JP3989860B2 - 半導体微細電気機械的(mem)スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的には、微細電気機械的(MEM)スイッチとこのような構造の製造方法とに関し、より具体的には、スイッチング電極と直交する制御電極を有するねじれMEMスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
スイッチング動作は、多くの電気的,機械的,および電気機械的アプリケーションの基礎要素である。MEMスイッチは、最近の数年間にわたって多くの利益を生み出してきた。MEMスイッチ技術を用いた製品が、バイオメディカル・システム,航空宇宙システム,および通信システムにおいて普及した。
【0003】
例えばMiller等の米国特許第6,000,280号公報に開示されるように、ねじれビームを用いてMEMスイッチが製造されてきたが、これらのデバイスは、スイッチ面に並行な制御面で典型的に構成されてきた。さらに、材料および処理は、CMOS製造手法と両立しないものであった。
【0004】
本発明のより良い理解を得るために、誘電体2上に固定された変形可能なビーム5の一方の端部を有するMEMスイッチの断面図を示す図1を参照して、従来のMEMスイッチを説明する。最下位のレベルは、誘電体材料1で作成され、デバイスの様々な電気部品を接続し形成するために使用される導体素子3および4から構成される。数字3および6によって参照される導体は、ビームを変形させる動作電圧電位を与えるために用いられる。信号を伝える導体4は、同様に、MEMスイッチの動作時にビームへ接続される。図2は、同じ従来のスイッチの平面図を示す。
【0005】
従来のMEMスイッチの典型的な実装において、コンタクト・ビーム6を、例えばSiO2 で形成される誘電体層の上にポリシリコンによって形成する。周囲の材料をエッチングして、シリコン・ビーム5に装置された突起構造を残す。事前に形成された導体3および4の上に浮くコンタクト・ビーム6は、好ましくはポリシリコンより成る。続いて、デバイスを、ポリシリコンへ付着する一般的には金で無電解メッキし、導体素子3,4,および6を形成する。
【0006】
スイッチは、コンタクト・ビーム6および電極3の間に電圧差を与えることによって動作する。この電圧は、ビーム6を電極4と接触させる静電引力を発生させ、スイッチを閉じる。固定ビーム5へ与えられたねじれは、制御電圧電位が下がるや否やコンタクト6をその開位置へ戻すために用いられる。
【0007】
一般的に、従来の全ての突起構造は、従来の半導体デバイスと比較した場合に極めて広い領域にわたることによって特徴付けられる。これは、本質的に、従来の突起構造を半導体チップ製造プロセスへ統合するのをほぼ不可能にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、スイッチング電極とほぼ直交する制御電極を有するねじれMEMスイッチを提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、誘電体によってコンタクトを隔てることによって、制御信号とスイッチ信号との間に電気的分離を与えることである。
【0010】
本発明のさらに他の目的は、スイッチを開閉するための複数の制御部を備えるねじれMEMスイッチを提供することである。
【0011】
本発明の他の目的は、様々な多極,多投配置のMEMスイッチを提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、電極間に良好なコンタクトをもたらし十分な静電制御をなおも保持するために必要とされる全スイッチング領域が著しく縮小されたMEMスイッチを提供することである。
【0013】
本発明の他の目的は、CMOS半導体デバイスに適用可能な製造手法と両立する製造手法を用いてMEMスイッチを製造する方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様において、良好なコンタクトをもたらし必要な静電制御を与えるために要求されるMEMスイッチの全スイッチ領域は、スイッチ・コンタクトと直交する方向に制御部を配置することによって著しく縮小される。これは、制御面領域を垂直方向に移動させるだけでなく、垂直配置において得られた追加のてこ比(leverage)によってビームの長さをも縮小する。信号電極間の間隔を縮小することなしに、制御電極間の間隔を縮小できるので、同じてこ比が制御電圧要件を下げる。
