JP3979119B2 - 熱交換器及びそれを備えた空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱交換器、特に、複数の伝熱管を略平行に配置し伝熱管の各管端部同士を接続して構成される熱交換器及びそれを備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の熱交換器として、図1に示すようなクロスフィン型の熱交換器301がある。この熱交換器301は、例えば、空気調和機の室内機や室外機において、伝熱管内に冷媒を流通させ管外側の空気と熱交換させるための機器として用いられている。熱交換器301は、略平行に配置されたヘアピン形状の複数の伝熱管311と、複数の伝熱管311が板厚方向に貫通する孔を有し板厚方向に所定の間隔を空けて配置された複数のプレートフィン314とから主に構成されている。そして、複数の伝熱管311のヘアピン部311aの反対側の各管端部311bは、図2に示すように、それぞれ、U字管319によって連結されている。U字管319は、伝熱管311の管内径とほぼ同じ管内径を有しており、伝熱管311の管端部311bからさらに外方に突出するように配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような熱交換器では、伝熱管の各管端部同士がヘアピン部やU字管によって接続されているため、熱交換器のコンパクト化の妨げになっている。空気調和機等のような設置スペースのコンパクト化が望まれている機器においては、特に、問題である。
【0004】
本発明の課題は、複数の伝熱管を略平行に配置し伝熱管の各管端部同士を接続して構成される熱交換器をコンパクトにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の熱交換器は、複数の伝熱管を略平行に配置し伝熱管の各管端部同士を接続して構成される熱交換器であって、第1板状部材と、第2板状部材とを備えている。第1板状部材は、伝熱管の各管端部に装着されている。第2板状部材は、伝熱管の各管端部同士を1対1で接続する接続流路を形成するように外側に膨出した膨出部を有しており、第1板状部材の外面に接合されている。しかも、第1板状部材と第2板状部材との接合面から膨出部の最外部までの膨出長さは、互いに接続される伝熱管間のピッチ以下である。さらに、接続流路の流路断面積は、伝熱管の流路断面積よりも大きい。
【0006】
この熱交換器では、伝熱管の端部同士が従来の熱交換器で用いられるU字管の代わりに、第1板状部材と膨出部を有する第2板状部材とによって形成される接続流路を用いて接続されているため、伝熱管の長手方向の寸法が小さくなる。これにより、熱交換器をコンパクトにできる。しかも、この熱交換器では、膨出部の最大膨出長さが互いに接続される伝熱管のピッチ以下である。一方、従来の熱交換器のように伝熱管の管端部をU字管を用いて接続する場合、U字管の最外部は、少なくとも、互いに接続される伝熱管間のピッチに相当する長さに伝熱管の管端部とU字管との接続のための余長を加えた長さ分は伝熱管の長手方向に突出している。したがって、この熱交換器では、従来の熱交換器のようにU字管を用いて接続した場合には実現できない程度まで伝熱管の長手方向の寸法を小さくすることができる。これにより、熱交換器をコンパクトにできる。さらに、この熱交換器では、互いに接続される伝熱管の管端部が膨出部よって覆われるようにして接続流路が形成されており、接続流路の流路断面積が伝熱管の流路断面積よりも大きくなっている。これにより、従来の熱交換器のようにU字管を用いて接続する場合に比べて、熱交換器の管内側の圧力損失を小さくすることができる。
【0007】
請求項2に記載の熱交換器は、請求項1において、ピッチに対する膨出長さの比は、0.1以上、0.75以下の範囲である。
【0008】
この熱交換器では、ピッチに対する膨出長さの比が0.1以上、0.75以下の範囲であるため、伝熱管の長手方向の寸法を小さくする効果が顕著になる。
【0009】
請求項3に記載の熱交換器は、請求項1又は2において、複数の伝熱管が板厚方向に貫通する孔を有し板厚方向に所定の間隔を空けて配置された複数のプレートフィンをさらに備えている。そして、第1板状部材は、伝熱管の管端部に配置されたプレートフィンである。
