JP3988532B2 - Network-type emergency call system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して、防犯灯ポールに備えた緊急警報機器から、緊急警報の通報先となる防犯監視制御サーバに通報するネットワーク型緊急通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、社会の要望に応えるべく、図11に示すように、市街地の防犯灯に監視制御機器や通信機器を設け、ネットワークを介して監視センターに通報するようにした特開2000−251502号公報などの多機能化防犯灯(街灯)ネットワークシステムが知られている。
【0003】
このような多機能化防犯灯ネットワークシステムでは、防犯灯100に、監視用カメラ111、緊急時用スピーカ112、マイク113、緊急呼出スイッチ114などの監視制御機器110を設けるとともに、通信用送受信機器120を設け、それら複数の防犯灯100a、100b、…をネットワークNTにより接続している。また、ネットワークNTには、監視センター200が接続されており、防犯灯100aからの通報を受信することが可能となっている。
【0004】
次に、この多機能化防犯灯ネットワークシステムにおける通報にかかるシーケンスを説明する。
【0005】
最初に、通報者が、防犯灯100aに備える緊急呼出スイッチ114を押下すると、防犯灯100aに備える通信用送受信機120は、監視センター200に対し通報信号となる制御データを送信する。監視センター200は、通報信号を受信すると、通報信号が送信された防犯灯100aを特定し通話路を確立する。これにより、防犯灯100aに備えるマイク113と監視センター200との間で音声による通話を行うことが可能となっている。なお、この場合、防犯灯100と監視センター200との間では、音声データが送受信されることになる。
【0006】
また、防犯灯100は、監視用カメラ111を備えており、緊急呼出スイッチ114が押下された際に防犯灯100aの周辺を撮像することが可能となっている。ここで撮像された映像は、映像データとして監視センター200に送信される。
【0007】
このように、監視センター200では、緊急呼出スイッチ114aが押下された防犯灯100aを特定することができるとともに、通報者との間で音声による通話を行ったり、通報の際に防犯灯100a付近で撮像された映像を取得することが可能となっている。そして、このようなシステムは、監視対象地域が遠隔に複数存在する場合や、同一監視対象地域内に防犯灯100、…が複数設置されるような場合であっても、それらを防犯灯100、…を監視センター200にて一括に管理できるため、利便性に優れる通報システムとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したような、通報にかかるデータは、状況に応じて重要度が異なるものである。例えば、通報の初期段階においては、監視センター200に通知するための制御データが重要となる。しかし、その後、通報が行われ通話が開始されると、制御データと同程度に通話かかる音声データが重要となる。なお、このような通報システムにおいては、映像データは、画像の品質を多少低下させても問題がないことが多く、音声を途切れさせないことを要求される場合が多い。そして、これらデータの重要度は、同時に通報される通報台数や、システム内のネットワークの状態により動的に変化するものであり、それら変化に適応した信頼性の高いシステムが要望されてきた。
【0009】
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、通報にかかる信頼性をさらに向上させるネットワーク型緊急通報システムの提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、緊急呼出スイッチと、監視カメラと、通報用マイク及びスピーカーとを備え通報信号を送信する緊急警報機器と、緊急警報機器からの通報信号を受信すると該当する監視カメラにより撮像される映像を表示部に表示する防犯監視制御サーバとを、ネットワークに接続して構成したネットワーク型緊急通報システムであって、前記緊急警報機器は、通報信号などにかかる制御データ、通報用マイク及びスピーカーにかかる音声データ、監視カメラなどにかかる映像データを送受信するための帯域を、所定の優先順位を有する帯域制御規則に基づき制御する帯域制御部を備え、通報信号の送信時に、緊急警報機器に付与された識別情報を付加し、前記帯域制御規則に基づき通報信号を送信するとともに、防犯監視制御サーバは、当該システム内の防犯灯ポールの識別情報と位置座標情報を対応付けて管理する位置情報データベースと、位置座標情報に対応する地図情報を表示するための地図情報データベースとを備えるとともに、近接する複数の防犯灯ポールごとにグループ化し当該グループ情報を管理するものであり、前記緊急警報機器からの通報信号を受信すると、通報信号受信時に取得される識別情報に基づき、該当する防犯灯ポールが位置する地図情報を検索し、表示部において前記監視カメラの映像と併せて表示し、さらに同一グループ内の他の防犯灯ポールで撮像される監視用カメラの映像も表示部において併せて表示することを特徴とする。
【0011】
請求項2に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、請求項1の構成において、帯域制御規則は、少なくとも映像データよりも音声データの送受信を優先するよう帯域制御するものとしている。
【0012】
請求項3に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、請求項1の構成において、帯域制御規則は、制御データ用に所定の帯域を予約するものとしている。
