JP3984051B2 - 循環式流動床反応装置 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、独立請求項の前段に規定された循環式流動床反応装置に関するものである。
【0002】
本発明は、このように循環式流動床反応装置に関するものであり、炉に供給される床材を流動化させるための流動化ガスノズルを炉の下部に具備し、実質的に垂直で平坦な第一壁によって画成された炉と、循環式流動床反応装置から排出される気体から床材を分離するための粒子分離装置と、粒子分離装置で分離された床材用返送ダクトであり、前記第一壁に接続して配置され、下部を有する返送ダクトと、返送ダクトの下部に配置され、炉から返送ダクトへ気体が流れないようにするための気体密封装置と、平坦な水管壁によって画成された収容空間であって、該収容空間が前記炉であってよく、その場合、水管壁が前記第一壁であり、あるいはまた、前記収容空間は、前記炉と通気接続された空間であってもよい前記収容空間とを有する。
【0003】
循環式流動床反応装置の返送ダクト用に環状密封型気体密封装置、L密封装置または密封容器を作ることは周知である。これらの全ての場合において、粒子分離装置の返送ダクトは粒子分離装置から炉へ循環する床材で満たされたダクトまたは部分を有し、したがって炉ガスが返送ダクトを通って分離装置へ流れるのを妨げる。在来の分離装置の配置では、返送ダクトは冷却されておらず炉壁から離れており、そういうわけで気体密封装置もまた無冷却構造で炉壁から離れ間隔をあけて配置されることは当然であった。しかし、無冷却構造体を冷却された炉に結合させることは温度差を生じさせ、熱応力が装置の耐久性と信頼性を減ずることは必然的である。
【0004】
欧州特許第0082673号が無冷却炉の下部の壁に組み合わされた無冷却気体密封容器を開示している。しかしながら、開示された装置は重く、炉からかなり遠くに離れて広がっており、そのため十分に支持されねばならない。そのうえさらに、無冷却構造は、反応装置の特に始動および停止の間における温度差によって壊れやすい。
【0005】
米国特許第4951612号は、円筒形炉の冷却された外壁に結合された四つの分離した気体密封装置を有する流動床ボイラーを開示している。しかしながら、その気体密封装置の構造が詳細に図示されていない。
【0006】
米国特許第5269262号は、円筒形流動床ボイラーを開示しており、それは、その中間部に円筒形構造を有し、前記構造が粒子分離装置、返送ダクトおよび一部分が冷却された気体密封装置である多数の構成要素を有する。提示された配置においては、材料循環のための返送(戻り)開口部のところで炉壁の耐久性がかなり低減し、また、開口部間の広く隙間のない壁面が炉内の材料の均一な分布を妨げる。
【0007】
米国特許第5281398号は、炉の冷却された壁に結合されている冷却された返送ダクトを備える循環式流動床反応装置用の新しい種類の冷却された粒子分離装置を開示している。この種の装置においては特に、炉壁と通じるように配置されている冷却された気体密封装置を有することは有利なことである。米国特許第5341766号は、前記要求を満たす鰓密封型の気体密封装置を開示しており、その気体密封装置は、多くの狭い割れ目を有し炉壁に直に組みつけられている。鰓密封型の気体密封装置の使用適性が概して良好であることが実際に証明されているが、いくつかの特別の状況において、その運転性能が低下する。
米国特許第5526775号は、返送ダクトと熱交換室の上部との間のギルシール型(魚のえらに似た構造)の気体密封装置を開示しており、その熱交換室は反応器室の壁に密接している。この熱交換室は、垂直の排出流路および一つ以上の開口部によって反応器室と流通状態にある。米国特許第4716856号は、反応器の湾曲壁部に配置された熱交換室を開示しており、そこでは返送ダクトが熱交換室の流動床に高温材料を導く。
【0008】
本発明の目的は、先行技術における上述の諸問題が最小限に抑えられた方法および装置を提供することである。
【0009】
本発明の特別な目的は、平坦で冷却されたボイラー壁に、その支持性能を損なうことなく組みつけられた場所をとらない気体密封装置を有する循環式流動床反応装置を提供することである。
【0010】
さらに、本発明の目的は、軽量で耐久性がありかつ信頼性のある気体密封装置を有する循環式流動床反応装置を提供することである。
