JP3975171B2 - 自動車の表面保護剤乾燥方法及びその乾燥装置 - Google Patents

自動車の表面保護剤乾燥方法及びその乾燥装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の上面に塗布された液状の剥離性表面保護剤を乾燥するために、該自動車を収容した乾燥炉内に温風を吹き込む、自動車の表面保護剤乾燥方法及びその乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の上面、即ちエンジンボンネット、ルーフ、トランクリッド等の上面に、該上面の塗膜を雨水や塵埃等から保護するために、液状の剥離性表面保護剤を塗布すること、並びに自動車に塗布された該表面保護剤を、該自動車を収容した温風乾燥炉で乾燥することは、例えば下記特許文献1に開示されるように既に知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−1640号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来、自動車の上面に塗布された該表面保護剤を、該自動車を収容した温風乾燥炉で乾燥する際には、乾燥炉内に温風を吹き込むことにより、乾燥炉の内部全体を昇温させているので、自動車の表面保護剤が塗布されていない、加熱を不要とする部分まで加熱されることになり、エネルギの損失が甚だ大きい。
【0005】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、自動車の上面に塗布された液状の剥離性表面保護剤を極力少ない温風をもって効率良く乾燥し得、しかも温風の送風量制御を簡単に行い得るようにした、前記自動車表面に塗布した表面保護剤の乾燥方法及びその乾燥装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、自動車の上面に塗布された液状の剥離性表面保護剤を乾燥するために、該自動車を収容した乾燥炉内の乾燥室に温風を吹き込み、次いでその乾燥炉内の冷却室に自動車を移して、その冷却室で外気により温風乾燥後の前記剥離性表面保護剤を冷却するようにした、自動車の表面保護剤乾燥方法であって、前記温風乾燥の際には、前記乾燥炉の天井面から前記自動車の上面に向かって温風を吹き下ろし、その際、該温風の送風量を、前記天井面と前記自動車の上面との間の最遠距離を基準にして一定に設定し、また前記冷却の際には、フィルタ及び外気取り入れ用電動ブロワを有する外気導入管を経て外気を前記冷却室に強制的に取り入れると共に、その冷却室の熱気を、熱気放出用電動ブロワを有する排気管を経て屋外に強制的に放出することを第1の特徴とする。
【0007】
この第1の特徴によれば、乾燥炉の天井面から吹き下ろす温風は、自動車の上面に略垂直に当たって周囲に広がるので、自動車の上面の表面保護剤を効率良く乾燥することができ、エネルギの損失が少ない。特に、その送風量は、乾燥室の天井面から自動車の上面の最遠部までの距離を基準にして決定されるので、自動車の上面全体を不足なく加熱、乾燥することができる。しかも自動車の上面各部に対する送風量を均一にすることで、送風量の制御の簡素化を図ることができる。また乾燥室での乾燥を終えた自動車は、乾燥路内の冷却室に移り、該室に強制的に導入される外気により冷却されてから乾燥炉外に出る。
【0008】
また本発明は、第1の特徴に加えて、車高を異にする複数の車種の自動車の上面に塗布された液状の剥離性表面保護剤を乾燥する際には、予め複数の車種の自動車の前記最遠距離に対応する前記送風量を複数設定しておき、前記自動車が乾燥炉に搬入されるとき、その車種の判別に基づいて、前記複数の設定送風量から対応する送風量を選択することを第2の特徴とする。
【0009】
この第2の特徴によれば、複数の車種の自動車の上面に塗布した液状の剥離性表面保護剤の乾燥を、簡単な送風量の切り換えにより、効率良く行うことができる。
【0010】
さらに本発明は、第2の特徴の方法を実施する乾燥装置であって、前記乾燥炉に搬入される自動車の車種を判別するセンサと、前記乾燥炉に温風を圧送する電動ブロワと、前記複数の車種に対応する前記複数の送風量として前記電動ブロワの複数の通電周波数が登録され、前記センサから出力される車種信号に基づいて前記登録された複数の通電周波数から対応周波数を選択して、前記電動ブロワの送風量を調節する制御ユニットとを備えることを第3の特徴とする。
【0011】
この第3の特徴によれば、複数の車種の自動車の上面に塗布した液状の剥離性表面保護剤の乾燥を、簡単な装置により、効率良く行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明に係る自動車の表面保護剤乾燥装置の縦断側面図、図2は図1の2−2線拡大断面図である。