【0013】
請求項4に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、請求項1の構成において、帯域制御規則は、制御データを構成する各コマンドに優先度を設け、優先度に応じた帯域を割り当てるものとしている。
【0014】
請求項5に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、請求項1乃至4の構成において、緊急警報機器は、データ送信のための帯域が不足すると、その旨を知らせる制御データを防犯監視制御サーバに送信するようにしている。
【0016】
請求項6に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、請求項1または5の構成において、防犯監視制御サーバは、緊急警報機器からの帯域が不足していることを示す制御データを受信すると、表示部においてその旨を表示するようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、ネットワーク型通報システムのシステム構成図を示しており、道路の路肩などに設置される複数の防犯灯ポール1、1、…に備える緊急警報機器10と、警察や監視センター2などに設置される防犯監視制御サーバ20とを、インターネットなどのネットワークNTを介して接続している。各緊急警報機器10、10、…と防犯監視制御サーバ20は、個々の機器を識別するための識別情報、及び通信に用いるIPアドレスを有しており、TCP/IPに基づく双方向の通信が可能となっている。なお、ネットワークNTは、ツイストペアケーブル、ADSL、光ファイバーケーブルなどの有線ネットワークや無線通信などネットワークにて構成される。
【0019】
図2は、防犯灯ポール1の略外観図を示している。防犯灯ポール1は、屋外に設置される街灯を多機能化したものであり、その先端には、照明灯11や監視カメラ12などが配設されるとともに、支柱には、通報のための緊急呼出スイッチ15や通報用マイク16などを備える緊急警報機器10が配設される。
【0020】
図3は、防犯灯ポール1のブロック図を示している。緊急警報機器10は、監視センターに通報を行うためのものであり、防犯灯ポールの先端に設置される照明灯11、監視用カメラ12、赤色灯13、緊急時用スピーカ14、及び、支柱の適切な位置に設置される緊急呼出スイッチ15、通報用マイク16、通報用スピーカ17、通報用カメラ18などの周辺機器を備える。また、緊急警報機器10は、機器本体内に、送受信部31、画像処理部32、音声処理部33、画像記憶部34、制御部35などを備える。
【0021】
照明灯11は、街灯として防犯灯ポール1の先端に配設される照明器具であり、タイマや照度センサなどにより制御される。また、後述する警報作動時には、防犯灯ポール1の周辺のライトアップを行う。
【0022】
監視用カメラ12は、防犯灯ポール1の周辺の状況を常時撮像するための可動式カメラであり、後述するように、防犯監視制御サーバ20において、パン・チルトといった撮像方向やズームといった焦点距離を制御することが可能となっている。また、撮像された画像は、画像処理部32で圧縮した画像ファイルが生成され、画像記憶部34に蓄積保存される。この画像記憶部34は、例えば1秒ごとに1コマ撮像した画像を600コマ分保存し、必要のなくなった画像については上書きを許可するようなFIFO式のバッファやリングバッファ等で構成される。
【0023】
赤色灯13及び緊急時用スピーカ14は、後述する警報作動時に、内部に備える回転式反射板を回転させ点灯したり、所定の警告音を大音量にて鳴動したりするものである。
【0024】
緊急呼出スイッチ15は、警報作動のトリガーとなるものであり、防犯灯ポール1の支柱の、適切な位置に設置される。ここで、適切な位置とは、例えば、通報者が緊急呼出スイッチ15を押下しやすい位置などを指す。この緊急呼出スイッチ15は、前述の防犯灯ポール1における所定動作のトリガーとなるとともに、防犯監視制御サーバ20への通報信号を送信するトリガーになっている。なお、通報時の動作については、後に詳細に説明する。
【0025】
通報用マイク16、通報用スピーカ17は、通報者が監視センター2の作業者と通話するためのものである。ここでは、通報時に、緊急呼出スイッチ15が押下されると、監視センター2における防犯監視制御サーバ20との間の通話路が確立される。そして、通報マイク16からの音声入力は、スピーカーアンプを介し、音声処理部33にて音声圧縮されるとともに、監視センター2に伝送される。一方で、監視センター2からの音声入力は、音声処理部33にて伸張されるとともに、スピーカーアンプを介して通報用スピーカー16に出力される。なお、ここでの音声通話は、VoIP技術を用いている。
【0026】
通報用カメラ18は、通報者と監視センター2の作業者の通話を補助するものである。通報時においては、通報用カメラ18からの映像は、画像処理部32にて画像圧縮されるとともに、監視センター2に伝送される。また、監視用カメラ12と同様に、その映像は、画像記憶部34に蓄積保存される。
【0027】
送受信部31は、緊急警報機器10と防犯監視制御サーバ20との間で通信を行うためのものであり、LANボートや通信用ソフトウェア等で構成される。また、画像処理部32や音声処理部33は、接続されるマイクやスピーカーからの音声信号や映像信号を音声データや映像データとして処理するためのものであり、ビデオボード等で構成される。
【0028】
