JP3976106B2 - アプリケーション登録端末システムおよび登録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アプリケーションプログラム登録方法に関し、特に、ICカードを読み書き可能な端末装置に複数のアプリケーションプログラムを登録できるようにするためのアプリケーションプログラム登録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の端末装置、特に携帯端末にアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションと呼ぶ)の登録を行う場合には、筐体を分解し、該筐体から内部にアプリケーションが書き込まれているメモリを取り出して、該メモリを交換したり、もしくは再度メモリの書き換えを行う等の処置を行っていた。この処置のため、端末装置は一旦、アプリケーションの書き換えを行う専門のサービスセンター等に送られ、アプリケーションの書き込みが行われていた。この結果、アプリケーションの書き換えが素早くできず、ユーザの手元に端末が戻ってくるまでにかなり時間が掛かっていた。
【0003】
一方、筐体を分解しない場合においては、端末装置にアプリケーション書き込みのための専用口を設け、該専用口にホストマシンを接続し、該ホストマシンからアプリケーションの書き込みを行っていたため、端末装置を製造する点においてもコストアップにつながっていた。また、アプリケーション登録時のメモリ書き換え制御を、ホストマシンが管理していたため、該ホストマシンが、端末装置に搭載されている各メモリに対応した制御プログラムを全て保持していなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、ICカードを読み書き可能な端末装置にアプリケーションを登録する時に使用する専用口を設けた場合には、端末装置に該専用口を設けたり、専用のコネクタを端末装置に搭載する等の作業が発生し、端末装置自体のサイズが大きくなったり、増えた部品分がコストアップになるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、前記した従来技術の問題点を除去し、ICカードを読み書き可能な端末装置にアプリケーションを登録する場合に、アプリケーション登録を行なうための、専用口を新たに設けずに、またアプリケーションの書き換えを簡単に行なえるメモリを使用して、端末装置既存の機構を利用し、簡単に複数のアプリケーションの登録を行なえるアプリケーションの登録可能なアプリケーションプログラム登録方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、アプリケーションプログラムを書き込むメモリ手段と、該メモリ手段にアプリケーションプログラムを書き込むアドレスを取得する手段と、アプリケーションプログラムを書き込む領域と書き込まれているアプリケーションプログラムを管理する手段と、通信制御機能を有する手段と、ICカードを読み書きする手段と、該ICカードを読み書きする手段に接続された第1および第2のICカード挿入口と、表示手段とを少なくとも有する端末装置と、一端が前記ICカード挿入口と同様の形状とされた通信ケーブルと、該通信ケーブルの他端に接続され、かつ少なくとも前記端末装置に登録するアプリケーションプログラムと、該アプリケーションプログラムに関連する情報であるアプリケーション情報と、該端末装置との通信制御機能とを有するホストマシンと、前記第2のICカード挿入口に挿入される、アプリケーションプログラムの登録時に認証を行なう認証データが書込まれたICカードを具備し、前記第1のICカード挿入口を利用して、前記端末装置にアプリケーションプログラムを登録できるようにし、前記第2のICカード挿入口を利用して、該アプリケーションプログラムの登録を行う際に、該ICカードの認証データを読み出して認証するようにしたアプリケーション登録端末システムを用いたアプリケーションプログラム登録方法であって、前記ICカードの認証データを読み出し、上記端末装置のICカード読み書き手段を利用して、認証データとアプリケーションプログラムの書き込みアドレスを前記ホストマシンに送信し、認証された場合、アドレスに対応したアプリケーションプログラムをホストマシンから受け取り、受け取ったアプリケーションプログラムをアプリケーションを書き込む手段を利用して、アプリケーション書き込み領域に書き込みを行なうことで、アプリケーションプログラムの登録を行なうようにした点に特徴がある。
【0009】
この特徴によれば、端末装置がもともと有しているICカード挿入口を利用して、端末装置にアプリケーションプログラムを登録できるようになる。また、従来のように端末装置にアプリケーションプログラム書き込みのための専用口を設けことが必要でなくなるので、端末装置を製造するにあたって、コストアップにつながらない。また、端末装置自身にメモリ書き換え制御機能を持たせるようにしたので、ホストマシンにはアプリケーションプログラムのデータを持たせるだけで、アプリケーションプログラム登録時のメモリ書き換え制御機能を管理させないようにすることができる。このため、ホストマシンの負担を軽減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【0011】