【0010】
この熱交換器では、伝熱管が板厚方向に貫通する孔を有し板厚方向に所定の間隔を空けて配置されたプレートフィンのうち、管端部に配置されたフィンを第1板状部材として用いているため、部品点数を少なくできる。
【0011】
請求項4に記載の熱交換器は、請求項1〜3のいずれかにおいて、第2板状部材には、伝熱管の各管端部に対応する複数の膨出部が形成されている。
【0012】
この熱交換器では、各管端部に対応する複数の膨出部が1つの第2板状部材に形成されているため、部品点数を少なくできる。
【0013】
請求項5に記載の熱交換器は、請求項1〜4のいずれかにおいて、複数の伝熱管は、2種類以上の異径管によって構成されている。
【0014】
この熱交換器では、熱交換器の管内側の圧力損失の低減や熱交換効率の向上のために、2種類以上の異径管により伝熱管が構成されている。この場合、伝熱管の管端部において異径の伝熱管を接続する部分が生じるが、第2板状部材に形成する膨出部の形状を異径管の管端部に容易に適合させることができるため、従来の熱交換器のようにU字管を用いる場合に比べて、伝熱管の接続構成が簡単になる。
【0015】
請求項6に記載の空気調和機は、請求項1〜5のいずれかに記載の熱交換器を備えている。
【0016】
この空気調和機では、熱交換器の伝熱管の長手方向の寸法が小さくなっているため、空気調和機全体をコンパクトにできる。
【0017】
請求項7に記載の空気調和機の室内機は、正面視において一端から他端まで達するように配置された請求項1〜5のいずれかに記載の横長形状の熱交換器を備えている。
【0018】
この空気調和機の室内機では、長手方向のスペースを有効利用できるため、室内機の熱交換器の設置スペースが従来と同じ場合であっても、従来のU字管を用いた熱交換器に比べて、熱交換器の有効長さを延ばすことができ、また、逆に、熱交換器の長手方向寸法を小さくして、室内機をコンパクトにすることも可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
(1)熱交換器の構造
本発明の第1実施形態の熱交換器1の正面図を図3に示す。熱交換器1は、矩形平板状の外観形状を有するクロスフィン型の熱交換器である。熱交換器1は、略平行に配置された複数のヘアピン形状の伝熱管11(本実施形態では、7つ)と、伝熱管11が板厚方向に貫通する孔を有し板厚方向に所定の間隔を空けて配置された複数のプレートフィン14と、各伝熱管11のヘアピン部11aの反対側の管端部11bに設けられた第1板状部材15と、第1板状部材15の外面に接合される第2板状部材16とを備えている。
【0021】
次に、伝熱管11の管端部11b付近について図4〜図6を用いて詳述する。図4は伝熱管11の管端部11b側の部分正面図であり、図5は伝熱管11の管端部11b側の部分側面図であり、図6は図5のX−X断面図である。第1板状部材15は、複数の伝熱管11の管端部11bに装着されている。本実施形態において、第1板状部材15は、プレートフィン14と同じ形状を有しており、最も管端部11b側に配置されたプレートフィンでもある。第2板状部材16は、外側に膨出した複数の膨出部16aを有しており、第1板状部材15の外面に接合されて伝熱管11の各管端部11b同士を接続する接続流路17を形成している。膨出部16aは、第1板状部材15と第2板状部材16との間に略半円筒形状の空間を形成している。つまり、接続流路17は、半円筒形状の流路断面を有している。
【0022】
また、第1板状部材15と第2板状部材16との接合面から膨出部16aの最外部までの膨出長さLは、互いに接続される伝熱管11間のピッチP以下となるようにしている。具体的には、ピッチPは、伝熱管11の管径に応じて4mmから30mmの範囲に設定されており、膨出長さLは3mmから15mmの範囲になるようにしている。すなわち、ピッチPに対する膨出長さLの比(L/P)は、0.1から0.75の範囲になっている。
【0023】
さらに、膨出部16aの膨出幅Wは伝熱管11の管内径Dよりも大きくなっているため、接続流路17の流路断面積Sは伝熱管11の流路断面積S1よりも十分に大きくなっている。
【0024】
(2)熱交換器の特徴
本実施形態の熱交換器には、以下のような特徴がある。
【0025】
