JP3997162B2 - ネットワークidの設定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基地局に設定されたネットワークIDを通信装置に設定するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数台のコンピュータからなるシステムにおいて、情報共有やプリンタ等情報処理機器の有効活用のためにLANを構築することが一般的になっている。とりわけ近年は無線LANが利用されるようになってきている。LANケーブルの敷設が不要であることや、ノート型PCなどの可搬型情報処理機器の利便性を鑑みると、無線LANの利用は今後さらに拡大するものと考えられる。
【0003】
無線LANを構築するには、各装置に、所定の設定を施す必要がある。一例として、IEEE802.11準拠の無線LANにおいて、インフラストラクチャモードで通信を行う場合を考える。IEEE802.11準拠の無線LANにおいては、ESS−ID(Extended Service Set ID)とよばれるネットワークIDに基づいて通信グループを設定する。ESS−IDは数文字の任意のアルファベットや数字を入力とする所定の演算により生成される。そして、無線LANステーションはアクセスポイントと同じESS−IDを設定しないと通信できないようになっている。
【0004】
現在の無線LANステーションは一般にはコンピュータであるため、上記の設定は自コンピュータのキーボード操作で行うことができる。また、Microsoft社のWindows(登録商標)XPにおいては、無線LANの設定画面において、通信可能なアクセスポイントのESS−ID一覧が表示される。利用者は、ESS−ID一覧の中から選択することで、当該アクセスポイントと通信可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の表示されたESS−ID一覧においてESS−IDが複数表示されている場合、利用者は、この表示だけではどれが接続相手かを知ることはできない。すなわち、利用者は別の手段で接続すべきアクセスポイントのESS−IDを知る必要がある。
【0006】
またディジタルカメラやプリンタ等のPC周辺機器には、一般にキーボード等の入力手段は備わっていない。これらの周辺機器をステーションにする場合、ESS−IDの設定が困難であった。この対策として、キーボードなどの入力手段を追加する必要があり、コストが余分にかかることになる。
【0007】
現在、一部の無線LANシステムにおいては、工場製造時に上記設定を行い、そのまま運用しているものもある。これによればESS−ID設定の手間が省け、また入力手段を追加する必要もない。しかし、複数の独立した同無線LANシステムが接近して配置された場合に問題が生じる。なぜなら、上記ESS−IDが一致しているため、それらの独立した無線LANシステムが、同一のネットワークに属すると判断されてしまうからである。このような混信を回避する手段が同無線LANシステムには備わっていない。
【0008】
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものである。その目的とするところは、無線LANステーションにおいて、接続すべきアクセスポイントを認識し、かつ、キーボードなどの入力手段を使わずにネットワークID設定を行えるようにすることである。これにより、無線LANステーションが自動でネットワークに接続することができるようにする。
【0009】
また、本発明の他の目的は、独立した無線LANシステム間で混信を回避することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面によれば、無線通信システムにおけるネットワークIDの設定方法において、基地局は、所定の情報に対して第1の演算を行って求めた情報を、当該基地局が使用するネットワークIDとして設定し、通信装置は、前記基地局から送信されたネットワークIDを識別し、該識別されたネットワークIDに対して第2の演算を実行し、該演算による演算結果が所定の値になったか否かに応じて、前記識別したネットワークIDを、当該通信装置が使用するネットワークIDとして設定することを特徴とするネットワークIDの設定方法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0012】
(実施形態1)
図1は、第1の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。
【0013】
この無線通信システムはIEEE802.11に準拠しており、インフラストラクチャモードで通信が行われる。ここで、インフラストラクチャモードとは、通信端末の親機を中継して通信を行うモードのことである。同図において、1は、通信装置としての無線LANステーション(以下、単に「ステーション」ともいう。)、2は無線LANと有線LANとの中継を行う無線基地局(いわゆるアクセスポイント)である。ステーション1とアクセスポイント2とは無線リンクを介して通信が可能であり、アクセスポイント2はステーション1の親局として機能する。
【0014】