【0011】
本発明の目的は、また、気体密封装置から循環使用される床材の分布が収容空間の壁の位置において改良されている循環式流動床反応装置を提供することである。
【0012】
これらの目的を達成するために、循環式流動床反応装置が提供され、その特徴が別添請求項の記述において開示される。
【0013】
かくして、本発明による循環式流動床反応装置の特徴は、気体密封装置が、第一壁の方向で測定される返送ダクトの下部の水平横断面幅が前記幅に対して直角方向の奥行よりも大きな態様で、前記収容空間を画成する水管壁に接続して配置され、かつ、気体密封装置が密封構造含み、該密封構造が水管を有し、該水管が、互いに結合された水管であって前記収容空間を画成する水管壁から水管を曲げることによって作られたものである。
【0014】
単純な事例においては、分離装置の返送ダクトの下部が炉に直接接続されており、それによって、本発明によれば、気体密封装置を炉壁に接続して配置することができる。しかしながら、時には、熱交換室が炉と通気接続されていて、気体密封装置が熱交換器の上流に配置される態様で、返送ダクトが分離した熱交換室を経て炉に接される。この事例においては、本発明による気体密封装置は、炉と通気接続された熱交換室の壁に接続して作ってもよい。
【0015】
本発明による気体密封装置は、炉の下部と通気接続された空間を画成する別の同様な冷却された壁に接続して配置できることも、同業者にとっては明らかである。本発明は、以下、炉壁に関連してより詳細に説明されるが上述の説明は、循環式流動床ボイラーの炉と通気接続された他の空間の壁と接続している気体密封装置をも含むことが理解されねばならない。
【0016】
本発明による気体密封装置は、返送ダクトの下端に配置された少なくとも一つの密封路を有することが好ましく、前記密封路は、前壁と返送ダクトの下部に作られている循環材料のベッドから異なった部分を分離する密封構造によって形成されている。密封路は、密封構造の下部においてのみ返送ダクトと流体導通状態にあることが好ましく、また前壁の上部においてのみ炉を形成する水管壁に作られた返送手段と流体導通状態にあることが好ましい。
【0017】
密封路を炉に接合する手段即ち返送手段の下端が密封路を返送ダクトに接合する手段の上端よりも高く位置されると、密封路は、中心部を有し、それは、水平方向で全体に壁で囲まれ、密封路内に循環材のベッドが形成される。このベッド表面は、実質的に返送手段の下端と同一高さである。かくして、密封路内の床材料が炉から返送ダクトへのガスの流れを防ぐ。
【0018】
返送ダクトから密封路を通って炉へと床材を流動させるために、密封路内の床材が流動化ガスによって流動化されることが好ましく、この流動化ガスは、密封路の下部に配置された複数の流動化ガスノズルを通して供給される。流動化により、ベッド表面が密封路内において、密封路の外側の返送ダクトの下部においてよりも典型的に幾分高くなる。一方、床材流動に起因する摩擦および炉と返送ダクトの間を支配する圧力差が、密封路の外側の返送ダクトの下部において安定した状態でベッド表面を上昇させる傾向がある。
【0019】
密封路の流動化が必要でないか、または、非常に遅い場合には、密封路内のベッド表面は、前壁に対して僅かに傾斜しており、そしてそれによって、返送手段の下端が返送ダクトに接続された返送手段の上端とほぼ同じ高さかあるいは、わずかに低くても、気体封鎖が緊密となる。
【0020】
密封構造は、前壁と接続する側壁を有することが好ましく、前記側壁が炉を形成する壁から屈曲する水管で冷却されている。それによって、水管が側壁の支持構造体を作ると同時に炉壁を支持し、壁に作られた返送手段の壁構造体の弱体化を防止する。
【0021】
密封構造は、二つの側壁、一つの後壁および一つの屋根部分を有することが好ましい。返送ダクトから密封路にわたる開口部は、後壁の下部および/または少なくとも一つの側壁に作られる。側壁に追加して、密封構造の後壁および/または屋根部分でさえも、炉を形成する水管壁から屈曲する水管によって冷却することができる。
【0022】
水管を有する密封構造体の壁の耐久性は、隣接する水管を耐火材料または細い金属板即ちフイン(ひれ状部材)で互いに接合することで向上する。壁の水管および水管の間のフインは、それらの耐磨耗性を上げるために耐火材料で被覆されることが好ましい。
