JP3980753B2

JP3980753B2 - Barber chair

Info

Publication number: JP3980753B2
Application number: JP14009698A
Authority: JP
Inventors: 信越智
Original assignee: Oohiro Works Ltd
Current assignee: Oohiro Works Ltd
Priority date: 1998-05-21
Filing date: 1998-05-21
Publication date: 2007-09-26
Anticipated expiration: 2018-05-21
Also published as: JPH11318621A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、理容，美容用に使用される椅子に関するものであり、詳しくは、高齢者または身障者用に改良された理美容椅子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来から、理美容椅子には、顧客（被施術者）がリラックスして施術を受けることができるように、リクライニング機構付きの背もたれや、両肘を載置できる肘あてが設けられている。
【０００３】
ところで、理美容椅子の両側に肘あてが設けられていることにより、腰掛けた状態では十分にリラックスすることができるのであるが、腰掛ける際に肘あてが邪魔になる場合がある。つまり、理美容椅子に腰掛ける際には、椅子の横側から腰掛けることができず、必ず椅子の前方側へ移動し、身体を後方へ移動させながら腰掛けなければならない。このことは、特に、高齢者や車椅子から理美容椅子に移動する際の身障者等にとっては、きわめて腰掛けにくいものである。
【０００４】
かかる不都合を避けるためには、たとえば肘あてを上方へ回動させることができる機構（実開平３−３５７４５号公報参照）を設けることが考えられる。このようにすれば、理美容椅子に腰掛ける際にも肘あてが邪魔にならず、身障者が車椅子から理美容椅子に移動する際にも楽に移動することが可能となる。
【０００５】
しかしながら、肘あてを上方へ回動させる機構を設けると、特に身障者が利用する場合に次のような新たな問題が生じる。すなわち、身障者が車椅子から理美容椅子に移動する際には、通常、介助者が必要であるが、このとき、肘あてを上方へ回動させただけでは、その回動させた肘あてが介助者にとって邪魔になり、結局のところ車椅子から理美容椅子への移動が困難なものとなってしまう。この問題を避けるために、肘あてを理美容椅子の上方からさらに後方側まで回動させればよいのであるが、一般に理容美容院では、理美容椅子の後方にシャンプー台等を配置する場合も多いため、これが邪魔になって、肘あてを椅子の後方まで回動させることができない場合も多いという特有の問題がある。
【０００６】
また、肘あてを上方へ回動させる機構を設けようとすると、必然的に肘あての回動中心軸を背もたれのリクライニング中心の近傍に配置しなければならないのであるが、このときに、背もたれのリクライニング機構等を損なわないように設計上の配慮が必要となる。さらに、最近の理美容椅子では、種々のいわゆる便利機構が装備されており、そのための操作パネルや椅子本体側と接続するための配線が肘あて部分に設けられている場合が多いため、肘あてを上方へ回動させることは、配線等の設計上多くの困難がある。
【０００７】
本発明は、かかる背景のもとになされたものであり、従来の種々の性能を維持したまま、高齢者や身障者でも容易に腰掛けることができる理美容椅子を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の目的を達成するため、請求項１に係る理美容椅子は、腰掛け部を有する椅子本体と、腰掛け部の両側に設けられた肘あて部とを含む理美容椅子において、上記肘あて部を使用姿勢の状態でロックするロック機構が備えられ、上記ロック機構は、椅子本体側に固定される基部と、該基部に対して垂直方向に突出した、切欠部が形成された突出部とを有する係合部材と、肘あて部側に固定される基板と、該基板に固着され、上記係合部材の切欠部内に挿入可能な係合ボスとを有する被係合部材と、その外径が、上記被係合部材の係合ボスの内径に対応している係止部材と、上記肘あて部を使用姿勢に姿勢変化させたとき、上記係合部材の切欠部内に上記被係合部材の係合ボスを挿入し、該係合ボス内に上記係止部材を手動でスライド移動させて、上記係合部材および上記被係合部材を連結して係止する手動操作部材と、を有することを特徴とするものである。
【０００９】
