JP3984089B2 - 船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法及び装置 - Google Patents

船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法及び装置 Download PDF

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    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法及び装置に係り、より詳しくは船舶の船体表面に沿って流れる流体の吸込及び噴射を繰り返して乱流を制御することにより船舶の摩擦抵抗を減少させ省エネルギーに寄与するようにした船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
船舶が航海する際、船体表面における渦流発生による船体表面の摩擦抵抗は、大型油槽船の場合、全体抵抗の80%以上を占めるほど大きい比重を有する。
このような船体表面の摩擦抵抗を減少させるために最近研究が盛んになされているところ、船首側から空気を噴出する方法またはシロップを噴出する方法などが研究されてきているが、摩擦抵抗の減少効果を得るのには多くの困難がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述した問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、船舶の船体表面に沿って流れる流体を吸込及び噴出させ、船体表面となす噴射角及び周波数などを調節して船体表面の乱流を制御させる船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、船舶の船体表面に沿って柔軟性のある空気管または板膜を内蔵したパイプハウジングを設けて船体内側から表面に沿って流れる流体の吸込及び噴出を繰り返し作動させることにより船体表面における乱流境界層を制御するようにする船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、前記柔軟性のある空気管または板膜を用いる装置を船舶の船首部または船尾部に設けて局部的に流れを制御できるようにするところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述したような目的を達成するための本発明に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法は、船舶の船体表面に沿って流れる流体を吸込み及び噴出させて乱流フィールドを変化させる段階と、船体表面となす噴射角を制御し、前記吸い込んだ流体を所定の噴射角で噴出させる段階と、前記吸込み、噴出及び噴射角の制御により船体表面の摩擦抵抗を減少させる段階とを有し、前記吸込み及び噴出段階は、船舶の船体表面に沿って流れる流体を、該船舶の船体表面に設けられた、多数のスリットを有するパイプハウジングのスリットからパイプハウジング内に吸込み、該パイプハウジング内に吸込んだ流体を前記スリットから船体表面に対して前記所定の噴射角で噴出させる段階を含み、前記所定の噴射角は、船体表面から流体の流れ方向に対して60゜〜120゜の範囲で設定されることに特徴を有する。
前記本発明の船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法を実施する装置にかかる発明は、船舶の船体表面に設けられた、多数のスリットを有するパイプハウジングと、該パイプハウジングの内部に設けられた、空気のポンピングにより収縮及び膨張して、船体表面を流れる流体を前記スリットからパイプハウジング内に吸込み、吸込んだ流体を前記スリットから所定の噴射角で噴出させる柔軟性のある空気管と、前記空気管を収縮及び膨張させるために、前記船体内の所定位置に設けられ、前記空気管に給気可能に設けられたポンプとを含み、前記所定の噴射角は、船体表面から流体の流れ方向に対して60゜〜120゜の範囲で設定されることが望ましい。
本発明の船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法を実施する他の装置にかかる発明は船舶の船体表面に設けられた、多数のスリットを有するパイプハウジングと、該パイプハウジングの内部に沿って前記スリットの上下方に設けられた板膜と、該上下方の板膜に連結された第1、第2ロッドと、該板膜を接離移動させて、船体表面を流れる流体を前記スリットからパイプハウジング内に吸込み、吸込んだ流体を前記スリットから所定の噴射角で噴出させる、第1ロッド及び第2ロッドに連結された、前記第1及び第2のロッドを介して前記板膜を駆動するモータを含み、前記所定の噴射角は、船体表面から流体の流れ方向に対して60゜〜120゜の範囲で設定されることに特徴を有する。
【0005】
【発明の実施の形態】
このような本発明の望ましい実施のため、局所撹乱(外乱)による乱流境界層の流動長変化を数値解釈で分析したところ、これを詳しく説明すれば次の通りである。
図1は局所吸込及び噴射のための実験装置を示す図であり、図2は加振周波数において多様な吸込条件下の壁面摩擦係数を示す分布図であり、図3は加振周波数において多様な噴射条件下の壁面摩擦係数を示す分布図であり、図4は噴射角による壁面摩擦係数を示す分布図である。
【0006】
