JP3981150B1 - 通信制御装置及び通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

通信制御システム100は、緊急通報機関の電話番号を格納したデータベースと、電話端末が他の電話端末を発呼するための通信データを取得し、発呼先の電話番号がデータベース中に存在するか否かを検索する検索回路と、を含む通信制御装置10と、発呼先の電話番号がデータベース中に存在する場合、通信データに、発呼元の電話端末又は通信制御装置10の位置を示す情報を付加する位置情報付加部として機能する緊急電話制御部131を備える。緊急電話制御部131は、発呼元の電話端末又は通信制御装置10の位置に基づいて、接続すべき緊急通報機関を選択し、選択された緊急通報機関の電話端末を発呼する。
【選択図】図22

Description

本発明は、通信制御技術に関し、特に、IP電話端末又は携帯電話端末による緊急通報を制御する通信制御装置及び通信制御方法に関する。
インターネットのインフラが整備され、携帯電話端末、パーソナルコンピュータ、VoIP(Voice over Internet Protocol)電話端末などの通信端末が広く普及した現在、インターネットの利用者は爆発的に増加している。このような状況下、コンピュータウイルス、ハッキング、スパムメールなど、セキュリティに関する問題が顕在化しており、通信を適切に制御する技術が求められている。通信環境の向上に伴って通信量も膨大になっており、大容量のデータを高速に処理する通信制御装置の必要性が増している。
特開平4−180425号公報
近年、IP電話のシェアが拡大しているが、IP電話から適切に緊急通報を行うことが困難であるという問題が残っており、全ての電話から緊急通報を行うことができるような環境の整備が急務である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、IP電話端末又は携帯電話端末による緊急通報を適切に制御する技術の提供にある。
本発明のある態様は、通信制御装置に関する。この通信制御装置は、緊急通報機関の電話番号を格納したデータベースと、電話端末が他の電話端末を発呼するための通信データを取得し、発呼先の電話番号が前記データベース中に存在するか否かを検索する検索回路と、発呼先の電話番号が前記データベース中に存在する場合、前記通信データに、発呼元の電話端末又は該通信制御装置の位置を示す情報を付加する位置情報付加部と、を備えることを特徴とする。
通信制御装置は、該通信制御装置の位置を示す情報を保持する位置情報保持部を更に備えてもよく、前記位置情報付加部は、前記位置情報保持部に保持された情報を前記通信データに付加してもよい。
前記位置を示す情報は、郵便番号、住所、又は住所コードを含んでもよい。前記位置を示す情報は、緯度、経度、精度情報、あるいは、行政区画など管轄に関する情報などを含んでもよい。
通信制御装置は、前記発呼元の電話端末又は該通信制御装置の位置に基づいて、接続すべき緊急通報機関を選択し、選択された緊急通報機関の電話端末を発呼する緊急電話制御部を更に備えてもよい。
通信制御装置は、ワイヤードロジック回路やFPGAなどのハードウェア回路により構成されてもよい。
本発明の別の態様は、通信制御方法に関する。この通信制御方法は、電話端末が他の電話端末を発呼するための通信データを取得し、発呼先の電話番号が、緊急通報機関の電話番号を格納したデータベース中に存在するか否かを検索するステップと、発呼先の電話番号が前記データベース中に存在する場合、前記通信データに、発呼元の電話端末又は自装置の位置を示す情報を付加するステップと、を含むことを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、IP電話端末又は携帯電話端末による緊急通報を適切に制御する技術を提供することができる。
前提技術に係る通信制御システムの構成を示す図である。 従来の通信制御装置の構成を示す図である。 前提技術に係る通信制御装置の構成を示す図である。 パケット処理回路の構成を示す図である。 位置検出回路の構成を示す図である。 位置検出回路の別の例を示す図である。 位置検出回路の別の例を示す図である。 第1データベースの内部データの例を示す図である。 第1データベースの内部データの別の例を示す図である。 第1データベースの内部データの更に別の例を示す図である。 インデックス回路の別の例を示す図である。 バイナリサーチ回路に含まれる比較回路の構成を示す図である。 バイナリサーチ回路の構成を示す図である。 第1のデータベースの内部データの更に別の例を示す図である。 第2データベースの内部データの例を示す図である。 第2データベースの内部データの別の例を示す図である。 前提技術に係る通信制御装置の別の構成例を示す図である。 通信制御システムの配置例を示す図である。 通信制御システムの配置例を示す図である。 通信制御システムの配置例を示す図である。 通信制御システムの配置例を示す図である。 実施の形態に係る通信制御システムの構成を示す図である。 実施の形態に係る通信制御方法の手順を示すシーケンス図である。 実施の形態に係る通信制御方法の手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 通信制御装置、20 パケット処理回路、30 検索回路、32 位置検出回路、33 比較回路、34 インデックス回路、35 比較回路、36 バイナリサーチ回路、36A,36B,36C 比較回路、36Z 制御回路、40 処理実行回路、50 第1データベース、60 第2データベース、100 通信制御システム、110 運用監視サーバ、120 接続管理サーバ、130 メッセージ出力サーバ、131 緊急電話制御部、132 位置情報保持部、140 ログ管理サーバ、150 データベースサーバ、210 電話端末、220 緊急通報機関、260 携帯電話端末、262 基地局装置、264 制御局装置、280 IP電話端末、282 ルータ装置、284 ルータ装置。
まず、前提技術として、CPU及びOSを有さず、専用のハードウェア回路によりパケットフィルタリング機能を実現する通信制御システムについて説明する。つづいて、実施の形態として、前提技術の通信制御システムを利用した通信制御技術について説明する。
(前提技術)
図1は、前提技術に係る通信制御システムの構成を示す。通信制御システム100は、通信制御装置10と、通信制御装置10の動作を支援するために設けられた各種の周辺装置を含む。前提技術の通信制御装置10は、インターネットサービスプロバイダなどにより提供されるパケットフィルタリング機能を実現する。ネットワークの経路に設けられた通信制御装置10は、ネットワークを介して送受信されるパケットを取得して、その内容を解析し、通信の許否を判断する。通信が許可される場合は、通信制御装置10は、そのパケットをネットワークへ送出する。通信が禁止される場合は、通信制御装置10は、そのパケットを破棄し、必要であれば送信元に対して警告メッセージなどを返信する。
