JP4000871B2 - 広告承認回覧システム,承認回覧センタサーバ,広告スタッフ端末装置,コンピュータプログラム,記憶媒体,および承認回覧センタサーバの承認回覧方法 - Google Patents

広告承認回覧システム,承認回覧センタサーバ,広告スタッフ端末装置,コンピュータプログラム,記憶媒体,および承認回覧センタサーバの承認回覧方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,ユーザの要求に応じて非定型的な業務を行うことが可能なコンピュータネットワークシステムに係り,特に広告承認回覧システム,承認回覧センタサーバ,コンピュータプログラム,記憶媒体,および承認回覧センタサーバの承認回覧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年,コンピュータおよびネットワークが広く普及しており,ユーザはコンピュータなどの端末装置を利用して,ネットワークを介して,情報などを収集して,情報伝達するための回覧データを送受信することにより,他のユーザと情報を共有する回覧システムがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,回覧システムでは,他のユーザへ回覧する回覧データは,文書であるテキストデータ,または静止画像である画像データから構成される回覧データは作成可能であるが,動画などの映像コンテンツデータから構成される回覧データは,他のユーザへ回覧する際に,確認して欲しい場面の描写などの事項を適切に他のユーザに伝えて,承認を得ることが難しいことから,回覧しやすい映像コンテンツデータから構成される回覧データを作成することが困難であるという問題点があった。
【0004】
本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,動画などの映像コンテンツデータを他のユーザに回覧して,確認してそのまま承認を受けることの可能な,新規かつ改良された広告承認回覧システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば, 承認回覧センタサーバと,前記承認回覧センタサーバにネットワークを介して接続される複数の広告スタッフ端末装置とから成る広告承認回覧システムにおいて:前記承認回覧センタサーバは,少なくとも動画映像コンテンツデータを格納する記憶装置と,前記広告スタッフ端末装置からの要求に応じて,前記記憶装置に格納された前記動画映像コンテンツデータを,当該広告スタッフ端末装置が属するグループ内の他の広告スタッフ端末装置に対して承認回覧する承認回覧処理装置と,を備え,前記動画映像コンテンツデータは,前記広告スタッフ端末装置又は前記他の広告スタッフ端末装置が指定する前記動画映像コンテンツデータの場面を構成するフレームに,目印を設定可能であり,前記目印は,前記目印が設定された前記フレームに関連するコメント情報を保有しており,前記広告スタッフ端末装置により承認回覧が要求された前記動画映像コンテンツデータを,前記他の広告スタッフ端末装置により確認する際に,前記承認回覧センタサーバは,当該動画映像コンテンツデータと,当該動画映像コンテンツデータのフレームに設定された前記目印とを含む映像コンテンツ確認画面を,前記他の広告スタッフ端末装置に表示させ,前記映像コンテンツ確認画面における前記目印に対する選択操作に応じて,前記目印が設定された前記フレームに関連するコメント情報と,前記目印に対応する前記動画映像コンテンツデータの停止画面とを表示させることを特徴とする,広告承認回覧システムが提供される。
【0006】
本発明によれば,承認回覧センタサーバは,格納された動画映像コンテンツデータを,広告スタッフ端末装置からのアクセスにより,広告スタッフ端末装置および広告スタッフ端末装置が属するグループから,特定された広告スタッフ端末装置に対して承認および回覧する。かかる構成により,広告スタッフ端末装置は,動画などの映像コンテンツデータを他の回覧先が特定された広告スタッフ端末装置に承認回覧することができる。
【0007】
前記承認回覧センタサーバは,前記記憶装置のディレクトリまたは前記ディレクトリ内に格納された前記動画映像コンテンツデータに対する一または二以上の前記広告スタッフ端末装置からのアクセスの権限,前記広告スタッフ端末装置又は前記広告スタッフ端末装置が属するグループのいずれか一方をアクセス対象単位として設定されたアクセス権限データを管理する管理装置と,前記広告スタッフ端末装置からのアクセスに応じて,前記管理装置へ照会を行い,前記管理装置から送信されるアクセス権限データを参照して,前記広告スタッフ端末装置又は前記広告スタッフ端末装置が属するグループを単位として,前記広告スタッフ端末装置から前記記憶装置へのアクセスを制御するアクセス制御装置とをさらに備えている。かかる構成により,格納された映像コンテンツデータに対してアクセスする権限を広告スタッフ端末装置または広告スタッフ端末装置が属するグループごとに設定することが可能となる。
【0008】
動画映像コンテンツデータは,広告スタッフ端末装置が指定する動画映像コンテンツデータの場面を構成するフレームに,目印が設定される。かかる構成により,動画映像コンテンツデータが再生されて表示される場面を構成するフレームに目印が,他の広告スタッフ端末装置から認識できるように設定可能となる。
【0009】
目印は,目印が設定されたフレームに関連するコメント情報を保有することができる。かかる構成により,目印が設定されたフレームに関連するコメント情報を広告スタッフ端末装置は受信することが可能となる。
【0010】
さらに,上記課題を解決するための本発明の別の観点によれば,広告スタッフ端末装置とネットワークを介して接続される承認回覧センタサーバが提供される。なお,この承認回覧センタサーバは,上記承認回覧システムの承認回覧センタサーバとほぼ同様の構成を有するので,詳細説明は省略する。
【0011】
さらに,本発明の別の観点によれば,コンピュータをして上記承認回覧センタサーバとして機能させるコンピュータプログラムおよびそのコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0012】
さらに,本発明の別の観点によれば,承認回覧センタサーバとネットワークを介して接続される広告スタッフ端末装置が提供される。この,広告スタッフ端末装置は,承認回覧センタサーバからのアクセスにより,承認回覧される動画映像コンテンツデータを受信することができる。かかる構成により,広告スタッフ端末装置は,承認回覧される受信した動画映像コンテンツデータに対して,承認をすることが可能となる。
【0013】
さらに,本発明の別の観点によれば,コンピュータをして上記広告スタッフ端末装置として機能させるコンピュータプログラムおよびそのコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0014】
さらに,本発明の別の観点によれば,複数の広告スタッフ端末装置とネットワークを介して接続される承認回覧センタサーバにおける承認回覧方法であって:前記承認回覧センタサーバは,前記広告スタッフ端末装置からの要求に応じて,前記承認回覧センタサーバの記憶装置に格納された動画映像コンテンツデータを,当該広告スタッフ端末装置が属するグループ内の他の広告スタッフ端末装置に対して承認回覧し,前記動画映像コンテンツデータは,前記広告スタッフ端末装置又は前記他の広告スタッフ端末装置が指定する前記動画映像コンテンツデータの場面を構成するフレームに,目印を設定可能であり,前記目印は,前記目印が設定された前記フレームに関連するコメント情報を保有しており,前記広告スタッフ端末装置により承認回覧が要求された前記動画映像コンテンツデータを,前記他の広告スタッフ端末装置により確認する際に,前記承認回覧センタサーバは,当該動画映像コンテンツデータと,当該動画映像コンテンツデータのフレームに設定された前記目印とを含む映像コンテンツ確認画面を,前記他の広告スタッフ端末装置に表示させ,前記映像コンテンツ確認画面における前記目印に対する選択操作に応じて,前記目印が設定された前記フレームに関連するコメント情報と,前記目印に対応する前記動画映像コンテンツデータの停止画面とを表示させることを特徴とする,承認回覧方法が提供される。
【0015】
前記承認回覧センタサーバは,前記記憶装置のディレクトリまたは前記ディレクトリ内に格納された前記動画映像コンテンツデータに対する一または二以上の前記広告スタッフ端末装置からのアクセスの権限が,前記広告スタッフ端末装置又は前記広告スタッフ端末装置が属するグループのいずれか一方をアクセス対象単位として設定されたアクセス権限データを管理し,前記広告スタッフ端末装置からのアクセスに応じて,前記アクセス権限データを参照して,前記広告スタッフ端末装置又は前記広告スタッフ端末装置が属するグループを単位として,前記広告スタッフ端末装置から前記記憶装置へのアクセスを制御するように構成してもよい。
【0016】
また,承認回覧センタサーバは,広告スタッフ端末装置が指定する動画映像コンテンツデータの場面を構成するフレームに,目印を設定するように構成してもよい。
【0017】
また,承認回覧センタサーバは,目印が設定されたフレームに関連するコメント情報を保有するように構成してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
【0019】
(1.ビジネスモデル概略)
まず,図1を参照しながら,本発明に基づいて構成されたストレージサービスシステム等のビジネスモデルの概念について説明する。なお,本明細書において「ストレージサービス」とは,ネットワークを介してユーザが使用する記憶領域を提供するサービス全般を総称するものとする。
【0020】
(1.1 ストレージサービスシステムについて)
図1に示すように,ネットワーク2351を介して,センタサーバ2350と端末装置2352が相互に接続されている。
【0021】
センタサーバ2350へネットワーク2351を介してアクセスしてストレージサービスを利用する正当な資格を有する人々,すなわちユーザに属する情報処理装置は,端末装置2352(2352a,2352b,・・・,2352s)を構成する。
【0022】
なお,本実施の形態にかかるストレージサービスシステムの利用する対象のユーザとしては,テレビのCM(コマーシャル)をはじめとした広告業界で経営活動する広告代理店(クライアント),CM等制作会社,編集などのプロダクション会社などの企業で働くユーザ等が考えられる。
【0023】
また図1に示すように,組織の構成や目的に応じて端末装置2352の集まり(プロジェクト)からなるグループ2354が形成される。上記グループ2354は,一または二以上からなるグループ2354(2354a,2354b,・・・,2354n)から構成されて,グループ2354には一または二以上の端末装置2352から構成される。
【0024】
上記端末装置2352が属するグループ2354は,例えば,企業内における組織や部署から構成されるグループである必要はなく,複数の企業間に渡る組織や部署から構成されるグループであってもよい。
【0025】
端末装置2352は,ネットワーク2351を介してセンタサーバ2350にアクセスして,センタサーバ2350内に割当てられた記憶領域(ディスクスペース)を共有資源として広告を制作する様々なサービスを利用する。
【0026】
(1.1.1 データ共有)
ディレクトリ,ファイルデータ,およびディレクトリまたはファイルデータに付属するコメントデータに対して,端末装置2352が属するグループ2354の間でアクセスすることにより,データ共有をするサービスを利用できる。
【0027】
ここで,ディレクトリとは,フォルダなど,コンピュータの記憶装置内の記憶領域に1または2以上のファイルデータをまとめて格納される格納部分(格納場所)を総称したものであり,ファイルデータとは,デジタル化された動画または静止画などから構成される映像コンテンツデータをはじめ,テキストデータ,音声データなどのコンピュータ内で扱われる情報の総称をいう。さらに,アクセスとは,例えば,接続,参照,変更など,処理の総称をいう。
【0028】
端末装置2352は,センタサーバ2350内のグループ2354に割当てられた記憶領域に,ディレクトリおよびサブディレクトリを作成してファイルデータを上記ディレクトリまたはサブディレクトリに格納することができる。
【0029】
また上記ディレクトリ,サブディレクトリおよびファイルデータにはコメントデータと呼ばれる付加情報が付属されている。このコメントデータは,端末装置2352により適当な情報をディレクトリまたはファイルデータなどとは別に記録させておくことが可能である。
【0030】
上記ディレクトリ,サブディレクトリ,ファイルデータ,およびコメントデータに対して,端末装置2352からのアクセスの権限は,作成した所有者である端末装置2352ごとに設定される。なお,ディレクトリ,サブディレクトリ,およびファイルデータに対するアクセスの権限と,上記コメントデータに対するコメント権限とは別のアクセス権限として設定することも可能である。
【0031】
さらに,ディレクトリまたはファイルデータなどをコピー,移動などをする場合,そのコピー元となるディレクトリまたはファイルデータに付属するコメントデータも一緒にコピー,移動をする(引継ぐ)のかを設定することも可能である。
【0032】
(1.1.2 カットリスト)
またストレージサービスシステムにおいて,センタサーバ2350に保存された映像コンテンツデータを用いて,端末装置2352は,ネットワーク2351を介してセンタサーバ2350へアクセスして,広告代理店などのクライアントに提出する必須書類であるカットリストを作成することができる。
【0033】
カットリストとは,テレビCMなどの広告制作最終工程において,クライアントに提出する際に成果物(テレビCMなどの映像コンテンツ)と付随する映像コンテンツの場面の一覧表(映像コンテンツ場面一覧)のことである。
【0034】
さらにカットリストは,上記映像コンテンツから必要な場面(シーン)を抜き出して,デュレーション(尺),経過時間,ナレーション,画面スーパーなどの付加情報を付け加えた一覧表から構成される。
【0035】
(1.1.3 エンコーディング)
またストレージサービスシステムにおいて,端末装置2352は,ネットワーク2351を介してセンタサーバ2350へアクセスすることにより,センタサーバ2350に保存された画像音声データなどから構成される映像コンテンツデータのフォーマットを,他のフォーマットへ変換することができる。
【0036】
端末装置2352によっては,センタサーバ2350に保存された映像コンテンツデータのフォーマット形式に対応せず,上記映像コンテンツデータを端末装置2352から直接再生することができない場合がある。
【0037】
端末装置2352が映像コンテンツデータのフォーマット形式に対応していない場合,対応するフォーマット形式に映像コンテンツデータのフォーマットを変換することにより,ネットワーク2351を介してセンタサーバ2350に保存された映像コンテンツデータを,端末装置2352から直接再生することができる。
【0038】
(1.1.4 承認回覧)
またストレージサービスシステムでは,端末装置2352からの要求によりセンタサーバ2350に保存された映像コンテンツデータを端末装置2352が属するグループ2354内の他の端末装置2352へ承認回覧するサービスが提供される。
【0039】
本明細書での承認回覧は,承認などの回覧結果を含む回覧処理のことであるが,他の端末装置2352に確認させる閲覧処理も含まれる。また,ファイルデータは,映像コンテンツデータを含み,動画,静止画,音声,テキスト,またはこれらの組合せから構成されるデータである。
【0040】
(2.ストレージサービスシステムにおける各コンポーネントの構成)
次に,図1および図2を参照しながら,本実施の形態にかかるストレージサービスシステムの各コンポーネントの構成について説明する。
【0041】
(2.1 ネットワーク2351)
ネットワーク2351は,センタサーバ2350と端末装置2352とを相互に双方向通信可能に接続するものであり,図2に示すように,本実施の形態にかかるネットワーク2351は,公衆回線網であるインターネット2933と,専用回線網である専用回線2936とから構成される。なお,本実施の形態では,かかる例に限定されず,有線回線網をはじめ,無線回線網であるワイヤレス回線,衛星通信回線などでも実施可能である。
【0042】
(2.2 端末装置2352)
端末装置2352は,端末装置,広告制作端末装置,および広告スタッフ端末装置であり,主として広告業界などのスタッフが,映像コンテンツを制作するために使用する装置全体をいう。したがって,端末装置2352は,映像コンテンツの再生などに使用されるVTR(Video Tape Recorder)や映像コンテンツの編集に使用されるノンリニア編集機などの装置も含む。
【0043】
さらに,端末装置2352は,少なくとも中央処理装置と通信装置と記憶装置を備えた情報処理装置であり,一般的にはコンピュータ装置である。例えば,ラップトップ型の携帯用コンピュータ,デスクトップ型コンピュータなどを例示することができる。
【0044】
端末装置2352では,センタサーバ2350との間のアクセスは,ブラウザなどの閲覧ソフトを利用して行われる。またセンタサーバ2350から提供される情報は,ブラウザなどの閲覧ソフトにより端末装置2352に構成されるディスプレイ装置に表示する。
【0045】
また端末装置に関連するユーザの種類に応じて,端末装置2352は,グループ2354を構成する一般的な端末装置(一般端末装置)と一般的な端末装置の管理的役割である端末装置(管理端末装置)がある。管理端末装置は,一般端末装置の中から任意に決めることができ,複数の管理端末装置が存在可能である。本明細書では,特に記載のない場合,端末装置2350は,一般端末装置および管理端末装置の両方を含むこととする。
【0046】
(2.3 センタサーバ2350)
センタサーバ2350は,センタサーバ,承認回覧センタサーバ,変換センタサーバ,および共有センタサーバであり,センタサーバ2350を拠点としてネットワーク2351を介して複数の端末装置2352により接続される。
【0047】
さらに,センタサーバ2350は,少なくとも中央処理装置と通信装置と記憶装置を備えた情報処理装置であり,または複数の情報処理装置から構成された情報処理装置の集まりである。センタサーバ2350は,上記端末装置2352からのアクセスに対して,要求されたサービスが利用可能であるかデータベース等を検索して照会する。その照会結果,正当なアクセスであれば,上記端末装置2352からのアクセスに応じた,サービスの利用を許可する。
【0048】
次に,図2に,典型的なセンタサーバ2350の構成を示す。図示のように,センタサーバ2350は,インターネット2933を介した端末装置2352のアクセスに応答する公開セグメント装置2941と,専用回線2936を介した端末装置2352のアクセスに応答する非公開セグメント装置2947と,異なるLAN(Local Area Network)を接続するルータ装置2951と,センタサーバ2350にアクセスする認証された正当な端末装置2352のアクセスの権限を管理するアクセス権限データ管理DB装置2952と,指定された端末装置2352に承認回覧を要求する承認回覧処理装置2955と,映像コンテンツ場面一覧を作成するカットリスト作成装置2953と,映像コンテンツデータのフォーマットを指定されたフォーマットへ変換する変換処理装置2954とを備えている。
【0049】
さらに,図2に示すように,端末装置2352からファイアウォール2934およびルータ装置2935を介してセンタサーバ2350に接続されている。
【0050】
(2.3.1 公開セグメント装置2941)
公開セグメント装置2941は,図2に示すように,インターネット2933を介した端末装置2352以外の不正なアクセスを排除するファイアウォール2940と,端末装置2352からのアクセスを制御する公開用アクセス制御装置2942と,端末装置2352へ様々な情報を通知する通知装置2945と,同一LAN内を選択的に接続するスイッチ装置2943と,データを記憶する記憶領域を所持するストレージ装置2946と,端末装置2352に必要な情報を提供する公開用WWW(World Wide Web)装置2944とを備えている。
【0051】
(2.3.1.1 公開用アクセス制御装置2942)
公開用アクセス制御装置2942は,公開セグメント2941に対してアクセスのある端末装置2352に属するユーザの認証処理などを行い,正当である場合,公開セグメント2941へのアクセスを許可する。
また,公開用アクセス制御装置2942は,上記認証処理後,公開用WWW装置2944と連携して,当該端末装置2352によるアクセス権限データ管理DB装置2952およびストレージ装置2946に保有される公開記憶領域へのアクセスを制御する。
【0052】
なお,通知装置2945およびストレージ装置2946は,非公開セグメント装置2947へアクセスする端末装置2352に対しても使用される。また,ストレージ装置2946は,ファイルデータなどを記憶することができる記憶装置である。
【0053】
(2.3.1.2 公開用WWW装置2944)
公開用WWW装置2944は,公開用アクセス制御装置2942と連携して,インターネット2933および専用回線2936を介してアクセスする端末装置2352によるストレージ装置2946へのアクセスに係わる処理を行い,必要な情報画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる。
【0054】
(2.3.2 非公開セグメント装置2947)
非公開セグメント装置2947は,図2に示すように,専用回線2936を介した端末装置2352以外の不正なアクセスを排除するファイアウォール2939と,端末装置2352からのアクセスを制御する非公開用アクセス制御装置2948と,同一LAN内を選択的に接続するスイッチ装置2949と,端末装置2352に必要な情報を提供する公開用WWW装置2944とを備えている。
【0055】
(2.3.2.1 非公開用アクセス制御装置2948)
非公開用アクセス制御装置2948は,非公開セグメント2947に対してアクセスのある端末装置2352に属するユーザの認証処理などを行い,正当である場合,非公開セグメント2947へのアクセスを許可する。
【0056】
また,非公開用アクセス制御装置2948は,上記認証処理後,非公開用WWW装置2950と連携して,当該端末装置2352によるアクセス権限データ管理DB装置2952およびストレージ装置2946に保有される非公開記憶領域へのアクセスを制御する。
【0057】
(2.3.2.2 非公開用WWW装置2950)
非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948と連携して,専用回線2936を介してアクセスする端末装置2352による,ストレージ装置2946へのアクセスに係わる処理を行い,必要な情報画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる。
【0058】
(2.3.3 アクセス権限データ管理DB装置2952)
アクセス権限データ管理DB装置2952は,管理装置であり,端末装置2352および端末装置2352が属するグループ2354がアクセスするディレクトリ,ファイルデータ,およびコメントデータなどに対するアクセス権限を管理する。
【0059】
さらに,アクセス権限データ管理DB装置2952は,ストレージサービスを利用する正当な端末装置2352であるかを,公開用アクセス制御装置2941または非公開用アクセス制御装置からの認証要求により,管理する端末装置2352に属するユーザの個人識別番号(ID)およびパスワード(PW)に基づき照会する。
【0060】
上記アクセス権限は,アクセス権限データに設定されるアクセス権限情報から上記ディレクトリ,ファイルデータ,およびコメントデータなどに対するアクセス可否が判断される。
【0061】
上記アクセス権限データは,ディレクトリおよびサブディレクトリの属性に関する情報,ファイルデータの属性に関する情報,およびコメントデータの属性に関する情報も含まれる。
【0062】
(2.3.4 承認回覧処理装置2955)
次に,承認回覧処理装置2955は,端末装置2352からの要求により,グループ2354に属する一または二以上の端末装置2352に対して,予め設定された端末装置2352に承認回覧する回覧ルートに基づいて,動画映像コンテンツデータなどを承認回覧する。ここで,承認回覧は,承認を伴わない確認の意味での閲覧も含まれる。
【0063】
また,承認回覧する順序を変更するなどの回覧ルート設定のアクセスはグループ2354に属する端末装置2352の管理的役割である管理端末装置2352のみがアクセス可能である。
【0064】
(2.3.5 カットリスト作成装置2953)
カットリスト作成装置2953は,テレビCMなどの制作において映像コンテンツデータを,選択した場面から必要な画面を抜き出し,付加情報などを加えた映像コンテンツ場面一覧(カットリスト)を作成する。さらに,端末装置2352からのアクセスに応じて,映像コンテンツ場面一覧に構成される,画面や付加情報などの編集処理をする。
【0065】
上記映像コンテンツ場面一覧は,いわゆる広告業界,放送業界などで映像制作における映像コンテンツデータなどの成果物と一緒に,納品や確認のために依頼したクライアント(依頼主)に対して一般的に提出されるものである。
【0066】
(2.3.6 変換処理装置2954)
変換処理装置2954は,端末装置2352からのアクセスにより,指定されたストレージ装置2964に格納された映像コンテンツデータのフォーマットを,指定されたフォーマットに変換処理する。さらに変換処理装置2954に構成されるコンポーネントについて,図3を参照しながら説明する。
【0067】
図3に示すように,変換処理装置2954は,フォーマット変換WWW装置2330,エンコーディング処理装置2331,およびフォーマット変換管理DB装置2332から構成される。
【0068】
(2.3.6.1 フォーマット変換WWW装置2330)
フォーマット変換WWW装置2330は,端末装置2352から指定されたストレージ装置2964に格納された映像コンテンツデータのフォーマット変換処理に関するアクセスを受付ける。
【0069】
またフォーマット変換WWW装置2330は,公開用WWW装置2944および非公開用WWW装置2950と連携して指定された映像コンテンツデータの属性情報などを取得し,端末装置2352から受付けたアクセスに応じた注文データを作成して,フォーマット変換管理DB装置へ注文データの登録指示などをする。
【0070】
(2.3.6.2 フォーマット変換管理DB装置2332)
フォーマット変換管理DB装置2332は,管理装置であり,端末装置2352により注文を受けたフォーマット変換処理がどのように処理されたかなどを示す処理状態を記憶領域に格納して管理する。