図2は、無線LANステーション1の内部構成を示す図である。
【0015】
データ受信時、無線信号はアンテナ部101より取り込まれ、高周波処理部102においてベースバンド信号へと変換される。変換されたベースバンド信号は、ベースバンド処理部103でディジタルデータに変換される。変換されたディジタル信号は、媒体アクセス制御部104において、所定のデータフォーマットに変換され、制御部105へと送られる。
【0016】
データ送信時は、これとは逆にデータが流れる。制御部105は、媒体アクセス制御部104からのデータをメモリ106に保持するか、またはインターフェース107を介してこれと接続されている図示しない装置またはユニットに送る。制御部105はまた、インターフェース107に接続されている装置またはユニットからのデータを、メモリ106に保持するか、または媒体アクセス制御部104に送る。制御部105はまた、メモリ106に保持されているデータを、媒体アクセス制御部104に送るか、またはインターフェース107を介して、これと接続されている装置またはユニットに送る。
【0017】
図3は、アクセスポイント2の内部構成を示す図である。
【0018】
データ受信時、無線信号はアンテナ部201より取り込まれ、高周波処理部202においてベースバンド信号へと変換される。変換されたベースバンド信号は、ベースバンド処理部203でディジタルデータに変換される。変換されたディジタル信号は、媒体アクセス制御部204において、所定のデータフォーマットに変換され、制御部205へと送られる。
【0019】
データ送信時は、これとは逆にデータが流れる。制御部205は、媒体アクセス制御部204からのデータを、メモリ206に保持するか、または有線LAN通信部207を介してこれと接続されている図示しない装置またはユニットに送る。制御部205はまた、有線LAN通信部207に接続されている装置またはユニットからのデータを、メモリ206に保持するか、または媒体アクセス制御部204に送る。制御部205はまた、メモリ206に保持されているデータを、媒体アクセス制御部204に送るか、または有線LAN通信部207を介して、これと接続されている装置またはユニットに送る。
【0020】
208は、アクセスポイント内の各部の状態を表したり、データを表示したりする表示部である。また、209は、アクセスポイントの設定を行うための入力部である。
【0021】
アクセスポイント2において、ネットワークIDとしてのESS−IDは次のように生成される(図4)。
【0022】
(1)キーボードより、ASCIIコード文字列を入力する(例:“TEST”)。以降は制御部205で実行される。
【0023】
(2)入力された文字列に対して、ASCIIコードで2進表現する。ASCIIコード表は例えば、「改訂第3版 C言語入門」(株式会社アスキー、ISBN4-7561-0270-0、pp.70)を参照。
【0024】
(3)4ビット毎に、(7,4)ハミング符号を適用する。なお、(7,4)ハミング符号、情報記号、検査記号、シンドローム(後述)の詳細は、「情報・符号理論の基礎」(汐崎 陽、国民科学社、pp.60-64)を参照されたい。
【0025】
(4)(7,4)ハミング符号で生成された検査記号に関して、奇数番目と4の倍数番目のものは、検査記号の前に‘0’を挿入し、それ以外のものは、検査記号の後に‘0’を挿入する。
【0026】
(5)情報記号同士、検査記号同士を8ビットずつ、前から順にまとめる。
【0027】
(6)(5)のデータをASCII記号で表現する。
【0028】
これをESS−IDとして設定する。以上の手順は、メモリ206または、制御部205の内部メモリに保持されている。
【0029】
ESS−IDは、媒体アクセス制御部204内のレジスタに設定される。データ送信時は、このESS−IDが、パケット中の所定のフィールドに挿入されている(図5)。アクセスポイント2は、図5に示すようなESS−IDを含むパケット構成のデータをステーション1に送信する。
【0030】
ステーション1は、データ通信開始前に、上記図4の処理により生成された文字列であれば、かならず特定の値(本実施形態では“0”)が演算結果として得られる以下の手順を踏む(図6)。
【0031】
(7)制御部105は、アクセスポイント2からのパケット中に含まれるESS−IDを取得し、メモリ106に保持する。以降は制御部105で実行される。
【0032】
(8)取得したESS−IDをASCIIコードで2進表現する。
【0033】
(9)4ビットずつまとめて番号を振り、1、3、2、4、...、4k+1、4k+3、4k+2、4k+4、...の順に並びかえる(k=0、1、...)。
【0034】
(10)4ビットずつまとめて番号を振り、8n+2、8n+6、8n+8番目からは先頭の0を、8n+4番目からは末尾の0を除く(n=0、1、...)。
【0035】
(11)(7、4)ハミング符号に対するシンドロームを求め、結果をメモリ106に保持する。
【0036】
(12)シンドロームが全て0であれば、これに対応するESS−ID((7)で取得・保持)を、ステーション1のESS−IDとして決定する。
【0037】