この構成によれば、肘あて部の回動中心軸が腰掛け部の前後方向に沿う方向に配置されているから、使用姿勢にある肘あて部を回動させることにより肘あて部を腰掛け部から垂下させて垂下姿勢に姿勢変化させることができる。また、肘あて部を腰掛け部の前後方向に沿う回動中心軸を中心に回動させることにより、肘あて部の姿勢変化に際して、肘あて部を椅子本体から大きく離反させることなくコンパクトに回動させることができる。さらに、ロック機構により、肘あて部を使用姿勢の状態にロックすることができる。また、椅子本体側に設けられた係合部材と肘あて部側に設けられた被係合部材とを係合させたうえで係止部材によって両者を連結するロック構造であるので、肘あて部を確実に使用姿勢に固定することができ、しかも、係止部材は、手動操作部材により手動で操作する構造であるから、肘あて部をロックする構造をきわめて簡単なものとすることができる。
【００１２】
(2) 本発明の目的を達成するため、請求項２に係る理美容椅子は、請求項１記載の理美容椅子において、上記ロック機構により肘あて部が使用姿勢の状態にロックされたときに、当該ロック状態を表示する表示部がさらに設けられていることを特徴とするものである。
【００１３】
この構成によれば、請求項1に係る発明と同様の作用を奏する。加えて、本請求項に係る発明では、表示部により、肘あて部が使用姿勢にロックされていることを確認することができる。
【００１４】
(3) 本発明の目的を達成するため、請求項３に係る理美容椅子は、請求項２記載の理美容椅子において、上記表示部は、ロック機構が肘あて部を使用姿勢の状態にロックしたときに、係止部材により入力状態とされるスイッチと、当該スイッチから出力される信号に基づいて点灯されるランプとを含んでいることを特徴とするものである。
【００１５】
この構成によれば、請求項２に係る発明と同様の作用を奏する。特に、本請求項に係る発明では、係止部材によりスイッチが入力され、このスイッチの出力信号に基づいてランプを点灯させるので、きわめて簡単な構造によって肘あて部が使用姿勢にロックされていることを確実に確認することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図１は、本実施の形態に係る理美容椅子１の外観斜視図であって、一対設けられている肘あて部２，３のうち肘あて部２を下方へ回動倒伏させた状態を示している。
【００１７】
本実施の形態の特徴とするところは、肘あて部２，３のいずれか一方または両方を図１に示すように垂下した状態に倒伏させることができるようになっている点であり、これにより、特に高齢者や身障者にとって使用しやすいものとなっている。以下、詳しく説明する。
【００１８】
図１を参照して、理美容椅子１は、椅子本体４と、上述した一対の肘あて部２，３とを有している。
椅子本体４は、ベース５と、ベース５上に取り付けられた腰掛け部６と、腰掛け部６の後方に、矢印７の方向に沿って回動自在に取り付けられた背もたれ部８と、腰掛け部６の前方下部に設けられた足掛け部９とを有している。
【００１９】
腰掛け部６は、フレーム１１を備えており、このフレーム１１がベース５に対して昇降自在に設けられている。フレーム１１の昇降動作は、図示していない昇降装置を介して行われるようになっている。また、背もたれ部８は、腰掛け部６に設けられたフレーム（図示せず）に取り付けられており、図示しないリクライニング装置を介して矢印７の方向にリクライニングできるようになっている。なお、背もたれ部８には、ヘッドレスト１０が設けられている。上記昇降装置やリクライニング装置は、既知のものを採用することができる。
【００２０】
肘あて部２，３は、腰掛け部６のフレーム１１に取り付けられており、図１に示すように左右対称に配置されている。各肘あて部２，３は、後に詳述するヒンジ機構１２およびロック機構１３を介して取り付けられており、被施術者が理美容椅子１に腰掛けた状態で肘を載置できる姿勢、すなわち、図１において肘あて部３の姿勢（使用姿勢）と、被施術者が理美容椅子１に乗り降りする際の姿勢、すなわち、図１において肘あて部２の姿勢（垂下姿勢）との間で姿勢変化が可能となっている。
【００２１】
図２，図３は、上記ヒンジ機構１２およびロック機構１３を示す要部斜視図である。なお、図では、肘あて部２側のヒンジ機構１２およびロック機構１３を理美容椅子１の前方斜め上方から見た状態を示しており、図２は、肘あて部２が使用姿勢から垂下姿勢へと姿勢変化する途中の状態、図３は、肘あて部２が使用姿勢から垂下姿勢へと姿勢変化した状態を示している。
【００２２】
これらの図を参照して、ヒンジ機構１２は、腰掛け部６のフレーム１１に固定された第１プレート１４と肘あて部２側に固定された第２プレート１５と、両プレート１４，１５に設けられたボス１６と、これらを回動自在に連結するピン１７（回動中心軸）とを有している。ピン１７の軸方向は、図１に示すように腰掛け部６の前後方向に沿うように配置されている。これにより、肘あて部２は、椅子本体４に対して外側へ開くように回動するようになっている。なお、肘あて部３側についても同様のヒンジ機構が設けられている。
【００２３】
ロック機構１３は、上記第１プレート１４に固定された第１係合板１８と、上記第２プレート１５に固定された第２係合部材１９と、これら第１係合板１８および第２係合部材１９を連結するための係止棒２０とを有している。
【００２４】
第１係合板１８は、たとえば鋼板を用いて構成することができ、スペーサ２１を介してねじ２２により第１プレート１４に締結されている。このスペーサ２１は、図３に示すように第１係合板１８と第２係合部材１９との係合を良好なものとするための位置決め調整部材として機能するのもである。第１係合板１８は、本実施形態では、図２，図３に示すように略Ｌ字状に形成されており、第１プレート１４に締結される基部２３と、この基部２３に対して垂直方向に突出する突出部２４とを有している。突出部２４の所定位置には、切欠部２５が形成されており、この切欠部２５に第２係合部材１９の一部が挿入されるようになっている（図３参照）。また、本実施の形態では、上記切欠部２５の近傍に、マイクロスイッチ２６が設けられている。マイクロスイッチ２６は、第１係合板１８と第２係合部材１９とが確実にロックされた状態を検出するものである。このマイクロスイッチ２６の機能については、後述する。
【００２５】
次に、第２係合部材１９は、第１係合板１８と同様にたとえば鋼板を用いて構成することができ、ねじ２２により第２プレート１５に締結されている。第２係合部材１９は、本実施形態では、基板２７と、これに固定された係合ボス２８とを有している。この係合ボス２８は、基板２７の略中央部にたとえば溶接により固着されており、図３に示すように、上記ヒンジ機構１２により肘あて部２を回動させた状態で第１係合板１８の切欠部２５内に挿入されるようになっている。また、基板２７の端部には、係止棒２０を支持するための支持ボス２９が固定されている。この支持ボス２９は、係合ボス２８と同様にたとえば溶接により固着されており、係合ボス２８と同様の内径を有し、係合ボス２８と同芯状に設けられている。支持ボス２８の外周面部には、図に示すように軸方向に延びる溝３０が形成されている。この溝３０は、支持ボス２９の内部に貫通しており、溝３０の端部（係合ボス２８側の端部）には、溝３０から支持ボス２９の周方向に延びる切欠溝３１が形成されている。
【００２６】
係止棒２０は、支持ボス２９を貫通した状態で支持ボス２９により支持されている。係止棒２０は、たとえば丸棒部材により構成することができる。係止棒２０の外径は、支持ボス２９の内径に対応させてあり、これにより、係止棒２０は、支持ボス２９に対して軸方向にスライド自在となっている。係止棒２０の外周面部には、ピン３２が取り付けられている。このピン３２は、支持ボス２９の溝３０に挿入されており、係止棒２０が支持ボス２９に対してスライドする際に溝３０内をスライド移動できるようになっている。
【００２７】
また、本実施の形態では、この係止棒２０に、手動ハンドル３３が一体的に形成されている。この手動ハンドル３３によって、係止棒２０を手動で容易にスライドさせることができるようになっている。
【００２８】
以上のような構成の理美容椅子１によれば、次のような作用効果を奏する。
(1) 肘あて部２の回動中心軸（ピン１７の軸方向）が腰掛け部６の前後方向に沿う方向に配置されているから、使用姿勢にある肘あて部２を回動させることにより肘あて部２を腰掛け部６の外側へ回動させて腰掛け部６から垂下させた姿勢（垂下姿勢）に姿勢変化させることができる。これにより、たとえば身障者が車椅子から理美容椅子１へ移る場合に、介助者が介助する際に肘あて部２が邪魔にならず、容易に乗り移らせることができる。なお、肘あて部３も同様の動作をすることが可能であるので、理美容椅子１の右側あるいは左側のいずれの方向からでも容易に乗り移ることができる。
【００２９】
しかも、肘あて部２，３を椅子本体４から大きく離反させることなくコンパクトに回動させることができる。これにより、肘あて部２，３に種々の配線等を配置する必要がある場合であっても、特別の設計上の不都合が生じることがなく、従来の理美容椅子の性能を犠牲にすることがない。また、ロック機構１３により、肘あて部２，３を使用姿勢の状態にロックすることができるので、従来の理美容椅子の安全性を損なうことがない。
【００３０】