前提技術の通信制御システム100では、複数の通信制御装置10a、10b、10c、・・・、が設けられており、それらを協働させて、1台の通信制御装置10として機能させているが、以下、個々の通信制御装置10a、10b、10c、・・・も、それらの総称も区別せずに通信制御装置10と呼ぶ。
本前提技術の通信制御システム100では、それぞれの通信制御装置10は、パケットの処理に必要なデータベースの少なくとも一部を分割して保持しているが、分割して保持するのに必要な台数よりも少なくとも1台以上余分に設けられる。例えば、データ数が30万件以上40万件未満である場合、運用に必要な通信制御装置の台数は4台であるが、いずれかの通信制御装置10が故障したときに代わって運用させるための待機用として、また、通信制御装置10に含まれるデータベースを更新するときの待機用として、1台以上の通信制御装置10を設け、合計で最低5台の通信制御装置10を設ける。従来は、フォールトトレラントのために、システム全体を二重化させる必要があったが、本前提技術の技術によれば、分割された単位の通信制御装置10を余分に設けておけばよいので、コストを低減することができる。これら複数の通信制御装置10a、10b、10c、・・・、の運用状況は、運用監視サーバ110により管理される。本前提技術の運用監視サーバ110は、通信制御装置の運用状況を管理するための管理テーブルを有する。
周辺装置は、運用監視サーバ110、接続管理サーバ120、メッセージ出力サーバ130、ログ管理サーバ140、及びデータベースサーバ150を含む。接続管理サーバ120は、通信制御装置10に対する接続を管理する。接続管理サーバ120は、例えば、携帯電話端末から送出されたパケットを通信制御装置10で処理する際に、パケットに含まれる携帯電話端末を一意に識別する情報を用いて、通信制御システム100のサービスを享受可能なユーザであることを認証する。いったん認証されると、その携帯電話端末に一時的に付されたIPアドレスから送出されたパケットは、一定の期間は接続管理サーバ120で認証せずに通信制御装置10へ送られて処理される。メッセージ出力サーバ130は、通信制御装置10により判定された通信の許否の結果に応じて、パケットの送信先又は送信元に対するメッセージを出力する。ログ管理サーバ140は、通信制御装置10の運用履歴を管理する。データベースサーバ150は、外部から最新のデータベースを取得し、通信制御装置10に入力する。通信制御装置10の運用を止めずにデータベースを更新するために、通信制御装置10はバックアップ用のデータベースを有してもよい。運用監視サーバ110は、通信制御装置10と、接続管理サーバ120、メッセージ出力サーバ130、ログ管理サーバ140、データベースサーバ150などの周辺装置の運用状況を監視する。運用監視サーバ110は、通信制御システム100の中で最も優先度が高く、通信制御装置10及び全ての周辺装置の監視制御を行う。通信制御装置10は、後述するように、専用のハードウェア回路により構成されるが、運用監視サーバ110は、本出願人による特許第3041340号などの技術を利用して、バウンダリスキャン回路を利用して監視のためのデータを通信制御装置10などとの間で入出力することにより、通信制御装置10の運用中にも運用状況を監視することができる。
前提技術の通信制御システム100は、以下に説明するように、高速化のために専用のハードウェア回路により構成された通信制御装置10を、周辺に接続された各種の機能を有するサーバ群により制御する構成とすることにより、サーバ群のソフトウェアを適当に入れ替えることで、同様の構成により各種の機能を実現することができる。前提技術によれば、このような柔軟性の高い通信制御システムを提供することができる。
図2は、従来の通信制御装置1の構成を示す。従来の通信制御装置1は、受信側の通信制御部2と、パケット処理部3と、送出側の通信制御部4とを備える。通信制御部2及び4は、それぞれ、パケットの物理層の処理を行うPHY処理部5a及び5bと、パケットのMAC層の処理を行うMAC処理部6a及び6bとを備える。パケット処理部3は、IP(Internet Protocol)のプロトコル処理を行うIP処理部7、TCP(Transport Control Protocol)のプロトコル処理を行うTCP処理部8など、プロトコルに応じた処理を行うプロトコル処理部と、アプリケーション層の処理を行うAP処理部9とを備える。AP処理部9は、パケットに含まれるデータに応じて、フィルタリングなどの処理を実行する。
従来の通信制御装置1では、パケット処理部3は、汎用プロセッサであるCPUと、CPU上で動作するOSとを利用して、ソフトウェアにより実現されていた。しかしながら、このような構成では、通信制御装置1の性能はCPUの性能に依存することになり、高速に大容量のパケットを処理可能な通信制御装置を実現しようとしても、自ずと限界がある。例えば、64ビットのCPUであれば、一度に同時に処理可能なデータ量は最大で64ビットであり、それ以上の性能を有する通信制御装置は存在しなかった。また、汎用的な機能を有するOSの存在を前提としていたので、セキュリティホールなどが存在する可能性が絶無ではなく、OSのバージョンアップなどのメンテナンス作業を必要としていた。
図3は、前提技術に係る通信制御装置の構成を示す。本前提技術の通信制御装置10は、従来の通信制御装置においてはCPU及びOSを含むソフトウェアにより実現されていたパケット処理部に代えて、ワイヤードロジック回路による専用のハードウェアにより構成されたパケット処理回路20を備える。汎用処理回路であるCPUにおいて動作するOSとソフトウェアにより通信データを処理するのではなく、通信データを処理するための専用のハードウェア回路を設けることにより、CPUやOSなどに起因する性能の限界を克服し、処理能力の高い通信制御装置を実現することが可能となる。
例えば、パケットフィルタリングなどを実行するために、パケットに含まれるデータに、フィルタリングの判断基準となる基準データが含まれるか否かを検索する場合に、CPUを用いて通信データと基準データを比較すると、一度に高々64ビットしか比較することができず、処理速度を向上させようとしてもCPUの性能で頭打ちになるという問題があった。CPUでは、通信データから64ビットをメモリへ読み上げ、基準データとの比較を行い、つづいて、次の64ビットをメモリへ読み上げる、という処理を何度も繰り返し行う必要があるので、メモリへの読み上げ時間が律速となり、処理速度に限界がある。
