JP4005978B2 - 位置追跡用光センサー装置およびこれを利用した位置推定方法 - Google Patents

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Description

本発明は位置追跡用光センサー装置およびその方法に関する。より具体的には、過去前処理画像に対するモーションベクター座標値たちの履歴によって既設定された方向決定係数、速度決定係数、および/または、方向/速度決定係数に連関された特定座標軸に対する部分検索(partial Search)を実行して、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値を算出し、前記モーションベクター座標値の履歴によって未来前処理画像に対する方向/速度決定係数を算出して、正確な位置追跡を実行する追跡用光センサー装置およびその方法に関する。
光マウスは、コンピューターのディスプレー装置で表示されるカーソルを利用して、その位置を指示するコンピューターの周辺装置として、マウス本体に内蔵された発光ダイオードから照射される光が、マウスが置かれる所定の材質で構成される底表面から反射して再入射される反射光に対する信号処理を実行して、マウスのX軸およびY軸の移動量を検出した後、この検出された移動量に基づいてコンピューターのディスプレー装置を通じてカーソルをX軸およびY軸方向に移動させるコンピューターの周辺装置中の一つである。
図1は前記光マウスを用いて図形をなぞったときの、マウスポインタの軌跡10の例を示す。前記光マウスは、柄が明らかで反射が少ない一般マウスパッド上では、図1aに示されるマウスポインタの軌跡10のように、正常に動作するが、たとえば黄色いゲルでできたパッドのように、光が散乱されるパッドにおかれた場合には、図1bのマウスポインタの軌跡10に示されるように、不完全に動作するという問題点があった。
このような問題点を解決するための従来の光マウスの制御方法として、A/D変換部の出力信号に対する大きさの変換幅に基づいて、A/D変換部の入力レンジを調整させることで、低照度レンジまたは微細な照度レンジに対して相対的に分解能を高めて、微細な信号変化に対して感知性能をを向上させるダイナミクスレンジを有する光マウスに関する技術が、特許文献1に開示されている。
しかし、上述したところのような従来の光マウスに対する制御方法の場合にはそれぞれのピクセルに対する微細な光量変化、アナログ回路で発生するノイズによるデジタル電圧値(ADC)に雑音要素が存在して、これに基づいてマウスの方向性を正確で效果的に測定することが出来なかった。
このような問題点を解決するための光マウスの他の制御方法として、図2(図2aおよび図2b)に示されるように、底表面から反射してそれぞれのピクセルに照射する入射光を4〜8ビットのデジタル電圧値に変換したのち(入力画像21)、所定のビット値を有するように変換されたそれぞれのピクセル値相互間の明るさと暗さ(1または0)を比べて、それぞれのピクセルに対するビット値を1ビット値になるように設定して(2値画像22)、マウスの方向性を決定する方法がある。
しかし、従来のこのようなマウスの制御方法は、現在ピクセルの明るさをどちらの周辺ピクセルの明るさと大小比較をするのかによって、ある一方向に対する光マウスの方向性が強調されて、これに基づいて光マウスは一方向に対する動きの特性は良好であるが、他の方向に対する動きの特性が悪くなるという問題点があった。
韓国特許公開公報第2003−0022623号明細書
本発明は前記のような問題を解決し、光が散乱される表面に光マウスが置かれた場合でも、反応方向が偏ることなく、マウスの動きに忠実にその位置を追跡して、正しい位置および移動情報を得ることができる光センサ装置およびその位置追跡方法を提供することを目的とする。
本発明は前記の問題を解決するために、過去前処理画像に対するモーションベクター座標値の履歴に基づいて算出された方向決定係数の速度決定係数、および方向/速度決定係数に連関された特定座標値に対する部分検索を実行して、現在または未来前処理画像に対する正確なモーションベクター座標値(移動座標値)を算出することができる位置追跡用光センサー装置およびその方法を提供する。
前記の目的を果たすための本発明による位置追跡用光センサー装置は、所定個数のピクセルで構成されて、各ピクセルに照射される光エネルギーをアナログ電圧値に変換させる画像ピクセル配列と、前記画像ピクセル配列から入力される各ピクセルのアナログ電圧値をデジタル電圧値に変換させるA/D変換部と、前記デジタル電圧値に対する前処理を実行して所定ビット数のデジタル電圧値を有するピクセル配列で構成された現在前処理画像を生成する前処理部と、既設定された参照画像を現在前処理画像の全体領域にオーバーラップする全体検索を実行して第1モーションベクター座標値を算出し、既設定された方向決定係数に連関された特定座標値に対する部分検索を実行して第2モーションベクター座標値を算出し、前記第1および第2モーションベクター座標値の中のいずれか1つのモーションベクター座標値を、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値として算出した後、最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて未来前処理画像に対する方向決定係数を算出する移動座標算出部と、前記移動座標算出部から入力される最終モーションベクター座標値を所定間隔で積算した後、前記積算した座標値を所定の外部装置へ伝達するインターフェース部とを含んで構成されることを特徴とする。
ここで、移動座標算出部は過去前処理画像のモーションベクター座標値の履歴に基づいて、既設定された速度決定係数と連関された特定座標値に対する部分検索を実行して、第2モーションベクター座標値を算出することもできる。
また、移動座標算出部は過去前処理画像のモーションベクター座標値の履歴に基づいて、既設定された方向決定係数および速度決定係数に共通に連関された特定座標値に対する部分検索を実行して、第2モーションベクター座標値を算出することもできる。
本発明による位置追跡用光センサー装置を利用した位置追跡方法は、移動座標算出部で現在前処理画像および現在前処理中央画像を抽出する段階と、移動座標算出部で現在前処理画像に対する全体検索(full Search)を実行して、第1モーションベクター座標値を算出する段階と、移動座標算出部で既設定された方向決定係数に連動して現在前処理画像に対する部分検索(partial Search)を実行して、第2モーションベクター座標値を算出する段階と、移動座標算出部で前記第1および第2モーションベクター座標値速度の一つを、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値として算出する段階と、移動座標算出部で最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて未来前処理画像の方向決定係数を算出する段階と、および移動座標算出部で前記最終モーションベクター座標値の移動量に基づいて参照画像を再設定する段階とを含んで構成されることを特徴とする。
本発明による位置追跡用光センサー装置およびこれを利用した位置推定方法によれば、既設定された参照画像を現在前処理画像の全体領域にオーバラップする全体検索(full Search)、および既設定された方向決定係数の速度決定係数および方向決定係数と速度決定係数に連関される、特定座標値に対する部分検索を実行して、現在または未来前処理画像に対するモーションベクター座標値を算出することで、エラー発生確率を最小化して、現在または未来前処理画像に対する正確な位置追跡を実行することができるという效果を提供する。
以下、添付図面を参照して本発明による位置追跡用光センサー装置およびこれを利用した位置追跡方法に対して詳細に説明する。
実施の形態1
まず、図3ないし図17を参照して本発明の実施の形態1による位置追跡用光センサー装置およびこれを利用した位置追跡方法を詳細に説明する。本発明の実施の形態1による位置追跡用光センサー装置は、図3に示されるように、画像ピクセル配列100、A/D変換部200、前処理部300、移動座標算出部400およびインターフェース部500を含んで構成される。ここで、画像ピクセル配列100は、光センサー装置に装着された発光素子の出射光の中で、前記光センサー装置が位置する底表面で反射する光を受ける。
画像ピクセル配列100は照射される反射光の強度に対応して光エネルギーを所定のアナログ電圧値に変換した後、これを後述するA/D変換部200へ伝達する。ここで、本発明に適用される画像ピクセル配列100は18×18個のピクセル配列の構造になっているが、このピクセル配列構成に限定されるわけではなく、多様な形態のピクセル配列構造で構成されることができるということに留意しなければならない。
A/D変換部200は画像ピクセル配列100から入力される各ピクセルに対するアナログ電圧値を所定のデジタル電圧値、より具体的には4〜8bitを有する前記底表面に対する現在画像を生成した後、これを後述する前処理部300へ出力する。
前処理部300は前記A/D変換部200から入力される各ピクセルに対するデジタル電圧値を、既設定されたタイミング信号に基づいて順次入力したのち、これをメモリー部(図示せず)に保存させる。
ここで、メモリー部はA/D変換部200から4〜8bitで構成された18×18個のピクセルに対するデジタル電圧値を同時に入力するのではなくて、既設定されたタイミング信号に同期して4〜8ビットのデジタル電圧値を、4〜8本の信号線を通じて伝達されるように、4〜8ビットのラインバッファー(line buffer)構造で構成されている。前記ラインバッファーは3×18個の4〜8ビットメモリー構造を有する。
したがって、前処理部300のメモリー部では、A/D変換部200から4〜8ビットのデジタル電圧値が入力されると、以前に入力されたデジタル電圧値は一件ずつつぎのメモリにシフトされて、ラインバッファーの終端のデジタル電圧値は捨てられる。
前処理部300は、メモリー部から順次に入力される底表面の現在画像に対する前処理を実行して、所定のビット値、より具体的には1ビット以上のデジタル電圧値を有するピクセル配列で構成される、現在前処理画像を形成する。ここで、現在前処理画像は2ビットのデジタル電圧値を有するピクセル配列で構成されているが、このピクセル配列に限定されるものではなく、1ビット以上の所定ビット値で構成されることができるという点に留意しなければならない。
これをより具体的に説明すれば、表1に示すように所定のビット、より具体的には4〜8bitに変換された前記底表面の現在画像を構成する各ピクセルに対するデジタル電圧値(ADC)がメモリー部から入力される場合、前処理部300は現在入力されるピクセルの中で2ビットに変換されるピクセル、例えばADC22ピクセルと、前記2ビットに変換されるピクセルであるADC22と接したピクセルの間のデジタル電圧値を以下の式(1)および(2)を使用して加算する。
Figure 0004005978
CURRENT_X=ADC02+ADC12+ADC22、
BEFORE_X=ADC00+ADC10+ADC20 ・・・・(1)
CURRENT_Y=ADC20+ADC21+ADC22、
BEFORE_Y=ADC00+ADC01+ADC02 ・・・・(2)
すなわち、前記ADC22ピクセルに対しては前記式(1)を通じて計算されたCURRENT_XがBEFORE_Xに対して、大きいか小さいかを比べて1ビットに変換したのち、この値をCOMP_Xに保存する。また、前記式(2)を通じて計算されたCURRENT_YがBEFORE_Yに対して、大きいか小さいかを比べて1bitで変換したのち、この値をCOMP_Yに保存する。
このとき、前処理部300はメモリー部から順次に伝達される現在ピクセルに対する電圧値を第2ビット値に変換するときに、現在ピクセルに接する所定のピクセルに対して加重値を適用することも出来る。
つぎに、CURRENT値とBEFORE値の大きさを相互に比べて、CURRENT値がBEFORE値より大きい場合を1、小さい場合を0に設定する。2ビットに変換した値を2ビット画像とすると、2ビット画像の場合の数は表2に記載するベクター値(COMP_X、COMP_Y)として表示される。
Figure 0004005978
すなわち、前記表2に記載したところのような場合の数に基づいて、前記メモリー部から入力される4ビットのデジタル電圧値を有するそれぞれのピクセルには、2ビットに変換された2ビット値が、表3に示されるように保存される。
Figure 0004005978
ここで、×が表示された部分は計算をする対象(CURRENT値、BEFORE値)がないので、無視してよい(don’t care)部分である。
前処理部300は前記の方法によって生成された所定のビット値、より具体的には1ビット以上のデジタル電圧値で構成された現在前処理画像を生成した後、現在前処理画像から所定のピクセル配列で構成された現在前処理中央画像を抽出する。
これをより具体的に説明すれば、前記底表面の現在画像が4ビットの第1ビット値を有する18×18ピクセル配列で構成される場合、底表面の現在画像を前記の式(1)および(2)を利用する前処理によって所定のビット値、より具体的には1ビット以上のビット値を有する16×16のピクセル配列を有する現在前処理画像を形成する。
すなわち、現在画像がn×nピクセル配列で構成されるとすると、前記現在画像に対する現在前処理画像は(n−2)×(n−2)ピクセル配列構造を有するのである。
このように現在画像から所定のピクセル配列構造を有する現在前処理画像を形成した後、前処理部300は現在前処理画像の所定位置、より具体的には中央から所定のピクセル配列構造、より具体的には10×10ピクセル配列構造を有する現在前処理中央画像を抽出して、これを後述する移動座標算出部400へ出力する。
移動座標算出部400は既設定された参照画像を現在前処理画像の全体領域に対してオーバーラッピングする全体検索を実行するか、または既設定された方向決定係数に連関される特定座標値に対する部分検索を実行して現在前処理画像のモーションベクター座標値を算出する。
ここで、既設定された方向決定係数は、過去前処理画像のモーションベクター座標値の履歴を分析して算出されたものであり、現在前処理画像の移動方向に対する予測および決定時に利用される。
ついで、移動座標算出部400は、全体または部分検索によって算出されたモーションベクター座標値の履歴に基づいて、未来前処理画像の移動方向を決定するために利用される方向決定係数を算出する。移動座標算出部400は、図3に示されるように、画像比較部410、モーションベクター部420、Xチャネル参照部430およびYチャネル参照部440を含んで構成される。
ここで、画像比較部410は既設定されたタイミング信号に基づいて前処理部300から入力される現在前処理画像に対する全体検索および部分検索を実行する部分であり、図4に示されるように、X軸画像比較部411およびY軸画像比較部412で構成されている。
すなわち、画像比較部410は前処理部300から現在前処理画像が入力される場合、現在前処理画像の全体領域、より具体的には(−3、+3)、(−2、+3)、(−1、+3)、(0、+3)、(+1、+3)、(+2、+3)、(+3、+3)、...、(−3、−3)、(−2、−3)、(−1、−3)、(0、−3)、(+1、−3)、(+2、−3)、(+3、−3)などの49種類の場合の座標値に対して、既設定された参照画像をオーバーラップさせる全体検索を実行することで、現在前処理画像に対する第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を算出したのち、これをモーションベクター部420へ出力する。
これをより具体的に説明すれば、X軸画像比較部411は、図5に示されように、上述した7種場合のX座標値である−3から+3までのX座標値に対して、後述するXチャネル参照部430に既設定された参照画像605をオーバーラップさせる全体検索を実行する。
つぎに、X軸画像比較部411は、既設定された参照画像605を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、現在前処理画像603に対するX軸モーションベクター座標値(V×1)として算出したのち、これを後述するモーションベクター部420へ出力する。
このとき、Y軸画像比較部412は、−3で+3までのY座標値に対して後述するYチャネル参照部440に既設定された参照画像605をオーバーラップさせる全体検索を実行して、前記全体検索によって算出されたY軸モーションベクター座標値(VY1)を後述するモーションベクター部420へ出力する。
画像比較部410は、モーションベクター部420から過去前処理画像に対するモーションベクター座標値の履歴によって既設定された方向決定係数が入力される場合、方向決定係数に対応する座標軸に対して既設定された参照画像605を現在前処理画像603にオーバーラップさせる部分検索を実行して現在前処理画像603の第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を算出した後、これを後述するモーションベクター部420へ出力する。
すなわち、モーションベクター部420から入力された既設定されたX軸方向決定係数が、過去モーションベクター座標値の履歴がX軸に対して左側方向にあるというのを表わす(−)値の場合、X軸画像比較部411は、図6に示されるように、X座標値の中で原点を含んで−1、−2、−3の座標値を有する左側領域の座標値に対する部分検索を実行してX軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
また、既設定されたX軸方向決定係数が、過去モーションベクター座標値の履歴がX軸に対して右側方向にあるというのを表わす(+)値の場合、X軸画像比較部411は、図7に示されるように、X座標値の中で原点を含んで1、2、3の座標値を有する右側領域の座標値に対する部分検索を実行してX軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
また、モーションベクター部420からデフォルト(default)信号およびエラー信号が入力される場合、X軸画像比較部411は、図5に示されるように、既設定された参照画像605を、現在前処理画像603の全体領域に対して全体検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。ここで、前記X軸方向決定係数がデフォルト値に設定されるという意味は、X軸方向に対する全体検索領域601と部分検索領域602が等しい領域に設定されるということを意味する。
モーションベクター部420から入力された既設定されたY軸方向決定係数が、過去モーションベクター座標値の履歴がY軸に対して上側方向にあるというのを表わす(+)値の場合、Y軸画像比較部412は、図8に示されるように、Y座標値の中で原点を含んで1、2、3の座標値を有する上側の座標値に対する部分検索を実行してY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
既設定されたY軸方向決定係数が過去モーションベクター座標値の履歴がY軸に対して下側方向にあるというのを表わす(−)値の場合、Y軸画像比較部412は、図9に示されるように、Y座標値の中で原点を含んで−1、−2、−3の座標値を有する下側の座標値に対する部分検索を実行してY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
また、モーションベクター部420から、デフォルト信号およびエラー信号が入力される場合、Y軸画像比較部412は、図5に示されるように、既設定された参照画像605を、前記現在前処理画像603の全体領域に対して全体検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。ここで、前記Y軸方向決定係数がデフォルト値を有するという意味はY軸方向に対する全体検索領域601と部分検索領域602が等しい領域なのを意味する。
画像比較部410は、モーションベクター部420から現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)がフィードバックされる場合、最終モーションベクター座標値の移動量がゼロの場合には、後述するXチャネル/Yチャネル参照部430、440に既設定されている参照画像605を変更させないで、ゼロではない場合には既設定されている参照画像605を現在前処理中央画像604に変更させる。
モーションベクター部420はエラー発生有無に基づいて、全体検索による第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)と、部分検索による第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)のいずれかを、現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出する。
つぎに、前記モーションベクター部420は、算出された最終モーションベクター座標値(VX、VY)の履歴に基づいて、未来フレームの前処理画像に対する方向決定係数を算出する。モーションベクター部420は、図10に示されるように、X軸方向設定部421、Y軸方向設定部422、エラー検出部423およびモーションベクター算出部424を含んで構成される。
X軸方向設定部421は、モーションベクター算出部424からフィードバックされるモーションベクター座標値(VX)に対する履歴に基づいて、X軸方向決定係数を算出する部分であり、X軸方向計数器425およびX軸方向設定器426で構成されている。
ここで、モーションベクター算出部424からフィードバックされて入力される最終X軸モーションベクター座標値(VX)は、エラー検出部423によってエラーが検出された場合には、全体検索によって算出されたX軸モーションベクター座標値(VX1)になり、エラーが検出されない場合には部分検索によって算出されたX軸モーションベクター座標値(VX2)になる。