本実施形態の端末システムは、携帯端末1と、ホストマシン2と、該携帯端末1とホストマシン2を接続するインターフェースケーブル20とで構成されている。前記携帯端末1は、マイコン3と、フラッシュメモリ4と、該マイコン3に接続されかつデータと制御信号を用いてICカードデータ及びアプリケーションプログラムの送受を行うICカード挿入口5と、該マイコン3によってデータや制御信号で制御され、文字情報を表示する表示装置LCD7と、該マイコン3と制御信号で接続されている入力装置キーパッド8とで構成されている。
【0012】
また、前記マイコン3は、フラッシュメモリ4の制御プログラム10を格納された内蔵ROMを有すると共に、シリアルインターフェース機能9を持っている。また、前記フラッシュメモリ4は、マイコン3にデータと制御信号で接続され、アプリケーションをロードするための制御プログラム11と、携帯端末1に登録されているアプリケーションデータを管理する管理テーブル12と、該アプリケーションデータの書き込み領域13とを有している。
【0013】
ホストマシン2は、アプリケーションプログラム17とアプリケーション情報19(アプリケーション名、アプリケーション識別子、バージョン情報、使用期限、アプリケーションサイズ)とホストマシンの動作を制御する制御プログラム18を格納しているメモリ14と、アプリケーションデータを任意のアドレスに再配置できる再配置機能16と、シリアルインターフェース機能15を有している。
【0014】
携帯端末1とホストマシン2を接続するインターフェースケーブル20は、携帯端末1側に接続する部分は、携帯端末1のICカード挿入口5と同様の形状になっており、ホストマシン2に接続される側は、ホストマシンのシリアルポートに接続できる形状で構成されている。
【0015】
次に、本実施形態の動作を、図2を参照して説明する。図2は、図1に示す携帯端末のフラッシュメモリ4にアプリケーションプログラムをロードする処理を説明するフローチャートである。
【0016】
携帯端末1にアプリケーションプログラムをロードする場合、携帯端末1のICカード挿入口5にインタフェースケーブル20の一方を挿入し、他方をホストマシン2に接続する。接続終了後、携帯端末1のマイコン3は、シリアルインターフェース機能9を利用して、アプリケーション登録要求のデータをICカード挿入口5を経由してホストマシン2に送信する(ステップS101)。
【0017】
ホストマシン2がアプリケーション登録要求のデータを正常に受け取った場合、ホストマシン2はアプリケーション登録確認のデータを携帯端末1に送信する。そうすると、該携帯端末1のマイコン3は、ICカード挿入口5を経由して受け取ったアプリケーション登録確認データが正常か否かの判別を行う(ステップS102)。正常と判定された場合には、携帯端末1のマイコン3は、フラッシュメモリ4に書込むアプリケーション情報要求のデータをホストマシン2に要求する(ステップS103)。
【0018】
ホストマシン2は、アプリケーション情報要求のデータを受け取ると、携帯端末1のフラッシュメモリ4にロードするアプリケーション情報19(アプリケーション名、アプリケーション識別子、バージョン情報、使用期限、アプリケーションサイズ)を携帯端末1に通知する。アプリケーション情報19のデータを受け取った携帯端末1は、受け取った情報が正常か否かの判別を、マイコン3の作用によって行う(ステップS104)。正常と判定された場合には、携帯端末1は、受け取ったアプリケーション情報を表示装置LCD7に表示する(ステップS105)。該アプリケーション情報を登録するかしないかの選択は、使用者が入力装置キーパッド8により行う(ステップS106)。
【0019】
アプリケーションの登録を実行すると認識した場合(ステップS106の判断が肯定)、携帯端末1のマイコン3は、受け取ったアプリケーションのサイズが書き込み可能な、フラッシュメモリ4のアプリケーション書き込み領域13を検出し、空き領域のアドレスを取得する。携帯端末1のマイコン3は、該取得した空き領域のアドレスをホストマシン2に通知し、アプリケーションプログラム17を要求する(ステップS107)。
【0020】
アプリケーションプログラム17を書き込むアドレスを受け取ったホストマシン2は、受け取ったアドレスに対応するようにアプリケーションプログラム17のアドレス情報を再配置機能16を利用して再配置する。次いで、ホストマシン2は、再配置したアプリケーションプログラムを携帯端末1に256バイトづつ送信する。アプリケーションプログラム17を受け取った携帯端末1のマイコン3は、受け取った情報が正常か否かを判別する(ステップS108)。そして、正常の場合には、受け取ったアプリケーションプログラムをフラッシュメモリ制御プログラム10を利用してフラッシュメモリ4に書込み、書き込み終了の通知をホストマシン2に通知する。
【0021】
書き込み完了通知を受け取ると、ホストマシン2は、アプリケーションプログラム17を全て送信した場合は、アプリケーションデータ送信完了通知を、まだアプリケーションプログラム17がある場合には、次のデータを携帯端末1に送信する。携帯端末1のマイコン3は、アプリケーションプログラム送信完了を受け取ると(ステップS109の判断が肯定)、フラッシュメモリ4の中に書き込まれている登録アプリケーションを管理している管理テーブル12にあらかじめ受け取っていた、アプリケーション情報19を書き込み(ステップS110)、ホストマシン2へアプリケーション登録完了を通知し、アプリケーションの登録処理を終了する。一方、各通信データ受信時に受信したデータにエラーがあると判断した場合には、ホストマシン2に通信エラーを通知する(ステップS111)。
【0022】