<1>熱交換器のコンパクト化
本実施形態の熱交換器1は、例えば、従来の熱交換器301のように伝熱管の管端部を接続するためのU字管319の代わりに、第1板状部材15と膨出部16aを有する第2板状部材16とによって形成される接続流路17で接続されているため、伝熱管11の長手方向の寸法が小さくなる。これにより、熱交換器1をコンパクトにできる。
【0026】
また、本実施形態の熱交換器1では、膨出部16aの膨出長さLが互いに接続される伝熱管11のピッチP以下であるため、従来例の熱交換器301のようにU字管319を用いて接続した場合では実現できない程度まで長手方向の寸法が小さくなっている。具体的には、伝熱管11の管径に応じて、ピッチPに対する膨出長さLの比(L/P)を0.1から0.75の範囲にすることができる。
【0027】
<2>伝熱管内の圧力損失の低減
本実施形態の熱交換器1では、互いに接続される伝熱管11の管端部11bが膨出部16aによって覆われるようにして接続流路17が形成されている、このため、膨出部16aの膨出幅Wが、接続流路17の流路断面積Sが伝熱管11の流路断面積S1よりも大きくなっている。これにより、熱交換器1の管内側の圧力損失が小さくなっている。
【0028】
<3>部品点数の削減
本実施形態の熱交換器1では、第1板状部材15がプレートフィン14と同じ形状を有し、管端部11b側に配置されたプレートフィンである。また、第2板状部材16には、各管端部11bの接続のための複数の膨出部16aが形成されている。これにより、従来例の熱交換器301のようにU字管319を用いる場合に比べて、部品点数が少なくなっている。
【0029】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態の熱交換器101は、基本的には第1実施形態の熱交換器1と同じであり、伝熱管を2種類以上の異径管で構成していることのみが異なる。以下、第1実施形態の熱交換器1との相違点について説明する。
【0030】
本実施形態の熱交換器101は、図7に示すように、3種類の異径の伝熱管111、112、113を備えた矩形平板状の外観形状を有するクロスフィン型の熱交換器である。熱交換器101は、略平行に配置された複数のヘアピン形状の伝熱管111(本実施形態では、2つ)と、伝熱管111の下段に配置され伝熱管111よりも小径の複数のヘアピン形状の伝熱管112(本実施形態では、2つ)と、伝熱管112の下段に配置され伝熱管112よりも小径の複数のヘアピン形状の伝熱管113(本実施形態では、2つ)と、伝熱管111、112、113が板厚方向に貫通する孔を有し、板厚方向に所定の間隔を空けて配置された複数のプレートフィン114と、各伝熱管111、112、113の管端部111b、112b、113bに設けられた第1板状部材115と、第1板状部材115の外面に接合される第2板状部材116とを備えている。
【0031】
第2板状部材116には、伝熱管111の管端部111b同士を接続するための膨出部116aと、伝熱管111の管端部111bと伝熱管112の管端部112bとを接続するための膨出部116bと、伝熱管112の管端部112b同士を接続するための膨出部116cと、伝熱管112の管端部112bと伝熱管113の管端部113bとを接続するための膨出部116dと、伝熱管113の管端部113b同士を接続するための膨出部116eとを備えている。これらの膨出部116a〜116eは、第1実施形態と同様に、接続流路117a〜117eをそれぞれ形成している。
【0032】
本実施形態の熱交換器101では、熱交換器101の管内側の圧力損失の低減や熱交換効率の向上のために、3種類の異径の伝熱管111、112、113から構成されている。この場合、伝熱管111、112、113の管端部111b、112b、113bを互いに接続する部分が生じるが、第2板状部材116に形成する膨出部116a〜116eの形状を異径管の管端部に容易に適合させることができるため、従来の熱交換器のようにU字管を用いる場合に比べて、異径管同士の接続のための構成が簡単になる。
【0033】
