JP3991329B2 - 移動式防潮装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外洋に面した河口部や港湾の出入り口部に設備し、高波発生時にのみ防潮堤を設置できる移動式防潮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、防潮装置としては、外洋に面した河口部に上下に移動する堰板を供えた可動堰を設けた水門状ものがあり、高波が押し寄せる時間帯に合わせて堰板を降下せるようにしたものがあるが、この種の上下移動する水門形式の防潮装置では、その機構上、大きさに限界があり、大型船舶が航行可能な航路を遮断するような場合には設置できない。
【0003】
従来、通常は大型船舶の航行も可能なように水路全体を開放しておき、非常時にその水路全体を閉鎖するようにした大掛かりな移動式防潮装置としては、図11に示すように、対岸1,1に縦向きの支軸2,2を設置し、この各支柱2を要とした扇形の骨組み3を介在させてアーチ型の堰板4を支持させた防潮堤体5を設置し、対岸に1,1には全体が扇形をした防潮堤体5が退避できる退避スペース6をそれぞれ設けておき、通常時は退避スペース6内に防潮堤体5を収容しておき、必要に応じ、各支軸2を中心にして扇形方向に回動させ、各堰板4を水路中央に移動させ、その先端を互いに突き合わせ配置にして水路を遮蔽するようにしたものが開発されている。ここに使用されている従来の防潮堤体3は鋼製の骨組み3と、同じく鋼製の堰板4とによって構成され、押し寄せる高波に対しては、両岸1,1に設置した支軸2,2による防潮堤体支持力によって対抗させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の移動式防潮堤装置においては、高波が押し寄せた際に、その応力が支軸に集中することとなり、大きな波力に対抗できないという問題があり、また、防潮堤体の全体形状が扇形であり、これをそれぞれ収容する退避スペースを対岸に設置しなければならないため、遮断しようとする水路の開口部分が広くなればなる程、広い退避スペースを常時確保しておかなければならず、特に港湾でのデッドスペースは他の港湾設備設置を制約するなどの問題があった。
【0005】
本発明はこのような従来の問題に鑑み、大きな高波に対しても対抗させることができ、従来のように広いスペースを必要とせず、防潮堤体の移動もスムーズに行い得る移動式防潮装置の提供を目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、水面上への浮上及び水底面上への着底操作を行う浮力調整手段を有し、所定の防潮堤設置部に着底させることによって防潮堤となる重力式の防潮堤体と、一端側が防潮堤設置部に向けた開口を有し、該開口を通じて前記防潮堤設置部と連続させた防潮堤格納部とを備え、前記防潮堤体を前記防潮堤格納部に収容し、該防潮堤体を、水面上に浮上させることにより、防潮堤格納部内と防潮堤設置部との間を往復移動可能とし、該防潮堤体を前記防潮堤設置部の所定の設置位置にて着底させることにより防潮堤とする移動式防潮装置であって、前記開口は、前記防潮堤格納部の奥部に比べて細幅に形成され、該開口の対向壁面にガイドローラを有し、前記防潮堤体の先端部分には、左右側面に向けて流水を切換噴出自在なスラスターを備え、前記防潮堤体の後端側両側面には、該防潮堤体と一体に突設された張り出し部と、該各張り出し部に設置された堤体移動装置とを備え、該堤体移動装置には、ジャッキによって前記防潮堤格納部の側壁面側に向けて往復動作される移動装置ケーシングと、該ケーシングに支持され、前記防波堤格納部の側壁に反力を取って転動する駆動輪と、該駆動輪を回転駆動させる駆動源とを有し、前記防潮堤体を、内部を多数の隔壁によって区画された中空のコンクリート製函体をもって構成し、前記各区画内を注排水可能なバラストタンクとし、各バラストタンクには注排水ポンプを備え、前記バラストタンク内への注水によって該防潮堤体を浮上・着底動作させるようにすることにある。
【0007】
尚、防潮堤設置部を互いに対向した対岸間とし、両岸にそれぞれ防潮堤格納部を設置し、それぞれの防潮堤格納部内に防潮堤体を収容し、該各防潮堤体を両対岸の中央に向けて移動させ、先端を突き合わせて着底させるようにしてもよく、防潮堤設置部を互いに対向した対岸間とし、該対岸の一方側に防潮堤格納部を設置するとともに他方側に該防潮堤体の先端部が接合される堤体先端接合部を設置し、前記防潮堤体を対岸の一方側から他方側に向けて移動させ、先端を前記堤体先端接合部に接合させて着底させるようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面について説明する。
