JP3998189B2 - 削孔用フレーム、削孔装置、削孔方法及びロックボルト打設方法 - Google Patents

削孔用フレーム、削孔装置、削孔方法及びロックボルト打設方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロックボルトやグラウンドアンカー用の地盤へ孔を明けるための削孔用フレーム、削孔装置、削孔方法及びロックボルト打設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロックボルトやグラウンドアンカー用の地盤へ孔を明ける技術として、例えば特許文献1が提案されている。
【0003】
この特許文献1には、削孔機(削孔機)のガイドに対する昇降(移動)手段によって、4つの方法が記載されている。1番目は、図1の削孔機を手動で持ち上げ、下降は自重による自然落下であり、2番目は、図18のエアーによる進退であり、3番目は、図24のモータによるねじ棒の回転であり、4番目は、図25のモータとスプロケットの回転によるチェーンの移動によるものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−241286号公報(第4頁、第6〜8頁、図1、図18、図24、図25)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般的な削孔機の推進機構は、ロッドの回転によってロッド先端のビットを回転し、また打撃を加えることで地盤に衝撃を与えて推進する、即ちビットに回転と共に打撃を与えて地盤を削るのであるが、1番目の自重の場合は、打撃力の反力が自重のみとなるので、相応な削孔能力を得るためには重い削孔機または、取付台を重くすることが必要となり、その重さのため装置の削孔位置への設置や装置の盛り替えが大変である。
【0006】
2番目は、エアーを移動の推進とするために、そのエアー漏れを防ぐために装置の加工精度が求められとともに、複雑な形態となるので、装置の加工、組立て手間が大変であり、衝撃に対してエアー漏れの生じない耐力のある形態が求められる。
【0007】
3番目は、重量のあるモーターが装置の端部側(ねじ棒の端部)に設置されるため装置全体から見て、削孔機を除いたガイド体の重心位置はモーター設置側となり、削孔機を係止した位置によって、装置全体の重心位置の把握が難しく、作業者が斜面を移動させる場合、複数の作業者が装置の前後を保持しながら動かす場合、モーター側の作業者に大きな負担を強いることとなり、作業性が悪い。
【0008】
4番目のチェーンの移動を用いた場合も、端部のスプロケット位置にモーターが取付くため、3番目と同じ現象が生じる。
【0009】
この発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、フレームや駆動方法を含め装置全体を軽量とコンパクト化を図り、操作性の向上を図る、第2の目的は、各部材の着脱を簡易化して、メンテナンスのし易さを図る、第3の目的は、装置全体の重心位置の把握し易さと重心の安定した装置により運搬、設置等の作業性のよい削孔用フレーム、削孔装置、削孔方法及びロックボルト打設方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0011】
請求項1に記載の発明は、移動体の摺動部を摺動可能に案内する複数本の長さの長い案内軸と、
前記案内軸より短い複数本の固定軸を前記案内軸の端部側に交差させて固定プレートを介して各々の前記案内軸と前記固定軸とを離間して固定した井桁状フレームと、
前記固定軸の相互間に前記移動体に取り付けた駆動体を移動させるガイド体の端部を取り付ける固定部材と、を有し、
前記移動体は、そのすり胴部の下部側で軸方向の長さ全体に、前記井桁状フレームの前記固定プレートの厚さより幅の広いスリットを設け、
前記井桁状フレームに対して挿入可能であることを特徴とする削孔用フレームである。
【0012】
この請求項1に記載の発明によれば、井桁状フレームにより削孔機の回転と衝撃に対抗でき、かつ井桁状フレームに駆動体を移動させることで、フレームや駆動構造を含め装置全体を軽量とコンパクト化を図り、操作性の向上を図ることができる。また、移動体の案内軸に対する装着は、井桁状フレームに固定プレートを介して各々の案内軸と固定軸とを離間して固定し、また移動体の摺動部にスリットを設けたので、移動体は案内軸に対して挿入また後退のみで着脱が行え、移動体の井桁状フレームへの着脱が容易である。
【0013】
請求項2に記載の発明は、複数本の長さの長い案内軸と、
前記案内軸より短い複数本の固定軸を前記案内軸の端部側に交差させて固定プレートを介して各々の前記案内軸と前記固定軸とを離間して固定した井桁状フレームと、
前記固定軸の相互間に前記移動体に取り付けた駆動体を移動させるガイド体の端部を取り付ける固定部材と、
