JP3978404B2

JP3978404B2 - Clothing with crotch

Info

Publication number: JP3978404B2
Application number: JP2003094418A
Authority: JP
Inventors: 真小山; 義明中川
Original assignee: Wacoal Corp
Current assignee: Wacoal Corp
Priority date: 2003-03-31
Filing date: 2003-03-31
Publication date: 2007-09-19
Anticipated expiration: 2023-03-31
Also published as: JP2004300619A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、股付き衣類に関し、特に詳細には、ロングタイプのガードル、パンティストッキング、タイツ、男女スパッツ型の水着、男女スポーツウェア等の脚線矯正用の股付き衣類に適用される。
【０００２】
【従来の技術】
股付き衣類である、例えば、ロングタイプのガードル、パンティストッキング、タイツ、男女スパッツ型の水着、男女スポーツウェア等には、人体の各部位に対応する箇所ごとに伸縮性の異なる布が配置される等して、それぞれの股付き衣類のコンセプトに見合った機能が付加されている。このような股付き衣類としては、例えば、特許文献１には、ガードルが開示されており、このガードルは、股部の内側から外側脇部分までの太腿の後半分にパワーの強い生地を使用することで、太腿の後半部分を押えてすっきりと見せるとともにヒップアップ効果を高めている。また、特許文献２には、パンティストッキングが開示されており、このパンティストッキングは、腹部の膨出抑制効果およびヒップアップ効果を奏するものであり、太腿の上部には、当該太腿を周回するガーターベルトが備えられている。また、特許文献３には、内反内旋膝矯正ストッキングが開示されており、この内反内旋膝矯正ストッキングは、伸縮性の帯を、膝が外反する方向に足部から下腹部まで巻き上げることで、膝変形性関節症の治療、予防、歩容改善を行っている。また、特許文献４には、スポーツ用スパッツが開示されており、このスポーツ用スパッツは、膝上部に設けられた締め付けベルトで筋肉をサポートし、テーピング効果を発揮させることで、筋肉疲労を防止するとともに運動作用をスムーズにしている。また、特許文献５には、スポーツウェアが開示されており、このスポーツウェアは、ウェアの長さ方向に形成された伸縮抑制ライン部を、筋肉や関節の動きを規制してテーピング効果を生じ得る方向に形成することで、スポーツ障害を防止させている。
【０００３】
【特許文献１】
登録実用新案第３０６２２２２号公報
【特許文献２】
特開平９−１１９００３号公報
【特許文献３】
特開平１０−２１１２２５号公報
【特許文献４】
特開平９−１４９９５９号公報
【特許文献５】
特開平９−２４１９０６号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した各特許文献に開示された股付き衣類は、脚部をすっきり見せたり、ヒップアップ効果を高めたり、膝関節症の治療や予防をしたり、脚部の運動能力を高めることを主なコンセプトとしているものであって、いわゆるＯ脚等による膝の開きすぎを矯正するために大腿部を内側に回転させることをコンセプトにしているものではない。したがって、従来の股付き衣類では、着用者の膝を内側に向けやすくすることができず、膝が外側に開いてしまう脚線を矯正することはできない。
【０００５】
そこで本発明は、着用者の膝を内側に向けやすくする脚線矯正用の股付き衣類を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも腰部から大腿部の上部までを被覆する本体部を備える股付き衣類において、大腿部の大内転筋が位置する部位を覆う伸縮性の大内転筋サポート部と、前記大腿部の脇側を覆い、前記大内転筋サポート部に一部が隣接する非伸縮性あるいは難伸縮性の脇側当て布部とを備え、大内転筋サポート部は、本体部よりも緊締力が強いことを特徴とする。
【０００７】
この発明によれば、本発明に係る股付き衣類が着用されると、緊締力の強い大内転筋サポート部は着用者の動きに合わせて伸縮し、非伸縮性あるいは難伸縮性の脇側当て布は大腿部にしっかりと固定されるため、大内転筋サポート部は大腿部に密着した状態で大内転筋に沿って伸縮する。これにより、大内転筋の動きをサポートすることができるので、着用者の膝を無理なく内側に向けることができ、ひいては脚線を矯正できる。
【０００８】
本発明に係る股付き衣類において、大内転筋サポート部は、大腿部の内側から当該大腿部の前側を通り、当該大腿部の脇側までを覆うとともに、少なくとも大内転筋の恥骨側端部の一部から大腿骨側端部の一部までを覆い、大内転筋サポート部の上辺縁において、当該上辺縁の内側端部は、脇側端部よりも上部に位置することが好ましく、また、大内転筋サポート部の上辺縁は、本体部にある股部の側辺縁後端から当該股部の側辺縁を通り、大内転筋サポート部の下辺縁の脇側端に向けて下降する形状であることが好ましい。さらに、大内転筋サポート部の上辺縁は、腰部の脇側方向に向けて凸形状を成すことが好ましい。このようにすれば、大内転筋サポート部が、大内転筋をしっかりと覆うため、大内転筋をサポートする効果が増大する。
【０００９】
本発明に係る股付き衣類において、大内転筋サポート部は、大腿部の内側から当該大腿部の前側を通り、当該大腿部の脇側までを帯状に覆うとともに、少なくとも大内転筋の恥骨側端部の一部から大腿骨側端部の一部までを覆い、大内転筋サポート部の内側端部は、当該大内転筋サポート部の脇側端部よりも上部に位置することが好ましく、このようにすれば、大内転筋サポート部の長手方向を大内転筋の伸縮方向と一致させることができるため、帯状の大内転筋サポート部が大内転筋の動きをしっかりとサポートすることができる。
【００１０】
本発明に係る股付き衣類において、脇側当て布部の下辺縁を、大内転筋サポート部の上辺縁部分に位置させるか、または、脇側当て布部を、大内転筋サポート部の脇側に位置させることが好ましい。このようにすれば、大内転筋サポート部には、大腿部に固定された脇側当て布を支点として大腿部を内側に回そうとする力が効率的にかけられる。
【００１１】
本発明に係る股付き衣類において、脇側当て布部において、当該脇側当て布部の上端は、腰部の脇側上縁部分に位置することが好ましく、このようにすれば、非伸縮性あるいは難伸縮性の脇側当て布部が、大転子近傍から腸棘点後方近傍においてもしっかりと固定されるため、着用者の後傾した骨盤を前方に傾けやすくなり、脚線のみならず姿勢も美しくする効果がある。
【００１２】
【発明の実施の形態】
実施形態の説明に先立ち、図１ないし図３を参照して、本願発明の背景となる美しい脚線（脚線美）について説明する。図１は、大腿部の骨格および筋肉を表した正面図であり、図２（ａ）は、両膝が外に開いた場合における姿勢の正面図であり、図２（ｂ）は、両膝が外に開いた場合における姿勢の右側面図である。図３（ａ）は、大腿部を内側に回転させた場合における姿勢の正面図であり、図３（ｂ）は、大腿部を内側に回転させた場合における姿勢の右側面図である。
【００１３】