また、防犯灯ポール1は、近接する複数の防犯灯ポールごとにグループ化されており、これらグループごとに、HUBやルーターなどの通信機器を備える。この通信機器には、VoIPにおけるゲートキーパーとしての機能も実装されている。また、これらグループの情報は、防犯監視制御サーバ20において緊急警報機器10の識別情報と併せて管理されるとともに、グループごとにサブネットマスクを設定されるようになっており、例えば、一斉同報通信により同一グループ内の防犯灯ポール1、1、…の赤色灯13を点灯させるなどの一斉制御を行うことが可能となっている。
【0029】
また、グループのリーダーとなる緊急警報機器10の送受信部31は、ネットワークNTにおける帯域を監視し、監視センター2との間で送受信されるデータを制御する帯域制御部36を備える。この帯域制御部36は、制御部35と送受信部31と協働し、所定の帯域制御規則に基づき、制御データ、音声データ、映像データの帯域を割り振り、通信を行うようになっている。なお、この帯域制御機能については、後に詳述する。
【0030】
監視センター2は、ネットワーク型緊急通報システムを管理するものであり、ネットワークNTに接続される。監視センター2は、緊急通報システムを管理する防犯監視制御サーバ20を備えるとともに、ディスプレイ装置等により構成されシステム内の状態を表示するための表示部40、ポインティングデバイスやキーボートにより構成される入力部50、通話時の音声の入出力のためのスピーカー60及びマイク61などの周辺機器を備えている。
【0031】
図4は、防犯監視制御サーバ20のブロック図を示している。防犯監視制御サーバ20は、主制御部21、送受信部22、画像保存部23、画像処理部32、音声処理部33、位置情報データベースDB1、地図情報データベースDB2、履歴情報データベースDB3などを有する。
【0032】
主制御部21は、CPUやメモリなどのハードウェアや、OSやアプリケーションプログラムなどのソフトウェアから構成されるものであり、防犯監視制御サーバ20の動作を制御するものである。ここでのアプリケーションプログラムとは、例えば、緊急通報イベント処理を行うアプリケーションや、監視カメラ画像返信イベント処理を行うアプリケーションなどが含まれる。また、主制御部21は、データベース操作するためのアプリケーションを含んでおり、後述するデータベースとの間で、データの検索、登録、削除などの操作を行う。例えば、データベースの操作にかかる要求が発生した場合には、その要求に応じて主制御部21にて動作するアプリケーションにより該当するデータベースを操作するようになっている。
【0033】
主制御部21にかかる一般的な動作を説明すると、送受信部22において、防犯灯ポール1、1、…から送信される制御データを受信すると、その制御データの内容を主制御部21に受け渡す。主制御部21は、その内容を解析することにより、例えば、その内容が緊急通報イベントや監視カメラ画像返信イベントであるといった、イベント種別を判断し、そのイベントに応じた処理を行う。例えば、制御データに通報信号が含まれる場合、その制御データの内容が緊急通報イベントであると解釈し、通報信号が送信された防犯灯ポール1aへの通話要求となる制御データを作成したり、所定のデータベースに対して操作要求を出力したりというような処理が行われる。
【0034】
画像保存部23は、防犯灯ポール1において撮像され防犯監視制御サーバ20に送信される画像を保存するためのものであり、例えば、ハードディスク装置やDVDレコーダー等の記憶装置により構成される。ここで保存される画像は、例えば、通報番号などをファイル名としたMPEG形式のファイルとして保存される。これにより、通報が送信された防犯灯ポール1の監視用12カメラの映像は、防犯監視制御サーバ20の画像保存部23にて管理されることになる。
【0035】
位置情報データベースDB1は、防犯灯ポール1に関するデータベースであり、緊急警報機器10の識別情報、設置場所、グループ、位置座標情報などが格納されている。この位置情報データベースでは、識別情報を主キーとして、位置座標情報をはじめとする各種情報を取得することが可能となっている。
【0036】
地図情報データベースDB2は、表示部40に表示するための地図に関するデータベースであり、位置座標情報と、位置座標情報に対応する地図のファイル名などが格納されている。この地図情報データベースDB2は、位置座標情報を主キーとして、対応する地図を取得することが可能となっている。
【0037】
履歴情報データベースDB3は、通報にかかる情報を格納するためのものであり、履歴を管理するためのインデックスとなる通報番号、通報してきた防犯灯ポールの識別情報、通報日時、監視用カメラ12の映像情報、通報種別、処理結果種別などが記憶される。
【0038】
図5は、監視センター2の表示部40における画面構成例である。左画面は、防犯灯ポールの位置を示す地図が表示される。この左画面は、地図表示エリア41、警報発生通知エリア42、警報詳細表示エリア43、防犯灯選択エリア44、システム操作メニューエリア45などから構成される。
【0039】
地図表示エリア41は、通報信号が送信された場所の地図を表示するための領域であり、防犯灯ポールからの通報信号を防犯監視制御サーバ20が受信すると、通報信号を送信した防犯灯ポール1aを地図表示エリア41のほぼ中央に位置するようにした地図を表示する。この際、通常時においては、地図上の防犯灯ポール1、1、…の位置を青色のマークにて表示するが、通報時においては、通報信号を送信した防犯灯ポール1aの位置を赤色のマークにて表示するとともに、拡大表示や点滅表示するなどの強調表示するようになっている。
【0040】
警報発生通知エリア42は、警報有無を表示するため領域であり、例えば、赤色灯を示すアイコンを用いて警報表示を行うとともに、スピーカー60にて警報音を出力する。
【0041】
