JP4006956B2 - Fuel piping structure of V-type engine - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Ｖ型エンジンの燃料配管構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
Ｖ型エンジンにおいて、高圧燃料ポンプから２本のデリバリチューブを導出させ、各デリバリチューブにより各バンクのインジェクタ群を順次つないで燃料を分配する場合、各デリバリチューブは、バンク間においてエンジン長手方向（シリンダ列方向）に延びてインジェクタと順次締結されることになるが、各種部品の寸法バラツキや熱膨張・熱収縮による変形を吸収し得るように、金属製のデリバリチューブの配管の途中に曲げ部を設けて、剛性を低下させることにより、配管締結部であるインジェクタへの変形による入力を緩和する方法をとっている。
【０００３】
また、特開２０００−３４９３４号に示されるように、デリバリチューブとしてフレキシブル配管を用いることも提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インジェクタでは燃料噴射を断続的に行うので、これによりデリバリチューブ内に脈動が発生し、この脈動によりデリバリチューブが振動し、異音を発生させるという問題があり、上記従来の技術のように、デリバリチューブに曲げ部を設けて剛性を低下させた場合、その異音の発生が大きくなり、更に問題を悪化させてしまう。
【０００５】
また、フレキシブル配管を用いる場合、高圧燃料配管系では、配管板厚が薄くなることで耐圧性が不足したり、耐食性が低下する他、コスト増を招いてしまう。
本発明は、このような実状に鑑み、配管締結部への変形による入力の緩和と、振動による異音発生の抑制とを両立できるＶ型エンジンの燃料配管構造を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項１の発明では、高圧燃料ポンプから導出される２本のデリバリチューブをバンク間に備え、各デリバリチューブにより各バンクのインジェクタを順次つないで燃料を分配するＶ型エンジンの燃料配管構造において、高圧燃料ポンプと各バンクの最初のインジェクタとの間にて、両デリバリチューブを連結固定する連結固定手段を設け、前記連結固定手段は、各デリバリチューブにそれぞれ固定されるブラケット同士を弾性体を介して連結固定するものであり、前記弾性体は円筒状に形成され、これに挿通したボルトにより少なくとも一方のブラケットと固定され、前記ボルトの固定方向をエンジン長手方向に設定したことを特徴とする。
【０００７】
請求項２の発明では、請求項１の発明において、他方のブラケットは前記弾性体の外周部に嵌合固定されることを特徴とする。
【０００８】
請求項３の発明では、高圧燃料ポンプから導出される２本のデリバリチューブをバンク間に備え、各デリバリチューブにより各バンクのインジェクタを順次つないで燃料を分配するＶ型エンジンの燃料配管構造において、高圧燃料ポンプと各バンクの最初のインジェクタとの間にて、両デリバリチューブを連結固定する連結固定手段を設け、前記連結固定手段は、各デリバリチューブにそれぞれ固定されるブラケット同士を弾性体を介して連結固定するものであり、前記弾性体は円筒状に形成され、これに挿通したボルトにより少なくとも一方のブラケットと固定され、他方のブラケットは前記弾性体の外周部に嵌合固定されることを特徴とする。
【０００９】
請求項４の発明では、前記連結固定手段は、両デリバリチューブにおける高圧燃料ポンプと最初のインジェクタとの間の略中間部同士を連結固定することを特徴とする。
【００１０】
【発明の効果】
請求項１、３の発明によれば、高圧燃料ポンプと各バンクの最初のインジェクタとの間にて、両デリバリチューブを連結固定することで、燃料脈動等による振動を低減でき、これにより異音発生を抑制することができる。
【００１１】
また、請求項１、３の発明によれば、連結固定に際し、弾性体を介在させることで、バンク間のバラツキを吸収でき、また振動も吸収できる。
また、請求項１、３の発明によれば、各デリバリチューブにそれぞれ固定されるブラケット同士を弾性体を介して連結固定することで、ブラケットの固定位置を最も共振しやすいポイントに設定する一方、弾性体は別の位置におけるので、レイアウトの自由度が向上する。
【００１２】
また、請求項１、３の発明によれば、弾性体を円筒状に形成して、これに挿通したボルトにより少なくとも一方のブラケットと固定するので、弾性体のみ脱着可能となり、エンジン固有の振動に合わせて交換可能となる。
そして、特に請求項１の発明によれば、ボルトの固定方向をエンジン長手方向に設定することで、弾性体の径方向でバンク間の変形を効果的に吸収することができる。
【００１３】
