JP3987792B2 - Sheet body processing equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺状のシート体の端部を順次、内方に折り重ねるためのシート体の加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、合成樹脂製棒状体を正面矩形枠状に組み立ててなる矩形枠に合成樹脂製のシート体を張設して形成された看板が汎用されている。この看板に用いられるシート体(看板用シート体)は、長尺状シート体を所定長さ毎に短冊状に切断して平面長方形状の短冊シート体を製造し、この短冊シート体の四方隅部から角部を切除した後、この短冊シート体における互いに対向する一組の短辺縁部を内方に折り重ね、この折り重ねた部分を熱融着により一体化して筒状部を形成することによって製造していた。
【0003】
そして、上記看板用シート体における互いに対向する他の一組の長辺縁部上に棒状体を載置した後、棒状体よりも外側にある看板用シート体の長辺縁部を棒状体に被せた状態に内方に折り重ね、棒状体よりも内方にある看板用シート体の重ね合わせ部分を棒状体に沿って熱融着一体化することによって、棒状体を挿通させた筒状部を形成し、次に、看板用シート体の短辺縁部側の筒状部にも棒状体を挿通させ、互いに隣接する棒状体の対向端部同士を周知の要領で接続一体化して看板を作成していた。
【0004】
しかしながら、上記看板用シート体における筒状部の作成は、長尺状のシート体から短冊状に切断して短冊シート体を製造した後、各短冊シート体における互いに対向する短辺縁部を一つづつ別々に内方に折り重ね、この折り重ねた部分を熱融着により一体化して筒状部を形成しており、非常に効率が悪く生産性に劣るといった問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、長尺状のシート体の端部を順次、連続的に内方に筒状に折り重ねることができるシート体の加工装置であって、特に、看板用シート体の製造に適用することにより看板用シート体を効率良く製造することができるシート体の加工装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のシート体の加工装置は、シート供給手段から連続的に供給された長尺状のシート体の端部を順次、内方に筒状に折り重ねるシート体の加工装置であって、上記シート体の端部を内方に折り重ねる前に、シート体の端部に切れ目を所定間隔毎に形成する切れ目形成手段を備えていることを特徴とする。
【0007】
又、請求項2に記載のシート体の加工装置は、請求項1に記載のシート体の加工装置において、切れ目がシート体の進行方向における斜め内方に指向していることを特徴とする。
【0008】
【作用】
本発明のシート体の加工装置は、長尺状のシート体の端部に切れ目形成手段によって所定間隔毎に切れ目を形成した後、上記シート体における隣接する切れ目間にある端部を内方に筒状に折り重ねている。
【0009】
従って、シート体の端部を内方に折り重ねるにあたり、内方に筒状に折り重ねられるシート体の端部は、切れ目を介して、シート体における未だ内方に折り重ねられていない端部から完全に分離、独立した状態となっており、よって、シート体における切れ目間にある両端部を円滑に且つ確実に内方に筒状に折り重ねることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のシート体の加工装置を一部に用いた看板用シート体の製造装置の一例を図面を参照しつつ説明する。シート体の加工装置におけるシート供給手段1は、図1及び図2に示したように、機体10の後方部に、長さ方向に一定の印刷ピッチP1で同一の図柄模様Pが印刷された長尺状のシート体Sを巻回してなるシート巻回体1aを回転自在に支持する支持軸11を有しており、この支持軸11の前方における機体10部分には、シート巻回体1aからシート体Sを連続的に巻き出すための上下一対の巻き出しロール12a 、12b が配設されている。
【0011】
上記下側巻き出しロール12b には駆動モータ13が接続されており、この巻き出しロール12b を駆動モータ13によって回転させることによって、一対の巻き出しロール12a 、12b の対向面間に挟持したシート体Sを前方に向かって連続的に送り出すことができるように構成されている。
【0012】
なお、上側巻き出しロール12a をその長さ方向の両端部で支持している軸受け部12c 、12c の上端部には、シリンダ12d 、12d から伸縮自在に突出したピストンロッド12e 、12e の下端が一体的に固着してあり、ピストンロッド12e 、12eをシリンダ12d 、12d から伸縮させることによって下側巻き出しロール12b との対向面間の距離を調整可能に構成されている。
【0013】
更に、上記一対の巻き出しロール12a 、12b の前方には、該巻き出しロール12a 、12b から送り出されたシート体Sを皺を生じることなく適度に張った状態に熱融着手段3に供給するためにシート体調整機構14が配設されている。
【0014】
そして、図3及び図4に示したように、上記シート供給手段1の前方には切れ目形成手段2が配設されている。この切れ目形成手段2は、左右一対の鋏体21、21から形成され、この鋏体21は電気信号によって刃部21a 、21a を開閉させるように構成されている。
【0015】
上記鋏体21、21は、シート供給手段1の機体10における左右前端面の夫々に突設された支持杆20、20の先端部から下方に一体的に吊設されることによって、上記シート供給手段1のシート体調整機構14を経て前方に送り出されたシート体Sの両端部に臨んだ状態に配設されている。なお、一対の鋏体21、21は、シート体Sの進行方向に対して互いに直交する方向に位置している。
【0016】
更に、上記鋏体21は、常態においては、刃部21a 、21a が開いた状態でシート体Sの両端部に臨んだ状態、即ち、上下方向に開放した刃部21a 、21a 間をシート体2の両端部が通過している状態となっており、電気信号により刃部21a 、21a が閉じて、シート体Sの両端部の夫々に、シート体Sの両端縁から前方における斜め内方に向かう所定長さを有する切れ目S1を切断形成した後、刃部21a 、21a が直ちに開いて常態に復帰するように構成されている。そして、上記鋏体21、21は、電気信号により図柄模様Pの印刷ピッチP1毎に開閉してシート体Sの両端部に図柄模様Pの印刷ピッチP1に合致した前後間隔でもって左右一対の切れ目S1、S1を形成するように構成されている(図5参照)。
【0017】
又、図4に示したように、上記切れ目形成手段2の前方には、上記切れ目形成手段2を構成する鋏21、21によって両端部に図柄模様Pの印刷ピッチP1に合致した前後間隔でもって左右一対の切れ目S1、S1が形成されたシート体Sの両端部を順次、内方に筒状に連続的に折り重ね、この折り重ね部分を熱融着一体化する熱融着手段3が配設されている。
【0018】
この熱融着手段3は、図6及び図7に示したように、上記シート供給手段1から前方に向かって送り出されたシート体Sを搬送させるための該シート体Sの幅よりも狭い幅を有し且つ機体30に水平に支持された平面長方形状のシート搬送台31を備えている。
【0019】
そして、シート搬送台31下面の左右端縁部には、シート搬送台31の前後長さに略合致した長さを有する左右一対の円筒体31a 、31a がシート搬送台31の左右端縁の夫々に沿って配設されている。
【0020】
又、上記シート搬送台31における円筒体31a 、31a の内側近傍部には、その上下面間に亘って貫通する一定幅を有する長孔状の左右一対の貫通孔32、32がシート搬送台31の前後方向の略全長に亘って円筒体31a 、31a に沿って貫設されている。なお、この貫通孔32は、前方に向かって開口した状態となっている。