X軸方向計数器425は、モーションベクター算出部424から入力される最終X軸モーションベクター座標値(VX)の方向を、フレームごとに回数で積算した後、これをX軸方向設定器426へ出力する。このとき、X軸方向設定器426は、最終X軸モーションベクター座標値(VX)の履歴に基づいて未来前処理画像に対する方向決定係数、より具体的には左(−)、右(+)およびデフォルトのX軸方向決定係数を算出した後、これをX軸画像比較部411へ出力する。
これをより具体的に説明すれば、最終X軸モーションベクター座標値(VX)に対する履歴が6フレーム以上右側方向、より具体的には“0”を含んで(+)の座標値に出力される場合、X軸方向設定器426は(+)方向設定係数を前記X軸画像比較部411へ出力する。
また、最終X軸モーションベクター座標値(VX)に対する履歴が6フレーム以上左側方向、より具体的には“0”を含んで(−)の座標値に出力される場合、X軸方向設定器426は(−)方向設定係数を前記X軸画像比較部411へ出力する。
この時、最終X軸モーションベクター座標値(VX)に対する履歴が10フレーム以上連続して“0”のX座標値に出力されるか、または後述するエラー検出部423からエラー発生信号が入力されるデフォルトモードの場合、X軸方向設定器426はデフォルト信号を前記X軸画像比較部411へ出力する。
ここで、X軸方向決定係数が(+)方向決定係数の場合は、現在前処理画像603がX軸に対して右側方向に移動しているということを表わすか、または未来前処理画像がX軸に対して右側方向に移動するはずだということを表わす。
また、X軸方向決定係数が(−)方向決定係数の場合は、現在前処理画像603が左側方向に移動しているということを表わすか、または未来前処理画像がX軸に対して左側方向に移動するはずだということを表わす。
また、X軸方向決定係数がデフォルトモードの場合は、現在前処理画像603および未来前処理画像がX軸方向に対して、明らかな移動方向性を持っていないということを意味する。
Y軸方向設定部422はモーションベクター算出部424からフィードバックされる最終Y軸モーションベクター座標値(VY)の履歴に基づいて、Y軸方向決定係数を算出する部分であり、Y軸方向計数器427およびY軸方向設定器428で構成されている。
ここで、Y軸方向計数器427はモーションベクター算出部424で出力される最終Y軸モーションベクター座標値(VY)の方向を、フレームごとに回数で積算した後、これをY軸方向設定器428へ出力する。この時、Y軸方向設定器428は最終Y軸モーションベクター座標値(VY)の履歴に基づいてX軸方向設定部421と等しい方法によって上側方向決定係数(+)、下側方向決定係数(−)およびデフォルト決定係数のY軸方向決定係数を算出した後、これをY軸画像比較部412へ出力する。
ここで、Y軸方向決定係数が上側方向決定係数(+)の場合は、現在前処理画像603がY軸に対して上側方向に移動しているということを表わすか、または未来前処理画像がY軸に対して上側方向に移動するはずだということを表わす。
Y軸方向決定係数が下側方向決定係数(−)の場合は、現在前処理画像603が下側方向に移動しているということを表わすか、または未来前処理画像がY軸に対して下側方向に移動するはずだということを表わす。
また、Y軸方向決定係数がデフォルト信号の場合は、現在および未来前処理画像がY軸方向に対して明らかな移動方向性を持っていないということを意味する。
エラー検出部423は、全体検索による第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)と、既設定された方向決定係数による部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を、フレームごとに入力して相互に比べた後、所定フレームに対するモーションベクター座標値の一致可否に基づいてエラー発生有無を検出する。
この時、全体検索による第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)と、部分検索による第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)が所定回数のフレーム、より具体的には3フレーム連続してお互いに相異なっている場合、エラー検出部423はエラー信号を発生させると同時に、全体検索による第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出した後、X軸方向設定部421およびY軸方向設定部422をデフォルトモードに設定する。
しかし、所定回数のフレーム、より具体的には連続された3フレームの中で、ただ一度でも等しいモーションベクター座標値が入力される場合は、エラー検出部423は部分検索による第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出した後、X軸方向設定部421およびY軸方向設定部422を駆動モードに設定する。
モーションベクター算出部424は、エラー検出部423からエラー信号が入力されない場合、部分検索による第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を、現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)としてインターフェース部500へ出力した後、最終モーションベクター座標値を方向設定部421、422および画像比較部411、412へフィードバックする。
この時、エラー検出部423からエラー信号が入力される場合、モーションベクター出力部424は、全体検索による第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を、現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)としてインターフェース部500へ出力した後、最終モーションベクター座標値を方向設定部421、422および画像比較部411、412へフィードバックする。
Xチャネル参照部430は、前処理部300から入力される現在前処理画像603の中央位置から抽出された、所定のピクセル配列で構成された現在前処理中央画像604を、未来前処理画像のモーションベクター座標値を算出するためのX軸候補参照画像として保存する。
ついで、モーションベクター部420からフィードバックされる現在前処理画像603に対する最終X軸モーションベクター座標値(VX)がゼロではない場合、Xチャネル参照部430は画像比較部410の制御信号に基づいて、現在前処理中央画像604をX軸参照画像として設定する。
しかし、現在前処理画像603に対するX軸方向のモーションベクター座標値(VX)がゼロの場合、Xチャネル参照部430は既設定されていたX軸参照画像をそのまま維持させる。
Yチャネル参照部440は、前記Xチャネル参照部430で説明したところのように、モーションベクター部420からフィードバックされる最終Y軸モーションベクター座標値(VY)がゼロではない場合は、現在前処理中央画像604をY軸参照画像で設定し、最終Y軸モーションベクター座標値(VY)がゼロの場合は、既設定されていたY軸参照画像をそのまま維持させる。
インターフェース部500は、モーションベクター出力部424から入力される最終モーションベクター座標値(VX、VY)を一定時間の間積算した後、前記積算した座標値を所定の外部装置へ伝達させる。以下、図11ないし図17を参照して、本発明による光センサー装置を利用した位置追跡方法の一実施の形態に対して詳細に説明する。
まず、移動座標算出部400は前処理部300から、現在前処理画像および現在前処理中央画像を入力する(図11のステップS100。以下、実施の形態1では図11〜17のステップ番号を参照)。図12を参照してより具体的に説明すれば、画像ピクセル配列100は外部から照射される光エネルギーをアナログ電圧値に変換してA/D変換部200へ出力する(ステップS101)。
この時、A/D変換部200は、各ピクセルのアナログ電圧値に対するアナログ‐デジタル変換を実行して、所定のデジタル電圧値、より具体的には4〜8ビットのデジタル電圧値を有する現在画像を生成して、前処理部300へ伝達する(ステップS102)。つぎに、前処理部300は、現在画像から各ピクセルのデジタル電圧値が所定のデジタル電圧値、より具体的には1ビット以上のデジタル電圧値を有するピクセル配列で構成された現在前処理画像を形成する(ステップS103)。
前処理部300で現在前処理画像を形成する段階(ステップS103)を、より具体的に説明すれば次のようになる。前処理部300は現在画像を構成する所定の第1ビット値、より具体的には4〜8ビット値を有する各ピクセルに対するデジタル電圧値を、既設定されたタイミング信号に基づいて、順次入力してメモリー部に保存する。
ついで、メモリー部から現在画像を構成する各ピクセルに対するデジタル電圧値が順次に入力される場合、前処理部300は各ピクセルの中から所定のビット値に変換しようとするターゲットピクセルと、前記ターゲットピクセルに接したピクセルを含む基本画像行列を設定する。
ここで、前記基本画像行列は3×3行列形式で構成しているが、この構成に限定されるものではなく、多様な形式の行列を構成することができるという点に留意しなければならない。
前処理部300は、前記の式(1)と(2)を使用して、前記基本画像行列に含まれる各ピクセル相互間の、デジタル電圧値に対する行と行および列と列間の前処理過程を実行する。
すなわち、前記のような前処理過程を実行して、前記ターゲットピクセルのデジタル電圧値を1ビット以上のデジタル電圧値、より具体的には1ないし2ビットのデジタル電圧値に変換させることで、前処理部300は現在画像から現在前処理画像を生成した後、これを移動座標算出部400へ出力する。
ここで、前記各ピクセルのデジタル電圧値が第2ビット値に変換される以前の現在画像がn×nのピクセル配列で構成されていたら、現在前処理画像は(n−2)×(n−2)ピクセル配列で構成される。
前処理部300は現在前処理画像の所定位置、より具体的には中央部分から所定のピクセル配列構造、より具体的には(n−8)×(n−8)のピクセル配列構造を有する現在前処理中央画像を抽出した後、これを移動座標算出部400へ送る(ステップS104)。
前処理部300から現在前処理画像および現在前処理中央画像が入力される場合、移動座標算出部400は現在前処理画像に対する全体検索を実行して、第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を算出する(図11ステップS200)。図13を参照して全体検索による現在前処理画像の第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を算出する過程を説明すれば次のようになる。
前処理部300から現在前処理画像が入力される場合(ステップS201)、画像比較部410はXチャネル/Yチャネル参照部430、440に既設定された参照画像を、現在前処理画像の全体領域、より具体的には(−3、+3)、(−2、+3)、(−1、+3)、(0、+3)、(+1、+3)、(+2、+3)、(+3、+3)、...、(−3、−3)、(−2、−3)、(−1、−3)、(0、−3)、(+1、−3)、(+2、−3)、(+3、−3)の座標値を領域にオーバーラップさせる全体検索を実行する(ステップS202)。
つぎに、画像比較部410は前記オーバーラップされた現在前処理画像の中で、既設定された参照画像を構成するピクセル値と等しいピクセル値を有する個数を、オーバーラップされる全体X/Y座標値ごとに算出する(ステップS203)。
この時、画像比較部410は、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX/Y座標値を、現在前処理画像に対する第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)として算出した後、これを後述するモーションベクター部420に出力する(ステップS204)。
現在前処理画像に対する全体検索を実行して、第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を算出すると同時に、移動座標算出部400は、既設定された方向決定係数に連動する現在前処理画像に対する部分検索を実行して、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を算出する(図11ステップS300)。
図14aを参照して、部分検索を通じて第2モーションベクター座標値のX軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する過程を説明する。X軸方向設定部421のX軸方向設定器426から、既設定された方向決定係数が入力される場合(ステップS301a)、X軸画像比較部411は既設定された方向決定係数が(+)方向決定係数、(−)方向決定係数およびデフォルトの方向決定係数のいずれであるかを判断する(ステップS302a)。
前記段階(ステップS302a)の判断の結果、(+)方向決定係数の場合、X軸画像比較部411は、X座標値の中で原点を含む右側座標値に対する部分検索を実行する(ステップS303a)。X軸画像比較部411は、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、現在前処理画像に対する第2モーションベクター座標値(VX2)として算出する(ステップS304a)。
前記段階(ステップS302a)の判断の結果、(+)方向決定係数ではない場合、X軸画像比較部411は前記方向決定係数が(−)方向決定係数またはデフォルト方向決定係数のいずれであるかを判断する(ステップS305a)。
前記段階(ステップS305a)の判断の結果、(−)方向決定係数の場合、X軸画像比較部411は、X座標値の中で原点を含む左側座標値に対する部分検索を実行する(ステップS306a)。ついで、X軸画像比較部411は前記段階(ステップS304a)と等しい方法によって、現在前処理画像に対する第2モーションベクター座標値(VX2)を算出する(ステップS307a)。
前記段階(ステップS305a)の判断の結果、デフォルト方向決定係数が入力される場合、X軸画像比較部411は、全体X座標値に対する全体検索を実行した後(ステップS308a)、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、前記現在前処理画像に対する第2モーションベクター座標値(VX2)として算出する(ステップS309a)。
以下、図14bを参照して、部分検索を通じて第2モーションベクター座標値のY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する過程を説明する。Y軸方向設定部422のY軸方向設定器428から既設定された方向決定係数が入力される場合(ステップS301b)、Y軸画像比較部412は前記方向決定係数が(+)方向決定係数、(−)方向決定係数およびデフォルトの方向決定係数のいずれであるかを判断する(ステップS302b)。
前記段階(ステップS302b)の判断の結果、(+)方向決定係数の場合、Y軸画像比較部412はY座標値の中で原点を含む上側座標値に対する部分検索を実行する(ステップS303b)。ついで、Y軸画像比較部412は、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を、前記現在前処理画像に対する第2モーションベクター座標値(VY2)として算出する(ステップS304b)。
前記段階(ステップS302b)の判断の結果、(+)方向決定係数ではない場合、Y軸画像比較部412は、方向決定係数が(−)方向決定係数およびデフォルト方向決定係数のいずれでるかを判断する(ステップS305b)。前記段階(ステップS305b)の判断の結果、(−)方向決定係数の場合、Y軸画像比較部412はY座標値の中で原点を含む下側座標値に対する部分検索を実行する(ステップS306b)。
つぎに、Y軸画像比較部412は、前記段階(ステップS304b)と等しい方法によって、現在前処理画像に対する第2モーションベクター座標値(VY2)を算出する(ステップS307b)。前記段階(ステップS305b)の判断の結果、デフォルト方向決定係数の場合、Y軸画像比較部412は全体Y座標値に対する全体検索を実行した後(ステップS308b)、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)として算出する(ステップS309b)。
移動座標算出部400は、全体/部分検索によって算出されたモーションベクター座標値のいずれか1つを、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として出力する(図11ステップS400)。図15を参照して、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値の出力過程を、具体的に説明すれば次のようになる。
エラー検出部423は、画像比較部410から、現在前処理画像に対する全体検索を通じて算出された、第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を入力する(ステップS401)。この時、エラー検出部423は画像比較部410から、既設定された方向決定係数に連動する部分検索によって算出された、現在前処理画像の第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を同時に入力する(ステップS402)。
ついで、エラー検出部423は、第1および第2モーションベクター座標値を、フレームごとに相互に比べた後(ステップS403)、所定回数のフレームに対する前記第1および第2モーションベクター座標値の一致可否を判断する(ステップS404)。前記段階(ステップS404)の判断の結果、モーションベクター座標値が相互に一致するか、または一致しないフレームが所定回数以下の場合は、エラー検出部423はモーションベクター算出部424へエラー未発生信号を出力する(ステップS405)。
エラー検出部423からエラー未発生信号が入力される場合、モーションベクター算出部424は、部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出して、インターフェース部500へ出力する(ステップS406)。同時に、前記最終モーションベクター座標値(VX、VY)を、画像比較部411、412および方向設定部421、422へフィードバックする(ステップS407)。
前記段階(ステップS404)の判断の結果、モーションベクター座標値が所定回数以上のフレームに対して相互一致しない場合、エラー検出部423は、モーションベクター算出部424へエラー発生信号を出力する(ステップS408)。
エラー検出部423からエラー発生信号が入力される場合、モーションベクター算出部424は、全体検索を通じて算出された前記第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出して、インターフェース部500へ出力する(ステップS409)。同時に、前記最終モーションベクター座標値(VX、VY)を、前記画像比較部411、412および方向設定部421、422へフィードバックする(ステップS410)。
移動座標算出部400は最終モーションベクター座標値(VX、VY)に対する履歴を分析して未来前処理画像に対する方向決定係数を算出する(図11のステップS500)。図16aを参照して、未来前処理画像に対するX軸方向決定係数の算出過程を説明すれば次のようになる。
モーションベクター算出部424から、所定回数のフレームに対するモーションベクター座標値(VX)が入力される場合(ステップS501a)、X軸方向計数器425は、所定回数のフレームの間に入力された前記モーションベクター座標値(VX)を積算させた後(ステップS502a)、これをX軸方向設定器426へ出力する(ステップS503a)。
X軸方向設定器426は、所定フレームに対するモーションベクター座標値(VX)の履歴を分析した後(ステップS504a)、モーションベクター座標値(VX)に対する履歴が、6フレーム以上“0”を含んで(+)方向のX座標値に出力される履歴を形成するかどうかを判断する(ステップS505a)。
前記段階(ステップS505a)の判断の結果、原点を含んで(+)方向のX座標値が出力される履歴が形成される場合、X軸方向設定器426は、未来前処理画像がX軸に対して右側方向に移動するはずだという(+)方向設定係数を、X軸画像比較部411へ出力する(ステップS506a)。
前記段階(ステップS505a)の判断の結果、原点を含んで(+)方向のX座標値に出力される履歴を形成しない場合、X軸方向設定器426は、前記モーションベクター座標値(VX)が6フレーム以上“0”を含んで(−)方向のX座標値に出力される履歴を形成するかどうかを判断する(ステップS507a)。
前記段階(ステップS505a)の判断の結果、原点を含んで(−)方向のX座標値に出力される履歴が形成する場合、X軸方向設定器426は未来前処理画像がX軸に対して左側方向に移動するはずだという(−)方向設定係数をX軸画像比較部411へ出力する(ステップS506a)。
また、前記段階(ステップS507a)の判断の結果、前記モーションベクター座標値(VX)が、10フレーム以上連続して“0”のX座標値が出力されるか、または後述するエラー検出部423からエラー発生信号が入力される場合、X軸方向設定器426は、未来前処理画像がX軸に対して明らかな方向性を表わさないというデフォルト方向決定係数をX軸画像比較部411へ出力する(ステップS509a)。
以下、図16bを参照して、未来前処理画像に対するY軸方向決定係数の算出過程を説明すれば次のようになる。モーションベクター算出部424から、所定フレームに対する最終Y軸モーションベクター座標値(VY)が入力される場合(ステップS501b)、Y軸方向計数器427は、入力された最終Y軸モーションベクター座標値(VY)を積算させた後(ステップS502b)、これをY軸方向設定器428へ出力する(ステップS503a)。
ついで、Y軸方向設定器428は、所定フレームに対する前記モーションベクター座標値(VY)の履歴を分析した後(ステップS504b)、前記モーションベクター座標値(VY)に対する履歴が6フレーム以上“0”を含んで(+)方向のY座標値に出力される履歴を形成するかどうかを判断する(ステップS505b)。
