JP2003185660A - Dnaチップ読み取り装置 - Google Patents

Dnaチップ読み取り装置

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JP2003185660A
JP2003185660A JP2001388205A JP2001388205A JP2003185660A JP 2003185660 A JP2003185660 A JP 2003185660A JP 2001388205 A JP2001388205 A JP 2001388205A JP 2001388205 A JP2001388205 A JP 2001388205A JP 2003185660 A JP2003185660 A JP 2003185660A
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reaction
flow path
dna chip
reaction chamber
moving
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単で、価格的にも安価にできるDN
Aチップ読み取り装置を提供する。 【解決手段】 ステージ1のX移動板1cを移動して反
応容器2の各反応室3a、3b、3c、3dのうちの所
望するものを蛍光検出ユニット12の対物レンズ13の
焦点位置まで移動するだけで、切替バルブ6を連動させ
て、反応室3a、3b、3c、3dに対応する配管5
a、5b、5c、5dをポンプ8に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DNA(deox
yribonucleic acid=デオキシリボ核
酸)チップ読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DNAチップとは、スライドガラス等の
基板上に数百から数万種類のDNAを数平方センチメ−
トルの範囲に整列、固相化したもので、一般に、このよ
うなDNAチップを用いた反応経過や結果の測定は、蛍
光標識DNAプローブとのハイブリダイゼ−ション法を
用い、ハイブリダイズしたDNAスポットの蛍光シグナ
ル強度を検出するようにしている。
【0003】例えば、特表2000−515251号公
報は、このようなDNAチップの具体例を開示するもの
で、基板に微細な貫通チャネルが多数形成され、この貫
通チャネルの内壁にプローブDNAが固相化されてい
る。そして、この微細な貫通チャンネル内を蛍光標識さ
れたDNAを含む溶液をポンプにより行き来させること
で、高効率かつ高速なハイブリダイズ反応を得られるよ
うにしている。
【0004】図7は、このようなハイブリダイズ反応を
利用してDNAチップの反応経過や結果を効率よく測定
するための複数(例えば4ヶ所)の反応部を有するDNA
チップ読み取り装置の一例を示すもので、個別に区分け
された複数(図示例では4個)の反応室108a、108
b、108c、108dを有する反応容器108がX方
向(図示矢印方向)に移動可能なステージ109上に載置
されている。また、反応容器108の各反応室108
a、108b、108c、108dからは、それぞれに
配管106a、106b、106c、106dが導出さ
れ、切替バルブ107に接続されている。さらに、切替
バルブ107には、配管105を介してポンプ103が
接続されている。この場合、切替バルブ107には、4
方選択バルブが用いられ、つまみ107aを回転するこ
とにより、配管106a、106b、106c、106
cのうちの一つを選択的に配管105に接続できるよう
になっている。
【0005】このような装置による反応経過や結果の読
み取りは、反応室108a、108b、108c、10
8dのうち、測定したい反応室、例えば、反応室108
bをステージ109を用いて測定位置、ここでは、蛍光
検出ユニット100の対物レンズ101の焦点位置に移
動させるとともに、反応室108bとポンプ103との
流路を切替バルブ107を用いて接続する。そして、ポ
ンプ制御ユニット104を介して演算ユニット102に
よりポンプ103をコントロ−ルし、反応室108b中
のプローブ溶液に流動を与えながら、蛍光検出ユニット
100によりDNAチップの反応経過や結果の読み取り
を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成によると、ステージ109による各反応室108
a、108b、108c、108dの測定位置への移動
と、切替バルブ107による流路の切換えが別々に行わ
れるため、これらの操作や確認が煩雑であり、仮に、操
作を間違えると、折角の実験が無駄になるばかりでな
く、DNAチップそのものを破損してしまうという問題
が生じる。
【0007】そこで、ステージ109の移動の電動化や
切替バルブ107に電磁バルブを使用することが考えら
れている。しかし、このようにすれば、作業性は向上す