【0015】
本発明の他の態様において、スティクション(stiction)として知られるMEMスイッチにおいて生じる問題(すなわち、コンタクトを互いに付着させ、制御電圧が下がった時に解放しない表面の傾向)が著しく低減される。本発明のMEMスイッチは、対向する制御面に、どちらか一方の方向に必要な引力を供給させてスティクションを克服することによりこの問題を解決する。
【0016】
本発明のさらに他の態様において、スイッチング信号からの制御信号の分離が提供される。本発明のMEMスイッチング・デバイスは、物理的および電気的に2つの導電路を分離する。本発明のMEMスイッチング・デバイスは、また、MEMスイッチを形成する様々な要素を再配置することによって信号電極間の間隔を著しく拡大することにより、追加の分離を与える。本発明は、さらに、単極デバイスおよび多極デバイスを提供する。
【0017】
本発明の他の態様において、半導体MEMスイッチを提供する。この半導体MEMスイッチは、導電性可動制御電極と、可動制御電極へ装置された絶縁半導体ねじれビームとを備え、絶縁ねじれビームと可動制御電極とは、相互に並行であり、絶縁ねじれビームへ装置された少なくとも一つの可動コンタクトを備え、絶縁ねじれビームおよび制御電極の結合体は、可動コンタクトと直交する。
【0018】
【発明の実施の形態】
好適な実施の形態を示す図面を参照して、以下に本発明をより十分に説明する。
【0019】
図3は、図4の線A−Aによって定まる切断面を通して見た垂直ねじれMEMスイッチの断面図を示す。デバイスは、その上にセラミック,ガラス,シリコン,あるいは絶縁もしくは半絶縁材料層が付着される基板8の上に形成される。層10の厚さは製造されるべきMEMスイッチの全体の寸法によって定められ、好ましくは、約2μmの厚さである。スイッチの金属接続部および電極は、誘電体内に挿入されて示され、それは、ダマシン・プロセスとして一般的に知られる半導体製造プロセスにおいて典型的になされる。好適な実施の形態において、金属は、好ましくは適切なライナおよびバリア材料を有する銅である。金属導体30,40,および50は、約1μmの厚さである。導体30は、可動コンタクト20がアクティベートされてスイッチを閉じるとき、電流または信号が伝わるコンタクト・パッドの例である。パッド30の面積は、著しく変化し、典型的には約10μm2 である。ビーム構造の長さもまた様々であり、20μmから200μm以上まで変動する。制御電極間の引き付け力は、並行な面のそれぞれの面積に依存する。電極40の面積は0.5μm2 から1μm2 まで変動する。一方、その寸法は、電極50の面積とより好ましく一致するために電極40をより深くまたはより長くすることによって変化し得る。トレンチ70は、電極50と、その上に数字20で参照される可動電極が固定されるねじれビーム60との周囲に構成される。トレンチは、電極50と固定電極40との間に電圧が加えられるときに、電極が揺れるために必要な空間を与える。これが起こるとき、電極50が電極40の方へ引き付けられる。可動電極50は、誘電体ビーム60からぶら下がり、誘電体ビーム60へ取り付けられる。誘電体ビーム60は、少なくとも一端で誘電体へ固定される(図6の層11および12を参照されたい)。2つの制御電極40および50間の引力は、電極50が40の方へ引かれるように、ビーム60を回転させまたはねじる。可動コンタクト20はまた、極板30にコンタクトするときに可動コンタクト20を回転させる誘電体ビーム60へ装置される(これは、本発明の他の実施の形態を示す図10および11を参照してさらに説明される)。電極40は、一方の側でトレンチへ露出してもよく、あるいは、誘電体の薄い層が2つの制御電極間の物理的コンタクトを阻止する方法で設けられてもよい。好ましくは、誘電体の薄い層は、約200Å〜約500Åであり、コンタクトが成され、電位のデルタが失われ、スイッチが揺動可能の場合に、それらが相互に接触するのを妨げる。代わりに、その両側に誘電体の薄い層を付着することにより、可動電極50を分離してもよい。
【0020】
図4は、本発明に係るMEMスイッチの平面図である。デバイスが、基板の内部あるいは基板の上に付着した誘電体層の上に形成される。図4は、可動コンタクト20が2つのほぼ同じ平面にあるコンタクト30および30Aを接続する例を説明する。金属接続部50Aは、制御電極50への電気的経路を与える(これは、図6を説明するときにより詳細に説明する)。その内部でねじれビーム60の制御電極50が自由に動くことができるくぼみ70が誘電体または基板内に形成される。対応する制御電極40が可動ビーム電極50と並行の方向に誘電体内に形成される。電極40と50との間に電圧差が加えられるとき、静電力が可動電極50を固定電極40の方へ引き付け、ねじり棒60を変形させそしてねじる。ねじり棒が変形するとき、それは、装置された信号電極20を回転させ、固定信号電極30とコンタクトした状態にさせ、スイッチを閉じる。