また、特に請求項２、３の発明によれば、他方のブラケットは弾性体の外周部に嵌合固定することで、全周で接触し、方向性の影響を受けることなく、バンク間の変形を吸収可能となる。
請求項４の発明によれば、両デリバリチューブにおける高圧燃料ポンプと最初のインジェクタとの間の略中間部同士を連結固定することで、最も共振しやすいポイントを固定し、振動低減をより効果的にすることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図１はＶ型エンジンのリア側から見た概略図、図２はバンク間に配置される燃料配管の平面図、図３はフロント側斜め上方から見た燃料配管の要部斜視図である。
【００１５】
Ｖ型エンジンの一方のバンクのリア側に高圧燃料ポンプ１が配置され、この高圧燃料ポンプ１の燃料吐出部２からは、金属製の２本のデリバリチューブ（燃料分配管）３、４が導出されている。
第１のデリバリチューブ３は、一方のバンクのインジェクタ（燃料噴射弁）５Ａ、５Ｂ、５Ｃを順次つないで、これらへ燃料を分配するもので、インジェクタ５Ａ〜５Ｃが組み付けられた後、各インジェクタ５Ａ〜５Ｃのホルダ部をボルト６Ａ〜６Ｃにより一方のバンクのシリンダヘッドに固定することで、デリバリチューブ３を固定してある。
【００１６】
第２のデリバリチューブ４は、同様に、他方のバンクのインジェクタ５Ｄ、５Ｅ、５Ｆへ順次つないで、これらへ燃料を分配するもので、インジェクタ５Ｄ〜５Ｆが組み付けられた後、各インジェクタ５Ｄ〜５Ｆのホルダ部をボルト６Ｄ〜６Ｆにより他方のバンクのシリンダヘッドに固定することで、デリバリチューブ４を固定してある。また、第２のデリバリチューブ４の高圧燃料ポンプ１と最初のインジェクタ５Ｄとの間には燃圧センサ７が介装され、この燃圧センサ７はボルト８によりシリンダヘッドに固定されている。
【００１７】
ここにおいて、第１及び第２のデリバリチューブ３、４の各インジェクタ間の配管は剛性を低下させるため途中で曲げられている。
また、高圧燃料ポンプ１の燃料吐出部２と各バンクの最初のインジェクタ５Ａ、５Ｄとの間にて、両デリバリチューブ３、４を連結固定してある。
この連結固定手段について図４及び図５により説明する。図４は両デリバリチューブ３、４の連結固定部をリア側から見た拡大図であり、図５はその平面図である。
【００１８】
第１のデリバリチューブ３の高圧燃料ポンプ１の燃料吐出部２と最初のインジェクタ５Ａとの間の略中間部には、ブラケット１１の一端が巻付けられてロウ付け等により一体に固定されている。
また、第２のデリバリチューブ４の高圧燃料ポンプ１の燃料吐出部２と最初のインジェクタ５Ｄとの間の略中間部にも、ブラケット１２の一端が巻付けられてロウ付け等により一体に固定されている。
【００１９】
そして、これらのブラケット１１、１２の他端同士を弾性体としての制振ラバー１３を介して連結固定してある。
制振ラバー１３は、高分子化合物により円筒状に形成されており、その内周部及び一方の端面を覆うようにカラー１４が一体的に装着されている。また、制振ラバー１３の外周部には周溝１５を有している。
【００２０】
一方、第１のデリバリチューブ３に固定されるブラケット１１の他端は、円板状をなし、板面に対し直交方向にねじ孔１６が設けられている。
従って、制振ラバー１３の端面とブラケット１１の板面とを接合した状態で、制振ラバー１３の中空孔にボルト１７を挿通し、ねじ孔１６に螺合することで、制振ラバー１３とブラケット１１とを固定する。
【００２１】
また、第２のデリバリチューブ４に固定されるブラケット１２の他端は、円板状をなすと共に、円筒部１８と、該円筒部１８より内方へ突出する係止凸部１９が形成されている。
従って、制振ラバー１３の外周部にブラケット１２の円筒部１８を嵌合し、周溝１５に係止凸部１９を係止させることで、制振ラバー１３とブラケット１２とを固定する。
【００２２】
次に作用を説明する。
エンジンを運転するとデリバリチューブ３、４内に高圧燃料ポンプの燃料吐出及びインジェクタでの燃料噴射による燃料脈動が生じ、これを起振力として燃料配管が振動し、この振動が異音となるが、特に共振しやすい高圧燃料ポンプ１と各バンクの最初のインジェクタ５Ａ、５Ｄとの間で両デリバリチューブ３、４を連結固定することで、振動を低減し、異音の発生を抑制することができる。
【００２３】
また、連結固定部に制振ラバー１３を介在させることで、この振動を吸収できるので、更に異音の発生を抑制することができる。
また、エンジンの運転によりシリンダブロック、シリンダヘッド等の温度が上昇し、バンク間で、熱膨張によるデリバリチューブ３、４取付部の変位が生じても、制振ラバー１３がこの変位を吸収し、デリバリチューブ３，４にはたらく応力を低減することができる。
【００２４】
また、この際、円筒状の制振ラバー１３の軸線をエンジン長手方向に設定して、制振方向を制振ラバー１３の径方向とすることにより、バンク間の変位をより効果的に吸収することができる。
