JP3981656B2 - アレーアンテナの制御方法及び制御装置 - Google Patents

アレーアンテナの制御方法及び制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナの制御方法及び制御装置に関する。
アレーアンテナ装置は、無線ネットワークの容量を実質的に増大させる一手段である。望ましくない同一チャンネル干渉(Co-Channel Interference(CCI))の抑圧、すなわち、アレーアンテナ装置の各アンテナ素子からの受信信号に対する適正な重みづけと結合は、空間チャンネルの再使用を拡大させる1つの手法である。干渉波信号の空間的なシグネチャ(伝送路特性)が先験的に既知でなければ、サンプルマトリックスインバージョン(Sample Matrix Inversion)法(以下、SMI法という。)を用いてビーム形成をアダプティブに実行することができる(非特許文献1参照。)。しかしながらこれは、干渉プラス雑音の共分散行列をそのまま利用できる理論上のケースに比べて、干渉抑圧の性能を低下させる。性能の低下はもちろん、サンプルのサポート(信号処理対象のサンプル数)に依存するが、サンプルにおける望ましい信号が完全に既知であるかどうかにも依存する(非特許文献2参照。)。
非特許文献2及び3は、既知のトレーニングデータを含む所望波信号の空間的な伝送路特性の不整合に対して頑強(ロバスト)であるビーム形成器を提案している。また、非特許文献4において開示された技術は、初期の一時的な(仮説の)ビット検出を使用して複数の信号の空間的な伝送路特性及び未知のデータの双方を反復的に回復し、これにより、ビーム形成を実質的に向上させる。同一チャンネル干渉抑圧のための適応制御型ビーム形成は、将来の分散型アドホックネットワークに関連して特に注目されている。
I. S. Reed et al., "Rapid convergence rate in adaptive arrays", IEEE Transactions on Aerospace Electronics System, vol. 10, pp. 853-863, November 1974. D. D. Feldman et al., "A projection approach for robust adaptive beamforming", IEEE Transactions on Signal Processing, vol. 42, pp. 867-876, April 1994. S. A. Vorobyov et al., "Robust adaptive beamforming using worst-case performance optimization: A solution to the signal mismatch problem", IEEE Transactions on Signal Processing, vol. 51, pp. 313-324, February 2003. A. L. Swindlehurst et al., "Analysis of a decision directed beamformer", IEEE Transactions on Signal Processing, vol. 43, pp. 2920-2927, December 1995. S. Benedetto et al., "A soft-input soft-output APP module for iterative decoding of concatenated codes", IEEE Communication Letters, vol. 1, pp. 22-24, January 1997. G. Caire et al., "Bit-interleaved coded modulation", IEEE Transactions on Information Theory, vol. 44, pp. 927-946, May 1998. D. G. Manolakis et al., "Statistical and Adaptive Signal Processing ---Spectral Estimation, Signal Modeling, Adaptive Filtering and Array Processing---", McGraw-Hill Higher Education, Published by McGraw-Hill Companies, Inc., 2000. L. R. Bahl et al., "Optimal Decoding of Linear Codes for Minimizing Symbol Error Rate", IEEE Transactions on Information Theory, vol. 20. no. 2, March 1974.