【0021】
さらに、MEMスイッチを閉じることにより、コンタクト20によって、電気信号が電極30Aおよび30に通ることを可能にするように、MEMデバイスを構成する。他の組み合わせも可能である。
【0022】
図5は、可動コンタクト20によって、電流または信号が固定コンタクト30からおよび固定コンタクト30へ直接伝わるのを可能にする本発明の他の実施の形態を示す。この例では、可動電極20とのコンタクトを成す接続部80が示される。
【0023】
図6は、図4に示す線B−Bを通るデバイスの断面図である。ここでは、電極50から50Aまで、電極50Aからバイア55まで、そしてバイア55から上部パッド25まで及ぶ接続部が示される。ビーム60は、誘電体層11および12、金属接続部50Aで形成される。ビーム60は、両端部でそれぞれの層へ固定される。電極50はバイア55を通してコンタクト25へ接続される。くぼみ70は、電極50が自由に動くための空間を与える。明瞭性のために、固定制御電極は示されない。可動電極50は、くぼみ70内に浮かび、ねじれビーム60へ接続される。電極50への電気的接続が、導体50A,導電バイア55を通り、上部コンタクト25まで形成される。ねじれビーム60を取り囲む誘電体は、信号電極20から制御電極50を分離する(固定制御電極は示されない)。
【0024】
本発明のMEMスイッチのより十分な理解を得るために、図7はスイッチング・デバイスの斜視図を説明する。具体的には、電極50およびねじれビーム60と直交して配置される可動コンタクト20へ電極50と結合して支持を与えるねじれビーム60の周囲のくぼみ70の一端で固定される電極50を示す。完全に下へ曲がったとき、コンタクト20がコンタクト30および30Aに短絡する。
【0025】
図8は、電極50に関して電極40と対称に配置される電極40Aを付加することによって、反対方向の引き付け力を与えてスイッチを開く方法を示す。この特徴は、スイッチが閉位置で動かないままであり、ビームの通常のねじれがスイッチをその開状態へ戻すことができない場合に非常に重要である。例えば、電極40と50との間の電圧が下がるとき、制御面が共に付着した結果として、あるいは信号コンタクトが相互に接触するという理由で、スイッチが閉位置で動かない場合、電極50と40Aとの間に加えられた電圧が制御電極50をその開位置へ引き戻すこととなる。この配置は、前述したように2以上の固定電極を分路可能なように構成してもよく、あるいは図5と同様な直列スイッチとして構成してもよい。例えば、図5を参照して、電極40と同様の相補的な制御電極がくぼみの向かい側に配置される場合には、この電極は、スイッチをその開位置へ引っ張るために使用できる。これは、図8に示すデバイスの断面図において説明される。この配置は、スティクションを克服するために用いることもできる。というのは、一方の制御電極を可動ビームを下げるために用いることができ、一方第2の制御電極を用いてそれを引き上げることができるからである。
【0026】
図9は、図8に示すスイッチに基づく拡張スイッチ構成を示す。二元的制御部に加えて、構造の両側の上へ延び、多位置スイッチすなわち、多極双投または単極双投スイッチを形成する可動コンタクト20Aが示される。この配置は、スイッチを開状態に戻すために上述したのと同じ利点を与える。加えて、スイッチが単極双投スイッチ、あるいはさらに多極双投スイッチとして用いられるときに、追加の機能を提供することによって追加の利点を与える。
【0027】
図10および11は、動作の2つの形態を説明する。図10において、制御電圧が電極50と40Aとの間に加えられ、ビーム60を変形し、コンタクト35および20Aをつなぐ。図11は、電圧が電極40と50との間に加えられる反対の状態を示す。
【0028】
図12は、垂直制御部がてこ比を与えて必要なビームを縮小する方法の一例を説明する。点AとBの間の距離が例えば0.5μmであり、点BからCまでの距離が例えば1.5μmである場合には、制御面50が0.5μm動くときに、点Dが0.3μm動くこととなる(ピボット・ポイントはCである)。同様に、ビームの長さがたった5μmの場合には、ビームの端部、すなわち点Eが2μm動くこととなる。
