JP3976154B2 - ポンプ・ハウジング内に配管を位置させるためのドアに取り付けられた機構を有するポンプ - Google Patents
ポンプ・ハウジング内に配管を位置させるためのドアに取り付けられた機構を有するポンプ Download PDFInfo
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Description
本発明は液体の給送システムに関し、特に多様な標準静脈内投与セット及び流体容器を使用して非経口流体及び溶腸性流体、並びに全血又は赤血球成分を給送するように設計された注入ポンプ・システムの一部として使用するのに適している。
背景技術及び従来技術によって提起された技術的課題
1つの通常タイプの注入ポンプ・システムは、静脈内投与セットと組み合わせて蠕動ポンプを使用する。静脈内投与セットは柔軟な(可撓性の)熱可塑性配管から成り、流体は、配管を介して、柔軟性バッグ又は剛性ボトルのような吊り下げられた容器から、患者へ挿入された針又はカニューレのような患者の留置静脈アクセス装置へ流れる。流体容器と患者との間にある投与セットの配管の或る長さ部分が蠕動ポンプに取り付けられる。蠕動ポンプは、蠕動作用によって流体を配管に沿って患者の中へ送り込むように、配管の隣接した部位(セクション)を順次に締め付ける。
そのようなポンピング・システムが満足に機能することを保証するため、そのようなポンピング・システムは、通常、ポンプ内の配管を流れる液体の気泡を感知するシステムを含む。もし制御システムが十分な量の空気を感知すると、アラームが起動されたり、ポンプ動作が停止したりする。ポンプの空気センサ制御システムは、アラームを起動したりポンプを遮断したりすることなく小さな泡が配管を送られることを許すかも知れないが、もし小さな泡の割合が所定の値を超えると、制御システムはアラームを起動したりポンプを遮断したりする。更に、もし単一の泡の長さが配管に沿った所定の長さを超えるサイズであれば、ポンプ制御システムはアラームを発生したりポンプを遮断したりする。
そのような蠕動ポンプで使用される従来の空気センサは、配管の或る長さを受け取るスロットを有する圧電トランスミッタ/センサ・アセンブリである。通常は柔軟なポリ塩化ビニル材である配管は、スロットの対向する壁の間で軽く締め付けられている。圧電トランスミッタ/センサ・アセンブリの中で、壁の1つには圧電送波変換器が存在し、他の壁には圧電受波変換器が存在する。
圧電送波変換器は機械的振動を発生するために電力を与えられる。機械的振動は超音波エネルギーとして配管の壁を介して液体へ伝達される。スロットの受取側では、エネルギーは液体から配管の壁を介して受波変換器へ渡される。超音波エネルギーは流体内の条件に依存して減衰され、散乱され、又は反射される。送波変換器に対向した壁では、受波変換器がエネルギーを電気信号へ変換する。電気信号は液体を通るエネルギー伝達の関数として変化する。この信号は気泡の存在又は不存在の関数として相関づけることができる。
もし配管の壁がセンサ・アセンブリ内のスロットの側面と良好に接触していないと、送波変換器から配管の壁へ伝達される超音波エネルギー伝達は減損する。同様に、エネルギーが配管の壁から受波変換器へ渡されるとき、スロットの他の側面における超音波エネルギーの減損が生じる。配管とセンサ・スロットの壁との間の貧弱な接触のために、信号は大いに減衰し、これはより小さな電気信号の発生を生じる。もし流体中に気泡が存在すると、同じくらいの十分に小さな信号が生じるであろう。従って、制御システムは虚偽のアラームを発生したりポンプを停止したりする。この観点から、配管とスロット壁との間の貧弱な接触によって虚偽のアラームが生じる可能性を最小にするように、空気センサ・スロット内で配管の適正な装填(ローディング)を容易にするシステムを、そのようなポンプで提供することが望まれる。
従来型ポンプの1つのタイプは、(1)ポンプ中で配管を覆う閉鎖位置と、(2)配管の装填又は取外し(アンローディング)を可能とする開放位置との間を移動するためポンプ・ハウジングへ枢着されたドアを有する。最初、配管の或る長さを空気センサ・スロットの少なくとも或る深さまで押し込むことによって、配管を手作業でポンプへ装填することができる。ポンプ・ドアの内側は突出フィンガを有する。ドアが閉じられたとき、突出フィンガは配管と係合し、それを更に深く空気センサ・スロットへ押し込み、配管の壁と空気センサ・スロットの対向する壁の双方との間に良好な接触が確保される。
前記のドアに取り付けられた押込フィンガは概して満足的に機能するが、空気センサ・スロット内で配管の適正な位置づけを確保する改善されたシステムを提供することが望まれる。具体的には、ドアの上に取り付けることができ、空気センサ・スロットに関してドアのピボット軸をオフセットして配置することのできる配管係合システムを提供することが特に有利である。そのような改善されたシステムは、配管がスロット壁に対して不揃いの力で押し込まれたり配管部分が壁の一方から離されて他方の壁へ押しつけられたりしない運動経路に沿って、配管がスロットへ接触されその内部へと移動されるように、配管がドアによって空気センサ・スロットへ係合されることを可能にしなければならない。
本発明は、前述した利点及び特徴を有する設計を可能とし、使用するのに便利で、製造及び操作の点で費用効果の高い、改善されたポンプ・システムを提供する。本発明は、蠕動ポンプにおける使用に特に適している。しかし、本システムはドアによって覆うことのできる配管受取スロットを有する他のタイプのポンプに適用することができる。
本システムは容易に操作することができ、多様な標準投与セット及び流体容器と一緒に使用することができる。本システムは病院規模での標準化、及び代替場所での在宅医療標準化の増大する要求に合致するように設計されている。
発明の開示
本発明の改善されたシステムは、流体を患者へ安全に給送することができる。本システムは操作するのに便利であり、セットアップが容易である。
本システムは、ハウジング内の配管受取通路から実質的にオフセットされた軸に沿ってポンプ・ハウジングへ枢着された、ポンプのドアをポンプ上で使用することを可能にする。本システムは、ドアを閉じたとき、配管を空気センサ・スロットに係合し、配管をスロット内に適正に固定するように機能する。これは、配管が空気センサ・スロット内に不適切に装填される可能性を除去するか、大幅に少なくする。従って、操作している間、空気センサと配管との間に良好な接触が存在し、低い信号の虚偽のアラームを発生する可能性は、除去されないとしても実質的に最小化される。
本発明に従えば、ポンプは、流体が圧送される配管を受け取るスロットを画定するハウジングを含む。ドアはハウジング上に枢着され、スロットを覆う閉鎖位置とスロットから離れた開放位置との間で回動する。配管をスロットに押し込むために、押込手段がドアへ枢着される。