それに対し、本前提技術では、通信データと基準データとを比較するために、ワイヤードロジック回路により構成された専用のハードウェア回路を設ける。この回路は、64ビットよりも長いデータ長、例えば、1024ビットのデータ長の比較を可能とするために、並列に設けられた複数の比較器を含む。このように、専用のハードウェアを設けることにより、同時に並列して多数のビットマッチングを実行することができる。従来のCPUを用いた通信制御装置1では一度に64ビットしか処理できなかったところを、一度に1024ビットの処理を可能にすることで、飛躍的に処理速度を向上させることができる。比較器の数を多くすれば処理能力も向上するが、コストやサイズも増大するので、所望の処理性能と、コスト、サイズ、などを考慮して、最適なハードウェア回路を設計すればよい。
また、本前提技術の通信制御装置10は、ワイヤードロジック回路による専用のハードウェアにより構成されるので、OS(Operating System)を必要としない。このため、OSのインストール、バグ対応、バージョンアップなどの作業が必要なく、管理やメンテナンスのためのコストや工数を低減させることができる。また、汎用的な機能が求められるCPUとは異なり、不必要な機能を包含していないので、余計なリソースを用いることがなく、低コスト化、回路面積の低減、処理速度の向上などが望める。さらに、OSを利用していた従来の通信制御装置とは異なり、余分な機能を有しないので、セキュリティホールなどが発生する可能性が低く、ネットワークを介した悪意ある第三者からの攻撃に対する耐性に優れている。
従来の通信制御装置1は、CPUとOSを前提としたソフトウェアによりパケットを処理しており、パケットの全てのデータを受信してからプロトコル処理を行い、データがアプリケーションに渡される。それに対して、本前提技術の通信制御装置10では、専用のハードウェア回路により処理を行うので、パケットの全てのデータを受信してから処理を開始する必要はなく、処理に必要なデータを受信すれば、後続のデータの受信を待たずに、任意の時点で処理を開始することができる。例えば、後述する位置検出回路における位置検出処理は、比較対象データの位置を特定するための位置特定データを受信した時点で開始することができる。このように、全てのデータの受信を待たずに様々な処理をフローティングで実行することができるので、パケットのデータを処理するのに要する時間を短縮することができる。
図4は、パケット処理回路の内部構成を示す。パケット処理回路20は、通信データに対して実行する処理の内容を決定するための基準となる基準データを記憶する第1データベース50A、50B、及び50C(これらを総称して「第1データベース50」という)と、受信された通信データの中に基準データが含まれているか否かを、通信データと基準データとを比較することにより検索する検索回路30と、検索回路30による検索結果と通信データに対して実行する処理の内容とを対応づけて記憶する第2データベース60と、検索回路30による検索結果と第2データベース60に記憶された条件とに基づいて通信データを処理する処理実行回路40とを含む。
検索回路30は、通信データの中から基準データと比較すべき比較対象データの位置を検出する位置検出回路32と、第1データベース50に記憶された基準データを3以上の範囲に分割したとき、比較対象データがそれらの範囲のうちいずれに属するかを判定する判定回路の一例であるインデックス回路34と、判定された範囲の中で比較対象データと合致する基準データを検索するバイナリサーチ回路36とを含む。比較対象データを基準データの中から検索する方法としては、任意の検索技術を利用可能であるが、本前提技術ではバイナリサーチ法を用いる。本前提技術では、後述するように、改良されたバイナリサーチ法を用いるので、そのために第1データベース50を3つ設けている。第1データベース50A、50B、及び50Cには、同じ基準データが格納されている。
図5は、位置検出回路の内部構成を示す。位置検出回路32は、比較対象データの位置を特定するための位置特定データと通信データとを比較するための複数の比較回路33a〜33fを含む。ここでは、6個の比較回路33a〜33fが設けられているが、後述するように、比較回路の個数は任意でよい。それぞれの比較回路33a〜33fには、通信データが、所定のデータ長、例えば、1バイトずつずらして入力される。そして、これら複数の比較回路33a〜33fにおいて、同時に並列して、検出すべき位置特定データと通信データとの比較がなされる。
本前提技術においては、通信制御装置10の動作を説明するための例として、通信データ中に含まれる「No. ###」という文字列を検出し、その文字列中に含まれる数字「###」を基準データと比較して、基準データに合致した場合はパケットの通過を許可し、合致しなかった場合はパケットを破棄する処理を行う場合について説明する。
図5の例では、通信データの中から、数字「###」の位置を特定するための位置特定データ「No.」を検出するために、通信データ「01No. 361・・・」を、1文字ずつずらして比較回路33a〜33fに入力している。すなわち、比較回路33aには「01N」が、比較回路33bには「1No」が、比較回路33cには「No.」が、比較回路33dには「o. 」が、比較回路33eには「. 3」が、比較回路33fには「 36」が、それぞれ入力される。ここで、比較回路33a〜33fが同時に位置特定データ「No.」との比較を実行する。これにより、比較回路33cがマッチし、通信データの先頭から3文字目に「No.」という文字列が存在することが検出される。こうして、位置検出回路32により検出された位置特定データ「No.」の次に、比較対象データである数字のデータが存在することが検出される。
CPUにより同様の処理を行うならば、まず、文字列「01N」を「No.」と比較し、続いて、文字列「1No」を「No.」と比較する、というように、先頭から順に1つずつ比較処理を実行する必要があるため、検出速度の向上は望めない。これに対し、本前提技術の通信制御装置10では、複数の比較回路33a〜33fを並列に設けることにより、CPUではなしえなかった同時並列的な比較処理が可能となり、処理速度を格段に向上させることができる。比較回路は多ければ多いほど同時に比較可能な位置が多くなるので、検出速度も向上するが、コスト、サイズ、などを考慮の上、所望の検出速度を得られるのに十分な数の比較回路を設ければよい。
位置検出回路32は、位置特定データを検出するためだけでなく、汎用的に文字列を検出する回路として利用されてもよい。また、文字列だけでなく、ビット単位で位置特定データを検出するように構成されてもよい。