警報内容表示エリア43は、警報の内容を表示するための領域であり、通報信号を送信したの緊急警報機器10の識別情報と通報日時を表示する。また、警報内容表示エリア43は、警報解除ボタンを備えており、警報を解除する場合には、そのボタン操作により警報表示されている防犯灯ポール1aに制御データが送信されるため、その緊急警報機器10の警報動作を解除することができる。
【0042】
防犯灯選択エリア44は、表示する防犯灯ポールの地図を切り替えるための領域であり、緊急警報機器10の識別情報に対応する表示選択ボタン44A、44B、…を備える。この表示選択ボタンは、ラジオボタンの如く常時1つが選択されるようになっており、その選択される表示選択ボタンが変更されると、地図表示エリア41に表示される地図が切り替わる。また、この地図表示エリア41に表示される地図が切り替わるのと同期して、後述する右画面のアクティブとなる画面が切り替わるようになっている。
【0043】
システム操作メニューエリア45は、表示部40における表示を終了したり、防犯灯ポール1からの映像の伝送を中断したりするなどといったシステム全体にかかわる操作の操作メニューを用意している。また、防犯灯ポール1における機器診断のための操作メニューも用意されており、それら指示されたコマンドを送信するようになっている。
【0044】
右画面は、防犯灯ポールで撮像される監視用カメラ12の映像を表示する。また、通報時においては、通報信号を送信した防犯灯ポール1aで撮像される映像46aだけでなく、その防犯灯ポール1aの周辺の、同一グループ内の防犯灯ポール1b、1c…で撮像される監視用カメラ12の映像46b、46cも表示する。また、通報用カメラ18の映像47も併せて表示するようになっている。ここでは、これらの監視用カメラ12および通報用カメラ18から伝送される映像は、画面を分割した複数の小画面に表示される。
【0045】
また、分割された小画面の周辺には、カメラ制御エリア48を備える。このカメラ制御エリアは、該当する監視用カメラ12または通報用カメラ18のカメラ制御を行うためのものであり、パン・チルト・ズームを操作するためのGUIにて構成される。ここでは、例えば、下部のスクロールバーがパン、左部がチルト、上部がズームの操作をするようになっている。そして、この小画面のうち1つは、個別カメラ制御が可能なアクティブ画面として選択できるようになっているため、このアクティブ画面に該当するカメラの操作が可能になっている。なお、通報時には、通報を送信してきた防犯灯ポール1aがアクティブ画面として選択される。
【0046】
そして、小画面の上部には、帯域情報表示エリア49を備える。この帯域情報表示エリア49は、防犯灯ポール1の緊急警報機器10と監視センター2の防犯監視制御サーバ20との間のネットワークNTの帯域情報が表示される。ここでは、後述するように、緊急警報機器10は、映像データを送受信するための帯域が不足するとその旨を通知するための制御データを送信するようになっており、防犯監視制御サーバ20は、この制御データを受信すると、帯域情報表示エリア49において表示するようになっている。ここで、帯域情報表示エリア49は、例えば、帯域が十分であるときは青色のアイコンで表示していたものを、映像データを送信するための帯域が不足すると黄色へ、そして音声データ用の帯域が不足すると赤色へと変化するなどのような表示を行う。なお、これら帯域情報の表示は一例であり、文字による表示を行うなどの設計の変更は容易である。
【0047】
次に、ネットワーク型緊急通報システムの通報時の動作について説明する。
【0048】
図6は、防犯灯ポール1に備える緊急呼出スイッチ15が押下された場合の、監視センター2の表示部40に地図を表示するまでのシーケンスを示している。
【0049】
通報者が、防犯灯ポール1における緊急警報機器10に備える緊急呼出スイッチ15を押下すると(S1)、制御部35は、監視センター2に通報するための通報信号に、自己の識別情報を付加した制御データを作成し、送受信部31を介して(S2)、監視センター2へ送信する(S3)。
【0050】
監視センター2の送受信部22では、送信された制御データが受信される(S4)。主制御部21は、この制御データを解析し、解析した内容から通報信号を送信した緊急警報機器10aの識別情報を取得するとともに、その情報に基づく位置情報を、位置情報データベースに問い合わせる(S5)。位置情報データベースは、識別情報をキーに検索し、位置座標情報を含む検索結果を主制御部21に返答する。返答を受けた主制御部21は、検索結果の位置座標情報に基づく地図情報を、地図情報データベースに問い合わせる(S6)。地図情報データベースは、問い合わせのあった地図を検索し返答する。そして、主制御部21は、返答された地図ファイルを表示部40に表示する(S7)。このようにして、監視センター2において、通報が送信された防犯灯ポール1aをほぼ中央に表示する地図が表示される。
【0051】
次に、防犯灯ポール1における通報処理の処理フローについて、図7に基づいてさらに詳しく説明する。
【0052】
緊急警報機器10の制御部35は、防犯灯ポール1におけるイベント監視70をしている。この状態において緊急呼出スイッチ15が押下されると、通報処理71が起動される。通報処理71は、緊急警報機器に割り当てられた自己の識別情報(ID)と状態(STATUS)を含む監視データを作成し通知する状態通知処理72、通報用カメラ18及び監視用カメラ12の映像を伝送する映像伝送処理73、通話にかかる音声を送受信するための回線接続処理74に命令を出す。命令された各処理は、帯域制御機能を有する帯域管理処理75に、ネットワークNTの帯域の状態を問い合わせる。帯域管理処理75は、設定された帯域制御規則に基づき、制御データ、音声データ、映像データの帯域を割り振り、その情報を問い合わせ結果として各処理に返信する。問い合わせ結果を受けた各処理は、割り振られた帯域情報に応じて処理を行うようになっている。