【0071】
さらに,図4を参照しながら,フォーマット変換管理DB装置2332に構成される記憶領域について説明する。
【0072】
図4に示されるように,フォーマット変換管理DB装置2332は,エンコーディング処理装置2331がフォーマット変換処理を排他的に処理を行うための排他テーブル記憶領域2323,端末装置2352から指定されたフォーマット変換処理内容が登録される注文テーブル記憶領域2322,および端末装置2352に通知する通知情報が登録される通知記憶領域2321を構成する。
【0073】
次に,図5,図6,および図7を参照しながら,排他テーブル記憶領域2323,注文テーブル記憶領域2322,および通知記憶領域2321の各記憶領域について説明する。
【0074】
(2.3.6.2.1 通知記憶領域2321)
図5に示すように,通知記憶領域2321の項目は,通知する情報の種類であるメール種別2292と,フォーマット変換処理の開始の際に固有な番号が付けられるジョブ番号2293と,注文登録時の固有番号である管理番号2294と,プロジェクト名2295とからなるデータベース構造による記憶領域である。通知記憶領域2321に,上記各項目から構成される1または2以上の情報229(229−1,229−2,・・・,229−n)が格納されて,通知装置2945により端末装置2352に送信される。なお,本実施の形態にかかる通知記憶領域2321の項目は,かかる例に限定されず,他の項目から構成される通知記憶領域2321の場合であっても実施可能である。
【0075】
(2.3.6.2.2 排他テーブル記憶領域2323)
図6に示すように,排他テーブル記憶領域2323の項目は,フォーマット変換処理のための固有な番号が付けられるジョブ番号2303と,エンコーディング処理装置2331のIDであるエージェントID2302とからなるデータベース構造による記憶領域である。排他テーブル記憶領域2323に,エンコーディング処理装置2331により,上記各項目から構成される1または2以上の情報230(230−1,230−2,・・・,230−n)が格納される。なお,本実施の形態にかかる通知記憶領域2321の項目は,かかる例に限定されず,他の項目から構成される排他テーブル記憶領域2323の場合であっても実施可能である。
【0076】
(2.3.6.2.3 注文テーブル記憶領域2322)
図7に示すように,注文テーブル記憶領域2322の項目は,フォーマット変換処理のための固有な番号が付けられるジョブ番号2311と,注文登録時の固有番号である管理番号2312と,プロジェクト名2313と,注文した端末装置2352である依頼者2314と,その他2315からなるデータベース構造による記憶領域である。排他テーブル記憶領域2323に,エンコーディング処理装置2331により,上記各項目から構成される1または2以上の情報231(231−1,231−2,・・・,231−n)が格納される。なお,本実施の形態にかかる注文テーブル記憶領域2322の項目は,かかる例に限定されず,他の項目から構成される通知記憶領域の場合であっても実施可能である。
【0077】
(2.3.6.3 エンコーディング処理装置2331)
エンコーディング処理装置2331は,フォーマット変換管理DB装置に登録される端末装置2352により指定された注文データの処理内容に基づき,指定されたフォーマットに映像コンテンツデータをフォーマット変換処理する。
【0078】
(2.3.7 ストレージ装置2946)
ストレージ装置2946は,記憶装置であり,ファイルデータなどを記憶することができる記憶領域を保有する。端末装置2352のアクセスによる要求に応じて,動画像から構成される映像コンテンツデータなどのファイルデータに対して,保存,削除,コピー,移動,または変更処理などの各処理を行う。
【0079】
さらに,記憶領域には,インターネット2933および専用回線2936を介して端末装置2352によりアクセスされる公開記憶領域と,専用回線2936のみを介して端末装置2352によりアクセスされる非公開記憶領域とから構成される。
【0080】
(2.3.8 ルータ装置2951)
ルータ装置2951は,アクセス権限データ管理DB装置2952,承認回覧処理装置2955,カットリスト作成装置2953,変換処理装置2954,ストレージ装置2946,公開セグメント装置2941,および非公開セグメント装置2947とをそれぞれアクセスの要求された各装置へ選択的に接続する。
【0081】
(3.ストレージサービスシステムにおける画面構成)
次に,本実施の形態にかかるストレージサービスシステムの理解を深めるために,添付図面を参照しながら,本実施の形態にかかるストレージサービスシステムを適用した端末装置2352のディスプレイ装置に表示される画面構成例について説明する。
【0082】
なお,以下の画面構成例は,非公開用WWW装置2950が専用回線2936を介した端末装置2352からのアクセスに応じて,端末装置2352に提供する画面構成例について説明するが,公開用WWW装置2944が端末装置2352に提供する画面についても,以下の場合とほぼ同様である。
【0083】
また,以下の画面においては,閲覧ソフト(ブラウザ)を使用してディスプレイ装置に表示されるが,閲覧ソフトの種類に依存せず,本実施の形態にかかるストレージサービスシステムを実施することは,可能である。
【0084】
(3.1 トップページ画面およびその関連画面)
ストレージサービス利用時のトップページ画面は,まずログイン画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される。図8に示すように,ログイン画面は,個人識別番号であるID1710と,パスワードであるPW1711と,プロジェクト名1712と,およびログイン1713とから構成される。
【0085】
ログイン画面のID1710およびPW1711に,端末装置2352に属するユーザの識別情報が入力されて,ログイン1713をマウスのクリックなどで選択することにより,センタサーバ2350で認証が行われて,ストレージサービスの利用が開始される。
【0086】
次に,図9に示す画面は,端末装置2352の管理的役割を果たす管理端末装置2352がログイン後に最初に表示される「管理端末一覧管理」画面である。図9に示すように,管理端末一覧管理画面は,端末装置2352が属するグループ2354が表示されるプロジェクト部20と,各種の設定をするプロジェクト管理21と,パスワード変更するPW22と,ディレクトリグループ24とから構成される。
【0087】
「プロジェクト一覧」に表示されるプロジェクト20は,端末装置2352が属するグループ2354の一覧が表示されており,プロジェクト20に表示されているプロジェクト名を選択することにより,該当するグループ2354の図10に示す「プロジェクトトップ」画面が表示(リンク)される。
【0088】
「管理メニュー」に表示されるプロジェクト管理21は,端末装置2352の管理をする管理端末装置2352が選択することができ,プロジェクト管理21を選択すると,図11に示すグループ2354に属する端末装置2352に関わる各種登録情報を設定する「プロジェクト管理」画面が表示(リンク)される。
【0089】
「パスワード変更」に表示されるPW22は,PW22が選択されることにより,端末装置2352の登録されているPWを変更するための「パスワード変更」画面が表示(リンク)されて,パスワードを変更することができる。
【0090】
関連して,画面上部に表示される各項目グループから構成されるディレクトリグループ24の「一覧管理」,「プロジェクトトップ」,「プロジェクト管理」,「パスワード変更」,または「ヘルプ」の各項目名を選択しても上記記載と同様に関連する画面の表示がされる。例えば,ディレクトリグループ24内の「パスワード変更」を選択すると端末装置2352の登録されたPWを変更する「パスワード変更」画面が表示される。
【0091】
次に,図12に示す画面は,一般的な端末装置2352(一般端末装置2352)がログイン後に最初に表示される「一般端末一覧情報」画面である。図12に示すように,「一般端末一覧情報」画面は,端末装置2352が属するグループを示すプロジェクト40と,端末装置2352のPWを変更するパスワード変更41と,ディレクトリグループ42とから構成される。
【0092】
図12に示す「プロジェクト一覧」は,上記記載の図9と同様にプロジェクト40を選択することにより,該当するグループ2354の一覧情報画面が画面表示(リンク)される。「パスワード変更」も,上記記載の図12と同様にPW41を選択することによりパスワード変更する画面が表示される。
【0093】
ディレクトリグループ42は,上記記載にて説明したのとほぼ同様であるのでここでは省略する。
【0094】
(3.2 ストレージサービスシステムの画面構成)
ここで,ストレージサービスシステムにおいて端末装置2352のディスプレイ装置などに表示される画面構成について説明する。なお,本実施の形態では,専用回線2936を介してセンタサーバ2350にアクセスする端末装置2352に構成される画面について説明するが,インターネット回線2933を介してセンタサーバ2350にアクセスする端末装置2352に構成される画面についてもほぼ同様の構成である。
【0095】
(3.2.1 「プロジェクトトップ」画面およびその関連画面)
まず,図10を参照しながら,端末装置2352がストレージサービスを利用するための最初のページ(入り口)である「プロジェクトトップ」画面について説明する。図示のように,「プロジェクトトップ」画面は,端末装置2352が属するグループ2354の名前であるプロジェクト名790と,端末装置2352の属するユーザのIDであるID791と,メニュー部749と,追加メニュー部795と,回線切替796と,ボタン797と,伝言表示部781および伝言表示部782と,閲覧表示部783と,承認回覧表示部784と,ディレクトリグループ780とから構成される。
【0096】
メニュー部749は,端末装置2352が利用できるストレージサービスのメニューの一覧が掲載されており,各項目を選択することにより,端末装置2352のディスプレイ装置に,上記選択されたサービスなどの機能を利用するための画面が表示される。例えば,「ファイル一覧」項目を選択すると,端末装置2352がアクセス可能なディレクトリおよびファイルデータの一覧画面が表示される。追加メニュー部795についても,メニュー部749とほぼ同様であり,例えば,「カットリスト」項目を選択すると,カットリストを作成するための画面が表示される。また,未読の閲覧または承認回覧内容が存在する場合,マーク793またはマーク794が表示される。
【0097】
伝言表示部781および伝言表示部782は,管理端末装置2352により設定されて,グループ2354に属する一般端末装置2352は全て「プロジェクトトップ」画面を表示させると,上記伝言表示部781および伝言表示部782に設定されたコメントなどの情報が掲載される。
【0098】
閲覧表示部783および承認回覧表示部784は,端末装置2352宛てに閲覧または承認回覧の要求があることなどの情報を表示する。閲覧内容または承認回覧内容を参照する場合は,ボタン798またはボタン799を選択することにより「閲覧一覧」画面および「承認回覧一覧」画面が表示されて,内容を確認することができる。なお,「閲覧一覧」画面および「承認回覧一覧」画面については後程詳細に説明する。
【0099】
(3.2.2 「ファイル一覧」画面およびその関連画面)
次に,図13を参照しながら,図10に示す「プロジェクトトップ」画面からリンクされる「ファイル一覧」画面について説明する。図13に示すように,「ファイル一覧」画面は,プロジェクト名747と,ID748と,各種項目からなるメニュー部749と,端末装置2352が割当てられた記憶領域内でアクセス可能なディレクトリをツリー構造で示すツリー表示部750と,指定されたディレクトリの属性を示すディレクトリ属性表示部751と,上記指定されたディレクトリ内のサブディレクトリ属性表示部752と,上記指定されたディレクトリ内に存在するファイルデータの属性を示すファイル属性表示部753と,複数のボタンから構成されるボタングループ754と,「アクセス権限」画面を表示するアクセス権限ボタン771と,ディレクトリの所有者変更画面を表示する所有者変更ボタン772と,該当のディレクトリおよびファイルデータを選択するためのチェックボックス769とから構成される。
【0100】
ツリー表示部750では,ストレージ装置2946の記憶領域(本実施の形態では非公開記憶領域)内に規定されたディレクトリの一覧構成を示す。当該ディレクトリ一覧構成の表示は,例えば,アクセス権限である,読み出し権限が与えられていない端末装置2352には,当該権限が与えられていないディレクトリの属性情報については表示されず,当該権限が与えられたディレクトリの属性情報の表示のみが示される。
【0101】
このとき,アクセス権限データ管理DB装置2952が管理するアクセス権限データに基づき,端末装置2352のアクセスに対するユーザの読み出し権限の有無を,端末装置2352のIDから判断する。
【0102】
ツリー表示部750は,端末装置2352により指定されたディレクトリ(カレントディレクトリ)を,網掛領域で表示する。図13に示すと,指定されたディレクトリは,ディレクトリ名が“社内文書”のディレクトリである。
【0103】
また,ディレクトリ属性表示部751内には,上記指定されたディレクトリに関する「ディスク総使用量」,「アクセス権限」,「所有者」および「作成者」が表示される。
【0104】
「ディスク使用量」は,プロジェクト内でのディスクの総使用量と最大容量を表す。
【0105】
「アクセス権限」では,表示中の指定されたディレクトリ(カレントディレクトリ)に対してアクセスしている端末装置2352のアクセス権限が表示される。
【0106】
また,ディレクトリ属性表示部752には,指定されたディレクトリ内に規定されたサブディレクトリの属性情報であるディレクトリ名,コメントデータ,サブディレクトリのアクセス権限,作成日付,ディレクトリ所有者,ディレクトリ作成者の各情報が含まれる。
【0107】
また,ファイル属性表示部753には,指定されたサブディレクトリに格納されているファイルデータの属性情報であるファイル名,当該ファイルデータに対するコメントデータ,ファイルサイズ,作成日付,ファイル所有者,ファイル作成者の各情報が含まれる。
【0108】
また,ディレクトリ属性表示部752およびファイル属性表示部753内のコメントデータに対応するコメント参照マーク768は,コメントデータの内容が参照可能であることを表す。コメント参照マーク768をマウスなどでクリックして選択することで,当該コメントデータが別画面に表示される。
【0109】
さらに,ディレクトリ属性表示部752およびファイル属性表示部753内のコメントデータに対応するコメント更新マーク770は,コメントデータの内容を参照および更新可能であることを表す。コメント更新マーク770をマウスなどでクリックして選択することで,当該コメントデータが別画面に表示される。なお,他の画面に表示されるコメント参照マーク768およびコメント更新マーク770についても同様の構成である。
【0110】
アクセス権限データに構成されるアクセス権限のコメント変更権限により上記コメント参照マーク768またはコメント更新マーク770の管理をしている。コメントデータに関する画面については後ほど詳細に説明する。
【0111】
ボタングループ754は,検索ボタン755,変更ボタン756,コピーボタン757,移動ボタン758,削除ボタン759,インターネットコピーボタン760,新規作成ボタン761,アップロードボタン762,閲覧要求ボタン763,承認回覧要求ボタン764,アップロード&承認要求ボタン765とから構成される。
【0112】
ボタングループ754に構成される各ボタンは,端末装置2532により選択されることにより,各ボタンに備えられた機能にかかる画面が非公開用WWW装置2950から端末装置2532に提供される。
【0113】
例えば,検索ボタン755が,ユーザがマウスなどでクリックすることで端末装置2532により選択されると,指定する検索条件に適合したディレクトリおよびファイルデータを表示する機能画面が非公開用WWW装置2950によって提供される。上記の各ボタンについての機能画面は後程,詳細に説明する。
【0114】
(3.3 「アクセス権限」画面)
次に,図14を参照しながら,端末装置2352により指定されたディレクトリに対するアクセス権限について表示する「アクセス権限」画面について説明する。図14に示す「アクセス権限」画面は,図13の「ファイル一覧」画面に示すアクセス権限ボタン771が選択されることにより表示される。
【0115】
「アクセス権限」画面は,指定されたディレクトリに対して,アクセス権限の与えられた端末装置2352およびグループ2354の一覧が示されている。図14に示すように,「アクセス権限」画面は,端末装置2352に割当てられた記憶領域内に規定されたディレクトリをツリー構造で示すツリー表示部750と,メニュー部749と,ディレクトリ属性表示部751と,ディレクトリグループ780と,ボタングループ754と,現在アクセス権限が与えらた一覧を示すアクセス一覧240と,から構成される。
【0116】
ツリー表示部750と,メニュー部749と,ディレクトリ属性表示部751と,ディレクトリグループ780と,ボタングループ754は上記記載の説明の通りであるが,アクセス一覧240は,アクセス権限が与えられた端末装置2352の一覧およびグループ2354の一覧を表示する。
【0117】
アクセス権限が与えられたグループ2354の一覧には,アクセス権限が与えられているグループ2354を特定する「グループ名」,当該グループ2354が属する「会社名」,「部門」,「メールアドレス」および「アクセス権限」の内容の情報が示される。
【0118】
さらにアクセス権限が与えられた端末装置2352の一覧には,当該ディレクトリについて,アクセス権限が与えられている端末装置2352に属するユーザの「ID」,「ユーザ名」,当該ユーザが属する「会社名」,「部門」,「メールアドレス」および「アクセス権限」の内容の情報が示される。
【0119】
(3.3.1 アクセス権限2370について)
ここで,図15を参照しながら,「アクセス権限」について説明をする。図15に示すように,アクセス権限の内容には,権限2371,権限2372,権限2373,権限2374,および権限2375と,5種類の権限からなるアクセス権限2370が規定されている。
【0120】
権限2371は,読み出し権限(read権限)であり,該当ディレクトリの表示を受ける(参照する)権限である。また,権限2372は,書き込み権限(write権限)であり,該当ディレクトリの名称変更やサブディレクトリの作成,ファイルデータの新規作成などを行う権限である。
【0121】
権限2373は,ファイル書き込み権限(ディレクトリ内のファイルのwrite権限)であり,該当ディレクトリ内のファイルデータについて変更などを行う権限である。
【0122】
また,権限2374は,コメント変更権限であり,該当ディレクトリおよび該当ディレクトリ内のファイルデータに付属するコメントデータの変更を行う権限であり,権限2375は,アクセス権変更権限であり,該当ディレクトリに与えられているアクセス権限の内容を変更する権限である。
【0123】
(3.3.2 「アクセス権限」グループ2354追加画面)
次に,図16を参照しながら,指定ディレクトリについてアクセス権限をグループ単位に追加する「アクセス権限」グループ追加画面について説明する。「アクセス権限」グループ追加画面は,図14に示すボタン241をマウスのクリックなどで選択することにより画面表示されて,ツリー表示部750と,メニュー部749と,ディレクトリ属性表示部751と,ディレクトリグループ780と,ボタングループ754と,設定グループ部110と,追加グループ部111とから構成される。
【0124】
設定グループ部110は,ツリー表示部750に表示される指定されたディレクトリ(カレントディレクトリ)に対してアクセス権限が設定されているグループ2354の一覧を示す。図16によれば,アクセス権限が設定されているグループ2354は,「グループ名」が“管理者グループ”であり,設定されているアクセス権限は,「アクセス権限」の内容により,read権限,write権限,ディレクトリ内のファイルのwrite権限,コメント情報変更権限が設定されているのがわかる。
【0125】
追加グループ部111は,指定されたディレクトリに対して,追加するグループに,どのアクセス権限を与えるか選択して設定する追加するグループ2354のアクセス権限情報を示す。図16に示すように,「グループ名称」から追加するグループ2354を選択して,「アクセス権限」から設定したいアクセス権限をチェックボックス114により選択する。図16では,「アクセス権限」のread権限およびディレクトリ内ファイルのコメント情報変更権限がチェックボックス114により選択されているのがわかる。
【0126】
なお,本実施の形態では,「アクセス権限」からチェックボックス114により設定したいアクセス権限を選択したが,本実施の形態ではかかる例に限定されず,設定したいアクセス権限を選択することが可能である。
【0127】
追加グループ部111に必要項目が入力されて,ボタン112をマウスのクリックなどで選択すると,指定されたディレクトリに対して,新たにグループ2354にアクセス権限が設定される。また,ボタン113が選択されると,グループ2354のアクセス権限が追加されずに取消される。
【0128】
(3.3.3 「アクセス権限」端末装置2352追加画面)
次に,図17を参照しながら,指定ディレクトリについてアクセス権限を端末装置2352単位に追加する「アクセス権限」端末装置2352追加画面について説明する。「アクセス権限」端末装置2352追加画面は,図14に示すボタン242をマウスのクリックなどで選択することにより画面表示されて,ツリー表示部750と,メニュー部749と,ディレクトリ属性表示部751と,ディレクトリグループ780と,ボタングループ754と,設定端末部210と,追加端末部211とから構成される。
【0129】
設定端末部210は,ツリー表示部750に表示される指定されたディレクトリ(カレントディレクトリ)に対してアクセス権限が設定されている端末装置2352の一覧を示す。例として,図17に示されるように,アクセス権限が設定されている端末装置2352は,「ID」が“tomoko”で,「ユーザ名」が“山田 友子”であるユーザが属する端末装置2352であり,設定されているアクセス権限は,「アクセス権限」の内容によりread権限,write権限が設定されている。
【0130】
追加グループ部211は,指定されたディレクトリに対して,追加する端末装置2352に,どのアクセス権限を与えるか選択して設定する追加する端末装置2352のアクセス権限情報を示す。図17に示すように,「ID/ユーザ名」から追加する端末装置2352を選択して,「アクセス権限」から設定したいアクセス権限をチェックボックス114により選択する。図17では,「アクセス権限」のread権限,write権限,ディレクトリ内ファイルのwrite権限,およびディレクトリ内ファイルのコメント情報変更権限がチェックボックス114により選択されているのがわかる。
【0131】
なお,本実施の形態では,「アクセス権限」からチェックボックス114により設定したいアクセス権限を選択したが,本実施の形態ではかかる例に限定されず,設定したいアクセス権限を選択することが可能である。
【0132】
追加端末部211に必要項目が入力されて,ボタン212をマウスのクリックなどで選択されると,指定されたディレクトリに対して,新たに端末装置2352にアクセス権限が設定される。また,ボタン113が選択されると,新たに端末装置2352のアクセス権限が追加されずに取消される。
【0133】
(3.3.4 「アクセス権限」変更画面)
図14に示す,指定されたディレクトリに対するアクセス一覧240に表示された「アクセスグループ名」のグループ名243または「アクセスユーザ名」のユーザ名244が選択されると,次の図18に示す,選択されたグループ2354または端末装置2352のアクセス権限を変更する「アクセス権限」変更画面が表示される。
【0134】
図18に示すように,「アクセス権限」変更画面は,メニュー部749と,ツリー表示部750と,ボタングループ754と,選択されたグループ2354のアクセス権限を変更するグループ権限変更部60と,選択された端末装置2352のアクセス権限を変更する端末装置権限変更部61と,権限変更処理を実行するボタン62,グループ権限変更部60および端末装置権限変更部61の設定された変更内容を消去する削除ボタン63と,権限権限変更処理を実行しないボタン64とから構成される。
【0135】
グループ権限変更部60または端末装置権限変更部61には,選択されたグループ2354の名前を表示する「アクセスグループ名」と,権限の変更内容を設定する「アクセス権限情報」とが表示される。
【0136】
グループ権限変更部60の「アクセス権限情報」の各種アクセス権限と付随して表示されるチェックボックス769をマウスのクリックなどで選択することにより,選択された権限が付与されるよう権限変更される。反対に選択されない権限は付与されない。例として,図18では,read権限のチェックボックス769が選択されていないのがわかる。
【0137】
また,図18が示すのは,図14のグループ名243が選択された場合であり,図14に示すユーザ名244が選択された場合は,端末装置権限変更部61に,アクセス権限を変更する「アクセス権限情報」が表示される。
【0138】
(3.4.5 「ディレクトリ所有者」変更画面)
図13に示す,所有者変更ボタン772が選択されると,次の図19に示す,指定されたディレクトリ(カレントディレクトリ)の所有者を変更する「ディレクトリ所有者」変更画面が表示される。
【0139】
図19に示すように,「ディレクトリ所有者」変更画面は,メニュー部749と,ツリー表示部750と,ディレクトリ属性表示部751と,ボタングループ754と,ディレクトリ所有者の変更内容を設定する所有者設定部450と,所有者変更処理を実行する変更ボタン451,所有者変更処理を実行しない終了ボタン452とから構成される。
【0140】
(3.4.6「ファイル一覧」画面からの各機能画面)
次に,図13に示す「ファイル一覧」画面のボタングループ754に構成される各機能ボタンがマウスでクリックして選択されることにより,端末装置2352のディスプレイ装置に表示される機能画面について説明する。
【0141】
(3.4.7 「検索」画面)
図13に示す,検索ボタン755が選択されると,次に図20に示すように,端末装置2352が指定する検索条件を設定する「検索」画面が表示される。「検索」画面に指定条件を設定することにより検索目的のディレクトリおよびファイルデータが検索される機能を利用できる。
