JP3992361B2 - コード加工装置およびコード加工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は提灯等の電気製品の中間スイッチに使用する平行コード等のコード加工装置およびコードの加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
提灯や電気スタンド等のある種の電気製品では、電源コードの途中に中間スイッチが取り付けられている。使用者はこの中間スイッチを操作することで、電気製品の電源をオン・オフすることができる。
【0003】
図10は、このような中間スイッチの代表的なものを示したものである。電源コード11の中間位置に配置された中間スイッチ本体12は、スイッチ本体部とカバー部の2つに分離できる構造となっている。スイッチ本体部には回動自在な回転板13が取り付けられており、カバー部側に電源コード11を差し込んだ状態でスイッチ本体部とカバー部を合わせてネジ14で両者を固定するようになっている。回転板13には図示しない導体が取り付けられており、一定方向に所定角度ずつ回転されることで、図示しない1対のバネが同時にこの導体に接触したり非接触の状態となるようになっている。
【0004】
図11は、図10に示した中間スイッチ本体のカバー部に電線を収容した状態を表わしたものである。電源コード11のうちの1本11Aは切らずにそのままカバー部12Aの溝に沿って配置され、残りの一本11Bは中央部を切断されて、それらの先端部分はカバー部12Aの中央に設けられた隔離壁15の両側に存在する空間部分にそれぞれ電気的に分離した状態で配置されるようになっている。
【0005】
図12は、中間スイッチ本体のカバー部に収容する電源コードの加工状態を表わしたものである。平行電源コード11は所定の長さにわたってそれぞれのコード部分に分離され、その分離された部分の一方についてはその中央部分が切断されて他方のコード部分から離れる方向に予め変形させておく。このような電源コード11を用意しておけば、作業者はこれをカバー部12Aに差し込んで、スイッチ本体部をこれに合わせた状態でネジ止めを行えばよい。図示しないスイッチ本体部内の接点のオン・オフ制御を行うための前記した1対のバネ(図示せず)にはそれぞれ針が形成されており、スイッチ本体部とカバー部12Aが閉じ合わされた状態でこれらの針の1本ずつが電源コード11Aの切断されたそれぞれの端部近傍に突き刺ささるようになっている。これにより、切断された側の電源コード11B同士が電気的に接触したり非接触の状態になり、電源のオン・オフが行われることになる。このように図10に示した中間スイッチは、電源コードの取り付けが極めて単純化されているという利点があり、広く使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのような中間スイッチに使用する電源コードには、ビニール製のコード本体に布等の外部編組を被せたものがある。このような外部編組部分は、たとえば高級な提灯自体であればその品位を向上させる他、コタツ等の電気製品ではコードに触れたときの温度差を感じさせにくいという利点を持っている。しかしながら、中間スイッチに電源コードを取り付ける際にはコード本体の切断箇所で外部編組部分も切断する必要がある。このため、中間スイッチ12の近辺で外部編組部分がほつれてしまったり、切断箇所付近の外部編組部分が収縮するとビニールコードが露呈することになって、電気製品自体の美観を害することになるといった問題があった。
【0007】
そこで従来では、外部編組の切断箇所がほつれないようにするために、その部分を糸で巻いたり、あるいは樹脂で被覆するといったことが行われていた。このため、従来では外部編組を有する電源コードを中間スイッチに使用する場合には、▲1▼外部編組の剥ぎとりという新たな工程が必要とされる他に、これによって現われたコード本体を構成する2本の電線を所定長にわたって1本ずつに分離し、その一方を切断した後に、▲2▼外部編組のそれぞれの切断部近傍がコード本体とずれないように端部の処理を行うといった2つの工程を追加する必要があった。このような処理工程の増加によって、組み立てが複雑化し、これに要するコストが増大してしまうといった問題があった。
【0008】
なお、以上の説明では図10に示した円板状の回転板13を有する中間スイッチについての問題点を指摘したが、スライド式あるいはシーソー式の可動片を有する中間スイッチ等のあらゆるタイプの中間スイッチでも同様の問題が生じている。
