JP3994959B2 - 携帯型電子機器、および、携帯型電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の機能が搭載された携帯型電子機器、および、携帯型電話機に関する。
昨今の携帯型電子機器は、その機能の多様化が要求されている。その一つとして、配信される映像コンテンツを受信・記憶することにより、映像を表示させながら音声を出力する機能を有するものがある。また、最近では、MPEG−2方式やMPEG−4方式で符号化圧縮された高画質、高音質の映像コンテンツを再生すべく、音声再生出力に至っては、蓋部と本体部の両方にスピーカを備えさせることにより、ステレオで再生させる技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−57768号公報(第4頁、図3)
しかしながら、このようなスピーカの配置構造にあっては、ステレオ再生させることは可能であっても、これに連動して再生表示される映像コンテンツはユーザにとって見やすいものになるとは言えず、また、映像を再生表示させた場合、その表示アスペクト比が縦長か横長かによって、音声の再生出力を切り替えることは不可能であった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、どのような映像コンテンツを受信・記憶し、表示させる場合でも、自然な音声の再生出力が可能な携帯型電子機器、及び携帯型電話機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明にあっては、表示手段を備えた第1の筐体と、この第1の筐体に対しヒンジ部を介して重なり合う方向に回動自在に結合された第2の筐体とを備える携帯型電子機器において、前記第1の筐体は第1のスピーカを備えるとともに、前記ヒンジ部は第2のスピーカを備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体との相対的な位置関係より、前記表示手段の表示状態が縦長表示状態か横長表示状態かを判断する判断手段と、この判断手段によって、縦長表示状態であると判断すると、前記第1のスピーカまたは前記第2のスピーカの少なくとも何れかを駆動させ、横長表示状態であると判断すると、前記第1のスピーカと前記第2のスピーカを共に駆動させるよう制御する制御手段と、を備え、前記ヒンジ部は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合う方向に回動させる第1の回動軸に対し垂直方向に回転する第2の回動軸を有し、前記判断手段は、前記第1の回動軸および前記第2の回動軸により前記表示手段が外部に露出した状態で前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合ったときに、横長表示状態であると判断することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明に加え、前記第2のスピーカは、前記第1の回動軸により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合った状態でも開いた状態であっても外部に露出する位置に設けられることを特徴とする。
また、請求項記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明に加え、前記制御手段は、前記第1の回動軸および前記第2の回動軸により前記表示手段が外部に露出しない状態で前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合ったときに、前記第2のスピーカのみを駆動させることを特徴とする。
また、請求項記載の発明にあっては、上記請求項1乃至の何れか記載の発明に加え、前記表示手段は、16:9のアスペクト比を備えた表示画面を有することを特徴とする。
前記課題を解決するため請求項記載の発明にあっては、表示手段と音声通話のための第1のスピーカとを備えた第1の筐体と、この第1の筐体に対しヒンジ部を介して重なり合う方向に回動自在に結合され音声通話のためのマイクを備える第2の筐体とで構成される携帯型電話機において、前記ヒンジ部は第2のスピーカを備え、映像情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された映像情報を再生出力させるよう指示する指示手段と、この指示手段により映像情報の再生出力が指示されると、前記第1の筐体と前記第2の筐体との相対的な位置関係より、前記表示手段の表示状態が縦長表示状態か横長表示状態かを判断する判断手段と、この判断手段によって縦長表示状態であると判断すると、前記映像情報に含まれる画像を前記表示手段に表示させるとともに前記第1のスピーカまたは前記第2のスピーカの少なくとも何れかを駆動させて前記映像情報に含まれる音声情報を出力させる一方、横長表示状態であると判断すると、前記映像情報に含まれる画像を前記表示手段に表示させるとともに、前記第1のスピーカと前記第2のスピーカを共に駆動させて前記映像情報に含まれる音声情報を出力させるよう制御する制御手段と、を備え、前記ヒンジ部は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合う方向に回動させる第1の回動軸に対し垂直方向に回転する第2の回動軸を有し、前記判断手段は、前記第1の回動軸および前記第2の回動軸により前記表示手段が外部に露出した状態で前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合ったときに、横長表示状態であると判断することを特徴とする。