【0053】
例えば、接続可能な回線数を超える場合、帯域管理処理75は、回線接続処理74に対して、空き帯域がないことを知らせる。この場合、回線接続処理74は、要求された通話を保留する。そして、帯域管理処理75は、空き帯域ができるたことを検知すると、回線接続処理74にその旨を通知することにより、保留されていた通話要求の回線が接続され、通話を行うことが可能なようになっている。
【0054】
次に、本発明の主要部を構成する帯域制御機能及び帯域制御規則について、図8および図9に基づいて説明する。
【0055】
図8は、ネットワークNTにおける帯域の割り当てを示す説明図であり、図8(A)、図8(B)、図8(C)は、通報中の緊急警報機器10の数が1台、2台、N台の場合を示している。ここで、棒グラフ全体は、緊急警報機器10と防犯監視制御サーバ20との間の通信に利用できる帯域を示している。
【0056】
例えば、図8(A)では、その帯域中に端末IDやSTATUSといった制御データ向けの帯域、SOUNDに示される音声データ向けの帯域、VIDEOに示される映像データ向け帯域を予約していることを示している。また、制御データ向け帯域と音声データ向け帯域と比較して、映像データ向け帯域を広く予約していることを示している。
【0057】
また、図8(B)は、2台の緊急警報機器10からの通報がある場合を示しており、この場合、音声データに関する帯域が図8(A)の2倍となっている。そして、音声データに関する帯域が大きくなったことにより、映像データに関する帯域が削減されている。したがって、この帯域制御規則では、映像データより音声データを優先する場合の帯域規則に従った帯域制御の例となっている。また、通報される緊急警報機器10の数が倍増したにもかかわらず、制御データに関する帯域はそれほど増加していない。これは、制御用データに関する帯域は、送受信される制御データの量に対して予め十分大きな帯域を予約していることを示している。
【0058】
そして、図8(C)は、N台の緊急警報機器10からの通報がある場合を示しており、この場合、制御データ、音声データ、映像データに関する帯域の割り当ては図8(B)とほぼ同じものになっている。そして、この場合、通報される緊急警報機器10の数が増えているが音声データ向けの帯域はそれほど増加していない。これは、接続可能な回線数を超える場合は、音声データ用に新規に帯域を割り当てることを行なわないことを示している。
【0059】
このような帯域制御規則は、例えば、図9に示すような帯域制御規則として表現できる。ここでは、同一グループ内に3つの緊急警報機器10が接続される場合の帯域制御規則を示しており、Pri_1、Pri_2、Pri_3は、その優先度を示している。なお、添え字の数字が小さいものの方が、優先度が高いことを示している。
【0060】
そして、この帯域制御規則についてさらに説明を加えると、グループ内のいずれか1台の緊急警報機器10において、通報処理が起動されると、他に通報状態にあるものがない場合、図9上段の帯域制御規則に従い、帯域制御が行われることを示している。この場合、制御データと音声データを最優先し、映像データの優先度は低く設定するような帯域制御規則となっている。中段の帯域制御規則は、グループ内の2台の緊急警報機器10において通報処理が行われている場合の例を示しており、この場合、2台目の緊急警報機器10の映像データの優先度は、1台目の緊急警報機器10の映像データの優先度よりさらに低く設定されることを示している。なお、制御データや音声データの優先度は1台目のものと同じになっている。
【0061】
そして、下段の帯域制御規則は、グループ内の3台の緊急警報機器10において通報処理が行われている場合の例を示しており、この場合、3台目にかかる制御データおよび映像データの優先度は、先の帯域制御規則における優先度と同じであるが、音声データの優先度は、最大接続回線数の制限により、空欄となっている。このような、帯域制御規則を用いることにより、制御データ、音声データ、映像データ向けの帯域を帯域予約し、帯域制御することが可能となっている。なお、ここに示した帯域制御規則は一例であり、上述したような設計思想に基づき帯域制御される通報システムは、本発明の範囲内であることは容易に推定される。
【0062】
図10は、制御データを構成する各コマンドについて説明したものである。これらコマンドは、主に防犯灯ポール1における機器の診断にかかるコマンドであり、緊急警報機器10が定期的に監視センター2に送信したり、監視センター2の表示部40の画面にて選択され送信されるものである。この図に示すコマンドは、一例を示したものであり、例えば、この図における通信とは、防犯灯ポール1と監視センター2との間の通信状態を診断し通知するコマンドであり、ランプとは、防犯灯ポール1の照明灯11の状態を診断し通知するコマンドである。
【0063】
そして、この図に例示した優先度は、例えば、通信には高を、ランプには低というような優先度を設定するようになっている。これら優先度にかかる設定は、防犯灯ポール1及び監視センター2の双方で同じ設定ファイルを保有する。これにより、緊急警報機器10は、STATUSとして送信する際に、送信用のキューに蓄積されたもののうちその優先度が高いものから送信を行うなどのようになっている。このように、制御データのなかにおいても、高、中、低などの設定を行うことにより、制御データの中においても、コマンドごとにそれぞれ異なる優先度をに有することとなり、それら優先度に応じた細かな帯域制御を行うことが可能となる。
【0064】