【0021】
更に、図8に示したように、シート搬送台31の左右端縁から僅かに外方に位置した部分には、シート供給手段1から前方に送り出されたシート体Sの両端部を下方に向かって折り曲げるための折曲部材31b が配設されている。
【0022】
この折曲部材31b は、シート搬送台31の前後長さに略合致した長さを有する側面横長長方形状の一定厚みを有する板状体から形成され、その後端部が外方に向かって突円弧状に湾曲された開放部311bに形成されており、上記シート搬送台31の左右端縁から外方に向かって僅かな間隔を存してシート搬送台31の左右端縁に沿ってシート搬送台31の前後方向の全長に亘って配設されている。
【0023】
又、図6に示したように、上記シート搬送台31の貫通孔32、32の夫々の鉛直上方には、側面横長長方形状で且つ上記貫通孔32を挿通し得る一定厚みを有する左右一対の上側シール部材33、33が配設されている。この上側シール部材33、33の配設状態を説明すると、上記シート搬送台31の上方には、前後方向に所定間隔を存して前後一対の上側水平支持桟33a 、33a が配設されており、この上側水平支持桟33a 、33a 間に左右一対のシール部材支持桟33b 、33b がシート搬送台31の左右端部の鉛直上方位置に対応させた状態でシート搬送台31の左右端部に沿って架設されている。
【0024】
各シール部材支持桟33b の下面にはエアシリンダ33c が一体的に設けられており、このエアシリンダ33c から下方に出没自在に突出したピストンロッド33d の下端を上側シール部材33の上端面における長さ方向の中央部に一体的に固着させており、上記ピストンロッド33d を下方に向かって伸縮させることによって上側シール部材33を上下方向に変位可能とし、上側シール部材33を下方に変位させた際には上記シート搬送台31の貫通孔32内に位置するように構成している。
【0025】
更に、上記シート搬送台31の貫通孔32、32の鉛直下方、即ち、上記左右一対の上側シール部材33、33の鉛直下方位置には、左右一対の側面横長長方形状の板状下側シール部材34、34が配設されている。
【0026】
上記下側シール部材34、34の配設状態について説明すると、図6に示したように、シート搬送台31の幅方向の両端部における下方位置の夫々には、左右一対の平面長方形状の固定支持台34a 、34a が水平状に機体30に支持された状態で配設されている。
【0027】
そして、各固定支持台34a の前後方向の中央部上面にはエアシリンダ34b が一体的に設けられ、このエアシリンダ34b から上方に伸縮自在に突出したピストンロッド341bの上端には平面縦長方形状の可動支持台34c が一体的に設けられている。
【0028】
更に、上記可動支持台34c 上には、上記上側シール部材33と共になってシート体Sを熱融着一体化する下側シール部材34がその前後面における下端部を中心にして回動自在に可動支持台34c 上に枢着340 、340 支持されている。
【0029】
又、上記可動支持台34c の外側端縁から下方に向かって垂直支持部34d が延設されており、この垂直支持部34d にエアシリンダ34e が上下方向に回動自在に枢着、支持されており、このエアシリンダ34e から上方に伸縮自在に突出したピストンロッド34f の上端部を上記下側シール部材34の外面中央部から外方に突出した突片部341 の先端部に回動自在に連結している。
【0030】
そして、図9及び図10に示したように、上記エアシリンダ34e から突出したピストンロッド34f を伸縮させると、エアシリンダ34e が垂直支持部34d との枢着部分を中心にして上下方向に回動変位しながら、ピストンロッド34f に連結させた下側シール部材34がその枢着部340 、340 を中心にして内外方向に所定角度だけ回動変位するように構成され、下側シール部材34は、垂直に起立した状態と垂直起立状態から所定角度だけ外方に傾倒した状態の二つの姿勢をとることができるように構成されており、常態においては、垂直起立状態から所定角度だけ外方に傾倒した状態となっている。
【0031】
更に、上記下側シール部材34を外方に傾倒させた状態では、後述するが、熱融着手段3に供給される際に下方に折り曲げられた、シート体Sの両端部は、下側シール部材34の内側近傍に下側シール部材34の内面に沿って垂れ下がった状態となっており、下側シール部材34を外方に傾倒した状態から垂直に起立した状態に変位させると、シート体Sにおける下方に折り曲げられた端部は、下側シール部材34によって、円筒体31a に被せられた状態にシート体Sの内方に折り重ねられるように構成されている。
【0032】
加えて、図11に示したように、可動支持台34c を一体化させたピストンロッド341bを上方に向かって伸長させることによって、可動支持台34c 上の下側シール部材34を上方に変位させると共に、上記エアシリンダ33c のピストンロッド33d を下方に向かって伸長させることによって上側シール部材33を下方に変位させると、上下シール部材33、34の対向端面同士がシート搬送台31の貫通孔32においてシート搬送台31の上面に略沿った水平位置で接合してシート体Sの重ね合わせ部分を熱融着一体化することができるように構成されている。
【0033】
又、図11に示したように、上記下側シール部材34の上端部内側面には、その長さ方向の全長に亘ってL字状段部342 が形成されている。そして、この下側シール部材34が上方に変位して上側シール部材33と接合した状態において、下側シール部材34のL字状段部342 の下端面342aに刃先35a を当接させた状態となるトリミング手段である切断刃35が配設されている。
【0034】
そして、上記切断刃35は、下側シール部材34の内面に沿って並設されたレール部材35b 上を前後方向に走行し、上下シール部材33、34によって形成された熱融着部から内方にある、下側シール部材34のL字状段部342 上に被さった状態のシート体Sの遊離端部を熱融着部に沿って前後方向に直線状に切断して、熱融着部から内方に突出したシート体Sの端部幅を一定の僅かな長さにトリミングするように構成している。
【0035】
更に、図4に示したように、上記熱融着手段3の前方には切り込み部形成手段4が配設されている。この切り込み部形成手段4は、図12及び図13に示したように、両端部に筒状部S2、S2が形成されたシート体Sを搬送するための平面縦長長方形状のシート搬送台41が機体40に水平状に支持されている。
【0036】
そして、上記シート搬送台41における幅方向の両端部の夫々には、左右一対の切断部材42、42が配設されている。各切断部材42は、前後方向に上記シート体S上に印刷された図柄模様Pの印刷ピッチP1よりも狭い間隔を存して配設された前後切断部43、44から構成されている。
【0037】
上記前後切断部43、44の切断刃43a 、44a は、これら切断刃43a 、44a を組み合わせることによって、シート体Sにおける前後方向に互いに隣接する図柄模様P、P間の端縁部に、該シート体Sの端縁に開口し且つ進行方向における中央において線対称な形状の切り込み部S3を形成するように構成されている。
【0038】
具体的には、図14に示したように、上記前側切断部43の切断刃43a は、前方における斜め内方に指向する直状の切断刃部431aと、前方における斜め外方に指向し且つ切断刃部431aの長さよりも短い長さを有する直状の切断刃部432aと、前方に指向した直状の切断刃部433aとから形成され、切断刃部431aの内側端に切断刃部432aの内側端を連続させていると共に切断刃部432aの外側端に切断刃部433aの後端を連続させることによってV字の前側の辺をその略中央から前方に向かって屈曲させた如き平面変形V字状に形成されている。