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態の熱交換器201は、空気調和機の室内機200の熱交換器として、本発明の熱交換器を適用した実施例である。熱交換器201は、図8及び図9に示すように、2点鎖線で示される室内機200を側面視する際には室内機200に内蔵された送風機230の一部を囲むように屈曲形状を有し、室内機200を正面視する際には室内機200の一端から電装品箱231側の端部まで達するような横長形状を有している。
【0034】
熱交換器201は、略平行に配置された複数のヘアピン形状の伝熱管211(本実施形態では、9つ)と、伝熱管211が板厚方向に貫通する孔を有し板厚方向に所定の間隔を空けて配置された複数のプレートフィン214と、各伝熱管211のヘアピン部211aの反対側の管端部211bに設けられた第1板状部材215と、第1板状部材215の外面に接合される第2板状部材216とを備えている。ここで、複数の伝熱管211は、熱交換器201の屈曲した形状に応じて配置されているため、第1板状部材215及び第2板状部材216も伝熱管211の配置に屈曲形状を有している。第2板状部材216には、第1実施形態と同様に、複数の膨出部216aが複数の伝熱管211の配置に応じて形成されており、管端部211bを接続するための接続流路217が形成されている。
【0035】
このような本実施形態においても、第1実施形態と同様、熱交換器のコンパクト化等の効果が得られる。これにより、熱交換器201は、従来の管端部をU字管によって接続する場合に比べて、室内機200の長手方向のスペースを有効利用できるため、図9及び図10に示すように、室内機200の熱交換器の設置スペースが同じ場合であっても、従来の熱交換器401のようなU字管419を用いる場合に比べて、熱交換器の有効長さZ1を有効長さZまで延ばすことが可能になる。例えば、ピッチPに対する膨出長さLの比(L/P)を0.1から0.75の範囲にした場合、長さZ1に対する長さZの比(Z/Z1)を最大1.1倍程度まで延ばすことができる。これにより、空気調和機の空調性能を向上させることができる。
【0036】
また、逆に、熱交換器の長手方向寸法を小さくして、室内機をコンパクトにすることも可能である。
【0037】
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0038】
例えば、ヘアピン形状の伝熱管の代わりに、直管形状の伝熱管を用いてもよい。この場合、伝熱管の両管端部が第1板状部材及び膨出部を有する第2板状部材によって接続されるため、熱交換器をさらにコンパクトにできる。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0040】
請求項1にかかる発明では、熱交換器が第1板状部材と膨出部を有する第2板状部材とによって形成される接続流路で接続されているため、従来よりも、熱交換器の長手方向の寸法が小さくなり、熱交換器をコンパクトにできる。しかも、膨出部の最大膨出長さが互いに接続される伝熱管のピッチ以下であるため、従来よりも伝熱管の長手方向の寸法を小さくすることができる。さらに、第1板状部材と膨出部を有する第2板状部材とからなる接続流路の流路断面積が伝熱管の流路断面積よりも大きくなっているため、熱交換器の管内側の圧力損失を小さくすることができる。
【0041】
請求項2にかかる発明では、膨出部の最大膨出長さが互いに接続される伝熱管のピッチ以下であるため、従来よりも伝熱管の長手方向の寸法を小さくすることができる。
【0042】
請求項3にかかる発明では、管端部に配置されたプレートフィンを第1板状部材として用いているので、部品点数を少なくできる。
【0043】
請求項4にかかる発明では、各管端部に対応する複数の膨出部が1つの第2板状部材に形成されているため、部品点数を少なくできる。
【0044】
請求項5にかかる発明では、2種類以上の異径管により伝熱管が構成された熱交換器において、第2板状部材に形成する膨出部の形状を異径管の管端部に容易に適合させることができるため、従来よりも、伝熱管の接続構成が簡単になる。
【0045】
請求項6にかかる発明では、熱交換器の伝熱管の長手方向寸法が小さくなっているため、空気調和機全体をコンパクトにすることができる。
【0046】
