JP3987991B2 - 乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品、医薬品、化学品等の分野において生じたケーキのような含水物を乾燥し、粉体を生成するための乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品、医薬品、化学品等の広い産業分野においては種々の物質の製造、生成等を行っている。スラリー状物質の生成を行う場合には、遠心分離機やろ過機等において固液を分離した無機あるいは有機結晶ケーキ(通常の含水率50〜90wt%)を、例えば、乾燥機において20wt%以下に乾燥し、粉体を形成している。
【0003】
従来の乾燥機は、例えば、特許第2978006号に示されるように、真空槽(乾燥槽)を一方向に連続回転させるものが使用されている。
このような乾燥機では、乾燥槽内に投入した被乾燥材料(ケーキ)は、乾燥槽内を上下あるいは回転方向に反転、循環移動しつつ加熱した乾燥槽内面に接触するので乾燥処理がなされ、粉体が生成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
乾燥機によっては、回転軸を通して乾燥槽内に吸気(排気)パイプを回転可能に連結することがある。この場合、乾燥槽と吸気パイプとの間に設けた回転シール部の回転摩擦によって金属粉末のような異物が発生し、これがケーキを汚染する原因となる。
【0005】
また、乾燥槽内に独立してスクリューを設置し、回転するスクリュー羽根によりケーキを破砕して乾燥効率を高めることが行われているが、スクリューを回転させる軸のシール部においても金属粉末またはシール材として使用される繊維片等の異物が発生し、ケーキを汚染することがある。汚染したケーキから得られた粉体は、製品として使用できないことが多くあり、廃棄処分とせざるを得なかった。
更に、回転式の乾燥機においては、乾燥進行中にケーキが造粒することが見られ、造粒物内の乾燥が滞ることから、乾燥不足あるいは不均一な製品となる。
【0006】
本発明は、このような従来技術の種々の問題点に鑑み、回転シール部を設けることなく完全密閉構造とすることにより異物によるケーキの汚染を無くすことができる乾燥機を提供するものである。また、本発明は、乾燥槽を回転軸を中心にして交互に反転させることによりケーキの乾燥を効率よく行うことのできる乾燥機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記する目的を達成するために本発明ケーキの乾燥機は、容器2とジャケット3との二重壁構造として加熱可能であり、かつ、駆動軸4により反転、揺動可能とした乾燥槽1には、乾燥槽1内に生じた気体を吸引、排出する排気パイプ16を接続するとともにこの排気パイプ16は駆動軸4に設けたリール17に巻き取り可能とし、乾燥槽1の前蓋1aには、生成された粉体を外部に真空吸引する吸引パイプ18および乾燥槽1内に空気やガス等を圧入する管19を連結したものである。
【0008】
上記の構成において乾燥槽1は、反転、揺動幅を変えることでき、更には、乾燥槽1は、反転、揺動幅を変えることできるとともに揺動速度を変えることができるようにしてある。更に、乾燥槽1は傾斜可能として粉体や洗浄液の吸引を容易にしてある。排気パイプ16には、排気パイプ16内に生じた液滴を排出可能なパイプ26を連結可能であるとともにリール17は加熱可能としてある。また、乾燥槽1の密閉蓋21の上部には、液滴逆流防止トラップ27を設置し、このトラップ27には分断した排気パイプ16を連結してある。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1、図2は、本発明乾燥機の一実施形態を示すものであり、乾燥槽1は、空洞状の容器2の外周面をジャケット3で覆った二重壁構造となっており、乾燥槽1の片側側面中央に駆動軸4の一端が直結してある。尚、ジャケット3の表面を断熱材で覆うようにしてもよい。
【0010】