【0014】
自動車工場に矢印D方向に走行するコンベアCが敷設され、ボンネット、ルーフ及びトランクリッド等の上面に液状の剥離性表面保護剤を塗布された多数の自動車1がこのコンベアCによって乾燥炉2に順次搬送される。この実施例では、搬送される自動車1の車種は、車高が比較的低いA車種と、車高は比較的高いB車種とされる。
【0015】
この乾燥炉2には、コンベアCの上流側から入口室3、乾燥室4、出口室5及び冷却室6が順次設けられ、入口室3及び出口室5には、乾燥室4の熱の外部への放出を防ぐエアカーテン7、7がそれぞれ形成される。
【0016】
乾燥室4の左右両内側壁の上端部には、コンベアCの長手方向に沿って延びる一対の温風分配管8、8が取り付けられる。これら温風分配管8、8の上部には、互いに対向して水平方向に温風を吹き出す多数の吹き出し口9、9…;9、9…が形成されている。両温風分配管8、8の吹き出し口9、9…;9、9…から吹き出した温風は、乾燥室4の中央部で互いに衝突して下方へ進路を曲げるもので、それを促進すべく両側面を湾曲させたガイド突起10が乾燥室4の天井面中央部に形成される。各温風分配管8は、各吹き出し口9からの温風吹き出し速度を略均一とするように、充分な容積を有する。
【0017】
両温風分配管8、8の上流端には、乾燥炉2外に設置された第1電動ブロワ11の吐出口が第1導管12を介して接続される。
【0018】
また第1電動ブロワ11の吸入口は、乾燥室4の下部に開口する還流口13に第2導管14を介して接続され、この第2導管14には、還流口13側から燃焼室15及びフィルタ16が順次介装され、燃焼室15には、通過する空気を加熱するバーナ17が設けられる。またバーナ17には、燃料を流量調整弁24を介してバーナ17に供給する燃料供給源20と、フィルタ18を通して吸入した外気をダンパ33を介してバーナ17に供給する第2電動ブロワ19とが並列に接続される。
【0019】
また乾燥室4に、該室4の過剰圧力を屋外に逃がす排気管21が接続され、この排気管21には排気用の第3電動ブロワ22とダンパ23とが介装される。
【0020】
冷却室6の左右内側壁には多数の噴気孔25a,…を有する給気箱25が取り付けられ、この給気箱25に、屋外の空気を取り入れる外気導入管26が接続され、この外気導入管26には、その上流側からフィルタ27、第4電動ブロワ28及びダンパ29が介装される。また冷却室6には、該室6の熱気を屋外に放出する排気管30が接続され、この排気管30には、その上流側から第5電動ブロワ31及びダンパ32が介装される。
【0021】
前記入口室3及び出口室5にはコンベアC上の自動車1がそれぞれ1台宛、乾燥室4にはコンベアC上の自動車1が2台収容されるようになっている。そして入口室3には、該室3での自動車1の存否、並びに存在する自動車1の車種を判別する第1センサ37が設置される。また乾燥室4の中間部及び、出口室5寄りの端部には、それぞれの位置での自動車1の存否、並びに存在する自動車1の車種を判別する第2センサ38及び第3センサ39がそれぞれ設置される。
【0022】
前記第1電動ブロワ11は、それに通電する電流の周波数を変更して回転数、即ち送風量を調節し得るインバータ35を備えており、このインバータ35が電子制御ユニット36により次のように制御される。
【0023】
電子制御ユニット36には、乾燥室4で車高の低いA車種の自動車1を処理するときはインバータ35を50Hzに制御すること、並びに車高の高いB車種の自動車1を処理するときはインバータ35を40Hzに制御することが登録される。したがって第1電動ブロワ11の送風量は、A車種の自動車1を処理するときは比較的大に、B車種の自動車1を処理するときは比較的小に制御される。そして何れの場合でも、第1電動ブロワ11の送風量は、乾燥室4の天井から吹き下ろす温風によって、自動車1の上面の表面保護剤が、乾燥室4天井面から最も遠い箇所でも充分に乾燥されるように設定される。即ち、該自動車1の上面に吹きつける送風量は、乾燥室4の天井面から該自動車1の上面の最遠部までの距離Sを基準にして決定される。尚、乾燥室4の天井面に対する自動車1上面の最遠部は、フロントエンジン車では、通常エンジンボンネットの前端部である。
【0024】
また電子制御ユニット36は、次の条件に応じてインバータ35を制御する。
【0025】
【条件1】
第1〜第3センサ37〜39の何れかがA車種の自動車1を検知したときは、インバータ35を50Hzに制御する。
【0026】
【条件2】
第1〜第3センサ37〜39が全てB車種の自動車1を検知したときは、インバータ35を40Hzに制御する。
【0027】
次に、この実施例の作用について説明する。
