JP3985336B2 - Fire protection equipment in buildings with attached rooms - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、附室を備えた建築物における防火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築物においては、防火扉が閉じられることによって避難経路の入り口近傍に附室が形成されており、この附室は、防火扉が開放された状態において廊下へ通じ、また、この廊下を取り囲むようにして居室が設けられている。
【0003】
そして、このような構成を有する建築物における防火装置の一例として、図7ないし図9に示すものが知られている。
これらの図において符号Aは避難経路であり、この避難経路Aの入り口近傍には、第1の防火扉1を介して遮蔽可能に連設された附室Bが設けられ、この附室Bには第2の防火扉2を介して廊下Cが設けられ、また、この廊下Cを取り囲むようにして、居室Dが第3の防火扉3を介して設けられている。
【0004】
通常時においては、上記第1の防火扉1は閉じられ、また、第2の防火扉2および第3の防火扉3は開放されており、居室Dにおいて火災が発生した場合、当該居室Dからの避難が完了した後に、上記第2の防火扉2および第3の防火扉3が閉じられるようになっている。
【0005】
一方、上記附室Bには、火災時において附室へ向けて外気を送り込む給気設備4が設けられ、また、上記居室Dには、その内部の煙を外部へ排出する排煙設備5が設けられており、これらの給気設備4および排煙設備5には、開閉可能な給気ダンパー6と排煙ダンパー7がそれぞれ設けられている。
さらに、上記附室Bと廊下Cとの間には、これらが第2の防火扉2によって遮蔽された際に、両者間に適度の空気の流れを確保するためのバイパスダンパー8が設けられている。
【0006】
そして、このような従来の防火設備においては、たとえば、図7ないし図9に示すように、居室Dにおいて火災が発生した場合、その火災の発生が煙感知器等によって検出され、その検出信号に基づいて排煙設備5が作動させられるとともに、排煙ダンパー7が開放され、また、給気ダンパー6が開放されるとともに給気設備4が作動させられる。
これによって、上記居室Dが煙の排出に伴って負圧状態となされ、また、附室Bおよび廊下Cが、給気によって加圧状態となされることにより、図7および図8に矢印で示すように、附室Bから廊下Cを経て居室Dへ向かう空気の流れが形成されて、煙や高温ガス等が廊下Cや附室Bへ流れ込むことが抑制されて火災の拡大が抑制される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
とろで、このような従来の防火設備においては、上記居室Dの火災が進行して排煙設備5の作動が停止させられた場合、この居室D内の圧力が上昇して、上記廊下Cや附室Bとの間の差圧が保てず、これによって、上記居室D内の煙が、廊下Cを介して附室Bや避難経路Aへ侵入することが想定されるといった問題点がある。
【0008】
また、火災発生時に上記第2の防火扉2が閉じられるが、この第2の防火扉2の開閉度合いによって附室Bと廊下Cとの差圧が変化することから、この差圧によっては、上記第2の防火扉2の開閉に支障が生じるといった問題点もある。
【0009】
本発明は、このような従来の防火装置が有する問題点を有効に解消しようとするもので、火災発生位置における排煙操作が停止した場合においても附室や避難経路への煙の侵入を防止することのできる附室を備えた建築物における防火装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の附室を備えた建築物における防火装置は、居室と、この居室に廊下を介して併設された附室とを備えた建築物における防火装置であって、上記居室に設置された排煙設備と、上記廊下に設置された排気設備と、上記附室に設置された給気設備と、上記排煙設備の停止信号を受けた時に上記排気設備に駆動信号を出力して当該排気設備を作動させる制御手段とを備え、かつ上記附室と廊下との間に、これらの連通を遮断する防火扉が設けられているとともに、上記附室と廊下とを連通させるバイパスダンパーが廊下の床付近に設けられ、このバイパスダンパーに、上記廊下から附室へ向かう空気の流れを阻止する逆流防止機能を有していることを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項2に記載の附室を備えた建築物における防火装置は、請求項1に記載の発明において、上記居室が複数設けられ、これらの居室に設置された排煙設備が同時に作動させられた際に、上記廊下あるいは複数の居室のいくつかに外気を給気する外気導入設備が設けられていることを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項1に記載の附室を備えた建築物における防火装置によれば、居室における火災発生時において、排煙設備を作動させて、上記居室内の煙を外部へ排出してこの居室内を負圧状態に保持し、また、給気設備を作動させて、空気を、附室を介して廊下へ給気することにより、附室および廊下を加圧状態に保持する。
これによって、廊下から居室へ向かう空気の流れを確実に形成して廊下への火災の拡大を防止することができる。
そして、上記居室における火災が進行して排煙設備による排煙操作が停止すると、廊下に設けられている排気設備を作動させることにより、当該廊下の空気あるいは居室から侵入した煙を外部へ排出して、この廊下を負圧状態に保持し、これによって、附室と廊下との間に適度の差圧を確保するとともに、廊下を介して附室へ煙が侵入することを防止し、附室への火災の拡大を防止することができる。
【0016】
また、バイパスダンパーを廊下の床付近に設置することにより、加圧給気を廊下の下部に供給し、廊下に煙が流入した際には、上部の煙層の乱れを防止して下部の空気層の清浄度を保つことができ、また、附室と廊下とを連通させるバイパスダンパーに逆流防止機能を与えることにより、廊下が延焼して廊下側の圧力が急激に上昇した場合にあっても、上記バイパスダンパーを介して煙や高温ガスが附室へ侵入することを防止し、附室の延焼を防止することができる。
【0017】
さらに、請求項2に記載の発明のように、居室が複数あり、これらの複数の居室において火災が発生して、複数の居室における排煙操作が同時に開始された場合、外気導入設備から、上記廊下あるいは複数ある居室のいくつかに外気導入設備によって外気を給気することにより、居室から排出される気体量と、給気設備によって附室や廊下へ供給される気体量とのバランスを調整する。
これによって、廊下と居室との間の差圧や廊下と附室との間の差圧を適切に保持して、煙や高温ガスの流れを確実に制御し、また、防火扉の開閉を円滑なものとする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1ないし図3は、本発明に係わる附室を備えた建築物の防火装置の第1の実施形態を示すもので、居室Dと、この居室Dに廊下Cを介して併設された附室Bとを備えた建築物における防火装置であって、上記居室Dに設置された排煙設備10と、上記廊下Cに設置された排気設備11と、上記附室Bに設置された給気設備12と、上記排煙設備10が停止した際に、上記排気設備11を作動させる制御手段13とを備えている。
【0019】
上記附室Bは、通常時は閉状態とされている第1の防火扉1を介して避難経路Aへ連絡されており、また、開閉可能な第2の防火扉2を介して上記廊下Cへ連絡され、また、この廊下Cは、開閉可能な第3の防火扉3を介して居室Dへ連絡されている。
【0020】
一方、上記廊下Cおよび居室Dには煙感知器14・15が設置されており、これらの各煙感知器14・15は、上記制御手段13に信号線によって接続されて、上記廊下Cおよび居室D内において発生した火災を検出して、その検出信号を上記制御手段13へ出力するようになっている。
【0021】
また、上記排煙設備10には、排煙操作の開始や停止を行なう排煙ダンパー16が設けられ、上記排気設備11には排気ダンパー17が、さらに、上記給気設備12には給気ダンパー18がそれぞれ設けられて、上記制御手段13からの制御信号に基づき開閉操作されるようになっている。
【0022】