前記段階(ステップS505b)の判断の結果、原点、すなわち“0”を含んで(+)方向のY座標値に出力される履歴が形成される場合、Y軸方向設定器428は、未来前処理画像がY軸に対して上側方向に移動するはずだという(+)方向設定係数を、Y軸画像比較部412へ出力する(ステップS506b)。
前記段階(ステップS505b)の判断の結果、原点を含んで(+)方向のY座標値に出力される履歴を形成しない場合、Y軸方向設定器428は前記モーションベクター座標値(VY)が6フレーム以上原点、すなわち“0”を含んで(−)方向のY座標値に出力される履歴を形成するかどうかを判断する(ステップS507b)。
前記段階(ステップS507b)の判断の結果、原点を含んで(−)方向のY座標値に出力される履歴が形成される場合、Y軸方向設定器428は、未来前処理画像がY軸に対して下側方向に移動するはずだという(−)方向設定係数をY軸画像比較部412へ出力する(ステップS508b)。
また、前記段階(ステップS507b)の判断の結果、前記モーションベクター座標値(VY)が、10フレーム以上連続して“0”のY座標値に出力されるか、または後述するエラー検出部423からエラー発生信号が入力される場合、Y軸方向設定器428は、未来前処理画像がY軸に対して明らかな方向がないということを表わす、デフォルト方向決定係数をY軸画像比較部412へ出力する(ステップS509b)。
移動座標算出部400は、最終モーションベクター座標値(VX、VY)の移動量に基づいて、Xチャネル/Yチャネル参照部430、440に参照画像を再設定させる(図11ステップS600)。
図17を参照してより具体的に説明すれば、モーションベクター部420から積算した最終モーションベクター座標値(VX、VY)がフィードバックされる場合(ステップS601)、画像比較部410は前記最終モーションベクター座標値(VX、VY)の移動量がゼロであるかどうかを判断する(ステップS602)。
前記段階(ステップS602)の判断の結果、最終モーションベクター座標値(VX、VY)の移動量がゼロの場合、画像比較部410はXチャネル/Yチャネル参照部430、440に既設定された参照画像を維持させる(ステップS603)。
前記段階(ステップS602)の判断の結果、最終モーションベクター座標値(VX、VY)の移動量がゼロではない場合、画像比較部410は前記Xチャネル/Yチャネル参照部430、440に既設定された参照画像を、現在前処理画像から抽出された現在前処理中央画像に変更する(ステップS604)。
実施の形態2
以下、図18ないし図29を参照して、本発明の実施の形態2による位置追跡用光センサー装置およびこれを利用した位置追跡方法を詳細に説明する。まず、図18を参照して本発明の実施の形態2による位置追跡用光センサー装置の構成を詳細に説明する。
本発明の実施の形態2による位置追跡用光センサー装置は、現在前処理画像に対する全体検索および既設定された速度決定係数による部分検索を通じて、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)を算出し、算出された最終モーションベクター座標値(VX、VY)の履歴に基づいて、未来前処理画像に対する速度決定係数を算出する。位置追跡用光センサー装置は、画像ピクセル配列100、A/D変換部200、前処理部300、移動座標算出部400およびインターフェース部500で構成されている。
ここで、前記画像ピクセル配列100、A/D変換部200、前処理部300およびインターフェース部500は前記実施の形態1の構成内容と等しいので、ここでは移動座標算出部400の構成および動作過程に対して詳しく説明する。
移動座標算出部400は、既設定された参照画像を現在前処理画像の全体領域に対してオーバーラッピングする全体検索を実行するか、または既設定された速度決定係数に連関される特定座標値に対する部分検索を実行して、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値を算出する。
移動座標算出部400は、算出されたモーションベクター座標値の履歴に基づいて未来前処理画像に対する速度決定係数を算出するために、画像比較部410、モーションベクター部420、Xチャネル参照部430およびYチャネル参照部440を含んで構成される。
ここで、画像比較部410は、既設定されたタイミング信号に基づいて、前記前処理部300から入力される前記現在前処理画像に対する全体検索、および部分検索を実行して、図18に示されるように、X軸画像比較部411およびY軸画像比較部412で構成されている。
すなわち、画像比較部410は、実施の形態1の図5に示されるように、現在前処理画像の全体領域、たとえば前記49種類の場合のX/Y座標値に対して、Xチャネル/Yチャネル参照部430、440に既設定された参照画像をオーバーラップさせる全体検索を実行して、現在前処理画像に対する第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を算出する。
また、画像比較部410は、モーションベクター部420から入力される既設定された速度決定係数に対応する座標軸に対する部分検索を実行して、現在前処理画像に対する第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を算出した後、これを後述するモーションベクター部420へ出力する。
すなわち、既設定されたX軸の速度決定係数が、過去モーションベクター座標値の履歴がX軸について内側に位置しているということを表わす低速モードが入力される場合、X軸画像比較部411は、図19に示されるように、X座標値の中で原点を含んで±1の座標値を有するX軸領域に対する部分検索を実行する。
X軸画像比較部411は、既設定された参照画像605を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、現在前処理画像603に対するモーションベクター座標値(VX2)として算出した後、これをモーションベクター部へ出力する。
また、既設定されたX軸の速度決定係数が、過去モーションベクター座標値の履歴がX軸に対して外側に位置しているということを表わす高速モードが入力される場合、X軸画像比較部411は、図20に示されるように、X軸に座標値の中で外側座標値、より具体的には±2、±3の座標値を有するX軸領域に対する部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
また、既設定されたX軸の速度決定係数が、過去モーションベクター座標値の履歴がX軸について中間領域に位置しているということを表わす中速モードが入力される場合、X軸画像比較部411は、図21に示されるように、X座標値の中で原点と±3の領域を除いた領域に対する部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
この時、既設定されたX軸の速度決定係数がデフォルト速度モードの場合、X軸画像比較部411は、実施の形態1の図5に示されるように、X軸全体座標軸に対する全体検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。ここで、前記X軸方向決定係数が、デフォルト速度モードであるという意味は、全体検索領域601と部分検索領域602が等しい領域であることを意味する。
Y軸画像比較部412は、既設定されたY軸の速度決定係数が、過去モーションベクター座標値の履歴がY軸に対して内側に位置しているということを表わす低速モードが入力される場合、図22に示されるように、Y座標値の中で原点を含んで±1の座標値を有するY軸領域に対する部分検索を実行する。
ついで、Y軸画像比較部412は、既設定された参照画像605を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を、現在前処理画像603に対するモーションベクター座標値(VY2)として算出した後、これをモーションベクター部へ出力する。
また、既設定されたY軸の速度決定係数が過去モーションベクター座標値の履歴がY軸に対して外側に位しているということを表わす高速モードの場合、Y軸画像比較部412は、図23に示されるように、±2、±3の座標値を有するY軸領域に対する部分検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
また、既設定されたY軸の速度決定係数が、過去モーションベクター座標値の履歴がY軸に対して中間領域に位置しているということを表わす中速モードが入力される場合、Y軸画像比較部412は、図24に示されるように、Y座標値の中で原点と±3である領域を除いた領域にY軸領域に対する部分検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
この時、既設定されたY軸の速度決定係数がデフォルト速度モードの場合、Y軸画像比較部412は、実施の形態1の図5に示されるように、全体座標軸に対する全体検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。ここで、前記Y軸方向決定係数が、デフォルト速度モードであるという意味は、全体検索領域601と部分検索領域602が等しい領域であることを意味する。
モーションベクター部420はエラー発生有無に基づいて、全体検索による第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)と、既設定された速度決定係数による部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)のいずれか1つのモーションベクター座標値を、現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出する。
モーションベクター部420は最終モーションベクター座標値(VX、VY)の履歴に基づいて未来前処理画像に対する速度決定係数を算出するために、図25に示されるように、X軸の速度設定部(431)、Y軸の速度設定部(432)、エラー検出部423およびモーションベクター算出部424を含んで構成されている。
X軸の速度設定部(431)は、モーションベクター算出部424からフィードバックされて入力されるベクター座標値(VX)の履歴に基づいて、X軸の速度決定係数を算出するために、X軸の速度計数器(433)およびX軸の速度設定器(434)で構成されている。
ここで、X軸の速度計数器(433)は、モーションベクター出力部からフィードバックされる最終X軸モーションベクター座標値(VX)の速度を、フレームごとに回数で積算した後、これをX軸の速度設定器(434)へ出力する。X軸の速度設定器(434)は、前記X軸の速度計数器(433)から一定時間の間入力された、最終X軸モーションベクター座標値(VX)の履歴を分析してして、未来前処理画像に対するX軸の速度決定係数を算出した後、これを前記X軸画像比較部411へ出力する。
すなわち、X軸モーションベクター座標値(VX)が、一定時間の間ある程度水準以上のレベルを維持する履歴を形成する場合、X軸の速度設定器(434)は、高速モード速度決定係数を前記X軸画像比較部411に出力する。また、X軸モーションベクター座標値(VX)が、一定時間の間ある程度水準以下のレベルを維持する履歴を形成する場合、X軸の速度設定器(434)は低速モードの速度決定係数を前記X軸画像比較部411に出力する。
また、X軸モーションベクター座標値(VX)が低速と高速の中間レベルを維持する履歴を形成する場合、X軸の速度設定器(434)は、中速モードの速度決定係数を前記X軸画像比較部411に出力する。この時、X軸モーションベクター座標値(VX)が決まったレベルを維持することができない履歴を形成する場合、X軸の速度設定器(434)はデフォルト速度モードの速度決定係数を前記X軸画像比較部411に出力する。
Y軸の速度設定部(432)は、モーションベクター算出部424から入力される所定フレームに対するモーションベクター座標値(VY)の履歴に基づいて、Y軸の速度決定係数を算出するために、Y軸の速度計数器(435)およびY軸の速度設定器(436)で構成されている。
ここで、Y軸の速度計数器(435)は、前記モーションベクター出力部424から入力されるY軸モーションベクター座標値(VY)の速度を、フレームごとに回数で積算した後、これをY軸の速度設定器(436)へ出力する。
Y軸の速度設定器(436)は、前記X軸の速度設定器(434)と等しい方式によって、Y軸の速度計数器(435)から入力されるモーションベクター座標値(VY)の履歴を分析して、未来前処理画像に対するY軸の速度決定係数を算出した後、これをY軸画像比較部412へ出力する。
したがって、Y軸の速度設定器(436)でモーションベクター座標値(VY)の履歴を分析して、未来前処理画像に対するY軸の速度決定係数を算出する過程は、X軸の速度設定器(434)でモーションベクター座標値(VX)の履歴を分析して未来前処理画像に対するX軸の速度決定係数を算出する過程と等しいので、これに対する詳細な説明は略する。
上述したように、速度設定部(431)、(432)はモーションベクター算出部424から入力される最終モーションベクター座標値(VX、VY)の履歴に連動して、高速、低速、中速およびデフォルト速度の4モードの速度設定係数を前記画像比較部410に出力する。
エラー検出部423は全体検索を通じて算出された第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)と、既設定された速度設定係数と連関された特定座標軸に対する部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)をフレームごとに入力した後、所定フレームに対するモーションベクター座標値の一致可否に基づいて、エラー発生有無を検出する。
この時、全体検索による第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)と、部分検索による第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)が所定回数のフレーム、より具体的には3フレーム連続してお互いに相異なっている場合、エラー検出部423はエラー信号を発生させる。同時に、全体検索による第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を、現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)としてモーションベクター算出部424へ出力した後、X軸の速度設定部(431)およびY軸の速度設定部(432)へデフォルト速度モードを出力させる。
しかし、前記モーションベクター座標値が所定回数のフレーム、より具体的には連続された3フレームの中で、ただ一度でも等しい座標値が入力される場合、エラー検出部423は、部分検索による第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を、現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)としてモーションベクター算出部424へ出力する。
モーションベクター算出部424は、エラー検出部423からエラー信号が出力されない場合、既設定された速度決定係数による部分検索によって算出された第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を、現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)としてインターフェース部500へ出力する。
この時、エラー検出部423からエラー信号が出力される場合、モーションベクター算出部424は、全体検索を実行して算出された第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を、現在前処理画像603に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)としてインターフェース部500へ出力する。
以下、図26ないし図29bを参照して、本発明による部分検索アルゴリズムを利用した位置追跡方法の実施の形態2について詳細に説明する。まず、移動座標算出部400は前処理部300から現在前処理画像および現在前処理中央画像を入力する(図26のステップS100。以下、実施の形態2では図26〜29bにおけるステップ番号を参照)。
ここで、前記段階(ステップS100)は、本発明の実施の形態1に示された図12の内容と等しいので、これに対する詳細な説明は略する。つぎに、前記前処理部300から底表面に対する現在前処理画像、および現在前処理中央画像が入力されると、前記移動座標算出部400は、2次元の全体座標軸に対する全体検索を実行して、前記現在前処理画像に対する第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を算出する(ステップS200)。
ここで、前記段階(ステップS200)は、先に述べた本発明の実施の形態1に示された図13の内容と等しいので、これに対する詳細な説明は略する。現在前処理画像に対する全体検索を実行してモーションベクター座標値(VX1、VY1)を算出すると同時に、移動座標算出部400は、既設定された速度設定係数に連動する座標値に対する部分検索を実行して、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を算出する(ステップS300)。
図27aを参照して、既設定された速度設定係数に連動する部分検索を通じて、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する過程を説明する。X軸の速度設定部(431)のX軸の速度設定器(434)から、既設定された速度決定係数が入力される場合(ステップS301a)、X軸画像比較部411は速度決定係数が高速モード、低速モード、中速モードおよびデフォルト速度モードの中でいずれが入力されたのかを判断する(ステップS302a)。
前記段階(ステップS302a)の判断の結果、高速モードが入力された場合、X軸画像比較部411はX座標値の中で原点を含む外側座標値、より具体的には±2、±3の座標値を有するX座標値に対する部分検索を実行する(ステップS303a)。
以後、X軸画像比較部411は、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)として算出する(ステップS304a)。前記段階(ステップS302a)の判断の結果、高速モードが入力されない場合、X軸画像比較部411は速度決定係数が低速モード、中速モードおよびデフォルト速度モード中いずれが入力されたのかを判断する(ステップS305a)。
前記段階(ステップS305a)の判断の結果、低速モードが入力された場合、X軸画像比較部411はX座標値の中で原点を含む内側座標値、より具体的には0、±1の座標値を有するX座標値に対する部分検索を実行する(ステップS306a)。以後、X軸画像比較部411は前記段階(ステップS304a)と等しい方法によって、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)を算出する(ステップS307a)。
前記段階(ステップS305a)の判断の結果、低速モードが入力されない場合、X軸画像比較部411は速度決定係数が中速モードおよびデフォルト信号中いずれが入力されたのかを判断する(ステップS308a)。前記段階(ステップS308a)の判断の結果、中速モードが入力された場合、X軸画像比較部411はX座標値の中で中間座標値、より具体的には±1および±2の座標値を有するX座標値に対する部分検索を実行する(ステップS309a)。
以後、X軸画像比較部411は前記段階(ステップS304a)と等しい方法によって、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)を算出する(ステップS310a)。前記段階(ステップS308a)の判断の結果、前記X軸の速度決定係数がデフォルト信号の場合、前記X軸画像比較部411はX座標値全体に対する全体検索を実行する(ステップS311a)。
つぎに、前記X軸画像比較部411は、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、前記現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)として算出する(ステップS312a)。
図27bを参照して既設定された速度設定係数に連動する部分検索を通じてY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する過程を説明する。
Y軸画像比較部412はY軸の速度設定部(432)のY軸の速度設定器(436)から、既設定された速度決定係数、より具体的には高速モード、低速モード、中速モードおよびデフォルト信号などの速度決定係数を入力する。
Y軸画像比較部412は、既設定された速度決定係数に連動するY座標値に対する部分検索を実行した後、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を、前記現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)として算出する。
ここで、Y軸画像比較部412で現在前処理画像に対するY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する過程は、X軸画像比較部411でX軸モーションベクター座標値を算出する過程を図示する図27aと等しいので、これに対する詳細な説明は略する。
上述したように、現在前処理画像に対する全体検索、および部分検索を通じてモーションベクター座標値を算出した後、移動座標算出部400は、前記モーションベクター座標値を相互に比べて、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)をインターフェース部500へ出力する(ステップS400)。