前記複数の案内軸の各々の外側に嵌合される摺動部と、上部側に削孔機を取付け可能な削孔機取付部と、下部側に駆動体を取付可能な駆動体取付部を備えた移動体と、を有し、
前記移動体は、その摺動部の下部側で軸方向の長さ全体に、前記井桁状フレームの前記固定プレートの厚さより幅の広いスリットを設け、
前記井桁状フレームに対して挿入可能であることを特徴とする削孔用フレームである。
【0014】
この請求項2に記載の発明によれば、井桁状フレームにより削孔機の回転と衝撃に対抗でき、かつ井桁状フレームに駆動体を移動させることで、フレームや駆動構造を含め装置全体を軽量とコンパクト化を図ることができる。また、移動体等の各部材の着脱を簡易化することができる。また、移動体の案内軸に対する装着は、井桁状フレームに固定プレートを介して各々の案内軸と固定軸とを離間して固定し、また移動体の摺動部にスリットを設けたので、移動体は案内軸に対して挿入また後退のみで着脱が行え、移動体の井桁状フレームへの着脱が容易である。
【0017】
請求項に記載の発明は、前記ガイド体は、前記井桁状フレームの前記固定軸に対して、少なくとも片側をばね材を介して固定したことを特徴とする請求項1または請求項に記載の削孔用フレームである。
【0018】
この請求項に記載の発明によれば、地盤側の固定軸に対するガイド体の固定をばね材を介して固定したので、地盤の硬さ及び駆動体の移動力に係らず、ばね材の伸縮力によりー定の力を保ちながらロッドを地盤側に押込められるので安定した削孔が可能となり、駆動体の駆動制御機構が不要となる。
【0019】
請求項に記載の発明は、前記ガイド体は、前記駆動体の回転軸に結合された駆動車の回転で駆動力が得られる帯状部材で構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の削孔用フレームである。
【0020】
この請求項に記載の発明によれば、ガイド体が駆動車の回転で駆動力が得られる帯状部材で構成され、ガイド体の緩みも生じ難く、移動体の進退が確実である。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項1の削孔用フレームに前記移動体に取り付け、この移動体に駆動体を固定し、この駆動体の回転部の動力を前記ガイド体に伝達可能にし、
前記移動体に削孔機を固定したことを特徴とする削孔装置である。
【0022】
この請求項に記載の発明によれば、重量のある削孔機と駆動体を井桁状フレームに取付け、この削孔機と駆動体を移動するので、削孔装置の長さ方向の重心位置が、井桁状フレームの移動体の係止位置で把握できるので、複数の作業者間の重量バランスを取り易く、足場の悪い斜面でも持ち運びが容易である。
【0023】
また、ガイド体を固定側とし、ガイド体に嵌合して駆動体が取付られた移動体を移動側としたので、削孔機が直接駆動体により移動させられ、動きを阻害する他の駆動部分が無いため動きが滑らかとなり、小さい駆動力でも削孔が可能である。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項2乃至請求項の削孔用フレームの前記移動体の上部側の前記削孔機取付部に削孔機を固定し、下部側の駆動体取付部に駆動体を固定し、
前記駆動体の回転部を前記ガイド体に嵌合したことを特徴とする削孔装置である。
【0025】
この請求項に記載の発明によれば、重量のある削孔機と駆動体を井桁状フレームを挟んで移動体の上側と下側に取り付けたので、案内軸の上下における重心バランスが取れるようになったので、作業者の手運びのときに井桁状フレームを横転させる力が働かないので、足場の悪い斜面でも持ち運びが容易である。
【0026】
また、重量のある削孔機と駆動体を移動体に取り付けたので、削孔装置の長さ方向の重心位置が、井桁状フレームの移動体の係止位置で把握でき、複数の作業者間の重量バランスを取り易く、足場の悪い斜面でも持ち運びが容易である。
【0027】
また、ガイド体を固定側とし、ガイド体に嵌合して駆動体が取り付られた移動体を移動側としたので、削孔機が直接駆動体により移動させられ、動きを阻害する他の駆動部分が無いため動きが滑らかとなり、小さい駆動力でも削孔が可能である。
【0028】
請求項に記載の発明は、前記駆動体は、減速機構を備えたモータを用いたことを特徴とする請求項または請求項に記載の削孔装置である。
【0029】
この請求項に記載の発明では、駆動体に減速機構を備えたモータを用いたので、駆動体を小型で軽量にすることができる。
【0030】
また、小さいモータの活用やチェーン等を移動させるためのスプロケットも少なくなり、またチェーンの長さも半分としたので、軽量となり作業性が向上する。
【0031】
請求項に記載の発明は、地盤の所定位置にある足場に、井桁状フレームの固定軸にパイプクランプを介して請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の削孔装置を固定し、
前記削孔装置の駆動体と削孔機に電源を接続し、合わせて前記削孔機にはエアーホースを接続し、
