JP4002134B2 - 絶縁トロリーの停止給電部 - Google Patents

絶縁トロリーの停止給電部 Download PDF

Info

Publication number
JP4002134B2
JP4002134B2 JP2002125440A JP2002125440A JP4002134B2 JP 4002134 B2 JP4002134 B2 JP 4002134B2 JP 2002125440 A JP2002125440 A JP 2002125440A JP 2002125440 A JP2002125440 A JP 2002125440A JP 4002134 B2 JP4002134 B2 JP 4002134B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trolley
shoe
insulating
conductor
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002125440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003324803A (ja
Inventor
善次 岡▲崎▼
昭弘 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP2002125440A priority Critical patent/JP4002134B2/ja
Publication of JP2003324803A publication Critical patent/JP2003324803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4002134B2 publication Critical patent/JP4002134B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレーンや搬送台車等に電力を供給したり信号を伝送したりするための絶縁トロリー線路において、集電子停止位置での給電を行う絶縁トロリーの停止給電部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の絶縁トロリーを示す図であり、図4(イ)は斜視図、図4(ロ)は断面図である。トロリー導体14を絶縁カバー15で覆い、側面には、シュー16が走行可能な開口部17を有しており、この絶縁カバー15は、トロリー導体14の絶縁のほか、シュー16が走行するためのガイドの役割も兼ねている。
【0003】
シュー16は、クレーンや搬送台車等に設けられた集電子(図示せず)に取り付けられており、バネ機構18によりトロリー導体14に押し付けられ、開口部17の中を左右に走行しながら、トロリー導体14からクレーンや搬送台車等に電力を供給したり信号を伝送したりする。
【0004】
図5は、従来のその他の絶縁トロリーを示す図である。これらの絶縁トロリーでは、トロリー導体19,22の上を覆う絶縁カバー20,23の開口部21,24を下側に設け、シュー16を下側から押し付けるようにしている。その内、図5(ロ)のものは、トロリー導体22を断面コの字状にしてシュー16との接触面積を大きくして、接触部の抵抗ができるだけ小さくなるようにしている。
【0005】
なお、このような絶縁トロリーに関連する従来の文献としては、例えば、実開昭56−17835号公報がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の絶縁トロリーには、シュー16が絶縁トロリーの開口部内を走行している間にシュー16及び絶縁カバー15,20,23の摩耗粉や塵埃などによる汚損で、トロリー導体14,19,22とシュー16との接触抵抗が増加するという問題点があった。その結果、電力を供給する動力系では過熱事故が発生し、また、信号伝送を行う制御系では伝送不具合が発生するおそれがあるという問題点があった。そして、その傾向は、特にシューが停止する箇所で著しい。
【0007】
なお、図5(ロ)のトロリー導体22では、断面コの字状にしてシュー16との接触面積を大きくしており、図4のものや図5(イ)のものよりは接触抵抗の増加は抑えられる。しかしながら、図5(ロ)のものでもシュー16の押し付け方向は1方向であるため、有効な接触圧が得られず、根本的な解決策には至っていない。
【0008】
本発明は、そのような問題点に鑑み、接触不良が起きやすいシュー停止位置で、接触抵抗を低く抑えることができるようにすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の絶縁トロリーの停止給電部は、集電子停止位置において、絶縁トロリーのトロリー導体に対して先端面が押し付けられる集電子のシューの側面対向位置にシューの押し付け方向と交差する方向に移動する接触板を設け、該接触板と前記トロリー導体とを電気的に接続するとともに、バネにより前記接触板を前記シューの側面に押し付けるようにしたことを特徴とする。このようにすると、絶縁カバーの摩耗粉や塵埃などによる汚損が発生しても、接触不良が起きやすいシュー停止位置での接触抵抗の増大を抑えることができる。
【0010】
また、請求項2に記載の絶縁トロリーの停止給電部は、絶縁トロリー線路曲線部における集電子停止位置において、請求項1記載の停止給電部を長さ方向に複数個連設したことを特徴とする。このようにすると、絶縁トロリー線路曲線部が集電子停止位置になる場合でも対応できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の絶縁トロリーの停止給電部の断面図であり、 図2は、図1のものの一部切欠側面図である。図1,図2において、1はトロリー導体、2は接触板、3は接続導体、4は絶縁ケース、5はケーブル、6はバネ、7は集電子、8はそのシュー、9はトロリー導体1や接触板2に指などが触れないようにするためのリブ、10は絶縁カバーである。
【0012】
クレーンや搬送台車等の絶縁トロリー線路では、通常、クレーンや搬送台車等が停止する位置がほぼ決まっており、そのような停止位置では、トロリー導体とシューとの相対的な動きがなくなる。そのため、トロリー導体とシューとの間に絶縁カバーの摩耗粉等のゴミが入り込むと、そのままゴミが挟まった状態が維持される。その結果、集電子停止位置では接触抵抗が増加しやすい。
【0013】
そこで、本発明では、集電子停止位置に、集電子のシューとトロリー導体との接触抵抗を極力抑えるため、図1,図2に示すような停止給電部を設けることとした。その部分では、絶縁トロリーの絶縁カバー10が除去され、その上に、充電部が露出しないように、残った絶縁カバー10の端部とオーバーラップさせて絶縁ケース4が被せられている。さらに、トロリー導体1の上下から接触板2を被せ、それらをバネ6によりトロリー導体1側に押し付けるようにしている。
【0014】
互いに対向する接触板2,2の対向縁の両端部は、走行してきた集電子7のシュー8が抵抗なく接触板2,2の間に入り込めるようにテーパ状のシュー案内部11を設けている。そして、走行してきたシュー8は、シュー案内部11を通って接触板2,2の間に挟まれた状態で停止する。そのとき、接触板2,2は、バネ6の作用によりシュー8の上下面に押し付けられる。
【0015】
また、接触板2,2は、接続導体3,3とケーブル5,5を介して、トロリー導体1に給電するフィードイン(図示せず)に接続されている。したがって、接触板2,2は、常時、接続導体3,3、ケーブル5,5及びフィードインを介して、トロリー導体1と電気的に接続されていることになる。その結果、集電子停止位置では、シュー8は、直接トロリー導体1に接触すると同時に、トロリー導体1と電気的に接続されている接触板2,2にも上下から接触して、電源又は信号発生源に確実に接続される。その結果、接触面積が大きくなって接触抵抗の低減が図れ、動力系の過熱又は信号系の伝送不良を防止できる。
【0016】
なお、集電子停止位置がトロリー線路の曲線部になる場合は、図3に示すように、停止給電部を長さ方向に複数の給電ユニット13に分割し、曲線状に設けられた絶縁トロリー12に沿って取り付ける。このようにすれば、絶縁トロリー線路曲線部にも本発明の停止給電部を設けることができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の絶縁トロリーの停止給電部は、集電子停止位置において、絶縁トロリーのトロリー導体に対して先端面が押し付けられる集電子のシューの側面対向位置にシューの押し付け方向と交差する方向に移動する接触板を設け、該接触板と前記トロリー導体とを電気的に接続するとともに、バネにより前記接触板を前記シューの側面に押し付けるようにした。その結果、絶縁カバーの摩耗粉や塵埃などによる汚損が発生しても、接触不良が起きやすいシュー停止位置での接触抵抗の増大を抑えることができる。
【0018】
また、請求項2に記載の絶縁トロリーの停止給電部は、絶縁トロリー線路曲線部における集電子停止位置において、請求項1記載の停止給電部を長さ方向に複数個連設するようにした。その結果、絶縁トロリー線路曲線部が集電子停止位置になる場合でも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絶縁トロリーの停止給電部の断面図である。
【図2】図1のものの一部切欠側面図である。
【図3】曲線部での絶縁トロリーの停止給電部の設置例を示す図である。
【図4】従来の絶縁トロリーを示す図である。
【図5】従来のその他の絶縁トロリーを示す図である。
【符号の説明】
1…トロリー導体
2…接触板
3…接続導体
4…絶縁ケース
5…ケーブル
6…バネ
7…集電子
8…シュー
9…リブ
10…絶縁カバー
11…シュー案内部
12…絶縁トロリー
13…給電ユニット