図28を参照して移動座標算出部400で現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)を算出する過程を説明すれば次のようになる。
エラー検出部423は画像比較部410から、現在前処理画像に対する全体検索を通じて算出された第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を入力する(ステップS401)。
また、エラー検出部423は、前記画像比較部410から全体検索を通じて算出された第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を入力すると同時に、既設定された速度決定係数による部分検索を通じて算出された現在前処理画像に対する第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を入力する(ステップS402)。
エラー検出部423は前記それぞれのモーションベクター座標値(VX1、VY1)および(VX2、VY2)を、フレームごとに相互に比べた後(ステップS403)、所定回数のフレームに対する前記モーションベクター座標値(VX1、VY1)および(VX2、VY2)の一致可否を判断する(ステップS404)。
前記段階(ステップS404)の判断の結果、前記モーションベクター座標値が相互に一致するか、または一致しないフレームが所定回数以下の場合、エラー検出部423はモーションベクター算出部424へエラー未発生信号を出力する(ステップS405)。
エラー検出部423からエラー未発生信号が入力される場合、モーションベクター算出部424は速度決定係数による部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出して、インターフェース部500へ出力する(ステップS406)。同時に、最終モーションベクター座標値(VX、VY)を画像比較部411、412および速度設定部(431)、(432)へフィードバックする(ステップS407)。
前記段階(ステップS404)の判断の結果、前記モーションベクター座標値が所定回数以上のフレームに対して相互に一致しない場合、エラー検出部423はモーションベクター算出部424へエラー発生信号を出力する(ステップS408)。
エラー検出部423からエラー発生信号が入力される場合、モーションベクター算出部424は全体検索を通じて算出された第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出して、インターフェース部500へ出力する(ステップS409)。同時に、前記最終モーションベクター座標値(VX、VY)を前記画像比較部411、412および速度設定部(431)、(432)へフィードバックする(ステップS410)。
現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)を算出した後、移動座標算出部400は前記モーションベクター座標値(VX、VY)に対する履歴を分析して、未来前処理画像に対する方向決定係数を算出する(ステップS500)。
図29aを参照して、未来前処理画像に対するX軸の速度決定係数の算出過程を説明すれば次のようになる。
モーションベクター算出部424から、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX)が入力される場合(ステップS501a)、X軸の速度計数器(433)は、入力された所定回数のフレームに対する前記モーションベクター座標値(VX)を積算させた後(ステップS502a)、これを前記モーションベクター部420のX軸の速度設定器(434)へ出力する(ステップS503a)。
つぎに、X軸の速度設定器(434)は所定フレームに対する前記モーションベクター座標値(VX)の履歴を分析した後(ステップS504a)、前記履歴が一定時間の間、一定レベル以上を維持するのかという可否を判断する(ステップS505a)。
前記段階(ステップS505a)の判断の結果、一定時間の間、一定レベル以上を維持する履歴を形成する場合、前記X軸の速度設定器(434)は、未来前処理画像がX座標値の中で外側座標値に存在するはずだという高速モードの速度設定係数を、X軸画像比較部411へ出力する(ステップS506a)。
前記段階(ステップS503a)の判断の結果、履歴が一定時間の間、一定レベル以上を維持する履歴を形成しない場合、前記X軸の速度設定器(434)は、前記履歴が一定時間の間、一定レベル以下を維持すべきかどうかを判断する(ステップS507a)。
前記段階(ステップS507a)の判断の結果、履歴が一定時間の間、一定レベル以下を維持する履歴を形成する場合、X軸の速度設定器(434)は、未来前処理画像がX座標値の中で内側座標値に存在するはずだという低速モードの速度決定係数を、X軸画像比較部411へ出力する(ステップS508a)。
前記段階(ステップS507a)の判断の結果、履歴が一定時間の間、一定レベル以下を維持する履歴を形成しない場合、X軸の速度設定器(434)は、履歴が低速レベルと高速レベルの中間レベルを維持する履歴を形成するかどうかを判断する(ステップS509a)。
前記段階(ステップS509a)の判断の結果、履歴が低速レベルと高速レベルの中間レベルを維持する場合、X軸の速度設定器(434)は、未来前処理画像がX座標値の中で中間座標値に存在するはずだという中速モードの速度決定係数を、X軸画像比較部411へ出力する(ステップS510a)。
このとき、前記段階(ステップS509a)の判断の結果、履歴が一定時間の間の積算値の大きさが一定レベルで維持されない場合、X軸の速度設定器(434)は未来前処理画像がX座標値に対して明らかな速度がないということを表わすデフォルト速度モードの速度決定係数をX軸画像比較部411へ出力する(ステップS511a)。
以下、図29bを参照して、未来前処理画像に対するY軸の速度決定係数を算出する過程を説明する。すなわち、Y軸の速度設定器(436)はY軸の速度計数器(435)から、所定回数のフレームに対する現在前処理画像の最終モーションベクター座標値(VY)を入力する。
ついで、Y軸の速度設定器(436)は最終モーションベクター座標値(VY)に対する履歴を分析して、未来前処理画像に対する所定の速度決定係数を算出する。ここで、Y軸の速度設定器(436)で未来前処理画像に対するY軸の速度決定係数を算出する過程は、X軸の速度設定器(434)でX軸モーションベクター座標値(VX)の履歴を分析して、未来前処理画像に対するX軸の速度決定係数を算出する過程を示す図29aと等しいので、これに対する詳細な説明は略する。
つぎに、移動座標算出部400は最終モーションベクター座標値(VX、VY)の移動量に基づいて、Xチャネル/Yチャネル参照部430、440に参照画像を設定する(ステップS600)。ここで、前記段階(ステップS600)の内容は、本発明の実施の形態1に示された図17の内容と等しい。したがってこれに対する詳細な説明は略する。
実施の形態3
以下、図30ないし図36を参照して、本発明の実施の形態3による位置追跡用光センサー装置、およびこれを利用した位置追跡方法を詳細に説明する。まず、図30を参照して本発明の実施の形態3による位置追跡用光センサー装置の構成を詳細に説明する。
本発明による位置追跡用光センサー装置は、現在前処理画像に対する全体検索、および既設定された速度決定係数および方向決定係数による部分検索を通じて、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値を算出し、算出されたモーションベクター座標値の履歴に基づいて、未来前処理画像に対する方向および速度決定係数を算出するために、画像ピクセル配列100、A/D変換部200、前処理部300、移動座標算出部400およびインターフェース部500で構成されている。
ここで、前記画像ピクセル配列100、A/D変換部200、前処理部300およびインターフェース部500は、前記の実施の形態1および実施の形態2の構成と等しいので、ここでは移動座標算出部400の構成および動作過程について詳しく説明する。
移動座標算出部400は、全体検索を実行して検索された第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)と、既設定された方向決定係数および速度決定係数に連関された特定座標値に対する部分検索を実行して算出された第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)とのいずれかを、現在前処理画像に対する最終モーションベクター算出値(VX、VY)として算出する。
移動座標算出部400は、全体検索または部分検索を通じて算出されたモーションベクター座標値の履歴に基づいて、未来前処理画像に対する方向/速度決定係数を算出するために、図30に示されるように、画像比較部410、モーションベクター部420、Xチャネル参照部430およびYチャネル参照部440を含んで構成される。
ここで、既設定された方向決定係数および速度決定係数は過去フレーム、より具体的には現在フレームの以前フレームたちに対するモーションベクター座標値たちの履歴に基づいて算出される。
画像比較部410は、現在前処理画像の全体/部分領域に対して、既設定された参照画像をオーバーラッピングする全体/部分検索を実行して、モーションベクター座標値を算出するために、図30に示されるように、X軸画像比較部411およびY軸画像比較部412で構成されている。
ここで、X軸画像比較部411は、前記現在前処理画像をX座標値全体に対する全体検索を実行して、前記現在前処理画像に対するX軸モーションベクター座標値(VX1)を算出する。
また、X軸画像比較部411は、モーションベクター部420の方向設定部421および速度設定部(431)から入力される、方向決定係数および速度決定係数に共通であるX座標値に対する部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
図31を参照してより具体的に説明すれば、モーションベクター部420を構成するX軸方向設定器426から(+)方向決定係数が入力された場合、X軸画像比較部411はX軸の速度設定器(434)から入力される速度決定係数に連動して特定のX座標値に対する部分検索を実行する。
すなわち、X軸の速度設定器(434)から入力された速度決定係数が高速モードの場合、X軸画像比較部411は、X座標値の中で右側座標値と外側座標値に共通である座標値に対してのみ部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
また、X軸の速度設定器(434)から入力された速度決定係数が低速モードの場合、X軸画像比較部411は、右側座標値と内側座標値に共通である座標値に対してのみ部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。また、X軸の速度設定器(434)から入力された速度決定係数が中速モードの場合、X軸画像比較部411は、右側座標値と中間座標値に共通である座標値に対してのみ部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。この時、X軸の速度設定器(434)から入力された速度決定係数がデフォルト速度モードの場合、X軸画像比較部411は、X座標値の中で右側座標値に対してのみ部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
また、モーションベクター部420を構成するX軸方向設定器426から(−)方向決定係数が入力された場合、X軸画像比較部411は前記モーションベクター部420を構成するX軸の速度設定器(434)から入力される速度決定係数に連動して特定のX座標値に対する部分検索を実行する。
すなわち、X軸の速度設定器(434)から入力された速度決定係数が高速モードの場合、X軸画像比較部411は、X座標値の中で左側座標値と外側座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
また、X軸の速度設定器(434)から入力された速度決定係数が低速モードの場合、X軸画像比較部411は、左側座標値と内側座標値に共通である座標値に対してのみ部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。また、X軸の速度設定器(434)から入力された速度決定係数が中速モードの場合、X軸画像比較部411は、左側座標値と中間座標値に対してのみ部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
この時、X軸の速度設定器(434)から入力された速度決定係数がデフォルト速度モードの場合、X軸画像比較部411はX座標値の中で左側座標値に対してのみ部分検索を実行して、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
もし、X軸方向設定器426から入力される方向決定係数がデフォルトであって、X軸の速度設定器(434)から入力される速度設定係数がデフォルトである場合、前記X軸画像比較部411はX座標値全体に対する全体検索を実行してX軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
Y軸画像比較部412は前記現在前処理画像をY座標値全体に対する全体検索を実行して、前記現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY1)を算出する。
また、Y軸画像比較部412は、モーションベクター部420を構成するY軸方向設定器428およびY軸の速度設定器(436)から入力される、方向決定係数および速度決定係数に共通である座標値に対する部分検索を実行してY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
図31を参照してより具体的に説明すれば、モーションベクター部420を構成するY軸方向設定器428から(+)方向決定係数が入力された場合、Y軸画像比較部412はY軸の速度設定器(436)から入力される速度決定係数に基づいて、特定のY座標値に対する部分検索を実行する。
すなわち、Y軸の速度設定器(436)から入力された速度決定係数が高速モードの場合、Y軸画像比較部412は、Y座標値の中で上側座標値と外側座標値に共通である座標値に対してだのみ部分検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
また、Y軸の速度設定器(436)から入力された速度決定係数が低速モードの場合、Y軸画像比較部412は、上側座標値と内側座標値に共通である座標値に対してのみ部分検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。また、Y軸の速度設定器(436)から入力された速度決定係数が中速モードの場合、Y軸画像比較部412は、上側座標値と中間座標値に対してのみ部分検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
この時、Y軸の速度設定器(436)から入力された速度決定係数がデフォルト信号の場合、Y軸画像比較部412は、Y座標値の中で上側座標値に対してのみ部分検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
また、前記モーションベクター部420を構成するY軸方向設定器428から(−)方向決定係数が入力された場合、Y軸画像比較部412は、前記Y軸の速度設定器(436)から入力される速度決定係数に基づいて、特定のY座標値に対する部分検索を実行する。
すなわち、Y軸の速度設定器(436)から入力された速度決定係数が高速モードの場合、Y軸画像比較部412は、Y座標値の中で下側座標値と外側座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。また、Y軸の速度設定器(436)から入力された速度決定係数が低速モードの場合、Y軸画像比較部412は、下側座標値と内側座標値に共通である座標値に対してのみ部分検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
また、Y軸の速度設定器(436)から入力された速度決定係数が中速モードの場合、Y軸画像比較部412は、下側座標値と中間座標値に共通である座標値に対してのみ部分検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。この時、Y軸の速度設定器(436)から入力された速度決定係数がデフォルト信号の場合、前記Y軸画像比較部412は、Y座標値の中で下側座標値に対する部分検索を実行してY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
もし、Y軸方向設定器428から入力される方向決定係数がデフォルトであり、Y軸の速度設定器(436)から入力される速度設定係数がデフォルトである場合、Y軸画像比較部412は、Y座標値全体に対する全体検索を実行して、Y軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する。
モーションベクター部420はエラー発生有無に基づいて、画像比較部410から入力される全体検索による第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)と、部分検索による第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)とのいずれかのモーションベクター座標値を、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出する。
つぎに、モーションベクター部420は、算出されたモーションベクター座標値の履歴に基づいて、未来前処理画像の方向および速度を予測するための方向/速度決定係数を算出するために、図31に示されるように、X軸方向設定部421、Y軸方向設定部422、X軸の速度設定部(431)、Y軸の速度設定部(432)、エラー検出部423およびモーションベクター算出部424で構成されている。
ここで、X軸方向設定部421は、本発明の実施の形態1で記述したように、モーションベクター算出部424から入力される現在前処理画像に対するX軸モーションベクター座標値(VX)に対する履歴を分析して、未来前処理画像に対するX軸方向決定係数を算出するために、前記X軸方向計数器425とX軸方向設定器426を含んで構成される。
ここで、前記X軸方向設定器426は、前記X軸方向計数器425に蓄積される前記X軸モーションベクター座標値(VX)の履歴がX軸に対して、原点を含んで右側座標値に算出される場合は(+)方向決定係数を、原点を含んで左側座標値に算出される場合は(−)方向決定係数を、および明らかな方向性がない場合にはデフォルト方向決定係数を算出する。
また、Y軸方向設定部422は、本発明の実施の形態1で記述したように、モーションベクター算出部424から入力される現在前処理画像に対するY軸モーションベクター座標値(VY)の履歴を分析して、未来前処理画像に対するY軸方向決定係数を算出するこために、方向計数器427とY軸方向設定器428を含んで構成される。
ここで、前記Y軸方向設定器428は、前記Y軸方向計数器427に蓄積される前記Y軸モーションベクター座標値(VY)の履歴がY軸に対して、原点を含んで上側座標値に算出される場合は(+)方向決定係数を、原点を含んで下側座標値に算出される場合は(−)方向決定係数を、および明らかな方向性ない場合にはデフォルト方向決定係数を算出する。
また、X軸の速度設定部(431)は、本発明の実施の形態2で記述したように、モーションベクター算出部424から入力される現在前処理画像に対するX軸モーションベクター座標値(VX)の履歴を分析して、未来前処理画像に対するX軸の速度決定係数を算出するために、X軸の速度計数器(433)とX軸の速度設定器(434)を含んで構成される。
ここで、X軸の速度設定器(434)はX軸の速度計数器(433)に蓄積されるX軸モーションベクター座標値(VX)の履歴がX軸に対して、外側座標値に算出される場合は高速モードの速度決定係数を、内側座標値に算出される場合は低速モードの速度決定係数を、中間座標値に算出される場合は中速モードの速度決定係数を、および決まったレベルを維持することができない場合はデフォルト速度モードの速度決定係数を算出する。
また、前記Y軸の速度設定部(432)は、本発明の実施の形態2で記述したように、モーションベクター算出部(414)から入力される現在前処理画像に対するY軸モーションベクター座標値(VY)の履歴を分析して、未来前処理画像にY軸の速度決定係数を算出するために、Y軸の速度計数器(435)とY軸の速度設定器(436)を含んで構成される。
ここで、Y軸の速度設定器(436)は、Y軸の速度計数器(435)に蓄積されるY軸モーションベクター座標値(VY)の履歴がY軸に対して、外側座標値に算出される場合は高速モードの速度決定係数、内側座標値に算出される場合は低速モードの速度決定係数を、中間座標値に算出される場合は中速モードの速度決定係数を、および決まったレベルを維持することができない場合はデフォルト速度モードの速度決定係数を算出する。
エラー検出部423は、画像比較部410から入力される全体検索による第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)と、部分検索による第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)とを、フレームごとに比べた後、所定回数の連続フレーム、より具体的には3フレーム連続してお互いに相異なっている座標値が入力される場合、エラー信号を発生させる。同時に、前記方向設定部421、422および速度設定部(431)、(432)にデフォルト速度モードを出力させる。
この時、エラー検出部423によって前記方向決定部および速度決定部がデフォルトに設定される場合、前記画像比較部410は現在前処理画像を全体座標軸に対する全体検索を実行して、最終モーションベクター座標値(VX、VY)を算出するようになる。