前記駆動体と前記削孔機の駆動制御と、前記削孔機へのエアー供給量を制御する、制御用コードを操作盤に接続し、
前記削孔機の先端に削孔用ロッドを接続し、
前記操作盤を操作して、前記削孔機に電源を入れるとともにエアーを供給して、削孔用ロッドに回転と打撃を与え、
前記駆動体の電源を入れて、前記移動体を案内軸に対して前進させ、
前記削孔用ロッドの先端を地盤に押し当て、所定深さの削孔を行ったら前記駆動体の電源を逆転に替えて、前記移動体を後退させながら前記削孔用ロッドを引抜き、
前記地盤の所定位置に必要な深さの孔明け作業を終了し、
前記電源とエアーを解除して、動きを止めて、
次の孔位置に移動のため、前記パイプクランプを取外し、
次の位置へ手動で移し繰返し行なうことを特徴とする削孔方法である。
【0032】
この請求項に記載の発明は、重量のある削孔機と駆動体を移動体に取り付けたので、削孔装置の長さ方向の重心位置が、井桁状フレームの移動体の係止位置で把握でき、複数の作業者間の重量バランスを取り易く、足場の悪い斜面でも持ち運びが容易である。
【0033】
また、ガイド体を固定側とし、ガイド体に嵌合して駆動体が取り付けられた移動体を移動側としたので、削孔機が直接駆動体により移動させられ、動きを阻害する他の駆動部分が無いため動きが滑らかとなり、小さい駆動力でも削孔が可能である。
【0034】
請求項に記載の発明は、地盤の所定位置にある足場に、井桁状フレームの固定軸にパイプクランプを介して 請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の削孔装置を固定し、
前記削孔装置の駆動体と削孔機に電源を接続し、合わせて前記削孔機にはエアーホースを接続し、
前記駆動体と前記削孔機の駆動制御と、前記削孔機へのエアー供給量を制御する、制御用コードを操作盤に接続し、
前記削孔機の先端にビット付きロックボルトを接続し、
前記操作盤を操作して、前記削孔機に電源を入れるとともにエアーを供給して、前記ビット付きロックボルトに回転と打撃を与え、
前記駆動体の電源を入れて、前記移動体を案内軸に対して前進させ、
前記ビット付きロックボルトのビットを地盤に押し当て、所定長さの削孔を行い、
前記電源とエアーを解除して、動きを止めて、
前記削孔機から前記ビット付きロックボルトの接続を解除し、
次の孔位置に移動のため、パイプクランプを取外し、
次の位置へ手動で移して繰返し行なうことを特徴とするロックボルト打設方法である。
【0035】
この請求項に記載の発明は、重量のある削孔機と駆動体を移動体に取り付けたので、削孔装置の長さ方向の重心位置が、井桁状フレームの移動体の係止位置で把握でき、複数の作業者間の重量バランスを取り易く、足場の悪い斜面でも持ち運びが容易である。
【0036】
また、ガイド体を固定側とし、ガイド体に嵌合して駆動体が取り付けられた移動体を移動側としたので、削孔機が直接駆動体により移動させられ、動きを阻害する他の駆動部分が無いため動きが滑らかとなり、小さい駆動力でもロックボルトを打設することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の削孔用フレーム、削孔装置、削孔方法及びロックボルト打設方法の実施の形態を図面に基づいて説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。
【0038】
まず、削孔用フレームの第1の実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。図1は削孔用フレームの正面図、図2は削孔用フレームの平面図、図3は削孔用フレームの底面図、図4は削孔用フレームの左側面図、図5は削孔用フレームの右側面図である。
【0039】
この実施の形態の削孔用フレーム10は、井桁状フレーム20と、固定部材30a,30bと、を有する。井桁状フレーム20は、後記する移動体の摺動部を摺動可能に案内する2本の長さの長い案内軸21a,21bと、この案内軸21a,21bより短い2本の固定軸22a,22bを案内軸21a,21bの端部側に交差させて固定プレート23a,23bを介して各々の案内軸21a,21bと固定軸22a,22bを離間して固定している。固定部材30a,30bは、各々固定軸22a,22bの中央部に固定され、この固定部材30a,30bに後記するガイド体の端部を取り付け可能になっている。
【0040】
この井桁状フレーム20の案内軸21a,21bや固定軸22a,22bは、円形や角形の形材または丸パイプや角パイプ等のパイプ材が用いられ、軽量化のためにパイプ材が好ましい。
【0041】
この実施の形態の削孔用フレーム10は、井桁状フレーム20により削孔機の回転と衝撃に対抗でき、かつ井桁状フレーム20に駆動体を移動させることで、フレームや駆動構造を含め装置全体を軽量とコンパクト化を図り、操作性の向上を図ることができる。
【0042】