【0142】
図20に示すように,「検索」画面は,メニュー部749と,ツリー表示部750と,ボタングループ754と,検索目的のディレクトリおよびファイルデータの条件を指定する検索条件部601と,検索処理を実行するボタン602,検索処理を実行しない終了ボタン603とから構成される。
【0143】
(3.4.8 「変更」画面)
図13に示す,端末装置2352からマウスのクリックなどで名前の変更したいディレクトリまたはファイルデータをチェックボックス769に選択後,変更ボタン756が選択されると,次に図21に示す,選択されたディレクトリ名またはファイルデータ名を名前変更する「変更」画面が表示される。「変更」画面に変更後の新たな名前を設定することによりディレクトリ名およびファイルデータ名が変更される機能を利用できる。
【0144】
図21に示すように,「変更」画面は,メニュー部749と,ツリー表示部750と,ボタングループ754と,新しいディレクトリ名またはファイルデータ名を設定する名前変更部510と,名前の変更処理を実行する実行ボタン511,変更処理を実行しない終了ボタン512とから構成される。
【0145】
名前変更部510には,「変更前」のディレクトリ名またはファイルデータ名と,「変更後」のディレクトリ名またはファイルデータ名を設定する入力部とが表示される。本実施の形態では,変更前のディレクトリ名が“プロジェクト管理”であるディレクトリが選択されている。
【0146】
(3.4.9 「コピー」画面)
図13に示す,端末装置2352からマウスのクリックなどでコピーしたいディレクトリまたはファイルデータをチェックボックス769に選択後,コピーボタン757が選択されると,次に図22に示す,選択されたディレクトリまたはファイルデータをコピーする「コピー」画面が表示される。「コピー」画面にコピー先のディレクトリを指定することによりディレクトリまたはファイルデータをコピーする機能を利用できる。
【0147】
図22に示すように,「コピー」画面は,メニュー部749と,ツリー表示部750と,ボタングループ754と,コピー元である選択されたディレクトリまたはファイルデータを表示するコピー元表示部390と,選択されたディレクトリまたはファイルデータに付属するコメントデータについて設定するコメント設定部391と,選択されたディレクトリまたはファイルデータのコピー先を指定するコピー先表示部392と,コピー処理を実行するボタン394と,コピー処理を実行しないボタン395とから構成される。
【0148】
コメント設定部391は,「コメント」欄に記載された“コメントを引き継ぐ”または“コメントのクリア”のどちらか一方が,チェック393により設定されるようになっている。“コメントを引き継ぐ”は,選択されたディレクトリまたはファイルデータに付属するコメントデータも,選択されたディレクトリまたはファイルデータと付属してコメントデータがコピーされる。“コメントのクリア”は,選択されたディレクトリまたはファイルデータに付属するコメントデータの情報が消去されてから,選択されたディレクトリまたはファイルデータと付属してコメントデータがコピーされる。例として,図22に示すように,本実施の形態ではチェック393は「コメントを引き継ぐ」に選択されている。
【0149】
なお,コメントデータに設定する,上記記載のコメント設定部391の設定情報は,コピー処理毎に設定を行っているが,本実施の形態では,かかる例に限定されず,端末装置2352についてのアクセス権限データに,予めコメントデータの設定情報を登録しておくこともできる。
【0150】
コピー先表示部392には,コピー先を指定するディレクトリの一覧が表示されて,チェック393に選択されたディレクトリに,選択されたディレクトリまたはファイルデータがコピーされる。
【0151】
(3.4.10 「移動」画面)
図13に示す,端末装置2352からマウスのクリックなどで移動したいディレクトリまたはファイルデータをチェックボックス769に選択後,移動ボタン758が選択されると,選択されたディレクトリまたはファイルデータを移動する「移動」画面が表示される(図示せず)。「移動」画面に移動先のディレクトリを指定することによりディレクトリまたはファイルデータを移動する機能を利用できる。
【0152】
なお,ディレクトリまたはファイルデータのコピーは,コピー元であるディレクトリまたはファイルデータはそのまま削除されずに存在するが,ディレクトリまたはファイルデータの移動は,移動元であるディレクトリまたはファイルデータは削除されて存在せず,移動先のディレクトリまたはファイルデータのみ存在する点について相違する。また,「コピー」画面および「移動」画面はほぼ同様であることから,ここでは説明を省略する。
【0153】
(3.4.11 「削除」画面)
図13に示す,端末装置2352からマウスのクリックなどで削除したいディレクトリまたはファイルデータをチェックボックス769に選択後,削除ボタン759が選択されると,次に図23に示す,選択されたディレクトリまたはファイルデータを削除する「削除」画面が表示される。「削除」画面に表示されたディレクトリまたはファイルデータの削除処理実行を行うことによりディレクトリ名およびファイルデータ名が削除される機能を利用できる。
【0154】
図23に示すように,「削除」画面は,メニュー部749と,ツリー表示部750と,ボタングループ754と,削除するディレクトリまたはファイルデータが表示される削除部622と,削除処理を実行するボタン623,削除処理を実行しないボタン624とから構成される。
【0155】
削除部622には,削除対象であるディレクトリまたはファイルデータの「ファイル名」,付属するコメントデータである「コメント」,「容量」,「日付」,「所有者」,「作成者」が表示される。
【0156】
削除処理が実行されると,削除対象であったファイルデータまたはディレクトリ,さらにファイルデータまたはディレクトリに付属するコメントデータも削除される。
【0157】
(3.4.12 「インターネットへコピー」画面)
また,図13に示す,端末装置2352からマウスのクリックなどでインターネットへコピーしたいディレクトリまたはファイルデータをチェックボックス769に選択後,インターネットへコピーボタン760が選択されると,次に図24に示す,選択されたディレクトリまたはファイルデータをインターネットへコピーする「インターネットへコピー」画面が表示される。「インターネットへコピー」画面にコピー先のディレクトリを指定することによりディレクトリまたはファイルデータをインターネットへコピーする機能を利用できる。
【0158】
インターネットへコピーは,端末装置2532が専用回線2936を介してストレージ装置2946の非公開記憶領域にアクセスしている場合に,インターネット2933を介してアクセス可能なストレージ装置2946の公開記憶領域へディレクトリまたはファイルデータをコピーすることである。
【0159】
図24に示すように,「インターネットへコピー」画面は,メニュー部749と,ツリー表示部750と,ボタングループ754と,コピー元である選択されたディレクトリまたはファイルデータを表示するコピー元表示部360と,選択されたディレクトリまたはファイルデータに付属するコメントデータについて設定するコメント設定部361と,選択されたディレクトリまたはファイルデータのコピー先を指定するコピー先表示部362と,コピー処理を実行する実行ボタン363と,コピー処理を実行しない終了ボタン364とから構成される。なお,「インターネットへコピー」画面は,本実施の形態にかかる「コピー」画面とほぼ同様の構成を有するので,詳細説明は省略する。
【0160】
(3.4.13 「新規作成」画面)
また,図13に示す,新規作成ボタン761が選択されると,次に図25に示すように,端末装置2352が指定するディレクトリにディレクトリを作成する「新規作成」画面が表示される。「新規作成」画面に必要項目が設定されることにより新規にディレクトリが作成される機能を利用できる。
【0161】
図25に示すように,「新規作成」画面は,メニュー部749と,ツリー表示部750と,ボタングループ754と,新規ディレクトリのディレクトリ名を設定するディレクトリ設定部480と,新規作成処理を実行する実行ボタン481,新規作成処理を実行しない終了ボタン482とから構成される。
【0162】
(3.4.14 「アップロード」画面)
また,図13に示す,ツリー表示部750の網掛領域に表示される指定されたディレクトリにおいて,アップロードボタン762が選択されると,次に図26に示す,端末装置2352に構成される記憶装置内に格納される選択されたファイルデータを指定されたディレクトリ(カレントディレクトリ)に,アップロード(格納)する「アップロード」画面が表示される。「アップロード」画面からアップロードするファイルデータを選択することにより,指定されたディレクトリに格納する機能を利用できる。
【0163】
図26に示すように,「アップロード」画面は,指定されたディレクトリ(カレントディレクトリ)に格納するファイルデータを選択する選択部330と,格納する上記ファイルデータに付属するコメントデータにコメント情報を設定する情報設定部331と,格納処理を実行する実行ボタン332と,格納処理を実行しない終了ボタン333とから構成される。
【0164】
選択部330には,ボタン334を選択して格納するファイルデータを指定すると,格納する「ファイル名」が表示される。図26に示すように,指定された「ファイル名」は“sample.ppt”であるのがわかる。
【0165】
(3.4.15 「閲覧要求」起票画面)
また,図13に示す,ファイル属性表示部753の中から閲覧要求するファイルデータをチェックボックス769に選択後,閲覧要求ボタン763が選択されると,次に図27に示す,端末装置2352により選択されたファイルデータを指定された端末装置2352に,閲覧要求する「閲覧要求」起票画面が表示される。「閲覧要求」起票画面から閲覧してもらう端末装置2352に属するユーザを選択することにより,選択されたファイルデータを指定された端末装置2352へ閲覧要求する機能を利用できる。
【0166】
図27に示すように,「閲覧要求」画面は,メニュー部749と,ツリー表示部750と,ボタングループ754と,指定されたファイルデータを表示する表示部570と,閲覧してもらう端末装置2352を選択する閲覧要求選択部571と,閲覧先の端末装置2352に対して送信されるコメント情報を設定するコメント設定部572と,閲覧要求処理を実行するボタン573と,閲覧要求処理を実行しないボタン574とから構成される。
【0167】
閲覧要求選択部571には,「ユーザ一覧」および閲覧してもらう端末装置2352の一覧である「閲覧先ユーザ」が表示される。「ユーザ一覧」に表示された端末装置2352に属するユーザを,マウスのクリックなどで選択して,ボタン575を選択することによって「閲覧先ユーザ」へ閲覧要求先の端末装置2352として登録を行う。また登録された「閲覧先ユーザ」の閲覧要求先の端末装置2352の閲覧要求を取消す場合は,閲覧要求先の端末装置2352を選択して,ボタン576を選択することにより取消すことができる。
【0168】
コメント設定部572は,閲覧要求の起票を行う端末装置2352により,閲覧要求先の端末装置2352に対して閲覧コメントデータを設定するができる。設定された閲覧コメントデータは,閲覧要求先の端末装置2352から確認することができる。
【0169】
閲覧要求処理を実行するボタン573により,閲覧要求先の端末装置2352に表示される上記記載で説明した「ファイル一覧」画面,または「閲覧一覧」画面などに閲覧要求の旨の表示がされる。さらに,承認回覧要求の旨の情報がメールで端末装置2352へ送信される。なお,「閲覧一覧」画面については後述する。
【0170】
(3.4.15.1 「閲覧要求返信」画面)
さらに,図28を参照しながら,閲覧要求先の端末装置2352が閲覧要求のファイルデータの閲覧終了後,閲覧要求元である端末装置2352へ閲覧コメントデータの返信をする「閲覧要求返信」画面について説明する。
【0171】
図28に示すように,「閲覧要求返信」画面は,閲覧要求元からの閲覧コメントデータを履歴表示する要求元コメント部1760と,閲覧要求先からの閲覧コメントデータの履歴表示する要求先コメント部1761と,閲覧要求先からの閲覧コメントデータを設定するコメント設定部1762と,閲覧要求元へ返信処理を実行するボタン1763と,閲覧要求元へ返信処理の実行しないボタン1764とから構成される。
【0172】
要求元コメント部1760および要求先コメント部1761は,同一の閲覧コメントデータ内で,要求元および要求先からの返信処理時に発生した閲覧コメントデータの履歴を表示することができる。
【0173】
(3.4.15.2 「閲覧要求確認」画面)
また,閲覧コメントデータの内容を確認する「閲覧要求確認」画面は,図29に示すように,閲覧要求元からの閲覧コメントデータを履歴表示する要求元コメント部1760と,閲覧要求先からの閲覧コメントデータの履歴表示する要求先コメント部1761と確認画面を終了するボタン1765とから構成される。
【0174】
要求元コメント部1760および要求先コメント部1761は,同一の閲覧コメントデータ内で,要求元および要求先からの返信処理時に発生した閲覧コメントデータの履歴を表示することができる。
【0175】
(3.4.16 「承認回覧要求」起票画面)
また,図13に示す,ファイル属性表示部753の中から閲覧要求するファイルデータをチェックボックス769に選択後,承認回覧要求ボタン764が選択されると,次に図30に示す,選択されたファイルデータを回覧ルートに指定された端末装置2352の順に,承認回覧要求する「承認回覧要求」起票画面が表示される。「承認回覧要求」起票画面から承認回覧してもらう回覧ルートを選択することにより,選択されたファイルデータを回覧ルートに予め設定された端末装置2352の順に閲覧要求する機能を利用できる。
【0176】
図30に示すように,「承認回覧要求」起票画面は,回覧ルートを選択する回覧選択部650と,承認回覧処理を実行するボタン651と,承認回覧要求処理を実行しないボタン652とから構成される。
【0177】
また,回覧選択部650は,回覧ルート確認ボタン653と,選択された回覧ルートを表示する回覧ルート表示654とから構成される。
【0178】
回覧ルート確認ボタン653が,端末装置2352からマウスのクリックなどで選択されることにより,「回覧ルート選択」に選択された回覧ルートの端末装置2352の承認回覧される順番を確認する画面が表示される。
【0179】
図30に示すように,本実施の形態で選択された回覧ルートは,回覧ルート表示654から“回覧ルート1”であることがわかる。したがって,回覧ルート確認ボタン653が選択されることにより,“回覧ルート1”の端末装置2352の承認回覧される順番を確認する画面が表示される。
【0180】
回覧ルート表示654は,選択された回覧ルートを表示するが,別の回覧ルートに切替える場合は,図30に示す回覧ルート表示654をマウスのクリックなどで選択することにより,別の回覧ルートに切替えることができる。
【0181】
承認回覧要求処理を実行するボタン651により,回覧ルートに設定された承認回覧要求先の端末装置2352に,承認回覧要求の旨の表示が,上記記載で説明した「ファイル一覧」画面,または「承認回覧一覧」画面などに表示される。さらに,承認回覧要求の旨の情報がメールで端末装置2352へ送信される。なお,「承認回覧一覧」画面および「回覧ルート設定」画面については後述する。
【0182】
(3.4.16.1 「承認回覧要求結果」画面)
さらに,図31を参照しながら,回覧ルートに設定された承認回覧要求先の端末装置2352が,選択されたファイルデータの確認終了後,回覧ルートに設定された次の順番である端末装置2352へ回覧させる「承認回覧要求結果」画面について説明する。
【0183】
図31に示すように,「承認回覧要求結果」画面は,回覧ルートを示す回覧ルート部1970と,承認回覧要求起票時,および既に回覧された端末装置2352の承認回覧コメントデータを履歴表示する前回覧コメント部1971と,既に回覧された端末装置2352に対して承認回覧コメントデータを設定する前回覧コメント設定部1972と,承認回覧する次の順番の端末装置2352に対して承認回覧コメントデータを設定する次回覧コメント部1973と,承認処理を実行する承認ボタン1974と,拒否処理を実行する拒否ボタン1975と,承認処理および拒否処理を実行しないで画面表示を終了する終了ボタン1976とから構成される。
【0184】
前回覧コメント設定部1972に設定された承認回覧コメントデータは,承認処理または拒否処理により,既に回覧された端末装置2352に上記承認処理または拒否処理時に設定された承認コメントデータの内容がメールで送信される。
【0185】
次回覧コメント設定部1972に設定された承認回覧コメントデータは,承認処理または拒否処理により,前回覧コメント部1971に追加更新される。さらに,回覧ルートに設定された次の順番である端末装置2352に対して承認コメントデータの前回覧コメント設定部1972に次回覧コメント設定部1972に設定された承認回覧コメントデータの内容および承認回覧要求の旨の内容がメールで送信される。
【0186】
ここでは,前回覧コメント部1971は履歴表示する場合を例にあげて説明したが,本実施の形態では,かかる例に限定されず,前回覧コメント部1971は,直前に回覧された端末装置2352に,設定される承認回覧コメントデータの内容のみを表示することもできる。
【0187】
要求元コメント部1760および要求先コメント部1761は,同一の閲覧コメントデータ内で,要求元および要求先からの返信処理時に発生した閲覧コメントデータの履歴を表示することができる。
【0188】
(3.4.17 「アップロード&承認回覧要求」画面)
また,図13に示す,アップロード&承認回覧要求ボタン765が選択されると,図30に示した「承認回覧要求」起票画面とほぼ同じ構成である「アップロード&承認回覧要求」選択画面(図示せず)が画面表示されて,「アップロード&承認回覧要求」選択画面に表示される,回覧ルートが選択されると,次の図32に示す,「アップロード&承認回覧要求」起票画面が表示される。「アップロード&承認回覧要求」起票画面から承認回覧要求するファイルデータを端末装置2352の記憶装置内に格納されるファイルデータから選択して,回覧ルートに予め設定された端末装置2352の順に閲覧要求する機能を利用できる。
【0189】
「承認回覧要求」起票画面は,センタサーバ2350に格納されたファイルデータから選択して承認回覧する画面であり,それに対し「アップロード&承認回覧要求」起票画面は,端末装置2352の記憶装置内に格納されるファイルデータから選択して承認回覧する画面である。
【0190】
図32に示すように,「アップロード&承認回覧要求」起票画面は,承認回覧するファイルデータを選択する回覧選択部660と,起票する端末装置2352に属するユーザを表示する起票者表示661と,回覧ルートを表示する回覧表示部662と,コメントを設定するコメント設定部663と,承認回覧処理を実行するボタン651と,承認回覧要求処理を実行しないボタン652とから構成される。
【0191】
回覧選択部660は,承認回覧するファイルデータを,参照ボタン664をマウスのクリックなどの選択により,端末装置2352の記憶装置内に格納されるファイルデータから選択して,ファイルデータ名の表示を行う。
【0192】
ボタン651により,承認回覧処理が実行されると,選択されたファイルデータは,ネットワーク2351を介してセンタサーバ2350へ指定のディレクトリに格納されて,上記記載にて説明した「承認回覧要求」起票画面と同様に,回覧ルートに設定された承認回覧要求先の端末装置2352に,承認回覧要求の旨の表示が,上記記載で説明した「ファイル一覧」画面,または「承認回覧一覧」画面などに表示される。さらに,承認回覧要求の旨の情報がメールで端末装置2352へ送信される。
【0193】
(3.4.17.1 「アップロード&承認回覧要求承認」画面)
また,回覧ルートに設定された承認回覧要求先の端末装置2352が,選択されたファイルデータの確認終了後,回覧ルートに設定された次の順番である端末装置2352へ回覧させる「アップロード&承認回覧要求承認」画面は,上記記載にて説明した「承認回覧要求結果」画面とほぼ同一の構成を有するので,詳細説明は省略する。
【0194】
(3.4.18 「閲覧一覧」画面)
次に,図33を参照しながら,図10に示す「プロジェクトトップ」画面からリンクされる「閲覧一覧」画面について説明する。「閲覧一覧」画面は,グループ2354に属する端末装置2352が閲覧要求した起票データおよび閲覧要求がある受信データの一覧を端末装置2352のディスプレイ装置に表示する画面である。
【0195】
図33に示すように,「閲覧一覧」画面は,端末装置2352に閲覧要求がある旨の受信データ一覧である受信一覧部1720と,端末装置2352から閲覧要求した起票データ一覧である要求一覧部1721とから構成される。
【0196】
受信一覧部1720は,閲覧するファイルデータの「ファイル名」,閲覧要求されたファイルデータに対するコメント更新マーク770,閲覧要求されたファイルデータの「容量」,「受信日」,閲覧要求をした「送信元」,閲覧要求された端末装置2352が閲覧したか否か閲覧状態を示す「ステータス」,および閲覧した結果を要求元の端末装置2352へ送信する「閲覧コメント」とから構成される。
【0197】
例えば,受信一覧部1720の「ファイル名」が“ガイダンス.txt”の受信データは,「受信日」は“2001.09.13”であり,「ステータス」は“未読”であることが受信一覧部1720から分かる。
【0198】
「ステータス」に表示される“未読”は,閲覧要求されたファイルデータを選択して参照することにより,“未読”から“既読”の状態に変更される。なお,本実施の形態はかかる例に限定されず,例えば,閲覧したコメントを返信した時点で状態を変更することも実施可能であり,“未読”から“既読”の状態に変更されるタイミングはいかなる場合でも実施可能である。
【0199】
要求一覧部1720は,端末装置2352から閲覧要求したファイルデータの「ファイル名」,閲覧要求するファイルデータに対するコメント更新マーク770,閲覧要求するファイルデータの「容量」,「受信日」,閲覧要求先である「送信先」,閲覧要求先の端末装置2352が閲覧したか否か閲覧状態を示す「ステータス」,閲覧終了した閲覧要求先の端末装置2352から返信される「閲覧コメント」から構成される。
【0200】
例えば,要求一覧部1721の「ファイル名」が“ストレージサービス説明書.txt”の受信データは,「受信日」は“2001.09.13”であり,「ステータス」は“未読”であることが要求一覧部1720から分かる。
【0201】
なお,「コメント」欄に表示されるコメント更新マーク770は,上記記載にて説明のとおり,該当するコメントデータの参照およびコメントデータの編集が可能であるマークを表す。さらに,「閲覧コメント」欄に表示される閲覧承認回覧コメント更新マーク1726は,ファイルデータに属する閲覧承認回覧コメントデータの参照および編集が可能であることを表す。閲覧承認回覧コメント参照マーク1727は,該当する閲覧承認回覧コメントデータの参照のみが可能であるマークを表す。他の画面に表示される,コメント更新マーク770,閲覧承認回覧コメント更新マーク1726および閲覧承認回覧コメント参照マーク1727についても同じである。
【0202】
(3.4.18.1 「閲覧一覧コピー」画面)
図33に示す,受信一覧部1720または要求一覧部1721に表示されるコピーしたいディレクトリまたはファイルデータを,端末装置2352からマウスのクリックなどでチェックボックス769に選択後,コピーボタン757が選択されると,選択されたディレクトリまたはファイルデータをコピーする「閲覧一覧コピー」画面(図示せず)が表示される。「閲覧一覧コピー」画面は,上記記載の「コピー」画面で採用される画面とほぼ同様の構成を有するので,詳細説明は省略する。
【0203】
(3.4.18.2 「閲覧一覧インターネットへコピー」画面)
図33に示す,受信一覧部1720または要求一覧部1721に表示されるインターネットへコピーしたいディレクトリまたはファイルデータを,端末装置2352からマウスのクリックなどでチェックボックス769に選択後,インターネットへコピーボタン760が選択されると,選択されたディレクトリまたはファイルデータをコピーする「閲覧一覧インターネットへコピー」画面(図示せず)が表示される。「閲覧一覧インターネットへコピー」画面は,上記記載の「インターネットへコピー」画面で採用される画面とほぼ同様の構成を有するので,詳細説明は省略する。
【0204】
(3.4.18.3 「閲覧一覧削除」画面)
図33に示す,受信一覧部1720または要求一覧部1721に表示される削除したいディレクトリまたはファイルデータを,端末装置2352からマウスのクリックなどでチェックボックス769に選択後,削除ボタン759が選択されると,選択されたディレクトリまたはファイルデータを削除する「閲覧一覧削除」画面(図示せず)が表示される。「閲覧一覧削除」画面は,上記記載の「削除」画面で採用される画面とほぼ同様の構成を有するので,詳細説明は省略する。
【0205】
(3.4.19 「承認回覧一覧」画面)
次に,図34を参照しながら,図10に示す「プロジェクトトップ」画面のボタン799などからリンクされる「承認回覧一覧」画面について説明する。「承認回覧一覧」画面は,グループ2354に属する端末装置2352が予め特定された端末装置2352に対して承認回覧を要求した承認回覧の起票データおよび承認回覧の要求があった承認回覧の受信データの一覧を端末装置2352のディスプレイ装置に表示する画面である。
【0206】
図34に示すように,「承認回覧一覧」画面は,端末装置2352が承認回覧の要求があった受信データ一覧である受信一覧部1724と,端末装置2352から承認回覧要求した起票データ一覧である要求一覧部1725とから構成される。
【0207】
受信一覧部1724は,閲覧するファイルデータの「ファイル名」,閲覧するファイルに対するコメントデータを表す「コメント」,閲覧するファイルデータの「容量」,承認回覧する端末装置の順序などが設定された「回覧ルート」,「受信日」,承認回覧要求をした「起票者」,現在承認回覧している端末装置2352を表す「回覧者」,現在承認回覧している端末装置2352の承認回覧状態を示す「ステータス」,承認回覧した結果を要求元の端末装置2352へ送信する「承認回覧コメント」から構成される。
【0208】
例えば,受信一覧部1724の「ファイル名」が“議事録.txt”の受信データは,「受信日」は2001.09.13であり,「回覧ルート」は“回覧ルート4”であり,「ステータス」は“未読”であることが受信一覧部1724から分かる。
【0209】