モーションベクター算出部424は、エラー検出部423からエラー信号が出力されない場合、前記現在前処理画像に対する部分検索を実行して算出された第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を、最終モーションベクター座標値(VX、VY)としてインターフェース部500へ出力する。
また、モーションベクター算出部424は、エラー検出部423からエラー信号が出力される場合、現在前処理画像に対する全体検索を実行して算出された第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を、最終モーションベクター座標値(VX、VY)として前記インターフェース部500へ出力する。
以下、図32ないし図36を参照して、本発明による部分検索アルゴリズムを利用した位置追跡方法の実施の形態3について詳細に説明する。まず、移動座標算出部400は前処理部300から現在前処理画像および現在前処理中央画像を入力する(図32のステップS100。以下、実施の形態3では図32〜36のステップ番号を参照)。
ここで、前記段階(ステップS100)は本発明の実施の形態1に示された図12の内容と等しいので、これに対する詳細な説明は略する。
つぎに、移動座標算出部400は全体座標軸に対する全体検索を実行して前記現在前処理画像に対する第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を算出する(ステップS200)。
ここで、前記段階(ステップS200)は本発明の実施の形態1に示された図13の内容と等しいので、これに対する詳細な説明は略する。前記のように、現在前処理画像に対する全体検索を通じて第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を算出すると同時に、移動座標算出部400は、既設定されたX軸/Y軸方向決定係数および速度決定係数に連動する座標値に対する部分検索を実行して、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を算出する(ステップS300)。
図33(図33aおよび図33b)を参照して、X軸方向決定係数および速度決定係数に共通する座標値に対する部分検索を通じて、X軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する過程を説明する。X軸画像比較部411はモーションベクター部420のX軸方向設定器426から、既設定された方向決定係数を入力する(ステップS301a)。
また、X軸画像比較部411は、X軸方向設定器426から、既設定された方向決定係数を入力すると同時に、X軸の速度設定器(434)から、既設定された速度決定係数を入力する(ステップS302a)。ついで、X軸画像比較部411は前記方向決定係数の入力状態が(+)方向決定係数なのかを判断する(ステップS303a)。
前記段階(ステップS303a)の判断の結果、方向決定係数が(+)方向決定係数の場合、X軸画像比較部411はX軸の速度設定部(431)から入力される速度決定係数の入力状態が高速モード、低速モード、中速モードおよびデフォルトのいずれかを判断する(ステップS304a)。前記段階(ステップS404a)の判断の結果、速度決定係数が高速モードの場合、X軸画像比較部411はX座標値の中で右側座標値および外側座標値に共通に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS305a)。
ついで、X軸画像比較部411は既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)として算出する(ステップS306a)。前記段階(ステップS304a)の判断の結果、速度決定係数が高速モードではない場合、X軸画像比較部411は速度決定係数が低速モード、中速モードおよびデフォルト速度モードのいずれかを判断する(ステップS307a)。
前記段階(ステップS307a)の判断の結果、速度決定係数が低速モードの場合、X軸画像比較部411は、X座標値の中で原点を含む右側座標値および内側座標値に共通に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS308a)。つぎに、X軸画像比較部411は前記段階(ステップS306a)と等しい方法によって、現在前処理画像に対するX軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する。
前記段階(ステップS307a)の判断の結果、速度決定係数が低速モードではない場合、X軸画像比較部411は速度決定係数が中速モードおよびデフォルト速度モードのいずれかを判断する(ステップS309a)。前記段階(ステップS309a)の判断の結果、速度決定係数が中速モードの場合、X軸画像比較部411はX座標値の中で右側座標値および中間座標値に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS310a)。ついで、X軸画像比較部411は前記段階(ステップS304a)と等しい方法によって、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)を算出する。
前記段階(ステップS409a)の判断の結果、速度決定係数がデフォルト速度モードの場合、X軸画像比較部411はX座標値の中で原点を含む右側座標値に対する部分検索を実行する(ステップS311a)。
ついで、X軸画像比較部411は既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)として算出する。前記段階(ステップS403a)の判断の結果、前記X軸方向決定係数が(+)方向決定係数ではない場合、前記X軸画像比較部411はX軸方向決定係数が(−)方向決定係数なのかを判断する(ステップS313a)。
前記段階(ステップS313a)の判断の結果、方向決定係数が(−)方向決定係数の場合、X軸画像比較部411は、図33bに示されるように、X軸の速度設定器(434)から入力されたX軸の速度決定係数の入力状態が高速モード、低速モード、中速モードおよびデフォルトのいずれかを判断する(ステップS314a)。
前記段階(ステップS314a)の判断の結果、X軸の速度決定係数が高速モードの場合、X軸画像比較部411は、X座標値の中で左側座標値および外側座標値に共通に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS315a)。つぎに、X軸画像比較部411は、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)として算出する(ステップS316a)。
また、前記段階(ステップS313a)の判断の結果、速度決定係数が高速モードではない場合、X軸画像比較部411は速度決定係数が低速モードなのかを判断する(ステップS317a)。
前記段階(ステップS317a)の判断の結果、速度決定係数が低速モードの場合、X軸画像比較部411は、X座標値の中で原点を含む左側座標値および内側座標値に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS318a)。
ついで、X軸画像比較部411は、前記段階(ステップS316a)と等しい方法によって現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)を算出する。また、前記段階(ステップS317a)の判断の結果、速度決定係数が低速モードではない場合、X軸画像比較部411は速度決定係数が中速モードなのかを判断する(ステップS319a)。
前記段階(ステップS318a)の判断の結果、速度決定係数が中速モードの場合、X軸画像比較部411は、X座標値の中で左側座標値および中間座標値に共通に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS320a)。以後、X軸画像比較部411は前記段階(ステップS316a)と等しい方法によって現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)を算出する。
また、前記段階(ステップS319a)の判断の結果、速度決定係数がデフォルト速度モードの場合、X軸画像比較部411はX座標値の中で原点を含む左側座標値に対する部分検索を実行する(ステップS321a)。ついで、X軸画像比較部411は前記段階(ステップS316a)と等しい方法によって現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)を算出する。
前記段階(ステップS313a)の判断の結果、X軸方向決定係数がデフォルトモードの場合、X軸画像比較部411はX座標値全体に対する全体検索を実行する(ステップS322a)。ついで、X軸画像比較部411は既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を前記現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VX2)を算出する。
以下、図34(図34aおよび図34b)を参照して、Y軸方向決定係数および速度決定係数に共通する座標値の部分検索を通じて、X軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する過程を説明する。Y軸画像比較部412はモーションベクター部420のY軸方向設定器428から既設定された方向決定係数を入力する(ステップS301b)。
また、前記Y軸画像比較部412は、Y軸方向設定器428から既設定された方向決定係数を入力すると同時に、Y軸の速度設定器(436)から既設定された速度決定係数を入力する(ステップS302b)。ついで、前記Y軸画像比較部412は前記方向決定係数の入力状態が(+)方向決定係数なのかを判断する(ステップS303b)。
前記段階(ステップS303b)の判断の結果、方向決定係数が(+)方向決定係数の場合、Y軸画像比較部412は前記Y軸の速度設定部(432)から入力される速度決定係数の入力状態が高速モードなのかを判断する(ステップS304b)。前記段階(ステップS304b)の判断の結果、速度決定係数が高速モードの場合、Y軸画像比較部412はY座標値の中で上側座標値および外側座標値に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS305b)。
ついで、Y軸画像比較部412は既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を前記現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)として算出する(ステップS306b)。前記段階(ステップS304b)の判断の結果、速度決定係数が高速モードではない場合、Y軸画像比較部412は速度決定係数が低速モードなのかを判断する(ステップS307b)。
前記段階(ステップS307b)の判断の結果、速度決定係数が低速モードの場合、Y軸画像比較部412はY座標値の中で原点を含む上側座標値および内側座標値に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS308b)。ついで、Y軸画像比較部412は前記段階(ステップS306b)と等しい方法によって、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)を算出する。
前記段階(ステップS307b)の判断の結果、速度決定係数が低速モードではない場合、Y軸画像比較部412は速度決定係数が中速モードなのかを判断する(ステップS309b)。前記段階(ステップS309b)の判断の結果、速度決定係数が中速モードの場合、Y軸画像比較部412はY座標値の中で上側座標値および中間座標値に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS310b)。
ついで、Y軸画像比較部412は前記段階(ステップS306b)と等しい方法によって現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)を算出する。前記段階(ステップS309b)の判断の結果、速度決定係数がデフォルト速度モードの場合、Y軸画像比較部412はY座標値の中で原点を含む上側座標値に対する部分検索を実行する(ステップS311b)。
ついで、Y軸画像比較部412は前記段階(ステップS306b)と等しい方法によって、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)を算出する。前記段階(ステップS303b)の判断の結果、方向決定係数が(+)方向決定係数ではない場合、Y軸画像比較部412は前記方向決定係数が(−)方向決定係数なのかを判断する(図34bステップS313b)。
前記段階(ステップS313b)の判断の結果、方向決定係数が(−)方向決定係数の場合、前記Y軸画像比較部412は、図34bに示されるように、Y軸の速度設定部(432)から入力されたY軸の速度決定係数の入力状態が速度決定係数の入力状態が高速モードなのかを判断する(ステップS314b)。前記段階(ステップS314b)の判断の結果、速度決定係数が高速モードの場合、Y軸画像比較部412はY座標値の中で下側座標値および外側座標値にモード含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS315b)。
ついで、Y軸画像比較部412は既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を前記現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)として算出する(ステップS316b)。前記段階(ステップS314b)の判断の結果、速度決定係数が高速モードではない場合、Y軸画像比較部412は速度決定係数が低速モードなのかを判断する(ステップS317b)。
前記段階(ステップS317b)の判断の結果、速度決定係数が低速モードの場合、Y軸画像比較部412はY座標値の中で原点を含む下側座標値および内側座標値に共通に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS318b)。ついで、Y軸画像比較部412は前記段階(ステップS316b)と等しい方法によって現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)を算出する。
前記段階(ステップS317b)の判断の結果、速度決定係数が低速モードではない場合、Y軸画像比較部412は速度決定係数が中速モードなのかを判断する(ステップS319b)。前記段階(ステップS418b)の判断の結果、速度決定係数が中速モードの場合、Y軸画像比較部412はY座標値の中で下側座標値および中間座標値に含まれる座標値に対する部分検索を実行する(ステップS320b)。
ついで、Y軸画像比較部412は前記段階(ステップS316b)と等しい方法によって現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)を算出する。前記段階(ステップS319b)の判断の結果、速度決定係数がデフォルト速度モードの場合、Y軸画像比較部412はY座標値の中で原点を含む下側座標値に対する部分検索を実行する(ステップS321b)。
以後、Y軸画像比較部412は前記段階(ステップS316b)と等しい方法によって現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)を算出する。前記段階(ステップS313b)の判断の結果、Y軸方向決定係数がデフォルトの場合、Y軸画像比較部412はY座標値全体に対する全体検索を実行する(ステップS322b)。
ついで、Y軸画像比較部412は既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を、前記現在前処理画像に対するモーションベクター座標値(VY2)として算出する。上述したように、現在前処理画像に対する全体検索および部分検索を実行して、現在前処理画像に対するモーションベクター座標値を算出した後、移動座標算出部400はモーションベクター座標値を相互に比べて現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)を算出する(ステップS400)。
図35を参照してより具体的に説明すれば、エラー検出部423は現在前処理画像に対する全体検索を通じて算出された、第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を画像比較部410から入力する(ステップS401)。また、エラー検出部423は、既設定された方向決定係数および速度決定係数に連動した部分検索によって算出された現在前処理画像の第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を画像比較部410から入力する(ステップS402)。
つぎに、エラー検出部423はそれぞれのモーションベクター座標値をフレームごとに相互に比べた後(ステップS403)、所定回数のフレームに対する前記モーションベクター座標値が一致するかどうかを判断する(ステップS404)。前記段階(ステップS404)の判断の結果、モーションベクター座標値が相互に一致するか、または一致しないフレームが所定回数以下の場合、エラー検出部423はモーションベクター算出部424へエラー未発生信号を出力する(ステップS405)。
前記エラー検出部423からエラー未発生信号が入力される場合、モーションベクター算出部424は、方向および速度決定係数に連動する部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)を、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出して、インターフェース部500へ出力する(ステップS406)。同時に、前記最終モーションベクター座標値(VX、VY)を画像比較部410、方向設定部および速度設定部へフィードバックする(ステップS407)。
前記段階(ステップS404)の判断の結果、前記モーションベクター座標値が所定回数以上のフレームに対して相互に一致しない場合、エラー検出部423はモーションベクター算出部424でエラー発生信号を出力させる(ステップS408)。
エラー検出部423からエラー発生信号が入力される場合、モーションベクター算出部424は全体検索を通じて算出された前記第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を、現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)として算出して、インターフェース部500へ出力する(ステップS409)。同時に、前記最終モーションベクター座標値(VX、VY)を、前記画像比較部410、方向設定部および速度設定部へフィードバックする(ステップS410)。
現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)を算出した後、移動座標算出部400は最終モーションベクター座標値(VX、VY)に対する履歴を分析して、未来前処理画像に対する方向決定係数および速度決定係数を算出する(ステップS500)。
図36を参照してより具体的に説明すれば、モーションベクター算出部424から前記現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)が入力される場合(ステップS501)、方向計数器425、427および速度計数器(433)、(435)は前記最終モーションベクター座標値(VX、VY)を積算した後、これを方向設定器426428および速度設定器(434)、(436)へ出力する(ステップS502)。
つぎに、方向設定器426、428および速度設定器(434)、(436)は、所定フレームに対する前記積算したモーションベクター座標値(VX)の履歴を分析して(ステップS503)、前記履歴に基づいて未来前処理画像に対する方向決定係数および速度決定係数を算出した後(ステップS504)、これを前記画像比較部410へ出力する(ステップS505)。ここで、前記過程(ステップS504)中で方向決定係数を算出する過程は、本発明の実施の形態1において、図16aおよび図16bに記載された過程と等しい。
また、前記過程(ステップS504)中で、速度決定係数を算出する過程は、本発明の実施の形態2において、図29aおよび図29bに記載される過程と等しい。つづいて、モーションベクター部から現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)がフィードバックされる場合、画像比較部410は最終モーションベクター座標値(VX、VY)の移動量に基づいて、Xチャネル/Yチャネル参照部430、440に参照画像を設定する(ステップS600)。ここで、前記段階(ステップS600)の内容は、本発明の実施の形態1に示された図17の内容と等しいので、これに対する詳細な説明は略する。
本発明における望ましい実施の形態を、図を参照して説明したが、該当の技術分野の熟練された当業者は、下記の特許請求範囲に記載した本発明の思想および領域から脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更することができることを理解することができる。