図6は、位置検出回路の別の例を示す。図6に示した例では、位置検出回路32に設けられたそれぞれの比較回路33a〜33fのデータ長よりも位置特定データの方が短い場合は、位置特定データの後に所定のデータ、例えば、「00H」又は「01H」などをパディングする。また、位置特定データと比較する通信データについても、位置特定データと同じデータ長のみを抜き出して、その後に、位置特定データにパディングしたデータと同じデータをパディングする。このとき、通信データ自身を改変しないために、通信データをワークとしてコピーし、コピーしたデータを加工して比較回路33a〜33fに入力してもよい。これにより、位置特定データのデータ長によらず、位置検出回路32を汎用的に用いることができる。
図7は、位置検出回路の更に別の例を示す。図7に示した例では、図6に示した例と同様に、位置特定データの後に所定のデータをパディングするが、このデータをワイルドカードとして扱う。すなわち、比較回路33a〜33fは、ワイルドカードであるデータが入力されると、比較対象のデータが何であっても無条件に合致したと判定する。これにより、位置特定データのデータ長によらず、位置検出回路32を汎用的に用いることができる。
図8は、第1データベースの内部データの例を示す。第1データベース50には、パケットのフィルタリング、ルーティング、スイッチング、置換などの処理の内容を決定するための基準となる基準データが、何らかのソート条件にしたがって昇順又は降順にソートされて格納されている。図8の例では、1000個の基準データが記憶されている。
インデックス回路34は、第1データベース50に格納されている基準データを3以上の範囲52a〜52dに分割したとき、比較対象データがそれらの範囲のうちいずれに属するかを判定する。図8の例では、1000個の基準データは、250個ずつ4つの範囲52a〜52dに分割されている。インデックス回路34は、範囲の境界の基準データと比較対象データとを比較する複数の比較回路35a〜35cを含む。比較回路35a〜35cにより比較対象データと境界の基準データとを同時に並列して比較することにより、比較対象データがいずれの範囲に属するかを1度の比較処理で判定することができる。
インデックス回路34の比較回路35a〜35cに入力される境界の基準データは、通信制御装置10の外部に設けられた装置により設定されてもよいし、予め第1データベース50の所定位置の基準データが自動的に入力されるようにしてもよい。後者の場合、第1データベース50を更新しても、自動的に第1データベース50の所定位置の基準データが比較回路35a〜35cに入力されるので、初期設定などを必要とせず、直ちに通信制御処理を実行させることができる。
前述したように、CPUによりバイナリサーチを実行する場合は、同時に複数の比較を実行することができないが、本前提技術の通信制御装置10では、複数の比較回路35a〜35cを並列に設けることにより、同時並列的な比較処理を可能とし、検索速度を格段に向上させることができる。
インデックス回路34により範囲が判定されると、バイナリサーチ回路36がバイナリサーチ法により検索を実行する。バイナリサーチ回路36は、インデックス回路34により判定された範囲をさらに2個に分割し、その境界位置にある基準データと比較対象データとを比較することにより、いずれの範囲に属するかを判定する。バイナリサーチ回路36は、基準データと比較対象データとをビット単位で比較する比較器を複数個、例えば本前提技術では1024個含んでおり、1024ビットのビットマッチングを同時に実行する。2分割された範囲のいずれに属するかが判定されると、さらに、その範囲を2分割して境界位置にある基準データを読み出し、比較対象データと比較する。以降、この処理を繰り返すことにより範囲をさらに限定し、最終的に比較対象データと合致する基準データを検索する。
前述した例を用いてさらに詳細に動作を説明する。インデックス回路34の比較回路35a〜35cには、比較対象データとして「361」が入力され、基準データとして、比較回路35aには、範囲52aと52bの境界にある基準データ「378」が、比較回路35bには、範囲52bと52cの境界にある基準データ「704」が、比較回路35cには、範囲52cと52dの境界にある基準データ「937」が、それぞれ入力される。比較回路35a〜35cにより同時に比較が行われ、比較対象データ「361」が範囲52aに属することが判定される。以降、バイナリサーチ回路36が基準データの中に比較対象データ「361」が存在するか否かを検索する。
図9は、第1データベースの内部データの別の例を示す。図9に示した例では、基準データのデータ数が、第1データベース50に保持可能なデータ数、ここでは1000個よりも少ない。このとき、第1データベース50には、最終データ位置から降順に基準データが格納される。そして、残りのデータには0が格納される。データベースのローディング方法として、先頭からデータを配置せずにローディングエリアの後方から配置し、ローディングエリア先頭に空きが生じた場合は全ての空きをゼロサプレスすることで、データーベースは常にフルの状態になり、バイナリー検索する場合の検索時間を一定にすることができる。また、バイナリサーチ回路36は、検索中に基準データとして「0」を読み込んだときには、比較結果が自明であるから、比較を行わずに範囲を特定して、次の比較にうつることができる。これにより、検索速度を向上させることができる。
CPUによるソフトウェア処理においては、第1データベース50に基準データを格納する際に、最初のデータ位置から昇順に基準データが格納される。残りのデータには、例えば最大値が格納されることになるが、この場合、バイナリサーチにおいて、上述したような比較処理の省略はできない。上述した比較技術は、専用のハードウェア回路により検索回路30を構成したことにより実現される。
図10は、第1データベースの内部データのさらに別の例を示す。図10に示した例では、基準データを均等に3以上の範囲に分割するのではなく、範囲52aは500個、範囲52bは100個というように、範囲に属する基準データの数が不均一になっている。これらの範囲は、通信データ中における基準データの出現頻度の分布に応じて設定されてもよい。すなわち、それぞれの範囲に属する基準データの出現頻度の和がほぼ同じになるように範囲が設定されてもよい。これにより、検索効率を向上させることができる。インデックス回路34の比較回路35a〜35cに入力される基準データは、外部から変更可能になっていてもよい。これにより、範囲を動的に設定することができ、検索効率を最適化することができる。
