JP3995468B2 - Dnaチップ読み取り装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、DNA(deoxyribonucleic acid=デオキシリボ核酸)チップ読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DNAチップとは、スライドガラス等の基板上に数百から数万種類のDNAを数平方センチメ−トルの範囲に整列、固相化したもので、一般に、このようなDNAチップを用いた反応経過や結果の測定は、蛍光標識DNAプローブとのハイブリダイゼ−ション法を用い、ハイブリダイズしたDNAスポットの蛍光シグナル強度を検出するようにしている。
【0003】
例えば、特表2000−515251号公報は、このようなDNAチップの具体例を開示するもので、基板に微細な貫通チャネルが多数形成され、この貫通チャネルの内壁にプローブDNAが固相化されている。そして、この微細な貫通チャンネル内を蛍光標識されたDNAを含む溶液をポンプにより行き来させることで、高効率かつ高速なハイブリダイズ反応を得られるようにしている。
【0004】
図7は、このようなハイブリダイズ反応を利用してDNAチップの反応経過や結果を効率よく測定するための複数(例えば4ヶ所)の反応部を有するDNAチップ読み取り装置の一例を示すもので、個別に区分けされた複数(図示例では4個)の反応室108a、108b、108c、108dを有する反応容器108がX方向(図示矢印方向)に移動可能なステージ109上に載置されている。また、反応容器108の各反応室108a、108b、108c、108dからは、それぞれに配管106a、106b、106c、106dが導出され、切替バルブ107に接続されている。さらに、切替バルブ107には、配管105を介してポンプ103が接続されている。この場合、切替バルブ107には、4方選択バルブが用いられ、つまみ107aを回転することにより、配管106a、106b、106c、106cのうちの一つを選択的に配管105に接続できるようになっている。
【0005】
このような装置による反応経過や結果の読み取りは、反応室108a、108b、108c、108dのうち、測定したい反応室、例えば、反応室108bをステージ109を用いて測定位置、ここでは、蛍光検出ユニット100の対物レンズ101の焦点位置に移動させるとともに、反応室108bとポンプ103との流路を切替バルブ107を用いて接続する。そして、ポンプ制御ユニット104を介して演算ユニット102によりポンプ103をコントロ−ルし、反応室108b中のプローブ溶液に流動を与えながら、蛍光検出ユニット100によりDNAチップの反応経過や結果の読み取りを行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成によると、ステージ109による各反応室108a、108b、108c、108dの測定位置への移動と、切替バルブ107による流路の切換えが別々に行われるため、これらの操作や確認が煩雑であり、仮に、操作を間違えると、折角の実験が無駄になるばかりでなく、DNAチップそのものを破損してしまうという問題が生じる。
【0007】
そこで、ステージ109の移動の電動化や切替バルブ107に電磁バルブを使用することが考えられている。しかし、このようにすれば、作業性は向上するが、システム全体が大掛かりになるとともに、コスト的にも高価なものになるという問題があった。。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、操作が簡単で、価格的にも安価にできるDNAチップ読み取り装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数のDNAチップを個別に収容するとともに反応用の溶液をDNAチップごとに収容可能な複数の反応室を有する反応容器と、前記反応容器を移動ステージ上で移動可能に設け、該反応容器の移動により前記反応室のうち所望するものを所定の測定位置に移動させる移動手段と、前記移動ステージ上の前記反応容器の前記測定位置に移動された反応室での反応を測定するための蛍光検出手段と、前記反応室のそれぞれに対応して設けた配管の流路を介して接続するポンプ手段と、前記移動手段による前記反応容器の移動と連動して、前記測定位置に移動された前記反応室に対応する配管の流路と前記ポンプ手段とを接続するように切替を行う流路切替手段とを具備したことを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記反応容器は、前記複数の反応室を一列に配置し、前記移動手段は、前記反応室の配列方向に沿って前記反応容器を移動可能にしたことを特徴としている。