水平に配置した駆動軸4は、全体を支持する架台5上に設置した軸受6によって軸支してあり、モータ7を駆動源として左右に反転可能となっている。この駆動軸4は、内部が中空状となっており、駆動軸4内を通して容器2とジャケット3との空間内に加熱用温水を供給するための二本の配管(図示においては一本のみが示してある)8が設置してある。温水は、例えば、供給管9から一方の配管8を通してジャケット3内に供給され、また、排出管10から他方の配管8を通して排水されるので、温水はジャケット3内を循環することになる。特に、二本の配管8は駆動軸4とともに反転するが、配管8と供給管9および排出管10とはロータリージョイントを介して連結してあるので、供給管9や排出管10が反転することはない。
【0011】
駆動軸4は、正逆転可能なモータ7により反転駆動するようにしてもよく、あるいは、リンク機構11を介して反転駆動するようにしてもよい。
リンク機構11を使用して反転させる場合には、図3に示すように、駆動軸4とモータ7との中間に設置し、中央で回転可能に軸支したスプロケットまたはプーリーのような回転伝達部材12の回転中心より外側に位置した支点13とモータ7の駆動軸とをリンク11を介して連結するとともに回転伝達部材12と前記した駆動軸4に固定したスプロケットまたはプーリーのような回転伝達部材14との間に張設したチェーンあるいはベルト15により連結すればよい。
【0012】
モータ7の駆動軸を一方向に連続回転させれば、リンク11によって支点13は垂直方向に上下運動をし、リンク11の上端と支点13とは回転可能に連結してあるので、支点13の上下運動の間隔内で回転伝達部材12は反転動作をすることになり、回転伝達部材14を介して駆動軸4および乾燥槽1は左右に反転することになる。
【0013】
図中符号16は、フレキシブル構造の排気パイプであり、乾燥槽1の上部に設けた密閉蓋21あるいはその他の箇所から乾燥槽1内に密に貫通して連結し、フイルターを有する先端部は乾燥槽1内に収容しておくとともに他端部は図示しない外部の真空吸引装置に接続してある。この排気パイプ16は、乾燥槽1内が減圧(真空)状態の基で乾燥中に乾燥槽1内に発生した湿った気体を外部に吸引、排気するものであり、図1および図4に示すように、駆動軸4の周面に固定したリール17に巻き取ることができるようになっている。そして、駆動軸4の反転運動に従ってリール17に巻き取られたり、巻き戻されたりするので、排気パイプ16の途中には撓みを持たせてある。
【0014】
また、図面において符号18は、乾燥槽1内に生成された粉体を外部に吸引する吸引パイプであって、乾燥槽1の内部を点検するための前蓋1aに密に貫通した状態で連結してある。尚、ジャケット構造となっている前蓋1aは、開閉可能であるとともに乾燥槽1内を密に閉じることができるようになっている。
図示しない外部の真空吸引装置に接続する吸引パイプ18の先端吸引口は、乾燥槽1の底面に向いており、また、この吸引パイプ18には清浄な空気あるいは清浄な窒素ガスを乾燥槽1内に圧入するための管19が付設してある。尚、吸引パイプ18と圧入管19とは、大径の吸引パイプ18内に小径の圧入管19を一体に設けた二重管構造としてもよい。符号20は、自動開閉弁を有する吸引管であり、吸引・排出時に乾燥槽1内が大気よりも減圧状態となった時、自然に外気を吸引するものであり、排気パイプ16と同じく密閉蓋21あるいはその他の箇所に密に貫通して連結してある。
【0015】
本発明乾燥機の一実施形態における基本的構成は上記の通りであり、次に、ケーキを乾燥する作業について説明する。
乾燥槽1の上部に設け、乾燥槽1内を密閉可能な密閉蓋21を開き、必要量のケーキを乾燥槽1内に投入する。密閉蓋21を閉じた後、モータ7を駆動させて駆動軸4により乾燥槽1を左右に反転させれば、ケーキは乾燥槽1の内面にそって揺動あるいは滑動することになる。
【0016】
容器2とジャケット3との間には加熱用の温水が循環しているので、乾燥槽1全体が熱くなっており、水を含んで湿った状態のケーキは加熱され、水分は蒸発して気体化する。気体は、排気パイプ16先端のフイルター部分から真空吸引され、連続して外部に排出されるので、ケーキは徐々に乾燥され粉状に変化していく。
【0017】