本願発明者は、女性が最も改善したいと希望している体の部位の一つに「脚」が挙げられていることに鑑みて、脚線美を実現するための手段を追求することにし、特に、両足を揃えて立ったときに両膝が離れてしまう、いわゆるＯ脚を矯正することに主眼をおいた。その結果、まず、図１（ａ）に示すように、両膝が外に開いているときには、蟹股になるだけではなく、図１（ｂ）に示すように、骨盤も後傾しやすくなり脚線のみならず全体の姿勢までもが悪化することが判明した。次に、図１に示す状態から、図２（ａ）に示す矢印方向に力を加える、すなわち、大腿部を内側に回転させるような力を大腿部に加えると、蟹股が矯正されるとともに、図２（ｂ）に示すように、骨盤の後傾も矯正され、脚線美のみならず姿勢美（美しい姿勢）についても実現され得ることが判明した。ここで、図３を参照して、大腿部に加える力について説明する。図３に示すように、大腿部の大腿骨Ｔの内側、かつ、股関節Ｋおよび恥骨Ｃの下部には、大内転筋Ｎがある。この大内転筋Ｎは、大腿を内転させる（大腿を身体の中軸に近付ける）働きをする筋肉である。したがって、この大内転筋Ｎに対して、大内転筋Ｎの大腿骨側端部Ｎ１から大内転筋Ｎの恥骨側端部Ｎ２に向かう方向（図３に示す矢印方向）に力ＰＮを加えることで、両膝の間隔が狭まり蟹股およびＯ脚が矯正されることになるとともに、骨盤の後傾も矯正され得ることになる。
【００１４】
そこで、本願発明者は、大内転筋の動きをサポートする構造を採用すれば、大内転筋が作用している状態が維持され、美しい脚線が保ちやすくなり、さらには、美しい姿勢も保ちやすくなるのではないかとの知見を得て、本発明を完成した。
【００１５】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なお、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【００１６】
図４〜図７を参照して、本実施形態におけるロングタイプのガードル（股付き衣類）について説明する。図４は、ロングタイプのガードルの正面平面図であり、図５は、ロングタイプのガードルの背面平面図であり、図６は、ロングタイプのガードルを右前側から斜視した状態の平面図であり、図７は、図６に示すロングタイプのガードルの右脚を上に折り返した状態の平面図である。
【００１７】
図示のように、ロングタイプのガードルは、腰部から大腿部の上部までを被覆する本体部１と、本体部１の前側の下部に縫着されて連なる大内転筋サポート部２と、本体部１にある大腿部脇側部分の一部１１ａの裏側に縫着される脇側当て布３とで大略構成される。本体部１は、腰部の前側から大腿部の脇側までを覆う本体前部１１と、腰部の脇側から臀部および大腿部の後側までを覆う本体後部１２と、股間部分を覆う股部１３とを主要パーツとして構成されている。
【００１８】
本体部１および大内転筋サポート部２は、伸縮性を有する素材により構成されており、このような素材としては、例えば、パワーネット、サテンネット、トリコネット、ツーウェイトリコットあるいはツーウェイラッセルがある。
【００１９】
また、脇側当て布３は、張りとコシを有する非伸縮性あるいは難伸縮性の素材により構成されており、このような素材としては、例えば、ワンウェイ素材、マーキジット、あるいはトリコットがある。
【００２０】
図４〜図７に示すロングタイプのガードルの特徴は、大内転筋サポート部２と脇側当て布３とを含んで構成されている点である。以下において、大内転筋サポート部２および脇側当て布３のロングタイプのガードルに占める位置および形状について説明する。
【００２１】
図示のように、大内転筋サポート部２は、大腿部の大内転筋が位置する部位を含むように、大腿部の内側から大腿部の前側を通り大腿部の脇側までを覆い、内側縁部、上辺縁部、下辺縁部に囲まれた形状を成している。大内転筋サポート部２の内側縁部は、本体後部１２の大腿部内側縁部分に形成され（図５，図７参照）、この内側縁部の上端２ａは、股部１３の側辺縁の後端に位置し、内側縁部の下端２ｂは、裾部１４の上辺縁に位置する。大内転筋サポート部２の下辺縁部は、裾部１４の上辺縁部分に形成され（図５，図７参照）、この下辺縁部の内側端２ｂは、上記内側縁部の下端２ｂと同位置であり、下辺縁部の脇側端２ｃは、裾部１４の上辺縁に位置する（図６参照）。大内転筋サポート部２の上辺縁部は、本体前部１１の下辺縁部分に形成され（図６，図７参照）、この上辺縁部の内側端２ａは、上記内側縁部の上端２ａと同位置であり、上辺縁部の脇側端２ｃは、上記下辺縁部の脇側端２ｃと同位置である。大内転筋サポート部２の上辺縁部は、この上辺縁部の内側端２ａが脇側端２ｃよりも上部に位置している。大内転筋サポート部２の上辺縁部は、この上辺縁部の内側端２ａから股部１３の側辺縁を通り、上辺縁の脇側端２ｃに向けて曲線状に下降する。この曲線は、腰部の脇側方向に向けて凸形状を成している。なお、上辺縁部の形状は、曲線に限らず、直線であってもよいし、直線および曲線の組み合わせであってもよい。すなわち、大内転筋サポート部２が、大内転筋をサポートし得る形状であればよい。
【００２２】
本体部１と大内転筋サポート部２は、上述したように同様の素材により構成されるが、生地の緊締力は、大内転筋サポート部２の方が強い点に本発明の特徴がある。ここで、本願発明者は、本体部１および大内転筋サポート部２の緊締力を測定するために、伸長回復性試験（３０％伸長時）を行った。その結果、本実施形態における本体部１と大内転筋サポート部２との伸長回復性の応力比は、１：１．５〜３．５の範囲にあることが好ましく、より好ましくは１：２．５となる場合であることが判明した。また、大内転筋サポート部２は、緊締力を最も発揮し得る伸縮方向が大内転筋の動く方向（図４に示す矢印方向Ｙ）に合致するように、本体部１に縫着される。これにより、大内転筋サポート部２の伸縮により生じた力が、大内転筋の動きを効率的にサポートすることになる。
【００２３】
図６に示すように、脇側当て布３は、大内転筋の大腿骨側に位置する部位付近であって大内転筋サポート部２に隣接する位置において、大腿部の脇側を覆うように形成されている。脇側当て布３は、本体後側縁部、本体前側下辺縁部、上辺部、下辺部に囲まれた形状を成している。脇側当て布３の本体後側縁部は、本体前部１１と本体後部１２との接ぎ部分に形成され、脇側当て布３の本体前側下辺縁部は、本体前部１１と大内転筋サポート部２との接ぎ部分に形成される。また、脇側当て布３の上辺部および下辺部は、本体前部１１にある大腿部脇側部分の一部１１ａの上辺縁および下辺縁にそれぞれ形成される。
【００２４】
なお、脇側当て布３は、少なくとも３ｃｍ（上辺部、下辺部）×５ｃｍ（本体後側縁部、本体前側下辺縁部）位の大きさであることが好ましい。また、脇側当て布３の形状は、四角形である必要はなく、例えば、円形であってもよい。脇側当て布３の形状が円形である場合には、少なくとも直径３ｃｍ位の円形であることが好ましい。
【００２５】
本実施形態におけるロングタイプのガードルは、このような大内転筋サポート部２と脇側当て布３とを備えることにより、以下に記載する効果を有する。まず、ロングタイプのガードルを着用すると、緊締力の強い大内転筋サポート部２が伸長し、さらに着用者の動きに応じて伸縮する。なお、この大内転筋サポート部２は、図８に示す矢印方向Ｙに沿って伸縮するように縫着されている。
【００２６】
一方、脇側当て布３は、伸縮性の少ない生地であるため、ロングタイプのガードルが着用されても、ほとんど伸長しない。したがって、着用時において、脇側当て布３は大腿部にしっかりと固定され、大内転筋サポート部２は大腿部に密着した状態で大内転筋に沿って（図８に示す矢印方向Ｙに沿って）伸縮する。すなわち、大腿部に密着している大内転筋サポート部２には、大腿部に固定された脇側当て布３を支点として大腿部を内側に回そうとする力が効率良くかかる。これにより、大内転筋サポート部２は、大内転筋をサポートする役目を果たすことになる。すなわち、大腿部を内側に回転させようとする力が大腿部に加えられることにより、蟹股が矯正されるとともに、骨盤の後傾も矯正され、脚線美および姿勢美が実現され得る。
【００２７】
次に、図９および図１０を参照して、本実施形態における変形例であるロングタイプのガードル（股付き衣類）について説明する。図９は、ロングタイプのガードルを着用した状態において左斜め前から見た斜視図であり、図１０は、ロングタイプのガードルを着用した状態において左斜め後から見た斜視図である。
【００２８】
図９および図１０に示すように、ロングタイプのガードルは、腰部から大腿部の上部までを被覆する本体部１Ａと、本体部１Ａの裾部１４の裏側に縫着される大内転筋サポート部２Ａと、本体部１Ａの脇側の裏側に縫着される脇側当て布３Ａとで大略構成される。
【００２９】
図９および図１０に示すロングタイプのガードルの特徴は、大内転筋サポート部２Ａと脇側当て布３Ａとを含んで構成されている点で、上述したロングタイプのガードルと同様の特徴を有する。しかしながら、脇側当て布３Ａの位置および形状については、上述したロングタイプのガードルとは相違するため、以下において、変形例であるロングタイプのガードルに特有の特徴について説明する。
【００３０】
図９および図１０に示すように、脇側当て布３Ａは、くびれを有する帯状に形成されており、本体部１Ａの脇側部分を縦方向に覆っている。この脇側当て布３Ａの上端は、腰部の脇側上縁部分に位置し、脇側当て布３Ａの下端は、裾部１４の中間ライン部分に位置する。また、脇側当て布３Ａの下端部分の前側端部２ｃは、大内転筋サポート部２Ａの脇側端部２ｃに位置する。すなわち、脇側当て布３Ａは、大内転筋サポート部２Ａの脇側に位置する。
【００３１】
本変形例におけるロングタイプのガードルは、このような脇側当て布３Ａと大内転筋サポート部２Ａとを備えることにより、以下に記載する効果を有する。まず、ロングタイプのガードルを着用すると、緊締力の強い大内転筋サポート部２Ａの生地が伸長し、さらに着用者の動きに応じて伸縮する。なお、この大内転筋サポート部２Ａは、図９に示す矢印方向Ｙに沿って伸縮するように縫着されている。
【００３２】
一方、脇側当て布３Ａは、伸縮性の少ない生地であるため、ロングタイプのガードルが着用されても、ほとんど伸長しない。したがって、着用時において、脇側当て布３Ａは大腿部にしっかりと固定され、大内転筋サポート部２Ａは大腿部に密着した状態で大内転筋に沿って伸縮する。すなわち、大腿部に密着している大内転筋サポート部２Ａには、大腿部に固定された脇側当て布３Ａを支点として大腿部を内側に回そうとする力が効率良くかかる。これにより、大内転筋サポート部２Ａは、大内転筋をサポートする役目を果たすことになる。
【００３３】
また、本変形例における脇側当て布３Ａは、本体部１Ａの脇側部分を縦方向に長く覆っているため、非伸縮性あるいは難伸縮性の脇側当て布部３Ａが、腰部の脇側においてもしっかりと固定されることになり、腰の筋肉が脇側からしっかりと締め付けられ、骨盤が直立しやすくなる。これにより、着用者の骨盤の後傾を矯正する効果がより高められる。
【００３４】
次に、図１１および図１２を参照して、本実施形態における変形例であるパンティストッキング（股付き衣類）について説明する。図１１は、パンティストッキングを着用した状態において左斜め前から見た斜視図であり、図１２は、パンティストッキングを着用した状態において左斜め後から見た斜視図である。
【００３５】
図１１および図１２に示すように、パンティストッキングは、腰部から足先までを被覆する本体部１Ｂと、本体部１Ｂに編み立てられた大内転筋サポート部２Ｂおよび脇側当て布３Ｂとで大略構成される。
【００３６】
図１１および図１２に示すパンティストッキングの特徴は、大内転筋サポート部２Ｂと脇側当て布３Ｂとを含んで構成されている点で、上述したロングタイプのガードルと同様の特徴を有する。しかしながら、大内転筋サポート部２Ｂおよび脇側当て布３Ｂの位置および形状については、上述したロングタイプのガードルとは相違するため、以下において、変形例であるパンティストッキングに特有の特徴について説明する。
【００３７】
図１１および図１２に示すように、大内転筋サポート部２Ｂは、大腿部の大内転筋が位置する部位を含むように、大腿部の内側から大腿部の前側を通り大腿部の裏側までを帯状に覆うように形成されている。大内転筋サポート部２Ｂの内側端部は、大内転筋サポート部２Ｂの裏側端部よりも上部に位置する。すなわち、大内転筋サポート部２Ｂは、大内転筋サポート部２Ｂの内側端部を上端とし、大内転筋サポート部２Ｂの裏側端部を下端とするらせん状に形成されている。これにより、大内転筋サポート部２Ｂの長手方向を大内転筋の伸縮方向と一致させることができるため、帯状の大内転筋サポート部２Ｂが大内転筋の動きをしっかりとサポートすることができるようになる。
【００３８】
なお、大内転筋サポート部２Ｂは、必ずしも大腿部の裏側まで覆う必要はなく、例えば、大腿部の脇側付近までを覆うこととしてもよい。すなわち、大内転筋サポート部２Ｂが、少なくとも大内転筋を覆うことにより大内転筋の動きをサポートすることができればよい。ただし、帯状の大内転筋サポート部２Ｂにより覆われる範囲が大きい（長い）ほうが、大内転筋に作用する力をより増大させることが可能となる。
【００３９】
脇側当て布３Ｂは、大内転筋の大腿骨側に位置する部位付近であって大内転筋サポート部２Ｂに隣接する位置において、大腿部の脇側を覆うように形成されている。脇側当て布３Ｂは、大内転筋サポート部２Ｂの上辺縁部分の一部を下辺縁とし、この下辺縁を底辺とした三角形の形状を成している。
【００４０】
本変形例におけるパンティストッキングは、このような大内転筋サポート部２Ｂと脇側当て布３Ｂとを備えることにより、以下に記載する効果を有する。まず、パンティストッキングを着用すると、緊締力の強い大内転筋サポート部２Ｂの生地が伸長し、さらに着用者の動きに応じて伸縮する。なお、この大内転筋サポート部２Ｂは、図１１に示す矢印方向Ｙに沿って伸縮するように縫着されている。
【００４１】
一方、脇側当て布３Ｂは、伸縮性の少ない生地であるため、パンティストッキングが着用されても、ほとんど伸長しない。したがって、着用時において、脇側当て布３Ｂは大腿部にしっかりと固定され、大内転筋サポート部２Ｂは大腿部に密着した状態で大内転筋に沿って伸縮する。すなわち、大腿部に密着している大内転筋サポート部２Ｂには、大腿部に固定された脇側当て布３Ｂを支点として大腿部を内側に回そうとする力が効率良くかかる。これにより、大内転筋サポート部２Ｂは、大内転筋をサポートする役目を果たすことになる。
【００４２】
また、本変形例における大内転筋サポート部２Ｂは、本体部１Ｂの大腿部の裏側までをらせん状に覆っているため、大腿部を内側に回す力がより効率的に大内転筋サポート部２Ｂにかかるようになる。
【００４３】
次に、図１３および図１４を参照して、本実施形態における変形例であるパンティストッキング（股付き衣類）について説明する。図１３は、パンティストッキングを着用した状態において左斜め前から見た斜視図であり、図１４は、パンティストッキングを着用した状態において左斜め後から見た斜視図である。
【００４４】
図１３および図１４に示すように、パンティストッキングは、腰部から足先までを被覆する本体部１Ｃと、本体部１Ｃに編み立てられた大内転筋サポート部２Ｃおよび脇側当て布３Ｃとで大略構成される。
【００４５】
図１３および図１４に示すパンティストッキングの特徴は、大内転筋サポート部２Ｃと脇側当て布３Ｃとを含んで構成されている点で、上述したロングタイプのガードルと同様の特徴を有する。しかしながら、大内転筋サポート部２Ｃおよび脇側当て布３Ｃの位置および形状については、上述したロングタイプのガードルとは相違するため、以下において、変形例であるパンティストッキングに特有の特徴について説明する。
【００４６】
図１３および図１４に示すように、大内転筋サポート部２Ｃは、大腿部の大内転筋が位置する部位を含むように、大腿部の内側から大腿部の前側を通り大腿部の裏側までを帯状に覆うように形成されている。大内転筋サポート部２Ｃの内側端部は、大内転筋サポート部２Ｃの裏側端部よりも上部に位置する。すなわち、大内転筋サポート部２Ｃは、大内転筋サポート部２Ｃの内側端部を上端とし、大内転筋サポート部２Ｃの裏側端部を下端とするらせん状に形成されているこれにより、大内転筋サポート部２Ｃの長手方向を大内転筋の伸縮方向と一致させることができるため、帯状の大内転筋サポート部２Ｃが大内転筋の動きをしっかりとサポートすることができるようになる。