【0029】
図13は、本発明の他の実施の形態を示す。ここでは、可動コンタクトが、好ましくは誘電体層13の一部から成るスペーサ100によって隔てられた2以上のコンタクト20および20Aに分割され、固定コンタクト30および35とそれぞれコンタクトすることによって多位置,多投スイッチングを可能にする。
【0030】
図14は、図13の平面図を示す。様々な構成部品のサイズは、それらの特定の用途に応じて変化する。名目上の寸法を以下に示す。コンタクト20および20Aは、それぞれ幅が約50μmであり長さが約100μmである。ビーム60およびその関連部品(すなわち50)の幅は約10μmであり、くぼみの上のその長さは約80μmである。Z方向の厚さは4μmから10μmまで変動する。くぼみ70の幅は52μmから55μmまで変化し、その長さは約80μmである。その深さは、適切な動きを与えるために、その部品を含むビームの深さよりわずかに大きい。制御電極40および40Aは、典型的には幅5μm,深さ4μm,長さ50μm〜80μmである。固定コンタクト(30,30A,35および35A)の寸法はデバイスの動作にとって重要ではないがそれが用いられるデバイスの用途に依存する。したがって、ハイパワーの用途については、コンタクト領域を最大にするためにそれをレイアウトが許す場合にはコンタクトが大きくなる。最後に、コンタクトの分離は、それが構成される用途のために必要とされる分離の程度に従う。
【0031】
図15は、1つのビームを与えながら複数のコンタクトへこの思想を拡張する方法を説明する。ねじれビーム60の上部へ装置された可動コンタクト20,20A,20B,20C,および20Dをそこに示す。制御電極40および40Aは、(図示しない)可動電極50へ結合される。このようにして、固定電極30および30Aは可動コンタクト20によってつながれ、固定電極30Bおよび30Cは可動コンタクト20Bによってつながれ、固定電極30Dおよび30Eは可動コンタクト20Dによってつながれる。スイッチが反対のモードで動作するとき、固定コンタクト35および35Aはそれぞれ可動コンタクト20Aおよび20Cによってコンタクトされる。上述した構造に関して他の変形例が可能であることを当業者は理解できる。例えば、可動電極20Aおよび20Cが固定コンタクト35および35Aに電気的に接続したときにそれがそれらの間に閉回路を形成するように可動電極20Aおよび20Cをビームへ電気的に接続する方法で可動電極20Aおよび20Cを形成してもよい。
【0032】
図16〜25は、本発明に従ってねじれMEMスイッチを作成するプロセス・フローを説明する。図13に示すデバイスを選択して、このようなデバイスの構成に関連したプロセス製造工程を説明する。同一または同種のプロセスを用いて、MEMスイッチの様々な実施形態と関連して述べる様々な構成の全てを作成することができる。前述したように、プロセスは、半導体基板の上に直接実行してもよく、あるいは代わりに、基板上に付着した誘電体層によって絶縁された基板上に実行してもよい。
【0033】
図16は、パターニングされエッチングされて少なくとも1つのトレンチ領域70を形成する(図示しない)基板上の誘電体材料の層10を示す。誘電体は、好ましくはSiO2 で形成されるが、窒化シリコン,BPSG(リンホウケイ酸ガラス)のような他の誘電体材料を有益に用いることができる。トレンチは、当業者に周知の標準の半導体処理手法を用いてパターニングされる。エッチングは、誘電体として用いられる特定の材料に適応する標準のエッチング・プロセスによって行われる。誘電体層の厚さはトレンチの必要な深さに依存し、厚さ5000Åから数マイクロメートルまで変化する。好ましくは、厚さが1μmから4μmまで変動し、深さが4000Åから数マイクロメートルまで及ぶ。
【0034】
図17は、犠牲リリース材料75で充填され、平坦化されたトレンチ70を示す。この目的のために、フォトレジスト,ポリイミド,DLC(ダイヤモンド状炭素),または(DuPont Chemicals, Incによって製造される)SiLKのような多数の化合物を使用できる。SiLKは、γ−ブチロラクトン,B段階ポリマおよびメシチレンから成るポリマ樹脂の形態の半導体誘電体である。DLCは、炭素原子の一部がダイヤモンドと同様に結合するコーティングを含む無定形炭素であり、多くの点でダイヤモンドと類似している。ダイヤモンド状炭素は、高エネルギ・ボンバードメント(energetic bombardment)のもとで炭素が付着するときに作られる。