(13)決定したESS−IDを、媒体アクセス制御部104内のレジスタに設定する。
【0038】
以上の手順は、メモリ106または、制御部105の内部メモリに保持されている。(8)〜(12)のいずれか一つでも結果が正しくない場合は、(13)は実行されずに、別のESS−IDを検索する。図7は、これらの検査手順を示すフローチャートである。
【0039】
ステップS702は、上記(8)によるESS−IDのASCIIコードでの2進表現が可能か否かの判定ステップ、ステップS703は、2進表現結果のビット数が4の倍数になっているか否かの判定ステップ、ステップS704は、上記(12)の処理に対応するステップで、シンドロームが全て0か否かを判定するステップ、である。以上の判断条件を全て満たした場合に、上記(12)において、(7)で取得したESS−IDをステーション1のESS−IDに決定し(ステップS705)、(13)を実行する。一方、上記の判断条件のうちいずかが満たされない場合には、別のESS−IDを検索する(ステップS706)。
【0040】
ステーション1における手順(8)〜(12)は、アクセスポイント2における手順(1)〜(6)に対応するものである。これにより、ステーション1は、一切のユーザ操作なしで、ESS−IDを設定することができる。
【0041】
ここで、図8に示すような、複数のアクセスポイントが存在する場合を考える。ここで、アクセスポイントAには、ESS−IDとして“T¥EeS¥TV”が設定され、アクセスポイントBには、ESS−IDとして“abcdef”が設定されている。この場合、ステーション1が最初にアクセスポイントBのESS−IDを検知しても、図7のルーチンで、ステップS704からステップS706に移る(図9に示すように、アクセスポイントBに設定されているESS−ID“abcdef”では、シンドロームが全て0にはならないので、ステーション1のアクセスポイントに適さないと判断される。)ので、通信相手ではないアクセスポイントBと、通信状態になることはない。よって、ESS−IDを設定する際に同じ演算を行うステーション、アクセスポイント以外とは通信しないので、他の無線LANシステムとの混信を防止でき、さらに、ステーション側にキーボードなどの入力手段を持たなくとも簡単に目的とするアクセスポイントのESS−IDを設定することもできる。
【0042】
(実施形態2)
図10は、第2の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。
【0043】
無線通信システムはIEEE802.11に準拠しており、インフラストラクチャモードで通信が行われる。1は無線LANステーション、2は無線LANアクセスポイント、3はコンピュータである。無線LANアクセスポイント2とコンピュータ3とは有線LANによって通信可能に接続されている。無線LANステーション1および無線LANアクセスポイント2の内部構成はそれぞれ、図2および図3に示したとおりである。
【0044】
本実施形態におけるアクセスポイント2のESS−IDは次のように設定される。
【0045】
(1)コンピュータ3のキーボードより、ASCIIコード文字列を入力する。
【0046】
(2)コンピュータ3は、入力された文字列をASCIIコードで2進表現する。
【0047】
(3)コンピュータ3は、4ビット毎に、(7,4)ハミング符号を適用する。
【0048】
(4)コンピュータ3は、(7,4)ハミング符号で生成された検査記号に関して、奇数番目と4の倍数番目のものは、検査記号の前に‘0’を挿入し、それ以外のものは、検査記号の後に‘0’を挿入する。
【0049】
(5)コンピュータ3は、情報記号同士、検査記号同士を8ビットずつ、前から順にまとめる。
【0050】
(6)コンピュータ3は、(5)のデータをASCII記号で表現する。
【0051】
以上の手順は、アクセスポイントではなくコンピュータ3によって行われる点が上述の実施形態1と相違する。
【0052】
(7)コンピュータ3は、(6)の結果を有線LANを介してアクセスポイント2に送信する。
【0053】
(8)アクセスポイント2は、(7)でコンピュータ3より送信されてきたデータを、有線LAN通信部207により受信する。
【0054】
(9)アクセスポイント2は、(8)で受信したデータを、ESS−IDとして設定する。
【0055】
ESS−IDは、媒体アクセス制御部204内のレジスタに設定される。データ送信時は、このESS−IDはパケット中の所定のフィールドに挿入される(図5を参照。)。
【0056】
なお、本実施形態におけるステーション1の動作は、実施形態1と同様である。
【0057】
以上により、ステーション1は、一切のユーザ操作なしで、ESS−IDを設定することができる。また、通信相手ではないアクセスポイントと通信状態になることもない。
【0058】
以上説明した実施形態では、アクセスポイントにおけるESS−IDの設定手順は図4に示したようなものとして説明したが、これに限定されるものではない。ステーション1において対応するESS−IDの決定手順が構成できるかぎり、いかなる設定手順を用いてもよい。
【0059】