【0023】
炉を形成する水管壁の水管を曲げて前壁から側壁へ延ばし、次に後壁を通って、あるいは直接屋根部分に延ばし、最後に炉を形成する水管壁に戻ることが可能である。この接続において、水管壁から屈曲する水管は、水流に関しては連続的であるが、それぞれ別個に所望の形に屈曲し、その後炉壁の水管に溶接によって接合される管およびそれらの水循環にも関連する。
【0024】
密封路の水平横断面は、実質的に長方形であり、炉を形成する第一壁に平行なその長方形の幅は、少なくともそれに垂直な奥行の約1.5倍であることが好ましい。密封路の前記幅は、例えばその奥行の2から3倍あるいはそれ以上でも良い。気体密封装置はまた、第一壁に平行でかつ共通の返送ダクトに接続する少なくとも二つの隣接する密封路を有することもできる。それによって、密封路の全幅が、好ましいことにそれらの奥行の少くとも約3倍となる。必要であれば、密封路の全幅を第一壁の幅と同じにすることもでき、それによって粒子分離装置から循環する床材を炉の全幅にわたって全く均一に分布することができる。
【0025】
本発明による床材の返送システムは、たとえ非常に広幅のものでも側壁によって分割された部分に分ける必要はない。密封路はまた、連続した空間を作ることが好ましく、それによって、炉壁から屈曲した水管が返送手段のところで、例えば、返送ユニットの後壁あるいは、密封路用の分離した支持構造体を確立するために使用される。特にこの種の広幅密封路は、多くの返送手段を備えることが好ましい。時には、気体密封装置の密封構造を冷却しかつ支持するために壁の管をひと管おきに使用すること、および残りの管を屈曲させずに残すか、あるいは炉壁に近接するものだけを多数の狭い返送手段を形成するように曲げることが最も好ましいであろう。
【0026】
本発明による返送ダクトの下部は、気体密封装置の密封路および、床材を返送ダクトから密封路へと下方に導く下降脚部を含む。これらの流路は、炉側から見て、交互に即ち並んで備えられる。時には、下降脚部と密封路を並べて配置することは好ましいことであり、炉壁からの返送ダクトの下部の広がりを、これにより小さくすることができ、返送ダクトの支持が容易である。
【0027】
循環使用される床材が炉壁の幅全体にわたって均一に分布することが特に重要な場合は、炉側から見て並んで配置されたいくつかの密封路を使用することは有利なことである。前記密封路は、第一炉壁の殆ど全領域を覆うことができる。そのために、気体密封装置に下降脚部を備えることは有利なことであり、この下降脚部はすべての密封路に共通であり炉側から見て密封路の次に配置される。
【0028】
複数の粒子分離装置を有する大きな循環式流動床ボイラーにおいては、複数の気体密封装置配列を備えた幾つかの返送ダクトを有することもまた自然なことである。二つの分離装置から循環使用される材料を一つの返送ダクトに集積すること、あるいは、一つの分離装置から分離された材料を、例えば、二つの返送ダクトのうち一つのみが独立した熱交換室に通じている二つの返送ダクトのなかに分けて流しこむこともまた可能である。本発明をこれらのすべての場合に、炉に循環使用される材料の均一な分布に効果的でかつ炉壁の支持性能を一定に保って適用することが可能である。
【0029】
返送ダクトは、平坦な水管パネルで作ることが好ましい。このようにして、返送ダクトを作る複数の水管壁の一つが炉を形成する水管壁の一部であることが好ましい。本発明による気体密封装置構造体を使用する場合は、全返送ダクトが炉壁と組み合わされた構成単位を形成できる。炉側の返送ダクト壁の延長部が密封路の後壁を形成することもでき、それによって、密封路が炉側の返送ダクト壁の延長部と炉を形成する第一壁との間に少なくとも部分的に配置される。
【0030】
返送ダクトの下部の水平横断面は、長方形であることが好ましく、その第一壁の位置における幅がそれに垂直な奥行の少なくともおおよそ2倍である。前記断面の幅は、例えば、その奥行の3または4倍あるいは、それ以上であることが好ましい。
【0031】
気体密封装置内の密封路の前壁は、炉と共有されることが好ましい。この前壁は、耐火材被服を備えた水管構造体、耐火材を被覆された無冷却金属構造体あるいは、耐火材料の単一構造体であることができる。本発明によれば、密封路の少なくとも一つの壁が耐火材被覆を備えた水管構造体であることが好ましい。密封路の他の壁は耐火材を備えた水管構造体、同等の金属構造体あるいは、耐火材の単一構造体であってもよい。