しかしながら、無線端末装置が互いに協調性なく無線通信すれば、近傍の多くの干渉源からのバーストが所望波信号と部分的にオーバーラップする可能性があり、よって受信機には、非定常な同一チャンネル干渉に対処する能力がなければならない。さらに、受信される信号の中には、同一チャンネル干渉により他の部分よりも格段にひどく歪む可能性のある部分もある。従って、協調性のないチャンネルアクセスによるバースト指向性無線ネットワークのための反復性無線受信機の構築が期待されている。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来技術に比較して少量の信号処理対象のサンプル数で実現でき、それ故、高速に変化するCCI環境に対応することができ、所望波信号に対して主ビームを向けるように適応制御することができるアレーアンテナの制御方法及び制御装置を提供することにある。
第1の発明に係るアレーアンテナの制御方法は、複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナによって受信され、所定の符号化法によりインターリーブ符号化された符号化ビットを含む複数の受信信号に基づいて、所望波信号の方向に主ビームを形成するように適応制御するアレーアンテナの制御方法において、
送信局から受信局までのチャンネル伝送路の伝達関数hを測定する第1のステップと、
上記受信された各受信信号yのシンボルsを検出し、所定の適応制御法を用いて所望波信号の方向に主ビームを形成するように適応制御するためのウェイトwを計算し、計算されたウェイトwと上記各受信信号のシンボルsとから合成信号zを計算する第2のステップと、
上記計算された合成信号zを復調することにより符号化ビットの確率Pr[b (i)|z]を計算した後、上記符号化ビットをデインターリーブし、上記計算された符号化ビットの確率Pr[b (i)|z]をMAP復号化法を用いて最大事後確率であるAPP値を有する符号化ビット及び情報ビットを計算する第3のステップと、
上記計算されたAPP値に基づいて情報ビットを選択的に識別して復号化する第4のステップと、
上記計算された符号化ビットに対するAPP値付きの符号化ビットを再度インターリーブし、上記インターリーブされた符号化ビットにおいてシンボルs毎にAPP値Pr[sd|z]を計算した後、当該計算したAPP値Pr[sd|z]に基づいてシンボルscを再構成し、当該再構成したシンボルscに対して上記チャンネル伝送路の伝達関数hを乗算し、シンボル毎に、上記受信された各受信信号yから上記乗算結果を減算してなる減算結果である各受信信号に基づき上記適応制御するためのウェイトwを計算して上記第1と第2と第3のステップを反復して実行する第5のステップとを含むことを特徴とする。
第2の発明に係るアレーアンテナの制御装置は、複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナによって受信され、所定の符号化法によりインターリーブ符号化された符号化ビットを含む複数の受信信号に基づいて、所望波信号の方向に主ビームを形成するように適応制御するアレーアンテナの制御装置において、
送信局から受信局までのチャンネル伝送路の伝達関数hを測定する第1の制御手段と、
上記受信された各受信信号yのシンボルsを検出し、所定の適応制御法を用いて所望波信号の方向に主ビームを形成するように適応制御するためのウェイトwを計算し、計算されたウェイトwと上記各受信信号のシンボルsとから合成信号zを計算する第2の制御手段と、
上記計算された合成信号zを復調することにより符号化ビットの確率Pr[b (i)|z]を計算した後、上記符号化ビットをデインターリーブし、上記計算された符号化ビットの確率Pr[b (i)|z]をMAP復号化法を用いて最大事後確率であるAPP値を有する符号化ビット及び情報ビットを計算する第3の制御手段と、
上記計算されたAPP値に基づいて情報ビットを選択的に識別して復号化する第4の制御手段と、