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記流路切替手段は、前記移動手段による前記反応容器の移動と連動して直線移動するラックと、このラックに連動して回転するピニオンと、このピニオンの回転により前記反応室と前記ポンプ手段との接続の切替を行う回転式の選択バルブとを有することを特徴としている。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記移動手段は、前記反応室の配列方向に沿って貫通して設けられたガイド孔と、前記ガイド孔に挿通され前記反応容器を移動可能に支持するガイド軸を有し、前記流路切替手段は、前記反応室と前記ガイド孔を連通する流路と、前記ガイド軸の中心軸に沿って形成され、且つ前記反応容器の前記ガイド軸に沿った移動により選択的に前記流路と連通され、前記反応室と前記ポンプ手段との接続の切替を行う流路とを有することを特徴としている。
【0013】
この結果、本発明によれば、移動手段の移動により複数の反応室のうち所望するものを所定の測定位置に移動させるだけで、この移動に連動して流路切替手段により、測定位置に移動された反応室と流動源の間の接続切替を行うことができるので、操作を簡単にできるとともに、操作ミスを無くすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態が適用されるDNAチップ読み取り装置の概略構成を示している。
【0016】
図において、1は移動手段としてのステージで、このステージ1は、固定板1a上にY軸方向に移動可能なY移動板1b、このY移動板1b上にX軸方向に移動可能なX移動板1cをそれぞれ有し、これらY移動板1bおよびX移動板1cにより、X−Y軸方向の移動を可能にしている。
【0017】
ステージ1のX移動板1c上には、反応容器2が載置されている。この反応容器2は、図2に示すように直方体形状の上板201と下板202を重ねて構成されるもので、上板201には、複数(図示例では4個)の円筒状の孔部201a、201b、201c、201dが長手方向に沿って一列に形成され、また、下板202には、孔部201a、201b、201c、201dに対応する位置に円筒状の孔部202a、202b、202c、202dが長手方向に沿って一列に形成されており、これら上板201と下板202を重ね合わせることで、複数(図示例では4個)の反応室3a、3b、3c、3dが形成さている。
【0018】
これら反応室3a、3b、3c、3dには、DNAチップ4の反応部4a、4b、4c、4dが収納されている。この場合、DNAチップ4は、例えば25mm×75mm程度の基板上に9mmピッチで、合計4ヶ所に直径6mm程度の反応部4a、4b、4c、4dを形成したもので、このようなDNAチップ4を図3に示すように上板201と下板202の間に挟み込むことで、各反応部4a、4b、4c、4dが各別に反応室3a、3b、3c、3d内に収容されるようになっている。
【0019】
また、各反応室3a、3b、3c、3dの上板201側の孔部201a、201b、201c、201dの上部は、後述する蛍光検出ユニツトにより反応部4a、4b、4c、4dの反応経過や結果を測定するための開口部301a、301b、301c、301dが形成され、また、下板202の各孔部202a、202b、202c、202d内の側面には、反応容器2の前側面まで導出される接続口302a、302b、302c、302dが形成されている。
【0020】
そして、このように構成された反応容器2は、図1に示すように各反応室3a、3b、3c、3dがX軸方向に沿って一列に配置されるようにステージ1のX移動板1c上に載置されている。
【0021】
反応容器2の接続口302a、302b、302c、302dには、配管5a、5b、5c、5dを介して流路切替手段としての切替バルブ6が接続されている。また、切替バルブ6には、配管7を介して流動源としてのポンプ8が接続されている。
【0022】