さらに、上記附室Bと廊下Cとの間には、図2に示すように、上記第2の防火扉2が閉じられた状態において附室Bと廊下Cとの連通をなすバイパスダンパー19が設けられ、本実施形態においては、このバイパスダンパー19に逆流防止機能が付与されて、廊下C側から附室Bへ向かう空気の流れを阻止するようになっている。
そして、上記バイパスダンパー19は、廊下Cの床付近に設置されており、加圧給気を廊下の下部に供給して、廊下に煙が侵入した際に、上部の煙層の乱れを防止して、下部の空気層の清浄度を保つようになっている。
【0023】
ついで、このように構成された本実施形態の作用について説明する。
居室Dにおいて火災が発生した場合、この火災が居室Dの煙感知器15によって検出されるとともに、その火災検出信号が制御手段13へ送出され、この制御手段13から排煙設備10へ駆動信号が送出されて、排煙ダンパー16が開放されて排煙操作が開始される。
これと同時に、給気設備12の給気ダンパー18が開放されるとともに、この給気設備12によって附室Bへの給気操作が開始され、また、廊下Cに設けられている排気設備11の排気ダンパー17が閉塞されて、廊下Cからの排気が停止させられている。
【0024】
そして、火災の初期段階においては避難のために、第2の防火扉2や第3の防火扉3は開放されており、この状態において、居室Dは排煙操作が継続されていることにより負圧状態に保持され、また、附室Bへの給気操作の継続によってこの附室Bが加圧状態となされるとともに、この附室Bに連続されている上記廊下Cも同様に加圧状態となされる。
【0025】
したがって、この建築物内における空気の流れは、図1に矢印で示すように、附室Bから廊下Cを経て居室Dへ至る流れとなり、煙や高温ガスが居室Dから廊下Cや附室Bへ流れ込むことが防止され、これらの廊下Cや附室Bの延焼が防止される。
【0026】
そして、上述した避難が完了した後に、第2の防火扉2および第3の防火扉3が閉じられるが、上記附室Bと廊下Cとがバイパスダンパー19によって連通させられていることから、附室Bに供給される空気が上記バイパスダンパー19を介して廊下Cへ送り込まれ、これによって、附室Bおよび廊下Cが加圧状態に保持され、かつ、排煙操作の継続によって居室Dが負圧状態に保持される。
この結果、図1の状態と同様に、居室Dから廊下Cや附室Bへの煙や高温ガスの侵入が防止されて火災の拡大が防止される。
【0027】
一方、居室D内の火災が進行して内部温度が上昇した場合、排煙操作を停止して排煙設備10からの延焼を防止する必要があるが、このように排煙設備10の運転が停止されると、図2に示すように、その停止信号が制御手段13へ送出されるとともに、この制御手段13から、廊下Cに設置されている排気設備11へ駆動信号が出力されて排気ダンパー17が開放されて、廊下Cからの排気操作が開始される。
【0028】
上記排煙設備10の運転停止に伴って居室D内の圧力が上昇し、廊下Cとの間の差圧が小さくなるとともに、この廊下Cと附室Bとの差圧も減少する傾向にあるが、本実施形態においては上記のように、排煙設備10の運転停止と同時に廊下Cの排気設備11が運転させられることにより、上記廊下Cと附室Bとの差圧が十分に確保される。
これによって、廊下Cから附室Bへ向かう空気の逆流が阻止され、少なくとも附室Bへの煙や高温ガスの侵入が防止されて、附室Bや避難経路Aへの火災の拡大が防止され、避難経路が確保される。
【0029】
また、上記第2の防火扉2を閉じた後においても、避難のためにこの第2の防火扉2を開閉する必要が生じる場合があるが、第2の防火扉2の両側の圧力差が適切に保持されていることから、その開閉操作が困難になるといった不具合が回避される。
【0030】
さらに、火災の進行により廊下Cが延焼する場合も想定されるが、このように廊下Cが延焼した場合には、上記排気設備11が排煙設備として動作して廊下C内の煙が外部へ排出されることとなり、この点からも附室Bや避難経路Aへの火災の拡大が防止されるとともに、避難経路が確保される。
また、この際に、バイパスダンパー19を廊下Cの床付近に設置することにより、加圧給気を廊下Cの下部に供給して、廊下Cの上部の煙層の乱れを防止し、下部の空気層の清浄度を保つことができる。
【0031】
一方、延焼した廊下Cの温度が上昇すると、図3に示すように、上記排気設備11の運転が停止される。