以上のような処理を行うことにより、ICカードデータを読み書きする挿入口を持った携帯端末において、ICカードの挿入口を利用して、携帯端末にアプリケーションデータのロード(フラッシュメモリへの書き込み)を行うことが可能になる。また、RS−232Cのインターフェースを持った携帯端末においては、ホストマシンとの接続をRS−232Cインターフェースを利用しても、同様にアプリケーションデータのロード(フラッシュメモリへの書き込み)が可能になる。
【0023】
次に、本発明の携帯端末とホストマシンとの通信プロトコルについての詳細な動作を図3と図4を参照して説明する。図3は図1のマイコン3が行う処理を説明するフローチャートである。また、図4は通信時に使用するコマンドの構成を示す図である。
【0024】
処理を要求するコマンド、および処理結果を通知する応答コマンドは共に同じ構成を有しており、図4に示されているように、ヘッダ(1バイト)、データ長(2バイト)、コマンド(1バイト)、データ(各コマンドによって可変)、およびチェックサム(1バイト)で構成されている。各構成の意味付けは次のようである。すなわち、ヘッダは、要求(0x00)と応答(0x01)の判別を行う。データ長は、コマンド、データ、チェックサムまでの長さを示す。コマンドは、各処理ごとのコマンドを示す。データは、各コマンドを実行するために必要なデータを格納する。チェックサムは、ヘッダ、データ長、コマンド、データ迄をバイト単位で加算し、加算結果の1の補数を示す。
【0025】
ホストマシンより通信データが送信された場合、マイコン3は、最初にヘッダ、データ長の3バイトを取得する。次に、残りのデータ長のデータを取得する(ステップS201)。データの取得が正常に行われた場合、チェックサムの判別を行う(ステップS202)。コマンド〜データまでをバイト単位で加算し、加算データの1の補数を取得する。取得した補数データと送信されたコマンドのチェックサムを比較し、一致した場合は正常とし、一致しなかった場合はチェックサムエラーと判断し、ホストマシン2にエラーを送信する(ステップS208)。 チェックサムが正しい場合、ヘッダの判別を行う(ステップS203)。要求コマンドの場合は、ヘッダは0x00、応答コマンドの場合は、ヘッダは0x01、それ以外はヘッダエラーと判断し、ホストマシン2にエラーを送信する(ステップS208)。ヘッダの判別が正常だった場合、次にコマンドの判別を行う(ステップS204)。フラッシュメモリ4の制御プログラム11に登録されているコマンド以外が送信された場合は、コマンドエラーと判別し、ホストマシン2にエラーを送信する(ステップS208)。
【0026】
コマンドの判別が正常だった場合、次にデータ長の判別を行う(ステップS205)。このデータ長が各コマンドに対応したデータ長以外のデータ長であった場合は、データ長エラーとし、ホストマシン2にエラーを送信する(ステップS208)。データ長が正常だった場合、データの判別を行う(ステップS206)。データの判別も、各コマンドに対応したデータ以外の場合には、データエラーと判断し、ホストマシン2にエラーを送信する(ステップS208)。データの判別が正常だった場合、各コマンドに対応した処理をフラッシュメモリ4の制御プログラム11が実行する(ステップS207)。上記のような判別を行なうことにより、ホストマシンから送信されるデータ列を判別し、ホストマシンからの要求を正確に制御し、無効なデータを取り除くことができる。
【0027】
次に、本発明の第2の実施形態を図5を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施形態例の構成を示すブロック図である。
【0028】
この実施形態が、前記第1の実施形態と異なる所は、マイコン3の内蔵ROMにICカード制御プログラム28を格納した点、およびICカード26が挿入される第2のICカード挿入口6を設けた点である。該ICカード26には、アプリケーションの登録の適否を認識するための認証データ27が格納されている。また、前記ICカード制御プログラム28は、前記第2のICカード挿入口6に挿入されたICカード26からデータを読み出したり、照合したりする制御等を行う。
【0029】
次に、本実施形態の動作を、図6を参照して説明する。図6は、図5のマイコンが行う処理を説明するフローチャートである。
【0030】
携帯端末1にアプリケーションプログラムのロードを行いたい場合、携帯端末1のICカード挿入口5にインタフェースケーブル20の一方を挿入し、他方をホストマシン2に接続する。また、ICカード挿入口6にICカード26を挿入する。
【0031】
次に、携帯端末1のマイコン3は、シリアルインターフェース機能9を利用して、アプリケーションの登録を要求するデータをICカード挿入口5を経由してホストマシン2に送信する(ステップS301)。該アプリケーション登録要求のデータを正常に受け取った場合、ホストマシン2はアプリケーション登録確認のデータを携帯端末1に送信する。
【0032】
次に、携帯端末1のマイコン2は、ICカード挿入口5を経由して受け取ったアプリケーション登録確認データが正常であるか否かの判別を行う(ステップS302)。正常の場合、ICカード挿入口6に挿入されているICカード26の認証データ27をICカード制御プログラム28で読み出す。ICカード26の認証データ読み出し後、マイコン3は、取得した認証データをICカード挿入口5を経由してホストマシン2に送信する(ステップS303)。認証データを受け取ったホストマシン2は、認証データを解析し(ステップS304)、正しい認証データの場合は、ロード(フラッシュメモリへの書き込み)するアプリケーションの情報19(アプリケーション名、アプリケーション識別子、バージョン情報、使用期限、アプリケーションサイズ)を携帯端末1に通知する。