【００４７】
脇側当て布３Ｃは、くびれを有する帯状に形成されており、本体部１Ｃの脇側部分を縦方向に覆っている。この脇側当て布３Ｃの上端は、腰部の脇側上縁部分に位置し、脇側当て布３Ｃの下端は、大内転筋サポート部２Ｃの下辺縁ラインと同じライン上に位置する。
【００４８】
なお、大内転筋サポート部２Ｃは、必ずしも大腿部の裏側まで覆う必要はなく、例えば、大腿部の脇側付近（脇側当て布３Ｃよりも前側の部分）までを覆うこととしてもよい。すなわち、大内転筋サポート部２Ｃが、少なくとも大内転筋を覆うことにより大内転筋の動きをサポートすることができればよい。ただし、帯状の大内転筋サポート部２Ｃにより覆われる範囲が大きい（長い）ほうが、大内転筋に作用する力をより増大させることが可能となる。また、大内転筋サポート部２Ｃが、脇側当て布３Ｃよりも前側の部分を覆うこととした場合には、脇側当て布３Ｃの前側縁の下端部分を、大内転筋サポート部２Ｃの脇側縁部分に位置する（脇側当て布３Ｃが、大内転筋サポート部２Ｃの脇側に位置する）ことが好ましい。これにより、大内転筋サポート部２Ｃには、大腿部に固定された脇側当て布３Ｃを支点として大腿部を内側に回そうとする力が効率的にかけられることになる。
【００４９】
本変形例におけるパンティストッキングは、このような大内転筋サポート部２Ｃと脇側当て布３Ｃとを備えることにより、以下に記載する効果を有する。まず、パンティストッキングを着用すると、緊締力の強い大内転筋サポート部２Ｃの生地が伸長し、さらに着用者の動きに応じて伸縮する。なお、この大内転筋サポート部２Ｃは、図１３に示す矢印方向Ｙに沿って伸縮するように縫着されている。
【００５０】
一方、脇側当て布３Ｃは、伸縮性の少ない生地であるため、パンティストッキングが着用されても、ほとんど伸長しない。したがって、着用時において、脇側当て布３Ｃは大腿部にしっかりと固定され、大内転筋サポート部２Ｃは大腿部に密着した状態で大内転筋に沿って伸縮する。すなわち、大腿部に密着している大内転筋サポート部２Ｃには、大腿部に固定された脇側当て布３Ｃを支点として大腿部を内側に回そうとする力が効率良くかかる。これにより、大内転筋サポート部２Ｃは、大内転筋をサポートする役目を果たすことになる。
【００５１】
また、本変形例における大内転筋サポート部２Ｃは、本体部１Ｃの大腿部の裏側までをらせん状に覆っているため、大腿部を内側に回す力がより効率的に大内転筋サポート部２Ｃにかかるようになる。
【００５２】
さらに、本変形例における脇側当て布３Ｃは、本体部１Ｃの脇側部分を縦方向に長く覆っているため、非伸縮性あるいは難伸縮性の脇側当て布部３Ｃが、腰部の脇側においてもしっかりと固定されることになり、腰の筋肉が脇側からしっかりと締め付けられ、骨盤が直立しやすくなる。これにより、着用者の骨盤の後傾を矯正する効果がより高められる。
【００５３】
なお、図１１〜図１４に示す変形例は、パンティストッキングに限られず、例えば、腰部から足首までを被覆するタイツ等にも適用可能である。
【００５４】
また、上述した各大内転筋サポート部２，２Ａ，２Ｂ，２Ｃは、必ずしも大内転筋の全てを覆う必要はなく、少なくとも大内転筋の恥骨側端部の一部から大腿骨側端部の一部までを覆っていればよい。大内転筋の伸縮方向は、大内転筋の恥骨側端部と大腿骨側端部とを結ぶ筋方向であるため、この伸縮方向に沿って大内転筋の一部を覆うことで、大内転筋の動きをサポートすることができる。
【００５５】
次に、試作品のロングタイプのガードルをモニターに試着してもらい、自然に立ったときの膝の間隔（膝の開き具合）を測定したところ、ヌード状態で測定した膝の間隔よりも狭くなった人が、１１名中８名に及んだ。測定値を用いて具体的に説明すると、１１名の測定値の平均値は、ヌード状態が、１６．０ｃｍであったのに対し、着用状態では、１４．４ｃｍであった。これにより、試作品のロングタイプのガードルを着用することにより、膝の間隔が狭くなることが裏付けられた。また、試作品のロングタイプのガードルを着用して座ったときの膝の閉じやすさについては、１１名中８名が、「ヌード状態よりも膝を閉じやすい」と答えた。さらに、試作品のロングタイプのガードルを着用したときの姿勢への影響については、特に上体が後傾していると判断された３名のうちの２名が、「膝を閉じるように働きかけるだけで上体が起き、背筋が伸びる」と答えた。これらの結果を踏まえることにより、本実施形態におけるロングタイプのガードルには、脚線および姿勢を整える効果があることがわかる。
【００５６】
最後に、本発明は、ロングタイプのガードル等に代表される股付き衣類の大内転筋サポート部２を大腿部に密着させて、脇側当て布３を大腿部にしっかりと固定させることにより、大内転筋の動きをサポートするという点を基本構成としている。これにより、膝が内側に向きやすくなり、膝が自然に外側に開いてしまう事態を防止することができ、脚を美しく見せることが可能となる。したがって、かかる構成であれば、上記の実施形態や変形例に限らず、種々の態様が可能である。例えば、大内転筋サポート部の形状や脇側当て布の形状は、上述した実施形態および変形例における形状に限らず、他の形状であってもよい。
【００５７】
【発明の効果】
本発明に係る股付き衣類によれば、大内転筋の動きをサポートすることができるので、着用者の膝が内側に向きやすくなり、ひいては、脚を美しくみせるという、優れた効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】大腿部の骨格および筋肉を表した正面図である。
【図２】（ａ）は、両膝が外に開いた場合における姿勢の正面図であり、（ｂ）は、両膝が外に開いた場合における姿勢の右側面図である。
【図３】（ａ）は、大腿部を内側に回転させた場合における姿勢の正面図であり、（ｂ）は、大腿部を内側に回転させた場合における姿勢の右側面図。
【図４】実施形態におけるロングタイプのガードルの正面平面図である。
【図５】実施形態におけるロングタイプのガードルの背面平面図である。
【図６】実施形態におけるロングタイプのガードルを右前側から斜視した状態の平面図である。
【図７】実施形態におけるロングタイプのガードルの右脚を上に折り返した状態の平面図である。
【図８】実施形態におけるロングタイプのガードルを着用した状態で斜め前方から見た斜視図である。
【図９】変形例におけるロングタイプのガードルを着用した状態において左斜め前から見た斜視図である。
【図１０】変形例におけるロングタイプのガードルを着用した状態において左斜め後から見た斜視図である。
【図１１】変形例におけるパンティストッキングを着用した状態において左斜め前から見た斜視図である。
【図１２】変形例におけるパンティストッキングを着用した状態において左斜め後から見た斜視図である。
【図１３】変形例におけるパンティストッキングを着用した状態において左斜め前から見た斜視図である。
【図１４】変形例におけるパンティストッキングを着用した状態において左斜め後から見た斜視図である。
【符号の説明】
１，１Ａ，１Ｂ，１Ｃ・・・本体部、２，２Ａ，２Ｂ，２Ｃ・・・大内転筋サポート部、３，３Ａ，３Ｂ，３ｃ・・・脇側当て布、１１・・・本体前部、１２・・・本体後部、１３・・・股部、１４・・・裾部、Ｎ・・・大内転筋、Ｔ・・・大腿骨、Ｋ・・・股関節、Ｃ・・・恥骨。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a garment with a crotch, and in particular, is applied to a garment with a crotch for leg line correction such as a long-type girdle, pantyhose, tights, a men's and women's spats-type swimsuit, and men's and women's sportswear.