瞬時の局所的な高温高圧が炭素原子の一部をダイヤモンドのように結合させる。これらの状態は、プラズマCVD(PACVD)の際に得られる。導入されて高エネルギ炭素イオンを与えるアセチレンのような炭素含有ガスを用いて付着が行われる。ポリマは、典型的にはスピン付着しCMP(化学機械研磨)を用いて平坦化することができる。好適な実施の形態において、リリース材料としてのSiLKの使用を説明する。リリース・プロセスの要件に応じてそれらが選択されるという条件で、他の材料を用いることもできる。バルク・シリコン・マイクロマシン手法と同様に、SiO2 ,Si3 N4 およびドープト酸化物のような種々の誘電体が、水酸化カリウムでのウェットエッチングと関連して使用される。
【0035】
図18は、標準のCMOSダマシン・プロセスを用いて金属コンタクトおよび電極を形成する方法を説明する。これは、下部接続部すなわち、全てが同時に形成される固定コンタクトおよび制御電極30,35,40,40Aおよび50を形成することを可能にする。用いられる材料は、好ましくはTaNおよびTaライナを有する銅である。他の同種の材料も適している。
【0036】
図19は、付着し、(図20において電極50への)相互接続50Aを形成する金属を受け入れるようパターニングされた誘電体の第二の層11を示す。この誘電体層もまた、SiO2 または他の同種の誘電体材料で形成される。
【0037】
図20は、誘電体11内の相互接続50Aを説明する。金属相互接続は、標準の半導体プロセスを用いて形成され、好ましくは、銅,アルミニウム,タングステン等で形成される(注:図20の要素75は図6に示すくぼみ70を充填するリリース材料である。さらに、双方の図において、要素50Aは、それが要素50への電気的コンタクトを成す限りビーム60の全体の長さであってもよく、そうでなくてもよい)。
【0038】
図21は、前の誘電体11と結合し、その内部で可動ビームが動くことができるくぼみ70の完全な深さを与える別の誘電体層12の付加を示す。このくぼみと、そして前の金属層、特に相互接続50Aにコンタクトするために要求される(図6の)必要なバイア55とを得るために、層12がパターニングされエッチングされる。
【0039】
図22は、先に用いられた材料、すなわち図17に示すくぼみ70を充填するリリース材料75と同様な同じ犠牲材料75Aで充填されたくぼみ70を説明する。犠牲材料は、誘電体層12とほぼ平坦となるように、CMPを用いて平坦化され、あるいはパターニングおよびエッチングされる。
【0040】
図23は、前の構造の上に付加された誘電体のさらに別の層13を示す。この層の内部に、本技術分野で用いられる銅ダマシン・プロセスに従って上部スイッチ・コンタクト20および20Aが形成される。
【0041】
図24は、ビームおよびコンタクトを必要な領域にリリースし、下部のリリース材料75よび75Aへの経路を与えるための、ビーム60および上部コンタクト20および20Aの周囲の誘電体層13のパターニングおよびエッチングを説明する。
【0042】
図25は、図24で述べた経路を通して犠牲リリース材料75および75Aを選択的に除去した後の構造を示す。より具体的には、これらの材料は、露出される酸化可能材料がない場合には酸素プラズマ露出によって除去できる。有機材料の除去の際に酸化可能材料が露出する場合には、H2 /CO2 /CO/N2 タイプのプラズマ除去を有益に用いることができる。これらのガス混合物は、反応性イオンエッチングの当業者にとって認識可能である。
【0043】
図26は、可動コンタクト20Aおよび20の上方に形成された追加の固定コンタクト35Tおよび30Tを含むMEMデバイスの他の実施の形態を説明する。これらの付加された特徴は、特に図28を参照してさらに説明される。
【0044】
図27〜30は、デバイスの完全なカプセル化を与えてデバイスを外界から保護するように構造を形成する代替の方法を示す。
【0045】
より具体的には、図27は、代替の方法が使用される場合に図23に続くプロセス工程を示す。この順序において、別の誘電体層14が付加され、適切な領域をパターニングし、ビームとビームの周囲の領域との上のくぼみをエッチングする。得られた空隙は、犠牲材料、すなわち75Bおよび75Cの組み合わせで充填される。
【0046】
代わりに、図24を参照して、エッチングされた領域が犠牲材料75Bで充填され、平坦化される。誘電体層14を追加する。ビームおよび可動コンタクトの上にくぼみが形成され、前述したようにリリース材料75Cで充填される。最後に、構造を誘電体層14とほぼ平坦にさせる。