るが、システム全体が大掛かりになるとともに、コスト
的にも高価なものになるという問題があった。。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、操作が簡単で、価格的にも安価にできるDNAチッ
プ読み取り装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の反応部を有するDNAチップと、前記反応部を個
別に収容する複数の反応室を有する反応容器と、前記反
応容器を移動可能に設け、該反応容器の移動により前記
反応室のうち所望するものを所定の測定位置に移動させ
る移動手段と、前記反応室中の溶液に流動を与える流動
源と、前記移動手段による前記反応容器の移動と連動し
て、前記反応室と前記流動源との接続の切替を行う流路
切替手段とを具備したことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記反応容器は、前記複数の反応室を一列
に配置し、前記移動手段は、前記反応室の配列方向に沿
って前記反応容器を移動可能にしたことを特徴としてい
る。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記流路切替手段は、前記移動手
段による前記反応容器の移動と連動して直線移動するラ
ックと、このラックに連動して回転するピニオンと、こ
のピニオンの回転により前記反応室と前記流動源との接
続の切替を行う回転式の選択バルブとを有することを特
徴としている。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記移動手段は、前記反応室の配
列方向に沿って貫通して設けられたガイド孔と、前記ガ
イド孔に挿通され前記反応容器を移動可能に支持するガ
イド軸を有し、前記流路切替手段は、前記反応室と前記
ガイド孔を連通する流路と、前記ガイド軸の中心軸に沿
って形成され、且つ前記反応容器の前記ガイド軸に沿っ
た移動により選択的に前記流路と連通され、前記反応室
と前記流動源との接続の切替を行う流路とを有すること
を特徴としている。
【0013】この結果、本発明によれば、移動手段の移
動により複数の反応室のうち所望するものを所定の測定
位置に移動させるだけで、この移動に連動して流路切替
手段により、測定位置に移動された反応室と流動源の間
の接続切替を行うことができるので、操作を簡単にでき
るとともに、操作ミスを無くすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0015】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態が適用されるDNAチップ読み取り装置
の概略構成を示している。
【0016】図において、1は移動手段としてのステー
ジで、このステージ1は、固定板1a上にY軸方向に移
動可能なY移動板1b、このY移動板1b上にX軸方向
に移動可能なX移動板1cをそれぞれ有し、これらY移
動板1bおよびX移動板1cにより、X−Y軸方向の移
動を可能にしている。
【0017】ステージ1のX移動板1c上には、反応容
器2が載置されている。この反応容器2は、図2に示す
ように直方体形状の上板201と下板202を重ねて構
成されるもので、上板201には、複数(図示例では4
個)の円筒状の孔部201a、201b、201c、2
01dが長手方向に沿って一列に形成され、また、下板
202には、孔部201a、201b、201c、20
1dに対応する位置に円筒状の孔部202a、202
b、202c、202dが長手方向に沿って一列に形成
されており、これら上板201と下板202を重ね合わ
せることで、複数(図示例では4個)の反応室3a、3
b、3c、3dが形成さている。
【0018】これら反応室3a、3b、3c、3dに
は、DNAチップ4の反応部4a、4b、4c、4dが
収納されている。この場合、DNAチップ4は、例えば
25mm×75mm程度の基板上に9mmピッチで、合
計4ヶ所に直径6mm程度の反応部4a、4b、4c、
4dを形成したもので、このようなDNAチップ4を図
3に示すように上板201と下板202の間に挟み込む
ことで、各反応部4a、4b、4c、4dが各別に反応
室3a、3b、3c、3d内に収容されるようになって
いる。
【0019】また、各反応室3a、3b、3c、3dの
上板201側の孔部201a、201b、201c、2
01dの上部は、後述する蛍光検出ユニツトにより反応
部4a、4b、4c、4dの反応経過や結果を測定する
ための開口部301a、301b、301c、301d
が形成され、また、下板202の各孔部202a、20
2b、202c、202d内の側面には、反応容器2の
前側面まで導出される接続口302a、302b、30
2c、302dが形成されている。
【0020】そして、このように構成された反応容器2
は、図1に示すように各反応室3a、3b、3c、3d
がX軸方向に沿って一列に配置されるようにステージ1
のX移動板1c上に載置されている。