[0002]
[Prior art]
For example, long-type girdle, pantyhose, tights, men's and women's spats-type swimwear, men's and women's sportswear, etc., are cloths with crotch, and cloths with different stretchability are arranged for each part corresponding to each part of the human body. Equivalent functions are added to each crotch clothing concept. As such a garment with a crotch, for example, a girdle is disclosed in Patent Document 1, and this girdle uses a high-power fabric for the rear half of the thigh from the inside of the crotch to the outer side part. By doing so, the second half of the thigh is pressed to make it look clear and enhance the hip-up effect. Patent document 2 discloses a pantyhose, and this pantyhose exhibits an abdominal bulge suppressing effect and a hip-up effect, and wraps around the thigh at the upper part of the thigh. A garter belt is provided. Further, Patent Document 3 discloses a varus / inner rotation knee correction stocking, and this varus / inversion knee correction stocking winds an elastic band from a foot part to a lower abdomen part in a direction in which the knee is valgus. Therefore, we are treating, preventing, and improving gait for knee osteoarthritis. Patent Document 4 discloses sports spats, and these sports spats prevent muscle fatigue by supporting the muscles with a tightening belt provided at the upper knee and exerting a taping effect. At the same time, the movement is smooth. Patent Document 5 discloses sportswear, and this sportswear can produce a taping effect by restricting the movement of muscles and joints on a stretch suppression line portion formed in the length direction of the wear. By forming in the direction, sports obstacles are prevented.
[0003]
[Patent Document 1]
Registered Utility Model No. 3062222
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-11903
[Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-211225
[Patent Document 4]
JP-A-9-149959
[Patent Document 5]
JP-A-9-241906
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the crotch garments disclosed in each of the above-mentioned patent documents show that the legs are clearly displayed, the hip-up effect is enhanced, the knee arthropathy is treated and prevented, and the exercise capacity of the legs is increased. It is the main concept, and is not based on the concept of rotating the thigh inward in order to correct over-opening of the knee by so-called O-legs. Therefore, in the conventional crotch garment, the wearer's knee cannot be easily directed inward, and the leg line that causes the knee to open outward cannot be corrected.
[0005]
Then, an object of this invention is to provide the clothing with a crotch for leg line correction which makes a wearer's knee easy to face inward.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a garment with a crotch comprising a main body part covering at least from the waist part to the upper part of the thigh, and a stretchable adductor support part that covers a site where the adductor of the thigh is located; A non-stretchable or difficult-to-stretch side lining cloth part covering the side of the thigh and partially adjacent to the greater adductor muscle support part; It is characterized by a stronger tightening force.
[0007]
According to the present invention, when the crotch garment according to the present invention is worn, the greater adductor muscle support portion with strong tightening force expands and contracts in accordance with the movement of the wearer, and the non-stretchable or hardly stretchable armpit side Since the patch is firmly fixed to the thigh, the greater adductor support portion expands and contracts along the greater adductor muscle in close contact with the thigh. Thereby, since the movement of the greater adductor muscle can be supported, the wearer's knee can be turned to the inside without difficulty, and the leg line can be corrected.
[0008]
In the garment with a crotch according to the present invention, the greater adductor muscle support portion covers from the inside of the thigh to the front side of the thigh and to the side of the thigh, and at least of the greater adductor muscle Covers a part of the pubic side end part to a part of the femoral side end part, and the upper end edge of the greater adductor muscle support part is located above the side end part. Preferably, the upper edge of the greater adductor muscle support portion passes through the side edge of the crotch portion from the rear edge of the lateral edge of the crotch portion in the main body portion, and the lower edge of the greater adductor muscle support portion. A shape that descends toward the side edge is preferred. Furthermore, it is preferable that the upper edge of the greater adductor muscle support portion has a convex shape toward the side of the waist. In this way, the greater adductor muscle support portion firmly covers the greater adductor muscle, so that the effect of supporting the greater adductor muscle is increased.
[0009]
In the garment with a crotch according to the present invention, the greater adductor muscle support portion covers the belt from the inner side of the thigh to the front side of the thigh to the side of the thigh, and at least the greater adduction. Covers part of the muscle from the pubic side end to the part of the femoral side end, and the inner end of the greater adductor muscle support part is located above the side edge of the greater adductor muscle support part. It is preferable that the longitudinal adductor support portion can be aligned with the expansion and contraction direction of the adductor muscle. Can support the movement of
[0010]
In the garment with crotch according to the present invention, the lower side edge of the armpit advers part is positioned on the upper edge part of the greater adductor muscle support part, or It is preferable to place it on the side. If it does in this way, the force which is going to turn a thigh part inside is efficiently applied to a greater adductor muscle support part by using the side application cloth fixed to the thigh as a fulcrum.
[0011]
In the garment with a crotch according to the present invention, in the armpit side garment portion, the upper end of the armpit side garment portion is preferably located at the side edge upper edge portion of the waist portion. The stretchable armpit side patch is firmly fixed from the vicinity of the greater trochanter to the vicinity of the back of the intestinal spine. Also has the effect of beautifying.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Prior to the description of the embodiment, a beautiful leg line (leg line beauty) as the background of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a front view showing the skeleton and muscles of the thigh, FIG. 2 (a) is a front view of the posture when both knees are opened to the outside, and FIG. It is a right view of a posture when the knee is opened outward. FIG. 3A is a front view of the posture when the thigh is rotated inward, and FIG. 3B is a right side view of the posture when the thigh is rotated inward. .
[0013]
In light of the fact that “legs” are listed as one of the parts of the body that women most desire to improve, the inventor of the present application has pursued means for realizing leg beauty, The focus was on correcting the so-called O-leg, where both knees were separated when standing with both feet aligned. As a result, first, as shown in FIG. 1 (a), when both knees are open to the outside, not only the crotch is formed, but also the pelvis tends to tilt backward as shown in FIG. 1 (b). It turned out that not only the leg line but also the whole posture deteriorated. Next, when a force is applied from the state shown in FIG. 1 in the direction of the arrow shown in FIG. 2A, that is, a force that rotates the thigh inward is applied to the thigh, the groin is corrected. In addition, as shown in FIG. 2 (b), it has been found that the back tilt of the pelvis is also corrected, and not only the leg line beauty but also the posture beauty (beautiful posture) can be realized. Here, the force applied to the thigh will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 3, there is a greater adductor muscle N inside the femur T of the thigh and below the hip joint K and the pubic bone C. The major adductor muscle N is a muscle that works to add on the thigh (to bring the thigh closer to the central axis of the body). Therefore, a force PN is applied to the greater adductor muscle N in the direction from the femoral side end N1 of the greater adductor muscle N toward the pubic side end N2 of the greater adductor muscle N (arrow direction shown in FIG. 3). By adding, the distance between both knees is narrowed and the crotch and the O-leg are corrected, and the pelvic posterior inclination can also be corrected.
[0014]
Therefore, if the present inventor adopts a structure that supports the movement of the greater adductor muscle, the state in which the greater adductor muscle is acting is maintained, it becomes easy to maintain a beautiful leg line, and also a beautiful posture The present invention was completed by obtaining knowledge that it would be easy to maintain.
[0015]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same element and the overlapping description is abbreviate | omitted.
[0016]
With reference to FIGS. 4-7, the long type girdle (clothing with a crotch) in this embodiment is demonstrated. 4 is a front plan view of the long type girdle, FIG. 5 is a rear plan view of the long type girdle, and FIG. 6 is a plan view of the long type girdle as seen from the right front side. 7 is a plan view showing a state in which the right leg of the long type girdle shown in FIG. 6 is folded up.
[0017]
As shown in the figure, the long type girdle is composed of a main body 1 that covers from the waist portion to the upper portion of the thigh, a large adductor support portion 2 that is sewn to the lower portion on the front side of the main body portion 1, This is generally composed of a side patch 3 sewn on the back side of a part 11a of the thigh side part in the part 1. The main body 1 includes a main body front part 11 that covers from the front side of the waist to the side of the thigh, a main body rear part 12 that covers from the side of the waist to the back of the buttocks and thighs, and a crotch that covers the crotch part. The part 13 is configured as a main part.
[0018]
The main body portion 1 and the greater adductor muscle support portion 2 are made of a stretchable material, and examples of such a material include a power net, a satin net, a triconette, a two-weight ricot, and a two-way raschel.
[0019]
Moreover, the armpit side cloth 3 is made of a non-stretchable or hardly stretchable material having tension and stiffness. Examples of such a material include a one-way material, a marqueit, or a tricot.
[0020]
A feature of the long-type girdle shown in FIGS. 4 to 7 is that it includes the greater adductor muscle support portion 2 and the armpit side covering cloth 3. Below, the position and shape which occupy the long type girdle of the large adductor muscle support part 2 and the armpit side cloth 3 are demonstrated.
[0021]
As shown in the drawing, the greater adductor support portion 2 passes from the inner side of the thigh to the front side of the thigh so as to include the site where the greater adductor of the thigh is located. And has a shape surrounded by an inner edge, an upper edge, and a lower edge. The inner edge of the greater adductor muscle support portion 2 is formed on the inner edge of the thigh of the rear body 12 (see FIGS. 5 and 7), and the upper end 2 a of the inner edge is the side of the crotch 13. Located at the rear end of the edge, the lower end 2 b of the inner edge is located at the upper edge of the skirt 14. The lower edge portion of the greater adductor muscle support portion 2 is formed at the upper edge portion of the skirt portion 14 (see FIGS. 5 and 7). The inner end 2b of the lower edge portion is connected to the lower end 2b of the inner edge portion. The side edge 2c of the lower edge is located at the upper edge of the skirt 14 (see FIG. 6). The upper edge portion of the greater adductor support portion 2 is formed at the lower edge portion of the main body front portion 11 (see FIGS. 6 and 7), and the inner end 2a of the upper edge portion is the upper end 2a of the inner edge portion. The side edge 2c of the upper edge is the same position as the edge 2c of the lower edge. In the upper edge portion of the greater adductor support portion 2, the inner end 2a of the upper edge portion is positioned above the side edge 2c. The upper edge part of the greater adductor support part 2 passes through the side edge of the crotch part 13 from the inner edge 2a of the upper edge part and descends in a curved shape toward the side edge 2c of the upper edge. This curve has a convex shape toward the side of the waist. Note that the shape of the upper edge is not limited to a curved line, and may be a straight line or a combination of a straight line and a curved line. That is, it is sufficient that the major adductor support portion 2 has a shape that can support the greater adductor muscle.
[0022]
The main body 1 and the greater adductor support part 2 are made of the same material as described above, but the feature of the present invention is that the greater adductor muscle support part 2 has a stronger tightening force of the fabric. is there. Here, in order to measure the tightening force of the main body part 1 and the greater adductor muscle support part 2, the inventor of the present application conducted an extension recovery test (at the time of 30% extension). As a result, the stress ratio of the stretch recovery property between the main body 1 and the greater adductor support part 2 in the present embodiment is preferably in the range of 1: 1.5 to 3.5, more preferably 1: It turned out to be the case of 2.5. Further, the greater adductor muscle support portion 2 is sewn to the main body 1 so that the direction of expansion and contraction that can exert the most tightening force matches the direction in which the greater adductor muscle moves (arrow direction Y shown in FIG. 4). The Thereby, the force generated by the expansion and contraction of the greater adductor muscle support portion 2 efficiently supports the movement of the greater adductor muscle.
[0023]
As shown in FIG. 6, the side patch 3 is located near the portion of the greater adductor on the femur side and adjacent to the greater adductor support portion 2. It is formed to cover. The side patch 3 has a shape surrounded by the rear edge of the main body, the lower front edge of the main body, the upper edge, and the lower edge. The main body rear side edge portion of the side patch 3 is formed at a contact portion between the main body front portion 11 and the main body rear portion 12, and the main body front side lower edge portion of the side cover fabric 3 is connected to the main body front portion 11 and the large inward rotation. It is formed at the contact portion with the muscle support portion 2. Moreover, the upper side part and the lower side part of the armpit side cloth 3 are respectively formed on the upper side edge and the lower side edge of a part 11 a of the thigh side side part in the main body front part 11.
[0024]
In addition, it is preferable that the armpit side cloth 3 has a size of at least 3 cm (upper side portion, lower side portion) × 5 cm (main body rear side edge portion, main body front side lower edge portion). Moreover, the shape of the armpit side cloth 3 need not be a square, and may be a circle, for example. When the shape of the side patch 3 is a circle, it is preferably a circle having a diameter of at least about 3 cm.
[0025]
The long-type girdle in the present embodiment has the effects described below by including such a large adductor muscle support portion 2 and the armpit side covering cloth 3. First, when a long-type girdle is worn, the large adductor muscle support portion 2 having a strong tightening force extends, and further expands and contracts according to the movement of the wearer. The major adductor muscle support portion 2 is sewn so as to expand and contract along the arrow direction Y shown in FIG.
[0026]
On the other hand, since the side patch 3 is a fabric with little stretchability, even if a long type girdle is worn, it hardly expands. Therefore, when worn, the side patch 3 is firmly fixed to the thigh, and the greater adductor support portion 2 is in close contact with the thigh along the greater adductor (the arrow shown in FIG. 8). Stretch and contract (along direction Y). That is, the great adductor muscle support portion 2 that is in close contact with the thigh is efficiently subjected to a force to turn the thigh inward with the side patch 3 fixed to the thigh as a fulcrum. . Thereby, the greater adductor muscle support portion 2 plays a role of supporting the greater adductor muscle. That is, when a force to rotate the thigh inward is applied to the thigh, the crotch is corrected and the back tilt of the pelvis is also corrected, and the leg line beauty and the posture beauty can be realized.
[0027]
Next, with reference to FIG. 9 and FIG. 10, a long type girdle (clothing with a crotch) which is a modified example of the present embodiment will be described. FIG. 9 is a perspective view seen from the diagonally left front when the long type girdle is worn, and FIG. 10 is a perspective view seen from the diagonally left side when the long type girdle is worn.
[0028]
As shown in FIGS. 9 and 10, the long type girdle is composed of a main adductor muscle sewn on the back side of the main body 1A covering the waist and the upper part of the thigh and the hem 14 of the main body 1A. The support portion 2A and a side-side patch 3A sewn on the back side of the main-body portion 1A are roughly configured.
[0029]
The features of the long-type girdle shown in FIGS. 9 and 10 are the same as those of the long-type girdle described above in that it includes the greater adductor muscle support portion 2A and the armpit side covering cloth 3A. Have. However, since the position and shape of the armpit side cloth 3A are different from those of the long type girdle described above, characteristics unique to the long type girdle which is a modified example will be described below.
[0030]
As shown in FIG. 9 and FIG. 10, the side patch 3 A is formed in a band shape having a constriction, and covers the side part of the main body 1 A in the vertical direction. The upper end of the side patch 3 A is located at the upper side edge of the waist, and the lower end of the side patch 3 A is positioned at the middle line portion of the skirt 14. In addition, the front end 2c of the lower end portion of the armpit side cloth 3A is located at the armpit end 2c of the greater adductor muscle support portion 2A. That is, the armpit side covering cloth 3A is located on the armpit side of the greater adductor muscle support portion 2A.
