JP4006852B2 - Horizontal MOS thyristor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体スイッチングデバイスの一つであり、MOS(金属−酸化膜−半導体)構造のゲートをもつ横型MOSサイリスタに関する。
【0002】
【従来の技術】
パワーICの出力段素子には、高耐圧パワーMOSFETや大電流を制御可能なIGBTが広く用いられている。また、発明者は先に、特願平0−00000において、より大電流を取り扱うことのできる横型MOSサイリスタを提案した。
図4は、その横型MOSサイリスタの基本的な拡散層およびゲート電極の配置を示す平面図である。
【0003】
半導体基板の不純物濃度の低いn‐ ベース層1の表面層に、n‐ ベース層1より不純物濃度の高いpベース領域2、pエミッタ領域3およびpウェル領域4が形成されており、pベース領域2の内部に更に高濃度n+ エミッタ領域5が形成されていて、pエミッタ領域3、n‐ ベース層1、pベース領域2、n+ エミッタ領域5のpnpn四領域からなる横型サイリスタが構成されている。
pベース領域2とおよびpウェル領域4からn‐ ベース層1にかけて薄い酸化膜を介してゲート電極6が設けられている。
【0004】
図5は、図4中の線A−Aに沿って切断した断面図である。n+ エミッタ領域5の表面にはカソード電極7となる金属電極が、またpエミッタ領域3の表面には、アノード電極8となる金属電極がそれぞれ設けられている。図には示されていないが、pウェル領域3の表面にもウェル電極が設けられており、カソード電極7に接続されている。9は薄い酸化膜のゲート絶縁膜、10は厚い酸化膜のフィールド絶縁膜である。
【0005】
この横型サイリスタの動作原理は、次の通りである。カソード電極7を基準電位としアノード電極8を正、ゲート電極6の電位を基準電位と等しくする。pベース領域2とn‐ ベース層1間のpn接合は、逆バイアスされるのでアノード電流は流れない。次に、ゲート電極6の電位を正にすると、ゲート電極6とpベース領域2とで構成されるMOSキャパシタンスに、n+ エミッタ領域5を介して充電電流が流れる。この充電電流がn+ エミッタ領域5/pベース領域2/n‐ ベース層1/pエミッタ領域3で構成される横型サイリスタのトリガ電流として働くので、アノード電極8からカソード電極7へとアノード電流が流れる。
【0006】
更に、ゲート電極6の電位を負にすると、pベース領域2/n‐ ベース層1/pウェル領域4の表面部分で構成されるpチャネルMOSFETがオン状態となるので、pベース領域2からpウェル領域4にベース電流が引き抜かれ、横型サイリスタをオフ状態にすることができる。
このような横型MOSサイリスタは、IGBTと比較してターンオン特性に優れており、例えば、AC型プラズマディスプレイのような容量性の負荷を高速に充電する用途に適している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図4、5に平面図、断面図を示した横型MOSサイリスタでは、順方向のアバランシェ耐量が弱く破壊し易いという問題があった。
前述のようにオフ状態でアノード電極8の電位を正にすると、pベース領域2とn‐ ベース層1間のpn接合が逆バイアスされて、そのpn接合を中心として空乏層が広がる。同時に隣接するpウェル領域4とn‐ ベース層1間のpn接合の近傍にも空乏層が広がる。この二箇所からの空乏層が、比較的低い電圧において繋がるように各領域は設計、配置されている。
【0008】
空乏層が形成される際の接合容量への充電電流は、pベース領域2/n+ エミッタ領域5経由ではなく、pウェル領域4を経由してカソード電極7に流れる。そのため、途中でサイリスタ動作することなしに設計通りの耐圧を確保することが可能である。
しかしながら、アバランシェ電流が流れだすと、これをすべてpウェル領域4に効果的に導くことができず、pベース領域2にも流れはじめ、ラッチアップが起きて素子が破壊することがあった。
【0009】
なお、破壊した箇所を調査したところ、図4の領域Bで囲まれた部分、すなわち、pエミッタ領域3に対向する部分のpベース領域2とpウェル領域4との境界近傍に大電流が流れた痕跡が多く見られた。