【0039】
又、上記後側切断部44の切断刃44a は、後方における斜め内方に指向する直状の切断刃部441aと、後方方向における斜め外方に指向し且つ切断刃部441aの長さよりも短い長さを有する直状の切断刃部442aと、後方に指向した直状の切断刃部443aとから形成され、切断刃部441aの内側端に切断刃部442aの内側端を連続させていると共に切断刃部442aの外側端に切断刃部443aの前端を連続させることによってV字の後側の辺をその略中央から後方に向かって屈曲させた如き平面変形V字状に形成されている。
【0040】
そして、シート体Sの端部の所定箇所に、後側切断部44の切断刃44a によって前端がシート体Sの端縁に開口した平面変形V字状の切断部S31 を形成すると共に、前側切断部43の切断刃43a によって後端がシート体Sの端縁に開口した平面変形V字状の切断部S32 を形成し、上記後側切断部44の切断刃44a による切断部S31 と前側切断部43の切断刃43a による切断部S32 とを対向端において連続させることによって、シート体Sにおける前後方向に互いに隣接する図柄模様P、P間の端縁部に、シート体Sの端縁に開口し且つ前後方向の中央において線対称な平面変形W字状の切り込み部S3を形成可能に構成している。
【0041】
更に、図4に示したように、上記切り込み部形成手段4の前方には切断手段5が配設されている。この切断手段5は、図15及び図16に示したように、機体50の後部に支持された上下一対のロール51a 、51b を備えている。
【0042】
そして、上記一対のロール51a 、51a の前方には、機体50に水平状に支持され且つシート体Sの左右幅寸法よりも広い左右幅寸法を有するシート搬送台52が配設されており、このシート搬送台52の上方には左右方向に指向する切断部材支持桟53が水平方向に配設されている。
【0043】
この切断部材支持桟53の左右部の夫々には左右一対のシリンダ53a 、53a が一体的に設けられており、このシリンダ53a 、53a からピストンロッド53b 、53bが上方に向かって伸縮自在に突出している。
【0044】
更に、切断部材支持桟53の下面における前後方向の中央部には、ロッドレスシリンダ53c が切断部材支持桟53の長さ方向に沿って水平方向に配設され、このロッドレスシリンダ53c に円盤状切断刃53d をシート搬送台52上に当接させた状態で接続させてあり、ロッドレスシリンダ53c によって円盤状切断刃53d がシート体Sの幅方向(シート体Sの進行方向に直交する方向)に該シート体Sの全長に亘って走行し、シート体Sをその左右方向の全長に亘って短冊状に切断して平面長方形状の看板用シート体を製造可能に構成している。なお、上記円盤状切断刃53d は、常態においては、シート搬送台52上を搬送されるシート体Sの左右端部外方に位置した状態に待機している。
【0045】
又、上記左右シリンダ53a 、53a の前後側の夫々には、切断部材支持桟53を上下方向に貫通する前後ガイドロッド53e 、53e 、53f 、53f が上下方向に変位可能に配設されている。
【0046】
そして、左右の前側ガイドロッド53e 、53e の下端間に、シート体Sの幅よりも長い幅寸法を有し且つ下面が平坦面に形成された前側押圧部材53g が水平状に配設されていると共に、左右の後側ガイドロッド53f 、53f の下端間に、シート体Sの幅よりも長い幅寸法を有し且つ下面が平坦面に形成された後側押圧部材53h が水平状に配設されている。
【0047】
更に、左右シリンダ53a 、53a のピストンロッド53b 、53b の上端には連結杆53i 、53i がその長さ方向の中央部において一体的に設けられ、この連結杆53i、53i の前後部の夫々に、前側ガイドロッド53e 、53e の上端及び後側ガイドロッド53f 、53f の上端がそれぞれ一体的に接続されている。
【0048】
しかして、上記左右シリンダ53a 、53a のピストンロッド53b 、53b を下方に向かって縮めると、前後押圧部材53g 、53h がシート搬送台52上のシート体Sを押圧、固定するように構成されている。
【0049】
なお、円盤状切断刃53d によるシート体Sの切断が完了すると、左右シリンダ53a 、53a のピストンロッド53b 、53b が上方に向かって伸長して、前後押圧部材53g 、53h がシート体Sから離間するように構成されている。
【0050】
そして、図17に示したように、上記切断手段5によって製造された看板用シート体Kは連続的に切断手段5の前方に配設された搬送手段6に送り込まれる。この搬送手段6は、看板用シート体Kを搬送する看板用シート体搬送台60と、このシート体搬送台60の左右部に、看板用シート体Kの左右幅よりも狭い幅間隔を存して配設された左右一対の無端ベルト61、61を備えている。
【0051】
更に、左右一対の無端ベルト61、61外面の夫々には左右一対のチャック体61a、61a が一体的に設けられている。このチャック体61a 、61a は、無端ベルト61、61がシート体Sの進行方向及びその逆方向に交互に往復回転運動を行うことによって、無端ベルト61、61の上面に位置した状態と下面に位置した状態との間を交互に往復するように構成されている。なお、左右一対のチャック体61a 、61aは、互いにシート体Sの進行方向に対して直交した方向に位置するように調整されている。
【0052】
即ち、上記切断手段5から送り出された看板用シート体Kは、その左右前端部が左右チャック体61a 、61a によって把持された後、無端ベルト61、61がシート体Sの進行方向に回転して左右チャック体61a 、61a が無端ベルト61、61の下面に位置した状態となった時点で左右チャック体61a 、61a が看板用シート体Kを離し、左右チャック体61a 、61a から離脱した看板用シート体Kは、無端ベルト61、61の下方に配設された収納部62内に順次、積層された状態に収納される一方、無端ベルト61、61はシート体Sの進行方向とは逆の方向に回転して左右チャック体61a 、61a を無端ベルト61、61の上面に位置した状態に復帰させ、これら復帰状態の左右チャック体61a 、61a は開放状態で切断手段5から看板用シート体Kが送り出されてくるのを待機するように構成されている。
【0053】
次に、上記シート体の加工装置を一部に用いた看板用シート体の製造装置を用いて看板用シート体を製造する要領を説明する。先ず、シート供給手段1の支持軸11に配設したシート巻回体1aから、表面に長さ方向に所定印刷ピッチP1で図柄模様Pが連続的に印刷された長尺状のシート体Sを連続的に巻き出し、上下一対の巻き出しロール12a 、12b 間に供給する。なお、上下巻き出しロール12a 、12b の対向面間の間隔は、シート体Sの厚みに応じて、上側巻き出しロール12a に一体化させたピストンロッド12e 、12e を上下方向に伸縮させることによって、シート体Sを上下巻き出しロール12a 、12b の対向面間に上下方向から確実に挟持して前方に連続的に送り出すことができるように調整しておく。
【0054】
そして、上記下側巻き出しロール12b を駆動モータ13によって回転させることによってシート体Sを連続的に前方に送り出してシート調整機構14を介して切れ目形成手段2である左右一対の鋏体21、21に連続的に送り込む。
【0055】
次に、上記シート体Sにおける前後方向に隣接する図柄模様P、P間の両端部の所定位置が鋏体21、21の配設位置に位置した時に、シート供給手段1からのシート体Sの送り込みを停止し、このシート体Sが停止した状態で、上記鋏体21、21によって、シート体Sにおける前後方向に隣接する図柄模様P、P間の両端部の所定位置にシート体Sの端縁に開口する一定長さの左右一対の切れ目S1、S1を前方における斜め内方に向かって形成する(図3参照)。
【0056】