この場合、ポンプ8は、各反応室3a、3b、3c、3d中のプロ−ブ溶液に流動を与えるためのものである。また、切替バルブ6は、回転式4方選択バルブ(例えば、ハミルトン社HVDP4−5など)が用いられ、操作軸6aには、ピニオン9が取り付けられており、このピニオン9により操作軸6aを回転させることにより、配管5a、5b、5c、5dのうちの一つを選択的に配管7を介してポンプ8に接続できるようになっている。
【0023】
一方、ステージ1のX移動板1cのX軸方向に沿った側面、つまり、反応容器2の各反応室3a、3b、3c、3dが並ぶX軸方向に沿った側面には、ラック10が設けられ、また、Y移動板1bの側面には、保持板11を介して切替バルブ6が取り付けらている。この状態で、切替バルブ6に取り付けられているピニオン9は、ラック10に噛み合わされ、ステージ1のX軸方向の移動により、ラック10を介してピニオン9を回転させることで、切替バルブ6による配管5a、5b、5c、5dの切り替えができるようになっている。
【0024】
この場合、ピニオン9のサイズは、1/4回転で、DNAチップ4の反応部4a、4b、4c、4dのピッチ(9mm)になるように設計されており、ステージ1の移動により反応容器2を各反応部4a、4b、4c、4dのピッチ分だけ移動させると、切替バルブ6の操作軸6aを90°回転させて配管5a、5b、5c、5dの切替を行うことができるようになっている。
【0025】
この場合、ステージ1のX軸方向の移動により、反応室3a、3b、3c、3dのうちの所望するものが後述する蛍光検出ユニット12の測定位置まで移動されたとき、測定位置に移動された各反応室3a、3b、3c、3dに対応する配管5a、5b、5c、5dがポンプ8と接続されるように調整されている。
【0026】
このような構成において、例えば、反応室3dの反応部4dの反応経過や結果を測定するには、ステージ1をX軸方向の図示左端まで移動し、反応部4dを蛍光検出ユニット12の対物レンズ13の焦点位置に移動する。すると、X移動板1cの移動に伴いラック10も移動し、ピニオン9が回転するので、切替バルブ6の操作軸6aも回転し、反応室3cとポンプ8の流路が切替バルブ6介して接続される。この状態で、ポンプ制御ユニット14を介して演算ユニット15によりポンプ8をコントロ−ルし、反応室3c中のプロ−ブ溶液に流動を与えることにより、蛍光検出ユニット12により反応部4dの反応経過や結果の読み取りを行うことができる。
【0027】
次に、反応室3cの反応部4cの反応経過や結果を測定するには、ステージ1のX移動板1cを図示右方向(矢印の方向)に9mm程移動し、反応部4cを蛍光検出ユニット12の対物レンズ13の焦点位置に移動する。すると、X移動板1cを図示右方向への移動に伴いラック10も移動し、ピニオン9が図示時計方向(矢印の方向)に90°だけ回転し、切替バルブ6の操作軸6aも90°回転する。これにより、今度は、反応室3cとポンプ8の流路が切替バルブ6介して接続されるので、この場合も、ポンプ制御ユニット14を介して演算ユニット15によりポンプ8をコントロ−ルし、反応室3c中のプロ−ブ溶液に流動を与えることで、蛍光検出ユニット12により反応部4cの反応経過や結果の読み取りを行うことができる。
【0028】
以下、反応室3b、3aの反応部4b、4aについても、上述したと同様で、ステージ1のX移動板1cを図示右方向(矢印の方向)に9mmずつ移動し、反応部4b、4aを蛍光検出ユニット12の対物レンズ13の焦点位置まで移動するだけで、各反応室3b、3aとポンプ8の流路が切替バルブ6介して順番に接続されるので、蛍光検出ユニット12により各反応部4b、4aのそれぞれの反応経過や結果の読み取りを行うことができる。
【0029】
従って、このような構成によれば、ステージ1のX移動板1cを移動して反応容器2の各反応室3a、3b、3c、3dのうちの所望するものを蛍光検出ユニット12の対物レンズ13の焦点位置まで移動するだけで、切替バルブ6を連動させて、これら反応室3a、3b、3c、3dに対応する配管5a、5b、5c、5dをポンプ8に接続するようにしたので、従来のステ−ジによる各反応室の測定位置への移動と切替バルブによる流路の切換えを別々に行うものと比べ、飛躍的に操作を簡単にできるとともに、操作ミスを無くすことができる。また、従来のステ−ジの電動化や切替バルブに電磁バルブを使用するものと比べ、システム全体が大掛かりになるのを抑えることができるとともに、価格的にも安価にできる。