「ステータス」に表示される“未読”は,承認回覧要求されたファイルデータを選択して参照することにより,“未読”から“既読”の状態に変更される。なお,本実施の形態はかかる例に限定されず,例えば,「承認」または「拒否」された時点で状態を変更することも実施可能であり,“未読”から“既読”の状態に変更されるタイミングはいかなる場合でも実施可能である。
【0210】
要求一覧部1725は,端末装置2352から承認回覧起票したファイルデータの「ファイル名」,承認回覧起票するファイルに対するコメントデータ,承認回覧を要求するファイルデータの「容量」,承認回覧してもらう順序などが設定された「回覧ルート」,「受信日」,「起票者」,現在承認回覧している端末装置2352を表す「回覧者」,現在承認回覧している端末装置2352の承認回覧状態を示す「ステータス」,承認回覧した結果を要求元の端末装置2352へ送信する「承認回覧コメント」から構成される。
【0211】
例えば,要求一覧部1725の「ファイル名」が“ガイダンス.txt”の受信データは,「受信日」は“2001.09.13”であり,「回覧ルート」は“回覧ルート3”であり,「ステータス」は“承認”であることが受信一覧部1724から分かる。
【0212】
なお,「承認回覧コメント」欄に表示される閲覧承認回覧コメント更新マーク1726は,指定されたファイルデータに属する閲覧承認回覧コメントデータの参照および閲覧承認回覧コメントデータの編集が可能であるマークを表して,閲覧承認回覧コメント参照マーク1727は,閲覧承認回覧コメントデータの参照のみが可能であるマークを表す。他の画面に表示される,閲覧承認回覧コメント更新マーク1726および閲覧承認回覧コメント参照マーク1727についても同じである。
【0213】
(3.4.19.1 「承認回覧一覧コピー」画面)
図34に示す,受信一覧部1724または要求一覧部1725に表示されるコピーしたいディレクトリまたはファイルデータを,端末装置2352からマウスのクリックなどでチェックボックス769に選択後,コピーボタン757が選択されると,選択されたディレクトリまたはファイルデータをコピーする「承認回覧一覧コピー」画面(図示せず)が表示される。「承認回覧一覧コピー」画面は,上記記載の「コピー」画面で採用される画面とほぼ同様の構成を有するので,詳細説明は省略する。
【0214】
(3.4.19.2 「承認回覧一覧インターネットへコピー」画面)
図34に示す,受信一覧部1724または要求一覧部1725に表示されるインターネットへコピーしたいディレクトリまたはファイルデータを,端末装置2352からマウスのクリックなどでチェックボックス769に選択後,インターネットへコピーボタン760が選択されると,選択されたディレクトリまたはファイルデータをコピーする「承認回覧一覧インターネットへコピー」画面(図示せず)が表示される。「承認回覧一覧インターネットへコピー」画面は,上記記載の「インターネットへコピー」画面で採用される画面とほぼ同様の構成を有するので,詳細説明は省略する。
【0215】
(3.4.19.3 「承認回覧一覧削除」画面)
図34に示す,受信一覧部1724または要求一覧部1725に表示される削除したいディレクトリまたはファイルデータを,端末装置2352からマウスのクリックなどでチェックボックス769に選択後,削除ボタン759が選択されると,選択されたディレクトリまたはファイルデータを削除する「承認回覧一覧削除」画面(図示せず)が表示される。「承認回覧一覧削除」画面は,上記記載の「削除」画面で採用される画面とほぼ同様の構成を有するので,詳細説明は省略する。
【0216】
(3.4.20 「参照コメントデータ」画面)
図13に示す,コメント参照マーク768が,端末装置2352からマウスのクリックなどで選択されると,図35に示す,コメントデータの内容が表示される「参照コメントデータ」画面が表示される。「参照コメントデータ」画面が表示されることにより,多目的に使用されるコメントデータの内容を確認する機能を利用できる。
【0217】
図35に示すように,「参照コメントデータ」画面は,コメントデータの内容が履歴表示されるコメント表示部300と,画面の表示を終了する終了ボタン301とから構成される。
【0218】
コメント表示部300には,コメントを作成した端末装置2352に属するユーザである「作成者」,コメント作成日である「記入日」,およびコメントデータの内容である「内容」が表示される。なお,他の画面に表示されるコメント参照マーク768についても「参照コメントデータ」画面と同様な構成となる。
【0219】
(3.4.21 「更新コメントデータ」画面)
図13に示す,コメント更新マーク770が,端末装置2352からマウスのクリックなどで選択されると,図36に示す,コメントデータの内容を追加できる「更新コメントデータ」画面が表示される。
【0220】
図36に示すように,「更新コメントデータ」画面は,コメントデータの内容が履歴表示されるコメント表示部300と,コメントデータに追加する内容を設定するコメント追加設定部1981と,コメント追加処理を実行する実行ボタン1982と,追加処理を実行せずに画面の表示を終了する終了ボタン301とから構成される。
【0221】
コメント表示部300には,追加処理によりコメントデータが追加されて,コメントを作成した端末装置2352に属するユーザである「作成者」,コメント作成日である「記入日」,およびコメントデータの内容である「内容」が履歴表示される。なお,他の画面に表示されるコメント更新マーク770についても「更新コメントデータ」画面と同様な構成となる。
【0222】
(3.5 「プロジェクト管理」画面およびその関連画面)
「プロジェクト管理」画面は,管理端末装置2352のみが,ディレクトリグループ780に表示される「プロジェクト管理」を選択するなどから,アクセスして画面表示可能であり,「プロジェクト管理」画面により,グループ2354にアクセス権限を与えるなどの「グループ設定」画面,承認回覧に使用される「回覧ルート」画面,「プロジェクトトップ」画面に表示される「伝言板管理」画面などのグループ全体の管理をすることができる。
【0223】
まず,図11を参照しながら,「プロジェクト管理」一覧画面について説明する。図11に示すように,「プロジェクト管理」画面は,管理端末装置が属するグループ2354の一覧であり,グループ一覧表950が表示される。
【0224】
グループ一覧表950は,グループごとに表示される,端末装置2352の追加などを行う「アクセス端末装置」,「アクセスグループ」,「回覧ルート」,または「伝言板管理」をマウスのクリックなどで選択されることにより各種設定を行う管理画面が表示される。
【0225】
(3.5.1 「アクセスグループ」画面)
次に,図37に示す画面は,図11に示すグループ一覧表の「アクセスグループ」が選択されることにより画面表示される。「アクセスグループ」画面は,管理端末装置2352が属するグループ2354へアクセス権限を有するグループ2354の一覧を示す。
【0226】
図37に示すように,「アクセスグループ」画面は,グループ一覧表800と,新規登録ボタン801と,グループ一覧表800に表示される中から選択されたグループ2354を削除するグループ削除ボタン802と,終了ボタン803とから構成される。
【0227】
また,図37に示す新規登録ボタン801が選択されると,図38に示す「グループ新規登録」画面が表示される。図38に示す「グループ新規登録」画面は,グループ名入力部830と,登録ユーザ部831とから構成される。登録ユーザ部831は,グループ名入力部830に新しく入力されたグループ2354に属する端末装置2352をチェックボックス769に選択することにより登録される。
【0228】
(3.5.2 「回覧ルート」画面)
次に,図39を参照しながら,「回覧ルート」画面について説明する。「回覧ルート」画面は,承認回覧する場合に,回覧する端末装置2352と端末装置2352の回覧する順番が設定される回覧ルートが設定される画面である。
【0229】
図39に示すように,「回覧ルート」画面は,設定された回覧ルートの名前を登録する名前登録部990と,回覧先の端末装置2352および回覧する端末装置2352の順番を設定するルート設定部991とから構成される。
【0230】
ルート設定部991には,「ユーザ一覧」に表示された端末装置2352をクリックなどで選択して,ボタン993を選択することにより「回覧先ユーザ」に表示される。「回覧先ユーザ」に表示される端末装置2352および順番で実行ボタン995をクリックすることにより回覧ルートが設定される。回覧される順番は,矢印992の向きに従って順番が遅くなる。
【0231】
(3.5.3 「伝言板管理」画面)
図40に示すように,「伝言板管理」画面は,伝言板の表示切替をする切替部1050と,新規に伝言板を登録するコメント設定部1051とから構成される。
【0232】
図40に示すように,切替部1050は,「伝言板表示」に表示される“非表示”,“重要表示”,または“表示”などの伝言板のコメント画面に表示される表示方法をチェックボックス769などにより選択される切替表示などが表示される。
【0233】
(3.6 追加機能画面およびその関連画面)
またストレージサービスシステムには,追加機能として,カットリストを作成する「カットリスト」作成画面および,映像コンテンツデータのフォーマット変換を行う「エンコーディング」画面が端末装置2352に提供される。次に,「カットリスト」作成画面および「エンコーディング」画面について説明する。
【0234】
(3.6.1 「カットリスト」作成画面)
まず,図41を参照しながら,「カットリスト」作成画面について説明をする。「カットリスト」作成画面は,図10に示す追加メニュー部795などに表示される「カットリスト」項目をマウスのクリックなどで選択すると画面表示される。
【0235】
図41に示すように,新規にカットリストを作成する場合は,「新規カットリスト作成」の「GO」ボタンを選択して,既に作成されたカットリストを編集する場合は,「既存カットリストの変更」の「GO」ボタンを選択する画面構成となっている。
【0236】
(3.6.1.1 「新規カットリスト作成」画面)
次に,図42を参照しながら,「新規カットリスト作成」画面について説明する。「新規カットリスト作成」画面は,図41に示す「新規カットリスト作成」に備わる「GO」ボタンが選択されることにより,表示される。
【0237】
図42に示すように,「新規カットリスト作成」画面は,新規に作成するカットリストのファイル名を設定する新規リスト部2110と,新規作成されたカットリストの保存先を設定する保存設定部2111と,カットリストのテンプレートデータに付属するコメントデータにコメント内容を設定するコメント設定部2112と,カットリストを作成する映像コンテンツデータを選択するコンテンツ選択部2113と,編集情報データであるEDL(Edit DecisionList)ファイルデータを選択する編集選択部2114とから構成される。
【0238】
図42に示す,コンテンツ選択部2113および編集選択部2114に選択されるファイルデータは,カットリストを作成するには必須のファイルデータであり,映像コンテンツデータの制作時に付随する編集情報データが必要となる。
【0239】
(3.6.1.2 「既存カットリストの変更」画面)
次に,図43を参照しながら,「既存カットリストの変更」画面について説明する。「既存カットリストの変更」画面は,図41に示す「既存カットリストの変更」に備わる「GO」ボタンが選択されることにより,表示される。
【0240】
図43に示すように,「既存カットリストの変更」画面は,保存されたカットリストのテンプレートデータを選択する編集データ選択部2120から構成される。編集データ選択部2120の「選択」ボタンにより,保存されたカットリストのテンプレートデータを選択することができる。
【0241】
(3.6.1.3 「カットリストのテンプレート」画面)
次に,図44を参照しながら,「カットリストのテンプレートデータ」画面について説明する。「カットリストのテンプレートデータ」画面は,必要事項の設定後「新規カットリスト作成」画面または「既存カットリストの変更」画面に表示される「実行」ボタンが選択されることにより画面表示される。
【0242】
図44に示すように,「カットリストのテンプレートデータ」画面は,カットリストの編集を行うための編集画面であり,場面の時系列ごとに「No」が付番されて,場面を代表するカット映像の画面および「ナレーション&セリフ」などの付属情報が表示される。編集をする場合は,編集したい場面「No」に備わる「変更」ボタンを選択することにより多種の編集ができる。
【0243】
(3.6.1.4 「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面)
次に,図45を参照しながら,「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面について説明する。「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面は,図44に示す「カットリストのテンプレートデータ」画面の場面ごとに表示される「変更」ボタンが選択されることにより画面表示される。
【0244】
図45に示すように,「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面は,カットリストの編集を選択する編集選択画面であり,選択された場面の「カットNo」が表示されて,編集は「代表画の変更」,「カットの分割」または「カットの統合」の中から目的の編集項目のチェックボタン2140にクリックすることにより選択をする。さらに,「実行」ボタンをクリックなどで選択することにより,各種の編集画面が表示される。次に,上記各種の編集画面について説明する。
【0245】
(3.6.1.5 「カットリストのテンプレートデータ統合編集」画面)
次に,図46を参照しながら,「カットリストのテンプレートデータ統合編集」画面について説明する。「カットリストのテンプレートデータ統合編集」画面は,図45に示す「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面で「カットの統合」が選択されて「実行」ボタンがマウスなどでクリックされることにより画面表示される。
【0246】
図46に示すように,「カットリストのテンプレートデータ統合編集」画面は,カットリストの選択された場面であるカットと選択された1つ前のカットを1つに統合する編集画面である。「実行」ボタンをクリックなどで選択することにより,カットの統合処理が行われる。
【0247】
(3.6.1.6 「カットリストのテンプレートデータ代表画変更」画面)
次に,図47を参照しながら,「カットリストのテンプレートデータ代表画変更」画面について説明する。「カットリストのテンプレートデータ代表画変更」画面は,図45に示す「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面で「代表画の変更」が選択されて「実行」ボタンがマウスなどでクリックされることにより画面表示される。
【0248】
図47に示すように,「カットリストのテンプレートデータ代表画変更」画面は,カットリストの選択された場面(カット)の代表画を同じ場面内の別の画面に変更する編集画面である。「代表画」に表示されている画面が現在選択されている代表画であり,「新規代表画」に表示されている画面が新しく変更される代表画が表示される。
【0249】
また,図47に示すように,「新規代表画」は,同じ場面内の画面を時系列に並べて表示される代表画選択部2150または代表画選択部2151の内から任意にマウスのクリックなどで画面を選択すると,「新規代表画」に選択された画面が表示される。
【0250】
さらに,代表画選択部2150または代表画選択部2151内に目的の画面が存在しない場合は,コマ送りボタン部2152のボタンを選択することによりフレーム単位にカットの画面を時系列に前後コマ送りすることができる。例えば,「+10F」ボタンを選択すると10フレーム分先の画面が代表画選択部2150および代表画選択部2151内に表示される。ただし,代表画選択部2150のように「カット外」の場合は代表画に選択することはできない。
【0251】
目的の画面が選択されて「新規代表画」に表示された画面は,「代表画を変更して閉じる」ボタンが選択されることにより,選択されたテンプレートデータの場面の代表画が「新規代表画」の画面に変更される。
【0252】
(3.6.1.7 「カットリストのテンプレートデータ分割編集」画面)
次に,図48を参照しながら,「カットリストのテンプレートデータ分割編集」画面について説明する。「カットリストのテンプレートデータ分割編集」画面は,図45に示す「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面で「カットの分割」が選択されて「実行」ボタンがマウスなどでクリックされることにより画面表示される。
【0253】
図48に示すように,「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面は,カットリストの選択された1の場面を任意なる個所で2つの場面(カット)に分割される編集画面である。「In点」に表示される画面が選択された場面が開始される開始画面であり,「Out点」に表示される画面が選択された場面の終了する終了画面である。
【0254】
分割後の1の場面は,「In点」の開始画面から「新規Out点」に選択される画面までの場面であり,分割後のもう1つの場面は,「新規Out点」の直後である「新規In点」から「Out点」までの場面である。
【0255】
また,「新規Out点」または「新規In点」は,分割選択部2160または分割選択部2161の内から任意にマウスのクリックなどで画面を選択することにより,「新規Out点」または「新規In点」の画面が表示される。さらに,分割選択部2160または分割選択部2161内に目的の画面が存在しない場合は,上記記載の「カットリストのテンプレートデータ代表画変更」画面と同様に,コマ送りボタン部2152のボタンを選択することによりフレーム単位にカットの画面を時系列に前後コマ送りすることができる。
【0256】
目的の画面が「新規Out点」および「新規In点」に画面表示されて,「カットを分割して閉じる」ボタンが選択されることにより,選択されたカットが新たに2つのカットに分割処理される。
【0257】
(3.6.1.8 「カットリスト出力形式」画面)
作成されたテンプレートデータは変換されて,印刷媒体などに出力する映像コンテンツ閲覧データとして出力することができる。次に,図49を参照しながら,映像コンテンツ閲覧データの「カットリスト出力形式」画面について説明する。
【0258】
図49に示すように,「カットリスト出力形式」画面は,映像コンテンツ閲覧データのレイアウトを選択する画面であり,1ページに表示されるナレーションなどの付属情報およびカットのレイアウトを3つのレイアウトから選択される。本実施の形態にかかるレイアウトは,「1列×6枚のカットを表示」,「2列×7枚のカットを表示」,または「3列×12枚のカットを表示」のうちいずれか1つを選択されるようになっている。レイアウト表示するナレーションなどの付属情報は,「第1項目」および「第2項目」より選択される。なお,本実施の形態にかかるレイアウトは,上記3つのレイアウトに限定されず,「5列×20枚のカットを表示」などの,いかなるレイアウトでも実施可能である。
【0259】
(3.6.1.9 「カットリストプレビュー」画面)
次に,図50を参照しながら,「カットリストプレビュー」画面について説明する。「カットリストプレビュー」画面は,「カットリスト出力形式」画面で選択されたレイアウトに従い,PDF(Portable Document Format)形式に変換された映像コンテンツ閲覧データを端末装置2352のディスプレイ装置で,事前に確認するための画面である。
【0260】
図50に示すように,「カットリストプレビュー」画面は,図49に示す「カットリスト出力形式」画面の「PDFでのプレビュー」ボタンが選択されると,選択されたレイアウトの通り,PDF形式に変換された映像コンテンツ閲覧データが表示される。さらに,「カットリストプレビュー」画面から映像コンテンツ閲覧データを印刷媒体に出力することもできる。
【0261】
(3.6.1.10 「カットリスト保存」画面)
次に,図51を参照しながら,「カットリスト保存」画面について説明する。「カットリスト保存」画面は,図49に示す「カットリスト出力形式」画面で選択されたレイアウトに従い,PDF形式に変換された映像コンテンツ閲覧データを,ストレージ装置2946の端末装置2352に割当てられた記憶領域内に保存するための画面である。
【0262】
図51に示すように,「カットリスト保存」画面は,図49に示す「カットリスト出力形式」画面などに表示される「PDFの保存」ボタンをマウスのクリックなどで選択されることで表示される。
【0263】
また,PDFファイル名2190,保存先ディレクトリ名2191に,保存する映像コンテンツ閲覧データのファイル名および保存先のディレクトリを指定して,「実行」ボタンが選択されると映像コンテンツ閲覧データがストレージ装置2946へ保存される。
【0264】
さらに,コメント設定部2192にコメント内容を設定することにより,映像コンテンツ閲覧データに付属するコメントデータに設定されたコメント内容を保存することができる。なお,本実施の形態にかかる映像コンテンツ閲覧データはPDF形式に変換されて出力される場合を例にあげたが,本実施の形態はかかる例に限定されず,他の形式に変換して出力することができる。例えば,HTML形式(Hyper Text Markup Language)などに変換して出力することもできる。
【0265】
(3.7.1 「エンコーディング」画面)
まず,図52を参照しながら,映像コンテンツデータのフォーマットを変換するための,「エンコーディング」画面について説明をする。「エンコーディング」画面は,図10に示す追加メニュー部795などに表示される「エンコーディング」項目をマウスのクリックなどで選択すると画面表示される。
【0266】
図52に示すように,新規にエンコーディングの注文を行う場合は,「新規エンコーディング」の「GO」ボタンを選択する。また,既にエンコーディングの注文を行った映像コンテンツデータについては,「過去の履歴」に注文が行われた映像コンテンツデータのフォーマット変換処理の管理番号および処理状況が表示される「管理番号」,「依頼日時」,「完了日時」,フォーマット変換処理の源泉ファイルである「ソースムービーファイル」,保存するファイル名である「保存ファイル」などの状況が表示される。
【0267】
(3.7.1.1 「新規エンコーディング」画面)
次に,図53を参照しながら,「新規エンコーディング」画面について説明する。「新規エンコーディング」画面は,図52の「エンコーディング」画面の「新規エンコーディング」の「GO」ボタンがマウスなどでクリックされることにより画面表示される。
【0268】
図53に示すように,「新規エンコーディング」画面は,新規にエンコーディングの注文を設定する新規注文部2270とから構成される。新規の注文は,新規注文部2270の,「使用するムービーファイル」にフォーマット変換する映像コンテンツデータが選択されて,「エンコーディング後ファイル名」に変換処理後の映像コンテンツデータのファイル名が設定されて,「保存先ディレクトリ」に変換処理後の映像コンテンツデータが保存されるディレクトリ先が設定されて,「エンコーディング形式」にエンコーディングされた映像コンテンツデータのフォーマット形式が選択される。なお,本実施の形態にかかるエンコーディング可能なフォーマット形式は,各種ビットレートからなるQuick Time形式が選択されて実施される場合を例にあげたが,本実施の形態ではかかる例に限定されず,他のフォーマット形式であるAVIフォーマット形式(AudioVideo Interleave)やデジタルビデオデータなどの形式への変換も実施することができる。
【0269】
(3.7.1.2 「ディレクトリ選択」画面)
次に,図54を参照しながら,「ディレクトリ選択」画面について説明する。「ディレクトリ選択」画面は,図53の「新規エンコーディング」画面などに表示される「保存先ディレクトリ」の「選択」ボタンがマウスなどでクリックされることにより画面表示される。
【0270】
図54に示すように,「ディレクトリ選択」画面は,フォーマット変換された映像コンテンツデータを保存する保存先ディレクトリを選択する画面であり,ディレクトリおよび映像コンテンツデータの一覧が表示される一覧表示部2220と,ディレクトリツリー表示部2221とから構成される。
【0271】
ディレクトリツリー表示部2221は,端末装置2352に割当てられたストレージ装置2946の記憶領域に存在するディレクトリの一覧であり,ルートディレクトリを最上段としてツリー状に表示される。現在端末装置2352により指定されているディレクトリ(カレントディレクトリ)は,網掛領域に示されたディレクトリである。
【0272】
一覧表示部2220は,ディレクトリツリー表示部2221に指定されたディレクトリに存在するサブディレクトリおよびファイルデータのディレクトリ名およびファイル名が一覧表示される。
【0273】
ディレクトリツリー表示部2221に表示されるチェック393をマウスのクリックなどで選択して,「ディレクトリ決定」ボタンが選択されることにより,保存先のディレクトリが「新規エンコーディング」画面上に登録される。
【0274】
(3.7.1.3 「ファイル選択」画面)
次に,図55を参照しながら,「ファイル選択」画面について説明する。「ファイル選択」画面は,図53の「新規エンコーディング」画面などに表示される「使用するムービーファイル名」の「選択」ボタンがマウスなどでクリックされることにより画面表示される。
【0275】
図55に示すように,「ファイル選択」画面は,フォーマット変換する源泉の映像コンテンツデータを選択する画面であり,ディレクトリおよび映像コンテンツデータの一覧が表示される一覧表示部2220と,ディレクトリツリー表示部2221とから構成される。
【0276】
ディレクトリツリー表示部2221は,端末装置2352に割当てられたストレージ装置2946の記憶領域に存在するディレクトリの一覧であり,ルートディレクトリを最上段としてツリー状に表示される。現在端末装置2352により指定されているディレクトリ(カレントディレクトリ)は,網掛領域に示されたディレクトリである。
【0277】
一覧表示部2220は,ディレクトリツリー表示部2221に指定されたディレクトリに存在するサブディレクトリおよびファイルデータのディレクトリ名およびファイル名が一覧表示される。チェック393をマウスのクリックなどで選択して,「ファイル決定」ボタンが選択されることにより,新規にフォーマット変換される映像コンテンツデータが「新規エンコーディング」画面上に登録される。
【0278】