ここで、廊下Cおよび居室Dにおける空気の排出経路がなくなることにより、これらの内部圧力が急激に上昇することがあり、この現象によって、廊下C内の煙や高温ガスがバイパスダンパー19を介して附室Bへ流れ込むことが想定されるが、本実施形態においては、上記バイパスダンパー19が逆流防止機能を備えていることから、上記のような附室Bへの煙や高温ガスの侵入が防止される。
【0032】
このように本実施形態においては、火災の発生した居室Dにおける排煙操作が停止した状態においても、廊下Cと附室Bとの間の差圧が確保され、この附室Bへの煙や高温ガスの侵入が防止されて、附室Bや避難経路Aの延焼が防止される。
また、廊下Cと附室Bとの差圧が適切に保持されることにより、これらの遮蔽する第2の防火扉2の開閉に支障をきたすことがない。
【0033】
さらに、居室Dから廊下Cへ火災が拡大した場合、上記のように廊下Cと附室Bとを連通するバイパスダンパー19に逆流防止機能が与えられていることにより、第2の防火扉2の開閉操作は困難になるものの附室Bへの延焼が防止され、したがって、附室Bへの延焼を長時間にわたって阻止し、避難経路Aが長時間にわたって確保される。
【0034】
(第2の実施形態)
図4ないし図6は、本発明の第2の実施形態を示すもので、複数(図示例では2つ)の居室D(D1・D2)が設けられている場合に適用したもので、各居室D(D1・D2)に排煙設備10と煙感知器15を設置するとともに、居室D(D1・D2)の一つ(図示例では居室D1)に、空調設備20の吸気ダクト21から分岐させた外気導入設備としての外気ダクト22を連通させ、かつ、上記吸気ダクト21の、上記外気ダクト22との分岐部よりも下流側と、上記外気ダクト22に開閉ダンパー23・24を設け、これらの開閉ダンパー23・24を上記制御手段13によって開閉制御するようにしたものである。
【0035】
このような構成とするのは、居室Dが複数ある場合、これらの居室D1・D2の両方に火災が発生して、それぞれの排煙設備10の運転が開始されると、居室D全体としての排気量が大幅に増加し、附室Bへ給気を行なう給気設備12からの給気量との間のバランスが崩れ、たとえば、第2の防火扉2や第3の防火扉3の両側における圧力差が過剰となり、これらの第2の防火扉2や第3の防火扉3の開閉に支障をきたすおそれがあり、この不具合を解消するためである。
【0036】
すなわち、図4に示すように、居室D2のみにおいて火災が発生した場合においては、開閉ダンパー24を閉じておくとともに、給気設備12と居室D2に設けられている排煙設備10とを作動させることにより、図1に示す例と同様の作用により廊下Cや附室Bへの延焼、および、他の居室D1への延焼が防止される。
そして、図6に示すように、上記居室D2の火災の進行に伴って排煙操作が停止した場合においては、図2に示す例と同様に、廊下Cの排気設備11が作動させられることにより、附室Bと廊下Cとの差圧が確保されて附室Bの延焼が防止される。
【0037】
そして、図5に示すように、居室D2から居室D1へ延焼し、この居室D1からの排煙操作が開始されると、両居室D1・D2から同時に煙の排出操作が行なわれることとなり、上記給気設備12からの給気量との間のバランスが崩れ、特に、開閉操作される第2の防火扉2の開閉に支障が生じるが、本実施形態においては、上記両排煙設備10・10が作動させられると、これらの作動信号に基づいて、上記制御手段13から吸気ダクト21の開閉ダンパー23に閉塞信号が出力され、かつ、外気ダクト22の開閉ダンパー24に開放信号が出力される。
【0038】
このような操作によって、外気が、上記外気ダクト22を介して一方の居室D1へ導入されて、この居室D1の圧力低下が軽減され、この結果、全体としての排気量が減少させられることにより、上記廊下Cと附室Bとの間の差圧が適切な値に保持されて、上記第2の防火扉2の開閉が円滑に行なわれる。
【0039】
なお、この第2の実施形態において、外気ダクト22を一方の居室D1に設けた例について示したが、他方の居室D2へ設けるようにしてもよく、また、廊下に設けるようにしてもよいものである。