上記計算された符号化ビットに対するAPP値付きの符号化ビットを再度インターリーブし、上記インターリーブされた符号化ビットにおいてシンボルs毎にAPP値Pr[sd|z]を計算した後、当該計算したAPP値Pr[sd|z]に基づいてシンボルscを再構成し、当該再構成したシンボルscに対して上記チャンネル伝送路の伝達関数hを乗算し、シンボル毎に、上記受信された各受信信号yから上記乗算結果を減算してなる減算結果である各受信信号に基づき上記適応制御するためのウェイトwを計算して上記第1と第2と第3の制御手段の処理を反復して実行する第5の制御手段とを備えたことを特徴とする。
従って、本発明によれば、再計算したAPP値Pr[sd|z]に基づいてシンボルscを再構成し、当該再構成したシンボルscに対して上記チャンネル伝送路の伝達関数hを乗算し、シンボル毎に、上記受信された各受信信号yから上記乗算結果を減算してなる減算結果である各受信信号に基づき上記適応制御するためのウェイトwを計算して上記第1と第2と第3の制御手段を反復して実行するので、従来技術に比較して少量の信号処理対象のサンプル数で実現でき、それ故、高速に変化するCCI環境に対応することができ、高速でかつ高精度で所望波信号に対して主ビームを向けるように適応制御することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る実施形態であるアレーアンテナの制御装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るアレーアンテナの制御装置は、誤り訂正にターボ符号を使用した場合に用いる最大事後確率復号化法(Maximum A Priori Probability Decoding:以下、MAP復号化法という。例えば、非特許文献5参照。)を、アレーアンテナ装置を用いた適応ビーム形成機能に応用することを特徴としている。無線通信システムにおいて、あらゆるバースト無線信号は、所望波の無線信号の空間的なシグネチャ(伝送路特性)推定のためのプリアンブルを含むことが仮定され、これに符号化されたデータが続く。ビーム形成は、急速に変化する同一チャンネル干渉状況に対処するために、バースト信号の一部を含むデータを用いてスライドする比較的小さなウィンドウ内で例えばSMI法を用いて実行される。さらに、ターボ復号器で通常使用されるような最大事後確率モジュール(非特許文献5参照。)からの所望波信号に関する情報により、ビーム形成の同一チャンネル干渉抑圧性能を、反復回数を増大させることにより向上させることを以下に示す。
本実施形態では、狭帯域送信の無線通信システムに限定して検討するが、下記に示す提案するビーム形成方法は、広帯域OFDM(直交周波数分割多重通信)方式のあらゆるサブチャンネルに同様に使用可能である。バースト信号はすべて、プリアンブルと符号化されたL個のデータシンボルを有するデータセグメントとを備えている。プリアンブルは、N本のアンテナ素子20−1乃至20−Nにおけるベースバンド信号のチャンネル利得及び位相シフトを含む複素数値化されたN×1のベクトルであるチャンネル伝送路の伝達関数hの完全な同期及び推定を見込むものであるものとする。所望波信号の空間的な伝送路特性の伝達関数hは一定であるが、同一チャンネル干渉の量はバースト受信の間に変わる可能性がある。
以下、図1を参照して、本実施形態に係るアレーアンテナ装置の構成及び信号処理について詳細に説明する。
図1において、複数N個のアンテナ素子20−1乃至20−Nからなるアレーアンテナ装置100により受信された各無線信号はそれぞれフロントエンド回路1−1乃至1−Nに入力され、高周波増幅、低域周波数変換、中間周波増幅などを施し、これらの処理後のN個のアナログ信号はそれぞれA/D変換器2−1乃至2−Nによりディジタル信号にA/D変換された後、バースト同期化部3に入力される。次いで、バースト同期化部3は、データの前段に設けられたプリアンブルに基づいて受信したN個の信号を同期化して出力する。
本実施形態においては、情報ビットの変調方式として、16値QAMを用いているが、これに限らず、他の値のM値QAM、BPSK、QPSK、各種PSKなどの変調方式を用いることができる。また、符号化方法としては、線形畳み込み符号を用いる。ここで、例えば、非特許文献6において開示されているビット・インターリーブされた符号化変調方式を用いることができる。さらに、バースト信号は、バースト同期化とチャンネル評価(伝達関数hの測定)のためのプリアンブルと、それに続くデータシンボルとを含むように構成されている。