図11は、インデックス回路の別の例を示す。図8〜10に示した例では、インデックス回路34は、3つの比較回路35a〜35cを用いて、比較対象データが第1データベース50の4つの範囲52a〜52dのいずれに属するかを判定したが、図11の例では、インデックス回路34には、比較対象データが、4つの範囲52a〜52dのそれぞれに含まれるか否かを判定するための4つの比較回路35d〜35gが設けられている。例えば、比較回路35dには、第1データベース50の0件目の基準データと、250件目の基準データと、比較対象データとが入力され、それぞれの基準データと比較対象データとを比較することにより、基準データが範囲52aに含まれるか否かを判定する。それぞれの比較回路35d〜35gの比較結果は判定回路35zに入力され、判定回路35zから、基準データがいずれの範囲に含まれているかが出力される。比較回路35d〜35gは、基準データが入力された2つの基準データの間に含まれるか否かを出力してもよいし、範囲よりも大きい、範囲に含まれる、範囲よりも小さい、のいずれかを出力してもよい。比較対象データが、範囲52a〜52dのいずれにも含まれないと判定された場合は、比較対象データが第1データベース50中に存在しないことが分かるので、以降のバイナリサーチを行うまでもなく、検索を終了することができる。
図12は、バイナリサーチ回路に含まれる比較回路の構成を示す。前述したように、バイナリサーチ回路36に含まれる比較回路は、1024個の比較器36a、36b、・・・、を含む。それぞれの比較器36a、36b、・・・、には、基準データ54と比較対象データ56が1ビットずつ入力され、それらの大小が比較される。インデックス回路34の各比較回路35a〜35cの内部構成も同様である。このように、専用のハードウェア回路で比較処理を実行することにより、多数の比較回路を並列して動作させ、多数のビットを同時に比較することができるので、比較処理を高速化することができる。
図13は、バイナリサーチ回路の構成を示す。バイナリサーチ回路36は、図12に示した1024個の比較器36a、36b、・・・を含む比較回路36A、36B、及び36Cと、それらの比較回路を制御する制御回路36Zを含む。
従来のバイナリサーチ法では、まず1回目は、データが昇順又は降順に整列されたデータベースの探索対象範囲の1/2の位置にあるデータを読み出して比較対象データと比較する。データが昇順に並べられている場合、比較対象データの方が小さければ、比較対象データは探索対象範囲の前半に存在するので、2回目は前半を探索対象範囲としてその1/2、すなわち最初の探索対象範囲の1/4の位置にあるデータを読み出して比較対象データと比較する。逆に、比較対象データの方が大きければ、比較対象データは探索対象範囲の後半に存在するので、2回目は後半を探索対象範囲としてその1/2、すなわち最初の探索対象範囲の3/4の位置にあるデータを読み出して比較対象データと比較する。このように、探索対象範囲を半分ずつ絞っていき、最終的に対象データに到達する。
本前提技術では、バイナリサーチのための比較回路を3つ設けているので、1回目の探索のために探索対象範囲の1/2の位置にあるデータと比較対象データとを比較させるときに、同時に並行して、2回目の探索のために探索対象範囲の1/4及び3/4の位置にあるデータと比較対象データとを比較させる。これにより、2回分の探索を一度に行うことができるので、データベースからデータを読み上げる時間を短縮することができる。また、3つの比較回路を同時に並列して動作させることにより、比較の回数を半分に抑え、探索に要する時間を短縮することができる。
図13の例では、2回分の探索を同時に行うために、3つの比較回路を設けたが、一般に、n回分の探索を同時に並行して行うためには、2−1個の比較回路を設ければよい。制御回路36Zは、探索対象範囲の1/2、2/2、・・・、(2−1)/2の位置のデータを、2−1個の比較回路のそれぞれに入力させ、それらを同時に並列して動作させて比較対象データと比較させる。制御回路36Zは、それぞれの比較回路の比較結果を取得して、比較対象データが探索されたか否かを判定する。制御回路36Zは、いずれかの比較回路が、データが一致した旨の信号を出力した場合、比較対象データが探索されたと判定して、バイナリサーチを終了する。一致した旨の信号が出力されなかった場合、次回の探索に移る。比較対象データがデータベースに存在するならば、2−1個の比較回路の比較結果が反転する範囲に存在するはずである。例えば、15個の比較回路が設けられているときに、5/16の位置のデータが比較対象データより小さく、6/16の位置のデータが比較対象データより大きければ、5/16から6/16の間の範囲に比較対象データがある。したがって、制御回路36Zは、各比較回路の比較結果を取得して、比較結果が反転した範囲を次回の探索対象範囲と決定し、決定された次回の探索対象範囲の1/2、2/2、・・・、(2−1)/2の位置のデータをそれぞれの比較回路へ入力させる。
本前提技術では、第1データベース50を3つ設けており、第1データベース50Aは比較回路36Aに接続されて探索対象範囲の1/4の位置にあるデータを比較回路36Aに供給し、第2データベース50Bは比較回路36Bに接続されて探索対象範囲の2/4の位置にあるデータを比較回路36Bに供給し、第1データベース50Cは比較回路36Cに接続されて探索対象範囲の3/4の位置にあるデータを比較回路36Cに供給する。これにより、それぞれの比較回路にデータを同時に並行して読み上げることができるので、データの読み上げに要する時間を更に短縮し、バイナリサーチを高速化することができる。
比較回路は多ければ多いほど探索速度も向上するが、コスト、サイズなどを考慮の上、所望の探索速度を得られるのに十分な数の比較回路を設ければよい。また、比較回路の数と同じだけ第1データベースを設けるのが好ましいが、コスト、サイズなどを考慮の上、いくつかの比較回路でデータベースを共用してもよい。
図14は、第1データベースの内部データの更に別の例を示す。図14に示した第1データベース50は、フィルタリングの対象となるコンテンツのURLを格納している。第1データベース50に格納されるデータは、ワイルドカードとして認識される所定のデータ、例えば、「00H」又は「01H」などを含んでもよい。図14に示した例において、「http://www.xx.xx/*********」は、「*********」がワイルドカードとして認識され、比較器36a、36b、・・・において、比較対象データが何であっても合致すると判定される。したがって、「http://www.xx.xx/」で始まる文字列は全てバイナリサーチ回路36により検出される。これにより、例えば、ドメイン「http://www.xx.xx/」の配下にあるコンテンツの全てにフィルタリングをかける処理などを容易に行うことができる。