マウスパッドの種類による光マウスのポイント軌跡を示した図面である。 従来の光マウスの前処理過程によって形成された一方向性を有する光マウスが置かれた底表面の画像を示した図面である。 従来の光マウスの前処理過程によって形成される、一方向性を有する光マウスが置かれた底表面の画像を図示した図面である。 本発明の実施の形態1による位置追跡用光センサー装置の構成を図示したブロック図である。 本発明の実施の形態1による移動座標算出部を構成する画像比較部の内部構成を示した図面である。 本発明の実施の形態1による現在前処理画像に対する全体検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態1による(−)方向決定係数による現在前処理画像のX軸方向に対する部分検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態1による(+)方向決定係数による現在前処理画像のX軸方向に対する部分検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態1による(+)方向決定係数による現在前処理画像のY軸方向に対する部分検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態1による(−)方向決定係数による現在前処理画像のY軸方向に対する部分検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態1による移動座標算出部を構成するモーションベクター部の内部構成図である。 本発明の実施の形態1による位置追跡用光センサー装置を利用した位置追跡過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態1による移動座標算出部で、前処理部から現在前処理画像および現在前処理中央画像を入力する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態1による現在前処理画像の全体検索によって、第1モーションベクター座標値(VX1、VY1)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態1による既設定されたX軸方向決定係数による部分検索によって、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)のX軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態1による既設定されたY軸方向決定係数による部分検索によって、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)のY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態1による現在前処理画像の最終モーションベクター座標値(VX、VY)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態1による最終X軸モーションベクター座標値(VX)の履歴に基づいて、未来前処理画像のX軸方向決定係数を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態1による最終Y軸モーションベクター座標値(VY)の履歴に基づいて、未来前処理画像のY軸方向決定係数を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態1による最終モーションベクター座標値(VX、VY)の移動量に基づいて、Xチャネル/Yチャネル参照部の参照画像を再設定する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態2による位置追跡用光センサー装置の構成を示したブロック図である。 本発明の実施の形態2による低速の速度決定係数による、現在前処理画像に対するX軸方向の部分検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態2による高速の速度決定係数による、現在前処理画像に対するX軸方向の部分検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態2による中速の速度決定係数による、現在前処理画像に対するX軸方向の部分検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態2による低速の速度決定係数による、現在前処理画像のY軸方向に対する部分検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態2による高速の速度決定係数による、現在前処理画像のY軸方向に対する部分検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態2による中速の速度決定係数による、現在前処理画像のY軸方向に対する部分検索過程を説明するための図面である。 本発明の実施の形態2による移動座標算出部を構成するモーションベクター部の内部構成を説明するための図面である。 本発明の実施の形態2による位置追跡用光センサー装置を利用した位置追跡過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態2による既設定されたX軸の速度決定係数による部分検索によって、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)のX軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態2による既設定されたY軸の速度決定係数による部分検索によって、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)のY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態2による現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値(VX、VY)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態2による最終X軸モーションベクター座標値(VX)の履歴に基づいて、未来前処理画像に対するX軸方向決定係数を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態2による最終Y軸モーションベクター座標値(VY)の履歴に基づいて、未来前処理画像に対するY軸方向決定係数を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態3による位置追跡用光センサー装置の内部構成を示した図面である。 本発明の実施の形態3による移動座標算出部の内部構成を示した図面である。 本発明の実施の形態3による位置追跡用光センサー装置を利用した位置追跡過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態3による既設定されたX軸方向および速度決定係数による部分検索によって、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)のX軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態3による既設定されたX軸方向および速度決定係数による部分検索によって、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)のX軸モーションベクター座標値(VX2)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態3による既設定されたY軸方向および速度決定係数による部分検索によって、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)のY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態3による既設定されたY軸方向および速度決定係数による部分検索によって、第2モーションベクター座標値(VX2、VY2)のY軸モーションベクター座標値(VY2)を算出する過程を示した順序図である。 本発明の実施の形態3による現在前処理画像の最終モーションベクター座標値(VX、VY)を算出する過程を示した順序図である。 発明の実施の形態3による最終モーションベクター座標値(VX、VY)の履歴に基づいて、未来前処理画像に対する方向/速度決定係数を算出する過程を示した順序図である。
符号の説明
100 画像ピクセル配列
200 A/D変換部
300 前処理部
400 移動座標算出部
410 画像比較部
411 X軸画像比較部
412 Y軸画像比較部
420 モーションベクター部
421 X軸方向設定部
422 Y軸方向設定部
423 エラー検出部
424 Xモーションベクター算出部
425 X軸方向計数器
426 X軸方向設定器
427 Y軸方向計数器
428 Y軸方向設定器
431 X軸の速度設定部
432 Y軸の速度設定部
433 X軸の速度計数器
434 X軸の速度設定器
435 Y軸の速度計数器
436 Y軸の速度設定器
430 Xチャネル参照部
440 Yチャネル参照部
500 インターフェース部
601 全体検索領域
602 部分検索領域
603 現在前処理画像
604 現在前処理中央画像
605 参照画像

Claims (64)

  1. 所定個数のピクセルで構成されて、各ピクセルに照射される光エネルギーをアナログ電圧値に変換させる画像ピクセル配列と、
    前記画像ピクセル配列から入力される各ピクセルのアナログ電圧値をデジタル電圧値に変換するA/D変換部と、
    前記デジタル電圧値に対する前処理を実行して、所定ビット数のデジタル電圧値を有するピクセル配列で構成される現在前処理画像を生成する前処理部と、
    現在前処理画像の全体領域に既設定された参照画像をオーバーラップする全体検索を実行して、第1モーションベクター座標値を算出し、既設定された方向決定係数に連関された特定座標値に対する部分検索を実行して、第2モーションベクター座標値を算出し、前記第1および第2モーションベクター座標値をフレーム毎に比較した後、所定のフレームに対して前記第1および第2モーションベクター座標値の一致可否によってエラー発生有無を検出し、前記エラー発生有無によって前記第1および第2モーションベクター座標値のいずれか1つを最終モーションベクター座標値として算出した後、前記最終モーションベクター座標値の履歴によって未来前処理画像の方向決定係数を算出する移動座標算出部と、
    前記移動座標算出部から出力される最終モーションベクター座標値を所定時間の間積算した後、前記積算した座標値を所定の外部装置へ伝達するインターフェース部と、
    を含んで構成されることを特徴とする位置追跡用光センサー装置。
  2. 前記移動座標算出部が、
    前記現在前処理画像に対する全体検索を実行して第1モーションベクター座標値を算出し、既設定された方向決定係数による部分検索を実行して第2モーションベクター値を算出する画像比較部と、
    前記第1および第2モーションベクター座標値を所定回数の連続フレームに対して相互に比べてエラー発生有無を検出した後、エラーが検出されない場合は第2モーションベクター座標値を最終モーションベクター座標値として算出し、エラーが検出された場合は第1モーションベクター座標値を最終モーションベクター座標値として算出した後、前記最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて未来前処理画像の方向決定係数を算出するモーションベクター部と、
    を含んで構成される請求項1記載の位置追跡用光センサー装置。
  3. 前記画像比較部が、
    現在前処理画像のX軸全体領域に対する全体検索を実行して前記第1モーションベクター座標値のX座標値を算出し、既設定されたX軸方向決定係数に連動する特定座標値に対する部分検索を実行して前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出するX軸画像比較部と、
    現在前処理画像のY軸全体領域に対する全体検索を実行して前記第1モーションベクター座標値のY座標値を算出し、既設定されたY軸方向決定係数に連動する特定座標値に対する部分検索を実行して前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出するY軸画像比較部と、
    を含んで構成される請求項2記載の位置追跡用光センサー装置。
  4. 前記X軸画像比較部が、
    前記X軸方向決定係数が正(+)の場合、X座標値の中で原点を含む右側座標値に対する部分検索を実行し、
    前記X軸方向決定係数が負(−)の場合、X座標値の中で原点を含む左側座標値に対する部分検索を実行し、
    前記X軸方向決定係数がデフォルトの場合、X座標値に対する全体検索を実行して、
    前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出する請求項3記載の位置追跡用光センサー装置。
  5. 前記Y軸画像比較部が、
    前記Y軸方向決定係数が正(+)の場合、Y座標値の中で原点を含む上側座標値に対する部分検索を実行し、
    前記Y軸方向決定係数が負(−)の場合、Y座標値の中で原点を含む下側座標値に対する部分検索を実行し、
    前記Y軸方向決定係数がデフォルトの場合、Y座標値に対する全体検索を実行して、
    前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出する請求項3記載の位置追跡用光センサー装置。
  6. 前記モーションベクター部が、
    前記第1および第2モーションベクター座標値を毎フレーム当り相互に比べた後、所定回数の連続フレームに対して前記第1および第2モーションベクター座標値が相異なっている場合エラー信号を生成するエラー検出部と、
    エラー検出部からエラー信号が入力されない場合、前記第2モーションベクター座標値を最終モーションベクター座標値として算出し、前記エラー信号が入力される場合には、前記第1モーションベクター座標値を最終モーションベクター座標値として算出するモーションベクター算出部と、
    過去前処理画像に対するモーションベクター座標値の履歴に基づいて既設定された方向決定係数と、前記モーションベクター算出部から入力される最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて算出された未来前処理画像の方向決定係数を画像比較部へ伝達する方向設定部と、
    を含んで構成される請求項2記載の位置追跡用光センサー装置。
  7. 前記方向設定部が、
    前記モーションベクター算出部から入力される最終モーションベクター座標値のX座標値の方向をフレームごとに回数で積算し、前記X座標値の方向に対する履歴を分析して、未来前処理画像に対するX軸方向決定係数を算出するX軸方向設定器で構成されるX軸方向設定部と、
    前記モーションベクター算出部から入力される最終モーションベクター座標値のY座標値の方向をフレームごとに回数で積算し、前記Y座標値の方向に対する履歴を分析して、未来前処理画像に対するY軸方向決定係数を算出するY軸方向設定器で構成されたY軸方向設定部と、
    を含んで構成される請求項6記載の位置追跡用光センサー装置。
  8. 前記X軸方向設定器が、
    前記最終モーションベクター座標値のX座標値に対する方向履歴がX軸に対して右側座標値に算出される場合は(+)方向決定係数を、左側座標値に算出される場合は(−)方向決定係数を、および明らかな方向性がない場合にはデフォルトの方向決定係数を算出する請求項7記載の位置追跡用光センサー装置。
  9. 前記Y軸方向設定器が、
    前記最終モーションベクター座標値のY座標値に対する方向履歴がY軸に対して上側座標値に算出される場合は(+)方向決定係数を、下側座標値に算出される場合は(−)方向決定係数を、および明らかな方向性がない場合にはデフォルトの方向決定係数を算出する請求項7記載の位置追跡用光センサー装置。
  10. 所定個数のピクセルで構成されて、各ピクセルに照射される光エネルギーをアナログ電圧値に変換する画像ピクセル配列と、
    前記画像ピクセル配列から入力される各ピクセルのアナログ電圧値をデジタル電圧値に変換するA/D変換部と、
    前記デジタル電圧値に対する前処理を実行して、所定ビット数のデジタル電圧値を有するピクセル配列で構成された現在前処理画像を生成する前処理部と、
    現在前処理画像の全体領域に既設定された参照画像をオーバーラップする全体検索によって第1モーションベクター座標値を算出し、既設定された速度決定係数に連関された特定座標値に対する部分検索によって第2モーションベクター座標値を算出し、前記第1および第2モーションベクター座標値をフレーム毎に比較した後、所定のフレームに対して前記第1および第2モーションベクター座標値の一致可否によってエラー発生有無を検出し、前記エラー発生有無によって前記第1および第2モーションベクター座標値のいずれか1つを最終モーションベクター座標値として算出した後、前記最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて未来前処理画像に対する速度決定係数を算出する移動座標算出部と、
    前記移動座標算出部から出力される最終モーションベクター座標値を所定時間の間積算した後、前記積算した座標値を外部装置へ伝達するインターフェース部と、
    を含んで構成される位置追跡用光センサー装置。
  11. 前記移動座標算出部が、
    前記現在前処理画像に対する全体検索を実行して前記第1モーションベクター座標値を算出し、過去前処理画像に対するモーションベクター座標値の履歴に基づいて既設定された速度決定係数に連動する特定座標値に対する部分検索による前記第2モーションベクター値を算出する画像比較部と、
    前記第1モーションベクター座標値と前記第2モーションベクター座標値に対する所定回数の連続フレームを相互に比べてエラー発生有無を検出した後、エラーが検出されない場合は前記第2モーションベクター座標値を現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値として算出し、エラーが検出される場合は前記第1モーションベクター座標値を最終モーションベクター座標値として算出した後、前記最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて未来前処理画像に対する速度決定係数を算出するモーションベクター部と、
    を含んで構成される請求項10記載の位置追跡用光センサー装置。
  12. 前記画像比較部が、
    X軸座標に対して前記現在前処理画像に対する全体検索を実行して前記第1モーションベクター座標値のX座標値を算出して、既設定された速度決定係数に連動する特定座標値に対する部分検索を実行して前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出するX軸画像比較部と、
    Y座標値に対して前記現在前処理画像に対する全体検索を実行して前記第1モーションベクター座標値のY座標値を算出して、既設定された速度決定係数に連動する特定座標値に対する部分検索を実行して前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出するY軸画像比較部と、
    を含んで構成される請求項11記載の位置追跡用光センサー装置。
  13. 前記X軸画像比較部が、
    前記モーションベクター部から高速の速度決定係数が入力される場合は、X座標値の中で外側座標値に対する部分検索を実行し、
    前記モーションベクター部から低速の速度決定係数が入力される場合は、X座標値の中で内側座標値に対する部分検索を実行し、
    前記モーションベクター部から中速の速度決定係数が入力される場合は、X座標値の中で中間座標値に対する部分検索を実行し、
    前記モーションベクター部からデフォルトの速度決定係数が入力される場合は、X軸全体座標値に対する全体検索を実行して、
    前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出する請求項12記載の位置追跡用光センサー装置。
  14. 前記Y軸画像比較部が、
    前記モーションベクター部から高速の速度決定係数が入力される場合は、Y座標値の中で外側座標値に対する部分検索を実行し、
    前記モーションベクター部から低速の速度決定係数が入力される場合は、Y座標値の中で内側座標値に対する部分検索を実行し、
    前記モーションベクター部から中速の速度決定係数が入力される場合は、Y座標値の中で中間座標値に対する部分検索を実行し、
    前記モーションベクター部からデフォルトの速度決定係数が入力される場合は、Y軸全体座標値に対する全体検索を実行して、
    前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出する請求項12記載の位置追跡用光センサー装置。
  15. 前記モーションベクター部が、
    前記第1モーションベクター座標値と前記第2モーションベクター座標値を毎フレーム当り相互に比べた後、所定回数の連続フレームに対して前記第1および第2モーションベクター座標値が相異なっている場合、エラー信号を生成するエラー検出部と、
    前記エラー検出部からエラー信号が入力されない場合は、前記第2モーションベクター座標値を最終モーションベクター座標値として算出し、前記エラー信号が入力される場合には場合前記第1モーションベクター座標値を最終モーションベクター座標値として算出するモーションベクター算出部と、
    過去前処理画像に対するモーションベクター座標値の履歴に基づいて既設定された速度決定係数、および前記モーションベクター算出部から入力される最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて算出された未来前処理画像の速度決定係数を、前記画像比較部へ伝達する速度設定部と、
    を含んで構成される請求項11記載の位置追跡用光センサー装置。
  16. 前記の速度設定部が、
    前記フレームごとに、前記モーションベクター算出部から入力される、前記最終モーションベクター座標値のX座標値を積算し、前記X座標値の速度履歴を分析して、未来前処理画像に対するX軸の速度決定係数を算出する、X軸の速度設定器で構成されるX軸の速度設定部と、