【0009】
そこで本発明の目的は、外部編組を有するコードについても中間スイッチへの取り付けを簡易に行えるコード加工装置およびコードの加工方法を提供することにある。
【0010】
請求項1記載の発明では、(イ)帯状の絶縁材料内に複数の電線を間隔を置いて平行に埋設しその絶縁材料の周囲を外部編組によって被覆したコードを収容するための細長い直線状のコード収容用下溝と、このコード収容用下溝の所定間隔を置いた2つの箇所にコード収容用下溝を横切るように形成された一対の外部編組止め下溝と、これら一対の外部編組止め下溝に外部から樹脂を注入する樹脂注入口を配置した下型部と、(ロ)この下型部と接離自在でかつ接合時に前記した一対の外部編組止め下溝に対向する位置に刻まれた一対の外部編組止め上溝と、外部編組によって被覆したコードの前記した一対の外部編組止め上溝に挟まれた箇所で下型部方向に突出し、絶縁材料をコード収容用下溝の長さ方向に切断して複数の電線に分離する第1の刃と、下型部方向に突出すると共にコード収容用下溝を横切る方向に配置され前記した複数の電線の少なくとも1本を前記した一対の外部編組止め上溝の間の所要の位置で切断する第2の刃を配置した上型部とをコード加工装置に具備させる。
【0011】
すなわち、請求項1記載の発明では、コード加工装置を下型部部分とこれに接離自在な上型部とで構成する。そして、下型部側に細長い直線状のコード収容用下溝を設けて、これに帯状の絶縁材料内に複数の電線を間隔を置いて平行に埋設しその絶縁材料の周囲を外部編組によって被覆したコードを収容できるようにする。また、コード収容用下溝には所定間隔を置いた2つの箇所にコード収容用下溝を横切るように形成された一対の外部編組止め下溝と、これら一対の外部編組止め下溝に外部から樹脂を注入する樹脂注入口を配置しておく。そして上型部には下型部と接離自在でかつ接合時に前記した一対の外部編組止め下溝に対向する位置に刻まれた一対の外部編組止め上溝と、外部編組によって被覆したコードの前記した一対の外部編組止め上溝に挟まれた箇所で下型部方向に突出し、絶縁材料をコード収容用下溝の長さ方向に切断して複数の電線に分離する第1の刃と、下型部方向に突出すると共にコード収容用下溝を横切る方向に配置され前記した複数の電線の少なくとも1本を前記した一対の外部編組止め上溝の間の所要の位置で切断する第2の刃を配置しておく。これにより、下型部側にコードを収容して上型部を閉じると、その閉じる過程でコードの中間位置が所定長にわたってそれぞれの電線に分離され、かつそのうちの少なくとも1本が切断される。また、上型部が閉じた状態で樹脂注入口から樹脂を注入することで切断箇所よりも外側で外部編組がその下部の絶縁材料に対して固定されるので、外部編組がほつれたり、その切り口近傍がビニール等の絶縁材料に対して移動する(絶縁材料の部分が露呈する)といった不都合が発生しなくなる。
【0012】
請求項2記載の発明では、(イ)帯状の絶縁材料内に複数の電線を間隔を置いて平行に埋設しその絶縁材料の周囲を外部編組によって被覆したコードを収容するための細長い直線状のコード収容用下溝と、このコード収容用下溝の所定間隔を置いた2つの箇所にコード収容用下溝を横切るように形成された一対の外部編組止め下溝を配置した下型部と、(ロ)この下型部と開閉自在でかつ閉じた状態でコード収容用下溝に対向する位置に刻まれた一対の外部編組止め上溝と、外部編組によって被覆したコードの前記した一対の外部編組止め上溝に挟まれた箇所で下型部方向に突出し、絶縁材料をコード収容用下溝の長さ方向に切断して複数の電線に分離する第1の刃と、下型部方向に突出すると共にコード収容用下溝を横切る方向に配置され前記した複数の電線の少なくとも1本を前記した一対の外部編組止め上溝の間の所要の位置で切断する第2のと、前記した一対の外部編組止め上溝に外部から樹脂を注入する樹脂注入口を備えた上型部とをコード加工装置に具備させる。
【0013】