(2) 特に、本実施の形態では、ロック機構１３に関して次のような作用効果を奏する。すなわち、図１の状態から肘あて部２を回動させて使用姿勢に姿勢変化させた場合、図３に示すように、第２係合部材１９の係合ボス２８が第１係合板１８の切欠部２５に挿入し、この状態で手動ハンドル３３を操作して係止棒２０を係合ボス２８に挿入する。これにより、第１係合板１８と第２係合部材１９とが係止され、その結果、肘あて部２が使用姿勢の状態にロックされる。このように、肘あて部２をロックする構造をきわめて簡単なものとすることができるので、理美容椅子１の大幅なコストの上昇を抑えることができる。
【００３１】
(3) また、本実施の形態では、係止棒２０を係合ボス２８に挿入すると、係止棒２０によってマイクロスイッチ２６が入力状態となる。そして、たとえば、このマイクロスイッチ２６の出力信号に基づいてランプを点灯させてロック状態を表示したり、ロック状態確認のための確認音を発するように設定することができる。このように、ロック機構１３により肘あて部２が使用姿勢の状態にロックされたことを表示する表示機能（表示部）を備えることにより、肘あて部２が使用姿勢にロックされていることを施術者が確認できるので、肘あて部２がロックされていない状態で施術するのを避けることができ、一層の安全性を確保することができる。特に、マイクロスイッチ２６の出力信号に基づいて点灯するランプを肘あて部２の側面部等に設けることにより、施術者が容易に確認することができる。
【００３２】
【発明の効果】
請求項１に係る発明によれば、肘あて部を腰掛け部から垂下する状態に回動させることができるから、たとえば身障者が車椅子から理美容椅子へ移る場合に、介助者が介助する際に肘あて部が邪魔にならず、容易に乗り移らせることができる。しかも、肘あて部を椅子本体から大きく離反させることなくコンパクトに回動させることができるから、肘あて部に種々の配線等が配置する必要がある場合でも、特別の設計上の不都合が生じることがなく、従来の理美容椅子の性能を犠牲にすることがない。さらに、肘あて部を使用姿勢の状態にロックすることができるから、従来通りの安全性を確保することができる。また、肘あて部をロックする構造をきわめて簡単なものとすることができるから、理美容椅子の大幅なコストの上昇を抑えることができるという利点がある。
【００３４】
請求項２に係る発明によれば、請求項１に係る発明と同様の効果を奏する。加えて、本請求項に係る発明では、肘あて部が使用姿勢にロックされていることを確認することができるから、肘あて部がロックされていない状態で施術するということを避けることができる。これにより、一層の安全性を確保することができる。
【００３５】
請求項３に係る発明によれば、請求項２に係る発明と同様の作用を奏する。特に、本請求項に係る発明では、係止部材により入力されるスイッチと、これにより点灯されるランプによって肘あて部のロック状態を確実に確認することができるという利点があり、しかも、かかる簡単な構造であるから、表示部を設けることによるコストの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施の形態に係る理美容椅子の外観斜視図である。
【図２】ヒンジ機構およびロック機構を示す要部斜視図であって、肘あて部が使用姿勢から垂下姿勢へと姿勢変化する途中の状態を示す図である。
【図３】ヒンジ機構およびロック機構を示す要部斜視図であって、肘あて部が使用姿勢から垂下姿勢へと姿勢変化した状態を示す図である。
【符号の説明】
１理美容椅子
２肘あて部
３肘あて部
４椅子本体
６腰掛け部
１１フレーム
１３ロック機構
１８第１係合板
１９第２係合部材
２０係止棒
２５切欠部
２６マイクロスイッチ
２８係合ボス
２９支持ボス
３３手動ハンドル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair used for barber and beauty, and more particularly to a barber / beauty chair improved for the elderly or handicapped.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Conventionally, a barber / beauty chair has been provided with a backrest with a reclining mechanism and an elbow rest on which both elbows can be placed so that the customer (the patient) can relax and receive treatment.
[0003]
By the way, by providing the elbow pads on both sides of the barber / beauty chair, it is possible to relax sufficiently when sitting, but there are cases where the elbow pads interfere with the sitting. In other words, when sitting on a barber / beauty chair, it is impossible to sit down from the side of the chair, and it is necessary to move to the front side of the chair and to sit down while moving the body backward. This is extremely difficult for an elderly person or a disabled person to move from a wheelchair to a barber / beauty chair.
[0004]
In order to avoid such an inconvenience, for example, it is conceivable to provide a mechanism (see Japanese Utility Model Laid-Open No. 3-35745) capable of rotating the elbow rest upward. In this way, when sitting on a barber / beauty chair, the elbow contact does not get in the way, and it becomes possible for a disabled person to move easily when moving from a wheelchair to a barber / beauty chair.
[0005]
However, when a mechanism for turning the elbow rest upward is provided, the following new problem arises particularly when used by disabled people. In other words, when a disabled person moves from a wheelchair to a barber / beauty chair, an assistant is usually required. At this time, if the elbow rest is simply rotated upward, the pivoted elbow rest is assisted. It becomes an obstacle for the person, and eventually it becomes difficult to move from the wheelchair to the barber chair. In order to avoid this problem, it is only necessary to rotate the elbow rest from the top of the barber / beauty chair to the rear side, but in general, barber hairdressers sometimes place a shampoo table etc. Therefore, there is a particular problem that this often becomes an obstacle and the elbow rest often cannot be rotated to the back of the chair.
[0006]
In addition, if a mechanism for turning the elbow rest upward is to be provided, the pivot center axis of the elbow rest must inevitably be placed near the reclining center of the backrest. Design considerations are necessary so as not to impair the reclining mechanism. Furthermore, recent barber and beauty chairs are equipped with various so-called convenient mechanisms, and there are many cases where the wiring for connecting to the operation panel or the chair body side is provided at the elbow contact part. There are many difficulties in the design of wiring and the like to rotate the upper part of the cable.
[0007]
The present invention has been made based on such a background, and an object thereof is to provide a barber / beauty chair that can be easily seated by an elderly person or a handicapped person while maintaining various conventional performances. is there.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
(1) To achieve the object of the present invention, beauty chair according to claim 1, in beauty chair comprising a chair body with stool portion, and elbows addressed portions provided on both sides of the stool part, the locking mechanism for locking the elbow addressed portion in a state of use posture with al is, the locking mechanism comprises a base fixed to the chair main body, projecting in a direction perpendicular to the base portion, the cutout portion is formed An engaged member having an engaging member having a protruding portion, a substrate fixed to the elbow rest side, and an engaging boss fixed to the substrate and insertable into the notch of the engaging member; When the engaging member whose outer diameter corresponds to the inner diameter of the engaging boss of the engaged member and the elbow rest are changed to the use posture, the covered member is inserted into the notched portion of the engaging member. Insert the engaging boss of the engaging member, and manually slide the locking member into the engaging boss. And a manual operation member that moves and engages and engages the engaging member and the engaged member .
[0009]
According to this configuration, the pivot center axis of the elbow rest is arranged in the direction along the front-rear direction of the stool, so that the elbow rest is removed from the stool by rotating the elbow rest in the use posture. The posture can be changed to a drooping posture by drooping. In addition, the elbow rest can be rotated compactly without greatly separating the elbow rest from the chair body when the posture of the elbow rest is changed by pivoting the elbow rest around the pivot center axis along the longitudinal direction of the seat. Can be made. Furthermore, an elbow rest part can be locked to the state of use posture by a lock mechanism. In addition, since it is a lock structure in which the engaging member provided on the chair body side and the engaged member provided on the elbow rest side are engaged with each other by the locking member, the elbow rest portion In addition, since the locking member is a structure that is manually operated by a manual operation member, the structure for locking the elbow rest can be made extremely simple.