(3.7.1.4 「エンコーディング開始」画面)
次に,図56を参照しながら,「エンコーディング開始」画面について説明する。「エンコーディング開始」画面は,図53の「新規エンコーディング」画面に必要項目が登録されて,「実行」ボタンがマウスなどでクリックされることにより画面表示される。
【0279】
図56に示すように,「エンコーディング開始」画面は,新規注文が登録されてエンコーディングが開始されたことを表す画面であり,登録された注文内容を一覧表示する管理表2280とから構成される。
【0280】
さらに,「エンコーディング開始」画面が表示されるのとタイミングを同じくして,処理が開始された内容の情報が電子メールなどにより端末装置2352に送信される。
【0281】
(3.7.1.5 「エンコーディング変更」画面)
次に,図57を参照しながら,「エンコーディング変更」画面について説明する。「エンコーディング変更」画面は,図52の「エンコーディング」画面の「管理番号」の項目欄に表示される“管理番号”が,がマウスのクリックなどで選択されることにより画面表示される。なお,「エンコーディング変更」画面が表示されるのは,エンコーディング中の状態に限られる。
【0282】
図57に示すように,「エンコーディング変更」画面は,登録された注文内容を変更するための画面であり,登録された注文内容が表示される変更管理表2260とから構成される。
【0283】
変更管理表2260に,表示される「使用するムービーファイル」,「エンコーディング後ファイル名」,「保存先ディレクトリ」,またはフォーマット形式である「エンコーディング形式」を「選択」ボタンをクリックまたは設定入力することに注文の設定内容を変更することができる。
【0284】
変換管理表2260に表示される注文の内容が設定されて,「変更」ボタンが選択されると変更後の注文内容に設定される。また,変更後の注文内容がメールで注文の変更を行った端末装置2352に送信される。
【0285】
(3.7.1.6 「変更完了」画面)
次に,図58を参照しながら,「変更完了」画面について説明する。「変更完了」画面は,図57の「エンコーディング変更」画面の「変更」ボタンがマウスのクリックなどで選択されることにより画面表示される。
【0286】
図58に示すように,「変更完了」画面は,変更内容の設定が完了したことを表す画面であり,「変更完了」画面の表示とタイミングを同じくして端末装置2352へ変更完了の内容の情報が電子メールで送信される。
【0287】
(3.7.1.7 「キャンセル完了」画面)
次に,図59を参照しながら,「キャンセル完了」画面について説明する。「キャンセル完了」画面は,図57の「エンコーディング変更」画面の「この設定をキャンセル」ボタンがマウスのクリックなどで選択されることにより画面表示される。
【0288】
図59に示すように,「キャンセル完了」画面は,フォーマット変換処理中である注文がキャンセルされたことを表す画面であり,「キャンセル完了」画面の表示とタイミングを同じくして端末装置2352へキャンセル完了の内容の情報が電子メールで送信される。
【0289】
なお,「新規エンコーディング開始」,「変更完了」,および「キャンセル完了」画面の表示の場合に電子メールで情報が送信される例をあげたが,本実施の形態ではかかる例に限定されず,他の媒体で情報が送信される場合であっても実施可能である。
【0290】
(4.ストレージサービスシステムの動作)
次に,上記のように構成されたストレージサービスシステムの動作の実施形態について説明する。なお,以下の実施形態では,端末装置2352が専用回線2936を介する場合の,ストレージサービスシステムの動作を説明する。
【0291】
なお,以下の動作は,端末装置2352からの専用回線2936を介したセンタサーバ2350へアクセスする動作について説明するが,インターネット2933を介した動作についても,以下の場合とほぼ同様である。
【0292】
(4.1 ログイン処理)
ログインは,端末装置2352に属するユーザがストレージサービスを利用する正当なユーザであるかを認証する処理である。ログインで正当なユーザであると認証されることによって,ユーザに属する端末装置2352がネットワーク2351を介してセンタサーバ2350にアクセス可能となり,ストレージサービスを利用することができる。
【0293】
正当なユーザであるか否かの認証処理には,ユーザのIDおよびユーザのパスワードが必要である。ユーザのIDおよびパスワードはストレージサービス利用登録時に申請した内容と同じIDおよびパスワードを,ID1710およびパスワード1711へ入力する。なお,登録時のパスワードに関しては,各ユーザにて自由にパスワードの変更ができる。
【0294】
ID1710およびPW1711の入力が終了して,ログイン1712をマウスなどでクリックすると,非公開用WWW装置2950で正当なユーザであるか調べる。正当なユーザであると認められると,その時点からストレージサービスを利用することができる。
【0295】
(4.2 アクセス・ディレクトリ操作処理)
グループ2354および端末装置2352に割当てられた記憶領域に格納されたファイルまたはディレクトリを検索,コピー,移動,または削除処理などをすることができる。
【0296】
(4.2.1 ファイル/ディレクトリ検索処理)
まず,図60を参照しながら,ファイルあるいはディレクトリの検索処理について説明する。なお図60は,ファイルあるいはディレクトリの検索処理の概略を示すフローチャートであり,図20は,ファイルおよびディレクトリの検索処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
すでに説明したように,図20に示す,ユーザが指定するファイルまたはディレクトリ検索をする場合,様々なアイコンから構成されるボタングループ754に存在する検索ボタン755をマウスなどでクリックすると(S2396),検索処理の要求により,非公開用WWW装置2950が検索条件を指定する検索画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2397)。
【0297】
端末装置2352に画面表示された,検索条件部601の「ディレクトリ名・ファイル名」,「検索ディレクトリ」,「コメント」,「更新日」,「所有者」,「作成者」,または「検索方式」に検索条件である必要項目事項を入力する(S2398)。
【0298】
検索条件が入力されて,図20に示す,実行ボタン602がマウスのクリックなどで選択されることにより,非公開用WWW装置2950に検索指示データが送信される(S2399)。
【0299】
非公開用WWW装置2950は,受信した検索指示データに基づき,検索条件に指定されたディレクトリおよびファイルデータについてアクセス権限データ管理DB装置2952に照会する(S2400)。
【0300】
アクセス権限データ管理DB装置2952は,上記非公開用WWW装置2950からの問い合わせに基づいて,検索条件に合致するディレクトリおよびファイルデータを検索し,その検索結果データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2401)。
【0301】
上記検索結果データ受信後,非公開用WWW装置2950は,上記アクセス権限データ管理DB装置2952から送信された検索結果データに基づいた検索結果表示画面を生成し,端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2402)。
【0302】
(4.2.2 ファイル/ディレクトリコピー処理)
次に,図61を参照しながら,ファイルあるいはディレクトリのコピー処理について説明する。なお図61は,ファイルあるいはディレクトリのコピー処理の概略を示すフローチャートであり,図22は,ファイル/ディレクトリのコピー処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0303】
すでに説明したように,端末装置2352が指定するファイルまたはディレクトリを他のディレクトリにコピーする場合,図13に示すように,端末装置2352により,コピー処理をするコピー元となるディレクトリまたはファイルデータがチェックボックス769に選択される(S4002)。
【0304】
次に,図13に示すように,様々なアイコンから構成されるボタングループ754に存在するコピーボタン757をマウスのクリックなどで選択される(S4004)と,図22に示す,非公開用WWW装置2950により,コピー先を指定するディレクトリの画面が,端末装置2352のディスプレイ装置に表示される(S4006)。本実施の形態では,コピー先として,ストレージ装置2496の非公開記憶領域内のディレクトリが表示される。
【0305】
次に,図22に示すように,コピー先であるディレクトリが,ディレクトリ表示部394からマウスのクリックなどで選択される(S4008)。
【0306】
なお,本実施の形態では,指定するコピー先として,端末装置2352がアクセス可能なストレージ装置2946の非公開記憶領域内に格納されるディクレクトリのうち,当該端末装置2352に書き込み権限(write権限)が与えられているディレクトリが指定可能である。
【0307】
上記選択されたディレクトリのサブディレクトリにコピーする場合は,さらにコピー先指定表示部395から選択して,最後にディレクトリまたはファイルに付属するコメントデータに対する処置をコメント設定部393から選択する。
【0308】
コメント設定部393に設定することによりディレクトリまたはファイルに付属するコメントデータをそのままコピー先に引き継いでコピーされるのか,コメントデータの内容を消去(クリア)されてコピー先にコピーされるのか選択することができる。
【0309】
なお,本実施の形態にかかるコメント設定部393の設定はコピー処理の度に選択される場合があげられているが,本実施の形態では,かかる例に限定されず,予めコメント設定部の情報を端末装置2352ごとに設定しておくことも実施可能である。
【0310】
コピー先が決定して,図22に示す,実行ボタン394がマウスなどで選択されると,端末装置2352は,上記選択されたコピー元,並びに指定されたコピー先が設定されたコピー指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S4010)。
【0311】
非公開用WWW装置2950は,上記受信したコピー指示データに基づき,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該アクセス権限削除指示データの正当性を確認後,アクセス権限データ変更指示データをアクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S4012)。
【0312】
アクセス権限データ管理DB装置2952は,受信したアクセス権限データ変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新して(S4014),変更完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S4016)。
【0313】
上記完了通知データを受信した非公開用WWW装置2950は,コピー指示データを基に,ストレージ装置2946の内容を更新する。すなわち,ストレージ装置2946内で,コピー元のデータを,指定されたコピー先のディレクトリにコピー処理する(S4018)。
【0314】
上記ストレージ装置2946のコピー処理終了後,非公開用WWW装置2950は,コピー完了を示す完了通知画面を端末装置2532のディスプレイ装置に表示させる(S4020)。
【0315】
(4.2.3 ファイル/ディレクトリ移動処理)
次に,図62を参照しながら,ファイルあるいはディレクトリの移動処理について説明する。なお図62は,ファイルあるいはディレクトリの移動処理の概略を示すフローチャートである。
【0316】
すでに説明したように,ユーザが指定するファイルまたはディレクトリを他のディレクトリへ移動する場合,図13に示す,端末装置2352により,移動をする移動元となるディレクトリまたはファイルデータが,チェックボックス769に選択される(S2420)。
【0317】
次に,図13に示すボタングループ754に存在する移動ボタン758がマウスのクリックなどで選択される(S2421)と,非公開用WWW装置2950により,移動先の別のディレクトリを指定する画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される(S2422)。
【0318】
なお,本実施の形態では,移動先のディレクトリとして指定可能なのは,端末装置2352がアクセス可能なストレージ装置2946の非公開記憶領域内に格納されるディレクトリのうち,当該端末装置2352に書き込み権限(write権限)が与えられているディレクトリが指定可能である。
【0319】
さらに,表示された画面上から,端末装置2352により,移動先が選択されて実行ボタン394が選択される(S2423)と,選択された移動元のファイルデータまたはディレクトリ,並びに指定された移動先のディレクトリが設定された移動指示データが,非公開用WWW装置2950に送信される(S2424)。
【0320】
非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,受信した移動指示データに基づいて,アクセス権限データ変更指示データをアクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2425)。
【0321】
次に,アクセス権限データ管理DB装置2952は,受信した移動指示データに応じて,アクセス権限データを更新する(S2426)と,変更完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2427)。
【0322】
上記完了通知データを受信後,非公開用WWW装置2950は,受信した移動指示データを基に,ストレージ装置2946の内容を更新する。すなわち,ストレージ装置2946内で,移動元のファイルデータまたはディレクトリを,移動先に移動する(S2428)。
【0323】
上記ストレージ装置2946の移動処理終了後,非公開用WWW装置2950は,移動完了を示す完了通知画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2429)。
【0324】
(4.2.4 ファイル/ディレクトリ削除処理)
次に,図63を参照しながら,ファイルあるいはディレクトリの削除処理について説明する。なお図63は,ファイルあるいはディレクトリの削除処理の概略を示すフローチャートであり,図23は,ファイル/ディレクトリの削除処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0325】
すでに説明したように,端末装置2352が指定するファイルあるいはディレクトリを削除する場合,図13に示す,サブディレクトリ属性表示部752またはファイル属性表示部753に一覧表示されるディレクトリ,ファイルデータの中から,削除をするディレクトリまたはファイルデータがチェックボックス769に選択される(S2430)。
【0326】
次に,図13に示すように,様々なアイコンから構成されるボタングループ754に存在する削除ボタン759がマウスのクリックなどで選択される(S2431)と,図23に示す,非公開用WWW装置2950により削除確認用の画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される(S2432)。
【0327】
次に,端末装置2352により,図23に示す,端末装置2352のディスプレイ装置に表示された削除確認用画面の実行ボタン623がマウスのクリックなどで選択される(S2433)。
【0328】
上記実行ボタン623がマウスのクリックなどで選択されると,端末装置2352は,上記削除指定されたディレクトリあるいはファイルデータが設定された削除指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2434)。
【0329】
非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,受信した削除指示データに基づいて,アクセス権限データ変更指示データを作成して,アクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2435)。
【0330】
アクセス権限データ管理DB装置2952は,受信したアクセス権限データ変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新する(S2436)と,変更完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2437)。
【0331】
上記完了通知データを受信後,非公開用WWW装置2950は,受信した削除指示データを基に,ストレージ装置2946の内容を更新する。すなわち,ストレージ装置2946内で,指定されたディレクトリあるいはファイルデータを削除する(S2438)。
【0332】
上記ストレージ装置2946の削除処理終了後,非公開用WWW装置2950は,削除完了を示す完了通知画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2439)。
【0333】
なお,本実施の形態では,削除対象のディレクトリまたはファイルデータとして指定可能なのは,端末装置2352がアクセス可能なストレージ装置2946の非公開記憶領域内に格納されるディレクトリまたはファイルデータのうち,ファイルデータが格納されたディレクトリを除いたディレクトリに関しては当該端末装置2352に,書き込み権限(write権限)が与えられているディレクトリであり,ファイルデータに関しては当該端末装置2352に,ディレクトリ内のファイル書き込み権限が与えられているファイルデータが指定可能である。
【0334】
(4.2.5 ファイル/ディレクトリ名前変更処理)
次に,図64を参照しながら,ファイルあるいはディレクトリの名前変更処理について説明する。なお図64は,ファイルあるいはディレクトリの名前変更処理の概略を示すフローチャートであり,図21は,ファイルまたはディレクトリの名前変更処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0335】
すでに説明したように,端末装置2352が指定するファイルあるいはディレクトリの名前変更する場合,図13に示す,サブディレクトリ属性表示部752またはファイル属性表示部753に一覧表示されるディレクトリ,ファイルデータの中から,名前変更をするディレクトリまたはファイルデータがチェックボックス769に選択される(S2403)。
【0336】
次に,図13に示すように,様々なアイコンから構成されるボタングループ754に存在する変更ボタン756がマウスのクリックなどで選択される(S2404)と,図21に示す,非公開用WWW装置2950により名前変更確認用の画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される(S2405)。
【0337】
次に,変更後の名前が設定されて,端末装置2352により,図21に示す,端末装置2352のディスプレイ装置に表示された名前変更確認用画面の実行ボタン511がマウスのクリックなどで選択される(S2406)。
【0338】
上記実行ボタン511がマウスのクリックなどで選択されると,端末装置2352は,上記名前変更指定されたディレクトリあるいはファイルデータが設定された名前変更指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2407)。
【0339】
非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,受信した名前変更指示データに基づいて,アクセス権限データ変更指示データを作成して,アクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2408)。
【0340】
アクセス権限データ管理DB装置2952は,受信したアクセス権限データ変更指示データに応じて,指定されたディレクトリまたはファイルデータの名前を変更する(S2409)と,名前変更完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2410)。
【0341】
完了通知データを受信後,非公開用WWW装置2950は,名前変更完了を示す完了通知画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2411)。
【0342】
なお,本実施の形態では,名前変更対象のディレクトリまたはファイルデータとして指定可能なのは,端末装置2352がアクセス可能なストレージ装置2946の非公開記憶領域内に格納されるディレクトリまたはファイルデータのうち,ディレクトリに関しては当該端末装置2352に,書き込み権限(write権限)が与えられているディレクトリであり,ファイルデータに関しては当該端末装置2352に,ディレクトリ内のファイル書き込み権限が与えられているファイルデータが指定可能である。
【0343】
(4.2.6 インターネットへのファイル/ディレクトリコピー処理)
次に,図65を参照しながら,インターネットへのファイルあるいはディレクトリのコピー処理について説明する。なお図65は,インターネットへのファイルあるいはディレクトリのコピー処理の概略を示すフローチャートである。なお,インターネットへのファイルあるいはディレクトリのコピー処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例は,コピー処理とほぼ同様の構成を有するので詳細な説明は省略する。
【0344】
すでに説明したように,端末装置2352が指定するファイルあるいはディレクトリのインターネットへのコピー処理する場合,図13に示す,サブディレクトリ属性表示部752またはファイル属性表示部753に一覧表示されるディレクトリ,ファイルデータの中から,インターネットへのコピーをするディレクトリまたはファイルデータがチェックボックス769に選択される(S2440)。
【0345】
次に,図13に示すように,様々なアイコンから構成されるボタングループ754に存在するインターネットへのコピーボタン760がマウスのクリックなどで選択される(S2441)と,非公開用WWW装置2950によりコピー先を指定する画面(図示せず)が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される(S2442)。
次に,コピー先が設定されて(S2443),端末装置2352により,端末装置2352のディスプレイ装置に表示されたコピー先を指定する画面の実行ボタン363がマウスのクリックなどで選択されると,端末装置2352は,上記コピー元であるディレクトリあるいはファイルデータが設定されたコピー指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2444)。
【0346】
非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,受信したコピー指示データに基づいて,端末装置2352に属するユーザIDおよびアクセス権限データに基づいて当該コピーの正当性を判断した後に,アクセス権限データ変更指示データを作成して,アクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2445)。
【0347】
アクセス権限データ管理DB装置2952は,受信したアクセス権限データ変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新する(S2446)と,更新完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2447)。
【0348】
上記完了通知データを受信後,非公開用WWW装置2950は,受信したコピー指示データを基に,ストレージ装置2946の内容を更新する。すなわち,ストレージ装置2946内で,非公開記憶領域に格納されたコピー元のデータを,公開記憶領域であるコピー先にコピーする(S2448)。
【0349】
上記ストレージ装置2946がコピー処理終了後,非公開用WWW装置2950は,コピー処理完了を示す完了通知画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2449)。
【0350】
なお,本実施の形態では,インターネットへコピーする対象のディレクトリまたはファイルデータとして指定可能なのは,端末装置2352がアクセス可能なストレージ装置2946の非公開記憶領域内に格納されるディレクトリのうち,当該端末装置2352に,書き込み権限(write権限)が与えられているディレクトリである。
【0351】
(4.2.7 ディレクトリ新規作成処理)
次に,図66を参照しながら,ディレクトリ新規作成処理について説明する。なお図66は,ディレクトリ新規作成処理の概略を示すフローチャートであり,図25は,ディレクトリ新規作成処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0352】
すでに説明したように,端末装置2352がディレクトリ新規作成処理する場合,図13に示す,新規にディレクトリが作成される作成先をサブディレクトリ属性表示部752に選択させる。
【0353】
次に,図13に示すように,様々なアイコンから構成されるボタングループ754に存在する新規作成ボタン761がマウスのクリックなどで選択される(S2450)と,図25に示す,非公開用WWW装置2950によりディレクトリ名を入力する画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される(S2451)。
【0354】
次に,図25に示すディレクトリ設定部480に,ディレクトリ名が設定されて(S2452),端末装置2352により,図25に示す,端末装置2352のディスプレイ装置に表示された新規ディレクトリ名を入力する画面の実行ボタン481がマウスのクリックなどで選択されると,端末装置2352は,上記新規ディレクトリ名が設定されたディレクトリ新規作成指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2453)。
【0355】
非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,受信したディレクトリ新規作成指示データに基づいて,端末装置2352に属するユーザIDおよびアクセス権限データに基づいて当該ディレクトリ新規作成の正当性を判断した後に,アクセス権限データ変更指示データを作成して,アクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2454)。