すなわち、請求項2記載の発明では、コード加工装置を下型部部分とこれと開閉自在な上型部とで構成する。そして、下型部側に細長い直線状のコード収容用下溝を設けて、これに帯状の絶縁材料内に複数の電線を間隔を置いて平行に埋設しその絶縁材料の周囲を外部編組によって被覆したコードを収容できるようにする。そして下型部と開閉自在な上型部には、上型部が下型部に対して閉じた状態でコード収容用下溝に対向する位置に刻まれた一対の外部編組止め上溝と、外部編組によって被覆したコードの前記した一対の外部編組止め上溝に挟まれた箇所で下型部方向に突出し、絶縁材料をコード収容用下溝の長さ方向に切断して複数の電線に分離する第1の刃と、下型部方向に突出すると共にコード収容用下溝を横切る方向に配置され前記した複数の電線の少なくとも1本を前記した一対の外部編組止め上溝の間の所要の位置で切断する第2の刃と、前記した一対の外部編組止め上溝に外部から樹脂を注入する樹脂注入口を配置しておく。これにより、下型部側にコードを収容して上型部を閉じると、その閉じる過程でコードの中間位置が所定長にわたってそれぞれの電線に分離され、かつそのうちの少なくとも1本が切断される。また、上型部が閉じた状態で樹脂注入口から樹脂を注入することで切断箇所よりも外側で外部編組がその下部の絶縁材料に対して固定されるので、外部編組がほつれたり、その切り口近傍がビニール等の絶縁材料に対して移動する(絶縁材料の部分が露呈する)といった不都合が発生しなくなる。
【0014】
請求項3記載の発明では、(イ)帯状の絶縁材料内に複数の電線を間隔を置いて平行に埋設しその絶縁材料の周囲を外部編組によって被覆したコードを下型部に形成されたこのコードの外形に沿った細長い直線状のコード収容用溝に収容する第1の工程と、(ロ)この直線状のコード収容用溝が形成された下型部の面に対して接離自在に配置された上型部から下型部方向に突出して配置された第1の刃で、この上型部が閉じられる動きに連動してコード収容用溝に収容されたコードの中間位置を、絶縁材料によって覆われた複数の電線に分離するようにコード収容用溝の長さ方向に沿って所定長にわたって切断すると共に、第1の刃によってコードの中間位置を切断し分離される電線の少なくとも1本を上型部から突出しコード収容用溝を横切る方向に配置された第2の刃で同じく上型部の閉じられる動きに連動させてコード収容用溝の長さ方向の切断箇所のほぼ中央部で2つに切断する第2の工程と、(ハ)上型部コード収容用溝の形成された面を完全に覆った状態で、コード収容用溝における第1の刃によって切断された箇所あるいはこれを挟んだ外側にコード収容用溝を横切るように形成された一対の外部編組止め溝に外部編組の外側から樹脂を注入し固化させて注入箇所で外部編組をその直下の絶縁材料に対して固定する第3の工程とをコード加工方法に具備させる。
【0015】
すなわち請求項3記載の発明では、中間スイッチを取り付けようとするコードを外部編組を取り除かない状態で細長い直線状のコード収容用溝に収容し、このコード収容用溝が設けられた下型部の面に対して接離自在とされた上型部を閉じる過程で、上型部側に設けられた刃でこのコードの切断処理を行う。刃は、第1の刃と第2の刃が用意されており、第1の刃で、コードの中間位置を、絶縁材料によって覆われた複数の電線に分離するようにコード収容用溝の長さ方向に沿って所定長にわたって切断し、第2の刃でコード収容用溝の長さ方向の切断箇所のほぼ中央部で少なくとも1本の電線を2つに切断する。上型部が閉じられた状態で第1の刃によって切断された箇所あるいはこれを挟んだ外側にコード収容用溝を横切るように形成された一対の外部編組止め溝に外部編組の外側から樹脂を注入して固化することで外部編組をその直下の絶縁材料に対して固定する。このように請求項3記載の発明では、コードをコード収容用溝に収容して上型部を閉めて樹脂を注入するだけで、中間スイッチに使用するコードを簡単に加工することができることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
【0017】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の一実施例におけるコード加工装置の原理的な構成を表わしたものである。本実施例のコード加工装置20は、装置本体(下型部)21とこれに図示しないヒンジ機構を介して接離自在に配置された蓋部(上型部)22から構成されている。装置本体21には、平行ビニールコードに綿金糸の外部編組が被覆された電線23を水平に配置したときの下半分の部分を収容する下溝(コード収容用下溝)24が刻まれている。蓋部22にも、この下溝24に正確に対向する位置に平形電源コード23の残りの部分としての上半分を収容するための上溝(コード収容用上溝)25が刻まれている。上溝23の中央部には、T字状の刃26が植設されている。刃26は、上溝25の長さ方向に配置された横刃部分26A(第1の刃)と、この横刃部分26Aの真中の位置から90度方向に奥側に所定長伸びた縦刃部分26B(第2の刃)からなっている。下溝24には、このT字状の刃26に対応する箇所に、T字状の溝27が刻まれている。
【0019】