このようにして乾燥処理を連続して行い、ケーキが完全に粉体となると、モータ7を停止して乾燥槽1を静止させ、かつ、気体の排出を停止する。次に、図示しない真空吸引装置を作動させ、吸引パイプ18を通して粉体を吸引し、外部に設置したタンクに送り、保管する。尚、この粉体は製品製造に使用される。
【0018】
粉体の吸引により乾燥槽1内が減圧状態となって吸引が困難な時、また、粉体が流動性の悪い性状の場合や粉体が乾燥槽1内壁面に付着して吸引がしずらい場合には、圧入管19を通して乾燥槽1内に空気あるいはガスを送り込むことにより粉体の吸引が可能となる。また、空気やガスを送り込むことで、塊まっているまたは乾燥槽1の内壁に付着している粉体は攪拌され、破砕されるので吸引がし易くなる。更に、圧入管19からの空気あるいはガス量とのバランスを取るために、先端にフイルタを有する前記した吸引管20から外気を吸引すればよい。
【0019】
上記のようにして粉体を吸引し、全ての粉体の吸引が終了した後は、他のケーキ乾燥を行うため、乾燥槽1内の洗浄を行う。洗浄液は、前記した圧入管19を通して乾燥槽1内に噴出させ、乾燥槽1内に付着している粉体を洗浄、剥離し、洗浄後の液体は吸引パイプ18を通して真空吸引し、外部に設置したタンクに送り、保管する。
【0020】
図5は、ケーキの乾燥から粉体排出、洗浄までのフローシートを示すものであり、ケーキの投入後、乾燥槽1を反転しつつ気体を排気し、粉体を生成する。
そして、粉体は吸引して粉体タンク22内に収容する。乾燥槽1内を洗浄した廃液は、バルブ23を切替えて廃液タンク24に収容する。
【0021】
前記した実施形態において、乾燥槽1は反転するが、回転伝達部材12の支点13は固定位置であるから反転角度は一定に保たれている。しかし、ケーキの性状(含水比率)は全て異なるので、含水比率が高いケーキやケーキの性状によっては乾燥までに長時間を要することがある。このような場合には反転角度を大きくし、ケーキの揺動幅、即ち、乾燥槽1内壁面との接触面を大きくすることにより、乾燥時間を短縮することができる。また、ケーキの結晶を破砕したくない場合や、含水率が高い時期に強い攪拌を与えるとケーキの性状が変わる等の場合には、揺動角度を小さくしての乾燥処理が可能である。
【0022】
このため、第二の実施形態としては、乾燥槽1の揺動角度を可変としたことに特徴を有している。
即ち、図3に示すように、回転伝達部材12の支点13を、回転伝達部材12に連結したシリンダ28により水平方向へ位置を変えることができるとともにモータ7もシリンダ29により機体5上を水平方向に移動できるようにしてある。
【0023】
今、支点13が回転伝達部材12の回転中心に最も近い位置にあれば、モータ7の回転によるリンク11の上下動で回転伝達部材12が反転した時の反転角αは最も大きくなる。従って、乾燥槽1の揺動運動幅も最大となる。また、シリンダ28により支点13位置を回転伝達部材12の回転中心から離す方向へ移動させることにより、徐々に反転角度α1が小さくなるので乾燥槽1の揺動運動幅を調節することが可能となる。
【0024】
上記する第一、第二の実施形態では、乾燥槽1は水平に保たれている。従って、乾燥によって生成された粉体は、乾燥槽1内の底面上に堆積することになる。
吸引パイプ18で粉体を吸引する時、吸引口に近い位置にある粉体は吸引しやすいが、離れた位置にある粉体は吸引しづらいか吸引できない場合がある。また、洗浄後の洗浄液も同様の状態となる。
【0025】
図6は、本発明の第三の実施形態を示すものであり、乾燥槽1を傾斜状にしたことに特徴を有している。このため、前記した図1に示す直立状態の架台5を、図6のように左側に傾斜させて立設し、乾燥槽1や駆動軸4等を傾斜させたことに特徴を有している。従って、モータ7、リンク11および回転伝達部材12等も駆動軸4を反転可能にするため駆動軸4と直交状態で架台5に配置するようになる。尚、全体の傾斜角度は、1/100〜5/100程度が望ましい。
【0026】
このような構成としたことにより、粉体や洗浄液は、吸引パイプ18の吸引口に近い角部に集中するので、粉体や洗浄液等を全て吸引、排出することが可能となる。