また、請求項記載の発明にあっては、上記請求項記載の発明に加え、前記表示手段は、16:9のアスペクト比を備えた表示画面を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1のスピーカと表示手段とを備えた第1の筐体と、この第1の筐体に対し第2のスピーカを備えたヒンジ部を介して重なり合う方向に回動自在に結合された第2の筐体とを備え、第1の筐体と前記第2の筐体との相対的な位置関係より、表示手段の表示状態が縦長表示状態か横長表示状態かを判断し、縦長表示状態であると判断すると、第1のスピーカまたは第2のスピーカの少なくとも何れかを駆動させ、横長表示状態であると判断すると、第1のスピーカと第2のスピーカを共に駆動させるので、自然な音声の再生出力が可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態に係る携帯電話1の蓋を開いた状態の正面図に相当する外観図である。この携帯電話1は、CDMA 20000 1xEV−DO(商標)に対応する機能を備えるものであり、CDMA 20000 1xEV−DO(商標)とは、CDMA方式の無線通信規格IMT−2000に含まれているCDMA 20000 1x(商標)の派生サービスであり、データ通信用に特化されたものである。
このCDMA 20000 1xEV−DOは、HDR(High Data Rate)の一種であり、音声通信に必須とされるリアルタイム応答性や高速移動時の通信の保証(ハンドオーバー、Rake受信)を廃止することにより、1.25MHzの帯域幅をすべてデータ通信向けに割り振り、下り伝送速度を最大2.4Mbps、上り伝送速度を最大153Kbpsにするサービスであり、この下り伝送速度を利用して、通信事業者は映像コンテンツなどの大容量のデータ配信サービスを予定している。
このサービスに対応させるため、本実施の形態の携帯電話1は、通常の音声通信を行うための無線通信モジュールのほかに、無線高速データ通信用の無線通信モジュールを備える。
図示のように、共に合成樹脂からなる蓋部2は本体部3に対し第1ヒンジ部100を回転軸として開閉可能(垂直回転(図3の矢印α)可能)に配置されているほか、第2ヒンジ部12を回転軸として回転可能(水平回転(図1の矢印β)可能)になっている。蓋部2は、第2サイドスイッチ4、第1スピーカ5、表示部6、データ通信用の内蔵アンテナ16を内蔵している。第2サイドスイッチ4は、蓋部2の頂面に配置されたロータリースイッチであって、上下回動移動検出によりメニュー表示等におけるフォーカス移動が実行され、中央押しで選択メニューの決定がなされる。表示部6は蓋部2の内面に配置され、16:9のアスペクト比の映像表示が可能な2.7inch(240×428ドット)TFT液晶(QVGAもしくは、HVGA相当の解像度を備える)カラー液晶からなる。第1スピーカ5はダイナミックスピーカであり、蓋部2の内面であって自由端側の隅部に配置されている。
第1ヒンジ部100は、蓋部2に連繋されて該蓋部2と一体的に回転する可動部101と、本体部3側に固定されるとともに可動部101の両側に設けられた左右一対の固定部102、103とで構成されている。そして、表示部6を挟んで前記第1スピーカ5に対し対角線上の位置となる一方の固定部102には、その内面(本体部3のキー入力部8等が設けられた面と同方向の面)にダイナミックスピーカである第2スピーカ7が配置されている。
本体部3は、キー入力部8と、第1サイドスイッチ9、マイク10、及び第1磁気検出部28と第2磁気検出部29とを備える。キー入力部8は、メニュー表示時におけるフォーカス移動のための十字キー81、決定のための決定キー82、アドレス帳データ閲覧のためのアドレス帳キー83、ネットワーク接続を指示するためのネットワーク接続キー84、ムービー再生モードを起動させるためのムービー再生キー85、メールモード(受信、作成、編集、送信)を起動させるためのメールキー86、オフフックキー87、クリアキー88(キャンセル検出)、オンフックキー89(オールクリア:着信待ち状態にジャンプ指示)、電話番号や文字記号を入力するためのテンキー810等からなる。また、第1サイドスイッチ9は、待受け状態ではマナーキーとして機能し、カメラモードではシャッターキーとして機能する。
第1磁気検出部28と第2磁気検出部29とは、本体部3の内面であって自由端側の隅部に配置されている。より詳しくは、第1磁気検出部28は、図1の状態から図2(a)に示すように、蓋部2を表示部6とキー入力部8と対面させる形で折り畳んだ状態で、第1スピーカ5と重なる位置に配置されている。したがって、この折り畳み状態において第1磁気検出部28は、第1スピーカ5が有する磁気回路の磁気を検出することが可能となり、この磁気の検出の有無を出力する。
また、第2磁気検出部29は、図2(a)の状態から蓋部2を開いて、図3に示すように、第1ヒンジ部100を軸にして回動させ、第2ヒンジ部12を軸にして蓋部2を180°回転させ(図1参照)、再び、蓋部2を閉じた図4の状態であり、第1スピーカ5の直下となる位置に配置されている。したがって、この折り畳み状態において第2磁気検出部29は、第1スピーカ5が有する磁気回路の磁気を検出することが可能となり、この磁気の検出の有無を出力する。
なお、内蔵アンテナ16とメインアンテナ11は、蓋部2を回動させた状態であっても、閉じた状態であっても、スペースダイバーシチ受信を行うのに有効な位置関係にある。また、図2(b)において、13は報知用LED、17は撮像レンズ17である。
図5は、携帯電話1の回路構成を示すブロック図である。受信信号処理部18は、データ通信モードの開始指示をスイッチ回路201より受けると、外部の無線基地局とのネゴシエーション(端末認証、回線接続)を開始し、通信帯域幅を一時的に占有する処理を行う。そして、内蔵アンテナ16により受信された無線信号より自機宛に符号変調された信号を抽出して、スイッチ回路201を介して通信データ処理部202に出力する。