Claims (2)

  1. 集電子停止位置において、絶縁トロリーのトロリー導体に対して先端面が押し付けられる集電子のシューの側面対向位置にシューの押し付け方向と交差する方向に移動する接触板を設け、該接触板と前記トロリー導体とを電気的に接続するとともに、バネにより前記接触板を前記シューの側面に押し付けるようにしたことを特徴とする絶縁トロリーの停止給電部。
  2. 絶縁トロリー線路曲線部における集電子停止位置において、請求項1記載の停止給電部を長さ方向に複数個連設したことを特徴とする絶縁トロリーの停止給電部。
JP2002125440A 2002-04-26 2002-04-26 絶縁トロリーの停止給電部 Expired - Fee Related JP4002134B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002125440A JP4002134B2 (ja) 2002-04-26 2002-04-26 絶縁トロリーの停止給電部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002125440A JP4002134B2 (ja) 2002-04-26 2002-04-26 絶縁トロリーの停止給電部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003324803A JP2003324803A (ja) 2003-11-14
JP4002134B2 true JP4002134B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=29540159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002125440A Expired - Fee Related JP4002134B2 (ja) 2002-04-26 2002-04-26 絶縁トロリーの停止給電部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4002134B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101628338B1 (ko) * 2016-01-15 2016-06-08 최덕환 천정크레인용 레일 구조체
KR102002554B1 (ko) * 2018-06-01 2019-07-23 오토데이타 인터내셔날 (주) 전력공급 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003324803A (ja) 2003-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2457966C (en) Rail-mounted transport system
KR20120055537A (ko) 두 개의 연속되는 컨택 라인 레일들을 연결하기 위한 장치
JPS5820814B2 (ja) ル−プ状給電トロリの給電装置
JP4002134B2 (ja) 絶縁トロリーの停止給電部
US6241065B1 (en) Current collector trolley for current collector lines
US6264017B1 (en) Multi-conductor power bar system and trolley therefor
DE60033887D1 (de) Kompakter Abzweigverbinder
US2304720A (en) Overhead carrier system
US1027090A (en) Current-collecting mechanism.
JPS5937641B2 (ja) 移動体の集電方式
JPH0510881B2 (ja)
EP3560752B1 (en) Device for transfer of increased electric current to trolleybus
US5064972A (en) Current contact line arrangement
CN216564659U (zh) 一种工型无线电能传输拾取器
JPS6013847B2 (ja) トロリ−バスダクト装置
JPH0122736Y2 (ja)
JPS5954323U (ja) 「き」電系統の区分絶縁装置
CN207801118U (zh) 滑触线平面导电体结构
DE59604533D1 (de) Mitfahrende Fahrleitung
CA2147097A1 (en) High Current Harp for an Electric Trolley Bus
JPH0516256Y2 (ja)
JP5238326B2 (ja) 非接触式給電装置
JPS6146727A (ja) 情報ダクト
JP2550930Y2 (ja) 剛体電車線
JPH088021A (ja) 水平エレベーターの車両用集電子の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070816

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees