JP3981046B2 - 情報表示装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報表示装置に関し、特に、テレビ番組情報をモニタ上に表示する電子番組ガイド（ＥＰＧ:Electronic Program Guide ）の表示形式の改善を図ったものに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、一般家庭で放送されているアナログ形式のテレビ受信機では、視聴者が見たいと思う番組を、新聞や雑誌等に記載されたものから参照し、そのチャンネルを選択することで選局が行われている。
【０００３】
一方、近年実用化されつつあるディジタル方式の放送では、番組として数十〜数百のチャンネルを提供することが可能であり、テレビ番組情報を送信し、受信機側でこれを分析して、モニタ上にテレビ番組表を表示するＥＰＧサービスが重要なものとなる。
【０００４】
視聴者は、例えば、特表平６−５０４１６５公報に示されるよう、横軸に時間軸を設け、縦方向に番組を対応付けて表示する形式のサービスを受けることによって、画面上に区画して表示されたそれぞれの番組の内容を示すセルを、リモコンなどの入力機器を用いて画面に表示されるカーソルを操作することによって、所望の番組を選択し、該選択された番組の視聴や録画予約等を容易に行うことができるようになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
従来の情報表示装置は以上のように構成されており、各チャンネルの番組内容をモニタ上で参照することができ便利なものであるが以下のような問題点が挙げられる。
【０００６】
画面上に表示される各番組内容毎のセルの大きさは、図２０に示されるよう、その番組の放送時間に対応したものとなっており、その大きさが固定されたものであるため、タイトルが長い場合にはセル内に表示しきれずに、文字の後半部分が省略されてしまい、分かりにくいという問題点があった。
【０００７】
また、提供される情報としては、図３に示されるように、タイトル以外にも、その番組の要約や出演者等の情報もあるが、これらを参照したい場合には、図２１に示すように、該当する番組のセルにカーソルを合わせて、リモコン等の拡大表示ボタンを選択ボタンでセルを選択、決定することで、画面の下方にピクチャー・イン・ピクチャー形式等によって表示されるのが通常であり、このため、現在自分が参照している元々の番組タイトルとの関連が薄く、自分が参照している番組タイトルが分かりにくいという問題点があった。
【０００８】
また、画面上に表示されるセルは、主に番組内容を表示するために、ユーザの気になる課金情報や視聴限定情報（年齢制限等）に関する情報を中心とした参照を容易に行うことができないという問題点があった。
【０００９】
また、セルを選択した際には、カーソルが置かれたセルの表示色が反転する等の表示となるため、番組内容に応じた特色等がなく、目立ちにくく、注目度が低いという問題点があった。
【００１０】
また、画面上でのカーソルの移動距離は予め決められた大きさであり、放送時間の長い番組から放送時間の短い番組へカーソルを移動させた際に、複数のセルが同時に選択された状態となり、一つのセルを特定して選択するための操作を別途行う等の必要があり、操作が煩わしいという問題点があった。
【００１１】
本願発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、表示する番組情報の情報量に対応してセルの長さが可変となる情報表示装置を提供することを目的とする。
【００１２】
また、番組タイトル以外の該番組の詳細情報を表示する際に、参照元となっている番組がいずれであるかということを容易に認識することができる情報表示装置を提供することを目的とする。
【００１３】
また、ユーザの気になる課金情報や視聴限定情報（年齢制限等）に関する情報を中心とした参照を行うことができる情報表示装置を提供することを目的とする。
【００１４】
また、カーソルでセルを選択した際に、その番組内容に応じてカーソルの形状が変化する情報表示装置を提供することを目的とする。
【００１５】
また、放送時間の長い番組と短い番組のセルが混在して画面上に表示される場合においても、カーソルの移動量（幅）が、画面上で選択されるセルの幅に合わせて、最適な移動量となる情報表示装置を提供することを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１に係る情報表示装置は、複数の番組の内容を示すデータで構成される番組情報を記憶する番組情報記憶手段と、上記番組情報記憶手段に記憶された番組情報を用いて、各番組の番組情報を所定の長さを有するセルにそれぞれ割り当て、これら複数個のセルをマトリクス状に配列してなる番組表を提供する番組表提供手段と、上記マトリクス状に配列されたセルのうちの１つのセルを選択するために、上記番組表上において移動自在に表示されるカーソルを提供するカーソル提供手段とを備え、上記番組表上に表示されたカーソルに対応する位置のセルが選択され、選択されたことにより該セルの縦幅及び／又は横幅が拡大し、さらに、選択された該セルの縦幅の拡大に伴って、選択された該セルの横方向に配置されているセルの縦幅が拡大し、選択された該セルの横幅の拡大に伴って、選択された該セルの縦方向に配置されているセルの横幅が拡大するものである。
【００１７】
また、本発明の請求項２に係る情報表示装置は、請求項１に記載の情報表示装置において、上記拡大したセルに対応する番組の詳細情報を該セルに表示するものである。
【００１８】
また、本発明の請求項３に係る情報表示装置は、請求項１に記載の情報表示装置において、上記拡大したセルのセルサイズは、該セルに対応する番組情報を全て表示するために必要なセルの大きさに基づき決定されるものである。
【００２１】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
図１は、本発明の実施の形態１．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。図１において、例えば、文字放送等の方式によって送信されてくる番組情報には、図３に示されるように、複数の番組のチャンネル番号，番組名，放送時間，課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる。１１は上記番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、１２は番組情報記録手段１１から出力される番組情報を基にして、各番組毎のセルの大きさをそれぞれ決定するセルサイズ決定手段、１３は各番組情報を、それぞれ分割された複数のセルの１つに対して割り付けてモニタ１４に表示する番組表提供手段である。
【００２２】
次に本実施の形態１．の動作を図２に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、番組情報記憶手段１１は、番組情報を受けて、図３に示す内容のデータを記憶し、ステップＳ１においてセルサイズ決定手段１２は、例えば、該番組のセルに表示すべき項目数と文字長とから、そのセルの大きさを計算する。このような処理を各番組ごとに行う。
【００２３】
次いで、ステップＳ２において、セルサイズ決定手段１２は、上記計算したセルの大きさを元にして、番組表として画面に表示する際の各セルの大きさを決定して、これをセルサイズ情報として出力する。
【００２４】
次いで、ステップＳ３において、番組表提供手段１３は、上記番組情報記憶手段１１から出力される番組情報と、上記セルサイズ決定手段１２から出力されるセルサイズ情報とを受けて、各番組情報の内容を表示するために必要な大きさのセルを作成し、番組表としてモニタ１４に提供する。
【００２５】
ここで例えば、モニタ１４の解像度を６４０×４６０ドット、番組表の横幅を４００ピクセルとし、時間軸単位を３０分、チャンネル軸を３チャンネルとした場合、図４に示すように、モニタ１４上では、１文字を２０×２０ピクセルで表示するとした場合、時間軸単位を示す領域４０で見て最も長いタイトル等の情報を有するセル４１ａは、その幅が、例えば１０文字で強制改行されて、その分の幅（２００ピクセル）で表示され、他のセルの幅（１００ピクセル）よりも大きく表示され、これに伴い、時間帯を示す領域４０ａも同様にその幅が拡張されて表示されるようになる。また、このとき、セル４１ａの高さは上記１０文字単位で強制改行することによって生じた段数分（５段）拡張された大きさ（１００ピクセル）となり、他のセルの大きさ（２０ピクセル）に比べて大きく表示されるようになる。
【００２６】
また、長いタイトルでもその放送時間が長く、その放送時間帯を示す領域４０に文字が収まる場合にはセル４１ｂに示すように、１段分の高さ（２０ピクセル）で横４００ピクセルの領域に表示されるようになる。
【００２７】
このように本実施の形態１．によれば、送られてくる番組情報を解析し、各番組のセルに表示すべき情報の文字長，項目数等の情報量に基づいて、各番組毎のセルの大きさを計算して求めるようにしたから、長いタイトル等の番組情報についてもこれを省略することなく表示することができる。
【００２８】
実施の形態２．
次に本実施の形態２．にかかる情報表示装置について説明する。
図５は本実施の形態２．による情報表示装置の構成を示すブロック構成図であり、図５において、５１は、複数の番組のチャンネル番号，番組名、放送時間、課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、５７は番組情報記録手段５１から出力される番組情報を基にして、各番組毎のセルの大きさをそれぞれ決定するセルサイズ決定手段、５２は各番組情報を、それぞれ分割された複数のセルの１つに対して割り付けてモニタ５８に表示する番組表提供手段である。５３は番組表に対してカーソルを提供するカーソル提供手段、５４はモニタ画面上でのカーソル移動量の初期値を記憶している移動情報記憶手段、５５は上記移動情報記憶手段５４に記録されている移動量情報に従ってカーソルをモニタ画面上で移動させるカーソル移動手段、５６は番組表提供手段５２に対して、カーソル提供手段５３により提供されているカーソルが位置するセルを選択するセル選択手段である。
【００２９】
次に本実施の形態２．の動作を図６に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ステップＳ４において、番組情報記憶手段５１に記憶されている番組情報のうち、初期値として予め決められている表示項目（ここではタイトルのみ）のみを標準の番組表として、図７のように提供する。
【００３０】
次いで、ステップＳ５においてセル選択手段５６は、図７に表示されている番組表のセルの中から、カーソル７０が置かれている状態で、リモコン等の入力装置によって信号を入力することで、セル７１を選択する。
【００３１】
これによりステップＳ６では、番組表提供手段５２は選択されたセルを示すための信号をセルサイズ決定手段５７に出力する。するとセルサイズ決定手段５７では、選択されたセル７１に対応する番組情報を調べ、表示すべき他の情報があると、その情報を全て表示するために必要なセルの大きさを計算する。
【００３２】
ステップＳ７では、セルサイズ決定手段５７によって再計算されたセル７１の大きさを示す信号が番組表提供手段５２に出力され、図８に示されるように、選択された番組８１ｂ、及びこの番組８１ｂと同じチャンネル１０１に存在する各番組８１ａ，８１ｃのセルの大きさが縦方向に大きくなるように変更し、該変更したセルの大きさによる番組表をモニタ５８に提供する。なおこのとき、図７でカーソル７０で選択されたセル７１に関してのみ図８においてその詳細情報が表示され、同様にセルが縦方向に拡大された番組セル８１ａ，８１ｃについては図７の表示状態のままで変化はしない。また、番組セル８１ｂの拡大にともない、該セルを選択しているカーソル８１ｂの大きさも自動的にその大きさが変更されて表示される。
【００３３】
このような本実施の形態２．によれば、番組表に表示されているセルのうち視聴者が詳細な情報を観たいと思うセルをセル選択手段５６で選択し、該選択されたセルの番組に対応する番組情報の情報量から表示すべき情報全てを表示するためのセルの大きさを再計算し、セルサイズを拡大して表示するようにしたから、視聴者は、番組タイトル以外の該番組の詳細情報を表示する際に、参照元となっている番組がいずれであるかということを容易に認識することができ、視認性に優れている。
【００３４】
実施の形態３．
次に本実施の形態３．にかかる情報表示装置について説明する。
図９は本実施の形態３．による情報表示装置の構成を示すブロック構成図であり、図９において、９１は、複数の番組のチャンネル番号，番組名、放送時間、課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、９３はリモコン等である個人情報設定手段９２によって入力された情報を記憶する個人情報記憶手段であり、これには視聴者が希望とする形式の番組表が得られるようにするための各種の設定情報が記録される。９４は番組情報記憶手段９１に記憶されている番組情報から、上記個人情報記憶手段９３に記憶されている設定情報にもとづいて、一致するものだけを選択して、その選択結果を番組表提供手段９５に提供する表示内容決定手段である。
【００３５】
なお、上記個人情報設定手段９２と個人情報記憶手段９３によって、表示条件設定手段を構成するものとなっている。
【００３６】
次に本実施の形態３．の動作を図１０に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ステップＳ９において、図１１に示されるように、視聴者の名前，年齢，性別，視聴限定情報，番組課金情報（１番組当たりの支払い限度額）等からなる個人情報が複数の視聴者に対して記録された情報記録手段９３から、例えば、テレビの電源をオンしたときにパスワードを入力する等で識別されたある特定の視聴者に対応する個人情報が選択された状態で、選択された個人情報の番組課金情報と、番組情報記録手段９１に記憶されている全番組の番組課金情報のそれぞれとを比較し、次いで、ステップＳ１０において、個人情報の番組課金情報よりも小さい値を有する番組課金情報を有する番組を検索し、番組表提供手段９５によって、上記検索された結果を用いて番組表をモニタ９６に提供する。
【００３７】
図１２は以上のようにして設定された個人情報に基づいて作成された番組表であり、図３に示すような番組情報では、例えば、チャンネル１０１では、図１１で設定された番組課金情報の値「５００円」よりも小さい値を有する番組のみがセル１２０ｂに表示され、その他の番組を表示すべき場所に該当するセル１２０ａ，１２０ｃには何も表示されないようになる。他のチャンネル１０２，１０３についても同様に、設定された番組課金情報の値「５００円」よりも小さい値を有する番組のみがセルに表示されるようになる。
【００３８】
このように本実施の形態３．によれば、個人情報設定手段９２に予め設定した個人情報と番組情報記憶手段９１に記憶されている番組情報とを表示内容決定手段９４で比較し、その比較結果が一致する番組情報のみを用いて番組表を作成するようにしたから、視聴者が希望する内容の番組のみからなる番組表を作成することができ、番組選択が容易になる。
【００３９】
なお、上記実施の形態３．では、個人情報として記憶されている情報のうち、番組課金情報を基に番組表に表示される番組を選択するようにしたが、年齢等の他の項目を用いて番組表に表示される番組が選択されるようにしてもよい。
【００４０】
また、番組表を作成する際に、表示内容決定手段９４で比較した結果、該当しない番組の番組内容を表示するセルには何も表示しないようにしたが、「対象外」等の文字や、対象外であることを示す絵柄などの表示を行うようにしてもよい。
【００４１】
実施の形態４．
次に本実施の形態４．にかかる情報表示装置について説明する。
図１３は本実施の形態４．による情報表示装置の構成を示すブロック構成図であり、図１３において、１３１は、複数の番組のチャンネル番号，番組名、放送時間、課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、１３３は番組表提供手段１３２によって作成される番組表に対して、複数のセルのうちの特定のセルを選択するためのカーソルを提供するカーソル提供手段、１３５は番組表提供手段１３２で提供される番組表の中のいずれのセルにカーソルが位置しているのかを検出するカーソル位置検出手段、１３４は上記カーソル位置検出手段１３５と番組情報記憶手段１３１の出力を受け、カーソル位置検出手段１３５によって検出される、カーソルの位置しているセルにおける番組情報（図３参照）について、チャンネルスポンサーロゴなどを抽出し、この抽出したロゴ等を用いたカーソルがモニタ１３６に表示されるようにカーソル形状を変更するための指示をカーソル提供手段１３３に出力するカーソル外観変更手段である。
【００４２】
次に本実施の形態４．の動作を図１４に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ステップＳ１１において、番組表提供手段１３２によって番組情報記憶手段１３１に記憶されている番組情報を基にして番組表が作成され、次いで、ステップＳ１２において、カーソル位置検出手段１３５によって、番組表に表示されているどのセルにカーソルが位置しているのかが検出される。
【００４３】
次いでステップＳ１３では、カーソル外観変更手段１３４によって、上記ステップＳ１２で検出されたカーソル位置に対応するセルの表示されている番組情報に含まれるロゴ等のデータを用いて当該カーソルの外観形状が変更される。
【００４４】
そして外観を変更されたカーソルが表示されるようにカーソル提供手段１３３に指示を出力する。図１５は、映画チャンネル５０４がカーソル１５１で選択されている状態を示し、通常のタイトル表示領域１５２とともに、カーソル１５１の一部が変形してできたロゴ領域１５１ａが表示されている状態を示す。
【００４５】
このように本実施の形態４．によれば、セルをカーソルによって選択した際に、該セルに表示されている番組の番組情報に含まれるロゴ等のデータを用いてカーソル形状が変化するようになるため、番組内容に応じた宣伝効果を期待することができ、注目度を向上できる。また、カーソルの形状を視聴限定情報等を示すマークに変更するようにすることで、番組情報が視覚的に分かりやすくなる。
【００４６】
なお、本実施の形態４．では、カーソルの一部をロゴ領域としたが、カーソル全体をロゴ領域としてもよい。また、ロゴを用いてカーソルの形状を変化させるようにしたが、ロゴ以外に、番組課金情報等の他の番組情報を用いてセルの形状を変化させるようにしてもよい。
【００４７】
実施の形態５．
次に本実施の形態５．にかかる情報表示装置について説明する。
図１６は本実施の形態５．による情報表示装置の構成を示すブロック構成図であり、図１６において、１６１は、複数の番組のチャンネル番号，番組名、放送時間、課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、１６３は番組表提供手段１６２によって作成される番組表に対して、複数のセルのうちの特定のセルを選択するためのカーソルを提供するカーソル提供手段、１６６はカーソル提供手段１６３で提供されるカーソルを番組表の中で移動させるための指示を行うカーソル移動手段、１６５は番組情報記憶手段１６１に記憶されている番組情報から、番組表に表示される番組情報のセルとしての表示幅を抽出し、初期値として設定されたカーソルの移動量を、カーソルが位置するセルの幅が上記初期値として設定されたカーソルの移動量よりも小さい場合に、上記カーソルの移動量を更新して小さい移動量となるように指示する移動情報決定手段である。１６７は番組表のどのセルにカーソルが位置しているのかを検出するカーソル位置検出手段である。
【００４８】
次に本実施の形態５．の動作を図１７に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ステップＳ１５において、移動情報決定手段１６５に初期値として、例えば１５分と設定されているカーソルの移動幅情報を用いて番組表提供手段１６２は番組表を提供する。
【００４９】
次いで、ステップＳ１６において、移動情報決定手段１６５は、カーソル位置検出手段１６７によって検出される，現在表示されている番組表におけるカーソル位置でのセルの大きさと、上記初期値として設定されたカーソルの移動幅情報（大きさ）とを比較し、カーソルで選択されているセルの幅が初期値として設定されたセルの幅よりも大きい場合には、該カーソルで選択されているセルにおけるカーソルの移動幅情報は一定のまま、カーソルの幅を、該カーソルで選択されているセルの大きさに拡大し、逆に、カーソルで選択されているセルの幅が、上記初期値として設定されたカーソルの移動量よりも小さい場合には、セルの移動幅情報を更新して、上記初期値よりも小さいものにするとともに、カーソルの幅を、該カーソルで選択されているセルのセルの大きさに縮小し、これがステップＳ１７にて番組表に提供される。以上のようにして、カーソルの大きさ（幅）は、該カーソルが選択されているセルの大きさと同じ大きさとなるように変更され、また、初期値として設定されたカーソルの移動幅情報（移動量）よりも幅の小さいセルにカーソルが位置した時には、上記カーソルの移動幅情報が変更され、該セルに応じた大きさのものとなる。また、カーソルの移動幅が小さいものに変更された後で、カーソルが、変更後の移動幅よりも大きな幅を有するセルに移動した場合には、上記カーソルの移動幅情報は再び初期値に変更される。
【００５０】
このように本実施の形態５．によれば、カーソルの大きさを、現在カーソルで選択されているセルの大きさとなるように変更するとともに、初期値として設定されたカーソルの移動幅情報（移動量）よりも幅の小さいセルにカーソルが位置した時には、上記カーソルの移動幅情報を変更し、該セルに応じた大きさのものとなるようにしたから、放送時間の長い番組と短い番組のセルが混在して画面上に表示される場合においても、画面上に表示される小さいセルの番組を容易に選択することができ、従って画面上でのカーソルの移動を円滑に行うことができる。
【００５１】
実施の形態６．
次に本実施の形態６．にかかる情報表示装置について説明する。
図１８は本実施の形態６．による情報表示装置の構成を示すブロック構成図であり、図１８において、１８１は、複数の番組のチャンネル番号，番組名、放送時間、課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、１８３は番組表提供手段１８２によって作成される番組表に対して、複数のセルのうちの特定のセルを選択するためのカーソルを提供するカーソル提供手段、１８６はカーソル提供手段１８３で提供されるカーソルを番組表の中で移動させるための指示を行うカーソル移動手段、１８８は番組情報記憶手段１８１に記憶されている番組情報から、番組表に表示される番組情報のセルとしての表示幅を抽出し、該抽出した情報を用いてカーソルの移動幅の初期値を算出する初期値決定手段、１８９は上記初期値決定手段１８８にて算出されたカーソルの移動量を移動情報として記憶する移動情報記憶手段、１８７は番組表のどのセルにカーソルが位置しているのかを検出するカーソル位置検出手段、１８５は、上記カーソル位置検出手段１８７の出力と、移動情報記憶手段１８９の出力を受け、上記移動情報記憶手段１８９に初期値として設定されたカーソルの移動情報を、カーソルが位置するセルの幅が上記初期値として設定されたカーソルの移動量よりも小さい場合に、上記カーソルの移動量を更新して小さい移動量となるように指示する移動情報決定手段である。
【００５２】
次に本実施の形態６．の動作を図１９に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【００５３】
まず、ステップＳ１８において、番組表提供手段１８２は番組表を提供する。次いで、ステップＳ１９において、初期値決定手段１８８は、番組情報記憶手段１８１より、各番組を表示するセルの幅（放送時間）を読み出し、例えば、その平均を計算して移動情報の初期値とし、該初期値を移動情報記憶手段１８９に対して出力する。
【００５４】
移動情報決定手段１８５は、ステップＳ２０において、上記カーソル位置検出手段１８７によって検出される，現在表示されている番組表におけるカーソル位置でのセルの幅と、上記初期値として設定されたカーソルの移動幅情報とを比較し、カーソルで選択されているセルの幅が初期値として設定されたセルの幅よりも大きい場合には、該カーソルで選択されているセルにおけるカーソルの移動幅情報は一定のまま、カーソルの幅を、該カーソルで選択されているセルの幅に拡大し、逆に、カーソルで選択されているセルの幅が、上記初期値として設定されたカーソルの移動量よりも小さい場合には、セルの移動幅情報を更新して、上記初期値よりも小さいものにするとともに、カーソルの幅を、該カーソルで選択されているセルの幅に縮小し、これがステップＳ２１にて番組表に提供される。以上のようにして、番組表上でのカーソル移動時の移動量の初期値が、番組表から最適な大きさとなるように算出され、後に、カーソルが上記初期値として設定されたカーソルの移動幅情報（移動量）よりも幅の小さいセルに移動した時には、上記カーソルの移動幅情報が変更され、該セルの幅に応じた幅を有するものとなる。
【００５５】
このように本実施の形態６．によれば、初期値設定手段１８８を設け、番組に表示されるセルの幅から、最適なカーソルの移動量を算出してこれを番組表提供時のカーソル移動量の初期値として用いるようにしたので、表示される番組表に応じて常に、カーソルを移動させるための移動量の初期値が変更され、放送時間の長い番組と短い番組のセルが混在して画面上に表示される場合におけるカーソルの移動を、より円滑に行うことができる。
【００５６】
なお、本実施の形態６．では、初期値決定手段１８８で算出された移動量の初期値を、番組表に表示されるセルの幅が、上記カーソルの移動量の初期値よりも小さい時に変更するようにしたが、算出したカーソル移動量の初期値をカーソル移動手段１８６に提供するようにしてもよい。
【００５７】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る情報表示装置によれば、マトリクス状にセルが配置された番組表において、選択されたセルの縦幅及び／又は横幅を拡大して番組情報を表示し、さらに、選択された該セルの縦幅の拡大に伴って、選択された該セルの横方向に配置されているセルの縦幅を拡大し、選択された該セルの横幅の拡大に伴って、選択された該セルの縦方向に配置されているセルの横幅を拡大することにより、マトリクス状に配置された番組表上での選択された該セルの配置位置を容易に認識することができる効果がある。
また、番組表に表示されているセルのうち視聴者が詳細な情報を観たいと思うセルを選択し、該選択されたセルの番組に対応する番組情報の情報量から表示すべき情報全てを表示するためのセルの大きさを再計算し、セルサイズを拡大して表示するようにしたから、視聴者は、番組タイトル以外の該番組の詳細情報を表示する際に、参照元となっている番組がいずれであるかということを容易に認識することができ、さらに、長いタイトル等の番組情報についてもこれを省略することなく表示することができ、視認性に優れている効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図２】上記実施の形態１．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図３】上記実施の形態１．による情報表示装置に入力される番組情報の内容の一例を示す図である。
【図４】上記実施の形態１．による情報表示装置を用いて表示された画面の状態を説明するための図である。
【図５】本発明の実施の形態２．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図６】上記実施の形態２．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図７】上記実施の形態２．による情報表示装置を用いて表示される前の画面の状態を説明するための図である。
【図８】上記実施の形態２．による情報表示装置を用いて表示された画面の状態を説明するための図である。
【図９】本発明の実施の形態３．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図１０】上記実施の形態３．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図１１】上記実施の形態３．における情報表示装置を構成する個人情報記憶手段に記憶された個人情報の一例を示す図である。
【図１２】上記実施の形態３．による情報表示装置を用いて表示された画面の状態を説明するための図である。
【図１３】本発明の実施の形態４．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図１４】上記実施の形態４．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図１５】上記実施の形態４．による情報表示装置を用いて表示された画面の状態を説明するための図である。
【図１６】本発明の実施の形態５．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図１７】上記実施の形態５．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図１８】本発明の実施の形態６．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図１９】上記実施の形態６．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図２０】従来の情報表示装置を用いて表示された画面の状態を説明するための図である。
【図２１】従来の情報表示装置を用いて特定のセルに表示されている番組情報の詳細を表示した際の画面の状態を説明するための図である。
【符号の説明】
１１，５１，９１，１３１，１６１，１８１ 番組情報記憶手段
１２，５７ セルサイズ決定手段
１３，５２，９５，１３２，１６２，１８２ 番組表提供手段
１４，５８，９６，１３６，１６４，１８４ モニタ
５３，１３３，１６３，１８３ カーソル提供手段
５４，１８９ 移動情報記憶手段
５５，１６６，１８６ カーソル移動手段
５６ セル選択手段
９２ 個人情報設定手段
９３ 個人情報記憶手段
９４ 表示内容決定手段
１３４ カーソル外観変更手段
１３５，１６７，１８７ カーソル位置検出手段
１８８ 初期値決定手段
【発明の属する技術分野】
本発明は情報表示装置に関し、特に、テレビ番組情報をモニタ上に表示する電子番組ガイド（ＥＰＧ:Electronic Program Guide ）の表示形式の改善を図ったものに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、一般家庭で放送されているアナログ形式のテレビ受信機では、視聴者が見たいと思う番組を、新聞や雑誌等に記載されたものから参照し、そのチャンネルを選択することで選局が行われている。
【０００３】
一方、近年実用化されつつあるディジタル方式の放送では、番組として数十〜数百のチャンネルを提供することが可能であり、テレビ番組情報を送信し、受信機側でこれを分析して、モニタ上にテレビ番組表を表示するＥＰＧサービスが重要なものとなる。
【０００４】
視聴者は、例えば、特表平６−５０４１６５公報に示されるよう、横軸に時間軸を設け、縦方向に番組を対応付けて表示する形式のサービスを受けることによって、画面上に区画して表示されたそれぞれの番組の内容を示すセルを、リモコンなどの入力機器を用いて画面に表示されるカーソルを操作することによって、所望の番組を選択し、該選択された番組の視聴や録画予約等を容易に行うことができるようになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
従来の情報表示装置は以上のように構成されており、各チャンネルの番組内容をモニタ上で参照することができ便利なものであるが以下のような問題点が挙げられる。
【０００６】
画面上に表示される各番組内容毎のセルの大きさは、図２０に示されるよう、その番組の放送時間に対応したものとなっており、その大きさが固定されたものであるため、タイトルが長い場合にはセル内に表示しきれずに、文字の後半部分が省略されてしまい、分かりにくいという問題点があった。
【０００７】
また、提供される情報としては、図３に示されるように、タイトル以外にも、その番組の要約や出演者等の情報もあるが、これらを参照したい場合には、図２１に示すように、該当する番組のセルにカーソルを合わせて、リモコン等の拡大表示ボタンを選択ボタンでセルを選択、決定することで、画面の下方にピクチャー・イン・ピクチャー形式等によって表示されるのが通常であり、このため、現在自分が参照している元々の番組タイトルとの関連が薄く、自分が参照している番組タイトルが分かりにくいという問題点があった。
【０００８】
また、画面上に表示されるセルは、主に番組内容を表示するために、ユーザの気になる課金情報や視聴限定情報（年齢制限等）に関する情報を中心とした参照を容易に行うことができないという問題点があった。
【０００９】
また、セルを選択した際には、カーソルが置かれたセルの表示色が反転する等の表示となるため、番組内容に応じた特色等がなく、目立ちにくく、注目度が低いという問題点があった。
【００１０】
また、画面上でのカーソルの移動距離は予め決められた大きさであり、放送時間の長い番組から放送時間の短い番組へカーソルを移動させた際に、複数のセルが同時に選択された状態となり、一つのセルを特定して選択するための操作を別途行う等の必要があり、操作が煩わしいという問題点があった。
【００１１】
本願発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、表示する番組情報の情報量に対応してセルの長さが可変となる情報表示装置を提供することを目的とする。
【００１２】
また、番組タイトル以外の該番組の詳細情報を表示する際に、参照元となっている番組がいずれであるかということを容易に認識することができる情報表示装置を提供することを目的とする。
【００１３】
また、ユーザの気になる課金情報や視聴限定情報（年齢制限等）に関する情報を中心とした参照を行うことができる情報表示装置を提供することを目的とする。
【００１４】
また、カーソルでセルを選択した際に、その番組内容に応じてカーソルの形状が変化する情報表示装置を提供することを目的とする。
【００１５】
また、放送時間の長い番組と短い番組のセルが混在して画面上に表示される場合においても、カーソルの移動量（幅）が、画面上で選択されるセルの幅に合わせて、最適な移動量となる情報表示装置を提供することを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１に係る情報表示装置は、複数の番組の内容を示すデータで構成される番組情報を記憶する番組情報記憶手段と、上記番組情報記憶手段に記憶された番組情報を用いて、各番組の番組情報を所定の長さを有するセルにそれぞれ割り当て、これら複数個のセルをマトリクス状に配列してなる番組表を提供する番組表提供手段と、上記マトリクス状に配列されたセルのうちの１つのセルを選択するために、上記番組表上において移動自在に表示されるカーソルを提供するカーソル提供手段とを備え、上記番組表上に表示されたカーソルに対応する位置のセルが選択され、選択されたことにより該セルの縦幅及び／又は横幅が拡大し、さらに、選択された該セルの縦幅の拡大に伴って、選択された該セルの横方向に配置されているセルの縦幅が拡大し、選択された該セルの横幅の拡大に伴って、選択された該セルの縦方向に配置されているセルの横幅が拡大するものである。
【００１７】
また、本発明の請求項２に係る情報表示装置は、請求項１に記載の情報表示装置において、上記拡大したセルに対応する番組の詳細情報を該セルに表示するものである。
【００１８】
また、本発明の請求項３に係る情報表示装置は、請求項１に記載の情報表示装置において、上記拡大したセルのセルサイズは、該セルに対応する番組情報を全て表示するために必要なセルの大きさに基づき決定されるものである。
【００２１】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
図１は、本発明の実施の形態１．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。図１において、例えば、文字放送等の方式によって送信されてくる番組情報には、図３に示されるように、複数の番組のチャンネル番号，番組名，放送時間，課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる。１１は上記番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、１２は番組情報記録手段１１から出力される番組情報を基にして、各番組毎のセルの大きさをそれぞれ決定するセルサイズ決定手段、１３は各番組情報を、それぞれ分割された複数のセルの１つに対して割り付けてモニタ１４に表示する番組表提供手段である。
【００２２】
次に本実施の形態１．の動作を図２に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、番組情報記憶手段１１は、番組情報を受けて、図３に示す内容のデータを記憶し、ステップＳ１においてセルサイズ決定手段１２は、例えば、該番組のセルに表示すべき項目数と文字長とから、そのセルの大きさを計算する。このような処理を各番組ごとに行う。
【００２３】
次いで、ステップＳ２において、セルサイズ決定手段１２は、上記計算したセルの大きさを元にして、番組表として画面に表示する際の各セルの大きさを決定して、これをセルサイズ情報として出力する。
【００２４】
次いで、ステップＳ３において、番組表提供手段１３は、上記番組情報記憶手段１１から出力される番組情報と、上記セルサイズ決定手段１２から出力されるセルサイズ情報とを受けて、各番組情報の内容を表示するために必要な大きさのセルを作成し、番組表としてモニタ１４に提供する。
【００２５】
ここで例えば、モニタ１４の解像度を６４０×４６０ドット、番組表の横幅を４００ピクセルとし、時間軸単位を３０分、チャンネル軸を３チャンネルとした場合、図４に示すように、モニタ１４上では、１文字を２０×２０ピクセルで表示するとした場合、時間軸単位を示す領域４０で見て最も長いタイトル等の情報を有するセル４１ａは、その幅が、例えば１０文字で強制改行されて、その分の幅（２００ピクセル）で表示され、他のセルの幅（１００ピクセル）よりも大きく表示され、これに伴い、時間帯を示す領域４０ａも同様にその幅が拡張されて表示されるようになる。また、このとき、セル４１ａの高さは上記１０文字単位で強制改行することによって生じた段数分（５段）拡張された大きさ（１００ピクセル）となり、他のセルの大きさ（２０ピクセル）に比べて大きく表示されるようになる。
【００２６】
また、長いタイトルでもその放送時間が長く、その放送時間帯を示す領域４０に文字が収まる場合にはセル４１ｂに示すように、１段分の高さ（２０ピクセル）で横４００ピクセルの領域に表示されるようになる。
【００２７】
このように本実施の形態１．によれば、送られてくる番組情報を解析し、各番組のセルに表示すべき情報の文字長，項目数等の情報量に基づいて、各番組毎のセルの大きさを計算して求めるようにしたから、長いタイトル等の番組情報についてもこれを省略することなく表示することができる。
【００２８】
実施の形態２．
次に本実施の形態２．にかかる情報表示装置について説明する。
図５は本実施の形態２．による情報表示装置の構成を示すブロック構成図であり、図５において、５１は、複数の番組のチャンネル番号，番組名、放送時間、課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、５７は番組情報記録手段５１から出力される番組情報を基にして、各番組毎のセルの大きさをそれぞれ決定するセルサイズ決定手段、５２は各番組情報を、それぞれ分割された複数のセルの１つに対して割り付けてモニタ５８に表示する番組表提供手段である。５３は番組表に対してカーソルを提供するカーソル提供手段、５４はモニタ画面上でのカーソル移動量の初期値を記憶している移動情報記憶手段、５５は上記移動情報記憶手段５４に記録されている移動量情報に従ってカーソルをモニタ画面上で移動させるカーソル移動手段、５６は番組表提供手段５２に対して、カーソル提供手段５３により提供されているカーソルが位置するセルを選択するセル選択手段である。
【００２９】
次に本実施の形態２．の動作を図６に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ステップＳ４において、番組情報記憶手段５１に記憶されている番組情報のうち、初期値として予め決められている表示項目（ここではタイトルのみ）のみを標準の番組表として、図７のように提供する。
【００３０】
次いで、ステップＳ５においてセル選択手段５６は、図７に表示されている番組表のセルの中から、カーソル７０が置かれている状態で、リモコン等の入力装置によって信号を入力することで、セル７１を選択する。
【００３１】
これによりステップＳ６では、番組表提供手段５２は選択されたセルを示すための信号をセルサイズ決定手段５７に出力する。するとセルサイズ決定手段５７では、選択されたセル７１に対応する番組情報を調べ、表示すべき他の情報があると、その情報を全て表示するために必要なセルの大きさを計算する。
【００３２】
ステップＳ７では、セルサイズ決定手段５７によって再計算されたセル７１の大きさを示す信号が番組表提供手段５２に出力され、図８に示されるように、選択された番組８１ｂ、及びこの番組８１ｂと同じチャンネル１０１に存在する各番組８１ａ，８１ｃのセルの大きさが縦方向に大きくなるように変更し、該変更したセルの大きさによる番組表をモニタ５８に提供する。なおこのとき、図７でカーソル７０で選択されたセル７１に関してのみ図８においてその詳細情報が表示され、同様にセルが縦方向に拡大された番組セル８１ａ，８１ｃについては図７の表示状態のままで変化はしない。また、番組セル８１ｂの拡大にともない、該セルを選択しているカーソル８１ｂの大きさも自動的にその大きさが変更されて表示される。
【００３３】
このような本実施の形態２．によれば、番組表に表示されているセルのうち視聴者が詳細な情報を観たいと思うセルをセル選択手段５６で選択し、該選択されたセルの番組に対応する番組情報の情報量から表示すべき情報全てを表示するためのセルの大きさを再計算し、セルサイズを拡大して表示するようにしたから、視聴者は、番組タイトル以外の該番組の詳細情報を表示する際に、参照元となっている番組がいずれであるかということを容易に認識することができ、視認性に優れている。
【００３４】
実施の形態３．
次に本実施の形態３．にかかる情報表示装置について説明する。
図９は本実施の形態３．による情報表示装置の構成を示すブロック構成図であり、図９において、９１は、複数の番組のチャンネル番号，番組名、放送時間、課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、９３はリモコン等である個人情報設定手段９２によって入力された情報を記憶する個人情報記憶手段であり、これには視聴者が希望とする形式の番組表が得られるようにするための各種の設定情報が記録される。９４は番組情報記憶手段９１に記憶されている番組情報から、上記個人情報記憶手段９３に記憶されている設定情報にもとづいて、一致するものだけを選択して、その選択結果を番組表提供手段９５に提供する表示内容決定手段である。
【００３５】
なお、上記個人情報設定手段９２と個人情報記憶手段９３によって、表示条件設定手段を構成するものとなっている。
【００３６】
次に本実施の形態３．の動作を図１０に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ステップＳ９において、図１１に示されるように、視聴者の名前，年齢，性別，視聴限定情報，番組課金情報（１番組当たりの支払い限度額）等からなる個人情報が複数の視聴者に対して記録された情報記録手段９３から、例えば、テレビの電源をオンしたときにパスワードを入力する等で識別されたある特定の視聴者に対応する個人情報が選択された状態で、選択された個人情報の番組課金情報と、番組情報記録手段９１に記憶されている全番組の番組課金情報のそれぞれとを比較し、次いで、ステップＳ１０において、個人情報の番組課金情報よりも小さい値を有する番組課金情報を有する番組を検索し、番組表提供手段９５によって、上記検索された結果を用いて番組表をモニタ９６に提供する。
【００３７】
図１２は以上のようにして設定された個人情報に基づいて作成された番組表であり、図３に示すような番組情報では、例えば、チャンネル１０１では、図１１で設定された番組課金情報の値「５００円」よりも小さい値を有する番組のみがセル１２０ｂに表示され、その他の番組を表示すべき場所に該当するセル１２０ａ，１２０ｃには何も表示されないようになる。他のチャンネル１０２，１０３についても同様に、設定された番組課金情報の値「５００円」よりも小さい値を有する番組のみがセルに表示されるようになる。
【００３８】
このように本実施の形態３．によれば、個人情報設定手段９２に予め設定した個人情報と番組情報記憶手段９１に記憶されている番組情報とを表示内容決定手段９４で比較し、その比較結果が一致する番組情報のみを用いて番組表を作成するようにしたから、視聴者が希望する内容の番組のみからなる番組表を作成することができ、番組選択が容易になる。
【００３９】
なお、上記実施の形態３．では、個人情報として記憶されている情報のうち、番組課金情報を基に番組表に表示される番組を選択するようにしたが、年齢等の他の項目を用いて番組表に表示される番組が選択されるようにしてもよい。
【００４０】
また、番組表を作成する際に、表示内容決定手段９４で比較した結果、該当しない番組の番組内容を表示するセルには何も表示しないようにしたが、「対象外」等の文字や、対象外であることを示す絵柄などの表示を行うようにしてもよい。
【００４１】
実施の形態４．
次に本実施の形態４．にかかる情報表示装置について説明する。
図１３は本実施の形態４．による情報表示装置の構成を示すブロック構成図であり、図１３において、１３１は、複数の番組のチャンネル番号，番組名、放送時間、課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、１３３は番組表提供手段１３２によって作成される番組表に対して、複数のセルのうちの特定のセルを選択するためのカーソルを提供するカーソル提供手段、１３５は番組表提供手段１３２で提供される番組表の中のいずれのセルにカーソルが位置しているのかを検出するカーソル位置検出手段、１３４は上記カーソル位置検出手段１３５と番組情報記憶手段１３１の出力を受け、カーソル位置検出手段１３５によって検出される、カーソルの位置しているセルにおける番組情報（図３参照）について、チャンネルスポンサーロゴなどを抽出し、この抽出したロゴ等を用いたカーソルがモニタ１３６に表示されるようにカーソル形状を変更するための指示をカーソル提供手段１３３に出力するカーソル外観変更手段である。