このような状況に鑑み本発明の目的は、順方向のアバランシェ耐量が大きく、破壊しにくい横型MOSサイリスタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本発明は、第一導電型半導体層の一主面の表面層の一部に形成された第二導電型ベース領域および第二導電型ウェル領域と、その第二導電型ベース領域の表面層に形成された第一導電型エミッタ領域と、その第一導電型エミッタ領域の表面に接して設けられたカソード電極と、30第二導電型ウェル領域の表面に接して設けられカソード電極と接続されたウェル電極と、前記第一導電型半導体層の表面層の他の一部に形成された第二導電型エミッタ領域と、その第二導電型エミッタ領域表面に接して設けられたアノード電極と、第一導電型エミッタ領域と第一導電型半導体層とに挟まれた第二導電型ベース領域の表面露出分部上のゲート絶縁膜上に、その第二導電型ベース領域の上に端をもち第一導電型エミッタ領域から遠い側に延びたゲート電極とを有する横型MOSサイリスタにおいて、第二導電型エミッタ領域と第二導電型ウェル領域との間隔を、第二導電型エミッタ領域と第二導電型ベース領域との間隔より狭くするものとする。
【0011】
そのようにすれば、素子耐圧は、間隔の短い第二導電型エミッタ領域と第二導電型ウェル領域間の間隔で決定される。最も電界強度が強い部分には第二導電型ウェル領域/第一導電型半導体層のpn接合面となり、同部分で発生するアバランシェ電流は、第二導電型ウェル領域に効果的に引き抜くことができるので、アバランシェ耐量が向上する。
【0012】
また、第二導電型エミッタ領域と第二導電型ベース領域とに対向する第二導電型ウェル領域の角部が鋭角をなすものとしてもよい。
そのようにすれば、第二導電型エミッタ領域に対向する第二導電型ベース領域のpn接合の電界よりも、第二導電型エミッタ領域に対向する第二導電型ウェル領域のpn接合の電界が大きくなるので、アバランシェ電流は第二導電型ウェル領域に流れ、アバランシェ耐量が向上する。
【0013】
特に、第二導電型エミッタ領域と第二導電型ベース領域とに対向する第二導電型ウェル領域の角部の角度が30〜60度の範囲にあることが重要である。
角部の角度が20度以下であると、アバランシェ電流が狭い部分に集中するためアバランシェ耐量が向上しない。また、角度が70度以上であると、アバランシェ電流が第二導電型ベース領域へも流れ、アバランシェ耐量がばらつく。
【0014】
更に、第一導電型半導体層が誘電体により他の半導体領域と分離されているものとする。
誘電体により他の半導体領域と分離されている誘電体分離基板を使用すれば、低電圧駆動のデジタル回路部分と、高電圧駆動のパワー素子部分とを一枚の半導体基板に共存させ易い利点がある。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下実施例をもとに本発明の実施の形態を説明する。
[実施例1]
図1に本発明第一の実施例の横型MOSサイリスタの平面図である。図4の従来例と同様に拡散層とゲート電極の平面的な配置のみを記載している。また、図中の番号で示す各部分の名称は従来例と同じであるので、説明は省略する。
従来例との違いは、pエミッタ領域3とpウェル領域4間の距離LS が、pエミッタ領域3とpベース領域2間の距離Lに比べて、短くなっている点である。
【0016】
試作では、従来品はL=LS =30μm、本実施例ではL=30μm、LS =27μmとした。製造方法は、一般的なLSI工程を適用することで可能である。基板には、n‐ ベース1となるn型で、比抵抗10〜20Ω・cm(不純物濃度で1015/cm3 オーダー)、厚さ10μmの素子形成領域を有するSOI基板を用いた。pエミッタ領域3を取り囲むようにpベース領域2とpウェル領域4とが配置されている。これらの領域の表面不純物濃度は、1017〜1019/cm3 で、深さは約3μmである。n+ エミッタ領域5の表面不純物濃度は、1020/cm3 以上で、深さは約0.5μmである。ゲート酸化膜9の厚さは、20nmで、その上に多結晶シリコンのゲート電極6を形成した。その他、耐圧構造や電極、保護膜の形成を適宜実施した。
【0017】
図3(a)には実施例1の、同図(b)に従来品の耐圧波形をそれぞれ示す。従来品の素子耐圧は、250Vであるが、更にアノード・カソード電極間に電圧をかけていくと、約1.5μAのアバランシェ電流が流れた時点で素子が破壊したのに対し、本実施例1の横型MOSサイリスタでは、素子耐圧は210Vと低くなったが、アバランシェ電流が5μA以上流れても破壊せず、十分な耐量を得ることができた。耐圧が低くなったのは、LS =27μmとpベース領域2とpエミッタ領域5間の距離を短くしたためである。