また、この外気ダクト22は、空調設備兼用せずに、単独に設けるようにしてもよいものである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の附室を備えた建築物の防火装置によれば、居室における火災発生時において、排煙設備によって上記居室内の煙を外部へ排出してこの居室内を負圧状態に保持し、また、給気設備を作動させて、空気を、附室を介して廊下へ給気することにより、附室および廊下を加圧状態に保持する。
そして、上記居室における火災が進行して排煙設備による排煙操作が停止すると、その停止信号に基づき、制御手段によって、廊下に設けられている排気設備を作動させることにより、当該廊下の空気あるいは居室から侵入した煙を外部へ排出してこの廊下を負圧状態に保持し、これによって、附室と廊下との間に適度の差圧を確保することができる。
【0042】
また、バイパスダンパーを廊下の床付近に設置することにより加圧給気を廊下の下部に供給し、廊下の上部の煙層の乱れを防止して下部の空気層の清浄度を高めることができ、また、附室と廊下とを連通させるバイパスダンパーに逆流防止機能を与えることにより、廊下が延焼して廊下側の圧力が急激に上昇した場合にあっても、上記バイパスダンパーを介して煙や高温ガスが附室へ侵入することを防止し、この附室の延焼を防止することができる。
【0043】
さらに、請求項2に記載の発明のように、居室が複数あり、これらの複数の居室における排煙操作が同時に開始されると、外気導入設備によって、上記廊下あるいは複数ある居室のいくつかに、外気導入設備によって外気を給気することにより、居室から排出される気体量と、給気設備によって附室や廊下へ供給される気体量とを適切なバランスに調整することができる。
これによって、廊下と居室との間の差圧や廊下と附室との間の差圧を適切に保持して、煙や高温ガスの流れを確実に制御し、また、防火扉の開閉を円滑なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略システム構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す概略システム構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す概略システム構成図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す概略システム構成図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す概略システム構成図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す概略システム構成図である。
【図7】一従来例の概略システム構成図である。
【図8】一従来例の概略システム構成図である。
【図9】一従来例の概略システム構成図である。
【符号の説明】
10 排煙設備
11 排気設備
12 給気設備
13 制御手段
19 バイパスダンパー
21 吸気ダクト
22 外気ダクト(外気導入設備)
23 開閉ダンパー
24 開閉ダンパー(外気導入設備)
A 避難経路
B 附室
C 廊下
D 居室
D1 居室
D2 居室[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fire prevention device in a building having an attached room.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in buildings, an enclosure is formed near the entrance of the evacuation route by closing the fire door, and this annex opens to the hallway with the fire door open, A room is provided to surround the room.
[0003]
And what is shown in FIG. 7 thru | or FIG. 9 is known as an example of the fire prevention apparatus in the building which has such a structure.