下溝24におけるT字状の溝27の両側部分には、所定の間隔を置いてこれを横切るように一対の外部編組止め下溝28、29が刻まれている。これらの外部編組止め下溝28、29の深さは、装置本体21の表面における外部編組止め下溝28、29の長さLの2分の1となっている。蓋部22にも、これらの外部編組止め下溝28、29と正確に対向する位置に外部編組止め上溝31、32が形成されている。これらも蓋部22の表面における長さが共にLであり、深さはその2分の1となっている。装置本体21側の一対の外部編組止め下溝28、29には図で簡略して示した細長い管33が連結されており、これは外部から樹脂を高圧で注入するための樹脂注入管34と連結されている。
【0020】
このようなコード加工装置20で中間スイッチ用の平形電源コードを加工するには、まず図1に示したようにその平形電源コード23の下半分を、外部編組が覆われたままの状態で下溝24に圧入する。このとき、平形電源コード23はその内部の2本の電線部分がなす平面が装置本体21の上面と平行になるようにする。このような平形電源コードは、通常の場合、その断面が扁平な楕円形をしているので、楕円の長軸が装置本体21の上面と平行になるようにすればよい。
【0021】
このようにして平形電源コード23のセッティングが終了したら、蓋部22を完全に閉じる。するとこの過程で蓋部22側に配置されたT字状の刃26が平形電源コード23をT字状に切断し、T字状の溝27に収まることになる。
【0022】
図2は、T字状の刃によって切断された平形電源コードの切断箇所を表わしたものである。このように平形電源コード23は中に入っている2つの導体ケーブル41、42のうちの一方が縦刃部分26Bによって切断され、これら2つの導体ケーブル41、42を被覆する断面が8の字形のビニールの接続部分が横刃部分26Aによって所定長にわたって切断される。
【0023】
このように装置本体21の上に蓋部22が完全に閉じ合わされた状態で平形電源コード23の切断が行われるが、この閉じた状態で図示しないセンサがこれを検出し、樹脂注入管34から所定量の樹脂が高圧で注入される。
【0024】
図3は、このようにして樹脂が上溝と下溝に注入された後にコード加工装置から取り出した平形電源コードを表わしたものである。平形電源コード23は、切断箇所51を挟むようにして一辺がLの長さの正方形をした板状の止め部52、53が形成されている。これらの止め部52、53は、高圧で射出成型された樹脂で構成されているので、外部編組を圧接した状態で固化しており、内部のビニールコードから外部編組部分が移動することはない。
【0025】
なお、切断箇所51では当然ながら外部編組がビニールコードと共に切断されている。したがって、必要であればこれを簡単に剥ぎとって除去することができる。本実施例では切断された側の導体ケーブルにはそれぞれ針状の導体を接触させ、これらの導体の間を電気的にオン・オフするようにしている。したがって、中間スイッチが外部編組を残したままの平形電源コードを収容することのできるものであれば、外部編組を特に除去する必要はない。
【0026】
図4は、図3に示した加工を行なった平形電源コードを組み込む中間スイッチの外観を表わしたものである。中間スイッチ61は、図10に示したものと同一の外観を有しており、回転板62がスイッチ本体に回動自在の状態で組み込まれている。図3に示した止め部52、53はスイッチ本体の内部に収容されている。したがって、外部には外部編組に覆われた平形電源コード23が引き出された状態となっている。
【0027】
図5は、中間スイッチのカバー部へ平形電源コードを組み込んだ状態を表わしたものである。カバー部61Aには、2つの止め部52、53に対応するそれぞれの位置にこれらを嵌入するための縦長の溝が切られている。また、その中央部には、断面がビーカ状の隔離壁61が配置されており、その中央にはネジ穴62が螺刻されている。作業者は、図3に示した平形電源コード23における2つの止め部52、53の間の外部編組部分を取り除いた状態で、切断されていない側のコード部分63を隔離壁61の“ビーカ”形状の底に相当する箇所とこれに対向する位置の両側に突き出た2つの突片64、65の間を通して固定する。平形電源コード23における中央を切断された2つのコード部分66、67の先端は、隔離壁61の“ビーカ”形状の“首”の部分61Bにそれぞれ反対方向から当たるようにこの図で上側に湾曲させられた状態で収容される。
【0028】