【0018】
[実施例2]
図2は、本発明第二の実施例の横型MOSサイリスタの平面図であり、従来例と同様に拡散層とゲート電極の平面的な配置のみを記載している。また、図中の番号で示す各部分の名称も従来例と同じであるので、説明は省略する。
【0019】
図4の従来例との違いは、pエミッタ領域3に対向するpウェル領域4の角部を鋭角に形成し、一方pエミッタ領域3に対向するpベース領域2の角部は、鈍角に形成した点にある。
【0020】
前にも述べたように従来の横型MOSサイリスタの破壊点は、pエミッタ領域3対向するpベース領域2の部分が多かった。そこで、pベース領域2より先にpウェル領域4に電流が流れ込み易い構造を検討した結果、図3に代表される拡散層の平面構造を取ればよいと考え、このような構造とした。
試作には、従来品と同様にL=LS =30μmとし、pウェル領域4のゲート電極に重なる角部は40度の鋭角とした。一方pベース領域2側は、140度の鈍角とした。他の構造は実施例1で示した通りである。
【0021】
図3(c)に、本実施例2の横型MOSサイリスタの耐圧波形を示す。素子耐圧は、240Vで、従来品と殆ど変わらなかった。アバランシェ電流は5μA以上流すことができた。この場合は素子耐圧は殆ど低下していない。
他に、pウェル領域4層のゲート電極に重なる角部について、種々の角度のものを試作した。20度の鋭角とした場合、アバランシェ耐量は2μA程度であった。そしてその破壊点は、pウェル領域4層の角部であった。角度が小さすぎると、アバランシェ電流の流れるpウェル領域4の幅が狭く、電流が集中すると考えられる。
【0022】
また70度の鋭角とした場合は、安定したアバランシェ耐量を確保することができなかった。pベース拡散層との差異が小さくなり、安定性が確保できないと従って、pウェル領域4層の角部を鋭角とし、その角度については30度から60度の鋭角が最適な範囲であることがわかった。pn接合に逆バイアスを印加した際、不純物濃度が高い方により鋭角な部分を形成した方が、同部分の電界強度が最も強くなるためである。
なお、実施例2では、直線的に拡散領域の境界を示したが、実際は熱拡散で形成するため、端部は丸みをもつ。また、階段状に変化させても電界の分布は、同様になると推測されるので、そのような場合も本発明に含まれる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、直接カソード電極と接しているpウェル領域を、n+ 拡散層を介してカソード電極と電流をやりとりするpベース領域に比べて、アノード電極と接しているpエミッタ領域に近づけて配置することにより、急激に増加するアバランシェ電流を効果的にカソード電極に流すことができるようになり、アバランシェ耐量を向上させることができる。
【0024】
また、pウェル領域の一部を鋭角とし、一方でpベース領域はむしろ鈍角とすることにより、pベース領域の電界強度を弱めて、アバランシェ電流をpウェル領域に流すことにより、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の横型MOSサイリスタの平面図
【図2】本発明実施例2の横型MOSサイリスタの平面図
【図3】(a)、(b)、(c)はそれぞれ実施例1、実施例2、従来の横型MOSサイリスタの耐圧波形図
【図4】従来の横型MOSサイリスタの平面図
【図5】従来の横型MOSサイリスタのA−A線に沿った断面図
【符号の説明】
1 n‐ ベース層
2 pベース領域
3 pエミッタ領域
4 pウェル領域
5 n+ エミッタ領域
6 ゲート電極
7 カソード電極
8 アノード電極
9 ゲート酸化膜
10 フィールド酸化膜[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lateral MOS thyristor which is one of semiconductor switching devices and has a gate having a MOS (metal-oxide film-semiconductor) structure.
