧入する。
(b)において、組付状態検査装置40では、気筒数分のプラグチューブ19をガイドするガイド孔49を備えたので、プラグチューブ圧入装置66の1個の押圧部材67の軸心を逐次プラグチューブ19の各々の軸心に一致させることができ、プラグチューブ19の圧入の精度を向上させることができる。
【0033】
図13は本発明に係る組付状態検査装置の第3作用図である。
続けて、バルブ装着部品15,18を組付状態検査装置40で検査する。具体的には、組付状態検査装置40の操作部(図に示していない)を「入り」にすると、吸気投光センサ57a、57bはおのおの光線42a,42bを発すると同時に、排気投光センサ57c,57dはおのおの光線42c(図9参照),42dを発する。
【0034】
図14は図13の14部詳細図であり、ここでは、吸気投光センサ57aから発した光線42aならびに吸気投光センサ57bから発した光線42bはともに遮光されていない状態を示す。
また、この図は、バルブコッタ33が正規の位置にあるときに、光線42が遮光されない箇所を示す。当然、排気側の光線が遮光されない箇所も図14と同様である。すなわち、光線42が通過する箇所は、バルブステム34の端縁部近傍2箇所である。
【0035】
図15は図13の15部詳細図であり、ここでは、排気投光センサ57cから発した光線42cはバルブコッタ33(コッタ33c)によって遮光された状態を示し、一方、排気投光センサ57dから発した光線42dは遮光されていない状態を示す。
また、この図は、バルブコッタ33(コッタ33c)がバルブステム34に嵌まらずにはみ出ているときに、光線42(光線42c)が遮光される箇所を示す。
【0036】
図16は本発明に係る組付状態検査装置の第4作用図である。
組付状態検査装置40は検査結果を出力する。具体的には、吸気投光センサ57aが光線42aを発すると、光線42aは遮光されず(図14参照)に吸気受光センサ58aに達するので、吸気受光センサ58aは光線42aを受光し、判断部44は透過型センサ43の信号によって8個のコッタ33aが正規の位置にあると判断して、「良」を表示する。
【0037】
吸気投光センサ57bが光線42bを発すると、光線42bは吸気受光センサ58bに達するので、吸気受光センサ58bは光線42bを受光し、判断部44は透過型センサ43の信号によって8個のコッタ33bが正規の位置にあると判断して、「良」を表示する。
【0038】
排気投光センサ57cが光線42cを発すると、光線42cはコッタ33cに矢印▲5▼の如く当たる(図15参照)ので、遮光され、排気受光センサ58cに到達せず、判断部44は透過型センサ43の信号によってコッタ33cがはみ出ていると判断して、「不良」を表示する。
排気投光センサ57dと排気受光センサ58dとの間では、光線42dを受光するので、「良」を表示する。
【0039】
このように、組付状態検査装置40では、枠体41と、枠体41に取付けるとともに、バルブコッタ33(コッタ33a〜33d)がはみ出ているときに遮光させ、バルブコッタ33が正規の位置にあるときに遮光せぬ箇所に光線42(42a〜42d)を走らせる透過型センサ43・・・と、光線42が遮光状態にあるか否かを判断する判断部44と、からなるので、エンジン11の気筒数が増減しても、バルブコッタ33を検出する構成部品を増減することなく検査を実施することができ、数種類のエンジンに対応することができる。
【0040】
また、組付状態検査装置40では、枠体41と、枠体41に取付けた透過型センサ43・・・と、判断部44とからなるので、部品点数を減らして簡単な構造にすることができ、組付状態検査装置40の価格を安価にすることができる。
【0041】
さらに、組付状態検査装置40では、枠体41と、枠体41に取付けるとともに、バルブコッタ33がはみ出ているときに遮光させ、バルブコッタ33が正規の位置にあるときに遮光せぬ箇所に光線42を走らせる透過型センサ43・・・と、光線42が遮光状態にあるか否かを判断する判断部44と、からなるので、エンジン11の気筒数が2気筒以上であても、気筒数に関係なく、瞬時に検査の結果を得ることができ、検査の作業効率を向上させることができる。
【0042】
その上、図12、図16に示すように、組付状態検査装置40でプラグチューブ19・・・を圧入する圧入工程とバルブコッタ33が所定の状態で嵌まっていることを検査する検査工程の2工程を連続して実施するので、運搬時間やセット時間など無駄な時間を省くことができ、生産コストを削減することができる。