そして、上記鋏体21によるシート体Sへの左右一対の切れ目S1、S1の形成が完了した後、再度、シート供給手段1から印刷ピッチP1に相当する長さ分だけシート体Sを供給して、上記シート体Sにおける次の前後方向に隣接する図柄模様P、P間の両端部が鋏体21、21の配設位置に位置した時に、シート供給手段1からのシート体Sの送り込みを再び停止し、このシート体Sが停止した状態で、上記鋏体21、21によって、上記と同様の要領で、シート体Sにおける前後方向に隣接する図柄模様P、P間の両端部の所定位置にシート体Sの端縁に開口する一定長さの左右一対の切れ目S1、S1を前方における斜め内方に向かって形成する。
【0057】
このように、長尺状のシート体Sは、印刷ピッチP1に相当する長さ毎に送り込みと停止とを交互に繰り返しながら切れ目形成手段2に供給され、この切れ目形成手段2の鋏体21、21によって、シート体Sにおける前後方向に隣接する図柄模様P、P間の各両端部に、シート体Sの端縁に開口し且つ前方における斜め内方に指向した一定長さを有する左右一対の切れ目S1、S1を形成する。
【0058】
上記の要領で左右一対の切れ目S1、S1が形成されたシート体Sは熱融着手段3のシート搬送台31上に連続的に供給される。このシート搬送台31上に供給されるシート体3は、その両端部がシート搬送台31の両側に配設された折曲部材31b 、31b によって該折曲部材31b 、31b とこれに対向する円筒体31a 、31a との間に下方に向かって折り曲げられながらシート搬送台31上に供給される。
【0059】
この時、上記折曲部材31b 、31b の後端部には開放部311b、311bが形成されており、折曲部材31b 、31b とこれに対向するシート搬送台31との間の隙間の後端入り口は広く形成されており、シート体Sの両端部は、折曲部材31b 、31b とこれに対向する円筒体31a 、31a との間に下方に向かって折り曲げられながら円滑に供給される。
【0060】
更に、シート体3の両端部には、切れ目形成手段2である鋏体21、21によって左右一対の切れ目S1、S1が印刷ピッチP1毎に前後方向に形成されていることから、シート体3における切れ目S1、S1間にある両端部は、切れ目S1、S1により、その前後のシート体3の両端部分から分離された状態となっており、よって、シート体3における切れ目S1、S1間にある両端部は、その前後のシート体3の両端部分の影響を受けることなく下方に向かって円滑に且つ確実に折り曲げられる。
【0061】
そして、熱融着手段3のシート搬送台31上に供給され且つ前後方向に隣接する切れ目S1、S1間にある両端部が下方に向かって折り曲げられたシート体Sは、上述したシート供給手段1から切れ目形成手段2への送り込みの停止に伴ってシート搬送台31上で一旦停止する。この時、上下シール部材33、34の接合位置がシート体Sにおける前後方向に隣接する切れ目S1、S1間から前後方向にはみ出すことのないように位置調整されている。
【0062】
一方、シート体Sにおける下方に折り曲げられて垂れ下がった両端部の夫々の外方には、所定角度だけ外方に傾倒した状態の下側シール部材34、34が位置した状態となっており、この下側シール部材34、34をピストンロッド34f 、34f を伸長させることによって枢着部340 、340 を中心にして内方に向かって回動させ、垂直に起立した状態とする(図9及び図10参照)。
【0063】
すると、上記シート体Sにおける下方に折り曲げられて垂れ下がった状態の両端部は、下側シール部材34、34の上部によって、シート搬送台31の両側に配設された円筒体31a 、31a に被せられた状態にシート体Sの下面に沿って内方に折り返された状態となる。
【0064】
しかる後、ピストンロッド341b、341bを上方に向かって伸長させることによって可動支持台34c 、34c を上方に変位させることにより、この可動支持台34c 、34c 上に一体的に設けた下側シール部材34、34を上方に向かって移動させると共に、上側シール部材33、33をピストンロッド33d 、33d を下方に向かって伸長させることによって下方に向かって移動させて、左右一組の上下シール部材33、34を、シート搬送台31の貫通孔32、32において、シート搬送台31の上面に合致した水平面上にて接合させ、シート体Sにおける円筒体31a 、31a よりも内方に突出した折り重ね部分を円筒体31a に沿って前後方向の略全長に亘って直状に熱融着S21 、S21 一体化して筒状部S2、S2をシート体Sの両端部に形成する(図11参照)。
【0065】
この状態では、上記シート体Sにおける上下シール部材33、34の接合部分(熱融着部S21 、S21)よりも内方にある両端部は、下側シール部材34のL字状段部342 、342 に被さった状態となっており、トリミング手段である切断刃35が、下側シール部材34のL字状段部342 に被さっているシート体Sの端部を介して、L字状段部342 の下端面342a上に当接した状態となっている。
【0066】
そして、上記切断刃35をレール部材35b 上を前後方向に走行させることによって熱融着部S21 、S21 から内方に突出したシート体Sの折り返し遊離端部を一定長さとなるように筒状部S2、S2(熱融着部S21 、S21 )に沿って切断、トリミングする。
【0067】
しかる後、ピストンロッド341b、341bを下方に向かって縮めることによって可動支持台34c 、34c を下方に変位させて、この可動支持台34c 上に一体的に設けた下側シール部材34、34を下方に移動させると共に、下側シール部材34、34をピストンロッド34f 、34f を縮めることによって枢着部340 、340 を中心にして外方に向かって所定角度だけ回動させ、外方に所定角度だけ傾倒した状態とする一方、上側シール部材33、33をピストンロッド33d 、33d を上方に向かって縮めることによって上方に移動させて元の状態に復帰させる。
【0068】
次に、両端部に筒状部S2、S2が形成されたシート体Sは、その筒状部S2、S2を円筒体31a 、31a の前端側から抜きながら前方に搬送して切り込み部形成手段4に供給される。
【0069】
そして、切り込み部形成手段4に供給されたシート体Sは、その図柄模様P、P間における両端部の夫々に、左右一対の切断部材42、42の前後切断部43、43、44、44によって切り込み部S3、S3が形成される。
【0070】
即ち、シート体Sは、切り込み部形成手段4のシート搬送台41上に送り込まれた後、上述したシート供給手段1から切れ目形成手段2への送り込みの停止に伴ってシート搬送台41上で一旦停止する。
【0071】
そして、上記シート体Sの図柄模様P、P間にある両端部に、その前半部において、後側切断部44、44の切断刃44a 、44a によって、前端部がシート体Sの前側にある筒状部S2、S2の後端部に達し且つ前端がシート体Sの端縁に開口した平面変形V字状の切断部S31 、S31 を形成すると共に、その後半部において、前側切断部43、43の切断刃43a 、43a によって、後端部がシート体Sの後側にある筒状部S2、S2の前端部に達し且つ後端がシート体Sの端縁に開口していると共に前端が後側切断部44、44の切断刃44a 、44a によって既に形成されている切断部S31 、S31 の後端に連続する切断部S32 、S32 を形成することによって、W字の中央の逆V字状部の先端部が平坦面に形成されて截頭三角形状となった平面変形W字状の左右一対の切り込み部S3、S3、即ち、シート体Sの端縁に開口し且つ前後方向の中央部を中心にして線対称な形状の左右一対の切り込み部S3、S3が形成される(図14参照)。なお、左右一対の切り込み部S3、S3は、シート体Sの進行方向に対して互いに直交する方向に形成されている。
【0072】