図1に示すように、実験のための装置はスロット11を形成した平板10を備えて船体表面を代替し、前記平板10の上面の一側先端にトリップ線20を設け、前記トリップ線20のすぐ横に表面の粗いセグメント30を設け、前記平板10のスロット11の下部に局所吸込及び局所噴射のためのスピーカ40を設ける。
そして、前記トリップ線20が設けられた平板10の上側に流動による乱流境界層を形成させ、平板10のスロット11を介してスピーカ40による局所吸込及び局所噴射を行う。
【0007】
このような前記局所吸込及び局所噴射の過程において噴射はうまく行われるものの、吸込は空気の圧縮効果のため思ったよりうまく行かなくなる。そこで、吸込の程度による数値解釈を行ったところ、図2に示すように、スロットから近い領域では吸込量の増加と共に流動エネルギーの強い流動が壁面近傍まで下降して壁面摩擦係数を増加させるが、一定以上の吸込量が増加すれば噴射により混合された流動層がスロット付近で逆方向流動が発生するため、かえって平均摩擦係数が再び減少することが分かる。そして、スロットから遠く離れている下流では吸込量の増加につれて壁面摩擦係数が減少していることが分る。
【0008】
一方、噴射量の変化による壁面摩擦係数は、図3に示すように、スロットから遠く離れている下流では噴射量の増加に影響を受けない一方、スロット近傍では噴射量が増加するにつれて次第に減少していることが分る。このような現象は噴射を加える時点でスロット付近の強い逆方向によるもので、噴射を強く加えるほど逆方向流動は一層強まり、平均摩擦係数は次第に減少することになる。
【0009】
また、局所撹乱のための噴射角と壁面摩擦係数の相関関係は、図4に示すように、壁面に垂直に噴射した場合より60°の角度で噴射した場合がさらに多くの領域で摩擦係数の減少効果を示すことが分かる。噴射角が90°以上の場合は、スロットで生成される横方向の対流速度を減少させ下流まで至らせないので、噴射角を大きくするほど次第に摩擦係数を減少させる領域が縮まり、噴射角が60°以下の場合は噴射時生成される再循環領域の発生が抑制されるため、摩擦係数の減少領域がかえって縮小していることが分る。
【0010】
前記のような数値解釈による分析結果に基づき、本発明の装置の望ましい実施例を図面を参照して詳述する。
添付した図面のうち、図5は本発明に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置を説明するための概略的な設置図であり、図6は本発明に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置のパイプハウジングを示す横断面図であり、図7は本発明に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置のポンプの連結状態を説明するための正断面図であり、図8は本発明の他の実施例に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置を説明するための側面詳細図であり、図9は本発明の他の実施例に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置のパイプハウジングを示す横断面図であり、図10は本発明の他の実施例に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置のモータの連結状態を説明するための正断面図であり、図11は本発明の他の実施例に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置のパイプハウジングが船体内側に設けられた状態を示す横断面図である。
【0011】
前記図面に基づく本発明の船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置は、パイプハウジングの内部の柔軟性のある空気管を用いる場合と、機械的な駆動によりパイプハウジングの内部の板膜を用いる場合とに区分する。
【0012】
前記柔軟性のある空気管を用いる場合、図5ないし図7に示すように、船舶100の船体表面101に沿って、多数のスリット111が形成されたパイプハウジング110を帯状に垂設する。この際、前記パイプハウジング110は中空体で流線型が望ましいが、半円または楕円形など多様な形状での具現が可能であり、前記スリット111は円形穴であってもよく、船舶の種類及び速度に応じて船体表面101となす噴射角が流体の流れ方向に対して60°の角度を形成するよう位置させることが望ましいが、60°〜120°範囲なら効果を得ることが可能である。なお、スリット111は、形状、大きさは特に限定されず、所定間隔で複数設けられた穴であって、噴射角が流体の流れ方向に対して60°〜120°になる向きに設けられればよく、スリットの所定間隔は、船舶の巡航速度等に応じて設定され得るものである。図6に、噴射角が60°〜120°になる範囲を示した。ハッチングを付した部分が、船体表面101となす噴射角が流体の流れ方向に対して60°〜120°になる範囲である。
【0013】
前記スリット111が形成されたパイプハウジング110の内部に柔軟性のある空気管120を設け、前記柔軟性のある空気管120の収縮及び膨張のために空気を吸込及び圧縮するポンプ130を連結させる。この際、前記柔軟性のある空気管120に連結されるポンプ130は船舶100の内部に設ける。
【0014】