上述の実施形態では、ASCIIコード文字列からESS−IDを生成したが、例えば、任意の桁の10進数からESS−IDを生成する方法も考えられる。また、上述の実施形態では誤り訂正符号処理の1手法であるハミング符号を用いたが、別の符号を用いてもよいし、例えば指定された情報(例えば、ASCIIコード文字列)から得られるデータの並べ換え、指定された情報から得られるデータに対する特定の処理の繰り返し、指定された情報に対する暗号化処理といったデータ操作や、それらの組み合わせでも構わない。
【0060】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は、例えばシステム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0061】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータがその供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、その形態はプログラムである必要はない。
【0062】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、そのコンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の特許請求の範囲には、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0063】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0064】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などがある。
【0065】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、そのホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
【0066】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0067】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0068】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0069】
以下、本発明の実施態様の例を列挙する。
(実施態様1) 無線通信システムにおけるネットワークIDの設定方法において、
基地局は、
指定された情報に対して第1の演算を行って求められ情報を、当該基地局が使用するネットワークIDとして設定し、
通信装置は、
前記基地局から送信されたネットワークIDを識別し、
該識別されたネットワークIDに対して第2の演算を実行し、該演算による演算結果が所定の値になったか否かに応じて、前記識別したネットワークIDを、当該通信装置が使用するネットワークIDとして設定することを特徴とするネットワークIDの設定方法。
(実施態様2) 実施態様1において、
前記第1の演算は、前記基地局において実行されることを特徴とするネットワークIDの設定方法。
(実施態様3) 実施態様1において、
前記第1の演算は、ネットワークID生成機能を有する情報処理装置において実行され、
前記基地局は、前記情報処理装置が前記第1の演算を行って求めた情報を、当該基地局が使用するネットワークIDとして設定することを特徴とするネットワークIDの設定方法。
(実施態様4) 実施態様1において、
前記指定された情報は、文字列であり、前記第1の演算は、前記文字列を変換するための演算であることを特徴とするネットワークIDの設定方法。
(実施態様5) 実施態様1において、
前記第1の演算は、前記情報に対して所定の演算を行って求めた情報の所定の位置に所定の値を付加する処理、あるいは、前記情報から得られるデータを並び替える処理、あるいは、特定の処理の繰り返し処理、あるいは、前記情報に対する誤り訂正符号処理、あるいは、前記情報に対する暗号化処理、を含むことを特徴とするネットワークIDの設定方法。
(実施態様6) 実施態様1において、
前記第2の演算は、前記第1の演算により求められた情報であれば、演算結果が必ず前記所定の値になる演算であることを特徴とするネットワークIDの設定方法。
(実施態様7) 実施態様1において、
前記第1の演算は、ハミング符号化処理を含むことを特徴とするネットワークIDの設定方法。
(実施態様8) 無線通信システムにおいて、
基地局は、
指定された情報に対して第1の演算を行って求められ情報を、当該基地局が使用するネットワークIDとして設定する第1の設定手段を有し、
通信装置は、
前記基地局から送信されたネットワークIDを識別する識別手段と、
前記識別手段により識別されたネットワークIDに対して第2の演算を実行する演算手段と、
前記演算手段による演算結果が所定の値になったか否かに応じて、前記識別したネットワークIDを、当該通信装置が使用するネットワークIDとして設定する第2の設定手段と、
を有することを特徴とする無線通信システム。
(実施態様9) 無線リンクを介して基地局と通信を行う通信装置のネットワークID設定方法において、