又、この切り込み部S3は、シート体Sの端縁に開口し且つ前後方向の中央を中心にして線対称な形状であれば、特に限定されず、平面半円形状や平面二等辺三角形状のような形状であってもよい。
【0073】
両端部に左右一対の切り込み部S3、S3が形成されたシート体Sは、切断手段5の上下一対のロール51a 、51b 間を介してシート搬送台52上に連続的に供給された後、上述したシート供給手段1から切れ目形成手段2への送り込みの停止に伴ってシート搬送台52上で一旦停止する。
【0074】
そして、上記左右シリンダ53a 、53a のピストンロッド53b 、53b を下方に向かって縮めることによって前後押圧部材53g 、53h を降下させ、前後押圧部材53g 、53h によってシート搬送台52上のシート体Sを押圧、固定する。この時、円盤状切断刃53d が、シート体Sにおける隣接する図柄模様P、P間の前後方向の中央、即ち、シート体Sの両端部に形成された左右一対の切り込み部S3、S3における前後方向の中央に位置するように調整されている。
【0075】
しかる後、円盤状切断刃53d を、シート体Sにおける左右一対の切り込み部S3、S3の中央間を結んだ線上をシート体Sの幅方向の全長に亘って直線状に走行させることによって短冊状に切断して平面長方形状の看板用シート体Kを製造する。
【0076】
なお、上記のようにしてシート体Sを全幅に亘って切断した後は、上記左右シリンダ53a 、53a のピストンロッド53b 、53b を上方に向かって伸長することによって、上記前後押圧部材53g 、53h を上昇させて元の状態に復帰させると共に、円盤状刃53d をシート体Sの端部外方に退避させた状態に待機させる。
【0077】
次に、上記の如くして製造された看板用シート体Kは、前方に配設された搬送手段6の看板用シート体搬送台60における左右一対の無端ベルト61、61上に供給され、この一対の無端ベルト61、61の上面にて待機していたチャック体61a 、61a に看板用シート体Kの左右前端部が着脱自在に把持される(図17参照)。
【0078】
しかる後、左右一対の無端ベルト61、61が同一速度でシート体Sの進行方向に回転することにより、無端ベルト61、61に一体的に設けられたチャック体61a 、61a が看板用シート体Kを把持した状態のまま無端ベルト61、61の下面側に位置した状態となる。
【0079】
この状態で、上記チャック体61a 、61a が開放され、看板用シート体Kは、無端ベルト61、61の下方に配設された収納部62内に順次積層された状態に収納される(図15参照)。
【0080】
なお、上記無端ベルト61、61は、そのチャック体61a 、61a が看板用シート体Kを放した後、直ちに、シート体Sの進行方向とは逆方向に回転し、無端ベルト61、61のチャック体61a 、61a は、無端ベルト61、61の上面において、開放した状態で看板用シート体Kが切断手段5から送り込まれてくるのを待機する。
【0081】
【発明の効果】
請求項1に記載のシート体の加工装置は、シート供給手段から連続的に供給された長尺状のシート体の端部を順次、内方に筒状に折り重ねるシート体の加工装置であって、上記シート体の端部を内方に折り重ねる前に、シート体の端部に切れ目を所定間隔毎に形成する切れ目形成手段を備えていることを特徴とするので、切れ目形成手段によってシート体の端部に所定間隔毎に予め切れ目を入れた後、この切れ目間にあるシート体の端部を内方に向かって折り重ねており、この折り重ねられるシート体の端部は、この端部の前後にあるシート体の端部から切れ目を介して分離、独立した状態となっており、よって、シート体における切れ目間にある端部を円滑に且つ確実に内方に向かって折り重ねることができる。
【0082】
又、請求項2に記載のシート体の加工装置は、請求項1に記載のシート体の加工装置において、切れ目がシート体の進行方向における斜め内方に指向していることを特徴とするので、シート体に形成された切れ目部分は、シート体の進行方向(前方)に対して逃げる方向に形成されていることから、シート体を前方に向かって搬送する間にシート体の端部が引っ掛かってシート体の前方への搬送が妨げられるといったことはなく、シート体を円滑に加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート供給手段を示した模式側面図である。
【図2】シート供給手段を示した模式正面図である。
【図3】切れ目形成手段を示した模式斜視図である。
【図4】本発明のシート体の加工装置を一部に用いた看板用シート体の製造装置を示した模式側面図である。
【図5】看板用シート体の製造装置を用いてシート体を加工した時のシート体の変化を示した模式平面図である。
【図6】熱融着手段を示した模式正面図である。
【図7】熱融着手段を示した模式側面図である。
【図8】熱融着手段の後半部を示した模式斜視図である。
【図9】熱融着手段の要部を示した模式正面図である。
【図10】熱融着手段の要部を示した模式正面図である。
【図11】熱融着手段の要部を示した模式正面図である。
【図12】切り込み部形成手段を示した模式側面図である。
【図13】切り込み部形成手段を示した模式正面図である。
【図14】切り込み部形成手段を示した模式斜視図である。
【図15】切断手段を示した模式側面図である。
【図16】切断手段を示した模式正面図である。
【図17】搬送手段を示した模式斜視図である。
【符号の説明】
1 シート供給手段
2 切れ目形成手段
3 熱融着手段
33 上側シール部材
34 下側シール部材
342 L字状段部
35 切断刃
35a 刃先
4 切り込み部形成手段
42 切断部材
43 前側切断部
44 後側切断部
5 切断手段
53d 円盤状切断刃
6 搬送手段
S シート体
S1 切れ目
S2 筒状部
S3 切り込み部
K 看板用シート体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sheet body processing apparatus for sequentially folding an end portion of a long sheet body inward.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a signboard formed by stretching a synthetic resin sheet body on a rectangular frame formed by assembling a synthetic resin rod-like body into a front rectangular frame shape has been widely used. A sheet body (signboard sheet body) used for this signboard is produced by cutting a long sheet body into strips for each predetermined length to produce a plane rectangular strip sheet body, and the four corners of the strip sheet body After cutting off the corner from the part, a pair of short side edges facing each other in the strip sheet body are folded inward, and the folded part is integrated by heat fusion to form a cylindrical part. It was manufactured by.
[0003]