【0030】
なお、上述では、反応容器2は、4個の反応室3a〜3dを有する場合を述べたが、反応室の個数に制限があるわけではなく、ピニオン9のサイズや切替バルブ6の種類を適切に選ぶことにより対応できる。
【0031】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0032】
図4は、本発明の第2の実施の形態が適用されるDNAチップ読み取り装置の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0033】
この場合、反応容器2の下板202は、図5および図6に示すように反応室3a、3b、3c、3dが並ぶ方向と平行にガイド孔20が貫通して設けられ、このガイド孔20と各反応室3a、3b、3c、3dは、これら反応室3a、3b、3c、3dのピッチと同じピツチで設けられた流路21a、21b、21c、21dにより連通されている。
【0034】
また、下板202のガイド孔20の両開口端には、軸受22a、22bが設けられ、さらに、ガイド孔20の内周面には、軸方向に沿って等間隔にOリング溝20a、20b、20c、20d、20eが形成され、これらOリング溝20a、20b、20c、20d、20eには、Oリング23a、23b、23c、23d、23eが挿入されている。
【0035】
そして、このように構成された反応容器2には、ガイド孔20の両開口端の軸受22a、22bに支持されるガイド軸24が挿通されている。
【0036】
ガイド軸24は、ステージ1のY移動板1b上に固定された支持部25a、25bによりX軸方向に沿って支持されており、この状態で、反応容器2をX軸方向に沿って移動可能に支持する移動手段を構成するようにしている。つまり、ここでは、反応容器2とY移動板1bとでX軸ステ−ジを構成し、Y移動板1bと固定板1aとでY軸ステ−ジを構成するようにしている。
【0037】
ガイド軸24の一方端から中間部までの間には、中心軸に沿って流路24aが形成されている。この流路24aのガイド軸24の一方端側の開口部には、配管26が接続され、この配管26には、ポンプ8が接続されている。また、流路24aのガイド軸24の中間部側端部には、側面側に貫通した開口部24bが形成されている。この開口部24bは、反応容器2のガイド軸24に沿った移動により、ガイド孔20側に設けられた流路21a、21b、21c、21dのうちのいずれかと連通するようになっており、これらガイド軸24側の流路24aに対するガイド孔20側の流路21a、21b、21c、21dの組み合わせを選択的に行う流路切替手段としてスライド式選択バルブを構成している。
【0038】
この場合も、反応容器2のガイド軸24に沿ったX軸方向の移動により、反応室3a、3b、3c、3dのうちの所望するものが図示しない蛍光検出ユニットの測定位置まで移動されたとき、測定位置に移動された反応室3a、3b、3c、3dに対応する流路21a、21b、21c、21dがガイド軸24の流路24aと連通してポンプに接続されるように調整されている。
【0039】
このような構成において、例えば、図示のように反応室3bの反応部4bの反応経過や結果を測定する場合は、反応容器2をガイド軸24に沿って移動し、反応部4bを図示しない蛍光検出ユニットの測定位置に移動する。すると、この移動に応じて反応室3bに対応する流路21bがガイド軸24の流路24aと連通してポンプ8に接続されるので、ポンプ8をコントロールし反応室3b中のプロ−ブ溶液に流動を与えることにより、図示しない蛍光検出ユニットにより反応部4bでの反応経過や結果の読み取りを行うことができる。
【0040】
次に、反応室3cの反応部4cの反応経過や結果を測定する場合は、反応容器2をガイド軸24に沿って移動し、反応部4cを図示しない蛍光検出ユニットの測定位置まで移動する。すると、この移動に応じて反応室3cに対応する流路21cがガイド軸24の流路24aと連通してポンプ8に接続されるので、この場合も、ポンプ8をコントロールし反応室3c中のプロ−ブ溶液に流動を与えることにより、図示しない蛍光検出ユニットにより反応部4bでの反応経過や結果の読み取りを行うことができる。
【0041】
以下、反応室3a、3dについても上述したと同様にして、反応容器2をガイド軸24に沿って移動し、反応部4a、4dを図示しない蛍光検出ユニットの測定位置まで移動することのみで、各反応部4a、4dの反応経過や結果の読み取りを行うことができる。