【0032】
本発明による気体密封装置は、共通の返送ダクトと接続している少なくとも二つの隣接する密封路を有することが好ましい。隣接する密封路は、すべて独立していてもよく、あるいはそれらは共通の仕切り壁を共有してもよく、即ち上端および/または下端で分割されない空間を作ってもよい。密封路は、それ自身の側壁を有することができ、あるいは返送ダクトの下部の側壁が部分的に密封路の側壁として機能することもできる。
【0033】
本発明の適用によって、炉壁を効率的に冷却したままかつ、その耐久性を維持し、したがって炉の支持構造体として機能することもできる方法で、炉壁と接続された気体密封装置を提供することが可能である。
【0034】
流動床反応装置の気体密封装置が、厚い耐火材の被覆なしで冷却された炉壁と接続して作られる場合は、この気体密封装置の外形寸法は最小化され、重量は適度のままである。このようにして気体密封装置は、大きく高価な支持構造体なしで経済的に支持されることができる。本発明による冷却された気体密封装置は、耐久性もあり、またその温度を例えば、始動および停止の間に、その構造にいかなる損傷を与えることなく比較的迅速に変えることができる。
【0035】
前壁に平行な断面における密封路の内部寸法、即ち幅は、それに垂直な内部寸法、即ち密封路の奥行よりも大きく、少なくとも1.5倍大きいことが最も好ましい。密封路において無冷却前壁および/または後壁を使用する場合は、炉壁の位置で測定された幅をかなり小さくすることができ、約1000mm未満が好ましく、300〜500mmが最も好ましい。冷却された前および後壁を使用する場合は、密封路の幅がより大きくさえなるであろう。流路の最大幅が、例えば別の無冷却壁の中間部に局部冷却を配置することによってまた増大されるであろう。密封路の幅は、炉壁および密封路壁が十分に冷却され全ての場所で耐久性がある状態にとどまるような幅を必要とする。
【0036】
本発明の動機となる着想は、粒子分離装置からの循環流は炉全体にわたって炉壁に組みつけられた返送ダクトによって均一に分配されるべきであるという着想である。炉壁に返送ダクトを組み付けることが、空間の有効利用および構築物強度に関しては最大限に利用され、その場合返送ダクトの下部およびそこに配置される気体密封装置は炉壁の位置で広くかつ、炉から外側に向かってできるだけ僅かに広がる。それによって、気体密封装置は、それの支持構造体が炉壁の支持構造体に組み合わせられる方法で好適に実現される。
【0037】
構造体の耐久性のために、本発明による幅の広い気体密封装置を、少なくとも炉と気体密封装置との間の開口部領域において、開口部領域から屈曲して離れる炉壁の水管によって冷却されている特別な側壁で隔室に分割することは有利なことである。
【0038】
本発明によるいくつかの気体密封装置の製造方法がある。それらの各々に共通なことは炉壁の管が屈曲していることであり、その様式は、循環材の再利用のために必要な開口部が壁に作られることと炉壁から屈曲する管が気体密封装置壁の構造体として利用されることである。
【0039】
第一の好適例によると、炉壁から屈曲する管が最初は気体密封装置内の密封路の側壁を作るために使用される。このように、炉壁に隣接する気体密封装置の上方および下方にある管が、前壁と後壁の間の空間に続く気体密封装置と同一高さであり、それによって、それらの管が作る平面が少なくとも炉壁に対しておおよそ垂直となる。
【0040】
この種の構造体は簡単に製造することができ、また密封路内の床材流動をよどみなくし、かつ炉壁の支持性能を実質的に低下させることのない様式で実現できる。この構造体が使用される場合は、密封路の後壁は耐火材被覆を備えた無冷却構造が好ましい。
【0041】
別の好適例によれば、前壁、側壁および屋根部分は、炉の水管壁から屈曲した水管で冷却される。密封路の側壁の下部を無冷却あるいは開放状態にすることで密封路の前壁をその全領域にわたってかなり効率的に冷却することができる。
【0042】
第3の好適例によれば、炉壁の管が密封路の前壁、側壁、後壁および屋根部分を作るために利用される。側壁の下部が開放状態のまま残される場合は、すべての密封路壁を炉壁の水管で効率的に冷却することが可能である。
【0043】
以下、本発明の具体例を添付図により説明する。
【0044】