In these drawings, symbol A is an evacuation route, and in the vicinity of the entrance of the evacuation route A, an ancillary room B connected in a shieldable manner via the
[0004]
In a normal time, the
[0005]
On the other hand, the room B is provided with an
Further, a
[0006]
In such a conventional fire prevention equipment, for example, as shown in FIGS. 7 to 9, when a fire occurs in the room D, the occurrence of the fire is detected by a smoke detector or the like, Based on this, the
As a result, the room D is brought into a negative pressure state as the smoke is discharged, and the auxiliary room B and the corridor C are brought into a pressurized state by the supply of air, and are indicated by arrows in FIGS. 7 and 8. As described above, an air flow from the auxiliary room B to the living room D through the corridor C is formed, and smoke and high-temperature gas are prevented from flowing into the corridor C and the auxiliary room B, thereby suppressing the expansion of the fire.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional fire prevention equipment, when the fire of the room D proceeds and the operation of the smoke
[0008]
In addition, the
[0009]
The present invention is intended to effectively solve such problems of the conventional fire prevention device, and prevents smoke from entering the ancillary room or evacuation route even when the smoke exhausting operation is stopped at the fire occurrence position. It aims at providing the fire prevention apparatus in the building provided with the attached room which can be done.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
A fire protection device for a building having an attached room according to
[0011]
A fire prevention device for a building having an attached room according to
[0015]
Further, according to the fire protection device for a building having an attached room according to
As a result, it is possible to reliably form an air flow from the hallway to the living room and prevent the fire from spreading to the hallway.
When the fire in the living room progresses and the smoke exhausting operation is stopped by the smoke exhausting equipment, the exhaust equipment provided in the corridor is activated to discharge the air in the corridor or the smoke entering from the living room to the outside. The corridor is kept in a negative pressure state, thereby ensuring an appropriate differential pressure between the annex and the corridor, and preventing smoke from entering the annex via the corridor. Can prevent the spread of fire.
[0016]
In addition, by installing a bypass damper near the floor of the hallway, pressurized air is supplied to the lower part of the hallway, and when smoke flows into the hallway, the upper smoke layer is prevented from being disturbed. Even if the corridor spreads out and the pressure on the corridor side rises rapidly by providing a backflow prevention function to the bypass damper that connects the annex and the corridor, the cleanliness of the layer can be maintained. It is possible to prevent smoke and high-temperature gas from entering the attached room through the bypass damper and to prevent the attached room from spreading.
[0017]
Furthermore, as in the invention described in
As a result, the differential pressure between the corridor and the living room and the differential pressure between the corridor and the attached room are properly maintained, the flow of smoke and hot gas is reliably controlled, and the fire door is opened and closed smoothly. It shall be
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
FIG. 1 to FIG. 3 show a first embodiment of a building fire prevention apparatus having an attached room according to the present invention. The attached room D and the attached room attached to the attached room D via the corridor C are shown in FIGS. B is a fire prevention device in a building including B, a
[0019]
The annex B is connected to the evacuation route A via the
[0020]
On the other hand,
[0021]
The
[0022]
Further, as shown in FIG. 2, a
The
[0023]
Next, will be explained the operation of this embodiment having such a configuration.
When a fire occurs in the room D, the fire is detected by the
At the same time, the air supply damper 18 of the air supply facility 12 is opened, and the air supply operation to the auxiliary room B is started by the air supply facility 12, and the exhaust facility 11 provided in the corridor C is started. The
[0024]
In the initial stage of the fire, the
[0025]
Therefore, the flow of air in the building is a flow from the room B to the room D through the hallway C, as indicated by arrows in FIG. 1, and smoke and high-temperature gas flow from the room D to the hallway C and room B. It is prevented from flowing into the hallway, and the spread of fire in the corridor C and the attached room B is prevented.
[0026]
After the evacuation described above is completed, the
As a result, similarly to the state of FIG. 1, the invasion of smoke and high-temperature gas from the living room D to the corridor C and the auxiliary room B is prevented, and the spread of the fire is prevented.
[0027]
On the other hand, when the fire in the room D progresses and the internal temperature rises, it is necessary to stop the flue gas operation to prevent the spread of fire from the
[0028]
The pressure in the living room D increases with the stop of the operation of the smoke
This prevents the backflow of air from the corridor C to the annex B, prevents at least smoke and high temperature gas from entering the annex B, and prevents the spread of fire to the annex B and the evacuation route A. The evacuation route is secured.