以上のように、緊急警報機器10は、通報時に、緊急呼出スイッチ15などにかかる制御データ、通報用マイク16及びスピーカー17にかかる音声データ、監視用カメラ12及び通報用カメラ18にかかる映像データの帯域を、所定の優先順位を有する帯域制御規則により制御するので、通報信号送信時に送信されるデータは帯域制御規則に基づき制御され送信されるため、通報にかかる信頼性をさらに向上させることが可能となっている。
【0065】
また、ここでの帯域制御規則は、少なくとも映像データよりも音声データの送信を優先するよう帯域制御を行うので、音声データが優先して送信されることにより、通話にかかる品質が保証される。そして、帯域制御規則は、制御データ用に所定の帯域を予約するので、他のデータよりも優先して送信されることにより、通報をより確実に通知することが可能になる。さらに、帯域制御規則は、制御データを構成する各コマンドに優先度を設け、優先度に応じた帯域を割り当てるので、制御データの中においても優先されるものとそうでないものに応じてデータの送信が行われるため、制御データに応じた細かな帯域制御が実現できる。
【0066】
そして、緊急警報機器10は、通報時に、帯域制御規則に基づき、防犯灯ポールに付与された識別情報を送信するとともに、防犯監視制御サーバは、当該システム内の防犯灯ポール1の識別情報と位置座標情報を対応付けて管理する位置情報データベースDB1と、位置座標情報に対応する地図情報を表示するための地図情報データベースDB2とを備えるとともに、緊急警報機器10からの通報を受信すると、通報受信時に取得される識別情報に基づき、該当する防犯灯ポールが位置する地図情報を検索し、表示部40において監視カメラ12の映像と併せて表示するようにしているので、より利便性にすぐれるものとなっている。
【0067】
また、緊急警報機器10は、データ送信のための帯域が不足すると、その旨を知らせる制御データを防犯監視制御サーバ20に送信するとともに、防犯監視制御サーバ20は、緊急警報機器10からの帯域が不足していることを示す制御データを受信すると、表示部40においてその旨を表示するようにしているので、監視センター2側において通信にかかる帯域の不足を知ることができるとともに、監視カメラ12による映像や通報位置の情報と併せて、対象となる帯域の情報を確認することが可能となる。
【0068】
なお、本発明のネットワーク型緊急通報システムは、上述したもののみ限定されるものではなく、例えば、各防犯灯ポール1、…ごとに帯域制御処理を行うように構成したり、防犯灯ポール1とは異なる装置、例えば、設備時計などのような装置に緊急警報機器10を備えるなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】
請求項1に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、緊急呼出スイッチと、監視カメラと、通報用マイク及びスピーカーとを備え通報信号を送信する緊急警報機器と、緊急警報機器からの通報信号を受信すると該当する監視カメラにより撮像される映像を表示部に表示する防犯監視制御サーバとを、ネットワークに接続して構成したネットワーク型緊急通報システムであって、前記緊急警報機器は、通報信号などにかかる制御データ、通報用マイク及びスピーカーにかかる音声データ、監視カメラなどにかかる映像データを送受信するための帯域を、所定の優先順位を有する帯域制御規則に基づき制御する帯域制御部を備えるため、通報信号送信時に送信されるデータは帯域制御規則に基づき制御され送信されるため、通報にかかる信頼性をさらに向上させることが可能となっている。また、緊急警報機器は、通報信号の送信時に、防犯灯ポールに付与された識別情報を付加し、帯域制御規則に基づき通報信号を送信するとともに、防犯監視制御サーバは、当該システム内の防犯灯ポールの識別情報と位置座標情報を対応付けて管理する位置情報データベースと、位置座標情報に対応する地図情報を表示するための地図情報データベースとを備えるとともに、前記緊急警報機器からの通報信号を受信すると、通報信号受信時に取得される識別情報に基づき、該当する防犯灯ポールが位置する地図情報を検索し、表示部において監視カメラの映像と併せて表示するので、より利便性にすぐれるものとなっている。さらに、同一グループ内の防犯灯ポールの一斉制御を行うことが可能である。
【0070】
請求項2に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、請求項1の構成において、帯域制御規則は、少なくとも映像データよりも音声データの送受信を優先するよう帯域制御するものとしているので、映像データなどよりも音声データが優先して送受信されることにより、通話にかかる品質が保証される。
【0071】
請求項3に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、請求項1の構成において、帯域制御規則は、制御データ用に所定の帯域を予約するので、他のデータよりも優先して送信されることにより、通報をより確実に通知することが可能になる。
【0072】
請求項4に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、請求項1の構成において、帯域制御規則は、制御データを構成する各コマンドに優先度を設け、優先度に応じた帯域を割り当てるので、制御データの中においても優先されるものとそうでないものに応じてデータの送信が行われるため、制御データに応じた細かな帯域制御が実現できる。
【0073】
請求項5に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、請求項1乃至4の構成において、緊急警報機器は、データ送信のための帯域が不足すると、その旨を知らせる制御データを防犯監視制御サーバに送信するようにしているので、監視センター側で帯域の不足を知ることができる。