【0033】
アプリケーション情報19のデータを受け取った携帯端末1では、マイコン3が受け取った情報が正常であるか否かの判別を行う(ステップS305)。正常な場合、携帯端末1は、受け取ったアプリケーション情報19を表示装置LCD7に表示する(ステップS306)。この時、使用者が登録の有無を入力装置キーパッド8より入力する(ステップS307)。アプリケーションの登録を実行すると認識した場合、携帯端末1のマイコン3は、受け取ったアプリケーションのサイズが書き込み可能な、フラッシュメモリ4の空き領域を検出し、空き領域のアドレスを取得する。携帯端末1のマイコン3は、取得したアドレスをホストマシン2に通知する(ステップS308)。
【0034】
アプリケーションプログラム17を書き込むアドレスを受け取ったホストマシン2は、受け取ったアドレスに対応するようにアプリケーションプログラム17のアドレス情報を再配置機能16を利用して再配置する。そして、再配置したアプリケーションプログラムを携帯端末1に256バイトづつ送信する。
【0035】
アプリケーションプログラムを受け取った携帯端末1のマイコン3は、受け取った情報が正常であるか否かを判別し(ステップS309)、正常の場合、受け取ったアプリケーションプログラム17をフラッシュメモリ4に書き込み、書き込み終了の通知をホストマシン2に通知する。
【0036】
ホストマシン2は書き込み完了通知を受け取ると、アプリケーションプログラム17を全て送信したか否かの判断を行い、全部送信した場合には(ステップS310の判断が肯定)、アプリケーションプログラム17の送信完了通知を、まだアプリケーションプログラム17がある場合には、次のデータを携帯端末1に送信する。携帯端末1は、ホストマシン2からアプリケーションプログラムデータの送信完了通知を受け取ると、フラッシュメモリ4の中に書き込まれている登録アプリケーションを管理している管理テーブル12に、予め受け取っていたアプリケーション情報を書き込み(ステップS311)、ホストマシン2へアプリケーション登録完了を通知し、アプリケーションの登録処理を終了する。一方、各通信データ受信時に受信したデータをエラーと判断した場合には、ホストマシン2に通信エラーを通知する(ステップS312)。
【0037】
以上のような処理を行うことにより、ICカードデータを読み書きする挿入口を2つ持った携帯端末1において、一方のICカード挿入口にICカードを挿入し、挿入したICカードをアプリケーション登録の鍵として使用し、他方のICカードの挿入口を利用して、携帯端末1にアプリケーションデータのロード(フラッシュメモリへの書き込み)を行うことが可能になる。また、RS−232Cのインターフェースを持った携帯端末においては、ホストマシンとの接続をRS−232Cインターフェースを利用しても、同様にアプリケーションデータのロード(フラッシュメモリへの書き込み)が可能になる。また、アプリケーションの消去を行なう場合においても、同様にICカードで認証して許可されないと端末からアプリケーションを削除できないようにすることも可能である。
【0038】
次に、本発明の第3の実施形態を、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態の構成を示すブロック図である。
この実施形態が前記第2の実施形態と異なる所は、図5のホストマシン2とインタフェースケーブル20とを削除し、ICカード挿入口5にICカード26を挿入するようにした点である。本実施形態では、ICカード挿入口6を削除するようにしても良い。
【0039】
該ICカード26には、アプリケーションの登録の適否を判別する鍵となる暗証番号データ27と、アプリケーションプログラム29と、アプリケーション情報30(アプリケーション名、アプリケーション識別子、バージョン情報、使用期限、アプリケーションサイズ)と、アプリケーションプログラムを特定のアドレスに再配置する再配置機能32とが格納されている。
【0040】
次に、本実施形態の動作を、図8を参照して説明する。図8は、図7のマイコンが行う処理を説明するフローチャートである。
【0041】
携帯端末1にアプリケーションプログラムのロードを行いたい場合、携帯端末1のICカード挿入口5にICカード26を挿入する。設定終了後、携帯端末1のマイコン3は、ICカード制御プログラム28を使用して、アプリケーションの登録要求のデータをICカード挿入口5を経由してICカード26に送信する(ステップS401)。ICカード26がアプリケーション登録要求のデータを正常に受け取った場合、アプリケーション登録確認のデータを携帯端末1に送信する。次に、携帯端末1のマイコン3は、ICカード挿入口5を経由して受け取ったアプリケーション登録確認データが正常か否かの判別を行う(ステップS402)。正常の場合、携帯端末1の使用者に入力装置キーパッド8より、暗証番号の入力を実行させる(ステップS403)。マイコン3は、携帯端末1の使用者の入力した暗証番号をICカード挿入口5を経由してICカード26に送信し、ICカードの認証プログラムを起動する。
【0042】