尚、エンジンの仕様が変わる場合や、エンジン固有のバラツキがある場合などは、制振ラバー１３の仕様を選定して交換することにより、拘束力を調整することが可能である。図６は実機での制振ラバーの硬度変化による周波数−騒音レベル特性を示している。
【００２５】
初期レイアウトの段階で、制振ラバー１３の取付位置は決定されてしまうが、燃料噴射による脈動異音は実機による確認を行わないと問題の有無が判断できない。実機による確認の結果、例えば図６の場合のゴム硬度Ｈｓ４０の注目周波数のような問題が発見されたとしても、制振ラバー１３の取付けをボルト１７で行うことにより、制振ラバー１３の硬度調整等による制振効果のチューニングが、制振ラバー１３のみの交換で、例えば図６の場合はゴム硬度Ｈｓ８０のものに交換することで、容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施形態を示すＶ型エンジンのリア側から見た概略図
【図２】 バンク間に配置される燃料配管の平面図
【図３】 フロント側斜め上方から見た燃料配管の要部斜視図
【図４】 連結固定部のリア側から見た拡大図
【図５】 連結固定部の平面図
【図６】 制振ラバーの硬度変化による周波数−騒音レベル特性を示す図
【符号の説明】
１ 高圧燃料ポンプ
２ 燃料吐出部
３ 第１のデリバリチューブ
４ 第２のデリバリチューブ
５Ａ〜５Ｃ 一方のバンクのインジェクタ
５Ｄ〜５Ｄ 他方のバンクのインジェクタ
７ 燃圧センサ
１１、１２ ブラケット
１３ 制振ラバー
１４ カラー
１５ 周溝
１６ ねじ孔
１７ ボルト
１８ 円筒部
１９ 係止凸部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel piping structure for a V-type engine.
[0002]
[Prior art]
In a V-type engine, when two delivery tubes are led out from a high-pressure fuel pump and fuel is distributed by sequentially connecting the injector groups of each bank by each delivery tube, each delivery tube is connected between the banks in the engine longitudinal direction (cylinder In the middle of the piping of the metal delivery tube, it is possible to absorb the deformation due to dimensional variation of various parts and thermal expansion / shrinkage. A method of reducing the input by deformation to the injector, which is a pipe fastening portion, is provided by reducing the rigidity.
[0003]
In addition, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-34934, it has been proposed to use flexible piping as a delivery tube.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the injector performs fuel injection intermittently, this causes a pulsation in the delivery tube, and this pulsation causes the delivery tube to vibrate and generate abnormal noise. If the delivery tube is provided with a bent portion to reduce the rigidity, the generation of abnormal noise increases, further exacerbating the problem.
[0005]
Moreover, when using flexible piping, in a high-pressure fuel piping system, the piping plate thickness is reduced, resulting in insufficient pressure resistance, reduced corrosion resistance, and increased cost.