本発明の他の局面に従えば、ハウジングは、流体が送られる配管を受け取るスロットを画定するセンサ・アセンブリを含む。ドアは第1の軸上でハウジングへ枢着され、(i)スロットを覆う閉鎖位置と(ii)スロットから離れた開放位置との間を往復(旋回)する。配管をスロットへ押し込む係合部材は、第2の軸の周りを回転するようにドアへ枢着される。係合部材は配管と接触するラムを有し、ラムのドアに対する向きは、ドアが閉じられるときラムがスロットへ入るにつれて変化することができる。
本発明の好ましい実施形態において、係合部材はラムのほかにカム従動子を含む。ハウジングはカム面を画定する。係合部材がドアに対して軸の周りを回動するように係合部材を偏倚するため、スプリングが係合部材とドアとの間で作用する。それによって、ドアが閉鎖位置へ移動されるにつれて、カム従動子はカム面に対して強制される。それによって、スロット壁とほぼ平行な運動経路に沿ってラムがスロットへ入るように、ラムが配向される。
本発明の多くの他の利点及び特徴は、本発明の以下の詳細な説明、請求の範囲、及び添付の図面から容易に明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は明細書の一部分を構成し、明細書を通して同じ部品を示すためには同じ符号が使用される。
第1図は、基本的な静脈内投与セットの斜視図である。
第2図は、(1)本発明の特徴を含み、(2)投与セットに接続された柔軟性バッグ・容器を支える注入スタンドの上に取り付けられた注入ポンプの部分斜視図である。投与セットは第1図に示されると共に第2図では注入ポンプに装填されたものとして示される。
第3図は、第2図に示される注入ポンプの前面の拡大部分斜視図であって、完全に開かれた位置にあるドアを示すが、投与セットの配管はポンプから除去されている。
第4図は、第3図に示されるポンプの下方部分を非常に大きく拡大した部分斜視図である。
第5図は、第3図の表示番号5−5にほぼ沿って取られた拡大部分断面図であって、ポンプ・シャシの断面を示すが、分かりやすくするためシャシの背後にあるハウジング内の詳細な構造を省略している。
第6図は、第3図と同様な部分斜視図であるが、第7図は投与セットの配管がポンプへ装填された状態を示す。
第7図は、第5図と同様な図であるが、配管がポンプ内の空気センサ・スロットへ部分的に装填された状態を示す。
第8図は、第7図と同様な部分断面図であるが、ドアが閉鎖位置の方へ動かされて、ドア内の係合部材が配管と係合しようとしている様子を示す。
第9図は、第8図と同様な非常に大きく拡大された部分断面図である。
第10図は、第9図と同様な図であるが、ドアが更に完全な閉鎖位置へ向かって動かされた後の配管の位置を示す。
第11図は、第7図と同様な図であるが、完全な閉鎖位置にあるドアを示す。
第12図は、第11図と同様な、非常に大きく拡大された部分断面図であるが、ドアが完全に閉じられた後の空気センサ受取スロット領域を示す。
第13図は、ポンプ・ドア配管の係合部材、ピボット・ピン、及び偏倚・スプリングの一部分の部分分解斜視図である。
第14図は、底から見た係合部材の斜視図である。
第15図は、係合部材の平面図である。
第16図は、一部分を断面図で示した係合部材の側面図である。
第17図は、第15図のほぼ平面17−17に沿って取られた断面図である。
第18図は、第15図のほぼ平面18−18に沿って取られた断面図である。
好ましい実施形態の説明
本発明は多くの異なった形式で実施することができるが、この明細書及び添付の図面は、本発明の例としてただ1つの具体的な形式を開示している。しかし、本発明は説明された実施形態に限定されることを意図するものではない。本発明の範囲は添付のクレームで指摘されている。
説明を容易にするため、本発明の特徴を具体化したポンプは、1つの通常の(直立した)配向あるいは配置で説明されており、上方、下方、水平などの用語は、この配置を基準として使用される。しかし、本発明のポンプは説明された配置以外の配置で収容され、搬送され、販売されてよいことが理解されよう。
ポンプを例示する図面は、幾つかの既知の機械部品及び当業者によって認知される機械部品を示す。そのような部品の詳細な説明は本発明の理解に不必要であり、従って本発明の新規な特徴の理解を容易にするために必要な程度にのみ説明される。
本発明の特徴を具体化したポンプは多少のありふれた部品と一緒に使用される。それら部品の詳細は十分に例示又は説明されないが、当技術分野に知識を有し且つそのような部品の必要な機能を理解している人々には明らかであろう。
本発明の改善されたシステムは、多様な標準静脈内投与セットを用いて流体を患者へ送ることができる。静脈内投与セットの1つは第1図に示され、おおまかに参照符号40によって示される。通常、投与セット40は、非経口流体、溶腸性流体、全血、赤血球成分その他をボトル又は柔軟性(フレキシブル)バッグ42のような流体容器から給送するために使用される。柔軟性バッグ42は第2図で静脈内投与スタンド44の上に支えられるように示される。投与セット40の一部分は蠕動ポンプ50によって係合され、ポンプ50の下流にある投与セット40の末端部分は、患者へ挿入された針又はカニューレ(図示せず)のような患者の留置静脈アクセス装置へ接続することができる。
容器42は任意の適切な従来の又は特殊のデザインであってよい。容器42の詳細なデザイン及び具体的な構造は、本発明の部分を構成しない。
投与セット40は任意適当な通常又は特殊のデザインであってよい。第1図に示されるセット40は、米国イリノイ州、100アボット・パーク・装填、アボット・パーク、イリノイ60064−3500に所在のあるアボット・ラボラトリーズ社(Abbott Laboratories,100 Abbott Park Road,Abbott Park,Illinois 60064−3500,U.S.A.)によって、部品番号第1881号で販売されている基本的な、液体を通していない静脈セットである。投与セット40は、滴下室(ドリップチャンバ)52の上端で通常のバクテリア拘束(保持)エアフィルタ48から突き出た中空の突刺しピン46によって画定される基端(近位端)を有する。中空の柔軟性配管あるいは管材(チュービング)54が、或る長さで、アボット・ラボラトリーズ社によってCAIRの品名で販売されているタイプのローラ・クランプ56を通して滴下室52の底から伸びている。
ローラ・クランプ56の下流には、配管54の上に、アボット・ラボラトリーズ社によってDUO SLIDEの品名で販売されているタイプのスライド・クランプ60が配置される。DUO SLIDEクランプ60は後に詳細に説明される。
従来のY−注入サイト62は、スライド・クランプ60の下流で配管54に設けられる。配管54の末端(遠位端)は通常の雄アダプタ64を設けられる。アダプタ64は静脈注入装置へ取り付けるように設計されている。
投与セットの部品は任意の適切な特別又は通常デザインのものであってよく、その詳細部は、本発明の好ましい実施形態の幾つかの特徴が、通常の柔軟性あるいは可撓性配管54に適合し且つ協動するように設計されている点を除いて、本発明の一部を構成しない。