    前記フレームごとに、前記モーションベクター算出部から入力される、前記最終モーションベクター座標値のY座標値を積算し、前記Y座標値の速度履歴を分析して、未来前処理画像に対するY軸の速度決定係数を算出する、Y軸の速度設定器で構成されるY軸の速度設定部と、
    を含んで構成される請求項15記載の位置追跡用光センサー装置。
  17. 前記X軸の速度設定器が、
    前記最終モーションベクター座標値のX座標値に関する速度履歴が、X軸に対して所定時間の間外側座標値を維持する場合は、高速の速度決定係数を、
    内側座標値で維持される場合は低速の速度決定係数を、
    中間座標値で維持される場合は中速の速度決定係数を、および
    出力される座標値が所定時間の間、一定範囲の値を維持することができない場合はデフォルトの速度決定係数を算出する請求項16記載の位置追跡用光センサー装置。
  18. 前記Y軸の速度設定器が、
    前記最終モーションベクター座標値のY座標値に関する速度履歴が、Y軸に対して所定時間の間外側座標値を維持する場合は、高速の速度決定係数を、
    内側座標値で維持される場合は低速の速度決定係数を、
    中間座標値で維持される場合は中速の速度決定係数を、および
    出力される座標値が所定時間の間、一定範囲の値を維持することができない場合はデフォルトの速度決定係数を算出する請求項16記載の位置追跡用光センサー装置。
  19. 所定個数のピクセルで構成されて、各ピクセルに照射される光エネルギーをアナログ電圧値に変換させる画像ピクセル配列と、
    前記画像ピクセル配列から入力される各ピクセルのアナログ電圧値をデジタル電圧値に変換するA/D変換部と、
    前記デジタル電圧値に対する前処理を実行して所定ビット数のデジタル電圧値を有するピクセル配列で構成された現在前処理画像を生成する前処理部と、
    現在前処理画像の全体領域に既設定された参照画像をオーバーラップする全体検索を実行して第1モーションベクター座標値を算出し、既設定された方向決定係数および速度決定係数に連関された特定座標値に対する部分検索を実行して、第2モーションベクター座標値を算出し、前記第1および第2モーションベクター座標値をフレーム毎に比較した後、所定のフレームに対して前記第1および第2モーションベクター座標値の一致可否によってエラー発生有無を検出し、前記エラー発生有無によって前記第1および第2モーションベクター座標値のいずれか1つを最終モーションベクター座標値として算出した後、前記最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて、未来前処理画像に対する方向決定係数および速度決定係数を算出する移動座標算出部と、
    前記移動座標算出部から出力される最終モーションベクター座標値を所定時間の間積算した後、前記積算した座標値を外部装置へ伝達するインターフェース部と、
    を含んで構成される位置追跡用光センサー装置。
  20. 前記移動座標算出部が、
    前記現在前処理画像に対する全体検索を実行して前記第1モーションベクター座標値を算出し、過去前処理画像に対するモーションベクター座標値の履歴に基づいて既設定された方向決定係数および速度決定係数に連動する、特定座標値に対する部分検索を実行して前記第2モーションベクター値を算出する画像比較部と、
    前記画像比較部から出力される前記第1モーションベクター座標値と前記第2モーションベクター座標値を、所定回数の連続フレームに対して相互に比べてエラー発生有無を検出した後、エラーが検出されない場合は前記第2モーションベクター座標値を現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値として外部へ伝達して、エラーが検出される場合は前記第1モーションベクター座標値を現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値として外部へ伝達した後、前記最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて、未来前処理画像に対する方向決定係数および速度決定係数を算出するモーションベクター部と、
    を含んで構成される請求項19記載の位置追跡用光センサー装置。
  21. 前記画像比較部が、
    X座標値に対して現在前処理画像に対する全体検索を実行して、前記第1モーションベクター座標値のX座標値を算出し、前記モーションベクター部から入力される、既設定されたX軸方向決定係数および速度決定係数に連動する特定座標値に対する部分検索を実行して、前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出するX軸画像比較部と、
    Y座標値に対して現在前処理画像に対する全体検索を実行して、前記第1モーションベクター座標値のY座標値を算出し、前記モーションベクター部から入力される、既設定されたY軸方向決定係数および速度決定係数に連動する特定座標値に対する部分検索を実行して、前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出するY軸画像比較部と、
    を含んで構成される請求項20記載の位置追跡用光センサー装置。
  22. 前記X軸画像比較部が、
    前記X軸方向決定係数が(+)の場合、
    前記の速度決定係数が高速の場合は、X座標値の中で原点を含む右側座標値と外側座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数が低速の場合は、原点を含む右側座標値と内側座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数が中速の場合は、原点を含む右側座標値と中間座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数がデフォルトの場合は、X軸全体座標値の中で原点を含む右側座標値に対する部分検索を実行して、
    前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出し、
    前記X軸方向決定係数が(−)の場合、
    前記の速度決定係数が高速の場合は、X座標値の中で原点を含む左側座標値と外側座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数が低速の場合は、原点を含む左側座標値と内側座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数が中速の場合は、原点を含む左側座標値と中間座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数がデフォルトの場合は、X軸全体座標値に中で原点を含む左側座標値に対する部分検索を実行して、
    前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出し、
    前記X軸方向決定係数がデフォルトの場合、
    X軸全体座標値に対する全体検索を実行して、
    前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出する請求項21記載の追跡用光センサー装置。
  23. 前記Y軸画像比較部が、
    前記Y軸方向決定係数が(+)方向決定係数の場合、
    前記の速度決定係数が高速の場合は、Y座標値の中で原点を含む上側座標値と外側座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数が低速の場合は、原点を含む上側座標値と内側座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数が中速の場合は、原点を含む上側座標値と中間座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数がデフォルトの場合はY軸全体座標値の中で原点を含む上側座標値に対する部分検索を実行して、
    前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出し、
    前記Y軸方向決定係数が(−)方向決定係数の場合、
    前記の速度決定係数が高速の場合は、Y座標値の中で原点を含む下側座標値と外側座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数が低速の場合は、原点を含む下側座標値と内側座標値に共通である座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数が中速の場合は、原点を含む左側座標値と中間座標値に対する部分検索を実行し、
    前記の速度決定係数がデフォルトの場合は、Y軸全体座標値の中で原点を含む下側座標値に対する部分検索を実行して、
    前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出し、
    前記Y軸方向決定係数がデフォルトの場合、
    Y軸全体座標値に対する全体検索を実行して、
    前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出する請求項21記載の追跡用光センサー装置。
  24. 前記モーションベクター部が、
    前記第1モーションベクター座標値と前記第2モーションベクター座標値を、毎フレーム当り比べた後、所定回数の連続フレームに対して前記第1および第2モーションベクター座標値がお互いに相異なっている場合、エラー信号を生成して外部へ伝達するエラー検出部と、
    前記エラー検出部からエラー信号が入力されない場合は、前記第2モーションベクター座標値を最終モーションベクター座標値として出力し、前記エラー信号が入力される場合は、前記第1モーションベクター座標値を最終モーションベクター座標値として出力するモーションベクター算出部と、
    過去前処理画像に対するモーションベクター座標値の履歴に基づいて既設定された方向決定係数と、前記モーションベクター算出部から入力される最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて算出された未来前処理画像の方向決定係数を画像比較部へ伝達する方向設定部と、
    過去前処理画像に対するモーションベクター座標値の履歴に基づいて既設定された速度決定係数と、前記モーションベクター算出部から入力される前記最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて算出された未来前処理画像の速度決定係数を画像比較部へ伝達する速度設定部と、
    を含んで構成される請求項20記載の位置追跡用光センサー装置。
  25. 前記方向設定部が、
    前記モーションベクター算出部からフレームごとに入力される、前記最終モーションベクター座標値に対するX座標値の方向を回数で積算するX軸方向計数部と、前記X座標値の方向に対する履歴を分析して未来前処理画像に対するX軸方向決定係数を算出するX軸方向設定器とで構成されるX軸方向設定部と、
    前記モーションベクター算出部からフレームごとに入力される、前記最終モーションベクター座標値に対するY座標値の方向を回数で積算するY軸方向計数部と、前記Y座標値の方向に対する履歴を分析して未来前処理画像に対するY軸方向決定係数を算出するY軸方向設定器とで構成されるY軸方向設定部と、
    を含んで構成される請求項24記載の位置追跡用光センサー装置。
  26. 前記の速度設定部が、
    前記モーションベクター算出部からフレームごとに入力される、前記最終モーションベクター座標値に対するX座標値の方向を回数で積算するX軸方向計数部と、前記X座標値の速度に対する履歴を分析して未来前処理画像に対するX軸の速度決定係数を算出するX軸の速度設定器とで構成されるX軸の速度設定部と、
    前記モーションベクター算出部からフレームごとに入力される、前記最終モーションベクター座標値に対するY座標値の方向を回数で積算するY軸方向計数部と、前記Y座標値の速度に対する履歴を分析して未来前処理画像に対するY軸の速度決定係数を算出するY軸の速度設定器とで構成されるY軸方向設定部と、
    を含んで構成される請求項24記載の位置追跡用光センサー装置。
  27. 前記X軸方向設定器は、前記最終モーションベクター座標値に対するX座標値の方向に対する履歴が、X軸に対して右側座標値に算出される場合は(+)方向決定係数を、左側座標値に算出される場合は(−)方向決定係数を、および明らかな方向性ない場合にはデフォルトの方向決定係数を算出し、
    前記Y軸方向設定器は、前記最終モーションベクター座標値に対するY座標値の方向に対する履歴が、Y軸に対して上側座標値に算出される場合は(+)方向決定係数、下側座標値に算出される場合は(−)方向決定係数を、および明らかな方向性ない場合にはデフォルトの方向決定係数を算出する請求項26記載の位置追跡用光センサー装置。
  28. 前記X軸の速度設定器は、前記最終モーションベクター座標値に対するX座標値の履歴が、X軸に対して一定時間の間外側座標値で維持される場合は高速の速度決定係数を、内側座標値で維持される場合は低速の速度決定係数を、中間座標値に算出される場合は中速の速度決定係数を、および出力される座標値が一定範囲の値を一定時間の間維持することができない場合は、デフォルトの速度決定係数を算出し、
    前記Y軸の速度設定器は、前記最終モーションベクター座標値に対するY座標値の履歴が、Y軸に対して一定時間の間外側座標値で維持される場合は高速の速度決定係数を、内側座標値で維持される場合は低速の速度決定係数を、中間座標値で維持される場合は中速の速度決定係数を、および出力される座標値が一定範囲の値を一定時間の間維持することができない場合は、デフォルトの速度決定係数を算出する請求項26記載の位置追跡用光センサー装置。
  29. 移動座標算出部で、現在前処理画像および現在前処理中央画像を抽出する段階と、
    前記移動座標算出部で、現在前処理画像に対する全体検索を実行して第1モーションベクター座標値を算出する段階と、
    前記移動座標算出部で、既設定された方向決定係数に関し、参照画像を使用して現在前処理画像に対する部分検索を実行して第2モーションベクター座標値を算出する段階と、
    前記移動座標算出部で、前記第1および第2モーションベクター座標値をフレーム毎に比較した後、所定のフレームに対して前記第1および第2モーションベクター座標値の一致可否によってエラー発生有無を検出し、前記エラー発生有無によって前記第1および第2モーションベクター座標値速度の一つを現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値として算出する段階と、
    前記移動座標算出部で、最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて未来前処理画像の方向決定係数を算出する段階と、
    前記移動座標算出部で、前記最終モーションベクター座標値の移動量に基づいて参照画像を再設定する段階を含んで構成されることを特徴とする光センサ装置の位置追跡方法。
  30. 前記現在前処理画像および現在前処理中央画像を抽出する段階が、
    画像ピクセル配列で照射される光エネルギーをアナログ電圧値に変換してA/D変換部へ出力する段階と、
    前記A/D変換部において、前記アナログ電圧値に対するアナログ−デジタル変換を実行して生成された、前記映像に対する現在画像を前処理部へ伝達する段階と、
    前記前処理部において、前記A/D変換部から現在画像を構成する各ピクセルのデジタル電圧値を順次入力する段階と、
    前記順次入力される前記現在画像を構成する各ピクセルの中から、所定のビット値に変換しようとするターゲットピクセルと、前記ターゲットピクセルに接するピクセルとで構成される基本画像行列を設定する段階と、
    前記前処理部において設定される前記基本画像行列を構成する、各ピクセル相互の行と行、列と列および関連する行と列の間の演算を実行して、前記現在画像に対する現在前処理画像を生成する段階と、
    前記前処理部において、前記現在前処理画像から所定のピクセル配列で構成される、前記現在前処理中央画像を抽出する段階と、
    を含んで構成される請求項29記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  31. 前記第1モーションベクター座標値を算出する段階が、
    前記移動座標算出部の画像比較部で、前記前処理部から現在前処理画像を入力する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を、現在前処理画像の全体領域にオーバーラップする全体検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、前記オーバーラップされた現在前処理画像の中で、既設定された参照画像を構成するピクセル値と等しいピクセル値を有するピクセルの個数を、各オーバーラップになる座標値ごとに算出する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合の座標値を、前記第1モーションベクター座標値として算出する段階と、
    を含んで構成される請求項29記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  32. 前記第2モーションベクター座標値を算出する段階が、
    移動座標算出部の画像比較部で、モーションベクター部から既設定された方向決定係数を入力する段階と、
    前記画像比較部において、方向決定係数と連関された特定座標値に対する部分検索を実行して、前記第2モーションベクター座標値を算出する段階と、
    を含んで構成される請求項29記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  33. 前記部分検索によって第2モーションベクター座標値を算出する段階が、
    前記画像比較部で既設定されたX軸方向決定係数による部分検索によって、前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出する段階と、
    前記画像比較部で既設定されたY軸方向決定係数による部分検索によって、前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出する段階とで構成され、
    前記それぞれの段階は同時に実行される請求項32記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  34. 前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出する段階が、
    前記画像比較部で前記モーションベクター部から、既設定されたX軸方向決定係数を入力する段階と、
    前記画像比較部において、前記X軸方向決定係数の入力状態を判断する段階と、
    前記X軸方向決定係数が(+)方向決定係数の場合、前記画像比較部において、X座標値の中で原点を含む右側座標値に対する部分検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、前記第2モーションベクター座標値のX座標値として算出する段階と、
    前記X軸方向決定係数が(−)方向決定係数の場合、前記画像比較部において、X座標値の中で原点を含む左側座標値に対する部分検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、前記第2モーションベクター座標値のX座標値として算出する段階と、
    前記X軸方向決定係数がデフォルトの場合、前記画像比較部でX座標値に対する全体検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、前記第2モーションベクター座標値のX座標値として算出する段階と、
    を含んで構成される請求項33記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  35. 前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出する段階が、
    前記画像比較部で前記モーションベクター部から、既設定されたY軸方向決定係数を入力する段階と、
    前記画像比較部において、前記Y軸方向決定係数の入力状態を判断する段階と、
    前記Y軸方向決定係数が(+)方向決定係数の場合、前記画像比較部において、Y座標値の中で原点を含む上側座標値に対する部分検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を、前記第2モーションベクター座標値のY座標値として算出する段階と、
    前記Y軸方向決定係数が(−)方向決定係数の場合、前記画像比較部において、Y座標値の中で原点を含む下側座標値に対する部分検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を、前記第2モーションベクター座標値のY座標値として算出する段階と、
    前記Y軸方向決定係数がデフォルトの場合、前記画像比較部において、Y座標値に対する全体検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセル値の個数が一番多い場合のY座標値を、前記第2モーションベクター座標値のY座標値として算出する段階と、
    を含んで構成される請求項33記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  36. 前記最終モーションベクター座標値を算出する段階が、
    前記移動座標算出部のエラー検出部で画像比較部から、全体検索を通じて算出された第1モーションベクター座標値を入力する段階と、
    前記エラー検出部で画像比較部から、方向決定係数に連動する部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値を入力する段階と、
    前記エラー検出部において、前記第1および第2モーションベクター座標値をフレームごとに相互に比べる段階と、