【0047】
図28は、従来の半導体製造手法を用いてパターニングおよびエッチングされ、それを通して犠牲材料がリリースされる複数の小型バイア90を形成する誘電体層15の付加を説明する。この時点で、図26を参照して前述した上部コンタクトを組み込んでもよい。これらの上部コンタクトは、前述したダマシン金属コンタクトと同じように製造され、誘電体層15内に必要な配線と共に構成される。これらの金属コンタクトを組み込む場合、それらは、好ましくはバイアの形成の前に形成される必要がある。
【0048】
図29は、犠牲材料75,75A,75B,および75Cの全てをリリースした後の構造を示す。材料を分解する酸素プラズマまたは水素プラズマに材料を露出することによって材料がリリースされる。補足的な詳述は、Materials Research Society発行Journal of Material Research., Vol.6, No.7, p.1484, 1996“Erosion of diamond films and graphite in oxygen plasma”と称するA.JoshiおよびR.Nimmagaddaの論文において得ることができる。
【0049】
図30は、複数の小型バイア90をピンチオフ(pinch off)する別の誘電体層16の付加によるカプセル化を示す。
【0050】
図31は、複数の要素を組み合わせることにより、スイッチが様々な機能の組み合わせのもとでの動作に適合できる多用途のMEMスイッチを説明する。複数のコンタクトと付随するスイッチング組み合わせとを提供する複数のビーム60と制御電極50,40および40aとが示される。
【0051】
図32は、上部コンタクト30Tを追加してMEMデバイスの機能をさらに拡張した図31のデバイスを示す。これは、図33および34でさらに詳述される。
【0052】
図33は、ねじれビームが反対方向に回転するとき可動コンタクト20がどのように動作するかを示す。3つの点においてコンタクトが与えられる。この配置のもう一方の動きも同様に動作する。すなわち、ビームが回転する場合、可動制御電極50が互いの方に動き、可動コンタクト20の端部が下方へ動く。したがって、可動コンタクト20の中央が上方に変形する。
【0053】
図34は、ねじれビームが同一方向に回転するとき、コンタクトがどのように動作するかを説明する。
【0054】
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
(1)導電可動制御電極と、前記可動制御電極へ装置された絶縁半導体ねじれビームであって、前記絶縁ねじれビームと前記可動制御電極とは相互に並行である絶縁半導体ねじれビームと、前記絶縁ねじれビームへ装置された少なくとも1つの可動コンタクトであって、前記絶縁ねじれビームと前記制御電極との組み合わせが前記少なくとも1つの可動コンタクトと直交する少なくとも1つの可動コンタクトと、を備える半導体微細電気機械的(MEM)スイッチ。
(2)前記可動制御電極と並行な固定電極をさらに備え、前記固定電極と前記可動制御電極との間に加えられた電圧が前記両電極上に引き付け力を生み出し、前記可動コンタクトを動かすトルクを前記絶縁ねじれビームに対して誘導する上記(1)に記載のMEMスイッチ。
(3)空気が、前記ねじれビームへの付着部を除いて前記可動コンタクト電極を取り囲む上記(1)に記載のMEMスイッチ。
(4)複数の固定コンタクトをさらに備え、少なくとも1つの前記固定コンタクトが前記少なくとも1つの固定コンタクトと前記可動コンタクトとの間に信号路を与えて、単極単投(SPST)MEMスイッチを形成する上記(1)に記載のMEMスイッチ。
(5)前記固定コンタクトの少なくとも2つが前記固定コンタクトと前記可動コンタクトとの間に信号路を与える上記(4)に記載のMEMスイッチ。
(6)少なくとも3つの固定コンタクトが前記可動コンタクトと前記3つの固定コンタクトとの間に信号路を与えて、二極双投(DPDT)MEMスイッチを形成する上記(1)に記載のMEMスイッチ。
(7)前記ねじれビームは、前記可動コンタクトの少なくとも一端へ取り付けられる上記(1)に記載のMEMスイッチ。
(8)前記可動コンタクトは、前記可動コンタクトの2つの端部の間に位置する点において装置される上記(1)に記載のMEMスイッチ。
(9)前記ねじれビームにおいて前記可動コンタクトは前記可動制御電極の向かい側に配置され、前記可動コンタクトは前記可動制御電極と直交し、前記可動制御電極と前記可動コンタクトとは、前記ねじれビームによって相互に電気的に分離される上記(1)に記載のMEMスイッチ。