請求項7にかかる発明では、長手方向のスペースを有効利用できるため、室内機の熱交換器の設置スペースが従来と同じ場合であっても、従来のU字管を用いた熱交換器に比べて、熱交換器の有効長さを延ばすことができ、また、逆に、熱交換器の長手方向寸法を小さくして、室内機をコンパクトにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の熱交換器の正面図。
【図2】 従来例の熱交換器の伝熱管の管端部側の部分正面図。
【図3】 本発明の第1実施形態の熱交換器の正面図。
【図4】 第1実施形態の熱交換器の伝熱管の管端部側の部分正面図。
【図5】 第1実施形態の熱交換器の伝熱管の管端部側の部分側面図。
【図6】 図5のX−X断面図。
【図7】 本発明の第2実施形態の熱交換器の正面図。
【図8】 本発明の第3実施形態の熱交換器の管端部側の側面図。
【図9】 本発明の第3実施形態の熱交換器の正面図。
【図10】 本発明の第3実施形態の熱交換器の管端部側の部分正面図。
【符号の説明】
1、101、201 熱交換器
11、111、112、113、211 伝熱管
11b、111b、112b、113b、211b 管端部
14、114、214 プレートフィン
15、115、215 第1板状部材
16、116、216 第2板状部材
16a、116a、116b、116c、116d、116e、216a 膨出部
17、117a〜117e、217 接続流路
L 膨出長さ
P ピッチ
Claims (7)
- 複数の伝熱管(11、111、112、113、211)を略平行に配置し、前記各伝熱管の管端部(11b、111b、112b、113b、211b)同士を接続して構成される熱交換器(1、101、201)であって、
前記伝熱管の各管端部(11b、111b、112b、113b、211b)同士に装着された第1板状部材(15、115、215)と、
前記伝熱管の各管端部(11b、111b、112b、113b、211b)同士を1対1で接続する接続流路(17、117a〜117e、217)を形成するように外側に膨出した膨出部(16a、116a〜116e、216a)を有し、前記第1板状部材(15、115、215)の外面に接合された第2板状部材(16、116、216)とを備え、
前記第1板状部材(15、115、215)と前記第2板状部材(16、116、216)との接合面から前記膨出部(16a、116a〜116e、216a)の最外部までの膨出長さ(L)は、互いに接続される前記伝熱管(11、111、112、113、211)間のピッチ(P)以下であり、
前記接続流路(17、117a〜117e、217)の流路断面積(S)は、前記伝熱管(11、111、112、113、211)の流路断面積(S 1 )よりも大きい、
熱交換器(1、101、201)。 - 前記ピッチ(P)に対する前記膨出長さ(L)の比(L/P)は、0.1以上、0.75以下の範囲である、請求項1に記載の熱交換器(1、101、201)。
- 前記複数の伝熱管(11、111、112、113、211)が板厚方向に貫通する孔を有し、板厚方向に所定の間隔を空けて配置された複数のプレートフィン(14、114、214)をさらに備え、
前記第1板状部材(15、115、215)は、前記伝熱管の管端部(11b、111b、112b、113b)に配置されたプレートフィン(14、114、214)である、
請求項1又は2に記載の熱交換器(1、101、201)。 - 前記第2板状部材(16、116、216)には、前記伝熱管の各管端部(11b、111b、112b、113b、211b)に対応する複数の膨出部(16a、116a〜116e、216a)が形成されている、
請求項1〜3のいずれかに記載の熱交換器(1、101、201)。 - 前記複数の伝熱管(111、112、113)は、2種類以上の異径管によって構成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の熱交換器(101)。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の熱交換器(1、101、201)を備えた空気調和機。
- 正面視において一端から他端まで達するように配置された請求項1〜5のいずれかに記載の横長形状の熱交換器(201)を備えた空気調和機の室内機(200)。
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