【0075】
請求項6に係る発明のネットワーク型緊急通報システムは、請求項1または5の構成において、防犯監視制御サーバは、緊急警報機器からの帯域が不足していることを示す制御データを受信すると、表示部においてその旨を表示するようにしているので、監視カメラによる映像や通報位置の情報と併せて、対象となる帯域の情報を確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかるネットワーク型緊急通報システムのシステム構成図である。
【図2】同上の防犯灯ポールの略外観図である。
【図3】同上の防犯灯ポールのブロック図である。
【図4】同上の防犯監視制御サーバのブロック図である。
【図5】同上の表示部における画面構成例を示す説明図である。
【図6】同上の通報時の地図情報表示にかかるシーケンス図である。
【図7】同上の緊急警報機器における通報時の処理フロー図である。
【図8】同上の帯域制御を説明する説明図である。
【図9】同上の帯域制御規則を説明する説明図である。
【図10】同上の制御データ例を説明する説明図である。
【図11】従来例のネットワーク型緊急通報システムのシステム構成図である。
【符号の説明】
1 防犯灯ポール
10 緊急警報機器
12 監視用カメラ
15 緊急呼出スイッチ
36 帯域制御部
2 監視センター
20 防犯監視制御サーバ
40 表示部
NT ネットワーク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a network-type emergency call system for making a report to a crime prevention monitoring control server, which is a report destination of an emergency alarm, from an emergency alarm device provided in a security light pole via a network.
[0002]
[Prior art]
In recent years, as shown in FIG. 11, in order to respond to the demands of society, as shown in FIG. 11, Japanese Laid-Open Patent Publication No. 2000-251502, etc., in which a surveillance control device and a communication device are provided in a crime prevention light in an urban area and a monitoring center is notified via a network. Multifunctional crime prevention light (streetlight) network system is known.
[0003]
In such a multifunctional security light network system, the
[0004]
Next, a description will be given of a sequence for reporting in this multifunctional security light network system.
[0005]
First, when the reporter presses the
[0006]
Moreover, the
[0007]
As described above, the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, the data related to the notification as described above has different importance depending on the situation. For example, in the initial stage of notification, control data for notifying the
[0009]
The present invention has been made in view of such a reason, and an object of the present invention is to provide a network-type emergency notification system that further improves the reliability of notification.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The network type emergency call system of the invention according to
[0011]
The network type emergency call system according to a second aspect of the present invention is configured such that, in the configuration of the first aspect, the bandwidth control rule performs bandwidth control so that transmission / reception of audio data is given priority over at least video data.