【0009】
図1は本発明に係る移動式防潮装置を航路部分に設置した場合の概略を示している。図中符号10,10は対抗する河岸であり、両河岸10,10にはそれぞれドック状をした防潮堤格納部11,11が互いに対向配置に設置されており、両防潮堤格納部11,11間が防潮堤設置部となっている。
【0010】
各防潮堤格納部11は、図1に示すように、河岸10を陸地側に掘削して形成しても良く、図には示してないが、河岸10外側に一部又は全部を張り出した状態に構築しても良く、何れも開口12を除き周囲をコンクリート壁等で囲み、後述する防潮堤体20が収容できる細長の矩形状に形成している。開口12は、防潮堤格納部11の奥部に比べて細幅に形成され、防潮堤設置部側、即ち対岸側にむけて開口している。
【0011】
防潮堤設置部の水底には、図2に示すように、上面が平らで水平な防潮堤設置用基礎13が、コンクリート、又は捨石によって構築され、各防潮堤格納部11の底部はこの基礎13と同高さになるように水平且つ平らに成形されている。
【0012】
防潮堤格納部11には、それぞれ防潮堤体20が開口12より出入可能に収容されている。この防潮堤体20は、コンクリートにより構築されており、両岸の2基が付き合わされることによって全航路幅を塞ぐ長さの細長矩形状に形成されている。
【0013】
防潮堤体20は、図3、図4に示すように、内部を多数の隔壁21,21……によって区画されており、その間区画内が中空のバラストタンク22,22……となっている。各バラストタンク22には開閉バルブ付きのバラスト水注排口23及びバラスト水注排ポンプ24がそれぞれ備えられており、バラストタンク22内の水を抜いて浮力を増加させることによって水面上に浮上し、また、バラストタンク22内に注水して浮力を減少させることによって水底に着底し、自重によって高波に対抗できる重量になるように構築されている。
【0014】
この防潮堤体20は、先端が防潮堤格納部11の開口12内に挿入され、該開口12の対向壁面に取り付けたガイドローラ23にガイドされるようになっている。防潮堤体20の後端側両側面には張り出し部24,24が一体に突設されており、その各張り出し部24に堤体移動装置25が設置されている。
【0015】
堤体移動装置25は、図5に示すように、防潮堤格納部11の両側壁面14,14に反力を取って防潮堤体20を長手方向に移動させるようにしているものであり、防潮堤体20に対してジャッキ26をもって側壁面14側に出入される、即ち側壁面14側に向けて往復運動する移動装置ケーシング27を有し、該ケーシング27にローラ状の駆動輪28が支持され、この駆動輪28をケーシング27内に収容した電動又は油圧モータ等の駆動源(図示せず)によって回転駆動させるようになっている。
【0016】
そして防潮堤体20の移動操作に際しては、防潮堤体20を浮上させておき、その両側のケーシング27,27をそれぞれジャッキ26によって側方に押し出し、各駆動輪28を防潮堤格納部11の両側壁面14に押し当て、駆動輪28に、防潮堤体20の移動に必要な接触圧が加わるように加圧させる。この状態で駆動輪20を回転させることにより、両側壁面14,14に反力を取って防潮堤体20の移動がなされるようにしている。
【0017】
防潮堤体20の先端部には底側に片寄せてスラスター30が備えられている。このスラスター30は、防潮堤体20の両側面に連通開口させた水路31と、該水路31内に設置したタービン状のスクリュー32、及び該スクリュー32を駆動させるエンジン33とからなり、スクリュー32を正逆何れかに回転させることにより水路31内に流水を生じさせ、片側の水路回口より噴射させることにより、防潮堤体20に対して幅方向の推進力を生じさせるようにしている。
【0018】
防潮堤体20の上面には係留用のウインチ40,40……が前後の左右に設置されており、防潮堤格納部11上面の各係留具41,41……との間に係留ワイヤーロープ42,42……を張設している。
【0019】
このように構成される移動式防潮堤装置は、通常時は防潮堤体20を防潮堤格納部11内に収容し、バラストタンク22に注水して着底させた状態で格納しておく。そして、台風や地震による高波が予想された際に、両防潮堤体20,20のバラストタンク22内の水を抜いて浮上させ、対岸から突出させてその先端を突き合わせた状態で各々のバラストタンク22内に注水して沈め、防潮堤設置用基礎13上に着底させる。
【0020】
防潮堤体20の繰り出し移動は、図6に示すように、防潮堤体20を浮上させた係留状態で、その両側のケーシング27,27をそれぞれジャッキ26によって側方に押し出し、各駆動輪28を防潮堤格納部11の両側壁面14に押し当て、係留を解いて駆動輪20を駆動源によって防潮堤体繰り出し方向に回転させる。これによって防潮堤格納部11の両側壁面14,14に反力を取って防潮堤体20が繰り出し方向に移動される。