【0043】
尚、本発明の実施の形態に示した図16のように「不良」となった場合、目視にて排気側の内方のバルブコッタ33(コッタ33c)を確認し、場所を特定する。
図1のシリンダヘッド、バルブおよびバルブ装着部品の形態は一例であり、例えば、V型エンジンでもよい。
枠体41の形状は一例であり、エンジンの形状によって変えてもよい。
透過型センサ43は一例であり、他の形態の透過型センサを用いることも可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、吸排気用バルブの装着部品のうちのバルブコッタが所定の状態で嵌まっていることを確認するバルブ装着部品の組付状態検査装置は、バルブコッタを囲うようにしてエンジンのシリンダヘッドに載せる枠体と、この枠体に取付けるとともに、バルブコッタがバルブステムに嵌まらずにはみ出ているときに遮光させ、バルブコッタが正規の位置にあるときに遮光せぬ箇所に光線を走らせる透過型センサと、光線が遮光状態にあるか否かを判断する判断部と、からなるので、エンジンの気筒数が増減しても、バルブコッタを検出する構成部品を増減することなく検査を実施することができ、数種類のエンジンに対応することができる。
【0045】
また、組付状態検査装置では、枠体と、枠体に取付けた透過型センサと、判断部とからなるので、部品点数を減らして簡単な構造にすることができ、組付状態検査装置の価格を安価にすることができる。
【0046】
さらに、組付状態検査装置では、バルブコッタを囲うようにしてエンジンのシリンダヘッドに載せる枠体と、この枠体に取付けるとともに、バルブコッタがバルブステムに嵌まらずにはみ出ているときに遮光させ、バルブコッタが正規の位置にあるときに遮光せぬ箇所に光線を走らせる透過型センサと、光線が遮光状態にあるか否かを判断する判断部と、からなるので、エンジンの気筒数が2気筒以上であても、気筒数に関係なく、瞬時に検査の結果を得ることができ、検査の作業効率を向上させることができる。
【0047】
請求項1では、枠体は、エンジンの気筒数分のプラグチューブをガイドするガイド孔を備えたので、プラグチューブ圧入装置に設けた1個の押圧部材の軸心を逐次プラグチューブの各々の軸心に一致させることができ、プラグチューブの圧入の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバルブ装着部品を組み付けたシリンダヘッドの斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】図3の4部詳細図
【図5】本発明に係るバルブコッタの斜視図
【図6】本発明に係るバルブ装着部品の組付状態検査装置の斜視図
【図7】図6の7矢視図
【図8】本発明に係る組付状態検査装置の透視図
【図9】図8の9−9線断面図
【図10】本発明に係る透過型センサの斜視図
【図11】本発明に係る組付状態検査装置の第1作用図
【図12】本発明に係る組付状態検査装置の第2作用図
【図13】本発明に係る組付状態検査装置の第3作用図
【図14】図13の14部詳細図
【図15】図13の15部詳細図
【図16】本発明に係る組付状態検査装置の第4作用図
【符号の説明】
11…エンジン、12…シリンダヘッド、14…吸気バルブ、15,18…バルブ装着部品、17…排気バルブ、19…プラグチューブ、33…バルブコッタ、34…バルブステム、40…バルブ装着部品の組付状態検査装置、41…枠体、42…光線、43…透過型センサ、44…判断部、49…ガイド孔。
Claims (1)
- エンジンに吸排気用のバルブを装着したときに、前記バルブの装着部品のうちのバルブコッタが所定の状態で嵌まっていることを確認するバルブ装着部品の組付状態検査装置において、
この検査装置は、前記バルブコッタを囲うようにしてエンジンのシリンダヘッドに載せる枠体と、この枠体に取付けるとともに、前記バルブコッタがバルブステムに嵌まらずにはみ出ているときに遮光させ、前記バルブコッタが正規の位置にあるときに遮光せぬ箇所に光線を走らせる透過型センサと、前記光線が遮光状態にあるか否かを判断する判断部と、からなり、
前記枠体は、前記エンジンの気筒数分のプラグチューブをガイドするガイド孔を備えたものであることを特徴とするバルブ装着部品の組付状態検査装置。
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