[0012]
( 2 ) In order to achieve the object of the present invention, a barber / beauty chair according to claim 2 is the barber / hairdresser chair according to claim 1, wherein the elbow rest is locked in a use posture by the lock mechanism. Further, a display unit for displaying the lock state is further provided.
[0013]
According to this configuration, the same effect as that of the first aspect of the invention can be obtained. In addition, in the invention which concerns on this claim, it can confirm that the elbow rest part is locked to the use attitude | position by the display part.
[0014]
( 3 ) In order to achieve the object of the present invention, the barber / beauty chair according to claim 3 is the barber / hairdresser chair according to claim 2, wherein the display unit locks the elbow rest in a use posture. In this case, the switch includes a switch that is input by the locking member and a lamp that is turned on based on a signal output from the switch.
[0015]
According to this configuration, the same effect as that of the invention according to claim 2 is obtained. In particular, in the invention according to the present invention, the switch is input by the locking member, and the lamp is turned on based on the output signal of the switch, so that the elbow rest is locked to the use posture by a very simple structure. Can be surely confirmed.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
FIG. 1 is an external perspective view of a hairdressing and beauty chair 1 according to the present embodiment, and shows a state in which the elbow rest portion 2 of the pair of elbow rest portions 2 and 3 is turned down. ing.
[0017]
The feature of this embodiment is that either one or both of the elbow rests 2 and 3 can be laid down in a suspended state as shown in FIG. It is easy to use, especially for the elderly and disabled. This will be described in detail below.
[0018]
Referring to FIG. 1, the barber / beauty chair 1 includes a chair body 4 and the above-described pair of elbow rests 2 and 3.
The chair body 4 includes a base 5, a stool 6 attached on the base 5, a backrest 8 attached to the rear of the stool 6 so as to be rotatable along the direction of the arrow 7, and a stool 6. And a footrest portion 9 provided at the front lower portion of the.
[0019]
The stool 6 includes a frame 11, and the frame 11 is provided so as to be movable up and down with respect to the base 5. The raising / lowering operation | movement of the flame | frame 11 is performed via the raising / lowering apparatus which is not shown in figure. The backrest 8 is attached to a frame (not shown) provided on the stool 6 and can be reclined in the direction of arrow 7 via a reclining device (not shown). The backrest 8 is provided with a headrest 10. Known elevating devices and reclining devices can be used.
[0020]
The elbow pads 2 and 3 are attached to the frame 11 of the stool 6 and are arranged symmetrically as shown in FIG. Each of the elbow rests 2 and 3 is attached via a hinge mechanism 12 and a lock mechanism 13 which will be described in detail later, and a posture in which the patient can place the elbow while sitting on the barber chair 1, that is, In FIG. 1, the posture between the posture of the elbow rest part 3 (use posture) and the posture when the user gets on and off the barber chair 1, that is, the posture of the elbow rest portion 2 in FIG. Change is possible.
[0021]
2 and 3 are perspective views of the main part showing the hinge mechanism 12 and the lock mechanism 13. In addition, the figure has shown the state which looked at the hinge mechanism 12 and the lock mechanism 13 by the side of the elbow rest part 2 from the diagonally upper front of the barber / beauty chair 1, and FIG. FIG. 3 shows a state where the posture of the elbow rest part 2 is changed from the use posture to the hanging posture.
[0022]
Referring to these drawings, the hinge mechanism 12 is provided on the first plate 14 fixed to the frame 11 of the stool 6, the second plate 15 fixed to the elbow rest 2 side, and both the plates 14, 15. And a pin 17 (rotation center axis) for connecting these bosses 16 so as to freely rotate. The axial direction of the pin 17 is arrange | positioned along the front-back direction of the seat part 6 as shown in FIG. Thereby, the elbow rest part 2 rotates so that it may open outside with respect to the chair main body 4. FIG. A similar hinge mechanism is also provided on the elbow rest 3 side.
[0023]
The lock mechanism 13 includes a first engagement plate 18 fixed to the first plate 14, a second engagement member 19 fixed to the second plate 15, and the first engagement plate 18 and the second engagement member. And a locking rod 20 for connecting 19.