[0002]
[Prior art]
High output voltage power MOSFETs and IGBTs capable of controlling large currents are widely used as output stage elements of power ICs. The inventor previously proposed a lateral MOS thyristor capable of handling a larger current in Japanese Patent Application No. 0-00000.
FIG. 4 is a plan view showing the basic arrangement of diffusion layers and gate electrodes of the lateral MOS thyristor.
[0003]
The surface layer of the
A
[0004]
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. A metal electrode to be the
[0005]
The operating principle of this horizontal thyristor is as follows. The
[0006]
Further, when the potential of the
Such a lateral MOS thyristor is superior in turn-on characteristics as compared with an IGBT, and is suitable, for example, for applications in which a capacitive load such as an AC plasma display is charged at high speed.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The lateral MOS thyristors shown in FIGS. 4 and 5 in plan view and cross-sectional view have a problem that the avalanche resistance in the forward direction is weak and easily broken.
When the potential of the
[0008]
The charging current to the junction capacitance when the depletion layer is formed flows to the
However, when an avalanche current starts to flow, it cannot be all effectively guided to the p-well region 4 and starts to flow to the p-
[0009]
When the broken portion was investigated, a large current flowed in the vicinity of the boundary between the
In view of such circumstances, an object of the present invention is to provide a lateral MOS thyristor that has a large forward avalanche resistance and is difficult to break.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides a second conductivity type base region and a second conductivity type well region formed in a part of a surface layer of one main surface of a first conductivity type semiconductor layer, and the second conductivity type A first conductivity type emitter region formed in the surface layer of the mold base region, a cathode electrode provided in contact with the surface of the first conductivity type emitter region, and a contact in contact with the surface of the 30 second conductivity type well region A well electrode connected to the cathode electrode, a second conductivity type emitter region formed in another part of the surface layer of the first conductivity type semiconductor layer, and a surface of the second conductivity type emitter region. The second conductivity type base region on the gate insulating film on the exposed portion of the surface of the second conductivity type base region sandwiched between the formed anode electrode, the first conductivity type emitter region and the first conductivity type semiconductor layer First conductivity type emitter region with end on top In lateral MOS thyristor having a gate electrode extending al far side, the distance between the second conductive type emitter region and a second conductivity type well region, the interval between the second conductivity type emitter region and a second conductivity type base region Narrower.
[0011]
By doing so, the element breakdown voltage is determined by the interval between the second conductivity type emitter region and the second conductivity type well region having a short interval. The portion with the strongest electric field strength becomes the pn junction surface of the second conductivity type well region / first conductivity type semiconductor layer, and the avalanche current generated in the portion can be effectively extracted to the second conductivity type well region. Therefore, the avalanche resistance is improved.
[0012]
Further, the corner portion of the second conductivity type well region facing the second conductivity type emitter region and the second conductivity type base region may form an acute angle.
By doing so, the electric field of the pn junction in the second conductivity type well region facing the second conductivity type emitter region is larger than the electric field of the pn junction in the second conductivity type base region facing the second conductivity type emitter region. Therefore, the avalanche current flows into the second conductivity type well region, and the avalanche resistance is improved.
[0013]
In particular, it is important that the angle of the corner portion of the second conductivity type well region facing the second conductivity type emitter region and the second conductivity type base region is in the range of 30 to 60 degrees.
If the angle of the corner is 20 degrees or less, the avalanche current is not improved because the avalanche current is concentrated in a narrow portion. If the angle is 70 degrees or more, the avalanche current flows also to the second conductivity type base region, and the avalanche resistance varies.
[0014]
Further, it is assumed that the first conductivity type semiconductor layer is separated from other semiconductor regions by a dielectric.