次に、削孔用フレームの第2の実施の形態を図6乃至図16に基づいて説明する。図6は削孔用フレームの正面図、図7は削孔用フレームの平面図、図8は削孔用フレームの底面図、図9は削孔用フレームの左側面図、図10は削孔用フレームの右側面図、図11は移動体の正面図、図12は移動体の平面図、図13は移動体の底面図、図14は移動体の左側面図、図15は移動体の右側面図、図16は移動体の分解図である。
【0043】
この実施の形態の削孔用フレーム10は、井桁状フレーム20と、固定部材30a,30bと、移動体40と、を有する。井桁状フレーム20及び固定部材30a,30bは、第1の実施の形態と同様に構成されるから同じ符号を付して説明を省略する。
【0044】
移動体40は、2本の案内軸21a,21bの各々の外側に嵌合される摺動部41a,41bと、上部側に後記する削孔機を取付け可能な削孔機取付部42と、下部側に駆動体60を取付可能な駆動体取付部43を備えている。
【0045】
この摺動部41a,41bには、図11乃至図16に示すように、下部側で軸方向の長さ全体に、井桁状フレーム20の固定プレート23a,23bの厚さより幅の広いスリット41a1,41b1を設けている。移動体40を井桁状フレーム20に取り付けるには、摺動部41a,41bを案内軸21a,21bに対して挿入して装着する。
【0046】
このように、移動体40の摺動部41a,41bを案内軸21a,21bに装着するが、井桁状フレーム20は固定プレート23a,23bを介して各々の案内軸21a,21bと固定軸22a,22bとを離間して固定し、また移動体40の摺動部41a,41bにスリット41a1,41b1を設けたので、摺動部41a,41bが固定軸22a,22bと干渉することがなく、移動体40は案内軸21a,21bに対して挿入また後退のみで着脱が行え、移動体40の井桁状フレーム20への着脱が容易である。
【0047】
削孔機取付部42は、支持部材42aと、係止部材42b、取付部材42cからなり、削孔機を取付け可能なバンド形状に形成されている。支持部材42aと係止部材42bは、摺動部41a,41bに固定され、取付部材42cは、一対のボルト42dにより支持部材42aに取り付けられる。係止部材42bは、削孔機を係止する係止リブ42b1を有する。
【0048】
この削孔機取付部42は、ボルトやバンドまたは押え板等を介して削孔機70を着脱可能に取り付けられるが、削孔機70を着脱可能にする部材、機構であれば特に限定されない。
【0049】
支持部材42aは、両端に雌ねじ部42a1を有し、取付部材42cは、両端にねじ挿通部42c1を有し、取付部材42cを支持部材42aに当てがい、一対のボルト42dを取付部材42cのねじ挿通部42c1から挿入して支持部材42aの雌ねじ部42a1に螺着して締付固定するように構成されている。
【0050】
駆動体取付部43は、一対の取付プレート43a,43bからなる。この一対の取付プレート43a,43bの両端は、支持部材42aと係止部材42bの下側に固定されている。この駆動体取付部43は、2枚のプレートを摺動部41a,41bもしくは削孔機取付部42に取り付けて、その2枚のプレートの孔を介して駆動体60をボルトを介して取り付けてもよい。
【0051】
この駆動部材取付部43には、ボルトを介して駆動体60を着脱可能に取り付けられるが、駆動体60を着脱可能にする部材、機構であれば特に限定されない。
【0052】
この実施の形態の削孔用フレーム10は、井桁状フレーム20により削孔機の回転と衝撃に対抗でき、かつ井桁状フレーム20に駆動体を移動させることで、フレームや駆動構造を含め装置全体を軽量とコンパクト化を図ることができる。また、移動体等の各部材の着脱を簡易化することができる。
【0053】
次に、削孔装置の実施の形態を図17乃至図31に基づいて説明する。図17は削孔装置の正面図、図18は削孔装置の平面図、図19は削孔機を外した状態の削孔装置の正面図、図20は削孔機を外した状態の削孔装置の平面図、図21は削孔機を外した状態の削孔装置の底面図、図22は削孔機を外した状態の削孔装置の左側面図、図23は削孔機を外した状態の削孔装置の右側面図、図24は図20のA−A線に沿う断面図、図25は図20のB−B線に沿う断面図、図26は駆動体の正面図、図27は駆動体の平面図、図28は駆動体の底面図、図29は駆動体の左側面図、図30は駆動体の右側面図、図31は送り速度調節を示す図である。
【0054】
この実施形態の削孔装置100は、第1の実施の形態の削孔用フレーム10を用いる場合には、図11乃至図16に示す移動体40を図6乃至図10に示すように取り付け、さらにガイド体50の端部を取り付け、移動体40に駆動体60を固定し、この駆動体40の回転部の駆動力をガイド体50に伝達可能にし、移動体40に削孔機70を固定する。
【0055】
また、第2の実施の形態の削孔用フレーム10を用いる場合は、ガイド体50の端部を取り付け、移動体40に駆動体60を固定し、この駆動体40の回転部の駆動力をガイド体50に伝達可能にし、移動体40に削孔機70を固定する。