図10で説明した従来の中間スイッチと同様に、この中間スイッチ61もカバー部61Aと図示しないスイッチ本体部から構成されている。スイッチ本体部には、図4に示した回転板62が回動自在に配置されている他、この回転板62の回転位置に合わせて回転板62に取り付けられた図示しない金属板と接離する1対のバネが取り付けられている。また、これら1対のバネには図10で説明した従来の中間スイッチ12と同様に針が形成されている。したがって、スイッチ本体部を図5に示したカバー部61Aと閉じ合わせると、この時点でこれらの針が中央を切断された2つのコード部分66、67に突き刺さってこれらと電気的に接続される。この結果として、回転板62が所定の角度回転する度に、平形電源コード23のオン・オフ制御が行なわれることになる。
【0029】
第1の変形例
【0030】
以上説明した実施例ではビニルコードに対して外部編組が移動しないように止めるための止め部52、53の幅を比較的短くしてこれらを中間スイッチの本体内部に設けた溝に収容することにした。止め部52、53の構成はこのようなものに限定されるものではない。たとえば、これらの長さを長くすると共に、弾性を持たせ、長くなった部分を中間スイッチの両端部分から所定長にわたって延ばすことで、中間スイッチの両端部分でのコードの折り曲げによる断線等の劣化を防止することができる。
【0031】
図6は、本発明の第1の変形例としてコタツ用に主として使用される中間スイッチを示したものである。この中間スイッチ71にはスライド式の操作片72が付いており、これを図で左右に動かすことによって電源のオン・オフができるようになっている。中間スイッチ71の両端からは所定長にわたって比較的柔らかい樹脂製のコード保護部材73、74が延び出しており、布等の外部編組が被覆された電源コード75の折り曲げに対する保護が行われている。
【0032】
図7は、図6に示した中間スイッチに使用するコードの加工方法を説明するためのものである。この図は先の実施例の図3に対応するものである。この変形例では、電源コード75が図1で示したようなコード加工装置(図示せず)にセットされる。そして、セットされた中央部分が外部編組の上から先の実施例と同様にT字形に切断されると共に、樹脂を高圧で注入することで1対のコード保護部材73、74が電源コード75上に形成される。これらのコード保護部材73、74は、外部編組のずれを防止すると同時に、電源コード75の曲げに対する保護の役割も果たすことになる。
【0033】
図7に示したコード保護部材73、74の間の外部編組は除去され、切断された側のコード部分81A、81Bの先端部分は、たとえばストリッパを使用して所定長ずつ電線82A、82Bを露出させる。切断されていない側のコード部分83は、外部編組を除去したままとなっている。なお、切断された側のコード部分81A、81Bが切断されていない側のコード部分83に対して長すぎる場合には、コード部分81A、81Bを1つの刃で切断せずに、所定の間隔に配置された2つの刃で切断するようにすれば、これらのコード部分81A、81Bの長さを切断時点で調節することができる。
【0034】
図8は、このように加工された電源コードを中間スイッチに組み込んだ状態を表わしたものである。切断されていない側のコード部分83は、可動部91の往復動を阻害させないように可動部支持部材92の上に添わせた形で収容される。切断された側のコード部分81A、81Bから剥ぎ出された電線82A、82Bは、それぞれ対応する端子94A、94Bにネジ95A、95Bで固定される。これらの端子94A、94Bにはそれぞれ接片96A、96Bが取り付けられている。
【0035】
図6で示した操作片72が電源コード75の長さ方向(図で横方向)に往復動されると、これに伴って可動部91にスプリングを介して一端を接続された接片96Bが可動部91の移動方向に力を受けて端子94B側の取り付け箇所を支点として揺動する。この結果、図6に示すように操作片72が図で左方向に最大限移動した状態で両接片96A、96Bの接触が断たれた状態となり、スイッチはオフになっている。また、これとは反対に操作片72が図で右方向に最大限移動した状態では、可動部91が接片96Bをもう一方の接片96Aに押し付けることになって、スイッチはオンとなる。
【0036】
このように図8に示した中間スイッチの組立では一方のコード部分83を切断せず、これによって中間スイッチの組み立ての工程を簡略化したが、これに限るものではない。たとえば図7に示したようにT字形に電源コード75を切断するのではなく、十字形に切断すると共に、切断箇所を挟むような形で1対のコード保護部材73、74を樹脂成型し、それぞれの切断箇所(4箇所)で電線部分を剥ぎ取るようにしてもよい。この場合には、図8に示した中間スイッチと異なり、それぞれのコードの端部を4箇所の端子の1つずつにネジ止めすることになる。