ここで、これら処理部によるベースバンドへの変換及びシンボルレートでのサンプリングの後のバーストのデータセグメントに関するN次元アレーの出力信号(バースト同期化部からの出力信号)の(1×Nの)信号ベクトルyは、次式で表される。なお、当該明細書において、数式がイメージ入力された墨付き括弧の数番号と、数式が文字入力された大括弧の数式番号とを混在して用いており、また、当該明細書での一連の数式番号として「式(1)」の形式を用いて数式番号を式の最後部に付与して(付与していない数式も存在する)用いることとする。
Figure 0003981656
ここで、式(1)の右辺第1項のs,s,…,sは受信信号のデータシンボルを示し、hは所望波信号の空間的な伝送路特性の伝達関数ベクトルであり、当該伝達関数ベクトルhは、送信局からの所定の周波数特性がフラットな帯域信号で変調された無線信号を各アンテナ素子20−1乃至20−Nにより受信してそれらの各無線信号のベースバンド信号の周波数特性を解析することによりベクトルチャンネル検出部4により予め測定可能なパラメータベクトル(1×N)であり、当該伝達関数ベクトルhは、受信信号の信号ベクトルyとともに信号メモリ5に格納されるとともに、信号ベクトル構成部6及び適応制御ビーム形成器7に出力される。
また、式(1)の右辺第2項の線形和は同一チャンネル干渉をモデリングしたものであり、ベクトルvは熱雑音の項を示している。L個のデータシンボルs,s,…,sは、所定のM値直交振幅変調(M値QAM)信号の集合Ωに属しており、すなわち、s∈Ω(l=1,2,…,L)である。同一チャンネル干渉は、近傍のP個の送信端末装置から発生し、P個の干渉波信号はそれぞれ追加的な雑音信号であるものとする。詳しくは、If[ap,bp] (l)はl∈[a,b]であれば1を返し、それ以外は0を返す特性関数を示し、a,b∈{1,2,…,L}は、p番目の干渉波信号が所望波信号と衝突する時間間隔を定義している。さらに、{qp,l}は、平均値が0で分散がσ である互いに独立な複素ガウス確率変数であり、ベクトルg,g,…,gは、所望波信号の場合の伝達関数hに類似したP個の干渉波信号に対する無線受信機のチャンネルを表す。最後に、vは、同一チャンネル干渉とは独立でありかつ共分散行列σ に従属する平均値が0である複素ガウス確率ベクトルである。ここで、
[数式1]
σ >0
であり、IはN×Nの単位行列を示す。
非定常な同一チャンネル干渉に対処するため、詳細後述する信号ベクトル構成部6に続く適応制御ビーム形成器7において実行されるビーム形成はあらゆるシンボルについて個々に遂行される。l番目のシンボルに注目すると、その干渉プラス雑音共分散行列を次式で表すことができる。
Figure 0003981656
ここで、上付きの†は行列の共役転置を示す。さらに、データシンボルを、平均値ゼロでかつ当該分散σ >0の確率変数でありかつ同一チャンネル干渉及び雑音に独立であるものとすると、信号ベクトルy全体の共分散行列Rcは、次式で表される。
[数式2]
Rc=σ hh+R (3)
共分散行列Rc(又はR)が完全に既知である理想的な場合においては、次式のウェイトベクトルwは、拘束条件
[数式3]
h=1
のもとでの線形結合された合成信号
[数式4]
=w
における信号対干渉プラス雑音比(SINR)を最大化する。
Figure 0003981656
共分散行列Rcが直接に利用できないときに公知のSMI技術(例えば、非特許文献7参照。)を一般に用いることができ、スナップショット数にわたる平均化及び次式のウェイトベクトルwdを適用することにより、サンプルの共分散行列Rdを得ることができる。
Figure 0003981656
ここで、各ウェイトベクトルwdに対して、時間的に最も近いK個のスナップショットから、共分散行列Rdは、次式に従って計算される。
Figure 0003981656
ここで、
[数式5]
K=1+2D
であり、
[数式6]
=y
である。
すなわち、処理対象のシンボルを中心として所定のサンプルポイント数2Dのスライドするウィンドウを用いて適応制御処理する公知のSMI方法(例えば、非特許文献7参照。)を使用してYと、時間的に最近の2D個のサンプルポイントで(すなわち、サンプルポイント数2Dのウィンドウにおいて)求めたスナップショットとを平均する。なお、実際の実装では、QR因数分解により{y}からRd −1を直接的に計算する計算効率の良い方法を使用することができる。