【0356】
アクセス権限データ管理DB装置2952は,受信したアクセス権限データ変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新する(S2455)と,更新完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2456)。
【0357】
上記完了通知データを受信後,非公開用WWW装置2950は,受信したディレクトリ新規作成指示データを基に,ストレージ装置2946の内容を更新する。すなわち,ストレージ装置2946内で,非公開記憶領域に指定されたディレクトリ名で新規にディレクトリを作成する(S2457)。
【0358】
上記ストレージ装置2946がディレクトリ作成処理終了後,非公開用WWW装置2950は,ディレクトリ作成処理完了を示す完了通知画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2458)。
【0359】
なお,本実施の形態では,新規ディレクトリ作成する対象のディレクトリとして指定可能なのは,端末装置2352がアクセス可能なストレージ装置2946の非公開記憶領域内に格納されるディレクトリのうち,当該端末装置2352に,書き込み権限(write権限)が与えられているディレクトリ内に対して新規作成可能である。
【0360】
(4.2.8 アップロード処理)
次に,図67を参照しながら,アップロード処理について説明する。なお図67は,アップロード処理の概略を示すフローチャートであり,図26は,アップロード処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0361】
すでに説明したように,端末装置2352がアップロード処理する場合,図13に示す,新規にファイルデータをアップロード(格納)する格納先のディレクトリがツリー表示部750のディレクトリ一覧により選択(網掛領域)される。
【0362】
次に,図13に示すように,様々なアイコンから構成されるボタングループ754に存在するアップロードボタン762がマウスのクリックなどで選択される(S2459)と,図26に示す,非公開用WWW装置2950によりアップロードファイル名入力用の画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される(S2460)。
【0363】
次に,図26に示す選択部330に,アップロード処理するファイル名が設定されて(S2461),端末装置2352により,図26に示す,端末装置2352のディスプレイ装置に表示されたアップロードファイル名入力用の画面の実行ボタン332がマウスのクリックなどで選択されると,端末装置2352は,上記ファイル名が設定されたアップロード指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2462)。
【0364】
非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,受信したアップロード指示データに基づいて,端末装置2352に属するユーザIDおよびアクセス権限データに基づいて当該アップロード指示の正当性を判断した後に,指定されたファイル名のファイルデータを端末装置2352からセンタサーバ2350へネットワーク2351を介してアップロードされる(S2463)。
【0365】
アクセス権限データ管理DB装置2952は,受信したアクセス権限データ変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新する(S2464)と,アクセス権限データ管理DB装置2952は,アップロードされたファイルデータについてのアクセス権限データを更新する(S2465)。
【0366】
アクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限データの更新完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信して(S2466),上記完了通知データを受信した非公開用WWW装置2950は,上記アップロードされたファイルデータを,ストレージ装置2946の非公開記憶領域に格納する(S2467)。
【0367】
上記ストレージ装置2946がファイル格納処理終了後,非公開用WWW装置2950は,アップロード処理完了を示す完了通知画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2468)。
【0368】
なお,本実施の形態では,アップロードする格納先対象のディレクトリとして指定可能なのは,端末装置2352がアクセス可能なストレージ装置2946の非公開記憶領域内に格納されるディレクトリのうち,当該端末装置2352に,書き込み権限(write権限)が与えられているディレクトリ内に対してアップロード処理可能である。
【0369】
(4.2.9 アクセス権限変更処理)
次に,図68を参照しながら,指定したディレクトリ対して設定されたグループ2354または端末装置2352のアクセス権限変更処理について説明する。なお図68は,アクセス権限変更処理の概略を示すフローチャートであり,図18は,アクセス権限変更処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0370】
すでに説明したように,端末装置2352により,ツリー表示部750に表示される指定されたディレクトリに対するアクセス権限変更処理をする場合,図13に示す,アクセス権限変更ボタン771がマウスのクリックなどで選択されると,図14に示す,非公開用WWW装置2950によりアクセス権限を変更する対象のグループ2354または端末装置2352一覧画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される。
【0371】
次に,図14に示すように,端末装置により,アクセス権限を変更するグループ2354または端末装置2352が「アクセスグループ名」,「アクセスユーザ名」欄からマウスのクリックなどで選択される(S2481)と,図18に示す,指定されたグループ2354または端末装置2352のアクセス権限を変更するための画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される(S2482)。
【0372】
端末装置2352により,図18に示す,アクセス権限を変更するグループ権限変更部60に示す変更されたアクセス権限の内容が設定される(S2483)。なお,図18に示すのは,グループ2354のアクセス権限を変更する画面の場合であるが,端末装置2352のアクセス権限を変更する場合も,グループ2354と同様の構成である。
【0373】
次に,図18に示す実行ボタン62が選択されると,端末装置2352は,上記設定されたアクセス権限の変更後の内容が指定されたアクセス権限変更指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2484)。
【0374】
アクセス権限変更指示データを受信すると,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,非公開用WWW装置2950は,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該アクセス権限変更指示データの正当性を確認後,受信したアクセス権限変更指示データ内容に基づいて,アクセス権限変更指示データをアクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2485)。
【0375】
アクセス権限変更指示データを受信したアクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新する(S2486)と,アクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2487)。
【0376】
完了通知データを受信した非公開用WWW装置2950は,アクセス権限変更完了を示す完了通知画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2488)。
【0377】
(4.2.10 アクセス権限削除処理)
次に,図69を参照しながら,指定したディレクトリ対して設定されたグループ2354または端末装置2352のアクセス権限削除処理について説明する。なお図69は,アクセス権限変更処理の概略を示すフローチャートであり,図18は,アクセス権限削除処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0378】
すでに説明したように,端末装置2352により,ツリー表示部750に表示される指定されたディレクトリに対するアクセス権限削除処理をする場合,図13に示す,アクセス権限変更ボタン771がマウスのクリックなどで選択されると,図14に示す,非公開用WWW装置2950によりアクセス権限を変更する対象のグループ2354または端末装置2352一覧画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される。
【0379】
次に,図14に示すように,端末装置により,アクセス権限を削除するグループ2354または端末装置2352が「アクセスグループ名」,「アクセスユーザ名」欄からマウスのクリックなどで選択される(S2489)と,図18に示す,指定されたグループ2354または端末装置2352のアクセス権限を削除するための画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示される(S2491)。
【0380】
端末装置2352により,図18に示す,アクセス権限を削除するグループ2354がグループ権限変更部60に示される。なお,図18に示すのは,グループ2354のアクセス権限を削除する画面の場合であるが,端末装置2352のアクセス権限を削除する場合も,グループ2354と同様の構成である。
【0381】
次に,図18に示す削除ボタン63が選択されると,端末装置2352は,上記アクセス権限の削除対象グループ2354の内容が指定されたアクセス権限削除指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2492)。
【0382】
アクセス権限削除指示データを受信すると,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,非公開用WWW装置2950は,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該アクセス権限削除指示データの正当性を確認後,受信したアクセス権限削除指示データ内容に基づいて,アクセス権限削除指示データをアクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2493)。
【0383】
アクセス権限削除指示データを受信したアクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限削除指示データに応じて,アクセス権限データを更新する(S2494)と,アクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限削除完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2495)。
【0384】
完了通知データを受信した非公開用WWW装置2950は,アクセス権限削除完了を示す完了通知画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2496)。
【0385】
(4.2.11 コメント参照表示処理)
次に,図70を参照しながら,コメント参照表示処理について説明する。なお図70は,コメント参照表示処理の概略を示すフローチャートであり,図35は,コメント参照表示処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0386】
すでに説明したように,ディレクトリおよびファイルデータに付属するコメントデータの内容を参照する場合は,図13に示すように,コメント参照マーク768がマウスのクリックなどで選択される(S2497)。なお,他の画面に表示されるコメント参照マーク768についても同様の構成である。
【0387】
コメント参照マーク768が選択されることにより,非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,非公開用WWW装置2950は,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該アクセス権限削除指示データの正当性を確認後,指定されたコメントデータが属するファイルデータのファイル名またはディレクトリのディレクトリ名をアクセス権限データ管理DB装置2952に問い合わせる(S2498)。
【0388】
アクセス権限データ管理DB装置2952は,上記問い合わせのあったファイル名またはディレクトリ名を照会して,ファイル名またはディレクトリ名に付属するコメントデータ取得のための照会情報データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2499)。
【0389】
上記照会情報データを受信後,非公開用WWW装置2950は,受信した照会情報データから,指定されたディレクトリまたはファイルデータに付属するコメントデータをストレージ装置2946から取得する(S2500)。
【0390】
取得したコメントデータを,非公開用WWW装置2950は,図35に示すように,「参照コメントデータ」画面を,端末装置2532のディスプレイ装置に表示する(S2501)。
【0391】
なお,本実施の形態では,コメントデータの内容を参照可能なのは,端末装置2352がアクセス可能なストレージ装置2946の非公開記憶領域内に格納されるディレクトリまたはファイルデータに付属するコメントデータのうち,当該端末装置2352に,読み出し権限(read権限)が与えられているコメントデータに対してコメントデータの内容が参照可能である。
【0392】
(4.2.12 コメント追加処理)
次に,図71を参照しながら,コメント追加処理について説明する。なお図71は,コメント追加処理の概略を示すフローチャートであり,図36は,コメント追加処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0393】
すでに説明したように,ディレクトリおよびファイルデータに付属するコメントデータの内容を追加する場合は,図13に示すように,コメント更新マーク770がマウスのクリックなどで選択されると,図36に示すように,「更新コメントデータ」画面が表示される。なお,他の画面に表示されるコメント更新マーク770についても同様である。
【0394】
次に,図36に示す「更新コメントデータ」画面のコメント追加設定部1981に,コメントデータに更に追加するコメントデータの内容が,端末装置2352のキーボード装置などにより設定される(S3002)。
【0395】
コメント追加設定部1981にコメントデータの内容が設定されて,図36に示す,実行ボタン1982がマウスのクリックなどで選択される(S3004)。
【0396】
実行ボタン1982が選択されると,非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該アクセス権限削除指示データの正当性を確認後,当該追加されるコメントデータに属するファイルデータのファイル名またはディレクトリのディレクトリ名をアクセス権限データ管理DB装置2952に問い合わせる(S3006)。
【0397】
アクセス権限データ管理DB装置2952は,上記問い合わせのあったファイル名またはディレクトリ名を照会して,ファイル名またはディレクトリ名に付属するコメントデータ取得のための照会情報データを非公開用WWW装置2950に送信する(S3008)。
【0398】
上記照会情報データを受信後,非公開用WWW装置2950は,受信した照会情報データから,ストレージ装置2946へアクセスして,指定されたディレクトリまたはファイルデータに付属するコメントデータを取得して設定されたコメントデータの内容を追加処理する(S3010)。
【0399】
追加処理終了後,非公開用WWW装置2950は,コメント追加完了を示す完了通知画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S3012)。
【0400】
なお,本実施の形態では,コメントデータの内容に追加処理可能なのは,端末装置2352がアクセス可能なストレージ装置2946の非公開記憶領域内に格納されるディレクトリまたはファイルデータに付属するコメントデータのうち,当該端末装置2352に,コメント変更権限が与えられているコメントデータに対してコメントデータの内容にコメント追加処理可能である。
【0401】
さらに,コメントデータのコメント追加処理に必要なアクセス権限であるコメント変更権限と,コメントデータが属するファイルデータおよびディレクトリに対して削除またはコピーなどの処理に必要なアクセス権限とは,権限が違うため,コメントデータ,コメントデータが属するファイルデータおよびディレクトリを分けて管理することが可能である。
【0402】
(4.3 承認回覧処理)
次に,端末装置2352からの要求によりセンタサーバ2350に保存された映像コンテンツデータを端末装置2352が属するグループ2354内の他の端末装置2352へ承認回覧する承認回覧処理について説明する。
【0403】
(4.3.1 承認回覧要求処理)
まず,図72を参照しながら,他の端末装置2352へ承認回覧を要求する承認回覧要求処理について説明する。なお図72は,承認回覧要求処理の概略を示すフローチャートであり,図30は,承認回覧要求処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0404】
すでに説明したように,他の端末装置2352に指定した映像コンテンツデータを承認回覧する場合,図13に示すように,端末装置2352aにより,承認回覧処理をする映像コンテンツデータがチェックボックス769にマウスのクリックなどで選択される。なお,映像コンテンツデータは,1または2以上選択されて承認回覧することが可能である。
【0405】
次に,図13に示すように,様々なアイコンから構成されるボタングループ754に存在する承認回覧要求ボタン764をマウスのクリックなどで選択される(S2507)と,非公開用WWW装置2950により,図30に示す,回覧先である端末装置2352を指定する「承認回覧要求」起票画面が,端末装置2352のディスプレイ装置に表示される(S2509)。
【0406】
図30に示す,回覧先である端末装置2352が回覧ルート表示654から選択されて,実行ボタン651がマウスのクリックなどで選択されることにより,承認回覧要求元である端末装置2352aは,上記承認回覧要求された回覧ルート先および映像コンテンツデータが設定された承認回覧要求指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2511)。
【0407】
上記承認回覧要求指示データを受信した非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,承認回覧要求先および要求元の端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該承認回覧要求指示データの正当性を確認後,当該承認回覧要求指示データを,承認回覧処理装置2955に送信する(S2513)。
【0408】
承認回覧処理装置2955は,受信した承認回覧要求指示データに応じて,ストレージ装置2946に承認回覧要求された映像コンテンツデータに付属する閲覧承認回覧コメントデータの更新を行う(S2514)。
【0409】
また,承認回覧処理装置2955は,受信した承認回覧要求指示データに応じて,アクセス権限データ管理DB装置2952にアクセス権限データの更新要求を行い,処理終了確認後,承認回覧要求処理完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2515)。
【0410】
上記完了通知データを受信後,非公開用WWW装置2950は,承認回覧要求完了を示す完了通知画面を端末装置2352aのディスプレイ装置に表示させて,上記完了通知データに基づき作成された承認回覧要求通知データを通知装置2945に送信する(S2517)。
【0411】
承認回覧要求通知データを受信した通知装置2945は,承認回覧の要求がある旨の情報を作成して,回覧先である端末装置2352nへ,電子メールなどの通知メールを送信する(S2519)。
【0412】
なお,本実施の形態では,移動先のディレクトリとして指定可能なのは,端末装置2352がアクセス可能なストレージ装置2946の非公開記憶領域内に格納される映像コンテンツデータのうち,当該承認回覧要求元および要求先の端末装置2352に書き込み権限(write権限)が与えられている映像コンテンツデータが指定可能である。
【0413】
(4.3.2 承認回覧確認処理)
次に,図73を参照しながら,端末装置2352が,承認回覧の要求がされた映像コンテンツデータを確認する承認回覧確認処理について説明する。なお図73は,承認回覧確認処理の概略を示すフローチャートであり,図74は,承認回覧確認処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0414】
すでに説明したように,要求元の端末装置2352aから承認回覧の要求がされた場合,図34に示すように,回覧先の端末装置2352nのディスプレイ装置には,承認回覧の要求がされた受信データの一覧が受信一覧部1724に表示される。端末装置2352nにより,受信一覧部1724に表示される「ファイル名」の映像コンテンツデータのファイル名から,目的のファイル名がマウスのクリックなどで選択されると,端末装置2352nは,上記選択された映像コンテンツデータのファイル名などが設定された承認回覧確認指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2521)。
【0415】
承認回覧確認指示データを受信後,非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該アクセス権限削除指示データの正当性を確認して,選択された映像コンテンツデータのファイル名をアクセス権限データ管理DB装置2952に照会する。照会結果に基づき,選択された映像コンテンツデータをストレージ装置2946から取得して,図74に示す,取得した映像コンテンツデータの「映像コンテンツ確認」画面を,端末装置2532のディスプレイ装置に表示させる(S2523)。
【0416】
ここで,図74を参照しながら,「映像コンテンツ確認」画面について説明をすると,「映像コンテンツ確認」画面は,映像が表示されるモニタ部2361と,映像コンテンツデータの開始から終了まで再生する時間の長さを表すスライド部2362と,映像コンテンツデータの再生の進捗状況を表すガイド2363と,目印2364とから構成される。
【0417】
図74に示すように,「再生」ボタンがマウスのクリックなどで選択されると,映像が再生開始されて,ガイド2363もスライド部2362上に沿って,開始と同時に右方向へ刻々と進行する。
【0418】
映像が再生される間に,気になるフレームであるカットが出現すると,「停止」ボタンが選択されることで,上記気になるカットがモニタ部に表示された状態で停止する。この状態で,図74に示すように,スライド部2362上が,マウスのクリックなどで選択されると目印2364が設定されて,上記カットに関連するコメントを映像コンテンツデータに属するコメントデータに設定することができる。
【0419】
また,ガイド2363が,設定された目印2364の個所に移動した際に,マウスのクリックなどで選択されると,目印2364における画面がモニタ部2361に表示されたまま停止して,上記コメントを設定したコメントデータの内容が表示される。
【0420】
上記目印2364により,他の端末装置が確認する際に,動画などの映像コンテンツデータのフレームに関連するコメントを表示させることが容易となり,コメントに対する対応なども正確に把握できる。なお,本実施の形態では,かかる例に限定されず,目印2364が選択されると,ガイド2363は直接目印2364にスライドして,目印2364における画面をモニタ部に2361に表示させることなども実施可能である。
【0421】
(4.3.3 承認回覧結果処理)
上記映像コンテンツデータの確認の結果,承認回覧要求元の端末装置2352aに対して,承認または拒否などの確認の結果をする場合,端末装置2352nにより,図34に示す,閲覧承認回覧コメント更新マーク1726がマウスのクリックなどで選択されることにより,図31に示す,「承認回覧要求結果」画面が表示される。
【0422】
図31に示すように,要求先である端末装置2352nにより,前回覧コメント設定部1972または次回覧コメント部1973に必要に応じてコメントが設定されて,承認結果として承認ボタン1974または拒否ボタン1975が選択されると,端末装置2352nは,上記必要に応じて設定されたコメントおよび承認結果が設定された承認回覧結果指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2525)。
【0423】
上記承認回覧結果指示データを受信した非公開用WWW装置2950は,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,承認回覧要求先の端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該承認回覧結果指示データの正当性を確認後,当該承認回覧結果データを,承認回覧処理装置2955に送信する(S2527)。
【0424】
承認回覧処理装置2955は,受信した承認回覧結果指示データに応じて,ストレージ装置2946に承認回覧結果指示データ設定されたコメントを映像コンテンツデータに付属する閲覧承認回覧コメントデータの更新を行う(S2528)。
【0425】
また,承認回覧処理装置2955は,受信した承認回覧結果指示データに応じて,アクセス権限データ管理DB装置2952にアクセス権限データの更新要求を行い,処理終了確認後,承認回覧結果処理完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2529)。