And after placing a rod-shaped body on another set of long-side edge portions facing each other in the signboard sheet body, the long-side edge portion of the signboard sheet body outside the rod-shaped body is a rod-shaped body. A cylindrical part inserted through the rod-like body by folding it inwardly over the covered state and integrating the overlapping part of the signboard sheet body inside the rod-like body by heat fusion along the rod-like body Next, the rod-shaped body is also inserted into the cylindrical portion on the short side edge side of the signboard sheet body, and the opposite ends of the rod-shaped bodies adjacent to each other are connected and integrated in a well-known manner. I was making it.
[0004]
However, the cylindrical portion in the signboard sheet body is produced by cutting a long sheet body into a strip shape to produce a strip sheet body, and then forming the short edge portions facing each other in each strip sheet body. Each of them is folded inward separately, and the folded portions are integrated by heat sealing to form a cylindrical portion, which has a problem that it is very inefficient and inferior in productivity.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is a sheet body processing apparatus capable of successively and continuously folding end portions of a long sheet body inward in a cylindrical shape, and is particularly applicable to the manufacture of a signboard sheet body. Accordingly, a sheet body processing apparatus capable of efficiently producing a signboard sheet body is provided.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The sheet body processing apparatus according to
[0007]
A sheet body processing apparatus according to
[0008]
[Action]
In the sheet body processing apparatus of the present invention, after the slits are formed at predetermined intervals by the slit forming means at the end portion of the long sheet body, the end portion between the adjacent slits in the sheet body is inward. Folded into a cylinder.
[0009]
Therefore, when the end of the sheet body is folded inward, the end of the sheet body that is folded inward in a cylindrical shape is the end that is not yet folded inward in the sheet body via the cut line. Therefore, both end portions between the cuts in the sheet body can be smoothly and reliably folded inward in a cylindrical shape.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An example of a signboard sheet manufacturing apparatus that partially uses the sheet processing apparatus of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIGS. 1 and 2, the sheet supply means 1 in the sheet processing apparatus has a length in which the same pattern P is printed at a constant printing pitch P1 in the length direction at the rear portion of the
[0011]
A driving
[0012]
The lower ends of the
[0013]
Further, in front of the pair of
[0014]
As shown in FIGS. 3 and 4, a
[0015]
The
[0016]
Further, in the normal state, the
[0017]
Further, as shown in FIG. 4, in front of the
[0018]
As shown in FIGS. 6 and 7, the heat fusion means 3 has a width narrower than the width of the sheet body S for transporting the sheet body S fed forward from the sheet supply means 1. And a sheet conveyance table 31 having a flat rectangular shape supported horizontally by the
[0019]
A pair of left and right
[0020]
Further, in the vicinity of the inside of the
[0021]