吸引、排出に際して、乾燥槽1を緩やかに揺動させれば、乾燥槽1の内壁に付着している粉体や洗浄液を落として角部に集めることができる。尚、架台5は傾斜させることなく、直立状態とし、架台5上で駆動軸4を傾斜状に軸支し、乾燥槽1を傾斜させるようにしてもよい。この場合、モータ7、リンク11および回転伝達部材12等は、駆動軸4を反転可能にするため駆動軸4と直交状態で架台5に配置される。
【0027】
上記する第一、第二、第三の実施形態において、排気パイプ16の中間部は揺動しているが、内部を通過する気体は、この中間部において冷やされ、液滴(結露)が排気パイプ16内に付着する。通常、液滴は下方に流れ落ちるが、排気パイプ16が揺動運動を繰り返し、排気パイプ16が上方へ引き上げられた時、その振動で液滴が上方に流れ、乾燥槽1内に逆流することがある。これが繰り返されると、ケーキは液滴を含むことになり、乾燥時間が長くなる。あるいは、製品が劣化することがある。
【0028】
そこで、図1に示すように、架台5の下部にポット25を設けておき、排気パイプ16の下部とポット25とをフレキシブル状の連結パイプ26で連結しておく。このようにしておけば、排気パイプ16内に生じた液滴は、逆流することなくポット25内に溜められることになる。
【0029】
更に、排気パイプ16はリール17に巻き取られるが、このリール17内を空洞状態とし、ジャケット3内の温水をリール17内に取り入れ、また、ジャケット3内に還元するようにしてリール17全体を加熱するようにすれば、リール17に接触する排気パイプ16が加熱されるので液滴の発生を防止することができる。
【0030】
更にまた、図7に示すように、乾燥槽1の密閉蓋21上に液滴の逆流防止トラップ27を設置し、排気パイプ16は分断した状態でこのトラップ27に連結しておく。このような構造とすれば、排気パイプ16は分断されているが、トラップ27の空間を介して接続した状態であるので、乾燥槽1内に発生した気体は、前記の場合と同様、外部に真空吸引される。しかし、排気パイプ16の途中で液滴が発生し、揺動運動で上方に逆流しても液滴はトラップ27内に落ちて溜まり、乾燥槽1内に入ることはない。また、トラップ27内は、上部の蓋を開くことにより乾燥処理毎に点検、清掃が容易である。
【0031】
更に、前記した実施形態において、モータ7の回転速度を変えることができるようにしておけば、乾燥槽1の揺動速度を変えることができる。揺動運動幅の可変や揺動速度の可変等は、ケーキの性状に応じて選択すればよい。あるいは、ケーキの性状を問わず、シリンダー28、29の操作をシーケンサー等でプログラムしておくことにより、乾燥操作中に揺動運動幅や揺動速度等を自動的に変えることができる。
【0032】
乾燥状況を確認し、内部温度の測定をするために、乾燥槽1には配線付きの温度計を設置しておき、配線は前記したリール17に巻き取り可能としてもよい。乾燥槽1の内部温度に応じて支点13の位置をずらし乾燥槽1の揺動振動幅を変えるようにしてもよい。この温度計の場合、無線式ではないので、乾燥槽1を防爆構造とすることができる。
【0033】
また、図8に示すように、乾燥槽1内には駆動軸4と平行な状態で複数本の加熱管30を設けてもよい。乾燥槽1の揺動振動に際して飛び跳ねたケーキ粉末はこの加熱管30に接触することにより乾燥を早めることが可能である。更に、各加熱管30には羽根31を設けておけば、ケーキ結晶は羽根31で攪拌されるので結晶の破砕に役立つものである。
【0034】
【発明の効果】
以上、説明した本発明によれば、温水で加熱可能とした乾燥槽1は左右に反転する構造とし、内部に投入した含水ケーキは、乾燥槽1内を揺動する際に加熱乾燥されることになる。乾燥槽1の揺動にそってケーキが一方向に揺動した時、上方に位置するケーキは崩れて落下するので、その際の衝撃でケーキは細かく破砕され、粉体化され、最終的には粉状態に生成される。特に、乾燥槽1の回転部にはシール部を有していないので、摩耗による異物の発生がなく、生成された粉体を汚染することがない。
【0035】