ここで、サンプルポイント数Dの選定に際してはトレードオフがある。すなわち、サンプルサポート(信号処理対象のサンプル数)が少なすぎると推定誤差は極めて大きくなり、反対にサンプルポイント数Dが多すぎるとサンプル共分散行列はSMIウィンドウ内の共分散行列Rの時間分散によって劣化する。近くのサンプルに平均以上のウェイトを与えるような高度なウィンドウ関数があれば効果的であると思われるが、ここでは単純化のために考慮しない。
非特許文献2において開示されるように、サンプル{Y}における未知の所望波信号の存在は、SMIビーム形成器の性能を劇的に低下させる可能性がある。この点を考慮して、本発明者らは、図1に図示したようなビーム形成及び復号の反復手順を考案している。反復性受信機の目的は、初回の復号試行から得た所望波信号に関する情報を利用して第2のサイクルにおけるビーム形成を向上させ、結果が改善される間はできる限りこの反復を継続することにある。APP演算モジュール(非特許文献5及び8参照。)はこの目的のために使用され、s,s,…,sに含まれる情報ビット及び復号ビットの双方のAPP値を計算する。符号化されたデータビットの送信機能側のインターリーブ及び無線受信機能におけるビット復調の計算後の対応するデインターリーブ処理は、APP演算モジュールの入力の少量の情報コンテンツによりビット復調の累積を回避する。情報ビットのAPP値は最大事後確率(MAP)復号化を促進し、一方で符号化されたビットのAPP値は再度インターリーブされかつビーム形成器7で使用され、式(6)の計算前に個々の受信信号y,y,…,yから高確率のデータシンボルが連続して出力される。詳しくは、式(6)では第2の反復から得られるような
[数式7]
=(y−sch)(y−sch)
を使用して、次式のシンボルが選定される。
Figure 0003981656
ここで、0<η<1であり、Pr[s|z]はシンボルsのAPP値を示し、また、sdは次式で表される。
Figure 0003981656
この方法では、対応するデータシンボルのAPP値が所定のしきい値ηを超えて初めてサンプルから信号部分が出力される。
図1に戻り、図1の装置の処理について説明すると、信号ベクトル構成部6は、所望波シンボルの再構成部15により再構成されたシンボルsが生成されていないとき(反復回数=0の初期状態)は、シンボルインデックスl毎に、信号メモリ5から信号ベクトルyを読み出して適応制御ビーム形成器7に出力する。一方、所望波シンボルの再構成部15により再構成されたシンボルsが生成されているとき(反復回数=1の初期状態)は、シンボルインデックスl毎に、信号メモリ5から信号ベクトルyを読み出し、次式を用いて信号ベクトルyを再構成し、再構成後の信号ベクトルyを適応制御ビーム形成器7に出力する。
[数式8]
←y−sch,i=1,2,…,L
次いで、適応制御ビーム形成器7は、摺動するウィンドウを用いたSMI法を用いて適応制御の主ビームを形成し、具体的には、上記式(5)及び式(6)を用いてウェイトベクトルwを演算して信号ベクトルyとともに信号合成部8に出力する。そして、信号合成部8は、上述の次式:
[数式9]
=w
の合成演算を実行して合成信号zをビット復調部9に出力する。
ビット復調部9は、入力された合成信号zに対して、例えば16値QAMの復調処理を実行することにより、符号化ビットに対する確率Pr[b (i)|z]付きの符号化ビットをデインターリーブ処理部10に出力する。ここで、b (i)はシンボルslに含まれるi番目の符号化ビットを示し、例えば16値QAMでは、各シンボル毎に4ビットの符号化ビットが含まれる。次いで、デインターリーブ処理部10は、入力される確率付き符号化ビット列に対して所定のデインターリーブ処理(マッピング処理の逆の処理であるデマッピング処理ともいう。例えば、非特許文献6参照。)を実行し、処理後の確率付き符号化ビット列をAPP演算モジュールであるAPP値計算部11に出力する。さらに、APP値計算部11は、入力される確率付き符号化ビット列に対して非特許文献5及び8に開示された事後確率値(APP値;所定の符号化方法により推定される事後確率値をいう。)を計算して情報ビットを求め、符号化ビットに対するAPP値Pr[b (i)|z]を再インターリーブ処理部13に出力するとともに、情報ビットに対するAPP値を情報ビットとともに情報ビット復号部12に出力する。