[0024]
The first engagement plate 18 can be configured using, for example, a steel plate, and is fastened to the first plate 14 with screws 22 via spacers 21. As shown in FIG. 3, the spacer 21 functions as a positioning adjustment member for improving the engagement between the first engagement plate 18 and the second engagement member 19. In the present embodiment, the first engagement plate 18 is formed in a substantially L shape as shown in FIGS. 2 and 3, and a base portion 23 fastened to the first plate 14 and perpendicular to the base portion 23. And a projecting portion 24 projecting in the direction. A notch 25 is formed at a predetermined position of the protrusion 24, and a part of the second engagement member 19 is inserted into the notch 25 (see FIG. 3). In the present embodiment, a micro switch 26 is provided in the vicinity of the notch 25. The micro switch 26 detects a state in which the first engagement plate 18 and the second engagement member 19 are securely locked. The function of the microswitch 26 will be described later.
[0025]
Next, similarly to the first engagement plate 18, the second engagement member 19 can be configured using, for example, a steel plate, and is fastened to the second plate 15 by screws 22. In the present embodiment, the second engagement member 19 has a substrate 27 and an engagement boss 28 fixed thereto. The engagement boss 28 is fixed to a substantially central portion of the substrate 27 by, for example, welding, and as shown in FIG. 3, the first engagement plate 18 is rotated with the elbow rest portion 2 being rotated by the hinge mechanism 12. Is inserted into the notch 25. A support boss 29 for supporting the locking rod 20 is fixed to the end of the substrate 27. The support boss 29 is fixed by welding, for example, like the engagement boss 28, has the same inner diameter as the engagement boss 28, and is provided concentrically with the engagement boss 28. A groove 30 extending in the axial direction is formed in the outer peripheral surface portion of the support boss 28 as shown in the drawing. The groove 30 penetrates the inside of the support boss 29, and a notch groove 31 extending from the groove 30 in the circumferential direction of the support boss 29 is formed at the end of the groove 30 (end on the engagement boss 28 side). Has been.
[0026]
The locking rod 20 is supported by the support boss 29 in a state of passing through the support boss 29. The locking bar 20 can be constituted by, for example, a round bar member. The outer diameter of the locking rod 20 is made to correspond to the inner diameter of the support boss 29, whereby the locking rod 20 is slidable in the axial direction with respect to the support boss 29. A pin 32 is attached to the outer peripheral surface portion of the locking rod 20. The pin 32 is inserted into the groove 30 of the support boss 29, and can slide in the groove 30 when the locking rod 20 slides relative to the support boss 29.
[0027]
In the present embodiment, a manual handle 33 is formed integrally with the locking bar 20. With the manual handle 33, the locking rod 20 can be easily slid manually.
[0028]
According to the barber / beauty chair 1 configured as described above, the following operational effects can be obtained.
(1) Since the rotation center axis (the axial direction of the pin 17) of the elbow rest part 2 is arranged along the front-rear direction of the seat part 6, the elbow rest part 2 in the use posture is rotated. The posture can be changed to a posture (hanging posture) in which the elbow rest portion 2 is rotated to the outside of the stool portion 6 and suspended from the stool portion 6. Thereby, for example, when a handicapped person moves from the wheelchair to the hairdressing and beauty chair 1, the elbow rest part 2 does not get in the way when the assistant helps, and can be easily transferred. In addition, since the elbow rest part 3 can perform the same operation | movement, it can transfer easily from any direction of the right side or the left side of the barber chair 1.
[0029]
Moreover, the elbow rests 2 and 3 can be compactly rotated without greatly separating from the chair body 4. As a result, even when various wirings or the like need to be disposed on the elbow rests 2 and 3, no special design inconvenience occurs, and the performance of the conventional barber / beauty chair is sacrificed. There is no. Moreover, since the elbow rests 2 and 3 can be locked in the use posture state by the lock mechanism 13, the safety of the conventional barber / beauty chair is not impaired.
[0030]
(2) In particular, the present embodiment provides the following operational effects with respect to the lock mechanism 13. In other words, when the elbow support 2 is rotated from the state of FIG. 1 to change the posture to the use posture, the engagement boss 28 of the second engagement member 19 of the first engagement plate 18 is changed as shown in FIG. It inserts in the notch part 25, operates the manual handle 33 in this state, and inserts the latching rod 20 in the engagement boss | hub 28. FIG. Thereby, the 1st engagement board 18 and the 2nd engagement member 19 are latched, As a result, the elbow rest part 2 is locked to the state of use posture. Thus, since the structure which locks the elbow rest part 2 can be made very simple, the raise of the significant cost of the barber chair 1 can be suppressed.