図1は本発明による気体密封装置50を有する循環流床反応装置10の模式的垂直断面図である。循環流動床反応装置は水管壁12,14で形成される炉20を有し、その炉内では床材が格子22を通して供給される流動化ガス24によって流動化される。流動化ガスが炉内を上方へ流動し、反応器で生成された煙道ガスが、炉の上部28に配置された通気管32を通って粒子分離装置30へと床材を伴出する。これらの気体は、粒子分離機から出口管34を通って対流部36へ出ていき、分離された粒子は返送ダクト40を経て気体密封装置50へ行く。
【0045】
気体密封装置50は、密封構造体を含み、該密封構造体の後壁62屋根部分66が図1に示されており、さらに、気体密封装置50は、返送ダクト40の下部から分かれた密封路60と、床材を下方に導く下降脚部42とを含む。密封路の下部は、開口部52によって下降脚部42と通じており、また密封路の上部は、返送開口部54によって炉20の下部26と通じている。返送開口部54の最下点は、通常、開口部52の最高点よりも高く位置され、それによって床材が気体密封装置50を通って下降脚部42および密封路60へと循環使用される時床材の柱状体ができる。前記柱状体は、気体が炉の下部26から直接返送ダクト40へと流動するのを防止する。
【0046】
後壁62、炉と共有する共通の前壁64および屋根部分66が密封路60を形成する。密封路はまた、図1に示されていない側壁によっても形成される。返送ダクトの下部が比較的狭いならば、返送ダクトの側壁(図1に図示せず)が同時に密封路の側壁として機能する。開口部52は、後壁62の下端を返送ダクトの底面44よりも高くすることで作られる。
【0047】
壁12の支持性能を維持するために返送開口部54は比較的狭いことが好ましい。一つの返送ダクトの気体密封装置が1以上の密封路を備えることが好ましくまた、密封路の少なくとも一つの側壁が返送ダクトの側壁ではない(例えば、図5に示した密封路60の側壁68は、返送ダクトの側壁を構成しない)。返送ダクトの側壁ではないこの種の密封路側壁は、返送ダクトの底面44まで達するか、あるいは、その下端がより高く位置され後壁62の下端とほぼ同じ高さであることが好ましい。
【0048】
本発明によれば、気体密封装置内の密封路の少なくとも側壁が炉の水管壁12から屈曲する水管を有する。本発明による装置の利点は、水管が壁12から離れて屈曲し返送開口部54を形成すると同時に気体密封装置内の密封路の側壁が冷却され強化されるという事実に基づいている。水管は、密封路の側壁に近接し均一に分配することができ、あるいは特別の方法、例えば前壁64に近接して集結させることもできる。側壁に追加して後壁62および屋根部分66にまで壁12から屈曲する水管を使用することが好ましいかどうかは、各適用例の構造に基づいて決定することができる。
【0049】
密封路60内の床材流動を起こすために、流動化空気72が密封路にその下部より供給されることが好ましい。気体密封装置の密封路あるいは下降脚部42は、図1に示すように、熱交換器面74を備えることも好ましいことである。流動化空気76は、下降脚部にも供給することができる。
【0050】
図2は第二の循環式流動床反応装置10'の垂直断面概略図であり、返送ダクト40の下部が本発明による気体密封装置50'を備える。図2に図示された循環式流動床反応装置10'は図1の循環式流動床反応装置10とは、反応装置10'が開口部82によって炉20の下部26と気体導通している熱交換室80を備える点で異なる。粒子分離装置30に接続する返送ダクト40と熱交換室80との間の気体密封装置50'は、気体密封装置の密封路側壁が熱交換室の壁16から屈曲する水管を有する様式で作られる。
【0051】
図2に図示された気体密封装置50'は、図1の気体密封装置50とは、循環材料が密封路の屋根部分の頂部に落下するのではなく下降脚部42に直接落下する点で異なる。この装置においては、壁16のまっすぐな延長部が密封路の後壁62'を作り、壁16から炉壁12に向かって屈曲する管が密封路前壁64'およびそれの側壁(図2に図示せず)内で上に延びる。
【0052】