In view of such a situation, an object of the present invention is to provide a fuel piping structure for a V-type engine that can achieve both relaxation of input due to deformation to a pipe fastening portion and suppression of generation of abnormal noise due to vibration.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, according to the first aspect of the present invention, a fuel pipe for a V-type engine is provided with two delivery tubes led out from the high-pressure fuel pump between the banks, and the fuel is distributed by sequentially connecting the injectors of the banks through the delivery tubes. In the structure, a connection fixing means for connecting and fixing both delivery tubes is provided between the high-pressure fuel pump and the first injector of each bank, and the connection fixing means elastically fixes the brackets fixed to each delivery tube. The elastic body is formed in a cylindrical shape and is fixed to at least one bracket by a bolt inserted through the body, and the fixing direction of the bolt is set to the engine longitudinal direction. And
[0007]
The invention of claim 2 is characterized in that, in the invention of claim 1, the other bracket is fitted and fixed to the outer peripheral portion of the elastic body.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a fuel pipe structure for a V-type engine that includes two delivery tubes led out from a high-pressure fuel pump between banks, and connects the injectors of the banks in order by each delivery tube to distribute fuel. Between the high-pressure fuel pump and the first injector of each bank, a connection fixing means for connecting and fixing the delivery tubes is provided, and the connection fixing means connects the brackets fixed to the delivery tubes via elastic bodies. The elastic body is formed in a cylindrical shape, and is fixed to at least one bracket by a bolt inserted through the elastic body, and the other bracket is fitted and fixed to the outer peripheral portion of the elastic body. Features.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, the connection fixing means is configured to connect and fix a substantially intermediate portion between the high pressure fuel pump and the first injector in both delivery tubes.
[0010]
【The invention's effect】
According to the first and third aspects of the present invention, by connecting and fixing both delivery tubes between the high pressure fuel pump and the first injector of each bank, vibration due to fuel pulsation or the like can be reduced. Occurrence can be suppressed.
[0011]
Further , according to the first and third aspects of the present invention, the inter-bank variation can be absorbed and the vibration can be also absorbed by interposing the elastic body when connecting and fixing.
In addition, according to the first and third aspects of the invention, by fixing the brackets fixed to the respective delivery tubes to each other via an elastic body, the fixing position of the bracket is set to a point where resonance is most likely to occur, Since the elastic body is in a different position, the degree of freedom in layout is improved.
[0012]
According to the first and third aspects of the invention, the elastic body is formed in a cylindrical shape and fixed to at least one of the brackets by a bolt inserted through the elastic body. They can be exchanged together.
And especially according to invention of Claim 1 , the deformation | transformation between banks can be effectively absorbed by the radial direction of an elastic body by setting the fixing direction of a volt | bolt to an engine longitudinal direction.
[0013]
In particular , according to the inventions of claims 2 and 3 , the other bracket is fitted and fixed to the outer peripheral portion of the elastic body, so that the entire bracket comes into contact with each other and is not affected by the directionality. Can be absorbed.
According to the invention of claim 4, by fixing the substantially intermediate portions between the high-pressure fuel pump and the first injector in both delivery tubes, the point that is most likely to resonate is fixed, and vibration reduction is more effective. Can be.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic view seen from the rear side of the V-type engine, FIG. 2 is a plan view of a fuel pipe disposed between banks, and FIG. 3 is a perspective view of the main part of the fuel pipe seen obliquely from the front side.
[0015]
A high-pressure fuel pump 1 is disposed on the rear side of one bank of the V-type engine, and two metal delivery tubes (fuel distribution pipes) 3 and 4 are led out from the fuel discharge portion 2 of the high-pressure fuel pump 1. Has been.
The first delivery tube 3 sequentially connects the injectors (fuel injection valves) 5A, 5B, and 5C of one bank and distributes fuel to these injectors. After the injectors 5A to 5C are assembled, each injector 5A is assembled. The delivery tube 3 is fixed by fixing the holder portion of ˜5C to the cylinder head of one bank with bolts 6A to 6C.
[0016]
Similarly, the second delivery tube 4 is sequentially connected to the injectors 5D, 5E, and 5F of the other bank and distributes fuel to these injectors. After the injectors 5D to 5F are assembled, the injectors 5D to 5F are assembled. The delivery tube 4 is fixed by fixing the holder portion to the cylinder head of the other bank with bolts 6D to 6F. Further, a fuel pressure sensor 7 is interposed between the high pressure fuel pump 1 of the second delivery tube 4 and the first injector 5D, and this fuel pressure sensor 7 is fixed to the cylinder head by bolts 8.