乾燥槽1の反転、揺動運動は、モータ7を回転駆動源とし、リンク11、回転伝達部材12および回転伝達部材14を介して駆動軸4を交互反転することにより行われる。回転伝達部材12は、回転中心から反転支点13を変えることにより、かつ、同時に支点13位置の変更に従ってモータ7の位置をかえることにより、反転角度を変えることができるので、乾燥槽1の揺動運動幅を調節することができる。従って、ケーキの性状によって乾燥槽1の揺動運動幅を選択することができ、更には、乾燥作業中に乾燥槽1の揺動幅や揺動速度を自動的に変えることにより、全ての性状のケーキに適切に対応することができる。
また、乾燥槽1を傾斜させることにより、生成された粉体や洗浄後の液体の吸引が容易となり、残留物を少なくすることができる。
【0036】
乾燥途中に乾燥槽1内に発生した蒸発気体は、排気パイプ16を通して外部に真空吸引されるので、ケーキの乾燥を促進することができる。排気パイプ16の途中で液滴が発生してもホット25に排出されるので、液滴が乾燥槽1内に逆流することはない。また、排気パイプ16を巻き取るリール17自体を加熱するようにしておけば、液滴の発生を未然に防止できる。更に、乾燥槽1の密閉蓋21に逆流防止用のトラップ27を設け、排気パイプ16はこのトラップ27内で分断しておくことにより、排気パイプ16の途中で発生した液滴は乾燥槽1内に入ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明乾燥機の一部を断面とした正面図である。
【図2】本発明乾燥機の平面図である。
【図3】本発明乾燥機の側面図である。
【図4】本発明乾燥機において排気パイプの伸縮状態を示す側面図である。
【図5】ケーキの乾燥から粉体排出までのフローシート図である。
【図6】乾燥槽を傾斜させた状態を示す正面図である。
【図7】乾燥槽の密閉蓋に液滴逆流防止トラップを設けた状態の断面図である。
【図8】乾燥槽内に加熱管を設置した状態の要部の側面図である。
【符号の説明】
1 乾燥槽
1a 前蓋
2 容器
3 ジャケット
4 反転駆動軸
5 機体
6 軸受け
7 駆動モータ
8 温水用配管
9 温水供給管
10 温水排出管
11 クランク
12 回転伝達部材
13 反転支点
14 回転伝達部材
15 チェーンまたはベルト
16 排気パイプ
17 巻き取りリール
18 粉体吸引パイプ
19 空気またはガスの圧入管
20 空気吸引管
21 密閉蓋
22 粉体収容タンク
23 切り替えバルブ
24 廃液タンク
25 液滴収容ポット
26 連結パイプ
27 逆流防止トラップ
28 シリンダ
29 シリンダ
30 加熱管
31 破砕用羽根

Claims (7)

  1. 容器2とジャケット3との二重壁構造として加熱可能であり、かつ、駆動軸4により反転、揺動可能とした乾燥槽1には、乾燥槽1内に生じた気体を吸引、排出する排気パイプ16を接続するとともにこの排気パイプ16は駆動軸4に設けたリール17に巻き取り可能とし、乾燥槽1の前蓋1aには、生成された粉体を外部に真空吸引する吸引パイプ18および乾燥槽1内に空気やガス等を圧入する管19を連結して成ることを特徴とする乾燥機。
  2. 乾燥槽1は、反転、揺動幅を変えることができるようにしたことを特徴とする請求項1に記載する乾燥機。
  3. 乾燥槽1は、反転、揺動幅を変えることができるとともに揺動速度を変えることができるようにしたことを特徴とする請求項1に記載する乾燥機。
  4. 乾燥槽1は傾斜させ、粉体や洗浄液の吸引を容易にしたことを特徴とする請求項1、2および3に記載する乾燥機。
  5. 排気パイプ16には、排気パイプ16内に生じた液滴を排出可能なパイプ26を連結したことを特徴とする請求項1、2、3および4に記載する乾燥機。
  6. 前記のリール17は排気パイプ16を加熱可能としたことを特徴とする請求項1、2、3および4に記載する乾燥機。
  7. 乾燥槽1の密閉蓋21の上部には、液滴逆流防止トラップ27を設置し、このトラップ27には分断した排気パイプ16を連結したことを特徴とする請求項1、2、3および4に記載する乾燥機。
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