図1の壁12と同様に、図2の壁16は、おおよそ格子22と同じ高さから炉の頂部まで伸長する支持壁であることが好ましい。最初に壁16は熱交換室の壁を作り、その後気体密封装置50'の上方で返送ダクトの壁を作り最後に粒子分離装置の壁を作る。本発明による気体密封装置配列は、開口部が粒子循環のために十分に大きく壁12または16に配置される場合に、支持壁12あるいは16がその支持性能を実質的に維持する方法で好適に実現することができる。同時に壁12または16から屈曲する管が気体密封装置50または50'を冷却し強化する。
【0053】
図3は第三の循環式流動床反応装置10''の垂直断面概略図であり、返送ダクト40の下部が本発明による気体密封装置50''を備える。図3に開示した循環式流動床反応装置10''は、図1に開示した循環式流動床反応装置10とは、炉20の側面の粒子分離装置30''の壁が二重構造12,16''を有し、気体密封装置の密封路60''が二重壁の中間の空所に作られる点で異なる。図3による配置において、粒子分離装置および返送ダクトの壁16''の下部が密封構造の後壁62''を作るので、炉の炉壁12から屈曲する管を密封路60''用の側壁を作るために好適に使用できる。
【0054】
図4は、本発明の第一例による気体密封装置流路60の炉壁12から屈曲する水管の配列を不等角投影図法背面図で模式的に図示する。図4において、同様に図7および図8において、太線は水管がどのように密封路と接合して延びるかを示し、細線は耐火材被覆を備えた構造体の輪郭を示す。
【0055】
図4は、密封路の屋根部分66、後壁62、複数の側壁68の一つおよび下部78の一部を模式的に示す。この図は、頂部から底部を見た時、水管がどのようにして最初に屋根部分66に平行に屈曲し、次いでさらに側壁(その一つのみの側壁68を図示する)に向かって屋根部分と同一平面上にあるかを示す。明瞭であるため図4には示していないが、どのように水管が再び下部78で壁12に隣接して屈曲されるかは、同業者の誰にでも明らかなことである。
【0056】
水管が、密封路全体にわたって耐火材被覆を備えることが好ましい。図1の施例において、返送ダクト40から落下する床材が密封路屋根部分の上面に衝突するので、該屋根部分は十分な耐久性が必要である。この屋根部分は、通常、堆積物の生成を避けるために傾斜して作られる。これによって、水管が側壁68から壁12へ向かって上へ屋根部分66に沿って屈曲することができ、さらに、トラブルのない水の蒸発に必要なものとしての連続的上昇を保つことができる。
【0057】
下部78の上面は、通常、ほぼ水平に作られるので、好ましくは、下部の耐火物床の内部の水管が壁12の下部と同一の高さから側壁と同一の高さまで連続的に上昇するように屈曲されることができるほど下部の耐火物床は厚くなければならない。
【0058】
炉壁12から屈曲する全ての管は、密封路の側壁に沿って延びるように配列され、それゆえ図に示す密封路の後壁62および図示していない密封路の前壁が耐火物被覆を備えた無冷却金属構造体あるいは単純耐火物構造体である。無冷却構造体は、その幅が十分に小さく冷却された構造体にもたれて支持される場合は耐久性がある。図4は、返送流路の下部を形成する他の壁や密封路60の下部に空気を供給するノズルも図示していない。
【0059】
図5は、密封路開口部52と返送開口部54の間における第一好適例による気体密封装置50の水平横断面概略図である。図5は、耐火材料の前壁64および後壁62を有する二つの同様な密封路60を示す。密封路の側壁68が炉壁12から屈曲する水管によって強化される。さらに、返送ダクトの下部および下降脚部42を形成する側壁48および後壁46が密封路を囲んで図示される。壁46および48の水管は、壁12の水管から屈曲していないことが好ましいが、しかしボイラーの水蒸気発生システムの分離した部分を構成する。
【0060】
もちろん、図5に示した例の密封路の数は、一つでも二つ以上でもよい。側壁68へ屈曲する管が壁12をも支持するので、密封路間に屈曲しない水管で構成される特別の壁部を残す必要はなく、必要なら壁12のほとんど全幅にわたって密封路を配置することができる。このようにして、循環材が炉壁の全幅にわたって可能なかぎり均一に広げられる。
【0061】
図6aは、図5に示した例の変形例を示し、下降脚部42が壁12と平行に並んで配列された二つの密封路60の間に配置されている。壁12の管が流路42の位置で屈曲されずに上に延びるので、図6aに示した例における壁12の支持性能は、図5に示した例よりも、さらによりよく維持される。
【0062】