[0017]
Here, the piping between the injectors of the first and second delivery tubes 3 and 4 is bent halfway in order to reduce the rigidity.
Further, both delivery tubes 3 and 4 are connected and fixed between the fuel discharge part 2 of the high-pressure fuel pump 1 and the first injectors 5A and 5D of each bank.
This connection fixing means will be described with reference to FIGS. FIG. 4 is an enlarged view of the connecting and fixing part of both delivery tubes 3 and 4 as seen from the rear side, and FIG. 5 is a plan view thereof.
[0018]
One end of a bracket 11 is wound around a substantially intermediate portion between the fuel discharge portion 2 of the high-pressure fuel pump 1 of the first delivery tube 3 and the first injector 5A, and is fixed integrally by brazing or the like. .
Further, one end of the bracket 12 is wound around a substantially intermediate portion between the fuel discharge portion 2 of the high pressure fuel pump 1 of the second delivery tube 4 and the first injector 5D, and is fixed integrally by brazing or the like. ing.
[0019]
And the other ends of these brackets 11 and 12 are connected and fixed via vibration damping rubber 13 as an elastic body.
The damping rubber 13 is formed in a cylindrical shape from a polymer compound, and a collar 14 is integrally attached so as to cover the inner peripheral portion and one end face thereof. In addition, a circumferential groove 15 is provided on the outer peripheral portion of the damping rubber 13.
[0020]
On the other hand, the other end of the bracket 11 fixed to the first delivery tube 3 has a disk shape, and a screw hole 16 is provided in a direction orthogonal to the plate surface.
Therefore, in a state where the end surface of the damping rubber 13 and the plate surface of the bracket 11 are joined, the bolt 17 is inserted into the hollow hole of the damping rubber 13 and is screwed into the screw hole 16. The bracket 11 is fixed.
[0021]
Further, the other end of the bracket 12 fixed to the second delivery tube 4 has a disc shape, and a cylindrical portion 18 and a locking convex portion 19 protruding inward from the cylindrical portion 18 are formed. Yes.
Therefore, the damping rubber 13 and the bracket 12 are fixed by fitting the cylindrical portion 18 of the bracket 12 to the outer periphery of the damping rubber 13 and locking the locking projection 19 in the circumferential groove 15.
[0022]
Next, the operation will be described.
When the engine is operated, fuel pulsation occurs due to fuel discharge from the high-pressure fuel pump and fuel injection from the injector in the delivery tubes 3 and 4, and this causes vibration of the fuel piping, which becomes abnormal noise. In particular, by connecting and fixing the delivery tubes 3 and 4 between the high-pressure fuel pump 1 that easily resonates and the first injectors 5A and 5D of each bank, vibrations can be reduced and the generation of abnormal noise can be suppressed. .
[0023]
Moreover, since this vibration can be absorbed by interposing the damping rubber 13 in the connecting and fixing part, the generation of abnormal noise can be further suppressed.
Further, even if the temperature of the cylinder block, the cylinder head, etc. rises due to the operation of the engine and the displacement of the delivery tube 3 and the mounting portion due to thermal expansion occurs between the banks, the vibration damping rubber 13 absorbs this displacement, The stress acting on the delivery tubes 3 and 4 can be reduced.
[0024]
At this time, by setting the axis of the cylindrical damping rubber 13 in the longitudinal direction of the engine and setting the damping direction to the radial direction of the damping rubber 13, the displacement between the banks can be absorbed more effectively. be able to.
When the engine specifications change or when there are variations inherent in the engine, it is possible to adjust the binding force by selecting and exchanging the specifications of the damping rubber 13. FIG. 6 shows the frequency-noise level characteristics due to the change in hardness of the damping rubber in the actual machine.