通信信号処理部19は、待受け状態においても、また、データ通信モードにおいても、常に電源供給されており、通信データ処理部からのデジタル変調信号(送信音声データ、メールデータ、ネットワーク接続情報を含むパケットデータ)を、符号変調してメインアンテナ11より出力する。また一方で、無線基地局より送信され、メインアンテナ11により受信された無線信号より自機宛に符号変調された信号を抽出して、スイッチ回路201を介して通信データ処理部202に出力する。
第1制御部20は、無線基地局、及びその後段にあたる、通信サービス事業者、インターネット等のネットワークインフラを介して接続されるデータベース等の、情報資源との接続制御を中心とした処理を行う。なお、本実施の形態においては、携帯電話1は二つの制御部を備えており、通信処理全般については第1制御部20、その他、撮影処理、画像処理、および、映像の再生処理に関しては後述の第2制御部22で行う。
スイッチ回路201は、通信データ処理部202からの制御信号を受け、受信信号処理部18、通信信号処理部19への電源供給、処理動作開始終了の制御を行う。詳細には、通常電源オン状態、もしくは、受信ONモード状態であれば、通信信号処理部19のみに電源を供給して動作させ、一方で、ユーザがネットワーク接続キー84を操作したか、あるいは、予め設定されたスケジュールに従い、データ通信モードの開始が指示された場合は、受信信号処理部18と通信信号処理部19とを動作させる。
通信データ処理部202は、音声処理部205より出力されたCELP系デジタル音声データをPSK系方式に対応する信号に変調、及び拡散符号に変調するとともに、受信信号処理部18、通信信号処理部19にて受信される符号変調された信号をPSK系方式、及び/又は、QAM系方式のデジタル信号に復号する処理を行う。また2020は、IDメモリであり、当該携帯電話1に予め割り当てられ、無線基地局、通信サービス事業者、及びインターネット接続のための固有情報を記憶する。この情報とは、例えば、サービス事業者毎に割り当てられたサービスコードであったり、当該携帯電話1を呼び出すための電話番号であったり、当該携帯電話1のメーカーコードであったり、インターネット接続のためのIPアドレス、メールアドレスが含まれる。
システムROM203は、通信制御のための制御プログラムを格納する。本実施の形態の特徴としては、通常の通信ネゴシエーションプログラムの他に受信信号処理部18と通信信号処理部19との動作切替制御プログラムを記憶する。これにより、データ通信モードの開始が指示された場合は、メインアンテナ11と内蔵アンテナ16によるスペースダイバーシチ受信を行わせて、一時的に通信帯域幅を占有し、受信信号処理部18、通信信号処理部19の双方より出力される符号変調された信号をほぼ同時にQAM系方式のデジタル信号(本実施の形態においては、MPEG−2、−4形式で圧縮された映像コンテンツ)に復号、合成して、インターフェイス処理部204を介してバス200に出力するプログラムを記憶する。
音声処理部205は、CELP系の音声変調/復調システムと、MPEGオーディオ系の音声復調システムとをあわせ持っている。
スイッチ回路206は、後述の処理に従い、通話状態においては、音声処理部205から出力されるアナログ音声を第1スピーカ5から出力させるともに、後述のムービー再生モードにおいては、オーディオアンプ207を介してムービーファイルに格納されるオーディオ信号を第1スピーカ5から出力させる処理を行う。
スイッチ21は、第2制御部22からの制御により、ムービーファイルに格納されるオーディオデータがステレオ対応である場合、第1スピーカ5、第2スピーカ7の両方にオーディオ信号を出力する。第2スピーカ7は、報知ドライバ26によっても駆動され、着信報知音を発生する。
第2制御部22は、ムービー再生モードにおけるデータ通信モードによりダウンロードしたムービーファイルや、カメラモードにおける静止画/動画の再生表示処理、及び、カメラモードにおける撮影処理全般の制御を行う。なお、本実施の形態においては、携帯電話機能による着信割り込み時において上述の第1制御部20との並行処理が可能だが、これらの処理に伴うバス200へのアドレス/データの割り込み処理については、インターフェイス処理部204が行うものとする。
プログラムROM23は、後述のムービー再生モード、カメラモード等の各処理プログラムを格納するとともに、特に本発明に関わる、後述の表示バッファ62への書き込み開始/終了アドレスの制御を行う表示ドライバ61の制御プログラムを記憶し、ユーザー操作により適宜第2制御部22にロードされる
RAM24は、データ通信処理や、音声通信において必要とされる各種データを記憶する。詳細には、図6に記載されるように、電話番号、メールアドレス、住所、固有のイメージ(画像、若しくはイラスト)を対応付けて記憶するアドレス帳記憶領域241、メール通信にて送受信されるメールデータを記憶するメールデータ記憶領域242、メールに添付された画像(静止画、動画)、及びカメラモードにて撮影された画像(静止画/動画)を圧縮処理された状態で記憶する画像記憶領域243、ネットワーク接続により受信した圧縮処理されたマルチメディアファイル(イラスト、静止画、動画(16:9のアスペクト含)、メロディ、オーディオ)を記憶するダウンロードデータ記憶領域244、及び、各種ファイルの圧縮処理、伸張処理の際に一時的に使用するためのワークメモリ245の各領域を備える。
圧縮伸張処理部25は、MPEG−2、−4に対応し、カメラモードにて撮影された静止画/動画を圧縮処理するとともに、ムービー再生モードにおけるデータ通信モードによりダウンロードしたムービーファイルや、カメラモードにおける静止画/動画を伸張処理する。