【0056】
以下、ガイド体50、駆動体60及び削孔機70の取り付けについて説明する。ガイド体50は、その一方の端部50aを固定部材30aに係止し、他方の端部50bを固定部材30bに挿通して突出させ、この突出する先端部50b1と固定部材30bとの間にばね材51を介して固定する。このように、ガイド体50は、固定軸22a,22bに対して、少なくとも片側をばね材51を介して固定する。ガイド体50は、チェーンやベルト等の帯状部材で構成される。
【0057】
移動体40の上部側の削孔機取付部42に削孔機70を固定し、下部側の駆動体取付部43に駆動体60を固定する。削孔機70の固定は、削孔機取付部42の支持部材42aと係止部材42bの上に削孔機70を載置し、この削孔機70の上から取付部材42cを当てがい、一対のボルト42dを取付部材42cのねじ挿通部42c1から挿入して支持部材42aの雌ねじ部42a1に螺着して締付固定する。削孔機70の先端には、後記するように、削孔用ロッド74、ビット付きロックボルト76が取り付けられ、図31にはビット付きロックボルト76を取り付けた状態を示す。
【0058】
駆動体60は、図26乃至図30に示すように、減速機構を備えたモータが用いられ、モータ部61、回転部62、ガイド部63,64、制御部65及び取付プレート66,67を有する。駆動体60のモータには、電動モータやエアーモータ等が使用できる。
【0059】
この駆動体60の取り付けは、図24及び図25に示すように、取付プレート66,67を駆動体取付部43の取付プレート43a,43bに当てがい、ねじとナットの締付手段68,69で締付固定する。
【0060】
回転部62は、モータ部61の駆動軸61aに固定された駆動車を構成するスプロケット62aを有する。ガイド部63,64は、支持軸63a,64aと、回転ローラ63b,64bから構成される。支持軸63a,64aは、取付プレート66,67に固定され、この支持軸63a,64aに回転ローラ63b,64bが回転可能に支持されている。
【0061】
スプロケット62aの両側には、回転ローラ63b,64bが位置し、駆動軸61aと支持軸63a,64aの軸心が略同一線上位置している。スプロケット62aをガイド体50に嵌合し、このガイド体50は両側に回転ローラ63b,64bによって確実にスプロケット62aに巻き付くようになっている。
【0062】
駆動体60は、回転部62のスプロケット62aの回転でガイド体50上を移動し、このとき回転ローラ63b,64bによって円滑に移動することができる。
【0063】
このように、重量のある削孔機70と駆動体60を井桁状フレーム20を挟んで移動体40の上側と下側に取り付けたので、案内軸21a,21bの上下における重心バランスが取れ、作業者の手運びのときに井桁状フレーム20を横転させる力が働かないので、足場の悪い斜面でも持ち運びが容易である。
【0064】
次に、この実施の形態の削孔装置を用いた削孔方法を、図32乃至図37に基づいて説明する。
【0065】
図32の施工手順1では、削孔装置100は、削孔用フレーム10の井桁状フレーム20の中央に削孔機70を位置させた状態で、地盤200の所定位置にある足場201に持ち上げ、井桁状フレーム20の固定軸22a,22bをパイプクランプ202を介して固定する。この固定軸22a,22bは、他のパイプクランプを介して足場パイプや基台フレームに接続可能なように、案内軸21a,21bより張出すとよい。
【0066】
この削孔装置100の駆動体60と削孔機70に電源(図示せず)を接続し、合わせて削孔機70にはエアーホース72を接続する。さらに、駆動体60と削孔機70の駆動制御と、削孔機70へのエアー供給量を制御する、制御用コード73を操作盤(図示せず)に接続する。
【0067】
図33の施工手順2では、削孔用フレーム10の井桁状フレーム20の中央に位置する削孔機70を地盤200から遠ざかる方向に移動させ、井桁状フレーム20の端部に位置させる。
【0068】
図34の施工手順3では、削孔機70の先端に削孔用ロッド74を接続し、操作盤を操作して、削孔機70に電源を入れるとともにエアーを供給して、削孔用ロッド74に回転と打撃を与える。
【0069】
図35の施工手順4では、駆動体60の電源を入れて、移動体40を案内軸21a,21bに対して前進させる。削孔用ロッド74の先端を地盤200に押し当て削孔200aを行う。
【0070】
図36の施工手順5では、所定深さの削孔200aを行ったら駆動体60の電源を逆転に替えて、移動体40を後退させながら削孔用ロッド74を引抜き、地盤200の所定位置に必要な深さの孔明け作業を終了する。そして、削孔装置100の電源とエアーを解除して、動きを止めて、次の孔位置に移動のため、パイプクランプ202を取外し、次の位置へ手動で移し繰返し行なう。
【0071】
この削孔用フレーム10は、地盤側の固定軸22bには、削孔用ロッド74のぶれを矯正するガイド部材を設けてもよい。