【0021】
また、図7に示すように、防潮堤体20を繰り出す際に、スラスター30を作動させることにより、防潮堤体20は、防潮堤格納部開口12の各ガイドローラ13を中心にして回動する。このスラスター30を必要に応じて操作し、繰り出し側移動時における防潮堤体先端の幅方向の位置、即ち防潮堤体20の繰り出し方向の角度を調整し、必要な防潮堤設置位置に移動させる。
【0022】
所定の設置位置に移動させた後、図8に示すように、堤体移動装置25のジャッキ26を引き入れ側に動作させ、駆動輪28を側壁面14から離した状態で、防潮堤体20のバラストタンク22内に注水して着底させ、これによって自重によって高波に対抗する重力式防潮堤の設置を完了する。この着底までの間もスラスター30による角度制御は継続して行う。
【0023】
設置された防潮堤を再び格納する際には、バラストタンク22内のバラスト水を排水し、浮力を増加させることによって浮上させ、スラスター30によって防潮堤体20の角度を制御しながら、堤体移動装置25のジャッキ26を押し出し方向に動作させ、駆動輪28を側壁面14に押し当て、前述とは逆の引き込み方向に駆動させる。これによって防潮堤体20を防潮堤格納部11内に引き入れ、係留ワイヤーロープ42にて係留する。
【0024】
尚、この実施例では堤体移動装置に駆動輪を用いたものを示したが、この他、前述した堤体移動装置25に代え、図9に示すように、移動堤体20の後端側と防潮堤格納部11の前部の係留具41aとの間、及び移動堤体20の前端側と防潮堤格納部11の後部の係留具41bとの間にそれぞれ繰り出し用ワイヤーロープ42a及び引き入れ用ワイヤーロープ42bを張設し、繰り出し用ウインチ40a又は引き入れ用ウインチ40bを巻き取り動作させることによって防潮堤体20を移動させるようにしてもよい。
【0025】
また、両岸からそれぞれ防潮堤体を繰り出し、その先端を当接させて沈める場合を示したが、図10に示すように、対岸10,10の一方側にのみ1基の防潮堤体20を格納設置しておくとともに、他方側に、防潮堤体20の先端部が接合される堤体先端接合体50を設置し、前記防潮堤体20を対岸の一方側から他方側に向けて移動させ、先端を堤体先端接合体50の前面に設けた縦溝状の接合部51に接合させて着底させることにより、必要な防潮堤が設置されるようにしてもよい。尚図10において前述の図1に示した実施例と同じ部分には、同一符号を付してその説明を省略する。また、この例の防潮堤体20及び防潮堤格納部11は図3〜図9に示した前述の実施例と同様である更に、防潮堤体は、RC構造の他、金属函体或いはRCと金属との複合構造体であってもよく、また、多数の函体を連結させて細長に組み立てた構造であってもよい。
【0026】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る移動式防潮装置は、水面上への浮上及び水底面上への着底操作を行う浮力調整手段を有し、所定の防潮堤設置部に着底させることによって防潮堤となる重力式の防潮堤体と、一端側が防潮堤設置部に向けた開口を有し、該開口を通じて前記防潮堤設置部と連続させた防潮堤格納部とを備え、前記防潮堤体を前記防潮堤格納部に収容し、該防潮堤体を、水面上に浮上させることにより、防潮堤格納部内と防潮堤設置部との間を往復移動可能とし、該防潮堤体を前記防潮堤設置部の所定の設置位置にて着底させることにより防潮堤とするようにしたことにより、重力式の防潮堤を容易に移動可能な構造とでき、高波力に耐え得る安定性の高い移動式防潮堤が得られるとともに、長大な防潮堤を少ないスペースで格納移動でき、狭い港湾等においてけるデッドスペースが少なくなり、利用効率が向上する。
【0027】
また、本発明は上記構成に加え、防潮堤設置部を互いに対向した対岸間とし、両岸にそれぞれ防潮堤格納部を設置し、それぞれの防潮堤格納部内に防潮堤体を収容し、該各防潮堤体を両対岸の中央に向けて移動させ、先端を突き合わせて着底させるようにすることにより、幅広の河口や港湾口における長大な防潮堤であっても2分した状態で格納及び移動させることとなり、格納スペースが少なくてよく、また移動が容易となる。
【0028】
これとは別に、防潮堤設置部を互いに対向した対岸間とし、該対岸の一方側に防潮堤格納部を設置するとともに他方側に該防潮堤体の先端部が接合される堤体先端接合部を設置し、前記防潮堤体を対岸の一方側から他方側に向けて移動させ、先端を前記堤体先端接合部に接合させて着底させるようにすることにより、比較的小間隔の港湾口においては、防潮堤体が単数でよくなり、設置及びその開閉操作が容易となる。
【0029】