【0021】反応容器2の接続口302a、302b、
302c、302dには、配管5a、5b、5c、5d
を介して流路切替手段としての切替バルブ6が接続され
ている。また、切替バルブ6には、配管7を介して流動
源としてのポンプ8が接続されている。
【0022】この場合、ポンプ8は、各反応室3a、3
b、3c、3d中のプロ−ブ溶液に流動を与えるための
ものである。また、切替バルブ6は、回転式4方選択バ
ルブ(例えば、ハミルトン社HVDP4−5など)が用い
られ、操作軸6aには、ピニオン9が取り付けられてお
り、このピニオン9により操作軸6aを回転させること
により、配管5a、5b、5c、5dのうちの一つを選
択的に配管7を介してポンプ8に接続できるようになっ
ている。
【0023】一方、ステージ1のX移動板1cのX軸方
向に沿った側面、つまり、反応容器2の各反応室3a、
3b、3c、3dが並ぶX軸方向に沿った側面には、ラ
ック10が設けられ、また、Y移動板1bの側面には、
保持板11を介して切替バルブ6が取り付けらている。
この状態で、切替バルブ6に取り付けられているピニオ
ン9は、ラック10に噛み合わされ、ステージ1のX軸
方向の移動により、ラック10を介してピニオン9を回
転させることで、切替バルブ6による配管5a、5b、
5c、5dの切り替えができるようになっている。
【0024】この場合、ピニオン9のサイズは、1/4
回転で、DNAチップ4の反応部4a、4b、4c、4
dのピッチ(9mm)になるように設計されており、ス
テージ1の移動により反応容器2を各反応部4a、4
b、4c、4dのピッチ分だけ移動させると、切替バル
ブ6の操作軸6aを90°回転させて配管5a、5b、
5c、5dの切替を行うことができるようになってい
る。
【0025】この場合、ステージ1のX軸方向の移動に
より、反応室3a、3b、3c、3dのうちの所望する
ものが後述する蛍光検出ユニット12の測定位置まで移
動されたとき、測定位置に移動された各反応室3a、3
b、3c、3dに対応する配管5a、5b、5c、5d
がポンプ8と接続されるように調整されている。
【0026】このような構成において、例えば、反応室
3dの反応部4dの反応経過や結果を測定するには、ス
テージ1をX軸方向の図示左端まで移動し、反応部4d
を蛍光検出ユニット12の対物レンズ13の焦点位置に
移動する。すると、X移動板1cの移動に伴いラック1
0も移動し、ピニオン9が回転するので、切替バルブ6
の操作軸6aも回転し、反応室3cとポンプ8の流路が
切替バルブ6介して接続される。この状態で、ポンプ制
御ユニット14を介して演算ユニット15によりポンプ
8をコントロ−ルし、反応室3c中のプロ−ブ溶液に流
動を与えることにより、蛍光検出ユニット12により反
応部4dの反応経過や結果の読み取りを行うことができ
る。
【0027】次に、反応室3cの反応部4cの反応経過
や結果を測定するには、ステージ1のX移動板1cを図
示右方向(矢印の方向)に9mm程移動し、反応部4c
を蛍光検出ユニット12の対物レンズ13の焦点位置に
移動する。すると、X移動板1cを図示右方向への移動
に伴いラック10も移動し、ピニオン9が図示時計方向
(矢印の方向)に90°だけ回転し、切替バルブ6の操
作軸6aも90°回転する。これにより、今度は、反応
室3cとポンプ8の流路が切替バルブ6介して接続され
るので、この場合も、ポンプ制御ユニット14を介して
演算ユニット15によりポンプ8をコントロ−ルし、反
応室3c中のプロ−ブ溶液に流動を与えることで、蛍光
検出ユニット12により反応部4cの反応経過や結果の
読み取りを行うことができる。
【0028】以下、反応室3b、3aの反応部4b、4
aについても、上述したと同様で、ステージ1のX移動
板1cを図示右方向(矢印の方向)に9mmずつ移動
し、反応部4b、4aを蛍光検出ユニット12の対物レ
ンズ13の焦点位置まで移動するだけで、各反応室3
b、3aとポンプ8の流路が切替バルブ6介して順番に
接続されるので、蛍光検出ユニット12により各反応部
4b、4aのそれぞれの反応経過や結果の読み取りを行
うことができる。
【0029】従って、このような構成によれば、ステー
ジ1のX移動板1cを移動して反応容器2の各反応室3
a、3b、3c、3dのうちの所望するものを蛍光検出
ユニット12の対物レンズ13の焦点位置まで移動する
だけで、切替バルブ6を連動させて、これら反応室3
a、3b、3c、3dに対応する配管5a、5b、5
c、5dをポンプ8に接続するようにしたので、従来の
ステ−ジによる各反応室の測定位置への移動と切替バル
ブによる流路の切換えを別々に行うものと比べ、飛躍的
に操作を簡単にできるとともに、操作ミスを無くすこと
ができる。また、従来のステ−ジの電動化や切替バルブ
に電磁バルブを使用するものと比べ、システム全体が大
掛かりになるのを抑えることができるとともに、価格的
にも安価にできる。
【0030】なお、上述では、反応容器2は、4個の反
応室3a〜3dを有する場合を述べたが、反応室の個数