図6bは、図5に示した例の変形例を示し、返送ダクトの下部が壁12の位置で並んだ三つの密封路60の間に配置された二つの下降脚部42に分かれる。密封路の前壁64のところで起こる床材の炉への回帰は、図6aによる配列よりも図6bによる配列においてより均一である。
【0063】
多くの異なる方法で水管を気体密封装置壁を通して導くことが可能であるので図6aおよび図6bに、壁12から屈曲する水管を示していない。気体密封装置のすべての内壁を壁12即ち密封路の横の下降脚部の側壁68'の管で冷却することは一つの好適な方法である。気体密封装置の外壁の冷却管がさらに返送ダクトの冷却管として延びてもよい。もちろん本発明は、これらの実例で示されたものとは異なる多くの密封路および下降脚部に関し類似の例をも含むものである。
【0064】
図7は、本発明の第二の好適例による炉壁12から屈曲して気体密封路60を形成する水管の配列の不等角投影図法前面図を模式的に示す。返送ダクト40からの循環床材の流れ84が後壁62および側壁68の下方から密封路の下部へと入る。密封路の上部からの床材の流れ86が壁64を越えて炉20へと入る。
【0065】
図7による配列において、炉壁12から屈曲する水管を含む側壁68の下部が後壁62の下端と同じだけの高さまで延びる。図7による配列において、炉壁12から屈曲する水管が、底部から頂部を見て、前壁64を構成する壁12の断面から側壁68へ延び、そこから屋根部分66を通って進んで炉壁12へ戻る。図7による配列は、図4による配列とは前壁が効率的に冷却される点で異なる。
【0066】
図8は、本発明の第三の好適例による炉壁12から屈曲して気体密封路60を形成する水管の配列の不等角投影図法前面図を模式的に示す。図8による配列は、前壁64から側壁68へ屈曲する水管のいくつかが後壁62へ続くのに対し、他のものは側壁68に沿って屋根部分66まで上昇する点で図7による配列とは異なる。図8による配列において、各密封路壁が炉壁12から屈曲する水管によって冷却され強化される。
【0067】
以上、現時点で最も好ましいと考えられる具体例により本発明の説明を行なったが、本発明は、これらの具体例に限定されず、特許請求範囲の規定範囲内にある多くの別の例をも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による気体密封装置を備えた循環式流動床反応装置の垂直断面を模式的に示す。
【図2】 本発明による気体密封装置を備えた第二の循環式流動床反応装置の垂直断面を模式的に示す。
【図3】 本発明による気体密封装置を備えた第三の循環式流動床反応装置の垂直断面を模式的に示す。
【図4】 本発明の第一好適例による気体密封装置における密封路の模式的不等角投影図法後面図。
【図5】 本発明による気体密封装置の水平横断面を模式的に示す。
【図6a】 本発明の第一好適例による気体密封装置の変形例断面を模式的に示す。
【図6b】 本発明の第一好適例による気体密封装置の第二変形例断面を模式的に示す。
【図7】 本発明の第二好適例による気体密封装置の密封路の模式的不等角投影図法正面図。
【図8】 本発明の第三好適例による気体密封装置の密封路の模式的不等角投影図法正面図。

Claims (15)

  1. 循環式流動床反応装置であって、炉に供給される床材を流動化させるための流動化ガスノズルを炉の下部に具備し、
    実質的に垂直で平坦な第一壁(12)によって画成された炉(20)と、
    前記循環式流動床反応装置から排出される気体から床材を分離するための粒子分離装置(30)と、
    前記粒子分離装置で分離された床材用返送ダクトであり、前記第一壁(12)に一体的に付設された該返送ダクト(40)と、
    前記返送ダクトの下部に配置され、前記炉から前記返送ダクトへ気体が流れないようにするための気体密封装置(50)と、
    平坦な水管壁によって画成された収容空間であって、該収容空間が前記炉(20)であってよく、その場合前記水管壁が前記第一壁(12)であり、あるいはまた、平坦な水管壁によって画成された前記収容空間は、前記炉と通気接続された空間(80)であってもよい前記収容空間とを有する循環式流動床反応装置において、
    前記気体密封装置(50)が、前記第一壁の方向で測定される前記返送ダクトの下部の水平横断面幅が前記幅に対して直角方向の奥行よりも大きな態様で、前記収容空間を画成する前記水管壁(12,16)に接続して配置され、