第2図に示されるように、ポンプ50はハウジング70及び後方へ突き出た取付クランプ72を含み、ポンプ50は取付クランプ72によってスタンド44へ取り付けることができる。クランプ72は手作業で操作可能なノブ73を含む。便利な運搬ハンドル74がハウジング70の最上部から上方へ突き出ている。電力は、電源コード71を介してポンプの背面を通して与えられる。
ポンプ50は、液晶表示スクリーン装置78及びキーパッド80を含む前面パネル76を有する。前面パネル76の隣りに、前面ドア90があり、ドア・ハンドル94が前面ドア90の上に取り付けられている。第3図に示されるように、最初にハンドル94をほぼ垂直な向き(第2図に示される)からほぼ水平の向き(第3図に示される)へ回動させてドア90とハウジング70とのラッチを外し(アンラッチ)、次にドア90を外側へ回転させることによって、ドア90を約90°開くことができる。
第3図は、ポンプ構造の詳細をより良好に示すために、配管54を取り除いて、開かれたポンプ50が示される。更に、第3図に示されるように、ハウジング70は、内部の詳細を示すために一部分が鎖線によって想像的に示された外部カバー又はシェル96を含む。同様に、第3図において、ドア90は、内部の詳細をより良好に示すために一部分が鎖線によって想像的に示された外部カバー又はシェル98を有する。
第3図及び第6図に示されるように、ポンプ・ハウジング70の開放面は投与セットの配管54を受け取る(受容する)受取通路100を画定する。配管54は第6図ではポンプ・ハウジング70の中に装填された状態で示される。受取通路100は開かれたポンプ・ハウジング70のほぼ平坦な、前面の内面に沿って画定される。具体的には、ポンプ50はブロック又はシャシ104(第3図〜第6図)を含む。シャシ104は他のポンプ部品が取り付けられるハウジング70の部分をほぼ画定するものと特徴づけることができる。シャシ104は、後に詳細に説明するように、シャシへ取り付けられるかシャシ104と協動する他の部品を受け取る多様な空所(キャビティ)及び開口を含む。
第3図に示されるように、シャシ104の上方右隅にある受取通路100は、ほぼ水平に配向され、外部シェル96を通ってポンプ50の右側の外へ開口している。従って、外部シェル96は受取通路100の入口部分を画定し、またポンプ・ハウジング70の一部分をほぼ形成しているものと特徴づけることができる。
本発明の一部分ではないが、移動可能なスライド・クランプ・キャリヤ130(第3図及び第6図)が、好ましくは受取通路100及びポンプの上端にある他の機構と協動するようにポンプの上端に設けられる。具体的には、シャシ104の上方右隅は、挿入ブロック又はスカート110が取り付けられる上方突出ポスト108を画定する。スカート110の前面は垂直(鉛直)溝114を画定し、垂直溝114は第3図から分かるように、配管受取通路100の水平部分と連絡している。スカート110は垂直溝114に沿って内側に伸びるノッチ118を有し、ノッチ118はポンプの前面で受取通路100の一部分を画定する。
スカート110の前面にあるノッチ118の底は、垂直溝114の双方の側で配管受取通路100の底部を形成する。第3図で示されるように、垂直溝114はスカート110の上方のハウジング70へ上方に伸びている。
シャシ104は配管スライド・クランプ60を保持するキャリヤ130を受け取るように構成される。第6図で示されるように、キャリヤ130はほぼ垂直配置で、スライド・クランプ60を受け取って保持するように構成された交差スロットを有する。スライド・クランプ60は、下方の狭い部分144及び上方の広い部分(第1図)を有する細長い開口142(第6図)を画定する。
配管54及びスライド・クランプ60をポンプ50へ挿入する前に、クランプ60は最初に配管54の上に配置されるが、その配置は、配管54がクランプ開口142の狭い部分144に置かれて、閉鎖された構成へと締め付けられ、流れが遮断されるような配置である。スライド・クランプ60は、キャリヤ130の中へ挿入された後で配管54に対して下方へ移動するように構成されている。
第3図及び第6図で示されるように、スライド・クランプ・キャリヤ130は、最初、上昇した位置でクランプ60を受け取って保持するように構成されるが、その位置では、クランプ開口142の狭い部分144が配管54の周りにあり、配管は締め付けられ閉じられている。キャリヤ130は続いて下方の位置(図示せず)へ動かされるように構成されるが、その位置では、クランプ開口142の広い部分が配管の周りにあって流れ(フロー)を許す。上方の上昇した位置と下配置置との間でキャリヤ130の移動を実行する機構は後に説明する。
上昇した位置(第6図に示される)から下方の位置へキャリヤ130を動かすと、スライド・クランプ60は配管54に対して下方へ移動され、キャリヤ130の上方の棚120の上の配管受取通路に保持されている配管54は、クランプ開口142の広い部分に置かれるようになる。
スライド・クランプ60が最初にキャリヤ130の中へ完全に挿入されたとき、配管54は垂直溝114のいずれの側でも受取通路100を画定するチャネルの中に受け取られる。シャシ104は対向するタブ170(第6図)のペアを含み、これらのタブ170は受取通路100のチャネルの中へ少し突き出て、タブ170に隣接した配管の小さな局部的変形を起こすことによって配管54を掴む。タブ170は好ましくは別個に成形された挿入部品であって、これらはシャシ104内の適切な受取空所に取り付けられる。第3図及び第6図に示されるように、多数の対面するタブ170のそのようなペアが、受取通路100に沿って設けられる。
第3図及び第6図に示されるように、蠕動ポンプのヘッド174は配管受取通路100の垂直部分に沿って配置される。蠕動ポンプのヘッド174は任意の適切な従来の又は特別の構成を有してよい。蠕動ポンプのヘッド174は、通常、キー174A〜174Hのような複数のキーを含み、これらのキーは順次に係合され、ポンプ・ハウジング70内のキーの後ろに垂直に配置されたクランク・シャフト(図では見えない)上のカム部分によって、配管に対して外側へ動かされる。クランク・シャフトはステッピング・モータ(図では見えない)によって回転される。プラテン186(第3図及び第6図)がドア90に取り付けられ、ドア90が閉じられたときポンプ・ヘッド174に隣接した配管54に対面する。
ポンプ・ヘッドの各々のキー174A〜174Hは、配管54に対して外側へ動かされるとき、閉じられたドア90の上のプラテン186(第3図)に対して配管54を押しつける。プラテン186は、ドアとプラテン186との間で作用するスプリング(図では見えない)によって、ポンプ・ヘッド174の方へ偏倚(バイアス)されている。1つのキー174A〜174Hが外側へ動かされて、プラテン186に対して配管54を締め付けて閉じるとき、隣接した次の下流のキーが外側へ動かされ、管に含まれた流体を配管54の更に下流へ強制するように蠕動作用を実行する。前述の蠕動ポンプ・システム部品174A〜174H及びプラテン186を含む蠕動ポンプ・システムは、任意の適切な従来又は特別設計のものでよい。そのような蠕動ポンプ・システム部品の詳細な設計及び動作は、他のサポート部品、制御システム、その他と同じく、本発明の部分を構成しない。
配管54は配管受取通路100を画定するチャネルの中でポンプ・ヘッド174の下へ伸びる。本発明の一部を構成するものではないが、好ましくは流出防止クランプ190(第3図及び第6図)がポンプ・ヘッド174の下方に設けられる。配管54はポンプの底部の近くで流出防止クランプ190を通して伸びる。
流出防止クランプ190は係合リブ192及び横方向に伸びる指押しパッド194(第3図)を含む。係合リブ192に隣接して、配管受取通路100の1つの側に、シャシ104の前面から外側へ突き出るアンビル196がある。第6図に示されるように、クランプ190が開かれたとき、配管54は、通常、アンビル196と係合リブ192の間に装填される。
流出防止クランプ190の一部分は、シャシ104の背後に伸びて、スプリングで偏倚されたオーバセンタ・トグル・スプリング・ラッチ機構(図では見えない)を含む。通常、ポンプ・ドア90が開かれたとき、流出防止クランプ・リブ192は閉鎖位置(図示せず)へ偏倚され、配管54を除去又は装填するために先ず手作業で開放しなければならない。
配管受取通路100のクランプ190を、アンビル196と配管係合リブ192との間で開くために、指押しパッド194がシャシ104へ向けて後方に押される。指押しパッド194が後方に押されて、第3図及び第6図に示されるようなシャシ104の表面とほぼ平行且つ隣接する点まで達したとき、シャシ104の背後にあるオーバセンタ・トグル・スプリング・ラッチ機構は、作業者の指が指押しパッド194から放された後でも、流出防止クランプ190を開放位置に保持する。これは係合リブ192とアンビル196との間に隙間を作り、リブ192とアンビル196との間に配管54を配置することを可能にする。
流出防止クランプが第6図の実線で示されるように完全に開かれた位置にあるとき、ラッチ機構(シャシ104の背後で見えない)の一部分が前方へ押し込まれ、シャシ104の前面にある穴202からピン200が突き出される。後でドア90が閉じられたとき、ドア90の部分がピン200の末端部と係合し、それを穴202の内部へと押し込む。ピン200の内部への運動(シャシ104の背後の流出防止クランプ190へのアタッチメントを介する)によって、流出防止クランプ190はトグル・スプリング機構のオーバセンタ・ポイントを越えて外側の閉鎖位置へ回動するが、閉じられたドア90は係合凹面204を有し、これは、指押しパッド194及びリブ192が、配管を圧迫して閉鎖する完全な閉鎖位置へ移動するのを防止する。それによって、ドアが閉じられたとき流体はクランプ190を通るようにされる。しかし、ドア90が後で開かれたとき、指パッド194及びリブ192は、トグル・スプリング機構の影響のもとで完全な閉鎖位置へ完全に移動することができ、配管54は締め付けられて閉じられる。
前述した流出防止クランプ190は、任意の適切な特別又は従来設計のものでよい。流出防止クランプ190の組み込み、及びその詳細なデザイン及び動作は本発明の部分を構成しない。
本発明に従えば、ポンプ50は、第3図及び第6図に示されるように、流出防止クランプ190の下に空気センサ・アセンブリ210を含む。空気センサ・アセンブリ210は配管受取通路100の一部分を画定するスロットを含む。空気センサ・アセンブリ210の詳細なデザイン及び動作は後で詳細に説明する。
ポンプ50は適切又は所望の他のセンサ、スイッチ、アラーム、その他を含んでもよいが、そのような他の部品は本発明の部分を構成しない。
第3図に示されるように、ドア90の内面は複数の突起172を含んでもよい。これらの突起172は、ドア90が閉じられたとき配管受取通路100を画定するチャネルと整列し、受取通路100を画定するチャネルの中へ配管54を押し込むように働く。
配管54はポンプ50内の前述した配管受取通路100の中へ容易に装填することができる。通常、投与セットの配管がポンプ50へ装填される前に、容器42(第2図)が配管54へ接続される。配管54を容器42へ接続する前に、配管54の流れを止めるため先ずローラ・クランプ56(第1図)が閉じられる。次に、容器42(第2図)上の出口が露出される。次に、投与セットの突刺しピン46(第1図)がねじり動作で容器42の出口へ挿入される。次に、容器42がスタンド44から吊され、滴下室52(第1図)がスコア・マークまで充填される。
配管54がポンプ50へ装填される前に、投与セット40は流体を注入される。ポンプ50を容器42の下に配置して、投与セットの配管54から空気を追い出すためにローラ・クランプ56が開かれ、その間に、配管の上に置かれたスライド・クランプ60は配管を閉塞させないように開放状態にある。次に、ローラ・クランプ56が閉じられる。次に、投与セットの配管54の末端にある雄アダプタ64を静脈注射(穿刺)装置へ取り付けることができる。もし静脈注射装置が留置されていなければ、静脈注射の前にその装置に液体を通さなければならない。
気泡をシステムから追い出すように注意しなければならない。流体が流れている間にY−サイト62にあるバック・チェック・バルブを逆にして強く叩くことによって、バルブから空気を取り除くことができる。
配管54をポンプ50へ装填する前に、作業者は、ローラ・クランプ56が容器42とスライド・クランプ60との間にあることを検査すべきである。更に、作業者は、ローラ・クランプ56が閉じられていることを検査し、また滴下室52の中に流れが存在しないことを確認すべきである。次に、スライド・クランプ60を押し込むことによってクランプ60が閉じられ、従って配管54はクランプ開口の狭い部分144で締め付けられ閉鎖される。
次に、ポンプ・ドア90がドア・ハンドル94を上げることによって開かれる。ドア90が開かれたとき閉鎖配置へ自動的に移動する流出防止クランプ190は、指押しパッド194を押すことによって開へラッチされなければならない。クランプ190は、前述したようにクランプ190に対するオーバセンタ・トグル・スプリング機構の作用によって、作業者の指が除かれた後も開のままである。
次に、投与セットの配管54はポンプ50の開放面に沿って配置される。スライド・クランプ60はキャリヤ・スロットと整列する。スライド・クランプ60は、その中に配置され且つ閉鎖された配管54と共に内側へ動かされ、スライド・クランプ60をキャリヤ・スロットの内部及びハウジングの垂直溝114の内部に置く。それによって、スライド・クランプ60に隣接した配管54の部分は、キャリヤ130の上部の配管受取通路100の中で画定されたチャネルに受け取られる。
次に、作業者は配管54の残りの部分を受取通路100の残りの部分に隣接して整列し、更に作業者は、受取通路100のチャネルの中でポンプの頂部から底部まで配管54を装填する(第6図)。配管を引き伸ばさないように注意しなければならない。配管54は、指の爪のような鋭い物体が配管に接触しないようにしながら指先のふくらみで受取通路100を画定するチャネルの中へ押し込まれる。