一方、前記板膜を用いる場合、図8ないし図10に示すように、船舶100の船体表面101に沿って多数のスリット211が形成されたパイプハウジング210を帯状に垂設する。ここでも、前記パイプハウジング210は中空体で流線型が望ましいが、半円または楕円形など多様な形状での具現が可能であり、前記スリット211は円形穴であってもよく、船舶の種類及び速度に応じて船体表面101となす噴射角(流体の流れ方向に対する角度)が60°から120°までの角度を形成するよう位置させることが望ましい。スリット211の大きさ、間隔も、船舶の種類及び速度に応じて異ならせてよい。
【0015】
前記パイプハウジング210の内部に板膜220を設け、スリット211の上下に上部板膜220a及び下部板膜220bが置かれる。
前記パイプハウジング210の内部に設けられた板膜220に第1ロッド230を連結し、スリット211の上部に位置した上部板膜220aだけを連結させ、前記板膜220に第2ロッド240を連結し、スリット211の下部に置かれた下部板膜220bを連結させる。
前記第1及び第2のロッド230、240は、これらを駆動するために所定仕組みでモータ250に連結され、モータ250の駆動により第1及び第2のロッド230、240が昇下降することにより板膜220a、220bが対面して収縮したり膨張することによりスリット211を介して海水が押し出されたり吸込まれる。この際、前記モータ250は船舶の内部に設ける。
【0016】
一方、前記柔軟性のある空気管120または板膜220を用いる船舶の抗力減少装置は船舶の船首部102及び船尾部103に局所的に設けられる。
【0017】
このような構成よりなる本発明に係る船体表面の乱流制御による船舶の抗力減少装置の作用を説明すれば次の通りである。
まず、前記柔軟性のある空気管120を用いる場合、船舶100の内部に設けられたポンプ130を駆動してパイプハウジング110の内部に設けられた柔軟性のある空気管120が圧縮されればパイプハウジング内で膨張され、空気管120内の空気を排出すれば収縮されスリット111を介して流体がハウジング内から噴出されたり流入される作動を繰り返す。
すなわち、前記柔軟性のある空気管120に空気を圧縮、排気することにより柔軟性のある空気管120が膨張及び収縮するようになるが、前記柔軟性のある空気管120が収縮すればパイプハウジング110の内部の空間にスリット111を介して船体周りの流体を吸込み、前記柔軟性のある空気管120が膨張すればパイプハウジング110の内部空間で拡張され内部に吸込まれた流体をスリット111を介してパイプハウジング110の内部へ噴出させる。この際、スリット111は船体表面101と約60°の噴射角をなしながら噴射させることが望ましい。
【0018】
一方、前記板膜220を用いる場合は、モータ250を駆動すればモータ250に連結された第1ロッド230及び第2ロッド240が互いに逆方向に上下作動してピストン運動をすることにより板膜220a側が下降して圧縮されれば板膜220b側が上昇することによりスリット211を挟んで上下方で圧搾がなされる。上下方で同時に板膜が圧搾されれば、内部流体はスリット211を介して外部へ噴出される。逆に、前記第1ロッド230の上昇と同時に、第2ロッド240が下降すれば板膜220a、220bの間は広がってスリット211に当接した流体は吸込まれる。
この際、パイプハウジング210に形成されたスリット211が船体表面101と約60°の噴射角をなしながら流体を噴射することが望ましい。
一方、本発明の前述したパイプハウジングは船体壁面との間にスリットで外部と連通するようにして船体の内部に設けてもよい。
【0019】
前述したような本発明の柔軟性のある空気管120または板膜220を用いた流体の吸込、噴出は船体外側表面の全体にかけて流体を吸込及び噴射させることにより、流体の吸込及び最適の噴射角による流体の噴射を通じて船体表面に沿って流れる流体を撹乱させ船体表面における渦流の発生を抑制して摩擦抵抗を減少させることになる。
また、前記船舶の操縦舵などに局部的に設ける場合は操縦舵における流体流動を制御し得るようになるので、舵の空胴現象を抑制することもできる。
【0020】
【発明の効果】
以上述べた通り、本発明に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法及び装置によれば、柔軟性のある空気管または板膜の作用による流体の吸込及び噴射を通じて乱流の流動長を変化させ、船体表面となす噴射角を調節して摩擦抵抗を減少させることにより船体表面における渦流発生が抑制され、船舶の運航に及ぼす海流抵抗を減少させる効果をもたらす。
また、前記柔軟性のある空気管または板膜を用いた船舶の抗力減少装置を船舶の操縦舵などに局部的に設けることにより、操縦舵で流体流動を制御できるようになって舵の空胴現象を抑えられる有用性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 局所吸込及び噴射のための実験装置を示す図である。
【図2】 加振周波数において多様な吸込条件下の壁面摩擦係数を示す分布図である。
【図3】 加振周波数において多様な噴射条件下の壁面摩擦係数を示す分布図である。
【図4】 噴射角による壁面摩擦係数を示す分布図である。
【図5】 本発明に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置を説明するための概略的な設置図である。
【図6】 本発明に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置のパイプハウジングを示す横断面図である。