Further, as shown in FIG. 8, in a portion slightly outward from the left and right edges of the sheet conveying table 31, both end portions of the sheet body S fed forward from the
[0022]
The bending
[0023]
Further, as shown in FIG. 6, a pair of left and right sides having a laterally long rectangular shape and having a certain thickness through which the through
[0024]
An
[0025]
Furthermore, a pair of left and right side-surface horizontally long rectangular plate-like lower seal members are vertically below the through
[0026]
The arrangement state of the
[0027]
An
[0028]
Further, on the
[0029]
A
[0030]
As shown in FIGS. 9 and 10, when the
[0031]
Further, in the state where the
[0032]
In addition, as shown in FIG. 11, by extending the
[0033]
Further, as shown in FIG. 11, an L-shaped
[0034]
The
[0035]
Further, as shown in FIG. 4, a
[0036]
A pair of left and right cutting
[0037]
The
[0038]
Specifically, as shown in FIG. 14, the
[0039]
Further, the
[0040]
Then, a plane-deformed V-shaped cutting portion S31 whose front end opens at the edge of the sheet S is formed by a
[0041]
Further, as shown in FIG. 4, a cutting means 5 is disposed in front of the cut
[0042]
In front of the pair of
[0043]
A pair of left and
[0044]
Further, a
[0045]
Further, front and
[0046]
Between the lower ends of the left and right
[0047]
Further, connecting rods 53i and 53i are integrally provided at the upper ends of the
[0048]
Accordingly, when the
[0049]
When the cutting of the sheet body S by the disc-shaped
[0050]
Then, as shown in FIG. 17, the signboard sheet body K manufactured by the cutting means 5 is continuously fed to the conveying
[0051]
Further, a pair of left and
[0052]
That is, the signboard sheet body K fed from the cutting means 5 has its left and right front ends gripped by the left and
[0053]
Next, the point which manufactures the sheet | seat body for signboards using the manufacturing apparatus of the sheet | seat body for signboards which partially used the processing apparatus of the said sheet | seat body is demonstrated. First, a long sheet body S in which a pattern P is continuously printed on the surface at a predetermined printing pitch P1 in the length direction from a sheet winding body 1a disposed on the
[0054]
Then, the
[0055]
Next, when the predetermined positions of both end portions between the pattern patterns P, P adjacent in the front-rear direction in the sheet body S are located at the positions where the
[0056]
After the formation of the pair of left and right cuts S1 and S1 on the sheet body S by the
[0057]
In this way, the long sheet body S is supplied to the
[0058]
The sheet body S in which a pair of left and right cuts S1 and S1 is formed in the above manner is continuously supplied onto the sheet conveying table 31 of the heat fusion means 3. The
[0059]
At this time,
[0060]
Further, a pair of left and right cuts S1 and S1 are formed at both ends of the
[0061]
Then, the sheet body S which is supplied onto the sheet conveying table 31 of the heat fusion means 3 and between both ends S1 and S1 adjacent in the front-rear direction is bent downward is the sheet supply means 1 described above. Is temporarily stopped on the sheet conveying table 31 as the feeding to the cut
[0062]
On the other hand, the lower
[0063]
Then, both end portions of the sheet body S which are bent downward and hang down are covered with the
[0064]
Thereafter, the
[0065]
In this state, both ends of the sheet body S that are inward of the joining portions of the upper and