【0037】
このような後者のタイプの中間スイッチは、従来から使用されたスイッチと同様の構成となる。すなわち、4箇所の端子のうち2箇所の端子を、図8でたとえば可動部支持部材92として示した部材を導電性の部材で構成して電気的に常時接続させるようにすることになる。この場合には残りの2つの端子が図8で示した2つの端子94A、94Bと同様にたとえば両接片96A、96Bの接離によって電気的接続をオン・オフ制御されることになる。
【0038】
第2の変形例
【0039】
図9は本発明の第2の変形例としてスライドスイッチを内蔵した中間スイッチに、加工後の電源コードを接続する状態を表わしたものである。第1の変形例と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。第2の変形例では、スライド片101を図で左右にスライドさせることで両端子102、103間をオン・オフ制御することのできるスライドスイッチ104を、この図には示していない中間スイッチ本体に収容するようにしている。
【0040】
そして、図7で示した加工後の電源コードの切断された側のコード部分81A、81Bを両端子102、103にはんだ付けしたり、ネジ止めする。これらの端子102、103をかしめるようにしてもよい。なお、切断された側のコード部分81A、81Bが切断されていない側のコード部分83に対して長すぎる場合には、コード部分81A、81Bの長さを前記したように切断時点あるいは組み立て時に調節するようにしてもよい。なお図9では、スライドスイッチ104について上方から見たものの他に側方から見たものを示している。
【0041】
以上、中間スイッチについて各種の形態を示したが、これ以外の中間スイッチに対しても本発明のコード加工方法を適用することは可能である。樹脂の成型と平行して行われる切断処理の対象としての電源コードは、電線を2本平行に配置した平行コードあるいは平行ケーブルである必要はなく、これよりも多い数のケーブルを連ねたものであってもよい。
【0042】
また実施例では図1に原理的に示したように装置本体21側から樹脂注入管34で樹脂を注入したが、蓋部22側からこのような注入を行うようにしてもよいことは当然である。また、樹脂の注入とコードの切断を同時に行う本発明のコード加工装置ば図1に示したように装置本体21とこれに開閉自在に配置された蓋部22を有する構造である必要はなく、樹脂成型のときに通常使用される下型と上型で構成するようにしてもよい。この構造では、下型が実施例の装置本体21に対応し、上型は実施例の蓋部22に対応するが、上型が上下動自在に配置されている。そして、上型の下面が下型の上面と密着する時点でコードの切断処理が行われることになる。上型の上部には、樹脂を注入する注入用の孔が空けられているものが多く、下型と上型が密着した時点で上方から樹脂を注入するためのノズルが下降し、注入用の孔に嵌入した時点で樹脂がコードの所定位置に注入されることになる。このように下型部と上型部は必ずしもヒンジ機構によって開閉自在な構造となっている必要はなく、両者が接離自在な構造となっていればよい。
【0043】
更に実施例では装置本体21と蓋部22の両側に電線23用の溝24、25を配置したが、電線23の形状によっては片側のみに配置するようにしてもよい。また実施例では電源コードの1本についてそのほぼ中央部を1箇所切断することにしたが、切断位置は中央部からいずれかの側に偏った位置であってもよいし、2本の刃で切断してこれらの刃の間の電線部分を除去するようにしてもよいことは当然である。
【0044】
また、実施例では一対の外部編組止め下溝28、29に樹脂を注入することによって形成される板状の止め部52、53を一辺が長さLの正方形のものとしたが、コード保護部材73、74のような形状となる場合もあることはもちろんのこと、コードの長さ方向と垂直な断面形状が楕円形のように扁平で角がとれた形状等のあらゆる形状であってもよいことはもちろんである。