次に、装填された配管54の上にドア90が閉じられ、ハンドル94を下方へ押すことによって、ハンドル94は第2図及び第11図に示される完全な閉鎖位置へラッチされる。ドア90の内部は、ドア90が閉じられたとき、スライド・クランプ60及びキャリヤ130の外側へ突き出た部分をそれぞれ受け取る上部溝240(第3図及び第6図)及び空所又は凹み242(第3図及び第6図)を含む。
次に、ポンプ50をスタートする前に、ポンプ50の上のローラ・クランプ56を開き、滴下室52への流れが存在しないことを確認しなければならない。
第6図(これはポンプ50へ装填された投与セットの配管54を示す)を参照すると、ポンプの例示された好ましい形態において、配管受取通路はほぼハウジング70に沿った平面で画定されることが分かる(ハウジング70は配管受取通路100のチャネルを画定するシャシ104及びトップ・スカート110を含む)。装填された配管54が存在する平面は、ポンプが通常の動作配置にあるときほぼ垂直である。
ドア90は、好ましくは開放位置と閉鎖位置との間を回動するほぼ垂直な軸の上に取り付けられる。例示された好ましい実施形態において、ドア90のピボット軸はポンプ・ヘッド174の正面に沿って画定される配管受取通路100の部分に平行である。更に、ドアのピボット軸は配管受取通路100の前方へ片寄っている。
具体的には、ドアのピボット軸は、第3図及び第6図で示されるように、シャシ104の中で一対のドア・ピン受取突起220によって画定される。第6図で示されるように、ドア90はシャシ突起220の1つをそれぞれ受け取る2つのスロット224を画定する。第5図はスロット224の1つを示す。シャシ突起220の各々はピン受取穴226(第5図)を画定し、穴226は、第6図で見ることのできる上部穴228のようなドア90内の穴と整列する。上部ピン230(第6図に示される)及び下部ピン230(第5図に示される)は、ドア90のピボット動作を可能にする接続を与えるためシャシ突起穴226及びドア90内の穴に配置される。
ドア・ハンドル94は、開放位置(第6図)と閉鎖位置(第2図)との間で回転するように、ピン246(第6図)によってドア90へ枢着される。ハンドル94はラッチ・スロット250(第6図)及び外部カム面254(第6図)を含む。
第6図に示されるように、ハウジング・シャシ104はドア・ハンドル94のカム面254を受け取るラッチ凹領域260を画定する。ラッチ領域260に隣接したシャシ104の端部から、ボス262(第6図)が外側へ突き出ている。第6図に示されるように、ラッチ・ローラ268はボス262に取り付けられたピン270の上に配置される。ドア90が閉じられたとき、ラッチ・ピン270及びローラ268はハンドル94のスロット250の中へ受け取られる。ハンドル94がハンドル・ピボット・ピン246の周りを回転されるとき(第6図で見るときは反時計方向へ)、ハンドル・ラッチ・スロット250は、ハンドル94が第2図で示されるように完全閉鎖配置に来るまで、ローラ268に沿ってスライドする。(1)ラッチ・スロット250の湾曲、及び(2)ドア・ハンドル・ピボット・ピン246とラッチ・ピン・ローラ268との相対的位置のために、(特に、ドア90内のスプリング偏倚されたプラテン186によって与えられるような)システムの弾性エネルギーはオーバセンタ・トグル・ラッチ作用を作り出し、この作用はドア・ハンドル94を完全閉鎖位置に保持してドア90を閉にラッチされたままにする。
キャリヤ130(第6図)は、上昇位置(第6図)と下降位置(図示せず)との間を移動可能であると前に説明した。ドア・ハンドル94が、ラッチされた閉鎖位置(第2図に示される)へ移動すると、次に説明するリンク機構によって、キャリヤ130は高い位置と低い位置との間を移動できるようになる。具体的には、ドア・ハンドル94上の外部カム面254は、カム従動子部品又はクランク280(第6図)と係合するように設計されている。クランク280はカム従動子面282を画定する。第6図に示されるように、カム従動子面282を画定するクランク280の部分は、ラッチ凹領域260を画定するシャシ104の部分にあるスロット283を通って伸びる。クランク280はラッチ凹領域260に隣接したシャシ104の後ろに枢着される。第6図から分かるように、シャシ104は後方へ突き出ている取付ボス284を有し、ボス284はピン290を受け取る穴286を画定する。クランク280はピン290に枢着される。
第6図で示されるように、クランク280はスロット296及び架橋リブ298を含む。第6図に示されるように、引張コイルスプリング300の一端はクランク280へ接続され、スプリング300の他端はシャシへ接続される(図からは見えない場所で)。通常、スプリング300は第6図に示されるように反時計方向にクランク280を偏倚し、ドア・ハンドル94がアンラッチ又は開放位置(第6図)にあるときクランク・カム従動子面282をラッチ凹領域260の中で外側へ位置づける。
第6図に示されるように、クランク280はリンク又は腕(アーム)312の一端を受け取るように構成されたスロット308を画定する。リンク又は腕312はピン316によってクランク280へ枢着される。
リンク又は腕312は上方に伸び、腕312の上端(第6図では見えない)はスカート110の後部を通って上方へ伸び、シャシ104の中のスロットを介して後方へ突き出ているキャリヤ130の後部へ部分的に枢着される。
第6図に示されるように、ドア90が開かれたとき、スプリング300はクランク280を引っ張り、クランク280を反時計方向に回動する。これは、スライド・クランプ60の挿入又は除去を可能にする高い位置に腕312及びキャリヤ130を保持する。他方、これまで詳細に説明したように、ドア90が閉じられ、ドア・ハンドル94が閉にラッチされると、ドア・ハンドル・カム面254はクランク280のカム従動子面282と係合し、クランク282を時計方向に回動させる。これはキャリヤ130(及び、その中に配置されたスライド・クランプ60)を下方へ引っ張り、クランプ開口142の広い部分を配管54の周りに位置づけ、配管を通る流れを可能にする。その後で、ドア・ハンドル94がアンラッチされ、第6図に示される位置へ向けて上方に上げられると、再びスプリング300によって、クランク280及び腕312はキャリヤ130(及び、その中で支えられるスライド・クランプ60)を高い位置(第6図)へ戻す。
キャリヤ130が高い位置(第6図)へ戻されたとき、スライド・クランプ60を除去することができる。キャリヤ130が高い位置にあるとき、スライド・クランプ60は、配管54がクランプ開口142の狭い部分144の中で締め付けられて閉鎖されるように、受取通路内の配管54の上で配向(方向づけ)されることが分かる。このように、スライド・クランプ60の除去を許すようにドア90が開かれたとき、常に、配管54はスライド・クランプ60によって締め付けられて閉鎖される。従って、医療担当者が配管54をポンプから取り除く前にローラ・クランプ56(第1図)を閉鎖しなかったとき、下方クランプ190が開かれて配管54がポンプから除去されても、流体が自由に患者の中へ流れる危険はない。