【0426】
上記完了通知データを受信後,非公開用WWW装置2950は,承認回覧結果完了を示す完了通知画面を端末装置2352nのディスプレイ装置に表示させて,上記完了通知データに基づき作成された承認回覧結果通知データを通知装置2945に送信する(S2531)。
【0427】
承認回覧結果通知データを受信した通知装置2945は,承認回覧の要求がある旨の情報を作成して,次の回覧先である端末装置2352gへ電子メールなどの通知メールの送信を行い,および端末装置nの承認回覧結果が記された情報を作成して,要求元である端末装置2352aに,電子メールなどの通知メールの送信を行う(S2533)。
【0428】
なお,本実施の形態にかかる上記承認回覧結果が記された通知メールの送信先は,承認回覧要求元である端末装置2352に送信される場合を例にあげたが,本実施の形態はかかる例に限定されない。例えば,承認回覧結果処理が行われた端末装置2352よりも回覧順番前である端末装置2352全てに対して通知メールを送信することも実施可能である。
【0429】
(4.4 カットリスト作成処理)
次に,テレビCMなどの,映像コンテンツの場面の一覧表(映像コンテンツ場面一覧)であるカットリスト作成処理について説明する。
【0430】
(4.4.1 カットリストのテンプレートデータ作成処理)
まず,図75を参照しながら,カットリストのテンプレートデータ作成処理について説明する。なお図75は,カットリストのテンプレートデータ作成処理の概略を示すフローチャートであり,図42は,カットリストのテンプレートデータ作成処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0431】
すでに説明したように,端末装置2352により,指定された映像コンテンツデータからカットリストのテンプレートデータを作成する場合,図42に示すように,新規にカットリストのテンプレートデータを保存する格納先ディレクトリと,テンプレートデータを作成する作成元の映像コンテンツデータおよび作成元の映像コンテンツデータを編集処理時に作成されるEDLファイルデータ(編集情報データ)がそれぞれ選択されて,テンプレート作成処理開始の「実行」ボタンがマウスのクリックなどで選択される。
【0432】
EDLファイルデータは,映像コンテンツデータの編集時に作成されて,映像コンテンツデータの場面,フレームなどの編集位置(存在位置)や,各場面の編集時間の情報などから構成される編集情報データである。
【0433】
上記「実行」ボタンが選択されると,端末装置2352は,上記映像コンテンツデータ,格納先ディレクトリ,およびEDLファイルデータの内容が設定されたテンプレートデータ作成指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2340)。
【0434】
テンプレートデータ作成指示データを受信すると,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,非公開用WWW装置2950は,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該テンプレートデータ作成指示データの正当性を確認後,受信したテンプレートデータ作成指示データ内容に基づいて,アクセス権限変更指示データをアクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2341)。
【0435】
アクセス権限変更指示データを受信したアクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新すると,アクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2342)。
【0436】
完了通知データを受信した非公開用WWW装置2950は,テンプレートデータ作成の指示をするため,カットリスト作成装置2953にテンプレートデータ作成指示データを送信する(S2343)。
【0437】
次に,テンプレートデータ作成指示データを受信したカットリスト作成装置2953は,テンプレートデータ作成指示データに設定された映像コンテンツデータおよびEDLファイルデータをストレージ装置2946から取得して,各場面を代表する画面(カット)が抽出されたカットリストのテンプレートデータの作成およびテンプレートデータを編集するためのXML(eXtensible Markup Language)ファイルデータの作成を行い格納先ディレクトリにテンプレートデータおよびXMLファイルデータの格納処理を行い,格納処理終了後,テンプレートデータを含むテンプレートデータ作成処理完了を示すテンプレート表示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2344)。
【0438】
テンプレート表示データを受信した非公開用WWW装置2950は,作成されたテンプレートデータが表示された,図44に示す「カットリストのテンプレートデータ」画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2345)。
【0439】
(4.4.2 カットリストのテンプレートデータ編集処理)
次に,図75を参照しながら,作成されたテンプレートデータを統合,分割,または代表画変更する各種編集処理について説明をする。
【0440】
(4.4.2.1 テンプレートデータ統合処理)
すでに説明したように,既存のテンプレートデータまたは新規に作成されたテンプレートデータは,図44に示すように,テンプレートデータ編集画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示されて,2場面を1場面に統合する統合処理を行う該当場面の「カット尺数」に表示される「変更」ボタンが選択されると,図45に示す「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面が表示される。
【0441】
「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面から「カットの統合」を選択後,「実行」ボタンが選択されると,図75に示すように,端末装置2352は,上記編集を行うテンプレートデータのファイル名,統合する場面「No」,および統合処理の処理名などが設定されたテンプレートデータ統合指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2346)。
【0442】
テンプレートデータ統合指示データを受信すると,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,非公開用WWW装置2950は,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該テンプレートデータ統合指示データの正当性を確認後,受信したテンプレートデータ統合指示データ内容に基づいて,アクセス権限変更指示データをアクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2347)。
【0443】
アクセス権限変更指示データを受信したアクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新すると,アクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2348)。
【0444】
完了通知データを受信した非公開用WWW装置2950は,テンプレートデータ統合処理の指示をするため,カットリスト作成装置2953にテンプレートデータ統合指示データを送信する(S2349)。
【0445】
次に,テンプレートデータ統合指示データを受信したカットリスト作成装置2953は,テンプレートデータ統合指示データに設定されたテンプレートデータおよびXMLファイルデータをストレージ装置2946から取得して,設定された統合する場面「No」およびXMLファイルデータの場面の編集位置,編集時間情報などに基づいて,代表画の2画面を1画面に統合およびカット尺数などの付属情報の編集から構成される統合処理を行い,処理終了後,統合処理結果のテンプレートデータを含むテンプレートデータ統合処理完了を示すテンプレート編集表示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2355)。
【0446】
テンプレート編集表示データを受信した非公開用WWW装置2950は,図44に示す,統合処理が反映されたテンプレートデータの「カットリストのテンプレートデータ」画面を端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2356)。
【0447】
(4.4.2.2 テンプレートデータ分割処理)
すでに説明したように,既存のテンプレートデータまたは新規に作成されたテンプレートデータは,図44に示すように,テンプレートデータ編集画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示されて,1場面を2場面に分割する分割処理を行う該当場面の「カット尺数」に表示される「変更」ボタンが選択されると,図45に示す「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面が表示される。
【0448】
「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面から「カットの分割」を選択後,「実行」ボタンが選択されると,図48に示すように,「カットリストのテンプレートデータ分割編集」画面が表示される。2場面に分割を行いたい分割開始フレーム(新規In点)が,分割選択部2160または分割選択部2161から選択されて,「カットを分割して閉じる」ボタンが選択されると,図75に示すように,端末装置2352は,上記編集を行うテンプレートデータのファイル名,分割編集する新規In点の分割位置,および分割処理の処理名などが設定されたテンプレートデータ分割指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2346)。
【0449】
テンプレートデータ分割指示データを受信すると,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,非公開用WWW装置2950は,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該テンプレートデータ分割指示データの正当性を確認後,受信したテンプレートデータ分割指示データ内容に基づいて,アクセス権限変更指示データをアクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2347)。
【0450】
アクセス権限変更指示データを受信したアクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新すると,アクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2348)。
【0451】
完了通知データを受信した非公開用WWW装置2950は,テンプレートデータ分割処理の指示をするため,カットリスト作成装置2953にテンプレートデータ分割指示データを送信する(S2349)。
【0452】
次に,テンプレートデータ分割指示データを受信したカットリスト作成装置2953は,テンプレートデータ分割指示データに設定されたテンプレートデータおよびXMLファイルデータをストレージ装置2946から取得して,設定された分割する場面のフレームの編集位置およびXMLファイルデータの場面のフレームの編集位置および編集時間情報などに基づいて,設定された分割位置から分割後の2画面の代表画抽出およびカット尺数などの付属情報の編集から構成される分割処理を行い,処理終了後,分割処理結果のテンプレートデータを含むテンプレートデータ統合処理完了を示すテンプレート編集表示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2355)。
【0453】
テンプレート編集表示データを受信した非公開用WWW装置2950は,図44に示す,分割処理が反映されたテンプレートデータの「カットリストのテンプレートデータ」画面を,端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2356)。
【0454】
(4.4.2.3 テンプレートデータ代表画変更処理)
すでに説明したように,既存のテンプレートデータまたは新規に作成されたテンプレートデータは,図44に示すように,テンプレートデータ編集画面が端末装置2352のディスプレイ装置に表示されて,1場面を2場面に分割する分割処理を行う該当場面の「カット尺数」に表示される「変更」ボタンが選択されると,図45に示す「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面が表示される。
【0455】
「カットリストのテンプレートデータ編集選択」画面から「代表画の変更」を選択後,「実行」ボタンが選択されると,図47に示すように,「カットリストのテンプレートデータ代表画変更」画面が表示される。
【0456】
場面ごとに表示された各フレームの代表画の画像を他の別の画像に変更する場合,図47に示す,「新規代表画」に表示される画像が,変更後の代表画を表示している。上記「新規代表画」は,代表画選択部2150または代表画選択部2151の内から選択される。
【0457】
「新規代表画」に画像が選択されて,「代表画を変更して閉じる」ボタンが選択されると,図75に示すように,端末装置2352は,上記編集を行うテンプレートデータのファイル名,代表画変更する新規代表画の編集位置,および代表画変更処理の処理名などが設定されたテンプレートデータ変更指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2346)。
【0458】
テンプレートデータ変更指示データを受信すると,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,非公開用WWW装置2950は,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該テンプレートデータ変更指示データの正当性を確認後,受信したテンプレートデータ変更指示データ内容に基づいて,アクセス権限変更指示データをアクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2347)。
【0459】
アクセス権限変更指示データを受信したアクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新すると,アクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2348)。
【0460】
完了通知データを受信した非公開用WWW装置2950は,テンプレートデータ変更処理の指示をするため,カットリスト作成装置2953にテンプレートデータ変更指示データを送信する(S2349)。
【0461】
次に,テンプレートデータ変更指示データを受信したカットリスト作成装置2953は,テンプレートデータ変更指示データに設定されたテンプレートデータおよびXMLファイルデータをストレージ装置2946から取得して,設定された変更された代表画のフレームの編集位置およびXMLファイルデータのフレームの編集位置および編集時間情報などに基づいて,設定された変更後の代表画の抽出などから構成される代表画変更処理を行い,処理終了後,代表画変更処理結果のテンプレートデータを含むテンプレートデータ変更処理完了を示すテンプレート編集表示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2355)。
【0462】
テンプレート編集表示データを受信した非公開用WWW装置2950は,図44に示す,代表画変更処理が反映されたテンプレートデータの「カットリストのテンプレートデータ」画面を,端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2356)。
【0463】
なお,本実施の形態にかかるXMLファイルデータを使用することによりテンプレートデータの編集処理を行う場合を例にあげたが,本実施の形態では,かかる例に限定されず,EDLファイルデータなどの編集情報データを使用する場合などでも実施可能である。
【0464】
(4.4.2.4 映像コンテンツ閲覧データ変換処理)
すでに説明したように,既存のテンプレートデータまたは新規に作成されたテンプレートデータは,変換処理により,図50に示す「カットリストプレビュー」画面に表示される,印刷媒体などに出力可能な映像コンテンツ閲覧データに変換することができる。
【0465】
まず,映像コンテンツ閲覧データに変換する場合,図44に示す,「出力形式の選択」ボタンが選択されることにより,図49に示す,「カットリスト出力形式」画面が表示される。
【0466】
図49に示すように,目的の映像コンテンツ閲覧データであるPDFデータのレイアウトが選択されて,「PDFでのプレビュー」ボタンが選択されると,図75に示すように,端末装置2352は,上記変換処理を行うテンプレートデータのファイル名,選択されたレイアウトなどが設定されたテンプレートデータ変換指示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2346)。
【0467】
テンプレートデータ変換指示データを受信すると,非公開用アクセス制御装置2948の指示のもと,非公開用WWW装置2950は,端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該テンプレートデータ変換指示データの正当性を確認後,受信したテンプレートデータ変換指示データ内容に基づいて,アクセス権限変更指示データをアクセス権限データ管理DB装置2952に送信する(S2347)。
【0468】
アクセス権限変更指示データを受信したアクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更指示データに応じて,アクセス権限データを更新すると,アクセス権限データ管理DB装置2952は,アクセス権限変更完了を示す完了通知データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2348)。
【0469】
完了通知データを受信した非公開用WWW装置2950は,テンプレートデータ変換処理の指示をするため,カットリスト作成装置2953にテンプレートデータ変換指示データを送信する(S2349)。
【0470】
次に,テンプレートデータ変換指示データを受信したカットリスト作成装置2953は,テンプレートデータ変換指示データに設定されたテンプレートデータをストレージ装置2946から取得して,設定されたレイアウトの内容に基づき,PDFデータ変換処理を行い,処理終了後,変換処理結果のPDFデータを含むPDFデータ変換処理完了を示す編集表示データを非公開用WWW装置2950に送信する(S2355)。
【0471】
編集表示データを受信した非公開用WWW装置2950は,図50に示す,PDFデータの「カットリストプレビュー」画面を,端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2356)。
【0472】
なお,本実施の形態にかかるテンプレートデータから変換される映像コンテンツ閲覧データとしてPDFデータが変換される場合を例にあげたが,本実施の形態では,かかる例に限定されず,HTMLデータなど,他のデータ形式の場合などでも実施可能である。
【0473】
(4.5 エンコーディング処理)
次に,センタサーバ2350に格納された動画像音声データなどの映像コンテンツデータのフォーマットを,他のフォーマットへ変換するエンコーディング処理について説明する。
【0474】
(4.5.1 エンコーディング新規登録処理)
まず,図76を参照しながら,エンコーディング新規登録処理について説明する。なお図76は,エンコーディング新規登録処理の概略を示すフローチャートであり,図53は,エンコーディング新規登録処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0475】
すでに説明したように,端末装置2352により,センタサーバ2350に格納された映像コンテンツデータのフォーマットを他のフォーマット形式に変換する場合,図53に示すように,変換元である映像コンテンツデータのファイル名と,エンコーディング終了後の映像コンテンツデータのファイル名と,映像コンテンツデータを保存する格納先ディレクトリと,変換するフォーマット形式とがそれぞれ選択されて,エンコーディング処理開始の「実行」ボタンがマウスのクリックなどで選択されると,図76に示すように,端末装置2352は,上記エンコーディングを行う映像コンテンツデータのファイル名,変換処理後のファイル名,変換処理後の格納先ディレクトリ,変換処理後のフォーマットなどが設定されたエンコーディング新規指示データをフォーマット変換WWW装置2330に送信する(S2535)。
【0476】
エンコーディング新規指示データを受信すると,フォーマット変換WWW装置2330は,新規要求元の端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該エンコーディング新規指示データの正当性を確認後,受信したエンコーディング新規指示データの内容をフォーマット変換管理DB装置2332に送信する(S2537)。
【0477】
エンコーディング新規指示データを受信したフォーマット変換管理DB装置2332は,図7に示すように,エンコーディング新規指示データの内容に基づき情報231を作成して,新規注文として注文テーブル記憶領域2322に情報231の登録処理を行う(S2539)。
【0478】
なお,情報231には,フォーマット変換管理DB装置2332により算出されたフォーマット変換処理が終了する完成予想時間が含まれる。完成予想時間は,選択された映像コンテンツデータに有するデータ容量,duration(映像時間)などの付属情報,またはエンコーディング処理装置2331の処理能力などにより算出される。
【0479】
次に,エンコーディング処理装置2331は,上記登録処理により新規注文である情報231が登録されたのを探知すると,図6に示すように,上記情報231の内容に基づき,情報230を作成して,排他テーブル記憶領域2323に情報231の登録処理を行う(S2541)。
【0480】
上記登録処理終了後,エンコーディング処理装置2331は,ストレージ装置2946からフォーマット変換する該当の映像コンテンツデータを取得して,フォーマット変換処理を開始する(S2545)。
【0481】
図5,図6,および図7に示す,ジョブ番号はエンコーディングの変換処理を特定するキーとなる番号である。したがって,排他テーブル記憶領域に,同じジョブ番号が複数存在することはできないため,1の情報231に該当する映像コンテンツデータのフォーマット変換処理は,1のエンコーディング処理装置2331により排他的に処理される。
【0482】
例として,図7に示すように,情報231−2が新規に登録されたとすると,同じタイミングで複数のエンコーディング装置2331が情報231−1を探知した場合,最先に探知して情報230−1を登録した1のエンコーディング装置2331がフォーマット変換処理を開始することができるが,他の残りのエンコーディング処理装置2331は,登録することができず,フォーマット変換処理を開始できない。したがって,次に登録される情報231を探索することとなる。
【0483】
次に,フォーマット変換管理DB装置2332は,注文テーブル記憶領域2322に情報231を登録処理後,登録された情報231の内容に基づき,通知装置2945により,新規要求元の端末装置2352に通知される情報229を作成して,通知記憶領域2321に登録する(S2546)。
【0484】
また,情報231には,完成予想時間情報,エンコーディング処理装置2331のIDまたは排他テーブル記憶領域2323に登録された情報230の件数などから構成される排他情報などが含まれており,端末装置2352は,この完成予想時間情報または排他情報などからフォーマット変換処理の処理状況を把握することができる。
【0485】
上記通知記憶領域2321へ情報229の登録処理終了後,フォーマット変換管理DB装置2332は,新規登録処理終了の完了通知データをフォーマット変換WWW装置2330に送信する(S2547)。
【0486】
完了通知データを受信後,フォーマット変換WWW装置2330は,図56に示すように,完了通知画面を完了通知データの内容に基づき,要求元の端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2548)。
【0487】
通知装置2945は,上記通知記憶領域2321に登録された情報229を探知すると,要求元の端末装置2352に,情報229に基づき作成された注文登録完了などの内容からなる電子メールなどの通知メールを送信する(S2549)。
【0488】
(4.5.2 エンコーディング登録削除処理)
次に,図77を参照しながら,エンコーディング登録削除処理について説明する。なお図77は,エンコーディング登録削除処理の概略を示すフローチャートであり,図57は,エンコーディング登録削除処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0489】
すでに説明したように,端末装置2352により,新規にエンコーディングの注文が登録されてフォーマット変換処理中に,登録された注文をキャンセル(削除)する場合,図57に示すように,登録された注文内容が各項目別に表示された「エンコーディング変更」画面が表示される。
【0490】
表示された注文内容にかかるエンコーディングをキャンセルする場合,「この設定をキャンセル」ボタンが,端末装置2352のマウスのクリックなどにより選択されると,図77に示すように,端末装置2352は,上記エンコーディングをキャンセルする映像コンテンツデータのファイル名,管理番号などが設定されたエンコーディング削除指示データをフォーマット変換WWW装置2330に送信する(S2550)。
【0491】
エンコーディング削除指示データを受信すると,フォーマット変換WWW装置2330は,要求元の端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該エンコーディング削除指示データの正当性を確認後,受信したエンコーディング削除指示データの内容をフォーマット変換管理DB装置2332に送信する(S2551)。
【0492】