図15は、第2データベースの内部データの例を示す。第2データベース60は、検索回路30による検索結果を格納する検索結果欄62と、通信データに対して実行する処理の内容を格納する処理内容欄64とを含み、検索結果と処理内容とを対応づけて保持する。図15の例では、通信データに基準データが含まれている場合は、そのパケットの通過を許可し、含まれていない場合は、そのパケットを破棄するという条件が設定されている。処理実行回路40は、検索結果に基づいて第2データベース60から処理内容を検索し、通信データに対して処理を実行する。処理実行回路40も、ワイヤードロジック回路により実現されてもよい。
図16は、第2データベースの内部データの別の例を示す。図16の例では、基準データごとに、処理内容が設定されている。パケットの置換を行う場合、置換先のデータを第2データベース60に格納しておいてもよい。パケットのルーティングやスイッチングを行う場合、経路に関する情報を第2データベース60に格納しておいてもよい。処理実行回路40は、検索回路30による検索結果に応じて、第2データベース60に格納された、フィルタリング、ルーティング、スイッチング、置換などの処理を実行する。図16のように、基準データごとに処理内容を設定する場合、第1データベース50と第2データベース60とを統合してもよい。
第1のデータベース及び第2のデータベースは、外部から書き換え可能に設けられる。これらのデータベースを入れ替えることにより、同じ通信制御装置10を用いて、さまざまなデータ処理や通信制御を実現することができる。また、検索対象となる基準データを格納したデータベースを2以上設けて、多段階の検索処理を行ってもよい。このとき、検索結果と処理内容とを対応づけて格納したデータベースを2以上設けて、より複雑な条件分岐を実現してもよい。このように、データベースを複数設けて多段階の検索を行う場合に、位置検出回路32、インデックス回路34、バイナリサーチ回路36などを複数設けてもよい。
上述した比較に用いられるデータは、同じ圧縮ロジックにより圧縮されてもよい。比較に際して、比較元のデータと比較先のデータが同じ方式で圧縮されていれば、通常と同様の比較が可能である。これにより、比較の際にローディングするデータ量を低減することができる。ローディングするデータ量が少なくなれば、メモリからデータを読み出すのに要する時間が短縮されるので、全体の処理時間も短縮することができる。また、比較器の量を削減することができるので、装置の小型化、軽量化、低コスト化に寄与することができる。比較に用いられるデータは、圧縮された形式で格納されていてもよいし、メモリから読み出した後、比較の前に圧縮されてもよい。
図17は、前提技術の通信制御装置の別の構成例を示す。本図に示した通信制御装置10は、図4に示した通信制御装置10と同様の構成を備える通信制御ユニット12を2つ有している。また、それぞれの通信制御ユニット12の動作を制御する切替制御部14が設けられている。それぞれの通信制御ユニット12は、2つの入出力インタフェース16を有しており、それぞれの入出力インタフェース16を介して、上流側、下流側の2つのネットワークに接続されている。通信制御ユニット12は、いずれか一方のネットワークから通信データを入力し、処理したデータを他方のネットワークに出力する。切替制御部14は、それぞれの通信制御ユニット12に設けられた入出力インタフェース16の入出力を切り替えることにより、通信制御ユニット12における通信データの流れの方向を切り替える。これにより、一方向だけではなく、双方向の通信制御が可能となる。
切替制御部14は、通信制御ユニット12の一方がインバウンド、他方がアウトバウンドのパケットを処理するように制御してもよいし、双方がインバウンドのパケットを処理するように制御してもよいし、双方がアウトバウンドのパケットを処理するように制御してもよい。これにより、例えばトラフィックの状況や目的などに応じて、制御する通信の方向を可変とすることができる。
切替制御部14は、各通信制御ユニット12の動作状況を取得し、その動作状況に応じて通信制御の方向を切り替えてもよい。例えば、一方の通信制御ユニット12を待機状態として、他方の通信制御ユニット12を動作させている場合に、その通信制御ユニット12が故障などにより停止したことを検知したときに、代替として待機中の通信制御ユニット12を動作させてもよい。これにより、通信制御装置10のフォールトトレランスを向上させることができる。また、一方の通信制御ユニット12に対して、データベースの更新などのメンテナンスを行うときに、他方の通信制御ユニット12を代替として動作させてもよい。これにより、通信制御装置10の運用を停止させずに、適切にメンテナンスを行うことができる。
通信制御装置10に3以上の通信制御ユニット12が設けられてもよい。切替制御部14は、例えば、トラフィックの状況を取得して、通信量の多い方向の通信制御処理に、より多くの通信制御ユニット12を割り当てるように、各通信制御ユニット12の通信の方向を制御してもよい。これにより、ある方向の通信量が増加しても、通信速度の低下を最小限に抑えることができる。
(実施の形態)
実施の形態では、前提技術で説明した通信制御システムを、インターネットなどのネットワークを利用した電話網における緊急通報に利用する技術について説明する。
VoIPなどの技術を利用したIP電話が実現されているが、現状では、IP電話から緊急通報を行うことはできないようになっている。これは、緊急通報のために加入電話に求められている以下の要件をIP電話が充足していないからである。
(1)通報者の位置に応じて、その位置を管轄区域とする緊急通報機関に接続すること。
(2)通報者から通話を終了できないようにするとともに、緊急通報機関から通報者を呼び出すことができるようにすること。
(3)通報者の電話番号や位置情報を緊急通報機関に通知すること。
本実施の形態では、前提技術の通信制御システム100を利用して、上記の要件を充足したIP電話又は携帯電話による緊急通報を実現する技術を提案する。
本実施の形態の通信制御システム100は、緊急電話番号が格納された第1データベース50を利用して、通信制御装置10の検索回路30により緊急電話番号を発呼する通信データを検出し、緊急通報の通話を制御する。この通信制御システム100は、緊急電話の発呼元の電話端末と、緊急通報機関との間の通信経路に設けられる。以下、通信制御システム100の配置例を列挙する。
図18は、通信制御システムの配置例を示す。本図は、発呼元の電話端末の一例として、携帯電話端末260が用いられる例を示している。携帯電話端末260から発せられる通信データは、キャリアが設置した基地局装置262、局舎に設けられた制御局装置264を介してインターネット200へ送出され、インターネット200を介して発呼先の電話端末210又は緊急通報機関220へ到達する。本図の例では、基地局装置262に通信制御システム100が設けられる。この場合、必要最低限の機能のみを搭載することにより通信制御システム100の小型化を図ってもよい。例えば、接続管理サーバ120、ログ管理サーバ140などの構成を省略してもよい。