【0072】
次に、この実施の形態の削孔装置を用いたロックボルト打設方法を、図37乃至図42に基づいて説明する。
【0073】
図37の施工手順1、図38の施工手順2は、図32の施工手順1、図33の施工手順2と同様であるから説明を省略する。図39の施工手順3では、削孔機70の先端にビット付きロックボルト76を接続する。
【0074】
そして、操作盤を操作して、削孔機70に電源を入れるとともにエアーを供給して、ビット付きロックボルト76に回転と打撃を与える。
【0075】
図40の施工手順4では、駆動体60の電源を入れて、移動体40を案内軸21a,21bに対して前進させる。ビット付きロックボルト76のビット76aを地盤200に押し当て、所定長さの削孔200aを行う。
【0076】
図41の施工手順5では、所定長さの削孔200aになると、電源とエアーを解除して、動きを止める。
【0077】
図42の施工手順6では、削孔機70からビット付きロックボルト76の接続を解除し、次の孔位置に移動のため、パイプクランプ202を取外し、次の位置へ手動で移して繰返し行なう。
【0078】
このように削孔装置100を用いた施工が行なわれるが、重量のある削孔機70と駆動体60を移動体に取り付けたので、削孔装置100の長さ方向の重心位置が、井桁状フレーム20の移動体の係止位置で把握できるので、複数の作業者間の重量バランスを取り易く、足場の悪い斜面でも持ち運びが容易である。また、ガイド体50を固定側とし、ガイド体50に嵌合して駆動体60が取付られた移動体40を移動側としたので、削孔機70が直接駆動体60により移動させられる。
【0079】
このように、動きを阻害する他の駆動部分が無いため動きが滑らかとなり、小さい駆動力でも、図32乃至図37の施工では削孔用ロッド74で削孔でき、図37乃至図42の施工では、ビット付きロックボルト76を打設することができる。
【0080】
また、この実施の形態では、ガイド体50が、図17乃至図25、図31、図43に示すように、井桁状フレーム20の固定軸22a,22bに対して、少なくとも片側をばね材51を介して固定したので、地盤200の硬さ及び駆動体60の移動によって、図31に示すように、ビット付きロックボルト76のビット76aが位置bから位置b´に移動すると、ガイド体50の突出する先端部50b1が位置aから位置a´に移動する。
【0081】
このように、ガイド体50の突出する先端部50b1は、ばね材51が圧縮されることで位置aから位置a´に移動することで、地盤200の硬さ及び駆動体60の移動力に係らず、ばねの伸縮力によりー定の力を保ちながらビット付きロックボルト76を地盤側に押込められるので安定した削孔が可能となり、駆動体60の駆動制御機構が不要となる。
【0082】
また、この実施の形態のガイド体50は、チェーンで構成した帯状部材を示したが、これに限定されず図44乃至図46に他の実施の形態を示す。図44は剛性のあるベルト55を示す。ベルト55は一対の回転ローラ80に案内され、スプロケット62aはベルト55の歯に係合しており、スプロケット62aの駆動で移動体40が移動する。
【0083】
図45はワイヤロープ56を示す。ワイヤロープ56は一対の回転ローラ81に案内され、駆動ローラ62eにワイヤロープ56が巻かれており、駆動ローラ62eの駆動で移動体40が移動する。
【0084】
図46はゴム製ベルト57を示す。ゴム製ベルト57は一対の回転ローラ82に案内され、スプロケット62aはゴム製ベルト57の歯に係合しており、スプロケット62aの駆動で移動体40が移動する。
【0085】
このように、ガイド体50は、歯車に嵌合して駆動される金属製のチェーン、ゴム製ベルトまたはアプセット型のレール構造(溝付プレート)等の他、歯車を使用しないワイヤロープも使用できる。要は回転により移動体40が進退自由にできればよく、駆動体60の回転軸61aに結合された駆動車の回転で駆動力が得られる帯状部材で構成され、ガイド体50が緩みも生じ難く、移動体40の進退が確実である。
【0086】
また、駆動体60は、減速機構を備えたモータを用いたので、駆動体60を小型で軽量にすることができる。また、小さいモータの活用やチェーン等を移動させるためのスプロケットも少なくなり、また移動体40の進退させることで、チェーンの長さも半分としたので、軽量となり作業性が向上する。
【0087】
【発明の効果】
前記したように、請求項1に記載の発明では、井桁状フレームにより削孔機の回転と衝撃に対抗でき、かつ井桁状フレームに駆動体を移動させることで、フレームや駆動構造を含め装置全体を軽量とコンパクト化を図り、操作性の向上を図ることができる。また、移動体は案内軸に対して挿入また後退のみで着脱が行え、移動体の井桁状フレームへの着脱が容易である。
【0088】
請求項2に記載の発明では、井桁状フレームにより削孔機の回転と衝撃に対抗でき、かつ井桁状フレームに駆動体を移動させることで、フレームや駆動構造を含め装置全体を軽量とコンパクト化を図ることができる。また、移動体は案内軸に対して挿入また後退のみで着脱が行え、移動体の井桁状フレームへの着脱が容易である。