[0025]
At the initial layout stage, the mounting position of the vibration damping rubber 13 is determined, but the presence or absence of a problem cannot be determined unless the pulsation noise due to fuel injection is confirmed by the actual machine. As a result of confirmation by the actual machine, even if a problem such as the attention frequency of the rubber hardness Hs40 in the case of FIG. 6 is found, the hardness adjustment of the damping rubber 13 can be performed by attaching the damping rubber 13 with the bolt 17. For example, in the case of FIG. 6, the vibration damping effect can be easily tuned by replacing the rubber with a rubber hardness Hs80.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a V-type engine as viewed from the rear side according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a plan view of fuel piping arranged between banks. Fig. 4 is a perspective view of the main part of the pipe. Fig. 4 is an enlarged view seen from the rear side of the coupling fixing unit. Fig. 5 is a plan view of the coupling fixing unit. Fig. 6 is a diagram showing frequency-noise level characteristics due to hardness change of the damping rubber. [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 High pressure fuel pump 2 Fuel discharge part 3 1st delivery tube 4 2nd delivery tube 5A-5C Injector 5D-5D of one bank Injector 7 of the other bank Fuel pressure sensor 11, 12 Bracket 13 Damping rubber 14 Color 15 Circumferential groove 16 Screw hole 17 Bolt 18 Cylindrical portion 19 Locking convex portion

Claims (4)

高圧燃料ポンプから導出される２本のデリバリチューブをバンク間に備え、各デリバリチューブにより各バンクのインジェクタを順次つないで燃料を分配するＶ型エンジンの燃料配管構造において、
高圧燃料ポンプと各バンクの最初のインジェクタとの間にて、両デリバリチューブを連結固定する連結固定手段を設け、
前記連結固定手段は、各デリバリチューブにそれぞれ固定されるブラケット同士を弾性体を介して連結固定するものであり、
前記弾性体は円筒状に形成され、これに挿通したボルトにより少なくとも一方のブラケットと固定され、
前記ボルトの固定方向をエンジン長手方向に設定したことを特徴とするＶ型エンジンの燃料配管構造。In a fuel piping structure of a V-type engine that includes two delivery tubes led out from a high-pressure fuel pump between banks and distributes fuel by sequentially connecting the injectors of each bank by each delivery tube.
Between the high-pressure fuel pump and the first injector of each bank, a connection fixing means for connecting and fixing both delivery tubes is provided,
The connection fixing means is for connecting and fixing the brackets fixed to each delivery tube via an elastic body,
The elastic body is formed in a cylindrical shape and fixed to at least one bracket by a bolt inserted through the elastic body,
A fuel piping structure for a V-type engine, wherein the fixing direction of the bolt is set in the longitudinal direction of the engine. 他方のブラケットは前記弾性体の外周部に嵌合固定されることを特徴とする請求項１記載のＶ型エンジンの燃料配管構造。2. The fuel piping structure for a V-type engine according to claim 1, wherein the other bracket is fitted and fixed to the outer peripheral portion of the elastic body. 高圧燃料ポンプから導出される２本のデリバリチューブをバンク間に備え、各デリバリチューブにより各バンクのインジェクタを順次つないで燃料を分配するＶ型エンジンの燃料配管構造において、
高圧燃料ポンプと各バンクの最初のインジェクタとの間にて、両デリバリチューブを連結固定する連結固定手段を設け、
前記連結固定手段は、各デリバリチューブにそれぞれ固定されるブラケット同士を弾性体を介して連結固定するものであり、
前記弾性体は円筒状に形成され、これに挿通したボルトにより少なくとも一方のブラケットと固定され、他方のブラケットは前記弾性体の外周部に嵌合固定されることを特徴とするＶ型エンジンの燃料配管構造。In a fuel piping structure of a V-type engine that includes two delivery tubes led out from a high-pressure fuel pump between banks and distributes fuel by sequentially connecting the injectors of each bank by each delivery tube.
Between the high-pressure fuel pump and the first injector of each bank, a connection fixing means for connecting and fixing both delivery tubes is provided,
The connection fixing means is for connecting and fixing the brackets fixed to each delivery tube via an elastic body,
The fuel for a V-type engine, wherein the elastic body is formed in a cylindrical shape, and is fixed to at least one bracket by a bolt inserted through the elastic body, and the other bracket is fitted and fixed to the outer peripheral portion of the elastic body. Piping structure. 前記連結固定手段は、両デリバリチューブにおける高圧燃料ポンプと最初のインジェクタとの間の略中間部同士を連結固定することを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれか１つに記載のＶ型エンジンの燃料配管構造。4. The V according to claim 1 , wherein the connection fixing means connects and fixes a substantially intermediate portion between the high-pressure fuel pump and the first injector in both delivery tubes. 5. Type engine fuel piping structure.
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