なお、APP値計算部11に対して確率Pr[b (i)|z]を供給することは、非特許文献6における式(7)を用いて計算される確率Pr[z|b (i)]を供給することと等価である。
再インターリーブ処理部13は、入力されるAPP値付き符号化ビットをデインターリーブ処理部10とは逆のインターリーブ処理を実行してAPP値再計算部14に出力し、次いで、APP値再計算部14は、再インターリーブ処理後の符号化ビットに対してシンボルs毎に再度APP値Pr[s|z]を計算し、再計算したAPP値付きの符号化ビットを所望波シンボルの再構成部15に出力する。さらに、所望波シンボルの再構成部15は、入力された再計算したAPP値付きの符号化ビットに基づいて、所望波信号のシンボルを上記式(7)を用いて再構成し、再構成されたシンボルsdを信号ベクトル構成部6に出力する。
さらに、情報ビット復号部12は、入力される情報ビットに対するAPP値に基づいて、APP値が0.5を超えるときは情報ビットを1にセットする一方、APP値が0.5以下であるときは情報ビットを0にセットすることで情報ビットを選択的に識別して復号化して、復号化された情報ビットを含むベースバンド信号を出力する。
ここで、図1における、APP値計算部11から再インターリーブ処理部13、APP値再計算部14及び所望波シンボル再構成部15を介して信号ベクトル構成部6に至るフィードバックを少なくとも1回以上反復して実行することにより、信号ベクトル構成部6による信号ベクトルの再構成処理により得られる信号ベクトルにおける符号化ビットの誤り率を大幅に改善することができ、詳細後述するように、SINRを大幅に改善することができる。
次いで、図1の装置におけるSINRについての検討結果を以下に示す。ここで、データシンボルをランダム変数として見たときの分散σ は、以下の分析検討用に互いに独立な平均値ゼロの複素ガウス分布であることを仮定した、信号ベクトル構成部6により計算される再構成後のデータシンボルs−sc,…,s−scの分散を定義するものとする。さらに、分散σ は、元のデータシンボルs,s,…,sの第2のモーメントを定義し、かつ
[数式10]
0<σ ≦σ
であるものとする。
ウェイトw optを線形結合(合成)することにより、次式で表される事後の結合されたSINRを得ることができる。
[数式11]
γ opt=h −1hσ (8)
これに対して、式(5)におけるようなサンプル共分散行列Rdから計算されるウェイトwを使用すると、合成信号zにおけるSINRは次式で表される。
Figure 0003981656
非特許文献1において開示されるように、SMIに起因するSINRの品質低下は、共分散行列RはSMIウィンドウ内で不変でありかつK個のサンプルには所望波信号が存在しないという仮定のもとで、平均値が次式のμであるベータ確率密度になる。
[数式12]
μ=(K+2−N)/(K+1)
ここで、{y−sch}に基づいてサンプル共分散行列Rdを計算すると、平均SINRの品質低下率は次式で表される。
Figure 0003981656
ここで、E[・]は時間平均された期待値関数であり、F(・,・,・;・)は超幾何関数を示す。また、パラメータαは次式で表される。
[数式13]
α=σ /(σ γ opt+σ γ opt
式(10)は、非特許文献2の式(26)乃至式(31)における導出を最後まで実行して求めることができる。式(10)の分析により、分散σ を0に漸近させるとき、期待値E[γ/γ opt]は所定値μに接近し、分散σ を分散σ に漸近させたときの段階的拡大は、より高い値のSINRγ optに関して特に顕著であることが明らかになる。
本発明者らは、図1における手順の効率をコンピュータによるシミュレーションにより検証した。図2は図1のアレーアンテナの制御装置のシミュレーション結果であって、シンボルインデックスに対する1シンボル当たりのSINR[dB]を示すグラフである。