もし所望であれば、前述した移動可能なキャリヤ130及びその運動を起こすリンク機構を除去するように、ポンプ50の代替を設計することができる。そのような代替設計では、スライド・クランプ60をポンプの中に配置することなく、配管54が受取通路100の中へ装填される。前述したキャリヤ130及びポンプ50の中でそれを動かすリンク機構は、本発明の部分を構成するものではない。
空気センサ・アセンブリ210は、第4図から第12図に非常に詳細に示される。空気センサ・アセンブリ210はハウジング400を含み、これは、好ましい実施形態では、第5図に示されるように、主たるポンプ・ハウジング・シャシ104の中の開口402に挿入される、別個に成形された部品である。しかし、代替的に、センサ・アセンブリ・ハウジング400は、主たるポンプ・ハウジングの一部分として考えられるシャシ104の一体的部分として提供され得ることが分かるであろう。
第4図に示されるように、配管受取通路100はセンサ・アセンブリ210を通って伸び、且つ、それによって部分的に画定される。そのために、センサ・アセンブリ・ハウジング400はスロット404(第5図)を画定し、このスロットは空気センサ・アセンブリ210の上下でポンプ・シャシ104によって画定されるチャネル状の配管受取通路100の一部分である。センサ・アセンブリ・ハウジング400はポンプ・ハウジング・シャシ104の中に挿入されるので、スロット404はポンプの主たるハウジングによってほぼ画定されるものと特徴づけることができる。第5図に示される好ましい実施形態では、空気センサ・アセンブリ・ハウジング400は、主たるポンプ・ハウジング内でシャシ104に挿入される別個に成形された部品であるから、スロット404は空気センサ・アセンブリ・ハウジング400それ自体によって具体的に画定されるものと特徴づけることができる。
空気センサ・アセンブリ・ハウジング400の後部は横方向に伸びる取付部分406(第5図)を含み、この部分406は間隔を置いた一対の穴408を画定し、それぞれの穴はシャシ104の穴414に取り付けられためねじインサート412と係合するねじ410を受け取る。
第9図に示されるように、空気センサ・アセンブリ・ハウジング400は、第1の壁421、及びそこから間隔を置かれた第2の壁422を含む。空気センサ・アセンブリ・ハウジング・スロット404は、第1の壁421と第2の壁422との間に画定される。壁421及び422は、好ましくは平行であり、スロット404の側面に沿った、対面する平行な面を画定する。
第10図に示されるように、空気センサ・アセンブリ・ハウジング・スロット404は、更に、第1の壁421から傾斜角で延長される第1の平坦外壁431、及び第2の平坦壁422から傾斜角で延長される第2の平坦外壁432によって画定される。第1及び第2の平坦外壁431と432との間の距離は、第1及び第2の平行壁421及び422からの増大する距離と共に増大する。傾斜角の壁431及び432は、配管54がスロット404へ挿入されるのを容易にする。
第9図に示されるように、空気センサ・アセンブリ・ハウジング400は第1の空所441及び第2の空所442を画定する。送波変換器451は第1の空所441に置かれる。受波変換器452は第2の空所442に置かれる。第7図に示されるように、変換器451は空所441の開口部を横切るエポキシ461の層でカバーされる。同様に、変換器452は空所442の開口部でエポキシ462の層によってカバーされる。
第7図に示されるように、変換器451からの電気リード線471は、ハウジング400の後部にある開口を通って後方へ伸びる。同様に、電気リード線472は、変換器452からハウジング400の後部にある開口を通って後方へ伸びる。リード線471及び472は、ポンプ感知(検出)及び制御システムの感知及び制御回路形成部分へ接続される。後方へ伸びる電気リード線471及び472に隣接したハウジング400の後部は、適切なエポキシ材料475(第5図及び第7図)で封止される。
これから詳細に説明するが、第12図に示されるように、配管54は最初ハウジング400の壁421と422との間に装填され固定される。配管54とハウジング・スロット壁421及び422との間で良好な接触を確立するように、配管54は横方向に軽く圧縮される。送波変換器451は、第1の壁421、配管54の隣接壁、配管54に含まれた液体、配管54の遠い壁、ハウジングの第2の壁422を介して超音波エネルギーを送信する任意の適切な従来又は特殊のタイプ(例えば、圧電材料)であってよい。送信されたエネルギーは、任意の適切な従来又は特殊のタイプ(例えば、圧電材料)であってよい受波変換器452によって感知される。
ポンプが配管54を介して液体を送るように動作しているとき、変換器451及び452は、受波変換器452からの出力信号を継続的にモニタできるように動作することができる。受波変換器452からの出力信号は、液体が気泡を伴わないで配管54を介して流れているとき、一般的に狭い帯域又は範囲内にある。しかし、配管54を流れている液体に気泡が存在すると、第1の変換器451から送信されるエネルギーは反射され、散乱され、及び/又は減衰されて、受波変換器452によって感知されたエネルギーは、気泡が存在しないとき受け取られたエネルギーよりも小さくなる。従って、受波変換器452からの出力信号は、変換器451と452との間の空気量に基づくエネルギー伝達の低減関数として降下する。
受波変換器452からの出力信号が所定レベルの下に降下するとき、アラームを起動したりポンプ動作を終了するように、ポンプの制御システムを調節することができる。更に、受波変換器452からの出力信号が少しだけ低減されたレベルへ降下し、少しだけ低減されたその信号レベルが、あらかじめ選択された時間間隔中に継続的又は間欠的に存在するとき、制御システムはアラームを起動したりポンプ動作を終了したりしてもよい。それによって、比較的小さな泡であればアラームを起動したりポンプを止めることなくセンサを通過させるが、短い時間間隔内の小さな泡があまりに多ければ、アラームを起動したりポンプを止めさせることが可能となる。
配管54を流れる液体における気泡の適正な感知は、変換器451と452との間でハウジング・スロット404内に適切に固定された配管54に依存する。もし配管54の管状壁がハウジング・スロット404を画定する対向側壁421及び422と良好に接触していないと、配管54とスロット壁421及び422の一方又は双方との間の不良な接触領域で、超音波エネルギーは散乱され、反射され、又は過度に減衰される。それによって、配管に空気が存在しないときでも、受波変換器452は配管を流れる液体の空気特性である低減出力信号を発生する結果となる。それは虚偽のアラーム及び/又はポンプの不必要な停止を生じる。その結果、センサ・アセンブリ・スロット404における配管54の適切な装填及び固定を保証することが望まれる。