に制限があるわけではなく、ピニオン9のサイズや切替
バルブ6の種類を適切に選ぶことにより対応できる。
【0031】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。
【0032】図4は、本発明の第2の実施の形態が適用
されるDNAチップ読み取り装置の概略構成を示すもの
で、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0033】この場合、反応容器2の下板202は、図
5および図6に示すように反応室3a、3b、3c、3
dが並ぶ方向と平行にガイド孔20が貫通して設けら
れ、このガイド孔20と各反応室3a、3b、3c、3
dは、これら反応室3a、3b、3c、3dのピッチと
同じピツチで設けられた流路21a、21b、21c、
21dにより連通されている。
【0034】また、下板202のガイド孔20の両開口
端には、軸受22a、22bが設けられ、さらに、ガイ
ド孔20の内周面には、軸方向に沿って等間隔にOリン
グ溝20a、20b、20c、20d、20eが形成さ
れ、これらOリング溝20a、20b、20c、20
d、20eには、Oリング23a、23b、23c、2
3d、23eが挿入されている。
【0035】そして、このように構成された反応容器2
には、ガイド孔20の両開口端の軸受22a、22bに
支持されるガイド軸24が挿通されている。
【0036】ガイド軸24は、ステージ1のY移動板1
b上に固定された支持部25a、25bによりX軸方向
に沿って支持されており、この状態で、反応容器2をX
軸方向に沿って移動可能に支持する移動手段を構成する
ようにしている。つまり、ここでは、反応容器2とY移
動板1bとでX軸ステ−ジを構成し、Y移動板1bと固
定板1aとでY軸ステ−ジを構成するようにしている。
【0037】ガイド軸24の一方端から中間部までの間
には、中心軸に沿って流路24aが形成されている。こ
の流路24aのガイド軸24の一方端側の開口部には、
配管26が接続され、この配管26には、ポンプ8が接
続されている。また、流路24aのガイド軸24の中間
部側端部には、側面側に貫通した開口部24bが形成さ
れている。この開口部24bは、反応容器2のガイド軸
24に沿った移動により、ガイド孔20側に設けられた
流路21a、21b、21c、21dのうちのいずれか
と連通するようになっており、これらガイド軸24側の
流路24aに対するガイド孔20側の流路21a、21
b、21c、21dの組み合わせを選択的に行う流路切
替手段としてスライド式選択バルブを構成している。
【0038】この場合も、反応容器2のガイド軸24に
沿ったX軸方向の移動により、反応室3a、3b、3
c、3dのうちの所望するものが図示しない蛍光検出ユ
ニットの測定位置まで移動されたとき、測定位置に移動
された反応室3a、3b、3c、3dに対応する流路2
1a、21b、21c、21dがガイド軸24の流路2
4aと連通してポンプに接続されるように調整されてい
る。
【0039】このような構成において、例えば、図示の
ように反応室3bの反応部4bの反応経過や結果を測定
する場合は、反応容器2をガイド軸24に沿って移動
し、反応部4bを図示しない蛍光検出ユニットの測定位
置に移動する。すると、この移動に応じて反応室3bに
対応する流路21bがガイド軸24の流路24aと連通
してポンプ8に接続されるので、ポンプ8をコントロー
ルし反応室3b中のプロ−ブ溶液に流動を与えることに
より、図示しない蛍光検出ユニットにより反応部4bで
の反応経過や結果の読み取りを行うことができる。
【0040】次に、反応室3cの反応部4cの反応経過
や結果を測定する場合は、反応容器2をガイド軸24に
沿って移動し、反応部4cを図示しない蛍光検出ユニッ
トの測定位置まで移動する。すると、この移動に応じて
反応室3cに対応する流路21cがガイド軸24の流路
24aと連通してポンプ8に接続されるので、この場合
も、ポンプ8をコントロールし反応室3c中のプロ−ブ
溶液に流動を与えることにより、図示しない蛍光検出ユ
ニットにより反応部4bでの反応経過や結果の読み取り
を行うことができる。
【0041】以下、反応室3a、3dについても上述し
たと同様にして、反応容器2をガイド軸24に沿って移
動し、反応部4a、4dを図示しない蛍光検出ユニット
の測定位置まで移動することのみで、各反応部4a、4
dの反応経過や結果の読み取りを行うことができる。
【0042】従って、このような構成によれば、反応容
器2をガイド軸24に沿って移動し、各反応室3a、3
b、3c、3dのうちの所望するものを測定位置に移動
するだけで、これら反応室3a、3b、3c、3dに対
応する流路21a、21b、21c、21dをガイド軸
24の流路24aを介してポンプ8に接続するようにし
たので、この場合も、第1の実施の形態と同様な効果を
期待でき、さらには、反応容器2に繋がる配管類を無く
すことができるので、組立作業性が向上し、この点から
もコストダウンを図ることができる。