(10)a)周囲の絶縁体へ固定される2つの端部,b)前記ねじれビームと前記可動制御電極との間の接続部,c)前記ねじれビームと前記可動コンタクト電極との間の接続部、を除いて前記ねじれビームが空気によって取り囲まれる上記(1)に記載のMEMスイッチ。
(11)a)そこにエッチングされた少なくとも1つのくぼみを有する第一の誘電体層を基板上に付着する工程と、b)前記少なくとも1つのくぼみを犠牲材料で充填し平坦化する工程と、c)そこに複数の導電相互接続ラインを形成する工程と、d)第二の誘電体層を付着し、可動電極への複数の接続部を形成する工程と、e)第三の誘電体層を付着し、その内部で可動コンタクトが動作するくぼみを前記第二および第三の誘電体層内に形成し、前記くぼみを犠牲材料で充填して平坦化する工程と、f)前記可動コンタクトが形成される第四の誘電体層を付着する工程と、g)前記可動コンタクトの周囲の前記第四の誘電体層にくぼみを形成する工程と、h)前記全てのくぼみから前記犠牲材料を除去して前記可動コンタクトとねじれビームとをリリースする工程とを含む微細電気機械的(MEM)スイッチの製造方法。
(12)i)前記工程g)に続いて、第五の誘電体層を付加して前記可動コンタクトの上と周囲とにくぼみを形成する工程と、j)前記くぼみを犠牲材料で充填し、前記第五の誘電体表面まで平坦化する工程と、k)第六の誘電体層を付着し、リリース・バイアを前記第六の誘電体層に形成する工程と、l)前記全てのくぼみ内の前記全ての犠牲材料をリリースして前記可動コンタクトの一部を選択的にリリースする工程と、m)第七の誘電体層を付着して前記リリース・バイアをピンチオフし、カプセル化を形成する工程とをさらに含む上記(11)に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のMEMスイッチの断面図である。
【図2】図1に示すのと同一の従来のMEMスイッチの平面図である。
【図3】図4に示す線A−Aを通る切断面において見た、本発明に係る機能MEMねじれスイッチの断面図である。
【図4】本発明に係る図3に示すデバイスの平面図である。
【図5】可動電極がどのように構成されてSPST(単極,単投)MEMスイッチにおいて電気的コンタクトを与えるかを示す本発明の実施形態を説明する図である。
【図6】図4の線B−Bを通る切断面から見たデバイスの断面図である。
【図7】本発明に係るMEMスイッチの斜視図である。
【図8】対向する電極を追加することによって、MEMスイッチをその開位置へ戻す静電力を与える方法を説明する図である。
【図9】単極双投スイッチとして構成されるねじれMEMスイッチの実施形態を示す図である。また、可動コンタクトを2つの側の上へ広げることにより、多位置MEMスイッチ構成を実現する方法を示す。
【図10】電極40Aと制御電極50との間に電圧を加えることにより、可動コンタクト20Aが固定電極35にコンタクトし、向かい側の電極30を開く状態を説明する図である。
【図11】電極40と50との間に電圧を加えたときに、可動コンタクト20Aが電極30とコンタクトし、固定電極35を開き、それをコンタクト20Aから離すMEMスイッチの相補的バージョンを説明する図である。
【図12】垂直制御部がてこ比を与えて可動ビームの長さを縮小する方法の一例を説明する図である。
【図13】相互に電気的に分離される2つの可動コンタクトを示す本発明の他の実施形態を示す。
【図14】図13に示すデバイスの平面図である。
【図15】ねじれMEMスイッチの第一の実施形態から引き出される種々の変形例のうちの1つを説明する。ここでは、5つのMEMスイッチが単一のスイッチ構成に接続されて示される。
【図16】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図17】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図18】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図19】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図20】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図21】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図22】