報知ドライバ26は、着信処理を検出した際、これを報知せしめるために報知用LED13、第2スピーカ7を動作させる。スイッチ処理部27は、キー入力部8、第1サイドスイッチ9、第2サイドスイッチ4からの操作検出に伴う第1制御部20、第2制御部22への制御信号を出力する。また一方で、後述の第1磁気検出部28、第2磁気検出部29からの検出信号に従い、キー入力部8、第1サイドスイッチ9、第2サイドスイッチ4の操作検出のオン/オフ、機能変更のための信号を受け、これらのキー、及び、スイッチの機能を制御する。第1磁気検出部28と第2磁気検出部29は、前述のように第1スピーカ5が有する磁気回路の磁気を検出し、第2制御部22へ信号を出力する。
なお、17はカメラレンズであるが、その後段には、CCD、若しくはCMOS等のイメージセンサーと光学ズーム用のステップモータからなる撮像デバイス171と、この撮像デバイスで撮り込まれたアナログ信号をデジタル信号に変換し、イメージデータを生成するためのDSP172とが備えられている。また、本実施の形態におけるイメージセンサーの有効画素領域は4:3のアスペクト比に固定されている。
以上の構成に係る本実施の形態において、携帯電話1が着信待受け状態にあるとき、第1制御部20は、システムROM203に格納されているプログラムに基づき、図7のフローチャートにおけるステップS1〜S8の処理を実行する。すなわち、先ずダウンロード指示が検出されたか否かを判断する(ステップS1)。ここで、ダウンロード指示とは、ユーザーがネットワーク接続キー84を操作して手動操作によりダウンロード指示を行った場合のみならず、予めスケジュールデータにダウンロード開始時刻とアドレス(URL)を登録しておくことで、例えば深夜にデータ通信モードの開始が指示された場合を意味する。
ダウンロード指示が検出が検出された場合には、受信信号処理部18を動作させる(ステップS2)。そして、受信信号処理部18を介してネットワークに接続し、これにより受信した圧縮処理されたマルチメディアファイル(イラスト、静止画、動画(16:9のアスペクト含)、メロディ、オーディオ)をダウンロードデータ記憶領域244に格納する(ステップS3)。さらに、このマルチメディアファイルのダウンロードの完了に伴って、受信終了処理を実行し、受信信号処理部18を停止させる(ステップS4)。
さらに、前述のステップS3でダウンロードデータ記憶領域244に格納したマルチメディアファイルが映像コンテンツであるか否かを判断する(ステップS5)。映像コンテンツである場合には、当該映像コンテンツがストリーミング再生用コンテンツ(ダウンロード後に一度再生させ、その後は消去してしまう、擬似的なストリーミング再生サービス)であるか否かを判断する(ステップS6)。前記映像コンテンツが、ストリーミング再生用コンテンツである場合には、表示部6にストリーミング再生用コンテンツがダウンロードデータ記憶領域244に格納されている旨のアイコンを表示させて、再生指示操作待ちの状態に入る(ステップS7)。しかし、ステップS5での判断の結果映像コンテンツでなかった場合、及びステップS6での判断の結果ストリーミング再生用コンテンツではなく再生制限のないコンテンツであった場合には、表示部6にステップS7で表示させたアイコンとは異なる所定のアイコンを表示させる(ステップS8)。
一方、ステップS1での判断の結果、ダウンロード指示が検出されなかった場合には、第2制御部22は、プログラムROM23に格納されているプログラムに基づき、ステップS9〜S16で、蓋部2と本体部3との開閉状態検出に伴う切替処理を実行する。すなわち、第1磁気検出部28にて第1スピーカ5の磁気が検出されているか否かを判断する(ステップS9)。このとき、携帯電話1が図2(a)(b)に示したように、蓋部2を表示部6とキー入力部8と対面させる形で折り畳んだ状態(携帯時の折り畳み状態)にあると、第2磁気検出部29は、第1スピーカ5が有する磁気回路の磁気を検出することができる。したがって、ステップS9の判断はYESとなり、この場合にはカメラモード処理(ステップS16)へ移行することなく、リターンする。よって、このように、表示部6とキー入力部8と対面させる形で折り畳んだ状態にある場合には、カメラモードへ移行することはないことから、第1サイドスイッチ9がシャッターキーとして機能することもない。
しかし図3に示したように、蓋部2が開いて蓋部2が本体部3に対し所定の角度以上となった場合には、第1磁気検出部28が第1スピーカ5から離れて、磁気非検出の状態となる(ステップS9;NO)。この場合には、まず表示ドライバ61を起動し(ステップS10)、表示部6に待受画面を表示させる等の状態表示を行う(ステップS11)。 さらに、第2磁気検出部29が磁気を検出したか否かを判断する(ステップS12)。このステップS12の判断がYESで前述したステップS9の判断がNOであれば、図2(a)の状態において、蓋部2を開いて第1ヒンジ部100を軸にして回動させ(ステップS9;YES)、第2ヒンジ部12を軸にして蓋部2を回転させ再び、蓋部2を閉じた状態である(ステップS12;YES)。したがって、図4に示したように、蓋部2は表示部6側を上面にして、本体部3のテンキー810等が設けられている内面上に折り重ねられている。
そして、この図4の状態にある場合には、キー入力部8(十字キー81、決定キー82、アドレス帳キー83、ネットワーク接続キー84、ムービー再生キー85、メールキー86、オフフックキー87、クリアキー88、オンフックキー89、テンキー810)に対する操作が無効となる状態にし、第2サイドスイッチ4に対する操作は有効となる状態に維持する(ステップS13)。つまり、誤動作を防止するため、キー入力部8の操作は全てキャンセルされる状態となり、一方で第2サイドスイッチ4の操作が有効にとなる。引き続き、撮像デバイス171、DSP172、圧縮伸張処理部25からなるカメラモジュールを起動させ(ステップS14)、被写体像を表示部6に表示させ(ステップS15)、カメラモード処理を開始する(ステップS16)。なお、前述のように、本実施の形態におけるイメージセンサーの有効画素領域は4:3のアスペクト比に固定されているので、ステップS15において被写体像は4:3のアスペクト比で表示部6に表示される。