By using a dielectric isolation substrate that is separated from other semiconductor regions by a dielectric, there is an advantage that a digital circuit portion driven at a low voltage and a power element portion driven at a high voltage can easily coexist on a single semiconductor substrate. is there.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below based on examples.
[Example 1]
FIG. 1 is a plan view of a lateral MOS thyristor according to the first embodiment of the present invention. Only the planar arrangement of the diffusion layer and the gate electrode is described as in the conventional example of FIG. Moreover, since the names of the respective parts indicated by the numbers in the figure are the same as those in the conventional example, the description thereof is omitted.
The difference from the conventional example is that the distance L S between the
[0016]
In the trial production, L = L S = 30 μm for the conventional product, L = 30 μm, and L S = 27 μm in this embodiment. The manufacturing method is possible by applying a general LSI process. The substrate, n - with n-type comprising a
[0017]
FIG. 3A shows a breakdown voltage waveform of the first embodiment, and FIG. The device breakdown voltage of the conventional product is 250 V, but when a voltage is further applied between the anode and cathode electrodes, the device was destroyed when an avalanche current of about 1.5 μA flowed. In the lateral MOS thyristor, the device breakdown voltage was as low as 210 V, but even when the avalanche current flowed 5 μA or more, it was not broken and a sufficient withstand voltage could be obtained. The breakdown voltage was lowered because L S = 27 μm and the distance between the
[0018]
[Example 2]
FIG. 2 is a plan view of the lateral MOS thyristor according to the second embodiment of the present invention, and only the planar arrangement of the diffusion layer and the gate electrode is described as in the conventional example. Moreover, since the names of the respective parts indicated by the numbers in the figure are the same as those in the conventional example, description thereof is omitted.
[0019]
The difference from the conventional example of FIG. 4 is that the corner of the p well region 4 facing the
[0020]
As described above, the breakdown points of the conventional lateral MOS thyristor are mostly in the portion of the
In the prototype, L = L S = 30 μm as in the conventional product, and the corner of the p-well region 4 overlapping the gate electrode was an acute angle of 40 degrees. On the other hand, the
[0021]
FIG. 3C shows a breakdown voltage waveform of the horizontal MOS thyristor according to the second embodiment. The device withstand voltage was 240 V, almost the same as the conventional product. The avalanche current could flow 5 μA or more. In this case, the element withstand voltage is hardly lowered.
In addition, the corners overlapping the gate electrode of the four layers of the p well region were made with various angles. In the case of an acute angle of 20 degrees, the avalanche resistance was about 2 μA. The breaking point was the corner of the p-well region 4 layer. If the angle is too small, it is considered that the width of the p-well region 4 through which the avalanche current flows is narrow and the current is concentrated.
[0022]
When the acute angle was 70 degrees, a stable avalanche resistance could not be ensured. If the difference from the p-base diffusion layer becomes small and stability cannot be secured, the corners of the p-well region 4 layer are acute angles, and an acute angle of 30 to 60 degrees is the optimum range. all right. This is because, when a reverse bias is applied to the pn junction, the electric field strength of the portion becomes the highest when the sharper portion is formed with the higher impurity concentration.
In Example 2, the boundary of the diffusion region is shown linearly. However, since the boundary is actually formed by thermal diffusion, the end portion is rounded. Further, since it is estimated that the electric field distribution is the same even if the step is changed, such a case is also included in the present invention.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the p-well region that is in direct contact with the cathode electrode is in contact with the anode electrode as compared with the p-base region that exchanges current with the cathode electrode through the n + diffusion layer. By disposing the p-emitter region close to the p-emitter region, a rapidly increasing avalanche current can be effectively passed to the cathode electrode, and the avalanche resistance can be improved.
[0024]
Further, by making a part of the p-well region an acute angle while the p base region is rather an obtuse angle, the electric field strength of the p base region is weakened and an avalanche current is caused to flow in the p-well region. Obtainable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a lateral MOS thyristor according to
1 n - base layer 2 p base region 3 p emitter region 4 p-well region 5 n + emitter region 6 the gate electrode 7 a
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