そうすると、ICカード26は該認証プログラムの作用により、暗証番号データ27を参照して、正しい暗証番号が入力されたか否かの判断をする(ステップS404)。正しい暗証番号が入力されていた場合には、ロード(フラッシュメモリへの書き込み)するアプリケーションの情報30(アプリケーション名、アプリケーション識別子、バージョン情報、使用期限、アプリケーションサイズ)を携帯端末1に通知する。携帯端末1のマイコン3は、アプリケーション情報30のデータを受け取ると、受け取った情報が正常であるか否かの判別を行う(ステップS405)。正常な場合には、携帯端末1は、受け取ったアプリケーション情報30を表示装置LCD7に表示する(ステップS406)。この時、使用者はアプリケーションプログラムの登録の有無を入力装置キーパッド8より入力する(ステップS407)。
【0043】
アプリケーションプログラムの登録を実行すると認識された場合、携帯端末1のマイコン3は、受け取ったアプリケーションのサイズが書き込み可能な、フラッシュメモリ4の空き領域を検出し、空き領域のアドレスを取得する。携帯端末1のマイコン3は、取得したアドレスをICカード26に送信する(ステップS408)。アプリケーションプログラム29を書き込むアドレスを受け取ったICカード26は、受け取ったアドレスに対応するようにアプリケーションプログラム29のアドレス情報を再配置機能32を使用して再配置する。ICカード26は、再配置したアプリケーションプログラム29を携帯端末1に256バイトづつ送信する。
【0044】
携帯端末1はアプリケーションプログラムを受け取ると、マイコン3に受け取った情報が正常であるか否かを判別させ(ステップS409)、正常の場合、フラッシュメモリ4に受け取ったアプリケーションプログラム29の書き込みを行い、書き込み終了の通知をICカード26に通知する。書き込み完了通知をICカード26が受け取ると、アプリケーションプログラムデータ29を全て送信した場合は(ステップS410の判断が肯定)、アプリケーションデータ送信完了通知を、まだアプリケーションプログラムデータがある場合には、次のデータを携帯端末1に送信する。
【0045】
携帯端末1は、アプリケーションプログラムデータ送信完了をICカード26から受け取ると、フラッシュメモリ4の中に書き込まれている登録アプリケーションを管理している管理テーブル12にあらかじめ受け取っていた、アプリケーション情報30を書き込み(ステップS411)、ICカード26へアプリケーション登録完了を通知し、アプリケーションの登録処理を終了する。一方、各通信データ受信時に受信したデータにエラーがあると判断された場合には、ICカード26に通信エラーを通知する(ステップS412)。
【0046】
以上のような処理を行うことにより、ICカードデータを読み書きする挿入口5を持った携帯端末1において、ICカード26を利用して、携帯端末1にアプリケーションデータのロード(フラッシュメモリへの書き込み)を行うことが可能になる。また、アプリケーションの消去を行なう場合においても、同様に、暗証番号を入力装置キーパッド8より入力を行い、ICカードで認証して許可されないと端末からアプリケーションを削除できないようにすることも可能である。
【0047】
次に、本発明の第4の実施形態を、図9を参照して説明する。図9は、本実施形態の構成を示すブロック図である。
この実施形態の特徴は、携帯端末1のマイコン3の内蔵ROM中に通信制御プログラム21が格納され、フラッシュメモリ4にデータ書き込み領域22が設けられている点、マイコン3に接続されているシリアルデータの送受を行うRS−232Cドライバ23を有し、インターフェースケーブル20を介して接続されるホストマシン2のメモリ14には、携帯端末1へ書き込むアプリケーションの書き込みデータ24とホストマシンの動作を制御する制御プログラム18を格納した点である。
【0048】
次に、マイコン3が行うフラッシュメモリ4へデータ書込みの制御動作を、図10のフローチャートを参照して説明する。ここに、フラッシュメモリ4の制御要求のデータ列は、制御種別コマンド、アドレス、およびデータで構成される。携帯端末1のマイコン3がホストマシン2からフラッシュメモリ4への制御要求を受け取った場合(ステップS501)、該マイコン3は受信したデータ列が正常なものであるか否かを判別する(ステップS502)。データ列が正常の場合には、制御種別コマンドの種別を判別して、読み出し、書き込み、消去のどの要求かを判別する(ステップS503)。上記以外のコマンドがきた場合は、コマンドエラーとし、ホストマシンにエラーを送信する(ステップS511)。
【0049】
前記種別が書き込み要求の場合には、受け取ったデータ列よりアクセスするアドレスを取得し、マイコン3はアドレスが制御可能なアドレスか否かを判別する(ステップS504)。フラッシュメモリ4の領域以外、アクセス禁止領域等にアドレスが設定されている場合は、アドレスエラーとし、ホストマシンにエラーを送信する(ステップS511)。前記アドレスが制御可能なアドレスの場合には、マイコン3はフラッシュメモリ4のコマンド書き込みアドレスに書き込みコマンドを書き込む(ステップS505)。その後、指定されたアドレスから、指定されたデータ長、指定されたデータをフラッシュメモリ4に書き込みを行い(ステップS506)、書き込み終了後(ステップS507)、書き込みを行ったアドレスの読み出しを行い(ステップS508)、書き込みを行ったデータと比較する。
【0050】
データが不一致の場合には、フラッシュメモリ書き込みエラーとし、ホストマシンにエラーを送信する(ステップS511)。正常に書き込みが終了した場合には、ホストマシンに正常終了を送信する(ステップS510)。
【0051】