[0029]
In addition, even after the
[0030]
Furthermore, although it is assumed that the corridor C spreads due to the progress of the fire, when the corridor C spreads in this way, the exhaust equipment 11 operates as a smoke exhausting equipment, and the smoke in the corridor C is discharged to the outside. From this point of view, the fire is prevented from spreading to the attached room B and the evacuation route A, and the evacuation route is secured.
At this time, the
[0031]
On the other hand, when the temperature of the expanded corridor C rises, the operation of the exhaust equipment 11 is stopped as shown in FIG.
Here, when the air discharge path in the hallway C and the living room D disappears, the internal pressures thereof may increase suddenly. Due to this phenomenon, smoke and high-temperature gas in the hallway C pass through the
[0032]
As described above, in the present embodiment, even when the smoke exhausting operation in the room D where the fire has occurred is stopped, the differential pressure between the corridor C and the annex B is secured, Intrusion of high temperature gas is prevented, and the spread of fire in the attached room B and the evacuation route A is prevented.
In addition, since the differential pressure between the corridor C and the attached room B is appropriately maintained, the opening and closing of the shielded
[0033]
Further, when a fire spreads from the living room D to the corridor C, the
[0034]
(Second Embodiment)
4 to 6 show a second embodiment of the present invention, which is applied when a plurality (two in the illustrated example) of living rooms D (D1 and D2) are provided. The smoke
[0035]
When there are a plurality of living rooms D, a fire occurs in both of these living rooms D1 and D2 and the operation of each
[0036]
That is, as shown in FIG. 4, when a fire occurs only in the living room D2, the open /
Then, as shown in FIG. 6, when the smoke exhausting operation is stopped with the progress of the fire in the living room D2, the exhaust facility 11 in the corridor C is activated as in the example shown in FIG. The differential pressure between the annex B and the corridor C is ensured, and the spread of the annex B is prevented.
[0037]
Then, as shown in FIG. 5, when the fire is spread from the living room D2 to the living room D1, and the smoke exhausting operation from the living room D1 is started, the smoke discharging operation is simultaneously performed from both the living rooms D1 and D2. The balance between the amount of air supplied from the air supply facility 12 is lost, and in particular, the opening and closing of the
[0038]
By such an operation, outside air is introduced into the one room D1 through the
[0039]
In addition, in this 2nd Embodiment, although the example which provided the
Further, the
[0040]
【The invention's effect】
As described above , according to the fire prevention device for a building having an attached room according to
Then, when the fire in the living room progresses and the smoke exhausting operation by the smoke exhausting equipment stops, the control means activates the exhaust equipment provided in the corridor based on the stop signal, so that the air in the corridor or Smoke that has entered from the living room is discharged to the outside, and the corridor is kept in a negative pressure state, thereby ensuring an appropriate differential pressure between the attached room and the corridor.
[0042]
In addition, by installing a bypass damper near the floor of the corridor, pressurized air can be supplied to the lower part of the corridor, preventing disturbance of the smoke layer at the upper part of the corridor and increasing the cleanliness of the lower air layer. In addition, by providing a backflow prevention function to the bypass damper that connects the annex and the hallway, even when the hallway spreads and the pressure on the hallway side suddenly increases, smoke or It is possible to prevent high temperature gas from entering the attached room and to prevent the fire from spreading in the attached room.
[0043]
Furthermore, as in the invention described in
As a result, the differential pressure between the corridor and the living room and the differential pressure between the corridor and the attached room are properly maintained, the flow of smoke and high-temperature gas is reliably controlled, and the fire door is opened and closed smoothly. Can be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic system configuration diagram showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic system configuration diagram showing the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic system configuration diagram showing the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic system configuration diagram showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic system configuration diagram showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a schematic system configuration diagram showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a schematic system configuration diagram of a conventional example.
FIG. 8 is a schematic system configuration diagram of a conventional example.
FIG. 9 is a schematic system configuration diagram of a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
23 Open /
A Evacuation route B Annex C Corridor D Living room D1 Living room D2 Living room
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