【0028】
自動車1を乾燥室4に搬入して第1電動ブロワ11を作動すれば、燃焼室15で発生した温風は、第1導管12を通して左右の温風分配管8、8に圧送され、そしてそれぞれの吹き出し口9、9…;9、9…から水平に吹き出し、乾燥室4の天井面中央部で互いに衝突して下方に進路を転じ、乾燥室4内の自動車1の上面に向かって吹き下ろす。このときの温風温度が自動車1の上面の表面保護剤の乾燥に適した温度、例えば60°となるように、燃焼室15のバーナ17の燃焼状態は調整される。
【0029】
而して、乾燥室4の天井面から吹き下ろす温風は、自動車1の上面に略垂直に当たって周囲に広がるので、自動車1の上面の表面保護剤を効率良く乾燥することができ、エネルギの損失が少ない。特に、その送風量は、乾燥室4の天井面から自動車1の上面の最遠部までの距離Sを基準にして決定されるので、自動車1の上面全体を不足なく加熱し、自動車1が乾燥室4を通過する間、例えば3〜5分間で表面保護剤を確実に乾燥することができる。しかも自動車1の上面各部に対する送風量を均一にすることで、送風量の制御の簡素化を図ることができる。
【0030】
温風分配管8、8から乾燥室4に温風が吹き込まれると、それに伴ない、乾燥室4の下部の温風が第2導管14を通して燃焼室15に流入して再加熱され、第1導管12に向かう。こうして燃焼室15と乾燥室4間では温風の循環が行われ、熱効率の向上を図ることができる。
【0031】
ところで、いま、表面保護剤を塗布されたA車種の多数の自動車1がコンベアCによって乾燥炉2へ順次搬入されると、前記条件1の成立により、電子制御ユニット36は第1電動ブロワ11のインバータ35を50Hzに制御するから、第1電動ブロワ11による送風量は比較的大に調節され、したがってA車種の自動車1の前記最遠距離Sが大であっても、該自動車1の上面の表面保護剤を確実に乾燥することができる。
【0032】
乾燥炉2に搬入される自動車1の車種が上記A車種からB車種に変わる場合でも、乾燥室4にA車種の自動車1が1台でも存在する限りは、前記条件1の成立により、第1電動ブロワ11による送風量は大の状態に保持され、したがって上記A車種の自動車1の上面の表面保護剤の乾燥不足を防ぐことができる。
【0033】
そして、A車種の最後の自動車1の表面保護剤の乾燥が終わって、この最後の自動車1が出口室5に移行すると共に、入口室3及び乾燥室4がB車種の自動車1で占められと、前記条件2の成立により、電子制御ユニット36が第1電動ブロワ11のインバータ35を40Hzに制御するから、第1電動ブロワ11による送風量は、B車種の自動車1の前記最遠距離Sが小であることに対応して比較的小に調節され、したがって、過剰の送風を回避しながら該自動車1の上面の表面保護剤を確実に乾燥することができ、エネルギの無用な消費を防ぐことができる。
【0034】
また電子制御ユニット36は、乾燥室4の手前の入口室3において、第1センサ37により検知した信号に基づいて第1電動ブロワ11のインバータ35を制御するので、例えば表面保護剤を乾燥すべき自動車1の車種がBからAに変わった場合、そのA車種の先頭自動車1が入口室3に到達した段階で、第1電動ブロワ11のインバータ35を50Hzに制御することになり、その結果、第1電動ブローワ11に多少の応答遅れがあって、次にA車種の先頭自動車1が乾燥室4に進入したときには、第1電動ブロワ11の送風量は所定の大送風量に安定し、A車種の先頭自動車1の上面の表面保護剤を確実に乾燥することができる。その際、上記大送風量は、乾燥室4に残存するB車種の自動車1に対しては多過ぎ、エネルギの損失が生ずることになるが、その後、B車種の自動車1の乾燥室1での残存時間は比較的短いから、そのエネルギの損失は少ない。
【0035】
乾燥室4での乾燥を終えた各自動車1は、出口室5を経て冷却室6に移り、該室6に導入される外気により冷却された後、乾燥炉2外に搬送される。
【0036】
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、第1電動ブロワ11の送風量の切り換えの確実性を高めるべく、入口室3の手前にも、自動車の存否と、その自動車の車種の判別を行うセンサを設け、その検知信号を電子制御ユニットに入力することもできる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明の第1の特徴によれば、自動車の上面に塗布された液状の剥離性表面保護剤を乾燥するために、該自動車を収容した乾燥炉内の乾燥室に温風を吹き込み、次いでその乾燥炉内の冷却室に自動車を移して、その冷却室で外気により温風乾燥後の前記剥離性表面保護剤を冷却するようにした、自動車の表面保護剤乾燥方法であって、前記温風乾燥の際には、前記乾燥炉の天井面から前記自動車の上面に向かって温風を吹き下ろし、その際、該温風の送風量を、前記天井面と前記自動車の上面との間の最遠距離を基準にして一定に設定するので、乾燥炉の天井面から吹き下ろす温風により自動車の上面の表面保護剤を効率良く乾燥することができ、エネルギの損失が少ない。