エンコーディング削除指示データを受信したフォーマット変換管理DB装置2332は,図7に示すように,エンコーディング削除指示データの内容に基づき情報231(情報231−3)のその他2315の項目に「キャンセル」情報の設定などを行い,情報231を作成して,削除注文として注文テーブル記憶領域2322に情報231の登録処理を行う(S2552)。
【0493】
次に,エンコーディング処理装置2331は,上記登録処理により注文のキャンセルが行われる情報231が登録されたのを探知する(S2553)と,情報231が示す映像コンテンツデータのフォーマット変換処理に該当する情報231を,管理番号,依頼人,変換元の映像コンテンツデータなどをキーとして検索を行い,図6に示す,情報230(230−1,230−2,・・,230−n)の中から,上記検索のキーに該当する情報230の削除処理を行う(S2555)。
【0494】
上記情報230の削除処理終了後,エンコーディング処理装置2331は,フォーマット変換処理中である該当処理をキャンセルする(S2557)。
【0495】
次に,フォーマット変換管理DB装置2332は,情報231を注文テーブル記憶領域2322に登録処理後,登録された情報231の内容に基づき,通知装置2945により,要求元の端末装置2352に通知される情報229を作成して,通知記憶領域2321に登録する(S2558)。
【0496】
上記通知記憶領域2321へ情報229の登録処理終了後,フォーマット変換管理DB装置2332は,注文キャンセル処理終了の完了通知データをフォーマット変換WWW装置2330に送信する(S2559)。
【0497】
完了通知データを受信後,フォーマット変換WWW装置2330は,図59に示すように,完了通知画面を完了通知データの内容に基づき,要求元の端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2560)。
【0498】
通知装置2945は,上記通知記憶領域2321に登録された情報229を探知すると,要求元の端末装置2352に,上記情報229に基づき作成された注文キャンセル処理完了などの内容からなる電子メールなどの通知メールを送信する(S2549)。
【0499】
(4.5.3 エンコーディング登録変更処理)
次に,図78を参照しながら,エンコーディング登録変更処理について説明する。なお図78は,エンコーディング登録変更処理の概略を示すフローチャートであり,図57は,エンコーディング登録変更処理の際に,端末装置2352のディスプレイ装置に示される画面構成例である。
【0500】
すでに説明したように,端末装置2352により,新規にエンコーディングの注文が登録されてフォーマット変換処理中に,登録された注文内容のエンコーディング終了後の映像コンテンツデータのファイル名,映像コンテンツデータを保存する格納先ディレクトリを変更する場合,図57に示すように,登録された注文内容が各項目別に表示された「エンコーディング変更」画面が表示される。
【0501】
表示された注文の変更後のファイル名または格納先ディレクトリが設定されて,「変更」ボタンが,端末装置2352のマウスのクリックなどにより選択されると,図78に示すように,端末装置2352は,上記注文内容の変更する映像コンテンツデータのファイル名,管理番号,変更後の映像コンテンツデータのファイル名,変更後の格納先ディレクトリなどが設定されたエンコーディング変更指示データをフォーマット変換WWW装置2330に送信する(S2563)。
【0502】
エンコーディング変更指示データを受信すると,フォーマット変換WWW装置2330は,要求元の端末装置2352に属するユーザのIDおよびアクセス権限データから,当該エンコーディング変更指示データの正当性を確認後,受信したエンコーディング変更指示データの内容をフォーマット変換管理DB装置2332に送信する(S2565)。
【0503】
エンコーディング変更指示データを受信したフォーマット変換管理DB装置2332は,図7に示すように,エンコーディング変更指示データの内容に基づき情報231(情報231−1)のその他2315の項目に「変更」情報の設定などを行い,情報231を作成して,変更注文として注文テーブル記憶領域2322に情報231の登録処理を行う(S2567)。
【0504】
次に,エンコーディング処理装置2331は,上記登録処理により注文内容の変更が行われる情報231が登録されたのを探知する(S2569)と,情報231が示す映像コンテンツデータのフォーマット変換処理に該当する情報231を,管理番号,依頼人,変換元の映像コンテンツデータなどをキーとして検索を行い,図6に示す,情報230(230−1,230−2,・・,230−n)の中から,上記検索のキーに該当する情報230を,変更された注文内容に変更する変更処理を行う(S2571)。
【0505】
上記情報230の変更処理終了後,エンコーディング処理装置2331は,引き続き,フォーマット変換処理を続行する(S2573)。
【0506】
次に,フォーマット変換管理DB装置2332は,情報231を注文テーブル記憶領域2322に登録処理後,登録された情報231の内容に基づき,通知装置2945により,要求元の端末装置2352に通知される情報229を作成して,通知記憶領域2321に登録する(S2574)。
【0507】
上記通知記憶領域2321へ情報229の登録処理終了後,フォーマット変換管理DB装置2332は,注文内容の変更処理終了の完了通知データをフォーマット変換WWW装置2330に送信する(S2575)。
【0508】
完了通知データを受信後,フォーマット変換WWW装置2330は,図58に示すように,完了通知画面を完了通知データの内容に基づき,要求元の端末装置2352のディスプレイ装置に表示させる(S2576)。
【0509】
通知装置2945は,上記通知記憶領域2321に登録された情報229を探知すると,要求元の端末装置2352に,情報229に基づき作成された注文内容の変更処理完了などの内容からなる電子メールなどの通知メールを送信する(S2577)。
【0510】
なお,本実施の形態にかかるフォーマット変換管理DB装置2332は,注文テーブル記憶領域2322に登録された情報231に基づいて,情報229を作成する場合を例にあげたが,本実施の形態では,かかる例に限定されず,排他テーブル記憶領域2323に登録された情報230に基づいて,情報229を作成することも実施可能である。
【0511】
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0512】
上記実施の形態においては,インターネット2933および専用回線2936の双方のネットワークを介してアクセスする場合を例にあげて説明したが,本発明はかかる例に限定されず,例えば,インターネット2933だけを介してアクセスする場合,または専用回線2936だけを介してアクセスする場合においても実施することができる。
【0513】
また上記実施の形態においては,承認回覧処理装置2955およびアクセス権限データ管理DB装置2952は,互いに異なる装置である場合を例にあげて説明したが,本発明はかかる例に限定されず承認回覧処理装置2955に構成される機能およびアクセス権限データ管理DB装置2952から構成される機能を備えた一つの装置としても実施することができる。
【0514】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,承認回覧する動画などの映像コンテンツデータから構成された,確認して欲しい場面の描写などの事項を適切に他のユーザに伝えられる回覧データを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムの概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにかかるセンタサーバの概略的な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにかかる変換処理装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにかかるフォーマット変換管理DB装置の記憶領域の概略的な構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにかかるフォーマット変換管理DB装置の通知記憶領域の概略的な構成を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにかかるフォーマット変換管理DB装置の排他テーブル記憶領域の概略的な構成を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにかかるフォーマット変換管理DB装置の注文テーブル記憶領域の概略的な構成を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図12】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図15】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるアクセス権限の種類を示す説明図である。
【図16】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図17】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図18】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図19】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図20】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図21】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図22】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図23】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図24】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図25】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図26】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図27】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図28】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図29】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図30】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図31】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図32】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図33】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図34】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図35】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図36】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図37】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図38】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図39】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図40】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図41】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図42】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図43】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図44】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図45】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図46】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図47】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図48】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図49】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図50】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図51】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図52】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図53】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図54】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図55】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図56】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図57】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図58】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図59】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図60】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるファイルあるいはディレクトリの検索処理の概略を示すフローチャートである。
【図61】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるファイルあるいはディレクトリのコピー処理の概略を示すフローチャートである。
【図62】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるファイルあるいはディレクトリの移動処理の概略を示すフローチャートである。
【図63】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるファイルあるいはディレクトリの移動処理の概略を示すフローチャートである。
【図64】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるファイルあるいはディレクトリの名前変更処理の概略を示すフローチャートである。
【図65】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるインターネットへのファイルあるいはディレクトリのコピー処理の概略を示すフローチャートである。
【図66】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるディレクトリ新規作成処理の概略を示すフローチャートである。
【図67】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるアップロード処理の概略を示すフローチャートである。
【図68】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるアクセス権限変更処理の概略を示すフローチャートである。
【図69】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるアクセス権限削除処理の概略を示すフローチャートである。
【図70】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるコメント参照表示処理の概略を示すフローチャートである。
【図71】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるコメント追加処理の概略を示すフローチャートである。
【図72】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける承認回覧要求処理の概略を示すフローチャートである。
【図73】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける承認回覧確認処理の概略を示すフローチャートである。
【図74】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおける端末装置のディスプレイ装置に表示される画面を示す説明図である。
【図75】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるカットリストのテンプレートデータ作成処理の概略を示すフローチャートである。
【図76】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるエンコーディング新規登録処理の概略を示すフローチャートである。
【図77】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるエンコーディング登録削除処理の概略を示すフローチャートである。
【図78】本発明の実施の形態にかかる広告承認回覧システムにおけるエンコーディング登録変更処理の概略を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2330 :フォーマット変換WWW装置
2331 :エンコーディング処理装置
2332 :フォーマット変換管理DB装置
2350 :センタサーバ
2352 :端末装置
2354 :グループ
2933 :インターネット
2934 :ファイアウォール
2936 :専用回線
2942 :公開用アクセス制御装置
2944 :公開用WWW装置
2945 :通知装置
2946 :ストレージ装置
2948 :非公開用アクセス制御装置
2950 :非公開用WWW装置
2952 :アクセス権限データ管理DB装置
2953 :カットリスト作成装置
2954 :変換処理装置
2955 :承認回覧処理装置

Claims (8)

  1. 承認回覧センタサーバと,前記承認回覧センタサーバにネットワークを介して接続される複数の広告スタッフ端末装置とから成る広告承認回覧システムにおいて:
    前記承認回覧センタサーバは,
    少なくとも動画映像コンテンツデータを格納する記憶装置と,
    前記広告スタッフ端末装置からの要求に応じて,前記記憶装置に格納された前記動画映像コンテンツデータを,当該広告スタッフ端末装置が属するグループ内の他の広告スタッフ端末装置に対して承認回覧する承認回覧処理装置と,
    を備え,
    前記動画映像コンテンツデータは,前記広告スタッフ端末装置又は前記他の広告スタッフ端末装置が指定する前記動画映像コンテンツデータの場面を構成するフレームに,目印を設定可能であり,前記目印は,前記目印が設定された前記フレームに関連するコメント情報を保有しており,
    前記広告スタッフ端末装置により承認回覧が要求された前記動画映像コンテンツデータを,前記他の広告スタッフ端末装置により確認する際に,前記承認回覧センタサーバは,当該動画映像コンテンツデータと,当該動画映像コンテンツデータのフレームに設定された前記目印とを含む映像コンテンツ確認画面を,前記他の広告スタッフ端末装置に表示させ,前記映像コンテンツ確認画面における前記目印に対する選択操作に応じて,前記目印が設定された前記フレームに関連するコメント情報と,前記目印に対応する前記動画映像コンテンツデータの停止画面とを表示させることを特徴とする,広告承認回覧システム。
  2. 前記承認回覧センタサーバは,
    前記記憶装置のディレクトリまたは前記ディレクトリ内に格納された前記動画映像コンテンツデータに対する複数の前記広告スタッフ端末装置からのアクセスの権限が,前記広告スタッフ端末装置又は前記広告スタッフ端末装置が属するグループのいずれか一方をアクセス対象単位として設定されたアクセス権限データを管理する管理装置と,
    前記広告スタッフ端末装置からのアクセスに応じて,前記管理装置へ照会を行い,前記管理装置から送信される前記アクセス権限データを参照して,前記広告スタッフ端末装置又は前記広告スタッフ端末装置が属するグループを単位として,前記広告スタッフ端末装置から前記記憶装置へのアクセスを制御するアクセス制御装置と
    をさらに備えていることを特徴とする,請求項1に記載の広告承認回覧システム。
  3. 複数の広告スタッフ端末装置とネットワークを介して接続される承認回覧センタサーバであって:
    前記承認回覧センタサーバは,動画映像コンテンツデータを格納する記憶装置と,
    前記広告スタッフ端末装置からのアクセスにより前記記憶装置に格納された前記動画映像コンテンツデータを前記広告スタッフ端末装置および前記広告スタッフ端末装置が属するグループのいずれか一方に対して,承認回覧する承認回覧処理装置と,
    前記承認回覧センタサーバは,少なくとも動画映像コンテンツデータを格納する記憶装置と,
    前記広告スタッフ端末装置からの要求に応じて,前記記憶装置に格納された前記動画映像コンテンツデータを,当該広告スタッフ端末装置が属するグループ内の他の広告スタッフ端末装置に対して承認回覧する承認回覧処理装置と,
    を備え,
    前記動画映像コンテンツデータは,前記広告スタッフ端末装置又は前記他の広告スタッフ端末装置が指定する前記動画映像コンテンツデータの場面を構成するフレームに,目印を設定可能であり,前記目印は,前記目印が設定された前記フレームに関連するコメント情報を保有しており,
    前記広告スタッフ端末装置により承認回覧が要求された前記動画映像コンテンツデータを,前記他の広告スタッフ端末装置により確認する際に,前記承認回覧センタサーバは,当該動画映像コンテンツデータと,当該動画映像コンテンツデータのフレームに設定された前記目印とを含む映像コンテンツ確認画面を,前記他の広告スタッフ端末装置に表示させ,前記映像コンテンツ確認画面における前記目印に対する選択操作に応じて,前記目印が設定された前記フレームに関連するコメント情報と,前記目印に対応する前記動画映像コンテンツデータの停止画面とを表示させることを特徴とする,承認回覧センタサーバ。
  4. 前記承認回覧センタサーバは,
    前記記憶装置のディレクトリまたは前記ディレクトリ内に格納された前記動画映像コンテンツデータに対する複数の前記広告スタッフ端末装置からのアクセスの権限が,前記広告スタッフ端末装置又は前記広告スタッフ端末装置が属するグループのいずれか一方をアクセス対象単位として設定されたアクセス権限データを管理する管理装置と,
    前記広告スタッフ端末装置からのアクセスに応じて,前記管理装置へ照会を行い,前記管理装置から送信される前記アクセス権限データを参照して,前記広告スタッフ端末装置又は前記広告スタッフ端末装置が属するグループを単位として,前記広告スタッフ端末装置から前記記憶装置へのアクセスを制御するアクセス制御装置と
    をさらに備えていることを特徴とする,請求項3に記載の承認回覧センタサーバ。
  5. コンピュータをして請求項3に記載の承認回覧センタサーバとして機能せしめることを特徴とする,コンピュータプログラム。
  6. 請求項5に記載のコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  7. 複数の広告スタッフ端末装置とネットワークを介して接続される承認回覧センタサーバにおける承認回覧方法であって:
    前記承認回覧センタサーバは,
    前記広告スタッフ端末装置からの要求に応じて,前記承認回覧センタサーバの記憶装置に格納された動画映像コンテンツデータを,当該広告スタッフ端末装置が属するグループ内の他の広告スタッフ端末装置に対して承認回覧し,
    前記動画映像コンテンツデータは,前記広告スタッフ端末装置又は前記他の広告スタッフ端末装置が指定する前記動画映像コンテンツデータの場面を構成するフレームに,目印を設定可能であり,前記目印は,前記目印が設定された前記フレームに関連するコメント情報を保有しており,
    前記広告スタッフ端末装置により承認回覧が要求された前記動画映像コンテンツデータを,前記他の広告スタッフ端末装置により確認する際に,前記承認回覧センタサーバは,当該動画映像コンテンツデータと,当該動画映像コンテンツデータのフレームに設定された前記目印とを含む映像コンテンツ確認画面を,前記他の広告スタッフ端末装置に表示させ,前記映像コンテンツ確認画面における前記目印に対する選択操作に応じて,前記目印が設定された前記フレームに関連するコメント情報と,前記目印に対応する前記動画映像コンテンツデータの停止画面とを表示させることを特徴とする,承認回覧方法。
  8. 前記承認回覧センタサーバは,
    前記記憶装置のディレクトリまたは前記ディレクトリ内に格納された前記動画映像コンテンツデータに対する一または二以上の前記広告スタッフ端末装置からのアクセスの権限が,前記広告スタッフ端末装置又は前記広告スタッフ端末装置が属するグループのいずれか一方をアクセス対象単位として設定されたアクセス権限データを管理し,
    前記広告スタッフ端末装置からのアクセスに応じて,前記アクセス権限データを参照して,前記広告スタッフ端末装置又は前記広告スタッフ端末装置が属するグループを単位として,前記広告スタッフ端末装置から前記記憶装置へのアクセスを制御することを特徴とする,請求項7に記載の承認回覧方法。
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