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、中間スイッチ用のコードを処理するためのコード加工装置を下型部とこれに対して接離自在に配置された上型部で構成し、下型部側に細長い直線状のコード収容用下溝を設けて、これに帯状の絶縁材料内に複数の電線を間隔を置いて平行に埋設しその絶縁材料の周囲を外部編組によって被覆したコードを収容すると共にこのコード収容用下溝に樹脂を注入する樹脂注入口を配置し、上型部側には下型部方向に突出し、絶縁材料をコード収容用下溝の長さ方向に切断して複数の電線に分離する第1の刃と、下型部方向に突出すると共にコード収容用下溝を横切る方向に配置され前記した複数の電線の少なくとも1本を一対の外部編組止め上溝の間の所要の位置で切断する第2の刃を配置したので、下型部にコードを配置して上型部を閉じ、樹脂を注入するだけでコードのすべての加工を行うことができる。したがって、切断したコードの端部近傍をほつれないように手作業で加工するといった処理が不要になり、コードの加工処理の迅速化とコストダウンの双方を実現することができる。しかも、樹脂の注入によって形成した大径部分を中間スイッチの中に組み込めば、スイッチからコードが抜け出したりスイッチの接点部分に外力がかかるのを簡単に防止することができる。更に、樹脂を固化後もゴムのように柔らかい状態を保つ素材にすれば、中間スイッチの端部におけるコードの曲げを和らげ、この部分の電線の疲労による断線を効果的に防止することができる。
【0046】
また請求項2記載の発明によれば、中間スイッチ用のコードを処理するためのコード加工装置を下型部とこれに対して開閉自在に配置された上型部で構成し、下型部側に細長い直線状のコード収容用下溝を設けて、これに帯状の絶縁材料内に複数の電線を間隔を置いて平行に埋設しその絶縁材料の周囲を外部編組によって被覆したコードを収容し、上型部側には下型部方向に突出し、絶縁材料をコード収容用下溝の長さ方向に切断して複数の電線に分離する第1の刃と、下型部方向に突出すると共にコード収容用下溝を横切る方向に配置され前記した複数の電線の少なくとも1本を一対の外部編組止め上溝の間の所要の位置で切断する第2の刃と下型部側の一対の外部編組止め下溝に樹脂を注入する樹脂注入口を配置したので、下型部にコードを配置して上型部を閉じ、樹脂を注入するだけでコードのすべての加工を行うことができる。したがって、切断したコードの端部近傍をほつれないように手作業で加工するといった処理が不要になり、コードの加工処理の迅速化とコストダウンの双方を実現することができる。しかも、樹脂の注入によって形成した大径部分を中間スイッチの中に組み込めば、スイッチからコードが抜け出したりスイッチの接点部分に外力がかかるのを簡単に防止することができる。更に、樹脂を固化後もゴムのように柔らかい状態を保つ素材にすれば、中間スイッチの端部におけるコードの曲げを和らげ、この部分の電線の疲労による断線を効果的に防止することができる。
【0047】
更に請求項3記載の発明によれば、中間スイッチを取り付けようとするコードを外部編組を取り除かない状態で下型部に形成された細長い直線状のコード収容用溝に収容し、このコード収容用溝が設けられた下型部の面に対して接離自在とされた上型部を閉じる過程で、上型部側に設けられた第1の刃と第2の刃でこのコードの切断処理を行うので、事前に外部編組のみを取り除くといった面倒な作業が不要になる。また、これら第1の刃と第2の刃でコード収容用溝の長さ方向とこのコード収容用溝を横切る方向の2つの方向にコードを切断するので、上型部を閉じるという1つのアクションでコードの分離と分離されたコードの少なくとも1つを切断するといった作業を同時に行うことができる。したがって、相互の切断位置を誤差なく設定することができ、中間スイッチに対するコードの取り付けを容易にかつ効率的に行うことができるようになる。更に上型部を閉じた状態でコードの切断と樹脂の注入を行えるので、樹脂の注入箇所の位置決めが不要であり、同様に加工の精度を著しく向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるコード加工装置の原理的な構成を表わした斜視図である。
【図2】実施例でT字状の刃によって切断された平形電源コードの切断箇所を表わした平面図である。
【図3】実施例で樹脂が上溝と下溝に注入された後にコード加工装置から取り出した平形電源コードを表わした平面図である。
【図4】図3に示した加工を行なった平形電源コードを組み込む中間スイッチの外観を表わした平面図である。
【図5】実施例で中間スイッチのカバー部へ平形電源コードを組み込んだ状態を表わしたカバー部の平面図である。
【図6】本発明の第1の変形例でコタツ用に主として使用される中間スイッチの外観を示す平面図である。