[0012]
The network type emergency call system of the invention according to
[0013]
The network type emergency call system of the invention according to claim 4 is the configuration of
[0014]
The network type emergency call system of the invention according to claim 5 is the configuration according to
[0016]
Claim6The network type emergency call system of the invention according to claim1 or 5In the configuration, when the security monitoring control server receives control data indicating that the bandwidth from the emergency alarm device is insufficient, the display unit displays the fact.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0018]
FIG. 1 shows a system configuration diagram of a network-type notification system. In an
[0019]
FIG. 2 shows a schematic external view of the
[0020]
FIG. 3 shows a block diagram of the
[0021]
The illuminating
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The reporting
[0026]
The
[0027]
The transmission /
[0028]
The
[0029]
In addition, the transmission /
[0030]
The
[0031]
FIG. 4 shows a block diagram of the crime prevention
[0032]
The
[0033]
The general operation of the
[0034]
The
[0035]
The position information database DB1 is a database related to the crime
[0036]
The map information database DB2 is a database relating to a map to be displayed on the
[0037]
The history information database DB3 is for storing information related to the report, the report number serving as an index for managing the history, the identification information of the security light pole that has reported, the report date and time, the video of the
[0038]
FIG. 5 is a screen configuration example in the
[0039]
The
[0040]
The alarm
[0041]
The alarm
[0042]
The security
[0043]
The system
[0044]
The right screen displays an image of the
[0045]
A
[0046]
A band
[0047]
Next, the operation at the time of notification of the network type emergency call system will be described.
[0048]
FIG. 6 shows a sequence until a map is displayed on the
[0049]
When the reporter presses the
[0050]
The transmission /
[0051]
Next, the process flow of the notification process in the
[0052]
The
[0053]
For example, when the number of lines that can be connected is exceeded, the
[0054]
Next, the band control function and the band control rule constituting the main part of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0055]
FIG. 8 is an explanatory diagram showing bandwidth allocation in the network NT. FIGS. 8 (A), 8 (B), and 8 (C) show that the number of
[0056]
For example, FIG. 8A shows that a bandwidth for control data such as a terminal ID and STATUS, a bandwidth for audio data indicated by SOUND, and a bandwidth for video data indicated by VIDEO are reserved in the bandwidth. ing. It also shows that the bandwidth for video data is reserved wider than the bandwidth for control data and the bandwidth for audio data.
[0057]
FIG. 8B shows a case where there is a report from two
[0058]
FIG. 8C shows a case where there are notifications from N
[0059]
Such a band control rule can be expressed as a band control rule as shown in FIG. 9, for example. Here, a band control rule when three
[0060]
Further, this band control rule will be further explained. When any one of the
[0061]
The lower band control rule shows an example in which notification processing is performed in the three
[0062]
FIG. 10 explains each command constituting the control data. These commands are mainly commands for diagnosing equipment in the
[0063]
The priorities illustrated in this figure are set such that, for example, high for communication and low for lamps. These priority settings have the same setting file in both the
[0064]
As described above, the
[0065]
Further, the bandwidth control rule here performs bandwidth control so that transmission of audio data is given priority over video data at least, so that the quality of a call is guaranteed by transmitting audio data with priority. Since the bandwidth control rule reserves a predetermined bandwidth for the control data, it is possible to notify the notification more reliably by being transmitted with priority over other data. Furthermore, since the bandwidth control rule assigns a priority to each command constituting the control data and assigns a bandwidth according to the priority, data transmission is performed according to what is prioritized in the control data and what is not. Therefore, fine band control according to the control data can be realized.
[0066]
Then, the
[0067]
Further, when the bandwidth for data transmission is insufficient, the
[0068]
Note that the network-type emergency call system of the present invention is not limited to the one described above. For example, the network-type emergency call system can be configured to perform band control processing for each
[0069]
【The invention's effect】
The network type emergency call system of the invention according to
[0070]
The network type emergency call system of the invention according to
[0071]
The network type emergency call system of the invention according to
[0072]
The network-type emergency call system of the invention according to claim 4 is the configuration according to
[0073]
The network type emergency call system of the invention according to claim 5 is the configuration according to
[0075]
Claim6The network type emergency call system of the invention according to claim1 or 5In this configuration, when the security monitoring control server receives control data indicating that the bandwidth from the emergency alarm device is insufficient, the display unit displays that fact. Together with the position information, it is possible to confirm the information of the target band.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system configuration diagram of a network-type emergency call system according to an embodiment.
FIG. 2 is a schematic external view of the security light pole described above.
FIG. 3 is a block diagram of the security light pole described above.
FIG. 4 is a block diagram of the above-described crime prevention monitoring control server.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a screen configuration example in the display unit same as above.
FIG. 6 is a sequence diagram related to map information display at the time of reporting.
FIG. 7 is a processing flow chart at the time of reporting in the emergency alert device same as above.
FIG. 8 is an explanatory diagram for explaining band control according to the embodiment;
FIG. 9 is an explanatory diagram for explaining the band control rule of the above.
FIG. 10 is an explanatory diagram for explaining an example of control data.
FIG. 11 is a system configuration diagram of a network type emergency call system according to a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Security light pole
10 Emergency warning device
12 Surveillance camera
15 Emergency call switch
36 Band control part
2 monitoring center
20 Security monitoring and control server
40 display section
NT network
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