本発明に従えば、センサ・アセンブリ・スロット404における配管54の適切な固定を保証する新規な機構が提供される。この機構はドア90に設けられ、係合部材500を含む(第13図〜第18図ではドア90から外して示され、第4図及び第5図ではドア内に示される)。係合部材500は、これから詳細に説明するように、ドアがドア・ピボット・ピン230(第5図)によって画定されるオフセット・ピボット軸の周りを回動するとき、ドア90の配置がセンサ・アセンブリ・スロット404(第5図)に近づくにつれて変化しても、配管54をセンサ・アセンブリ・ハウジング400の中に適切に固定するように機能する。
係合部材500は、第1の脚521及び第2の脚522を有するほぼU形の部分504(第15図)を有する。第1の脚521は配管54と接触するラムを画定する末端を有する。ラムは末梢平坦端面524(第15図)、第1の平坦側面531、第2の平坦側面532を有する。各々の平坦側面531及び532は、平坦端面524に対して傾斜角で平坦端面524から伸びる。
第2の脚522の末端はカム従動子として働き、ほぼ半円筒形のカム従動子面540を含む(第7図、第8図、第9図、第14図、第15図)。半円筒形のカム従動子面540は、ドア90が閉じられるとき第4図、第5図、第7図、第8図、第11図に示されるようにハウジング・シャシ104の正面から外側へ垂直に突き出るカム面550と接触するように構成される。
第13図〜第15図に示されるように、係合部材500は第2の脚522の内側端部に隣接した垂直方向の穴560を含む。穴560はピボット・ピン562(第5図及び第13図)を受け取るように構成される。ピン562はドア90内の空所570(第4図、第5図、第13図)の中に係合部材500を枢着する。そのため、ドア90はピン562を受け取るための一対の整列した穴572(第13図)を含む。ピン562は、係合部材500がドア90に対して回動することのできるピボット軸を画定する。示された好ましい実施形態において、ピン562によって画定された係合部材500のピボット軸は、ドア・ピボット・ピン230(第5図)によって画定されたドア90のピボット軸と平行である。
第13図、第16図、第17図、第18図で示されるように、係合部材500は盲穴580を画定する。穴580は圧縮コイルスプリング590(第5図及び第13図)を受け取るように構成される。圧縮スプリング590は、穴580の端部にある係合部材500とドア90によって画定される空所570の側面との間に作用する。スプリング590は係合部材500を偏倚して、第5図及び第13図に示されるようにピン562によって画定されるピボット軸の周りを反時計方向に回動するように働く。
スプリング590は、半円筒形カム従動子面540がピボット・ピン230(第5図)によって画定されるドア・ピボット軸の方へ移動するように、係合部材500を偏倚する。ドア90が閉じられたとき、カム従動子面540は外側へ伸びるカム面550(第8図)と係合する。スプリング590は、ドア90が最後の数度だけ回転して完全閉鎖位置(第11図に示される)へ閉じられるときカム従動子面540がカム面550と係合したままになることを保証する。
ドア90が閉じられて、カム従動子面540がカム面550(第8図)と係合するとき、カム面550とカム従動子面540との間の係合によって、第8図に示されるように、係合部材500はスプリング590の偏倚力に対抗して時計方向に回動する。ドア90が完全ラッチ閉鎖位置(第11図)へ動かされるにつれて、係合部材500は時計方向(第11図に示される)へ更に回転される。これは、係合部材のラムがセンサ・アセンブリ・スロット404へ相対的に真っ直ぐに入り、スロット404の一方又は他方の側へ過度に偏らないように、前記ラムを第1の脚521の末端の上で配向する効果を有する。
好ましい実施形態において、第1の脚521の末端にあるラムは、第9図〜第12図に示されるように、最後の幾つかの度数だけドアが回転する間、ほぼ真っ直ぐな線に沿ってスロット404の中へ移動する。従って、第9図〜第12図に示されるように、ラムの平坦端面524は、スロット404に入るとき、スロット404の長手方向軸598にほぼ垂直である。こうして、係合部材の端面524は、スロット404に対してほぼ中心に配向される配管54に対して内側への力を加えるように配管54と接触する。これは係合部材のラム端面524が斜め方向の力を配管54へ加えないようにし、配管の一部分とスロット壁421及び422の1つ又は双方の部分との間で不十分な固定接触を生じるように配管54をスロットの内部の隅へ押しつけることがないようにする。
第9図は、配管54が最初スロット404中で相対的に遠い外側に配置された場合を示す。医療担当者が配管をポンプの中に装填するとき、適正な注意を払って配管を内側へ押し込まないと、配管54は最初そのような位置に置かれる。しかし、配管54の最初の装填が、第9図に示されるように不完全なものであっても、係合部材500は本発明に従って配管54とスロット側壁421及び422との間に良好な接触を提供するように、配管54をスロット404内に正しく固定するように働く。
本発明の好ましい実施形態の構造における或る種の関係を更に説明するために、ドア90は、ピボット・ピン230(第5図)によりポンプ・ハウジングに対して画定される第1の軸に枢着されるものと特徴づけることができる。係合部材500は、ドア90に対して第2の軸(第5図のピン562によって画定される)に枢着されるものと特徴づけることができる。係合部材500の半円筒形カム従動子面540は、第3の軸について画定されるものと特徴づけることができる。好ましい実施形態において、ドア90が回動する第1の軸は、係合部材500が回動する第2の軸と平行である。好ましい実施形態において、半円筒形カム従動子540が画定される第3の軸は、ドア90が回動する第1の軸及び係合部材500が回動する第2の軸の双方と平行である。
更に、好ましい実施形態において、第3の軸(カム従動子半円筒形面540が画定される軸)と第1の軸(ドアのピボット軸)との間の距離は、第2の軸(係合部材のピボット軸)と第1の軸(ドアのピボット軸)との間の距離よりも小さい。
更に、好ましい実施形態において、ポンプ・ハウジングは平面に存在する平坦な内面領域(即ち、第3図及び第5図に示されるように、ポンプ・ドア90が開かれたとき露出されるポンプ・シャシ104の内面の上にある、主たる平坦面領域)を有するものとして特徴づけることができる。更に、ドア90は、好ましくは、(a)第1の軸(ドアのピボット軸)及び第2の軸(係合部材のピボット軸)の双方に平行な平面に存在し、(b)ドア90が閉じられたとき、ハウジングの平坦な内面領域に対面する内側の平坦面領域を有する。ドア平面に垂直な線に沿って計測したときのドア平面と第1の軸(ドアのピボット軸)との間の距離は、ドア平面に垂直な線に沿って計測したときのドア平面と第2の軸(係合部材のピボット軸)との間の距離とほぼ同じである。