前記基地局から送信されたネットワークIDを識別する識別工程と、
前記識別工程において識別されたネットワークIDに対して所定の演算を実行する演算工程と、
前記演算工程における演算結果が所定の値になったか否かに応じて、前記識別工程において識別されたネットワークIDを、前記通信装置が使用するネットワークIDとして設定する設定工程と、
を有することを特徴とする通信装置のネットワーク設定方法。
(実施態様10) 実施態様9において、
前記演算工程における演算結果が所定の値でない場合は、他の基地局が送信するネットワークIDの識別を前記識別工程において実行することを特徴とする通信装置のネットワーク設定方法。
(実施態様11) 実施態様9において、
前記所定の演算は、前記基地局が送信するネットワークIDが、第2の演算により求められた情報である場合には、前記所定の演算の結果が必ず前記所定の値になる演算であることを特徴とする通信装置にネットワークID設定方法。
(実施態様12) 無線リンクを介して基地局と通信を行う通信装置において、
前記基地局から送信されたネットワークIDを識別する識別手段と、
前記識別手段により識別されたネットワークIDに対して所定の演算を実行する演算手段と、
前記演算手段による演算結果が所定の値になったか否かに応じて、前記識別手段により識別されたネットワークIDを、前記通信装置が使用するネットワークIDとして設定する設定手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
(実施態様13) 通信装置の基地局のネットワークID設定方法において、
指定された情報に対して第1の演算を行って求められる情報を、当該基地局が使用するネットワークIDとして設定する設定工程と、
前記設定工程において設定されたネットワークIDをパケットに含めて送信する送信工程と、
を有し、
前記第1の演算により求められた情報は、該情報に第2の演算を行うと必ず所定の値が求められることを特徴とする基地局のネットワークID設定方法。
(実施態様14) 実施態様13において、
前記第1の演算を行う演算手段を有し、
前記演算手段により前記第1の演算が実行されることを特徴とする基地局のネットワークID設定方法。
(実施態様15) 実施態様13において、
前記第1の演算は、ネットワークID生成機能を有する情報処理装置において実行され、
前記設定手段は、前記情報処理装置が前記第1の演算を行って求めた情報を、前記基地局が使用するネットワークIDとして設定することを特徴とする基地局のネットワークID設定方法。
(実施態様16) 通信装置の基地局において、
指定された情報に対して第1の演算を行って求められ情報を、当該基地局が使用するネットワークIDとして設定する設定手段と、
前記設定手段により設定されたネットワークIDをパケットに含めて送信する送信手段と、
を有し、
前記第1の演算により求められた情報は、該情報に第2の演算を行うと必ず所定の値が求められることを特徴とする基地局。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、通信装置において、接続すべき基地局を認識し、かつ、キーボードなどの入力手段を使わずにネットワークIDの設定を行えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における無線通信システムの構成を示す図である。
【図2】無線LANステーションの内部構成を示す図である。
【図3】無線LANアクセスポイントの内部構成を示す図である。
【図4】無線LANアクセスポイントにおけるESS−IDの設定手順を説明する図である。
【図5】ESS−IDのフィールドを含むパケット構成の一例を示す図である。
【図6】無線LANステーションにおけるESS−IDの決定手順を説明する図である。
【図7】無線LANステーションにおける、受信したESS−IDの検査手順を示すフローチャートである。
【図8】複数のアクセスポイントが存在する場合を説明するための図である。
【図9】ESS−IDの決定手順において所望の演算結果が得られずESS−IDの決定に至らない例を示す図である。
【図10】実施形態2における無線通信システムの構成を示す図である。
Claims (16)
- 基地局と通信装置とを含む無線通信システムにおけるネットワークIDの設定方法であって、
前記基地局は、
指定された情報に対する第1の演算によって求められた情報を、前記基地局が使用するネットワークIDとして設定する工程を有し、
前記通信装置は、
前記基地局から送信されたネットワークIDを識別する工程と、
該識別されたネットワークIDに対して第2の演算を実行し、該演算による演算結果が予め定められた値になったことに応じて、前記識別したネットワークIDを、前記通信装置が使用するネットワークIDとして設定する工程と、
を有することを特徴とするネットワークIDの設定方法。 - 前記第1の演算は、前記基地局において実行されることを特徴とする請求項1に記載のネットワークIDの設定方法。
- 前記第1の演算は、ネットワークID生成機能を有する情報処理装置において実行され、