    前記気体密封装置(50)が密封構造体を含み
    該密封構造体は、壁を作る態様で互いに結合された水管を有し、記収容空間を画成する前記水管壁から水管を曲げることによって作られたものであり、
    また、前記密封構造体は、前記返送ダクトの下部に形成された循環材から成る床から区別される密封路(60)を形成し、該密封路(60)は、前記密封構造体と、実質的に垂直な前壁(64)とによって画成さ密封路の下部に、前記返送ダクトに連なる開口部(52)が設けられ、前記密封路(60)の上部が、前記収容空間を画成する前記水管壁(12,16)に形成された返送開口部(54)と流通状態にあり、さらに、
    前記密封構造が、前記前壁に接続された側壁(68)を有し、前記収容空間を画成する前記水管壁(12,16)における前記水管が、前記側壁を冷却するとともに、前記側壁の用の支持構造体を作るために、曲げられていることを特徴とする循環式流動床反応装置。
  2. 前記密封構造体が水管を有し、該水管は、互いに結合され、前記収容空間を画成する前記水管壁(12,16)における前記水管から屈曲されたものであり、また前記水管壁(12,16)を支持し、さらに前記返送開口部(54)による前記水管壁(12,16)の弱化を防ぐことを特徴とする請求項1に記載された循環式流動床反応装置。
  3. 前記密封構造が、二つの側壁(68)と、後壁(62)と、屋根部分(66)とを有することを特徴とする請求項1に記載された循環式流動床反応装置。
  4. 前記後壁(62)の下部が前記返送ダクトと流通状態にあることを特徴とする請求項3に記載された循環式流動床反応装置。
  5. 前記収容空間を画成する前記水管壁(12,16)における水管の一部が、屈曲して前記前壁(64)から前記側壁(68)へ延び、そこから前記屋根部分(66)を経て前記収容空間を画成する前記水管壁へ戻っていることを特徴とする請求項3に記載された循環式流動床反応装置。
  6. 前記水管壁内の水管の一部が屈曲して前記前壁(64)から前記側壁(68)へ延び、そこから前記後壁(62)および前記屋根部分(66)を経て前記収容空間を画成する前記水管壁へ戻っていることを特徴とする請求項3に記載された循環式流動床反応装置。
  7. 前記密封路の前記水平横断面が実質的に長方形で、その前記第一壁(12)の方向で測定された幅が幅に対して直角方向の奥行の少なくとも1.5倍であることを特徴とする請求項1に記載された循環式流動床反応装置。
  8. 前記気体密封装置が、前記第一壁(12)に平行で共通の返送ダクト(40)と導通している隣接配置された少なくとも二つの密封路(60)を有することを特徴とする請求項1に記載された循環式流動床反応装置。
  9. 前記隣接する密封路(60)の全幅がそれらの奥行の少なくとも3倍であることを特徴とする請求項8に記載された循環式流動床反応装置。
  10. 前記返送ダクト(40)の下部が、前記炉を画成する前記第一壁(12)の方向で、床材を前記粒子分離装置から前記密封路へ導く下降脚部(42)の横に並んだ前記気体密封装置の密封路(60)を有することを特徴とする請求項1に記載された循環式流動床反応装置。
  11. 前記返送ダクト(40)が平坦な水管パネルで形成されていることを特徴とする請求項1に記載された循環式流動床反応装置。
  12. 前記返送ダクト(40)の下部の前記水平横断面が長方形であって、前記第一壁の方向で測定したその幅が直角方向における前記奥行の少なくとも2倍であることを特徴とする請求項1に記載された循環式流動床反応装置。
  13. 前記返送ダクト(40)の炉側の壁(16'')の前記延長部が前記密封路の前記後壁(62)を形成していることを特徴とする請求項11に記載された循環式流動床反応装置。
  14. 前記密封路が、少なくとも部分的に、前記返送ダクトの前記炉側の壁(16'')の前記延長部と、前記炉を画成する前記第一壁(12)との間に配置されていることを特徴とする請求項11に記載された循環式流動床反応装置。
  15. 前記返送ダクトを形成する前記水管壁の一つが、前記炉を画成する前記第一壁(12)の一部であることを特徴とする請求項11に記載された循環式流動床反応装置。
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