    前記エラー検出部において、所定回数の連続フレームに対して前記第1および第2モーションベクター値が相異なっているか、または相異なっているフレームの個数が全体フレーム個数と比べて決まった割合以上の場合に、エラー信号を発生させる段階と、
    前記エラー検出部でエラー信号が発生しない場合、モーションベクター算出部で部分検索を通じて算出された前記第2モーションベクター座標値を、最終モーションベクター座標値として出力する段階と、
    前記エラー検出部でエラー信号が発生する場合、モーションベクター算出部で全体検索を通じて算出された前記第1モーションベクター座標値を、最終モーションベクター座標値として出力する段階と、
    を含んで構成される請求項29記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  37. 前記未来前処理画像に対する方向決定係数を算出する段階が、
    前記移動座標算出部の方向計数器で、前記モーションベクター算出部から入力される最終モーションベクター座標値の方向を、フレームごとに回数で積算させる段階と、
    方向設定器において、前記最終モーションベクター座標値の方向に対する履歴を分析する段階と、
    前記方向設定器において、履歴に基づいて未来前処理画像に対する方向決定係数を算出する段階と、
    を含んで構成される請求項29記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  38. 前記方向決定係数は、前記未来前処理画像のX軸移動方向を設定するためのX軸方向決定係数と、Y軸移動方向を設定するためのY軸方向決定係数と、で構成される請求項37記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  39. 前記X軸方向決定係数が、
    前記未来前処理画像が右側方向に移動するはずだということを表わす(+)方向決定係数、左側方向に移動するはずだということを表わす(−)方向決定係数、および特定の方向がないことを表わすデフォルトの方向決定係数、とによって構成される請求項38記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  40. 前記Y軸方向決定係数が、
    前記未来前処理画像が上側方向に移動するはずだということを表わす(+)方向決定係数、下側方向に移動するはずだということを表わす(−)方向決定係数、および特定の方向がないことを表わすデフォルトの方向決定係数、とによって構成される請求項38記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  41. 前記最終モーションベクター座標値の移動量による参照画像を再設定する段階が、
    前記移動座標算出部の画像比較部で前記モーションベクター算出部から最終モーションベクター座標値をフィードバックされる段階と、
    前記画像比較部で最終モーションベクター座標値の移動量がゼロなのかという可否を判断する段階と、
    前記最終モーションベクター座標値の移動量がゼロの場合、前記画像比較部でXチャネル/Yチャネル参照部に既設定された参照画像を維持させる段階と、
    前記最終モーションベクター座標値の移動量がゼロではない場合、前記画像比較部でXチャネルまたはYチャネル参照部に既設定された参照画像を、現在前処理中央画像に変更する段階と、
    を含んで構成される請求項29記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  42. 移動座標算出部で現在前処理画像および現在前処理中央画像を算出する段階と、
    移動座標算出部で現在前処理画像に対する全体検索を実行して、第1モーションベクター座標値を算出する段階と、
    移動座標算出部において、既設定された速度決定係数に連動して、現在前処理画像に対する部分検索を実行して第2モーションベクター座標値を算出する段階と、
    移動座標算出部において、前記第1および第2モーションベクター座標値をフレーム毎に比較した後、所定のフレームに対して前記第1および第2モーションベクター座標値の一致可否によってエラー発生有無を検出し、前記エラー発生有無によって前記第1および第2モーションベクター座標値速度の一つを、最終モーションベクター座標値として算出する段階と、
    移動座標算出部で最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて、未来前処理画像に対する速度決定係数を算出する段階と、
    移動座標算出部で前記最終モーションベクター座標値の移動量によって参照画像を再設定する段階と、
    を含んで構成される光センサー装置の位置追跡方法。
  43. 前記第2モーションベクター座標値を算出する段階が、
    前記移動座標算出部の画像比較部で、モーションベクター部から既設定された速度決定係数を入力する段階と、
    前記画像比較部において、前記の速度決定係数と連関された特定座標値に対する部分検索を実行して、前記第2モーションベクター座標値を算出する段階と、
    を含んで構成される請求項42記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  44. 前記第2モーションベクター座標値を部分検索によって算出する段階が、
    前記画像比較部において、モーションベクター部から入力される既設定されたX軸の速度決定係数に連動する、X座標値に対する部分検索を実行して前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出する段階と、
    前記画像比較部において、モーションベクター部から入力される既設定されたY軸の速度決定係数に連動する、Y座標値に対する部分検索を実行して前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出する段階と、で構成され、
    前記それぞれの段階が同時に実行される請求項43記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  45. 前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出する段階が、
    前記画像比較部で前記モーションベクター部から、既設定されたX軸の速度決定係数を入力する段階と、
    前記画像比較部において、前記X軸の速度決定係数の入力状態を判断する段階と、
    前記X軸の速度決定係数が高速モードの場合、前記画像比較部において、X座標値の中で外側座標値に対する部分検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多いX座標値を、前記第2モーションベクター座標値のX座標値として算出する段階と、
    前記X軸の速度決定係数が低速モードの場合、前記画像比較部において、X座標値の中で内側座標値に対する部分検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、前記第2モーションベクター座標値のX座標値として算出する段階と、
    前記X軸の速度決定係数がデフォルト速度モードの場合、前記画像比較部において、X座標値に対する全体検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のX座標値を、前記第2モーションベクター座標値のX座標値として算出する段階と、
    を含んで構成される請求項44記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  46. 前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出する段階が、
    前記画像比較部で前記モーションベクター部から、既設定されたY軸の速度決定係数を入力する段階と、
    前記画像比較部において、前記Y軸の速度決定係数の入力状態を判断する段階と、
    前記Y軸の速度決定係数が高速モードの場合、前記画像比較部において、Y軸の座標値の中で外側座標値に対する部分検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を、前記第2モーションベクター座標値のY座標値として算出する段階と、
    前記Y軸の速度決定係数が低速モードの場合、前記画像比較部において、Y軸の座標値の中で内側座標値に対する部分検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を、前記第2モーションベクター座標値のY座標値として算出する段階と、
    前記Y軸の速度決定係数がデフォルト速度モードの場合、前記画像比較部において、Y座標値に対して全体検索を実行する段階と、
    前記画像比較部において、既設定された参照画像を構成するピクセル値と一致するピクセルの個数が一番多い場合のY座標値を、前記第2モーションベクター座標値のY座標値として算出する段階と、
    を含んで構成される請求項44記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  47. 前記最終モーションベクター座標値を算出する段階が、
    前記移動座標算出部のエラー検出部で、前記画像比較部から全体検索を通じて算出された第1モーションベクター座標値を入力する段階と、
    前記エラー検出部において、前記画像比較部から速度決定係数に連動する部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値を入力する段階と、
    前記エラー検出部において、前記第1および第2モーションベクター座標値をフレームごとに相互に比べる段階と、
    前記エラー検出部において、所定回数の連続フレームに対して、前記第1および第2モーションベクター値が相異なっているか、または相異なっているフレームの個数が全体フレーム個数と比べて決まった割合以上の場合に、エラー信号を発生させる段階と、
    前記エラー検出部でエラー信号が発生しない場合、モーションベクター算出部で速度係数に連動する部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値を、前記最終モーションベクター座標値として出力する段階と、
    前記エラー検出部でエラー信号が発生する場合、モーションベクター算出部で全体検索を通じて算出された第1モーションベクター座標値を、前記最終モーションベクター座標値として出力する段階と、
    を含んで構成される請求項42記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  48. 前記未来前処理画像に対する速度決定係数を算出する段階が、
    前記移動座標算出部の速度計数器で、前記モーションベクター算出部から入力される最終モーションベクター座標値の速度を、フレームごとに回数で積算させる段階と、
    速度設定器において、前記最終モーションベクター座標値の速度に対する履歴を分析する段階と、
    前記速度設定器において、履歴に基づいて未来前処理画像に対する速度決定係数を算出する段階と、
    を含んで構成される請求項42記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  49. 前記の速度決定係数が、前記未来前処理画像の、X軸移動速度を設定するためのX軸の速度決定係数と、Y軸移動速度を設定するためのY軸の速度決定係数と、によって構成される請求項48記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  50. 前記X軸の速度決定係数が、過去および現在前処理画像が、X軸に対して一定時間の間ある程度水準以上の速度を維持する高速モード、一定時間の間ある程度水準以下の速度を維持する低速モード、一定時間の間高速および低速の中間速度を維持する中速モード、および一定時間一定速度を維持することができないデフォルト速度モード、を含んで構成される請求項49記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  51. 前記Y軸の速度決定係数が、過去および現在前処理画像が、Y軸に対して一定時間の間ある程度水準以上の速度を維持する高速モード、一定時間の間ある程度水準以下の速度を維持する低速モード、一定時間の間高速および低速の中間速度を維持する中速モード、および一定時間一定速度を維持することができないデフォルト速度モード、を含んで構成される請求項49記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  52. 移動座標算出部において、現在前処理画像および現在前処理中央画像を抽出する段階と、
    前記移動座標算出部において、現在前処理画像に対する全体検索を実行して、第1モーションベクター座標値を算出する段階と、
    前記移動座標算出部において、既設定された方向決定係数および速度決定係数に連動して現在前処理画像に対する部分検索を実行して、第2モーションベクター座標値を算出する段階と、
    前記移動座標算出部において、前記第1および第2モーションベクター座標値をフレーム毎に比較した後、所定のフレームに対して前記第1および第2モーションベクター座標値の一致可否によってエラー発生有無を検出し、前記エラー発生有無によって第1および第2モーションベクター座標値のいずれか1つを前記現在前処理画像に対する最終モーションベクター座標値として算出する段階と、
    前記移動座標算出部において、最終モーションベクター座標値の履歴に基づいて未来前処理画像に対する方向決定係数および速度決定係数を算出する段階と、
    移動座標算出部において、最終モーションベクター座標値の移動量に基づいて、参照画像を再設定する段階と、
    を含んで構成される光センサー装置の位置追跡方法。
  53. 前記第2モーションベクター座標値を算出する段階が、
    前記移動座標算出部の画像比較部でモーションベクター部から、既設定された方向決定係数および速度決定係数を入力する段階と、
    前記画像比較部において、前記方向決定係数および速度決定係数と連関される特定座標値に対する部分検索を実行して、前記第2モーションベクター座標値を算出する段階と、
    を含んで構成される請求項52記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  54. 部分検索を実行して前記第2モーションベクター座標値を算出する段階が、
    前記画像比較部において、既設定されたX軸方向決定係数および速度決定係数による部分検索を実行して、前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出する段階と、
    前記画像比較部において、既設定されたY軸方向決定係数および速度決定係数による部分検索を実行して、前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出する段階と、で構成されて、
    前記それぞれの段階が同時に実行される請求項53記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  55. 前記第2モーションベクター座標値のX座標値を算出する段階が、
    前記X軸方向決定係数が右側方向に移動する(+)方向決定係数に設定された場合、前記画像比較部は前記X軸方向決定係数(+)と、高速モード、低速モード、中速モードおよびデフォルト速度モードのいずれか1つの前記X軸の速度決定係数と同時に連動するX座標値に対する部分検索を実行し、
    前記X軸方向決定係数が左側方向に移動する(−)方向決定係数に設定された場合、前記画像比較部は前記X軸方向決定係数(−)と、高速モード、低速モード、中速モードおよびデフォルト速度モードのいずれか1つの前記X軸の速度決定係数と同時に連動するX座標値に対する部分検索を実行し、
    前記X軸方向決定係数がデフォルトに設定された場合、前記画像比較部はX軸全体座標値に対して全体検索を実行する請求項54記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  56. 前記第2モーションベクター座標値のY座標値を算出する段階が、
    前記Y軸方向決定係数が上側方向に移動する(+)方向決定係数に設定された場合、前記画像比較部は前記Y軸方向決定係数(+)と、高速モード、低速モード、中速モードおよびデフォルト速度モードのいずれか1つの前記Y軸の速度決定係数と同時に連動するY座標値に対する部分検索を実行し、
    前記Y軸方向決定係数が下側方向に移動する(−)方向決定係数に設定された場合、前記画像比較部は前記Y軸方向決定係数(−)と、高速モード、低速モード、中速モードおよびデフォルト速度モードのいずれか1つの前記Y軸の速度決定係数と同時に連動するY座標値に対する部分検索を実行し、
    前記Y軸方向決定係数がデフォルトに設定された場合、前記画像比較部はY軸全体座標値に対して全体検索を実行する請求項54記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  57. 前記最終モーションベクター座標値を算出する段階が、
    前記移動座標算出部のエラー検出部で、前記画像比較部から全体検索を通じて算出された第1モーションベクター座標値を入力する段階と、
    前記エラー検出部で前記画像比較部から、方向決定係数および速度決定係数に連動する部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値を入力する段階と、
    前記エラー検出部において、前記第1および第2モーションベクター座標値をフレームごとに相互に比べる段階と、
    前記エラー検出部において、所定回数の連続フレームに対して前記第1および第2モーションベクター値が相異なっているか、または相異なっているフレームの個数が全体フレーム個数に比べて決まった割合以上の場合に、エラー信号を発生させる段階と、
    前記エラー検出部でエラー信号が発生しない場合、モーションベクター算出部において、速度係数に連動する部分検索を通じて算出された第2モーションベクター座標値を、前記最終モーションベクター座標値に出力する段階と、
    前記エラー検出部でエラー信号が発生する場合、モーションベクター算出部において、全体検索を通じて算出された第1モーションベクター座標値を、前記最終モーションベクター座標値に出力する段階と、
    を含んで構成される請求項52記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  58. 前記未来前処理画像に対する方向および速度決定係数を算出する段階が、
    前記移動座標算出部の方向計数器および速度計数器において、前記モーションベクター算出部から入力される前記最終モーションベクター座標値を、所定フレーム間保存させる段階と、
    前記方向計数器および速度計数器において、所定フレーム間保存された前記最終モーションベクター座標値を、方向設定器および速度設定器へ出力する段階と、
    前記方向設定器および速度設定器において、最終モーションベクター座標値に対する履歴を分析する段階と、
    前記方向設定器および速度設定器において、前記履歴に基づいて未来前処理画像に対する方向決定係数および速度決定係数を算出する段階と、
    を含んで構成される請求項52記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  59. 前記方向決定係数が、前記未来前処理画像のX軸移動方向を設定するためのX軸方向決定係数と、Y軸移動方向を設定するためのY軸方向決定係数と、によって構成される請求項58記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  60. 前記X軸方向決定係数が、前記未来前処理画像が右側方向に移動するはずだということを表わす(+)方向決定係数、左側方向に移動するはずだということを表わす(−)方向決定係数、および特定の方向がないことを表わすデフォルトの方向決定係数、によって構成される請求項59記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  61. 前記Y軸方向決定係数が、前記未来前処理画像が上側方向に移動するはずだということを表わす(+)方向決定係数、下側方向に移動するはずだということを表わす(−)方向決定係数、および特定の方向がないことを表わすデフォルトの方向決定係数、によって構成される請求項59記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  62. 前記速度決定係数が、前記未来前処理画像のX軸移動速度を設定するためのX軸の速度決定係数と、Y軸移動速度を設定するためのY軸の速度決定係数と、によって構成される請求項58記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  63. 前記X軸の速度決定係数が、過去および現在前処理画像がX軸に対して、一定時間の間ある程度水準以上の速度を維持する高速モード、一定時間の間ある程度水準以下の速度を維持する低速モード、一定時間の中間速度を維持する中速モード、および一定時間間一定した速度を維持することができないデフォルト速度モードを含んで構成される請求項62記載の光センサー装置の位置追跡方法。
  64. 前記Y軸の速度決定係数が、過去および現在前処理画像がY軸に対して、一定時間の間ある程度水準以上の速度を維持する高速モード、一定時間の間ある程度水準以下の速度を維持する低速モード、一定時間の間中間速度を維持する中速モード、および一定時間間一定した速度を維持することができないデフォルト速度モードを含んで構成される請求項62記載の光センサー装置の位置追跡方法。
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