前記基地局は、前記情報処理装置が前記第1の演算を行って求めた情報を、前記基地局が使用するネットワークIDとして設定することを特徴とする請求項1に記載のネットワークIDの設定方法。 - 前記指定された情報は、文字列であり、前記第1の演算は、前記文字列を変換するための演算であることを特徴とする請求項1に記載のネットワークIDの設定方法。
- 前記第1の演算は、前記情報に対して予め定められた演算を行って求めた情報の予め定められた位置に予め定められた値を付加する処理、あるいは、前記情報から得られるデータを並び替える処理、あるいは、特定の処理の繰り返し処理、あるいは、前記情報に対する誤り訂正符号処理、あるいは、前記情報に対する暗号化処理、を含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークIDの設定方法。
- 前記第2の演算は、前記識別されたネットワークIDが前記第1の演算により求められた情報であれば、演算結果が必ず前記予め定められた値になる演算であることを特徴とする請求項1に記載のネットワークIDの設定方法。
- 前記第1の演算は、ハミング符号化処理を含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークIDの設定方法。
- 基地局と通信装置とを含む無線通信システムであって、
前記基地局は、
指定された情報に対する第1の演算によって求められた情報を、前記基地局が使用するネットワークIDとして設定する第1の設定手段を有し、
前記通信装置は、
前記基地局から送信されたネットワークIDを識別する識別手段と、
前記識別手段により識別されたネットワークIDに対して第2の演算を実行する演算手段と、
前記演算手段による演算結果が予め定められた値になったことに応じて、前記識別したネットワークIDを、前記通信装置が使用するネットワークIDとして設定する第2の設定手段と、
を有することを特徴とする無線通信システム。 - 無線リンクを介して基地局と通信を行う通信装置におけるネットワークIDの設定方法であって、
前記基地局から送信されたネットワークIDを識別する識別工程と、
前記識別工程において識別されたネットワークIDに対して予め定められた演算を実行する演算工程と、
前記演算工程における演算結果が予め定められた値になったことに応じて、前記識別工程において識別されたネットワークIDを、前記通信装置が使用するネットワークIDとして設定する設定工程と、
を有することを特徴とする通信装置におけるネットワークIDの設定方法。 - 前記演算工程における演算結果が前記予め定められた値でない場合は、他の基地局が送信するネットワークIDの識別を前記識別工程において実行することを特徴とする請求項9に記載の通信装置におけるネットワークIDの設定方法。
- 前記予め定められた演算は、前記基地局が送信するネットワークIDが、第2の演算により求められた情報である場合には、前記予め定められた演算の結果が必ず前記予め定められた値になる演算であることを特徴とする請求項9に記載の通信装置におけるネットワークIDの設定方法。
- 無線リンクを介して基地局と通信を行う通信装置であって、
前記基地局から送信されたネットワークIDを識別する識別手段と、
前記識別手段により識別されたネットワークIDに対して予め定められた演算を実行する演算手段と、
前記演算手段による演算結果が予め定められた値になったことに応じて、前記識別手段により識別されたネットワークIDを、前記通信装置が使用するネットワークIDとして設定する設定手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 通信装置の基地局におけるネットワークIDの設定方法であって、
指定された情報に対する第1の演算によって求められた情報を、前記基地局が使用するネットワークIDとして設定する設定工程と、
前記設定工程において設定されたネットワークIDをパケットに含めて送信する送信工程と、
を有し、
前記第1の演算によって求められた情報は、該情報に第2の演算を行うと必ず予め定められた値が求められることを特徴とする基地局におけるネットワークIDの設定方法。 - 前記第1の演算を行う演算工程をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の基地局におけるネットワークIDの設定方法。
- 前記第1の演算は、ネットワークID生成機能を有する情報処理装置において実行され、
前記設定工程は、前記情報処理装置により実行された前記第1の演算によって求められた情報を、前記基地局が使用するネットワークIDとして設定する
ことを特徴とする請求項13に記載の基地局におけるネットワークIDの設定方法。 - 通信装置の基地局であって、
指定された情報に対する第1の演算によって求められた情報を、前記基地局が使用するネットワークIDとして設定する設定手段と、
前記設定手段により設定されたネットワークIDをパケットに含めて送信する送信手段と、
を有し、
前記第1の演算により求められた情報は、該情報に第2の演算を行うと必ず予め定められた値が求められることを特徴とする基地局。
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