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図23】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図24】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図25】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図26】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図27】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図28】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図29】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図30】様々な製造プロセス工程を説明し、それらがどのように標準的CMOS製造設備へ完全に統合されるかを特に強調する。
【図31】複数の要素を組み合わせることにより、スイッチが様々な機能の組み合わせのもとでの動作に適合する多用途のMEMスイッチを説明する図である。
【図32】上部コンタクト30Tを追加して、MEMSデバイスの機能をさらに拡張した図31のデバイスを示す図である。
【図33】ねじれビームが反対方向にねじれるとき、可動コンタクトがどのように動作するかを示し、コンタクトが3つの点で与えられる。
【図34】ねじれビームが同一方向にねじれるとき、コンタクトがどのように動作するかを示す図である。
【符号の説明】
1,2 誘電体
3,4 導体素子
5 シリコン・ビーム
6 コンタクト・ビーム
8 基板
10,11,12,13,14,15,16 誘電体層
20 可動コンタクト
25 上部パッド
30,35 固定コンタクト
40 制御電極
50 可動電極
50A 金属接続部
55 バイア
60 ねじれビーム
70 くぼみ
75 犠牲リリース材料
80 接続部
90 小型バイア
100 スペーサ
Claims (8)
- 可動制御電極(50)と、
前記可動制御電極に取り付けられた絶縁半導体ねじれビームであって、前記絶縁半導体ねじれビームと前記可動制御電極とは相互に平行である絶縁半導体ねじれビーム(60)と、
前記絶縁半導体ねじれビームに取り付けられた少なくとも1つの可動コンタクトであって、前記絶縁半導体ねじれビームと前記可動制御電極との組み合わせが前記少なくとも1つの可動コンタクトと直交する、少なくとも1つの可動コンタクト(20)と、
前記可動制御電極と向き合うように置かれた固定電極であって、前記可動制御電極から前記固定電極へ向かう方向が前記少なくとも1つの可動コンタクトと平行である、固定電極(40)とを備え、
前記固定電極と前記可動制御電極との間に加えられた電圧が前記両電極上に引き付け力を生み出し、前記可動コンタクトを動かすトルクを前記絶縁半導体ねじれビームに対して誘導する、半導体微細電気機械的(MEM)スイッチ。 - 空気が、前記絶縁半導体ねじれビームへの付着部を除いて前記可動コンタクトを取り囲む、請求項1に記載のMEMスイッチ。
- 複数の固定コンタクト(30、30A、35)をさらに備え、少なくとも1つの前記固定コンタクトが前記可動コンタクトとの間に信号路を与えて、単極単投(SPST)MEMスイッチを形成する請求項1に記載のMEMスイッチ。
- 前記固定コンタクトの少なくとも2つが前記可動コンタクトとの間に信号路を与える、請求項3に記載のMEMスイッチ。
- 前記絶縁半導体ねじれビームは、前記可動コンタクトの少なくとも一端へ取り付けられる、請求項1に記載のMEMスイッチ。
- 前記絶縁半導体ねじれビームは、前記可動コンタクトの中央部に取り付けられる、請求項1に記載のMEMスイッチ。
- 前記可動制御電極と前記可動コンタクトとは、前記絶縁半導体ねじれビームによって相互に電気的に分離される、請求項1に記載のMEMスイッチ。
- a)前記絶縁半導体ねじれビームを固定するための絶縁体(10)へ固定される2つの端部、b)前記絶縁半導体ねじれビームと前記可動制御電極との間の接続部、c)前記絶縁半導体ねじれビームと前記可動コンタクトとの間の接続部、を除いて前記絶縁半導体ねじれビームが空気によって取り囲まれる、請求項1に記載のMEMスイッチ。
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