特に、その送風量は、乾燥室の天井面から自動車の上面の最遠部までの距離を基準にして決定されるので、自動車の上面全体を不足なく加熱、乾燥することができる。しかも自動車の上面各部に対する送風量を均一にすることで、送風量の制御の簡素化を図ることができる。また乾燥室での乾燥を終えた自動車は、乾燥路内の冷却室に移り、該室に強制的に導入される外気により冷却されてから乾燥炉外に出る。
【0038】
また本発明の第2の特徴によれば、第1の特徴に加えて、車高を異にする複数の車種の自動車の上面に塗布された液状の剥離性表面保護剤を乾燥する際には、予め複数の車種の自動車の前記最遠距離に対応する前記送風量を複数設定しておき、前記自動車が乾燥炉に搬入されるとき、その車種の判別に基づいて、前記複数の設定送風量から対応する送風量を選択するので、複数の車種の自動車の上面に塗布した液状の剥離性表面保護剤の乾燥を、簡単な送風量の切り換えにより、効率良く行うことができる。
【0039】
さらに本発明の第3の特徴によれば、第2の特徴の方法を実施する乾燥装置であって、前記乾燥炉に搬入される自動車の車種を判別するセンサと、前記乾燥炉に温風を圧送する電動ブロワと、前記複数の車種に対応する前記複数の送風量として前記電動ブロワの複数の通電周波数が登録され、前記センサから出力される車種信号に基づいて前記登録された複数の通電周波数から対応周波数を選択して、前記電動ブロワの送風量を調節する制御ユニットとを備えるので、複数の車種の自動車の上面に塗布した液状の剥離性表面保護剤の乾燥を、簡単な装置により、効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動車の表面保護剤乾燥装置の縦断側面図
【図2】 図1の2−2線拡大断面図
【符号の説明】
A、B・・・・車種
S・・・・・・最遠距離
1・・・・・・自動車
2・・・・・・乾燥炉
6・・・・・・冷却室
26・・・・・外気導入管
27・・・・・フィルタ
28・・・・・外気取り入れ用電動ブロワ
30・・・・・排気管
31・・・・・熱気放出用電動ブロワ
36・・・・・制御ユニット
37〜39・・センサ

Claims (3)

  1. 自動車(1)の上面に塗布された液状の剥離性表面保護剤を乾燥するために、該自動車(1)を収容した乾燥炉(2)内の乾燥室(4)に温風を吹き込み、次いでその乾燥炉(2)内の冷却室(6)に自動車(1)を移して、その冷却室(6)で外気により温風乾燥後の前記剥離性表面保護剤を冷却するようにした、自動車の表面保護剤乾燥方法であって、
    前記温風乾燥の際には、前記乾燥炉(2)の天井面から前記自動車(1)の上面に向かって温風を吹き下ろし、その際、該温風の送風量を、前記天井面と前記自動車(1)の上面との間の最遠距離(S)を基準にして一定に設定し、
    また前記冷却の際には、フィルタ(27)及び外気取り入れ用電動ブロワ(28)を有する外気導入管(26)を経て外気を前記冷却室(6)に強制的に取り入れると共に、その冷却室(6)の熱気を、熱気放出用電動ブロワ(31)を有する排気管(30)を経て屋外に強制的に放出することを特徴とする、自動車の表面保護剤乾燥方法。
  2. 請求項1記載の自動車の表面保護剤乾燥方法において、
    車高を異にする複数の車種(A、B)の自動車(1)の上面に塗布された液状の剥離性表面保護剤を乾燥する際には、予め複数の車種(A、B)の自動車(1)の前記最遠距離(S)に対応する前記送風量を複数設定しておき、前記自動車(1)が乾燥炉(2)に搬入されるとき、その車種の判別に基づいて、前記複数の設定送風量から対応する送風量を選択することを特徴とする、自動車の表面保護剤乾燥方法。
  3. 請求項2記載の自動車の表面保護剤乾燥方法を実施する乾燥装置であって、
    前記乾燥炉(2)に搬入される自動車(1)の車種(A、B)を判別するセンサ(37〜39)と、前記乾燥炉(2)に温風を圧送する電動ブロワ(11)と、前記複数の車種(A、B)に対応する前記複数の送風量として前記電動ブロワ(11)の複数の通電周波数が登録され、前記センサ(37〜39)から出力される車種信号に基づいて前記登録された複数の通電周波数から対応周波数を選択して、前記電動ブロワ(11)の送風量を調節する制御ユニット(36)とを備えることを特徴とする、自動車の表面保護剤乾燥装置。
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