更に、本発明は上記構成に加え、防潮堤体は、内部を多数の隔壁によって区画された中空のコンクリート製函体をもって構成し、前記各区画内を注排水可能なバラストタンクとし、各バラストタンクには注排水ポンプを備え、前記バラストタンク内への注水水によって該防潮堤体を浮上・着底動作させるようにすることにより、従来の浮きドックの制御構造が使用でき、大重量の防潮堤であっても容易に浮上・沈設がかのうとなる。
【0030】
更に、本発明は上記構成に加え、防潮堤体には、防潮堤格納部の内壁に反力を取って転動する駆動輪と、該駆動輪を回転駆動させる駆動源とを有する堤体移動装置を備えることにより、長大な大重量の防潮堤体であっても、簡単な構造の堤体移動装置で、安全且つ容易に移動作業が行われる。
【0031】
更に、本発明は上記構成に加え、防潮堤体には、その先端部分に左右側面に向けて流水を切換噴出自在なスラスターを備えることにより、防潮堤体先端側の幅方向の位置制御が、船舶や係留ウインチを使用することなく、簡単且つ迅速に行え、防潮堤の設置及び格納作業が短時間で行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動式防潮装置の一例の概略構成を示す平面図である。
【図2】同上のA−A線断面図である。
【図3】図1中の防潮堤体を防潮堤格納部内に係留した状態を示す平面図である。
【図4】同上のB−B線断面図である。
【図5】図3中の駆動装置を示す部分拡大平面図である。
【図6】同上の防潮堤体の係留を解除した状態を示す平面図である。
【図7】同上の防潮堤体の移動状態を示す平面図である。
【図8】同上の防潮堤体を防潮堤設置位置に設置した状態を示す平面図である。
【図9】本発明に係る移動式防潮装置の他の実施例の防潮堤体の移動方法を示す平面図である。
【図10】本発明に係る移動式防潮装置の他の一例の概略構成を示す平面図である。
【図11】従来の防潮装置の概略構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10 河岸
11 防潮堤格納部
12 開口
13 基礎
14 両側壁面
20 防潮堤体
21 隔壁
22 バラストタンク
23 ガイドローラ
24 張り出し部
25 堤体移動装置
26 ジャッキ
27 ケーシング
28 駆動輪
30 スラスター
31 水路
32 スクリュー
33 エンジン
40,40a ウインチ
41,41a 係留具
42,42a 係留ワイヤーロープ
50 堤体先端接合体
51 接合部
Claims (3)
- 水面上への浮上及び水底面上への着底操作を行う浮力調整手段を有し、所定の防潮堤設置部に着底させることによって防潮堤となる重力式の防潮堤体と、一端側が防潮堤設置部に向けた開口を有し、該開口を通じて前記防潮堤設置部と連続させた防潮堤格納部とを備え、前記防潮堤体を前記防潮堤格納部に収容し、該防潮堤体を、水面上に浮上させることにより、防潮堤格納部内と防潮堤設置部との間を往復移動可能とし、該防潮堤体を前記防潮堤設置部の所定の設置位置にて着底させることにより防潮堤とする移動式防潮装置であって、
前記開口は、前記防潮堤格納部の奥部に比べて細幅に形成され、該開口の対向壁面にガイドローラを有し、
前記防潮堤体の先端部分には、左右側面に向けて流水を切換噴出自在なスラスターを備え、
前記防潮堤体の後端側両側面には、該防潮堤体と一体に突設された張り出し部と、該各張り出し部に設置された堤体移動装置とを備え、
該堤体移動装置には、ジャッキによって前記防潮堤格納部の側壁面側に向けて往復動作される移動装置ケーシングと、該ケーシングに支持され、前記防波堤格納部の側壁に反力を取って転動する駆動輪と、該駆動輪を回転駆動させる駆動源とを有し、
前記防潮堤体を、内部を多数の隔壁によって区画された中空のコンクリート製函体をもって構成し、前記各区画内を注排水可能なバラストタンクとし、各バラストタンクには注排水ポンプを備え、前記バラストタンク内への注水によって該防潮堤体を浮上・着底動作させるようにしてなる移動式防潮装置。 - 防潮堤設置部を互いに対向した対岸間とし、両岸にそれぞれ防潮堤格納部を設置し、それぞれの防潮堤格納部内に防潮堤体を収容し、該各防潮堤体を両対岸の中央に向けて移動させ、先端を突き合わせて着底させるようにしてなる請求項1に記載の移動式防潮装置。
- 防潮堤設置部を互いに対向した対岸間とし、該対岸の一方側に防潮堤格納部を設置するとともに他方側に該防潮堤体の先端部が接合される堤体先端接合部を設置し、前記防潮堤体を対岸の一方側から他方側に向けて移動させ、先端を前記堤体先端接合部に接合させて着底させるようにしてなる請求項1に記載の移動式防潮装置。
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