[0031]
(3) Further, in the present embodiment, when the locking rod 20 is inserted into the engagement boss 28, the microswitch 26 is brought into an input state by the locking rod 20. Then, for example, the lamp can be turned on based on the output signal of the micro switch 26 to display the lock state, or to make a confirmation sound for confirming the lock state. In this way, by providing a display function (display unit) that displays that the elbow support unit 2 is locked in the use posture state by the lock mechanism 13, the elbow support unit 2 is locked in the use posture. Since the practitioner can confirm, it is possible to avoid performing the treatment in a state where the elbow rest portion 2 is not locked, and further safety can be ensured. In particular, the practitioner can easily check by providing a lamp that is turned on based on the output signal of the microswitch 26 on the side surface of the elbow rest 2 or the like.
[0032]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the elbow rest can be rotated to a state of hanging from the stool, so that, for example, when a disabled person moves from a wheelchair to a barber chair, The addressing part does not get in the way and can be transferred easily. In addition, since the elbow rest can be compactly rotated without greatly separating from the chair body, special design inconvenience occurs even when various wirings need to be arranged on the elbow rest. Without sacrificing the performance of a conventional barber / beauty chair. Furthermore, since the elbow rest can be locked in the use posture, the conventional safety can be ensured. Further, since the structure for locking the elbow rest can be made very simple, there is an advantage that a significant cost increase of the barber / beauty chair can be suppressed.
[0034]
According to the invention of claim 2 , the same effect as that of the invention of claim 1 is obtained. In addition, in the invention according to the present claim, since it can be confirmed that the elbow rest is locked in the use posture, it is possible to avoid performing treatment in a state where the elbow rest is not locked. . Thereby, further safety can be ensured.
[0035]
According to the invention of claim 3 , the same effect as that of the invention of claim 2 is achieved. In particular, the invention according to the present invention has the advantage that the locked state of the elbow rest can be reliably confirmed by the switch input by the locking member and the lamp that is lit thereby, and this simple Since the structure is simple, an increase in cost due to the provision of the display portion can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a barber / beauty chair according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a main part perspective view showing a hinge mechanism and a lock mechanism, and is a diagram showing a state in which the elbow rest part is changing its posture from a use posture to a drooping posture.
FIG. 3 is a perspective view of a main part showing a hinge mechanism and a lock mechanism, and shows a state in which the elbow rest is changed in posture from a use posture to a drooping posture.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Barber chair 2 Elbow rest part 3 Elbow rest part 4 Chair main body 6 Seat part 11 Frame 13 Lock mechanism 18 First engagement plate 19 Second engagement member 20 Locking bar 25 Notch part 26 Micro switch 28 Engagement boss 29 Support Boss 33 Manual handle

Claims

In a hairdressing and beauty chair including a chair body having a stool and elbow pads provided on both sides of the stool,
The above-mentioned elbow rest part can be rotated around the pivot axis in the direction along the front-rear direction of the stool so that the posture can be changed between the use posture where the elbow can be placed and the hanging posture suspended from the stool. It is provided in
Locking mechanism for locking the elbow addressed portions in a state of use posture with al will,
The locking mechanism is
An engaging member having a base fixed to the chair body side, and a protrusion formed in a perpendicular direction to the base and formed with a notch,
A to-be-engaged member having a base plate fixed to the elbow contact portion, and an engaging boss fixed to the base plate and insertable into the notch portion of the engaging member;
A locking member whose outer diameter corresponds to the inner diameter of the engaging boss of the engaged member;
When the elbow rest is changed to the use posture, the engaging boss of the engaged member is inserted into the notch of the engaging member, and the locking member is manually slid and moved into the engaging boss. A manual operation member that connects and locks the engaging member and the engaged member.
Barber / beauty chair characterized by that.

The barber / beauty chair according to claim 1 ,
A barber / beauty chair, further comprising a display unit for displaying the locked state when the elbow rest is locked in a use posture by the lock mechanism.

In the barber and beauty chair according to claim 2 ,
When the lock mechanism locks the elbow support to the state of use, the display unit includes a switch that is input by the locking member and a lamp that is lit based on a signal output from the switch. A barber / beauty chair characterized by containing.