無線受信機は波長の2分の1で離隔されたN=3個のアンテナ素子20−1乃至20−3を有するアレーアンテナ装置100を装備し、L=200個のデータシンボルを有するバースト信号の復号を目的とするものとする。データシンボルs,s,…,s200は、64の状態及び発生器(133oct,171oct)を有するレートR=1/2の畳み込み符号を使用してランダムビットシーケンスを符号化し、続いてビットワイズインターリーブ及び連続する4ビット毎の16値QAM信号へのマッピングを行って生成する。視野方向は、所望波信号がアンテナアレーに対する角度θ=90゜から到来し、図2の下側によりそれぞれ方位角θ=60゜、θ=110゜及びθ=140゜から到来する3つのランダムな干渉波信号と部分的にオーバーラップするというシナリオを仮定する。各伝達関数h,チャンネルベクトルg,g,…,gにおけるN個の利得値は、所定の単位の大きさに正規化した。干渉波信号電力に対する所望信号電力の比σ /σ は6dBであり、σ /σ は30dBである。最後に、K=15、η=0.5であり、(非特許文献7の式(7)参照。)によりすべてのシンボルにおいて符号化された4ビットの符号化ビットを計算した。
上記セットアップにより、多数のバースト信号の受信シミュレーション結果を平均すると、APP計算部11であるMAPデコーダの出力において、初回受信サイクル後は約2.7×10−2、2回目の受信サイクル後は約1.8×10−4及び3回目の受信サイクル後は約10−6の平均ビット誤り率が得られた。さらに、図2の上部は、初回、2回目及び3回目の各サイクル後の合成信号z,z,…,zにおける平均SINRγm,…,γmを理論上のSINRγ opt,…,γ optととともに示している。初回のビーム形成試行後のSINRとγ opt,…,γ optとの距離は、
[数式14]
σ =σ
で表され、式(10)にほぼ一致することになり、3回の反復サイクル後は、理論上のSINRγ opt,…,γ optとの偏差が上述の所定値μに近づく。
以上説明したように、非定常な同一チャンネル干渉を抑圧するための、新しい反復性のビーム形成及び復号技術を提案した。最初のビーム形成試行では、SMIは、基本的サンプルにおける所望波信号の存在によって性能品質が大幅に低下する。結局、所望波信号と観測値からの所望波信号の除去の推定は成功し、結合後のSINRの性能品質低下はほぼ完全に逆転されるに至った。SINRの改善から、サンプルサポート(信号処理対象のサンプル数)を少量に維持できることと、そのために無線受信機を高速に変化する同一チャンネル干渉状況に対応させることができることがわかった。従って、高度な衝突回避プロトコルを不要にする可能性のある本技術は、将来の無線アドホックネットワークにとって特に魅力のある技術であると考えられる。
最後に、従来技術と本発明に係る実施形態との比較を行う。
(1)複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナ装置を用いて、一般的な適応制御ビームを形成するアレーアンテナの制御装置においては、ターボ符号化法ではなく,ビタビの畳み込み符号を用いる。
(2)また、一般的なターボ符号にMAP復号化法を適用するアンテナの制御装置においては、1つのアンテナ素子で受信した受信信号に対する信号処理装置でのみ用いられるために、アレーアンテナのウェイトや適応制御ビームの形成を行うことができない。
(3)本発明に係る実施形態によれば、上記2つの技術思想を合成しかつ、ビタビ復号化法の代わりにMAP符号化法を用いてその結果を適応ビーム形成部分にフィードバックさせることで適応ビーム形成性能を向上させるものである。ビタビ復号化アルゴリズムとMAP復号化法は誤り訂正の性能としてはほぼ同等であるが、ビタビ復号法の方が演算負荷が軽いため通常ビタビ復号化法を用いる。
(4)特に、本発明に係る実施形態においては、誤り訂正に例えばターボ符号化法を使用した場合に用いるMAP復号化法を、アレーアンテナを用いた適応ビーム形成機能に応用することを特徴としている。
本発明に係る実施形態であるアレーアンテナの制御装置の構成を示すブロック図である。 図1のアレーアンテナの制御装置のシミュレーション結果であって、シンボルインデックスに対する1シンボル当たりのSINR[dB]を示すグラフである。
符号の説明
1−1乃至1−N…フロントエンド回路、
2−1乃至2−N…A/D変換器、
3…バースト同期化部、
4…ベクトルチャンネル検出部、
5…信号メモリ、
6…信号ベクトル構成部、