図19は、通信制御システムの別の配置例を示す。本図も、携帯電話端末260が用いられる例を示しているが、図18に示した例とは異なり、制御局装置264に通信制御システム100が設けられる。局舎に設けられた制御局装置264において一元的に緊急通報を制御するので、システムのメンテナンスが容易である。
図20及び図21は、通信制御システムの更に別の配置例を示す。本図では、電話端末の一例として、インターネットに接続されたIP電話端末280が用いられる例を示している。IP電話端末280から発せられる通信データは、LAN又はWANなどのルータ装置282及び284を介してインターネット200へ送出され、インターネット200を介して発呼先の電話端末210又は緊急通報機関220へ到達する。図20は、ルータ装置282に通信制御システム100が設けられる例を示しており、図21は、ルータ装置284に通信制御システム100が設けられる例を示している。通信制御システム100は、回線業者により設けられてもよいし、ISPにより設けられてもよい。
上記の例では、ネットワークを構成する装置に通信制御システム100を組み込む例を示したが、通信制御システム100は、これらの装置とは別に、ネットワークの任意の位置に設けられてもよい。
図22は、実施の形態に係る通信制御システムの構成を示す。本実施の形態の通信制御システム100では、メッセージ出力サーバ130が、緊急電話制御部131及び位置情報保持部132を備える。その他の構成及び動作は、図1に示した前提技術の通信制御システム100と同様である。緊急電話制御部131は、通信制御装置10が緊急電話番号を発呼する通信データを検出したときに、その緊急電話の通話を制御する。位置情報保持部132は、発呼元の電話端末又は通信制御システム100の位置に関する情報を保持する。この位置情報は、位置情報付加部としても機能する緊急電話制御部131により、緊急通報機関220へ送信される通信データに付加され、緊急通報機関220へ通知される。
図20又は図21に示したIP電話端末280を用いた緊急通報のための通信制御システム100においては、位置情報保持部132に、郵便番号、住所コード、住所などの情報を格納してもよい。これらの情報は、通信制御システム100の設置位置の情報であってもよいし、個々のIP電話端末280の設置位置の情報であってもよい。後者の場合、位置情報保持部132は、電気通信回線事業者の登録ユーザのIP電話端末280の電話番号、郵便番号、住所コード、住所などを格納する。この場合、位置情報保持部132を通信制御装置10の第1データベース50として機能させ、検索回路30により緊急通報を発信したIP電話端末280の電話番号を検索し、該当するIP電話端末280の位置情報を得てもよい。図18又は図19に示した携帯電話端末260を用いた緊急通報のための通信制御システム100においては、位置情報保持部132に、基地局装置262の緯度、経度及び精度情報を格納してもよい。この場合、緯度及び軽度の単位は度表記で小数点以下五位とし、精度情報の単位はメートルとしてもよい。
図23は、実施の形態に係る通信制御方法の手順を示すシーケンス図である。図23は、通信制御システム100が発呼元の電話端末との間で接続を確立するまでの手順を示す。この手順は、主にTCP/IP通信におけるスリーウェイハンドシェイクを想定しているが、別の通信プロトコルに適用されてもよい。発呼元の電話端末が携帯電話端末260である場合は、これらの手順を省略してもよい。
ユーザが緊急電話番号を発呼すると、発呼元の電話端末280は、緊急電話番号の接続先へ接続を要求するための「SYN」パケットを発信する(S10)。通信制御装置10は、この「SYN」パケットを取得し、緊急電話番号のリストが格納された第1データベース50を参照して、検索回路30により発呼先の電話番号が緊急電話番号であるか否かを判定する(S12)。発呼先の電話番号が一般の電話番号である場合は、通信制御装置10は「SYN」パケットをインターネットへ送出し、発呼先の電話端末210へ送信する。発呼先の電話番号が緊急電話番号である場合は、通信制御装置10はその旨を緊急電話制御部131へ通知する(S14)。
緊急電話制御部131は、緊急電話の発呼を通知されると、発呼元の電話端末280の存在を確認するために、発呼元の電話端末280へ「ping」コマンドを発する(S16)。発呼元の電話端末280は、「ping」コマンドを受信すると、それに対する応答を返信する(S18)。発呼元の電話端末280から応答が得られない場合は、IPアドレスや電話番号などを偽装している可能性があるので、緊急電話制御部131は、「SYN」パケットを破棄し、緊急電話の接続を禁止する。これにより、緊急電話の発信者のなりすましを抑止することができる。
緊急電話制御部131は、「ping」コマンドにより、発呼元の電話端末280に対する疎通が正常であることが確認されると、発呼元の電話端末280に「FIN」パケットを送信する(S20)。「FIN」パケットは、通常、接続の終了を要求するときに送信されるので、発呼元の電話端末280は、いったん接続を終了しようとして、ハーフクローズ(CLOSE_WAIT)又は再送待機(TIME_WAIT)状態となる。この間に、緊急電話制御部131は、発呼元の電話端末280に、接続要求に対する確認応答と接続の確立を要求するための「SYN/ACK」パケットを送信する(S22)。発呼元の電話端末280は、応答確認のための「ACK」パケットを緊急電話制御部131に送信する(S24)。以上の手順により、発呼先の電話端末に代わって、緊急電話制御部131が発呼元の電話端末280との間で接続を確立する。これにより、発呼元の電話端末280から通話を終了することができなくするとともに、緊急通報機関が緊急電話制御部131を介して通報者を呼び出すことが可能となり、上述した要件の(2)を充足することができる。
図24は、実施の形態に係る通信制御方法の手順を示すシーケンス図である。図24は、通信制御システム100が発呼元の電話端末260又は280と緊急通報機関220との間の通話を制御する手順を示す。緊急電話制御部131は、発呼元の電話端末260又は280との間で接続を確立すると、接続すべき緊急通報機関を選択する(S30)。図18に示した通信制御システム100においては、基地局装置262から数百メートル程度の範囲内に発呼元の携帯電話端末260が存在するので、緊急電話制御部131は、発呼先の電話番号に応じて、自身の設置場所の位置を管轄とする緊急通報機関を選択する。図19に示した通信制御システム100においては、後述するように、基地局装置262の通信制御システム100が通信データに付加した位置情報を参照して発呼元の携帯電話端末260の位置を判定し、発呼先の緊急電話番号に応じて、判定された発呼元の携帯電話端末260の位置を管轄とする緊急通報機関を選択する。図20又は21に示した通信制御システム100においては、後述するように、発呼元のIP電話端末280が発した通信データに付加された位置情報を参照して発呼元のIP電話端末280の位置を判定し、発呼先の緊急電話番号に応じて、判定された発呼元のIP電話端末280の位置を管轄とする緊急通報機関を選択する。これにより、発呼元の電話端末の位置を管轄区域とする緊急通報機関に接続することができるので、上述した要件の(1)を充足することができる。