[0031]
The long-type girdle in the present modification has the effects described below by including such side armoring cloth 3A and the greater adductor muscle support portion 2A. First, when a long-type girdle is worn, the fabric of the large adductor muscle support portion 2A having a strong tightening force expands and further expands and contracts according to the movement of the wearer. The greater adductor muscle support portion 2A is sewn so as to expand and contract along the arrow direction Y shown in FIG.
[0032]
On the other hand, since the side patch 3A is a fabric with little stretchability, even if a long type girdle is worn, it hardly expands. Therefore, at the time of wearing, the side patch 3A is firmly fixed to the thigh, and the greater adductor support portion 2A expands and contracts along the greater adductor muscle in close contact with the thigh. That is, the greater adductor muscle support portion 2A that is in close contact with the thigh is efficiently subjected to a force for turning the thigh inward with the side patch 3A fixed to the thigh as a fulcrum. . Thereby, the greater adductor muscle support portion 2A plays a role of supporting the greater adductor muscle.
[0033]
Moreover, since the side patch 3A in this modification covers the side part of the main body 1A long in the vertical direction, the non-stretchable or hardly stretchable side patch 3A is provided on the side of the waist. Will also be firmly fixed, the lower back muscles will be firmly tightened from the side, and the pelvis will be easier to stand upright. Thereby, the effect which corrects the back inclination of a wearer's pelvis is heightened more.
[0034]
Next, with reference to FIG. 11 and FIG. 12, the pantyhose (clothing with a crotch) which is a modification in this embodiment is demonstrated. FIG. 11 is a perspective view seen from diagonally left front in a state in which pantyhose is worn, and FIG. 12 is a perspective view seen from diagonally rear left in a state in which pantyhose is worn.
[0035]
As shown in FIGS. 11 and 12, the pantyhose is composed of a main body 1B that covers from the waist portion to the toes, a large adductor support portion 2B knitted on the main body portion 1B, and a side patch 3B. Generally composed.
[0036]
The pantyhose shown in FIGS. 11 and 12 has the same characteristics as the long girdle described above in that the pantyhose is configured to include the greater adductor muscle support portion 2B and the side patch 3B. However, since the position and shape of the greater adductor muscle support portion 2B and the armpit side covering cloth 3B are different from the long-type girdle described above, characteristics unique to the pantyhose as a modification will be described below. .
[0037]
As shown in FIGS. 11 and 12, the greater adductor muscle support portion 2 B passes from the inner side of the thigh to the front side of the thigh so as to include a portion where the greater adductor muscle of the thigh is located. It is formed so as to cover the back side of the thigh in a strip shape. The inner end portion of the greater adductor muscle support portion 2B is positioned above the rear end portion of the greater adductor muscle support portion 2B. That is, the greater adductor muscle support portion 2B is formed in a spiral shape with the inner end portion of the greater adductor muscle support portion 2B as the upper end and the back side end portion of the greater adductor muscle support portion 2B as the lower end. Thereby, since the longitudinal direction of the major adductor muscle support portion 2B can be made to coincide with the expansion / contraction direction of the greater adductor muscle, the belt-like major adductor muscle support portion 2B firmly supports the movement of the greater adductor muscle. Will be able to.
[0038]
The greater adductor muscle support portion 2B does not necessarily cover the back side of the thigh, and may cover, for example, the vicinity of the side of the thigh. That is, it is only necessary that the greater adductor muscle support portion 2B can support the movement of the greater adductor muscle by covering at least the greater adductor muscle. However, it is possible to increase the force acting on the greater adductor muscle when the range covered by the belt-like adductor support portion 2B is larger (longer).
[0039]
The side patch 3B is formed so as to cover the side of the thigh near the site located on the femur side of the greater adductor muscle and adjacent to the greater adductor support portion 2B. . The side patch 3 B has a triangular shape with a part of the upper edge portion of the greater adductor support portion 2 B as a lower edge and the lower edge as the bottom.
[0040]
The pantyhose in this modification has the effects described below by including such a large adductor muscle support portion 2B and the side patch 3B. First, when the pantyhose is worn, the fabric of the large adductor muscle support portion 2B having a strong tightening force expands and further expands and contracts according to the movement of the wearer. The greater adductor muscle support portion 2B is sewn so as to expand and contract along the arrow direction Y shown in FIG.
[0041]
On the other hand, since the side patch 3B is a fabric with little stretchability, even if pantyhose is worn, it hardly expands. Therefore, when worn, the armpit side covering cloth 3B is firmly fixed to the thigh, and the greater adductor support part 2B expands and contracts along the greater adductor muscle in a state of being in close contact with the thigh. That is, the greater adductor support portion 2B that is in close contact with the thigh is efficiently subjected to a force to turn the thigh inward with the side patch 3B fixed to the thigh as a fulcrum. . Thereby, the greater adductor muscle support portion 2B plays a role of supporting the greater adductor muscle.
[0042]
In addition, since the greater adductor muscle support portion 2B in the present modification covers the back side of the thigh of the main body portion 1B in a spiral manner, the force to turn the thigh inward is more efficiently increased to the inner adduction. It comes to the muscle support part 2B.
[0043]
Next, with reference to FIG. 13 and FIG. 14, the pantyhose (clothing with a crotch) which is a modification in this embodiment is demonstrated. FIG. 13 is a perspective view seen from diagonally left front in a state in which pantyhose is worn, and FIG. 14 is a perspective view seen from diagonally rear left in a state in which pantyhose is worn.
[0044]
As shown in FIG. 13 and FIG. 14, the pantyhose is composed of a main body portion 1C that covers from the waist portion to the toes, a large adductor muscle support portion 2C knitted on the main body portion 1C, and a side patch 3C. Generally composed.
[0045]
The pantyhose shown in FIGS. 13 and 14 has a feature similar to that of the long type girdle described above in that the pantyhose is configured to include the greater adductor muscle support portion 2C and the side patch 3C. However, since the position and shape of the greater adductor muscle support portion 2C and the armpit side covering cloth 3C are different from the long-type girdle described above, characteristics unique to the pantyhose as a modification will be described below. .
[0046]
As shown in FIGS. 13 and 14, the greater adductor muscle support portion 2 C passes from the inner side of the thigh to the front side of the thigh so as to include a portion where the greater adductor muscle of the thigh is located. It is formed so as to cover the back side of the thigh in a strip shape. The inner end portion of the greater adductor muscle support portion 2C is located above the back end portion of the greater adductor muscle support portion 2C. That is, the major adductor muscle support portion 2C is formed in a spiral shape with the inner end portion of the greater adductor muscle support portion 2C as the upper end and the rear side end portion of the greater adductor muscle support portion 2C as the lower end. Since the longitudinal direction of the greater adductor muscle support portion 2C can coincide with the expansion and contraction direction of the greater adductor muscle, the belt-like greater adductor muscle support portion 2C can firmly support the movement of the greater adductor muscle. become able to.
[0047]
The side patch 3C is formed in a band shape having a constriction, and covers the side part of the main body 1C in the vertical direction. The upper end of the armpit side cloth 3C is located at the upper side edge of the waist, and the lower end of the armpit side cloth 3C is located on the same line as the lower edge line of the greater adductor support part 2C.
[0048]
In addition, it is not always necessary to cover the greater adductor muscle support portion 2C up to the back side of the thigh. Good. That is, it is only necessary that the greater adductor muscle support portion 2C can support the movement of the greater adductor muscle by covering at least the greater adductor muscle. However, it is possible to further increase the force acting on the greater adductor muscle when the range covered by the belt-like greater adductor support portion 2C is larger (longer). In addition, when the greater adductor support part 2C covers the front part of the side patch 3C, the lower end part of the front edge of the side patch 3C is used as the greater adductor support part 2C. It is preferable that it is located in the side edge part (side armor cloth 3C is located in the side of the large adductor muscle support part 2C). As a result, a force to turn the thigh inward with the side patch 3C fixed to the thigh as a fulcrum is efficiently applied to the greater adductor muscle support portion 2C.