【0042】
従って、このような構成によれば、反応容器2をガイド軸24に沿って移動し、各反応室3a、3b、3c、3dのうちの所望するものを測定位置に移動するだけで、これら反応室3a、3b、3c、3dに対応する流路21a、21b、21c、21dをガイド軸24の流路24aを介してポンプ8に接続するようにしたので、この場合も、第1の実施の形態と同様な効果を期待でき、さらには、反応容器2に繋がる配管類を無くすことができるので、組立作業性が向上し、この点からもコストダウンを図ることができる。
【0043】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
【0044】
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、操作が簡単で、価格的にも安価にできるDNAチップ読み取り装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態に用いられる反応容器の概略構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態に用いられる反応容器の横断面を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す図。
【図5】第2の実施の形態に用いられる反応容器とガイド軸の概略構成を示す図。
【図6】第2の実施の形態に用いられる反応容器の横断面を示す図。
【図7】従来のDNAチップ読み取り装置の一例の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…ステージ
1a…固定板
1b…Y移動板
1c…X移動板
2…反応容器
201…上板
201a〜201d…孔部
202…下板
202a〜202d…孔部
301a〜301d…開口部
302a〜302d…接続口
3a〜3d…反応室
4…DNAチップ
4a〜4d…反応部
5a〜5d…配管
6…切替バルブ
6a…操作軸
7…配管
8…ポンプ
9…ピニオン
10…ラック
11…保持板
12…蛍光検出ユニット
13…対物レンズ
14…ポンプ制御ユニット
15…演算ユニット
20…ガイド孔
20a〜20e…Oリング溝
21a〜21d…流路
22a、22b…軸受
23a〜23e…Oリング
24…ガイド軸
24a…流路
24b…開口部
25a、25b…支持部
26…配管
Claims (4)
- 複数のDNAチップを個別に収容するとともに反応用の溶液をDNAチップごとに収容可能な複数の反応室を有する反応容器と、
前記反応容器を移動ステージ上で移動可能に設け、該反応容器の移動により前記反応室のうち所望するものを所定の測定位置に移動させる移動手段と、
前記移動ステージ上の前記反応容器の前記測定位置に移動された反応室の反応を測定するための蛍光検出手段と、
前記反応室のそれぞれに対応して設けた配管の流路を介して接続するポンプ手段と、
前記移動手段による前記反応容器の移動と連動して、前記測定位置に移動された前記反応室に対応する配管の流路と前記ポンプ手段とを接続するように切替を行う流路切替手段と
を具備したことを特徴とするDNAチップ読み取り装置。 - 前記反応容器は、前記複数の反応室を一列に配置し、
前記移動手段は、前記反応室の配列方向に沿って前記反応容器を移動可能にしたことを特徴とする請求項1記載のDNAチップ読み取り装置。 - 前記流路切替手段は、前記移動手段による前記反応容器の移動と連動して直線移動するラックと、このラックに連動して回転するピニオンと、このピニオンの回転により前記反応室と前記ポンプ手段との接続の切替を行う回転式の選択バルブとを有することを特徴とする請求項1または2記載のDNAチップ読み取り装置。
- 前記移動手段は、前記反応室の配列方向に沿って貫通して設けられたガイド孔と、前記ガイド孔に挿通され前記反応容器を移動可能に支持するガイド軸を有し、
前記流路切替手段は、前記反応室と前記ガイド孔を連通する流路と、前記ガイド軸の中心軸に沿って形成され、且つ前記反応容器の前記ガイド軸に沿った移動により選択的に前記流路と連通され、前記反応室と前記ポンプ手段との接続の切替を行う流路とを有することを特徴とする請求項1または2記載のDNAチップ読み取り装置。
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