緊急電話制御部131は、緊急通報機関を選択すると、その緊急通報機関の電話端末を発呼するための通信データに、発呼元の電話端末の電話番号と、位置情報保持部132に保持された位置情報を付加する(S32)。このとき、上流の通信制御システム100により既に位置情報が付加されていた場合は、位置情報を付加しなくてもよいし、更に位置情報を付加してもよい。後者の場合、発呼元の電話端末から緊急通報機関に至るまでの通信経路を把握することが可能となる。これにより、通報者の電話番号や位置情報を緊急通報機関に通知することができるので、上述した要件の(3)を充足することができる。
緊急電話制御部131は、位置情報が付加された通信データを緊急通報機関へ送り、緊急通報機関の電話端末を発呼する(S34)。緊急電話制御部131は、インターネットを利用したIP電話網を用いて緊急通報機関の電話端末を発呼してもよいし、固定電話網や専用線などを用いて緊急通報機関の電話端末を発呼してもよい。緊急通報機関との間で接続が確立されると(S36)、緊急電話制御部131は、発呼元の電話端末と緊急通報機関との間の通話を中継し、通信を制御する(S38)。
緊急通報機関が終話信号を発すると(S40)、緊急電話制御部131は、発呼元の電話端末との間の接続を開放し(S42)、緊急通報機関との間の接続を開放する(S44)。これにより、両者の接続が切断される。緊急電話制御部131は、緊急通報機関から終話信号を受信しない限り、発呼元の電話端末との間の接続を開放しない。これにより、上述した要件の(2)を充足することができる。
通信経路に、位置情報付加機能を有する通信制御システム100を複数設け、通信制御システム100を通過するごとに、その通信制御システム100の位置情報を通信データに付加してもよい。例えば、既に付加された上流の通信制御システム100の位置情報の後に、自身の位置情報を付加してもよい。これにより、通信データが通過した経路をトレースすることができる。
実施の形態では、位置情報保持部132に保持された、通信制御システム100の位置を示す情報を通信データに付加したが、通信制御システム100が設けられた基地局装置262、制御局装置264、ルータ装置282又は284などの識別情報などを付加してもよいし、発呼元の電話端末から通知されたGPS情報などを付加してもよいし、発呼元の電話端末と通信中の複数の基地局装置262の位置情報に基づいて三角測量などにより発呼元の電話端末の位置を算出し、算出された位置情報を付加してもよい。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明は、ネットワークを介した通信を制御する通信制御装置に利用することができる。

Claims (8)

  1. 緊急通報機関の電話番号を格納したデータベースと、
    電話端末が他の電話端末を発呼するための通信データを取得し、発呼先の電話番号が前記データベース中に存在するか否かを検索する検索回路と、
    発呼先の電話番号が前記データベース中に存在する場合、前記通信データに、発呼元の電話端末又は該通信制御装置の位置を示す情報を付加する位置情報付加部と、を備え
    前記位置を示す情報は、郵便番号、住所、又は住所コードを含み、
    前記位置情報付加部は、既に付加された上流の通信制御装置の位置情報に加えて、自装置の位置情報を付加する
    ことを特徴とする通信制御装置。
  2. 該通信制御装置の位置を示す情報を保持する位置情報保持部を更に備え、
    前記位置情報付加部は、前記位置情報保持部に保持された情報を前記通信データに付加することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記位置を示す情報は、緯度、経度及び精度情報を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信制御装置。
  4. 前記発呼元の電話端末又は該通信制御装置の位置に基づいて、接続すべき緊急通報機関を選択し、選択された緊急通報機関の電話端末を発呼する緊急電話制御部を更に備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の通信制御装置。
  5. ワイヤードロジック回路により構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信制御装置。
  6. 接続終了要求を発呼元の電話端末へ送信し、更に、接続要求を送信して、発呼先の緊急通報機関の電話端末に代わって発呼元の電話端末との間で接続を確立し、発呼元の電話端末と発呼先の緊急通報機関の電話端末との間の通信を制御する制御部を更に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の通信制御装置。
  7. 電話端末が他の電話端末を発呼するための通信データを取得し、発呼先の電話番号が、緊急通報機関の電話番号を格納したデータベース中に存在するか否かを検索するステップと、
    発呼先の電話番号が前記データベース中に存在する場合、前記通信データに、発呼元の電話端末又は自装置の位置を示す情報を付加するステップと、を含み、
    前記位置を示す情報は、郵便番号、住所、又は住所コードを含み、
    前記位置を示す情報を付加するステップは、既に付加された上流の通信制御装置の位置情報に加えて、自装置の位置情報を付加する
    ことを特徴とする通信制御方法。
  8. コンピュータを、
    電話端末が他の電話端末を発呼するための通信データを取得し、発呼先の電話番号が、緊急通報機関の電話番号を格納したデータベース中に存在するか否かを検索する手段、
    発呼先の電話番号が前記データベース中に存在する場合、前記通信データに、発呼元の電話端末又は自装置の位置を示す情報を付加する手段、として機能させ
    前記位置を示す情報は、郵便番号、住所、又は住所コードを含み、
    前記位置を示す情報を付加する手段は、既に付加された上流の通信制御装置の位置情報に加えて、自装置の位置情報を付加する
    ことを特徴とするプログラム。
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