ステップS503の判断が消去要求の場合には、図11のステップS512に進み、マイコン3は受け取ったデータ列よりアクセスするアドレスを取得し、アドレスが制御可能なアドレスか否かを判別する(ステップS512)。該アドレスがフラッシュメモリ4の領域以外、あるいはアクセス禁止領域等に設定されている場合は、アドレスエラーとし、ホストマシンにエラーを送信する(ステップS517)。前記アドレスが制御可能なアドレスの場合には、マイコン3がフラッシュメモリ4のコマンド書き込みアドレスに消去コマンドを書き込む(ステップS513)。消去が終了すると、マイコン3は消去したブロックのデータを読み出し(ステップS514)、読み出したデータの判別を行なう(ステップS515)。読み出したデータが0xFF以外の場合は、消去エラーとし、ホストマシンにエラーを送信する(ステップS517)。正常の場合には、ホストマシンに正常終了を送信する(ステップS516)。
【0052】
前記ステップS503の判断が読み出し要求の場合には、図12のステップS518に進み、マイコン3は受け取ったデータ列からアクセスするアドレスを取得し、アドレスが制御可能なアドレスか否かを判別する。該アドレスがフラッシュメモリ4の領域以外、アクセス禁止領域等に設定されている場合は、アドレスエラーとし、ホストマシン2にエラーを送信する(ステップS521)。前記アドレスが制御可能なアドレスの場合には、指定されたアドレスから指定されたデータ長のデータをメモリ上から読み出す(ステップS519)。その後、読み出したデータをホストマシンに送信し(ステップS520)、終了する。
【0053】
本実施形態によれば、フラッシュメモリ4の制御を以上のように行なうことにより、ホストマシン2は制御種別とデータアドレスを指定するだけで、フラッシュメモリ4の書き込み、消去、および読み出し制御を行なうことが可能になる。ホストマシンとの接続を、ICカード挿入口を利用しても同様にフラッシュメモリ4の制御が可能になる。
【0054】
次に、本発明の第5実施形態を、図13を参照して説明する。図13は、本実施形態の構成を示すフローチャートである。この実施形態が前記第4実施形態(図11)と異なる所は、ホストマシン2のメモリ14にフラッシュメモリを制御するフラッシュメモリ制御プログラム25をさらに格納した点である。
【0055】
次に、マイコン3が行うフラッシュメモリへのデータ書込みの制御動作を、図14のフローチャートを参照して説明する。この制御動作は、マイコン3の内蔵ROMに書き込まれているフラッシュメモリ制御プログラム10を使用できないフラッシュメモリ4が携帯形態端末1に接続された場合の動作を示す。
【0056】
この場合、接続されているフラッシュメモリ4の制御シーケンスがあらかじめマイコン3の内蔵ROMに書き込まれていないフラッシュメモリ4の制御を行う場合には、マイコン3が制御コマンドを指定するのではなく、ホストマシン2がコマンド書き込みアドレス、コマンドを直接指定し、フラッシュメモリ4の制御を行う。
【0057】
図14のステップS601では、まずフラッシュメモリ4の種別を判別する(ステップS601)。次に、フラッシュメモリ4への制御種別を判別する(ステップS602)。書き込み制御の場合、ホストマシン2のメモリ14のフラッシュメモリ制御プログラム25を起動し、書き込みコマンドの取得を行う(ステップS603)。書き込みコマンド取得後、メモリ14の書き込みデータを取得する(ステップS604)。データ取得後、ステップS603で取得した書き込みコマンドを携帯端末1に送信する(ステップS605)。書き込みコマンドが複数バイトか否かの判別を行い(ステップS606)、複数バイトの場合には、全コマンドを送信するまで繰り返す。
【0058】
書き込みコマンド送信終了後、データを書き込むフラッシュメモリアドレスの送信を行なう(ステップS607)。その後、書き込みデータ24を携帯端末1へ送信する(ステップS608)。書き込みデータ24のデータ数の判別を行い(ステップS609)、全データを送信するまで繰り返す。データ送信後、携帯端末1のフラッシュメモリ4の書き込み状態を確認し(ステップS610)、書き込みが正常に行われていない場合には、ホストマシン1にエラーを送信する(ステップS616)。
【0059】
ステップS602の判別で制御種別が消去制御の場合には、ホストマシン2のメモリ14のフラッシュメモリ制御プログラム25を起動し、消去コマンドの取得をおこなう(ステップS611)。コマンド取得後、ステップS611で取得した書き込みコマンドを携帯端末1に送信する(ステップS612)。次いで、消去コマンドが複数バイトかの判別を行い(ステップS613)、複数バイトの場合には、全コマンドを送信するまで繰り返す。消去コマンド送信終了後、消去を行なうフラッシュメモリアドレスの送信を行なう(ステップS614)。アドレス送信後、携帯端末1のフラッシュメモリ4の消去状態を確認し(ステップS610)、消去が正常に行われていない場合には、ホストマシン1にエラーを送信する(ステップS616)。ホストマシンとの接続を、ICカード挿入口を利用しても同様にフラッシュメモリ4の制御が可能になる。
【0060】
上記の処理を実行することにより、携帯端末1の内蔵ROMにフラッシュメモリを制御するプログラムが書き込まれていない場合においても、フラッシュメモリ4の内容を書き換えたり、消去したりすることができる。
【0061】
次に、本発明の第6実施形態について説明する。この実施形態は、アプリケーションを管理するシーケンスを提供する点に特徴がある。