【００４２】
次に本実施の形態４．の動作を図１４に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ステップＳ１１において、番組表提供手段１３２によって番組情報記憶手段１３１に記憶されている番組情報を基にして番組表が作成され、次いで、ステップＳ１２において、カーソル位置検出手段１３５によって、番組表に表示されているどのセルにカーソルが位置しているのかが検出される。
【００４３】
次いでステップＳ１３では、カーソル外観変更手段１３４によって、上記ステップＳ１２で検出されたカーソル位置に対応するセルの表示されている番組情報に含まれるロゴ等のデータを用いて当該カーソルの外観形状が変更される。
【００４４】
そして外観を変更されたカーソルが表示されるようにカーソル提供手段１３３に指示を出力する。図１５は、映画チャンネル５０４がカーソル１５１で選択されている状態を示し、通常のタイトル表示領域１５２とともに、カーソル１５１の一部が変形してできたロゴ領域１５１ａが表示されている状態を示す。
【００４５】
このように本実施の形態４．によれば、セルをカーソルによって選択した際に、該セルに表示されている番組の番組情報に含まれるロゴ等のデータを用いてカーソル形状が変化するようになるため、番組内容に応じた宣伝効果を期待することができ、注目度を向上できる。また、カーソルの形状を視聴限定情報等を示すマークに変更するようにすることで、番組情報が視覚的に分かりやすくなる。
【００４６】
なお、本実施の形態４．では、カーソルの一部をロゴ領域としたが、カーソル全体をロゴ領域としてもよい。また、ロゴを用いてカーソルの形状を変化させるようにしたが、ロゴ以外に、番組課金情報等の他の番組情報を用いてセルの形状を変化させるようにしてもよい。
【００４７】
実施の形態５．
次に本実施の形態５．にかかる情報表示装置について説明する。
図１６は本実施の形態５．による情報表示装置の構成を示すブロック構成図であり、図１６において、１６１は、複数の番組のチャンネル番号，番組名、放送時間、課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、１６３は番組表提供手段１６２によって作成される番組表に対して、複数のセルのうちの特定のセルを選択するためのカーソルを提供するカーソル提供手段、１６６はカーソル提供手段１６３で提供されるカーソルを番組表の中で移動させるための指示を行うカーソル移動手段、１６５は番組情報記憶手段１６１に記憶されている番組情報から、番組表に表示される番組情報のセルとしての表示幅を抽出し、初期値として設定されたカーソルの移動量を、カーソルが位置するセルの幅が上記初期値として設定されたカーソルの移動量よりも小さい場合に、上記カーソルの移動量を更新して小さい移動量となるように指示する移動情報決定手段である。１６７は番組表のどのセルにカーソルが位置しているのかを検出するカーソル位置検出手段である。
【００４８】
次に本実施の形態５．の動作を図１７に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ステップＳ１５において、移動情報決定手段１６５に初期値として、例えば１５分と設定されているカーソルの移動幅情報を用いて番組表提供手段１６２は番組表を提供する。
【００４９】
次いで、ステップＳ１６において、移動情報決定手段１６５は、カーソル位置検出手段１６７によって検出される，現在表示されている番組表におけるカーソル位置でのセルの大きさと、上記初期値として設定されたカーソルの移動幅情報（大きさ）とを比較し、カーソルで選択されているセルの幅が初期値として設定されたセルの幅よりも大きい場合には、該カーソルで選択されているセルにおけるカーソルの移動幅情報は一定のまま、カーソルの幅を、該カーソルで選択されているセルの大きさに拡大し、逆に、カーソルで選択されているセルの幅が、上記初期値として設定されたカーソルの移動量よりも小さい場合には、セルの移動幅情報を更新して、上記初期値よりも小さいものにするとともに、カーソルの幅を、該カーソルで選択されているセルのセルの大きさに縮小し、これがステップＳ１７にて番組表に提供される。以上のようにして、カーソルの大きさ（幅）は、該カーソルが選択されているセルの大きさと同じ大きさとなるように変更され、また、初期値として設定されたカーソルの移動幅情報（移動量）よりも幅の小さいセルにカーソルが位置した時には、上記カーソルの移動幅情報が変更され、該セルに応じた大きさのものとなる。また、カーソルの移動幅が小さいものに変更された後で、カーソルが、変更後の移動幅よりも大きな幅を有するセルに移動した場合には、上記カーソルの移動幅情報は再び初期値に変更される。
【００５０】
このように本実施の形態５．によれば、カーソルの大きさを、現在カーソルで選択されているセルの大きさとなるように変更するとともに、初期値として設定されたカーソルの移動幅情報（移動量）よりも幅の小さいセルにカーソルが位置した時には、上記カーソルの移動幅情報を変更し、該セルに応じた大きさのものとなるようにしたから、放送時間の長い番組と短い番組のセルが混在して画面上に表示される場合においても、画面上に表示される小さいセルの番組を容易に選択することができ、従って画面上でのカーソルの移動を円滑に行うことができる。
【００５１】
実施の形態６．
次に本実施の形態６．にかかる情報表示装置について説明する。
図１８は本実施の形態６．による情報表示装置の構成を示すブロック構成図であり、図１８において、１８１は、複数の番組のチャンネル番号，番組名、放送時間、課金情報等の多くの情報が所定のフォーマットにて含まれる番組情報を受けてこれを記録する番組情報記憶手段、１８３は番組表提供手段１８２によって作成される番組表に対して、複数のセルのうちの特定のセルを選択するためのカーソルを提供するカーソル提供手段、１８６はカーソル提供手段１８３で提供されるカーソルを番組表の中で移動させるための指示を行うカーソル移動手段、１８８は番組情報記憶手段１８１に記憶されている番組情報から、番組表に表示される番組情報のセルとしての表示幅を抽出し、該抽出した情報を用いてカーソルの移動幅の初期値を算出する初期値決定手段、１８９は上記初期値決定手段１８８にて算出されたカーソルの移動量を移動情報として記憶する移動情報記憶手段、１８７は番組表のどのセルにカーソルが位置しているのかを検出するカーソル位置検出手段、１８５は、上記カーソル位置検出手段１８７の出力と、移動情報記憶手段１８９の出力を受け、上記移動情報記憶手段１８９に初期値として設定されたカーソルの移動情報を、カーソルが位置するセルの幅が上記初期値として設定されたカーソルの移動量よりも小さい場合に、上記カーソルの移動量を更新して小さい移動量となるように指示する移動情報決定手段である。
【００５２】
次に本実施の形態６．の動作を図１９に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【００５３】
まず、ステップＳ１８において、番組表提供手段１８２は番組表を提供する。次いで、ステップＳ１９において、初期値決定手段１８８は、番組情報記憶手段１８１より、各番組を表示するセルの幅（放送時間）を読み出し、例えば、その平均を計算して移動情報の初期値とし、該初期値を移動情報記憶手段１８９に対して出力する。
【００５４】