最後に、例示された好ましい実施形態において、第1の軸(ドアのピボット軸)及び第2の軸(係合部材のピボット軸)は、平面600(第5図)に存在するか、又は平面600を画定するものとして特徴づけることができる。圧縮スプリング590は好ましくは平面600の1つの側に配置され、係合部材のラム端面524は平面600の他の側に配置される。
本発明のこれまでの詳細な説明及び図面から、本発明の新規な概念又は原理の真の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くのバリエーション及び変更が可能であることは容易に分かるであろう。
Claims (19)
- (1)流体が圧送される配管(54)を受け取るスロット(404)を画定するセンサ・アセンブリ(210)を含むハウジング(70)と、
(2)(i)前記スロット(404)を覆う閉鎖位置と、(ii)前記スロット(404)から離れた開放位置との間を旋回するように、第1の軸(230)で前記ハウジング(70)へ枢着されたドア(90)と、
(3)前記配管(54)を前記スロット(404)へ押し込む係合部材(500)とを具備し、
前記係合部材(500)は第2の軸(562)の周りで回転するように前記ドア(90)に枢着されると共に、前記配管(54)に接触するラム(521)を有し、前記ドア(90)が閉じられるとき、前記ラム(521)の前記ドア(90)に対する向きは、前記ラム(521)が前記スロット(404)に入るにつれて変化することができるポンプ。 - (1)流体が送られる配管(54)を受け取るスロット(404)を画定するハウジング(70)と、
(2)前記スロット(404)を覆う閉鎖位置と前記スロット(404)から離れた開放位置との間を回動するため前記ハウジング(70)へ枢着されたドア(90)と、
(3)前記配管を前記スロットへ押し込むため前記ドアに取り付けられた押込手段(500)とを具備するポンプであって、
前記押込手段が前記ドアに枢着される(562)ことを特徴とする、ポンプ。 - 前記ハウジング(70)がカム面(550)を画定し、
前記押込手段(500)がほぼU形で、各々が末端を有する1及び第2の脚(521、522)を有し、
前記押込手段(500)が前記配管に接触するラムを含み、前記ラムが前記第1の脚(521)の末端によって画定され、
前記押込手段(500)が、前記カム面に係合するために前記第2の脚の末端に隣接して前記第2の脚(522)によって画定されるカム従動子を含む、請求項2に記載のポンプ。 - 前記カム面(550)が前記スロット(404)を越えて外側へ突き出ている、請求項3に記載のポンプ。
- 前記ハウジング(70)がカム面(550)を画定し、
前記押込手段(500)が前記カム面(550)と係合するカム従動子(522)を含み、
前記スロットが少なくとも部分的に間隔をあけられ且つ平行な2つの壁(421、422)によって画定され、
前記カム面(550)が少なくとも前記スロットの前記平行な壁に平行な部分を含む、請求項2に記載のポンプ。 - 前記ハウジング(90)がカム面(550)を含む、請求項2に記載のポンプ。
- 前記押込手段(500)が、(1)前記カム面(550)に係合するカム従動子(522)と、(2)前記配管(54)に接触するためのラムとを含む、請求項6に記載のポンプ。
- 前記ラム(521)が、末梢平坦端面(524)と、前記平坦端面から延長される2つの平坦側面(531、532)とを含み、前記平坦側面の各々が前記平坦端面に対して傾斜角を画定する、請求項7に記載のポンプ。
- 前記ドア(90)が閉じられるとき前記カム従動子(522)を前記カム面(550)と係合するため、前記押込手段(500)を回動するように前記ハウジング(70)と前記押込手段(500)との間で作用するスプリング(590)を含む、請求項7に記載のポンプ。
- 前記押込手段(500)が前記スプリング(590)を受け取る空所を画定する、請求項9に記載のポンプ。
- 前記ドア(90)が第1の軸の周りを回動し、前記押込手段(500)が第2の軸の周りを回動し、
前記第1及び第2の軸が平面に存在し、
前記スプリング(590)が前記平面の1つの側に配置された圧縮スプリングであり、
前記押込手段(500)が前記配管と接触するためのラム(521)を含み、
前記ラムが前記平面の他の側に配置される、請求項9に記載のポンプ。 - 前記ドア(90)が第1の軸(230)の周りで回動し、前記押込手段が前記第1の軸と平行な第2の軸(562)の周りで回動する、請求項2に記載のポンプ。
- 前記ハウジングがカム面(550)を含み、前記第2の軸より前記カム面のほうが前記第1の軸により近い、請求項12に記載のポンプ。
- 前記ドア(90)と前記押込手段(500)との間で作用する圧縮スプリング(590)であって、前記押込手段(500)が前記ドア(90)に対して前記第2の軸の周りを回動するように前記押込手段(500)を偏倚する圧縮スプリングを含む、請求項12に記載のポンプ。
- 前記ハウジング(70)がカム面(550)を画定し、
前記押込手段(500)が前記カム面(550)と係合するカム従動子(522)を含み、
前記カム従動子(522)が、前記第1の軸及び前記第2の軸に平行な第3の軸について画定されるほぼ半円筒形の面を含み、
前記第3の軸と前記第1の軸との間の距離が、前記第2の軸と前記第1の軸との間の距離よりも小さい、請求項12に記載のポンプ。 - 前記ハウジング(70)が平面に存在する平坦面領域を有し、
前記ドアが、(a)前記第1の軸及び第2の軸に平行な平面に存在し、且つ(b)前記ドアが閉じられたとき前記ハウジングの平坦面領域に対面する内側平坦面領域を有し、
前記ドア平面に垂直の線に沿って測定したときの前記ドア平面と前記第1の軸との間の距離が、前記ドア平面に垂直の線に沿って測定したときの前記ドア平面と前記第2の軸との間の距離にほぼ等しい、請求項12に記載のポンプ。 - 前記ハウジング(70)が間隔をあけられた2つの平行な壁(421、422)を有するセンサ・アセンブリ(210)を含み、
前記配管を受け取る前記ハウジング・スロット(404)が、前記センサ・アセンブリの中で、前記間隔をあけられた2つの平行な壁(421、422)によって少なくとも部分的に画定される、請求項2に記載のポンプ。 - 前記センサ・アセンブリ(210)が、前記配管を流れる液体中の気泡を感知する圧電センサを含む、請求項17に記載のポンプ。
- 前記スロット(404)が、前記平行な壁の1つ(421)から傾斜角で延長される第1の平坦外壁(431)及び前記平行な壁の他の1つ(422)から傾斜角で延長される第2の平坦外壁(432)によって画定され、前記第1の平坦外壁と前記第2の平坦外壁との間の距離が、前記平行な壁からの距離の増大と共に増大する、請求項17に記載のポンプ。
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