本実施形態の構成は、図1のものと同等であるので、説明を省略する。本実施形態の動作を、図15、図16、図17を参照して説明する。ここに、図15は、図1の携帯端末1のフラッシュメモリ4のアプリケーションを管理する処理を説明するフローチャート、図16は管理テーブル12に書き込まれているアプリケーション情報を格納するテーブルの構成、図17は管理テーブル12に書き込まれているフラッシュメモリのブロック情報を管理するテーブルである。
【0062】
アプリケーションを管理するシーケンスを図15のフローチャートを用いて説明する。形態端末1がホストマシン2からアプリケーション情報19を受信し、登録を行なう場合、マイコン3はフラッシュメモリ4の制御プログラム11を起動し、フラッシュメモリ4の管理テーブル12のブロック管理テーブルを確認する。次いで、ブロック管理テーブルが使用中であるか否かのフラグを判別し、未使用のブロックを検出する(ステップS701)。未使用のブロックの検出後(ステップS702)、ブロックのアプリケーションの書き込み可能サイズを取得し(ステップS703)、アプリケーションのサイズとブロック管理テーブルの各ブロックのブロックサイズとを比較し(ステップS704)、ブロックにアプリケーションが格納可能な場合、ブロック管理テーブルより、アプリケーションを書き込むブロックの先頭アドレスをマイコン3は取得する(ステップS705)。取得したアドレスをマイコン3はホストマシン2に送信する(ステップS706)。アプリケーションプログラム17のフラッシュメモリ4のアプリケーションプログラム書き込み領域13への書き込みが正常に終了した場合(ステップS707)、アプリケーション管理テーブルの最後尾にアプリケーション名、アプリケーション識別子、バージョン情報、アプリケーションサイズを書き込み(ステップS708)、その後、ブロック管理テーブルの使用したブロックを使用中フラグにフラグを立て、使用しているアプリケーション識別子を書き込み(ステップS709)、アプリケーションの登録を終了する。
【0063】
また、削除時は、削除するアプリケーションをアプリケーション管理テーブルから選択してもらい、アプリケーション識別子を取得する。取得したアプリケーション識別子をブロック管理テーブルから検索し、アプリケーションが使用しているブロックを検出する。検出したブロックのアドレスを取得し、取得したアドレスのブロックを消去する。その後、アプリケーション管理テーブルよりアプリケーション情報の全てを消去し、登録アプリケーション数を更新する。アプリケーション削除処理を終了する。
【0064】
また、この機能を利用する事により、端末が登録されているアプリケーションの情報を認識したい場合には、アプリケーション管理テーブルを読み出せば、登録しているアプリケーションを認識することが可能になる。
【0065】
次に、本発明の第7実施形態について説明する。この実施形態は、ICカードの挿入口を、ICカードのデータ読み出し、書き込み及びアプリケーションプログラムの登録に使用できるようにしたものである。
【0066】
携帯端末1は、データの送受信を制御する通信制御プログラム21と、通信インターフェース及び制御クロックを切り換える切り換えプログラム29と、調歩同期式の通信インターフェース30と、クロック同期式の通信インターフェース31と、発振クロックを制御するクロック切り換え制御部32と、調歩同期式の通信インターフェース30とクロック同期式の通信インターフェース31の接続を切り換える切り換え回路33を持つマイコン3と、アプリケーションのプログラムデータを書き込むエリアを持つフラッシュメモリ4と、ICカード挿入口5で構成される。
【0067】
カード挿入口5をICカードのデータの読み書きに使用する場合には、マイコン3に書き込まれている切り換えプログラム29は、切り換え回路33により、通信インタフェースとして調歩同期インターフェース30を選択する。また、該切り換えプログラム29は、クロック切り換え制御部32をICカードの読み書き用のクロックに切り換え、ICカードとの通信を通信制御プログラム21が実行する。
【0068】
カード挿入口5をアプリケーションプログラムの登録用に使用する場合には、前記切り換えプログラム29は、切り換え回路33により、通信インタフェースをクロック同期インタフェース31に変更する。また、クロック切り換え制御32をクロック同期用のクロックに変更し、通信制御プログラム21がICカード挿入口5より、アプリケーションプログラムを読み込み、端末1のフラッシュメモリ4に書き込む。
【0069】
このように、本実施形態によれば、ICカードの挿入口5を、ICカードのデータの読み出し、書き込みと、アプリケーションプログラムの登録時の書き込みという二つの用途に使用することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、端末装置がもともと有しているICカード挿入口を利用して、端末装置にアプリケーションプログラムを登録できるようになるという効果、およびこのため従来のように端末装置にアプリケーション書き込みのための専用口を設けことが必要でなくなるので、端末装置を製造するにあたって、コストアップにつながらないという効果を奏することができる。
【0071】
また、本発明によれば、端末装置自身にメモリ書き換え制御機能を持たせるようにしたので、ホストマシンにはアプリケーションのデータを持たせるだけで、アプリケーション登録時のメモリ書き換え制御機能を管理させないようにすることができる。このため、ホストマシンの負担を軽減することができる。
【0072】
また、ホストマシンに端末装置より受け取った書き込み可能なエリアを受け取り、端末毎に、設定された書き込みエリアに書き込む機能を持たせることにより、複数のアプリケーションを書き込ませることができるようになる。