【0090】
請求項に記載の発明では、地盤の硬さ及び駆動体の移動力に係らず、ばね材の伸縮力によりー定の力を保ちながらロッドを地盤側に押込められるので安定した削孔が可能となり、駆動体の駆動制御機構が不要となる。
【0091】
請求項に記載の発明では、ガイド体が緩みも生じ難く、移動体の進退が確実である。
【0092】
請求項及び請求項に記載の発明では、削孔装置の長さ方向の重心位置が、井桁状フレームの移動体の係止位置で把握でき、複数の作業者間の重量バランスを取り易く、足場の悪い斜面でも持ち運びが容易である。
【0093】
また、削孔機が直接駆動体により移動させられ、動きを阻害する他の駆動部分が無いため動きが滑らかとなり、小さい駆動力でも削孔が可能である。
【0094】
請求項に記載の発明では、駆動体を小型で軽量にすることができ、また軽量となり作業性が向上する。
【0095】
請求項に記載の発明では、削孔装置の長さ方向の重心位置が、井桁状フレームの移動体の係止位置で把握でき、複数の作業者間の重量バランスを取り易く、足場の悪い斜面でも持ち運びが容易である。
【0096】
また、削孔機が直接駆動体により移動させられ、動きを阻害する他の駆動部分が無いため動きが滑らかとなり、小さい駆動力でも削孔が可能である。
【0097】
請求項に記載の発明では、削孔装置の長さ方向の重心位置が、井桁状フレームの移動体の係止位置で把握でき、複数の作業者間の重量バランスを取り易く、足場の悪い斜面でも持ち運びが容易である。
【0098】
また、削孔機が直接駆動体により移動させられ、動きを阻害する他の駆動部分が無いため動きが滑らかとなり、小さい駆動力でもロックボルトを打設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】削孔用フレームの正面図である。
【図2】削孔用フレームの平面図である。
【図3】削孔用フレームの底面図である。
【図4】削孔用フレームの左側面図である。
【図5】削孔用フレームの右側面図である。
【図6】削孔用フレームの正面図である。
【図7】削孔用フレームの平面図である。
【図8】削孔用フレームの底面図である。
【図9】削孔用フレームの左側面図である。
【図10】削孔用フレームの右側面図である。
【図11】移動体の正面図である。
【図12】移動体の平面図である。
【図13】移動体の底面図である。
【図14】移動体の左側面図である。
【図15】移動体の右側面図である。
【図16】移動体の分解図である。
【図17】削孔装置の正面図である。
【図18】削孔装置の平面図である。
【図19】削孔機を外した状態の削孔装置の正面図である。
【図20】削孔機を外した状態の削孔装置の平面図である。
【図21】削孔機を外した状態の削孔装置の底面図である。
【図22】削孔機を外した状態の削孔装置の左側面図である。
【図23】削孔機を外した状態の削孔装置の右側面図である。
【図24】図20のA−A線に沿う断面図である。
【図25】図20のB−B線に沿う断面図である。
【図26】駆動体の正面図である。
【図27】駆動体の平面図である。
【図28】駆動体の底面図である。
【図29】駆動体の左側面図である。
【図30】駆動体の右側面図である。
【図31】送り速度調節を示す図である。
【図32】削孔装置を用いた削孔の施工を説明する図である。
【図33】削孔装置を用いた削孔の施工を説明する図である。
【図34】削孔装置を用いた削孔の施工を説明する図である。
【図35】削孔装置を用いた削孔の施工を説明する図である。
【図36】削孔装置を用いた削孔の施工を説明する図である。
【図37】削孔装置を用いたロックボルト打設の施工を説明する図である。
【図38】削孔装置を用いたロックボルト打設の施工を説明する図である。
【図39】削孔装置を用いたロックボルト打設の施工を説明する図である。
【図40】削孔装置を用いたロックボルト打設の施工を説明する図である。
【図41】削孔装置を用いたロックボルト打設の施工を説明する図である。
【図42】削孔装置を用いたロックボルト打設の施工を説明する図である。
【図43】ガイド体のばね材の作用を説明する図である。
【図44】帯状部材の他の実施の形態を示す図である。
【図45】帯状部材の他の実施の形態を示す図である。
【図46】帯状部材の他の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
10 削孔用フレーム
20 井桁状フレーム
21a,21b 案内軸
22a,22b 固定軸
23a,23b 固定プレート
30a,30b 固定部材
40 移動体
41a,41b 摺動部
42 削孔機取付部
43 駆動体取付部
50 ガイド体
60 駆動体
70 削孔機
74 削孔用ロッド
76 ビット付きロックボルト
100 削孔装置

Claims (9)