【図7】本発明の第1の変形例で図6に示した中間スイッチに使用するコードの加工方法を説明するためのコードの要部平面図である。
【図8】本発明の第1の変形例で加工された電源コードを中間スイッチに組み込んだ状態を表わした平面図である。
【図9】本発明の第2の変形例で加工された電源コードを中間スイッチのスライドスイッチに接続する状態を表わした平面図である。
【図10】従来の中間スイッチの代表的なものについてその外観を示した平面図である。
【図11】図10に示した中間スイッチ本体のカバー部に電線を収容した状態を表わした平面図である。
【図12】従来の中間スイッチ本体のカバー部に収容する電源コードの加工状態を表わした平面図である。
【符号の説明】
20 コード加工装置
21 装置本体(下型部)
22 蓋部(上型部)
23 電線
24、28、29 下溝
25、31、32 上溝
26 T字状の刃
26A 横刃部分
26B 縦刃部分
34 樹脂注入管

Claims (3)

  1. 帯状の絶縁材料内に複数の電線を間隔を置いて平行に埋設しその絶縁材料の周囲を外部編組によって被覆したコードを収容するための細長い直線状のコード収容用下溝と、このコード収容用下溝の所定間隔を置いた2つの箇所に前記コード収容用下溝を横切るように形成された一対の外部編組止め下溝と、これら一対の外部編組止め下溝に外部から樹脂を注入する樹脂注入口を配置した下型部と、
    この下型部と接離自在でかつ接合時に前記一対の外部編組止め下溝に対向する位置に刻まれた一対の外部編組止め上溝と、前記外部編組によって被覆したコードの前記一対の外部編組止め上溝に挟まれた箇所で前記下型部方向に突出し、前記絶縁材料を前記コード収容用下溝の長さ方向に切断して複数の電線に分離する第1の刃、前記下型部方向に突出すると共に前記コード収容用下溝を横切る方向に配置され前記複数の電線の少なくとも1本を前記一対の外部編組止め上溝の間の所要の位置で切断する第2の刃を配置した上型部
    とを具備することを特徴とするコード加工装置。
  2. 帯状の絶縁材料内に複数の電線を間隔を置いて平行に埋設しその絶縁材料の周囲を外部編組によって被覆したコードを収容するための細長い直線状のコード収容用下溝と、このコード収容用下溝の所定間隔を置いた2つの箇所に前記コード収容用下溝を横切るように形成された一対の外部編組止め下溝を配置した下型部と、
    この下型部と開閉自在でかつ閉じた状態で前記コード収容用下溝に対向する位置に刻まれた一対の外部編組止め上溝と、前記外部編組によって被覆したコードの前記一対の外部編組止め上溝に挟まれた箇所で前記下型部方向に突出し、前記絶縁材料を前記コード収容用下溝の長さ方向に切断して複数の電線に分離する第1の刃と、前記下型部方向に突出すると共に前記コード収容用下溝を横切る方向に配置され前記複数の電線の少なくとも1本を前記一対の外部編組止め上溝の間の所要の位置で切断する第2のと、前記一対の外部編組止め上溝に外部から樹脂を注入する樹脂注入口を備えた上型部
    とを具備することを特徴とするコード加工装置。
  3. 帯状の絶縁材料内に複数の電線を間隔を置いて平行に埋設しその絶縁材料の周囲を外部編組によって被覆したコードを下型部に形成されたこのコードの外形に沿った細長い直線状のコード収容用溝に収容する第1の工程と、
    この直線状のコード収容用溝が形成された前記下型部の面に対して接離自在に配置された上型部から前記下型部方向に突出して配置された第1の刃で、この上型部が閉じられる動きに連動して前記コード収容用溝に収容されたコードの中間位置を、絶縁材料によって覆われた複数の電線に分離するように前記コード収容用溝の長さ方向に沿って所定長にわたって切断すると共に、第1の刃によってコードの中間位置を切断し分離される電線の少なくとも1本を前記上型部から突出し前記コード収容用下溝を横切る方向に配置された第2の刃で同じく上型部の閉じられる動きに連動させて前記コード収容用溝の長さ方向の切断箇所のほぼ中央部で2つに切断する第2の工程と、
    前記上型部が前記コード収容用溝の形成された面を完全に覆った状態で、前記コード収容用溝における前記第1の刃によって切断された箇所あるいはこれを挟んだ外側に前記コード収容用溝を横切るように形成された一対の外部編組止め溝に前記外部編組の外側から樹脂を注入し固化させて注入箇所で外部編組をその直下の絶縁材料に対して固定する第3の工程
    とを具備することを特徴とするコード加工方法。
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