【0073】
また、ホストマシンが、端末装置のアプリケーション書き込み可能な空き領域を認識し、アプリケーションプログラムを再配置することで、空き領域を効率よく使用することができる。アプリケーションの登録時に、暗証番号入力などの認証処理を行なうことにより、不正に端末にアプリケーションの登録することを防ぐことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】 第1実施形態の端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】 第1実施形態に係わる通信データの構成図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図6】 第2実施形態に係わる端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】 本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図8】 第3実施形態に係わる端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】 本発明の第4の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図10】 第4実施形態に係わる端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】 第4実施形態に係わる端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】 第4実施形態に係わる端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】 本発明の第5の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図14】 第5実施形態に係わるホストマシンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】 本発明の第6実施形態に係わる端末システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】 第6実施形態に係わるアプリケーション管理テーブルの構成図である。
【図17】 第6実施形態に係わるブロック管理テーブルの構成図である。
【図18】 本発明の第7実施形態に係わる端末システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…携帯端末、2…ホストマシン、3…マイコン、4…フラッシュメモリ、5…カード挿入口、6…カード挿入口、7…入力装置キーパッド、8…表示装置LCD、9…シリアルインターフェース機能、10…フラッシュメモリ制御プログラム、11…制御プログラム、12…管理テーブル、13…アプリケーション書き込み領域、14…メモリ、15…シリアルインターフェース機能、16…再配置機能、17…アプリケーションプログラム、18…制御プログラム、19…アプリケーション情報、20…インターフェースケーブル、21…通信制御プログラム、22…データ書き込み領域、23…RS−232Cドライバ、24…書き込みデータ、25…フラッシュメモリ制御プログラム、26…ICカード、27…認証データ、28…ICカード制御プログラム、29…切り換えプログラム、30…調歩同期インタフェース、31…クロック同期インタフェース、33…クロック切り換え制御。
Claims (1)
- アプリケーションプログラムを書き込むメモリ手段と、該メモリ手段にアプリケーションプログラムを書き込むアドレスを取得する手段と、アプリケーションプログラムを書き込む領域と書き込まれているアプリケーションプログラムを管理する手段と、通信制御機能を有する手段と、ICカードを読み書きする手段と、該ICカードを読み書きする手段に接続された第1および第2のICカード挿入口と、表示手段とを少なくとも有する端末装置と、
一端が前記ICカード挿入口と同様の形状とされた通信ケーブルと、
該通信ケーブルの他端に接続され、かつ少なくとも前記端末装置に登録するアプリケーションプログラムと、該アプリケーションプログラムに関連する情報であるアプリケーション情報と、該端末装置との通信制御機能とを有するホストマシンと、
前記第2のICカード挿入口に挿入される、アプリケーションプログラムの登録時に認証を行なう認証データが書込まれたICカードを具備し、
前記第1のICカード挿入口を利用して、前記端末装置にアプリケーションプログラムを登録できるようにし、前記第2のICカード挿入口を利用して、該アプリケーションプログラムの登録を行う際に、該ICカードの認証データを読み出して認証するようにしたアプリケーション登録端末システムを用いたアプリケーションプログラム登録方法であって、
前記ICカードの認証データを読み出し、上記端末装置のICカード読み書き手段を利用して、認証データとアプリケーションプログラムの書き込みアドレスを前記ホストマシンに送信し、認証された場合、アドレスに対応したアプリケーションプログラムをホストマシンから受け取り、受け取ったアプリケーションプログラムをアプリケーションを書き込む手段を利用して、アプリケーション書き込み領域に書き込みを行なうことで、アプリケーションプログラムの登録を行なうことを特徴としたアプリケーションプログラム登録方法。
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