  1. 移動体の摺動部を摺動可能に案内する複数本の長さの長い案内軸と、
    前記案内軸より短い複数本の固定軸を前記案内軸の端部側に交差させて固定プレートを介して各々の前記案内軸と前記固定軸とを離間して固定した井桁状フレームと、
    前記固定軸の相互間に前記移動体に取り付けた駆動体を移動させるガイド体の端部を取り付ける固定部材と、を有し、
    前記移動体は、その摺動部の下部側で軸方向の長さ全体に、前記井桁状フレームの前記固定プレートの厚さより幅の広いスリットを設け、
    前記井桁状フレームに対して挿入可能であることを特徴とする削孔用フレーム。
  2. 複数本の長さの長い案内軸と、
    前記案内軸より短い複数本の固定軸を前記案内軸の端部側に交差させて固定プレートを介して各々の前記案内軸と前記固定軸とを離間して固定した井桁状フレームと、
    前記固定軸の相互間に前記移動体に取り付けた駆動体を移動させるガイド体の端部を取り付ける固定部材と、
    前記複数の案内軸の各々の外側に嵌合される摺動部と、上部側に削孔機を取付け可能な削孔機取付部と、下部側に駆動体を取付可能な駆動体取付部を備えた移動体と、を有し、
    前記移動体は、その摺動部の下部側で軸方向の長さ全体に、前記井桁状フレームの前記固定プレートの厚さより幅の広いスリットを設け、
    前記井桁状フレームに対して挿入可能であることを特徴とする削孔用フレーム。
  3. 前記ガイド体は、前記井桁状フレームの前記固定軸に対して、少なくとも片側をばね材を介して固定したことを特徴とする請求項1または請求項に記載の削孔用フレーム。
  4. 前記ガイド体は、前記駆動体の回転軸に結合された駆動車の回転で駆動力が得られる帯状部材で構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の削孔用フレーム。
  5. 請求項1の削孔用フレームに前記移動体に取り付け、この移動体に駆動体を固定し、この駆動体の回転部の動力を前記ガイド体に伝達可能にし、
    前記移動体に削孔機を固定したことを特徴とする削孔装置。
  6. 請求項2乃至請求項の削孔用フレームの前記移動体の上部側の前記削孔機取付部に削孔機を固定し、下部側の駆動体取付部に駆動体を固定し、
    前記駆動体の回転部を前記ガイド体に嵌合したことを特徴とする削孔装置。
  7. 前記駆動体は、減速機構を備えたモータを用いたことを特徴とする請求項または請求項に記載の削孔装置。
  8. 地盤の所定位置にある足場に、井桁状フレームの固定軸にパイプクランプを介して請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の削孔装置を固定し、
    前記削孔装置の駆動体と削孔機に電源を接続し、合わせて前記削孔機にはエアーホースを接続し、
    前記駆動体と前記削孔機の駆動制御と、前記削孔機へのエアー供給量を制御する、制御用コードを操作盤に接続し、
    前記削孔機の先端に削孔用ロッドを接続し、
    前記操作盤を操作して、前記削孔機に電源を入れるとともにエアーを供給して、削孔用ロッドに回転と打撃を与え、
    前記駆動体の電源を入れて、前記移動体を案内軸に対して前進させ、
    前記削孔用ロッドの先端を地盤に押し当て、所定深さの削孔を行ったら前記駆動体の電源を逆転に替えて、前記移動体を後退させながら前記削孔用ロッドを引抜き、
    前記地盤の所定位置に必要な深さの孔明け作業を終了し、
    前記電源とエアーを解除して、動きを止めて、
    次の孔位置に移動のため、前記パイプクランプを取外し、
    次の位置へ手動で移し繰返し行なうことを特徴とする削孔方法。
  9. 地盤の所定位置にある足場に、井桁状フレームの固定軸にパイプクランプを介して請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の削孔装置を固定し、
    前記削孔装置の駆動体と削孔機に電源を接続し、合わせて前記削孔機にはエアーホースを接続し、
    前記駆動体と前記削孔機の駆動制御と、前記削孔機へのエアー供給量を制御する、制御用コードを操作盤に接続し、
    前記削孔機の先端にビット付きロックボルトを接続し、
    前記操作盤を操作して、前記削孔機に電源を入れるとともにエアーを供給して、前記ビット付きロックボルトに回転と打撃を与え、
    前記駆動体の電源を入れて、前記移動体を案内軸に対して前進させ、
    前記ビット付きロックボルトのビットを地盤に押し当て、所定長さの削孔を行い、
    前記電源とエアーを解除して、動きを止めて、
    前記削孔機から前記ビット付きロックボルトの接続を解除し、
    次の孔位置に移動のため、パイプクランプを取外し、
    次の位置へ手動で移して繰返し行なうことを特徴とするロックボルト打設方法。
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