他方、ステップS12での判断の結果、第2磁気検出部29にて第1スピーカ5の磁気が検出されていない場合には、図1に示したように、蓋部2が開かれたのみである。この場合表示部6は、本体部3の撮像レンズ17がある面とは反対側を向いており、ユーザによる撮影が想定される。よって、この場合にも、撮像デバイス171、DSP172、圧縮伸張処理部25からなるカメラモジュールを起動させ(ステップS14)、被写体像を表示部6に表示させ(ステップS15)、カメラモード処理を開始する(ステップS16)。
しかる後に、図8のステップS17に進み、ムービー再生モードが選択されたか否かを判断し(ステップS17)、ムービー再生モードが選択されなかった場合には、他のモード処理に移行する。ムービー再生モードが選択された場合には、表示ドライバ61に対し、縦長方向に合わせたワイドスクリーン表示を設定し(ステップS18)、ムービー再生モード処理に移行する(ステップS19)
図9は、前記カメラモード処理(ステップS16)の詳細を示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、S31〜S42は静止画撮影処理手順を示し、S43〜S52はムービー撮影の処理手順を示す。すなわち、先ずキー入力部8もしくは第2サイドスイッチ4によるムービーモード選択が検出されたか否かを判断する(ステップS31)。ムービーモード選択が検出されなかった場合には、キー入力部8もしくは第2サイドスイッチ4による設定変更処理が検出された否かを判断する(ステップS32)。設定変更処理が検出されなかった場合には、ステップS34に進み、設定変更処理が検出された場合には、操作に合わせて設定変更を行うとともに、表示部6に表示されているアイコンを変更する等により、設定変更をモニターに反映させる(ステップS13)。さらに、前述のように4:3のアスペクト比で、被写体像をモニター表示させる(ステップS34)。
すなわち、カメラモード処理の状態においては、図12に示すように、16:9のアスペクト比の映像表示が可能な2.7inch(240×428ドット)表示部6において、4:3のアスペクト比の領域(240×320ドット)が、被写体像を表示させるモニター表示エリア601となる。したがって、モニター表示エリア601の両側に残余した表示領域を有効利用して、セルフタイマーアイコン602、撮影モードアイコン603、ホワイトバランスアイコン(表示例では屋外光)604、Ev(露出)ゲージ605、撮影モード表示(表示例ではUXGA相当の解像度、1600×1200(ドット))606、ズーム(光学ズーム3倍、デジタルズーム16倍で3×16、48倍まで拡大できる)607、受信状態アイコン608、電池残量アイコン609、ムービー撮影モード切替アイコン610等を表示することができる。よって、ステップS33では、これらアイコン等601〜610を操作に合わせて表示変更し、また、ステップS34ではモニター表示エリア601に被写体像を表示させる。
したがって、16:9のアスペクト比の映像表示が可能な表示部6を採用したことにより、撮影時において、各アイコン等601〜610がモニター表示エリア601の被写体像と重なることがない。よって、撮影すべき画角を障害なく液晶表示させることができ、且つ、撮影設定内容や、当該携帯電話の各状態を見やすく表示させることができる。
そして、ステップS34に続くステップS35においては、カメラモードではシャッターキーとして機能する第1サイドスイッチ9の操作が検出されたか否かを判断し(ステップS35)、検出されたならば、表示バッファ62のイメージデータを操作された時点のイメージデータに固定する(ステップS36)。引き続き、第1サイドスイッチ9の操作が再度検出されたか否かを判断し(ステップS37)、検出されない場合には、キャンセル操作が検出されたか否かを判断して、ステップS36→S37→S41→S36のループを繰り返しつつ待機する。
この間に、キャンセル操作が検出された場合には(ステップS41;YES)、表示バッファ62をクリアして(ステップS42)、ステップS34からの処理を再度実行する。また、再度第1サイドスイッチ9の操作が検出された場合には(ステップS41;YES)、表示バッファ62内に固定されたイメージデータを圧縮処理し(ステップS38)、この圧縮処理したイメージデータをRAM24の画像記憶領域243に日付をファイル名にして格納する(ステップS39)。更に、カメラモード抜けが検出されたか否かを判断し(ステップS40)、検出されるまでステップS34からの処理を繰り返し、検出された時点で図7のフローチャートにおけるスタートへ戻る。
他方、ステップS31での判断の結果、ムービーモード選択が検出された場合には、キー入力部8もしくは第2サイドスイッチ4による設定変更処理が検出された否かを判断する(ステップS43)。設定変更処理が検出されなかった場合には、ステップS46に進み、設定変更処理が検出された場合には、それがシネマサイズ撮影の選択であるか否かを判断する(ステップS44)。シネマサイズ撮影の選択でなかった場合には(通常サイズの撮影選択のまま)、表示部6に表示されているアイコンを変更する等により、設定変更をモニターに反映させ(ステップS53)、通常サイズである4:3のアスペクト比で、被写体像をモニター表示させる(ステップS46)。