【0043】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない
範囲で種々変形することが可能である。
【0044】さらに、上記実施の形態には、種々の段階
の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から
幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようと
する課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄
で述べられている効果が得られる場合には、この構成要
件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、操作
が簡単で、価格的にも安価にできるDNAチップ読み取
り装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】第1の実施の形態に用いられる反応容器の概略
構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態に用いられる反応容器の横断
面を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図5】第2の実施の形態に用いられる反応容器とガイ
ド軸の概略構成を示す図。
【図6】第2の実施の形態に用いられる反応容器の横断
面を示す図。
【図7】従来のDNAチップ読み取り装置の一例の概略
構成を示す図。
【符号の説明】
1…ステージ 1a…固定板 1b…Y移動板 1c…X移動板 2…反応容器 201…上板 201a〜201d…孔部 202…下板 202a〜202d…孔部 301a〜301d…開口部 302a〜302d…接続口 3a〜3d…反応室 4…DNAチップ 4a〜4d…反応部 5a〜5d…配管 6…切替バルブ 6a…操作軸 7…配管 8…ポンプ 9…ピニオン 10…ラック 11…保持板 12…蛍光検出ユニット 13…対物レンズ 14…ポンプ制御ユニット 15…演算ユニット 20…ガイド孔 20a〜20e…Oリング溝 21a〜21d…流路 22a、22b…軸受 23a〜23e…Oリング 24…ガイド軸 24a…流路 24b…開口部 25a、25b…支持部 26…配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G043 AA04 BA16 CA03 DA02 DA05 EA01 FA01 GA07 GB18 GB19 GB21 HA01 LA01 4B024 AA11 AA19 CA01 CA09 CA11 HA13 HA14 4B029 AA23 BB20 CC01 CC03 CC08 FA12 FA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の反応部を有するDNAチップと、 前記反応部を個別に収容する複数の反応室を有する反応
    容器と、 前記反応容器を移動可能に設け、該反応容器の移動によ
    り前記反応室のうち所望するものを所定の測定位置に移
    動させる移動手段と、 前記反応室中の溶液に流動を与える流動源と、 前記移動手段による前記反応容器の移動と連動して、前
    記反応室と前記流動源との接続の切替を行う流路切替手
    段とを具備したことを特徴とするDNAチップ読み取り
    装置。
  2. 【請求項2】 前記反応容器は、前記複数の反応室を一
    列に配置し、前記移動手段は、前記反応室の配列方向に
    沿って前記反応容器を移動可能にしたことを特徴とする
    請求項1記載のDNAチップ読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記流路切替手段は、前記移動手段によ
    る前記反応容器の移動と連動して直線移動するラック
    と、このラックに連動して回転するピニオンと、このピ
    ニオンの回転により前記反応室と前記流動源との接続の
    切替を行う回転式の選択バルブとを有することを特徴と
    する請求項1または2記載のDNAチップ読み取り装
    置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は、前記反応室の配列方向
    に沿って貫通して設けられたガイド孔と、前記ガイド孔
    に挿通され前記反応容器を移動可能に支持するガイド軸
    を有し、 前記流路切替手段は、前記反応室と前記ガイド孔を連通
    する流路と、前記ガイド軸の中心軸に沿って形成され、
    且つ前記反応容器の前記ガイド軸に沿った移動により選
    択的に前記流路と連通され、前記反応室と前記流動源と
    の接続の切替を行う流路とを有することを特徴とする請
    求項1または2記載のDNAチップ読み取り装置。
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