[0066]
Then, by causing the
[0067]
Thereafter, the
[0068]
Next, the sheet body S in which the cylindrical portions S2 and S2 are formed at both end portions is conveyed forward while removing the cylindrical portions S2 and S2 from the front end sides of the
[0069]
And the sheet | seat body S supplied to the notch part formation means 4 is each by the front-and-
[0070]
That is, after the sheet body S is fed onto the sheet conveying table 41 of the
[0071]
Then, at both end portions between the design patterns P, P of the sheet body S, in the front half portion, the
[0072]
The cut portion S3 is not particularly limited as long as it is open at the edge of the sheet body S and is a line-symmetric shape with respect to the center in the front-rear direction, and is not limited to a plane semicircular shape or a plane isosceles triangle shape. Such a shape may be used.
[0073]
The sheet body S in which a pair of left and right cut portions S3 and S3 is formed at both ends is continuously supplied onto the sheet conveying table 52 through a pair of upper and
[0074]
The front and rear pressing
[0075]
Thereafter, the disc-shaped
[0076]
After cutting the sheet body S over the entire width as described above, the front and rear pressing
[0077]
Next, the signboard sheet body K manufactured as described above is supplied onto the pair of left and right
[0078]
Thereafter, the pair of left and right
[0079]
In this state, the
[0080]
The
[0081]
【The invention's effect】
The sheet body processing apparatus according to
[0082]
The sheet body processing apparatus according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view showing a sheet supply means.
FIG. 2 is a schematic front view illustrating a sheet supply unit.
FIG. 3 is a schematic perspective view showing cut forming means.
FIG. 4 is a schematic side view showing an apparatus for manufacturing a signboard sheet body partially using the sheet body processing apparatus of the present invention.
FIG. 5 is a schematic plan view showing a change of the sheet body when the sheet body is processed using the signboard sheet body manufacturing apparatus.
FIG. 6 is a schematic front view showing heat fusion means.
FIG. 7 is a schematic side view showing a heat fusion means.
FIG. 8 is a schematic perspective view showing the latter half of the heat fusion means.
FIG. 9 is a schematic front view showing the main part of the heat-sealing means.
FIG. 10 is a schematic front view showing the main part of the heat fusion means.
FIG. 11 is a schematic front view showing the main part of the heat fusion means.
FIG. 12 is a schematic side view showing notch forming means.
FIG. 13 is a schematic front view showing notch forming means.
FIG. 14 is a schematic perspective view showing notch forming means.
FIG. 15 is a schematic side view showing a cutting means.
FIG. 16 is a schematic front view showing cutting means.
FIG. 17 is a schematic perspective view showing a conveying means.
[Explanation of symbols]
1 Sheet supply means
2 Cut formation means
3 Thermal fusion means
33 Upper seal member
34 Lower seal member
342 L-shaped step
35 cutting blade
35a cutting edge
4 Incision forming means
42 Cutting member
43 Front cut
44 Rear cut
5 Cutting means
53d Disc-shaped cutting blade
6 Transport means
S sheet body
S1 cut
S2 Tubular part
S3 notch
K signboard sheet
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