すなわち、ムービーモードであって通常サイズでの撮影状態においては、図13に示すようにカメラモードの場合と同様に、16:9のアスペクト比の映像表示が可能な2.7inch(240×428ドット)表示部6において、4:3のアスペクト比の領域(240×320ドット)が、被写体像を表示させるモニター表示エリア601となる。そこで、モニター表示エリア601の両側に残余した表示領域を有効利用して、記録経過時間611、Ev(露出)ゲージ605、動画撮影サイズアイコン(S、M、L、CINEMAの4パターン)612、ズーム607、受信状態アイコン608、電池残量アイコン609、カメラ撮影モード切替アイコン613等を表示する。よって、ステップS53では、前記アイコン等を操作に合わせて表示変更する。
よって、16:9のアスペクト比の映像表示が可能な表示部6を採用したことにより、ムービーモードの通常サイズ撮影時においても、前述と同様に各アイコン等がモニター表示エリア601の被写体像と重なることがない。その結果、撮影すべき画角を障害なく液晶表示させることができ、且つ、撮影設定内容や、当該携帯電話の各状態を見やすく表示させることができる。
また、ステップS44での判断の結果、シネマサイズ撮影が選択された場合には、モニターサイズをシネマサイズに変更して(ステップS45)、シネマサイズのアスペクト比で、被写体像をモニター表示させる(ステップS46)。
このとき、表示部6は、16:9のアスペクト比の映像表示が可能であるが、本実施の形態におけるイメージセンサーの有効画素領域は前述のように4:3のアスペクト比に固定されており、イメージセンサーで捕らえることができる画素領域は16:9に対応していない。このため、ムービーモードであってシネマサイズ撮影の状態においては、図14に示すように、4:3の有効画素領域から、16:9に相当する領域を被写体像を表示させる動画表示エリア615(180×320ドット)とし、それ以外の上下領域は各々黒画像614((30×320ドット)×2)として取り込む。したがって、前述と同様に、モニター表示エリア601の両側に残余した表示領域を有効利用して、記録経過時間611、Ev(露出)ゲージ605、動画撮影サイズアイコン612、ズーム607、受信状態アイコン608、電池残量アイコン609、カメラ撮影モード切替アイコン613等を表示することができのみならず、黒画像614部分を有効利用して現在日時616を表示させることができる。
次に、第1サイドスイッチ9の操作が検出されたか否かを判断する(ステップS47)。検出されたならば、表示バッファ62に順次映像を取り込んで(ステップS48)、圧縮処理し(ステップS49)、第1サイドスイッチ9の操作が再度検出されるまで(ステップS50)、ステップS48及びS49の処理を繰り返す。そして、第1サイドスイッチ9の操作が再度検出されたならば(ステップS50;YES)、表示バッファ62に生成されている動画データをRAM24の画像記憶領域243に日付をファイル名にして格納する(ステップS51)。更に、カメラモード抜けが検出されたか否かを判断し(ステップS51)、検出されるまでステップS46からの処理を繰り返し、検出された時点で図7のフローチャートにおけるスタートへ戻る。
図10は、前記ムービー再生モード処理(ステップS26)の詳細を示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、S61〜S63はダウンロードしたムービーファイルの再生処理手順を示し、S64(YES判定)〜S73は自機でムービー撮影されたファイルを再生する処理手順を示す。
先ず、このムービー再生モード処理が実行されるに際して、第2磁気検出部29にての磁気検出検出が有った否かを判断する(ステップS61)。ここで、このステップS61の判断がYESの場合とは、前述のように、蓋部2は表示部6側を上面にして、本体部3のテンキー810等が設けられている内面上に折り重ねられている。そして、ムービー再生モードにおけるこの状態は、図11(a)に示したように、表示部6を横長方向にして、両手LH、RHで前記折り重ねられた状態における携帯電話1の両端部に摘持しつつムービーを観賞する場合である。そして、この図11(a)の状態となっている場合のムービー再生時には、第1スピーカ5と第2スピーカ7とからの放音による適正なステレオ効果が生じることから、スイッチ21を閉じて第1スピーカ5と第2スピーカ7をオンにするステレオスピーカ設定を行う(ステップS62)。
また、ステップS61の判断がNOの場合とは、図2(a)の状態から蓋部2を開いて第1ヒンジ部100を軸にして回動させたのみ(ステップS9;YES)であって、携帯電話1は図1の状態となっており、表示部6を縦長方向にして、本体部3を握持してムービーを観賞する場合である。しかし、この図1の状態となっている場合のムービー再生時に、第1スピーカ5と第2スピーカ7とをオンにすると、上下から放音し違和感が生ずることから、スイッチ21を開いて第1スピーカ5のみをオンにするモノラルスピーカ設定を行う(ステップS63)。
次に、ユーザにより自端末(当該携帯電話1)で撮影したムービーが選択されたか否かを判断する(ステップS64)。自端末で撮影したムービーが選択された場合には、画像記憶領域243を検索し(ステップS65)、画像記憶領域243に格納されているムービーファイルの先頭フレームを表示部6にサムネイル一覧表示させる(ステップS66)。このとき、画像記憶領域243には、4:3サイズで撮影されたムービーファイルと、16:9で撮影(シネマサイズ撮影)されたムービーファイルとが混在して格納されていることから、図15に示すように、各サイズに応じた、異なる大きさでサムネイル620を表示する。このとき、シネマサイズで撮影されたムービーファイルの先頭フレームに関しては、前記黒画像614を削除した形でサムネイル化し、図示のように、表示される各サムネイル620の高さ方向を統一してメニュー表示する。