移動情報決定手段１８５は、ステップＳ２０において、上記カーソル位置検出手段１８７によって検出される，現在表示されている番組表におけるカーソル位置でのセルの幅と、上記初期値として設定されたカーソルの移動幅情報とを比較し、カーソルで選択されているセルの幅が初期値として設定されたセルの幅よりも大きい場合には、該カーソルで選択されているセルにおけるカーソルの移動幅情報は一定のまま、カーソルの幅を、該カーソルで選択されているセルの幅に拡大し、逆に、カーソルで選択されているセルの幅が、上記初期値として設定されたカーソルの移動量よりも小さい場合には、セルの移動幅情報を更新して、上記初期値よりも小さいものにするとともに、カーソルの幅を、該カーソルで選択されているセルの幅に縮小し、これがステップＳ２１にて番組表に提供される。以上のようにして、番組表上でのカーソル移動時の移動量の初期値が、番組表から最適な大きさとなるように算出され、後に、カーソルが上記初期値として設定されたカーソルの移動幅情報（移動量）よりも幅の小さいセルに移動した時には、上記カーソルの移動幅情報が変更され、該セルの幅に応じた幅を有するものとなる。
【００５５】
このように本実施の形態６．によれば、初期値設定手段１８８を設け、番組に表示されるセルの幅から、最適なカーソルの移動量を算出してこれを番組表提供時のカーソル移動量の初期値として用いるようにしたので、表示される番組表に応じて常に、カーソルを移動させるための移動量の初期値が変更され、放送時間の長い番組と短い番組のセルが混在して画面上に表示される場合におけるカーソルの移動を、より円滑に行うことができる。
【００５６】
なお、本実施の形態６．では、初期値決定手段１８８で算出された移動量の初期値を、番組表に表示されるセルの幅が、上記カーソルの移動量の初期値よりも小さい時に変更するようにしたが、算出したカーソル移動量の初期値をカーソル移動手段１８６に提供するようにしてもよい。
【００５７】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る情報表示装置によれば、マトリクス状にセルが配置された番組表において、選択されたセルの縦幅及び／又は横幅を拡大して番組情報を表示し、さらに、選択された該セルの縦幅の拡大に伴って、選択された該セルの横方向に配置されているセルの縦幅を拡大し、選択された該セルの横幅の拡大に伴って、選択された該セルの縦方向に配置されているセルの横幅を拡大することにより、マトリクス状に配置された番組表上での選択された該セルの配置位置を容易に認識することができる効果がある。
また、番組表に表示されているセルのうち視聴者が詳細な情報を観たいと思うセルを選択し、該選択されたセルの番組に対応する番組情報の情報量から表示すべき情報全てを表示するためのセルの大きさを再計算し、セルサイズを拡大して表示するようにしたから、視聴者は、番組タイトル以外の該番組の詳細情報を表示する際に、参照元となっている番組がいずれであるかということを容易に認識することができ、さらに、長いタイトル等の番組情報についてもこれを省略することなく表示することができ、視認性に優れている効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図２】上記実施の形態１．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図３】上記実施の形態１．による情報表示装置に入力される番組情報の内容の一例を示す図である。
【図４】上記実施の形態１．による情報表示装置を用いて表示された画面の状態を説明するための図である。
【図５】本発明の実施の形態２．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図６】上記実施の形態２．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図７】上記実施の形態２．による情報表示装置を用いて表示される前の画面の状態を説明するための図である。
【図８】上記実施の形態２．による情報表示装置を用いて表示された画面の状態を説明するための図である。
【図９】本発明の実施の形態３．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図１０】上記実施の形態３．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図１１】上記実施の形態３．における情報表示装置を構成する個人情報記憶手段に記憶された個人情報の一例を示す図である。
【図１２】上記実施の形態３．による情報表示装置を用いて表示された画面の状態を説明するための図である。
【図１３】本発明の実施の形態４．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図１４】上記実施の形態４．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図１５】上記実施の形態４．による情報表示装置を用いて表示された画面の状態を説明するための図である。
【図１６】本発明の実施の形態５．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図１７】上記実施の形態５．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図１８】本発明の実施の形態６．に係る情報表示装置を示すブロック構成図である。
【図１９】上記実施の形態６．に係る情報表示装置の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図２０】従来の情報表示装置を用いて表示された画面の状態を説明するための図である。
【図２１】従来の情報表示装置を用いて特定のセルに表示されている番組情報の詳細を表示した際の画面の状態を説明するための図である。
【符号の説明】
１１，５１，９１，１３１，１６１，１８１ 番組情報記憶手段
１２，５７ セルサイズ決定手段
１３，５２，９５，１３２，１６２，１８２ 番組表提供手段
１４，５８，９６，１３６，１６４，１８４ モニタ
５３，１３３，１６３，１８３ カーソル提供手段
５４，１８９ 移動情報記憶手段
５５，１６６，１８６ カーソル移動手段
５６ セル選択手段
９２ 個人情報設定手段
９３ 個人情報記憶手段
９４ 表示内容決定手段
１３４ カーソル外観変更手段
１３５，１６７，１８７ カーソル位置検出手段
１８８ 初期値決定手段
Claims (3)
- 複数の番組の内容を示すデータで構成される番組情報を記憶する番組情報記憶手段と、
上記番組情報記憶手段に記憶された番組情報を用いて、各番組の番組情報を所定の長さを有するセルにそれぞれ割り当て、これら複数個のセルをマトリクス状に配列してなる番組表を提供する番組表提供手段と、
上記マトリクス状に配列されたセルのうちの１つのセルを選択するために、上記番組表上において移動自在に表示されるカーソルを提供するカーソル提供手段とを備え、
上記番組表上に表示されたカーソルに対応する位置のセルが選択され、選択されたことにより該セルの縦幅及び／又は横幅が拡大し、さらに、選択された該セルの縦幅の拡大に伴って、選択された該セルの横方向に配置されているセルの縦幅が拡大し、選択された該セルの横幅の拡大に伴って、選択された該セルの縦方向に配置されているセルの横幅が拡大することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項１に記載の情報表示装置において、
上記拡大したセルに対応する番組の詳細情報を該セルに表示することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項１に記載の情報表示装置において、
上記拡大したセルのセルサイズは、該セルに対応する番組情報を全て表示するために必要なセルの大きさに基づき決定されることを特徴とする情報表示装置。
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