[0049]
The pantyhose in this modification has the effects described below by including such a large adductor muscle support portion 2C and the side patch 3C. First, when the pantyhose is worn, the fabric of the large adductor muscle support portion 2C having a strong tightening force expands and further expands and contracts according to the movement of the wearer. The large adductor muscle support portion 2C is sewn so as to expand and contract along the arrow direction Y shown in FIG.
[0050]
On the other hand, since the side patch 3C is a fabric with little stretchability, even if pantyhose is worn, it hardly expands. Therefore, at the time of wearing, the side patch 3C is firmly fixed to the thigh, and the greater adductor support portion 2C expands and contracts along the greater adductor muscle in close contact with the thigh. That is, the greater adductor muscle support portion 2C that is in close contact with the thigh is efficiently applied with a force to turn the thigh inward with the side patch 3C fixed to the thigh as a fulcrum. . Thereby, the greater adductor muscle support portion 2C plays a role of supporting the greater adductor muscle.
[0051]
In addition, since the greater adductor muscle support portion 2C in the present modification covers the back side of the thigh of the main body 1C in a spiral manner, the force to turn the thigh inward is more efficient. It comes to the muscle support part 2C.
[0052]
Furthermore, since the armpit side cloth 3C in the present modification covers the armpit side part of the main body 1C in the vertical direction, the armpit side cloth cloth part 3C that is non-stretchable or hardly stretchable is located on the armpit side. Will also be firmly fixed, the lower back muscles will be firmly tightened from the side, and the pelvis will be easier to stand upright. Thereby, the effect which corrects the back inclination of a wearer's pelvis is heightened more.
[0053]
The modified examples shown in FIGS. 11 to 14 are not limited to pantyhose, and can be applied to, for example, tights that cover the waist and ankle.
[0054]
Further, each of the greater adductor muscle support portions 2, 2 A, 2 B, and 2 C does not necessarily need to cover all of the greater adductor muscles, and at least from a part of the pubic side end of the greater adductor muscle to the femur side It is only necessary to cover a part of the end. The extension direction of the greater adductor muscle is the muscle direction that connects the pubic end and the femoral end of the greater adductor muscle. Can support the movement of the greater adductor muscle.
[0055]
Next, when the prototype long type girdle was tried on the monitor and the knee distance (the degree of knee opening) when standing naturally was measured, it became narrower than the knee distance measured in the nude state. The number of people reached 8 out of 11. If it demonstrates concretely using a measured value, the average value of the measured value of 11 persons was 14.4 cm in the wearing state, while the nude state was 16.0 cm. This proved that the knee spacing was reduced by wearing a prototype long-type girdle. As for the ease of closing the knee when sitting with a prototype long-type girdle, 8 out of 11 responded that it was easier to close the knee than in the nude. Furthermore, with regard to the effect on posture when wearing the prototype long-type girdle, two of the three persons judged that the upper body was tilted backwards "work to close the knee. Just raising the upper body and stretching the back, "he replied. Based on these results, it can be seen that the long-type girdle in the present embodiment has an effect of adjusting the leg line and the posture.
[0056]
Finally, according to the present invention, the adductor support part 2 of the crotch garment represented by a long-type girdle or the like is brought into close contact with the thigh, and the side patch 3 is firmly fixed to the thigh. Therefore, the basic configuration is to support the movement of the greater adductor muscle. This makes it easier for the knee to face inward, prevents the knee from naturally opening outward, and makes the leg look beautiful. Therefore, if it is this structure, not only said embodiment and modification but various aspects are possible. For example, the shape of the greater adductor support portion and the shape of the armpit side application cloth are not limited to the shapes in the above-described embodiments and modifications, and may be other shapes.
[0057]
【The invention's effect】
According to the garment with a crotch according to the present invention, it is possible to support the movement of the greater adductor muscle, so that the wearer's knee can be easily turned inward, and thus an excellent effect of making the legs look beautiful can be expected. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a skeleton and muscles of a thigh.
2A is a front view of a posture when both knees are opened to the outside, and FIG. 2B is a right side view of the posture when both knees are opened to the outside.
3A is a front view of a posture when the thigh is rotated inward, and FIG. 3B is a right side view of the posture when the thigh is rotated inward.
FIG. 4 is a front plan view of a long type girdle in the embodiment.
FIG. 5 is a rear plan view of a long type girdle in the embodiment.
FIG. 6 is a plan view of the long type girdle according to the embodiment as seen from the right front side.
FIG. 7 is a plan view showing a state in which the right leg of the long type girdle according to the embodiment is folded upward.
FIG. 8 is a perspective view of the long type girdle according to the embodiment as viewed obliquely from the front.
FIG. 9 is a perspective view seen from diagonally left front in a state in which a long-type girdle in a modified example is worn.
FIG. 10 is a perspective view seen from obliquely left rear in a state in which a long type girdle in a modified example is worn.
FIG. 11 is a perspective view seen from diagonally left front in a state in which pantyhose is worn in a modified example.
FIG. 12 is a perspective view seen obliquely from the left rear in a state in which pantyhose is worn in a modified example.
FIG. 13 is a perspective view seen from the left front in a state in which the pantyhose according to the modification is worn.
FIG. 14 is a perspective view seen from obliquely left rear in a state in which the pantyhose according to the modification is worn.
[Explanation of symbols]
1, 1A, 1B, 1C ... main body, 2, 2A, 2B, 2C ... major adductor muscle support part, 3, 3A, 3B, 3c ... armpit side cloth, 11 ... main body Front part, 12 ... rear part of body, 13 ... crotch part, 14 ... hem part, N ... major adductor muscle, T ... femur, K ... hip joint, C ... Pubic bone.

Claims

In a garment with a crotch comprising a body part covering at least from the waist to the upper part of the thigh,
A stretchable adductor support section covering a site where the adductor muscle of the thigh is located;
Covering the side of the thigh, and comprising a non-stretchable or hardly stretchable armpit side patch part partially adjacent to the greater adductor muscle support portion,
The crotch garment is characterized in that the greater adductor muscle support portion has a stronger tightening force than the main body portion.

The greater adductor muscle support portion covers from the inside of the thigh to the front side of the thigh and to the side of the thigh, and at least one end portion of the pubic side of the greater adductor muscle. Cover from the upper part to a part of the femoral end,
The crotch garment according to claim 1, wherein an inner end portion of the upper edge of the upper adductor support portion is positioned higher than the side edge portion.

The upper edge of the greater adductor muscle support portion passes from the rear edge of the side edge of the crotch portion in the main body portion to the edge of the lower edge of the greater adductor muscle support portion. The garment with a crotch according to claim 2, wherein the garment has a shape descending toward the top.

The garment with a crotch according to claim 2 or 3, wherein the upper edge of the greater adductor muscle support portion has a convex shape toward the side of the waist.

The greater adductor muscle support portion covers the band from the inner side of the thigh to the front side of the thigh to the side of the thigh, and at least the pubic side end of the greater adductor muscle Cover from the part of the part to the part of the femoral end,
The garment with a crotch according to claim 1, wherein an inner end portion of the greater adductor muscle support portion is located above an armpit side end portion of the greater adductor muscle support portion.

The garment with a crotch according to any one of claims 1 to 5, wherein a lower side edge of the armpit side cloth part is located at an upper side edge part of the greater adductor muscle support part.

The garment with a crotch according to any one of claims 1 to 5, wherein the armpit lining portion is located on the armpit side of the greater adductor muscle support portion.

The garment with a crotch according to any one of claims 1 to 7, wherein, in the armpit side cloth cloth portion, an upper end of the armpit side cloth cloth section is located at a side edge upper edge portion of the waist.