また、図15に示したメニュー表示の状態を維持して、いずれかのムービーが選択されるまで待機する(ステップS67)。この再生すべきムービーファイルの選択は、第2サイドスイッチ4の上下方向のロートクリック(回転)で行い、いずれかのムービーが選択されたならば、それがシネマサイズで撮影されたファイルであるか否かを判断する(ステップS68)。シネマサイズで撮影されたファイルである場合には、ムービーファイルの上下領域の各黒画像614を除いた画像を表示部6に全画面表示する(ステップS69)。したがって、シネマサイズで撮影されたムービーファイルが選択された場合には、図16に示すように、表示部6にはムービーファイルの先頭フレームが全画面(240×428ドット)表示される。
次に、再生指示が検出されたか否かを判断し(ステップS70)、第2サイドスイッチ4の中央が押圧されることにより再生指示が発生し、これが検出されたならば、当該ムービーファイルを伸長処理し、再生する(ステップS71)。このとき、前述したステップS61での判断結果に基づき、このステップS61の判断がNOであって、図11(a)に示したように、表示部6を横長方向にして、ムービーを観賞する状態にある場合には、図16に示したように、通常サイズで撮影されたムービーを表示部6に全画面表示する。また、前記ステップS61の判断がYESであって、図1に示したように、表示部6を縦長方向にして、ムービーを観賞する状態にある場合には、図17に示すように、シネマサイズで撮影されたムービーを上下の黒画像614とともに、表示部6の中央部に表示する。従って、この図17に示したシネマサイズムービーの再生表示状態においては、図示のように、表示部6の上下空白部分おける上部に、受信状態アイコン608、電池残量アイコン609、現在日時616を表示させ、下部にキー入力部8のムービー再生キー85、決定キー82、アドレス帳キー83に各々対する操作アイコン617、618、619を表示させる。
他方、ステップS68での判断の結果、選択されたムービーがシネマサイズではなく通常サイズで撮影されたファイルである場合には、先頭フレームを全画面表示する(ステップS75)。これにより、図16に示したように、表示部6には通常サイズのムービーファイルの先頭フレームが全画面表示される。
次に、再生指示が検出されたか否かを判断し(ステップS75)、第2サイドスイッチ4の中央が押圧されることにより再生指示が発生し、これが検出されたならば、当該ムービーファイルを伸長処理し、再生する(ステップS71)。このとき、前述したステップS61での判断結果に基づき、このステップS61の判断がNOであって、図11(a)に示したように、表示部6を横長方向にして、ムービーを観賞する状態にある場合には、図16に示したように、シネマサイズで撮影されたムービーを表示部6に全画面表示する。また、ステップS61の判断がYESであって、図1に示したように、表示部6を縦長方向にして、ムービーを観賞する状態にある場合には、図18に示すように、通常サイズで撮影されたムービーを表示部6の中央部に表示する。従って、この図18に示した通常サイズムービーの再生表示状態においても、図示のように、表示部6の表示エリア601の上下空白部分おける上部に、受信状態アイコン608、電池残量アイコン609、現在日時616を表示させ、下部にキー入力部8のムービー再生キー85、決定キー82、アドレス帳キー83に各々対する操作アイコン617、618、619を表示させる。
以上の処理によりシネマサイズ又は通常サイズのムービーを再生させたならば、当該ムービーの再生が終了したか否かを判断し(ステップS72)、再生が終了したならば当該ムービー再生モードのモード抜けが検出されたか否かを判断する。そして、モード抜けが検出されるまで、ステップS66からの処理を繰り返し、モード抜けが検出された時点で、図7に示したフローチャートのスタートに戻り、受信待受け状態に移行する。
この受信待受け状態において、図19に示すように、自機で撮影した画像を壁紙622として設定した場合、ワイドサイズであって縦方向の表示部6において、通常サイズの壁紙622を上下方向に表示させる。したがって、表示部6の上下に空白部分が残余することから、図示のように、この空白部分の上部に、受信状態アイコン608、電池残量アイコン609、現在時刻616を表示させ、下部に、壁紙622として使用した画像ファイルのExifデータを表示するエリア621を設けることも可能となる。
なお本実施の形態においては、CDMA 20000 1xEV−DOにおけるHDR(High Data Rate)をベースにした無線高速データ通信について詳述したが、所謂3.5世代携帯電話サービスにおけるHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)技術による高速データ通信であっても良い。
本発明の一実施の形態に係る携帯電話の蓋を開いた状態の正面図である。 (a)は蓋部を表示部とキー入力部と対面させる形で畳んだ状態の正面図、(b)は同背面図である。 蓋部を単に開いた状態の側面図である。 フローチャートのステップS32における外観図である。 携帯電話の回路構成を示すブロック図である。 RAMのメモリ構成図である。 全体的な処理手順を示すフローチャートである。 図7のフローチャートに続くフローチャートである。 カメラモード処理の詳細を示すフローチャートである。 ムービー再生モード処理の詳細を示すフローチャートである。 (a)は携帯電話が図4の状態にある場合において、ムービー再生モードでユーザが保持している場合、(b)はカメラモードでユーザが保持している場合を示す図である。 カメラモードの表示領域を示す図である。 ムービーモード(通常サイズ)の表示領域を示す図である。 ムービーモード(シネマサイズ)の表示領域を示す図である。 ムービー再生モード(サムネイル表示)を示す図である。 ムービー再生モード(全画面表示)を示す図である。 縦表示のムービーモード(シネマサイズ)の表示形態を示す図である。 縦表示のカメラモード、ムービー(通常サイズ)の表示形態を示す図である。 通常待受けサイズの表示状態を示す図である。