7…適応制御ビーム形成器、
8…信号合成部、
9…ビット復調部、
10…デインターリーブ処理部、
11…APP値計算部、
12…情報ビット復号部、
13…再インターリーブ処理部、
14…APP値再計算部、
15…所望波シンボル再構成部
20−1乃至20−N…アンテナ素子、
100…アレーアンテナ装置。

Claims (2)

  1. 複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナによって受信され、所定の符号化法によりインターリーブ符号化された符号化ビットを含む複数の受信信号に基づいて、所望波信号の方向に主ビームを形成するように適応制御するアレーアンテナの制御方法において、
    送信局から受信局までのチャンネル伝送路の伝達関数hを測定する第1のステップと、
    上記受信された各受信信号yのシンボルsを検出し、所定の適応制御法を用いて所望波信号の方向に主ビームを形成するように適応制御するためのウェイトwを計算し、計算されたウェイトwと上記各受信信号のシンボルsとから合成信号zを計算する第2のステップと、
    上記計算された合成信号zを復調することにより符号化ビットの確率Pr[b (i)|z]を計算した後、上記符号化ビットをデインターリーブし、上記計算された符号化ビットの確率Pr[b (i)|z]をMAP復号化法を用いて最大事後確率であるAPP値を有する符号化ビット及び情報ビットを計算する第3のステップと、
    上記計算されたAPP値に基づいて情報ビットを選択的に識別して復号化する第4のステップと、
    上記計算された符号化ビットに対するAPP値付きの符号化ビットを再度インターリーブし、上記インターリーブされた符号化ビットにおいてシンボルs毎にAPP値Pr[sd|z]を計算した後、当該計算したAPP値Pr[sd|z]に基づいてシンボルscを再構成し、当該再構成したシンボルscに対して上記チャンネル伝送路の伝達関数hを乗算し、シンボル毎に、上記受信された各受信信号yから上記乗算結果を減算してなる減算結果である各受信信号に基づき上記適応制御するためのウェイトwを計算して上記第1と第2と第3のステップを反復して実行する第5のステップとを含むことを特徴とするアレーアンテナの制御方法。
  2. 複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナによって受信され、所定の符号化法によりインターリーブ符号化された符号化ビットを含む複数の受信信号に基づいて、所望波信号の方向に主ビームを形成するように適応制御するアレーアンテナの制御装置において、
    送信局から受信局までのチャンネル伝送路の伝達関数hを測定する第1の制御手段と、
    上記受信された各受信信号yのシンボルsを検出し、所定の適応制御法を用いて所望波信号の方向に主ビームを形成するように適応制御するためのウェイトwを計算し、計算されたウェイトwと上記各受信信号のシンボルsとから合成信号zを計算する第2の制御手段と、
    上記計算された合成信号zを復調することにより符号化ビットの確率Pr[b (i)|z]を計算した後、上記符号化ビットをデインターリーブし、上記計算された符号化ビットの確率Pr[b (i)|z]をMAP復号化法を用いて最大事後確率であるAPP値を有する符号化ビット及び情報ビットを計算する第3の制御手段と、
    上記計算されたAPP値に基づいて情報ビットを選択的に識別して復号化する第4の制御手段と、
    上記計算された符号化ビットに対するAPP値付きの符号化ビットを再度インターリーブし、上記インターリーブされた符号化ビットにおいてシンボルs毎にAPP値Pr[sd|z]を計算した後、当該計算したAPP値Pr[sd|z]に基づいてシンボルscを再構成し、当該再構成したシンボルscに対して上記チャンネル伝送路の伝達関数hを乗算し、シンボル毎に、上記受信された各受信信号yから上記乗算結果を減算してなる減算結果である各受信信号に基づき上記適応制御するためのウェイトwを計算して上記第1と第2と第3の制御手段の処理を反復して実行する第5の制御手段とを備えたことを特徴とするアレーアンテナの制御装置。
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