【図7】 本発明に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置のポンプの連結状態を説明するための正断面図である。
【図8】 本発明の他の実施例に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置を説明するための側面詳細図である。
【図9】 本発明の他の実施例に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置のパイプハウジングを示す横断面図である。
【図10】 本発明の他の実施例に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置のモータの連結状態を説明するための正断面図である。
【図11】 本発明の他の実施例に係る船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置のパイプハウジングが船体内側に設けられた状態を示す横断面図である。
【符号の説明】
100 船舶
101 船体表面
102 船首部
103 船尾部
110 210 パイプハウジング
111 211 スリット
120 柔軟性のある空気管
130 ポンプ
220 板膜
220a 上部板膜
220b 下部板膜
230 第1ロッド
240 第2ロッド
250 モータ

Claims (7)

  1. 船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法において、
    船舶の船体表面に沿って流れる流体を吸込み及び噴出させて乱流フィールドを変化させる段階と、
    船体表面となす噴射角を制御し、前記吸い込んだ流体を所定の噴射角で噴出させる段階と、
    前記吸込み、噴出及び噴射角の制御により船体表面の摩擦抵抗を減少させる段階とを有し、
    前記吸込み及び噴出段階は、船舶の船体表面に沿って流れる流体を、該船舶の船体表面に設けられた、多数のスリットを有するパイプハウジングのスリットからパイプハウジング内に吸込み、パイプハウジング内に吸込んだ流体を前記スリットから船体表面に対して前記所定の噴射角で噴出させる段階を含み、
    前記所定の噴射角は、船体表面から流体の流れ方向に対して60゜〜120゜の範囲で設定されることを特徴とする船舶の船体表面乱流制御による抗力減少方法。
  2. 船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置において、
    船舶の船体表面に設けられた、多数のスリットを有するパイプハウジングと、
    該パイプハウジングの内部に設けられた、空気のポンピングにより収縮及び膨張して、船体表面を流れる流体を前記スリットからパイプハウジング内に吸込み、吸込んだ流体を前記スリットから所定の噴射角で噴出させる柔軟性のある空気管と、
    前記空気管を収縮及び膨張させるために、前記船体内の所定位置に設けられ、前記空気管に給気可能に設けられたポンプとを含み、
    前記所定の噴射角は、船体表面から流体の流れ方向に対して60゜〜120゜の範囲で設定されることを特徴とする船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置。
  3. 船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置において、
    船舶の船体表面に設けられた、多数のスリットを有するパイプハウジングと、
    該パイプハウジングの内部に沿って前記スリットの上下方に設けられた板膜と、
    該上下方の板膜に連結された第1、第2ロッドと、
    該板膜を接離移動させて、船体表面を流れる流体を前記スリットからパイプハウジング内に吸込み、吸込んだ流体を前記スリットから所定の噴射角で噴出させる、第1ロッド及び第2ロッドに連結された、前記第1及び第2のロッドを介して前記板膜を駆動するモータを含み、
    前記所定の噴射角は、船体表面から流体の流れ方向に対して60゜〜120゜の範囲で設定されることを特徴とする船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置。
  4. 前記抗力減少装置を船首部または船尾部に局所的に設けて船舶の局部的な流れを制御させることを特徴とする請求項2または3記載の船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置。
  5. 前記パイプハウジングを船体内部に位置づけることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置。
  6. 前記空気管が収縮するときに前記スリットからパイプハウジング内に流体を吸込み、前記空気管が膨張するときに前記パイプハウジング内の流体を前記スリットから噴出させることを特徴とする請求項2記載の船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置。
  7. 前記第1ロッドは、前記スリットの一方に位置する各板膜を連結し、第2ロッドは前記スリットの他方に位置する板膜を連結し、前記モータは、前記第1、第2ロッドを互いに相反する方向に移動させて、スリットの上下の板膜を接離移動させる請求項3記載の船舶の船体表面乱流制御による抗力減少装置。
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