符号の説明
1 携帯電話(携帯型電子機器、携帯型電話機)
2 蓋部(第1の筐体)
3 本体部(第2の筐体)
4 第2サイドスイッチ(指示手段)
5 第1スピーカ(第1のスピーカ)
6 表示部(表示手段)
7 第2スピーカ(第2のスピーカ)
8 キー入力部(指示手段)
9 第1サイドスイッチ
10 マイク
11 メインアンテナ
12 第2ヒンジ部(ヒンジ部、第2の回動軸)
13 報知用LED
16 デジタルズーム
16 内蔵アンテナ
17 撮像レンズ
18 受信信号処理部
19 通信信号処理部
20 第1制御部
21 スイッチ
22 第2制御部(判断手段、制御手段)
23 プログラムROM
24 RAM(記憶手段)
27 スイッチ処理部
28 第1磁気検出部(判断手段)
29 第2磁気検出部(判断手段)
61 表示ドライバ
62 表示バッファ
100 第1ヒンジ部(ヒンジ部、第1の回動軸)
201 スイッチ回路
202 通信データ処理部
203 システムROM
205 音声処理部
206 スイッチ回路
207 オーディオアンプ
241 アドレス帳記憶領域
245 ワークメモリ

Claims (6)

  1. 表示手段を備えた第1の筐体と、この第1の筐体に対しヒンジ部を介して重なり合う方向に回動自在に結合された第2の筐体とを備える携帯型電子機器において、
    前記第1の筐体は第1のスピーカを備えるとともに、前記ヒンジ部は第2のスピーカを備え、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体との相対的な位置関係より、前記表示手段の表示状態が縦長表示状態か横長表示状態かを判断する判断手段と、
    この判断手段によって、縦長表示状態であると判断すると、前記第1のスピーカまたは前記第2のスピーカの少なくとも何れかを駆動させ、横長表示状態であると判断すると、前記第1のスピーカと前記第2のスピーカを共に駆動させるよう制御する制御手段と、を備え、
    前記ヒンジ部は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合う方向に回動させる第1の回動軸に対し垂直方向に回転する第2の回動軸を有し、
    前記判断手段は、前記第1の回動軸および前記第2の回動軸により前記表示手段が外部に露出した状態で前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合ったときに、横長表示状態であると判断することを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 前記第2のスピーカは、前記第1の回動軸により前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合った状態でも開いた状態であっても外部に露出する位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記第1の回動軸および前記第2の回動軸により前記表示手段が外部に露出しない状態で前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合ったときに、前記第2のスピーカのみを駆動させることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。
  4. 前記表示手段は、16:9のアスペクト比を備えた表示画面を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の携帯型電子機器。
  5. 表示手段と音声通話のための第1のスピーカとを備えた第1の筐体と、この第1の筐体に対しヒンジ部を介して重なり合う方向に回動自在に結合され音声通話のためのマイクを備える第2の筐体とで構成される携帯型電話機において、
    前記ヒンジ部は第2のスピーカを備え、
    映像情報を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された映像情報を再生出力させるよう指示する指示手段と、
    この指示手段により映像情報の再生出力が指示されると、前記第1の筐体と前記第2の筐体との相対的な位置関係より、前記表示手段の表示状態が縦長表示状態か横長表示状態かを判断する判断手段と、
    この判断手段によって縦長表示状態であると判断すると、前記映像情報に含まれる画像を前記表示手段に表示させるとともに前記第1のスピーカまたは前記第2のスピーカの少なくとも何れかを駆動させて前記映像情報に含まれる音声情報を出力させる一方、横長表示状態であると判断すると、前記映像情報に含まれる画像を前記表示手段に表示させるとともに、前記第1のスピーカと前記第2のスピーカを共に駆動させて前記映像情報に含まれる音声情報を出力させるよう制御する制御手段と、を備え、
    前記ヒンジ部は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合う方向に回動させる第1の回動軸に対し垂直方向に回転する第2の回動軸を有し、
    前記判断手段は、前記第1の回動軸および前記第2の回動軸により前記表示手段が外部に露出した状態で前記第1の筐体と前記第2の筐体とが重なり合ったときに、横長表示状態であると判断することを特徴とする携帯型電話機。
  6. 前記表示手段は、16:9のアスペクト比を備えた表示画面を有することを特徴とする請求項5に記載の携帯型電話機。
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